JP2000246640A - 鋼板の表面研磨方法 - Google Patents

鋼板の表面研磨方法

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JP2000246640A
JP2000246640A JP11053877A JP5387799A JP2000246640A JP 2000246640 A JP2000246640 A JP 2000246640A JP 11053877 A JP11053877 A JP 11053877A JP 5387799 A JP5387799 A JP 5387799A JP 2000246640 A JP2000246640 A JP 2000246640A
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征夫 井口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼板表面の平滑化を、簡便かつ迅速、さらに
は低コストの下で実現する。 【解決手段】 鋼板の表面に対し、射出圧が 500〜5000
気圧の高圧水を、板面に対し30〜70°傾斜した射出角で
噴射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板の表面研磨方
法に関し、特に簡便かつ迅速、さらには低コストの下で
鋼板表面の平滑化を達成しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】現在、建築用部材、自動車用部材とし
て、ステンレス鋼板や低炭素冷延鋼板、IF(Interstiti
al Free) 鋼板等が大量に使用されている。また、変圧
器やその他電気器機の鉄芯材料として一方向性珪素鋼板
が広く利用されている。これらの鋼板はいずれも、製
銑、製鋼、連続鋳造、加熱、熱間圧延、冷間圧延および
焼鈍工程を経て製造されているが、その製造過程または
製品板において平滑な表面が必要とされる。例えば、一
方向性珪素鋼板においては、フォルステライト系下地被
膜と地鉄の界面構造の乱れが磁気特性に悪影響を及ぼす
ことが指摘されていることもあって、最近では、このよ
うな下地被膜を形成させないいわゆる膜なし一方向性珪
素鋼板の研究開発が盛んに行われているが、この技術で
は、絶縁被膜形成前に鋼板表面を平滑状態に仕上げてお
くことが重要である。
【0003】従来、鋼板表面を平滑化する方法として
は、一般に酸洗、機械研磨または電解研磨処理等が使用
されてきた。しかしながら、これらの方法はいずれも、
煩雑で、処理に長時間を要するだけでなく、コスト高と
なるところに問題を残していた。鋼板の製造は、通常、
連続的に行われるため、かような平滑化処理を短時間で
しかも低コストの下に行えれば、その効果ははかり知れ
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の要請
に有利に応えるもので、鋼板の製品段階においては勿
論、製造過程の中途段階で必要とされる表面の平滑化
を、簡便かつ迅速、さらには低コストの下で実現するこ
とができる、新規な鋼板の表面研磨方法を提案すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】製鉄所では、水を大量に
使用することから、その管理、活用に関しては技術レベ
ルが極めて高い。例えば、その一例として、熱間圧延工
程等において鋼板表面に生成したスケールを高圧水で除
去するデスケーラーが挙げられる。また、最近では、超
高圧水を利用して、鋼板表面を研削する方法が提案され
ている(特開平5-31524号公報)。この方法は、予めメ
カニカルな手段によって、帯状金属体の表面に生成した
スケールに亀裂または剥離を助長させる前処理を施した
のち、表面に超高圧水(噴射圧力:1000 kgf/cm2以上)
を噴射して、表面層を20μm 以上研削除去すると共に、
表面をRmax ≦30μm に仕上げる研削方法である。その
他、超高圧水を利用してモノを切断するという技術(例
えば、 Infondia,1999. p.17、 “製品開発にドラマあ
り”参照)も提案されている。
【0006】このように、製鉄所では、水が豊富なだけ
でなく、その制御技術に優れていることから、発明者ら
は、上記したような高圧水技術をうまく活用すれば鋼板
表面の平滑化を短時間でしかも安価に実現できるのでは
ないかと考え、その研究を進めた。まず、従来技術に従
い、板面に対し垂直方向から高圧水を噴射するものと
し、その射出圧を種々に変更することによって鋼板表面
の平滑化を試みたが、射出圧を調整するだけではどのよ
うにしても、満足いくほどの表面粗さに仕上げることは
できなかった。そこで、次に、発明者らは、射出圧以外
の要件についても鋭意研究を進めた結果、表面平滑化の
ためには高圧水を噴射する時の射出角が重要で、この角
度を適正の範囲に調整することによって、所期した目的
が有利に達成されることの知見を得た。本発明は、上記
の知見に立脚するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、鋼
板の表面に対し、射出圧が 500〜5000気圧の高圧水を、
板面に対し30〜70°傾斜した射出角で噴射することを特
徴とする鋼板の表面研磨方法である。
【0008】また、本発明を適用して好適な被処理鋼板
としては、ステンレス鋼板、低炭素冷延鋼板、 IF鋼板
および一方向性珪素鋼板等が挙げられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の解明経緯について
説明する。さて、発明者らは、まず最初に、高圧水の射
出圧を調整することによって鋼板表面の平滑化を試み
た。試料(30×300 mm)としては次の4種類の鋼板を準
備した。 ステンレス鋼板(SUS430) C:0.03wt%、Si:0.25wt%、Mn:0.16wt%、P:0.01
2 wt%、S:0.011 wt%およびCr:16.7wt%を含有し、
残部は実質的にFeの組成になる連続鋳造スラブを、熱間
圧延後、冷間圧延して0.25mm厚の冷延板としたのち、 H2
ガス雰囲気中で光輝焼鈍(Bright Annealing)したもの。 低炭素冷延鋼板 C:0.046 wt%、Si:0.012 wt%、Mn:0.35wt%、P:
0.007 wt%、S:0.009 wt%およびAl:0.003 wt%を含
有し、残部は実質的にFeの組成になる連続鋳造スラブ
を、熱間圧延後、冷間圧延して0.80mm厚の冷延板とした
のち、連続焼鈍したもの。 IF鋼 C: 0.002wt%、Si:0.002 wt%、Mn:0.009 wt%、
P:0.002 wt%、S:0.002 wt%、Al:0.001 wt%、
N:0.0009wt%およびO:0.0013wt%を含有し、残部は
実質的にFeの組成になる連続鋳造スラブを、熱間圧延
後、冷間圧延して 1.2mm厚の冷延板としたのち、連続焼
鈍したもの。 一方向性珪素鋼板(膜なし) C:0.068 wt%、Si:3.33wt%、Mn:0.067 wt%、Se:
0.020 wt%、Sb:0.025 wt%、Al:0.20wt%、N:0.00
76wt%およびMo:0.013 wt%を含有し、残部は実質的に
Feの組成になる連続鋳造スラブを、熱間圧延後、中間焼
鈍を挟む2回の冷間圧延を施して板厚:0.23mmの最終板
厚に仕上げたのち、線状溝を付与する磁区細分化処理
(幅:200 μm 、深さ:20μm 、間隔:4mm)を施し、
ついで、840 ℃の湿H2中で脱炭・1次再結晶焼鈍を行っ
たのち、鋼板表面に MgO(20wt%),Al2O3(75wt%), C
aSiO3(5wt%) の組成になる焼鈍分離剤をスラリー塗
布してから、850 ℃で15時間の焼鈍後、850 ℃から10℃
/h の速度で1150℃まで昇温してゴス方位に強く集積し
た2 次再結晶粒を発達させたのち、 1200℃の乾H2中で純
化処理を施したもの。
【0010】実験例1 これら〜のサンプルを、図1に示すように配置した
のち、射出圧が4000気圧の高圧水のウォータージェット
を、鋼板表面に対し垂直に噴射しながら矢印の方向に移
動させた(移動速度:3000mm/min 、噴射幅:2mm) 。
かような処理を施す前後の鋼板表面の表面粗さRa およ
び表面状況を比較して表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】同表から明らかなように、高圧水を鋼板表
面に対し垂直に噴射した場合には、いずれの鋼板につい
ても、噴射後に表面粗さが大きくなり、また強力な水圧
のため鋼板の表面に凹凸が出ることが判明した。
【0013】実験例2 そこで、次に、射出圧を1500気圧に低減し、実験1と同
様に、鋼板表面に対し垂直方向から噴射しながら矢印の
方向に移動させた(移動速度:3000mm/min 、噴射幅:
2mm) 。この場合における、処理前後の鋼板表面の表面
粗さRa および表面状況について調べた結果を表1に併
記する。同表に示したとおり、射出圧を1500気圧まで低
減すると、鋼板の表面粗さや表面状況は4000気圧の場合
よりも幾分改善されたけれども、やはり満足いくほど良
好な成果を得ることはできなかった。
【0014】実験例3 そこで、次に、発明者らは、射出圧以外の要件について
種々検討した結果、表面平滑化のためには高圧水の射出
角が極めて重要であることが究明されたのである。表2
に、射出圧が4000気圧および2000気圧の各場合におい
て、高圧水の噴射角を板面に対して45°傾斜させ、実験
1,2と同様に移動速度:3000mm/min 、噴射幅:2mm
の条件で高圧水噴射を行った場合の表面粗さRa および
表面状況について調べた結果を示す。
【0015】
【表2】
【0016】同表から明らかなように、射出圧が4000気
圧および2000気圧いずれの場合においても、高圧水の噴
射を45°傾斜させて行った場合には、鋼板の表面粗さが
格段に改善され、また鋼板の形状は噴射前と全く変わら
ず平坦であった。そこで、本発明では、高圧水の噴射に
よる鋼板の表面研磨に際し、高圧水の射出角を幾分傾斜
させることにしたのである。なお、ステンレス鋼板や一
方向性珪素鋼板のように比較的硬い鋼種の場合には4000
気圧という高い射出圧の方が、一方低炭素冷延鋼板やI
F鋼板のように比較的軟らかい鋼種の場合には2000気圧
という比較的低い射出圧の方が一層良好な結果が得られ
た。
【0017】実験例4 次に、の膜なし一方向性珪素鋼板に、射出圧:4000気
圧、射出角:45°の条件で表面平滑化処理を施したもの
について、以下の条件で絶縁被膜を被成し、そのときの
磁気特性について調査した。 (1) マグネトロン・スパッタ法を用いて、SiNX 膜を
0.8μm 厚成膜した。 (2) 中空陰極法(HCD法)を用いて、TiN膜を1.00μ
m 厚成膜した。 また、比較のため、3vol%HFとH2O2で化学研磨したの
ち、(1), (2)のセラミック膜を成膜した場合、および5v
ol%HCl で酸洗処理したのち、(1), (2)のセラミック膜
を成膜した場合についても調査した。得られた結果を表
3に示す。
【0018】
【表3】
【0019】同表に示したとおり、 (a) 本発明の高圧水
噴射による平滑化および (b)従来の化学研磨を施した後
にセラミック膜を被覆した場合の磁気特性はほとんど差
異がなく、極めて良好な鉄損値を呈していた。
【0020】
【作用】本発明において、被処理材の鋼種については特
に限定されることはないが、製品段階および製造過程の
中途段階で平滑な表面が必要とされるステンレス鋼板、
低炭素冷延鋼板、 IF鋼板および一方向性珪素鋼板等が
有利に適合する。
【0021】本発明では、高圧水の噴射に際し、射出圧
を 500〜5000気圧とすることおよび射出角を30〜70°に
することが不可欠であるが、その理由は次のとおりであ
る。まず、射出圧については、その値が 500気圧に満た
ないと表面研磨に長時間を有し、本発明の目的から逸脱
し、一方5000気圧を超えると射出角を如何に調整しよう
とも所期したほどの平滑性が得られなくなるからであ
る。また、射出角が30°に満たないと高圧水が鋼板上を
滑るようになって表面研磨効果がなくなるためであり、
一方70°を超えると射出圧を如何に調整しても良好な表
面状態が得られないからである。より好適な射出角は40
〜60°の範囲である。なお、前述したような、従来の高
圧水を用いた表面研削技術や切断技術では、高圧水の噴
射はほとんどの場合板面に対しほぼ垂直の方向から行わ
れ、若干傾斜させたとしても板面垂線に対し±15°程度
すなわち板面に対し75°以上傾斜させて行われていた。
【0022】本発明に従い、射出角を鋼板に対し30〜70
°の範囲に調整することによって、極めて良好な平滑性
が得られる理由について、発明者らは次のように考えて
いる。すなわち、高圧水を板面に対し傾斜させて噴射す
ると、噴射水流の衝突面積が増大して衝突圧が緩和され
るだけでなく、噴射水流による切削力が鋼板表面の微小
凹凸部の山部に集中するためと考えている。また、高圧
水を傾斜させて噴射する際には、射出側および/または
被処理体を移動させることが好ましい。両者を移動させ
る場合、これらの移動方向がとくに限定されることはな
く、互いに同じ方向または逆方向であっても良く、また
互いに全く異なる方向に移動させても良い。さらに、鋼
板と高圧水の射出位置との間隔は50〜300 mm程度とする
のが好ましい。
【0023】上記のようにして表面を平滑化した鋼板
は、そのまま使用してもよいし、またその上に腐食防
止、装飾用に各種のコーティングを施して良い。例え
ば、の膜なし一方向性珪素鋼板については、その後、
平滑表面に極薄のSi, Mn, Cr, Ni, Mo, W, V, Ti, N
b, Ta, Hf, Al, Cu, ZrおよびBの窒化物、炭化物 、酸
化物のうちから選んだ1種または2種以上の張力付与型
のセラミック被膜を被成し、さらにはその上に重ねて張
力絶縁被膜を被成させることもできる。
【0024】
【実施例】被処理材としては、次の4種類の鋼板(30×
300 mm)を準備した。 ステンレス鋼板(SUS430) C:0.02wt%、Si:0.20wt%、Mn:0.12wt%、P:0.01
1 wt%、S:0.014 wt%およびCr:18.7wt%を含有し、
残部は実質的にFeの組成になる連続鋳造スラブを、熱間
圧延後、冷間圧延して0.25mm厚の冷延板としたのち、 H2
ガス雰囲気中で光輝焼鈍したもの。 低炭素冷延鋼板 C:0.038 wt%、Si:0.016 wt%、Mn:0.43wt%、P:
0.009 wt%、S:0.012 wt%およびAl:0.004 wt%を含
有し、残部は実質的にFeの組成になる連続鋳造スラブ
を、熱間圧延後、冷間圧延して0.70mm厚の冷延板とした
のち、連続焼鈍したもの。 IF鋼 C: 0.003wt%、Si:0.004 wt%、Mn:0.011 wt%、
P:0.006 wt%、S:0.003 wt%、Al:0.001 wt%、
N:0.0012wt%およびO:0.0018wt%を含有し、残部は
実質的にFeの組成になる連続鋳造スラブを、熱間圧延
後、冷間圧延して 1.0mm厚の冷延板としたのち、連続焼
鈍したもの。 一方向性珪素鋼板(膜なし) C:0.072 wt%、Si:3.39wt%、Mn:0.073 wt%、Se:
0.020 wt%、Sb:0.025 wt%、Al:0.20wt%、N:0.00
77wt%およびMo:0.013 wt%を含有し、残部は実質的に
Feの組成になる連続鋳造スラブを、熱間圧延後、中間焼
鈍を挟む2回の冷間圧延を施して板厚:0.23mmの最終板
厚に仕上げたのち、線状溝を付与する磁区細分化処理
(幅:200 μm 、深さ:20μm 、間隔:4mm)を施し、
ついで、830 ℃の湿H2中で脱炭・1次際結晶焼鈍を行っ
たのち、鋼板表面に MgO(15wt%),Al2O3 (80wt%), C
aSiO3(5wt%) の組成になる焼鈍分離剤をスラリー塗
布してから、850 ℃で15時間の焼鈍後、850 ℃から12℃
/h の速度で1150℃まで昇温してゴス方位に強く集積し
た2 次再結晶粒を発達させたのち、 1220℃の乾H2中で純
化処理を施したもの。
【0025】これら〜のサンプルを、前掲図1に示
すように配置した後、射出圧が3500気圧の高圧水のウォ
ータージェットを、板面に対し55°傾斜した射出角で噴
射しながら矢印の方向に移動させた(移動速度:3000mm
/min 、噴射幅:2mm) 。かような処理を施した後の鋼
板表面の表面粗さRa および表面状況を、処理前の値と
比較して表4に示す。
【0026】
【表4】
【0027】同表から明らかなように、本発明に従い、
高圧水の噴射を55°傾斜させて行った場合には、鋼板の
表面粗さが処理前に比べて格段に改善され、また鋼板の
形状は噴射前と全く変わらず良好な鋼板形状が得られて
いる。
【0028】実施例2 C:0.076 wt%、Si:3.58wt%、Mn:0.078 wt%、Se:
0.020 wt%、Sb:0.025 wt%、Al:0.020 wt%、N:0.
076 wt%およびMo:0.012 wt%を含有し、残部は実質的
にFeの組成になる珪素鋼連鋳スラブを、 1340℃で5時間
の加熱処理後、熱間圧延を施して厚み:2.2 mmの熱延板
とした。ついで1000℃の均一化焼鈍を施した後、 1050℃
の中間焼鈍を挟む2回の冷間圧延を施して0.23mm厚の最
終冷延坂とした。ついで、最終冷延坂の表面に、アルキ
ド系樹脂を主成分とするエッチングレジストインキをグ
ラビアオフセット印刷により、非塗布部が圧延方向とほ
ぼ直角な方向に幅:200 μm 、圧延方向の間隔:4mmで
線状に残存するように塗布したのち、 200℃で約20秒間
焼付けた。このときのレジスト厚は2μm であった。こ
のようにしてエッチングレジストを塗布した鋼板に、電
解エッチングを施すことにより、幅:200 μm 、 深さ:
20μm の線状の溝を形成し、ついで有機溶剤中に浸漬し
てレジストを除去した。この時の電解エッチングは, Na
Cl電解液中で電流密度:10 A/dm2 、処理時間:20秒間
の条件で行った。ついで、 840℃の湿H2中で脱炭・1次
再結晶焼鈍を行った後、綱板表面にMgO(15wt%), A12
03 (75wt %), CaSiO3 (10wt%) の組成になる焼鈍分
離剤をスラリー塗布し、ついで 850℃で15時間の焼鈍
後、 850℃から12℃/h の速度で1160℃まで昇温してゴ
ス方位に強く集積した2次再結晶粒を発達させた後、 12
20℃の乾H2中で純化処理を施した。
【0029】かくして得られた膜なし珪素鋼板に対し、
射出圧が3000気圧の高圧水のウォータージェットを、板
面に対し60°傾斜した射出角で噴射しながら移動させた
(移動速度:3000mm/min 、噴射幅:2mm) 。その後、
マグネトロン・スパッタ法、HCD法およびプラズマC
VD法を用いて、鋼板表面に種々のセラミック膜(0.7
〜1.1 μm)を被成した。また、比較のため、鋼板表面の
平滑化を従来法に従い、化学研磨および酸洗で行ったの
ち、同様の処理を行った。かくして得られた製品の磁気
特性について調べた結果を表5にまとめて示す。
【0030】
【表5】
【0031】同表から明らかなように、この発明に従っ
て表面を研磨した場合は、従来の化学研磨を施した場合
と遜色のない優れた磁気特性が得られている。
【0032】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、従来に比
べ、鋼板表面の研磨・平滑化を、極めて安価にしかも高
生産性の下で達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼板表面に対する高圧水噴射流の移動要領を示
す模式図を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板の表面に対し、射出圧が 500〜5000
    気圧の高圧水を、板面に対し30〜70°傾斜した射出角で
    噴射することを特徴とする鋼板の表面研磨方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、被処理材である鋼板
    が、ステンレス鋼板、低炭素冷延鋼板、 IF鋼板および
    一方向性珪素鋼板のいずれかである鋼板の表面研磨方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105150109A (zh) * 2015-08-24 2015-12-16 安徽正和橡塑合金有限公司 一种聚氨酯筛网骨架喷砂工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105150109A (zh) * 2015-08-24 2015-12-16 安徽正和橡塑合金有限公司 一种聚氨酯筛网骨架喷砂工艺

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