JP2000246824A - 内外装用断熱化粧シート及び内外装用断熱化粧部材 - Google Patents

内外装用断熱化粧シート及び内外装用断熱化粧部材

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JP2000246824A
JP2000246824A JP11051841A JP5184199A JP2000246824A JP 2000246824 A JP2000246824 A JP 2000246824A JP 11051841 A JP11051841 A JP 11051841A JP 5184199 A JP5184199 A JP 5184199A JP 2000246824 A JP2000246824 A JP 2000246824A
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heat
heat insulating
interior
insulating
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JP11051841A
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Hironori Kamiyama
弘徳 上山
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • Y02B30/90Passive houses; Double facade technology

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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部の温度変化に対し優れた保温効果を有し、
冷暖房時のエネルギー消費を低減せしめ、温度変化によ
り内部に結露が生じることのない内外装用断熱化粧シー
ト、及び金属基材に該断熱化粧シートを設けてなる内外
装用断熱化粧部材を提供する。 【解決手段】樹脂発泡体からなる断熱層と、該断熱層上
に接着剤層を介して形成された化粧層とを有する内外装
用断熱シートであって、前記接着剤層は中空粒子を含有
する断熱性接着剤からなる内外装用断熱化粧シート、及
び該内外装用断熱シートを金属基材上に直接又はその他
の層を介して積層してなる内外装用断熱化粧部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物、建具及び
乗り物等の内装用又は外装用(以下、両者を「内外装
用」と呼称する。)として用いられる内外装用断熱化粧
シート、及び該内外装用断熱化粧シートを金属基材に設
けてなる内外装用断熱化粧部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鉄、アルミニウム等金属基材
表面に木目等の絵柄及び色調等の装飾処理を施した樹脂
シートを化粧層として積層してなる壁面板等の内外装部
材が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鉄、ア
ルミニウム等の金属基材を用いた内外装部材は、一般に
熱伝導率が高いため保温性が悪く、冷暖房をした時にエ
ネルギーの消費量が高くなってしなうという問題があっ
た。又、冬に室内を暖房した場合等に、基材と化粧層の
間、化粧層の表面或いは基材と化粧層とは反対側(裏
側)の面に結露が生じる原因になっており、その改善が
求められていた。
【0004】本発明は、上記のような問題を解決すべ
く、外部の温度変化に対し、優れた保温効果を有し、冷
暖房のエネルギー消費を低減せしめ、冷暖房等により内
部に結露が生じることのない内外装用断熱化粧シート、
及び金属基材に該断熱化粧シートを設けてなる内外装用
断熱化粧部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、断熱層と化粧
層を接着剤層を介して積層せしめることにより形成され
る断熱化粧シートにおいて、断熱層として樹脂発泡体を
用い、また接着剤層として中空粒子を含む断熱性接着剤
を用いた内外装用断熱化粧シート、及び金属基材に前記
断熱化粧シートを設けてなる内外装用断熱化粧部材であ
ることを特徴とする。
【0006】即ち、本発明は、樹脂発泡体からなる断熱
層と、該断熱層上に形成された接着剤層と、該接着剤層
上に形成された化粧層とを有する内外装用断熱化粧シー
トであって、前記接着剤層は、中空粒子を含有する断熱
性接着剤からなる内外装用断熱シートを提供する。
【0007】前記断熱化粧シートにおいては、前記接着
剤層の化粧層側の面、前記発泡樹脂層の裏面又はこれら
の層の両面に防湿層をさらに有するのが好ましい。
【0008】また、本発明は、金属基材と該金属基材上
に直接又はその他の層を介して、前記内外装用断熱化粧
シートを積層してなる内外装用断熱化粧部材を提供す
る。
【0009】前記内外装用断熱化粧部材においては、前
記断熱化粧部材の内外装用断熱シートの接着剤層の化粧
層側の面、前記断熱層の裏面又はこれらの層の両面に防
湿層をさらに有しているのが好ましい。
【0010】本発明の内外装用断熱化粧シート及び内外
装用断熱化粧部材によれば、金属基材の外部から与えら
れた熱変化による二次的な影響を最小限に抑えることが
できる。従って、本発明によれば、優れた断熱効果(保
温効果)を有し、冷暖房時のエネルギー消費を低減せし
め、冷暖房等による結露の発生を効果的に防止できる内
外装用断熱化粧シート及び内外装用断熱部材が提供され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を順を追って説明す
る。本発明の断熱化粧シートは、表面側に化粧層、裏面
側に断熱層を、断熱性接着剤からなる接着剤層を介し
て、順次設けてなる。
【0012】(1)断熱層 断熱層は、外界から熱が伝導してくるのを遮断して、金
属基材が熱伝導により昇温或いは冷却されるのを防止す
るために設けられる。断熱層としては、化粧層側から金
属基材側へ、或いは逆に金属基材側から化粧層側への熱
伝導及び対流による熱移動を抑制することが可能なもの
であればよく、例えば、何らかの形で空気等の気体を閉
鎖空間内に閉じ込めた気体層を設けてなる断熱材から形
成することができる。
【0013】断熱層に用いられる断熱材としては、例え
ば、中空ビーズ、 各種樹脂中に、マイクロカプセル型発泡剤及び/又は
熱分解型発泡剤を添加してなる、押出し発泡ポリスチレ
ンフォーム及びビーズ法ポリスチレンフォーム等のポリ
スチレンフォーム、硬質ポリウレタンフォーム、ポリエ
チレンフォーム、発泡塩化ビニルフォーム及びフェノー
ル樹脂フォーム等の発泡プラスチック系断熱材、 ロックウール、グラスウール、インシュレーションボ
ード及びセルロースファイバー等の繊維質系断熱材、及
び動植物繊維、軟質繊維材、炭素繊維及びチタン酸カリ
ウム等のその他の繊維質系断熱材、 珪酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、珪藻土、
珪藻土質断熱レンガ粉末及び耐火断熱レンガ等の粉末 キャスタブル耐火断熱材、コルク、炭素粉末等のその
他の粒・粉状断熱材、及び、 アルミニウム箔等からなり、層間に空気層を内包した
多層箔断熱材等の断熱構造材等が挙げられる。
【0014】これらのうち、本発明では、各種樹脂中に
マイクロカプセル型発泡剤及び/又は熱分解型発泡剤等
を添加する等して形成された樹脂発泡体を断熱層に用い
るのが好ましい。
【0015】樹脂発泡体を断熱層に用いるのは、(a)
樹脂発泡体を断熱層に用いることにより、中空ビーズ等
を用いる断熱層と比較して、密度が低く、断熱抵抗の高
い断熱層を有する内外装用断熱化粧シート及び内外装用
断熱化粧部材とすることができること、
【0016】(b)断熱効果は断熱層が厚みが厚いほど
高い効果を得ることができる。従って、樹脂発泡体を断
熱層に用いることにより、厚い層の断熱層を容易に形成
することができ、優れた断熱効果を得ることができるこ
と、及び、
【0017】(c)樹脂発泡体からなる断熱層は、中空
ビーズを添加した樹脂層に比較して、断熱層の可撓性が
良好で、シートのVカット加工、ラッピング加工等の折
り曲げ加工適性も良好となること、等の理由による。
【0018】前記断熱層を構成する樹脂発泡体は、各種
製造法により製造し得る。例えば、次の〜に示す方
法等が挙げられる。
【0019】各種樹脂中にマイクロカプセル型発泡剤
及び/又は熱分解型発泡剤を添加する方法。
【0020】ここで用いられるマイクロカプセル型発泡
剤としては、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデ
ン等の樹脂からなる中空の微小球殻中に、熱膨張性気体
として、空気、ブタン、ペンタン、ヘキサン等を内包し
たもの等が挙げられる。
【0021】又、熱分解型発泡剤としては、アゾジカー
ボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、オキシビス
ベンゼンスルホニルヒドラジド、パラトルエンスルホニ
ルヒドラジド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン等
の有機系のもの、炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウ
ム、水素化ホウ素ナトリウム等の無機系のものが挙げら
れる。本発明においては、前記列記した発泡剤の一種若
しくは二種以上を用いることができる。
【0022】発泡剤の添加量は、ベースとなる樹脂の種
類、発泡剤の種類、発泡条件、発泡促進触媒の有無等に
より異なってくるが、通常は、ベースとなる樹脂100
重量部に対して、3〜50重量部程度であり、この範囲
の中から、以下で述べるような所望の発泡倍率を得るよ
うに添加量を加減して選べばよい。
【0023】或いは、熔融樹脂中に、空気、窒素、炭
酸ガス、ブタン等の気体を注入したものを、Tダイから
押出し成形し、冷却固化せしめる方法、その他の方法
等による。これらの中でも、の製法が高発泡倍率を容
易に得られること、樹脂発泡体の断熱効果が良好なこと
の点から好ましい。
【0024】樹脂発泡体を断熱層として有効に機能させ
るためには、例えば、断熱層の厚みが100〜1000
μm程度の場合、発泡倍率(=発泡後の断熱層の厚さ/
発泡前の断熱層の厚さ)は、好ましくは10倍以上、よ
り好ましくは30倍以上とする。
【0025】前記断熱層を構成するバインダー樹脂とし
ては、前記樹脂発泡体からなる断熱材を保持し所定の形
状に成形可能なものであれば、特にその制限はない。例
えば、ポリオレフィン系樹脂、アクリル樹脂、ウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン、塩化ビニル樹
脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリアミ
ド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、フッ素系樹脂
等を挙げることができる。
【0026】本発明においては、これらのうち、成形
性、折り曲げ加工性、特に断熱化粧部材の内部結露をよ
り効果的に防止できる点で、ポリオレフィン系樹脂の使
用がより好ましい。
【0027】かかるポリオレフィン系樹脂としては、例
えば、ポリエチレン(低密度、中密度又は高密度)、ポ
リプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブテン等の単
独オレフィン重合体、エチレン−プロピレン共重合体、
プロピレン−ブテン共重合体、エチレン−プロピレン−
ブテン共重合体等の異なる種類のオレフィン同士の共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
リル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体等のオレフィンとそ
れ以外の重合可能な単量体との2元或いは3元共重合体
等を挙げることができる。
【0028】前記の方法で断熱層を形成するには、後
に詳述するように、前記発泡剤を所定量配合させたバイ
ンダー樹脂の加熱熔融物、有機溶剤溶液、或いは水性エ
マルジョン(水分散懸濁液)に発泡剤を所定の割合で配
合したものを用いることができる。
【0029】次いで、前記列記した発泡剤を所定量含有
するバインダー樹脂組成物を塗工乃至は製膜して、(加
熱)発泡させることにより、樹脂層中に多数の細胞状気
泡を有する樹脂発泡体からなる断熱層を形成することが
できる。断熱層中の気泡は、独立気泡、連通気泡のいず
れでも良いが、断熱性の点からは独立気泡とすることが
好ましい。
【0030】さらに、本発明においては、前記断熱材を
保持するバインダー樹脂自体も断熱性を示すものを使用
するのも好ましい。かかるバインダー樹脂として、例え
ば、樹脂を製膜後、中空の細胞状構造を示すものを挙げ
ることができる。
【0031】このような構造をとる樹脂としては、具体
的には、ローム・アンド・ハース・ジャパン(株)社製
のローペイク HP−1055(同社の商品名)、日本
ゼオン(株)社製のアクリル−スチレン共重合体系のN
ipol MH5055(同社の商品名)等のアクリル
−スチレン共重合体系の水性エマルジョン(ディスパー
ジョン)インキを挙げることができる。
【0032】これらのバインダー樹脂は、水性エマルジ
ョン(ディスパージョン)であるため取り扱い性に優れ
ている。
【0033】又、これらの樹脂の水性エマルジョンを塗
布、乾燥すると、樹脂は、直径0.4〜1μm程度の中
空微小球(球殻)が多数集合し、相互に接着した細胞状
構造となり、比重も軽く(0.55g/cm3 程度)、
断熱性に優れたものとなる。この中空微小球は、厚み
0.01〜0.1μm程度のアクリル−スチレン共重合
体からなるセル(球殻)が、内部に空気が充満された球
状空洞を包み込む構造を有している。そして、この中空
微小球(球殻)が断熱効果をより高める役割を果たす。
本発明では、断熱層を構成する樹脂バインダーとしてこ
のような樹脂を選択し、分子設計することにより、より
優れた断熱部材の提供が可能となる。
【0034】(2)接着剤層 接着剤層は、断熱層と化粧シートとを接着させるために
設けられる。本発明においては、この接着目的に加え
て、化粧シートの断熱性をさらに高める役割を接着剤層
に付与する。接着剤層に断熱性を付与するには、接着剤
として、接着剤樹脂中に中空粒子を混入せしめた断熱性
接着剤を用いるのが好ましい。
【0035】かかる接着剤の樹脂系としては、断熱層を
構成するバインダー樹脂と化粧層の基材を構成する樹脂
等とを強固に接着し、中空粒子を保持可能なものでであ
れば、特に制限はない。例えば、酢酸ビニル樹脂、アク
リル樹脂、酢酸ビニル・アクリル共重合体、酢酸ビニル
・塩化ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・アクリル共重合体、ポリアミド樹脂、ポ
リビニルアセタール樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ
エステル樹脂、ウレタン樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹
脂、フェノール樹脂、レゾルシノール樹脂、エポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂、シアノアクリレート系樹脂等を挙
げることができる。
【0036】中空ビーズは、接着剤のバインダー樹脂中
に含有せしめ、これに断熱性を付与する。断熱層と異な
り、接着剤層の場合は、接着剤の硬化のタイミングと発
泡のタイミングを合わせることが難しいこと、及び接着
強度を維持する必要があり、これらの点から中空ビーズ
の添加を選択する。
【0037】上記中空ビーズは、球形状の中空体の総称
であり、バルーンとも呼ばれる。球形状の形状として
は、完全な球でもよいし、回転楕円体、正多面体或いは
これらが多少歪んだ形状であってもよい。中空ビーズに
は、有機系の中空ビーズと無機系の中空ビーズ等があ
る。これら中空ビーズ内部は、空気、窒素、二酸化炭
素、アルゴン、ブタン等の気体を充填するか或いは真空
とする。
【0038】有機系中空ビーズとしては、例えば、ポリ
エチレン(高密度、中密度、又は低密度)、ポリプロピ
レン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン系樹脂や
ポリ塩化ビニリデン等の透湿抵抗の高い材料からなるも
のを挙げることができる。具体的には、100μm厚で
透湿抵抗値が50m2 hmmHg/g以上の透湿抵抗の
高い材料からなるものが好ましい。
【0039】また、無機系の中空ビーズとしては、原料
として珪酸ソーダ系ガラスを用いるものがあるが、耐水
性等に優れたアルミケイ酸ガラス系或いはホウケイ酸ソ
ーダガラス系等の多成分系ガラスからなるものが好まし
い。その他、シラスや黒曜石等の天然火山性ガラス系等
を原料にした中空ビーズを用いることもできる。前記多
成分系ガラスから形成された無機系の中空ビーズは、隔
壁が0.5〜2μmの厚さを有し、内部が外気と隔離さ
れたきれいな球形を有する。
【0040】無機系の中空ビーズは、有機系の中空ビー
ズに比較して、化学的安定性、硬度及び耐圧強度等に優
れている為、本発明においても推奨し得る。無機系中空
ビーズの密度は、球の粒径によっても異なるが、一般的
には0.1〜1.5g/cm 3 程度であり、他の無機系
充填材と比較して軽量であるため好ましい。
【0041】前記中空ビーズとしては、1μm以下から
数百μm以上の粒径のもの迄あるが、樹脂バインダーへ
の充填量、接着層の厚さ、求める断熱効果等に応じて、
適当な粒径を選択する。
【0042】中空ビーズはバインダー樹脂中に高充填す
る程、接着剤層の断熱性能が向上する。従って、中空ビ
ーズのバインダー樹脂中への添加量は、好ましくは樹脂
バインダー100重量部に対して10〜90重量部、よ
り好ましくは50〜90重量部である。この場合、形成
される接着剤層は、中空ビーズの充填量(含有量)や粒
径により異なるが、5μm〜200μm程度の厚みで形
成するのが好ましい。
【0043】前記中空粒子としては、より具体的には、
例えば、商品名「サーモシールド」(長島特殊塗料
(株)製)、商品名「クールサム」(大高商会(株)
製)等を好ましく用いることができる。また、アクリル
系の樹脂中にガラスの中空粒子、例えば、3M社製の商
品名「グラスバブルズフィラーK−1」等を用いること
も好ましい。
【0044】また、用いられる中空ビーズは、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン等のシランカップリング剤、テトラ
イソプロピルチタネート、テトラブチルチタネート、テ
トラステアリルチタネート、2−エチルヘキシルチタネ
ート、イソプロポキシチタニウムステアレート、チタニ
ウムアセチルアセトネートチタニウムラクテート等のチ
タンカップリング剤等で表面処理を施したものでもよ
い。上記シランカップリング剤やチタンカップリング剤
は、樹脂バインダーの種類に応じて使用することで、中
空ビーズの樹脂バインダーへの充填率を向上させ、樹脂
バインダーとの親和性を高め、断熱層の強度向上等の効
果を得ることができる。
【0045】その他、前記断熱性接着剤には、接着剤層
に柔軟性を付与したり、相溶性を高めたり、耐熱性、耐
候性、耐汚染性等を付与する目的で、フタル酸エステル
類、脂肪族2塩基酸エステル類、脂肪酸エステル類、燐
酸エステル等の可塑剤を添加することもできる。
【0046】(3)化粧層 本発明の断熱化粧シートにおいては、前記断熱性接着剤
層上に、直接又は前記防湿層等の他の層を介して化粧層
が積層される。化粧層は基材層に装飾処理を施してな
る。基材層として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リメチルペンテン、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−プロピレン−ブテン共重合体、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体
等のポリオレフィン系樹脂、 ポリ(メタ)アクリル酸
メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸エチル−(メ
タ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸メ
チル−スチレン共重合体、(メタ)アクリル酸メチル−
(メタ)アクリル酸ブチル−(メタ)アクリル酸−2−
ヒドロキシエチル共重合体等のアクリル樹脂(ここで、
(メタ)アクリルとは、アクリル又はメタクリルの意味
で用いる。)、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、エチレンテレフタレートイソフタ
レート共重合体等のポリエステル樹脂、ポリフッ化ビニ
ル、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ABS(アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)、ポリ
スチレン等の樹脂、
【0047】ガラス繊維、石綿、チタン酸カリウム繊
維、アルミナ繊維、シリカ繊維、炭素繊維等の無機質繊
維、ポリエステル繊維、ビニロン繊維等の有機樹脂繊維
等の織布又は不織布、及び、杉、檜、楢、樫等の樹木の
薄板(突板)等が挙げられる。また、これらの単層の
他、2層以上の積層体を基材層としてもよい。
【0048】基材層は、通常、厚さ20〜200μm程
度であり、基材自体で意匠外観が十分な場合はそのまま
用いることができるが、通常は、基材層に装飾処理を施
す。
【0049】装飾処理としては、基材層表面に絵柄層、
金属薄膜層等を形成したり、基材層表面に凹凸模様を施
したり、或いは基材層が樹脂の場合には、染料、顔料等
の着色剤を練り込んだり、或いはこれらの組み合わせを
挙げることができる。
【0050】着色剤としては、チタン白、亜鉛華、弁
柄、カドミウムレッド、群青、コバルトブルー、チタン
黄、黄鉛、カーボンブラック等の無機顔料、イソインド
リノン、ハンザイエロー、キナクリドン、パーマネント
レッド4R、フタロシアニンブルー、インダスレンブル
ーRS、アニリンブラック等の有機顔料(或いは染料も
含む)、アルミニウム、真鍮等の箔粉からなる金属顔
料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の箔粉から
なる真珠光沢(パール)顔料等がある。これらは、粉末
或いは鱗片状箔片として添加、分散せしめられる。
【0051】絵柄層は、グラビア印刷、オフセット印
刷、シルクスクリーン印刷、転写シートからの転写印刷
等の公知の印刷法を用い、インキ(或いは塗料)にて、
絵柄(模様)を形成する。
【0052】絵柄としては、木目絵柄、石目絵柄、布目
絵柄、皮絞絵柄、幾何学図形、文字、記号、或いは全面
ベタ等がある。
【0053】インキ(或いは)塗料としては、バインダ
ーとして、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン
等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステル樹脂、ウレタ
ン樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、。セルロース樹脂等を用い、これ
らの1種又は2種以上の混合物に、前記列挙した様な公
知の着色剤を添加した物を用いることができる。
【0054】凹凸模様は、エンボス加工により形成する
のが代表的であるが、ヘアライン加工等のその他の方法
も可能である。エンボス加工は、熱可塑性樹脂を加熱軟
化させ、エンボス版で加圧、賦形し、冷却固定するもの
で、公知の枚葉或いは輪転式のエンボス機が用いられ
る。
【0055】凹凸模様としては、木目導管溝、石板表面
凹凸(花崗岩劈開面等)、布表面テクスチャ、梨地、砂
目、ヘアライン、万線条溝、タイル貼り又は煉瓦積の目
地溝等がある。
【0056】更に必要に応じて、凹凸模様の凹部に公知
のワイピング法(特公昭58−14312号公報等参
照)によって、着色インキを充填することもできる。着
色インキは前記と同様の物を使用することができる。但
し、耐磨耗性の点で、2液硬化型ウレタン樹脂をバイン
ダーとする物が好ましい。
【0057】金属薄膜は、アルミニウム、クロム、金、
銀、銅等の金属を用い、真空蒸着法、スパッタリング法
等の方法で成膜、形成することができる。該金属薄膜
は、全面に設けても、或いは、部分的に、例えばパター
ン状に設けてもよい。
【0058】さらに、本発明の化粧シートにおいては、
必要に応じ、前記絵柄層の上に表面保護や装飾処理のた
めの表面保護層を形成することもできる。表面保護層
は、例えば、通気性を有するアクリル系樹脂、不織布等
で形成することができる。また、表面保護層は複数の層
からなる積層からなるものであってもよい。
【0059】また、前記基材層、絵柄層又は表面保護層
中には、耐候(光)を付与するために、ベンゾトリアゾ
ール系、ベンゾフェノン系、シアノアクリレート系等の
有機系紫外線吸収剤、微粒子酸化セリウム粉末、微粒子
酸化亜鉛粉末等の無機系紫外線吸収剤、或いはヒンダー
ドアミン系ラジカル捕捉剤等の光安定剤を添加すること
もできる。また、これら紫外線吸収剤と光安定剤の両方
を併用することもできる。紫外線吸収剤及び光安定剤の
添加量は、いづれも0.1〜5重量%程度とする。
【0060】(4)防湿層 また本発明においては、より高度な断熱と断熱材中の内
部結露を防止する目的で、前記断熱層の表面、裏面又は
表裏両面に、必要に応じて、湿気を断熱化粧シート又は
断熱部材内部に透過させないようするために、さらに防
湿層を形成することが好ましい。
【0061】かかる防湿層としては、例えば、ポリエチ
レン(高密度、中密度、又は低密度)、ポリプロピレ
ン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン系樹脂(厚
さ100μmでの透湿抵抗値が、390m2 hmmHg
/g程度のもの)、2軸延伸ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリ塩化ビニル又はポリ塩化ビニリデン等の透湿抵
抗の高い材料、好ましくは透湿抵抗値が50m2 hmm
Hg/g以上の材料のフィルム(乃至はシート)、或い
はアルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、シリカ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム等
からなるのが好ましい。また、前記防湿層の厚さは、通
常20〜100μm程度が好ましい。
【0062】また、接着剤層の表面、断熱層の裏面或い
はこれら表裏両面にアルミニウム等の金属やシリカ等の
金属酸化物からなる防湿層を、真空蒸着法やCVD(C
hemical Vapor Deposition)
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の手
法を用いて形成することもできる。或いは、上記樹脂層
と金属層又は金属酸化物層との積層体からなる防湿層
(例えば、シリカを蒸着した2軸延伸ポリエイチレンテ
レフタレートのシート、アルミニウムを蒸着したポリ塩
化ビニリデンのシート等)を用いることもできる。尚、
ここで、接着剤層の表面とは、接着剤層の化粧層の側、
断熱層の裏面とは断熱層の化粧層とは反対側の面をい
う。
【0063】(5)内外装用断熱化粧シート 本発明の内外装用断熱化粧シートの例(構造断面図)を
図1及び図2に示す。図1(A)の断熱化粧シート10
Aは、樹脂発泡体からなる断熱層1と、着色顔料3bを
含有する基材層3aからなる化粧層3を接着剤層2を介
して積層したものである。そして、該接着剤層2は、接
着剤樹脂2a中に、中空粒子2bを含有せしめた断熱性
接着剤から形成されている。
【0064】図1(B)の断熱化粧シート10Bは、樹
脂発泡体からなる断熱層1上に、接着剤樹脂2a中に、
中空粒子2bを含有せしめた断熱性接着剤から形成され
た接着剤層2を介して化粧層3が積層された構造を有し
ている。化粧層3は、基材層3aと、該基材層3a上
に、グラビア印刷法等により形成された絵柄層3cとか
らなっている。
【0065】図1(C)の断熱化粧シート10Cは、樹
脂発泡体からなる断熱層1上に、接着剤樹脂2a中に、
中空粒子2bを含有せしめた断熱性接着剤から形成され
た接着剤層2を介して、基材層3a表面に凹凸模様3d
を有する化粧層3が積層され、さらに、断熱層1の裏面
には、接着剤層4を介して防湿層5が設けられた構造を
有している。
【0066】図2(D)の断熱化粧シート10Dは、樹
脂発泡体からなる断熱層1上に、接着剤樹脂2a中に、
中空粒子2bを含有せしめた断熱性接着剤から形成され
た接着剤層2と、該接着剤層2上に、防湿層5が形成さ
れ、さらに防湿層5上に接着剤層4を介して、基材層3
a上に絵柄層3cを有する化粧層3が積層された構造を
有する。
【0067】図2(E)の断熱化粧シート10Eは、樹
脂発泡体からなる断熱層1上に、接着剤樹脂2a中に、
中空粒子2bを含有せしめた断熱性接着剤から形成され
た接着剤層2と、該接着剤層2上に、基材層3a上に絵
柄層3cを有する化粧層3が形成され、さらに、該化粧
層3上に、接着剤層4’を介して、表面に凹凸模様7a
が形成されたリコート層7が積層された構造を有する。
【0068】図2(F)の断熱化粧シート10Fは、樹
脂発泡体からなる断熱層1上に、接着剤樹脂2a中に、
中空粒子2bを含有せしめた断熱性接着剤から形成され
た接着剤層2と、該接着剤層2上に、基材層3a表面に
エンボス加工により凹凸模様を形成し、さらに該凹凸模
様の凹部にワイピングインキ3eを充填するワイピング
加工を施し、表面を表面保護層6で保護した構造の化粧
層3を有し、さらに、断熱層1の裏面側には接着剤層4
を介して、防湿層5を有するものである。
【0069】なお、以上に示したのはあくまで本発明の
化粧シートの一実施形態であり、本発明の主旨を逸脱し
ない範囲で、層構成を変更することができるのは言うま
でもない。
【0070】(6)内外装用断熱化粧シートの製造 次に、本発明の内外装用断熱化粧シートの一般的製造方
法を、図1及び図2に例示した化粧シートを例にとり、
説明する。
【0071】図1(A)の化粧シートは、例えば次のよ
うにして製造することができる。先ず、着色顔料3bの
練り込みにより着色した化粧層3を構成する基材層3a
を用意し、必要に応じ、該基材層の片面(断熱層を形成
する側の面)又は両面にコロナ放電処理等の易接着処理
を施す。
【0072】次いで、基材層3aの片面に、接着剤樹脂
2a中に中空粒子2bを所定量配合した断熱性接着剤を
塗布することにより接着剤層2を形成する。さらに、前
記断熱層として用いられ得るものとして列記した樹脂中
に、発泡剤を所定割合で配合した樹脂組成物を適当な有
機溶媒に溶解し、或いは該樹脂を水に分散させた樹脂エ
マルジョンに発泡剤を所定割合で配合した組成物を、接
着剤剤層2上に、ロールコーター、コンマコーター、カ
ーテンフローター等の塗工機を用いて所定の塗工量で塗
工し、乾燥固化せしめて塗膜とする。次いで、該塗膜を
加熱発泡させることにより、樹脂発泡体からなる断熱層
1を形成することにより、図1(A)の断熱化粧シート
10Aを得ることができる。
【0073】また、図1(B)の断熱化粧シート10B
は、次のようにして製造することができる。即ち、先ず
基材層3a上にグラビア印刷法等で印刷して絵柄層3c
を形成してなる化粧層3を用意し、必要に応じ、該基材
シートの片面(断熱層を形成する側の面)又は両面にコ
ロナ放電処理等の易接着処理を施す。次いで、このもの
を用いて、前記図2(A)に示した化粧シートと同様
に、化粧層2の裏面側に、断熱性接着剤からなる接着剤
層2及び樹脂発泡体からなる断熱層1を形成することに
より、製造することができる。
【0074】図1(C)の断熱化粧シート10Cは、次
のようにして製造することができる。先ず、熱可塑性樹
脂からなる基材層3aを用意し、該層表面にエンボス加
工により凹凸模様3dを施した化粧層3を構成する層を
得る。さらに必要に応じ、該基材層の片面(断熱層を形
成する側の面)又は両面にコロナ放電処理等の易接着処
理を行い、次いで、このものを用いて、前記図1(A)
に示した化粧シートと同様にして、断熱性接着剤からな
る接着剤層2及び樹脂発泡体からなる断熱層1を形成す
る。
【0075】次いで、断熱層1の裏面側に、防湿層とし
て、アルミニウム又はシリカ等の金属又は金属酸化物を
用いて、真空蒸着法やCVD法、スパッタリング法等に
より形成してなる樹脂シートを、2液硬化型樹脂接着剤
(接着剤層4)を用いたドライラミネート法で積層する
ことにより防湿層5を形成する。
【0076】図2(D)の断熱化粧シート10Dは、次
のようにして製造することができる。先ず、基材層3a
を用意し、その表面にグラビア印刷法等で印刷して絵柄
層3cを形成する。次いで、基材層3aの裏面側(絵柄
層3cとは反対の面側)に、接着剤層4を介して、防湿
層5をドライラミネート法により積層する。
【0077】さらに、防湿層5の裏面側に、断熱性接着
剤からなる接着剤層2を介して、樹脂発泡体からなる断
熱層1を形成する。
【0078】図2(E)の断熱化粧シート10Eは、次
のようにして製造することができる。先ず、基材層3a
を用意し、その表面にグラビア印刷法等で印刷して絵柄
層3cを形成する。次いで、絵柄層3c上に、透明接着
剤層4’を介してリコート層7を積層すると同時に、リ
コート層7表面に凹凸模様7aをダブリングエンボスし
て形成する。
【0079】さらに、基材層3aの裏面側(絵柄層3c
とは反対の面側)に、前記断熱化粧シート10Cの製造
と同様にして、基材層3aの裏面側に断熱性接着剤から
なる接着剤層2を介して、樹脂発泡体からなる断熱層1
を形成する。次に、前記断熱化粧シート10Cの製造と
同様にして、接着剤層4を介して防湿層5を積層する。
【0080】図2(F)の断熱化粧シート10Fは、次
のようにして製造することができる。先ず、熱可塑性樹
脂からなる基材層3aを用意し、表面にエンボス版によ
り凹凸模様を形成する。次いで、表面にワイピングイン
キを塗布した後、ドクターブレード等で余分なインキを
掻き取り、該凹凸模様の凹部にワイピングインキ3eを
充填する。ついで、ロールコート法等により表面に表面
保護層6を形成する。
【0081】次に、前記基材層3の裏面(絵柄層3cと
は反対側の面)に、断熱性接着剤からなる接着剤層2を
介して、樹脂発泡体からなる断熱層1を形成する。
【0082】さらに、断熱層1の裏面(接着剤層2の反
対面)に、樹脂シート上にアルミニウム又はシリカ等を
用いて、真空蒸着法やCVD法、スパッタリング法等に
より金属薄膜又は金属酸化物薄膜を形成してなる防湿層
5を、接着剤層4を介して形成する。
【0083】(7)内外装用断熱化粧部材 本発明の内外装用断熱化粧部材は、本発明の内外装用断
熱化粧シートを、所望の金属等からなる基材に直接又は
他の層を介して貼着せしめることにより製造することが
できる。また、既に設置された基材上に、直接又は他の
層を介して貼着することにより、該基材に断熱効果及び
表面装飾効果を付与せしめることもできる。前記他の層
としては、例えば接着剤層が挙げられる。
【0084】本発明の内外装用断熱部材に用いることの
できる基材としては、金属基材、セラミックス基材、木
質基材、樹脂基材、セメント系基材等が用いられるが、
中でも特に金属基材が代表的であり、本発明の目指す保
温効果の向上という点においては、特に金属基材の場合
に有効である。かかる金属基材は、例えば、中空或いは
中実の平板、湾曲した曲面板等の板、円柱、多角柱等の
角柱等の形状からなる。金属としては、鉄、又は炭素
鋼、ステンレス鋼等の鉄合金、アルミニウム又はジュラ
ルミン等のアルミニウム合金、銅、真鍮、チタニウム等
を挙げることができる。
【0085】本発明の内外装用断熱部材の例を図3に示
す。図3(A)は、断熱化粧シートとして前記内外装用
断熱化粧シート10Aの裏面側(化粧層3と反対側の
面)に、接着剤層4’を介して防湿層5をドライラミネ
ートしたものを用い、該防湿層5側に、接着剤層4”を
介して、平板状の金属基材8を積層した内外装用断熱部
材層420Aの構造断面図である。
【0086】また、図3(B)に示すのは、中空の角柱
体であって、その一つの面(図の下方の面)が軸方向に
沿って切り裂かれた開口部を有する形状の金属基材8’
の表面側(外側)に、接着剤層4”’を介して、本発明
の断熱化粧シートがラミネートされた断熱化粧部材20
Bの斜視図である。
【0087】そして、この断熱化粧シートは、表面に木
目絵柄層3’cを有する基材層3’aと、該基材層3’
aの裏面側に、接着剤樹脂中に中空粒子を含有する断熱
性接着剤からなる接着剤層2’と、樹脂発泡体からなる
断熱層1’が順次積層された構造を有している。
【0088】(8)内外装用断熱化粧部材の製造 本発明の内外装用断熱化粧部材は、例えば、金属基材8
(8’)表面に接着剤4”(4”’)を全面塗布した
後、本発明の断熱化粧シートを該断熱化粧シートの裏面
(化粧層を有していない側の面)が金属基材側を向く様
に貼着させることにより製造することができる。
【0089】用いることのできる接着剤としては、金属
基材と断熱化粧シートとを接着可能なものであれば、特
に制限はない。例えば、2液硬化型ウレタン樹脂系、2
液硬化型エポキシ樹脂等の2液(反応)硬化型接着剤、
酢酸ビニル樹脂系、アクリル樹脂系、ポリエチレン系接
着剤等の熱可塑性接着剤等が挙げられる。
【0090】本発明の内外装用断熱化粧シート及び断熱
化粧部材は、各種内装材又は外装材として用いられる。
例えば、屋根、外壁面、エクステリア、玄関ドア、フェ
ンス、間仕切り、テラス、門扉、格子、ルーフデッキ、
バルコニー等の建築物の外装用断熱化粧部材、車両用断
熱化粧部材、サッシ(窓枠)、カーテンウォール、室内
ドア、室内扉、扉枠、回縁、幅木、手摺等の建具、内装
壁面、天井材等の建築物の内装材、家具等の内装用断熱
化粧部材、車両用内装断熱化粧部材等を挙げることがで
きる。
【0091】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例により具体
的に説明する。実施例1 先ず、図4(A)の如く、厚さ25μmの透明2軸延伸
ポリプロピレンフィルム33aを用意し、その表裏両面
にコロナ放電処理を施した。次いで、このフィルム33
aの表面に、絵柄層33cを形成した化粧シートを得
た。絵柄層33cは、グラビア輪転多色印刷法により、
第1色目として黄褐色インキ(バインダーがアクリルポ
リオールの主剤100重量部に、1,6−ヘキサメチレ
ンジイソシアネートを架橋剤として8重量部添加した2
液硬化型ウレタン樹脂からなり、これに、顔料として、
カーボンブラック、弁柄、チタン白及びイソインドリン
を添加したもの)を用いて全面ベタ印刷層33c’を印
刷形成し、次に第2色目として、黒褐色インキ(バイン
ダーは第1色目と同じであり、顔料はカーボンブラック
及び弁柄を添加したもの)を用いて杉板目の木目絵柄3
3c”を印刷して形成した。
【0092】次に、得られた化粧シートの表面に、目付
量25g/cm2 のアクリル系乾式不織布(日本バイリ
ーン(株)製、商品番号:OL−4063)を重ね、両
者を加熱軟化させて金属製のエンボス版金属ローラをゴ
ムローラの間に、不織布が金属ローラ側となるようにし
て挿入し、押圧して熱融着と同時に表面にエンボスし
て、両者を熱融着させるとともに、前記不織布表面に木
目導管溝の凹凸模様34aを形成する(ダブリングエン
ボス)ことにより、リコート層34を形成した。さらに
この上に耐候性を付与するために、アクリル樹脂系コー
ト剤をロールコート法により表面に表面保護層35を形
成したシートを得た。
【0093】次いで、得られたシートの裏面に、接着層
としてアクリル系樹脂の接着剤樹脂32a中に、中空硝
子ビーズ32bが混入している断熱接着剤(長島特殊塗
料(株)製の断熱接着塗料、商品名:サーモシールド)
を100μm厚になるように、ロールコート法にて塗工
し接着剤層32を形成し、これに発泡ポリプロピレン
(JSP(株)製、商品名:Pマット)をラミネートし
て、1mm厚の断熱層31を形成した。
【0094】更に該断熱層31の裏面に、防湿層として
アルミニウムが400Å蒸着した50μm厚のPET
(ポリエチレンテレフタレート)フィルム37を、アク
リルポリオールを主剤とし、2,4’−トルエンジイソ
シアネートを架橋剤とする2液硬化型アクリルウレタン
系接着剤10g/m2 (乾燥時塗工量)36を用いてラ
ミネートし、実施例の断熱化粧シート10Gを作製し、
このものをサンプル1とした。得られた断熱化粧シート
10Gの構造断面図を図4(A)に示す。
【0095】次いで、この断熱化粧シート10Gを2m
m厚のアルミニウム板38に、アクリルポリオールを主
剤とし、2,4’−トルエンジイソシアネートを架橋剤
とする2液硬化型アクリルウレタン系接着剤(乾燥時塗
工量:20g/m2 )36’を介して積層して、実施例
の断熱化粧部材20Cを作製した。得られた断熱化粧部
材20Cの構造断面図を図4(B)に示す。
【0096】比較例1 実施例1において接着剤を中空ビーズ無充填のアクリル
エマルジョン(中央理化(株)製、商品番号:ET−8
3)を用いた以外は、実施例1と同様にして比較例1の
断熱化粧シートを作製し、このものをサンプル2とし
た。更にこれを2mm厚のアルミニウム板に実施例1と
同じアクリルウレタン系接着剤(乾燥時塗工量:20g
/m2 )を介して積層して、実施例1と同様の層構成の
比較例1の断熱化粧部材を作製した。
【0097】比較例2 実施例1において断熱材層を未発泡の1mm厚のポリプ
ロピレンシートに変え、又接着剤層を比較例1と同様の
中空ビーズ無充填アクリルエマルジョンに変えて、実施
例1と同様の層構造を有する比較例2の断熱化粧シート
を作製し、このものをサンプル3とした。
【0098】
【発明の効果】結露防止試験 実施例1、比較例1及び比較例2それぞれのサンプル1
〜3を、室温20℃、相対湿度30%RH(露点4℃)
の部屋に置いて定常状態にした後、0℃の氷水の上に浮
かべた。比較例1、実施例1ともサンプル表面に結露は
生じず、良好な断熱性を示した。また、実施例1の化粧
シートの表面温度は10℃、比較例1の化粧シートの表
面は8℃であった。また、比較例2のサンプルでは、化
粧シート表面に結露を生じ、また、化粧シート表面の温
度は1℃であった。
【0099】以上の結果より、実施例1の断熱化粧シー
トは、比較例1,2の断熱化粧シートに比して優れた断
熱効果を有し、また優れた結露防止効果を有しているこ
とがわかった。なお、比較例1の断熱化粧シートの断熱
効果は、実施例1よりは劣るが比較例2に比しては優れ
た断熱効果を有していることもわかった。
【0100】以上説明したように、本発明の内外装用断
熱化粧シート及び内外装用断熱部材は、樹脂発泡体から
なる断熱層及び中空粒子を含有する断熱性接着剤からな
る接着剤層を有するため極めて優れた断熱効果を有す
る。
【0101】従って、本発明の内外装用断熱化粧シート
及び内外装用断熱部材を施用した室内を冷暖房する場
合、優れた保温効果を得ることができ、エネルギー消費
の低減を図ることができる。また、特に冬季に室内暖房
をする場合、外部温度が下降した際に内部に結露が生じ
たりすることがない。
【0102】さらに、本発明の内外装用断熱化粧シート
及び内外装用断熱部材において、防湿層を断熱層の一方
の面側又はその両面に防湿層を設けた場合には、上述し
た保温効果に加えて、優れた防湿効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の内外装用断熱化粧シートの構
造断面図である。
【図2】図2は、本発明の内外装用断熱化粧シートの構
造断面図である。
【図3】図3は、本発明の内外装用断熱部材の構造断面
図である。
【図4】図4は、実施例1の内外装用断熱化粧シート
(A)、及び実施例2の内外装用断熱部材(B)の構造
断面図である。
【符号の説明】
1,1’,31…断熱層、2、2’,32…接着剤層、
2a,32a…接着剤樹脂、2b,32b…中空粒子、
3…化粧層、3a,3’a,33a…基材層、3b…着
色顔料、3c,3’c,33c…絵柄層、3d,7a,
34a…凹凸模様、3e…ワイピングインキ、4,
4’,4”,4”’,36,36’…接着剤層、5,3
7…防湿層、6,35…表面保護層、7,34…リコー
ト層、8,8’,38…金属基材、10A,10B,1
0C,10D,10E,10F…内外装用断熱化粧シー
ト、20A,20B,20C…内外装用断熱部材、33
c’…全面ベタ印刷層(第1色目)、33c”…木目絵
柄(第2色目)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/76 E04B 1/76 A J Fターム(参考) 2E001 DB01 DD01 FA09 FA10 GA24 GA42 GA44 GA82 GA85 HA01 HB03 HB04 HB05 HD02 HD03 HD07 HD08 HD09 HD11 JA04 JA22 JA25 JA27 JB01 JB03 JC01 JC03 JD02 4F100 AB01E AB10 AG00B AK01A AK07 AK25 AK42 AK51 AR00B AR00C AR00D BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10C BA10E CA23B DE04B DJ01A GB07 GB31 GB81 HB00C HB01 JD04D JD04E JJ02A JL10C JL11B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂発泡体からなる断熱層と、該断熱層上
    に形成された接着剤層と、及び該接着剤層上に形成され
    た化粧層とを有する内外装用断熱化粧シートであって、 前記接着剤層は、中空粒子を含有する断熱性接着剤から
    なる、 内外装用断熱化粧シート。
  2. 【請求項2】前記接着剤層の化粧層側の面、前記断熱層
    の裏面又はこれらの層の両面に防湿層をさらに有する、 請求項1記載の内外装用断熱化粧シート。
  3. 【請求項3】金属基材上に直接又はその他の層を介し
    て、樹脂発泡体からなる断熱層と、該断熱層上に、中空
    粒子を含有する断熱性接着剤により形成された接着剤層
    と、及び該接着剤層上に形成された化粧層とを有する内
    外装用断熱化粧シートを積層してなる、 内外装用断熱化粧部材。
  4. 【請求項4】前記接着剤層の化粧層側の面、前記断熱層
    の裏面又はこれらの層の両面に防湿層をさらに有する、 請求項3記載の内外装用断熱化粧部材。
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