JP2000246903A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JP2000246903A JP2000246903A JP5661399A JP5661399A JP2000246903A JP 2000246903 A JP2000246903 A JP 2000246903A JP 5661399 A JP5661399 A JP 5661399A JP 5661399 A JP5661399 A JP 5661399A JP 2000246903 A JP2000246903 A JP 2000246903A
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- Japan
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- electrode
- ink
- ink jet
- jet recording
- discharge electrode
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】吐出用電極を構成する電極物質のイオン化溶出
などの電気化学反応がおこらず、長時間の使用によって
も色材粒子の吐出不良や吐出用電極の著しい劣化などと
言った障害が発生しない、寿命の長い静電式インクジェ
ット記録装置を提供する。 【解決手段】吐出用電極31と、それに対向して配置さ
れた対向電極2とを備え、吐出用電極31から対向電極
2に向かう静電界により発生する静電力により、インク
6中に分散されている色材粒子が吐出されて印字を行う
静電式インクジェット記録装置において、陽極酸化法に
より形成された自己酸化膜33で被覆された吐出用電極
31、あるいは導電性酸化膜からなる吐出用電極31を
用いる。
などの電気化学反応がおこらず、長時間の使用によって
も色材粒子の吐出不良や吐出用電極の著しい劣化などと
言った障害が発生しない、寿命の長い静電式インクジェ
ット記録装置を提供する。 【解決手段】吐出用電極31と、それに対向して配置さ
れた対向電極2とを備え、吐出用電極31から対向電極
2に向かう静電界により発生する静電力により、インク
6中に分散されている色材粒子が吐出されて印字を行う
静電式インクジェット記録装置において、陽極酸化法に
より形成された自己酸化膜33で被覆された吐出用電極
31、あるいは導電性酸化膜からなる吐出用電極31を
用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電式インクジェッ
トプリンタ装置に関し、特に絶縁性液体中に色剤粒子を
分散させたインクを使用し、静電力により色材粒子を吐
出させて印字を行う静電式インクジェット記録装置に関
する。
トプリンタ装置に関し、特に絶縁性液体中に色剤粒子を
分散させたインクを使用し、静電力により色材粒子を吐
出させて印字を行う静電式インクジェット記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】インクを小さな液滴として記録媒体上に
吐出させて画像を形成するインクジェット記録法は、他
の記録法と比べて騒音が少なく、簡単な機構で記録媒体
上に直接画像形成が可能である、などと言った特徴を持
ち、これまでに様々な方式が提案されている。
吐出させて画像を形成するインクジェット記録法は、他
の記録法と比べて騒音が少なく、簡単な機構で記録媒体
上に直接画像形成が可能である、などと言った特徴を持
ち、これまでに様々な方式が提案されている。
【0003】たとえば、発熱体の熱により発生する気泡
の圧力でインク滴を吐出させる方式(特公昭56−9429号
など)や圧電素子の歪みによって発生させた機械的圧力
によりインク滴を吐出させる方式(特公昭53−12138 号
など)などがよく知られている。
の圧力でインク滴を吐出させる方式(特公昭56−9429号
など)や圧電素子の歪みによって発生させた機械的圧力
によりインク滴を吐出させる方式(特公昭53−12138 号
など)などがよく知られている。
【0004】しかしながら、これら2種類の方式では記
録媒体上の一つ一つの記録ドットに対するインク滴の吐
出量が一定であるため、記録ドットの面積を変化させ
る、いわゆる面積変調による階調表現はきわめて困難に
なる。
録媒体上の一つ一つの記録ドットに対するインク滴の吐
出量が一定であるため、記録ドットの面積を変化させ
る、いわゆる面積変調による階調表現はきわめて困難に
なる。
【0005】この欠点を克服するインクジェット記録方
式として、熱や圧力の代わりに静電気力によってインク
中の色材粒子を吐出させる方式が特開昭56−4467号や特
開平7−502218 号などに開示されている。後者で開示さ
れている方式における記録ヘッドの具体的な基本形状と
して、平板上の絶縁性基板上に吐出用の電極を並列配置
したマルチヘッド型の構成が知られている。このような
マルチの記録ヘッド内は、インクを格納したインクタン
クから吐出するためのインクが供給される複数の吐出電
極が所望の解像度に対応した1ライン分のドット数だけ
並列に並べられている。また、吐出電極に対向した位置
には、対向電極が配置され、用紙は、この吐出電極と対
向電極間を通り、吐出電極から吐出されるインクにより
印字される。インクの吐出は、各吐出電極に接続された
バイアス電源と、パルス電源により電圧が印加されて行
われ、パルス電圧のパルス幅を変化させることでインク
の吐出量を制御するものが知られている。
式として、熱や圧力の代わりに静電気力によってインク
中の色材粒子を吐出させる方式が特開昭56−4467号や特
開平7−502218 号などに開示されている。後者で開示さ
れている方式における記録ヘッドの具体的な基本形状と
して、平板上の絶縁性基板上に吐出用の電極を並列配置
したマルチヘッド型の構成が知られている。このような
マルチの記録ヘッド内は、インクを格納したインクタン
クから吐出するためのインクが供給される複数の吐出電
極が所望の解像度に対応した1ライン分のドット数だけ
並列に並べられている。また、吐出電極に対向した位置
には、対向電極が配置され、用紙は、この吐出電極と対
向電極間を通り、吐出電極から吐出されるインクにより
印字される。インクの吐出は、各吐出電極に接続された
バイアス電源と、パルス電源により電圧が印加されて行
われ、パルス電圧のパルス幅を変化させることでインク
の吐出量を制御するものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで静電式インク
ジェット記録装置では、常時1.5〜2.0kV程度の直
流バイアス電圧がインクと吐出用電極部分に印加される
ため、導電体である吐出用電極とインクとが直接接触し
た状態にあると、吐出用電極から漏洩電流がインク中に
流れる。この漏洩電流が発生すると、インク吐出量の適
正な制御が困難になる。また、吐出用電極とインクとが
直接接触した状態でその吐出電極に高い正電圧が長時間
印加されると、吐出用電極を構成している金属がイオン
化溶出し、吐出用電極の部分的な欠落や溶失などの劣化
がおこる。吐出用電極を構成する金属としては、Cu,
Ni,Crなどが、特開平10−86380 号,特開平10−11
9289号,特開平10−128979号,特開平10−175301号など
に開示されている。
ジェット記録装置では、常時1.5〜2.0kV程度の直
流バイアス電圧がインクと吐出用電極部分に印加される
ため、導電体である吐出用電極とインクとが直接接触し
た状態にあると、吐出用電極から漏洩電流がインク中に
流れる。この漏洩電流が発生すると、インク吐出量の適
正な制御が困難になる。また、吐出用電極とインクとが
直接接触した状態でその吐出電極に高い正電圧が長時間
印加されると、吐出用電極を構成している金属がイオン
化溶出し、吐出用電極の部分的な欠落や溶失などの劣化
がおこる。吐出用電極を構成する金属としては、Cu,
Ni,Crなどが、特開平10−86380 号,特開平10−11
9289号,特開平10−128979号,特開平10−175301号など
に開示されている。
【0007】上述の障害を回避するため、吐出用電極上
には、電極金属とインクとが直接接触することを防ぐた
めの絶縁保護膜が形成されることが多い。このような例
として、たとえば特開平10−119289号には化学蒸着され
たパリレン樹脂膜が開示されている。
には、電極金属とインクとが直接接触することを防ぐた
めの絶縁保護膜が形成されることが多い。このような例
として、たとえば特開平10−119289号には化学蒸着され
たパリレン樹脂膜が開示されている。
【0008】しかしながらこのような絶縁保護膜には製
膜工程においてピンホールやクラックのような欠陥が生
じる場合がある。このような欠陥の生じた絶縁保護膜に
覆われた吐出用電極を長時間使用するとやはり上記と同
様の諸障害が発生する可能性がある。
膜工程においてピンホールやクラックのような欠陥が生
じる場合がある。このような欠陥の生じた絶縁保護膜に
覆われた吐出用電極を長時間使用するとやはり上記と同
様の諸障害が発生する可能性がある。
【0009】本発明はこの問題を解決するものであり、
その目的は吐出電極上の絶縁保護膜に欠陥が生じた場合
でも、漏洩電流によるインク吐出量の制御不良や、吐出
用電極金属のイオン化溶出による吐出用電極の劣化がお
こりにくい、記録安定性の高い記録ヘッドを有する静電
式インクジェット記録装置を提供することにある。
その目的は吐出電極上の絶縁保護膜に欠陥が生じた場合
でも、漏洩電流によるインク吐出量の制御不良や、吐出
用電極金属のイオン化溶出による吐出用電極の劣化がお
こりにくい、記録安定性の高い記録ヘッドを有する静電
式インクジェット記録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、静電力にてインクを吐出して記録するイン
クジェット記録装置において、インクを吐出する吐出部
材と、前記吐出部材を挟むように配置された吐出用電極
とを有し、前記吐出用電極表面が、酸化膜で覆われてい
る構成とし、また、前記酸化膜が自己酸化膜である構成
とし、また、前記吐出用電極が、Al,Cu,Ta,N
b,Mo,Cr,Ti,In,Sn,Niの少なくとも
1種類含む材料からなり、また、前記吐出用電極は、導
電性酸化物からなり、前記導電性酸化物は、インジウム
−スズ酸化物(ITO),酸化インジウム,酸化スズ,
酸化チタンの少なくとも1つからなるとし、さらには、
前記酸化膜は、陽極酸化法により形成するものとした。
に本発明は、静電力にてインクを吐出して記録するイン
クジェット記録装置において、インクを吐出する吐出部
材と、前記吐出部材を挟むように配置された吐出用電極
とを有し、前記吐出用電極表面が、酸化膜で覆われてい
る構成とし、また、前記酸化膜が自己酸化膜である構成
とし、また、前記吐出用電極が、Al,Cu,Ta,N
b,Mo,Cr,Ti,In,Sn,Niの少なくとも
1種類含む材料からなり、また、前記吐出用電極は、導
電性酸化物からなり、前記導電性酸化物は、インジウム
−スズ酸化物(ITO),酸化インジウム,酸化スズ,
酸化チタンの少なくとも1つからなるとし、さらには、
前記酸化膜は、陽極酸化法により形成するものとした。
【0011】このような構成にすることで、インク吐出
量の制御不良や、吐出用電極の劣化のない、安定的な記
録が可能なインクジェット記録装置が提供できる。
量の制御不良や、吐出用電極の劣化のない、安定的な記
録が可能なインクジェット記録装置が提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例により説明
するが、これらの実施例は本発明の例示であり、本発明
の範囲を何ら限定するものではない。
するが、これらの実施例は本発明の例示であり、本発明
の範囲を何ら限定するものではない。
【0013】(実施例1)本発明の実施形態を図面に基
づいて具体的に説明する。
づいて具体的に説明する。
【0014】図3は、本発明に関わるインクジェットの
記録ヘッド1を用いた記録装置の構成を示す。インクタ
ンク12からインク6が供給用ポンプ13aにより吸引
され、インク循環路14aを通じて記録ヘッド1に供給
される。ここで、インク6はインク循環路14aと記録
ヘッド1との間のインク導入路15により記録ヘッド1
の流路に供給され、流路内を図中の上から下の方向に流
れる。記録ヘッド1にはインク吐出セル3(図3には明
示せず)が印字の主走査方向に並列に複数配列されてい
る。各々のインク吐出セル3には個別にパルス電源9
と、各セル共通のバイアス電源8が接続されている。ま
た、パルス電源9には駆動回路からの制御信号が接続さ
れており、パーソナルコンピュータ等から送られて来る
印字データに応じて各々のパルス電源9への制御信号が
独立して送信されることにより、インク吐出セル3への
電圧が制御されるようになっている。パルス電源9から
電圧が印加されたインク吐出セル3からは、インク吐出
セル3先端近傍の電界により、インク6中に分散されて
いる帯電した色材粒子(図3中には明示せず)が凝集さ
れ、凝集した色材粒子は接地された対向電極2に向かっ
て吐出される。その結果、対向電極2上の記録媒体5に
色材粒子のドットが形成されて、印字画像が形成され
る。記録ヘッド1中の流路を流れたインク6は回収用ポ
ンプ13bにより吸引されて、インク循環路14bを通
じてインクタンク12に戻され、再度印字に使用され
る。
記録ヘッド1を用いた記録装置の構成を示す。インクタ
ンク12からインク6が供給用ポンプ13aにより吸引
され、インク循環路14aを通じて記録ヘッド1に供給
される。ここで、インク6はインク循環路14aと記録
ヘッド1との間のインク導入路15により記録ヘッド1
の流路に供給され、流路内を図中の上から下の方向に流
れる。記録ヘッド1にはインク吐出セル3(図3には明
示せず)が印字の主走査方向に並列に複数配列されてい
る。各々のインク吐出セル3には個別にパルス電源9
と、各セル共通のバイアス電源8が接続されている。ま
た、パルス電源9には駆動回路からの制御信号が接続さ
れており、パーソナルコンピュータ等から送られて来る
印字データに応じて各々のパルス電源9への制御信号が
独立して送信されることにより、インク吐出セル3への
電圧が制御されるようになっている。パルス電源9から
電圧が印加されたインク吐出セル3からは、インク吐出
セル3先端近傍の電界により、インク6中に分散されて
いる帯電した色材粒子(図3中には明示せず)が凝集さ
れ、凝集した色材粒子は接地された対向電極2に向かっ
て吐出される。その結果、対向電極2上の記録媒体5に
色材粒子のドットが形成されて、印字画像が形成され
る。記録ヘッド1中の流路を流れたインク6は回収用ポ
ンプ13bにより吸引されて、インク循環路14bを通
じてインクタンク12に戻され、再度印字に使用され
る。
【0015】図1は、本発明の一実施形態に関わるイン
クジェットの記録ヘッド1の基本構成を示す平面図であ
る。記録ヘッド1は、図1に示すように1枚の基板上に
インク吐出セル3をたとえば250μmの間隔をおいて
並列に並べた構成になっている。一単位のインク吐出セ
ル3は吐出部材32と吐出部材32を中心にしてこれを
囲むように配置された吐出用電極31とから構成されて
いる。吐出用電極31は真空蒸着法,無電界めっき法,
スパッタ法またはエレクトロフォーミング法などの方法
により基板上に製膜されたAl,Cu,Ta,Nb,M
o,Cr,Ti,In,Snなどの金属である。本実施
例では真空蒸着法で形成されたAl薄膜を吐出用電極と
した。吐出部材32は周囲から電気的に絶縁された状態
の導体または比誘電率が100以上の誘電体である。さ
らに、吐出用電極31は陽極酸化法で形成された自己酸
化膜33(図1には明示せず)で被覆されている。この
自己酸化膜は陽極酸化法,クロメート法,MBV法,り
ん酸亜鉛法,ベーマイト法,モリブデート法などの方法
で形成することができるが、安定で絶縁性の高い自己酸
化膜が簡便に得られるという点で陽極酸化法がもっとも
すぐれている。陽極酸化法による自己酸化膜はたとえば
次のような手順で形成できる。すなわち、エチレングリ
コールとアンモニア水を添加し、pH6.25 程度に調
製した3%酒石酸水溶液に、Al薄膜からなる吐出用電
極を浸漬し、125〜130V程度の直流電流を、電流
値をモニターしながら数分間ほど流す。絶縁性自己酸化
膜の形成完了は、モニターしていた電流値が減少して最
後にゼロになることから知ることができる。
クジェットの記録ヘッド1の基本構成を示す平面図であ
る。記録ヘッド1は、図1に示すように1枚の基板上に
インク吐出セル3をたとえば250μmの間隔をおいて
並列に並べた構成になっている。一単位のインク吐出セ
ル3は吐出部材32と吐出部材32を中心にしてこれを
囲むように配置された吐出用電極31とから構成されて
いる。吐出用電極31は真空蒸着法,無電界めっき法,
スパッタ法またはエレクトロフォーミング法などの方法
により基板上に製膜されたAl,Cu,Ta,Nb,M
o,Cr,Ti,In,Snなどの金属である。本実施
例では真空蒸着法で形成されたAl薄膜を吐出用電極と
した。吐出部材32は周囲から電気的に絶縁された状態
の導体または比誘電率が100以上の誘電体である。さ
らに、吐出用電極31は陽極酸化法で形成された自己酸
化膜33(図1には明示せず)で被覆されている。この
自己酸化膜は陽極酸化法,クロメート法,MBV法,り
ん酸亜鉛法,ベーマイト法,モリブデート法などの方法
で形成することができるが、安定で絶縁性の高い自己酸
化膜が簡便に得られるという点で陽極酸化法がもっとも
すぐれている。陽極酸化法による自己酸化膜はたとえば
次のような手順で形成できる。すなわち、エチレングリ
コールとアンモニア水を添加し、pH6.25 程度に調
製した3%酒石酸水溶液に、Al薄膜からなる吐出用電
極を浸漬し、125〜130V程度の直流電流を、電流
値をモニターしながら数分間ほど流す。絶縁性自己酸化
膜の形成完了は、モニターしていた電流値が減少して最
後にゼロになることから知ることができる。
【0016】吐出部材32と吐出用電極31との間はイ
ンク流路になっており、毛細管現象により供給側から常
にインク6を吸い上げて、吐出部材32の先端を濡らし
ている。吐出部材32の先端はインク表面からたとえば
100μm程度突出している。吐出用電極31は絶縁保
護膜4で覆われている。
ンク流路になっており、毛細管現象により供給側から常
にインク6を吸い上げて、吐出部材32の先端を濡らし
ている。吐出部材32の先端はインク表面からたとえば
100μm程度突出している。吐出用電極31は絶縁保
護膜4で覆われている。
【0017】図2は実施例1に関わる記録ヘッド1の断
面構造を示す。絶縁性基板22にはたとえばガラスなど
が用いられており、絶縁性基板22上に吐出部材32の
先端部を突出させた形で製膜するために補助部材19を
挟んだ構造になっている。補助部材19にはたとえばポ
リイミドなどが用いられる。また、図1に示すように、
吐出部材32の長手方向に沿って吐出部材32の先端か
ら、たとえば1mm程度離れた位置に対向電極2が配置さ
れており、その上に置かれた記録媒体5の上に印字が行
われる。複数のインク吐出セル3の中の吐出用電極31
には、それぞれインクの吐出を補助するための共通のバ
イアス電源8と、インクを吐出させるために用いられる
パルス電源9が接続されている。さらに吐出用電極31
は陽極酸化法によって形成された自己酸化膜33で被覆
されている。
面構造を示す。絶縁性基板22にはたとえばガラスなど
が用いられており、絶縁性基板22上に吐出部材32の
先端部を突出させた形で製膜するために補助部材19を
挟んだ構造になっている。補助部材19にはたとえばポ
リイミドなどが用いられる。また、図1に示すように、
吐出部材32の長手方向に沿って吐出部材32の先端か
ら、たとえば1mm程度離れた位置に対向電極2が配置さ
れており、その上に置かれた記録媒体5の上に印字が行
われる。複数のインク吐出セル3の中の吐出用電極31
には、それぞれインクの吐出を補助するための共通のバ
イアス電源8と、インクを吐出させるために用いられる
パルス電源9が接続されている。さらに吐出用電極31
は陽極酸化法によって形成された自己酸化膜33で被覆
されている。
【0018】本実施例による静電式インクジェット記録
装置では、20時間にわたる使用の間、吐出量の異常や
吐出停止などは見られなかった。また、使用後、吐出用
電極31部分を顕微鏡観察したが、吐出用電極31の部
分的な欠落や溶失などは見られなかった。
装置では、20時間にわたる使用の間、吐出量の異常や
吐出停止などは見られなかった。また、使用後、吐出用
電極31部分を顕微鏡観察したが、吐出用電極31の部
分的な欠落や溶失などは見られなかった。
【0019】吐出用電極31に、Alの代わりにCu,
Ta,Nb,Mo,Cr,Ti,In,Snなどの金属
を用いた場合も同様な結果が得られた。
Ta,Nb,Mo,Cr,Ti,In,Snなどの金属
を用いた場合も同様な結果が得られた。
【0020】(実施例2)次に本発明の第2の実施例を
説明する。
説明する。
【0021】この実施例1の構成に対して、吐出用電極
31を形成した後、自己酸化膜で吐出用電極31を被覆
することなくそのまま保護絶縁膜4で被覆した場合、2
時間程度の使用により、吐出量の異常が見られるように
なり、正常な使用に耐え得なくなった。また、使用後、
吐出用電極部分を顕微鏡観察したところ、吐出用電極の
周囲部分の部分的な欠落が見られた。
31を形成した後、自己酸化膜で吐出用電極31を被覆
することなくそのまま保護絶縁膜4で被覆した場合、2
時間程度の使用により、吐出量の異常が見られるように
なり、正常な使用に耐え得なくなった。また、使用後、
吐出用電極部分を顕微鏡観察したところ、吐出用電極の
周囲部分の部分的な欠落が見られた。
【0022】よって、本発明では、吐出用電極31をイ
ンジウム−スズ酸化膜(ITO)で形成し、そのまま絶
縁保護膜4で被覆した。このような静電式インクジェッ
ト記録装置では、20時間にわたる使用の間、吐出量の
異常や吐出停止などは見られなかった。また、使用後、
吐出用電極部分を顕微鏡観察したが、吐出用電極の部分
的な欠落や溶失などは見られなかった。
ンジウム−スズ酸化膜(ITO)で形成し、そのまま絶
縁保護膜4で被覆した。このような静電式インクジェッ
ト記録装置では、20時間にわたる使用の間、吐出量の
異常や吐出停止などは見られなかった。また、使用後、
吐出用電極部分を顕微鏡観察したが、吐出用電極の部分
的な欠落や溶失などは見られなかった。
【0023】吐出用電極31に、ITOの代わりに酸化
インジウム,酸化スズ,酸化チタンなどの導電性酸化物
を用いた場合も同様な結果が得られた。
インジウム,酸化スズ,酸化チタンなどの導電性酸化物
を用いた場合も同様な結果が得られた。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の静電式イ
ンクジェット記録装置では、自己酸化膜で表面が覆われ
た吐出用電極や、導電性酸化物からなる吐出用電極を用
いることにより、前記吐出用電極を被覆する絶縁保護膜
にピンホールやクラックのような欠陥が生じた場合で
も、漏洩電流によるインク吐出量の制御不良や、吐出用
電極金属のイオン化溶出による吐出用電極の劣化がおこ
りにくい、記録安定性の高い記録ヘッドを実現できる。
ンクジェット記録装置では、自己酸化膜で表面が覆われ
た吐出用電極や、導電性酸化物からなる吐出用電極を用
いることにより、前記吐出用電極を被覆する絶縁保護膜
にピンホールやクラックのような欠陥が生じた場合で
も、漏洩電流によるインク吐出量の制御不良や、吐出用
電極金属のイオン化溶出による吐出用電極の劣化がおこ
りにくい、記録安定性の高い記録ヘッドを実現できる。
【図1】本発明の第1の実施例に関わるインクジェット
記録ヘッドの基本構造を示す平面図。
記録ヘッドの基本構造を示す平面図。
【図2】本発明の第1の実施例に関わるインクジェット
記録ヘッドの基本構造を示す断面図。
記録ヘッドの基本構造を示す断面図。
【図3】本発明に関わるインクジェット方式記録ヘッド
を用いたプリンタの構成を示す図。
を用いたプリンタの構成を示す図。
1…記録ヘッド、2…対向電極、3…インク吐出セル、
31…吐出用電極、32…吐出部材、33…自己酸化
膜、4…絶縁保護膜、5…記録媒体、6…インク、8…
バイアス電源、9…パルス電源、10…駆動回路、12
…インクタンク、13a,13b…ポンプ、14a,1
4…インク循環路、15…インク導入路、19…補助部
材、22…絶縁性基板、24…インク吐出用電極。
31…吐出用電極、32…吐出部材、33…自己酸化
膜、4…絶縁保護膜、5…記録媒体、6…インク、8…
バイアス電源、9…パルス電源、10…駆動回路、12
…インクタンク、13a,13b…ポンプ、14a,1
4…インク循環路、15…インク導入路、19…補助部
材、22…絶縁性基板、24…インク吐出用電極。
フロントページの続き (72)発明者 冨岡 安 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 小野瀬 敦士 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 藤原 重隆 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 岡野 守 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 米倉 清治 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 2C057 AF23 AF66 AG90 BD06
Claims (5)
- 【請求項1】静電力にてインクを吐出して記録するイン
クジェット記録装置において、 インクを吐出する吐出部材と、 前記吐出部材を挟むように配置された吐出用電極とを有
し、 前記吐出用電極表面が、酸化膜で覆われているインクジ
ェット記録装置。 - 【請求項2】請求項1のインクジェット記録装置におい
て、 前記酸化膜が自己酸化膜であるインクジェット記録装
置。 - 【請求項3】請求項1,2のインクジェット記録装置に
おいて、 前記吐出用電極が、Al,Cu,Ta,Nb,Mo,C
r,Ti,In,Sn,Niの少なくとも1種類含む材
料からなるインクジェット記録装置。 - 【請求項4】請求項1,2のインクジェット記録装置に
おいて、 前記吐出用電極は、導電性酸化物からなり、前記導電性
酸化物は、インジウム−スズ酸化物(ITO),酸化イ
ンジウム,酸化スズ,酸化チタンの少なくとも1つから
なるインクジェット記録装置。 - 【請求項5】請求項1乃至4の少なくとも1つのインク
ジェット記録装置において、 前記酸化膜は、陽極酸化法により形成するインクジェッ
ト記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5661399A JP2000246903A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5661399A JP2000246903A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000246903A true JP2000246903A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=13032117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5661399A Pending JP2000246903A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000246903A (ja) |
-
1999
- 1999-03-04 JP JP5661399A patent/JP2000246903A/ja active Pending
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