JP2000251352A - テープ状記録媒体の浮上制御構造及び浮上制御方法及びテープ状記録媒体の再生装置および再生方法 - Google Patents
テープ状記録媒体の浮上制御構造及び浮上制御方法及びテープ状記録媒体の再生装置および再生方法Info
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- JP2000251352A JP2000251352A JP11051135A JP5113599A JP2000251352A JP 2000251352 A JP2000251352 A JP 2000251352A JP 11051135 A JP11051135 A JP 11051135A JP 5113599 A JP5113599 A JP 5113599A JP 2000251352 A JP2000251352 A JP 2000251352A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スチル再生においてテープ状記録媒体の回転
ドラムからの安定した浮上が可能なテープ状記録媒体の
浮上制御構造及び浮上制御方法及びテープ状記録媒体の
再生装置および再生方法を提供する。 【解決手段】 走行を停止したテープ状記録媒体23
を、所定導入位置Iから回転ドラム24の外周面へ導入
する際に、この導入位置Iに、テープの導入方向に沿っ
て徐々に回転ドラム24外周面に接近して展開される壁
面部を有するエアーガイド(空気流調整体)AGを、そ
の先端が回転ドラム24外周面との間に所定の間隔ch
を設けるように配設する。
ドラムからの安定した浮上が可能なテープ状記録媒体の
浮上制御構造及び浮上制御方法及びテープ状記録媒体の
再生装置および再生方法を提供する。 【解決手段】 走行を停止したテープ状記録媒体23
を、所定導入位置Iから回転ドラム24の外周面へ導入
する際に、この導入位置Iに、テープの導入方向に沿っ
て徐々に回転ドラム24外周面に接近して展開される壁
面部を有するエアーガイド(空気流調整体)AGを、そ
の先端が回転ドラム24外周面との間に所定の間隔ch
を設けるように配設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状記録媒体
の浮上制御構造及び浮上制御方法及びテープ状記録媒体
の再生装置および再生方法に関する。
の浮上制御構造及び浮上制御方法及びテープ状記録媒体
の再生装置および再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】映像記録再生装置として、映像信号をテ
ープ状の磁気記録媒体に記録及び再生するVCR装置
(ビデオカセットレコーダ)が広く普及している。この
VCR装置においては、情報信号が記録されたテープ状
記録媒体からその情報信号を再生する場合に、通常の動
画再生を行うノーマル再生(PB)モード、早送り再生
であるジョグ(JOG)モードの外に、静止画を再生す
るスチル(STILL)再生モード等の特殊再生が可能
に構成されている。
ープ状の磁気記録媒体に記録及び再生するVCR装置
(ビデオカセットレコーダ)が広く普及している。この
VCR装置においては、情報信号が記録されたテープ状
記録媒体からその情報信号を再生する場合に、通常の動
画再生を行うノーマル再生(PB)モード、早送り再生
であるジョグ(JOG)モードの外に、静止画を再生す
るスチル(STILL)再生モード等の特殊再生が可能
に構成されている。
【0003】図11は、従来のMローディング方式のV
CR装置の要部である回転ドラムおよびその周辺におけ
るテープ状記録媒体の走行路すなわちテープパスの状態
を示す図である。なお、以降の記載においてテープ状記
録媒体はテープと略記されることもある。
CR装置の要部である回転ドラムおよびその周辺におけ
るテープ状記録媒体の走行路すなわちテープパスの状態
を示す図である。なお、以降の記載においてテープ状記
録媒体はテープと略記されることもある。
【0004】サプライ(供給)リール及びテークアップ
(巻取り)リールを備えてテープ状記録媒体23が格納
されたビデオカセットがVCR装置に装着されると、ビ
デオカセット内から引きだされたテープ状記録媒体23
がローディングされて、図示されるように回転ドラム2
4に巻き付けられる。
(巻取り)リールを備えてテープ状記録媒体23が格納
されたビデオカセットがVCR装置に装着されると、ビ
デオカセット内から引きだされたテープ状記録媒体23
がローディングされて、図示されるように回転ドラム2
4に巻き付けられる。
【0005】ノーマルプレイモードやジョグモードにお
いては、回転するキャプスタン27及びピンチローラ2
8がテープ状記録媒体23を挟んで回転し、テープ状記
録媒体23を矢印方向Vに走行させる。一方、回転ドラ
ム24の回転により、この回転ドラム24の外周に設け
られた再生ヘッド25によってテープ状記録媒体23上
に記録形成された傾斜トラックが順に掃引され、映像信
号が再生される。
いては、回転するキャプスタン27及びピンチローラ2
8がテープ状記録媒体23を挟んで回転し、テープ状記
録媒体23を矢印方向Vに走行させる。一方、回転ドラ
ム24の回転により、この回転ドラム24の外周に設け
られた再生ヘッド25によってテープ状記録媒体23上
に記録形成された傾斜トラックが順に掃引され、映像信
号が再生される。
【0006】この場合において、複数のガイドピン26
によって、テープ状記録媒体23のテープパスが規制さ
れる。
によって、テープ状記録媒体23のテープパスが規制さ
れる。
【0007】さらにテンションレギュレーションアーム
34に取付けられた回転ピン29は、走行中のテープ状
記録媒体23に一定のテンションを与える。
34に取付けられた回転ピン29は、走行中のテープ状
記録媒体23に一定のテンションを与える。
【0008】一方、特殊再生として静止画を再生するス
チル再生モードでは、キャプスタン27の回転を停止す
るか、またはキャプスタン27とピンチローラ28を離
してテープ状記録媒体23の挟み込みを停止してテープ
状記録媒体23の走行を停止し、フィールド・メモリや
フレーム・メモリに取り込み暫定記憶されている信号に
基づき同一画像が静止画として再生される。
チル再生モードでは、キャプスタン27の回転を停止す
るか、またはキャプスタン27とピンチローラ28を離
してテープ状記録媒体23の挟み込みを停止してテープ
状記録媒体23の走行を停止し、フィールド・メモリや
フレーム・メモリに取り込み暫定記憶されている信号に
基づき同一画像が静止画として再生される。
【0009】例えばデジタル方式のVTR規格準拠の構
成では、10トラックまたは12トラックの信号が1フ
レームの信号としてフレーム・メモリに記憶される。こ
のスチル再生モードの間、慣性上の問題で回転ドラム2
4は定回転を続行するよう構成されるが、再生ヘッド2
5や回転ドラム24の外周部分がテープ状記録媒体23
上の同一部分に繰り返し接触することによる主としてテ
ープ状記録媒体23の損傷を避けるべく、テープ状記録
媒体23に付与されるテンションが緩和されるよう構成
されている。
成では、10トラックまたは12トラックの信号が1フ
レームの信号としてフレーム・メモリに記憶される。こ
のスチル再生モードの間、慣性上の問題で回転ドラム2
4は定回転を続行するよう構成されるが、再生ヘッド2
5や回転ドラム24の外周部分がテープ状記録媒体23
上の同一部分に繰り返し接触することによる主としてテ
ープ状記録媒体23の損傷を避けるべく、テープ状記録
媒体23に付与されるテンションが緩和されるよう構成
されている。
【0010】このスチル再生モードでテンションレギュ
レーションアーム34によってテープ状記録媒体23に
付与されるテンションは、テープ状記録媒体23の脱落
を避け、且つテープ状記録媒体23のばたつき発生を抑
える値が適用されている。たとえばDV規格準拠の構成
では5grとされている。
レーションアーム34によってテープ状記録媒体23に
付与されるテンションは、テープ状記録媒体23の脱落
を避け、且つテープ状記録媒体23のばたつき発生を抑
える値が適用されている。たとえばDV規格準拠の構成
では5grとされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、VTR装置
では編集時に、頭出し部分での長時間のスチル状態で運
用されることが多い。また、業務用のVTR装置でコマ
ーシャルを送出する場合には、常に同じフレームアドレ
スでの頭出しが行われる。このように、編集素材用のテ
ープの場合には、繰り返し同じ画像を再生することが多
く、スチル時間も長くなる。
では編集時に、頭出し部分での長時間のスチル状態で運
用されることが多い。また、業務用のVTR装置でコマ
ーシャルを送出する場合には、常に同じフレームアドレ
スでの頭出しが行われる。このように、編集素材用のテ
ープの場合には、繰り返し同じ画像を再生することが多
く、スチル時間も長くなる。
【0012】前記のように、スチル再生モードでテープ
状記録媒体23に付与されるテンションは緩和されるか
ら、テープ状記録媒体23の多くの部分は回転ドラム2
4から離間するものの、前記の理由で最低限のテンショ
ンが必要となるから、走行停止したテープ状記録媒体2
3の少なくとも一部はスチル再生モード中も継続的に回
転する回転ドラム24に低テンションで接触し続けるこ
とになる。
状記録媒体23に付与されるテンションは緩和されるか
ら、テープ状記録媒体23の多くの部分は回転ドラム2
4から離間するものの、前記の理由で最低限のテンショ
ンが必要となるから、走行停止したテープ状記録媒体2
3の少なくとも一部はスチル再生モード中も継続的に回
転する回転ドラム24に低テンションで接触し続けるこ
とになる。
【0013】このため、スチル時間が長くなると接触に
よるテープの損傷が増大するおそれが生じるという問題
があった。テープ損傷の程度に基づくスチルの耐久時間
は、主としてテープ厚および適用されるヘッド数により
異なる。従来の編集機で使用された10〜16μm程度
のテープ厚のテープでは、スチルの耐久時間は数時間が
確保されたが、テープカセットの小型化かつ長時間記録
再生の要請からテープ厚が薄くなるにつれ、スチルの耐
久時間が短くなっている。
よるテープの損傷が増大するおそれが生じるという問題
があった。テープ損傷の程度に基づくスチルの耐久時間
は、主としてテープ厚および適用されるヘッド数により
異なる。従来の編集機で使用された10〜16μm程度
のテープ厚のテープでは、スチルの耐久時間は数時間が
確保されたが、テープカセットの小型化かつ長時間記録
再生の要請からテープ厚が薄くなるにつれ、スチルの耐
久時間が短くなっている。
【0014】一般用途のVTR装置ではスチルの耐久時
間が1時間程度であり、またテープ厚7〜8μm程度の
DV規格準拠ではさらに短縮される。特に、多ヘッドの
編集機ではスチル耐久時間がさらに短くなる。
間が1時間程度であり、またテープ厚7〜8μm程度の
DV規格準拠ではさらに短縮される。特に、多ヘッドの
編集機ではスチル耐久時間がさらに短くなる。
【0015】このようなスチル耐久時間の低下に対処す
べく、編集機にはスチル・オフ・タイマを備えて所定の
数分間でスチル再生を強制停止する機能が設けられた
が、テープのスチルの耐久性は付与されるテンション、
温度、湿度、ヘッド数、ヘッド突出し高さ等に加えて、
テープの製造ロットのバラツキ等の不確定要因にも依る
ために、固定スチル再生時間を適用しても確実な保証に
はならないという問題があった。
べく、編集機にはスチル・オフ・タイマを備えて所定の
数分間でスチル再生を強制停止する機能が設けられた
が、テープのスチルの耐久性は付与されるテンション、
温度、湿度、ヘッド数、ヘッド突出し高さ等に加えて、
テープの製造ロットのバラツキ等の不確定要因にも依る
ために、固定スチル再生時間を適用しても確実な保証に
はならないという問題があった。
【0016】さらに、編集機はエディタによって制御さ
れるから、VTR装置側でスチル再生オフの信号を機構
部へ発しても、エディタからスチル再生コマンドが発信
されていると、このコマンドが優先されることによりス
チル再生が延々と続くという問題が発生する。
れるから、VTR装置側でスチル再生オフの信号を機構
部へ発しても、エディタからスチル再生コマンドが発信
されていると、このコマンドが優先されることによりス
チル再生が延々と続くという問題が発生する。
【0017】ところでスチル再生時にテープが被る影響
の結果は以下のようである。 1.テープ変形によるトラックずれ 2.テープ表面の損傷によるテープ振動 3.振動によるテープエッジの折れや曲がり 4.磁性面の剥離
の結果は以下のようである。 1.テープ変形によるトラックずれ 2.テープ表面の損傷によるテープ振動 3.振動によるテープエッジの折れや曲がり 4.磁性面の剥離
【0018】上記のトラックずれを解消すべくテンショ
ンを増加させると、磁性面の傷や剥離が生じて耐久時間
が劣化する。さらに、テープ振動やエッジの折れや曲が
りが生じると定常走行でも影響が発生し、回転ドラムの
ロック位相が変化する問題が発生する。
ンを増加させると、磁性面の傷や剥離が生じて耐久時間
が劣化する。さらに、テープ振動やエッジの折れや曲が
りが生じると定常走行でも影響が発生し、回転ドラムの
ロック位相が変化する問題が発生する。
【0019】また、短時間でスチル位置を変更する提案
がなされたが、キャプスタン回転上の制約からスチルア
ドレスが大きく変化してしまうという問題がある。さら
にテープをストレスが掛からない位置まで移動させる提
案も、時間を要する(M型ローディングで1秒以上、U
型ローディングで4〜5秒を要する)ために採用されて
いない。また、この構成では高さの異なるドラムへのテ
ープ巻付けにより新たにテープストレスが発生するとい
う問題があった。
がなされたが、キャプスタン回転上の制約からスチルア
ドレスが大きく変化してしまうという問題がある。さら
にテープをストレスが掛からない位置まで移動させる提
案も、時間を要する(M型ローディングで1秒以上、U
型ローディングで4〜5秒を要する)ために採用されて
いない。また、この構成では高さの異なるドラムへのテ
ープ巻付けにより新たにテープストレスが発生するとい
う問題があった。
【0020】このように、スチル再生時などで回転ドラ
ム24が回転を続ける一方でテープ状記録媒体23の走
行を停止する場合に、テープ状記録媒体23を回転ドラ
ム24に接触させないための対策が必要となる。
ム24が回転を続ける一方でテープ状記録媒体23の走
行を停止する場合に、テープ状記録媒体23を回転ドラ
ム24に接触させないための対策が必要となる。
【0021】ところで、回転ドラム24が回転すると、
その外周面に随伴される空気が空気層(エアフィルム)
を形成する。ノーマル再生時などではテープ状記録媒体
23に所定のテンションを付勢して回転ドラム24に密
着させることにより、この空気層をブレイクしている。
その外周面に随伴される空気が空気層(エアフィルム)
を形成する。ノーマル再生時などではテープ状記録媒体
23に所定のテンションを付勢して回転ドラム24に密
着させることにより、この空気層をブレイクしている。
【0022】ところが回転ドラム24が回転を続ける一
方でテープ状記録媒体23の走行を停止する場合には、
テープ状記録媒体23の線速度はゼロとなるから回転ド
ラム24外周における線速度との差が拡大する。さらに
テープ状記録媒体23に付勢するテンションを緩和する
から、回転ドラム24とテープ状記録媒体23周辺にあ
る空気が、回転ドラム24の回転により回転ドラム24
とテープ状記録媒体23間に流入し易くなり、この結
果、回転ドラム24へのテープ状記録媒体23の導入部
分で比較的厚さd10が大きい空気層35’が形成され
るようになる。この空気層は、テープ状記録媒体23に
付勢されるテンションが低下するにつれ形成されやす
く、且つ、その層厚が増大する。
方でテープ状記録媒体23の走行を停止する場合には、
テープ状記録媒体23の線速度はゼロとなるから回転ド
ラム24外周における線速度との差が拡大する。さらに
テープ状記録媒体23に付勢するテンションを緩和する
から、回転ドラム24とテープ状記録媒体23周辺にあ
る空気が、回転ドラム24の回転により回転ドラム24
とテープ状記録媒体23間に流入し易くなり、この結
果、回転ドラム24へのテープ状記録媒体23の導入部
分で比較的厚さd10が大きい空気層35’が形成され
るようになる。この空気層は、テープ状記録媒体23に
付勢されるテンションが低下するにつれ形成されやす
く、且つ、その層厚が増大する。
【0023】これは、回転ドラム24に随伴される空気
の線速度と空気の粘度で規定されるレイノルズ数Reか
ら、この空気層を構成する空気流が層流ではなく乱流で
あること及び、乱流層の特性からも説明できる現象であ
る。
の線速度と空気の粘度で規定されるレイノルズ数Reか
ら、この空気層を構成する空気流が層流ではなく乱流で
あること及び、乱流層の特性からも説明できる現象であ
る。
【0024】上記のように厚さd10が大きい空気層3
5’が形成されると、テープ状記録媒体23の経路が膨
らむ結果、この部分にテープ状記録媒体23が引かれる
ことで下流側Cntでテープ状記録媒体23が回転ドラ
ム24に接触するおそれがあり好ましくない。
5’が形成されると、テープ状記録媒体23の経路が膨
らむ結果、この部分にテープ状記録媒体23が引かれる
ことで下流側Cntでテープ状記録媒体23が回転ドラ
ム24に接触するおそれがあり好ましくない。
【0025】この回転ドラム24周辺に形成される空気
層を、テープ状記録媒体23に付勢するテンションを低
減することにより制御して、テープ状記録媒体23の回
転ドラム24へのコンタクトを防ぐ技術が、本発明の発
明者により実現されている。その技術の骨子は、回転ド
ラム24周辺のテープ量に若干の余裕分を与えたうえ
で、回転ドラム24の下流および上流の2点においてテ
ープ状記録媒体23を固定することで、外部からテープ
状記録媒体23に付与されるテンションを遮断して上記
2点間のテープ状記録媒体23のテンションを低下さ
せ、よって形成される空気層にテープ状記録媒体23を
乗せて浮上させ、回転ドラム24外周面から離反させる
ものである。
層を、テープ状記録媒体23に付勢するテンションを低
減することにより制御して、テープ状記録媒体23の回
転ドラム24へのコンタクトを防ぐ技術が、本発明の発
明者により実現されている。その技術の骨子は、回転ド
ラム24周辺のテープ量に若干の余裕分を与えたうえ
で、回転ドラム24の下流および上流の2点においてテ
ープ状記録媒体23を固定することで、外部からテープ
状記録媒体23に付与されるテンションを遮断して上記
2点間のテープ状記録媒体23のテンションを低下さ
せ、よって形成される空気層にテープ状記録媒体23を
乗せて浮上させ、回転ドラム24外周面から離反させる
ものである。
【0026】例えば図11において、回転停止したキャ
プスタン27とピンチローラ28でテープ状記録媒体2
3を挟持して固定し、テンションレギュレーションアー
ム34から下流の固定手段TFによりテープ状記録媒体
23を固定すると、外部から付勢されるテンションは遮
断される。この結果、回転ドラム24外周面に沿ったテ
ープ状記録媒体23に掛かるテンションは、回転ドラム
24に沿って流れる空気層の影響で微小のテンションを
受けるものの、非常に小さくなるから、テープ状記録媒
体23の回転ドラム24外周面からの浮上が容易にな
る。
プスタン27とピンチローラ28でテープ状記録媒体2
3を挟持して固定し、テンションレギュレーションアー
ム34から下流の固定手段TFによりテープ状記録媒体
23を固定すると、外部から付勢されるテンションは遮
断される。この結果、回転ドラム24外周面に沿ったテ
ープ状記録媒体23に掛かるテンションは、回転ドラム
24に沿って流れる空気層の影響で微小のテンションを
受けるものの、非常に小さくなるから、テープ状記録媒
体23の回転ドラム24外周面からの浮上が容易にな
る。
【0027】ところで実験値によれば、テンションが微
小の際も、形成される空気層厚は回転ドラム24にテー
プ状記録媒体23が導入された位置近傍において厚く、
回転ドラム24外周に沿い進むにつれ厚さが減少する傾
向にある。
小の際も、形成される空気層厚は回転ドラム24にテー
プ状記録媒体23が導入された位置近傍において厚く、
回転ドラム24外周に沿い進むにつれ厚さが減少する傾
向にある。
【0028】すなわち回転ドラム24外周面のテープ導
入部分近傍の位置における空気層は厚く、よってテープ
状記録媒体23は回転ドラム24から遠く浮上し、回転
ドラム24外周に沿い進むにつれ、テープ状記録媒体2
3は回転ドラム24外周面に接近する。
入部分近傍の位置における空気層は厚く、よってテープ
状記録媒体23は回転ドラム24から遠く浮上し、回転
ドラム24外周に沿い進むにつれ、テープ状記録媒体2
3は回転ドラム24外周面に接近する。
【0029】したがって、テンションが微小の際にテー
プ状記録媒体23を回転ドラム24外周に沿い進んだ位
置において回転ドラム24に接触させないためには、前
記固定2点間の余裕テープ量を増加させる必要がある
が、これによって、外周に沿い進んだテープ導出位置近
傍においてテープ状記録媒体23を十分に浮上させる
と、テープ導入部分近傍の位置におけるテープ状記録媒
体23はさらに浮上して回転ドラム24からの距離が増
大し、回転ドラム24の軸方向下側に隣設された図示さ
れない固定ドラム側に設けられたリード溝から外れる状
態が想定される。
プ状記録媒体23を回転ドラム24外周に沿い進んだ位
置において回転ドラム24に接触させないためには、前
記固定2点間の余裕テープ量を増加させる必要がある
が、これによって、外周に沿い進んだテープ導出位置近
傍においてテープ状記録媒体23を十分に浮上させる
と、テープ導入部分近傍の位置におけるテープ状記録媒
体23はさらに浮上して回転ドラム24からの距離が増
大し、回転ドラム24の軸方向下側に隣設された図示さ
れない固定ドラム側に設けられたリード溝から外れる状
態が想定される。
【0030】このような、テープ状記録媒体23がリー
ド溝から外れる状態が惹起されたとすると、テープエッ
ジが影響を受けることになり好ましくない。
ド溝から外れる状態が惹起されたとすると、テープエッ
ジが影響を受けることになり好ましくない。
【0031】さらに、テープ余裕分を増加させると「た
るみ」が発生し、スチル再生からノーマル再生への移行
時にトラックずれの発生をまねくことにもなる。
るみ」が発生し、スチル再生からノーマル再生への移行
時にトラックずれの発生をまねくことにもなる。
【0032】そこで本発明は、スチル再生においてテー
プ状記録媒体の回転ドラムからの効果的かつ安定した浮
上を実現可能な、テープ状記録媒体の浮上制御構造及び
浮上制御方法及びテープ状記録媒体の再生装置および再
生方法を提供することを目的とする。
プ状記録媒体の回転ドラムからの効果的かつ安定した浮
上を実現可能な、テープ状記録媒体の浮上制御構造及び
浮上制御方法及びテープ状記録媒体の再生装置および再
生方法を提供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係るテープ状記録媒体の浮上制御構造は、
走行を停止し且つ所定の導入位置から所定の導入方向へ
向かい導入されたテープ状記録媒体を、回転する円筒形
の外周面に沿って浮上させつつ非接触に巻接し、所定の
導出位置から導出させる回転ドラムを備える機構に適用
される当該テープ状記録媒体の浮上制御構造であって、
前記導入位置に、前記導入方向に沿って徐々に前記回転
ドラムの前記外周面に接近して展開される壁面部を有
し、且つ前記壁面部の前記回転ドラム寄りの先端が当該
回転ドラム外周面との間に所定の間隔を設けて配設され
た、空気流調整体を備えることを特徴とする。
く、本発明に係るテープ状記録媒体の浮上制御構造は、
走行を停止し且つ所定の導入位置から所定の導入方向へ
向かい導入されたテープ状記録媒体を、回転する円筒形
の外周面に沿って浮上させつつ非接触に巻接し、所定の
導出位置から導出させる回転ドラムを備える機構に適用
される当該テープ状記録媒体の浮上制御構造であって、
前記導入位置に、前記導入方向に沿って徐々に前記回転
ドラムの前記外周面に接近して展開される壁面部を有
し、且つ前記壁面部の前記回転ドラム寄りの先端が当該
回転ドラム外周面との間に所定の間隔を設けて配設され
た、空気流調整体を備えることを特徴とする。
【0034】前記の構造によれば、空気流調整体の壁面
部の回転ドラム寄りの先端が、回転ドラム外周面との間
に所定の狭間隔を形成しているので、回転する回転ドラ
ムの外周面に随伴して形成された空気層の流れの上層側
が空気流調整体の壁面部の先端部分で剥取られて、この
間隔を通過する空気層の層厚が減少する。
部の回転ドラム寄りの先端が、回転ドラム外周面との間
に所定の狭間隔を形成しているので、回転する回転ドラ
ムの外周面に随伴して形成された空気層の流れの上層側
が空気流調整体の壁面部の先端部分で剥取られて、この
間隔を通過する空気層の層厚が減少する。
【0035】さらに、壁面部がバッフル作用を発揮し
て、空気流調整体と回転ドラム間に存在する空気塊の流
入の抵抗となることで、この間隔を通過して流入する空
気量が制限される。
て、空気流調整体と回転ドラム間に存在する空気塊の流
入の抵抗となることで、この間隔を通過して流入する空
気量が制限される。
【0036】さらに、流速を有する空気層が狭い間隔を
通過することにより間隔から流出直後に負圧が形成さ
れ、テープ状記録媒体がこの負圧により回転ドラム側へ
吸引される。以上の結果として、空気層によりテープ状
記録媒体の浮上が、層厚の減少と負圧による作用で減少
する。
通過することにより間隔から流出直後に負圧が形成さ
れ、テープ状記録媒体がこの負圧により回転ドラム側へ
吸引される。以上の結果として、空気層によりテープ状
記録媒体の浮上が、層厚の減少と負圧による作用で減少
する。
【0037】本発明に係るテープ状記録媒体の浮上制御
方法は、走行を停止し且つ所定の導入位置から所定の導
入方向へ向かい導入されたテープ状記録媒体を、回転す
る円筒形の回転ドラム外周面に沿って形成される空気層
に乗せて浮上させつつ非接触に巻接し、所定の導出位置
から導出させる機構に適用される当該テープ状記録媒体
の浮上制御方法であって、前記導入位置に、前記導入方
向に沿って徐々に前記回転ドラムの前記外周面に接近し
て展開される壁面部を有する空気流調整体を、当該壁面
部の先端が当該回転ドラム外周面との間に所定の間隔を
形成させて配設して、前記間隔を通過する前記空気層の
一部分の通過を制限することを特徴とする。
方法は、走行を停止し且つ所定の導入位置から所定の導
入方向へ向かい導入されたテープ状記録媒体を、回転す
る円筒形の回転ドラム外周面に沿って形成される空気層
に乗せて浮上させつつ非接触に巻接し、所定の導出位置
から導出させる機構に適用される当該テープ状記録媒体
の浮上制御方法であって、前記導入位置に、前記導入方
向に沿って徐々に前記回転ドラムの前記外周面に接近し
て展開される壁面部を有する空気流調整体を、当該壁面
部の先端が当該回転ドラム外周面との間に所定の間隔を
形成させて配設して、前記間隔を通過する前記空気層の
一部分の通過を制限することを特徴とする。
【0038】前記の方法によれば、空気流調整体の壁面
部の回転ドラム寄りの先端が、回転ドラム外周面との間
に所定の狭間隔を形成しているので、回転する回転ドラ
ムの外周面に随伴して形成された空気層の流れの上層側
が空気流調整体の壁面部の先端部分で剥取られて、この
間隔を通過する空気層の層厚が減少する。
部の回転ドラム寄りの先端が、回転ドラム外周面との間
に所定の狭間隔を形成しているので、回転する回転ドラ
ムの外周面に随伴して形成された空気層の流れの上層側
が空気流調整体の壁面部の先端部分で剥取られて、この
間隔を通過する空気層の層厚が減少する。
【0039】さらに、壁面部がバッフル作用を発揮し
て、空気流調整体と回転ドラム間に存在する空気塊の流
入の抵抗となることで、この間隔を通過して流入する空
気量が制限される。
て、空気流調整体と回転ドラム間に存在する空気塊の流
入の抵抗となることで、この間隔を通過して流入する空
気量が制限される。
【0040】さらに、流速を有する空気層が狭い間隔を
通過することにより間隔から流出直後に負圧が形成さ
れ、テープ状記録媒体がこの負圧により回転ドラム側へ
吸引される。以上の結果として、空気層によりテープ状
記録媒体の浮上が、層厚の減少と負圧による作用で減少
する。
通過することにより間隔から流出直後に負圧が形成さ
れ、テープ状記録媒体がこの負圧により回転ドラム側へ
吸引される。以上の結果として、空気層によりテープ状
記録媒体の浮上が、層厚の減少と負圧による作用で減少
する。
【0041】本発明に係るテープ状記録媒体の再生装置
は、所定のテンションが付与されて所定走行方向に走行
可能なテープ状記録媒体を、所定の導入位置から所定の
導入方向へ向かい導入してヘッドを備えた回転ドラムの
外周面に巻接し、当該回転ドラムから当該所定走行方向
の下流側に位置して当該テープ状記録媒体を保持するキ
ャプスタンの回転により当該テープ状記録媒体を当該所
定走行方向に送出して走行させる、テープ状記録媒体の
再生装置であって、前記回転ドラムの前記所定走行方向
の上流側に、前記テープ状記録媒体を固定可能な固定手
段を配設し、且つ前記導入位置に、前記導入方向に沿っ
て徐々に前記回転ドラムの前記外周面に接近して展開さ
れる壁面部を有する空気流調整体を、当該壁面部の前記
回転ドラム寄りの先端が当該回転ドラム外周面との間に
所定の間隔を設けて配設し、前記回転ドラムを回転させ
つつ前記テープ状記録媒体の走行を停止させる場合に、
前記キャプスタンは回転を停止するとともに前記テープ
状記録媒体を固定し、且つ前記固定手段は前記テープ状
記録媒体を固定する構成としたことを特徴とする。
は、所定のテンションが付与されて所定走行方向に走行
可能なテープ状記録媒体を、所定の導入位置から所定の
導入方向へ向かい導入してヘッドを備えた回転ドラムの
外周面に巻接し、当該回転ドラムから当該所定走行方向
の下流側に位置して当該テープ状記録媒体を保持するキ
ャプスタンの回転により当該テープ状記録媒体を当該所
定走行方向に送出して走行させる、テープ状記録媒体の
再生装置であって、前記回転ドラムの前記所定走行方向
の上流側に、前記テープ状記録媒体を固定可能な固定手
段を配設し、且つ前記導入位置に、前記導入方向に沿っ
て徐々に前記回転ドラムの前記外周面に接近して展開さ
れる壁面部を有する空気流調整体を、当該壁面部の前記
回転ドラム寄りの先端が当該回転ドラム外周面との間に
所定の間隔を設けて配設し、前記回転ドラムを回転させ
つつ前記テープ状記録媒体の走行を停止させる場合に、
前記キャプスタンは回転を停止するとともに前記テープ
状記録媒体を固定し、且つ前記固定手段は前記テープ状
記録媒体を固定する構成としたことを特徴とする。
【0042】前記の構成によれば、回転ドラムから下流
のキャプスタンによりテープ状記録媒体の走行が停止さ
れるとともにテープ状記録媒体が保持固定される。一
方、回転ドラムから上流の固定手段がテープ状記録媒体
を固定するから、テープ状記録媒体はこの2点で固定さ
れ、この2点間のテープ状記録媒体に付勢されるテンシ
ョンが減少する。
のキャプスタンによりテープ状記録媒体の走行が停止さ
れるとともにテープ状記録媒体が保持固定される。一
方、回転ドラムから上流の固定手段がテープ状記録媒体
を固定するから、テープ状記録媒体はこの2点で固定さ
れ、この2点間のテープ状記録媒体に付勢されるテンシ
ョンが減少する。
【0043】このテンションが減少したテープ状記録媒
体は回転ドラムが形成する空気層に乗り浮上が容易とな
るが、この空気層は空気流調整体の壁面部先端が形成し
ている間隔の通過により層厚減少がなされ、よって導入
位置付近のテープ状記録媒体は浮上するものの、浮上量
が抑えられる。導入位置付近のテープ状記録媒体の浮上
量が抑えられる結果、回転ドラム外周に沿ったテープ状
記録媒体全体の浮上がなされて、回転ドラム外周面への
テープ状記録媒体の接触がない。
体は回転ドラムが形成する空気層に乗り浮上が容易とな
るが、この空気層は空気流調整体の壁面部先端が形成し
ている間隔の通過により層厚減少がなされ、よって導入
位置付近のテープ状記録媒体は浮上するものの、浮上量
が抑えられる。導入位置付近のテープ状記録媒体の浮上
量が抑えられる結果、回転ドラム外周に沿ったテープ状
記録媒体全体の浮上がなされて、回転ドラム外周面への
テープ状記録媒体の接触がない。
【0044】本発明に係るテープ状記録媒体の再生方法
は、情報信号を記録して所定の導入位置から所定の導入
方向へ向かい導入され、所定走行方向へ走行可能なテー
プ状記録媒体を円筒形の外周面に巻接する、読出ヘッド
を備えて回転可能な回転ドラムと、前記回転ドラムから
前記所定走行方向の下流側に位置して前記テープ状記録
媒体を保持し、回転可能なキャプスタンと、前記回転ド
ラムの前記所定走行方向の上流側に位置して前記テープ
状記録媒体を固定可能な固定手段と、前記導入位置に配
置され、前記導入方向に沿って徐々に前記回転ドラムの
前記外周面に接近して展開される壁面部を有し、当該壁
面部の前記回転ドラム寄りの先端が当該回転ドラム外周
面との間に所定の間隔を形成する空気流調整体と、を備
えるテープ状記録媒体の再生装置に適用され、前記回転
ドラムを回転させ、且つ前記キャプスタンの回転により
前記テープ状記録媒体を前記所定走行方向へ送出して前
記情報信号を再生する第1の制御手順と、前記回転ドラ
ムの回転中に前記キャプスタンの回転を停止し、且つ回
転停止した当該キャプスタンにより前記テープ状記録媒
体を保持固定する第2の制御手順と、前記固定手段が前
記テープ状記録媒体を固定する第3の制御手順と、を有
することを特徴とする。
は、情報信号を記録して所定の導入位置から所定の導入
方向へ向かい導入され、所定走行方向へ走行可能なテー
プ状記録媒体を円筒形の外周面に巻接する、読出ヘッド
を備えて回転可能な回転ドラムと、前記回転ドラムから
前記所定走行方向の下流側に位置して前記テープ状記録
媒体を保持し、回転可能なキャプスタンと、前記回転ド
ラムの前記所定走行方向の上流側に位置して前記テープ
状記録媒体を固定可能な固定手段と、前記導入位置に配
置され、前記導入方向に沿って徐々に前記回転ドラムの
前記外周面に接近して展開される壁面部を有し、当該壁
面部の前記回転ドラム寄りの先端が当該回転ドラム外周
面との間に所定の間隔を形成する空気流調整体と、を備
えるテープ状記録媒体の再生装置に適用され、前記回転
ドラムを回転させ、且つ前記キャプスタンの回転により
前記テープ状記録媒体を前記所定走行方向へ送出して前
記情報信号を再生する第1の制御手順と、前記回転ドラ
ムの回転中に前記キャプスタンの回転を停止し、且つ回
転停止した当該キャプスタンにより前記テープ状記録媒
体を保持固定する第2の制御手順と、前記固定手段が前
記テープ状記録媒体を固定する第3の制御手順と、を有
することを特徴とする。
【0045】前記の方法によれば、第1の制御手順によ
る再生がなされた後に、第2の制御手順により、回転ド
ラムから下流のキャプスタンによりテープ状記録媒体の
走行が停止されるとともにテープ状記録媒体が保持固定
される。ついで、第3の制御手順により、回転ドラムか
ら上流の固定手段がテープ状記録媒体を固定するから、
テープ状記録媒体は2点で固定され、この2点間のテー
プ状記録媒体に付勢されるテンションが減少する。
る再生がなされた後に、第2の制御手順により、回転ド
ラムから下流のキャプスタンによりテープ状記録媒体の
走行が停止されるとともにテープ状記録媒体が保持固定
される。ついで、第3の制御手順により、回転ドラムか
ら上流の固定手段がテープ状記録媒体を固定するから、
テープ状記録媒体は2点で固定され、この2点間のテー
プ状記録媒体に付勢されるテンションが減少する。
【0046】このテンションが減少したテープ状記録媒
体は回転ドラムが形成する空気層に乗り浮上が容易とな
るが、この空気層は空気流調整体の壁面部先端が形成し
ている間隔の通過により層厚減少がなされ、よって導入
位置付近のテープ状記録媒体は浮上するものの、浮上量
が抑えられる。導入位置付近のテープ状記録媒体の浮上
量が抑えられる結果、回転ドラム外周に沿ったテープ状
記録媒体全体の浮上がなされて、回転ドラム外周面への
テープ状記録媒体の接触がない。
体は回転ドラムが形成する空気層に乗り浮上が容易とな
るが、この空気層は空気流調整体の壁面部先端が形成し
ている間隔の通過により層厚減少がなされ、よって導入
位置付近のテープ状記録媒体は浮上するものの、浮上量
が抑えられる。導入位置付近のテープ状記録媒体の浮上
量が抑えられる結果、回転ドラム外周に沿ったテープ状
記録媒体全体の浮上がなされて、回転ドラム外周面への
テープ状記録媒体の接触がない。
【0047】本発明に係るテープ状記録媒体の再生装置
は、所定のテンションが付与されて所定走行方向に走行
可能なテープ状記録媒体を、所定の導入位置から所定の
導入方向へ向かい導入してヘッドを備えた回転ドラムの
外周面に巻接し、当該回転ドラムから当該所定走行方向
の下流側に位置して当該テープ状記録媒体を保持するキ
ャプスタンの回転により当該テープ状記録媒体を当該所
定走行方向に送出して走行させる、テープ状記録媒体の
再生装置であって、前記キャプスタンを正逆両方向へ回
転させて前記テープ状記録媒体を所定量だけ前記所定走
行方向または逆方向へ送出するキャプスタン制御手段を
設け、前記回転ドラムの前記所定走行方向の上流側に、
前記テープ状記録媒体を固定可能な固定手段を配設し、
且つ前記導入位置に、前記導入方向に沿って徐々に前記
回転ドラムの前記外周面に接近して展開される壁面部を
有する空気流調整体を、当該壁面部の前記回転ドラム寄
り先端と当該回転ドラム外周面間に所定の間隔を設けて
配設し、前記回転ドラムを回転させつつ前記テープ状記
録媒体の前記所定走行方向への走行を停止させる場合
に、前記キャプスタン制御手段は前記キャプスタンの回
転を停止するとともに前記テープ状記録媒体を固定し、
前記固定手段は前記テープ状記録媒体を固定し、且つ前
記キャプスタン制御手段は前記固定手段が前記テープ状
記録媒体を固定した後に、前記キャプスタンの逆回転に
より前記テープ状記録媒体を所定量だけ前記所定走行方
向と逆方向へ送出し、ついで前記テープ状記録媒体を固
定する構成としたことを特徴とする。
は、所定のテンションが付与されて所定走行方向に走行
可能なテープ状記録媒体を、所定の導入位置から所定の
導入方向へ向かい導入してヘッドを備えた回転ドラムの
外周面に巻接し、当該回転ドラムから当該所定走行方向
の下流側に位置して当該テープ状記録媒体を保持するキ
ャプスタンの回転により当該テープ状記録媒体を当該所
定走行方向に送出して走行させる、テープ状記録媒体の
再生装置であって、前記キャプスタンを正逆両方向へ回
転させて前記テープ状記録媒体を所定量だけ前記所定走
行方向または逆方向へ送出するキャプスタン制御手段を
設け、前記回転ドラムの前記所定走行方向の上流側に、
前記テープ状記録媒体を固定可能な固定手段を配設し、
且つ前記導入位置に、前記導入方向に沿って徐々に前記
回転ドラムの前記外周面に接近して展開される壁面部を
有する空気流調整体を、当該壁面部の前記回転ドラム寄
り先端と当該回転ドラム外周面間に所定の間隔を設けて
配設し、前記回転ドラムを回転させつつ前記テープ状記
録媒体の前記所定走行方向への走行を停止させる場合
に、前記キャプスタン制御手段は前記キャプスタンの回
転を停止するとともに前記テープ状記録媒体を固定し、
前記固定手段は前記テープ状記録媒体を固定し、且つ前
記キャプスタン制御手段は前記固定手段が前記テープ状
記録媒体を固定した後に、前記キャプスタンの逆回転に
より前記テープ状記録媒体を所定量だけ前記所定走行方
向と逆方向へ送出し、ついで前記テープ状記録媒体を固
定する構成としたことを特徴とする。
【0048】前記の構成によれば、回転ドラムから下流
のキャプスタンによりテープ状記録媒体の走行が停止さ
れる。一方、回転ドラムから上流の固定手段によってテ
ープ状記録媒体がこの位置で固定される。ついでキャプ
スタンの逆回転により、回転ドラム周辺に適切量のテー
プが供給されるとともにテープ状記録媒体がこの位置で
保持固定される。これにより、テープ状記録媒体はこの
2点で固定され、この2点間のテープ状記録媒体に付勢
されるテンションが減少する。またこの2点間に存在す
るテープ状記録媒体のテープ量は増加している。
のキャプスタンによりテープ状記録媒体の走行が停止さ
れる。一方、回転ドラムから上流の固定手段によってテ
ープ状記録媒体がこの位置で固定される。ついでキャプ
スタンの逆回転により、回転ドラム周辺に適切量のテー
プが供給されるとともにテープ状記録媒体がこの位置で
保持固定される。これにより、テープ状記録媒体はこの
2点で固定され、この2点間のテープ状記録媒体に付勢
されるテンションが減少する。またこの2点間に存在す
るテープ状記録媒体のテープ量は増加している。
【0049】このテンションが減少したテープ状記録媒
体は回転ドラムが形成する空気層に乗り浮上が容易とな
るが、この空気層は空気流調整体の壁面部先端が形成し
ている間隔の通過により層厚減少がなされ、よって導入
位置付近のテープ状記録媒体は浮上量が抑えられて適正
量の浮上がなされる。さらにテープ量の増加により、回
転ドラム外周に沿ったテープ状記録媒体全体の適正量の
浮上がなされて、回転ドラム外周面へのテープ状記録媒
体の接触のない安定した浮上がなされる。
体は回転ドラムが形成する空気層に乗り浮上が容易とな
るが、この空気層は空気流調整体の壁面部先端が形成し
ている間隔の通過により層厚減少がなされ、よって導入
位置付近のテープ状記録媒体は浮上量が抑えられて適正
量の浮上がなされる。さらにテープ量の増加により、回
転ドラム外周に沿ったテープ状記録媒体全体の適正量の
浮上がなされて、回転ドラム外周面へのテープ状記録媒
体の接触のない安定した浮上がなされる。
【0050】また、キャプスタン制御手段によって、テ
ープ状記録媒体を逆方向へ送出する前記所定量が、テー
プ状記録媒体のテープ厚さ、または回転ドラムの外周
径、または回転ドラムの回転数のうちの少なくとも一つ
に基づき決定される場合は、様々の装置構成や、適用さ
れるテープ状記録媒体の特性の夫々に適したテープ量の
増加供給がなされる。
ープ状記録媒体を逆方向へ送出する前記所定量が、テー
プ状記録媒体のテープ厚さ、または回転ドラムの外周
径、または回転ドラムの回転数のうちの少なくとも一つ
に基づき決定される場合は、様々の装置構成や、適用さ
れるテープ状記録媒体の特性の夫々に適したテープ量の
増加供給がなされる。
【0051】本発明に係るテープ状記録媒体の再生方法
は、情報信号を記録して所定の導入位置から所定の導入
方向へ向かい導入され、所定走行方向へ走行可能なテー
プ状記録媒体を円筒形の外周面に巻接する、読出ヘッド
を備えて回転可能な回転ドラムと、前記回転ドラムから
前記所定走行方向の下流側に位置して前記テープ状記録
媒体を保持し、正逆両方向に回転可能なキャプスタン
と、前記回転ドラムの前記所定走行方向の上流側に位置
して前記テープ状記録媒体を固定可能な固定手段と、前
記導入位置に配置され、前記導入方向に沿って徐々に前
記回転ドラムの前記外周面に接近して展開される壁面部
を有し、当該壁面部の前記回転ドラム寄りの先端が当該
回転ドラム外周面との間に所定の間隔を形成する空気流
調整体と、を備えるテープ状記録媒体の再生装置に適用
され、前記回転ドラムを回転させ、且つ前記キャプスタ
ンの回転により前記テープ状記録媒体を前記所定走行方
向へ送出して前記情報信号を再生する第1の制御手順
と、前記回転ドラムの回転中に前記キャプスタンの回転
を停止し、且つ回転停止した当該キャプスタンにより前
記テープ状記録媒体を保持固定する第2の制御手順と、
前記固定手段が前記テープ状記録媒体を固定する第3の
制御手順と、前記キャプスタンの逆回転により前記テー
プ状記録媒体を前記所定走行方向と逆方向へ所定量だけ
送出したのち前記テープ状記録媒体を保持固定する第4
の制御手順と、を有することを特徴とする。
は、情報信号を記録して所定の導入位置から所定の導入
方向へ向かい導入され、所定走行方向へ走行可能なテー
プ状記録媒体を円筒形の外周面に巻接する、読出ヘッド
を備えて回転可能な回転ドラムと、前記回転ドラムから
前記所定走行方向の下流側に位置して前記テープ状記録
媒体を保持し、正逆両方向に回転可能なキャプスタン
と、前記回転ドラムの前記所定走行方向の上流側に位置
して前記テープ状記録媒体を固定可能な固定手段と、前
記導入位置に配置され、前記導入方向に沿って徐々に前
記回転ドラムの前記外周面に接近して展開される壁面部
を有し、当該壁面部の前記回転ドラム寄りの先端が当該
回転ドラム外周面との間に所定の間隔を形成する空気流
調整体と、を備えるテープ状記録媒体の再生装置に適用
され、前記回転ドラムを回転させ、且つ前記キャプスタ
ンの回転により前記テープ状記録媒体を前記所定走行方
向へ送出して前記情報信号を再生する第1の制御手順
と、前記回転ドラムの回転中に前記キャプスタンの回転
を停止し、且つ回転停止した当該キャプスタンにより前
記テープ状記録媒体を保持固定する第2の制御手順と、
前記固定手段が前記テープ状記録媒体を固定する第3の
制御手順と、前記キャプスタンの逆回転により前記テー
プ状記録媒体を前記所定走行方向と逆方向へ所定量だけ
送出したのち前記テープ状記録媒体を保持固定する第4
の制御手順と、を有することを特徴とする。
【0052】前記の方法によれば、第1の制御手順によ
る再生がなされた後に、第2の制御手順により、回転ド
ラムから下流のキャプスタンによりテープ状記録媒体の
走行が停止されるとともにテープ状記録媒体が保持固定
される。ついで、第3の制御手順により、回転ドラムか
ら上流の固定手段によってテープ状記録媒体がこの位置
で固定される。ついで第4の制御手順により、キャプス
タンの逆回転で回転ドラム周辺に適切量のテープが供給
されるとともにテープ状記録媒体がこの位置で保持固定
される。これにより、テープ状記録媒体はこの2点で固
定され、この2点間のテープ状記録媒体に付勢されるテ
ンションが減少する。またこの2点間に存在するテープ
状記録媒体のテープ量は増加している。
る再生がなされた後に、第2の制御手順により、回転ド
ラムから下流のキャプスタンによりテープ状記録媒体の
走行が停止されるとともにテープ状記録媒体が保持固定
される。ついで、第3の制御手順により、回転ドラムか
ら上流の固定手段によってテープ状記録媒体がこの位置
で固定される。ついで第4の制御手順により、キャプス
タンの逆回転で回転ドラム周辺に適切量のテープが供給
されるとともにテープ状記録媒体がこの位置で保持固定
される。これにより、テープ状記録媒体はこの2点で固
定され、この2点間のテープ状記録媒体に付勢されるテ
ンションが減少する。またこの2点間に存在するテープ
状記録媒体のテープ量は増加している。
【0053】このテンションが減少したテープ状記録媒
体は回転ドラムが形成する空気層に乗り浮上が容易とな
るが、この空気層は空気流調整体の壁面部先端が形成し
ている間隔の通過により層厚減少がなされ、よって導入
位置付近のテープ状記録媒体は浮上量が抑えられて適正
量の浮上がなされる。さらにテープ量の増加により、回
転ドラム外周に沿ったテープ状記録媒体全体の適正量の
浮上がなされて、回転ドラム外周面へのテープ状記録媒
体の接触のない安定した浮上がなされる。
体は回転ドラムが形成する空気層に乗り浮上が容易とな
るが、この空気層は空気流調整体の壁面部先端が形成し
ている間隔の通過により層厚減少がなされ、よって導入
位置付近のテープ状記録媒体は浮上量が抑えられて適正
量の浮上がなされる。さらにテープ量の増加により、回
転ドラム外周に沿ったテープ状記録媒体全体の適正量の
浮上がなされて、回転ドラム外周面へのテープ状記録媒
体の接触のない安定した浮上がなされる。
【0054】また、第4の制御手順が、テープ状記録媒
体を逆方向へ送出する所定量を、テープ状記録媒体のテ
ープ厚さ、または回転ドラムの外周径、または回転ドラ
ムの回転数のうちの少なくとも一つに基づき決定する場
合は、様々の装置構成や、適用されるテープ状記録媒体
の特性の夫々に適したテープ量の増加供給がなされる。
体を逆方向へ送出する所定量を、テープ状記録媒体のテ
ープ厚さ、または回転ドラムの外周径、または回転ドラ
ムの回転数のうちの少なくとも一つに基づき決定する場
合は、様々の装置構成や、適用されるテープ状記録媒体
の特性の夫々に適したテープ量の増加供給がなされる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、この発明の本質的な構成と作用を示すた
めの好適な例の一部であり、したがって技術構成上好ま
しい種々の限定が付されている場合があるが、この発明
の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定する
旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものでは
ない。
を添付図を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、この発明の本質的な構成と作用を示すた
めの好適な例の一部であり、したがって技術構成上好ま
しい種々の限定が付されている場合があるが、この発明
の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定する
旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものでは
ない。
【0056】図1は、本発明に係るテープ状記録媒体の
浮上制御構造の一実施形態を備えるテープ状記録媒体の
再生装置の要部構成図である。 図2は、図1に示され
るエアーガイドの取り付け状態を示す平面図であり、ま
た図3はその側面図である。図4は、図1乃至図3に示
されるエアーガイドの斜視図である。
浮上制御構造の一実施形態を備えるテープ状記録媒体の
再生装置の要部構成図である。 図2は、図1に示され
るエアーガイドの取り付け状態を示す平面図であり、ま
た図3はその側面図である。図4は、図1乃至図3に示
されるエアーガイドの斜視図である。
【0057】図1に示されるように、本発明に係るテー
プ状記録媒体の浮上制御構造は、空気流調整体であるエ
アーガイドAGを備えて構成される。このエアーガイド
AGは、テープ状記録媒体の再生装置の要部を構成する
回転ドラム24に近接して配置される。
プ状記録媒体の浮上制御構造は、空気流調整体であるエ
アーガイドAGを備えて構成される。このエアーガイド
AGは、テープ状記録媒体の再生装置の要部を構成する
回転ドラム24に近接して配置される。
【0058】回転ドラム24の軸方向下方には、回転ド
ラム24に非接触に隣接して固定ドラム124(図3参
照)が設けられている。この固定ドラム124には、テ
ープを位置決めするための傾斜したリード溝125が設
けられている。
ラム24に非接触に隣接して固定ドラム124(図3参
照)が設けられている。この固定ドラム124には、テ
ープを位置決めするための傾斜したリード溝125が設
けられている。
【0059】エアーガイドAGは、図4に示されるよう
に回転ドラム24外周面近傍に、回転ドラム24の回転
軸に平行に外周面に沿って峻立する板状に構成され、そ
の板状の面はテープ状記録媒体23の導入方向に沿って
徐々に回転ドラム24の外周面に接近する壁面部Fwを
形成している。そしてこの壁面部Fwの回転ドラム24
寄りの先端が、予め定められた導入位置I(図1参照)
において回転ドラム24外周面との間に所定の長さdの
間隔chを形成するように、位置決め孔H2によって位
置決めされ、取付孔H1に螺挿されたネジによって図3
に示されるように固定ドラム124の縁部に取り付けら
れて支持されている。
に回転ドラム24外周面近傍に、回転ドラム24の回転
軸に平行に外周面に沿って峻立する板状に構成され、そ
の板状の面はテープ状記録媒体23の導入方向に沿って
徐々に回転ドラム24の外周面に接近する壁面部Fwを
形成している。そしてこの壁面部Fwの回転ドラム24
寄りの先端が、予め定められた導入位置I(図1参照)
において回転ドラム24外周面との間に所定の長さdの
間隔chを形成するように、位置決め孔H2によって位
置決めされ、取付孔H1に螺挿されたネジによって図3
に示されるように固定ドラム124の縁部に取り付けら
れて支持されている。
【0060】つぎに、このエアーガイドAGが配置され
る周囲の構成を、テープ状記録媒体23の走行路に沿っ
て説明する。テープ状の絶縁層の片面に設けられた磁性
記録層に情報信号が記録されたテープ状記録媒体23
は、装着されたカセット(不図示)からローディングさ
れると、サプライリール(不図示)からテンションレギ
ュレーションアーム34の回転ピン29に至り、この回
転ピン29に巻接してテンションが付勢され、ついで固
定手段TFを素通りしてガイドピン26により方向を変
え、エアーガイドAGの近くを通過して所定の導入位置
Iから回転ドラム24の外周面へ至る。
る周囲の構成を、テープ状記録媒体23の走行路に沿っ
て説明する。テープ状の絶縁層の片面に設けられた磁性
記録層に情報信号が記録されたテープ状記録媒体23
は、装着されたカセット(不図示)からローディングさ
れると、サプライリール(不図示)からテンションレギ
ュレーションアーム34の回転ピン29に至り、この回
転ピン29に巻接してテンションが付勢され、ついで固
定手段TFを素通りしてガイドピン26により方向を変
え、エアーガイドAGの近くを通過して所定の導入位置
Iから回転ドラム24の外周面へ至る。
【0061】円筒形の回転ドラム24は、その外周に映
像信号の再生ヘッド25a、25bおよび消去ヘッド2
5cを内蔵して軸中心に回転自在であるとともに、導入
位置Iから所定の導入方向に導入されたテープ状記録媒
体23を、再生時には磁性記録層側が外周面に当接する
ように傾斜をつけて巻き付け、しかも走行するテープ状
記録媒体23の線速度よりも速い線速度で回転して再生
ヘッド25aにより読出すように構成されている。ここ
でテープ状記録媒体23は、固定ドラム124に設けら
れた傾斜するリード溝125(図3参照)に導かれて巻
接され、ついで所定の導出位置Oで回転ドラム24およ
びリード溝125を離れて導出される。
像信号の再生ヘッド25a、25bおよび消去ヘッド2
5cを内蔵して軸中心に回転自在であるとともに、導入
位置Iから所定の導入方向に導入されたテープ状記録媒
体23を、再生時には磁性記録層側が外周面に当接する
ように傾斜をつけて巻き付け、しかも走行するテープ状
記録媒体23の線速度よりも速い線速度で回転して再生
ヘッド25aにより読出すように構成されている。ここ
でテープ状記録媒体23は、固定ドラム124に設けら
れた傾斜するリード溝125(図3参照)に導かれて巻
接され、ついで所定の導出位置Oで回転ドラム24およ
びリード溝125を離れて導出される。
【0062】すなわちテープ状記録媒体23は、導入位
置Iで回転ドラム24の外周面に至り、回転ドラム24
を図中の外周下端の位置を経て外周右端をこえる導出位
置Oまで、180°以上の範囲にわたって巻くように進
み、回転ドラム24右側のガイドピン26の位置へ至
る。
置Iで回転ドラム24の外周面に至り、回転ドラム24
を図中の外周下端の位置を経て外周右端をこえる導出位
置Oまで、180°以上の範囲にわたって巻くように進
み、回転ドラム24右側のガイドピン26の位置へ至
る。
【0063】導出位置Oにおいて回転ドラム24から離
れて導出されたテープ状記録媒体23は、ガイドピン2
6により方向を変え、その先のテープパスに配設された
キャプスタン27及びピンチローラ28へ至ってキャプ
スタン27に接し、図示されないテークアップリールへ
至る。
れて導出されたテープ状記録媒体23は、ガイドピン2
6により方向を変え、その先のテープパスに配設された
キャプスタン27及びピンチローラ28へ至ってキャプ
スタン27に接し、図示されないテークアップリールへ
至る。
【0064】テープ状記録媒体23の再生時には、ピン
チローラ28がキャプスタン27の方向に移動されてテ
ープ状記録媒体23をキャプスタン27に押圧して挟持
し、ついでキャプスタン27が回転し、これによって挟
持したテープ状記録媒体23を走行方向Vへ走行させ
る。同時に図示されないサプライリールとテークアップ
リールの回転が開始される。
チローラ28がキャプスタン27の方向に移動されてテ
ープ状記録媒体23をキャプスタン27に押圧して挟持
し、ついでキャプスタン27が回転し、これによって挟
持したテープ状記録媒体23を走行方向Vへ走行させ
る。同時に図示されないサプライリールとテークアップ
リールの回転が開始される。
【0065】この再生時(ノーマル再生)には、回転ド
ラム24の回転とテープ状記録媒体23の走行が同時に
為され、テープ状記録媒体23にテンションレギュレー
ションアーム34によって付勢されたテンションによ
り、回転ドラム24外周面にテープ状記録媒体23が当
接して巻接され、キャプスタン27の駆動力によりV方
向へ走行する。また、このノーマル再生では固定手段T
Fは不作動である。
ラム24の回転とテープ状記録媒体23の走行が同時に
為され、テープ状記録媒体23にテンションレギュレー
ションアーム34によって付勢されたテンションによ
り、回転ドラム24外周面にテープ状記録媒体23が当
接して巻接され、キャプスタン27の駆動力によりV方
向へ走行する。また、このノーマル再生では固定手段T
Fは不作動である。
【0066】ついで、このノーマル再生からスチル再生
へ移行すると、回転ドラム24の回転を継続させつつテ
ープ状記録媒体23の走行を停止させる。したがってキ
ャプスタン27の回転が停止され、また同時にサプライ
リール21とテークアップリール22の回転が停止され
る。
へ移行すると、回転ドラム24の回転を継続させつつテ
ープ状記録媒体23の走行を停止させる。したがってキ
ャプスタン27の回転が停止され、また同時にサプライ
リール21とテークアップリール22の回転が停止され
る。
【0067】ここで、キャプスタン27の回転は停止さ
れるが、ピンチローラ28は依然、キャプスタン27を
押圧する位置に置かれる。この結果、テープ状記録媒体
23はキャプスタン27とピンチローラ28間に固定さ
れている。
れるが、ピンチローラ28は依然、キャプスタン27を
押圧する位置に置かれる。この結果、テープ状記録媒体
23はキャプスタン27とピンチローラ28間に固定さ
れている。
【0068】キャプスタン27の回転停止と同時に、テ
ンションレギュレーションアーム34は回転ピン29を
スチル位置へ移動させ、テンションを軽減させる。回転
ピン29がスチル位置へ移動することにより、テープ状
記録媒体23に付勢されるテンションが緩和される。
ンションレギュレーションアーム34は回転ピン29を
スチル位置へ移動させ、テンションを軽減させる。回転
ピン29がスチル位置へ移動することにより、テープ状
記録媒体23に付勢されるテンションが緩和される。
【0069】ついで、回転ドラム24から走行方向Vの
上流側に配設された固定手段TFが作動され、テープ状
記録媒体23をこの位置で固定する。
上流側に配設された固定手段TFが作動され、テープ状
記録媒体23をこの位置で固定する。
【0070】固定手段TFの構成例としては、前記のキ
ャプスタン27とピンチローラ28に類似の機構で、2
個のローラが制御信号に基づき駆動されてテープ状記録
媒体23を挟持するもの等がある。ただし、この場合は
テープ状記録媒体23が走行停止しているから、2個の
ローラは非回転のもので差し支えなく、よってこれらロ
ーラの回転機構は不要である。また、ローラ形状に限定
されず、平面状の構成も可能である。固定手段TFの他
の構成例については次の実施形態において詳述される。
ャプスタン27とピンチローラ28に類似の機構で、2
個のローラが制御信号に基づき駆動されてテープ状記録
媒体23を挟持するもの等がある。ただし、この場合は
テープ状記録媒体23が走行停止しているから、2個の
ローラは非回転のもので差し支えなく、よってこれらロ
ーラの回転機構は不要である。また、ローラ形状に限定
されず、平面状の構成も可能である。固定手段TFの他
の構成例については次の実施形態において詳述される。
【0071】上記により、回転ドラム24から下流側で
キャプスタン27とピンチローラ28によりテープ状記
録媒体23が保持固定される一方、回転ドラム24から
上流側で固定手段TFによりテープ状記録媒体23が固
定されるから、テープ状記録媒体23はこの2点で固定
される。これにより、この2点間のテープ状記録媒体2
3に付勢されるテンションはゼロ近くまで減少する。た
だし回転ドラム24の回転の影響により微小テンション
を受けるからゼロにはならない。このようにテンション
が減少したテープ状記録媒体23は、回転ドラム24が
形成する後述の空気層に乗った浮上が容易となる。
キャプスタン27とピンチローラ28によりテープ状記
録媒体23が保持固定される一方、回転ドラム24から
上流側で固定手段TFによりテープ状記録媒体23が固
定されるから、テープ状記録媒体23はこの2点で固定
される。これにより、この2点間のテープ状記録媒体2
3に付勢されるテンションはゼロ近くまで減少する。た
だし回転ドラム24の回転の影響により微小テンション
を受けるからゼロにはならない。このようにテンション
が減少したテープ状記録媒体23は、回転ドラム24が
形成する後述の空気層に乗った浮上が容易となる。
【0072】この間、回転ドラム24は外周面が大きい
線速度で回転しているから、回転ドラム24外周面近傍
には随伴する空気流aにより空気層が形成される。この
空気層を形成する空気流aは、回転ドラム24の回転に
伴い進行してエアーガイドAGへ至る。
線速度で回転しているから、回転ドラム24外周面近傍
には随伴する空気流aにより空気層が形成される。この
空気層を形成する空気流aは、回転ドラム24の回転に
伴い進行してエアーガイドAGへ至る。
【0073】ここでエアーガイドAGの壁面部Fwの回
転ドラム24寄りの先端が、回転ドラム24外周面との
間に所定の狭い間隔chを形成しているので、この間隔
chを通過する際に空気層の流れの上層側がエアーガイ
ドAGの壁面部Fwの先端部分で剥取られ、よって間隔
chを通過した空気層の層厚が減少する。
転ドラム24寄りの先端が、回転ドラム24外周面との
間に所定の狭い間隔chを形成しているので、この間隔
chを通過する際に空気層の流れの上層側がエアーガイ
ドAGの壁面部Fwの先端部分で剥取られ、よって間隔
chを通過した空気層の層厚が減少する。
【0074】さらに、壁面部Fwによるバッフル効果
で、エアーガイドAGと回転ドラム24間に存在する空
気塊が間隔chを通過して流入する際の抵抗が形成され
る。このバッフル効果により、間隔chを通過して回転
方向下流側へ流入する空気量が制限される。
で、エアーガイドAGと回転ドラム24間に存在する空
気塊が間隔chを通過して流入する際の抵抗が形成され
る。このバッフル効果により、間隔chを通過して回転
方向下流側へ流入する空気量が制限される。
【0075】さらに、流速を有する空気層が狭い間隔c
hを通過することにより間隔chから流出直後にベルヌ
ーイ効果による負圧が形成され、テープ状記録媒体23
がこの負圧により回転ドラム23側へ吸引される。
hを通過することにより間隔chから流出直後にベルヌ
ーイ効果による負圧が形成され、テープ状記録媒体23
がこの負圧により回転ドラム23側へ吸引される。
【0076】このように、エアーガイドAGを、その壁
面部Fwがテープ状記録媒体23の導入方向に沿うよう
配設し、さらに壁面部Fw先端が狭い間隔chを形成す
るように配設することにより、間隔chから回転方向下
流側の回転ドラム24外周面上に形成される空気層の厚
さを、エアーガイドAGを設けない場合に比べて薄く制
御することができる。
面部Fwがテープ状記録媒体23の導入方向に沿うよう
配設し、さらに壁面部Fw先端が狭い間隔chを形成す
るように配設することにより、間隔chから回転方向下
流側の回転ドラム24外周面上に形成される空気層の厚
さを、エアーガイドAGを設けない場合に比べて薄く制
御することができる。
【0077】したがって、間隔chから回転方向下流側
の、導入位置Iから導入されるテープ状記録媒体23
は、流れる薄い空気層によって付与される浮上エネルギ
と、負圧による吸引エネルギの均衡する位置において浮
上を続ける。この結果、テープ状記録媒体23はこの領
域で、エアーガイドAGを設けない場合に比べて浮上量
が抑えられ、より回転ドラム24外周面に近い高さで、
且つ非接触に浮上することができる。
の、導入位置Iから導入されるテープ状記録媒体23
は、流れる薄い空気層によって付与される浮上エネルギ
と、負圧による吸引エネルギの均衡する位置において浮
上を続ける。この結果、テープ状記録媒体23はこの領
域で、エアーガイドAGを設けない場合に比べて浮上量
が抑えられ、より回転ドラム24外周面に近い高さで、
且つ非接触に浮上することができる。
【0078】上記のように、導入位置I付近の領域のテ
ープ状記録媒体23の浮上量が抑えられる結果、回転ド
ラム24外周に沿った下流側で十分なテープ量が確保さ
れ、回転ドラム24外周に沿うテープ状記録媒体23全
体に亘り安定したエアーフィルム35が形成され、テー
プ状記録媒体23の安定した浮上が実現される。すなわ
ち、回転ドラム24外周面へのテープ状記録媒体23の
接触が防止される。
ープ状記録媒体23の浮上量が抑えられる結果、回転ド
ラム24外周に沿った下流側で十分なテープ量が確保さ
れ、回転ドラム24外周に沿うテープ状記録媒体23全
体に亘り安定したエアーフィルム35が形成され、テー
プ状記録媒体23の安定した浮上が実現される。すなわ
ち、回転ドラム24外周面へのテープ状記録媒体23の
接触が防止される。
【0079】さらに、導入位置I付近の領域のテープ状
記録媒体23の浮上量が抑えられる結果、この領域にお
けるテープ状記録媒体23の浮上量が適正となり、浮上
するテープ状記録媒体23が固定ドラム124のリード
溝125から逸脱することがない。すなわち、テープ状
記録媒体23のずり落ちが防止される。
記録媒体23の浮上量が抑えられる結果、この領域にお
けるテープ状記録媒体23の浮上量が適正となり、浮上
するテープ状記録媒体23が固定ドラム124のリード
溝125から逸脱することがない。すなわち、テープ状
記録媒体23のずり落ちが防止される。
【0080】以上により、回転ドラム24が回転する一
方でテープ状記録媒体23が停止した、たとえばスチル
再生モードにおいて、安定したテープ管理を実現するこ
とができる。
方でテープ状記録媒体23が停止した、たとえばスチル
再生モードにおいて、安定したテープ管理を実現するこ
とができる。
【0081】つぎに、本発明に係るテープ状記録媒体の
再生装置の他の実施形態として、再生機能を備える他の
VTR装置を説明する。
再生装置の他の実施形態として、再生機能を備える他の
VTR装置を説明する。
【0082】図5は、本発明に係るテープ状記録媒体の
再生装置の一実施形態であるVTR装置の要部の機構構
成の説明図であり、図6は、そのシステム構成を示すブ
ロック図の一部であり、サーボ系のシステム構成を示し
ている。図7は、この装置の状態遷移図である。また図
8はこの装置の動作を示す制御プログラムのメインフロ
ーチャートである。さらに図9及び図10は、図8のメ
インフローチャートにおけるサーボ処理のフローチャー
トである。
再生装置の一実施形態であるVTR装置の要部の機構構
成の説明図であり、図6は、そのシステム構成を示すブ
ロック図の一部であり、サーボ系のシステム構成を示し
ている。図7は、この装置の状態遷移図である。また図
8はこの装置の動作を示す制御プログラムのメインフロ
ーチャートである。さらに図9及び図10は、図8のメ
インフローチャートにおけるサーボ処理のフローチャー
トである。
【0083】まず、図5に基づいて本VTR装置の機構
構成を説明する。但し、前記実施形態と同一の部分には
同一符号を付けて説明は省略される。
構成を説明する。但し、前記実施形態と同一の部分には
同一符号を付けて説明は省略される。
【0084】同図に示されるように、本VTR装置は、
回転ピン29、テンションレギュレーションアーム3
4、静電制動体31と、高圧発生制御回路16と、高圧
発生回路17とを備える静電制動機構EC、エアーガイ
ドAG、回転ドラム24、ガイドピン26、キャプスタ
ン27、キャプスタン制御装置127、ピンチローラ2
8を備える。
回転ピン29、テンションレギュレーションアーム3
4、静電制動体31と、高圧発生制御回路16と、高圧
発生回路17とを備える静電制動機構EC、エアーガイ
ドAG、回転ドラム24、ガイドピン26、キャプスタ
ン27、キャプスタン制御装置127、ピンチローラ2
8を備える。
【0085】回転ピン29はテンションレギュレーショ
ンアーム34に取付けられ、装着されたカセットからテ
ープ状記録媒体23を引き出してローディングした後、
ノーマル再生時には図中の再生位置X1に位置して走行
中のテープ状記録媒体23に一定のテンションを与え
る。またテープ状記録媒体23の走行停止時には、テン
ションレギュレーションアーム34が回転ピン29をス
チル位置X2に移動してテンションを軽減させる。
ンアーム34に取付けられ、装着されたカセットからテ
ープ状記録媒体23を引き出してローディングした後、
ノーマル再生時には図中の再生位置X1に位置して走行
中のテープ状記録媒体23に一定のテンションを与え
る。またテープ状記録媒体23の走行停止時には、テン
ションレギュレーションアーム34が回転ピン29をス
チル位置X2に移動してテンションを軽減させる。
【0086】静電制動機構ECは、静電電極31aを有
する静電制動体31と、高圧発生制御回路16と高圧発
生回路17から構成される電圧印加手段とを備えて構成
され、テープパス上で回転ピン29と回転ドラム24間
に配置されて、静電吸着によりこの位置でテープ状記録
媒体23を固定する、固定手段である。
する静電制動体31と、高圧発生制御回路16と高圧発
生回路17から構成される電圧印加手段とを備えて構成
され、テープパス上で回転ピン29と回転ドラム24間
に配置されて、静電吸着によりこの位置でテープ状記録
媒体23を固定する、固定手段である。
【0087】高圧発生制御回路16の制御で高圧発生回
路17が発生させる高電圧が静電制動体31の静電電極
31aに印加されると、静電電極31aが静電気を帯電
してテープ状記録媒体23を静電吸着して固定する。
路17が発生させる高電圧が静電制動体31の静電電極
31aに印加されると、静電電極31aが静電気を帯電
してテープ状記録媒体23を静電吸着して固定する。
【0088】ノーマル再生においては、テンションレギ
ュレーションアーム34が回転ピン29を再生位置X1
へ位置させ、所定のテンションを付与し、またキャプス
タン制御装置127がキャプスタン27を正方向に回転
させてテープ状記録媒体23を走行方向Vに走行させ
る。所定のテンションが付与されたテープ状記録媒体2
3は、回転ドラム24に巻接されて図5に示される経路
23Aで走行し、キャプスタン27とピンチローラ28
を経てテークアップリールに巻き取られる。一方、静電
制動機構ECはこの間、不作動であり、テープ状記録媒
体23は静電制動体31から離れた位置を走行してい
る。このノーマル再生における他の各部の動作は前記実
施形態と同じである。
ュレーションアーム34が回転ピン29を再生位置X1
へ位置させ、所定のテンションを付与し、またキャプス
タン制御装置127がキャプスタン27を正方向に回転
させてテープ状記録媒体23を走行方向Vに走行させ
る。所定のテンションが付与されたテープ状記録媒体2
3は、回転ドラム24に巻接されて図5に示される経路
23Aで走行し、キャプスタン27とピンチローラ28
を経てテークアップリールに巻き取られる。一方、静電
制動機構ECはこの間、不作動であり、テープ状記録媒
体23は静電制動体31から離れた位置を走行してい
る。このノーマル再生における他の各部の動作は前記実
施形態と同じである。
【0089】ついで、このノーマル再生から、回転ドラ
ム24を回転させつつテープ状記録媒体23の走行を停
止させるスチル再生へ移行すると、キャプスタン27の
回転が停止される。
ム24を回転させつつテープ状記録媒体23の走行を停
止させるスチル再生へ移行すると、キャプスタン27の
回転が停止される。
【0090】ここで、キャプスタン27の回転は停止さ
れるが、ピンチローラ28は依然、キャプスタン27を
押圧する位置に置かれる。この結果、テープ状記録媒体
23はキャプスタン27とピンチローラ28間に固定さ
れている。
れるが、ピンチローラ28は依然、キャプスタン27を
押圧する位置に置かれる。この結果、テープ状記録媒体
23はキャプスタン27とピンチローラ28間に固定さ
れている。
【0091】キャプスタン27の回転停止と同時に、テ
ンションレギュレーションアーム34は回転ピン29を
スチル位置X2へ移動させ、テンションを軽減させる。
回転ピン29がスチル位置X2へ移動することにより、
テープ状記録媒体23の経路が変更され、静電制動体3
1に当接するようになる。
ンションレギュレーションアーム34は回転ピン29を
スチル位置X2へ移動させ、テンションを軽減させる。
回転ピン29がスチル位置X2へ移動することにより、
テープ状記録媒体23の経路が変更され、静電制動体3
1に当接するようになる。
【0092】次に、高圧発生回路17から高電圧が静電
制動体31の静電電極31aに供給され、静電電極31
aに静電気が発生してテープ状記録媒体23を静電吸着
し、テープ状記録媒体23は静電制動体31に固定され
る。
制動体31の静電電極31aに供給され、静電電極31
aに静電気が発生してテープ状記録媒体23を静電吸着
し、テープ状記録媒体23は静電制動体31に固定され
る。
【0093】前記のようにして、テープ状記録媒体23
は、回転ドラム24から上流側の静電制動機構ECで固
定され、且つ回転ドラム24から下流側のキャプスタン
27とピンチローラ28間に固定された状態となる。
は、回転ドラム24から上流側の静電制動機構ECで固
定され、且つ回転ドラム24から下流側のキャプスタン
27とピンチローラ28間に固定された状態となる。
【0094】この結果、テンションレギュレーションア
ーム34によるテンションは静電制動機構ECにおいて
遮断されるから、回転ドラム24周辺のテープ状記録媒
体23のテンションはさらに低下し、回転ドラム24周
辺のテープ状記録媒体23は回転ドラム24が形成する
空気層に容易に乗って浮上し易くなっている。
ーム34によるテンションは静電制動機構ECにおいて
遮断されるから、回転ドラム24周辺のテープ状記録媒
体23のテンションはさらに低下し、回転ドラム24周
辺のテープ状記録媒体23は回転ドラム24が形成する
空気層に容易に乗って浮上し易くなっている。
【0095】ついで、ここでキャプスタン制御装置12
7がキャプスタン27を逆方向に回転させて、テープ状
記録媒体23を走行方向Vと逆方向に所定量ΔWだけ戻
す。これにより、回転ドラム24周辺のテープ状記録媒
体23の量に、所定量ΔWだけの余裕が生じる。
7がキャプスタン27を逆方向に回転させて、テープ状
記録媒体23を走行方向Vと逆方向に所定量ΔWだけ戻
す。これにより、回転ドラム24周辺のテープ状記録媒
体23の量に、所定量ΔWだけの余裕が生じる。
【0096】この所定量ΔWは、テープ状記録媒体23
の厚さや、テープ材質や、回転ドラム24の外周線速度
に依存するものであり、算出された適正量に基づきキャ
プスタン制御装置127が作動して、所定量ΔWを回転
ドラム24側へ供給する。
の厚さや、テープ材質や、回転ドラム24の外周線速度
に依存するものであり、算出された適正量に基づきキャ
プスタン制御装置127が作動して、所定量ΔWを回転
ドラム24側へ供給する。
【0097】一方、回転ドラム24は外周面が大きい線
速度で回転しているから、回転ドラム24外周面近傍に
は随伴する空気流により空気層が形成される。この空気
層は回転ドラム24の回転に伴い進行してエアーガイド
AGへ至り、狭い間隔chを通過して上層側がエアーガ
イドAGの先端部分で剥取られ、層厚が減少する。ま
た、エアーガイドAGが空気層に与えるその他の効果は
前記実施形態におけると同様である。
速度で回転しているから、回転ドラム24外周面近傍に
は随伴する空気流により空気層が形成される。この空気
層は回転ドラム24の回転に伴い進行してエアーガイド
AGへ至り、狭い間隔chを通過して上層側がエアーガ
イドAGの先端部分で剥取られ、層厚が減少する。ま
た、エアーガイドAGが空気層に与えるその他の効果は
前記実施形態におけると同様である。
【0098】この結果、所定量ΔWだけ増加して適正量
となったテープ状記録媒体23は、回転ドラム24外周
面に対向する全域で予め定めた適正範囲内の浮上量dが
確保され、より安定した浮上が実現される。
となったテープ状記録媒体23は、回転ドラム24外周
面に対向する全域で予め定めた適正範囲内の浮上量dが
確保され、より安定した浮上が実現される。
【0099】さらに、回転ドラム24外周面に対向する
全域で浮上量が適正範囲内となり、浮上するテープ状記
録媒体23が固定ドラム124のリード溝125から逸
脱することがない。すなわち、テープ状記録媒体23の
ずり落ちが防止される。
全域で浮上量が適正範囲内となり、浮上するテープ状記
録媒体23が固定ドラム124のリード溝125から逸
脱することがない。すなわち、テープ状記録媒体23の
ずり落ちが防止される。
【0100】以上により、回転ドラム24が回転する一
方でテープ状記録媒体23が停止した、たとえばスチル
再生モードにおいて、より安定したテープ管理を実現す
ることができる。
方でテープ状記録媒体23が停止した、たとえばスチル
再生モードにおいて、より安定したテープ管理を実現す
ることができる。
【0101】この結果、スチル再生中にテープ状記録媒
体23が回転ドラム24に接触することがなくなり、長
時間のスチル再生がなされても、回転ドラム24側面や
ヘッド25との衝突によるテープ状記録媒体23の損傷
を防止することができ、また同時にヘッド25の摩耗を
防止できる。
体23が回転ドラム24に接触することがなくなり、長
時間のスチル再生がなされても、回転ドラム24側面や
ヘッド25との衝突によるテープ状記録媒体23の損傷
を防止することができ、また同時にヘッド25の摩耗を
防止できる。
【0102】しかも、静電制動機構ECがテープ状記録
媒体23に機械的押圧を加えることなく保持して固定す
るから、保持中にテープ状記録媒体23に変形などの損
傷を与えることがない。
媒体23に機械的押圧を加えることなく保持して固定す
るから、保持中にテープ状記録媒体23に変形などの損
傷を与えることがない。
【0103】さらに、静電制動機構ECの静電電極31
aは電圧の印加を止めるだけで吸着力がゼロまで急減す
ることにより、極めて容易に、且つ変形を与えることな
く、テープ状記録媒体23を静電制動機構ECから離脱
させることができる。
aは電圧の印加を止めるだけで吸着力がゼロまで急減す
ることにより、極めて容易に、且つ変形を与えることな
く、テープ状記録媒体23を静電制動機構ECから離脱
させることができる。
【0104】また、静電制動機構ECへのテープ状記録
媒体23の着脱が静電気によって為され、機械的駆動を
要しないゆえ、迅速に作動でき、且つ軽量に構成するこ
とができる。
媒体23の着脱が静電気によって為され、機械的駆動を
要しないゆえ、迅速に作動でき、且つ軽量に構成するこ
とができる。
【0105】つぎに図6以下に基づき本VTR装置のシ
ステム構成を説明する図6において、システムコントロ
ールCPU1は、この装置全体を制御する演算処理装置
である。システムコントロールCPU1は、システムバ
スを介してプログラムメモリ2及びサーボCPU3と接
続され、スイッチ部及びリモコン(いずれも図示せず)
からの操作に応じたモード信号Mdを受けて、プログラ
ムメモリ2の制御プログラムを実行して、サーボCPU
3へ制御指示を送付する。
ステム構成を説明する図6において、システムコントロ
ールCPU1は、この装置全体を制御する演算処理装置
である。システムコントロールCPU1は、システムバ
スを介してプログラムメモリ2及びサーボCPU3と接
続され、スイッチ部及びリモコン(いずれも図示せず)
からの操作に応じたモード信号Mdを受けて、プログラ
ムメモリ2の制御プログラムを実行して、サーボCPU
3へ制御指示を送付する。
【0106】サーボCPU3は、システムバスを介して
信号やデータ授受をおこなう他に、複数の入出力ポート
を備えている。以下、各出力ポート及び入力ポートに接
続された構成部の機能について説明する。
信号やデータ授受をおこなう他に、複数の入出力ポート
を備えている。以下、各出力ポート及び入力ポートに接
続された構成部の機能について説明する。
【0107】出力ポートSDには、S(サプライ)モー
タドライブ回路(ドライバ:以下同様)4が接続され、
出力ポートSDから制御信号が発せられると、これに基
づきSモータドライブ回路4がサプライモータ5を回転
駆動する。そして、サプライモータ5に設けられたFG
(frequency genarator)からは、
その回転にともない発生したFG信号が入力ポートSF
Gに入力される。
タドライブ回路(ドライバ:以下同様)4が接続され、
出力ポートSDから制御信号が発せられると、これに基
づきSモータドライブ回路4がサプライモータ5を回転
駆動する。そして、サプライモータ5に設けられたFG
(frequency genarator)からは、
その回転にともない発生したFG信号が入力ポートSF
Gに入力される。
【0108】出力ポートCDには、C(キャプスタン)
モータドライブ回路6が接続され、キャプスタン制御装
置127(図5参照)からの信号に基づいた制御信号が
出力ポートCDから発せられると、これに基づきCモー
タドライブ回路6がキャプスタンモータ7を正逆回転駆
動する。そして、キャプスタンモータ7に設けられたF
Gからは、その正逆回転にともない発生したFG信号が
入力ポートCFGに入力される。
モータドライブ回路6が接続され、キャプスタン制御装
置127(図5参照)からの信号に基づいた制御信号が
出力ポートCDから発せられると、これに基づきCモー
タドライブ回路6がキャプスタンモータ7を正逆回転駆
動する。そして、キャプスタンモータ7に設けられたF
Gからは、その正逆回転にともない発生したFG信号が
入力ポートCFGに入力される。
【0109】出力ポートDDには、D(ドラム)モータ
ドライブ回路8が接続され、ドラムモータ9を回転駆動
する。ドラムモータ9には、FG及びPG(phase
genarator)が設けられ、回転速度に応じた
FG信号、並びに記録ヘッド及び再生ヘッドの位置を検
出するPG信号が、入力ポートDFG及び入力ポートD
PGにそれぞれ入力される。
ドライブ回路8が接続され、ドラムモータ9を回転駆動
する。ドラムモータ9には、FG及びPG(phase
genarator)が設けられ、回転速度に応じた
FG信号、並びに記録ヘッド及び再生ヘッドの位置を検
出するPG信号が、入力ポートDFG及び入力ポートD
PGにそれぞれ入力される。
【0110】ドラムモータ9は、直結されたドラム機構
部(図中ではドラムと略記)10を駆動する。ドラム機
構部10には、タイムコードヘッドが設けられており、
テープに記録された1フレームごとのタイムコード信号
を再生してPBアンプ回路11へ送付する。PBアンプ
回路11は、再生されたタイムコード信号を増幅して出
力する。TC(タイムコード)リーダー回路12は、増
幅されたタイムコード信号を数値化してシステムコント
ロールCPU1に入力する。
部(図中ではドラムと略記)10を駆動する。ドラム機
構部10には、タイムコードヘッドが設けられており、
テープに記録された1フレームごとのタイムコード信号
を再生してPBアンプ回路11へ送付する。PBアンプ
回路11は、再生されたタイムコード信号を増幅して出
力する。TC(タイムコード)リーダー回路12は、増
幅されたタイムコード信号を数値化してシステムコント
ロールCPU1に入力する。
【0111】出力ポートTDには、T(テークアップ)
モータドライブ回路13が接続され、テークアップモー
タ14を回転駆動する。そして、テークアップモータ1
4に設けられたFGからは、回転にともない発生したF
G信号が入力ポートTFGに入力される。
モータドライブ回路13が接続され、テークアップモー
タ14を回転駆動する。そして、テークアップモータ1
4に設けられたFGからは、回転にともない発生したF
G信号が入力ポートTFGに入力される。
【0112】出力ポートD1〜D4には、TTP(カセ
ット/テンションアーム/ローディング/ピンチロー
ラ)ドライブ回路15が接続され、テープローディング
機構、カセットのアップ・ダウン機構、テンションアー
ム、ピンチローラ機構を駆動する。
ット/テンションアーム/ローディング/ピンチロー
ラ)ドライブ回路15が接続され、テープローディング
機構、カセットのアップ・ダウン機構、テンションアー
ム、ピンチローラ機構を駆動する。
【0113】出力ポートHVには、高圧発生制御回路1
6が接続され、トランス等からなる高圧発生回路17に
電圧を供給して、高電圧を発生させる。発生された高電
圧は静電制動体に供給される。
6が接続され、トランス等からなる高圧発生回路17に
電圧を供給して、高電圧を発生させる。発生された高電
圧は静電制動体に供給される。
【0114】入力ポートV1〜V3には、センサ・イン
タフェース18が接続され、テープのテンションを検出
するテンションセンサ、カセットの有無を検出するカセ
ットセンサ、テンションアーム等の移動部材の位置を検
出するポジションセンサからの検出信号を入力する。
タフェース18が接続され、テープのテンションを検出
するテンションセンサ、カセットの有無を検出するカセ
ットセンサ、テンションアーム等の移動部材の位置を検
出するポジションセンサからの検出信号を入力する。
【0115】この装置が作動を開始すると、図7に示さ
れる各モードのいずれかの下で作動し、またモード間遷
移をする。電源スイッチがオンになると、システムコン
トロールCPU1は図8に示すメインフローを実行す
る。すなわち、所定のイニシャライズ処理(ステップS
1)を行った後、スイッチ処理(ステップS2)、モー
ド設定処理(ステップS3)、サーボ処理(ステップS
4)、映像信号処理(ステップS5)、その他の処理
(ステップS6)を実行する。
れる各モードのいずれかの下で作動し、またモード間遷
移をする。電源スイッチがオンになると、システムコン
トロールCPU1は図8に示すメインフローを実行す
る。すなわち、所定のイニシャライズ処理(ステップS
1)を行った後、スイッチ処理(ステップS2)、モー
ド設定処理(ステップS3)、サーボ処理(ステップS
4)、映像信号処理(ステップS5)、その他の処理
(ステップS6)を実行する。
【0116】そして、電源スイッチがオフになったか否
かを判別し(ステップS7)、オフでない場合には、ス
テップS2に移行してステップS6までの各処理を繰り
返す。ステップS7において、電源スイッチがオフされ
た場合には、電源オフ処理、例えば設定したモードをメ
モリに格納する処理等を行う。
かを判別し(ステップS7)、オフでない場合には、ス
テップS2に移行してステップS6までの各処理を繰り
返す。ステップS7において、電源スイッチがオフされ
た場合には、電源オフ処理、例えば設定したモードをメ
モリに格納する処理等を行う。
【0117】ステップS2におけるスイッチ処理では、
スイッチ部又はリモコンの操作を検出して、検出結果に
応じてステップS3におけるモード設定処理を実行す
る。なお、ステップS1のイニシャライズ処理におい
て、最初は図7の状態遷移図におけるストップモードに
設定されている。
スイッチ部又はリモコンの操作を検出して、検出結果に
応じてステップS3におけるモード設定処理を実行す
る。なお、ステップS1のイニシャライズ処理におい
て、最初は図7の状態遷移図におけるストップモードに
設定されている。
【0118】図7で、ストップモードにおいてREC
(記録)スイッチがオンされると、RECモード即ち記
録モードに移行し、記録モードにおいて、ストップスイ
ッチがオンされるとストップモードに戻る。ストップモ
ードにおいて、PB(再生)スイッチがオンされるとノ
ーマル再生モードに移行し、ノーマル再生モードにおい
て、ストップスイッチがオンされるとストップモードに
戻る。
(記録)スイッチがオンされると、RECモード即ち記
録モードに移行し、記録モードにおいて、ストップスイ
ッチがオンされるとストップモードに戻る。ストップモ
ードにおいて、PB(再生)スイッチがオンされるとノ
ーマル再生モードに移行し、ノーマル再生モードにおい
て、ストップスイッチがオンされるとストップモードに
戻る。
【0119】ストップモードにおいて、FF(早送り)
スイッチ又はREW(巻戻し)スイッチがオンされると
FF/REWモードに移行する。FF/REWモードに
おいて、ストップスイッチがオンされるとストップモー
ドに戻り、PBスイッチがオンされると、ノーマル再生
モードに移行する。
スイッチ又はREW(巻戻し)スイッチがオンされると
FF/REWモードに移行する。FF/REWモードに
おいて、ストップスイッチがオンされるとストップモー
ドに戻り、PBスイッチがオンされると、ノーマル再生
モードに移行する。
【0120】ノーマル再生モードにおいて、JOGスイ
ッチがオンされるとJOG(ジョグ)モードに移行し、
JOGモードにおいて、PBスイッチがオンされると、
ノーマル再生モードに戻る。
ッチがオンされるとJOG(ジョグ)モードに移行し、
JOGモードにおいて、PBスイッチがオンされると、
ノーマル再生モードに戻る。
【0121】ノーマル再生モードにおいて、STILL
(スチル)スイッチがオンされると、スチル再生モード
に移行し、スチル再生モードにおいてPBスイッチがオ
ンされると、ノーマル再生モードに戻る。
(スチル)スイッチがオンされると、スチル再生モード
に移行し、スチル再生モードにおいてPBスイッチがオ
ンされると、ノーマル再生モードに戻る。
【0122】システムコントロールCPU1は、設定し
たモードに応じて、システムバスを介してサーボCPU
3をコントロールする。すなわち、図9に示すように、
まず、センサ処理(ステップS41)を実行し、モード
判別処理(ステップS42)を実行する。
たモードに応じて、システムバスを介してサーボCPU
3をコントロールする。すなわち、図9に示すように、
まず、センサ処理(ステップS41)を実行し、モード
判別処理(ステップS42)を実行する。
【0123】なお、ステップS41におけるセンサ処理
において、図6のサーボCPU3の入力ポートV2にお
いて、カセットがまだ装着されていないことをセンサイ
ンタフェース18によって検出した場合には、ストップ
モードを維持した状態でカセットの装着を待機してい
る。カセットが装着されたときは、テープを引き出して
ローディング制御を行う。ローディング制御の動作は本
発明には直接関係しないので、ローディング制御のサー
ボ処理のフローについては省略する。
において、図6のサーボCPU3の入力ポートV2にお
いて、カセットがまだ装着されていないことをセンサイ
ンタフェース18によって検出した場合には、ストップ
モードを維持した状態でカセットの装着を待機してい
る。カセットが装着されたときは、テープを引き出して
ローディング制御を行う。ローディング制御の動作は本
発明には直接関係しないので、ローディング制御のサー
ボ処理のフローについては省略する。
【0124】すなわち、サーボCPU3の出力ポート
(図示せず)からローディング信号が出力され、テープ
のローディングが完了した状態におけるサーボ処理につ
いて説明する。
(図示せず)からローディング信号が出力され、テープ
のローディングが完了した状態におけるサーボ処理につ
いて説明する。
【0125】図9のステップS43においてモード変更
があるか否かを判別し、モード変更がない場合には、こ
のフローを終了して図7のメインフローに戻る。モード
変更があったときは、スチルモードへの変更か否かを判
別する(ステップS44)。
があるか否かを判別し、モード変更がない場合には、こ
のフローを終了して図7のメインフローに戻る。モード
変更があったときは、スチルモードへの変更か否かを判
別する(ステップS44)。
【0126】スチルモードへの変更である場合には、サ
ーボCPU3の出力ポートCDからの駆動信号を停止し
て、キャプスタンモータ7をオフ処理し(ステップS4
5)、キャプスタン27の回転を停止させる。また同時
に、サーボCPU3の出力ポートSDからの駆動信号を
停止して、サプライモータ5をオフ処理し(ステップS
46)、サプライリールの回転を停止させる。
ーボCPU3の出力ポートCDからの駆動信号を停止し
て、キャプスタンモータ7をオフ処理し(ステップS4
5)、キャプスタン27の回転を停止させる。また同時
に、サーボCPU3の出力ポートSDからの駆動信号を
停止して、サプライモータ5をオフ処理し(ステップS
46)、サプライリールの回転を停止させる。
【0127】この間、キャプスタン27の回転は停止さ
れるが、ピンチローラ28は依然、キャプスタン27を
押圧する位置に置かれる。この結果、テープ状記録媒体
23はキャプスタン27とピンチローラ28間に固定さ
れている。
れるが、ピンチローラ28は依然、キャプスタン27を
押圧する位置に置かれる。この結果、テープ状記録媒体
23はキャプスタン27とピンチローラ28間に固定さ
れている。
【0128】次に、サーボCPU3の出力ポートD2か
らTTPドライブ回路15に、テープテンションを低減
する制御信号を出力する(ステップS47)。テープテ
ンション低減の制御信号によって、図5に示す回転ピン
29がスチル位置X2に移動し、テープ状記録媒体23
に与えるテンションを軽減させる。
らTTPドライブ回路15に、テープテンションを低減
する制御信号を出力する(ステップS47)。テープテ
ンション低減の制御信号によって、図5に示す回転ピン
29がスチル位置X2に移動し、テープ状記録媒体23
に与えるテンションを軽減させる。
【0129】ステップS48においては、回転ピン29
の位置がスチル位置X2に移動したか否かを判別する。
回転ピン29がスチル位置X2に移動すると、テープ状
記録媒体23が静電制動機構ECに当接する位置に移動
する。
の位置がスチル位置X2に移動したか否かを判別する。
回転ピン29がスチル位置X2に移動すると、テープ状
記録媒体23が静電制動機構ECに当接する位置に移動
する。
【0130】次に、サーボCPU3の出力ポートHVか
らオン制御信号を高圧発生制御回路16に出力して、静
電制動機構ECのオン処理(ステップS49)を行う。
この結果、高圧発生回路17から高電圧が静電制動機構
ECの静電電極31aに供給され、静電電極31aに静
電気が発生して、当接しているテープ状記録媒体23を
吸着する。
らオン制御信号を高圧発生制御回路16に出力して、静
電制動機構ECのオン処理(ステップS49)を行う。
この結果、高圧発生回路17から高電圧が静電制動機構
ECの静電電極31aに供給され、静電電極31aに静
電気が発生して、当接しているテープ状記録媒体23を
吸着する。
【0131】テープ状記録媒体23が静電制動機構EC
の表面に吸着固定された後、ステップS50において、
テープ逆送り適正量が算出され決定される。この逆送り
適正量の算出は、テープ状記録媒体の材質、種類、テー
プ厚み、回転ドラム24の径と回転数などを変数として
演算される。
の表面に吸着固定された後、ステップS50において、
テープ逆送り適正量が算出され決定される。この逆送り
適正量の算出は、テープ状記録媒体の材質、種類、テー
プ厚み、回転ドラム24の径と回転数などを変数として
演算される。
【0132】ついでステップS51において、サーボC
PU3の出力ポートCDからキャプスタンモータドライ
ブ回路6に信号を出力して、キャプスタンモータ7を逆
転させる。すなわち、図5に示すように、キャプスタン
27を走行方向Vとは反対向きに回転させて、テープ状
記録媒体23を所定量ΔWだけ戻す。
PU3の出力ポートCDからキャプスタンモータドライ
ブ回路6に信号を出力して、キャプスタンモータ7を逆
転させる。すなわち、図5に示すように、キャプスタン
27を走行方向Vとは反対向きに回転させて、テープ状
記録媒体23を所定量ΔWだけ戻す。
【0133】サーボCPU3の入力ポートCFGにおい
て、キャプスタン27を回転駆動するキャプスタンモー
タ7の逆回転量に比例するFG信号によって、キャプス
タン27の逆回転量を検出する。すなわち、ステップS
51において、キャプスタン27の所定逆回転が終了し
たか否かを判別する。
て、キャプスタン27を回転駆動するキャプスタンモー
タ7の逆回転量に比例するFG信号によって、キャプス
タン27の逆回転量を検出する。すなわち、ステップS
51において、キャプスタン27の所定逆回転が終了し
たか否かを判別する。
【0134】キャプスタン27の所定逆回転が終了して
いない場合には、ステップS51におけるキャプスタン
モータ7の逆転処理を続行する。キャプスタン27の所
定逆回転が終了したときは、回転ドラム24の周囲に接
触していたテープ状記録媒体23が23Aの位置から、
完全に回転ドラム24から浮上した23Bの位置へと移
動する。ここで、このフローを終了して図8のメインフ
ローに戻る。
いない場合には、ステップS51におけるキャプスタン
モータ7の逆転処理を続行する。キャプスタン27の所
定逆回転が終了したときは、回転ドラム24の周囲に接
触していたテープ状記録媒体23が23Aの位置から、
完全に回転ドラム24から浮上した23Bの位置へと移
動する。ここで、このフローを終了して図8のメインフ
ローに戻る。
【0135】一方、ステップS44において、モード変
更がスチル再生モードへの変更でない場合には、ノーマ
ル再生モードへの変更であるか否かを判別する(ステッ
プS61)。ノーマル再生モードへの変更である場合に
は、現在のモードがスチル再生モードであり、スチル再
生中であるか否かを判別する(ステップS62)。
更がスチル再生モードへの変更でない場合には、ノーマ
ル再生モードへの変更であるか否かを判別する(ステッ
プS61)。ノーマル再生モードへの変更である場合に
は、現在のモードがスチル再生モードであり、スチル再
生中であるか否かを判別する(ステップS62)。
【0136】現在のモードがスチル再生中である場合に
は、サーボCPU3の出力ポートHVから高圧発生制御
回路16への信号をオフにして、高圧発生回路17から
静電制動体31への高電圧の供給を停止することによ
り、静電制動体31のオフ処理(ステップS63)を行
う。
は、サーボCPU3の出力ポートHVから高圧発生制御
回路16への信号をオフにして、高圧発生回路17から
静電制動体31への高電圧の供給を停止することによ
り、静電制動体31のオフ処理(ステップS63)を行
う。
【0137】次に、サーボCPU3の出力ポートD2か
らTTPドライブ回路15への信号を制御して、テープ
テンション増加処理を行う(ステップS64)。そし
て、図5における回転ピン29が再生走行位置X1に移
動したか否かを判別する(ステップS65)。再生走行
位置X1に移動していない場合には、再生走行位置X1
に移動するまでステップS64の処理を続行する。
らTTPドライブ回路15への信号を制御して、テープ
テンション増加処理を行う(ステップS64)。そし
て、図5における回転ピン29が再生走行位置X1に移
動したか否かを判別する(ステップS65)。再生走行
位置X1に移動していない場合には、再生走行位置X1
に移動するまでステップS64の処理を続行する。
【0138】この場合において、静電制動体31に高電
圧の供給がなされていないことにより、残存静電気が急
速に減少するから、回転ピン29を再生走行位置X1に
移動するだけで、テープ状記録媒体23はすみやかに静
電制動体31から離れて、ノーマル再生の準備状態に迅
速に移行できる。さらにこの場合において、ノーマル再
生への移行が、トラックずれが生じることなく円滑にな
される。
圧の供給がなされていないことにより、残存静電気が急
速に減少するから、回転ピン29を再生走行位置X1に
移動するだけで、テープ状記録媒体23はすみやかに静
電制動体31から離れて、ノーマル再生の準備状態に迅
速に移行できる。さらにこの場合において、ノーマル再
生への移行が、トラックずれが生じることなく円滑にな
される。
【0139】回転ピン29が再生走行位置X1に移動す
ると、サーボCPU3の出力ポートCD及び出力ポート
SDから信号を出力して、キャプスタンモータ7のオン
処理を行い(ステップS66)、サプライモータ5のオ
ン処理を行う(ステップS67)。これによりノーマル
再生が開始する。ノーマル再生が開始すると、このフロ
ーを終了して図8のメインフローチャートに戻る。
ると、サーボCPU3の出力ポートCD及び出力ポート
SDから信号を出力して、キャプスタンモータ7のオン
処理を行い(ステップS66)、サプライモータ5のオ
ン処理を行う(ステップS67)。これによりノーマル
再生が開始する。ノーマル再生が開始すると、このフロ
ーを終了して図8のメインフローチャートに戻る。
【0140】またステップS61において、モード変更
がノーマル再生モードでない場合には、図10のフロー
のエントリ番号1へ移動する。 図10のステップS7
1において、ストップモードへの変更であるか否かを判
別する。ストップモードへの変更である場合には、サー
ボCPU3の出力ポートD4、出力ポートCD、出力ポ
ートSD、出力ポートDD、をそれぞれオフにして、ピ
ンチローラ28のオフ処理(ステップS72)、キャプ
スタンモータ7のオフ処理(ステップS73)、サプラ
イモータ5のオフ処理(ステップS74)、ドラムモー
タ9のオフ処理(ステップS75)を行う。
がノーマル再生モードでない場合には、図10のフロー
のエントリ番号1へ移動する。 図10のステップS7
1において、ストップモードへの変更であるか否かを判
別する。ストップモードへの変更である場合には、サー
ボCPU3の出力ポートD4、出力ポートCD、出力ポ
ートSD、出力ポートDD、をそれぞれオフにして、ピ
ンチローラ28のオフ処理(ステップS72)、キャプ
スタンモータ7のオフ処理(ステップS73)、サプラ
イモータ5のオフ処理(ステップS74)、ドラムモー
タ9のオフ処理(ステップS75)を行う。
【0141】次に、サーボCPU3の出力ポートD2か
らTTPドライブ回路15への信号を制御して、テープ
テンションを低減する処理を行う(ステップS76)。
そして、テンションレギュレーションアーム34がスト
ップモードにおける停止位置に移動したか否かを判別す
る(ステップS77)。
らTTPドライブ回路15への信号を制御して、テープ
テンションを低減する処理を行う(ステップS76)。
そして、テンションレギュレーションアーム34がスト
ップモードにおける停止位置に移動したか否かを判別す
る(ステップS77)。
【0142】テンションレギュレーションアーム34が
停止位置に移動していない場合には、停止位置に移動す
るまで、ステップS76の処理を続行する。テンション
レギュレーションアーム34が停止位置に移動したとき
は、このフローを終了して図7のメインフローに戻る。
停止位置に移動していない場合には、停止位置に移動す
るまで、ステップS76の処理を続行する。テンション
レギュレーションアーム34が停止位置に移動したとき
は、このフローを終了して図7のメインフローに戻る。
【0143】ステップS71において、モード変更がス
トップモードへの変更でない場合には、JOGモード、
FF/REWモード、又は記録モードへの変更である
が、説明は省略する。
トップモードへの変更でない場合には、JOGモード、
FF/REWモード、又は記録モードへの変更である
が、説明は省略する。
【0144】また図9のステップS61においてノーマ
ル再生モードにモード変更され、しかもステップS62
において現在のモードがスチル再生中でない場合、すな
わちストップ中である場合には、図10のフローのエン
トリ番号2へ移動し、サーボCPU3の出力ポートD2
からTTPドライブ回路15への信号を制御して、テー
プテンション増加処理を行う(ステップS78)。
ル再生モードにモード変更され、しかもステップS62
において現在のモードがスチル再生中でない場合、すな
わちストップ中である場合には、図10のフローのエン
トリ番号2へ移動し、サーボCPU3の出力ポートD2
からTTPドライブ回路15への信号を制御して、テー
プテンション増加処理を行う(ステップS78)。
【0145】そして、図5における回転ピン29が再生
走行位置X1に移動したか否かを判別する(ステップS
79)。回転ピン29が再生走行位置X1に移動してい
ない場合には、再生走行位置X1に移動するまでステッ
プS78の処理を続行する。
走行位置X1に移動したか否かを判別する(ステップS
79)。回転ピン29が再生走行位置X1に移動してい
ない場合には、再生走行位置X1に移動するまでステッ
プS78の処理を続行する。
【0146】回転ピン29が再生走行位置X1に移動し
たときは、サーボCPU3の出力ポートCD、出力ポー
トSD、出力ポートDDから信号を出力して、キャプス
タンモータ7のオン処理を行い(ステップS80)、サ
プライモータ5のオン処理を行い(ステップS81)、
ドラムモータ9のオン処理を行う(ステップS82)。
そして、このフローを終了して図8のメインフローに戻
る。
たときは、サーボCPU3の出力ポートCD、出力ポー
トSD、出力ポートDDから信号を出力して、キャプス
タンモータ7のオン処理を行い(ステップS80)、サ
プライモータ5のオン処理を行い(ステップS81)、
ドラムモータ9のオン処理を行う(ステップS82)。
そして、このフローを終了して図8のメインフローに戻
る。
【0147】上記のように、本実施形態によれば、適正
量のテープが供給され、且つエアーガイドAGにより導
入位置付近の領域のテープ状記録媒体23の浮上量が抑
えられる結果、回転ドラム24外周に沿った下流側全域
で十分なテープ量が確保され、回転ドラム24外周に沿
うテープ状記録媒体23全体に亘り安定した空気層35
が形成され、テープ状記録媒体23のより安定した浮上
が実現される。
量のテープが供給され、且つエアーガイドAGにより導
入位置付近の領域のテープ状記録媒体23の浮上量が抑
えられる結果、回転ドラム24外周に沿った下流側全域
で十分なテープ量が確保され、回転ドラム24外周に沿
うテープ状記録媒体23全体に亘り安定した空気層35
が形成され、テープ状記録媒体23のより安定した浮上
が実現される。
【0148】以上により、回転ドラム24が回転する一
方でテープ状記録媒体23が停止した、たとえばスチル
再生モードにおいて、より安定したテープ管理を実現す
ることができる。
方でテープ状記録媒体23が停止した、たとえばスチル
再生モードにおいて、より安定したテープ管理を実現す
ることができる。
【0149】なお、上記実施形態においては、テープ状
記録媒体として磁気的に映像信号が記録されたテープに
ついて説明したが、これに限定されることなく、光学的
に情報信号を記録したテープの場合にも本発明を適用す
ることができる。
記録媒体として磁気的に映像信号が記録されたテープに
ついて説明したが、これに限定されることなく、光学的
に情報信号を記録したテープの場合にも本発明を適用す
ることができる。
【0150】また、上記実施形態においては、回転ヘッ
ドを備えたVTR装置を例に採って本発明を説明した
が、本発明の適用できる分野は、VTR装置に限定する
ものではない。例えば、回転ヘッドを備えたデータレコ
ーダ等のように、映像信号以外のデジタルデータを記録
・再生する装置及びその制御方法にも適用できる。
ドを備えたVTR装置を例に採って本発明を説明した
が、本発明の適用できる分野は、VTR装置に限定する
ものではない。例えば、回転ヘッドを備えたデータレコ
ーダ等のように、映像信号以外のデジタルデータを記録
・再生する装置及びその制御方法にも適用できる。
【0151】データレコーダ等の装置においても、記録
されているデータを編集する際に、テープの一部の箇所
を繰り返し再生するので、テープが損傷することがあ
る。したがって、このようなデータレコーダ等の装置に
本発明におけるテープ状記録媒体の浮上制御構造を取り
付けることによって、また本発明における再生方法を適
用することによって、記録媒体テープに損傷を与えた
り、テープがリード溝から脱落するのを防止できる。
されているデータを編集する際に、テープの一部の箇所
を繰り返し再生するので、テープが損傷することがあ
る。したがって、このようなデータレコーダ等の装置に
本発明におけるテープ状記録媒体の浮上制御構造を取り
付けることによって、また本発明における再生方法を適
用することによって、記録媒体テープに損傷を与えた
り、テープがリード溝から脱落するのを防止できる。
【0152】また、再生する情報信号としては、テープ
に記録されたデジタル音声信号であってもよい。例えば
DATにおいても、記録された音声信号を編集する場合
には、テープの一部の箇所を繰り返し再生するので、テ
ープが損傷することがある。したがって、このようなD
AT装置を本発明における構造とすることによって、テ
ープに損傷を与えたり、テープがリード溝から脱落する
のを防止できる。
に記録されたデジタル音声信号であってもよい。例えば
DATにおいても、記録された音声信号を編集する場合
には、テープの一部の箇所を繰り返し再生するので、テ
ープが損傷することがある。したがって、このようなD
AT装置を本発明における構造とすることによって、テ
ープに損傷を与えたり、テープがリード溝から脱落する
のを防止できる。
【0153】
【発明の効果】前記のように、本発明によれば、テープ
状記録媒体の導入位置において空気流調整体が、回転ド
ラム外周面に随伴形成される空気層の層厚を制御するこ
とにより、導入位置におけるテープ状記録媒体の浮上量
を抑えて下流側へ供給するテープ量を確保でき、よって
回転ドラム外周面に沿ったテープ状記録媒体全体の安定
な浮上を実現できる。
状記録媒体の導入位置において空気流調整体が、回転ド
ラム外周面に随伴形成される空気層の層厚を制御するこ
とにより、導入位置におけるテープ状記録媒体の浮上量
を抑えて下流側へ供給するテープ量を確保でき、よって
回転ドラム外周面に沿ったテープ状記録媒体全体の安定
な浮上を実現できる。
【0154】また、例えばスチル再生などの特殊再生で
回転ドラムを回転しつつ、テープ状記録媒体の走行を停
止させる場合、停止したテープ状記録媒体を回転ドラム
から上流側および下流側において固定して、テープ状記
録媒体へ付勢されるテンションを低減させ、且つ空気流
調整体を用いることにより、さらに安定したテープ状記
録媒体の浮上を実現することができる。
回転ドラムを回転しつつ、テープ状記録媒体の走行を停
止させる場合、停止したテープ状記録媒体を回転ドラム
から上流側および下流側において固定して、テープ状記
録媒体へ付勢されるテンションを低減させ、且つ空気流
調整体を用いることにより、さらに安定したテープ状記
録媒体の浮上を実現することができる。
【0155】さらに上記の各々に加え、テープ状記録媒
体を所定量だけ逆送することにより、回転ドラム外周面
に沿ったテープ状記録媒体の量を適正範囲内にでき、よ
ってさらに安定したテープ状記録媒体の浮上を実現する
ことができる。
体を所定量だけ逆送することにより、回転ドラム外周面
に沿ったテープ状記録媒体の量を適正範囲内にでき、よ
ってさらに安定したテープ状記録媒体の浮上を実現する
ことができる。
【0156】この結果、スチル再生中にテープ状記録媒
体が回転ドラムに接触することがなくなり、長時間のス
チル再生がなされても、回転ドラム側面やヘッドとの衝
突によるテープ状記録媒体の損傷を防止することがで
き、また同時にヘッドの摩耗を防止することができる。
体が回転ドラムに接触することがなくなり、長時間のス
チル再生がなされても、回転ドラム側面やヘッドとの衝
突によるテープ状記録媒体の損傷を防止することがで
き、また同時にヘッドの摩耗を防止することができる。
【0157】また、エアーガイドが駆動機構を要しない
構成ゆえ、構造を簡素化でき、且つ軽量になるという顕
著な効果がある。
構成ゆえ、構造を簡素化でき、且つ軽量になるという顕
著な効果がある。
【図1】本発明に係るテープ状記録媒体の浮上制御構造
の一実施形態を備えるテープ状記録媒体の再生装置の要
部構成図である。
の一実施形態を備えるテープ状記録媒体の再生装置の要
部構成図である。
【図2】本発明に係るテープ状記録媒体の浮上制御構造
の一実施形態の取り付け状態を示す平面図である。
の一実施形態の取り付け状態を示す平面図である。
【図3】図1に示されるテープ状記録媒体の浮上制御構
造の一実施形態の取り付け状態を示す側面図である。
造の一実施形態の取り付け状態を示す側面図である。
【図4】図1乃至図3に示されるエアーガイドの斜視図
である。
である。
【図5】本発明に係るテープ状記録媒体の再生装置の一
実施形態における要部の機構構成図である。
実施形態における要部の機構構成図である。
【図6】本発明のテープ状記録媒体の再生装置の一実施
形態におけるシステムのブロック図である。
形態におけるシステムのブロック図である。
【図7】図6に示されるテープ状記録媒体の再生装置の
状態遷移図である。
状態遷移図である。
【図8】図6に示されるテープ状記録媒体の再生装置の
制御プログラムのメインフローチャートである。
制御プログラムのメインフローチャートである。
【図9】図8のフローチャートにおけるサーボ処理のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図10】図9に続くサーボ処理のフローチャートであ
る。
る。
【図11】テープが装着された従来のVTR装置の要部
構成図である。
構成図である。
AG……エアーガイド、ch……間隔、TF……固定手
段、V……再生時のテープ状記録媒体の走行方向、23
……テープ状記録媒体(テープ)、24……回転ドラ
ム、25a〜25c……ヘッド、26……ガイドピン、
27……キャプスタン、28……ピンチローラ、29…
…回転ピン、34……テンションレギュレーションアー
ム、35……空気層(エアーフィルム)、124……固
定ドラム、125……リード溝
段、V……再生時のテープ状記録媒体の走行方向、23
……テープ状記録媒体(テープ)、24……回転ドラ
ム、25a〜25c……ヘッド、26……ガイドピン、
27……キャプスタン、28……ピンチローラ、29…
…回転ピン、34……テンションレギュレーションアー
ム、35……空気層(エアーフィルム)、124……固
定ドラム、125……リード溝
Claims (8)
- 【請求項1】 走行を停止し且つ所定の導入位置から所
定の導入方向へ向かい導入されたテープ状記録媒体を、
回転する円筒形の外周面に沿って浮上させつつ非接触に
巻接し、所定の導出位置から導出させる回転ドラムを備
える機構に適用される当該テープ状記録媒体の浮上制御
構造であって、 前記導入位置に、 前記導入方向に沿って徐々に前記回転ドラムの前記外周
面に接近して展開される壁面部を有し、 且つ前記壁面部の前記回転ドラム寄りの先端が当該回転
ドラム外周面との間に所定の間隔を設けて配設された、
空気流調整体を備えることを特徴とするテープ状記録媒
体の浮上制御構造。 - 【請求項2】 走行を停止し且つ所定の導入位置から所
定の導入方向へ向かい導入されたテープ状記録媒体を、
回転する円筒形の回転ドラム外周面に沿って形成される
空気層に乗せて浮上させつつ非接触に巻接し、所定の導
出位置から導出させる機構に適用される当該テープ状記
録媒体の浮上制御方法であって、 前記導入位置に、前記導入方向に沿って徐々に前記回転
ドラムの前記外周面に接近して展開される壁面部を有す
る空気流調整体を、当該壁面部の先端が当該回転ドラム
外周面との間に所定の間隔を形成させて配設して、 前記間隔を通過する前記空気層の一部分の通過を制限す
ることを特徴とするテープ状記録媒体の浮上制御方法。 - 【請求項3】 所定のテンションが付与されて所定走行
方向に走行可能なテープ状記録媒体を、所定の導入位置
から所定の導入方向へ向かい導入してヘッドを備えた回
転ドラムの外周面に巻接し、当該回転ドラムから当該所
定走行方向の下流側に位置して当該テープ状記録媒体を
保持するキャプスタンの回転により当該テープ状記録媒
体を当該所定走行方向に送出して走行させる、テープ状
記録媒体の再生装置であって、 前記回転ドラムの前記所定走行方向の上流側に、前記テ
ープ状記録媒体を固定可能な固定手段を配設し、 且つ前記導入位置に、前記導入方向に沿って徐々に前記
回転ドラムの前記外周面に接近して展開される壁面部を
有する空気流調整体を、当該壁面部の前記回転ドラム寄
りの先端が当該回転ドラム外周面との間に所定の間隔を
設けて配設し、 前記回転ドラムを回転させつつ前記テープ状記録媒体の
走行を停止させる場合に、 前記キャプスタンは回転を停止するとともに前記テープ
状記録媒体を固定し、 且つ前記固定手段は前記テープ状記録媒体を固定する構
成としたことを特徴とするテープ状記録媒体の再生装
置。 - 【請求項4】 情報信号を記録して所定の導入位置から
所定の導入方向へ向かい導入され、所定走行方向へ走行
可能なテープ状記録媒体を円筒形の外周面に巻接する、
読出ヘッドを備えて回転可能な回転ドラムと、 前記回転ドラムから前記所定走行方向の下流側に位置し
て前記テープ状記録媒体を保持し、回転可能なキャプス
タンと、 前記回転ドラムの前記所定走行方向の上流側に位置して
前記テープ状記録媒体を固定可能な固定手段と、 前記導入位置に配置され、前記導入方向に沿って徐々に
前記回転ドラムの前記外周面に接近して展開される壁面
部を有し、当該壁面部の前記回転ドラム寄りの先端が当
該回転ドラム外周面との間に所定の間隔を形成する空気
流調整体と、を備えるテープ状記録媒体の再生装置に適
用され、 前記回転ドラムを回転させ、且つ前記キャプスタンの回
転により前記テープ状記録媒体を前記所定走行方向へ送
出して前記情報信号を再生する第1の制御手順と、 前記回転ドラムの回転中に前記キャプスタンの回転を停
止し、且つ回転停止した当該キャプスタンにより前記テ
ープ状記録媒体を保持固定する第2の制御手順と、 前記固定手段が前記テープ状記録媒体を固定する第3の
制御手順と、 を有することを特徴とするテープ状記録媒体の再生方
法。 - 【請求項5】 所定のテンションが付与されて所定走行
方向に走行可能なテープ状記録媒体を、所定の導入位置
から所定の導入方向へ向かい導入してヘッドを備えた回
転ドラムの外周面に巻接し、当該回転ドラムから当該所
定走行方向の下流側に位置して当該テープ状記録媒体を
保持するキャプスタンの回転により当該テープ状記録媒
体を当該所定走行方向に送出して走行させる、テープ状
記録媒体の再生装置であって、 前記キャプスタンを正逆両方向へ回転させて前記テープ
状記録媒体を所定量だけ前記所定走行方向または逆方向
へ送出するキャプスタン制御手段を設け、 前記回転ドラムの前記所定走行方向の上流側に、前記テ
ープ状記録媒体を固定可能な固定手段を配設し、 且つ前記導入位置に、前記導入方向に沿って徐々に前記
回転ドラムの前記外周面に接近して展開される壁面部を
有する空気流調整体を、当該壁面部の前記回転ドラム寄
り先端と当該回転ドラム外周面間に所定の間隔を設けて
配設し、 前記回転ドラムを回転させつつ前記テープ状記録媒体の
前記所定走行方向への走行を停止させる場合に、 前記キャプスタン制御手段は前記キャプスタンの回転を
停止するとともに前記テープ状記録媒体を固定し、 前記固定手段は前記テープ状記録媒体を固定し、 且つ前記キャプスタン制御手段は前記固定手段が前記テ
ープ状記録媒体を固定した後に、前記キャプスタンの逆
回転により前記テープ状記録媒体を所定量だけ前記所定
走行方向と逆方向へ送出し、ついで前記テープ状記録媒
体を固定する構成としたことを特徴とするテープ状記録
媒体の再生装置。 - 【請求項6】 前記キャプスタン制御手段は、前記テー
プ状記録媒体を逆方向へ送出する前記所定量を、前記テ
ープ状記録媒体のテープ厚さ、または前記回転ドラムの
外周径、または当該回転ドラムの回転数のうちの少なく
とも一つに基づき決定することを特徴とする請求項5記
載のテープ状記録媒体の再生装置。 - 【請求項7】 情報信号を記録して所定の導入位置から
所定の導入方向へ向かい導入され、所定走行方向へ走行
可能なテープ状記録媒体を円筒形の外周面に巻接する、
読出ヘッドを備えて回転可能な回転ドラムと、 前記回転ドラムから前記所定走行方向の下流側に位置し
て前記テープ状記録媒体を保持し、正逆両方向に回転可
能なキャプスタンと、 前記回転ドラムの前記所定走行方向の上流側に位置して
前記テープ状記録媒体を固定可能な固定手段と、 前記導入位置に配置され、前記導入方向に沿って徐々に
前記回転ドラムの前記外周面に接近して展開される壁面
部を有し、当該壁面部の前記回転ドラム寄りの先端が当
該回転ドラム外周面との間に所定の間隔を形成する空気
流調整体と、を備えるテープ状記録媒体の再生装置に適
用され、 前記回転ドラムを回転させ、且つ前記キャプスタンの回
転により前記テープ状記録媒体を前記所定走行方向へ送
出して前記情報信号を再生する第1の制御手順と、 前記回転ドラムの回転中に前記キャプスタンの回転を停
止し、且つ回転停止した当該キャプスタンにより前記テ
ープ状記録媒体を保持固定する第2の制御手順と、 前記固定手段が前記テープ状記録媒体を固定する第3の
制御手順と、 前記キャプスタンの逆回転により前記テープ状記録媒体
を前記所定走行方向と逆方向へ所定量だけ送出したのち
前記テープ状記録媒体を保持固定する第4の制御手順
と、 を有することを特徴とするテープ状記録媒体の再生方
法。 - 【請求項8】 前記テープ状記録媒体を逆方向へ送出す
る前記所定量を、前記テープ状記録媒体のテープ厚さ、
または前記回転ドラムの外周径、または当該回転ドラム
の回転数のうちの少なくとも一つに基づき決定すること
を特徴とする請求項7記載のテープ状記録媒体の再生方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11051135A JP2000251352A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | テープ状記録媒体の浮上制御構造及び浮上制御方法及びテープ状記録媒体の再生装置および再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11051135A JP2000251352A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | テープ状記録媒体の浮上制御構造及び浮上制御方法及びテープ状記録媒体の再生装置および再生方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000251352A true JP2000251352A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12878387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11051135A Pending JP2000251352A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | テープ状記録媒体の浮上制御構造及び浮上制御方法及びテープ状記録媒体の再生装置および再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000251352A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6751057B2 (en) * | 2001-01-26 | 2004-06-15 | Sony Corporation | Magnetic recording/reproducing apparatus and rotary head drum device |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11051135A patent/JP2000251352A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6751057B2 (en) * | 2001-01-26 | 2004-06-15 | Sony Corporation | Magnetic recording/reproducing apparatus and rotary head drum device |
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