JP2000252155A - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents
積層セラミックコンデンサInfo
- Publication number
- JP2000252155A JP2000252155A JP11050002A JP5000299A JP2000252155A JP 2000252155 A JP2000252155 A JP 2000252155A JP 11050002 A JP11050002 A JP 11050002A JP 5000299 A JP5000299 A JP 5000299A JP 2000252155 A JP2000252155 A JP 2000252155A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal electrode
- multilayer ceramic
- layer
- ceramic capacitor
- sintered body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 容量抜けの発生しない信頼性の高い積層セラ
ミックコンデンサを提供することを目的とするものであ
る。 【解決手段】 上部無効層4と下部無効層3を有し、そ
の間に誘電体セラミック有効層2と内部電極5とを交互
に複数層積層した焼結体13と、その両端部に内部電極
5と電気的に接続するように形成した一対の外部電極1
4を備えた積層セラミックコンデンサ15において、内
部電極5を焼結体13の少なくとも一方の側面側に片寄
せ、その一方の端部を誘電体セラミック有効層2を挟ん
で、焼結体13の対向する異なる端面7に交互に露出さ
せ、また上部無効層4、下部無効層3の厚さを誘電体セ
ラミック有効層2の厚さより厚くする。
ミックコンデンサを提供することを目的とするものであ
る。 【解決手段】 上部無効層4と下部無効層3を有し、そ
の間に誘電体セラミック有効層2と内部電極5とを交互
に複数層積層した焼結体13と、その両端部に内部電極
5と電気的に接続するように形成した一対の外部電極1
4を備えた積層セラミックコンデンサ15において、内
部電極5を焼結体13の少なくとも一方の側面側に片寄
せ、その一方の端部を誘電体セラミック有効層2を挟ん
で、焼結体13の対向する異なる端面7に交互に露出さ
せ、また上部無効層4、下部無効層3の厚さを誘電体セ
ラミック有効層2の厚さより厚くする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層セラミックコン
デンサに関するものである。
デンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の積層セラミックコンデンサについ
て、図8〜図14を用いて説明する。先ず、公知の積層
コンデンサ製造方法を用い、誘電体セラミックグリーン
シート42を作製する。
て、図8〜図14を用いて説明する。先ず、公知の積層
コンデンサ製造方法を用い、誘電体セラミックグリーン
シート42を作製する。
【0003】次に作製した誘電体セラミックグリーンシ
ート42を複数枚積層し上部無効層44と下部無効層4
3を作製する。
ート42を複数枚積層し上部無効層44と下部無効層4
3を作製する。
【0004】次いで下部無効層43面上に誘電体セラミ
ックグリーンシート42を積層し、その上に第一層目の
内部電極45を印刷した後、第一層目の内部電極45上
に誘電体セラミックグリーンシート42を積層し第一層
目の有効層52とし、その上に第一層目の内部電極45
と対になる第二層目の内部電極45を印刷する。続いて
第二層目の内部電極45上に誘電体セラミックグリーン
シート42を積層し第二層目の有効層52とし、その上
に第二層目の内部電極45と対になる第三層目の内部電
極45を第一層目の内部電極45の上部位置に印刷した
後、最後に上部無効層44を重ね加圧積層して積層体グ
リーンブロック(図示せず)を作製する。
ックグリーンシート42を積層し、その上に第一層目の
内部電極45を印刷した後、第一層目の内部電極45上
に誘電体セラミックグリーンシート42を積層し第一層
目の有効層52とし、その上に第一層目の内部電極45
と対になる第二層目の内部電極45を印刷する。続いて
第二層目の内部電極45上に誘電体セラミックグリーン
シート42を積層し第二層目の有効層52とし、その上
に第二層目の内部電極45と対になる第三層目の内部電
極45を第一層目の内部電極45の上部位置に印刷した
後、最後に上部無効層44を重ね加圧積層して積層体グ
リーンブロック(図示せず)を作製する。
【0005】次に作製した積層体グリーンブロックを、
図8に示すグリーンチップ41の形状に切断する。この
時、第一層目と第三層目の内部電極45の一方の端部
は、グリーンチップ41の端面46のほぼ中央部に、ま
た第二層目の内部電極45はその反対側の端面46のほ
ぼ中央部に露出するように印刷、積層している。
図8に示すグリーンチップ41の形状に切断する。この
時、第一層目と第三層目の内部電極45の一方の端部
は、グリーンチップ41の端面46のほぼ中央部に、ま
た第二層目の内部電極45はその反対側の端面46のほ
ぼ中央部に露出するように印刷、積層している。
【0006】次いで、グリーンチップ41を所定温度で
焼成し焼結体47を作製する。
焼成し焼結体47を作製する。
【0007】得られた焼結体47をバレル研磨を行い、
図10に示すように内部に形成された内部電極45の一
方の端部を焼結体47の端面46に確実に露出させた
後、内部電極45が露出した端面46部分を覆うように
外部電極48を形成し、図11に示すような積層セラミ
ックコンデンサ49を製造する方法が一般的に知られて
いる。
図10に示すように内部に形成された内部電極45の一
方の端部を焼結体47の端面46に確実に露出させた
後、内部電極45が露出した端面46部分を覆うように
外部電極48を形成し、図11に示すような積層セラミ
ックコンデンサ49を製造する方法が一般的に知られて
いる。
【0008】また図14に示すようなT型内部電極50
を形成した積層セラミックコンデンサ49も知られてい
る。
を形成した積層セラミックコンデンサ49も知られてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の積
層セラミックコンデンサ49は、グリーンチップ41の
端面46のほぼ中央部に内部電極45の端部が露出する
ように積層しているため、内部電極45の端部全体を、
焼結体47の端面46に確実に露出させるには長時間の
バレル研磨時間が必要で、研磨時間が短い場合は、研磨
後に焼結体47の端面46に形成する外部電極48と、
内部電極45との電気的接続が不完全となり、所謂静電
容量抜けが発生するという問題点があった。またT型内
部電極50を形成した積層セラミックコンデンサ49の
場合は、T型内部電極50の端部が露出したコーナー5
1近傍で誘電体セラミックグリーンシート42同士の密
着強度が低下し、得られた焼結体の層間剥離が発生する
という問題点があった。
層セラミックコンデンサ49は、グリーンチップ41の
端面46のほぼ中央部に内部電極45の端部が露出する
ように積層しているため、内部電極45の端部全体を、
焼結体47の端面46に確実に露出させるには長時間の
バレル研磨時間が必要で、研磨時間が短い場合は、研磨
後に焼結体47の端面46に形成する外部電極48と、
内部電極45との電気的接続が不完全となり、所謂静電
容量抜けが発生するという問題点があった。またT型内
部電極50を形成した積層セラミックコンデンサ49の
場合は、T型内部電極50の端部が露出したコーナー5
1近傍で誘電体セラミックグリーンシート42同士の密
着強度が低下し、得られた焼結体の層間剥離が発生する
という問題点があった。
【0010】本発明は前記従来の問題点を解決し、比較
的短い時間のバレル研磨で内部電極の一方の端部を焼結
体の端面に確実に露出させ、外部電極と確実に電気的に
接続することのできる積層セラミックコンデンサを提供
することを目的とするものである。
的短い時間のバレル研磨で内部電極の一方の端部を焼結
体の端面に確実に露出させ、外部電極と確実に電気的に
接続することのできる積層セラミックコンデンサを提供
することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は上下層に無効層を有し、その間に有効層と内
部電極とを交互に複数層積層した積層体と、前記積層体
の両端部に前記内部電極と電気的に接続するように形成
した一対の外部電極を備えた積層セラミックコンデンサ
において、前記内部電極を積層体の少なくとも一方の側
面側に片寄せるとともに、この内部電極の一方の端部を
前記有効層を挟んで、積層体の対向する異なる端面に交
互に露出させ、上下無効層の厚さを有効層の厚さより厚
く積層するものである。これによれば、内部電極の露出
した端部は、バレル研磨時に被研磨量の大きい焼結体の
側面側の稜に近い位置に露出しているため、比較的短い
時間のバレル研磨で内部電極の一方の端部全体を確実に
焼結体端面に露出させることが可能となる。
に本発明は上下層に無効層を有し、その間に有効層と内
部電極とを交互に複数層積層した積層体と、前記積層体
の両端部に前記内部電極と電気的に接続するように形成
した一対の外部電極を備えた積層セラミックコンデンサ
において、前記内部電極を積層体の少なくとも一方の側
面側に片寄せるとともに、この内部電極の一方の端部を
前記有効層を挟んで、積層体の対向する異なる端面に交
互に露出させ、上下無効層の厚さを有効層の厚さより厚
く積層するものである。これによれば、内部電極の露出
した端部は、バレル研磨時に被研磨量の大きい焼結体の
側面側の稜に近い位置に露出しているため、比較的短い
時間のバレル研磨で内部電極の一方の端部全体を確実に
焼結体端面に露出させることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、上下層に無効層を有し、その間に有効層と内部電極
とを交互に複数層積層した積層体と、前記積層体の両端
部に前記内部電極と電気的に接続するように形成した一
対の外部電極を備えた積層セラミックコンデンサにおい
て、前記内部電極を積層体の少なくとも一方の側面側に
片寄せるとともに、この内部電極の一方の端部を前記有
効層を挟んで積層体の対向する異なる端面に交互に露出
させ、上下無効層の厚さを有効層の厚さより厚く積層し
たことを特徴とする積層セラミックコンデンサである。
これによれば、内部電極は焼結体の側面側に片寄せて積
層されているため、得られた焼結体は内部電極が露出し
た端部が焼結体の被研磨量が大きい側面側の稜に近い位
置に露出する。従って比較的短い時間のバレル研磨で内
部電極の一方の端部全体を、焼結体端面に露出させるこ
とが可能となるという作用を有するものである。
は、上下層に無効層を有し、その間に有効層と内部電極
とを交互に複数層積層した積層体と、前記積層体の両端
部に前記内部電極と電気的に接続するように形成した一
対の外部電極を備えた積層セラミックコンデンサにおい
て、前記内部電極を積層体の少なくとも一方の側面側に
片寄せるとともに、この内部電極の一方の端部を前記有
効層を挟んで積層体の対向する異なる端面に交互に露出
させ、上下無効層の厚さを有効層の厚さより厚く積層し
たことを特徴とする積層セラミックコンデンサである。
これによれば、内部電極は焼結体の側面側に片寄せて積
層されているため、得られた焼結体は内部電極が露出し
た端部が焼結体の被研磨量が大きい側面側の稜に近い位
置に露出する。従って比較的短い時間のバレル研磨で内
部電極の一方の端部全体を、焼結体端面に露出させるこ
とが可能となるという作用を有するものである。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は内部電極
の側辺と、内部電極を片寄せた側の積層体側面までの間
隔幅を、内部電極間に挟まれた有効層の厚みより大きく
したことを特徴とする請求項1に記載の積層セラミック
コンデンサである。これにより内部電極の側辺と積層体
側面までの間隔幅を有効層の厚さより大きくしているた
め、得られた焼結体のバレル研磨後に、焼結体の端部に
形成する外部電極の廻り込み部分と、内部電極の側辺と
の絶縁距離が有効層間より広い。従って積層セラミック
コンデンサの外部電極間に高電圧を印加した時の耐圧絶
縁破壊は絶縁距離が小さい有効層間で常に発生し、外部
電極と内部電極側辺間での耐圧絶縁破壊電圧が低下する
ことはない。
の側辺と、内部電極を片寄せた側の積層体側面までの間
隔幅を、内部電極間に挟まれた有効層の厚みより大きく
したことを特徴とする請求項1に記載の積層セラミック
コンデンサである。これにより内部電極の側辺と積層体
側面までの間隔幅を有効層の厚さより大きくしているた
め、得られた焼結体のバレル研磨後に、焼結体の端部に
形成する外部電極の廻り込み部分と、内部電極の側辺と
の絶縁距離が有効層間より広い。従って積層セラミック
コンデンサの外部電極間に高電圧を印加した時の耐圧絶
縁破壊は絶縁距離が小さい有効層間で常に発生し、外部
電極と内部電極側辺間での耐圧絶縁破壊電圧が低下する
ことはない。
【0014】以下、本発明の一実施形態について図を用
いて説明する。
いて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1から図7に本発明の
一実施形態の積層セラミックコンデンサを示した。図1
〜図7において、1はグリーンチップ、2は有効層、3
は下部無効層、4は上部無効層、5は内部電極、6は誘
電体セラミックグリーンシート、7は端面、8は平面、
9は側面、10は稜部、11は内部電極の幅狭非形成
部、12は内部電極の幅広非形成部、13は焼結体、1
4は外部電極、15は積層セラミックコンデンサであ
る。
一実施形態の積層セラミックコンデンサを示した。図1
〜図7において、1はグリーンチップ、2は有効層、3
は下部無効層、4は上部無効層、5は内部電極、6は誘
電体セラミックグリーンシート、7は端面、8は平面、
9は側面、10は稜部、11は内部電極の幅狭非形成
部、12は内部電極の幅広非形成部、13は焼結体、1
4は外部電極、15は積層セラミックコンデンサであ
る。
【0016】先ず、誘電体セラミック粉末とバインダ
ー、及び可塑剤を混合分散したスラリーからリバースロ
ール成形法を用い、厚さ20μmの誘電体セラミックグ
リーンシート6を作製する。
ー、及び可塑剤を混合分散したスラリーからリバースロ
ール成形法を用い、厚さ20μmの誘電体セラミックグ
リーンシート6を作製する。
【0017】次に、作製した誘電体セラミックグリーン
シート6を19X枚積層し下部無効層3と19X枚積層
して上部無効層4を作製する(Xは定数)。
シート6を19X枚積層し下部無効層3と19X枚積層
して上部無効層4を作製する(Xは定数)。
【0018】次いで、下部無効層3の上に誘電体セラミ
ックグリーンシート6を積層し、その面に第一層目の内
部電極5を印刷した後、その上に誘電体セラミックグリ
ーンシート6を積層し有効層2とする。続いて、第一層
目の内部電極5と対になる第二層目の内部電極5を印刷
した後、その上に誘電体セラミックグリーンシート6を
積層し有効層2とし、その面に第二層目の内部電極5と
対になる第三層目の内部電極5を、第一層目の内部電極
5の上部位置に印刷する。更に続いて、その上に上部無
効層4を重ね加圧積層して積層体グリーンブロック(図
示せず)を作製する。
ックグリーンシート6を積層し、その面に第一層目の内
部電極5を印刷した後、その上に誘電体セラミックグリ
ーンシート6を積層し有効層2とする。続いて、第一層
目の内部電極5と対になる第二層目の内部電極5を印刷
した後、その上に誘電体セラミックグリーンシート6を
積層し有効層2とし、その面に第二層目の内部電極5と
対になる第三層目の内部電極5を、第一層目の内部電極
5の上部位置に印刷する。更に続いて、その上に上部無
効層4を重ね加圧積層して積層体グリーンブロック(図
示せず)を作製する。
【0019】続いて作製した積層体グリーンブロックを
長さ1.6Ymm、幅0.8Ymm、厚さ0.8Ymm
の形状に切断し、図1に示すグリーンシート1を得る
(Yは定数)。この時、図1、図2に示すように内部電
極5をグリーンチップ1の一方の側面9に片寄せ、しか
も内部電極5の側辺と内部電極5を片寄せた側の側面9
との幅狭非形成部11は有効層2グリーンシートの厚さ
より広い100μmになるように、内部電極5を印刷
し、積層を行った。
長さ1.6Ymm、幅0.8Ymm、厚さ0.8Ymm
の形状に切断し、図1に示すグリーンシート1を得る
(Yは定数)。この時、図1、図2に示すように内部電
極5をグリーンチップ1の一方の側面9に片寄せ、しか
も内部電極5の側辺と内部電極5を片寄せた側の側面9
との幅狭非形成部11は有効層2グリーンシートの厚さ
より広い100μmになるように、内部電極5を印刷
し、積層を行った。
【0020】次に、グリーンチップ1を所定温度で焼成
し燒結体13を作製する。
し燒結体13を作製する。
【0021】次いで、焼結体13を25分間のバレル研
磨を行い、内部に形成された内部電極5の一方の端部全
体を焼結体13の端面7に露出させた。この時、図3に
示すように内部電極5端部は焼結体13の被研磨量が大
きい稜10側に近い位置に露出させているため、25分
間の短い時間のバレル研磨で内部電極5の端部全体を確
実に焼結体13の端面7に露出させることが可能とな
る。
磨を行い、内部に形成された内部電極5の一方の端部全
体を焼結体13の端面7に露出させた。この時、図3に
示すように内部電極5端部は焼結体13の被研磨量が大
きい稜10側に近い位置に露出させているため、25分
間の短い時間のバレル研磨で内部電極5の端部全体を確
実に焼結体13の端面7に露出させることが可能とな
る。
【0022】その後、内部電極5端部を露出させた焼結
体13の端面7部を覆うように外部電極14を形成し、
図4に示すような積層セラミックコンデンサ15を完成
させた。
体13の端面7部を覆うように外部電極14を形成し、
図4に示すような積層セラミックコンデンサ15を完成
させた。
【0023】このようにして作製した本発明の積層セラ
ミックコンデンサ15と、従来例の積層セラミックコン
デンサ49各々100個を20℃の室温中において、測
定信号1MHz・1Vrmsで静電容量の測定を行い、
その結果を(表1)に示した。尚、試料の積層セラミッ
クコンデンサは、公称静電容量値1.0pF、静電容量
許容差±0.25pF、静電容量温度特性CH特性のも
のを用いた。
ミックコンデンサ15と、従来例の積層セラミックコン
デンサ49各々100個を20℃の室温中において、測
定信号1MHz・1Vrmsで静電容量の測定を行い、
その結果を(表1)に示した。尚、試料の積層セラミッ
クコンデンサは、公称静電容量値1.0pF、静電容量
許容差±0.25pF、静電容量温度特性CH特性のも
のを用いた。
【0024】
【表1】
【0025】(表1)から明らかなように本発明の積層
セラミックコンデンサ15は、静電容量不良品が発生し
ていないのに対し、従来の積層セラミックコンデンサ4
9は13個の静電容量小不良が発生している。これは従
来の積層セラミックコンデンサ49はバレル研磨で、焼
結体47の端面46に内部電極45の端部が完全に露出
していないため、バレル研磨後に焼結体47の端部に形
成した外部電極48と内部電極45端部との間の合金化
が不十分となり電気的接続が不完全となり静電容量小不
良が発生したものと思われる。これを確認するため、本
発明の積層セラミックコンデンサ15と、従来の積層セ
ラミックコンデンサ49の静電容量良品各30個、及び
積層セラミックコンデンサ49の静電容量小不良品13
個を樹脂に埋め込み研磨を行い、内部電極5、45と外
部電極14、48との間の接続状態を調べた結果、静電
容量良品は何れも内部電極5、45と外部電極14、4
8との間で完全に合金化が為されているのに対し、不良
品は全て内部電極45と外部電極48との合金化反応が
不十分な箇所が確認された。尚、従来の積層セラミック
コンデンサ49も55分間以上のバレル研磨を行うこと
により静電容量不良品を低減させることは可能である
が、焼結体47のすべての稜が必要以上に研磨され直方
体形状を保つことができず好ましくない。また、データ
として示していないが、内部電極5を片寄せた側の側面
9との幅狭非形成部11は有効層2の厚さより広い10
0μmとしているため、積層セラミックコンデンサ15
完成品の外部電極14間に1.5Zkvの直流高電圧を
印加した時、耐絶縁破壊は絶縁距離の短い有効層2間で
発生し、外部電極14の廻り込み部と内部電極2側辺間
の絶縁破壊電圧を低下させないことが確認されている
(Zは定数)。更に、焼結体13は内部電極5の非形成
部11、12を十分広くしているため有効層2間同士の
接着強度が確保され、層間剥離の発生は無かった。又更
に、本実施形態において、内部電極5を一方の側面9側
に片寄せて露出させたが、図7に示すように上部無効層
4と下部無効層3の厚さを同じにし、両側面9側の二ヵ
所に内部電極5端部を露出させた場合においても、静電
容量のバラツキ幅の小さい、層間剥離の発生しない優れ
た積層セラミックコンデンサ15を得ることができるこ
とも確認されている。
セラミックコンデンサ15は、静電容量不良品が発生し
ていないのに対し、従来の積層セラミックコンデンサ4
9は13個の静電容量小不良が発生している。これは従
来の積層セラミックコンデンサ49はバレル研磨で、焼
結体47の端面46に内部電極45の端部が完全に露出
していないため、バレル研磨後に焼結体47の端部に形
成した外部電極48と内部電極45端部との間の合金化
が不十分となり電気的接続が不完全となり静電容量小不
良が発生したものと思われる。これを確認するため、本
発明の積層セラミックコンデンサ15と、従来の積層セ
ラミックコンデンサ49の静電容量良品各30個、及び
積層セラミックコンデンサ49の静電容量小不良品13
個を樹脂に埋め込み研磨を行い、内部電極5、45と外
部電極14、48との間の接続状態を調べた結果、静電
容量良品は何れも内部電極5、45と外部電極14、4
8との間で完全に合金化が為されているのに対し、不良
品は全て内部電極45と外部電極48との合金化反応が
不十分な箇所が確認された。尚、従来の積層セラミック
コンデンサ49も55分間以上のバレル研磨を行うこと
により静電容量不良品を低減させることは可能である
が、焼結体47のすべての稜が必要以上に研磨され直方
体形状を保つことができず好ましくない。また、データ
として示していないが、内部電極5を片寄せた側の側面
9との幅狭非形成部11は有効層2の厚さより広い10
0μmとしているため、積層セラミックコンデンサ15
完成品の外部電極14間に1.5Zkvの直流高電圧を
印加した時、耐絶縁破壊は絶縁距離の短い有効層2間で
発生し、外部電極14の廻り込み部と内部電極2側辺間
の絶縁破壊電圧を低下させないことが確認されている
(Zは定数)。更に、焼結体13は内部電極5の非形成
部11、12を十分広くしているため有効層2間同士の
接着強度が確保され、層間剥離の発生は無かった。又更
に、本実施形態において、内部電極5を一方の側面9側
に片寄せて露出させたが、図7に示すように上部無効層
4と下部無効層3の厚さを同じにし、両側面9側の二ヵ
所に内部電極5端部を露出させた場合においても、静電
容量のバラツキ幅の小さい、層間剥離の発生しない優れ
た積層セラミックコンデンサ15を得ることができるこ
とも確認されている。
【0026】以上の結果から、本発明の積層セラミック
コンデンサ15は、比較的短い時間のバレル研磨で内部
電極5端部全体を焼結体13の端面7に確実に露出させ
ることができ、その後焼結体13の端部7に形成する外
部電極14との電気的接続を確実にすることが可能とな
り信頼性の高い積層セラミックコンデンサが得られるこ
とが分かる。又本発明の積層セラミックコンデンサ15
は内部電極5の積層数の少ない、低静電容量タイプの積
層セラミックコンデンサ15に対し特に有効な手段とな
る。
コンデンサ15は、比較的短い時間のバレル研磨で内部
電極5端部全体を焼結体13の端面7に確実に露出させ
ることができ、その後焼結体13の端部7に形成する外
部電極14との電気的接続を確実にすることが可能とな
り信頼性の高い積層セラミックコンデンサが得られるこ
とが分かる。又本発明の積層セラミックコンデンサ15
は内部電極5の積層数の少ない、低静電容量タイプの積
層セラミックコンデンサ15に対し特に有効な手段とな
る。
【0027】
【発明の効果】以上本発明によれば、積層セラミックコ
ンデンサのグリーン積層体をグリーンチップ形状に切断
した際に、内部電極をグリーンチップの少なくとも一方
の側面側に片寄せた状態となるように印刷、積層するこ
とにより、内部電極はバレル研磨で被研磨量が大きい焼
結体の稜部に近い位置に内部電極端部を露出した状態と
なっている。このため比較的短い時間のバレル研磨で内
部電極の一方の端部を焼結体端面に確実に露出させるこ
とができる。従ってバレル研磨後に焼結体端部に形成す
る外部電極と内部電極端部との間で電気的接続が確保さ
れ、所謂静電容量抜けの発生しない信頼性の高い積層セ
ラミックコンデンサを提供することが可能となる。また
本発明は内部電極の積層数の少ない低容量タイプの積層
セラミックコンデンサに対し特に有効な手段となるもの
である。
ンデンサのグリーン積層体をグリーンチップ形状に切断
した際に、内部電極をグリーンチップの少なくとも一方
の側面側に片寄せた状態となるように印刷、積層するこ
とにより、内部電極はバレル研磨で被研磨量が大きい焼
結体の稜部に近い位置に内部電極端部を露出した状態と
なっている。このため比較的短い時間のバレル研磨で内
部電極の一方の端部を焼結体端面に確実に露出させるこ
とができる。従ってバレル研磨後に焼結体端部に形成す
る外部電極と内部電極端部との間で電気的接続が確保さ
れ、所謂静電容量抜けの発生しない信頼性の高い積層セ
ラミックコンデンサを提供することが可能となる。また
本発明は内部電極の積層数の少ない低容量タイプの積層
セラミックコンデンサに対し特に有効な手段となるもの
である。
【図1】本発明の一実施形態の積層セラミックコンデン
サのグリーンチップの斜視図
サのグリーンチップの斜視図
【図2】同、グリーンチップの展開図
【図3】同、バレル研磨済み焼結体の斜視図
【図4】同、完成品の斜視図
【図5】同、完成品の側面断面図
【図6】同、完成品の平面断面図
【図7】同、内部電極端部を端面の2箇所に露出させた
積層セラミックコンデンサのグリーンチップの斜視図
積層セラミックコンデンサのグリーンチップの斜視図
【図8】従来例の積層セラミックコンデンサのグリーン
チップの斜視図
チップの斜視図
【図9】同、グリーンチップの展開図
【図10】同、バレル研磨済み焼結体の斜視図
【図11】同、完成品の斜視図
【図12】同、完成品の側面断面図
【図13】同、完成品の平面断面図
【図14】同、T型内部電極を形成した完成品の平面断
面図
面図
1 グリーンチップ 2 有効層 3 下部無効層 4 上部無効層 5 内部電極 6 誘電体セラミックグリーンシート 7 端面 8 平面 9 側面 10 稜部 11 幅狭非形成部 12 幅広非形成部 13 バレル研磨済み焼結体 14 外部電極 15 積層セラミックコンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G052 DA04 DB01 4G055 AA08 AB00 AC01 BA22 5E001 AB03 AC00 AC03 AC08 AD03 AF06 AG00 AH01 AH05 AH06 AH09 AJ01 AJ04 5E082 AA01 AB03 BC32 BC35 BC38 EE04 EE11 EE35 EE41 FG06 FG26 FG48 FG52 FG54 GG01 HH21 HH43 HH51 JJ03 LL02 LL03 MM22 PP09
Claims (2)
- 【請求項1】 上下層に無効層を有し、その間に誘電体
セラミック有効層と内部電極とを交互に複数層積層した
積層体と、前記積層体の両端部に前記内部電極と電気的
に接続するように形成した一対の外部電極を備えた積層
セラミックコンデンサにおいて、前記内部電極を積層体
の側面の少なくとも一方側に片寄せるとともに、この内
部電極の一方の端部を前記誘電体セラミック有効層を挟
んで、積層体の対向する異なる端面に交互に露出させ、
上下無効層の厚さを前記誘電体セラミック有効層の厚さ
より厚くしたことを特徴とする積層セラミックコンデン
サ。 - 【請求項2】 内部電極の側辺と、内部電極を片寄せた
側の積層体側面までの間隔を、内部電極に挟まれた誘電
体セラミック有効層の厚みより広くしたことを特徴とす
る請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11050002A JP2000252155A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 積層セラミックコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11050002A JP2000252155A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 積層セラミックコンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000252155A true JP2000252155A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12846806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11050002A Pending JP2000252155A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 積層セラミックコンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000252155A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9336946B2 (en) | 2014-03-07 | 2016-05-10 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Multilayer ceramic electronic component and assembly board having the same |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11050002A patent/JP2000252155A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9336946B2 (en) | 2014-03-07 | 2016-05-10 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Multilayer ceramic electronic component and assembly board having the same |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101971870B1 (ko) | 전자부품의 제조 방법 | |
| JP3502988B2 (ja) | 多端子型の積層セラミック電子部品 | |
| KR20140085097A (ko) | 적층 세라믹 커패시터 및 그 제조 방법 | |
| JPH08130160A (ja) | 積層セラミック電子部品の製造方法 | |
| JP2000040634A (ja) | 積層セラミックコンデンサの製造方法 | |
| JP2000243647A (ja) | 積層セラミックコンデンサ | |
| JP2000150289A (ja) | 積層セラミックコンデンサ | |
| JP3305605B2 (ja) | 積層セラミックコンデンサ | |
| JP2000277382A (ja) | 多連型積層セラミックコンデンサ及びその製造方法 | |
| JP2000277381A (ja) | 多連型積層セラミックコンデンサ | |
| JP2000252155A (ja) | 積層セラミックコンデンサ | |
| JPS62211974A (ja) | 積層型圧電素子およびその製造方法 | |
| JPH08222472A (ja) | 積層セラミック電子部品 | |
| JPH0563007B2 (ja) | ||
| JP2002299149A (ja) | 積層セラミックコンデンサ | |
| JP3523548B2 (ja) | 積層型電子部品およびその製法 | |
| JP2000228329A (ja) | 多連型積層セラミックコンデンサ | |
| JPH06314630A (ja) | セラミック積層電子部品 | |
| JP2000277367A (ja) | 積層セラミックコンデンサ | |
| JP3131453B2 (ja) | 積層セラミックコンデンサの製造方法 | |
| JPS6263413A (ja) | 積層セラミツクコンデンサの製造方法 | |
| JP2000252160A (ja) | 積層部品の製造方法 | |
| CN119324121A (zh) | 导电结构、多层陶瓷电容器及多层陶瓷电容器制造方法 | |
| JPH0338812A (ja) | 積層コンデンサ | |
| JPH08181032A (ja) | 積層セラミックコンデンサ |