JP2000252803A - 過電流検出回路及び過電流検出・保護回路 - Google Patents
過電流検出回路及び過電流検出・保護回路Info
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Abstract
流の検出を行うことができる過電流検出回路及び突入電
流が流れる期間であっても供給・遮断を繰り返すことな
く正確に過電流を遮断する過電流検出・保護回路を提供
する。 【解決手段】 負荷L及びパワーMOSFETQAの直
列回路と並列に接続されてた基準回路を、負荷L及びパ
ワーMOSFETQBに等価な基準抵抗手段2b及び基
準MOSFETQBの直列回路により構成する。検出手
段CPが、基準電流の流れる基準MOSFETQBのド
レインーソース間電圧と過電流によって電流の大きさが
変化するパワーMOSFETに流れる過電流を検出す
る。抵抗値制御手段2cが、パワーMOSFETQAの
オン直後、所定期間突入電流によるパワーMOSFET
QAのドレイン−ソース間電圧の低下以上に基準MOS
FETのドレイン−ソース間電圧を低下させるように、
基準抵抗手段2bの抵抗値を高い値に保持するように制
御する。
Description
過電流検出・保護回路に係わり、特に、電源から自動車
用電装品などの負荷への電力供給をオン、オフ制御する
ためのパワー半導体スイッチング素子であるパワーMO
SFETの過電流を検出する過電流検出回路及び過電流
検出によりパワーMOSFETを遮断する過電流検出・
保護回路に関する。
ンプ、直流モータのスイッチなど高電圧や大電流の制御
には、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconduc
tor Field Efect Transistor)などの半導体スイッ
チング素子が使用されている。このパワー半導体スイッ
チング素子にはその出力電流の大きさ及び通流時間に対
応して安全動作領域が決められており、この領域を越え
る電流を長時間流したり、あるいは負荷の短絡などによ
り過大な事故電流が流れたりすると、パワー半導体スイ
ッチング素子や配線が過熱して熱破壊する事態に至るよ
うになる。
に防止するために、パワー半導体スイッチング素子の出
力電流や温度を監視し、過電流や過熱が検出されたとき
にパワー半導体スイッチング素子をオフ制御することに
より電流を制限するか遮断するかしてパワー半導体スイ
ッチング素子や配線の過熱、又は破壊を防止する保護装
置を備えたものが知られている。
ための過電流検出回路としては、パワー半導体スイッチ
ング素子と負荷との間にセンス抵抗を接続し、パワー半
導体スイッチング素子を通じて負荷に流れる電流の全て
をセンス抵抗に流すことによって、センス抵抗の両端に
電流に応じた電圧を発生させて電流−電圧変換を行い、
この電圧を予め定めた基準電圧を超えて増大したときに
過電流が流れていることを検出するようにしたものが一
般に使用されていた。
置は、所定電流値以上の電流が流れると電流を制限する
か遮断するようにしてパワー半導体スイッチング素子や
配線を保護している。ところが、上述した負荷がランプ
負荷である場合、ランプ負荷をオンすると安定状態の電
流の数倍〜数十倍の突入電流が流れる。突入電流が流れ
る期間はランプ負荷の大きさにより異なり、3〜20m
s程度であるが、保護装置によりこの期間に所定電流以
上の電流が流れたとして電流の制限又は遮断が行われる
と、図5に示すようにランプ負荷に対する電源供給、遮
断が繰り返されて突入電流が流れる期間がのびてしま
う。
高い電流が流れ続けパワー半導体スイッチング素子、ま
たは配線が破壊してしまうという問題があった。そこ
で、突入電流が流れている期間は、保護装置による電流
の制限又は遮断を行わないようにすることも考えられる
が、ショート状態で回路をオンさせた場合、通常より高
い突入電流が流れパワー半導体スイッチング素子又は、
配線が破壊してしまう。
着目し、突入電流が流れる期間であっても正確に過電流
の検出を行うことができる過電流検出回路及び突入電流
が流れる期間であっても供給・遮断を繰り返すことなく
正確に過電流を遮断する過電流検出・保護回路を提供す
ることを課題とする。
になされた請求項1記載の発明は、負荷と直列に接続さ
れ電源に対する前記負荷の接続をオン、オフするパワー
MOSFETと、前記負荷及び前記パワーMOSFET
の直列回路と並列に接続された基準抵抗手段及び基準M
OSFETの直列回路を有する基準回路と、前記パワー
MOSFETのドレイン−ソース間電圧と前記基準MO
SFETのドレイン−ソース間電圧との差に基づいて、
前記パワーMOSFETパワーMOSFETに流れる過
電流を検出する検出手段と、前記パワーMOSFETの
オン直後、所定期間突入電流による前記パワーMOSF
ETのドレイン−ソ−ス間電圧の低下以上に前記基準M
OSFETのドレイン−ソース間電圧を低下させるよう
に、前記基準抵抗手段の抵抗値を高い値に保持するよう
に制御する抵抗値制御手段とを備えることを特徴とする
過電流検出回路に存する。
ワーMOSFETの直列回路と並列に接続されてた基準
回路が、負荷及びパワーMOSFETに等価な基準抵抗
手段及び基準MOSFETの直列回路により構成し、検
出手段が、基準電流の流れる基準MOSFETのドレイ
ンーソース間電圧と過電流によって電流の大きさが変化
するパワーMOSFETに流れる過電流を検出し、抵抗
値制御手段が、パワーMOSFETのオン直後、所定期
間突入電流によるパワーMOSFETのドレイン−ソー
ス間電圧の低下以上に基準MOSFETのドレイン−ソ
ース間電圧を低下させるように、基準抵抗手段の抵抗値
を高い値に保持するように制御するので、通常より数倍
〜数十倍以上の電流である突入電流が流れているパワー
MOSFETがオンした直後から所定期間、基準抵抗手
段の抵抗値を高い値に保持して突入電流が流れている期
間の過電流判定値を高くすることにより、突入電流がパ
ワーMOSFETが破壊してしまう程高い突入電流であ
る以外は検出手段が過電流を検出することがない。
は、前記基準MOSFETと直列に接続される第1の抵
抗と、該第1の抵抗と並列に接続された第2の抵抗とス
イッチ手段との直列回路とにより構成し、前記抵抗値制
御手段は、前記パワーMOSFETのオン直後、前記基
準抵抗手段を前記第1の抵抗のみで構成するように所定
期間前記スイッチ手段をオフすることを特徴とする過電
流検出回路に存する。
段が、基準MOSFETと直列に接続される第1の抵抗
と、該第1の抵抗と並列に接続された第2の抵抗とスイ
ッチ手段との直列回路とにより構成し、抵抗値制御手段
がパワーMOSFETのオン直後、基準抵抗手段を第1
の抵抗のみで構成するように所定期間、スイッチ手段を
オフするので、スイッチ手段のオンオフにより突入電流
が流れている期間の基準抵抗手段の抵抗値を高い値に保
持することができる。
は、前記パワーMOSFETに印加されるゲート電圧に
より充電されるコンデンサが放電されるまで前記スイッ
チ手段をオフに保持することを特徴とする請求項1又は
2記載の過電流検出回路に存する。
手段が、パワーMOSFETに印加されるゲート電圧に
より充電されるコンデンサが放電されるまでスイッチ手
段をオフに保持するので、コンデンサの充電から放電ま
での期間を前記所定期間とすれば、マイコン等の制御な
しでパワーMOSFETのオン直後から所定期間をカウ
ントすることができる。
ETを前記パワーMOSFETと同一チップ内に形成し
たことを特徴とする請求項1〜3何れか記載の過電流検
出回路に存する。
FETをパワーMOSFETと同一チップ内に形成して
いるので、同一プロセスによって形成することが可能に
なっている。
され電源に対する前記負荷の接続をオン、オフするパワ
ーMOSFETと、前記負荷及び前記パワーMOSFE
Tの直列回路と並列に接続された基準抵抗手段及び基準
MOSFETの直列回路を有する基準回路と、前記パワ
ーMOSFETのドレイン−ソース間電圧と前記基準M
OSFETのドレイン−ソース間電圧との差に基づい
て、前記パワーMOSFETに流れる過電流を検出する
検出手段と、前記パワーMOSFETのオン直後、所定
期間突入電流による前記パワーMOSFETのドレイン
−ソ−ス間電圧の低下以上に前記基準MOSFETのド
レイン−ソース間電圧を低下させるように、前記基準抵
抗手段の抵抗値を高い値に保持するように制御する抵抗
値制御手段とを有する過電流検出手段と、該過電流検出
手段による過電流の検出に応じ、該過電流検出が解消さ
れるまで前記パワーMOSFET及び基準MOSFET
をオン、オフ駆動する駆動手段と、前記駆動手段による
オン、オフ回数を積算し、該積算の結果が一定値を越え
たとき前記パワーMOSFETを遮断する遮断手段とを
備えることを特徴とする過電流検出・保護回路に存す
る。
手段において、負荷及びパワーMOSFETの直列回路
と並列に接続されてた基準回路が、負荷及びパワーMO
SFETに等価な基準抵抗手段及び基準MOSFETの
直列回路により構成し、検出手段が、基準電流の流れる
基準MOSFETのドレインーソース間電圧と、過電流
によって電流の大きさが変化するパワーMOSFETに
流れる過電流を検出し、抵抗値制御手段が、パワーMO
SFETのオン直後、所定期間突入電流によるパワーM
OSFETのドレイン−ソ−ス間電圧の低下以上に基準
MOSFETのドレイン−ソース間電圧を低下させるよ
うに、基準抵抗手段の抵抗値を高い値に保持させ、駆動
手段が過電流検出手段による過電流の検出に応じ、過電
流検出が解消されるまでパワーMOSFET及び基準M
OSFETのオン、オフ駆動し、遮断手段が駆動手段に
よるオン、オフを積算し、該積算の結果が一定値を越え
たときパワーMOSFETを遮断するので、通常より数
倍〜数十倍以上の電流である突入電流が流れている所定
期間、基準抵抗手段の抵抗値を高い値に保持させて過電
流判定値を高して、突入電流がパワーMOSFETが破
壊してしまう程高い突入電流である以外は検出手段が過
電流検出を行わないようにすることにより、通常の突入
電流が流れている所定期間、駆動手段がオンオフ駆動す
ることがなく、遮断手段が突入電流による駆動手段のオ
ンオフ回数の積算を行うことがない。
され電源に対する前記負荷の接続をオン、オフする温度
センサ付きパワーMOSFETと、前記負荷及び前記温
度センサ付きパワーMOSFETの直列回路と並列に接
続された基準抵抗手段及び基準MOSFETの直列回路
を有する基準回路と、前記温度センサ付きパワーMOS
FETのドレイン−ソース間電圧と前記基準MOSFE
Tのドレイン−ソース間電圧との差に基づいて、前記温
度センサ付きパワーMOSFETに流れる過電流を検出
する検出手段と、前記温度センサ付きパワーMOSFE
Tのオン直後、所定期間突入電流による前記温度センサ
付きパワーMOSFETのドレイン−ソ−ス間電圧の低
下以上に前記基準MOSFETのドレイン−ソース間電
圧を低下させるように、前記基準抵抗手段の抵抗値を高
い値に保持するように制御する抵抗値制御手段とを有す
る過電流検出手段と、該過電流検出手段による過電流の
検出に応じ、該過電流検出が解消されるまで前記温度セ
ンサ付きパワーMOSFET及び基準MOSFETをオ
ン、オフ駆動する駆動手段と、前記駆動手段によるオ
ン、オフ回数を積算し、該積算の結果が一定値を越えた
とき前記パワーMOSFETを遮断する遮断手段とを備
えたことを特徴とする過電流検出・保護回路に存する。
手段において、負荷及びパワーMOSFETの直列回路
と並列に接続されてた基準回路が、負荷及びパワーMO
SFETに等価な基準抵抗手段及び基準MOSFETの
直列回路により構成し、検出手段が、基準電流の流れる
基準MOSFETのドレインーソース間電圧と、過電流
によって電流の大きさが変化するパワーMOSFETに
流れる過電流を検出し、抵抗値制御手段が、パワーMO
SFETのオン直後、所定期間突入電流によるパワーM
OSFETのドレイン−ソ−ス間電圧の低下以上に基準
MOSFETのドレイン−ソース間電圧を低下させるよ
うに、基準抵抗手段の抵抗値を高い値に保持させ、駆動
手段が過電流検出手段による過電流の検出に応じ、過電
流検出が解消されるまでパワーMOSFET及び基準M
OSFETのオン、オフ駆動し、遮断手段が駆動手段に
よるオン、オフを積算し、該積算の結果が一定値を越え
たときパワーMOSFETを遮断するので、通常より数
倍〜数十倍以上の電流である突入電流が流れている所定
期間、基準抵抗手段の抵抗値を高い値に保持させて過電
流判定値を高して、突入電流がパワーMOSFETが破
壊してしまう程高い突入電流である以外は検出手段が過
電流検出を行わないようにすることにより、通常の突入
電流が流れている所定期間、駆動手段がオンオフ駆動す
ることがなく、遮断手段が突入電流による駆動手段のオ
ンオフ回数の積算を行うことがない。しかも、過熱を検
出する温度センサ付きパワーMOSFETを使用してい
るので、小電流から大電流までの過電流の検出に応じて
パワーMOSFETを適切に遮断することができる。
説明する。図1はこの発明による過電流検出・保護回路
を組み込んだ車両用電源供給装置の一実施の形態を示
し、同図において、車載バッテリ1とランプ負荷Lとの
間には、過電流検出・保護回路2が介設されている。こ
の過電流検出・保護回路2は、過電流検出・遮断用IC
2aと、該過電流検出・遮断用IC2aに接続される基
準抵抗手段としての基準抵抗回路部2bと、該基準抵抗
回路部2bに接続されたトリガ回路部2cと、ランプス
イッチSW1とで構成されている。
成とその基本的な動作について以下説明する。過電流検
出・遮断用IC2aは、図2の詳細回路図中に点線で囲
んだ部分で示すように、車載バッテリ1からの電源電圧
VB(=12V)が接続される電源接続端子T1、ラン
プ負荷Lが接続される負荷接続端子T2、可変抵抗RV
が接続される調整抵抗接続端子T3、ランプ負荷Lと等
価な基準抵抗Rrが接続される基準抵抗接続端子T4、
ランプ負荷Lの駆動を指示する外付けランプスイッチS
W1が接続される信号入力端子T5、並びにトリガ回路
部2cと接続されるトリガ出力端子T6の6つの外部接
続端子を有している。
端子T2に接続されたランプ負荷Lに対する過電流遮断
用のパワーMOSFETQA、ランプ負荷Lの過電流状
態を検出するために用いられる基準回路を基準抵抗Rr
と共に構成する基準MOSFETQB、パワーMOSF
ETQAと基準MOSFETQBとのドレイン−ソース
間電圧を比較することにより過電流を検出する検出手段
としての比較器CP、並びに、比較器CPの比較結果に
応じてパワーMOSFETQA及び基準MOSFETQ
Bをオン駆動する駆動手段としての駆動回路DR等を有
している。
(Dobule Depletion MOS)構造のNチャンネルのパ
ワーMOSFETQA及び基準MOSFETQBを有す
る。両パワーMOSFETQA及び基準MOSFETQ
Bは、同一のプロセスにて同一チップ上に作成され、と
もに複数のMOSFETから構成されている。上述した
ように、基準MOSFETをパワーMOSFETと同一
チップ内に形成し、同一プロセスによって形成すること
を可能としているので、温度ドリフト、ロット間ばらつ
きの影響を減らしたり除去できる。
り、パワーMOSFETQA及び基準MOSFETQB
にはMOSFET数比に応じた電流比のドレイン電流が
流れる。この基準MOSFETQBを構成するMOSF
ET数を少なくすればするほど、基準MOSFETQB
のチップ占有面積を小さくすることができることにな
る。尚、以後の説明では例として、パワーMOSFET
QAを構成するMOSFET数と基準MOSFETQB
を構成するMOSFET数との比が、QA:QB=10
00:1であるものとする。
MOSFETQBのドレインDは、電源接続端子T1を
介して車載バッテリ1に接続されており、パワーMOS
FETQA及び基準MOSFETQBのゲートTGは抵
抗R7、R8を介して駆動回路DRに接続されている。
パワーMOSFETQAのソースSAは負荷接続端子T
2を介してランプ負荷Lに接続されており、基準MOS
FETQBのソースSBは基準抵抗接続端子T4を介し
て基準抵抗Rrに接続されている。
SFETQBと基準抵抗Rrとの直列回路は、パワーM
OSFETQAとランプ負荷Lとの直列回路と等価な基
準回路を構成し、かつ、パワーMOSFETQAとラン
プ負荷Lとの直列回路と並列に接続された格好となって
いる。そして、パワーMOSFETQA及び基準MOS
FETQBがピンチオフ領域で動作しているときには、
これらパワーMOSFETQA及び基準MOSFETQ
Bはカレントミラーを構成し、パワーMOSFETQA
のドレイン電流(以下IDQAとする)と基準MOSFE
TQBのドレイン電流(以下、IDQBとする)との間に
は、パワーMOSFETQAを構成するMOSFET数
と基準MOSFETQBを構成するMOSFET数との
比に応じて、IDQA=1000×IDQBの関係が成り立
つ。
=5mAであるときは、パワーMOSFETQAのドレイ
ン−ソース間電圧(以下、VDSAとする)と基準MOS
FETQBのドレイン−ソース間電圧(以下、VDSBと
する)とが一致し、かつ、パワーMOSFETQAのゲ
ート−ソース間電圧(以下、VTGSAとする)と基準MO
SFETQBのゲート−ソース間電圧(以下、VTGSBと
する)とが一致する。
流が流れているかどうかを判定するための過電流判定値
を設定するためのもので、基準抵抗Rrの抵抗値は、パ
ワーMOSFETQAのオン駆動時であってランプ負荷
Lを5Aの負荷電流が流れた場合に生じるVDSAと同じ
電圧が、基準MOSFETQBのオン駆動時にドレイン
−ソース間に生じるような値に設定される。具体的に
は、基準MOSFETQBが完全にONしているときに
は基準抵抗Rrの両端にほぼ電源電圧VBが印加される
ので、IDQA=5A、IDQB=5mAであることから、基
準抵抗Rrの抵抗値はR=12V/5mA=1.4KΩ
に設定される。
が、抵抗R1、R3の並列抵抗と抵抗R2とにより分圧
されて入力され、比較器CPの逆相入力端子には、VDS
Bが入力されるので、比較器CPの出力は、VDSAがVDS
Bを上回れば「H」となり、VDSAがVDSBを下回れば
「L」となる。また、パワーMOSFETQA及び基準
MOSFETQBがいずれもオフ状態にある場合は、比
較器CPの正相入力端子の入力電位が電源電圧VBの電
圧を抵抗R1と抵抗R2とにより分圧した電位となり、
比較器CPの逆相入力端子の入力電位がゼロとなるの
で、比較器CPの出力が「H」に固定される。
チャージポンプ出力電圧VPがコレクタに供給されるN
PNトランジスタTr1と、このトランジスタTr1の
エミッタにコレクタが接続されたNPNトランジスタT
r2とを有しており、トランジスタTr1のエミッタと
トランジスタTr2のコレクタとの接続点が、前記抵抗
R7、R8を介してパワーMOSFETQA及び基準M
OSFETQBのゲートTGに接続されている。
5に接続されたランプスイッチSW1からランプ負荷L
の駆動を指示する信号が入力されると、トランジスタT
r1をオンさせると共にトランジスタTr2をオフさせ
て、チャージポンプ出力電圧VPをパワーMOSFET
QA及び基準MOSFETQBのゲートTGに印加し、
これらをオン駆動させるように構成されている。
W1からの信号入力がなくなると、トランジスタTr1
をオフさせると共にトランジスタTr2をオンさせて、
パワーMOSFETQA及び基準MOSFETQBのゲ
ートTGに対するチャージポンプ出力電圧VPの印加を
停止しこれらをオフ駆動させるように構成されている。
TQAに過電流が流れていて比較器CPの出力が「H」
であるときには、ランプスイッチSW1からランプ負荷
Lの駆動を指示する信号が入力されていても、トランジ
スタTr1をオフさせると共にトランジスタTr2をオ
ンさせて、パワーMOSFETQA及び基準MOSFE
TQBのゲートTGに対するチャージポンプ出力電圧V
Pの印加を停止しこれらをオフ駆動させるように構成さ
れている。
接続され比較器CPの正相入力端子にアノードが接続さ
れたダイオードD1と、抵抗R1、R2の接続点及び比
較器CPの正相入力端子の間に介設された抵抗R5と
は、ヒステリシス回路を構成している。
が接続されたMOSFETQ2と、このMOSFETQ
2のゲート及び電源電圧VB以上の電圧VB+5Vの間
に介設された抵抗R4と、MOSFETQ2のゲートに
ドレインが接続されたMOSFETQ1と、このMOS
FETQ1のゲートにアノードが接続されたツェナーダ
イオードZD2と、このツェナーダイオードZD2のカ
ソードとパワーMOSFETQA及び基準MOSFET
QBのゲートTGとの間に介設された抵抗R6と、MO
SFETQ1のソース−ゲート間に介設された抵抗R9
とからなる回路は、ピンチオフ領域とオーミック領域と
で、ランプ負荷Lに関する過電流判定値を変えるための
ものである。
・遮断用IC2aの動作(作用)について説明する。 (a)ピンチオフ領域での動作 まず、駆動回路DRからゲートTGへのチャージポンプ
出力電圧VPの印加によりパワーMOSFETQAがオ
ン駆動してから、VDSAが飽和するまでの期間は、パワ
ーMOSFETQAはピンチオフ領域で動作し、この領
域においては、オン駆動後のIDQAが、回路抵抗で決ま
る最終負荷電流値を目指して立ち上がっていく。VTGSA
はIDQAで決まる値をとり、その値はVDSAの低下によ
るパワーMOSFETQAのゲート−ドレイン間容量C
GDのミラー効果によってブレーキをかけられながら立ち
上がっていく。
当)迄はVTGSB=VTGSAで増加していくが、それ以降は
ピンチオフ領域内においてIDQBが5mAで一定となるた
め、VTGSBも一定となり、例えば日立製のHAF200
1では約2.7Vの一定値となる。VTGSAは、IDQB=
5mA以降もIDQAの増加に応じて大きくなっていくの
で、VTGSA及びVTGSBとの関係は、VTGSB<VTGSAとな
る。また、VDSA=VTGSA+VTGD、VDSB=VTGSB+VT
GDであることから、VDSA−VDSB=VTGSA−VTGSBとな
る。ここで、VTGSAは、IDQAに対応するものである。
一方、VTGSBは、5mAで一定となるIDQBに対応するも
のである。また、上述したとおりIDQAが5A、IDQB
が5mAのとき、VTGSA=VTGSBとなる。したがって、差
(VTGSA−VTGSB)はIDQA−5Aを表すので、ドレイ
ン−ソース間電圧の差(VDSA−VDSB)検出すれば、I
DQA−5Aの値が得られることになる。
るランプ負荷Lの駆動を指示する信号に従って、駆動回
路DRがパワーMOSFETQA及び基準MOSFET
QBをオン駆動すると、比較器CPの逆相入力端子には
VDSBが直接入力される。一方、正相入力端にはVDSAを
抵抗R1、R3の並列抵抗と抵抗R2とにより分圧した
値、即ち、 VDSA×(R1//R3)/{(R1//R3)+R2}…(イ) をに入力する。
VDSBは上式(イ)の値よりも大きいが、IDQAが増加
して、 IDQA×(R1//R3)/{(R1//R3)+R2}−
5A>0 すなわち VDSA×(R1//R3)/{(R1//R3)+R2}−
VDSB>0 となると比較器CPの出力が「L」から「H」に反転
し、これを駆動回路DRに印加してトランジスタTr2
をオンすることにより、MOSFETQAのゲートをオ
フする。
回路を形成し、MOSFETQAがオフしたとき、駆動
回路DRのトランジスタTr2によりゲート回路が接地
され、ダイオードD1のカソード側電位は、VDSAから
ツェナーダイオードZD1の順方向電圧を引いた(VDS
A−0.7)になる。したがって、パワーMOSFET
QA及び基準MOSFETQBのオフ駆動状態では、電
源電圧VBの通電による電流が、並列抵抗(R1//R
3)→抵抗R5→ダイオードD1の順に流れ、比較器C
Pの正相入力端子の電位は、駆動回路DRがパワーMO
SFETQA及び基準MOSFETQBをオン駆動して
いるときよりも低下する。オフしたときより小さい(V
DSA−VDSB)までMOSFETQAはオフを続け、その
後オンする。
ステリシス回路は、あくまで一例であり、パワーMOS
FETQA及び基準MOSFETQBの駆動状態の駆動
回路DRによるオンからオフへの変移点と、オフからオ
ンへの変移点との間にヒステリシスを持たせるための回
路構成は、上述したダイオードD1及び抵抗R5による
ヒステリシス回路以外にも種々考えられる。
をVSDATHとすると、 VDSATH−VDSB=R2/(R1//R3)×VDSB(VDSB=5mA時) …(ロ) となる。過電流判定値は上式(ロ)で決まり、この判定
値をIC外部から変更するにはR2に並列に可変抵抗R
Vを追加し、これにより判定値を下方にシフトすればよ
い。このために、調整抵抗を接続するための調整抵抗接
続端子T3が予め設けられている。
ると連続オン状態になるこので、VTGSA、VTGSBは各々
10V近くまで達し、パワーMOSFETQA及び基準
MOSFETQBが共にオーミック領域で動作する。
は、MOSFETのドレイン−ソース間電圧VDSとドレ
イン電流IDとの間には1対1の関係がなくなり、例え
ば、パワーMOSFETQA及び基準MOSFETQB
が共に株式会社日立製作所製のHAF2001によって
構成されている場合には、HAF2001のオン抵抗R
DS(ON)=30mΩ(VDS=10V時)であるので、
VDSAとVDSBとは、 VDSA=5A×30mΩ=0.15V、VDSB=IDQA×
30mΩ となる。
Bからの配線の短絡等によって、IDQAが増加すると、
VDSAとVDSBとの差、即ち、 VDSA−VDSB=30mΩ(IDQA−5A)…(ハ) の値が大きくなり、この(ハ)の値が、上式(ロ)で決
まる過電流判定値を超えると、駆動回路DRによってパ
ワーMOSFETQAの駆動状態がオンからオフに変移
される。すると、駆動状態のオンからオフへの変移によ
りパワーMOSFETQAの動作状態がオーミック領域
からピンチオフ領域に移り、このピンチオフ領域におい
てパワーMOSFETQAがオンオフ動作を繰り返し
て、やがては過熱遮断に至る。
負荷Lに対する配線の間欠的なショート(レアショー
ト)が原因で、上式(ハ)の値が上式(ロ)で決まる過
電流判定値を超えた場合のように、過熱遮断に至る前に
配線の状態が正常に復帰すれば、パワーMOSFETQ
Aは連続オンの状態に復帰し、オーミック領域の動作に
戻る。
値を仮に、ピンチオフ領域、オーミック領域とも同一の
値を用いるものとすると、ピンチオフ領域におけるΔ
(VDSA−VDSB)/ΔIDを求めると、上述したHAF
2001の場合、その特性曲線より、 ΔVTGSA/ΔIDQA=80mV/A… であり、 ΔVTGSA=Δ(VDSA −VDSB )×1200pf/(1800pf+1200 pf)=Δ(VDSA −VDSB )×0.4… である。
フ領域におけるΔ(VDSA−VDSB)/ΔIDは、 Δ(VDSA−VDSB)/ΔID=200mV/A…(ニ) となり、一方、オーミック領域におけるΔ(VDSA−VD
SB)/ΔIDは上式(ハ)より、 Δ(VDSA−VDSB)/ΔID=30mV/A…(ホ) となる。
ように、ピンチオフ領域ではオーミック領域より電流感
度が敏感になり、オーミック領域で適切な過電流判定値
でも、ピンチオフ領域では低すぎて過電流と判定しすぎ
る恐れがある。
では、先に述べたように、抵抗R3、R4、R6、R
9、パワーMOSFETQ1、基準MOSFETQ2、
及び、ツェナーダイオードZD2からなる回路を、ピン
チオフ領域とオーミック領域とでランプ負荷Lに関する
過電流判定値を変えるために設けており、この回路で
は、ピンチオフ領域かオーミック領域かの判定をVTGSA
の大きさで行う。
MOSFETQAでは、IDQAが増えるにつれてVTGSA
が大きくなるが、車載バッテリ1からランプ負荷Lに対
する配線にデットショートが生じた場合でも、VTGSAが
5Vを超えることはないので、VTGSA>5Vであればオ
ーミック領域にあると判定できる。
の回路では、パワーMOSFETQAの駆動状態がオフ
からオンに変移した直後は、MOSFETQ1はオフ、
MOSFETQ2はオンであるが、このMOSFETQ
2をオンさせるためには電源電圧VB以上の電源電圧が
必要となるので、電圧が電源電圧VBよりも5V高い電
圧VB+5VをMOSFETQ2のゲートに接続してい
る。
ZD2のツェナー電圧は、VTGSAに対する閾値である5
VからMOSFETQ1のスレッショルド電圧である
1.6Vを差し引いた5V−1.6Vに設定している。
したがって、この回路では、VTGSAが5Vを超えるとM
OSFETQ1がオンし、MOSFETQ2がオフし
て、抵抗R2に並列に入った抵抗R3が回路的に除去さ
れ、VDSAの圧縮率が小さくなるので、ランプ負荷Lに
過電流状態が発生していると判定される差(VDSA−VD
SB)がより小さくなる。
在により、このような回路が存在しない場合に比べて、
ピンチオフ領域よりもオーミック領域の方が少ない電流
値で過電流と判定されるようになるので、オーミック領
域よりもピンチオフ領域の方が電流感度が敏感になって
も、オーミック領域で適切な過電流判定値を設定するだ
けでピンチオフ領域でも過電流が良好に判定されるよう
になる。但し、上述した過電流判定値を変えるための回
路は用いなくてもよい場合があり、その場合とは最終負
荷電流値が大きいときである。
動後のIDQAがピンチオフ領域内で完全に立ち上がって
しまうが、最終負荷電流値が大きいと、オン駆動後のI
DQAがピンチオフ領域内では完全には立ち上がりきれず
にその途上にあり、したがって、ピンチオフ領域におけ
るIDQAの値は、仮にドレイン電流IDQAの値が一番大
きくなるデットショートの場合であっても、MAX40
A位に制限される。
電流値が大きくなるにつれて、ある一定の勾配をもった
電流立ち上がり曲線に収斂し、最終負荷電流値の差ほど
はVDSAの差がつかなくなるので、ピンチオフ領域の電
流感度が大きくても、ランプ負荷Lに過電流状態が発生
していると判定される差(VDSA−VDSB)が大きくなら
ず、よって、基準電流Rrの抵抗値の選択次第では、上
記回路を使用しなくても実用可能となる。
電流検出・遮断用IC2aは、図1に示すように、電源
接続端子T1に車載バッテリ1を接続し、負荷接続端子
T2にランプ負荷Lを接続すると共に、基準抵抗接続端
子T4に基準抵抗回路部2bを接続し、信号入力端子T
5にはランプスイッチSW1を接続し、トリガ出力端子
T6にはトリガ回路を接続して用いられる。
のレファレンス抵抗Rr1と、該レファレンス抵抗Rr
1と並列に接続された第2の抵抗としてのレファレンス
抵抗Rr2及びスイッチ手段としてのnpn型スイッチ
ングトランジスタTr11の直列回路とを有している。
2つのレファレンス抵抗Rr1,Rr2は、各々の一端
が互いに接続された上で過電流検出・遮断用IC2aの
基準抵抗接続端子T4に接続されており、レファレンス
抵抗Rr1の他端は接地され、レファレンス抵抗Rr2
の他端は、スイッチングトランジスタTr11のコレク
タ−エミッタを介して接地されている。
抗R11とを有しており、コンデンサC1及び抵抗R1
1は、ダイオードD11のカソードと抵抗R12との間
に各々の一端が接続されており、各々の他端は共に接地
されている。ランプスイッチSW1は、その一端が過電
流検出・遮断用IC2aの信号入力端子T5に接続され
ていると共に他端が接地されており、さらに、ランプス
イッチSW1の一端は、プルアップ抵抗R13を介して
プルアップ電源Vpに接続されている。また、図1に示
す概略回路図では、図面の簡単化のため、過電流検出・
遮断用IC2aの内部回路の構成を、図2の詳細回路図
に比べて省略して示している。
護回路を組み込んだ車両用電源供給装置の動作(作用)
について以下説明する。ランプ負荷Lを駆動させるため
ランプスイッチSW1が操作されると、プルアップ抵抗
R13を介してプルアップ電源VPに接続されていた信
号入力端子T5が、ランプスイッチSW1の閉成により
接地されて、信号入力端子T5の電位がVp/(R13
の抵抗値)からゼロに低下し、これにより、過電流検出
・遮断用IC2aの負荷接続端子T2に接続されたラン
プ負荷Lの駆動を指示する信号が、駆動回路DRに入力
されていない状態から入力されている状態に変化する。
出力電圧VPがパワーMOSFETQA及び基準MOS
FETQBのゲートTGに印加されてこれらがオン駆動
され、車載バッテリ1からランプ負荷Lに対する配線が
短絡等の以上を起こしていない正常な状態は、パワーM
OSFETQAは連続オン状態となる。
なった後は、比較器CPにおいて、正相入力端子に入力
される、パワーMOSFETQAのドレイン−ソース間
電圧VDSAを、抵抗R1、R3の並列抵抗と抵抗R2と
により分圧した値、即ち、前記(イ)の値と、逆相入力
端子に入力される、基準MOSFETQBのドレイン−
ソース間電圧VDSB との比較が行われる。そして、車載
バッテリ1からランプ負荷Lに対する配線が短絡等の異
常を起こして、パワーMOSFETQAに流れる電流が
過電流状態となって、前記(イ)の値がVDSBを上回る
と、比較器CPの出力が「L」から「H」に反転する。
1がオフされると共にトランジスタTr2がオンされ
て、パワーMOSFETQA及び基準MOSFETQB
に対するチャージポンプ出力電圧VPの印加が停止さ
れ、パワーMOSFETQA及び基準MOSFETQB
がオフ駆動されて、車載バッテリ1からランプ負荷Lに
対する電力の供給が停止される。
後、所定期間過電流判定値を高くする必要が以下の理由
によりある。ランプ負荷Lはオンすると安定状態の電流
の数倍〜数十倍の突入電流が流れる。突入電流が流れる
期間はランプ負荷の大きさにより異なり、3〜20ms
であり、この期間に電力の供給がされるとランプ負荷L
に対する電源供給、遮断が繰り返されて突入電流が流れ
る期間がのびてしまい、パワーMOSFETQAが破壊
されてしまう恐れがある。そこで、基準抵抗回路部2b
に抵抗値制御手段として働くトリガ回路部2cを接続す
る。
部2bの動作について説明する。上述したように駆動回
路DRからパワーMOSFETQA及び基準MOSFE
TQBにゲート電圧が印加されると同時に、コンデンサ
C1は、抵抗R12を通じて印加されるゲート電圧によ
り充電される。駆動回路DRからゲート電圧が出力され
た直後は、コンデンサC1がまだ十分に充電されないの
で、スイッチングトランジスタTr11のベースにバイ
アスがかからなず、スイッチングトランジスタTr11
はオフ状態となる。これにより、車載バッテリ1から基
準MOSFETQB及び基準抵抗接続端子T4を介して
レファレンス抵抗Rr1に電流が流れる。
る抵抗の抵抗値によって設定されるランプ負荷Lに関す
る過電流判定値は、図3に示すように、レファレンス抵
抗Rr1により定まるlth1となる。所定期間Δtが経
過するとコンデンサC1に電荷が蓄積され、コンデンサ
C1と抵抗R11によって構成される時定数回路の時定
数に従ってコンデンサC1が蓄積した電荷を放電する。
すると、基準抵抗回路部2bにおいて、スイッチングト
ランジスタTr11のベースにバイアスがかかってスイ
ッチングトランジスタTr11がオン状態となる。ここ
で、所定期間Δtは、突入電流が流れる期間となるよう
にコンデンサC1、抵抗R11によって構成される時定
数回路の時定数が決定されている。上述したように、コ
ンデンサの充電から放電までの期間を所定期間Δtとす
れば、マイコン等の制御なしでパワーMOSFETQA
のオン直後から所定期間Δtをカウントすることができ
るので構成が簡単となる。
に伴い、それまで車載バッテリ1から基準MOSFET
QB及び基準抵抗接続端子T4を介してレファレンス抵
抗Rr1に流れていた電流が、レファレンス抵抗Rr
1、Rr2に流れるように変わり、基準抵抗接続端子T
4に接続される抵抗の抵抗値によって設定されるランプ
負荷Lに関する過電流判定値が、レファレンス抵抗Rr
1により定まる値から、図3に示すように、このレファ
レンス抵抗Rr1,Rr2の合成抵抗により定まる値I
th2に下方修正される。上述したように、スイッチング
トランジスタTr11のオンオフにより簡単に突入電流
が流れている期間の基準抵抗回路部2bの抵抗値を高い
値に保持することができる。
判定値がレファレンス抵抗Rr1により定まる値Ith1
をとなる突入電流が流れる期間に比べて、ランプ負荷L
に関する過電流判定値がレファレンス抵抗Rr1、Rr
2の合成抵抗により定まる値Ith2となる突入電流が流
れた後の期間の方が、VDSBが低くなる。つまり、突入
電流によるパワーMOSFETQAのVDSAの低下以上
に基準MOSFETQBのVDSBを低下させるように基
準抵抗回路部2bの抵抗値を制御する。
から「H」に反転する前記(イ)の値も、突入電流が流
れた後の期間よりも突入電流が流れる期間の方が高くな
り、よって、駆動回路DRがパワーMOSFETQA及
び基準MOSFETQBへのチャージポンプ出力電圧V
Pの印加を停止し、パワーMOSFETQA及び基準M
OSFETQBをオフ駆動して、車載バッテリ1からラ
ンプ負荷Lに対する電力の供給を停止させるのも、突入
電流が流れた後の期間よりも突入電流が流れる期間の方
が、図3に示すように、より高い電流がランプ負荷Lに
流れた時点で行われることになる。
上の電流である突入電流が流れているパワーMOSFE
TQAがオンした直後から所定期間Δt、基準抵抗回路
部2bの抵抗値を高い値に保持して突入電流が流れてい
る期間の過電流判定値を高くすることにより、突入電流
がパワーMOSFETが破壊してしまう程高い突入電流
Ith1以上である以外は比較器CPが「H」になること
がないので、突入電流が流れる期間であっても正確に過
電流の検出を行うことができる。
IDQAが小さいときは駆動回路DRから、パワーMOS
FETQA及び基準MOSFETQBに対するゲート電
圧の遮断・印加が繰り返され、過熱遮断までに時間がか
かる。そこで、図4に示すように、過電流制御時の駆動
回路DRのオン/オフ回数を積算し、設定値に達したら
MOSFETQAを遮断するようにするための遮断手段
としてのオン/オフ回数積算回路2a−1とパワーMO
SFETQAと共に温度センサ付きパワーMOSFET
として働く過熱遮断回路2a−2とを過電流検出・遮断
用IC2aを備えるようにしても良い。
過熱遮断回路2a−2を備えた過電流検出・遮断用IC
2aについて図4を参照して以下説明する。オン/オフ
回数積算回路2a−1において、過電流制御され駆動回
路DRの出力が接地されると、スイッチングトランジス
タTr32に抵抗R36を介してバイアス電圧がかか
り、スイッチングトランジスタTr32がオンする。ま
た、過電流によりVDSAの電位が高くなり、ツェナーダ
イオードZD31の降伏電圧を越えるとスイッチングト
ランジスタTr33に抵抗34及びダイオードD33を
介してバイアスがかかり、スイッチングトランジスタT
r33がオンする。スイッチングトランジスタTr33
がオンすると、スイッチングトランジスタTr34に抵
抗R35を介してバイアスがかかりスイッチングトラン
ジスタTr33がオンする。
3、34の両方がオンされると、車載バッテリ1からの
電源電圧VBによりコンデンサC31が充電される。こ
のコンデンサC31の充電は、上述したようにスイッチ
ングトランジスタTr32、33、34がオンしている
ときであり、つまり、過電流制御により駆動回路DRか
らパワーMOSFETQA及び基準MOSFETQBに
対するゲート電圧の遮断・印加が繰り返されている期間
中に、ゲート電圧が遮断されたときのみ行われる。ゲー
ト電圧が連続印加又は連続遮断されたときは充電はおこ
なわれない。
と、コンデンサC31の電圧が上昇し、MOSFETQ
31のゲートスレッショルドを越えるとMOSFETQ
31がオンする。MOSFETQ31がオンすると過熱
遮断回路2a−2において、4個の直列ダイオードから
なる温度センサSのアノード側がダイオードD32を通
じて引き下げられるので、高温状態と同じ条件となり、
MOSFETQSがオンしてVTGSA-VTDSA間を短絡し
てMOSFETQAを遮断する。回数積算による遮断時
間は1秒程度に設定される。
動作させるために、パワーMOSFETQAのオン/オ
フ周期を安定させることが必要である。温度が上昇する
と、4個のダイオードは抵抗R41より大きな負の温度
依存性を有するので、温度検出素子としてのMOSFE
TQ41のゲートの分圧電圧は温度上昇と共に低下す
る。従って、温度が所定温度以上に上昇したり、所定回
数のゲート電圧の遮断が繰り返されると、4個のダイオ
ードの電圧はMOSFET41のドレイン電圧のスレッ
ショルド以下に低下するので、MOSFETQ41はオ
フとなる。従って、外部ゲートの正の入力電圧が供給さ
れている場合には、MOSFETQ41のドレイン電圧
はHレベルになる。またラッチ回路は、セット素子とし
てのMOSFETQ42とゲートとドレインとがクロス
カップル接続された一対のMOSFETQ43、Q44
と、負荷抵抗素子である抵抗R42、R43とから基本
的に構成されている。負荷抵抗R43は負荷抵抗R42
より高抵抗であるので、このラッチ回路は非対称フリッ
プフロップである。
OSFETQ42がオフである場合は、ラッチ回路の非
対称によりMOSFETQ43はオフに、Q44はオン
であり、ラッチ回路の出力であるMOSFETQ44の
ドレインはLレベルであり、MOSFETQSをオフ状
態に保っている。従って、MOSFETQAのゲートに
印加される入力信号より駆動される。温度が上昇する
と、Q41がオフ、Q42がオンとなり、ラッチ回路の
フリップフロップではQ43がオン、Q44がオフの状
態にセットされるので、MOSFETQSがオンの状態
になってMOSFETQが遮断状態に制御される。
検出・保護用IC2aに第1実施例で説明した基準抵抗
回路部2b及びトリガ回路2cを設ければ、第1実施例
で得られる効果以外に、通常の突入電流が流れている所
定期間Δt、駆動回路DRがオンオフ駆動することがな
く、オン/オフ回数積算回路2a−1が突入電流による
駆動回路DRのオンオフ回数の積算を行うことがないの
で、突入電流が流れる期間であっても供給・遮断を繰り
返すことなく正確に過電流を遮断することができる。
回路2a−2を設けることにより、過熱を検出して過熱
遮断を行うので、小電流から大電流までの過電流の検出
に応じてパワーMOSFETを適切に遮断できるように
していたが、小電流から大電流までの過電流の検出に応
じる必要がなければ、過熱遮断回路2a−2をはずして
コンデンサC31とMOSFETQ31のソースとを接
地して、オン/オフ回数積算回路2a−1により駆動回
路DRにより所定回数オン、オフが行われたときのみ遮
断するようにしても良い。
明によれば、通常より数倍〜数十倍以上の電流である突
入電流が流れているパワーMOSFETがオンした直後
から所定期間、基準抵抗手段の抵抗値を高い値に保持し
て突入電流が流れている期間の過電流判定値を高くする
ことにより、突入電流がパワーMOSFETが破壊して
しまう程高い突入電流である以外は検出手段が過電流を
検出することがないので、突入電流が流れる期間であっ
ても正確に過電流の検出を行うことができる過電流検出
回路を得ることができる。
オンオフにより突入電流が流れている期間の基準抵抗手
段の抵抗値を高い値に保持することができるので、簡単
に突入電流が流れている期間の基準抵抗手段の抵抗値を
高い値に保持することができる過電流検出回路を得るこ
とができる。
電から放電までの期間を前記所定期間とすれば、マイコ
ン等の制御なしでパワーMOSFETのオン直後から所
定期間をカウントすることができるので、構成が簡単と
なりコストダウンを図った過電流検出回路を得ることが
できる。
FETをパワーMOSFETと同一チップ内に形成し、
同一プロセスによって形成することを可能としているの
で、温度ドリフト、ロット間ばらつきの影響を減らした
り除去できる過電流検出回路を得ることができる。
倍〜数十倍以上の電流である突入電流が流れている所定
期間、基準抵抗を高い値に保持させて過電流判定値を高
して、突入電流がパワーMOSFETが破壊してしまう
程高い突入電流である以外は検出手段が過電流検出を行
わないようにすることにより、通常の突入電流が流れて
いる所定期間、駆動手段がオンオフ駆動することがな
く、遮断手段が突入電流による駆動手段のオンオフ回数
の積算を行うことがないので、突入電流が流れる期間で
あっても供給・遮断を繰り返すことなく正確に過電流を
遮断する過電流検出・保護回路を得ることができる。
倍〜数十倍以上の電流である突入電流が流れている所定
期間、基準抵抗手段の抵抗値を高い値に保持させて過電
流判定値を高して、突入電流がパワーMOSFETが破
壊してしまう程高い突入電流である以外は検出手段が過
電流検出を行わないようにすることにより、通常の突入
電流が流れている所定期間、駆動手段がオンオフ駆動す
ることがなく、遮断手段が突入電流による駆動手段のオ
ンオフ回数の積算を行うことがないので、突入電流が流
れる期間であっても供給・遮断を繰り返すことなく正確
に過電流を遮断することができる。しかも、過熱を検出
して過熱遮断を行うので、小電流から大電流までの過電
流の検出に応じてパワーMOSFETを適切に遮断でき
る過電流検出・保護回路を得ることができる。
だ車両用電源供給装置の一実施の形態を示す回路図であ
る。
ICの詳細回路図である。
抗値によって設定されるランプ負荷に関する過電流判定
値を示すグラフである。
ICの詳細回路図である。
流を説明する図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 負荷と直列に接続され電源に対する前記
負荷の接続をオン、オフするパワーMOSFETと、 前記負荷及び前記パワーMOSFETの直列回路と並列
に接続された基準抵抗手段及び基準MOSFETの直列
回路を有する基準回路と、 前記パワーMOSFETのドレイン−ソース間電圧と前
記基準MOSFETのドレイン−ソース間電圧との差に
基づいて、前記パワーMOSFETパワーMOSFET
に流れる過電流を検出する検出手段と、 前記パワーMOSFETのオン直後、所定期間突入電流
による前記パワーMOSFETのドレイン−ソ−ス間電
圧の低下以上に前記基準MOSFETのドレイン−ソー
ス間電圧を低下させるように、前記基準抵抗手段の抵抗
値を高い値に保持するように制御する抵抗値制御手段と
を備えることを特徴とする過電流検出回路。 - 【請求項2】 前記基準抵抗手段は、前記基準MOSF
ETと直列に接続される第1の抵抗と、該第1の抵抗と
並列に接続された第2の抵抗とスイッチ手段との直列回
路とにより構成し、 前記抵抗値制御手段は、前記パワーMOSFETのオン
直後、前記基準抵抗手段を前記第1の抵抗のみで構成す
るように所定期間前記スイッチ手段をオフすることを特
徴とする過電流検出回路。 - 【請求項3】 抵抗値制御手段は、前記パワーMOSF
ETに印加されるゲート電圧により充電されるコンデン
サが放電されるまで前記スイッチ手段をオフに保持する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の過電流検出回
路。 - 【請求項4】 前記基準MOSFETを前記パワーMO
SFETと同一チップ内に形成したことを特徴とする請
求項1〜3何れか記載の過電流検出回路。 - 【請求項5】 負荷と直列に接続され電源に対する前記
負荷の接続をオン、オフするパワーMOSFETと、前
記負荷及び前記パワーMOSFETの直列回路と並列に
接続された基準抵抗手段及び基準MOSFETの直列回
路を有する基準回路と、前記パワーMOSFETのドレ
イン−ソース間電圧と前記基準MOSFETのドレイン
−ソース間電圧との差に基づいて、前記パワーMOSF
ETに流れる過電流を検出する検出手段と、前記パワー
MOSFETのオン直後、所定期間突入電流による前記
パワーMOSFETのドレイン−ソ−ス間電圧の低下以
上に前記基準MOSFETのドレイン−ソース間電圧を
低下させるように、前記基準抵抗手段の抵抗値を高い値
に保持するように制御する抵抗値制御手段とを有する過
電流検出手段と、 該過電流検出手段による過電流の検出に応じ、該過電流
検出が解消されるまで前記パワーMOSFET及び基準
MOSFETをオン、オフ駆動する駆動手段と、 前記駆動手段によるオン、オフ回数を積算し、該積算の
結果が一定値を越えたとき前記パワーMOSFETを遮
断する遮断手段とを備えることを特徴とする過電流検出
・保護回路。 - 【請求項6】 負荷と直列に接続され電源に対する前記
負荷の接続をオン、オフする温度センサ付きパワーMO
SFETと、前記負荷及び前記温度センサ付きパワーM
OSFETの直列回路と並列に接続された基準抵抗手段
及び基準MOSFETの直列回路を有する基準回路と、
前記温度センサ付きパワーMOSFETのドレイン−ソ
ース間電圧と前記基準MOSFETのドレイン−ソース
間電圧との差に基づいて、前記温度センサ付きパワーM
OSFETに流れる過電流を検出する検出手段と、前記
温度センサ付きパワーMOSFETのオン直後、所定期
間突入電流による前記温度センサ付きパワーMOSFE
Tのドレイン−ソ−ス間電圧の低下以上に前記基準MO
SFETのドレイン−ソース間電圧を低下させるよう
に、前記基準抵抗手段の抵抗値を高い値に保持するよう
に制御する抵抗値制御手段とを有する過電流検出手段
と、 該過電流検出手段による過電流の検出に応じ、該過電流
検出が解消されるまで前記温度センサ付きパワーMOS
FET及び基準MOSFETをオン、オフ駆動する駆動
手段と、 前記駆動手段によるオン、オフ回数を積算し、該積算の
結果が一定値を越えたとき前記パワーMOSFETを遮
断する遮断手段とを備えたことを特徴とする過電流検出
・保護回路。
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|---|---|---|---|
| JP05180299A JP3589392B2 (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 過電流検出回路及び過電流検出・保護回路 |
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| JP05180299A JP3589392B2 (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 過電流検出回路及び過電流検出・保護回路 |
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