JP2000253679A - 超音波モータの駆動方法 - Google Patents
超音波モータの駆動方法Info
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- JP2000253679A JP2000253679A JP11050727A JP5072799A JP2000253679A JP 2000253679 A JP2000253679 A JP 2000253679A JP 11050727 A JP11050727 A JP 11050727A JP 5072799 A JP5072799 A JP 5072799A JP 2000253679 A JP2000253679 A JP 2000253679A
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スムーズな回転を行うことができる超音波モ
ータの駆動方法を提供する。 【解決手段】 この超音波モータは、周波数fの信号を
n分周する第1分周器16D1と、この分周された信号及
び帰還信号が入力される位相比較器16D2と、位相比較
器16D2の出力を積分する積分器16D3と、積分器16
D3の出力が入力される電圧制御発振器16D4と、電圧制
御発振器16D4の出力をN分周し上記帰還信号として位
相比較器16D2に帰還する第2分周器16D5とを備える
周波数シンセサイザ16Dを備えている。ここで、第1
分周器16D1に、周波数fの信号を入力し、電圧制御発
振器16D4から出力される周波数f・N/nの信号から
駆動信号fOUTを生成する。Nの最大値はA未満であっ
て、10×f/nが固有振動数FのA分の1よりも大き
くなるように設定される。
ータの駆動方法を提供する。 【解決手段】 この超音波モータは、周波数fの信号を
n分周する第1分周器16D1と、この分周された信号及
び帰還信号が入力される位相比較器16D2と、位相比較
器16D2の出力を積分する積分器16D3と、積分器16
D3の出力が入力される電圧制御発振器16D4と、電圧制
御発振器16D4の出力をN分周し上記帰還信号として位
相比較器16D2に帰還する第2分周器16D5とを備える
周波数シンセサイザ16Dを備えている。ここで、第1
分周器16D1に、周波数fの信号を入力し、電圧制御発
振器16D4から出力される周波数f・N/nの信号から
駆動信号fOUTを生成する。Nの最大値はA未満であっ
て、10×f/nが固有振動数FのA分の1よりも大き
くなるように設定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波モータの駆
動方法に関する。
動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波モータは、特開平7−15
4981号公報に記載されている。この超音波モータ
は、固定子及び移動子の双方に圧電セラミックからなる
振動子を設け、当該振動子を振動させることによってこ
れらの対向表面に振動波、すなわち表面弾性波を発生さ
せている。この超音波モータにおいては、振動波は振動
子への駆動信号の印加によって生成されるが、双方の駆
動信号には周波数差が与えられ、これにより固定子及び
移動子の振動波噛合位置を変化させて移動子を移動させ
ている。同公報によれば、かかる原理に基づく超音波モ
ータは、速度制御が正確であり、また、回転速度に依存
せずに駆動トルクを高くすることができるとされてい
る。
4981号公報に記載されている。この超音波モータ
は、固定子及び移動子の双方に圧電セラミックからなる
振動子を設け、当該振動子を振動させることによってこ
れらの対向表面に振動波、すなわち表面弾性波を発生さ
せている。この超音波モータにおいては、振動波は振動
子への駆動信号の印加によって生成されるが、双方の駆
動信号には周波数差が与えられ、これにより固定子及び
移動子の振動波噛合位置を変化させて移動子を移動させ
ている。同公報によれば、かかる原理に基づく超音波モ
ータは、速度制御が正確であり、また、回転速度に依存
せずに駆動トルクを高くすることができるとされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者らは、この
ような超音波モータ及びその駆動回路を独自に開発して
きた。この回路においては、高精度駆動を達成するため
に、駆動信号の周波数差Δfは固定子又は前記移動子の
固有振動数(共振周波数)のA分の1に設定される。例
えば、固有振動数が50kHzの場合には、周波数差Δ
fは50Hz以下(A=1000)に設定される。駆動
信号f+Δf(又は−Δf)は、周波数fの信号を位相
同期ループを用いた周波数シンセサイザに入力すること
により生成される。
ような超音波モータ及びその駆動回路を独自に開発して
きた。この回路においては、高精度駆動を達成するため
に、駆動信号の周波数差Δfは固定子又は前記移動子の
固有振動数(共振周波数)のA分の1に設定される。例
えば、固有振動数が50kHzの場合には、周波数差Δ
fは50Hz以下(A=1000)に設定される。駆動
信号f+Δf(又は−Δf)は、周波数fの信号を位相
同期ループを用いた周波数シンセサイザに入力すること
により生成される。
【0004】好適な周波数シンセサイザの構成は、周波
数fの信号をn分周する第1分周器と、この分周された
信号及び帰還信号が入力される位相比較器と、位相比較
器の出力を積分する積分器と、積分器の出力が入力され
る電圧制御発振器と、電圧制御発振器の出力をN分周し
上記帰還信号として位相比較器に帰還する第2分周器と
を備える。
数fの信号をn分周する第1分周器と、この分周された
信号及び帰還信号が入力される位相比較器と、位相比較
器の出力を積分する積分器と、積分器の出力が入力され
る電圧制御発振器と、電圧制御発振器の出力をN分周し
上記帰還信号として位相比較器に帰還する第2分周器と
を備える。
【0005】周波数シンセサイザの第1分周器に、周波
数fの信号を入力すると、電圧制御発振器からは周波数
f・N/nの信号が出力されるので、この回路において
は、これを周波数f+Δf(又は−Δf)の駆動信号と
する。
数fの信号を入力すると、電圧制御発振器からは周波数
f・N/nの信号が出力されるので、この回路において
は、これを周波数f+Δf(又は−Δf)の駆動信号と
する。
【0006】入力信号周波数fを50kHzとし、これ
からそのA分の1増(又は減)の信号を生成する場合に
は、Aを1000とすると、出力信号周波数はf・N/
nであるから、通常はNを1001とし、nを1000
として、出力信号周波数=50kHz・1001/10
00を得ることが行われる。すなわち、高精度駆動を行
うために、駆動信号の周波数差ΔfをそのA分の1に設
定する場合には、NはA以上となる必要があると思われ
る。
からそのA分の1増(又は減)の信号を生成する場合に
は、Aを1000とすると、出力信号周波数はf・N/
nであるから、通常はNを1001とし、nを1000
として、出力信号周波数=50kHz・1001/10
00を得ることが行われる。すなわち、高精度駆動を行
うために、駆動信号の周波数差ΔfをそのA分の1に設
定する場合には、NはA以上となる必要があると思われ
る。
【0007】しかしながら、上記構成の周波数シンセサ
イザにおいてNがA以上となる場合には、電圧制御発振
器の出力に顕著なジッタが発生し、このジッタは移動子
のスムーズな移動を抑制する。
イザにおいてNがA以上となる場合には、電圧制御発振
器の出力に顕著なジッタが発生し、このジッタは移動子
のスムーズな移動を抑制する。
【0008】また、Nやnの値を大きく変化させると、
位相同期ループを用いた周波数シンセサイザの動作安定
度が低くなってしまうという問題もあった。動作安定度
を確保するためには、Nやnの値に応じて上記積分器の
回路定数を変化させなくてはならず、現実的ではなかっ
た。
位相同期ループを用いた周波数シンセサイザの動作安定
度が低くなってしまうという問題もあった。動作安定度
を確保するためには、Nやnの値に応じて上記積分器の
回路定数を変化させなくてはならず、現実的ではなかっ
た。
【0009】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであり、スムーズな移動子の移動を行うことが可
能な超音波モータの駆動方法を提供することを目的とす
る。
たものであり、スムーズな移動子の移動を行うことが可
能な超音波モータの駆動方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る超音波モー
タの駆動方法においては、それぞれの表面に振動波が形
成される駆動信号を圧接状態で対向配置された固定子及
び移動子のそれぞれに印加し、駆動信号間の周波数差を
固定子又は移動子の固有振動数のA分の1以内に設定
し、この周波数差に応じて振動波の噛合位置を変化させ
て移動子を移動させる超音波モータの駆動方法におい
て、周波数fの信号をn分周する第1分周器と、この分
周された信号及び帰還信号が入力される位相比較器と、
位相比較器の出力を積分する積分器と、積分器の出力が
入力される電圧制御発振器と、電圧制御発振器の出力を
N分周し上記帰還信号として位相比較器に帰還する第2
分周器とを備える周波数シンセサイザの第1分周器に、
周波数fの信号を入力し、電圧制御発振器から出力され
る周波数f・N/nの信号から駆動信号を生成する工程
を備え、Nの最大値がA未満であって、且つ、10×f
/nが固有振動数のA分の1よりも大きくなるように設
定されることを特徴とする。
タの駆動方法においては、それぞれの表面に振動波が形
成される駆動信号を圧接状態で対向配置された固定子及
び移動子のそれぞれに印加し、駆動信号間の周波数差を
固定子又は移動子の固有振動数のA分の1以内に設定
し、この周波数差に応じて振動波の噛合位置を変化させ
て移動子を移動させる超音波モータの駆動方法におい
て、周波数fの信号をn分周する第1分周器と、この分
周された信号及び帰還信号が入力される位相比較器と、
位相比較器の出力を積分する積分器と、積分器の出力が
入力される電圧制御発振器と、電圧制御発振器の出力を
N分周し上記帰還信号として位相比較器に帰還する第2
分周器とを備える周波数シンセサイザの第1分周器に、
周波数fの信号を入力し、電圧制御発振器から出力され
る周波数f・N/nの信号から駆動信号を生成する工程
を備え、Nの最大値がA未満であって、且つ、10×f
/nが固有振動数のA分の1よりも大きくなるように設
定されることを特徴とする。
【0011】上述のように、NがA以上となる場合に
は、電圧制御発振器の出力に顕著なジッタが発生し、こ
のジッタは移動子のスムーズな移動を抑制する。そこ
で、NをA未満とすることによってジッタの発生を抑制
する。NをA未満としたので、10×f/nが固有振動
数のA分の1よりも大きくなるように設定し、結果的な
駆動信号間の周波数差を、固定子又は移動子の固有振動
数のA分の1以内に設定して高精度駆動を行う。以上の
ように、本発明に係る超音波モータの駆動方法において
は、移動子を高精度且つスムーズに回転させることがで
きる。
は、電圧制御発振器の出力に顕著なジッタが発生し、こ
のジッタは移動子のスムーズな移動を抑制する。そこ
で、NをA未満とすることによってジッタの発生を抑制
する。NをA未満としたので、10×f/nが固有振動
数のA分の1よりも大きくなるように設定し、結果的な
駆動信号間の周波数差を、固定子又は移動子の固有振動
数のA分の1以内に設定して高精度駆動を行う。以上の
ように、本発明に係る超音波モータの駆動方法において
は、移動子を高精度且つスムーズに回転させることがで
きる。
【0012】また、nとNの差は1に設定されることが
望ましい。この場合には、駆動信号の周波数差を微細に
可変することができる。
望ましい。この場合には、駆動信号の周波数差を微細に
可変することができる。
【0013】Δfを正の微小周波数とした場合、第1周
波数シンセサイザの前段に、入力周波数fINに応じて出
力周波数fIN−Δf又はfIN+Δfを発生する第2周波
数シンセサイザを備え、第2周波数シンセサイザは固定
的な変換係数を有しており、第1周波数シンセサイザに
おけるn及びNは、第2周波数シンセサイザの出力周波
数がfIN−Δfの場合にはn<Nを満たすように設定さ
れ、fIN+Δfの場合はn>Nを満たすように設定され
ていることが好ましい。
波数シンセサイザの前段に、入力周波数fINに応じて出
力周波数fIN−Δf又はfIN+Δfを発生する第2周波
数シンセサイザを備え、第2周波数シンセサイザは固定
的な変換係数を有しており、第1周波数シンセサイザに
おけるn及びNは、第2周波数シンセサイザの出力周波
数がfIN−Δfの場合にはn<Nを満たすように設定さ
れ、fIN+Δfの場合はn>Nを満たすように設定され
ていることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に係る超音波モ
ータ及びその駆動方法について説明する。同一要素又は
同一機能を有する要素には同一符号を用いるものとし、
重複する説明は省略する。
ータ及びその駆動方法について説明する。同一要素又は
同一機能を有する要素には同一符号を用いるものとし、
重複する説明は省略する。
【0015】図1は、本実施の形態に係る超音波モータ
を示す構成図である。この超音波モータは、機械的駆動
機構からなる超音波モータ本体1及び超音波モータ本体
1の駆動制御を行う電気制御部2から構成される。
を示す構成図である。この超音波モータは、機械的駆動
機構からなる超音波モータ本体1及び超音波モータ本体
1の駆動制御を行う電気制御部2から構成される。
【0016】まず、機械的駆動機構からなる超音波モー
タ本体1について説明する。
タ本体1について説明する。
【0017】超音波モータ本体1は、固定用ベース3中
央部を貫通する回転軸4に互いに対向して設けられた外
縁円形のステータ5及びロータ6を備えている。ロータ
6は、ステータ5及びロータ6それぞれの対向接触面円
周方向に起振した変位波が噛合した状態で、一方の変位
波の位相を他方から変位させることにより回転する。
央部を貫通する回転軸4に互いに対向して設けられた外
縁円形のステータ5及びロータ6を備えている。ロータ
6は、ステータ5及びロータ6それぞれの対向接触面円
周方向に起振した変位波が噛合した状態で、一方の変位
波の位相を他方から変位させることにより回転する。
【0018】ここで説明される変位波は、ステータ5及
びロータ6の対向表面の物理的変形によって構成される
物理的変位の波であり、90度位相差を有する従来の駆
動信号をそれぞれの振動子に印加する場合には、変位波
は進行波を構成する。
びロータ6の対向表面の物理的変形によって構成される
物理的変位の波であり、90度位相差を有する従来の駆
動信号をそれぞれの振動子に印加する場合には、変位波
は進行波を構成する。
【0019】詳説すれば、変位波は、ステータ5及びロ
ータ6双方の対向表面上に形成された超音波による噛面
であり、これらを圧接させることによって当該超音波噛
面が噛合すると、ステータ5及びロータ6変位波間の相
対的移動が規制される。このようにステータ5及びロー
タ6双方の対向表面に変位波が発生し、変位波間の相対
的移動が規制された状態で、超音波噛面としての一方の
変位波を他方に対して移動させると、ロータ6はステー
タ5に対して相対的に回転し、固定子5及び移動子6を
ステータ及びスライダとする場合には、スライダは直線
運動を行う。以下、このような変位波を噛合させて移動
子を移動させる駆動方法を「変位ロックドライブ」とす
る。なお、変位波としては種々のものが考えられるが、
以下の説明においては、変位波は進行波であるものとす
る。
ータ6双方の対向表面上に形成された超音波による噛面
であり、これらを圧接させることによって当該超音波噛
面が噛合すると、ステータ5及びロータ6変位波間の相
対的移動が規制される。このようにステータ5及びロー
タ6双方の対向表面に変位波が発生し、変位波間の相対
的移動が規制された状態で、超音波噛面としての一方の
変位波を他方に対して移動させると、ロータ6はステー
タ5に対して相対的に回転し、固定子5及び移動子6を
ステータ及びスライダとする場合には、スライダは直線
運動を行う。以下、このような変位波を噛合させて移動
子を移動させる駆動方法を「変位ロックドライブ」とす
る。なお、変位波としては種々のものが考えられるが、
以下の説明においては、変位波は進行波であるものとす
る。
【0020】固定用べース3は、超音波モータが適用さ
れるカメラ等の本体機器の固定側に当該超音波モータを
固定するためのものである。固定用べース3の中央部に
は、これを上下方向に貫く貫通孔3hが形成されてい
る。
れるカメラ等の本体機器の固定側に当該超音波モータを
固定するためのものである。固定用べース3の中央部に
は、これを上下方向に貫く貫通孔3hが形成されてい
る。
【0021】ステータ5は、セラミック圧電素子からな
る円環状の振動子5vと、振動子5vが裏面外周部に貼
着された金属からなる円環状の弾性体5eとを備えてい
る。弾性体5eの内周部5iは例えばネジ留め等により
固定用ベース3に固定され、外周部5oと内周部5iと
の間の円環状の中間部5mは肉薄であり、この中間部5
mが外周部の振動を容易にさせるとともに、内周部5i
と外周部5oとの間の振動伝達を抑制している。ステー
タ5の中央部にも、これを上下方向に貫く貫通孔5hが
形成されている。
る円環状の振動子5vと、振動子5vが裏面外周部に貼
着された金属からなる円環状の弾性体5eとを備えてい
る。弾性体5eの内周部5iは例えばネジ留め等により
固定用ベース3に固定され、外周部5oと内周部5iと
の間の円環状の中間部5mは肉薄であり、この中間部5
mが外周部の振動を容易にさせるとともに、内周部5i
と外周部5oとの間の振動伝達を抑制している。ステー
タ5の中央部にも、これを上下方向に貫く貫通孔5hが
形成されている。
【0022】ロータ6は、ステータ5と同一構造を有
し、セラミック圧電素子からなる円環状の振動子6v
と、振動子6vが上面外周部に貼着された金属からなる
円環状の弾性体6eとを備えている。弾性体6eの内周
部6iは回転軸4に固定され、弾性体6eは外周部6o
と内周部6iとの間に円環状の肉薄中間部6mを備え
る。
し、セラミック圧電素子からなる円環状の振動子6v
と、振動子6vが上面外周部に貼着された金属からなる
円環状の弾性体6eとを備えている。弾性体6eの内周
部6iは回転軸4に固定され、弾性体6eは外周部6o
と内周部6iとの間に円環状の肉薄中間部6mを備え
る。
【0023】回転軸4は、固定用ベース3及びステータ
5の貫通孔3h及び5h内を貫挿している。回転軸4
は、固定用べース3の貫通孔3hに嵌合固定された軸受
7に回転自在に支持されている。回転軸4の上記軸受7
による支承位置より上方には、回転軸4より大径のボス
8が設けられている。ロータ側弾性体6eの内周部6i
は、ボス8とステータ側弾性体5eとの間に位置し、ボ
ス8に圧入固定されている。なお、回転軸4の下部に
は、例えばCリング等のスナップリング9が取り付けら
れており、このスナップリング9と上記軸受7との間
に、スペーサ10を介して圧縮バネ11が介挿されてい
る。この圧縮バネ11によって、回転軸4及びボス8は
常時下方に付勢されている。
5の貫通孔3h及び5h内を貫挿している。回転軸4
は、固定用べース3の貫通孔3hに嵌合固定された軸受
7に回転自在に支持されている。回転軸4の上記軸受7
による支承位置より上方には、回転軸4より大径のボス
8が設けられている。ロータ側弾性体6eの内周部6i
は、ボス8とステータ側弾性体5eとの間に位置し、ボ
ス8に圧入固定されている。なお、回転軸4の下部に
は、例えばCリング等のスナップリング9が取り付けら
れており、このスナップリング9と上記軸受7との間
に、スペーサ10を介して圧縮バネ11が介挿されてい
る。この圧縮バネ11によって、回転軸4及びボス8は
常時下方に付勢されている。
【0024】ステータ側弾性体5eは、外周部5o上面
に幅狭円環状の凸部5pを有し、ロータ側弾性体6e
は、外周部6o裏面に幅狭円環状の凸部6pを有する。
弾性体5e、6eを全面接触させると、励振側の振動が
相手側に大部分伝わって変位波の変位量が減衰してしま
うが、弾性体5e,6eは凸部5p,6pを有してお
り、接触表面が狭小となることから、弾性体5e,6e
に変位波を保持することができる。
に幅狭円環状の凸部5pを有し、ロータ側弾性体6e
は、外周部6o裏面に幅狭円環状の凸部6pを有する。
弾性体5e、6eを全面接触させると、励振側の振動が
相手側に大部分伝わって変位波の変位量が減衰してしま
うが、弾性体5e,6eは凸部5p,6pを有してお
り、接触表面が狭小となることから、弾性体5e,6e
に変位波を保持することができる。
【0025】ロータ側凸部6pとステータ側凸部5pと
の間には、例えば樹脂等より成る環状の緩衝摩擦部材1
2が介在し、緩衝摩擦部材12はこれらと圧接状態にあ
る。すなわち、ロータ側凸部6pは、圧縮バネ11の弾
性力よって緩衝摩擦部材12を介してステータ側凸部5
pを押圧している。
の間には、例えば樹脂等より成る環状の緩衝摩擦部材1
2が介在し、緩衝摩擦部材12はこれらと圧接状態にあ
る。すなわち、ロータ側凸部6pは、圧縮バネ11の弾
性力よって緩衝摩擦部材12を介してステータ側凸部5
pを押圧している。
【0026】緩衝摩擦部材12は、上記凸部5p又は凸
部6pに生ずる変位波を相手側に伝達しにくくする動作
をする一種の振動のローパスフィルタの作用をさせてい
ることから、ステータ側弾性体5e側の変位波とロータ
側弾性体6e側の変位波の相互干渉を防止して正常な変
位波を両者に発生させる。すなわち、振動子を例えば5
0kHzで振動させて変位波を両者に発生させている場
合、この50kHzの振動は相手側には伝達されにく
く、変位波の回転の周波数である例えば100Hzの振
動は相手側に伝達される。さらに、緩衝摩擦部材12
は、金属同士(凸部5p,6p)の直接接触を回避して
異音の発生を防止し、さらに圧接部の耐久性を向上させ
る。なお、緩衝摩擦部材12は、凸部5p,6pの何れ
にも固定されずに、凸部5p,6p間に介在している構
成でも、一方に固定している構成でも良い。
部6pに生ずる変位波を相手側に伝達しにくくする動作
をする一種の振動のローパスフィルタの作用をさせてい
ることから、ステータ側弾性体5e側の変位波とロータ
側弾性体6e側の変位波の相互干渉を防止して正常な変
位波を両者に発生させる。すなわち、振動子を例えば5
0kHzで振動させて変位波を両者に発生させている場
合、この50kHzの振動は相手側には伝達されにく
く、変位波の回転の周波数である例えば100Hzの振
動は相手側に伝達される。さらに、緩衝摩擦部材12
は、金属同士(凸部5p,6p)の直接接触を回避して
異音の発生を防止し、さらに圧接部の耐久性を向上させ
る。なお、緩衝摩擦部材12は、凸部5p,6pの何れ
にも固定されずに、凸部5p,6p間に介在している構
成でも、一方に固定している構成でも良い。
【0027】回転軸4のさらに上部には、互いの導通を
遮断した3個のリング13a,13b,13cから成る
スリップリング13が固定されている。これらのリング
13a,13b,13cに対しては、固定用ベース1の
上部に設けられたロータ用の通電ブラシ15a,15
b,15cが、それぞれ接触するように配置されてい
る。
遮断した3個のリング13a,13b,13cから成る
スリップリング13が固定されている。これらのリング
13a,13b,13cに対しては、固定用ベース1の
上部に設けられたロータ用の通電ブラシ15a,15
b,15cが、それぞれ接触するように配置されてい
る。
【0028】通電ブラシ15a,15bは、それぞれロ
ータ用駆動信号の第1成分供給用のブラシ、ロータ用駆
動信号の第2成分供給用のブラシであり、通電ブラシ1
3cは、グランド用のブラシである。ここで、第1成分
及び第2成分は、90°位相差を有し、正弦波であるこ
とが好ましいが、これらは方形波であってもよい。
ータ用駆動信号の第1成分供給用のブラシ、ロータ用駆
動信号の第2成分供給用のブラシであり、通電ブラシ1
3cは、グランド用のブラシである。ここで、第1成分
及び第2成分は、90°位相差を有し、正弦波であるこ
とが好ましいが、これらは方形波であってもよい。
【0029】ステータ側振動子5vに電気制御部2から
2つの互いに関連した成分を有するステータ用駆動信号
を印加し、ステータ側弾性体5eにその円周方向に沿っ
て変位波を発生させる。なお、ステータ用駆動信号の上
記2つの成分は、90°位相差を有し、正弦波であるこ
とが好ましいが、これらは方形波であってもよい。
2つの互いに関連した成分を有するステータ用駆動信号
を印加し、ステータ側弾性体5eにその円周方向に沿っ
て変位波を発生させる。なお、ステータ用駆動信号の上
記2つの成分は、90°位相差を有し、正弦波であるこ
とが好ましいが、これらは方形波であってもよい。
【0030】このようにして発生した変位波は、あたか
も円環上を変位波が回転しているような形態なので、以
降これを「回転変位波」として説明する。すなわち、ス
テータ側振動子5vに電気制御部2から上記2相のステ
ータ用駆動信号を印加すると、ステータ側弾性体5eに
その円周方向に沿って進行する回転変位波が発生する。
また、別の駆動信号を印加すると、ステータ側弾性体5
eに定在波等が発生する。
も円環上を変位波が回転しているような形態なので、以
降これを「回転変位波」として説明する。すなわち、ス
テータ側振動子5vに電気制御部2から上記2相のステ
ータ用駆動信号を印加すると、ステータ側弾性体5eに
その円周方向に沿って進行する回転変位波が発生する。
また、別の駆動信号を印加すると、ステータ側弾性体5
eに定在波等が発生する。
【0031】一方、ロータ側振動子6vに電気制御部2
からスリップリング13を介して2つの互いに関連した
成分を有するロータ用駆動信号を印加し、ロータ側弾性
体6eにその円周方向に沿って進行する変位波を発生さ
せる。すなわち、ロータ側振動子6vに電気制御部2か
らスリップリング13を介して上記2相の駆動信号を印
加すると、ロータ側弾性体6eにその円周方向に沿って
進行する回転変位波が発生する。また、別の駆動信号を
印加すると、ロータ側弾性体6eに定在波等が発生す
る。
からスリップリング13を介して2つの互いに関連した
成分を有するロータ用駆動信号を印加し、ロータ側弾性
体6eにその円周方向に沿って進行する変位波を発生さ
せる。すなわち、ロータ側振動子6vに電気制御部2か
らスリップリング13を介して上記2相の駆動信号を印
加すると、ロータ側弾性体6eにその円周方向に沿って
進行する回転変位波が発生する。また、別の駆動信号を
印加すると、ロータ側弾性体6eに定在波等が発生す
る。
【0032】本実施の形態に係る超音波モータにおいて
は、ステータ側弾性体5e及びロータ側弾性体6eの変
位波としての回転変位波が噛合した状態で、一方の変位
波の位相を他方からシフトすることで、ロータ側弾性体
6e及び回転軸4の噛合回転位置がシフトし、シフト量
の連続が回転となる。したがって、シフト量の連続性が
無くなれば、変位波噛合は行われつつも、ロータ6は回
転しない。以下、詳説する。
は、ステータ側弾性体5e及びロータ側弾性体6eの変
位波としての回転変位波が噛合した状態で、一方の変位
波の位相を他方からシフトすることで、ロータ側弾性体
6e及び回転軸4の噛合回転位置がシフトし、シフト量
の連続が回転となる。したがって、シフト量の連続性が
無くなれば、変位波噛合は行われつつも、ロータ6は回
転しない。以下、詳説する。
【0033】図2は、前述した圧電振動子5v又は6v
の一方面側の平面図である。振動子5v,6vは、円環
状の圧電セラミック板CMと、圧電セラミック板CMの
一方面上に形成されたそれぞれ4個の第1電極部S1〜
S4及び第2電極部C1〜C4とを備えている。第1電
極部S1〜S4及び第2電極部C1〜C4は、振動子が
周方向全体で5波長(5λ)の定在波を発生し得るよう
に機械角36゜で等配されている。第1電極部S1〜S
4、第2電極部C1〜C4は、各々隣り合う領域で厚み
方向の分極方向が互いに逆向き(図示+−参照)となる
ように予め分極処理が施されている。なお、各電極S1
〜S4及びC1〜C4は、円環圧電セラミック板CMの
内縁及び外縁との間に隙間を空けることなく設けられて
いる。
の一方面側の平面図である。振動子5v,6vは、円環
状の圧電セラミック板CMと、圧電セラミック板CMの
一方面上に形成されたそれぞれ4個の第1電極部S1〜
S4及び第2電極部C1〜C4とを備えている。第1電
極部S1〜S4及び第2電極部C1〜C4は、振動子が
周方向全体で5波長(5λ)の定在波を発生し得るよう
に機械角36゜で等配されている。第1電極部S1〜S
4、第2電極部C1〜C4は、各々隣り合う領域で厚み
方向の分極方向が互いに逆向き(図示+−参照)となる
ように予め分極処理が施されている。なお、各電極S1
〜S4及びC1〜C4は、円環圧電セラミック板CMの
内縁及び外縁との間に隙間を空けることなく設けられて
いる。
【0034】図3は、振動子5v又は6vの他方面側の
平面図である。円環状の圧電セラミック板CMの他方面
上には、圧電セラミック板CMの一方面上の第1電極部
S1〜S4の形成領域全体に対向する第1側電極部SS
と、第2電極部C1〜C4の形成領域全体に対向する第
2側電極部CCとが設けられている。第1側電極部SS
と第2側電極部CCとの間には、機械角で18゜、電気
角で90゜をなして互いに対向するフィードバック用電
極部FB,FB’が設けられている。
平面図である。円環状の圧電セラミック板CMの他方面
上には、圧電セラミック板CMの一方面上の第1電極部
S1〜S4の形成領域全体に対向する第1側電極部SS
と、第2電極部C1〜C4の形成領域全体に対向する第
2側電極部CCとが設けられている。第1側電極部SS
と第2側電極部CCとの間には、機械角で18゜、電気
角で90゜をなして互いに対向するフィードバック用電
極部FB,FB’が設けられている。
【0035】図1を再び参照すると、ステータ側振動子
5vの上記一方面は、その全面が金属弾性体5eの上面
側に接着剤又は導電性接着剤で接着されている。一般に
は非導電性接着剤を用いても、接着剤厚が薄いため機械
加工面の荒小部分が接触し、電気的には導通する。金属
弾性体5eは、固定用ベース3に電気的に接続されてお
り、ステータ側振動子5vの一方面に形成された電極S
1〜S4,FB,C1〜C4は、グランドに接続されて
いる。一方、ステータ側振動子5vの第1側電極部SS
及び第2側電極部CCは駆動回路16に接続されてい
る。
5vの上記一方面は、その全面が金属弾性体5eの上面
側に接着剤又は導電性接着剤で接着されている。一般に
は非導電性接着剤を用いても、接着剤厚が薄いため機械
加工面の荒小部分が接触し、電気的には導通する。金属
弾性体5eは、固定用ベース3に電気的に接続されてお
り、ステータ側振動子5vの一方面に形成された電極S
1〜S4,FB,C1〜C4は、グランドに接続されて
いる。一方、ステータ側振動子5vの第1側電極部SS
及び第2側電極部CCは駆動回路16に接続されてい
る。
【0036】駆動回路16は、グランドとステータ側振
動子5vの第1側電極部SSとの間にステータ用駆動信
号の第1成分である正弦波電圧信号(sin波)を印加
し、グランドと第2側電極部CCとの間にこれと90°
の位相差を有する第2成分である正弦波電圧信号(co
s波)を印加し、ステータ側振動子5v及びこれに貼着
された弾性体5eの円周方向に変位波を発生し、回転変
位波を形成する。駆動回路16には、振動子5vの変位
量に応じてフィードバック用電極部FB,FB’間に発
生した変位検出信号としての圧電電圧信号が入力され、
入力された変位検出信号に基づいてステータ側振動子5
vに供給される正弦波電圧信号の周波数及び位相を一定
に維持する。
動子5vの第1側電極部SSとの間にステータ用駆動信
号の第1成分である正弦波電圧信号(sin波)を印加
し、グランドと第2側電極部CCとの間にこれと90°
の位相差を有する第2成分である正弦波電圧信号(co
s波)を印加し、ステータ側振動子5v及びこれに貼着
された弾性体5eの円周方向に変位波を発生し、回転変
位波を形成する。駆動回路16には、振動子5vの変位
量に応じてフィードバック用電極部FB,FB’間に発
生した変位検出信号としての圧電電圧信号が入力され、
入力された変位検出信号に基づいてステータ側振動子5
vに供給される正弦波電圧信号の周波数及び位相を一定
に維持する。
【0037】ロータ側振動子6vの上記一方面は、その
全面が金属弾性体6eの上面側に接着剤又は導電性の接
着剤を用いて接着されている。金属弾性体6eは、これ
に電気的に順次接続された内部配線14c、リング13
c、通電ブラシ15cを介して固定用ベース3に電気的
に接続されており、ロータ側振動子6vの一方面に形成
された電極S1〜S4、FB、C1〜C4は、グランド
に接続されている。
全面が金属弾性体6eの上面側に接着剤又は導電性の接
着剤を用いて接着されている。金属弾性体6eは、これ
に電気的に順次接続された内部配線14c、リング13
c、通電ブラシ15cを介して固定用ベース3に電気的
に接続されており、ロータ側振動子6vの一方面に形成
された電極S1〜S4、FB、C1〜C4は、グランド
に接続されている。
【0038】一方、ロータ側振動子6vの第1側電極部
SSは、これに電気的に順次接続された内部配線14
a、リング13a、通電ブラシ15aを介して駆動回路
16に接続されている。ロータ側振動子6vの第2側電
極部CCは、これに電気的に順次接続された内部配線1
4b、リング13b、通電ブラシ15bを介して駆動回
路16に接続されている。
SSは、これに電気的に順次接続された内部配線14
a、リング13a、通電ブラシ15aを介して駆動回路
16に接続されている。ロータ側振動子6vの第2側電
極部CCは、これに電気的に順次接続された内部配線1
4b、リング13b、通電ブラシ15bを介して駆動回
路16に接続されている。
【0039】駆動回路16は、グランドとロータ側振動
子6vの第1側電極部SSとの間にロータ用駆動信号の
第1成分としての正弦波電圧信号(sin波)を印加
し、グランドと第2側電極部CCとの間にこれと90°
の位相差を有するロータ用駆動信号の第2成分としての
正弦波電圧信号(cos波)を印加し、ロータ側振動子
6v及びこれに貼着された弾性体6e円周方向に変位波
を発生し、回転変位波を形成する。なお、本形態では、
ステータ側振動子5vからのフィードバック変位検出信
号を用いて、ステータ側振動子5vへ供給される駆動信
号の周波数をステータ5が適性な変位波を起振しうるよ
うに自動制御している。なお、説明において、パルス或
いは矩形波の周波数は、その繰り返し周波数を意味する
ものとする。
子6vの第1側電極部SSとの間にロータ用駆動信号の
第1成分としての正弦波電圧信号(sin波)を印加
し、グランドと第2側電極部CCとの間にこれと90°
の位相差を有するロータ用駆動信号の第2成分としての
正弦波電圧信号(cos波)を印加し、ロータ側振動子
6v及びこれに貼着された弾性体6e円周方向に変位波
を発生し、回転変位波を形成する。なお、本形態では、
ステータ側振動子5vからのフィードバック変位検出信
号を用いて、ステータ側振動子5vへ供給される駆動信
号の周波数をステータ5が適性な変位波を起振しうるよ
うに自動制御している。なお、説明において、パルス或
いは矩形波の周波数は、その繰り返し周波数を意味する
ものとする。
【0040】図4は、駆動信号と振動子の変位の関係を
説明するためのグラフである。なお、振動子厚み方向の
物理的変位Vは駆動信号の電圧Vに比例するものとし、
グラフ中の直交座標系を示す3軸は、それぞれ時間
(t)、振動子の周方向長(L)、及び変位(電圧)V
を示す。ステータ又はロータ側振動子5v,6vにおい
て、近接する電極S1(SS)及びC1(CC)には、
それぞれVs=V0sinωt、Vc=V0cosωtの
駆動電圧が与えられる。なお、V0は駆動信号の電圧振
幅、ωは角周波数、Tは周期を示す。それぞれの電極位
置における変位は、その中心において表わされるものと
すると、図示の如く、2相の駆動信号Vs,Vcの印加
によって、物理的変位の極小値を与える点Pは、時間の
経過に伴って−L方向に進行し、駆動信号の印加によっ
て進行波としての回転変位波が形成され、駆動信号の電
気的位相と進行波の物理的位相(位相:共にθとする)
は比例して変化することが分かる。
説明するためのグラフである。なお、振動子厚み方向の
物理的変位Vは駆動信号の電圧Vに比例するものとし、
グラフ中の直交座標系を示す3軸は、それぞれ時間
(t)、振動子の周方向長(L)、及び変位(電圧)V
を示す。ステータ又はロータ側振動子5v,6vにおい
て、近接する電極S1(SS)及びC1(CC)には、
それぞれVs=V0sinωt、Vc=V0cosωtの
駆動電圧が与えられる。なお、V0は駆動信号の電圧振
幅、ωは角周波数、Tは周期を示す。それぞれの電極位
置における変位は、その中心において表わされるものと
すると、図示の如く、2相の駆動信号Vs,Vcの印加
によって、物理的変位の極小値を与える点Pは、時間の
経過に伴って−L方向に進行し、駆動信号の印加によっ
て進行波としての回転変位波が形成され、駆動信号の電
気的位相と進行波の物理的位相(位相:共にθとする)
は比例して変化することが分かる。
【0041】詳説すれば、本例では、振動子の全周方向
長が個別の電極(例えばS1)の周方向長(λ/2)の
偶数倍(10倍)となるように設定されており、個別電
極(S1)への単相電圧Vsの印加によって5波長(5
λ)の定在波が発生し、個別電極(C1)への単相電圧
Vcの印加によって上記位相差(λ/4又は−3λ/
4)を有する5波長(5λ)の定在波が発生するように
設定されており、ステータ及びロータ側振動子5v,6
vのそれぞれの上記駆動信号を同時に供給すると、ステ
ータ及びロータ側弾性体5e,6eのそれぞれの表面に
合成波による回転変位波が形成される。
長が個別の電極(例えばS1)の周方向長(λ/2)の
偶数倍(10倍)となるように設定されており、個別電
極(S1)への単相電圧Vsの印加によって5波長(5
λ)の定在波が発生し、個別電極(C1)への単相電圧
Vcの印加によって上記位相差(λ/4又は−3λ/
4)を有する5波長(5λ)の定在波が発生するように
設定されており、ステータ及びロータ側振動子5v,6
vのそれぞれの上記駆動信号を同時に供給すると、ステ
ータ及びロータ側弾性体5e,6eのそれぞれの表面に
合成波による回転変位波が形成される。
【0042】変位ロックドライブを行うためには、ステ
ータ5及びロータ6の円周方向に進む変位波の進行方向
を回転軸4から見て同一方向となるように整える。この
ためには、ステータ5又はロータ6の一方の電極SS、
CCに入力される駆動電源の極性を互いに逆にするか、
又は片方の入力位相を180°反転すればよい。
ータ5及びロータ6の円周方向に進む変位波の進行方向
を回転軸4から見て同一方向となるように整える。この
ためには、ステータ5又はロータ6の一方の電極SS、
CCに入力される駆動電源の極性を互いに逆にするか、
又は片方の入力位相を180°反転すればよい。
【0043】図5は、このような変位波が噛合している
際のステータ/ロータ接触部分を円周方向に沿って切っ
た断面図であり、ステータ用駆動信号(Vsとする)の
位相がロータ用駆動信号(Vsとする)よりもθだけ異
なる場合に、θに相当する分だけロータが回転するよう
すを示す。上述のように、駆動信号Vsの電気的位相と
進行波の物理的位相は比例して変化する。
際のステータ/ロータ接触部分を円周方向に沿って切っ
た断面図であり、ステータ用駆動信号(Vsとする)の
位相がロータ用駆動信号(Vsとする)よりもθだけ異
なる場合に、θに相当する分だけロータが回転するよう
すを示す。上述のように、駆動信号Vsの電気的位相と
進行波の物理的位相は比例して変化する。
【0044】図5(a)に示すように、駆動回路16か
らステータ側振動子5vに供給される2つの互いに関連
した駆動信号としての2相のステータ用駆動信号の周波
数がf、ロータ側振動子6vに供給する2つの互いに関
連したロータ用駆動信号としての2相の駆動信号の周波
数が同様にfとなるように、制御回路17が駆動回路1
6を制御すると(すなわち、Δf=0(相対的位相変化
=0)、ステータ側弾性体5eの凸部5pに生じる回転
変位波Aとロータ側弾性体6eの凸部6pに生じる回転
変位波Bが、同相で回転変位し、恰も歯車が噛み合った
如く合致してロック作用し、変位を生じる位置も円周方
向に進んで常に位置が変わっているが、A,Bは同期し
ているため回転軸4は回転せず、ロータ6は静止状態と
なる。
らステータ側振動子5vに供給される2つの互いに関連
した駆動信号としての2相のステータ用駆動信号の周波
数がf、ロータ側振動子6vに供給する2つの互いに関
連したロータ用駆動信号としての2相の駆動信号の周波
数が同様にfとなるように、制御回路17が駆動回路1
6を制御すると(すなわち、Δf=0(相対的位相変化
=0)、ステータ側弾性体5eの凸部5pに生じる回転
変位波Aとロータ側弾性体6eの凸部6pに生じる回転
変位波Bが、同相で回転変位し、恰も歯車が噛み合った
如く合致してロック作用し、変位を生じる位置も円周方
向に進んで常に位置が変わっているが、A,Bは同期し
ているため回転軸4は回転せず、ロータ6は静止状態と
なる。
【0045】図5(b)に示すように、駆動回路16か
らステータ側振動子5vに供給される2つの互いに関連
した駆動信号としての2相のステータ用駆動信号の周波
数をf、ロータ側振動子6vに供給されるロータ用駆動
信号の周波数を(f+Δf)とするように制御回路17
が駆動回路16を制御すると、微小周波数差Δfは位相
差θの連続的な変化と同等であるため、噛み合っていた
回転変位波A,Bのうちの、回転変位波Aが回転変位波
Bに対して、連続変化するθに相当する分だけ相対的に
進む関係が生じる。
らステータ側振動子5vに供給される2つの互いに関連
した駆動信号としての2相のステータ用駆動信号の周波
数をf、ロータ側振動子6vに供給されるロータ用駆動
信号の周波数を(f+Δf)とするように制御回路17
が駆動回路16を制御すると、微小周波数差Δfは位相
差θの連続的な変化と同等であるため、噛み合っていた
回転変位波A,Bのうちの、回転変位波Aが回転変位波
Bに対して、連続変化するθに相当する分だけ相対的に
進む関係が生じる。
【0046】図5(c)に示すように、ステータ5及び
ロータ6は、噛み合い状態を保持するよう加圧力がステ
ータ5及びロータ6間に加えられており、噛み合いを保
持するため、この時、ステータ5不動の状態で回転変位
波A,Bが噛み合い、双方の相対位置関係がロックする
ように、位相の変化分だけロータ6の回転軸が回転す
る。また、駆動信号間に特定の位相差θを与えると、ロ
ータ6がθに相当する分だけ回転した後、停止する。
ロータ6は、噛み合い状態を保持するよう加圧力がステ
ータ5及びロータ6間に加えられており、噛み合いを保
持するため、この時、ステータ5不動の状態で回転変位
波A,Bが噛み合い、双方の相対位置関係がロックする
ように、位相の変化分だけロータ6の回転軸が回転す
る。また、駆動信号間に特定の位相差θを与えると、ロ
ータ6がθに相当する分だけ回転した後、停止する。
【0047】本実施の形態に係わる変位ロックドライブ
型の超音波モータにおいては、変位波の進行方向を一方
向に固定しても、変位波A,B相互の位相関係によって
回転方向が定まる。回転方向は変位波の進行方向と位相
差の関係から定まり、変位波の進行方向のみで決定され
るものではない。
型の超音波モータにおいては、変位波の進行方向を一方
向に固定しても、変位波A,B相互の位相関係によって
回転方向が定まる。回転方向は変位波の進行方向と位相
差の関係から定まり、変位波の進行方向のみで決定され
るものではない。
【0048】なお、ロータ6に(f+Δf)を印加した
時の回転軸4の回転方向は、回転変位波の回転方向と同
方向となり、(f−Δf)を印加した時は回転変位波の
回転方向と逆方向となる。すなわち、駆動回路16から
ステータ側振動子5vに供給される2相のステータ用駆
動信号の周波数をf、ロータ側振動子6vに供給される
ロータ用駆動信号の周波数を(f−Δf)とするように
制御回路17が駆動回路16を制御すると、噛み合って
いた回転変位波A,Bのうちの、回転変位波Aが回転変
位波Bに対して相対的に遅れる位置関係となるため、ス
テータ5は不動の状態で回転変位波A,Bは噛み合い、
双方の相対位置関係がロックする。この場合、噛み合い
状態を保持するため、ロータ6は位相の遅れに対応し、
(f+Δf)とは逆の方向に回転し、ロータ6は逆転す
る。
時の回転軸4の回転方向は、回転変位波の回転方向と同
方向となり、(f−Δf)を印加した時は回転変位波の
回転方向と逆方向となる。すなわち、駆動回路16から
ステータ側振動子5vに供給される2相のステータ用駆
動信号の周波数をf、ロータ側振動子6vに供給される
ロータ用駆動信号の周波数を(f−Δf)とするように
制御回路17が駆動回路16を制御すると、噛み合って
いた回転変位波A,Bのうちの、回転変位波Aが回転変
位波Bに対して相対的に遅れる位置関係となるため、ス
テータ5は不動の状態で回転変位波A,Bは噛み合い、
双方の相対位置関係がロックする。この場合、噛み合い
状態を保持するため、ロータ6は位相の遅れに対応し、
(f+Δf)とは逆の方向に回転し、ロータ6は逆転す
る。
【0049】更に、上記周波数の可変量±Δfを増減さ
せると、ロータ6の回転速度が増減する。±Δf値によ
る回転速度(rpm)は、60×Δf/波数で定まるシ
ンクロナス回転速度を示し、例えば図2の5波タイプで
は、Δfが1Hzの時、60×1/5=12rpmとな
る。
せると、ロータ6の回転速度が増減する。±Δf値によ
る回転速度(rpm)は、60×Δf/波数で定まるシ
ンクロナス回転速度を示し、例えば図2の5波タイプで
は、Δfが1Hzの時、60×1/5=12rpmとな
る。
【0050】次に、上記実施の形態に係る電気制御部2
について更に詳しく説明する。
について更に詳しく説明する。
【0051】図6は、ステータ5及びロータ6に接続さ
れた駆動回路16及び駆動回路16を制御する制御回路
17からなる電気制御部2のシステム構成図である。
れた駆動回路16及び駆動回路16を制御する制御回路
17からなる電気制御部2のシステム構成図である。
【0052】駆動回路16は、第1周波数fの第1駆動
電圧信号(Vs,Vc)をステータ側振動子5vに印加
して上記変位波Aをステータ側弾性体5eの対向表面上
に発生させ、第2周波数f+△f又はf−△fの第2駆
動電圧信号(Vs,Vc)をロータ側振動子6vに印加
して上記変位波Bをロータ側弾性体6eの対向表面上に
発生させる。
電圧信号(Vs,Vc)をステータ側振動子5vに印加
して上記変位波Aをステータ側弾性体5eの対向表面上
に発生させ、第2周波数f+△f又はf−△fの第2駆
動電圧信号(Vs,Vc)をロータ側振動子6vに印加
して上記変位波Bをロータ側弾性体6eの対向表面上に
発生させる。
【0053】駆動回路16は、第1周波数fの信号を生
成する発振器部16Aと、発振器部16Aから出力された
第1周波数fの信号をステータ側振動子5vに印加して
ステータ5を振動させるステータ側駆動信号生成部16
Bと、ステータ側振動子5vで発生したフィードバック
変位検出信号と印加される第1周波数fの駆動信号との
間の位相差を検出する位相差検出部16Cとを備えてい
る。
成する発振器部16Aと、発振器部16Aから出力された
第1周波数fの信号をステータ側振動子5vに印加して
ステータ5を振動させるステータ側駆動信号生成部16
Bと、ステータ側振動子5vで発生したフィードバック
変位検出信号と印加される第1周波数fの駆動信号との
間の位相差を検出する位相差検出部16Cとを備えてい
る。
【0054】また、駆動回路16は、制御回路17から
ロータ回転速度指示情報が入力され、入力された情報に
応じて第1周波数fから第2周波数f+△f又はf−△
fの信号を生成する周波数変換部16Dと、周波数変換
部16Dから出力された第2周波数f+△f又はf−△
fの信号をロータ側振動子6vに印加してロータ6を振
動させるロータ側駆動信号生成部16Eとを備えてい
る。なお、Δfは零とすることも可能である。
ロータ回転速度指示情報が入力され、入力された情報に
応じて第1周波数fから第2周波数f+△f又はf−△
fの信号を生成する周波数変換部16Dと、周波数変換
部16Dから出力された第2周波数f+△f又はf−△
fの信号をロータ側振動子6vに印加してロータ6を振
動させるロータ側駆動信号生成部16Eとを備えてい
る。なお、Δfは零とすることも可能である。
【0055】発振器部16Aは、周波数fの信号を出力
する電圧制御発振器(VCO)16A 1を有する。ここ
で、周波数fは発振器部16Aの出力周波数というより
は、むしろステータ5の円周方向の固有振動数であり、
ステータ5自身が最も共振する周波数である。発振器部
16Aから出力された周波数fの信号は駆動信号生成部
16Bに入力される。本実施の形態における分周器16
A2から出力された周波数fの信号は方形波信号である
が、この信号は基本波が周波数fであれば正弦波であっ
てもよい。
する電圧制御発振器(VCO)16A 1を有する。ここ
で、周波数fは発振器部16Aの出力周波数というより
は、むしろステータ5の円周方向の固有振動数であり、
ステータ5自身が最も共振する周波数である。発振器部
16Aから出力された周波数fの信号は駆動信号生成部
16Bに入力される。本実施の形態における分周器16
A2から出力された周波数fの信号は方形波信号である
が、この信号は基本波が周波数fであれば正弦波であっ
てもよい。
【0056】駆動信号生成部16Bは、入力される第1
成分の方形波電圧信号の高周波成分を除去し、これによ
って生成される正弦波電圧信号(sin波)を増幅して
ステータ側振動子5vの第1側電極部SSとグランド間
に印加する増幅器16B1と、第1駆動信号の第1成分の
位相を90°ずらして第2成分(cos波)を生成する
移相回路16B2と、移相回路16B2から出力された第2
成分の方形波電圧信号の高周波成分を除去し、これによ
って生成される正弦波電圧信号を増幅してステータ側振
動子5vの第2側電極部CCとグランド間に印加する増
幅器B3とからなる。これらの位相差を有する電圧信号を
振動子5vに印加すると、振動子5vは略その固有振動
数で振動し、振動子5vに一体的に貼着された弾性体5
eに上記変位波Aが発生する。この際、フィードバック
用電極部FB’とグランド間には、圧電効果に基づき変
位検出信号が発生する。この変位検出信号の周波数をf
θ’とする。フィードバック用電極部FB’から出力さ
れた変位検出信号は、位相差検出部16Cに入力され
る。
成分の方形波電圧信号の高周波成分を除去し、これによ
って生成される正弦波電圧信号(sin波)を増幅して
ステータ側振動子5vの第1側電極部SSとグランド間
に印加する増幅器16B1と、第1駆動信号の第1成分の
位相を90°ずらして第2成分(cos波)を生成する
移相回路16B2と、移相回路16B2から出力された第2
成分の方形波電圧信号の高周波成分を除去し、これによ
って生成される正弦波電圧信号を増幅してステータ側振
動子5vの第2側電極部CCとグランド間に印加する増
幅器B3とからなる。これらの位相差を有する電圧信号を
振動子5vに印加すると、振動子5vは略その固有振動
数で振動し、振動子5vに一体的に貼着された弾性体5
eに上記変位波Aが発生する。この際、フィードバック
用電極部FB’とグランド間には、圧電効果に基づき変
位検出信号が発生する。この変位検出信号の周波数をf
θ’とする。フィードバック用電極部FB’から出力さ
れた変位検出信号は、位相差検出部16Cに入力され
る。
【0057】位相差検出部16Cは、正弦波の変位検出
信号を方形波に変換するリミッタ16C3と、リミッタ1
6C3に縦続された位相差検出器(PD)16C1と、位相
差検出器16C1に縦続されたローパスフィルタ16C2と
を有している。位相検出器16C1には振動子5vへの印
加電圧である周波数fの駆動信号の増幅前段の方形波信
号及び振動子5vからのフィードバック信号としての変
位検出信号である周波数fθ’の方形波信号が入力さ
れ、これらの位相差に応じた検出信号が出力される。こ
の検出信号は、ローパスフィルタ16C2によって平滑直
流化されるため、位相差検出部16Cはこれらの入力信
号の位相差に応じたコントロール信号を出力する。この
コントロール信号は、VCO16A1に帰還される。な
お、入力周波数f,fθ’に微小差がある場合には位相
差が発生するので、コントロール信号は微小周波数差に
も応じて変化する。
信号を方形波に変換するリミッタ16C3と、リミッタ1
6C3に縦続された位相差検出器(PD)16C1と、位相
差検出器16C1に縦続されたローパスフィルタ16C2と
を有している。位相検出器16C1には振動子5vへの印
加電圧である周波数fの駆動信号の増幅前段の方形波信
号及び振動子5vからのフィードバック信号としての変
位検出信号である周波数fθ’の方形波信号が入力さ
れ、これらの位相差に応じた検出信号が出力される。こ
の検出信号は、ローパスフィルタ16C2によって平滑直
流化されるため、位相差検出部16Cはこれらの入力信
号の位相差に応じたコントロール信号を出力する。この
コントロール信号は、VCO16A1に帰還される。な
お、入力周波数f,fθ’に微小差がある場合には位相
差が発生するので、コントロール信号は微小周波数差に
も応じて変化する。
【0058】VCO16A1は、入力電圧に応じて出力周
波数を可変する。VCO16A1は、フィードバック信号
の周波数fθ’が、基準周波数である駆動信号の周波数
fに対して大きい場合、その出力信号周波数fOUTを低
下させて駆動信号の周波数fを低下させ、これと逆の場
合には出力信号周波数fを上昇させて駆動信号の周波数
fを上昇させる。なお、ここでは前者の場合にローパス
フィルタ16C2から出力されるコントロール信号のレベ
ルが基準値よりも低くなり、後者の場合に高くなるよう
に設定されているとする。
波数を可変する。VCO16A1は、フィードバック信号
の周波数fθ’が、基準周波数である駆動信号の周波数
fに対して大きい場合、その出力信号周波数fOUTを低
下させて駆動信号の周波数fを低下させ、これと逆の場
合には出力信号周波数fを上昇させて駆動信号の周波数
fを上昇させる。なお、ここでは前者の場合にローパス
フィルタ16C2から出力されるコントロール信号のレベ
ルが基準値よりも低くなり、後者の場合に高くなるよう
に設定されているとする。
【0059】このように、回路16A〜16Cは位相同期
ループ(PLL)を構成し、入力周波数f,fθ’が一
致するように出力周波数fを制御し、駆動信号の周波数
f及び位相をロックする。
ループ(PLL)を構成し、入力周波数f,fθ’が一
致するように出力周波数fを制御し、駆動信号の周波数
f及び位相をロックする。
【0060】周波数変換部16Dは、制御回路17から
ロータ回転速度指示情報が端子Sを介して入力され、入
力された情報に応じて第1周波数fから第2周波数f+
△f又はf−△fの信号を生成してロータ6を連続回転
させる。なお、周波数変換部16Dから出力された周波
数fOUT(=f+△f又はf−△f)の信号は、駆動信
号信号生成部16Bと同一構成の増幅器16E1、移相回
路16E2及び増幅器16E 3からなる駆動信号生成部16
Eによって増幅され、90°位相差を有する2相の駆動
信号として、ロータの電極SS及びCCにそれぞれ印加
される。
ロータ回転速度指示情報が端子Sを介して入力され、入
力された情報に応じて第1周波数fから第2周波数f+
△f又はf−△fの信号を生成してロータ6を連続回転
させる。なお、周波数変換部16Dから出力された周波
数fOUT(=f+△f又はf−△f)の信号は、駆動信
号信号生成部16Bと同一構成の増幅器16E1、移相回
路16E2及び増幅器16E 3からなる駆動信号生成部16
Eによって増幅され、90°位相差を有する2相の駆動
信号として、ロータの電極SS及びCCにそれぞれ印加
される。
【0061】ここで、f±Δfの生成は、周波数変換部
16Dで行わる。以下、周波数変換部16Dについて説明
する。
16Dで行わる。以下、周波数変換部16Dについて説明
する。
【0062】図7は、周波数変換部16Dの回路構成を
示すブロック図である。周波数変換部16Dは、位相同
期ループを用いた周波数シンセサイザからなる。すなわ
ち、周波数変換部16Dは、周波数fの信号をn分周す
る第1分周器16D1と、この分周された信号及び帰還信
号が入力される位相比較器16D2と、位相比較器16 D2
の出力を積分する積分器16D3と、積分器16D3の出力
が入力されるVCO16D4と、VCO16D4の出力をN
分周し上記帰還信号として位相比較器16D2に帰還する
第2分周器16D5とを備える周波数シンセサイザであ
る。なお、n及びNは自然数である。
示すブロック図である。周波数変換部16Dは、位相同
期ループを用いた周波数シンセサイザからなる。すなわ
ち、周波数変換部16Dは、周波数fの信号をn分周す
る第1分周器16D1と、この分周された信号及び帰還信
号が入力される位相比較器16D2と、位相比較器16 D2
の出力を積分する積分器16D3と、積分器16D3の出力
が入力されるVCO16D4と、VCO16D4の出力をN
分周し上記帰還信号として位相比較器16D2に帰還する
第2分周器16D5とを備える周波数シンセサイザであ
る。なお、n及びNは自然数である。
【0063】周波数fの信号は第1分周器16D1に入力
される。この時、VCO16D4からは、周波数fOUT=
f・N/nの信号が出力され、この信号から駆動信号が
生成される。
される。この時、VCO16D4からは、周波数fOUT=
f・N/nの信号が出力され、この信号から駆動信号が
生成される。
【0064】図8は、積分器16D3の詳細構成を示す回
路図である。積分器16D3は、抵抗R1,R2及びキャパ
シタC1を図示の如く接続してなる。ここで、抵抗R1,
R2及びキャパシタC1の抵抗値及び容量は、それぞれ1
20kΩ、10kΩ、1μFである。また、位相比較器
16D2としては、エッジ識別タイプの位相比較器を用
い、分周器16D1、16D5としてはBCDプログラマブ
ルカウンタ(TC9122p)を用いた。なお、PLL
としてはモトローラ社の14046を用いた。
路図である。積分器16D3は、抵抗R1,R2及びキャパ
シタC1を図示の如く接続してなる。ここで、抵抗R1,
R2及びキャパシタC1の抵抗値及び容量は、それぞれ1
20kΩ、10kΩ、1μFである。また、位相比較器
16D2としては、エッジ識別タイプの位相比較器を用
い、分周器16D1、16D5としてはBCDプログラマブ
ルカウンタ(TC9122p)を用いた。なお、PLL
としてはモトローラ社の14046を用いた。
【0065】ここで、高精度駆動を達成するために、駆
動信号の周波数差Δfはステータ5又はロータ6の固有
振動数(共振周波数)FのA分の1に設定される。すな
わち、振動波のずれが生じないように設定される。例え
ば、固有振動数Fが50kHzの場合には、周波数差Δ
fは50Hz以下(A=1000)に設定される。駆動
信号f+Δf(又は−Δf)は、周波数fの信号を位相
同期ループを用いた周波数シンセサイザ16Dに入力す
ることにより生成される。
動信号の周波数差Δfはステータ5又はロータ6の固有
振動数(共振周波数)FのA分の1に設定される。すな
わち、振動波のずれが生じないように設定される。例え
ば、固有振動数Fが50kHzの場合には、周波数差Δ
fは50Hz以下(A=1000)に設定される。駆動
信号f+Δf(又は−Δf)は、周波数fの信号を位相
同期ループを用いた周波数シンセサイザ16Dに入力す
ることにより生成される。
【0066】周波数シンセサイザの第1分周器16
D1に、周波数fの信号を入力すると、VCO16D4から
は周波数f・N/nの信号が出力されるので、この回路
においては、これを周波数f+Δf(又は−Δf)の駆
動信号とする。
D1に、周波数fの信号を入力すると、VCO16D4から
は周波数f・N/nの信号が出力されるので、この回路
においては、これを周波数f+Δf(又は−Δf)の駆
動信号とする。
【0067】図9は、上記周波数シンセサイザにおける
Nとジッタ(μs)との関係を示すグラフである。入力
信号周波数fを50kHzとし、これからそのA分の1
以下の増加(又は減少)分を有する信号(50Hz以
下)を生成する場合には、Aを1000とすると、出力
信号周波数はf・N/nであるから、通常はNを100
1とし、nを1000として、出力信号周波数=50k
Hz・1001/1000を得ることが行われる。すな
わち、高精度駆動を行うために、駆動信号の周波数差Δ
fをそのA分の1に設定する場合には、NはA以上とな
る必要があると思われる。
Nとジッタ(μs)との関係を示すグラフである。入力
信号周波数fを50kHzとし、これからそのA分の1
以下の増加(又は減少)分を有する信号(50Hz以
下)を生成する場合には、Aを1000とすると、出力
信号周波数はf・N/nであるから、通常はNを100
1とし、nを1000として、出力信号周波数=50k
Hz・1001/1000を得ることが行われる。すな
わち、高精度駆動を行うために、駆動信号の周波数差Δ
fをそのA分の1に設定する場合には、NはA以上とな
る必要があると思われる。
【0068】しかしながら、このグラフによれば、Nが
1000以上に設定された場合にはジッタが0.5μs
を超えて増加する。換言すれば、上記構成の周波数シン
セサイザにおいて、NがA以上となる場合には、VCO
16D4の出力に顕著なジッタが発生し、このジッタはロ
ータ6のスムーズな回転移動を抑制する。なお、Nが7
00以下の場合においては、ジッタは殆ど発生しなくな
る。
1000以上に設定された場合にはジッタが0.5μs
を超えて増加する。換言すれば、上記構成の周波数シン
セサイザにおいて、NがA以上となる場合には、VCO
16D4の出力に顕著なジッタが発生し、このジッタはロ
ータ6のスムーズな回転移動を抑制する。なお、Nが7
00以下の場合においては、ジッタは殆ど発生しなくな
る。
【0069】そこで、本実施形態に係る回路において
は、Nの最大値がA未満であって、且つ、10×f/n
が固有振動数FのA分の1(=F/A)よりも大きくな
るように設定される。
は、Nの最大値がA未満であって、且つ、10×f/n
が固有振動数FのA分の1(=F/A)よりも大きくな
るように設定される。
【0070】上述のように、NがA以上となる場合に
は、VCO16D4の出力に顕著なジッタが発生し、この
ジッタは移動子のスムーズな移動を抑制する。そこで、
NをA未満とすることによってジッタの発生を抑制す
る。NをA未満としたので、10×f/nが固有振動数
のA分の1(=F/A)よりも大きくなるように設定
し、結果的な駆動信号間の周波数差Δfを、ロータ5又
はステータ6の固有振動数FのA分の1(=F/A)以
内に設定して高精度駆動を行う。以上のように、本実施
形態に係る超音波モータの駆動方法においては、ロータ
6を高精度且つスムーズに回転させることができる。
は、VCO16D4の出力に顕著なジッタが発生し、この
ジッタは移動子のスムーズな移動を抑制する。そこで、
NをA未満とすることによってジッタの発生を抑制す
る。NをA未満としたので、10×f/nが固有振動数
のA分の1(=F/A)よりも大きくなるように設定
し、結果的な駆動信号間の周波数差Δfを、ロータ5又
はステータ6の固有振動数FのA分の1(=F/A)以
内に設定して高精度駆動を行う。以上のように、本実施
形態に係る超音波モータの駆動方法においては、ロータ
6を高精度且つスムーズに回転させることができる。
【0071】また、nとNの差は1に設定されることが
望ましい。この場合には、駆動信号の周波数差Δfを微
細に可変することができる。
望ましい。この場合には、駆動信号の周波数差Δfを微
細に可変することができる。
【0072】図10は、周波数可変部16Dの好適な回
路構成を示すブロック図である。周波数変換部16Dは
縦続された前段周波数変換部16DF及び後段周波数変換
部16DBから構成される。後段周波数変換部16DBの構
成は、図7に示したものと同一である。前段周波数変換
部16DFの構成は、分周器の分周比を除いて後段周波数
変換部16DBと同一であり、第1分周器16D1’、位相
比較器16D2’、積分器16D3’及びVCO16D4’か
ら構成される。
路構成を示すブロック図である。周波数変換部16Dは
縦続された前段周波数変換部16DF及び後段周波数変換
部16DBから構成される。後段周波数変換部16DBの構
成は、図7に示したものと同一である。前段周波数変換
部16DFの構成は、分周器の分周比を除いて後段周波数
変換部16DBと同一であり、第1分周器16D1’、位相
比較器16D2’、積分器16D3’及びVCO16D4’か
ら構成される。
【0073】なお、以下の説明においては、後段周波数
変換部16DBに入力される信号の周波数をf、前段周波
数変換部16DFに入力される信号の周波数をfINとし、
後段周波数変換部16DBから出力される信号の周波数を
fOUT(=fIN+Δf又はfI N−Δf)とし、上記図7
に示したものに対応させることとする。
変換部16DBに入力される信号の周波数をf、前段周波
数変換部16DFに入力される信号の周波数をfINとし、
後段周波数変換部16DBから出力される信号の周波数を
fOUT(=fIN+Δf又はfI N−Δf)とし、上記図7
に示したものに対応させることとする。
【0074】各分周器16D1’、16D5’、16D1、1
6D5は、それぞれn’分周、N’分周、n分周、N分周
を行うものとする。入力信号周波数fINと出力信号周波
数f OUTは、以下の関係を満たす。
6D5は、それぞれn’分周、N’分周、n分周、N分周
を行うものとする。入力信号周波数fINと出力信号周波
数f OUTは、以下の関係を満たす。
【0075】
【数1】
【0076】なお、出力周波数fOUT(=fIN±Δf)
は、上記(式A)にそれぞれの場合の式(a−1〜a−
4)、(b−1〜b−4)を代入すれば求めることがで
きる。
は、上記(式A)にそれぞれの場合の式(a−1〜a−
4)、(b−1〜b−4)を代入すれば求めることがで
きる。
【0077】このような条件を満たすため、図10にお
けるスイッチSW1,SW2,SW3は、以下のように
連動して切り替わる。
けるスイッチSW1,SW2,SW3は、以下のように
連動して切り替わる。
【0078】場合(a)の時には、スイッチSW1,S
W2,SW3は、情報入力端子Sを介して、加算器AD
1、加算器AD2、加算器AD3それぞれの一方の入力端
子に、k+1、1、0が入力され、他方の入力端子に、
0、k+Δk、k+Δkが入力されるように切り替わ
る。ここで、n’及びkは固定値とし、場合が切り替わ
らない限り、N’は固定値とされる。
W2,SW3は、情報入力端子Sを介して、加算器AD
1、加算器AD2、加算器AD3それぞれの一方の入力端
子に、k+1、1、0が入力され、他方の入力端子に、
0、k+Δk、k+Δkが入力されるように切り替わ
る。ここで、n’及びkは固定値とし、場合が切り替わ
らない限り、N’は固定値とされる。
【0079】場合(b)の時には、スイッチSW1,S
W2,SW3は、情報入力端子Sを介して、加算器AD
1、加算器AD2、加算器AD3それぞれの一方の入力端
子に、k−1、0、1が入力され、他方の入力端子に、
0、k+Δk、k+Δkが入力されるように切り替わ
る。
W2,SW3は、情報入力端子Sを介して、加算器AD
1、加算器AD2、加算器AD3それぞれの一方の入力端
子に、k−1、0、1が入力され、他方の入力端子に、
0、k+Δk、k+Δkが入力されるように切り替わ
る。
【0080】なお、スライドスイッチSW10及びSW
20は連動して移動し、Δkの値を可変し、結果的にk
+Δkの値を可変する。
20は連動して移動し、Δkの値を可変し、結果的にk
+Δkの値を可変する。
【0081】上記では、NをA未満とすることによって
ジッタの発生を抑制し、これに伴って、10×f/nが
固有振動数のA分の1(=F/A)よりも大きくなるよ
うに設定し、結果的な駆動信号間の周波数差Δfを、ロ
ータ5又はステータ6の固有振動数FのA分の1(=F
/A)以内に設定して高精度駆動を行うこととした。な
お、本例においてはf=(N’/n’)・fINである。
ジッタの発生を抑制し、これに伴って、10×f/nが
固有振動数のA分の1(=F/A)よりも大きくなるよ
うに設定し、結果的な駆動信号間の周波数差Δfを、ロ
ータ5又はステータ6の固有振動数FのA分の1(=F
/A)以内に設定して高精度駆動を行うこととした。な
お、本例においてはf=(N’/n’)・fINである。
【0082】また、場合(a)及び場合(b)のいずれ
においても、nとNの差は常に1に設定されているた
め、駆動信号の周波数差Δfを微細に可変することがで
きる。
においても、nとNの差は常に1に設定されているた
め、駆動信号の周波数差Δfを微細に可変することがで
きる。
【0083】図11は、このように設定した場合のn及
びNの値と周波数差Δfの関係を示す表である。なお、
Aは1000、fIN及びFは50kHzに設定し、n’
=700、N’=701に設定した。同図に示されるよ
うに、分周器におけるΔkを変化させることによって、
Δfは、非常に微小単位(0.1Hz単位の周波数ステ
ップ)で変化すると共に、増加レートが可変周波数帯域
において略等しくなるように変化する。本例において
は、Fの1/A、すなわち、Δfが50Hz以内であれ
ば、同様の効果を奏する。なお、本例においてはスイッ
チ、スライドスイッチを用いて説明したが、制御回路1
7から直接数値を入力し、その値を可変することでも実
現できることは言うまでもない。
びNの値と周波数差Δfの関係を示す表である。なお、
Aは1000、fIN及びFは50kHzに設定し、n’
=700、N’=701に設定した。同図に示されるよ
うに、分周器におけるΔkを変化させることによって、
Δfは、非常に微小単位(0.1Hz単位の周波数ステ
ップ)で変化すると共に、増加レートが可変周波数帯域
において略等しくなるように変化する。本例において
は、Fの1/A、すなわち、Δfが50Hz以内であれ
ば、同様の効果を奏する。なお、本例においてはスイッ
チ、スライドスイッチを用いて説明したが、制御回路1
7から直接数値を入力し、その値を可変することでも実
現できることは言うまでもない。
【0084】また、上記の移動子6は直線運動を行う場
合には、スライダとして機能させることができる。
合には、スライダとして機能させることができる。
【0085】以上、説明したように、上記超音波モータ
の駆動方法においては、それぞれの表面に振動波が形成
される駆動信号を圧接状態で対向配置された固定子5及
び移動子6のそれぞれに印加し、駆動信号間の周波数差
Δfを固定子5又は移動子6の固有振動数FのA分の1
以内に設定し、この周波数差Δfに応じて振動波の噛合
位置を変化させて移動子6を移動させる超音波モータの
駆動方法において、周波数fの信号をn分周する第1分
周器16D1と、この分周された信号及び帰還信号が入力
される位相比較器16D2と、位相比較器16D2の出力を
積分する積分器16D3と、積分器16D3の出力が入力さ
れる電圧制御発振器16D4と、電圧制御発振器16D4の
出力をN分周し上記帰還信号として位相比較器16D2に
帰還する第2分周器16D5とを備える周波数シンセサイ
ザ16Dの第1分周器16D1に、周波数fの信号を入力
し、電圧制御発振器16D4から出力される周波数f・N
/nの信号から駆動信号fOUTを生成する工程を備え、
Nの最大値がA未満であって、且つ、10×f/nが固
有振動数FのA分の1よりも大きくなるように設定され
る。
の駆動方法においては、それぞれの表面に振動波が形成
される駆動信号を圧接状態で対向配置された固定子5及
び移動子6のそれぞれに印加し、駆動信号間の周波数差
Δfを固定子5又は移動子6の固有振動数FのA分の1
以内に設定し、この周波数差Δfに応じて振動波の噛合
位置を変化させて移動子6を移動させる超音波モータの
駆動方法において、周波数fの信号をn分周する第1分
周器16D1と、この分周された信号及び帰還信号が入力
される位相比較器16D2と、位相比較器16D2の出力を
積分する積分器16D3と、積分器16D3の出力が入力さ
れる電圧制御発振器16D4と、電圧制御発振器16D4の
出力をN分周し上記帰還信号として位相比較器16D2に
帰還する第2分周器16D5とを備える周波数シンセサイ
ザ16Dの第1分周器16D1に、周波数fの信号を入力
し、電圧制御発振器16D4から出力される周波数f・N
/nの信号から駆動信号fOUTを生成する工程を備え、
Nの最大値がA未満であって、且つ、10×f/nが固
有振動数FのA分の1よりも大きくなるように設定され
る。
【0086】また、上記超音波モータにおいては、Δf
を正の微小周波数とした場合、第1周波数シンセサイザ
16DBの前段に、入力周波数fINに応じて出力周波数f
IN−Δf又はfIN+Δfを発生する第2周波数シンセサ
イザ16DFを備え、第2周波数シンセサイザ16DFは固
定的な変換係数を有しており、第1周波数シンセサイザ
16DBにおけるn及びNは、第2周波数シンセサイザ1
6DFの出力周波数がf IN−Δfの場合にはn<Nを満た
すように設定され、fIN+Δfの場合はn>Nを満たす
ように設定されている。
を正の微小周波数とした場合、第1周波数シンセサイザ
16DBの前段に、入力周波数fINに応じて出力周波数f
IN−Δf又はfIN+Δfを発生する第2周波数シンセサ
イザ16DFを備え、第2周波数シンセサイザ16DFは固
定的な変換係数を有しており、第1周波数シンセサイザ
16DBにおけるn及びNは、第2周波数シンセサイザ1
6DFの出力周波数がf IN−Δfの場合にはn<Nを満た
すように設定され、fIN+Δfの場合はn>Nを満たす
ように設定されている。
【0087】この超音波モータの駆動方法においては、
移動子を高精度且つスムーズに回転させることができ
る。
移動子を高精度且つスムーズに回転させることができ
る。
【0088】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の駆動方
法によれば、分周器の与えるNの最大値がA未満であっ
て、入力周波数が所定値に設定されるので、移動子を高
精度且つスムーズに回転させることができる。
法によれば、分周器の与えるNの最大値がA未満であっ
て、入力周波数が所定値に設定されるので、移動子を高
精度且つスムーズに回転させることができる。
【図1】実施の形態に係る超音波モータを示す構成図。
【図2】圧電振動子5v又は6vの一方面側の平面図。
【図3】圧電振動子5v又は6vの他方面側の平面図。
【図4】駆動信号と振動子の変位の関係を説明するため
のグラフ。
のグラフ。
【図5】進行波が発生している際のステータ/ロータ接
触部分を円周方向に沿って切った断面図。
触部分を円周方向に沿って切った断面図。
【図6】電気制御部2のシステム構成図。
【図7】周波数変換部16Dのブロック図。
【図8】積分器の回路図。
【図9】Nとジッターとの関係を示すグラフ。
【図10】周波数変換部16Dの好適なブロック図。
【図11】図10に示す回路での計算結果を示す表。
5…固定子、6…移動子、16D1…第1分周器、16D2
…位相比較器、16D3…積分器、16D4…電圧制御発振
器、16D2…位相比較器、16D5…第2分周器、16D
…周波数シンセサイザ。
…位相比較器、16D3…積分器、16D4…電圧制御発振
器、16D2…位相比較器、16D5…第2分周器、16D
…周波数シンセサイザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H680 AA00 AA09 BB03 BB13 BB16 BB20 BC01 CC02 CC06 CC07 DD01 DD02 DD03 DD15 DD23 DD35 DD53 DD57 DD66 DD73 DD87 DD92 EE03 EE10 EE21 EE24 FF04 FF08 FF25 FF26 FF27 FF30 FF33 FF36 FF38 GG20
Claims (3)
- 【請求項1】 それぞれの表面に振動波が形成される駆
動信号を圧接状態で対向配置された固定子及び移動子の
それぞれに印加し、前記駆動信号間の周波数差を前記固
定子又は前記移動子の固有振動数のA分の1以内に設定
し、この周波数差に応じて前記振動波の噛合位置を変化
させて前記移動子を移動させる超音波モータの駆動方法
において、 周波数fの信号をn分周する第1分周器と、この分周さ
れた信号及び帰還信号が入力される位相比較器と、前記
位相比較器の出力を積分する積分器と、前記積分器の出
力が入力される電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器
の出力をN分周し前記帰還信号として前記位相比較器に
帰還する第2分周器と、を備える第1周波数シンセサイ
ザの前記第1分周器に、前記周波数fの信号を入力し、
前記電圧制御発振器から出力される周波数f・N/nの
信号から前記駆動信号を生成する工程を備え、Nの最大
値がA未満であって、且つ、10×f/nが前記固有振
動数のA分の1よりも大きくなるように設定されること
を特徴とする超音波モータの駆動方法。 - 【請求項2】 nとNの差は1に設定されることを特徴
とする請求項1に記載の超音波モータの駆動方法。 - 【請求項3】 Δfを正の微小周波数とした場合、前記
第1周波数シンセサイザの前段に、入力周波数fINに応
じて出力周波数fIN−Δf又はfIN+Δfを発生する第
2周波数シンセサイザを備え、前記第2周波数シンセサ
イザは固定的な変換係数を有しており、前記第1周波数
シンセサイザにおけるn及びNは、前記第2周波数シン
セサイザの出力周波数がfIN−Δfの場合にはn<Nを
満たすように設定され、fIN+Δfの場合はn>Nを満
たすように設定されていることを特徴とする請求項1又
は2に記載の超音波モータの駆動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11050727A JP2000253679A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 超音波モータの駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11050727A JP2000253679A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 超音波モータの駆動方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000253679A true JP2000253679A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12866903
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11050727A Pending JP2000253679A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 超音波モータの駆動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000253679A (ja) |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11050727A patent/JP2000253679A/ja active Pending
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