JPH11299271A - 超音波モータの駆動方法 - Google Patents
超音波モータの駆動方法Info
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- JPH11299271A JPH11299271A JP10101339A JP10133998A JPH11299271A JP H11299271 A JPH11299271 A JP H11299271A JP 10101339 A JP10101339 A JP 10101339A JP 10133998 A JP10133998 A JP 10133998A JP H11299271 A JPH11299271 A JP H11299271A
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- signal
- stator
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電源投入時の移動子の移動を抑制可能な超音
波モータの駆動方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 本駆動方法によれば、第1及び第2駆動
信号の振動子5v,6vへの印加によって固定子及び移
動子双方の対向表面上に超音波による噛面が形成される
が、固定子5及び移動子6間の相対位置に応じた値が記
憶されているので、記憶値に応じて振動子5v,6vへ
の第1及び第2駆動信号の印加開始時間を双方の超音波
噛面の山と谷の位置が一致するように印加時間を調整す
ると、電源投入時の移動子6の初期移動を抑制すること
ができる。
波モータの駆動方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 本駆動方法によれば、第1及び第2駆動
信号の振動子5v,6vへの印加によって固定子及び移
動子双方の対向表面上に超音波による噛面が形成される
が、固定子5及び移動子6間の相対位置に応じた値が記
憶されているので、記憶値に応じて振動子5v,6vへ
の第1及び第2駆動信号の印加開始時間を双方の超音波
噛面の山と谷の位置が一致するように印加時間を調整す
ると、電源投入時の移動子6の初期移動を抑制すること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波モータの駆
動方法に関する。
動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波モータは、特開平2−17
9281号公報に記載されている。同公報に記載の超音
波モータは、移動子及び固定子それぞれに振動子を備え
ており、振動に応じて移動子が移動する。
9281号公報に記載されている。同公報に記載の超音
波モータは、移動子及び固定子それぞれに振動子を備え
ており、振動に応じて移動子が移動する。
【0003】また、本願発明者は、移動子及び固定子の
それぞれに振動子が設けられており、振動子への駆動信
号の印加によって双方の振動子を振動させると、移動子
及び固定子双方の対向表面上に超音波が発生し、この振
動に応じて移動子が移動する超音波モータを考案した。
この超音波モータにおいては、移動子及び固定子それぞ
れの対向表面上に超音波による噛面が形成され、これら
を圧接させることによって当該超音波噛面が噛合し、移
動子及び固定子間の相対的移動が規制される。このよう
に相対的移動が規制された状態で、互いの位相をずらす
ことにより一方の超音波噛面を他方に対して移動させる
と、移動子は固定子に対して相対的に移動する。
それぞれに振動子が設けられており、振動子への駆動信
号の印加によって双方の振動子を振動させると、移動子
及び固定子双方の対向表面上に超音波が発生し、この振
動に応じて移動子が移動する超音波モータを考案した。
この超音波モータにおいては、移動子及び固定子それぞ
れの対向表面上に超音波による噛面が形成され、これら
を圧接させることによって当該超音波噛面が噛合し、移
動子及び固定子間の相対的移動が規制される。このよう
に相対的移動が規制された状態で、互いの位相をずらす
ことにより一方の超音波噛面を他方に対して移動させる
と、移動子は固定子に対して相対的に移動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記超
音波モータに電源を投入した時に、固定子の超音波噛面
の山の位置上に、これに噛合するはずの移動子の超音波
噛面の谷が位置するとは限らず、このような場合には電
源投入時にこれらが噛合するように移動子が移動する。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであ
り、電源投入時の移動子の移動を抑制可能な超音波モー
タの駆動方法を提供することを目的とする。
音波モータに電源を投入した時に、固定子の超音波噛面
の山の位置上に、これに噛合するはずの移動子の超音波
噛面の谷が位置するとは限らず、このような場合には電
源投入時にこれらが噛合するように移動子が移動する。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであ
り、電源投入時の移動子の移動を抑制可能な超音波モー
タの駆動方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る超音波モー
タの駆動方法は、互いに対向する固定子及び移動子にそ
れぞれ設けられた振動子の一方に第1駆動信号を、他方
に第2駆動信号を印加して振動子を振動させ、振動子の
振動に応じて移動子が移動する超音波モータの駆動方法
であって、固定子及び移動子間の相対位置に応じた値を
記憶し、該記憶値に応じて振動子への第1及び第2駆動
信号の印加開始時間を調整することを特徴とする。
タの駆動方法は、互いに対向する固定子及び移動子にそ
れぞれ設けられた振動子の一方に第1駆動信号を、他方
に第2駆動信号を印加して振動子を振動させ、振動子の
振動に応じて移動子が移動する超音波モータの駆動方法
であって、固定子及び移動子間の相対位置に応じた値を
記憶し、該記憶値に応じて振動子への第1及び第2駆動
信号の印加開始時間を調整することを特徴とする。
【0006】本駆動方法によれば、第1及び第2駆動信
号の振動子への印加によって固定子及び移動子双方の対
向表面上に超音波による噛面が形成されるが、固定子及
び移動子間の相対位置に応じた値が記憶されているの
で、記憶値に応じて振動子への第1及び第2駆動信号の
印加開始時間を調整すると、すなわち、好ましくは双方
の超音波噛面の山と谷の位置が一致するように印加時間
を調整すると、電源投入時の移動子の移動(以下、初期
移動)を抑制することができる。
号の振動子への印加によって固定子及び移動子双方の対
向表面上に超音波による噛面が形成されるが、固定子及
び移動子間の相対位置に応じた値が記憶されているの
で、記憶値に応じて振動子への第1及び第2駆動信号の
印加開始時間を調整すると、すなわち、好ましくは双方
の超音波噛面の山と谷の位置が一致するように印加時間
を調整すると、電源投入時の移動子の移動(以下、初期
移動)を抑制することができる。
【0007】なお、移動子の形状が円環状である場合、
超音波モータは移動子をロータとする回転運動型の超音
波モータとして機能し、移動子の形状が長板状である場
合、超音波モータは移動子をスライダとする直線運動型
の超音波モータとして機能する。
超音波モータは移動子をロータとする回転運動型の超音
波モータとして機能し、移動子の形状が長板状である場
合、超音波モータは移動子をスライダとする直線運動型
の超音波モータとして機能する。
【0008】上記記憶値は、固定子及び移動子間の相対
位置を検出する検出器からの出力信号であってもよい
が、別部品としての検出器を用いることなく、駆動信号
間の位相差から上記相対位置に応じた記憶値を得ること
とすると、部品点数が減少するとともに、これによる超
音波モータ自体の小型化を図ることができる。
位置を検出する検出器からの出力信号であってもよい
が、別部品としての検出器を用いることなく、駆動信号
間の位相差から上記相対位置に応じた記憶値を得ること
とすると、部品点数が減少するとともに、これによる超
音波モータ自体の小型化を図ることができる。
【0009】すなわち、上記記憶値としては、第1及び
第2駆動信号間の位相差であることが好ましく、この場
合には、記憶値が固定子及び移動子間の超音波噛面の所
定波長内における相対位置を示す。なお、記憶値は固定
子及び移動子間の相対位置そのものである必要はなく、
結果的に移動子の初期移動が抑制されるようであれば、
記憶値は相対位置から多少ずれていてもよい。また、任
意の時間における相対位置の記憶値であっても、結果的
に移動子の初期移動が抑制されるようであれば、この時
間から移動子の移動停止時までの移動量を更に記憶して
おき、これらを加算等することによって最終的には上記
相対位置に応じた値としたり、これらに応じて上記印加
開始時間を調整し、移動子の初期移動を抑制することと
してもよい。
第2駆動信号間の位相差であることが好ましく、この場
合には、記憶値が固定子及び移動子間の超音波噛面の所
定波長内における相対位置を示す。なお、記憶値は固定
子及び移動子間の相対位置そのものである必要はなく、
結果的に移動子の初期移動が抑制されるようであれば、
記憶値は相対位置から多少ずれていてもよい。また、任
意の時間における相対位置の記憶値であっても、結果的
に移動子の初期移動が抑制されるようであれば、この時
間から移動子の移動停止時までの移動量を更に記憶して
おき、これらを加算等することによって最終的には上記
相対位置に応じた値としたり、これらに応じて上記印加
開始時間を調整し、移動子の初期移動を抑制することと
してもよい。
【0010】また、上記駆動方法において、同一の発振
源から出力されるクロックパルス信号を分岐してそれぞ
れを分周器で分周することにより第1及び第2駆動信号
を生成すると、第1及び第2駆動信号間の相対的なタイ
ミングを高精度に制御することができ、移動子の初期移
動を更に抑制することができる。
源から出力されるクロックパルス信号を分岐してそれぞ
れを分周器で分周することにより第1及び第2駆動信号
を生成すると、第1及び第2駆動信号間の相対的なタイ
ミングを高精度に制御することができ、移動子の初期移
動を更に抑制することができる。
【0011】また、上記駆動方法において、分岐後のク
ロックパルス信号又はこれを分周若しくは逓倍したパル
ス信号の少なくとも一方の信号の単位時間当たりのパル
ス数を増加又は減少させた後、それぞれのパルス信号を
前記分周器で分周して第1及び第2駆動信号を生成する
ことが好ましい。この場合、パルス数が増加又は減少さ
れた分だけ分周器による分周後に第1及び第2駆動信号
間に位相差が発生し、位相差に応じて移動子が移動す
る。
ロックパルス信号又はこれを分周若しくは逓倍したパル
ス信号の少なくとも一方の信号の単位時間当たりのパル
ス数を増加又は減少させた後、それぞれのパルス信号を
前記分周器で分周して第1及び第2駆動信号を生成する
ことが好ましい。この場合、パルス数が増加又は減少さ
れた分だけ分周器による分周後に第1及び第2駆動信号
間に位相差が発生し、位相差に応じて移動子が移動す
る。
【0012】また、上記駆動方法において、前記パルス
数の増加又は減少分、又はこれに比例したパルス数を前
記位相差としてカウンタでカウントすることが更に好ま
しい。移動子は位相差、すなわち上記パルス数に応じて
移動するので、移動に基づく相対位置を正確に記憶する
ことができる。
数の増加又は減少分、又はこれに比例したパルス数を前
記位相差としてカウンタでカウントすることが更に好ま
しい。移動子は位相差、すなわち上記パルス数に応じて
移動するので、移動に基づく相対位置を正確に記憶する
ことができる。
【0013】また、上記駆動方法において、前記記憶
は、カウンタでカウントされたパルス数を不揮発性メモ
リに格納することにより行うことが更に好ましい。この
場合、メモリへの電源供給停止後においても相対位置を
記憶しておくことができるため、電力消費量を低減させ
ることができる。
は、カウンタでカウントされたパルス数を不揮発性メモ
リに格納することにより行うことが更に好ましい。この
場合、メモリへの電源供給停止後においても相対位置を
記憶しておくことができるため、電力消費量を低減させ
ることができる。
【0014】また、上記駆動方法において、上記カウン
タは、その電源供給が停止した時にはカウントされたパ
ルス数が消去され、電源供給停止後に再度電源供給がさ
れた時に、不揮発性メモリに格納されたパルス数をカウ
ンタに入力することが更に好ましい。この場合、カウン
タに電力供給する必要はないため、更に電力消費量を低
減させることができる。
タは、その電源供給が停止した時にはカウントされたパ
ルス数が消去され、電源供給停止後に再度電源供給がさ
れた時に、不揮発性メモリに格納されたパルス数をカウ
ンタに入力することが更に好ましい。この場合、カウン
タに電力供給する必要はないため、更に電力消費量を低
減させることができる。
【0015】また、上記駆動方法において、前記記憶
は、振動子へ印加される第1及び第2駆動信号間の位相
差の時間変化率が零となる時、又は振動子への第1及び
第2駆動信号の印加停止の時に行うことが更に好まし
い。これらの時には、移動子の移動が停止する。このよ
うな場合には、上記相対位置は時間変化することなく確
定しているので、この時に上記記憶を行えば、記憶値に
応じて容易に上記印加開始時間調整を行うことができ
る。
は、振動子へ印加される第1及び第2駆動信号間の位相
差の時間変化率が零となる時、又は振動子への第1及び
第2駆動信号の印加停止の時に行うことが更に好まし
い。これらの時には、移動子の移動が停止する。このよ
うな場合には、上記相対位置は時間変化することなく確
定しているので、この時に上記記憶を行えば、記憶値に
応じて容易に上記印加開始時間調整を行うことができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に係る超音波モ
ータ及びその駆動方法について説明する。同一要素又は
同一機能を有する要素には同一符号を用いるものとし、
重複する説明は省略する。
ータ及びその駆動方法について説明する。同一要素又は
同一機能を有する要素には同一符号を用いるものとし、
重複する説明は省略する。
【0017】図1は、本実施の形態に係る超音波モータ
を示す構成図である。この超音波モータは、機械的駆動
機構からなる超音波モータ本体1と、超音波モータ本体
1の駆動制御を行う制御装置2とから構成される。
を示す構成図である。この超音波モータは、機械的駆動
機構からなる超音波モータ本体1と、超音波モータ本体
1の駆動制御を行う制御装置2とから構成される。
【0018】本超音波モータ本体1は、側壁を構成する
円筒形のハウジング3Sと、ハウジング3Sの上端及び
下端開口を密閉封止する円形の蓋部材3U,3Lと、蓋
部材3U,3L双方の中央部開口を貫通する回転軸4と
を備えており、制御装置2からの制御信号によって回転
軸4がその軸回りに回転する。
円筒形のハウジング3Sと、ハウジング3Sの上端及び
下端開口を密閉封止する円形の蓋部材3U,3Lと、蓋
部材3U,3L双方の中央部開口を貫通する回転軸4と
を備えており、制御装置2からの制御信号によって回転
軸4がその軸回りに回転する。
【0019】図2は、超音波モータ本体1をその軸中心
を通る平面で切った超音波モータ本体1の縦断面図であ
る。超音波モータ本体1のハウジング3S内には、外周
円環状のステータ5及びロータ6が回転軸4に対して同
軸となるように対向配置されている。ステータ5は、下
部蓋部材3Lの外面側からこれに貫挿されたボルトBに
よって、下部蓋部材3Lに固定されており、ロータ6
は、概略円環状の台座7及び皿バネ8を介して回転軸4
に固定されている。したがって、ロータ6がステータ5
に対して相対的に回転すると、これに設けられた回転軸
4が下部蓋部材3Lに対して相対的に回転する。なお、
回転軸4は、蓋部材3U,3Lの中央部開口の内面にア
ウターレースが固定されたボールベアリング9U,9L
のインナーレースに固定されており、ボールベアリング
9U,9Lによって回転自在に支持されている。
を通る平面で切った超音波モータ本体1の縦断面図であ
る。超音波モータ本体1のハウジング3S内には、外周
円環状のステータ5及びロータ6が回転軸4に対して同
軸となるように対向配置されている。ステータ5は、下
部蓋部材3Lの外面側からこれに貫挿されたボルトBに
よって、下部蓋部材3Lに固定されており、ロータ6
は、概略円環状の台座7及び皿バネ8を介して回転軸4
に固定されている。したがって、ロータ6がステータ5
に対して相対的に回転すると、これに設けられた回転軸
4が下部蓋部材3Lに対して相対的に回転する。なお、
回転軸4は、蓋部材3U,3Lの中央部開口の内面にア
ウターレースが固定されたボールベアリング9U,9L
のインナーレースに固定されており、ボールベアリング
9U,9Lによって回転自在に支持されている。
【0020】ステータ5は、セラミック圧電素子からな
る円環状の振動子5vと、振動子5vが裏面外周部に貼
着された金属からなる円環状の弾性体5eとを備えてい
る。弾性体5eの肉厚内周部5iはボルトBにより下部
蓋部材3Lに固定されている。外周部5oと内周部5i
との間の円環状の中間部5mは肉薄であり、この中間部
5mが外周部5oの振動を容易にさせるとともに、内周
部5iと外周部5oとの間の振動伝達を抑制している。
る円環状の振動子5vと、振動子5vが裏面外周部に貼
着された金属からなる円環状の弾性体5eとを備えてい
る。弾性体5eの肉厚内周部5iはボルトBにより下部
蓋部材3Lに固定されている。外周部5oと内周部5i
との間の円環状の中間部5mは肉薄であり、この中間部
5mが外周部5oの振動を容易にさせるとともに、内周
部5iと外周部5oとの間の振動伝達を抑制している。
【0021】ロータ6は、ステータ5と同一構造を有
し、セラミック圧電素子からなる円環状の振動子6v
と、振動子6vが上面外周部に貼着された金属からなる
円環状の弾性体6eとを備えている。弾性体6eの肉厚
内周部6iは上記の如く回転軸4に固定され、弾性体6
eは外周部6oと内周部6iとの間に円環状の肉薄中間
部6mを備えている。なお、図1に示した制御装置2か
ら、制御信号としての第1及び第2駆動信号をそれぞれ
の振動子5v,6vに印加すると、ステータ5及びロー
タ6の対向表面に超音波による噛面が形成される。これ
らの超音波噛面が噛合した状態で、それぞれの駆動信号
間に位相差を与えると、一方の超音波噛面が他方に対し
て相対的に回転するため、ロータ6がステータ5に対し
て相対的に回転する。
し、セラミック圧電素子からなる円環状の振動子6v
と、振動子6vが上面外周部に貼着された金属からなる
円環状の弾性体6eとを備えている。弾性体6eの肉厚
内周部6iは上記の如く回転軸4に固定され、弾性体6
eは外周部6oと内周部6iとの間に円環状の肉薄中間
部6mを備えている。なお、図1に示した制御装置2か
ら、制御信号としての第1及び第2駆動信号をそれぞれ
の振動子5v,6vに印加すると、ステータ5及びロー
タ6の対向表面に超音波による噛面が形成される。これ
らの超音波噛面が噛合した状態で、それぞれの駆動信号
間に位相差を与えると、一方の超音波噛面が他方に対し
て相対的に回転するため、ロータ6がステータ5に対し
て相対的に回転する。
【0022】上記超音波噛面同士が所定の付勢力で噛合
するように、ロータ6の固定された台座7は、回転軸4
に内縁部が固定された皿バネ8によってロータ6側へ付
勢されており、ロータ6の対向表面はステータ5の対向
表面に圧接されている。なお、互いの振動の干渉を抑制
するように、ステータ側弾性体5eは外周部5o上面に
幅狭円環状の凸部5pを有し、ロータ側弾性体6eは外
周部6o裏面に幅狭円環状の凸部6pを有している。こ
れらの凸部5p,6pは摩擦緩衝部材10を介して圧接
されている。摩擦緩衝部材10は、樹脂材料等よりなる
円環状のシートであり、凸部5p,6p間の相互干渉を
防止して超音波噛面としての進行波を両者に正常に発生
させると共に、金属同士の直接接触を回避して異音の発
生を防止し、更にこれら圧接部5p,6pの耐久性を向
上させる。
するように、ロータ6の固定された台座7は、回転軸4
に内縁部が固定された皿バネ8によってロータ6側へ付
勢されており、ロータ6の対向表面はステータ5の対向
表面に圧接されている。なお、互いの振動の干渉を抑制
するように、ステータ側弾性体5eは外周部5o上面に
幅狭円環状の凸部5pを有し、ロータ側弾性体6eは外
周部6o裏面に幅狭円環状の凸部6pを有している。こ
れらの凸部5p,6pは摩擦緩衝部材10を介して圧接
されている。摩擦緩衝部材10は、樹脂材料等よりなる
円環状のシートであり、凸部5p,6p間の相互干渉を
防止して超音波噛面としての進行波を両者に正常に発生
させると共に、金属同士の直接接触を回避して異音の発
生を防止し、更にこれら圧接部5p,6pの耐久性を向
上させる。
【0023】ステータ内周部5i及び中間部5mと、ロ
ータ内周部6i及び中間部6mとの間には厚さ数mm程
度の空間が形成されており、この空間内にロータ側振動
子6vへの電力供給を行う給電機構11が配置されてい
る。給電機構11としてはロータリトランス等を用いた
ものも考えられるが、ここでは簡単のためブラシとスリ
ップリングを用いたものであるとする。
ータ内周部6i及び中間部6mとの間には厚さ数mm程
度の空間が形成されており、この空間内にロータ側振動
子6vへの電力供給を行う給電機構11が配置されてい
る。給電機構11としてはロータリトランス等を用いた
ものも考えられるが、ここでは簡単のためブラシとスリ
ップリングを用いたものであるとする。
【0024】給電機構11は、回転軸4に対して同心円
状に配置された3つの円環状の導電リングの一部分を、
それぞれロータ5側に折り曲げてなるブラシ11a,1
1b,11cと、それぞれのブラシ11a,11b,1
1cの先端部が接触するように回転軸4に対して同心円
状に配置されたスリップリング11A,11B,11C
とから構成されている。ブラシ11a,11b,11c
の基端部はステータ5に固定され、スリップリング11
A,11B,11Cはロータ6に固定されている。した
がって、ロータ6が回転した場合においても、ブラシ1
1a,11b,11cの先端部とスリップリング11
A,11B,11Cとは常に接触状態にあり、ブラシ1
1a,11b,11c及び下部蓋部材3Lの外部からこ
れに直接接続された導電ワイヤを介してスリップリング
11A,11B,11Cに電力供給が行われる。なお、
ステータ5は下部蓋部材3Lに対して回転しないので、
ステータ側振動子5vへの電力供給は、下部蓋部材3L
の外部から振動子5vへ直接接続された別の導電ワイヤ
を介して行われる。
状に配置された3つの円環状の導電リングの一部分を、
それぞれロータ5側に折り曲げてなるブラシ11a,1
1b,11cと、それぞれのブラシ11a,11b,1
1cの先端部が接触するように回転軸4に対して同心円
状に配置されたスリップリング11A,11B,11C
とから構成されている。ブラシ11a,11b,11c
の基端部はステータ5に固定され、スリップリング11
A,11B,11Cはロータ6に固定されている。した
がって、ロータ6が回転した場合においても、ブラシ1
1a,11b,11cの先端部とスリップリング11
A,11B,11Cとは常に接触状態にあり、ブラシ1
1a,11b,11c及び下部蓋部材3Lの外部からこ
れに直接接続された導電ワイヤを介してスリップリング
11A,11B,11Cに電力供給が行われる。なお、
ステータ5は下部蓋部材3Lに対して回転しないので、
ステータ側振動子5vへの電力供給は、下部蓋部材3L
の外部から振動子5vへ直接接続された別の導電ワイヤ
を介して行われる。
【0025】これらの導電ワイヤに接続される振動子5
v,6vは、それぞれがsin波成分及びcos波成分
を含む駆動信号の印加によって、弾性体5e,6e対向
表面上に超音波振動による進行波、すなわち超音波噛面
が形成されるように構成されている。以下、振動子5
v,6v及び弾性体5e,6eについて詳説する。
v,6vは、それぞれがsin波成分及びcos波成分
を含む駆動信号の印加によって、弾性体5e,6e対向
表面上に超音波振動による進行波、すなわち超音波噛面
が形成されるように構成されている。以下、振動子5
v,6v及び弾性体5e,6eについて詳説する。
【0026】図3は、超音波モータ本体1の主要部を一
部分解して示す斜視図である。
部分解して示す斜視図である。
【0027】円環状のステータ側振動子5vは、円環状
の圧電セラミック板CMと、圧電セラミック板CMの一
方面上に形成された4つのsin側電極S1〜S4、4
つのcos側電極C1〜C4及び1つのフィードバック
用電極FBからなる電極群とを備えている。sin側電
極S1〜S4及びcos側電極C1〜C4は、振動子5
vが周方向全体で5波長(5λ)の定在波を発生し得る
ように、機械角で36゜(λ/2)毎に配置されてい
る。なお、図4は、5波長の定在波(2点鎖線で示す)
が発生したときのステータ5又はロータ6を示す。ま
た、2点鎖線で示される定在波は径方向に振幅を示すも
のとする。ここでは、sin側電極により発生する周方
向の振幅を径方向に示した。すなわち、2点鎖線で示さ
れる円周外部にふくらんだ円弧部分は上方への隆起
(山)を示し、円周内部に入り込んだ円弧部分は下方へ
の沈降(谷)を示すものとする。
の圧電セラミック板CMと、圧電セラミック板CMの一
方面上に形成された4つのsin側電極S1〜S4、4
つのcos側電極C1〜C4及び1つのフィードバック
用電極FBからなる電極群とを備えている。sin側電
極S1〜S4及びcos側電極C1〜C4は、振動子5
vが周方向全体で5波長(5λ)の定在波を発生し得る
ように、機械角で36゜(λ/2)毎に配置されてい
る。なお、図4は、5波長の定在波(2点鎖線で示す)
が発生したときのステータ5又はロータ6を示す。ま
た、2点鎖線で示される定在波は径方向に振幅を示すも
のとする。ここでは、sin側電極により発生する周方
向の振幅を径方向に示した。すなわち、2点鎖線で示さ
れる円周外部にふくらんだ円弧部分は上方への隆起
(山)を示し、円周内部に入り込んだ円弧部分は下方へ
の沈降(谷)を示すものとする。
【0028】フィードバック用電極FBは、sin側電
極S1とcos側電極C1との間に位置し、機械角で1
8°(λ/4)の周方向長を有し、セラミック板CMの
この部分は厚み方向に分極処理されている。sin側電
極S4とcos側電極C4は機械角で54°(3λ/
4)離隔している。セラミック板CMのsin側電極S
1〜S4及びcos側電極C1〜C4部分は、各々隣り
合う領域で厚み方向の分極方向が互いに逆向き(図示+
−参照)となるように分極処理されている。
極S1とcos側電極C1との間に位置し、機械角で1
8°(λ/4)の周方向長を有し、セラミック板CMの
この部分は厚み方向に分極処理されている。sin側電
極S4とcos側電極C4は機械角で54°(3λ/
4)離隔している。セラミック板CMのsin側電極S
1〜S4及びcos側電極C1〜C4部分は、各々隣り
合う領域で厚み方向の分極方向が互いに逆向き(図示+
−参照)となるように分極処理されている。
【0029】円環状の圧電セラミック板CMの他方面上
には、圧電セラミック板CMの一方面上のsin側電極
S1〜S4の形成領域全体に対向するsin側電極SS
と、cos側電極C1〜C4の形成領域全体に対向する
cos側電極CCと、フィードバック用電極FBに対向
するフィードバック用電極FB’とが形成されている。
には、圧電セラミック板CMの一方面上のsin側電極
S1〜S4の形成領域全体に対向するsin側電極SS
と、cos側電極C1〜C4の形成領域全体に対向する
cos側電極CCと、フィードバック用電極FBに対向
するフィードバック用電極FB’とが形成されている。
【0030】なお、ロータ側振動子6vの構造は、ステ
ータ側振動子5vの構造と同一であるので、ここでは説
明を省略する。
ータ側振動子5vの構造と同一であるので、ここでは説
明を省略する。
【0031】振動子5v,6vは、それぞれの一方面、
すなわちsin側電極S1〜S4、cos側電極C1〜
C4及びフィードバック用電極FBが形成された面が、
弾性体5e,6eの対向表面と反対側の面に接触するよ
うに、弾性体5e,6eに導電性又は電気伝導可能な薄
さの絶縁性接着剤を介して貼着されており、振動子5
v,6vの超音波振動を弾性体5e,6eに直接伝達す
ることができる。
すなわちsin側電極S1〜S4、cos側電極C1〜
C4及びフィードバック用電極FBが形成された面が、
弾性体5e,6eの対向表面と反対側の面に接触するよ
うに、弾性体5e,6eに導電性又は電気伝導可能な薄
さの絶縁性接着剤を介して貼着されており、振動子5
v,6vの超音波振動を弾性体5e,6eに直接伝達す
ることができる。
【0032】また、弾性体5e,6eはグランドに接続
されており、したがって、それぞれのsin側電極S1
〜S4、cos側電極C1〜C4及びフィードバック用
電極FBは、弾性体5e,6eを介してグランドに接続
される。それぞれのsin側電極SS及びcos側電極
CCには、振動子5v,6vのそれぞれが進行波を発生
するように、90°位相差を有する2相の駆動信号がそ
れぞれ印加される。
されており、したがって、それぞれのsin側電極S1
〜S4、cos側電極C1〜C4及びフィードバック用
電極FBは、弾性体5e,6eを介してグランドに接続
される。それぞれのsin側電極SS及びcos側電極
CCには、振動子5v,6vのそれぞれが進行波を発生
するように、90°位相差を有する2相の駆動信号がそ
れぞれ印加される。
【0033】詳説すれば、ステータ側の振動子5vのs
in側電極SS及びcos側電極CCにそれぞれ90°
位相差を有する2相の正弦波電圧信号(sin波、co
s波)からなる駆動信号を印加すると、振動子5vの周
方向へ沿って進行する進行波が振動子5vに発生する。
ロータ側の振動子6vの進行波発生原理もこれに同じで
ある。 振動子5v,6vは弾性体5e,6eに貼着さ
れているので、その超音波振動が直接弾性体5e,6e
に伝達され、弾性体5e,6eの対向表面上に超音波に
よる進行波、すなわち超音波噛面がそれぞれ形成され
る。
in側電極SS及びcos側電極CCにそれぞれ90°
位相差を有する2相の正弦波電圧信号(sin波、co
s波)からなる駆動信号を印加すると、振動子5vの周
方向へ沿って進行する進行波が振動子5vに発生する。
ロータ側の振動子6vの進行波発生原理もこれに同じで
ある。 振動子5v,6vは弾性体5e,6eに貼着さ
れているので、その超音波振動が直接弾性体5e,6e
に伝達され、弾性体5e,6eの対向表面上に超音波に
よる進行波、すなわち超音波噛面がそれぞれ形成され
る。
【0034】なお、これらの振動子5v,6vへの電力
供給は、前記導電ワイヤを介して行われる。
供給は、前記導電ワイヤを介して行われる。
【0035】ステータ側振動子5vのsin側電極SS
及びcos側電極CCには、前述の制御装置2から上記
駆動信号が供給され、供給に応じて振動子5vが振動す
る。この振動に応じてフィードバック用電極FB’から
出力される圧電電圧信号は、制御装置2に入力される。
なお、制御装置2は、入力された圧電電圧信号に基づい
て、この信号と制御装置2内で発生する基準信号との位
相差が一定となるように発振周波数を変化させ、ステー
タ側振動子5vに供給される駆動信号を制御する。
及びcos側電極CCには、前述の制御装置2から上記
駆動信号が供給され、供給に応じて振動子5vが振動す
る。この振動に応じてフィードバック用電極FB’から
出力される圧電電圧信号は、制御装置2に入力される。
なお、制御装置2は、入力された圧電電圧信号に基づい
て、この信号と制御装置2内で発生する基準信号との位
相差が一定となるように発振周波数を変化させ、ステー
タ側振動子5vに供給される駆動信号を制御する。
【0036】一方、ロータ側振動子6vのsin側電極
SS及びcos側電極CCには、前述の制御装置2から
ブラシ11a及び11bを介して上記駆動信号が供給さ
れ、供給に応じて振動子6vが振動する。この振動に応
じてフィードバック用電極FB’から出力される圧電電
圧信号は、ブラシ11cを介して制御装置2に入力され
る。この圧電電圧信号は、上記と同様に振動の周波数差
及び位相差の維持に利用することができる。
SS及びcos側電極CCには、前述の制御装置2から
ブラシ11a及び11bを介して上記駆動信号が供給さ
れ、供給に応じて振動子6vが振動する。この振動に応
じてフィードバック用電極FB’から出力される圧電電
圧信号は、ブラシ11cを介して制御装置2に入力され
る。この圧電電圧信号は、上記と同様に振動の周波数差
及び位相差の維持に利用することができる。
【0037】図5は、弾性体5e,6eの対向表面上に
進行波が発生している際のステータ/ロータ接触部分を
円周方向に沿って切った断面図である。図5(a)では
ステータ5の山(谷)の位置上にロータ6の谷(山)が
位置している状態を示し、図5(b)では位置(位相)
ずれが起きている状態を示す。
進行波が発生している際のステータ/ロータ接触部分を
円周方向に沿って切った断面図である。図5(a)では
ステータ5の山(谷)の位置上にロータ6の谷(山)が
位置している状態を示し、図5(b)では位置(位相)
ずれが起きている状態を示す。
【0038】前述の制御装置2から振動子5v,6vに
駆動信号を供給すると、振動子5v,6vの超音波振動
に応じてステータ側弾性体5eの凸部5p及びロータ側
弾性体6eの凸部6pに進行波A,Bが発生する。進行
波A,Bはそれぞれ超音波による噛面を構成し、これら
の超音波噛面A,Bが噛合する。超音波噛面A,Bが噛
合した状態で、制御装置2から振動子5v,6vに供給
される駆動信号の位相を一致させると、ステータ側弾性
体5eの凸部5pに生じる超音波噛面Aとロータ側弾性
体6eの凸部6pに生じる超音波噛面Bが同一速度で進
行するため、ロータ6は停止状態となる。
駆動信号を供給すると、振動子5v,6vの超音波振動
に応じてステータ側弾性体5eの凸部5p及びロータ側
弾性体6eの凸部6pに進行波A,Bが発生する。進行
波A,Bはそれぞれ超音波による噛面を構成し、これら
の超音波噛面A,Bが噛合する。超音波噛面A,Bが噛
合した状態で、制御装置2から振動子5v,6vに供給
される駆動信号の位相を一致させると、ステータ側弾性
体5eの凸部5pに生じる超音波噛面Aとロータ側弾性
体6eの凸部6pに生じる超音波噛面Bが同一速度で進
行するため、ロータ6は停止状態となる。
【0039】一方、前述の制御装置2から振動子5v,
6vに供給される駆動信号に位相差を与えると、噛み合
っていた超音波噛面A,Bのうちの一方が、他方に対し
て相対的に進むため、ステータ6不動の状態で超音波噛
面A,Bの噛み合いロック位置が進行波の進行方向に進
み、ロータ6は正転する。なお、駆動信号間の位相差の
符号を反転させると、超音波噛面A,Bのうちの一方
が、他方に対して相対的に遅れるため、ステータ6不動
の状態で超音波噛面A,Bの噛み合いロック位置が進行
波の進行方向とは逆方向に進み、ロータ6は逆転する。
更に、上記位相の単位時間当たりのシフト量を増減させ
ると、ロータ6の回転速度が増減する。
6vに供給される駆動信号に位相差を与えると、噛み合
っていた超音波噛面A,Bのうちの一方が、他方に対し
て相対的に進むため、ステータ6不動の状態で超音波噛
面A,Bの噛み合いロック位置が進行波の進行方向に進
み、ロータ6は正転する。なお、駆動信号間の位相差の
符号を反転させると、超音波噛面A,Bのうちの一方
が、他方に対して相対的に遅れるため、ステータ6不動
の状態で超音波噛面A,Bの噛み合いロック位置が進行
波の進行方向とは逆方向に進み、ロータ6は逆転する。
更に、上記位相の単位時間当たりのシフト量を増減させ
ると、ロータ6の回転速度が増減する。
【0040】ところで、この超音波モータに電源を投入
した時に、ステータ5の超音波噛面Aの山の位置上に、
これに噛合するはずのロータ6の超音波噛面Bの谷が位
置するとは限らず、ステータ5とロータ6が互いに図5
(b)に示すような位置関係で停止していた場合には電
源投入時にこれらが噛合するようにロータ6が若干回転
(以下、初期移動)する。
した時に、ステータ5の超音波噛面Aの山の位置上に、
これに噛合するはずのロータ6の超音波噛面Bの谷が位
置するとは限らず、ステータ5とロータ6が互いに図5
(b)に示すような位置関係で停止していた場合には電
源投入時にこれらが噛合するようにロータ6が若干回転
(以下、初期移動)する。
【0041】そこで、本実施の形態に係る超音波モータ
の駆動方法では、ステータ5及びロータ6間の相対位置
に応じた値を予め記憶しておき、この記憶値に応じて振
動子5v,6vへの第1及び第2駆動信号の印加開始時
間を調整する。すなわち、本駆動方法によれば、第1及
び第2駆動信号の振動子への印加によってステータ5及
びロータ6双方の対向表面上に超音波による噛面A,B
が形成されるが、ステータ5及びロータ6間の相対位置
に応じた値が記憶されているので、記憶値に応じて振動
子5v,6vへの第1及び第2駆動信号の印加開始時間
を調整すると、すなわち、好ましくは双方の超音波噛面
A,Bの山と谷の位置が一致するように印加時間を調整
すると、電源投入時のロータ6の初期移動を抑制するこ
とができる。以下、本実施の形態に係る駆動方法を、こ
れを実行するための装置、すなわち制御装置2の内部構
成と共に詳説する。
の駆動方法では、ステータ5及びロータ6間の相対位置
に応じた値を予め記憶しておき、この記憶値に応じて振
動子5v,6vへの第1及び第2駆動信号の印加開始時
間を調整する。すなわち、本駆動方法によれば、第1及
び第2駆動信号の振動子への印加によってステータ5及
びロータ6双方の対向表面上に超音波による噛面A,B
が形成されるが、ステータ5及びロータ6間の相対位置
に応じた値が記憶されているので、記憶値に応じて振動
子5v,6vへの第1及び第2駆動信号の印加開始時間
を調整すると、すなわち、好ましくは双方の超音波噛面
A,Bの山と谷の位置が一致するように印加時間を調整
すると、電源投入時のロータ6の初期移動を抑制するこ
とができる。以下、本実施の形態に係る駆動方法を、こ
れを実行するための装置、すなわち制御装置2の内部構
成と共に詳説する。
【0042】図6は、ステータ5及びロータ6に接続さ
れた制御装置2のシステム構成図である。まず、ロータ
6を所望の方向に所望の速度で回転させる構成について
説明する。
れた制御装置2のシステム構成図である。まず、ロータ
6を所望の方向に所望の速度で回転させる構成について
説明する。
【0043】制御装置2は、振動子5vの振動に応じて
フィードバック電極FB’から帰還される正弦波圧電電
圧信号を方形波に変換するリミッタ回路2aと、リミッ
タ回路2aから出力された方形波電圧信号と振動子5v
に印加される方形波の駆動信号との位相差を比較する位
相比較器又は位相検出器(PD)2bと、これらの位相
ずれ量、すなわち方形波間のデューティレシオに応じて
位相検出器2bから出力される方形波信号を平滑化する
ローパスフィルタ(LPF)2cと、ローパスフィルタ
2cから出力された直流電圧信号のレベルに応じて出力
周波数を可変する電圧制御発振器(VCO)2dとを有
しており、これらは位相同期ループ(PLL)を構成す
る。すなわち、この位相同期ループは、駆動信号と上記
正弦波圧電電圧信号との間の周波数差及び位相差が拡大
しないように駆動信号の位相を制御する。
フィードバック電極FB’から帰還される正弦波圧電電
圧信号を方形波に変換するリミッタ回路2aと、リミッ
タ回路2aから出力された方形波電圧信号と振動子5v
に印加される方形波の駆動信号との位相差を比較する位
相比較器又は位相検出器(PD)2bと、これらの位相
ずれ量、すなわち方形波間のデューティレシオに応じて
位相検出器2bから出力される方形波信号を平滑化する
ローパスフィルタ(LPF)2cと、ローパスフィルタ
2cから出力された直流電圧信号のレベルに応じて出力
周波数を可変する電圧制御発振器(VCO)2dとを有
しており、これらは位相同期ループ(PLL)を構成す
る。すなわち、この位相同期ループは、駆動信号と上記
正弦波圧電電圧信号との間の周波数差及び位相差が拡大
しないように駆動信号の位相を制御する。
【0044】電圧制御発振器2dからの出力信号(マス
タクロック信号)は、2つに分岐され、分岐後のマスタ
クロック信号はそれぞれ分周器2e,2fによって分周
され、分周されたそれぞれの信号は、90度位相差を与
える移相回路2g,2h及び増幅器2i,2j,2k,
2lから構成される駆動信号生成回路を介してそれぞれ
振動子5v及び6vに印加される。
タクロック信号)は、2つに分岐され、分岐後のマスタ
クロック信号はそれぞれ分周器2e,2fによって分周
され、分周されたそれぞれの信号は、90度位相差を与
える移相回路2g,2h及び増幅器2i,2j,2k,
2lから構成される駆動信号生成回路を介してそれぞれ
振動子5v及び6vに印加される。
【0045】すなわち、ステータ5及びロータ6の振動
子5v,6vの電極SSにはマスタクロック信号を分周
したsin波電圧信号が、電極CCにはこれに対して9
0度位相差を有するcos波電圧信号が印加され、印加
に応じて振動子5v,6v及び弾性体5e,6eの対向
表面上には円周方向に沿って進む超音波噛面としての進
行波が発生する。ここで、分岐後のマスタクロック信号
の一方は、クロックシフト回路2mによって単位時間当
たりのパルス数が調整可能とされている。
子5v,6vの電極SSにはマスタクロック信号を分周
したsin波電圧信号が、電極CCにはこれに対して9
0度位相差を有するcos波電圧信号が印加され、印加
に応じて振動子5v,6v及び弾性体5e,6eの対向
表面上には円周方向に沿って進む超音波噛面としての進
行波が発生する。ここで、分岐後のマスタクロック信号
の一方は、クロックシフト回路2mによって単位時間当
たりのパルス数が調整可能とされている。
【0046】図7は、本例のクロックシフト回路2mの
構成を示す回路図である。このクロックシフト回路2m
は、D−フリップフロップD1,D2、XNOR1、A
ND1から構成される論理回路を図示の如く接続してな
る。
構成を示す回路図である。このクロックシフト回路2m
は、D−フリップフロップD1,D2、XNOR1、A
ND1から構成される論理回路を図示の如く接続してな
る。
【0047】図8は、本例のクロックシフト回路2mの
マスタクロック信号(A)、回転速度指示信号(B)、
マスク信号(D)及び被間引パルス信号(D)のタイミ
ングチャートである。クロックシフト回路2mは、可変
分周器2nから入力される回転速度指示信号(C)のパ
ルスの立ち上がり及び立ち下がりタイミングに同期して
マスク信号(C)を生成し、これに応じてマスタクロッ
ク信号(A)から所定数のパルスを間引き、単位時間当
たりのパルス数が減少した被間引パルス信号(D)を出
力するものである。なお、可変分周器2nはマスタクロ
ック信号(A)を分周して回転速度指示信号を生成す
る。
マスタクロック信号(A)、回転速度指示信号(B)、
マスク信号(D)及び被間引パルス信号(D)のタイミ
ングチャートである。クロックシフト回路2mは、可変
分周器2nから入力される回転速度指示信号(C)のパ
ルスの立ち上がり及び立ち下がりタイミングに同期して
マスク信号(C)を生成し、これに応じてマスタクロッ
ク信号(A)から所定数のパルスを間引き、単位時間当
たりのパルス数が減少した被間引パルス信号(D)を出
力するものである。なお、可変分周器2nはマスタクロ
ック信号(A)を分周して回転速度指示信号を生成す
る。
【0048】図6を再び参照すると、被間引パルス信号
は、単位時間当たりのパルス数がマスタクロック信号よ
りも少ないため、これらの信号がそれぞれ分周器2f,
2eに入力された場合には、間引かれたパルス数の分だ
け被間引パルス信号を分周して生成される駆動信号の位
相が、マスタクロック信号を分周して生成される駆動信
号の位相に対してシフトし、ロータ6が回転する。
は、単位時間当たりのパルス数がマスタクロック信号よ
りも少ないため、これらの信号がそれぞれ分周器2f,
2eに入力された場合には、間引かれたパルス数の分だ
け被間引パルス信号を分周して生成される駆動信号の位
相が、マスタクロック信号を分周して生成される駆動信
号の位相に対してシフトし、ロータ6が回転する。
【0049】なお、可変分周器2nからの回転速度指示
信号の単位時間当たりのパルス数は、その周波数に比例
するので、この周波数が高くなれば、すなわち可変分周
器2nの分周比が下がれば単位時間当たりの上記位相の
シフト量が増加し、ロータ6の回転速度が上昇し、低く
なればロータ6の回転速度が低下する。
信号の単位時間当たりのパルス数は、その周波数に比例
するので、この周波数が高くなれば、すなわち可変分周
器2nの分周比が下がれば単位時間当たりの上記位相の
シフト量が増加し、ロータ6の回転速度が上昇し、低く
なればロータ6の回転速度が低下する。
【0050】制御装置2は、少なくともロータ回転制御
を行う制御回路2pを備えている。制御回路2pは中央
処理装置(CPU)等から構成され、上記回転速度制御
を行うための可変分周器2nの分周比を制御するととも
に、ロータ回転方向指示信号(図6中正転/反転で示
す)、及びロータ停止指示信号(図6中STOPで示
す)を出力する。
を行う制御回路2pを備えている。制御回路2pは中央
処理装置(CPU)等から構成され、上記回転速度制御
を行うための可変分周器2nの分周比を制御するととも
に、ロータ回転方向指示信号(図6中正転/反転で示
す)、及びロータ停止指示信号(図6中STOPで示
す)を出力する。
【0051】前述のように、駆動信号間に位相差を与え
るとロータ6は回転し、位相差を与えないとロータ6は
停止する。出力切換回路2oは、制御回路2pからの指
示信号に基づいて、マスタクロック信号及び被間引パル
ス信号から構成される信号群から、後段の分周器2e,
2fに入力される信号を選択する。
るとロータ6は回転し、位相差を与えないとロータ6は
停止する。出力切換回路2oは、制御回路2pからの指
示信号に基づいて、マスタクロック信号及び被間引パル
ス信号から構成される信号群から、後段の分周器2e,
2fに入力される信号を選択する。
【0052】すなわち、駆動信号間に位相差を与えてロ
ータ6を正転させる場合、制御回路2pから出力切換回
路2oに入力されるロータ回転方向指示信号は、ロータ
正転(この時の信号の状態をT(正転)とする)を指示
し、ロータ停止指示信号がロータ停止を指示しない(こ
の時の信号の状態をF(停止)とする)。状態T(正
転),F(停止)の場合、出力切換回路2oは、ステー
タ側の分周器2eにマスタクロック信号を入力するとと
もに、ロータ側の分周器2fに被間引パルス信号を入力
する。
ータ6を正転させる場合、制御回路2pから出力切換回
路2oに入力されるロータ回転方向指示信号は、ロータ
正転(この時の信号の状態をT(正転)とする)を指示
し、ロータ停止指示信号がロータ停止を指示しない(こ
の時の信号の状態をF(停止)とする)。状態T(正
転),F(停止)の場合、出力切換回路2oは、ステー
タ側の分周器2eにマスタクロック信号を入力するとと
もに、ロータ側の分周器2fに被間引パルス信号を入力
する。
【0053】駆動信号間に位相差を与えてロータ6を逆
転させる場合、制御回路2pから出力切換回路2oに入
力されるロータ回転方向指示信号はロータ逆転(この時
の信号の状態をF(正転)とする)を指示し、ロータ停
止指示信号がロータ停止を指示しない(F(停止))。
状態F(正転),F(停止)の場合、出力切換回路2o
は、ステータ側の分周器2eに被間引パルス信号を入力
するとともに、ロータ側の分周器2fにマスタクロック
信号を入力する。
転させる場合、制御回路2pから出力切換回路2oに入
力されるロータ回転方向指示信号はロータ逆転(この時
の信号の状態をF(正転)とする)を指示し、ロータ停
止指示信号がロータ停止を指示しない(F(停止))。
状態F(正転),F(停止)の場合、出力切換回路2o
は、ステータ側の分周器2eに被間引パルス信号を入力
するとともに、ロータ側の分周器2fにマスタクロック
信号を入力する。
【0054】駆動信号間に位相差を与えないでロータ6
を停止させる場合、制御回路2pから出力切換回路2o
に入力されるロータ停止指示信号がロータ停止を指示す
る(この時の信号の状態をT(停止)とする)。状態T
(停止)の場合、ロータ回転方向指示信号の状態に拘わ
らず、出力切換回路2oは、双方の分周器2e,2fに
マスタクロック信号を入力する。
を停止させる場合、制御回路2pから出力切換回路2o
に入力されるロータ停止指示信号がロータ停止を指示す
る(この時の信号の状態をT(停止)とする)。状態T
(停止)の場合、ロータ回転方向指示信号の状態に拘わ
らず、出力切換回路2oは、双方の分周器2e,2fに
マスタクロック信号を入力する。
【0055】次に、ロータ初期移動抑制の構成について
詳説する。前述のように、本制御装置2は、ステータ5
及びロータ6間の相対位置に応じた値を記憶し、記憶値
に応じて振動子5v,6vへの第1及び第2駆動信号の
印加開始時間を調整することにより、電源投入時のロー
タ6の初期移動を抑制する。
詳説する。前述のように、本制御装置2は、ステータ5
及びロータ6間の相対位置に応じた値を記憶し、記憶値
に応じて振動子5v,6vへの第1及び第2駆動信号の
印加開始時間を調整することにより、電源投入時のロー
タ6の初期移動を抑制する。
【0056】この記憶値は、ステータ5及びロータ6間
の相対位置を検出する検出器からの出力信号であっても
よいが、ここでは別部品としての検出器を用いることな
く、駆動信号間の位相差から上記相対位置に応じた記憶
値を得ることとし、部品点数を減少させるとともに、こ
れによる超音波モータ自体の小型化を図るものとする。
の相対位置を検出する検出器からの出力信号であっても
よいが、ここでは別部品としての検出器を用いることな
く、駆動信号間の位相差から上記相対位置に応じた記憶
値を得ることとし、部品点数を減少させるとともに、こ
れによる超音波モータ自体の小型化を図るものとする。
【0057】すなわち、この記憶値としては、第1及び
第2駆動信号間の位相差を用いる。この場合には、記憶
値がステータ5子及びロータ6の超音波噛面の所定波長
内における相対位置を示す。
第2駆動信号間の位相差を用いる。この場合には、記憶
値がステータ5子及びロータ6の超音波噛面の所定波長
内における相対位置を示す。
【0058】本超音波モータの電源を投入すると、制御
回路2pは電源投入信号(図6中POWERで示す)を
出力するとともに、電圧制御発振器2dから出力される
マスタクロック信号の供給禁止を行う出力禁止回路2q
を制御し、クロックシフト回路2m、可変分周器2n、
出力切換回路2o及び減算カウンタ2rへのマスタクロ
ック信号の供給を停止する。
回路2pは電源投入信号(図6中POWERで示す)を
出力するとともに、電圧制御発振器2dから出力される
マスタクロック信号の供給禁止を行う出力禁止回路2q
を制御し、クロックシフト回路2m、可変分周器2n、
出力切換回路2o及び減算カウンタ2rへのマスタクロ
ック信号の供給を停止する。
【0059】次に、制御回路2pは、ステータ5/ロー
タ6間の相対位置情報を記憶値として記憶したE2PR
OM等の不揮発性メモリ2sにアクセスし、この記憶値
をUP/DOWNリングカウンタ2t及び減算カウンタ
2rに入力する。
タ6間の相対位置情報を記憶値として記憶したE2PR
OM等の不揮発性メモリ2sにアクセスし、この記憶値
をUP/DOWNリングカウンタ2t及び減算カウンタ
2rに入力する。
【0060】しかる後、制御回路2pは出力禁止回路2
qを制御し、クロックシフト回路2m、可変分周器2
n、出力切換回路2o及び減算カウンタ2rへのマスタ
クロック信号の供給を開始する。なお、出力切換回路2
oにはロータ6の停止を指示する状態T(停止)の回転
停止信号が入力されているものとする。この場合、双方
の分周器2e,2fにマスタクロック信号が入力される
ので、2〜3msec後には振動子5v,6vの振動が
立ち上がり、双方の弾性体5e,6eの表面に超音波噛
面が形成される。
qを制御し、クロックシフト回路2m、可変分周器2
n、出力切換回路2o及び減算カウンタ2rへのマスタ
クロック信号の供給を開始する。なお、出力切換回路2
oにはロータ6の停止を指示する状態T(停止)の回転
停止信号が入力されているものとする。この場合、双方
の分周器2e,2fにマスタクロック信号が入力される
ので、2〜3msec後には振動子5v,6vの振動が
立ち上がり、双方の弾性体5e,6eの表面に超音波噛
面が形成される。
【0061】上述のように、1波長内の振動位相として
ステータ5/ロータ6間の相対位置がずれている場合、
双方の分周器2e,2fへのマスタクロック信号を同時
に供給し始めると、駆動信号の位相に対して対称性を有
して超音波噛面が形成されるため、ステータ5の超音波
噛面Aの山の位置上に、これに噛合するはずのロータ6
の超音波噛面Bの谷が位置せず(図5(b)参照)、ロ
ータ6が初期移動する。
ステータ5/ロータ6間の相対位置がずれている場合、
双方の分周器2e,2fへのマスタクロック信号を同時
に供給し始めると、駆動信号の位相に対して対称性を有
して超音波噛面が形成されるため、ステータ5の超音波
噛面Aの山の位置上に、これに噛合するはずのロータ6
の超音波噛面Bの谷が位置せず(図5(b)参照)、ロ
ータ6が初期移動する。
【0062】メモリ2sには、予めステータ5/ロータ
6間の相対位置情報が記憶値として記憶されている。こ
の記憶値に合わせて、相対位置のずれ量分だけ、一方の
マスタクロック信号(駆動信号)の供給開始時間を、他
方のマスタクロック信号(駆動信号)の供給開始時間に
対して相対的にずらせば、超音波噛面が相対位置ずれ量
に合わせて形成され、ロータ6の初期移動を抑制するこ
とができる。別の言い方をすると、本実施の形態の場
合、ステータ5に駆動信号を供給した瞬間の駆動信号の
山の位置に、ロータ6の駆動信号の谷の位置が達するま
での時間だけステータ5の駆動開始時間を遅らせてやれ
ば、超音波噛面の位置ずれは解消されることになる。
6間の相対位置情報が記憶値として記憶されている。こ
の記憶値に合わせて、相対位置のずれ量分だけ、一方の
マスタクロック信号(駆動信号)の供給開始時間を、他
方のマスタクロック信号(駆動信号)の供給開始時間に
対して相対的にずらせば、超音波噛面が相対位置ずれ量
に合わせて形成され、ロータ6の初期移動を抑制するこ
とができる。別の言い方をすると、本実施の形態の場
合、ステータ5に駆動信号を供給した瞬間の駆動信号の
山の位置に、ロータ6の駆動信号の谷の位置が達するま
での時間だけステータ5の駆動開始時間を遅らせてやれ
ば、超音波噛面の位置ずれは解消されることになる。
【0063】超音波噛面が形成されるのは、駆動信号の
供給開始から2〜3msec後なので、駆動信号供給開
始時間をずらす時間が、この時間未満であれば初期移動
が起こる前に超音波噛面を相対位置ずれ量に合わせて形
成することができる。本例では、駆動信号の供給開始時
間の差は最大で数百μsecオーダであることとし、具
体的には、駆動周波数を50kHzとして最大で20μ
sec、つまり1波長分の時間であることとする。
供給開始から2〜3msec後なので、駆動信号供給開
始時間をずらす時間が、この時間未満であれば初期移動
が起こる前に超音波噛面を相対位置ずれ量に合わせて形
成することができる。本例では、駆動信号の供給開始時
間の差は最大で数百μsecオーダであることとし、具
体的には、駆動周波数を50kHzとして最大で20μ
sec、つまり1波長分の時間であることとする。
【0064】駆動信号供給開始時間は、一方のマスタク
ロック信号、すなわち分周器2fへ供給されるマスタク
ロック信号の供給開始後の一定期間の間、他方のマスタ
クロック信号、すなわち分周器2eへ供給されるマスタ
クロック信号の供給を出力禁止回路2uによって停止さ
せることにより調整する。この一定期間とは、記憶値、
すなわちステータ5/ロータ6間の相対位置に比例した
ものである。
ロック信号、すなわち分周器2fへ供給されるマスタク
ロック信号の供給開始後の一定期間の間、他方のマスタ
クロック信号、すなわち分周器2eへ供給されるマスタ
クロック信号の供給を出力禁止回路2uによって停止さ
せることにより調整する。この一定期間とは、記憶値、
すなわちステータ5/ロータ6間の相対位置に比例した
ものである。
【0065】上述のように、記憶値、すなわちステータ
5/ロータ6間の相対位置はUP/DOWNリングカウ
ンタ2t及び減算カウンタ2rに入力されている。出力
禁止回路2uは、減算カウンタ2rから出力禁止解除の
指示があるまでは、分周器2eへのマスタクロック信号
の供給を停止している。減算カウンタ2rは、記憶値に
比例した一定期間の経過後、出力禁止回路2uへ出力禁
止解除の指示を出し、分周器2eへのマスタクロック信
号の供給が開始される。
5/ロータ6間の相対位置はUP/DOWNリングカウ
ンタ2t及び減算カウンタ2rに入力されている。出力
禁止回路2uは、減算カウンタ2rから出力禁止解除の
指示があるまでは、分周器2eへのマスタクロック信号
の供給を停止している。減算カウンタ2rは、記憶値に
比例した一定期間の経過後、出力禁止回路2uへ出力禁
止解除の指示を出し、分周器2eへのマスタクロック信
号の供給が開始される。
【0066】この一定期間は、分周器2fへのマスタク
ロックパルス信号の出力後、減算カウンタ2rに入力さ
れた相対位置を示す数(記憶値)から、マスタクロック
信号のパルス数を減算し、減算された数が0となった時
までの期間である。
ロックパルス信号の出力後、減算カウンタ2rに入力さ
れた相対位置を示す数(記憶値)から、マスタクロック
信号のパルス数を減算し、減算された数が0となった時
までの期間である。
【0067】次に、相対位置に応じた記憶値としてメモ
リ2sに記憶されるべき値(計測値とする)の検出につ
いて説明する。
リ2sに記憶されるべき値(計測値とする)の検出につ
いて説明する。
【0068】計測値は駆動信号間の位相差に比例する。
駆動信号間の電気角360°内における位相差は、ステ
ータ5/ロータ6間の機械的な振動1波長内における相
対位置に比例する。したがって、計測値はステータ5/
ロータ6間の相対位置に比例する。したがって、本例で
は、駆動信号間の位相差を計測する事によって相対位置
としての計測値を検出する。なお、駆動信号間の位相差
が上記相対位置に比例するのは、ステータ5/ロータ6
双方の超音波噛面が噛合した状態から回転を始めた場合
である。製造直後の初回始動時及び電源切断後に手動で
回転させた状態では、記憶された位相差と相対位置が比
例せず首振りが発生する。しかし、その結果として超音
波噛面が噛合し、位相差と相対位置が比例することにな
る。
駆動信号間の電気角360°内における位相差は、ステ
ータ5/ロータ6間の機械的な振動1波長内における相
対位置に比例する。したがって、計測値はステータ5/
ロータ6間の相対位置に比例する。したがって、本例で
は、駆動信号間の位相差を計測する事によって相対位置
としての計測値を検出する。なお、駆動信号間の位相差
が上記相対位置に比例するのは、ステータ5/ロータ6
双方の超音波噛面が噛合した状態から回転を始めた場合
である。製造直後の初回始動時及び電源切断後に手動で
回転させた状態では、記憶された位相差と相対位置が比
例せず首振りが発生する。しかし、その結果として超音
波噛面が噛合し、位相差と相対位置が比例することにな
る。
【0069】可変分周器2nから出力された回転速度指
示信号の1パルス当たり、駆動信号間の位相差が2ステ
ップずれるので、駆動信号間の位相差は、回転速度指示
信号のパルス数の積算値に比例する。したがって、回転
速度指示信号のパルス数をカウントすることによって
も、計測値を求めることはできるが、ここでは、このパ
ルス数に比例してクロックシフト回路2mから出力され
るマスク信号(図7及び図8参照)のパルス数をUP/
DOWNリングカウンタ2tで計測して計測値を検出す
る。
示信号の1パルス当たり、駆動信号間の位相差が2ステ
ップずれるので、駆動信号間の位相差は、回転速度指示
信号のパルス数の積算値に比例する。したがって、回転
速度指示信号のパルス数をカウントすることによって
も、計測値を求めることはできるが、ここでは、このパ
ルス数に比例してクロックシフト回路2mから出力され
るマスク信号(図7及び図8参照)のパルス数をUP/
DOWNリングカウンタ2tで計測して計測値を検出す
る。
【0070】UP/DOWNリングカウンタ2tは、出
力切換回路2oに状態F(停止)のロータ停止指示信号
(STOP)、及び状態T(正転)のロータ回転方向指
示信号(正転/反転)が入力されている場合には、入力
されるマスク信号のパルス数を加算(カウントアップ)
し、状態F(正転)のロータ回転方向指示信号が入力さ
れている場合にはそのパルス数を減算(カウントダウ
ン)し、駆動信号間の位相差、すなわち上記相対位置に
応じた計測値を検出する。
力切換回路2oに状態F(停止)のロータ停止指示信号
(STOP)、及び状態T(正転)のロータ回転方向指
示信号(正転/反転)が入力されている場合には、入力
されるマスク信号のパルス数を加算(カウントアップ)
し、状態F(正転)のロータ回転方向指示信号が入力さ
れている場合にはそのパルス数を減算(カウントダウ
ン)し、駆動信号間の位相差、すなわち上記相対位置に
応じた計測値を検出する。
【0071】詳説すれば、制御回路2pから出力される
ロータ停止指示信号及びロータ回転方向指示信号は、U
P/DOWNリングカウンタ2tにも入力され、UP/
DOWNリングカウンタ2tは入力された信号に応じて
上記カウント動作を行う。なお、マスク信号1パルスあ
たり、マスタクロック信号から1パルスが間引きされ、
結果的には駆動信号の位相がマスタクロック信号1パル
ス分シフトし、ロータ6が1ステップ回転するものとす
る。1ステップの回転角度については後述する。
ロータ停止指示信号及びロータ回転方向指示信号は、U
P/DOWNリングカウンタ2tにも入力され、UP/
DOWNリングカウンタ2tは入力された信号に応じて
上記カウント動作を行う。なお、マスク信号1パルスあ
たり、マスタクロック信号から1パルスが間引きされ、
結果的には駆動信号の位相がマスタクロック信号1パル
ス分シフトし、ロータ6が1ステップ回転するものとす
る。1ステップの回転角度については後述する。
【0072】制御回路2pから状態T(停止)のロータ
停止指示信号が出力されると、これが出力切換回路2o
に入力されてロータ6が停止するが、この信号はUP/
DOWNリングカウンタ2tにも入力され、ロータ停止
とともに計測値としてのマスク信号のパルス数、すなわ
ち、ロータ6の総回転ステップ数のカウントを停止し、
このカウントされたパルス数は計測値として制御回路2
pに読み込まれ、制御回路2pは読み込まれた計測値を
記憶値としてメモリ2sに格納する。なお、状態T(停
止)の時には、マスク信号は発生していないので、カウ
ントを継続しても問題はないが、ノイズによる誤カウン
トなどを考慮すると、カウントを停止した方が望まし
い。
停止指示信号が出力されると、これが出力切換回路2o
に入力されてロータ6が停止するが、この信号はUP/
DOWNリングカウンタ2tにも入力され、ロータ停止
とともに計測値としてのマスク信号のパルス数、すなわ
ち、ロータ6の総回転ステップ数のカウントを停止し、
このカウントされたパルス数は計測値として制御回路2
pに読み込まれ、制御回路2pは読み込まれた計測値を
記憶値としてメモリ2sに格納する。なお、状態T(停
止)の時には、マスク信号は発生していないので、カウ
ントを継続しても問題はないが、ノイズによる誤カウン
トなどを考慮すると、カウントを停止した方が望まし
い。
【0073】状態T(停止)のロータ停止指示信号が出
力された場合、ステータ5及びロータ6には、同一位相
の駆動信号が供給されているため、ロータ6は回転しな
いが、それぞれには同一方向に同一速度で進行する超音
波噛面としての進行波が形成されており、UP/DOW
Nリングカウンタ2tはパルス数のカウントは行わない
ものの、UP/DOWNリングカウンタ2tや減算カウ
ンタ2rには制御回路2pから電源投入信号(POWE
R)が入力されており、UP/DOWNリングカウンタ
2tや減算カウンタ2rは起動状態にある。したがっ
て、UP/DOWNリングカウンタ2tには現在のステ
ータ/ロータ間の相対位置に応じた記憶値が保持された
ままであり、再びロータ6の回転を開始する場合には、
制御回路2pから状態F(停止)の回転停止指示信号及
び回転方向指示信号を出力切換回路2oに入力し、UP
/DOWNリングカウンタ2tに続けてカウント動作を
させる。
力された場合、ステータ5及びロータ6には、同一位相
の駆動信号が供給されているため、ロータ6は回転しな
いが、それぞれには同一方向に同一速度で進行する超音
波噛面としての進行波が形成されており、UP/DOW
Nリングカウンタ2tはパルス数のカウントは行わない
ものの、UP/DOWNリングカウンタ2tや減算カウ
ンタ2rには制御回路2pから電源投入信号(POWE
R)が入力されており、UP/DOWNリングカウンタ
2tや減算カウンタ2rは起動状態にある。したがっ
て、UP/DOWNリングカウンタ2tには現在のステ
ータ/ロータ間の相対位置に応じた記憶値が保持された
ままであり、再びロータ6の回転を開始する場合には、
制御回路2pから状態F(停止)の回転停止指示信号及
び回転方向指示信号を出力切換回路2oに入力し、UP
/DOWNリングカウンタ2tに続けてカウント動作を
させる。
【0074】ここで、超音波モータの電源を切断した場
合、なお、この時ロータ6はロータ停止指示信号の出力
切換回路2oへの入力によって停止しているものとする
と、不揮発性メモリ2s内にステータ5/ロータ6間の
相対位置に応じた記憶値は記憶されているが、UP/D
OWNリングカウンタ2t及び減算カウンタ2rには制
御回路2pから電源投入信号(POWER)が供給され
なくなるため、これらの内部データは消去される。
合、なお、この時ロータ6はロータ停止指示信号の出力
切換回路2oへの入力によって停止しているものとする
と、不揮発性メモリ2s内にステータ5/ロータ6間の
相対位置に応じた記憶値は記憶されているが、UP/D
OWNリングカウンタ2t及び減算カウンタ2rには制
御回路2pから電源投入信号(POWER)が供給され
なくなるため、これらの内部データは消去される。
【0075】電源の切断後、再び超音波モータの電源を
投入すると、前述のように、制御回路2pは、電源投入
信号(POWERで示す)を出力するとともに、電圧制
御発振器2dから出力されるマスタクロック信号の供給
禁止を行う出力禁止回路2qを制御し、クロックシフト
回路2m、可変分周器2n、出力切換回路2o及び減算
カウンタ2rへのマスタクロック信号の供給を停止し、
続いて、記憶値を記憶したメモリ2sにアクセスし、こ
の記憶値をUP/DOWNリングカウンタ2t及び減算
カウンタ2rに入力する。
投入すると、前述のように、制御回路2pは、電源投入
信号(POWERで示す)を出力するとともに、電圧制
御発振器2dから出力されるマスタクロック信号の供給
禁止を行う出力禁止回路2qを制御し、クロックシフト
回路2m、可変分周器2n、出力切換回路2o及び減算
カウンタ2rへのマスタクロック信号の供給を停止し、
続いて、記憶値を記憶したメモリ2sにアクセスし、こ
の記憶値をUP/DOWNリングカウンタ2t及び減算
カウンタ2rに入力する。
【0076】これにより、UP/DOWNリングカウン
タ2tには電源切断前のデータが保持されることとな
り、次のロータ回転停止時においても、結果的には、現
在のロータ回転ステップ数に前回までのロータ回転ステ
ップ数が加算された値、すなわち、駆動信号間の位相差
が計測値として検出される。詳説すれば、駆動信号が減
算カウンタ2rによって供給開始時間をずらされること
によって、電源切断前のステータ5/ロータ6振動の物
理的位相差の分だけ駆動信号間に位相差が生じ、この時
にずれていた位相差に停止時までに新たに生じた位相差
が加算されるため、2回目の停止時におけるステータ5
/ロータ6振動の物理的位相差(相対位置)と駆動信号
間の位相差は一致する。しかる後、この計測値が記憶値
としてメモリ2sに記憶される。なお、リングカウンタ
は256カウント/1波長となっているので、計測値は
255を超えることがない。256カウントとは、つま
り次の波に一致した状態を示す。
タ2tには電源切断前のデータが保持されることとな
り、次のロータ回転停止時においても、結果的には、現
在のロータ回転ステップ数に前回までのロータ回転ステ
ップ数が加算された値、すなわち、駆動信号間の位相差
が計測値として検出される。詳説すれば、駆動信号が減
算カウンタ2rによって供給開始時間をずらされること
によって、電源切断前のステータ5/ロータ6振動の物
理的位相差の分だけ駆動信号間に位相差が生じ、この時
にずれていた位相差に停止時までに新たに生じた位相差
が加算されるため、2回目の停止時におけるステータ5
/ロータ6振動の物理的位相差(相対位置)と駆動信号
間の位相差は一致する。しかる後、この計測値が記憶値
としてメモリ2sに記憶される。なお、リングカウンタ
は256カウント/1波長となっているので、計測値は
255を超えることがない。256カウントとは、つま
り次の波に一致した状態を示す。
【0077】なお、ロータ停止指示信号は、制御回路2
pにおいてマスク信号のパルス数、すなわちロータの回
転ステップ数をカウントし、カウントされた値が所望の
値であるロータ6の目標回転角になった場合に出力され
る。ここで、カウントされるのは、ロータが回転してい
るときのマスク信号のパルス数である。上述した位相差
調整時にカウントされるのはマスタークロック信号のパ
ルス数である。
pにおいてマスク信号のパルス数、すなわちロータの回
転ステップ数をカウントし、カウントされた値が所望の
値であるロータ6の目標回転角になった場合に出力され
る。ここで、カウントされるのは、ロータが回転してい
るときのマスク信号のパルス数である。上述した位相差
調整時にカウントされるのはマスタークロック信号のパ
ルス数である。
【0078】図9は、ステータ5及びロータ6に接続さ
れた別の制御装置2のシステム構成図である。本制御装
置2は、図6に示したものと比較すると、UP/DOW
Nリングカウンタ2tの代わりに正転/反転に応じてマ
スク信号の出力先を切り換える切換器2t’及び切換器
2t’に接続されたリングカウンタ2t1、2t2を設
け、メモリ2sの代わりに個々のリングカウンタ2
t1、2t2の計測値を記憶する不揮発性メモリ内蔵型の
記憶装置2s1、2s2を設け、電源投入時にそれぞれの
記憶値を読み込む減算カウンタ2r1、2r2を設けて、
記憶値、すなわち、ステータ5/ロータ6間の相対位置
に応じて分岐後のマスタクロック信号(駆動信号)の出
力禁止を行う出力禁止回路2u1,2u2を制御して、駆
動信号供給開始時間を調整する点が異なる。
れた別の制御装置2のシステム構成図である。本制御装
置2は、図6に示したものと比較すると、UP/DOW
Nリングカウンタ2tの代わりに正転/反転に応じてマ
スク信号の出力先を切り換える切換器2t’及び切換器
2t’に接続されたリングカウンタ2t1、2t2を設
け、メモリ2sの代わりに個々のリングカウンタ2
t1、2t2の計測値を記憶する不揮発性メモリ内蔵型の
記憶装置2s1、2s2を設け、電源投入時にそれぞれの
記憶値を読み込む減算カウンタ2r1、2r2を設けて、
記憶値、すなわち、ステータ5/ロータ6間の相対位置
に応じて分岐後のマスタクロック信号(駆動信号)の出
力禁止を行う出力禁止回路2u1,2u2を制御して、駆
動信号供給開始時間を調整する点が異なる。
【0079】電源投入時には、制御回路2pがタイマー
2q’を制御して電圧制御発振器2dからのマスタクロ
ック信号の出力を所定時間停止させ、この間にリングカ
ウンタ2t1、2t2及び減算カウンタ2r1、2r2に、
記憶装置2s1、2s2に記憶された記憶値を入力する。
それぞれの記憶値は、ロータ6の正方向への回転ステッ
プ数、ロータ6の負方向への回転ステップ数を示し、こ
れらの記憶値の差はロータ/ステータ間の相対位置、す
なわち駆動信号間の位相差を示す。
2q’を制御して電圧制御発振器2dからのマスタクロ
ック信号の出力を所定時間停止させ、この間にリングカ
ウンタ2t1、2t2及び減算カウンタ2r1、2r2に、
記憶装置2s1、2s2に記憶された記憶値を入力する。
それぞれの記憶値は、ロータ6の正方向への回転ステッ
プ数、ロータ6の負方向への回転ステップ数を示し、こ
れらの記憶値の差はロータ/ステータ間の相対位置、す
なわち駆動信号間の位相差を示す。
【0080】その後、タイマー2q’の出力停止指示が
解除されると、クロックシフト回路2m、可変分周器2
n、出力切換回路2o及び減算カウンタ2r1、2r2へ
のマスタクロック信号の供給が開始され、2〜3mse
c後には弾性体5e,6eの表面に超音波噛面が形成さ
れる。なお、出力切換回路2oにはロータ6の停止を指
示する状態T(停止)のロータ停止指示信号が入力され
ており、その後、回転をさせる場合にはロータ停止指示
信号の状態はF(停止)となる。
解除されると、クロックシフト回路2m、可変分周器2
n、出力切換回路2o及び減算カウンタ2r1、2r2へ
のマスタクロック信号の供給が開始され、2〜3mse
c後には弾性体5e,6eの表面に超音波噛面が形成さ
れる。なお、出力切換回路2oにはロータ6の停止を指
示する状態T(停止)のロータ停止指示信号が入力され
ており、その後、回転をさせる場合にはロータ停止指示
信号の状態はF(停止)となる。
【0081】マスタクロック信号から生成される駆動信
号の供給開始時間は、減算カウンタ2r1、2r2に入力
された記憶値の示す回転ステップ数の期間(上記と同様
に最大で数百μsec)、それぞれの分周器2f,2e
へのマスタクロック信号の供給を停止させることにより
調整する。この供給停止は、出力禁止回路2u1、2u2
を制御することにより行う。また、この停止期間は、減
算カウンタ2r1、2r2に入力された相対位置を示す数
(記憶値)から、マスタクロック信号のパルス数を減算
し、減算された数が0となるまでの期間である。
号の供給開始時間は、減算カウンタ2r1、2r2に入力
された記憶値の示す回転ステップ数の期間(上記と同様
に最大で数百μsec)、それぞれの分周器2f,2e
へのマスタクロック信号の供給を停止させることにより
調整する。この供給停止は、出力禁止回路2u1、2u2
を制御することにより行う。また、この停止期間は、減
算カウンタ2r1、2r2に入力された相対位置を示す数
(記憶値)から、マスタクロック信号のパルス数を減算
し、減算された数が0となるまでの期間である。
【0082】制御回路2pから状態T(正転)の回転方
向指示信号が出力されると、ロータ6が正回転するとと
もに、マスク信号は切換器2t’を介して正転検出用リ
ングカウンタ2t1に入力され、マスク信号のパルス
数、すなわちロータ正方向の回転ステップ数が計測値と
してカウントされ、状態T(停止)のロータ停止指示信
号(STOP)の出力切換回路2o、切換器2t’、記
憶装置2s1、2s2への入力に同期して、この計測値は
正方向の回転ステップ数を示す記憶値として記憶装置2
s1に格納される。
向指示信号が出力されると、ロータ6が正回転するとと
もに、マスク信号は切換器2t’を介して正転検出用リ
ングカウンタ2t1に入力され、マスク信号のパルス
数、すなわちロータ正方向の回転ステップ数が計測値と
してカウントされ、状態T(停止)のロータ停止指示信
号(STOP)の出力切換回路2o、切換器2t’、記
憶装置2s1、2s2への入力に同期して、この計測値は
正方向の回転ステップ数を示す記憶値として記憶装置2
s1に格納される。
【0083】制御回路2pから状態F(正転)の回転方
向指示信号が出力されると、ロータ6が逆回転するとと
もに、マスク信号は切換器2t’を介して逆転検出用リ
ングカウンタ2t2に入力され、マスク信号のパルス
数、すなわちロータ負方向の回転ステップ数が計測値と
してカウントされ、状態T(停止)のロータ停止指示信
号の出力切換回路2o、切換器2t’、記憶装置2
s1、2s2への入力に同期して、この計測値は負方向の
回転ステップ数を示す記憶値として記憶装置2s2に格
納される。なお、上述のように、これらの記憶値の差は
ステータ5/ロータ6間の相対位置、すなわち駆動信号
間の位相差を示す。
向指示信号が出力されると、ロータ6が逆回転するとと
もに、マスク信号は切換器2t’を介して逆転検出用リ
ングカウンタ2t2に入力され、マスク信号のパルス
数、すなわちロータ負方向の回転ステップ数が計測値と
してカウントされ、状態T(停止)のロータ停止指示信
号の出力切換回路2o、切換器2t’、記憶装置2
s1、2s2への入力に同期して、この計測値は負方向の
回転ステップ数を示す記憶値として記憶装置2s2に格
納される。なお、上述のように、これらの記憶値の差は
ステータ5/ロータ6間の相対位置、すなわち駆動信号
間の位相差を示す。
【0084】なお、他の構成は、図6に示した制御装置
2と同一であるので、ここでは説明を省略する。
2と同一であるので、ここでは説明を省略する。
【0085】次に、モータの回転分解能について説明す
る。以下では説明の便宜上、ロータ6とステータ5の固
有振動数Fをそれぞれ50kHzとする。また、VCO
2dより出力される信号の発振周波数N・fは、回転の
最少分解能に関係するが、この発振周波数を上げすぎる
とアナログPLLでは対応できなくなり、また、分周器
の段数が増加し回路規模が大きくなるので、12.8M
Hzとした。なお、PLLは74HC4046を使用し
た。もちろん、ディジタルPLL等を使い、更に出力周
波数を上げることも可能である。
る。以下では説明の便宜上、ロータ6とステータ5の固
有振動数Fをそれぞれ50kHzとする。また、VCO
2dより出力される信号の発振周波数N・fは、回転の
最少分解能に関係するが、この発振周波数を上げすぎる
とアナログPLLでは対応できなくなり、また、分周器
の段数が増加し回路規模が大きくなるので、12.8M
Hzとした。なお、PLLは74HC4046を使用し
た。もちろん、ディジタルPLL等を使い、更に出力周
波数を上げることも可能である。
【0086】分周器2e,2fは8bitのカウンタを
用いて構成し、その分周比1/Nは、1/N=1/28
=1/256とした。これにより、マスタクロック信号
N・fを256分周(N=256)した後の駆動信号周
波数fが、ステータ/ロータの固有振動数F(12.8
MHz/256=50kHz)に一致する。換言すれ
ば、1波長の駆動信号によって生成されるステータ5及
びロータ6の機械的振動の1波長(λ)は、マスタクロ
ック信号のパルス数256個分に相当する。クロックシ
フト回路2mによってVCO2dからのマスタクロック
信号から1パルスが間引かれたとすると、分周後の駆動
信号は、間引かれない駆動信号に比較して1パルス分遅
れる。上述のように機械的振動の1波長(λ)は、マス
タクロック信号のパルス256個から構成されているの
で、1パルスの間引きによって、ステータ5又はロータ
6の噛面の一方が、λ×1/256だけ他方に対して遅
れ、ロータ6が1ステップ回転する。ステータ5及びロ
ータ6には、1周(360°)当たり5波長(5λ)の
振動が発生している。したがって、1波長(λ)は機械
角で360°/5=72°である。したがって、ロータ
6の回転の1ステップは、72°/256=0.281
25°に相当する。この回転角が本超音波モータの最少
分解能である。この1ステップ回転は、マスタクロック
信号の1パルス、すなわち1/12.8MHz=78.
125nsの位相差を与えることにより、得られる。
用いて構成し、その分周比1/Nは、1/N=1/28
=1/256とした。これにより、マスタクロック信号
N・fを256分周(N=256)した後の駆動信号周
波数fが、ステータ/ロータの固有振動数F(12.8
MHz/256=50kHz)に一致する。換言すれ
ば、1波長の駆動信号によって生成されるステータ5及
びロータ6の機械的振動の1波長(λ)は、マスタクロ
ック信号のパルス数256個分に相当する。クロックシ
フト回路2mによってVCO2dからのマスタクロック
信号から1パルスが間引かれたとすると、分周後の駆動
信号は、間引かれない駆動信号に比較して1パルス分遅
れる。上述のように機械的振動の1波長(λ)は、マス
タクロック信号のパルス256個から構成されているの
で、1パルスの間引きによって、ステータ5又はロータ
6の噛面の一方が、λ×1/256だけ他方に対して遅
れ、ロータ6が1ステップ回転する。ステータ5及びロ
ータ6には、1周(360°)当たり5波長(5λ)の
振動が発生している。したがって、1波長(λ)は機械
角で360°/5=72°である。したがって、ロータ
6の回転の1ステップは、72°/256=0.281
25°に相当する。この回転角が本超音波モータの最少
分解能である。この1ステップ回転は、マスタクロック
信号の1パルス、すなわち1/12.8MHz=78.
125nsの位相差を与えることにより、得られる。
【0087】なお、1周(360°)当たりk波長(k
・λ)の振動が発生するように分極処理をすれば、1パ
ルスの間引きによって、振動の1波長当たり、(360
°/k)/256=1.40625/k°の回転変位が
発生し、例えば、7波長(7λ)の振動が発生するよう
に分極処理をすれば、振動の1波長当たり(360°/
7)/256=0.200893°の回転変位が発生す
る。すなわち、回転分解能δ=(360/k)/Nであ
る。なお、本実施の形態に係る超音波モータは、このよ
うな高精度の回転制御性能を有するが、本発明に係る超
音波モータは、本実施の形態に係る超音波モータの精度
に拘束されるものではない。
・λ)の振動が発生するように分極処理をすれば、1パ
ルスの間引きによって、振動の1波長当たり、(360
°/k)/256=1.40625/k°の回転変位が
発生し、例えば、7波長(7λ)の振動が発生するよう
に分極処理をすれば、振動の1波長当たり(360°/
7)/256=0.200893°の回転変位が発生す
る。すなわち、回転分解能δ=(360/k)/Nであ
る。なお、本実施の形態に係る超音波モータは、このよ
うな高精度の回転制御性能を有するが、本発明に係る超
音波モータは、本実施の形態に係る超音波モータの精度
に拘束されるものではない。
【0088】このように、回転分解能δは、分周比Nを
増加させた場合、ロータ6及びステータ5の周上に形成
される波の数kを増加させた場合等に更に向上させるこ
とができる。また、本モータの最少分解能は、ロータや
ステータの共振周波数に依存しないことから温度変動な
どの外乱等により、共振駆動周波数が変動しても分解能
は変動しない。
増加させた場合、ロータ6及びステータ5の周上に形成
される波の数kを増加させた場合等に更に向上させるこ
とができる。また、本モータの最少分解能は、ロータや
ステータの共振周波数に依存しないことから温度変動な
どの外乱等により、共振駆動周波数が変動しても分解能
は変動しない。
【0089】また、速度指示部に可変発振器を用いれば
モータの回転スピードを任意に可変することができる。
前述したように本モータは1周あたり定在波を5波発生
することができる。したがって、256×(5波)=1
280であり、1280ステップの位相遅れで1周の回
転が得られる。一方、回転速度指示信号は、1周期で2
ステップの位相遅れを発生させる。この可変分周器2n
から640Hzの信号を出力すると、1秒間に1回転、
すなわち60rpmの回転速度でロータ6が回転するこ
ととなる。また、可変分周器2nの出力を1Hzとする
と、約10分でロータ6が1回転する。
モータの回転スピードを任意に可変することができる。
前述したように本モータは1周あたり定在波を5波発生
することができる。したがって、256×(5波)=1
280であり、1280ステップの位相遅れで1周の回
転が得られる。一方、回転速度指示信号は、1周期で2
ステップの位相遅れを発生させる。この可変分周器2n
から640Hzの信号を出力すると、1秒間に1回転、
すなわち60rpmの回転速度でロータ6が回転するこ
ととなる。また、可変分周器2nの出力を1Hzとする
と、約10分でロータ6が1回転する。
【0090】なお、上記実施の形態においては、移動子
をロータとする回転型モータについて説明したが、本発
明は回転型モータに限定されるものではなく、リニアモ
ータにも当然適用可能である。すなわち、本超音波モー
タをリニアモータに適用する場合、「ロータ」を「スラ
イダ」に、「回転」を「移動」に、それぞれ読み換える
ことで理解されよう。
をロータとする回転型モータについて説明したが、本発
明は回転型モータに限定されるものではなく、リニアモ
ータにも当然適用可能である。すなわち、本超音波モー
タをリニアモータに適用する場合、「ロータ」を「スラ
イダ」に、「回転」を「移動」に、それぞれ読み換える
ことで理解されよう。
【0091】以上、説明したように、本発明に係る超音
波モータの駆動方法は、互いに対向する固定子5及び移
動子6にそれぞれ設けられた振動子5v,6vの一方に
第1駆動信号を、他方に第2駆動信号を印加して振動子
5v,6vを振動させ、振動子5v,6vの振動に応じ
て移動子6が移動する超音波モータの駆動方法であっ
て、固定子5及び移動子6間の相対位置に応じた値を記
憶し、該記憶値に応じて振動子への第1及び第2駆動信
号の印加開始時間を調整する。
波モータの駆動方法は、互いに対向する固定子5及び移
動子6にそれぞれ設けられた振動子5v,6vの一方に
第1駆動信号を、他方に第2駆動信号を印加して振動子
5v,6vを振動させ、振動子5v,6vの振動に応じ
て移動子6が移動する超音波モータの駆動方法であっ
て、固定子5及び移動子6間の相対位置に応じた値を記
憶し、該記憶値に応じて振動子への第1及び第2駆動信
号の印加開始時間を調整する。
【0092】本駆動方法によれば、第1及び第2駆動信
号の振動子5v,6vへの印加によって固定子及び移動
子双方の対向表面上に超音波による噛面が形成される
が、固定子5及び移動子6間の相対位置に応じた値が記
憶されているので、記憶値に応じて振動子5v,6vへ
の第1及び第2駆動信号の印加開始時間を調整すると、
すなわち、好ましくは双方の超音波噛面の山と谷の位置
が一致するように印加時間を調整すると、電源投入時の
移動子6の初期移動を抑制することができる。
号の振動子5v,6vへの印加によって固定子及び移動
子双方の対向表面上に超音波による噛面が形成される
が、固定子5及び移動子6間の相対位置に応じた値が記
憶されているので、記憶値に応じて振動子5v,6vへ
の第1及び第2駆動信号の印加開始時間を調整すると、
すなわち、好ましくは双方の超音波噛面の山と谷の位置
が一致するように印加時間を調整すると、電源投入時の
移動子6の初期移動を抑制することができる。
【0093】上記記憶値は、固定子5及び移動子6間の
相対位置を検出する検出器からの出力信号であってもよ
いが、別部品としての検出器を用いることなく、駆動信
号間の位相差から上記相対位置に応じた記憶値を得るこ
ととすると、部品点数を減少させるとともに、これによ
る超音波モータ自体の小型化を図ることができる。
相対位置を検出する検出器からの出力信号であってもよ
いが、別部品としての検出器を用いることなく、駆動信
号間の位相差から上記相対位置に応じた記憶値を得るこ
ととすると、部品点数を減少させるとともに、これによ
る超音波モータ自体の小型化を図ることができる。
【0094】すなわち、上記記憶値としては、第1及び
第2駆動信号間の位相差であることが好ましく、この場
合には、記憶値が固定子5及び移動子6間の超音波噛面
の所定波長内における相対位置を示す。
第2駆動信号間の位相差であることが好ましく、この場
合には、記憶値が固定子5及び移動子6間の超音波噛面
の所定波長内における相対位置を示す。
【0095】なお、上記記憶値は固定子5及び移動子6
間の相対位置そのものである必要はなく、結果的に移動
子の初期移動が抑制されるようであれば、記憶値は相対
位置から多少ずれていてもよい。また、任意の時間にお
ける相対位置の記憶値であっても、結果的に移動子6の
初期移動が抑制されるようであれば、この時間から移動
子の移動停止時までの移動量を更に記憶しておき、これ
らを加算等することによって最終的には上記相対位置に
応じた値としたり、これらに応じて上記印加開始時間を
調整し、移動子6の初期移動を抑制することとしてもよ
い。
間の相対位置そのものである必要はなく、結果的に移動
子の初期移動が抑制されるようであれば、記憶値は相対
位置から多少ずれていてもよい。また、任意の時間にお
ける相対位置の記憶値であっても、結果的に移動子6の
初期移動が抑制されるようであれば、この時間から移動
子の移動停止時までの移動量を更に記憶しておき、これ
らを加算等することによって最終的には上記相対位置に
応じた値としたり、これらに応じて上記印加開始時間を
調整し、移動子6の初期移動を抑制することとしてもよ
い。
【0096】また、上記駆動方法において、同一の発振
源2dから出力されるクロックパルス信号(マスタクロ
ック信号)を分岐してそれぞれを分周器2e,2fで分
周することにより第1及び第2駆動信号を生成すると、
第1及び第2駆動信号間の相対的なタイミングを高精度
に制御することができ、移動子6の初期移動を更に抑制
することができる。
源2dから出力されるクロックパルス信号(マスタクロ
ック信号)を分岐してそれぞれを分周器2e,2fで分
周することにより第1及び第2駆動信号を生成すると、
第1及び第2駆動信号間の相対的なタイミングを高精度
に制御することができ、移動子6の初期移動を更に抑制
することができる。
【0097】また、上記駆動方法においては、分岐後の
クロックパルス信号又はこれを分周若しくは逓倍したパ
ルス信号の少なくとも一方の信号の単位時間当たりのパ
ルス数を増加又は減少させた後、それぞれのパルス信号
を前記分周器2e,2fで分周して第1及び第2駆動信
号を生成した。この場合、パルス数が調整された分だけ
分周器2e,2fによる分周後に第1及び第2駆動信号
間に位相差が発生し、位相差に応じて移動子6が移動す
る。
クロックパルス信号又はこれを分周若しくは逓倍したパ
ルス信号の少なくとも一方の信号の単位時間当たりのパ
ルス数を増加又は減少させた後、それぞれのパルス信号
を前記分周器2e,2fで分周して第1及び第2駆動信
号を生成した。この場合、パルス数が調整された分だけ
分周器2e,2fによる分周後に第1及び第2駆動信号
間に位相差が発生し、位相差に応じて移動子6が移動す
る。
【0098】また、上記駆動方法においては、前記パル
ス数の増加又は減少された分、又はこれに比例したパル
ス数を前記位相差としてカウンタ2t,2t1,2t2で
カウントした。移動子6は位相差、すなわち上記パルス
数に応じて移動するので、移動に基づく相対位置を正確
に記憶することができる。
ス数の増加又は減少された分、又はこれに比例したパル
ス数を前記位相差としてカウンタ2t,2t1,2t2で
カウントした。移動子6は位相差、すなわち上記パルス
数に応じて移動するので、移動に基づく相対位置を正確
に記憶することができる。
【0099】また、上記駆動方法においては、前記記憶
は、カウンタ2t,2t1,2t2でカウントされたパル
ス数を不揮発性メモリ2s,2s1,2s2に格納するこ
とにより行った。この場合、メモリ2s,2s1,2s2
への電源供給停止後においても相対位置を記憶しておく
ことができるため、電力消費量を低減させることができ
る。
は、カウンタ2t,2t1,2t2でカウントされたパル
ス数を不揮発性メモリ2s,2s1,2s2に格納するこ
とにより行った。この場合、メモリ2s,2s1,2s2
への電源供給停止後においても相対位置を記憶しておく
ことができるため、電力消費量を低減させることができ
る。
【0100】また、上記駆動方法においては、カウンタ
2t,2t1,2t2は、その電源供給が停止した時(電
源投入信号(POWER)が入力されない時)にはカウ
ントされたパルス数が消去され、電源供給停止後に再度
電源供給がされた時に、不揮発性メモリ2s,2s1,
2s2に格納されたパルス数をカウンタに入力した。こ
の場合、カウンタ2t,2t1,2t2に電力供給する必
要はないため、更に電力消費量を低減させることができ
る。
2t,2t1,2t2は、その電源供給が停止した時(電
源投入信号(POWER)が入力されない時)にはカウ
ントされたパルス数が消去され、電源供給停止後に再度
電源供給がされた時に、不揮発性メモリ2s,2s1,
2s2に格納されたパルス数をカウンタに入力した。こ
の場合、カウンタ2t,2t1,2t2に電力供給する必
要はないため、更に電力消費量を低減させることができ
る。
【0101】また、上記駆動方法において、前記記憶
は、振動子5v,6vへ印加される第1及び第2駆動信
号間の位相差の時間変化率が零となる時に行ったが、振
動子5v,6vへの第1及び第2駆動信号の印加停止の
時、すなわち、例えば増幅器2i〜2lへの供給電源を
停止させた時に行ってもよい。これらの時には、移動子
6の移動が停止する。このような場合には、上記相対位
置は時間変化することなく確定しているので、この時に
上記記憶を行えば、記憶値に応じて容易に上記印加開始
時間調整を行うことができる。
は、振動子5v,6vへ印加される第1及び第2駆動信
号間の位相差の時間変化率が零となる時に行ったが、振
動子5v,6vへの第1及び第2駆動信号の印加停止の
時、すなわち、例えば増幅器2i〜2lへの供給電源を
停止させた時に行ってもよい。これらの時には、移動子
6の移動が停止する。このような場合には、上記相対位
置は時間変化することなく確定しているので、この時に
上記記憶を行えば、記憶値に応じて容易に上記印加開始
時間調整を行うことができる。
【0102】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る超
音波モータの駆動方法は、固定子及び移動子間の相対位
置に応じた値が記憶されているので、電源投入時の移動
子の移動を抑制することができる。
音波モータの駆動方法は、固定子及び移動子間の相対位
置に応じた値が記憶されているので、電源投入時の移動
子の移動を抑制することができる。
【図1】実施の形態に係る超音波モータを示す構成図。
【図2】超音波モータ本体をその軸中心を通る平面で切
った超音波モータ本体の縦断面図。
った超音波モータ本体の縦断面図。
【図3】超音波モータ本体1の主要部を一部分解して示
す斜視図。
す斜視図。
【図4】5波長の定在波(2点鎖線で示す)が発生した
ときのステータ5又はロータ6の平面図。
ときのステータ5又はロータ6の平面図。
【図5】弾性体の対向表面上に進行波が発生している際
のステータ/ロータ接触部分を円周方向に沿って切った
断面図。
のステータ/ロータ接触部分を円周方向に沿って切った
断面図。
【図6】ステータ及びロータに接続された制御装置のシ
ステム構成図。
ステム構成図。
【図7】クロックシフト回路の回路図。
【図8】クロックシフト回路の動作を説明するためのタ
イミングチャート。
イミングチャート。
【図9】ステータ5及びロータ6に接続された別の制御
装置2のシステム構成図。
装置2のシステム構成図。
5…ステータ5、6…ロータ、5v,6v…振動子、2
t…カウンタ、2s…メモリ。
t…カウンタ、2s…メモリ。
Claims (8)
- 【請求項1】 互いに対向する固定子及び移動子にそれ
ぞれ設けられた振動子の一方に第1駆動信号を、他方に
第2駆動信号を印加して前記振動子を振動させ、前記振
動子の振動に応じて前記移動子が移動する超音波モータ
の駆動方法であって、前記固定子及び前記移動子間の相
対位置に応じた値を記憶し、該記憶値に応じて前記振動
子への前記第1及び第2駆動信号の印加開始時間を調整
することを特徴とする超音波モータの駆動方法。 - 【請求項2】 前記記憶値は、前記第1及び第2駆動信
号間の位相差であることを特徴とする請求項1に記載の
超音波モータの駆動方法。 - 【請求項3】 同一の発振源から出力されるクロックパ
ルス信号を分岐してそれぞれを分周器で分周することに
より前記第1及び第2駆動信号を生成することを特徴と
する請求項2に記載の超音波モータの駆動方法。 - 【請求項4】 分岐後の前記クロックパルス信号又はこ
れを分周若しくは逓倍したパルス信号の少なくとも一方
の信号の単位時間当たりのパルス数を増加又は減少させ
た後、それぞれのパルス信号を前記分周器で分周して前
記第1及び第2駆動信号を生成することを特徴とする請
求項3に記載の超音波モータの駆動方法。 - 【請求項5】 前記パルス数の増加又は減少分、又はこ
れに比例したパルス数を前記位相差としてカウンタでカ
ウントすることを特徴とする請求項4に記載の超音波モ
ータの駆動方法。 - 【請求項6】 前記記憶は、前記カウンタでカウントさ
れたパルス数を不揮発性メモリに格納することにより行
うことを特徴とする請求項5に記載の超音波モータの駆
動方法。 - 【請求項7】 前記カウンタは、その電源供給が停止し
た時にはカウントされたパルス数が消去され、前記電源
供給停止後に再度電源供給がされた時に、前記不揮発性
メモリに格納されたパルス数を前記カウンタに入力する
ことを特徴とする請求項6に記載の超音波モータの駆動
方法。 - 【請求項8】 前記記憶は、前記振動子へ印加される前
記第1及び第2駆動信号間の位相差の時間変化率が零と
なる時、又は前記振動子への前記第1及び第2駆動信号
の印加停止の時に行うことを特徴とする請求項2に記載
の超音波モータの駆動方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10101339A JPH11299271A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 超音波モータの駆動方法 |
| PCT/JP1999/000890 WO1999044282A1 (en) | 1998-02-27 | 1999-02-25 | Device for controlling ultrasonic motor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10101339A JPH11299271A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 超音波モータの駆動方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11299271A true JPH11299271A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14298091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10101339A Pending JPH11299271A (ja) | 1998-02-27 | 1998-04-13 | 超音波モータの駆動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11299271A (ja) |
-
1998
- 1998-04-13 JP JP10101339A patent/JPH11299271A/ja active Pending
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