JP2000255174A - 熱転写受容シート - Google Patents

熱転写受容シート

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JP2000255174A
JP2000255174A JP11062799A JP6279999A JP2000255174A JP 2000255174 A JP2000255174 A JP 2000255174A JP 11062799 A JP11062799 A JP 11062799A JP 6279999 A JP6279999 A JP 6279999A JP 2000255174 A JP2000255174 A JP 2000255174A
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JP
Japan
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layer
receiving sheet
linear expansion
thermal transfer
stretched film
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JP11062799A
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English (en)
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Yoshio Mizuhara
由郎 水原
Yoshihiro Shimizu
良浩 清水
Shigeo Hayashi
滋雄 林
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サーマルプリンター、特に染料熱転写プリンタ
ーに適し、プリントカール発生の少ない受容シートを提
供する。 【解決手段】熱転写受容層を、延伸フィルム基材に積層
してなる熱転写受容シートにおいて、前記延伸フィルム
基材が、1層または多層構造フィルムからなり、かつ、
線膨張率が1.0×10-4℃-1以下である層を受容層側
から18μm以上含むことを特徴とする熱転写受容シー
トである。また、熱転写受容層を、延伸フィルム基材に
積層してなる熱転写受容シートにおいて、前記延伸フィ
ルム基材が、1層または多層構造のフィルムからなり、
かつ、線膨張率が1.0×10-4℃ -1以下である熱転写
受容シートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱転写受容シート
(以下、単に受容シートと記す)に関するものである。
更に詳しくは、プリントの際のカール発生が少ない受容
シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】染料熱転写プリンターは、染料インクシ
ートに、受容シートの染料染着性樹脂を含む受容層を重
ね合わせ、サーマルヘッドなどから供給される熱によ
り、染料を受容層上に転写して画像を形成するものであ
る。
【0003】このような染料熱転写プリンターにおい
て、良好なプリント印画を得るためには、厚さが均一
で、柔軟性があり、かつ熱伝導度が低いシート状基材を
使用する必要がある。例えば、合成紙やプラスチックフ
ィルムに受容層を形成したものが提案されているが、プ
リント時にサーマルヘッドの熱でフィルムが熱収縮を起
こし、カールが発生し(以下単にプリントカールと記
す)、商品価値を著しく低下させるという欠点があっ
た。
【0004】この欠点を解決するために、例えば、紙な
どのように熱収縮性の小さな芯材の両面に、一軸ないし
二軸延伸フィルムや多層構造フィルムを積層貼着させた
基材を用いる構成が提案されている(特開昭62−19
8497号公報)。しかし、この様な多層構造の受容シ
ートにおいても、プリントカールが防ぐことができなか
った。プリントカールは、プリント時にサーマルヘッド
の熱で受容層側フィルムが熱収縮を起こし発生するカー
ルである。プリントカール対策としては、受容シートの
構成を受容層、延伸フィルム、芯材、延伸フィルムを積
層したものとして、表層側のフィルムの熱収縮が小さな
ものを使用したり(特開平5−254263号公報)、
裏側のフィルムを厚くしたり(特開平2−50891号
公報)する事が提案されていたが、実際に使うフィルム
の低熱収縮化が困難であったり、積層材の厚さの制限か
ら薄いフィルムを使わざるを得なかったりして、必ずし
も有効な手段ではなかった。また、延伸フィルム、芯
材、延伸フィルムを積層したものは製造工程が複雑であ
り、製造コスト的にも不利であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、サーマルプ
リンター、特に染料熱転写プリンターに適し、プリント
カール発生の少ない受容シートを提供しようとするもの
である。本発明の受容シートは、染料熱転写プリンター
のみならず、溶融インク転写方式などの各種サーマルプ
リンターにも適用し得るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等はプリントカ
ールについて鋭意研究を行った。プリントカールは、サ
ーマルヘッドからの熱により、フィルムの受容層側から
18μm程度までが収縮し、内部応力が発生することに
よって生ずる。フィルムの収縮のメカニズムは次のとお
りと考えられる。加熱過程では線膨張による伸びと、延
伸時に生じた分子配向が緩和することによって生じる収
縮が起こるが、フィルムが軟化するためにそれらは打ち
消される。しかしながら、冷却過程では、フィルムは線
膨張による収縮が発生する。この冷却時の収縮によりプ
リントカールが発生するのである。本発明者等は、受容
層を形成する面から厚み18μm以上の線膨張率が1.
0×10-4℃-1以下である層を形成することによって、
プリントヘッドからフィルムが加熱され、冷却時の収縮
が小さくなるため、プリントカールが抑えられることを
見出したのである。
【0007】本発明は、熱転写受容層を、延伸フィルム
基材に積層してなる熱転写受容シートにおいて、前記延
伸フィルム基材が、1層または多層構造フィルムからな
り、かつ、線膨張率が1.0×10-4℃-1以下である層
を受容層側から18μm以上含むことを特徴とする熱転
写受容シートである。
【0008】また本発明は、熱転写受容層を、延伸フィ
ルム基材に積層してなる熱転写受容シートにおいて、前
記延伸フィルム基材が、1層または多層構造のフィルム
からなり、かつ、線膨張率が1.0×10-4℃-1以下で
ある熱転写受容シートである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、受容層、延伸フィルム
層を順次積層した熱転写受容シートにおいて、線膨張率
が1.0×10-4℃-1以下である層を受容層側から18
μm以上含む延伸フィルム、または線膨張率が1.0×
10-4℃-1以下である延伸フィルムを使用することを特
徴とする熱転写受容シートである。線膨張率が1.0×
10-4℃-1以下である層の厚みは20μm以上が好まし
く、より好ましくは30μm以上である。また、線膨張
率が0.5×10-4℃-1以下であるとプリントカールが
より抑制できるので好ましい。
【0010】サーマルヘッドからの熱は受容層側から伝
わるが、プリントカールを小さくするには線膨張率が
1.0×10-4℃-1以下である層が受容層側から少なく
とも18μm必要である。例えば受容層、線膨張率が
1.0×10-4℃-1以下であるA層、線膨張率が1.0
×10-4℃-1以上であるB層が順次積層された場合、線
膨張率が1.0×10-4℃-1以下であるA層が18μm
以上あれば、サーマルヘッドからの熱はほとんどA層で
吸収されるため、収縮力は発生せず、プリントカールは
抑えられる。しかしながら、線膨張率が1.0×10-4
℃-1以下であるA層が18μm未満である場合、サーマ
ルヘッドからの熱はA層からB層に伝わり、B層の収縮
力が発生して、プリントカールが大きくなる。
【0011】なお、本発明で定義する線膨張率はJIS
K 7179に従って測定した値である。 昇温速度:2℃/分 試験片 :5mm×15mm 荷重 :0.5g 装置 :TMA(TAS200:理学電機社製)
【0012】本発明で用いられる延伸フィルムは、線膨
張率が1.0×10-4℃-1以下である層が18μm以上
あれば特に限定されるものではないが、一般にポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレ
ンテレフタレートなどのポリエステル、ポリアミド、ポ
リ塩化ビニル、ポリスチレンなどを主成分とする一層ま
たは多層構造の延伸フィルムが用いられる。特に多層構
造延伸フィルムは画像均一性に優れるため好ましく用い
られる。線膨張率を特定の範囲に調節するには、上記樹
脂の配合の他、顔料などの配合割合、フィルム形成の際
の加熱条件、延伸条件(延伸率、温度)、冷却条件など
を適宜調節することにより可能である。
【0013】本発明に用いられる延伸フィルムは、50
〜300μmの厚さを有することが望ましい。この厚さ
が50μm未満であると、得られる受容シートの機械的
強度が不十分となり、かつその硬さおよび変形に対する
反発力が不十分となり、印画の際に生じる受容シートの
カールを十分に防止できないという不都合を生ずること
がある。また厚さが300μmを越えると、得られる受
容シートの厚さが過大になり、プリンター内蔵受容シー
ト収容枚数の低下を招く。
【0014】本発明の受容シートにおいては、線膨張率
が1.0×10-4℃-1以下である層上に熱転写受容層を
形成する。染料インキリボンを使用する場合は、染料染
着性の高い樹脂を主成分とし、架橋剤、融着防止剤、お
よび紫外線吸収剤等を適宜加えた層が採用される。染料
染着性の高い樹脂としては、アセテートブチレート系樹
脂、ポリエステル系樹脂等が用いられる。また、架橋剤
にはイソシアネート、エポキシ等、紫外線吸収剤にはベ
ンゾトリアゾール、ベンゾフェノン、フェニルサリシレ
ート、シアノアクリレート等、融着防止剤にはアクリル
シリコン樹脂、滑剤、離型剤等が適宜用いられる。これ
ら受容層成分は架橋剤を介して架橋反応を起こすものが
好ましい。塗工量は0.1〜20.0g/m2 の範囲で
あることが望ましい。なお、裏面側にも受容層を形成す
る場合、裏面側も同様、線膨張率が1.0×10-4℃-1
以下である層を18μm以上有することが望ましい。
【0015】本発明の受容シートにおいて、受容層に対
し反対の面(裏面)上に、走行性向上、静電気の防止、
受容シート相互の擦れによる受像層の損傷防止、さらに
はプリントした受容シートを重ねおきしたとき、受容層
からそれに接触隣接する受容シート裏面への染料移行の
防止などを目的として背面被覆層が形成してもよい。背
面被覆層には、接着剤として有効な樹脂が含まれ、この
樹脂は、受容シートの走行性、受容層面の傷つき防止の
為にも有効なものである。このような樹脂としては、ア
クリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、フェノ
ール樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹
脂等、並びにこれらの樹脂の反応硬化物を用いることが
できる。また背面被覆層には帯電防止処理のために各種
の導電剤を添加することができる。この導電剤として
は、カチオン系ポリマーを用いることが望ましい。背面
被覆層の塗工量は、0.3〜10.0g/m2 の範囲内
にあることが望ましい。
【0016】これら各塗工層は、ブレードコーター、エ
アーナイフコーター、ゲートロールコーターなどの各種
公知のコーターを用いて塗工、乾燥して形成することが
できる。
【0017】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
に説明するが、勿論本発明はこれによって限定されるも
のではない。尚、実施例中の「部」および「%」は、す
べて「重量部」および「重量%」を示す。
【0018】 「受容層用塗料」 ポリエステル樹脂(商標:バイロン200、東洋紡社製) 100部 シリコーンオイル(商標:KF393、信越シリコン社製) 3部 イソシアネート(商標:タケネートD−14.0%N、武田薬品社製)5部 トルエン 300部
【0019】実施例1 ポリプロピレンを主成分とし酸化チタンを含む樹脂層
A、ポリプロピレンを主成分として炭酸カルシウムを含
む樹脂層B、ポリプロピレンを主成分とする樹脂層Cを
積層した、3層構成の延伸フィルム(厚さ210μm)
を作製した。樹脂層Aを50μm、樹脂層Bを100μ
m、樹脂層Cを60μmとした。樹脂層A単体の線膨張
係数は0.7×10-4℃-1、樹脂層B単体の線膨張係数
は1.3×10-4℃-1、樹脂層C単体の線膨張係数は
0.6×10-4℃-1であった。延伸フィルムの樹脂層A
側の表面に、上記受容層用塗液を、固形分塗工量が10
g/m2となるように塗工、乾燥(120℃1分間)し
て受容層を形成して、熱転写受容シートを作成した。
【0020】実施例2 実施例1において、樹脂層Aを20μm、樹脂層Bを1
50μm、樹脂層Cを30μmとして延伸フィルムを作
製した以外は実施例1と同様に、熱転写受容シートを作
成した。
【0021】比較例1 実施例1において、樹脂層Aを15μm、樹脂層Bを1
60μm、樹脂層Cを25μmとして延伸フィルムを作
製した以外は実施例1と同様に、熱転写受容シートを作
成した。
【0022】実施例3 2軸延伸された厚さ190μmの多層構造フィルム(商
標:190HJZ、王子油化合成紙製:線膨張係数は
0.8×10-4℃-1)の表面に、上記受容層用塗液を、
固形分塗工量が10g/m2となるように塗工、乾燥
(120℃1分間)して受容層を形成して、熱転写受容
シートを作成した。
【0023】実施例4 ポリエチレンテレフタレートを主成分とする2軸延伸さ
れた厚さ188μmの多層構造フィルム(商標:U2−
188、帝人製:線膨張係数は0.3×10-4℃-1)の
表面に、上記受容層用塗液を、固形分塗工量が10g/
m2となるように塗工、乾燥(120℃1分間)して受
容層を形成して、熱転写受容シートを作成した。
【0024】比較例2 実施例3において、多層構造フィルム(商標:190H
JZ、王子油化合成紙製)のかわりに、多層構造フィル
ム(商標:FPG200、王子油化合成紙製:線膨張係
数は1.2×10-4℃-1)を使用した以外は、実施例3
と同様にして、熱転写受容シートを作成した。
【0025】評価 上記各実施例および比較例で得られた受容シートについ
て、下記のように評価を行った。評価結果を表1、表2
に示す。
【0026】〔プリントカール評価〕得られた受容シー
トをA4サイズに断裁し、熱転写ビデオプリンター(コ
ダック社製,XLS−8340)でのベタを印画した。
この印画済みシートを20℃65%RHの環境下で5分
間水平な机上に受容層面上にして放置したときのカール
を測定した。カールの程度は、凹面側を上にして放置し
たときの4隅の持ち上がり量を測定しそれらの平均値で
表した。一般に、カールが15mm以上になると印画プ
リンター中で走行トラブルを起こしやすくなる等、商品
価値が著しく低下する。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】実施例1、2は、線膨張率が1.0×10
-4℃-1以下である樹脂層Cが受容層側から18μm以上
を含む延伸フィルムを使用し、プリントカール発生の少
ない受容シートが得られた。比較例1は、線膨張率が
1.0×10-4℃-1以下である樹脂層Cを受容層側から
15μmの部分のみを含むフィルムを使った結果、プリ
ントカールは大きかった。実施例3、4は全層の線膨張
率が1.0×10-4℃-1以下である延伸フィルムを使用
し、プリントカール発生の少ない受容シートが得られた
比較例2は全層の熱収縮率が4.0%を越え、受容層側
に線膨張率が1.0×10-4℃-1以下である部分を含ま
ない延伸フィルムを使った結果、プリントカールは大き
かった。
【0030】
【発明の効果】本発明はプリントカールの発生が少な
い、昇華熱転写方式を初めとする熱転写方式のフルカラ
ープリント用を可能とする受容シートを提供するもので
あって、産業界に寄与するところは大である。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H111 AA26 AA27 AA33 CA03 CA04 CA13 CA25 CA41 CA42 4F100 AA21 AK07 AT00A BA02 BA05 BA07 BA13 CC00B EH46 EJ37A GB90 JA02A JA20A JD14B JL04 YY00A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱転写受容層を、延伸フィルム基材に積層
    してなる熱転写受容シートにおいて、前記延伸フィルム
    基材が、1層または多層構造フィルムからなり、かつ、
    線膨張率が1.0×10-4℃-1以下である層を受容層側
    から18μm以上含むことを特徴とする熱転写受容シー
    ト。
  2. 【請求項2】熱転写受容層を、延伸フィルム基材に積層
    してなる熱転写受容シートにおいて、前記延伸フィルム
    基材が、1層または多層構造のフィルムからなり、か
    つ、線膨張率が1.0×10-4℃-1以下である熱転写受
    容シート。
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