JP2000255384A - ワイパ制御装置 - Google Patents

ワイパ制御装置

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JP2000255384A
JP2000255384A JP11058831A JP5883199A JP2000255384A JP 2000255384 A JP2000255384 A JP 2000255384A JP 11058831 A JP11058831 A JP 11058831A JP 5883199 A JP5883199 A JP 5883199A JP 2000255384 A JP2000255384 A JP 2000255384A
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昭郎 大城
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裕章 内田
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雅司 中田
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直己 宮碕
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワイパブレードの払拭範囲を容易に調整できる
ワイパ制御装置を提供する。 【解決手段】 ワイパモータ5が正逆回転することでワ
イパブレード1がフロントガラスの所定の範囲を払拭す
る。ワイパブレード1は、所定の上反転位置と下反転位
置との間の払拭範囲で動作し、上反転位置の手前には上
反転手前位置が、下反転位置の手前には下反転手前位置
が設定されている。回転センサ17はワイパモータ5の
回転に応じてパルス信号を発生する。ワイパブレード1
が反転手前位置に達したことが位置検出センサ18によ
り検出されると、CPU21は、回転センサ17から入
力されるパルス数をカウントする。そのパルスカウント
値が所定数に達したとき、CPU21は駆動回路26に
制御信号を出力してワイパモータ5の駆動電流の向きを
変更し、ワイパモータ5の回転を逆転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイパブレードの
払拭動作を適正に制御するためのワイパ制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】従来、駆動モータの回転方向を反転制御す
ることでワイパブレードを往復払拭運動させる車両用ワ
イパ装置が特許第2798733号公報にて開示されて
いる。この装置では、ワイパブレードの上下反転位置よ
りも手前に反転手前位置を設定し、反転手前位置及び反
転位置を検出するためのカムスイッチをワイパモータ内
に具備している。そして、同装置では、ワイパブレード
の反転手前位置を検出したときにPWM制御を開始する
ことでモータ回転を減速させる。その後、反転位置に到
達したことを検出して駆動モータの回転を逆転させてい
る。従って、反転位置での逆起電力を抑え、ワイパブレ
ードの安定した払拭動作を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報の
装置では、払拭動作におけるワイパブレードの上下反転
位置がカムスイッチによる機械的固定によって設定され
るため、例えば、装置自体の剛性が異なるワイパ装置や
ボディー剛性の異なる車種に適用した場合において、払
拭範囲の設定ズレが生じる。つまり、車種の変更により
払拭時の負荷及びボディ剛性が前適用車種とは異なるた
め、所定の払拭範囲(払拭角度)が正しく確保できず、
ワイパブレードが所定の反転位置を越えてしまう、いわ
ゆるオーバーランが発生する虞がある。この場合、カム
スイッチ等の変更が必要であり、同じモータを異なる車
種に適用することができない。また、同じ車種であって
も剛性にバラツキがある場合には対応できない。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、ワイパブレードの払拭
範囲を容易に調整できるワイパ制御装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、ワイパブレードを上下
反転位置の間で往復運動させるためのワイパモータと、
前記ワイパモータを駆動する駆動回路と、ワイパモータ
の回転に連動してワイパブレードが反転位置の所定の手
前位置に達したことを検出する位置検出手段と、ワイパ
モータの回転に応じたパルスを発生するパルス発生手段
と、前記反転手前位置からのパルス数が所定数に達した
とき、前記駆動回路にワイパモータの逆転を指令する指
令手段とを備えた。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記位置検出手段には、ワイパブレ
ードの前記反転位置外の許容限界を示す許容限界位置が
設定され、前記指令手段は、前記パルス数が所定数に達
する前にワイパブレードが前記許容限界位置に達したこ
とが前記位置検出手段によって検出されたとき、ワイパ
モータの逆転を指令するようにした。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記パルス数が所定数に達する前に
ワイパブレードが前記許容限界位置に達したことが前記
位置検出手段により検出されたとき、前記ワイパブレー
ドを前記許容限界位置内で反転させるように前記反転手
前位置からの所定パルス数を補正するパルス補正手段を
備えた。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれか一項に記載の発明において、ワイパブレード
の払拭時の負荷を検出するワイパ負荷検出手段と、前記
ワイパ負荷検出手段による検出値に応じて前記反転手前
位置からの所定パルス数を増減して補正する負荷補正手
段とを備えた。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれか一項に記載の発明において、前記指令手段
は、前記反転手前位置からのパルス数が所定数に達する
までの間、該パルス数に応じて前記駆動回路をPWM制
御してワイパモータを漸次、低速回転駆動させるように
した。
【0010】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の発明において、前記指令手段によるPWM制御に際
し、前記反転手前位置からのパルス数に応じてデューテ
ィ比を減らし、同パルス数が所定数に達した時にデュー
ティ比を0とするようにした。
【0011】請求項7に記載の発明では、請求項1〜6
のいずれか一項に記載の発明において、前記ワイパモー
タは、モータ本体と、該モータ本体の回転に連動する減
速ギヤを介して減速出力する減速機構とを有し、前記位
置検出手段は、前記減速機構に設けられ、前記減速ギヤ
の回転から前記手前位置および/または前記許容限界位
置を検出し、前記パルス発生手段は、前記モータ本体の
回転軸に設けられる。
【0012】請求項8に記載の発明では、請求項1〜7
のいずれか一項に記載の発明において、前記位置検出手
段は、ワイパモータの回転に連動する回転体に固定され
る可動接点と、前記可動接点と摺接する固定接点とを備
え、前記可動接点と固定接点とは複数の接触点で接触し
て電気的に導通し、前記複数の接触点は常に複数の接触
点のうち1つの接触点のみを変化させるよう設定され
る。
【0013】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
位置検出手段によってワイパブレードが上および/また
は下反転位置の所定の手前位置に達したことが検出され
る。その後、ワイパモータの回転に対応したパルス発生
手段からのパルス数が所定数に達したとき、指令手段に
よってワイパモータが逆転される。従って、反転手前位
置からの所定パルス数を調整するだけで、ワイパブレー
ドの払拭範囲が調整される。例えば、異なる車種に本ワ
イパ装置を適用した場合、その際の調整が容易となる。
また、組み付け誤差による払拭範囲のズレが容易に調整
される。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、ワイパブ
レードの払拭範囲が極力広く設定されたために負荷変動
で上下反転位置外の許容限界位置に達してしまってもワ
イパモータを直ちに逆転させることでワイパブレードの
オーバーランが防止される。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、パルス数
が所定数に達する前にワイパブレードが許容限界位置に
達したと検出されたときは払拭範囲が広い状態であるの
で、反転手前位置からの所定パルス数が補正されて払拭
範囲が狭められ、許容限界位置内の範囲で反転する。こ
れにより、ワイパブレードが再びオーバーランすること
が防止される。従って、初期設定値として予め設定する
払拭範囲を広くすることができ、たまたまワイパブレー
ドの払拭範囲がズレたとしても、ワイパブレードが許容
限界位置を越えてオーバーランすることなく、払拭範囲
のズレが解消される。
【0016】従来技術では、ガラス面の散水量(ウエッ
ト状態)、走行風の抵抗等によって払拭時の負荷が変動
したときには、十分な減速ができず所定の反転位置で反
転できない場合があった。これに対して、請求項4に記
載の発明によれば、ワイパブレードの払拭時の負荷要素
を検出して、その検出結果から得られる負荷に応じて、
払拭範囲を決定する所定パルス数が変更され、払拭範囲
が調整される。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、反転手前
位置を検出し、反転手前位置からのパルス数が所定数に
達するまでの間、PWM制御によりワイパモータが漸次
低速となって回転駆動される。つまり、ワイパブレード
は十分減速された後に反転される。その結果、ワイパブ
レードの反転時に発生する騒音が抑制される。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、前記PW
M制御に際し、反転手前位置からのパルス数に応じてデ
ューティ比が減らされ、同パルス数が所定数に達した時
にデューティ比が0とされる。従って、ワイパブレード
の反転時に発生する騒音が確実に抑制される。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、パルス発
生手段を、モータ本体の回転軸に設けることにより、減
速前の回転にてパルスを発生させることができ、制御の
ための分解能を多くすることができる。しかも、ワイパ
ブレードの位置は、モータ本体の回転が減速された減速
ギヤから検出するため、慣性や振動が小さく精度の高い
位置検出ができる。
【0020】位置検出手段を構成する可動接点と固定接
点との複数の接触点のうち2つ以上を同時に切り替わる
ように構成した場合、組み付け精度や両接点部材の製造
寸法精度により僅かでもズレが生じるとその接点タイミ
ングがズレてしまう。つまり、別の信号が生成されるこ
ととなり、信号を処理する際に誤動作を起こす虞があっ
た。こうした不具合に対し、請求項8に記載の発明によ
れば、複数の接点は常に複数の接点のうちいずれか1つ
の接点のみを変化させるように設定される。このため、
複数の接点を同時に切り替わらせようとして接点タイミ
ングがずれてしまうことはない。よって、このような位
置検出手段を採用することで誤動作がきわめて少ない信
号処理が実施される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図面に従って説明する。図1には、車両のフロン
トガラスの雨滴を拭い取るためのワイパ制御装置を示
す。
【0022】図1に示すように、ワイパブレード1を保
持するワイパアーム2はピボット軸を介してレバー3に
連結され、そのレバー3はリンクロッド4を介してワイ
パモータ5のクランクアーム6に連結される。ワイパモ
ータ5は、正逆回転可能に構成され、同モータ5の正逆
回転により出力軸7を中心にクランクアーム6が正逆方
向に略180°往復回動する。このクランクアーム6の
回動によりリンクロッド4、レバー3を介してワイパア
ーム2が往復運動し、ワイパブレード1によってフロン
トガラスの所定の払拭範囲が払拭される。ワイパブレー
ド1の払拭動作はワイパモータ5の回転と比べて遅いた
め、減速機構としてのウォームギヤによりモータ回転が
減速されている。ワイパモータ5の正逆回転動作は、E
CU20により制御される。
【0023】ここで、ワイパモータ5の構成を図2を用
いて詳述する。ワイパモータ5の回転軸12にはウォー
ム13が設けられ、同ウォーム13は、カバー14内に
収容されたギヤホイール15に噛合している。従って、
回転軸12が回転すると、その回転がウォーム13及び
ギヤホイール15を介して、例えば1/60の速度伝達
比で出力軸7に減速して伝達されるようになる。
【0024】また、回転軸12には、マグネットリング
16が固定され、同マグネットリング16の外周には、
N、S極が交互に着磁されている。マグネットリング1
6に対向する位置に磁気抵抗素子からなる回転センサ1
7が配設され、回転センサ17の出力信号によりワイパ
モータ5の回転軸12の回転速度などが検出される。本
実施の形態では、ワイパモータ5の回転軸12が1回転
すると、回転センサ17から12個のパルス信号が出力
される。
【0025】次に、ワイパブレード1の位置を検出する
ための位置検出センサ18の構成及びその出力信号につ
いて図3を用いて説明する。本実施の形態における位置
検出センサ18は、3つの固定接点SCM1,SCM
2,SCM3と、可動接点としての導通プレート19を
備えている。
【0026】詳しくは、ワイパモータ5のカバー14
に、接点SCM1,SCM2,SCM3とアース接点G
が設けられている。各接点SCM1〜SCM3,Gはカ
バー14の内側に突出した状態で固定され、該接点SC
M1〜SCM3,Gが前記ギヤホイール15の一方の面
に固定された導電プレート19と摺接するようになって
いる。導電プレート19はその一部に切り欠き部19a
が形成されている。従って、ワイパモータ5の回転に伴
いギヤホイール15が回転すると、各接点SCM1〜S
CM3と導電プレート19との接触状態が変化する。つ
まり、各接点SCM1〜SCM3が導電プレート19の
切り欠き部19aに位置するときは、各接点SCM1〜
SCM3と導電プレート19とは非接触状態となる。
【0027】アース接点Gはボディアースされて、同ア
ース接点Gと導電プレート19とは常に導通状態となる
ため、導電プレート19はグランドレベル(0V)に保
持される。また、各接点SCM1〜SCM3には所定電
位(例えば、5V)が供給されるようになっている。こ
のため、接点SCM1〜SCM3と導電プレート19と
が非接触状態となると接点SCM1〜SCM3の電位は
所定電位(5V)になり、接触状態となるとその電位は
グランドレベルになる。つまり、位置検出センサ18の
各接点SCM1〜SCM3からの信号レベルを検出する
ことによりクランクアーム位置に対応したワイパブレー
ド位置が検出される。なお、クランクアーム位置とワイ
パブレード位置との関係は後述する。
【0028】本実施の形態では、ギヤホイール15が回
転体に相当し、位置検出センサ18が位置検出手段に相
当する。また、マグネットリング16と回転センサ17
とがパルス発生手段に相当する。
【0029】ECU20は、図3に示すように中央処理
装置(CPU)21と、読み出し専用メモリ(ROM)
22と、ランダムアクセスメモリ(RAM)23と、イ
ンタフェース回路(I/F)24,25と、駆動回路2
6とを備えている。CPU21は、予め設定された制御
プログラムに従ってモータ制御処理を実行する。ROM
22はCPU21で演算処理を実行するために必要な制
御プログラムや初期データを予め記憶している。RAM
23はCPU21の演算結果等を一時記憶する。
【0030】CPU21はI/F回路24を介して位置
検出センサ18の各接点SCM1〜SCM3,Gと接続
され、各接点SCM1〜SCM3の電位レベルを検出す
る。CPU21は、I/F25を介してワイパスイッチ
27と接続され、ワイパスイッチ27の操作位置を検出
することでワイパブレード1の払拭動作速度を判定す
る。ワイパスイッチ27の操作位置として、HI位置、LO
位置、INT位置、PARK位置がある。つまり、ワイパスイ
ッチ27がHI位置に操作されるとワイパブレード1の払
拭動作が高速で連続して行われ、LO位置に操作されると
払拭動作が低速で連続して行われる。また、INT位置に
操作されると払拭動作が間欠に実施され、PARK位置に操
作されると払拭動作が終了されて格納処理が実施され
る。
【0031】さらに、CPU21は既述した回転センサ
17と接続され、同CPU21には回転センサ17から
ワイパモータ5、さらに詳しくはモータ本体の回転軸1
2に固定されたマグネットリング16の回転に伴うパル
ス信号が入力される。また、本実施の形態では、CPU
21は、車速センサ28及び雨滴センサ29と接続さ
れ、負荷要素である車両速度及びフロントガラスのウエ
ット状態が検出される。
【0032】駆動回路26は4個のMOSFET31,
32,33,34を有しており、CPU21がこれらM
OSFET31〜34を制御することによりワイパモー
タ5に流れる電流の向きを変更して同モータ5を正逆回
転させる。具体的には、CPU21は、FET31,F
ET34をオンに、FET32,FET33をオフに制
御してワイパモータ5を正転させ、FET31,FET
34をオフに、FET32,FET33をオンに制御し
てワイパモータ5を逆転させる。また、CPU21はパ
ルス幅変調(PWM)機能を有しており、所定デューテ
ィのパルス幅変調信号を駆動回路26に出力することで
ワイパモータ5に供給する駆動電流を制御する。これに
より、ワイパモータ5の回転速度が調整される。なお、
本実施の形態におけるPWM制御はCPU21の内蔵ク
ロックに基づいて実施される。また、本ワイパ制御装置
は、ワイパモータ5のブラシ両端をショートさせて回転
を停止させる、いわゆる発電ブレーキ機能を有してい
る。
【0033】なお、ワイパスイッチ27、車速センサ2
8、雨滴センサ29がワイパ負荷検出手段に相当する。
また、CPU21が指令手段、パルス補正手段及び負荷
補正手段に相当する。
【0034】次に、本ワイパ制御装置の基本動作を図4
を用いて説明する。図4は、クランクアーム位置とワイ
パブレード位置を対比させて示す概略図であり、ワイパ
モータ5の正転時には、クランクアーム6が図のA→B
→C→D→Eの順に移動し、ワイパブレード1が格納位
置から上反転位置まで移動する。また、ワイパモータ5
の逆転時には、クランクアーム6がE→D→C→Bの順
に移動し、ワイパブレード1が上反転位置から下反転位
置まで移動する。なお、上反転位置の手前に上反転手前
位置があり、下反転位置の手前に下反転手前位置があ
る。
【0035】詳述すると、クランクアーム6がA点から
B点に移動するとき、ワイパブレード1が格納位置から
下反転位置まで移動し、続いて、B点からD点まで移動
するときは、下反転位置から上反転手前位置へ移動す
る。さらにD点からE点に移動するときは、ワイパブレ
ード1が上反転手前位置から上反転位置へ移動する。
【0036】また、ワイパブレード1が上反転位置に達
した後は、上記動作とは逆に、クランクアーム6がE点
からC点に移動するとき、ワイパブレード1が上反転位
置から下反転手前位置へ移動し、C点からB点に移動す
るときは、下反転手前位置から下反転位置へ移動する。
以後、ワイパモータ5の正逆回転に伴いワイパブレード
1が下反転位置と上反転位置との間で往復運動をする。
この上反転位置と下反転位置の間がワイパブレード1の
払拭範囲となる。なお、ワイパ制御が終了されるときに
は、クランクアーム6がB点からA点に戻り、それに伴
いワイパブレード1が下反転位置からさらに下方の格納
位置に戻される。
【0037】また、クランクアーム6がA点を越えて図
の反時計回り方向に回転したとき、或いは、クランクア
ーム6がE点を越えて時計回り方向に回転したとき、ワ
イパブレード1は、格納位置と上反転位置の間の領域外
に移動することになる。本実施の形態では、格納位置と
上反転位置の間の領域外を本来侵入してはならない領域
とした不可侵領域として設定している。
【0038】なお一般には、ワイパ制御の開始時にクラ
ンクアーム6がA点からB点に移動し、ワイパブレード
1が格納位置から下反転位置に相当するライズアップ位
置まで移動することをライズアップ動作といい、ワイパ
制御の終了時にクランクアーム6がB点からA点に移動
し、ワイパブレード1が下反転位置から格納位置に戻る
ことをハイドダウン動作という。
【0039】次に、既述のようにワイパブレード1が移
動するとき、その移動が位置検出センサ18によって検
出される様子を図5を用いて説明する。即ち、ワイパブ
レード1が格納位置にあるとき、図5(a)に示すよう
に、接点SCM1,SCM2が導通、接点SCM3が非
導通状態にある。つまり、接点SCM1,SCM2から
出力される信号レベルはグランドレベルであり、接点S
CM3から出力される信号レベルは5Vである。従っ
て、導電プレート19と接触している接点SCM1,S
CM2の信号を「0」とし、接触していない接点SCM
3の信号を「1」として示すと、位置検出センサ18の
出力は(001)となる。
【0040】ワイパブレード1が格納位置からライズア
ップ位置に移動するとき導通プレート19が図5の時計
回り方向に回転し、図5(b)に示すように、それまで
導通状態にあったSCM1が非導通状態になる。従っ
て、位置検出センサ18の出力は(101)となる。そ
して、ワイパブレード1がライズアップ位置に達する
と、図5(c)に示すように、接点SCM1〜SCM3
がいずれも非導通状態になり、位置検出センサ18の出
力は(111)になる。
【0041】その後、ワイパブレード1がライズアップ
位置から上反転手前位置まで移動する際に、図5(d)
に示すように接点SCM1が導通状態となり、図5
(e)に示すように接点SCM3が導通状態となる。従
って、位置検出センサ18の出力は、(111)→(0
11)→(010)に変化する。そして、上反転手前位
置に達すると、図5(f)に示すように、それまで導通
状態にあった接点SCM1だけが非導通状態に切り替わ
り、位置検出センサ18の出力は(010)から(11
0)となる。さらに、この上反転手前位置の信号(11
0)が検出されると、後述する制御にて所定のパルス数
をカウントしてそのカウント値を得ることでモータ5を
反転駆動させてワイパブレード1が上反転動作を行う。
【0042】また、ワイパブレード1が上反転位置で反
転された後に下反転手前位置まで移行する際に、導通プ
レート19が図5の反時計回り方向に回転し、位置検出
センサ18の出力は、(110)から(010)に変化
する。そして、ワイパブレード1が下反転手前位置に達
すると、それまで導通状態にあった接点SCM3だけが
非導通状態に切り替わり、位置検出センサ18の出力
が、(010)から(011)となる。さらに、この上
反転手前位置の信号(011)が検出されると、後述す
る制御にて所定のパルス数をカウントしてそのカウント
値を得ることでモータ5を反転駆動させてワイパブレー
ド1が下反転動作を行う。
【0043】このように、CPU21がモータ本体の回
転を減速したギヤホイール15に設けられた位置検出セ
ンサ18からの出力信号を検出することでワイパブレー
ド位置を正確に検知することができ、その検出結果に基
づいて、払拭動作を正確に制御することが可能となる。
なお、本実施の形態では、既述のようにワイパブレード
1が移動するとき、その際の各接点SCM1〜SCM3
の接触状態は常に1つの接点のみを変化させるように導
電プレート19の形状及び各接点SCM1〜SCM3の
配置が決められている。
【0044】また、本実施形態では、図5(g)に示す
ように上反転手前位置からモータ正転方向(図5中、導
電プレート19の時計回り方向)の所定角度の位置に位
置検出センサ18の出力が(100)となる部位が設定
され、この位置はワイパブレード1が本来侵入してはな
らない領域(例えば、ワイパブレード1が車両のピラー
などに干渉してしまう虞のある位置)として信号を発
し、通常はこの領域に至る前に上反転動作が行われるよ
うに制御されている。また、同様に格納位置からモータ
逆転方向(図5中、導電プレート19の反時計回り方
向)の所定角度の位置に位置検出センサ18の出力が
(000)となる部位が設定され、不可侵領域への侵入
を警告する信号を発し、通常はこの領域に至る前に下反
転動作が行われるように制御されている。これら不可侵
領域は、ワイパブレード1のオーバーランを禁止するた
めに設けられた領域であり、上下反転位置側に設定しな
くても、走行風の影響が大きい上反転位置側にのみ設け
てもよい。この不可侵領域が許容限界位置に相当する。
【0045】次に、CPU21により実行されるワイパ
制御処理を図6を用いて説明する。本ワイパ制御処理
は、運転者によってワイパスッチ27がオンに操作され
たとき、その際に発生する割込により開始される。
【0046】先ず、図6のステップ100においてCP
U21は、ワイパスイッチ27からの検出信号に応じて
スイッチ27の操作位置を判定して、初期パルス数を設
定する。具体的には、ワイパスイッチ27がHI位置に操
作されているとき、ステップ101に移行してHI用パル
ス数を設定し、LO或いはINT位置に操作されていると
き、ステップ102に移行してLO用パルス数を設定す
る。ここで、ワイパスイッチ27がHI位置に操作された
ときは、LO位置に操作された時よりも小さいパルス数を
初期パルス数として設定する。
【0047】その後、CPU21は、ステップ103に
おいて、モータ5の回転を目標回転速度にすべく駆動回
路26に駆動信号を出力する。そして、ステップ104
において、CPU21は車速及びフロントガラスのウエ
ット状態に基づいて、ステップ101又は102で設定
した初期パルス数に対して補正を行い、上反転位置又は
下反転位置付近で実施される減速制御のための目標パル
ス数を設定する。具体的には、例えば、高車速であるほ
ど目標パルス数を小さくする。また、例えば、フロント
ガラスがセミドライ状態のときにガラス面の抵抗が最も
大きくなるため、目標パルス数を大きくする。因みに、
降雨量が多いときは、ガラス面の抵抗が低下するため目
標パルス数を小さくする。
【0048】次いで、CPU21はステップ105にお
いて、ワイパブレード1が上反転側又は下反転側の反転
手前位置に到達したか否かを判定する。反転手前位置を
検出したとき、CPU21はステップ106に移行して
減速制御を実施する。具体的には、CPU21は回転セ
ンサ17から入力されるパルス数をカウントする。そし
て、CPU21はパルスカウント値に応じた所定デュー
ティのパルス幅変調信号を駆動回路26に出力する。引
き続き、ステップ107においてCPU21は、パルス
カウント値を前記ステップ104で設定した目標パルス
数と比較して、目標パルス数未満であればステップ10
8に移行する。このとき、CPU21は、現在のワイパ
ブレード1が不可侵領域に達しているか否かを判定す
る。不可侵領域に達していなければ、CPU21はステ
ップ106に移行してパルス幅変調(PWM)制御を継
続する。
【0049】つまり、ステップ106〜108の処理を
繰り返すことで、CPU21は、ワイパブレード1が反
転手前位置に到達した後のパルスカウント値に応じてワ
イパモータ5の駆動電流を制御する。これによりモータ
回転の減速制御が実施される。
【0050】そして、CPU21はステップ107にお
いて、パルスカウント値が所定値となったことを判定し
たときにステップ110に移行し、ワイパモータ5の回
転方向を逆転すべく、駆動回路26に制御信号を出力す
る。
【0051】一方、ステップ108において、ワイパブ
レード1が不可侵領域に達していると判定された場合、
CPU21はステップ111に移行して発電ブレーキを
実施する。つまり、ワイパモータ5のブラシ両端をショ
ートさせてモータ5の回転を停止させる。そして、ステ
ップ112において、CPU21はその時のパルスカウ
ント値に基づいて目標パルス数を補正する。例えば、パ
ルスカウント値から1減算した値を目標パルス数として
設定する。その後、CPU21はテップ110に移行し
て、ワイパモータ5の回転を逆転させステップ104に
戻る。
【0052】なお、運転者によりワイパスイッチ27の
操作位置が変更されたときは、図6のステップ110の
処理の終了後において、再度ステップ100から処理が
実施される。つまり、スイッチ27の操作位置に応じた
HI用又はLO用の初期パルス数が再設定される。
【0053】ここで、本ワイパ制御装置の動作を図7を
用いて説明する。なお、図7は、図4にて説明したよう
に、クランクアーム6がE点のときワイパブレード1が
反転し、クランクアーム6がB点のときワイパブレード
1が反転するように目標パルスが設定された場合の動作
を示している。
【0054】ワイパスイッチ27が操作されワイパブレ
ード1が格納位置から上反転手前位置に達する際に、位
置検出センサ18の出力は、格納位置の状態(001)
から(101)→(111)→(011)→(010)
の順に変化する。そして、ワイパブレード1が格納位置
から上反転手前位置(クランクアーム6がD点位置)に
達すると、位置検出センサ18の出力がそれまでの(0
10)から(110)に変化する。この変化により上反
転時の減速制御が実施される。具体的には、上反転手前
位置からのパルス数に応じて、パルス幅変調信号のデュ
ーティ比が減らされワイパモータ5の駆動電流が減少さ
れる。そして、パルスカウント値が目標パルス数となる
とき、つまり、クランクアーム6がE点の時にデューテ
ィ比が0となることでワイパモータ5の回転速度が0と
なる。次いで、モータ5の駆動電流の向きが変更されモ
ータ5の回転が逆転される。
【0055】ワイパモータ5の回転が逆転された後は、
ワイパブレード1を上反転位置から下反転位置まで下降
させる処理が実施される。具体的には、下反転手前位置
を検出するまで、即ち、クランクアームがE点からC点
位置に移動するまでワイパモータ5の回転速度が目標回
転速度となるように制御される。このとき、位置検出セ
ンサ18の出力は、(110)から(010)に変化す
る。そして、ワイパブレード1が下反転手前位置(クラ
ンクアームのC点位置)に達すると、位置検出センサ1
8の出力が、それまでの(010)から(011)に変
化する。この変化により、下反転時の減速制御が実施さ
れる。つまり、クランクアーム6がC点からB点に移動
するときのパルスカウント値に応じてモータ5の回転速
度が減速制御される。そして、パルスカウント値が目標
パルス数と一致するB点でモータ5の回転速度が0とな
り、モータ5の回転が逆転される。
【0056】以後、ワイパモータ5の回転が制御されて
ワイパブレード1によって下反転位置と上反転位置との
間の払拭範囲が払拭される。また、負荷変動が生じてワ
イパブレード1が不可侵領域に移動したとしても、次回
の払拭時には目標パルス数が補正され、その目標パルス
数により減速制御が実施される。つまり、ワイパブレー
ド1が不可侵領域に達する前に反転動作が行われるよう
目標パルス数が補正され、この領域に達する前にワイパ
モータ5の回転速度が0となるように減速制御される。
従って、ワイパブレード1のオーバーランが防止され
る。
【0057】そして、運転者によりワイパスイッチ27
がPARK位置に操作されたとき、ワイパブレード1が下反
転位置で停止された後、ワイパブレード1を格納位置に
格納させるためにモータ5の回転が制御される。つま
り、クランクアーム6をB点からA点に移動させるべく
パルス幅変調信号が駆動回路26に出力され、図7に示
すような回転速度となるようにワイパモータ5の駆動電
流が調整される。これにより、ワイパブレード1が格納
位置に格納される。このように、格納制御を実施するこ
とで格納時のショック音を低減させることができる。
【0058】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)異なる車種に適用したり、取付位置のずれにより
払拭範囲がずれたとしても、パルス数の初期設定を変更
するだけで、ワイパブレード1の払拭範囲を容易に調整
できる。従って、反転手前位置から不可侵領域の間の任
意の位置でワイパブレード1の反転が可能となる。つま
り、車種毎に導電プレート19の形状や固定接点SCM
1〜SCM3の配置を変更することなく、払拭範囲の調
整ができる。その結果、同じワイパモータ5を異なる車
種に適用することが可能となる。また、ワイパブレード
1は、ガラス面積に応じたより広い範囲を払拭できる。
【0059】(2)ワイパブレード1が不可侵領域に移
動したとき、発電ブレーキを実施することで直ちにワイ
パモータ5の回転が逆転される。従って、ワイパブレー
ド1のオーバーランを確実に防止できる。
【0060】(3)ワイパブレード1が不可侵領域に移
動したとき、払拭範囲が広い状態にあるので、目標パル
ス数が補正される。つまり、払拭範囲が狭められる。従
って、通常の払拭範囲を広く設定することができ、万
一、オーバーランしそうになっても払拭範囲が自己補正
され、不可侵領域の手前の位置でワイパブレード1を反
転できる。その結果、設定ズレやガラス面の状態を精密
に考慮することなく、的確な払拭範囲を実現できる。
【0061】(4)従来技術では、ワイパ作動時の環
境、例えばガラス面のウエット状態、走行風の抵抗等に
よって負荷が変化したときには払拭範囲がずれることが
ある。具体的には、高速走行すると風圧の影響を受けて
ワイパブレード1がオーバーランしそうになったり、セ
ミドライ状態となりガラス面の抵抗が増加して払拭範囲
が狭くなくことがある。これに対し、本実施形態では、
ガラス面のウエット状態や走行風の抵抗によって目標パ
ルス数を補正することで、ワイパブレード1の払拭範囲
を調整できる。また、作動時の状態、つまり、ワイパス
イッチ27の操作位置に応じて目標パルス数が設定され
るので、ワイパブレード1の払拭動作速度が変化したと
しても払拭範囲を調整できる。
【0062】(5)反転手前位置からのパルス数が目標
パルス数に達するまでの間、PWM制御によりワイパモ
ータ5の駆動電流が制御され、ワイパモータ5の回転が
減速制御される。本実施の形態では、PWM制御に際
し、反転手前位置からのパルス数に応じてデューティ比
を減らし、反転位置でデューティ比を0としている。従
って、ワイパブレード1は十分減速された後に反転され
る。これにより、ワイパブレード1の反転時に発生する
騒音を抑制できる。
【0063】(6)マグネットリング16、モータ本体
の回転軸12に設けることにより、減速前の回転にてパ
ルスを発生させることができ、制御のための分解能を多
くすることができる。しかも、ワイパブレード1の位置
は、モータ本体の回転が減速されたギヤホール15の回
転位置から検出するため、慣性や振動が小さく精度の高
い位置検出ができる。
【0064】(7)本実施の形態では、位置検出センサ
18における接触状態の変化は、3個の接点SCM1〜
SCM3のうちいずれか1個の接点のみを変化させるよ
うに設定される。このため、複数の接点SCM1〜SC
M3を同時に切り替わらせようとして接点タイミングが
ずれてしまうことはない。このような位置検出センサ1
8によりワイパブレード位置を検出することでワイパモ
ータ制御時の誤動作を防止できる。
【0065】尚、上記各実施の形態は、以下の態様で実
施してもよい。 ○上記実施の形態では、上反転時及び下反転時におい
て、PWM制御を実施する構成であったが、これを省略
して具体化してもよい。つまり、反転手前位置からのパ
ルスカウント値が目標パルス数と一致するとき、発電ブ
レーキを作動してワイパモータ5の回転を停止させる。
その後、図6のステップ110の処理にてモータ5の駆
動電流の向きを逆転させる。この場合も、目標パルス数
を変更することでワイパブレード1の払拭範囲を調整で
きる。
【0066】○ワイパモータ5の始動時は突入電流が大
きくなるので、PWM制御を実施する構成としてもよ
い。このようにすれば、ワイパモータ5の始動時に瞬間
的に流れる大電流を防止することができる。
【0067】○ワイパ負荷検出手段としてワイパモータ
5と駆動回路26との間に電流検出回路を設け、その電
流検出値に基づいてワイパモータ5にかかる負荷を検出
する。そして、モータ5の負荷に応じて目標パルス数を
補正する構成としてもよい。このようにしても、ワイパ
ブレード1の払拭範囲を的確に調整できる。
【0068】また、ワイパモータ5を流れる駆動電流
は、モータ回転に伴って変動する。つまり、ワイパモー
タ5の回転に応じて変動周期は変化する。従って、上記
実施の形態における回転センサ17に代えてワイパモー
タ5の駆動電流を検出する電流検出回路をパルス発生手
段として用い、同駆動電流の周期的な変化によりモータ
5の回転に応じたパルスを発生する。このようにして
も、払拭範囲を容易に調整できる。
【0069】○ワイパブレード1を反転させるための目
標パルス数を上反転時と下反転前時とで異なる値を設定
してもよい。上反転時と下反転時で騒音が異なるとき、
騒音が大きい方の目標パルス数を大きく設定し、騒音が
小さい方の目標パルス数を小さく設定する。例えば、下
反転側に比べ、上反転側の目標パルス数を大きく設定す
る。この場合、騒音が比較的大きくなる上反転側におい
てワイパブレード1が十分に減速された後に反転される
ので騒音を低減でき、実用上好ましいものとなる。
【0070】また、ワイパブレード1が不可侵領域に達
したときの目標パルス数の補正(図6のステップ11
2)を上反転時と下反転時とで別々に実施してもよい。
この場合、上反転時と下反転時の位置ズレを個別に調整
できる。つまり、払拭範囲の調整を適正に実施できる。
【0071】○上記実施形態では、車速センサ28及び
雨滴センサ29を備え、各センサ28,29の検出値に
より払拭範囲を補正するものであったが、これら補正の
一方もしくは両方を省略して具体化してもよい。また、
ワイパスイッチ27の操作位置に基づく払拭範囲の補正
も省略してもよい。
【0072】○図1に示すワイパ制御装置のクランクア
ーム6、リンクロッド4、レバー3等を廃止して、ワイ
パモータ5の出力軸7にワイパアーム2を直接付ける構
成のワイパ制御装置に具体化してもよい。このようにし
ても上記実施の形態の(1)〜(7)と同じ効果が得ら
れる。
【0073】○上記実施の形態では、ワイパブレード1
が格納位置に格納される構成であったが、この機能を省
略したワイパ制御装置に具体化してもよい。この構成で
も、上記実施の形態の(1)〜(7)と同じ効果が得ら
れる。
【0074】○目標パルス数を設定するための初期パル
ス数はROM22で記憶する構成としてもよいし、EE
PROM等の書換可能なメモリに記憶する構成としても
よい。特に、書換可能なメモリに記憶する構成とすれ
ば、払拭範囲の調整が容易となり実用上好ましいものと
なる。
【0075】○ワイパブレード1が不可侵領域に移動し
たとき、その際のパルスカウント値をEEPROMやバ
ックアップRAMに記憶する構成とし、その記憶したパ
ルスカウント値を、次回ワイパスイッチ27がオンに操
作されたときの目標パルス数に反映させるようにしても
よい。この場合、ワイパブレード1が頻繁に不可侵領域
に移動することを防止できる。
【0076】○上記実施の形態のワイパ制御装置は、バ
ス、トラック、乗用車などの車両に広く適用することが
できる。また、上記実施の形態では、フロントワイパに
適用するものであったがリアワイパに適用してもよい。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ワイパブレードの払拭範囲を容易に調整することができ
る。従って、異なる車種に適用したとしても、その際の
調整が容易となる。また、組み付け誤差による払拭範囲
のズレを容易に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態のワイパ制御装置の概略構成
図。
【図2】 本実施の形態のワイパモータの一部断面図。
【図3】 ワイパ制御装置の回路構成図。
【図4】 ワイパブレードの払拭範囲を説明するための
図。
【図5】 各接点と導電プレートとの接触状態を説明す
るための図。
【図6】 ワイパ制御装置の作用を説明するためのフロ
ーチャート。
【図7】 ワイパモータ制御を説明するための図。
【符号の説明】
1…ワイパブレード、5…ワイパモータ、15…回転体
としてのギヤホイール、16…パルス発生手段を構成す
るマグネットリング、17…パルス発生手段を構成する
回転センサ、18…位置検出手段としての位置検出セン
サ、19…可動接点としての導電プレート、21…CP
U、26…駆動回路、27…ワイパ負荷検出手段として
のワイパスイッチ、28…ワイパ負荷検出手段としての
車速センサ、29…ワイパ負荷検出手段としての雨滴セ
ンサ、SCM1,SCM2,SCM3…固定接点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中田 雅司 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ 株式 会社内 (72)発明者 宮碕 直己 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ 株式 会社内 Fターム(参考) 3D025 AA01 AC01 AD02 AE02 AG02 AG21 AG28 AG36 AG78 5H001 AB10 AC04 AD00 5H530 AA01 BB20 CC02 CC14 CC15 CD01 CD04 CD21 CE15 CE24 CF03 CF05 DD05 DD14 5H550 AA16 BB05 DD01 EE01 FF04 FF05 FF10 GG01 GG03 GG04 GG08 HA01 HA04 HA08 HB16 JJ02 JJ03 JJ12 JJ17 KK06 LL09 LL36 LL48 MM02 PP02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパブレードを上下反転位置の間で往
    復運動させるためのワイパモータと、 前記ワイパモータを駆動する駆動回路と、 ワイパモータの回転に連動してワイパブレードが反転位
    置の所定の手前位置に達したことを検出する位置検出手
    段と、 ワイパモータの回転に応じたパルスを発生するパルス発
    生手段と、 前記反転手前位置からのパルス数が所定数に達したと
    き、前記駆動回路にワイパモータの逆転を指令する指令
    手段とを備えたことを特徴とするワイパ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のワイパ制御装置におい
    て、 前記位置検出手段には、ワイパブレードの前記反転位置
    外の許容限界を示す許容限界位置が設定され、 前記指令手段は、前記パルス数が所定数に達する前にワ
    イパブレードが前記許容限界位置に達したことが前記位
    置検出手段によって検出されたとき、ワイパモータの逆
    転を指令することを特徴とするワイパ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のワイパ制御装置におい
    て、 前記パルス数が所定数に達する前にワイパブレードが前
    記許容限界位置に達したことが前記位置検出手段によっ
    て検出されたとき、前記ワイパブレードを前記許容限界
    位置内で反転させるように前記反転手前位置からの所定
    パルス数を補正するパルス補正手段を備えたことを特徴
    とするワイパ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のワ
    イパ制御装置において、 ワイパブレードの払拭時の負荷を検出するワイパ負荷検
    出手段と、前記ワイパ負荷検出手段による検出値に応じ
    て前記反転手前位置からの所定パルス数を増減して補正
    する負荷補正手段とを備えたことを特徴とするワイパ制
    御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載のワ
    イパ制御装置において、 前記指令手段は、前記反転手前位置からのパルス数が所
    定数に達するまでの間、該パルス数に応じて前記駆動回
    路をPWM制御してワイパモータを漸次、低速回転駆動
    させることを特徴とするワイパ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のワイパ制御装置におい
    て、 前記指令手段によるPWM制御に際し、前記反転手前位
    置からのパルス数に応じてデューティ比を減らし、同パ
    ルス数が所定数に達した時にデューティ比を0とするこ
    とを特徴とするワイパ制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載のワ
    イパ制御装置において、 前記ワイパモータは、モータ本体と、該モータ本体の回
    転に連動する減速ギヤを介して減速出力する減速機構と
    を有し、 前記位置検出手段は、前記減速機構に設けられ、前記減
    速ギヤの回転から前記手前位置および/または前記許容
    限界位置を検出し、 前記パルス発生手段は、前記モータ本体の回転軸に設け
    られたことを特徴とするワイパ制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載のワ
    イパ制御装置において、 前記位置検出手段は、ワイパモータの回転に連動する回
    転体に固定される可動接点と、前記可動接点と摺接する
    固定接点とを備え、 前記可動接点と固定接点とは複数の接触点で接触して電
    気的に導通し、前記複数の接触点は常に複数の接触点の
    うち1つの接触点のみを変化させるよう設定されること
    を特徴とするワイパ制御装置。
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