JP2000255407A - 液圧ブレーキ装置 - Google Patents

液圧ブレーキ装置

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JP2000255407A
JP2000255407A JP11063894A JP6389499A JP2000255407A JP 2000255407 A JP2000255407 A JP 2000255407A JP 11063894 A JP11063894 A JP 11063894A JP 6389499 A JP6389499 A JP 6389499A JP 2000255407 A JP2000255407 A JP 2000255407A
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pressure
solenoid
wheel cylinder
drive signal
wheel
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Tomohiko Endo
知彦 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、液圧ブレーキ装置に関し、電磁弁
が所望の応答特性を有していない場合でも、ホイルシリ
ンダ圧を適正に制御することを目的とする。 【解決手段】 イニシャルチェック時に、ホイルシリン
ダ44,46に連通する保持ソレノイドSF*Hおよび
減圧ソレノイドSF*Rに、それぞれ、所定デューティ
比の駆動信号を供給し、それらのデューティ比に応じて
変化するホイルシリンダ圧Pwc/** を検出する。この
際、ホイルシリンダ圧Pwc/** の増圧勾配Ka および減
圧勾配Kr を、保持ソレノイドSF*Hおよび減圧ソレ
ノイドSF*Rの、所定の駆動信号に対する応答特性と
して把握する。そして、これらの勾配が所望の領域に属
しない場合、ABS制御時に、ホイルシリンダ圧Pwc/*
* が適当な増圧勾配および減圧勾配で変化するように、
保持ソレノイドSF*Hおよび減圧ソレノイドSF*R
に供給する駆動信号のデューティ比を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液圧ブレーキ装置
に係り、特に、ホイルシリンダに連通する電磁弁を備
え、電磁弁に付与する駆動信号に基づいてホイルシリン
ダ圧を制御する液圧ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平4−17345
8号に開示される如く、アンチロック・ブレーキ制御
(以下、ABS制御と称す)を実行し得る液圧ブレーキ
装置が知られている。ABS制御は、車輪が路面に対し
てスリップ状態になるのを防止すべく、ホイルシリンダ
に生じるホイルシリンダ圧を増減させる制御である。上
記従来の装置は、ホイルシリンダに連通する液圧調整手
段を備えており、液圧調整手段に付与する駆動信号に基
づいてホイルシリンダ圧を増減させることで、ABS制
御を実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液圧調整手
段に駆動信号が付与されても、液圧調整手段の製造誤差
等に起因して、液圧調整手段が駆動信号に応じて適正に
駆動されない、すなわち、駆動信号に対する液圧調整手
段の応答特性が所望の特性とならない場合がある。この
ような液圧調整手段が車両に搭載されると、ホイルシリ
ンダ圧が適正に増減されず、車輪のスリップ状態が速や
かに解除されないおそれがある。この点、上記従来の液
圧ブレーキ装置では、液圧調整手段の応答特性は考慮さ
れておらず、ホイルシリンダに適正なホイルシリンダ圧
が発生しない場合があった。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、液圧調整手段の応答特性が所望の特性とならな
い場合でも、ホイルシリンダ圧を適正に制御することが
可能な液圧ブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、ホイルシリンダに連通する電磁弁を備
え、前記電磁弁に付与する駆動信号に基づいてホイルシ
リンダ圧を制御する液圧ブレーキ装置において、前記電
磁弁の応答特性を検出する応答特性検出手段と、前記応
答特性に応じて前記駆動信号を補正する駆動信号補正手
段と、を備えることを特徴とする液圧ブレーキ装置によ
り達成される。
【0006】本発明において、ホイルシリンダ圧は、電
磁弁に付与する駆動信号に基づいて制御される。応答特
性検出手段は、電磁弁の応答特性を検出する。電磁弁に
付与される駆動信号は、応答特性検出手段により検出さ
れた応答特性に応じて補正される。このため、電磁弁の
応答特性が所望の特性とならない場合でも、ホイルシリ
ンダに適正なホイルシリンダ圧を導くことが可能とな
る。
【0007】また、上記の目的は、請求項2に記載する
如く、請求項1記載の液圧ブレーキ装置において、前記
応答特性検出手段は、所定の駆動信号に対するホイルシ
リンダ圧の変化に基づいて、前記応答特性を検出するこ
とを特徴とする液圧ブレーキ装置により達成される。
【0008】本発明において、応答特性検出手段は、所
定の駆動信号に対するホイルシリンダ圧の変化に基づい
て電磁弁の応答特性を検出する。電磁弁の応答特性が低
い場合には、ホイルシリンダ圧は、所望の勾配に比して
緩やかに増圧または減圧する。一方、電磁弁の応答特性
が過剰に高い場合には、ホイルシリンダ圧は、所望の勾
配に比して速やかに増圧または減圧する。このため、電
磁弁の応答特性は、所定の駆動信号に対するホイルシリ
ンダ圧の変化に基づいて把握されることができる。電磁
弁に付与される駆動信号は、かかる応答特性に応じて補
正される。このため、本発明によれば、電磁弁の応答特
性が所望の特性とならない場合でも、ホイルシリンダ圧
を適正に制御することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
液圧ブレーキ装置のシステム構成図を示す。本実施例の
液圧ブレーキ装置は、電子制御ユニット(以下、ECU
と称す)10を備えており、ECU10により制御され
ることにより、車輪を制動させる制動力を発生する。
尚、図1においては、本実施例の液圧ブレーキ装置のう
ち、左右前輪FL,FRに対応する部分のみが示されて
いる。
【0010】本実施例の液圧ブレーキ装置は、ブレーキ
ペダル12を備えている。ブレーキペダル12の近傍に
は、ブレーキスイッチ14が配設されている。ブレーキ
スイッチ14は、ブレーキペダル12が踏み込まれるこ
とによりオン信号をECU10に向けて出力する。EC
U10は、ブレーキスイッチ14の出力信号に基づい
て、ブレーキペダル12が踏み込まれているか否かを判
別する。
【0011】ブレーキペダル12には、バキュームブー
スタ16が連結されている。バキュームブースタ16
は、ブレーキペダル12が踏み込まれた場合に、ブレー
キ踏力に対して所定の倍力比を有するアシスト力を発生
する。バキュームブースタ16には、マスタシリンダ1
8が固定されている。マスタシリンダ18は、その内部
に第1液圧室20および第2液圧室22を備えている。
また、マスタシリンダ18の上部には、リザーバタンク
24が配設されている。マスタシリンダ18内の第1液
圧室20および第2液圧室22は、ブレーキペダル12
の踏み込みが解除されている場合はリザーバタンク24
と導通状態となり、ブレーキペダル12が踏み込まれた
場合にリザーバタンク24と遮断状態となる。ブレーキ
ペダル12が踏み込まれた場合、第1液圧室20および
第2液圧室22には、バキュームブースタ16から伝達
されるアシスト力に応じたマスタシリンダ圧Pm/c が発
生する。
【0012】マスタシリンダ18内の第1液圧室20お
よび第2液圧室22には、第1液圧通路26および第2
液圧通路28が連通している。第1液圧通路26は、左
右前輪FL,FRに対応して設けられた液圧通路であ
り、一方、第2液圧通路28は、左右後輪RL,RRに
対応して設けられた液圧通路である。第1液圧通路26
に連通する液圧回路と、第2液圧通路28に連通する液
圧回路とは、その構成において異なるところがない。こ
のため、以下の記載においては、第1液圧通路26に連
通する液圧回路の構成および動作について説明する。
【0013】第1液圧通路26には、マスタカットソレ
ノイド30を介して高圧通路32が連通している。マス
タカットソレノイド30は、常態で開弁状態を維持し、
ECU10から駆動信号が供給されることにより閉弁状
態となる2位置の電磁弁である。マスタカットソレノイ
ド30には、リリーフ弁34が並列に配設されている。
リリーフ弁34は、高圧通路32側の液圧が第1液圧通
路26側の液圧に比して所定リリーフ圧を越えて高圧と
なった場合に、高圧通路32側から第1液圧通路26側
に向けてブレーキフルードの流れのみを許容する定圧開
放弁である。
【0014】高圧通路32には、左前輪保持ソレノイド
(以下、SFLHと称す)36および右前輪保持ソレノ
イド(以下、SFRHと称す)38を介して制御液圧通
路40,42が連通している。以下、これらのソレノイ
ドを総称する場合は、「保持ソレノイドSF*H」と称
す。SFLH36およびSFRH38は、常態で開弁状
態を維持し、ECU10から駆動信号が供給されること
により閉弁状態となる2位置の電磁弁である。制御液圧
通路40,42には、左右前輪FL,FRに設けられた
ホイルシリンダ44,46が連通している。ホイルシリ
ンダ44,46と高圧通路32との間には、SFLH3
6またはSFRH38と並列に、逆止弁48,50が配
設されている。逆止弁48,50は、ホイルシリンダ4
4,46側から高圧通路32側に向かうブレーキフルー
ドの流れのみを許容する一方向弁である。
【0015】ホイルシリンダ44,46には、左前輪減
圧ソレノイド(以下、SFLRと称す)52および右前
輪減圧ソレノイド(以下、SFRRと称す)54が連通
している。以下、これらのソレノイドを総称する場合
は、「減圧ソレノイドSF*R」と称す。SFLR52
およびSFRR54は、常態で閉弁状態を維持し、EC
U10から駆動信号が供給されることにより開弁状態と
なる2位置の電磁弁である。SFLR52およびSFR
R54には、減圧通路56が連通している。
【0016】減圧通路56には、補助リザーバ58が連
通している。補助リザーバ58は、その内部にピストン
60およびスプリング62を備えており、スプリング6
2を弾性変形させることにより、所定量のブレーキフル
ードを貯留することができる。補助リザーバ58には、
逆止弁64を介して吸入通路66が連通している。逆止
弁64は、補助リザーバ58側から吸入通路66側に向
かうブレーキフルードの流れのみを許容する一方向弁で
ある。
【0017】吸入通路66は、逆止弁68を介してポン
プ70の吸入側に連通していると共に、リザーバカット
ソレノイド(以下、SRCFと称す)72を介して第1
液圧通路26に連通している。逆止弁68は、吸入通路
66側からポンプ70の吸入側に向かうブレーキフルー
ドの流れのみを許容する一方向弁である。また、SRC
F72は、常態で閉弁状態を維持し、ECU10から駆
動信号が供給されることにより開弁状態となる2位置の
電磁弁である。ポンプ70の吐出側は、高圧通路32に
連通している。ポンプ70は、補助リザーバ58または
吸入通路66からブレーキフルードを吸入し、吸入した
ブレーキフルードを所定の吐出圧で高圧通路32に吐出
する。
【0018】左右前輪FL,FRの近傍には、それぞ
れ、車輪速センサ74,76が配設されている。車輪速
センサ74,76は、左前輪FLの車輪速Vfl、およ
び、右前輪FRの車輪速Vfrに応じた周期でパルス信号
をECU10に向けて出力する。ECU10は、車輪速
センサ74,76の出力信号に基づいて、各車輪の車輪
速Vfl, Vfrを検出する。そして、ECU10は、各車
輪の車輪速Vfl, Vfrに基づいて車速SPDを推定する
と共に、車輪に生じるスリップ率を演算する。
【0019】第1液圧通路26には、液圧センサ78が
配設されている。液圧センサ78は、第1液圧通路26
の内圧、すなわち、マスタシリンダ18が発生するマス
タシリンダ圧に応じた信号をECU10に向けて出力す
る。ECU10は、液圧センサ78の出力信号に基づい
てマスタシリンダ圧Pm/c を検出する。また、制御液圧
通路40,42には、それぞれ、液圧センサ80,82
が配設されている。液圧センサ80は、制御液圧通路4
0の内圧、すなわち、左前輪FLのホイルシリンダ圧P
wc/fl に応じた信号をECU10に向けて出力すると共
に、液圧センサ82は、制御液圧通路42の内圧、すな
わち、右前輪FRのホイルシリンダ圧Pwc/fr に応じた
信号をECU10に向けて出力する。ECU10は、液
圧センサ80,82の出力信号に基づいて、各車輪に生
じるホイルシリンダ圧Pwc/fl ,Pwc/fr を検出する。
以下、各車輪のホイルシリンダ圧を総称する場合は、ホ
イルシリンダ圧Pwc/** と称す。
【0020】ECU10には、車両のイグニションスイ
ッチ(以下、IGスイッチと称す)84、および、自動
変速機のシフトレバーの位置に応じた信号を出力するシ
フトポジションセンサ86が接続されている。ECU1
0は、IGスイッチ84の出力信号に基づいてIGスイ
ッチ84がオン状態であるか否かを判別すると共に、シ
フトポジションセンサ86の出力信号に基づいてシフト
レバーがパーキングレンジ(Pレンジ)に操作されてい
るか、あるいは、それ以外に操作されているか否かを判
別する。
【0021】ECU10には、また、パーキングブレー
キスイッチ(以下、PKBと称す)88が接続されてい
る。PKB88は、車両のパーキングブレーキが作動状
態、すなわち、制動力が発生する状態に操作されている
場合にオン信号を出力し、また、パーキングブレーキが
非作動状態、すなわち、制動力が解除される状態に操作
された場合にオフ信号を出力するスイッチである。EC
U10は、PKB88の出力信号に基づいて、車両のパ
ーキングブレーキが作動状態であるか否かを判別する。
【0022】次に、本実施例の液圧ブレーキ装置の動作
について説明する。本実施例の液圧ブレーキ装置は、ブ
レーキ操作量に応じた制動力を発生する通常の機能(以
下、通常ブレーキ機能と称す)、および、ブレーキ操作
中に何れかの車輪に所定値(以下、この所定値を「開始
スリップ率」と称す)を越える過大なスリップ率が発生
した場合にその車輪のスリップ率を減少させるアンチロ
ックブレーキ機能(以下、ABS機能と称す)を実現す
る。
【0023】通常ブレーキ機能は、図1に示す如く、液
圧ブレーキ装置が備えるすべての電磁弁をオフ状態と
し、かつ、ポンプ70をオフ状態とすることにより実現
される。以下、通常ブレーキ機能を実現するための制御
を通常ブレーキ制御と称す。かかる状態が実現される
と、ホイルシリンダ44,46は、制御液圧通路40,
42、高圧通路32、および第1液圧通路26を介し
て、マスタシリンダ18の第1液圧室20に連通する。
この場合、ホイルシリンダ44,46には、マスタシリ
ンダ圧Pm/c と等圧のホイルシリンダ圧が導かれる。従
って、本実施例の液圧ブレーキ装置によれば、通常時に
は、ブレーキ操作量に応じた制動力を発生させることが
できる。
【0024】ABS機能は、ポンプ70を作動状態とす
ると共に、保持ソレノイドSF*Hおよび減圧ソレノイ
ドSF*Rを以下の如く駆動することにより実現され
る。以下、ABS機能を実現するための制御をABS制
御と称す。ECU10は、ブレーキペダル12が踏み込
まれている状況下で、何れかの車輪に所定の開始スリッ
プ率を越える過大なスリップ率が生じた場合にABS制
御を開始する。以下、ABS制御が実行される車輪をA
BS対象車輪と称す。そして、所定のABS制御終了条
件が成立するまでABS対象車輪についてABS制御を
継続する。
【0025】ECU10は、ABS対象車輪について、
保持ソレノイドSF*Hを閉弁状態(オン状態)とし、
減圧ソレノイドSF*Rを開弁状態(オン状態)とす
る。かかる状態が実現されると、ホイルシリンダ44,
46は、高圧通路32から遮断されると共に、補助リザ
ーバ58と導通される。この場合、ホイルシリンダ4
4,46内のブレーキフルードが補助リザーバ58に向
けて流出することになり、ホイルシリンダ圧の減圧が図
られる。以下、この状態を減圧モードと称す。尚、減圧
モードは、所定時間継続して実行される。
【0026】減圧モードが実行されると、補助リザーバ
58に供給されたブレーキフルードは、ポンプ70が作
動状態となることにより汲み上げられて、高圧通路32
に吐出される。また、ポンプ70から高圧通路32に吐
出されたブレーキフルードは、その一部がホイルシリン
ダ44,46に供給されることにより消費され、その残
部がマスタシリンダ18に戻される。
【0027】ECU10は、上記の減圧モードが終了し
た後、以下の2つのモードを組み合わせて、ABS対象
車輪のホイルシリンダ圧を所定の勾配で増圧させる。ホ
イルシリンダ圧の増圧は、ABS対象車輪のスリップ率
が再び開始スリップ率に到達するまで継続される。EC
U10は、ABS対象車輪について、保持ソレノイドS
F*Hを開弁状態(オフ状態)とし、減圧ソレノイドS
F*Rを閉弁状態(オフ状態)とする。かかる状態が実
現されると、ホイルシリンダ44,46は、補助リザー
バ58から遮断されると共に、マスタシリンダ18と導
通される。この場合、ホイルシリンダ圧は、マスタシリ
ンダ圧に向けて増圧される。以下、この状態を増圧モー
ドと称す。
【0028】ECU10は、ABS対象車輪について、
保持ソレノイドSF*Hを閉弁状態(オン状態)とし、
減圧ソレノイドSF*Rを閉弁状態(オフ状態)とす
る。かかる状態が実現されると、ホイルシリンダ44,
46は、補助リザーバ58およびマスタシリンダ18の
双方から遮断される。この場合、ホイルシリンダ圧が増
減されることなく保持される。以下、この状態を保持モ
ードを称す。
【0029】かかるABS制御によれば、車輪に過大な
スリップ率を発生させることなく、ABS対象車輪のホ
イルシリンダ圧を適当な圧力に制御することができる。
このため、液圧ブレーキ装置によれば、運転者によって
ブレーキ操作が行われる場合に、何れの車輪もロックさ
せることなく、すべての車輪に大きな制動力を発生させ
ることができる。
【0030】ところで、保持ソレノイドSF*Hおよび
減圧ソレノイドSF*Rに駆動信号が供給されても、そ
れらの製造誤差等に起因して、保持ソレノイドSF*H
および減圧ソレノイドSF*Rが駆動信号に応じて適正
に駆動されない、すなわち、ECU10からの駆動信号
に対するソレノイドの応答特性が所望の特性を示さない
場合がある。かかる事態が生ずると、車輪に所望のホイ
ルシリンダ圧が発生しなくなり、車輪のスリップ率が適
正な範囲に低下するのに多くの時間が必要となる。従っ
て、ABS制御を適正に実行するためには、保持ソレノ
イドSF*Hおよび減圧ソレノイドSF*Rの、ECU
10からの駆動信号に対する応答特性を把握し、所望の
ホイルシリンダ圧が発生するように、その応答特性に応
じて、上記のソレノイドに供給する駆動信号を補正する
ことが適切である。
【0031】そこで、本実施例のシステムでは、車両の
IGスイッチ84がオン状態とされる毎に、ECU10
から保持ソレノイドSF*Hおよび減圧ソレノイドSF
*Rに対して所定時間だけ駆動信号を供給し、それらの
ソレノイドがその駆動信号に応じて適正に作動するか否
かを判別することとしている。以下、IGスイッチ84
がオン状態とされた後、上記の如く実行される一連の処
理をイニシャルチェックと称す。
【0032】図2は、ECU10からの駆動信号に対す
る保持ソレノイドSF*Hおよび減圧ソレノイドSF*
Rの応答特性を検出すべく、本実施例の液圧ブレーキ装
置においてECU10が実行する制御ルーチンの一例の
フローチャートを示す。図2に示すルーチンは、その処
理が終了する毎に繰り返し起動されるルーチンである。
図2に示すルーチンが起動されると、まずステップ10
0の処理が実行される。
【0033】ステップ100では、IGスイッチ84が
オン状態であり、シフトレバーがPレンジに操作されて
おり、かつ、PKB88がオン信号を出力しているか否
かが判別される。その結果、上記の条件が成立する場合
は、車両が確実に停止していると判断できる。この場合
は、ホイルシリンダ圧を変化させても、何ら不都合が生
じない。従って、かかる判別がなされた場合は、次にス
テップ102の処理が実行される。一方、上記の条件が
成立しないと判別された場合は、以後、何ら処理が進め
られることなく、今回のルーチンが終了される。
【0034】ステップ102では、ABS対象車輪につ
いて保持ソレノイドSF*Hを閉弁状態(オン状態)に
し、かつ、減圧ソレノイドSF*Rを開弁状態(オン状
態)にする処理が実行される。本ステップ102の処理
が実行されると、ホイルシリンダ44,46内のブレー
キフルードが補助リザーバ58に向けて流出する状態が
形成される。
【0035】ステップ104では、上記ステップ102
の処理が実行された後、所定時間t0 が経過したか否か
が判別される。尚、所定時間t0 は、減圧ソレノイドS
F*Rの開弁によりホイルシリンダ圧が十分に低下する
と予想される時間である。本ステップ104の処理は、
上記の条件が成立すると判別されるまで繰り返し実行さ
れる。減圧ソレノイドSF*Rの開弁状態が所定時間t
0 継続すると、ホイルシリンダ圧が所定の圧力まで低下
することになる。本ステップ104の処理が終了する
と、次にステップ106の処理が実行される。
【0036】ステップ106では、減圧ソレノイドSF
*Rを閉弁状態(オフ状態)にし、かつ、保持ソレノイ
ドSF*Hを所定デューティ比でデューティ駆動する処
理が実行される。ステップ108では、ポンプ70を作
動状態にする処理が実行される。本ステップ108の処
理が実行されると、ホイルシリンダ圧Pwc/** が上記の
所定デューティ比に応じた勾配で昇圧される。
【0037】ステップ110では、液圧センサ80,8
2の出力信号に基づいて、ホイルシリンダ圧Pwc/** の
増圧勾配Ka が検知される。図3は、保持ソレノイドS
F*Hがデューティ駆動された際に検出されたホイルシ
リンダ圧Pwc/** の増圧勾配Ka を示す。ステップ11
2では、ホイルシリンダ圧Pwc/** が所定の圧力P0 以
上であるか否かが判別される。本ステップ112の処理
は、Pwc/** ≧P0 が成立すると判別されるまで繰り返
し実行される。その結果、Pwc/** ≧P0 が成立すると
判別された場合は、次にステップ114の処理が実行さ
れる。
【0038】ステップ114では、ポンプ70を非作動
状態にする処理が実行される。ステップ116では、保
持ソレノイドSF*Hを閉弁状態(オン状態)にし、か
つ、減圧ソレノイドSF*Rを所定デューティ比でデュ
ーティ駆動する処理が実行される。本ステップ114が
実行されると、ホイルシリンダ圧Pwc/** が上記の所定
デューティ比に応じた勾配で減圧される。
【0039】ステップ118では、液圧センサ80,8
2の出力信号に基づいて、ホイルシリンダ圧Pwc/** の
減圧勾配Kr が検知される。図4は、減圧ソレノイドS
F*Rがデューティ駆動された際に検出されたホイルシ
リンダ圧Pwc/** の減圧勾配Kr を示す。上記の処理に
よれば、保持ソレノイドSF*Hおよび減圧ソレノイド
SF*Rが所定デューティ比で駆動される際のホイルシ
リンダ圧Pwc/** の変化度合いを把握することができ
る。すなわち、本実施例によれば、保持ソレノイドSF
*Hおよび減圧ソレノイドSF*Rの、ECU10から
の駆動信号に対する応答特性を把握することができる。
【0040】図5は、ABS制御を実現すべく、本実施
例の液圧ブレーキ装置においてECU10が実行する制
御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図5に示す
ルーチンは、その処理が終了するごとに繰り返し駆動さ
れるルーチンである。図5に示すルーチンが起動される
と、まずステップ130の処理が実行される。ステップ
130では、ABS制御の開始条件が成立するか否かが
判別される。具体的には、車速SPDが所定値を越えて
発生している状況下で、ブレーキ操作に伴って、何れか
の車輪について開始スリップ率を越えるスリップ率が発
生したか否かが判別される。その結果、ABS制御の開
始条件が成立していないと判別される場合は、以後、何
ら処理が進められることなく、今回のルーチンが終了さ
れる。一方、ABS制御の開始条件が成立していると判
別される場合は、次にステップ132の処理が実行され
る。
【0041】ステップ132では、上記図2に示すルー
チンにより検出された減圧勾配Krの絶対値が、所定値
Kr0をαで減算した値(Kr0−α)以上であり、かつ、
所定値Kr0にαを加算した値(Kr0+α)以下であるか
否かが判別される。尚、所定値Kr0は、減圧ソレノイド
SF*Rが上述の所定デューティ比で駆動された際に実
現されると推定されるホイルシリンダ圧Pwc/** の減圧
勾配である。Kr0−α≦|Kr |≦Kr0+αが成立する
場合は、減圧ソレノイドSF*Rが所望の応答特性を有
していると判断できる。この場合は、減圧ソレノイドS
F*Rを、上記の所定デューティ比で駆動することが適
切である。従って、Kr0−α≦|Kr |≦Kr0+αが成
立すると判別された場合は、次にステップ134の処理
が実行される。
【0042】一方、Kr0−α≦|Kr |≦Kr0+αが成
立しない場合は、減圧ソレノイドSF*Rが所望の応答
特性を有していないと判断できる。この場合は、減圧ソ
レノイドSF*Rに供給する駆動信号のデューティ比を
補正することが適切である。従って、Kr0−α≦|Kr
|≦Kr0+αが成立しないと判別された場合は、次にス
テップ136の処理が実行される。
【0043】ステップ134では、減圧ソレノイドSF
*Rへの指令電流Ir を、通常どおり所定値I1 にする
処理が実行される。本ステップ134の処理が終了する
と、次にステップ138の処理が実行される。ステップ
136では、減圧ソレノイドSF*Rへの指令電流Ir
を、所定値I1 に、所定値Kr0と上記図2に示すルーチ
ンにより検出された減圧勾配Kr の絶対値と比を乗算し
て得られた値にする処理が実行される。本ステップ13
6の処理が実行されると、検出された減圧勾配Kr の絶
対値が大きいほど、すなわち、ホイルシリンダ圧の減圧
する速度が大きいほど、指令電流Ir は小さくなり、一
方、減圧勾配Kr の絶対値が小さいほど、指令電流Ir
は大きくなる。本ステップ136の処理が終了すると、
次に、ステップ138の処理が実行される。
【0044】図6(A)は、所定周期の三角波と、減圧
ソレノイドSF*Rへの指令電流Ir とを比較するため
の図である。また、図6(B)は、減圧ソレノイドSF
*Rへの指令電流Ir に応じたデューティ比を有する駆
動信号を表した図である。減圧ソレノイドSF*Rへの
指令電流Ir が所定値I1 である場合、減圧ソレノイド
SF*Rには、図6(B)に示す領域Iに応じた時間だ
け駆動信号が供給される。
【0045】そして、減圧ソレノイドSF*Rへの指令
電流Ir が大きくなると(図6(A)において太線矢
印)、減圧ソレノイドSF*Rには、図6(B)に示す
如く、領域Iの場合に比して領域IIおよび領域III に応
じた時間だけ長く駆動信号が供給される。一方、減圧ソ
レノイドSF*Rへの指令電流Ir が小さくなると、減
圧ソレノイドSF*Rには、領域Iの場合に比して短い
時間の駆動信号が供給される。従って、かかる手法によ
れば、イニシャルチェック時におけるホイルシリンダ圧
Pwc/** の減圧勾配Kr の絶対値が大きいほど、ABS
制御時に減圧ソレノイドSF*Rに供給する駆動信号の
デューティ比を減少させることができると共に、減圧勾
配Kr の絶対値が小さいほど、上記の駆動信号のデュー
ティ比を増加させることができる。
【0046】ステップ138では、保持ソレノイドSF
*Hが閉弁状態(オン状態)とされる。本ステップ13
8の処理が実行されると、ホイルシリンダ44,46と
マスタシリンダ18側とが遮断される。ステップ140
では、上記ステップ134または136で演算された指
令電流Ir に応じたデューティ比で、減圧ソレノイドS
F*Rがデューティ駆動される。本ステップ140の処
理が実行されると、ホイルシリンダ44,46と補助リ
ザーバ58側との間の導通状態が上記のデューティ比で
切り換えられ、ホイルシリンダ圧Pwc/** が適当な減圧
勾配で減圧されることになる。
【0047】ステップ142では、上記ステップ140
の処理が実行された後、所定時間tshが経過したか否か
が判別される。所定時間tshは、減圧モードを継続する
時間である。本ステップ142の処理は、所定時間tsh
が経過すると判別されるまで繰り返し実行される。所定
時間tshが経過した場合は、ABS制御において減圧モ
ードが終了したと判断できる。この場合は、次段階とし
て保持モードと増圧モードとを繰り返し、ホイルシリン
ダ圧Pwc/** を増圧させる必要がある。従って、上記ス
テップ140の処理が実行された後、所定時間tshが経
過したと判別された場合は、次にステップ144の処理
が実行される。
【0048】ステップ144では、減圧ソレノイドSF
*Rを閉弁状態(オフ状態)とされる。本ステップ14
4の処理が実行されると、ホイルシリンダ44,46と
補助リザーバ58側との導通状態が遮断され、ホイルシ
リンダ圧Pwc/** が所定の圧力に維持される。ステップ
146では、上記図2に示すルーチンにより検出された
増圧勾配Kaが、所定値Ka0をβで減算した値(Ka0−
β)以上であり、かつ、所定値Ka0にβを加算した値
(Ka0+β)以下であるか否かが判別される。尚、所定
値Ka0は、保持ソレノイドSF*Hが上述の所定デュー
ティ比で駆動された際に実現されると推定されるホイル
シリンダ圧Pwc/** の増圧勾配である。Ka0−β≦Ka
≦Ka0+βが成立する場合は、保持ソレノイドSF*H
が所望の応答特性を有していると判断できる。この場合
は、保持ソレノイドSF*Hを、上記の所定デューティ
比で駆動することが適切である。従って、Ka0−β≦K
a ≦Ka0+βが成立すると判別された場合は、次にステ
ップ148の処理が実行される。
【0049】一方、Ka0−β≦Ka ≦Ka0+βが成立し
ない場合は、保持ソレノイドSF*Hが所望の応答特性
を有していないと判断できる。この場合は、保持ソレノ
イドSF*Hに供給する駆動信号のデューティ比を補正
することが適切である。従って、Ka0−β≦Ka ≦Ka0
+βが成立しないと判別された場合は、次にステップ1
50の処理が実行される。
【0050】ステップ148では、保持ソレノイドSF
*Hへの指令電流Ia を、通常どおり所定値I2 にする
処理が実行される。本ステップ148の処理が終了する
と、次にステップ152の処理が実行される。ステップ
150では、保持ソレノイドSF*Hへの指令電流Ia
を、所定値I2 に、所定値Ka0と上記図2に示すルーチ
ンにより検出された増圧勾配Ka との比を乗算して得ら
れた値にする処理が実行される。本ステップ150の処
理が実行されると、増圧勾配Ka が大きいほど、すなわ
ち、ホイルシリンダ圧の増圧する速度が大きいほど指令
電流は小さくなり、一方、増圧勾配Ka が小さいほど指
令電流は大きくなる。
【0051】保持ソレノイドSF*Hへの指令電流Ia
が小さくなると、保持ソレノイドSF*Hに供給される
駆動信号のデューティ比が減少する。また、保持ソレノ
イドSF*Hへの指令電流Ia が大きくなると、かかる
駆動信号のデューティ比が増加する。従って、イニシャ
ルチェック時におけるホイルシリンダ圧Pwc/** の増圧
勾配Ka が大きいほど、ABS制御時に保持ソレノイド
SF*Hに供給する駆動信号のデューティ比を減少させ
ることができると共に、増圧勾配Ka が小さいほど、上
記の駆動信号のデューティ比を増加させることができ
る。
【0052】上記ステップ150の処理が終了すると、
次にステップ152の処理が実行される。ステップ15
2では、上記ステップ148および150で演算された
指令電流Ia に応じたデューティ比で、保持ソレノイド
SF*Hがデューティ駆動される。本ステップ152の
処理が実行されると、ホイルシリンダ44,46とマス
タシリンダ18側との導通状態が上記のデューティ比で
切り換えられ、ホイルシリンダ圧Pwc/** が適当な増圧
勾配で昇圧される。
【0053】ステップ154では、ABS制御の終了条
件が成立するか否かが判別される。ABS制御の終了条
件は、ブレーキペダル12の踏み込みが解除された場
合、すべての車輪のスリップ率が適正な範囲に低下した
場合、車速SPDが十分に低速となった場合等に成立す
る。上記の判別の結果、ABS制御の終了条件が成立し
ていないと判別された場合は、再び上記ステップ132
の処理が実行される。一方、ABS制御の終了条件が成
立していると判別された場合は、次にステップ156の
処理が実行される。
【0054】ステップ156では、保持ソレノイドSF
*Hが開弁状態(オフ状態)とされる。本ステップ15
6の処理が終了すると、今回のルーチンが終了される。
上記の処理によれば、図2に示すルーチンを実行するこ
とにより得られた増圧勾配Ka および減圧勾配Kr の大
きさに応じて、保持ソレノイドSF*Hおよび減圧ソレ
ノイドSF*Rに供給する駆動信号のデューティ比を補
正することができる。駆動信号のデューティ比が補正さ
れると、すなわち、保持ソレノイドSF*Hおよび減圧
ソレノイドSF*Rがオン状態とされている時間が補正
されると、かかるソレノイドを介して高圧通路32側か
らホイルシリンダ44,46に向けて流通するブレーキ
フルードの量が増減され、ホイルシリンダ圧の増圧勾配
および減圧勾配が変化する。このため、本実施例によれ
ば、保持ソレノイドSF*Hおよび減圧ソレノイドSF
*Rが所望の応答特性を有していない場合でも、それら
のソレノイドに供給する駆動信号を補正することで、ホ
イルシリンダに所望の圧力を発生させることができる。
従って、本実施例の液圧ブレーキ装置によれば、車輪の
スリップ状態を速やかに解除することが可能となる。
【0055】尚、上記の実施例においては、保持ソレノ
イドSF*Hおよび減圧ソレノイドSF*Rが請求項1
記載の「電磁弁」に相当していると共に、ECU10
が、上記ステップ110および118の処理を実行する
ことにより請求項1記載の「応答特性検出手段」が、上
記ステップ134の処理に代えて上記ステップ136の
処理を実行すること、および、上記ステップ148の処
理に代えて上記ステップ150の処理を実行することに
より請求項1記載の「駆動信号補正手段」が、それぞれ
実現されている。
【0056】ところで、上記の実施例においては、保持
ソレノイドSF*Hおよび減圧ソレノイドSF*Rに供
給する駆動信号のデューティ比を補正することにより、
請求項1記載の「駆動信号補正手段」が実現されている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、それらの
ソレノイドをリニアソレノイドにした液圧ブレーキ装置
において、かかるリニアソレノイドに供給する励磁電流
の大きさを補正することにより「駆動信号補正手段」を
実現することとしてもい。
【0057】また、上記の実施例においては、イニシャ
ルチェック時に保持ソレノイドSF*Hおよび減圧ソレ
ノイドSF*Rに所定のデューティ比を有する駆動信号
を供給し、その際に変化するホイルシリンダ圧の減圧勾
配および増圧勾配を、保持ソレノイドSF*Hおよび減
圧ソレノイドSF*Rの、駆動信号に対する応答特性と
して認識することとしているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、ホイルシリンダ圧が所定圧力だけ変
化するまでの時間、所定時間の間に変化するホイルシリ
ンダ圧の変化量、あるいは、それらのソレノイドの開度
を直接に検出する装置を設け、その装置により検出され
た開度の変化量を、保持ソレノイドSF*Hおよび減圧
ソレノイドSF*Rの応答特性として認識することとし
てもよい。
【0058】また、上記の実施例においては、イニシャ
ルチェック時のホイルシリンダ圧Pwc/** の増圧勾配K
a および減圧勾配Kr に応じて、保持ソレノイドSF*
Hおよび減圧ソレノイドSF*Rに供給する駆動信号の
デューティ比をリニアに増減することとしているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、段階的にデュー
ティ比を補正することとしてもよい。
【0059】更に、上記の実施例においては、ABS制
御に用いられる保持ソレノイドSF*Hおよび減圧ソレ
ノイドSF*Rに限定されているが、本発明はこれに限
定されるものではなく、車両挙動制御(VSC)やブレ
ーキアシスト制御(BA)等の機能を実現するためのソ
レノイドに適用することも可能である。
【0060】
【発明の効果】上述の如く、請求項1および2記載の発
明によれば、電磁弁が所望の応答特性を有していない場
合でも、ホイルシリンダ圧を適正に制御することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である液圧ブレーキ装置のシ
ステム構成図である。
【図2】本実施例の液圧ブレーキ装置において、保持ソ
レノイドおよび減圧ソレノイドの応答特性を検出すべく
実行される制御ルーチンの一例のフローチャートであ
る。
【図3】保持ソレノイドがデューティ駆動される際のホ
イルシリンダ圧の増圧勾配Kaを示す図である。
【図4】減圧ソレノイドがデューティ駆動される際のホ
イルシリンダ圧の減圧勾配Krを示す図である。
【図5】本実施例の液圧ブレーキ装置において、ABS
制御を実現すべく実行される制御ルーチンの一例のフロ
ーチャートである。
【図6】図6(A)は、所定周期の三角波と、保持ソレ
ノイドおよび減圧ソレノイドへの指令電流とを比較する
ための図である。図6(B)は、ソレノイドへの指令電
流に応じたデューティ比を有する駆動信号を表した図で
ある。
【符号の説明】
10 電子制御ユニット(ECU) 36 左前輪保持ソレノイド(SFLH) 38 右前輪保持ソレノイド(SFRH) 44,46 ホイルシリンダ 52 左前輪減圧ソレノイド(SFLR) 54 右前輪減圧ソレノイド(SFRR)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイルシリンダに連通する電磁弁を備
    え、前記電磁弁に付与する駆動信号に基づいてホイルシ
    リンダ圧を制御する液圧ブレーキ装置において、 前記電磁弁の応答特性を検出する応答特性検出手段と、 前記応答特性に応じて前記駆動信号を補正する駆動信号
    補正手段と、 を備えることを特徴とする液圧ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液圧ブレーキ装置におい
    て、 前記応答特性検出手段は、所定の駆動信号に対するホイ
    ルシリンダ圧の変化に基づいて、前記応答特性を検出す
    ることを特徴とする液圧ブレーキ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004509805A (ja) * 2000-09-27 2004-04-02 コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト 電子制御可能なブレーキ操作システムを制御する方法と制御システム
JP2007237899A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Advics:Kk アンチロックブレーキ制御装置
JP2009534253A (ja) * 2006-05-03 2009-09-24 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 圧力制限弁によるブレーキ圧力の制御装置および方法

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