JP2000256424A - ポリビニルアルコールを保護安定剤とするアクリルエマルジョンの製造方法およびその組成物 - Google Patents

ポリビニルアルコールを保護安定剤とするアクリルエマルジョンの製造方法およびその組成物

Info

Publication number
JP2000256424A
JP2000256424A JP11064642A JP6464299A JP2000256424A JP 2000256424 A JP2000256424 A JP 2000256424A JP 11064642 A JP11064642 A JP 11064642A JP 6464299 A JP6464299 A JP 6464299A JP 2000256424 A JP2000256424 A JP 2000256424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
polyvinyl alcohol
polymerization
parts
monomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11064642A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ishitani
幸一 石谷
Tadahiro Inada
忠博 稲田
Akio Harada
昭夫 原田
Takeshi Noguchi
武 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Highpolymer Co Ltd filed Critical Showa Highpolymer Co Ltd
Priority to JP11064642A priority Critical patent/JP2000256424A/ja
Publication of JP2000256424A publication Critical patent/JP2000256424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F20/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride, ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F20/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms, Derivatives thereof
    • C08F20/10Esters
    • C08F20/12Esters of monohydric alcohols or phenols
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/12Polymerisation in non-solvents
    • C08F2/16Aqueous medium
    • C08F2/22Emulsion polymerisation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膜の強伸度、耐熱性等の諸物性の優れたポ
リビニルアルコールを保護安定剤とする超高分子量重合
体アクリルエマルジョンを提供する。 【解決手段】 アクリル酸エステル系共重合体をポリビ
ニルアルコールの存在下に、モノマー乳化物の粒子径
0.5μm以下に乳化分散し、乳化重合させる。重合の
際、水相の酸素濃度を0.3ppm以下に保持し、ヒド
ロペルオキシドまたは過硫酸塩を該単量体100重量部
に対し0.001〜0.2重量部を含むヒドロペルオキシ
ド−還元剤−活性剤−キレート化剤または過硫酸塩−還
元剤−活性剤からなるレドックス系開始剤を用いること
が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は重合安定性および機
械的安定性等に優れ、また強靭性及び耐熱性に優れたフ
ィルムを提供する水性エマルジョンの製造方法及びその
組成物に関するものである。この組成物は紙のコーティ
ング剤や紙工用・紙管用・塩ビ合板用等の接着剤および
モルタルの混和剤や打継剤、繊維加工処理剤や感熱紙・
インクジェット用紙等の種々の用紙、剥離紙のアンダー
コート剤、紙のサイズ剤などに適している。
【0002】
【従来の技術】従来、アクリル酸エステル系単量体の乳
化重合に際し、乳化剤としてアニオン系、ノニオン系お
よびカチオン系界面活性剤が用いられているが、酢酸ビ
ニルの乳化重合の際に用いられるポリビニルアルコール
のような保護コロイドは使用されていない。特開平8−
245706号では、重合を開始して以降、熟成を開始
するまでの間にポリビニルアルコールを添加してエマル
ジョンを製造する方法を開示しているが、この方法で
は、乳化重合を開始させるときに乳化剤を使用している
ために、各種用途に使用する場合に乳化剤がマイグレー
ションを起こし、物性に悪影響を及ぼすという問題があ
った。
【0003】また、特開平6−179705号では保護
コロイド剤として末端にメルカプト基を有するポリビニ
ルアルコールを用いエマルジョン粒子と化学的に反応さ
せることによりエマルジョンを製造する方法が提案され
ているが、この変性ポリビニルアルコールを保護コロイ
ドとしてアクリル系単量体の通常の乳化重合を行った場
合、メルカプト基を有するポリビニルアルコールを用い
ているために、また通常の乳化重合に使われる開始剤で
重合を行っているために、分子量がそれほど高くならな
い。それゆえ、得られたフィルムの強度も弱く、耐熱性
にも劣るものであった。さらに、特開平5−21400
6に超高分子量重合体エマルジョンの製造法が開示され
ているが、分散剤として乳化剤を用いており、ポリビニ
ルアルコールの系に比べてチクソトロピックな性質を有
するためロール適性が悪く、糊飛びがあるため接着剤と
しての使用が難しい等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に酢酸ビニルの乳
化重合では、エマルジョン粒子表面にポリビニルアルコ
ールなどの水溶性高分子を化学的に吸着させることによ
り、安定性の優れたエマルジョンを得ることが出来、ポ
リビニルアルコールの重合度、鹸化度を変えることによ
り所望のエマルジョン粘度が得られることが知られてい
る。しかしながらアクリル系単量体は酢酸ビニル単量体
に比べてラジカル反応性が小さくポリビニルアルコール
の存在下では乳化重合の初期反応が起こりにくいため、
重合時の安定性に乏しく、得られたエマルジョンの機械
的安定性に乏しいという問題があった。また、メルカプ
ト基を有するポリビニルアルコールを使用したエマルジ
ョンは、0.2重量%以上の触媒量を用いて通常の乳化
重合を行っているために分子量が大きくならず、強靭な
フィルムや耐熱性の良いフィルムが得られないという問
題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はポリビニルアル
コールの存在下にアクリル系単量体を乳化分散させて乳
化重合を行いエマルジョンを製造する方法である。その
際、乳化重合の初期反応を起こりやすくするために、乳
化物の粒子径を0.5μm以下にすることが重要であ
る。さらに、反応系水相の酸素濃度を0.3ppm以下
に保持し、ヒドロペルオキシドまたは過硫酸塩を該単量
体100重量部に対し0.001〜0.2重量部を含むヒ
ドロペルオキシド−還元剤−活性剤−キレート化剤また
は過硫酸塩−還元剤−活性剤からなるレドックス系開始
剤を用いることにより、さらに好ましく超高分子量重合
体アクリルエマルジョンを製造することができる。を特
徴とする
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のエマルジョンの製造において用いられるアクリ
ル酸エステル系単量体としては、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エ
チルヘキシル、等のアクリル酸エステル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル等のメタクリル酸エステ
ルが挙げられる。これらは単独または2種以上を併用で
きる。またアクリル系単量体と共重合できる単量体とし
ては、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N
−エチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルア
ミド、ジアセトンアクリルアミド等のアクリルアミド系
単量体、アクリロニトリル等のニトリル系単量体および
その誘導体、スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族
ビニル系単量体及びその誘導体、ブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレンなどのジエン系単量体およびその誘導
体、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸等の不飽和
酸が挙げられる。
【0007】さらに本発明に用いられるポリビニルアル
コールは水溶性であれば、平均重合度、鹸化度に制限は
ない。又、チオール基変性ポリビニルアルコール、カル
ボキシル基変性ポリビニルアルコール、スルホン酸変性
ポリビニルアルコール、シラノール基変性ポリビニルア
ルコール、アセトアセチル化ポリビニルアルコール、カ
チオン変性ポリビニルアルコール、分子内に炭素数4以
下のα−オレフィン単位を1〜20モル%含有する変性
ポリビニルアルコール等のポリビニルアルコールを含
む。
【0008】前記ポリビニルアルコールの使用量は、エ
チレン性不飽和単量体100部に対して0.1〜100
重量部、好ましくは1〜50重量部である。ポリビニル
アルコールの使用量が0.1重量部より小さい場合には
重合が安定に進行せず、また出来たエマルジョンの安定
性が得られない。また100重量部より大きくすると重
合系の粘度が高くなり均一に重合を進行させることが出
来ない。本発明において乳化重合の際に使用する重合開
始剤としては、乳化重合に通常使用する水溶性の開始
剤、または水溶性のレドックス開始剤、あるいは油溶性
開始剤が使用される。水溶性開始剤の例としては過硫酸
カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩が挙げら
れ、レドックス系開始剤としては過酸化水素、クメンヒ
ドロパーオキシド、t−ブチルパーオキシド、過硫酸塩
等の開始剤とグルコース、デキストロース、ホルムアル
デヒドナトリウムスルホキシラート、チオ硫酸ナトリウ
ム等の還元剤との組み合わせが考えられる。
【0009】また、油溶性開始剤としてはアゾビスイソ
ブチロニトリル等のアゾ化合物、ベンゾイルパーオキシ
ドなどの過硫酸物が挙げられる。この場合にはあらかじ
め不飽和単量体中に溶解させておくのが便利である。さ
らにフィルムの強靭性及び耐熱性を得るためにはその開
始剤の使用量が限定される。それらの使用量は単量体1
00重量部に対し、0.001〜0.2重量部、好ましく
は0.01〜0.1重量部の範囲である。0.001重量
部未満の使用量では重合を完結させるためには長時間の
反応が必要となるばかりでなく、反応が完結せず、また
0.2重量部を越える使用量では重合体の重合度が低下
するため好ましくない。
【0010】重合を安定に進めるためにはモノマー乳化
物の粒子径を0.5μm以下にすることが必要である
が、その調製は、それらポリビニルアルコールと重合す
る単量体を強力乳化装置により乳化することによって行
う。モノマー乳化物の粒子径を所定の0.5μm以下に
するには、強力乳化装置や乳化操作条件を適宜選択しな
ければならない。その選択が不適当であると、粒子径が
0.5μm以下または一旦均一なエマルジョンとなって
も経時で変化し相分離するなどの不都合が起こる。強力
乳化機にはローターとステーターからなるもの、高速回
転部よりなるもの、超音波方式、高圧において細孔通過
よりなるものなどが対象となり得る。
【0011】耐熱性を付与するため、超高分子量アクリ
ルエマルジョンを製造するには、本発明で使用する重合
開始剤の量を極めて少なくし、かつ、反応系水相の酸素
濃度を0.3ppm以下に低く保持した条件で反応させ
ることが必要である。この条件は、単に反応系を窒素置
換した程度では達成できないほどの低い溶存酸素濃度で
ある。溶存酸素濃度がこの水準を超えるときは重合開始
剤の増量を必要とし、超高分子量重合体の分子量の低
下、エマルジョンの安定性、皮膜の機械的性質、化学的
性質を低下させる。反応系水相の酸素濃度は、例えば
0.5%重亜硫酸ソーダ水溶液中に電極を浸漬し、酸素
濃度を0ppmに較正した溶存酸素濃度計(東亜電波工
業(株))を用いて測定する。
【0012】反応に際してはまず所定量の水を釜に仕込
む。これとは別に、所定量の単量体を所定量の水、ポリ
ビニルアルコールでモノマー乳化し、その乳化物の粒子
径を0.5μm以下とし、滴下漏斗に挿入する。次に、
両者に窒素ガスをバブルし脱酸素する。反応系水相の溶
存酸素が0.3ppm以下になった時点で、窒素ガスの
バブリングを続けながら同様に溶存酸素を0.3ppm
以下とした開始剤の滴下をする方法をとる。反応温度は
レドックス系開始剤の分解温度であればその範囲内で自
由に選びうるが、開始剤量が少ないので50℃以下好ま
しくは30℃以下が望ましい。
【0013】ポリビニルアルコールを保護安定剤とする
アクリルエマルジョンを塗布した塗工物としては耐水性
及び耐熱性の良いコーティング紙や紙管・塩ビ合板およ
びモルタルの混和剤や打継剤、耐熱性・耐水性の良い繊
維や感熱紙・インクジェット用紙等の種々の用紙、耐水
性良好な剥離紙等がある。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に説明する
が、これらに限定されるものではない。 (実施例1)撹拌装置、温度計、コンデンサー、滴下ロ
ート、窒素ガス通気管を備えたフラスコに水150部を
仕込んだ。ビーカーにアクリル酸2−エチルヘキシル3
60部、メタクリル酸10部、ポリビニルアルコール
(重合度500、鹸化度88mol%)30部に水44
0部を加えホモミキサーによって予備乳化を行い、さら
に高圧ホモジナイザーを用いて、平均粒子径0.4μm
のO/Wエマルジョンとした。乳化物及びフラスコに窒
素ガスを50〜100ml/分、約2時間バブリングを
続けると溶存酸素濃度は約0ppmになる。(溶存酸素
濃度計は0.5%重亜硫酸ソーダ水溶液で酸素濃度0p
pmに較正する。)両系の酸素濃度が0ppm以下にな
ったら、モノマー乳化物を4時間で滴下し、10%t−
ブチルペルオキシド25部、10%ホルムアルデヒドナ
トリウムスルホキシレート25部を5時間で滴下した。
この間、系の温度は60℃±2℃に保つ。滴下終了後1
時間同温度に保持し、熟成する。このエマルジョンの重
合安定剤及び機械的安定性は良好であった。又、得られ
たエマルジョンを以下の項目について評価した。
【0015】(1) 乳化物粒子径 (2) 不揮発分1) (3) 重合安定性(グリッド量)2) (4) 機械的安定剤3) (5) 皮膜の破断強度4) (6) 皮膜の破断時の伸度4) (7) 耐熱性5)
【0016】註: 1) エマルジョンを105℃1時間乾燥し不揮発分を
測定し、全エマルジョンに対する重量百分率で求めた。 2) エマルジョンを120日パイレンネットでろ過
し、その全エマルジョンに対する重量百分率で求めた。 3) マロンテスターを用いて、試料50g、荷重15
kg、1000rpm、15分間の条件で負荷を与えた
後、80メッシュの金網でろ過し、金網上に残留した凝
固物の固形分重量を測定し、次式により凝固率(%)を
求めた。 凝固率=(凝固物の固形分重量)/(50×エマルジョ
ンの固形分濃度)×100 4) チャック間隔10mm、伸張速度100mm/分 5) 耐熱性はバイブロンによる動的粘弾性が測定可能
な上限温度で示した。
【0017】(実施例2)実施例1において、アクリル
酸2−エチルヘキシル360部、メタクリル酸10部の
代わりに、アクリル酸ブチル90部、アクリル酸エチル
180部、アクリロニトリル100部、ダイアセトンア
クリルアミド8部、イタコン酸5部を用い、10%t−
ブチルペルオキシド25部、10%ホルムアルデヒドナ
トリウムスルホキシレート25部の代わりに4%クメン
ヒドロペルオキシド水溶液25部、4%ホルムアルデヒ
ドナトリウムスルホキシレート水溶液25部を用いた。
それ以外は実施例1と同じ条件で重合した。このエマル
ジョンの重合安定性及び機械的安定性は良好であった。
【0018】(実施例3)撹拌装置、温度計、コンデン
サー、滴下ロート、窒素ガス通気管および酸素濃度計の
電極を備えた1リットルフラスコに第一硫酸鉄0.00
2部、エチレンジアミン4酢酸ナトリウム0.01部お
よび水140部を仕込んだ。この場合酸素濃度は一般的
に5〜10ppmである。1リットルビーカーにアクリ
ル酸ブチル90部、アクリル酸エチル180部、アクリ
ロニトリル100部、ダイアセトンアクリルアミド8
部、イタコン酸5部、ポリビニルアルコール(重合度5
00、鹸化度88mol%)30部に水440部を加え
ホモミキサーによって予備乳化を行い、さらに高圧ホモ
ジナイザーを用いて、平均粒子径0.5μmのO/Wエ
マルジョンとした。乳化物及びフラスコに窒素ガスを5
0〜100ml/分、約2時間バブリングを続けると溶
存酸素濃度は約0ppmになる。(溶存酸素濃度計は
0.5%重亜硫酸ソーダ水溶液で酸素濃度0ppmに較
正する。)両系の酸素濃度が0ppm以下になったら、
モノマー乳化物、0.4%クメンヒドロペルオキシド水
溶液25部、0.4%ホルムアルデヒドナトリウムスル
ホキシレート水溶液25部を4時間かけて滴下する。こ
の間系の温度は32±2℃に保つ。滴下終了後、1時間
同温度に保持し熟成する。冷却後25%アンモニア水を
5部添加し中和する。このエマルジョンの重合安定性及
び機械的安定性は良好であった。また、耐熱性良好な樹
脂が得られた。 (実施例4)
【0019】実施例3において、ポリビニルアルコール
を60部使用した。それ以外は実施例1と同じ条件で重
合した。このエマルジョンの重合安定性及び機械的安定
性は良好であった。また、耐熱性良好な樹脂が得られ
た。
【0020】(比較例1)ホモミキサーのみで乳化を行
い乳化物粒子径を0.2μmとした以外は実施例1と同
じ条件で重合した。このエマルジョンの重合安定性は不
良で多量のグリッドが発生し機械的安定性も不良であっ
た。
【0021】(比較例2)20%ポリビニルアルコール
の使用量を0.185部とした以外は実施例1と同じ条
件で重合した。このエマルジョンは、ポリビニルアルコ
ールの使用量が少なすぎる為に乳化物粒子径が0.5μ
m以上になり重合安定性、機械的安定性も不良であっ
た。
【0022】(比較例3)滴下モノマーエマルジョン系
の酸素濃度を+0.5ppmにした以外は実施例3と同
様の条件で反応を開始した。滴下30分くらいで発熱が
見られなくなり、モノマーの滞留が見られるようになり
反応を中断した。得られたエマルジョンの諸性質を表1
に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】乳化物粒子径を0.5μm以下にするこ
とでポリビニルアルコールを保護安定剤とするアクリル
エマルジョンを安定に製造することが出来た。さらに水
相の酸素濃度を0.3ppm以下に保持し、ヒドロペル
オキシドまたは過硫酸塩を該単量体100重量部に対し
0.001〜0.2重量部を含むヒドロペルオキシド−還
元剤−活性剤−キレート化剤または過硫酸塩−還元剤−
活性剤からなるレドックス系開始剤を用いることによ
り、そこから得られる皮膜の強伸度、耐熱性等の諸物性
の優れたポリビニルアルコールを保護安定剤とする超高
分子量重合体アクリルエマルジョンを製造することが出
来た。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月4日(1999.6.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】耐熱性を付与するため、超高分子量アクリ
ルエマルジョンを製造するには、本発明で使用する重合
開始剤の量を極めて少なくし、かつ、反応系水相の酸素
濃度を0.3ppm以下に低く保持した条件で反応させ
ることが必要である。この条件は、単に反応系を窒素置
換した程度では達成できないほどの低い溶存酸素濃度で
ある。溶存酸素濃度がこの水準を超えるときは重合開始
剤の増量を必要とし、超高分子量重合体の分子量の低
下、エマルジョンの安定性、皮膜の機械的性質、化学的
性質を低下させる。反応系水相の酸素濃度は、例えば
0.5%重亜硫酸ソーダ水溶液中に電極を浸漬し、酸素
濃度を0ppmに較正した溶存酸素濃度計(東亜電波工
業(株)製DDIC−3)を用いて測定する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 133/08 C09D 133/08 4J100 C09J 133/08 C09J 133/08 Fターム(参考) 4J002 BE022 BE032 BG041 BG051 BG061 GH02 GJ01 GK02 HA07 4J011 AA05 AA08 BA08 BB01 BB02 DA01 KA16 KB08 KB22 KB29 4J015 CA03 CA05 4J038 CE022 CG141 CH031 CH041 JA66 KA03 MA08 MA10 MA14 NA11 NA14 NA26 PC04 PC06 PC10 4J040 DD022 DF041 DF051 HA256 HB41 HD41 JA03 KA21 KA38 LA01 LA05 LA06 LA08 QA01 4J100 AB02Q AJ02Q AJ08Q AL03P AL04P AM02Q AM17Q AM19Q AM21Q AS03Q AS07Q BA14Q CA01 CA04 DA22 DA50 DA51 EA09 FA03 FA20 JA01 JA03 JA11 JA13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル酸エステル系共重合体をポリビ
    ニルアルコールの存在下に、モノマー乳化物の粒子径
    0.5μm以下に乳化分散し、乳化重合させるポリビニ
    ルアルコールを保護安定剤とするアクリルエマルジョン
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 アクリル酸エステル系単量体をポリビニ
    ルアルコールの存在下に、モノマー乳化物の粒子径0.
    5μm以下に乳化分散し、その後、水相の酸素濃度を
    0.3ppm以下に保持し、ヒドロペルオキシドまたは
    過硫酸塩を該単量体100重量部に対し0.001〜0.
    2重量部を含むヒドロペルオキシド−還元剤−活性剤−
    キレート化剤または過硫酸塩−還元剤−活性剤からなる
    レドックス系開始剤を用いることを特徴とする超高分子
    量重合体アクリルエマルジョンの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の方法により製造され
    たアクリルエマルジョンを含有する組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3のアクリルエマルジョンを含有
    する組成物を塗工した塗工物。
JP11064642A 1999-03-11 1999-03-11 ポリビニルアルコールを保護安定剤とするアクリルエマルジョンの製造方法およびその組成物 Pending JP2000256424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11064642A JP2000256424A (ja) 1999-03-11 1999-03-11 ポリビニルアルコールを保護安定剤とするアクリルエマルジョンの製造方法およびその組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11064642A JP2000256424A (ja) 1999-03-11 1999-03-11 ポリビニルアルコールを保護安定剤とするアクリルエマルジョンの製造方法およびその組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000256424A true JP2000256424A (ja) 2000-09-19

Family

ID=13264134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11064642A Pending JP2000256424A (ja) 1999-03-11 1999-03-11 ポリビニルアルコールを保護安定剤とするアクリルエマルジョンの製造方法およびその組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000256424A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002188069A (ja) * 2000-12-19 2002-07-05 Showa Highpolymer Co Ltd 接着剤組成物及びそれを用いた紙管
WO2004089993A1 (ja) * 2003-04-09 2004-10-21 Kuraray Co., Ltd. (メタ)アクリル樹脂系エマルジョンおよびその製造方法
JP2004339291A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Kuraray Co Ltd 水性塗料
JP2006057019A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 水性アクリル共重合エマルジョン、再分散性アクリル共重合エマルジョン粉末、およびそれらの製造方法
JP2006286358A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Achilles Corp 導電性複合積層体及びその製造方法
JP2008156537A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Nippon Zeon Co Ltd 超微粒子ラテックスの製造方法
JP2010047879A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Kishu Paper Co Ltd 工程紙、工程紙用原紙、工程紙の製造方法、および工程紙用原紙の製造方法
JP2016187803A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 東洋インキScホールディングス株式会社 微粒子膜の製造方法
WO2025128409A1 (en) * 2023-12-15 2025-06-19 Buckman Laboratories International, Inc. Polyvinyl alcohol acrylate dispersion copolymer

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002188069A (ja) * 2000-12-19 2002-07-05 Showa Highpolymer Co Ltd 接着剤組成物及びそれを用いた紙管
WO2004089993A1 (ja) * 2003-04-09 2004-10-21 Kuraray Co., Ltd. (メタ)アクリル樹脂系エマルジョンおよびその製造方法
US8030398B2 (en) 2003-04-09 2011-10-04 Kuraray Co., Ltd. Method for producing a (meth)acrylic resin emulsion
JP2004339291A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Kuraray Co Ltd 水性塗料
JP2006057019A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 水性アクリル共重合エマルジョン、再分散性アクリル共重合エマルジョン粉末、およびそれらの製造方法
JP2006286358A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Achilles Corp 導電性複合積層体及びその製造方法
JP2008156537A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Nippon Zeon Co Ltd 超微粒子ラテックスの製造方法
JP2010047879A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Kishu Paper Co Ltd 工程紙、工程紙用原紙、工程紙の製造方法、および工程紙用原紙の製造方法
JP2016187803A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 東洋インキScホールディングス株式会社 微粒子膜の製造方法
WO2025128409A1 (en) * 2023-12-15 2025-06-19 Buckman Laboratories International, Inc. Polyvinyl alcohol acrylate dispersion copolymer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1303765C (en) Sizing agents for paper based on finely divided aqueous dispersions
JP2909518B2 (ja) 水性重合体分散液の製造方法
JPH07165802A (ja) 超微粒ラテックスの製造方法
US6190767B1 (en) Aqueous emulsion for pressure-sensitive adhesive and process for the preparation thereof
KR940004713B1 (ko) 우수한 습접착특성을 지닌 비닐 아세테이트/에틸렌 공중합체 에멀젼
JP2000256424A (ja) ポリビニルアルコールを保護安定剤とするアクリルエマルジョンの製造方法およびその組成物
JP2005520937A (ja) 表面サイジングに適したスチレン/アクリレート共重合体組成物
WO1999061484A1 (en) Aqueous emulsion and process for producing the same
JPS59152972A (ja) 耐水性コ−テイング組成物
JP2001123138A (ja) 合成樹脂エマルジョン型接着剤
JP3901385B2 (ja) エチレン−酢酸ビニル系共重合体エマルジョンおよびその製造方法
NO752021L (ja)
JP2000309743A (ja) 常温成膜条件下で高強度、高伸度を有するオーバーコート用エマルジョンの製造法
JPS6334196B2 (ja)
EP0255363A2 (en) Terpolymer emulsions
JP2657600B2 (ja) 初期接着性に優れたエマルジョン接着剤及びその製造方法
US3317449A (en) Polyvinylidene chloride latex and process
JP4385861B2 (ja) 建材化粧紙加工用水性樹脂分散体、及びそれを用いて得られる建材化粧紙
JPH0158205B2 (ja)
JPS63258913A (ja) 硬化性水性樹脂分散液
JPS58104902A (ja) 乳化重合方法
RU2850010C1 (ru) Способ получения устойчивых поливинилацетатных суспензий с узким распределением частиц по размерам
JPS61271367A (ja) 水分散型感圧性接着剤組成物の製造法
JPH0649108A (ja) コア・シェル型エマルジョンの製造方法
JP2588182B2 (ja) ゴム状アクリル重合体の製法