JP2000257302A - 免震装置の設置状態調整方法及びその設置状態調整装置 - Google Patents
免震装置の設置状態調整方法及びその設置状態調整装置Info
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Abstract
とベースプレートの支持手段との干渉を低減するととも
に、そのベースプレートの高さや水平状態に関する調整
作業の作業性を改善し、しかも前記支持手段をベースプ
レートの直下に配設して分解せずにそのまま基礎コンク
リート中に埋設し得るように改良する。 【解決手段】免震装置設置用のベースプレート4の下面
側に雌ネジ部材15を設け、該雌ネジ部材15に螺合し
た調整用ボルト16自体を介して前記ベースプレート4
を支持するとともに、その調整用ボルト16を回転して
螺合位置を調整することによりベースプレート4の設置
状態を調整する。
Description
に関する。より詳しくは、その免震装置の設置上の基準
面となるベースプレートに対する高さや水平状態等の設
置状態に関する調整作業を改善するための改良技術に関
する。
が長期にわたって継続的に作用することから、その間の
性能を確実に維持するためには、設置上の作業精度がき
わめて重要である。とりわけ、免震装置を支持する支持
強度の確保及び免震装置の設置状態に関する作業精度が
重要である。このため、従来から免震装置を支持する設
置基礎部を堅固な構造に形成するため、当該部分に多数
の鉄筋を配筋するのが一般的である。また、ベースプレ
ートの設置に関しては、支持用フレームを形成して、そ
のベースプレートの支持部の高さ調整を介して設置状態
を水平に調整した上、コンクリートを打設するという手
法が広く知られている。ところで、そのベースプレート
の支持用フレームは、前記設置基礎部の内方に設置して
基礎コンクリート中に埋設するようにすれば、分解作業
も省けるし、ベースプレートを直下で支持することか
ら、作業性及び支持構造上の観点、延いては工事費用の
面からも有利である。しかしながら、当該部分には、前
述のように多数の鉄筋が配筋されることから、支持用フ
レームを設置基礎部内に形成しようとすると、それらの
鉄筋と支持用フレームとが干渉し合い、設置上の作業性
がわるいだけでなく、場合によってはベースプレートの
設置状態を調整するための作業スペースが確保できない
といった問題があった。このため、ベースプレートの支
持用フレームは前記設置基礎部の外方に設置し、基礎コ
ンクリートを打設後、分解撤去するという手法が一般的
に用いられている。
従来技術の問題点に鑑みて創作したもので、前記設置基
礎部に配筋された鉄筋との干渉を低減し得るとともに、
ベースプレートの設置状態の調整作業に関する作業性を
改善でき、かつベースプレートの直下に配設して分解せ
ずにそのまま基礎コンクリート中に埋設可能なベースプ
レートの支持手段を提供し、これにより免震装置の設置
状態に関する調整作業の改善を図ることを目的とするも
のである。
決するため、免震装置設置用のベースプレートの下面側
に雌ネジ部材を設け、該雌ネジ部材に螺合した調整用ボ
ルトを介して前記ベースプレートを支持するとともに、
その調整用ボルトを回転して螺合位置を調整することに
より、前記ベースプレートの設置状態を調整するという
技術手段を採用した。以上のように、本発明において
は、調整用ボルト自体を介してベースプレートを支持す
るように構成したので、従来の支持用フレームに比べて
設置スペースを大幅に削減することができることから、
鉄筋との干渉を大幅に低減できる。また、ベースプレー
トの設置状態の調整は前記調整用ボルトの回転操作だけ
で可能なことから当該作業スペースも少なくて済む。な
お、最終的な微調整段階において、前記調整用ボルトの
下端部を回転のみ可能に位置決めした状態で調整作業を
行うようにすれば、ベースプレートの水平方向の位置関
係を固定した状態において、高さ方向に関する設置状態
のみの微調整が可能である。
は、前記ベースプレートの前記雌ネジ部材に対応した位
置に貫通孔を形成し、該貫通孔を介してベースプレート
の上方から前記雌ネジ部材に螺合した調整用ボルトを回
転して螺合位置を調整し得るように構成したり、調整用
ボルトの適宜位置に係合部を形成し、その係合部に回動
用工具を係合して回転することにより螺合位置を調整し
得るように構成することができる。
用ボルトからなる支持手段の設置数に関しては種々の選
択が可能である。例えば、3本以上の調整用ボルトを使
用してベースプレートの下面を3箇所以上で支持する実
施形態が可能である。この場合には、ベースプレートの
設置状態の調整は、それぞれの支持手段を構成する調整
用ボルトを介して行うことができる。また、ベースプレ
ートの支持部のうちの少なくとも2個所以上に調整用ボ
ルトを用い、他の支持部には調整のできない支持手段を
採用する形態も可能である。この場合には、調整可能な
2箇所以上の調整用ボルトを用いてベースプレートの設
置状態を調整することになる。なお、前記ベースプレー
トは、平板状からなり水平状態に調整することが一般的
であるが、必ずしもそれに限定されることなく他の実施
形態にも適用が可能である。また、ベースプレートの平
面形状や板厚に関しても特に限定されることなく、要は
そのベースプレートの上面を利用して免震装置を設置す
るものであればよい。また、前記調整用ボルトの設置位
置に関しては、ベースプレートの形状や下面のアンカー
部材の設置状態に応じて選定すればよい。
ジ部材に対応した位置に貫通孔を形成すれば、その貫通
孔を介してベースプレートの上方から前記雌ネジ部材に
螺合した調整用ボルトを回転して螺合位置を調整し得る
ので、ベースプレートの設置状態の調整作業における前
記鉄筋との干渉の問題は解消できる。また、調整用ボル
トの適宜位置に係合部を形成し、その係合部に回動用工
具を係合して回転することにより螺合位置を調整するよ
うに構成した場合にも、前記調整用ボルトの回転操作だ
けでベースプレートの設置状態の調整が可能なことか
ら、その作業スペースの低減に有効である。なお、以上
の場合に、前記調整用ボルトにロック用のナットを螺合
しておき、前記雌ネジ部材に対してロックし得るように
構成することも可能である。また、以上のベースプレー
トに貫通孔を形成してベースプレートの上方から行う調
整手段ないし調整用ボルトに形成した係合部にドライバ
やスパナ等を係合して行うベースプレートの下方の調整
手段に関しては、それらのいずれか一方あるいは双方を
採用する形態が可能である。そのドライバやスパナ等の
回動用工具に対する係合部に関しても種々の形態があり
得る。調整用ボルトの頂部に形成する係合部に関して
は、例えばその頂部に溝部や角状穴部、角状突部を形成
する形態が可能である。また、調整用ボルトの中間部に
形成する係合部に関しては、例えば当該部分を潰したり
削ることにより平坦部を形成したり、ナット等を溶接し
たりすることにより形成することができる。
て組立中のベースプレート等を支持する設置部側の当接
部としては、下部基礎コンクリート自体などでもよい
が、調整用ボルトとの接触部におけるかじり等を避ける
ため、当接面に平板等からなる受止め部材を付設してお
くことが望ましい。すなわち、下部基礎コンクリートな
どの所定位置に受止め部材を予め固定しておき、その受
止め部材の上面で調整用ボルトの下端部を支持した状態
で調整作業を実施するようにすれば、その作業がより容
易になる。そして、ベースプレートの調整作業後に前記
調整用ボルトを固定する際には、アングル材等を調整用
ボルトに当てながら前記受止め部材側に溶接し、そのア
ングル材等に対して調整用ボルトを溶接するようにすれ
ば、溶接に関する作業性が向上するとともに溶接強度が
改良される。
等からなる位置決め手段を係合し、大まかな調整作業段
階においては、その位置決め手段を前記受止め部材側に
固定せずに、調整作業に伴う調整用ボルトの移動に追随
して位置決め手段が受止め部材上を移動し得る状態で作
業を進めるとともに、最終的な高さ方向の微調整段階に
入る前には、必要に応じて水平方向の設置位置に関する
微調整をした上、前記位置決め手段を受止め部材側に固
定し、ベースプレートの水平方向の移動を規制した状態
で高さ方向の微調整作業を実施することにより、その作
業性及び精度を更に向上できる。その位置決め手段とし
ては、前記調整用ボルトが回転可能な状態で嵌入し得る
凹部や貫通孔を形成した係合部材が使用され、前記微調
整作業の完了後にそれらの係合部材と前記受け部材との
間及び係合部材と調整用ボルトとの間を溶接等により固
定することになる。また、他の微調整段階における調整
用ボルトの移動規制手段として、後述の実施例に示すよ
うに、最終的な高さ方向の微調整作業に入る前に、必要
に応じて水平方向の設置位置に関する微調整をした上、
各調整用ボルトの下端部に対してそれぞれ外側からアン
グル材の垂直平面部を当てながら前記受け部材側に溶接
したり、各調整用ボルトの内側からアングル材の内角部
を当てながら受け部材側に溶接することにより、それら
の全体のアングル材によって調整用ボルトの水平方向の
移動を規制するという形態も可能である。そして、微調
整作業が完了後は、各調整用ボルトをそれぞれのアング
ル材に溶接することにより、簡便かつ確実に固定するこ
とが可能である。なお、本発明は、前述のように、前記
設置基礎部に鉄筋を配筋する場合にとりわけ有効である
が、鉄筋を配筋しない場合にも適用し得ることはいうま
でもない。また、前記調整用ボルトの下端部を支持する
設置部としては、以上の他に、下部基礎コンクリート上
にフレームを形成し、該フレーム上の適所に前記調整用
ボルトの支持部を形成したものでもよい。
説明する。図1は免震装置の設置完了状態を示した正面
図である。図中、1は公知の免震装置で、板状のゴムと
鋼板とを交互に積層した積層体等から構成され、その上
下には固定用のフランジ部2,3を備えている。免震装
置1は、下方のフランジ部2を介して所定位置に予め設
置された下部のベースプレート4の上面に載置され、固
定用ボルト5を用いて設置基礎部6を構成する基礎コン
クリート中に定着された、例えば図示のように六角形の
外形を有し中央部に雌ネジが形成された長ナット部とそ
のナット部に螺着された定着用のボルト部とからなる、
アンカー部材7自体に形成した前記雌ネジに螺合して締
付けることにより固定するように構成されている。すな
わち、本実施例では、前記ベースプレート4には所要数
のボルト挿通孔が形成されており、前記固定用ボルト5
をそれらのボルト挿通孔に挿通した上、アンカー部材7
に形成された前記雌ネジに螺合して締付けることによ
り、そのアンカー材7自体に対して直接前記フランジ部
2を固定するという手法を採用している。また、本実施
例では、設置基礎部6とベースプレート4との間には、
無収縮モルタル8が充填され、ベースプレート4の設置
基礎部6側に対する密着性を向上している。さらに、免
震装置1の上方のフランジ部3に対して、本実施例では
上部側のベースプレート9を挟んで所要数のアンカー部
材10が固定され、そのベースプレート9の周囲に型枠
を形成してコンクリートを打設することにより上部建物
の下部支持部11を形成される。そして、その下部支持
部11に対して更に順次躯体を構築することになる。な
お、図中、12は下部基礎コンクリート等の免震装置1
の設置部を示したものである。
る。図2及び図3は本発明に係る一実施例の施工状態を
例示したもので、図2はその正面図、図3は平面図であ
る。また、図4は図2中の要部を拡大して示した要部拡
大図である。図示のように、本実施例では、前記ベース
プレート4として平面形状が八角形のものを使用し、そ
の下面側に各角部に対応して8個のアンカー部材7を取
付けている。そして、それらのアンカー部材7の間のス
ペースを利用して4箇所に本発明の特徴である前記調整
用ボルトを用いた支持部を配設し、それらの調整用ボル
ト自体を介してベースプレート4を支持するとともに、
同ベースプレート4の設置状態を調整し得るように構成
している。なお、ベースプレート4に形成した各アンカ
ー部材7の雌ネジ部に対する前記固定用ボルト5挿入用
の各ボルト挿通孔13には樹脂製保護キャップ14を施
しておくことが望ましい。
したように構成されている。すなわち、ベースプレート
4の下面のそれぞれの設置位置に、本実施例では長ナッ
トからなる雌ネジ部材15を溶接等により固着するとと
もに、その雌ネジ部材15に調整用ボルト16を螺合
し、該調整用ボルト16自体を介してベースプレート4
を支持するとともに、その調整用ボルト16を回転して
螺合位置を調整することによりベースプレート4の設置
状態を調整し得るように構成されている。なお、この場
合、雌ネジ部材15に関しては、本実施例のようにベー
スプレート4に対して溶接等により直接的に固着しても
よいし、雌ネジ部材15を取付板に固着した上、その取
付板を介してボルト等によりベースプレート4に固着す
るようにしてもよい。さらに、本実施例では、ベースプ
レート4の雌ネジ部材15に対応した位置に貫通孔17
を形成し、この貫通孔17を介してベースプレート4の
上方から、調整用ボルト16の頂部に形成した溝部や角
状穴部、角状突部等からなる係合部18にドライバやボ
ックス等の回動用工具を係合して回転操作を行えるよう
に構成している。また、調整用ボルト16の軸部の中間
にも、ナットを溶接したり一部を平板状に潰したり角せ
ぎり等によって係合部19が形成されており、その係合
部19にスパナ等の回動用工具を係合して回転操作を行
えるように構成している。
16の下端部に対応して、その調整用ボルト16の下端
部が当接する前記下部基礎コンクリート等の設置部12
に、平板状の受止め部材20を後施工アンカー等の固定
手段を用いて固定している。この受止め部材20の介在
により、回転操作時における調整用ボルト16の下端部
とコンクリート面とのかじり現象等が避けられ、スムー
ズな調整作業が得られるようになる。
部の支持に関する実施例を示したものである。図5の実
施例は、ベースプレート4の設置状態に関する調整作業
の完了後に前記調整用ボルト16を下部基礎コンクリー
ト等の設置部12側に固定するに際して、前記受止め部
材20に対してアングル材等からなるアングルピース2
1を溶接等により付設し、そのアングルピース21に対
して調整用ボルト16を溶接するという手法を採用する
ことにより、作業性及び溶接強度を向上したものであ
る。また、図6及び図7の実施例は、前記調整用ボルト
16の下端部が回転のみ可能に係合し得る凹部等からな
る位置決め手段を形成し、その位置決め手段を介して微
調整段階における前記ベースプレート4の水平位置を規
制し得るように構成したものであり、これによって微調
整作業における高さ方向の作業性及び水平方向の位置決
め精度を向上したものである。なお、図6の実施例は、
その位置決め手段として、貫通孔22を形成した係合部
材23を採用したものであり、図7の実施例は、底板2
4に円筒部25を溶接して形成したハカマ状の係合部材
26を採用したものである。
記免震装置1の設置作業に当って、先ず前記受止め部材
20を免震装置1の設置位置に合わせて後施工アンカー
等を用いて下部基礎コンクリート等の設置部12上に固
定することにより所定位置にセットし、しかる後、必要
に応じて鉄筋の配筋作業等を行う。他方、ベースプレー
ト4に対しては、その下面の所定位置にアンカー部材7
や雌ネジ部材15を溶接等により固着し、その雌ネジ部
材15に対して調整用ボルト16を螺合するとともに、
さらにアンカー部材7に対応したボルト挿通孔13に樹
脂製保護キャップ14を施して設置可能な状態に準備す
る。
な状態に準備された前記ベースプレート4を設置位置に
移動し、調整用ボルト16の各下端部が受け止部材20
上に位置するように載置する。しかる後、前記貫通孔1
7を介してベースプレート4の上方から調整用ボルト1
6の頂部に形成した係合部18にドライバ等の回動用工
具を係合して回転操作を行うなり、調整用ボルト16に
形成した係合部19にスパナ等の回動用工具を係合して
回転操作を行うことにより、それぞれの調整用ボルト1
6の螺合位置を調整することによりベースプレート4の
設置高さや水平状態等の設置状態を調整する。そして、
ベースプレート4の設置状態に関する調整が済んだら、
必要に応じて下げ振り等を用いて墨出し位置に合わせて
水平方向の設置位置に関する微調整をした上、その調整
用ボルト16の下端部と受止め部材20とを溶接等によ
り固着することにより各調整用ボルト16の調整状態を
固定する。なお、その場合、図5の実施例では、アング
ルピース21を用い、その垂直面を調整用ボルト16に
当てながら水平部を前記受止め部材20側に溶接し、し
かる後、そのアングルピース21の垂直部に対して前記
調整用ボルト16を溶接することになる。
には、前述の場合と同様にベースプレート4に対する設
置の準備をし、そのベースプレート4の下面側に固着さ
れた雌ネジ部材15に螺合した前記調整用ボルト16の
下端部に前記係合部材23の貫通孔22あるいは係合部
材26の円筒部25を回転可能に嵌入した上、設置部1
2の所定位置に予め固定した前記受止め部材20上に移
動可能に載置する。そして、調整用ボルト16によるベ
ースプレート4の設置状態の調整作業においては、その
調整用ボルト16による調整作業に伴ってベースプレー
ト4の水平方向の位置が変動したり、他の理由から水平
方向の位置に関する再調整が必要とされる場合も生じる
ことから、最終的な微調整段階に至るまでの間は、前記
係合部材23,26を受止め部材20側に対して固定し
ないで調整作業を進める。この場合、前記貫通孔22あ
るいは円筒部25には調整用ボルト16の下端部が嵌入
されていることから、その調整用ボルト16の移動に追
随して係合部材23,26が受止め部材20上を移動す
ることになる。しかして、主たる調整作業、すなわちベ
ースプレート4の水平方向の設置位置に関する調整、設
置高さに関する調整及び水平状態に関する主調整が完了
し、最終的な微調整段階に至った場合には、必要に応じ
て、再度、下げ振り等を用いて墨出し位置に合わせて水
平方向の設置位置に関する最終的な微調整をした上、前
記係合部材23,26を受止め部材20に対して溶接等
により固着し、かかる状態においてベースプレート4の
設置高さや水平状態に関する微調整を行う。このベース
プレート4の設置高さや水平状態に関する微調整作業に
おいては、前記係合部材23,26によりベースプレー
ト4が水平方向に移動することは確実に阻止され、所定
の設置位置が保持されることから、その作業性が改善さ
れるとともに最終的な作業精度が向上する。そして、以
上の微調整が完了した場合には、調整用ボルト16の下
端部を、図6の実施例の場合には係合部材23に対し
て、図7の実施例の場合には係合部材26の円筒部25
に対して溶接等により固着することになる。
ける前記調整用ボルト16の水平方向の規制の仕方に関
しては、図8に示したように、各調整用ボルト16の下
端部に対してそれぞれ外側から垂直平面部を当てながら
アングルピース27を前記受け部材20側に溶接するこ
とにより、それらの全体のアングルピース27の相互作
用によって調整用ボルト16の水平方向の移動を規制し
て、微調整作業におけるベースプレート4の水平位置の
変動を阻止することも可能である。また、図9に示した
ように、各調整用ボルト16の内側から内角部を当てな
がらアングルピース28を前記受け部材20側に溶接す
ることにより、それらの全体のアングルピース28の相
互作用によって調整用ボルト16の水平方向の移動を規
制することも可能である。しかして、以上の場合に最終
的な微調整作業が完了した場合には、各調整用ボルト1
6をそれぞれのアングルピース27,28に対して溶接
等により固着することになる。
置位置及び設置状態に関する調整作業及び固定作業が済
んだら、そのベースプレート4の周囲に型枠を組立てて
コンクリートを打設して設置基礎部6を形成する。その
場合、図1に示したように、打設作業を2段階に分け、
最初に設置基礎部6の所定の高さまでコンクリートを打
設して、固化後その打設上面とベースプレート4との間
に無収縮モルタル8を充填することによりベースプレー
ト4の下面の密着性を図ることも有効である。なお、前
記調整用ボルト16はその設置基礎部6内に埋設される
ので、分解撤去の必要はなく、その作業負担が解消され
る。しかる後は、従来技術の場合と同様に、前記樹脂製
保護キャップ14を外してベースプレート4の上方に免
震装置1を載置して固定用ボルト5により締付け固定
し、さらに上方のフランジ部3に対して上部側のベース
プレート9を挟んで所要数のアンカー部材10を固定し
て、そのベースプレート9の周囲に型枠を形成してコン
クリートを打設することにより上部建物の下部支持部1
1を形成し、そして、その下部支持部11に対して更に
順次躯体を構築することになる。
うに下部基礎コンクリート等の設置部12自体に対して
調整用ボルト16を介してベースプレート4を支持する
場合を示したが、図10に示したように前記設置部12
に対して支持用フレーム29を形成し、その支柱30の
上端部に形成した受止め部31により、前記調整用ボル
ト16を支持するように構成することも可能である。そ
して、この場合にも、その受止め部31上に支持された
状態において、各調整用ボルト16を介してベースプレ
ート4の設置状態に関する調整を行い、しかる後溶接等
により前記受止め部31側と固着してコンクリートの打
設を行うことは、前述の実施例の場合と同様である。
できる。 (1)調整用ボルト自体を介してベースプレートを支持
するように構成したことから、支持用フレーム等を用い
る従来技術に比べて設置スペースを大幅に削減すること
ができるので、ベースプレートの下方の設置基礎部に配
筋される鉄筋などとの干渉を大幅に低減できる。 (2)ベースプレートの高さや水平状態等の設置状態に
関する調整作業は、前記調整用ボルトの回転操作だけで
可能なことから、その作業性を大幅に改善できるととも
に、作業スペースも大幅に低減できる。 (3)ベースプレートの雌ネジ部材に対応した位置に貫
通孔を形成し、その貫通孔を介してベースプレートの上
方から調整用ボルトを回転操作し得るように構成すれ
ば、作業スペースの広いベースプレートの上部において
調整作業が遂行できるので、作業性を更に向上できる。 (4)調整用ボルトの下端部に対して回転のみ可能に係
合し得る位置決め手段を設け、その位置決め手段を介し
てベースプレートの水平方向の移動を規制しながら高さ
方向に関する調整作業を行えるように構成することによ
り、ベースプレートの設置高さや水平状態等の設置状態
に関する微調整作業における作業性を改善できるととも
に最終的な作業精度を向上できる。
る。
ある。
ある。
大図である。
分拡大図である。
を示した設置部の平面配置図である。
を示した設置部の平面配置図である。
面図である。
ト、5…固定用ボルト、6…設置基礎部、7…アンカー
部材、8…無収縮モルタル、9…ベースプレート、10
…アンカー部材、11…下部支持部、12…免震装置の
設置部、13…ボルト挿通孔、14…保護キャップ、1
5…雌ネジ部材、16…調整用ボルト、17…貫通孔、
18…係合部、19…係合部、20…受止め部材、21
…アングルピース、22…貫通孔、23…係合部材、2
4…底板、25…円筒部、26…係合部材、27,28
…アングルピース、29…支持用フレーム、30…支
柱、31…受止め部
Claims (6)
- 【請求項1】 免震装置設置用のベースプレートの下面
側に雌ネジ部材を設け、該雌ネジ部材に螺合した調整用
ボルトを介して前記ベースプレートを支持するととも
に、その調整用ボルトを回転して螺合位置を調整するこ
とにより、前記ベースプレートの設置状態を調整するこ
とを特徴とする免震装置の設置状態調整方法。 - 【請求項2】 前記ベースプレートの設置状態の調整作
業において、その微調整作業を前記調整用ボルトの下端
部が回転のみ可能に位置決めされた状態で行うことを特
徴とする請求項1記載の免震装置の設置状態調整方法。 - 【請求項3】 免震装置設置用のベースプレートの下面
側に雌ネジ部材を設けるとともに、その雌ネジ部材に螺
合可能な調整用ボルトを備え、該調整用ボルトを介して
前記ベースプレートを支持した状態において、その調整
用ボルトを回転して螺合位置を調整することにより、前
記ベースプレートの設置状態を調整し得るように構成し
たことを特徴とする免震装置の設置状態調整装置。 - 【請求項4】 前記ベースプレートの前記雌ネジ部材に
対応した位置に貫通孔を形成し、該貫通孔を介してベー
スプレートの上方から前記雌ネジ部材に螺合した調整用
ボルトを回転して、その螺合位置を調整し得るように構
成したことを特徴とする請求項3記載の免震装置の設置
状態調整装置。 - 【請求項5】 前記雌ネジ部材に螺合した調整用ボルト
の適宜位置に係合部を形成し、その係合部に回動用工具
を係合して回転することにより、前記調整用ボルトの螺
合位置を調整し得るように構成したことを特徴とする請
求項3記載の免震装置の設置状態調整装置。 - 【請求項6】 前記調整用ボルトの下端部を回転のみ可
能に係合し得る位置決め手段を備え、該位置決め手段を
介して前記ベースプレートの水平位置を規制しながら設
置状態を微調整し得るように構成したことを特徴とする
請求項3〜5のいずれか一項に記載の免震装置の設置状
態調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06223399A JP4144809B2 (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 免震装置の設置状態調整方法及びその設置状態調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06223399A JP4144809B2 (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 免震装置の設置状態調整方法及びその設置状態調整装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000257302A true JP2000257302A (ja) | 2000-09-19 |
| JP4144809B2 JP4144809B2 (ja) | 2008-09-03 |
Family
ID=13194249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06223399A Expired - Lifetime JP4144809B2 (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 免震装置の設置状態調整方法及びその設置状態調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4144809B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006152669A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Takenaka Komuten Co Ltd | 滑り支承免震構造物の建築構法 |
| JP2007270443A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Fudai Sangyo Kk | 免震下部構造施工方法及びベースプレート |
| JP2008002127A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Okabe Co Ltd | 免震装置の設置装置及びその設置方法 |
| JP2011058216A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Tajima Roofing Inc | 設備設置用架台 |
| JP2015055087A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 株式会社竹中工務店 | ネジ部材位置確保用治具およびネジ部材配置方法 |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP06223399A patent/JP4144809B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006152669A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Takenaka Komuten Co Ltd | 滑り支承免震構造物の建築構法 |
| JP2007270443A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Fudai Sangyo Kk | 免震下部構造施工方法及びベースプレート |
| JP2008002127A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Okabe Co Ltd | 免震装置の設置装置及びその設置方法 |
| JP2011058216A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Tajima Roofing Inc | 設備設置用架台 |
| JP2015055087A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 株式会社竹中工務店 | ネジ部材位置確保用治具およびネジ部材配置方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4144809B2 (ja) | 2008-09-03 |
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