JP2000259201A - アナログ出力装置及びそれを用いた制御システム - Google Patents

アナログ出力装置及びそれを用いた制御システム

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JP2000259201A
JP2000259201A JP11058396A JP5839699A JP2000259201A JP 2000259201 A JP2000259201 A JP 2000259201A JP 11058396 A JP11058396 A JP 11058396A JP 5839699 A JP5839699 A JP 5839699A JP 2000259201 A JP2000259201 A JP 2000259201A
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Takeshi Kurimoto
武司 栗本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、低コストで実現でき、誤った実装
による大きな支障の可能性の解消を図る。 【解決手段】 予めホールドモード又はリセットモード
を示すモード識別情報が設定される出力モード記憶部2
2を設け、停止時間監視部23が、データ伝送が所定時
間を越えて停止したとき、出力モード記憶部22を参照
してモード識別情報がホールドモードを示すときには制
御出力値を異常検出直前の値で保持し、モード識別情報
がリセットモードを示すときには制御出力値をゼロにす
ることにより、各モードを行なうアナログ出力モジュー
ル20の構造を共通化したアナログ出力装置及びそれを
用いた制御システム

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば産業プラン
ト又は公共プラントなどの制御用のアナログ出力装置及
びそれを用いた制御システムに係り、特に、アナログ出
力装置の異常時に、出力を指定し得るアナログ出力装置
及びそれを用いた制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラント制御システムでは、P
ID制御等に用いるハードウェアとして、アナログ入力
装置(以下、アナログ入力モジュールともいう)とアナ
ログ出力装置(以下、アナログ出力モジュールともい
う)を組合せたモジュール又はアナログ入出力機能を有
するモジュールを備えた構成が広く用いられている。
【0003】図11はこの種のプラント制御システムの
概略構成を示す模式図である。このプラント制御システ
ムは、複数のオペレータステーション1と、複数のコン
トロールステーション2とが制御LAN3を介して互い
に接続されている。
【0004】オペレータステーション1は、プラント状
態の表示・操作用の機能を有し、例えばCRT、キーボ
ード及びデータベース装置を備えている。
【0005】コントロールステーション2は、PID制
御、シーケンス制御などの各種プラント制御の制御プロ
グラム及びプラント入出力を実行するための装置であ
り、制御LAN3に接続された入力側のI/Oモジュー
ル4と、制御LAN3に接続されない出力側のI/Oモ
ジュール5とが夫々I/Oバス6を介してメインコント
ロール装置7に接続されている。
【0006】I/Oモジュール4,5は、アナログ入
力、アナログ出力、デジタル入力、デジタル出力などの
信号に対応する各種のモジュールが設けられている。
【0007】また、出力側のI/Oモジュール5のうち
の任意の台数は、開閉制御用の計装統一信号(4−20
mAdcのアナログ電流信号)を操作弁8に出力するア
ナログ出力モジュール5aとなっている。
【0008】アナログ出力モジュール5aにおいては、
図12に示すように、I/Oバス6に接続されたI/O
バス伝送部9が制御部10に接続されている。制御部1
0は、デジタル電圧をD/A変換部11に与える。D/
A変換部11は、このデジタル電圧を変換して対応する
アナログ電圧を電圧/電流変換部12に与える。電圧/
電流変換部12は、このアナログ電圧を変換して対応す
る計装統一信号をフィールドの操作弁8に出力する。な
お、電圧/電流変換部12を省略し、D/A変換部11
がデジタル電圧をアナログ電流の計装統一信号に変換し
てフィールドの操作弁8に出力してもよい。
【0009】このようなプラント制御システムでは、故
障などによりアナログ出力モジュール5aのアナログ出
力が更新不能のとき、制御方式に応じてホールドモード
又はリセットモードに移行するフェールセーフ動作が行
なわれる。
【0010】例えば、温度/圧力/流量制御などの計装
制御分野では、主に連続制御を行なうため、故障時にア
ナログ出力モジュール5aをホールドモードに移行さ
せ、計装統一信号に異常発生直前の値を継続的に保持さ
せる。
【0011】一方、モータ制御などの電機制御分野で
は、主にシーケンス制御を行なうため、故障時にアナロ
グ出力モジュール5aをリセットモードに移行させ、計
装統一信号をオフ(0mAに移行)させる。
【0012】このようなプラント制御システムは、ホー
ルドモード又はリセットモードで一律に動作する。な
お、ホールドモード及びリセットモードを同時に実現す
る構成でも、各モードは夫々別構造の専用のアナログ出
力モジュール5aにより実現される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな制御システムでは、ホールドモードとリセットモー
ドとを同一システムで実現させる場合、次のような問題
がある。
【0014】すなわち、各モード対応のアナログ出力モ
ジュール5aを設けたため、常に2種類の異常時用の予
備モジュールを保有する必要があるので、コストを上昇
させてしまう。
【0015】また、異なるモード対応のアナログ出力モ
ジュール5aを誤って実装すると、異常時のフェールセ
ーフ動作の際に、大きな支障をきたす可能性がある。
【0016】さらに、異常時の出力モードの仕様を変更
したい場合、アナログ出力モジュール5aを交換する。
しかしながら、システム運転中においては、アナログ出
力モジュール5aを交換すると、交換期間中はアナログ
出力が消失する。このため、システム運転中の仕様変更
が不可能となっている。よって、システムを一旦停止さ
せ、モジュールを交換している。このように、メンテナ
ンス時の操作性及び作業性が低いものとなっている。
【0017】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、低コストで実現でき、誤った実装による大きな支障
の可能性を解消し得るアナログ出力装置及びそれを用い
た制御システムを提供することを目的とする。
【0018】また、本発明の他の目的は、システム運転
中においても、異常時の出力モードの仕様を変更でき、
メンテナンス時の操作性及び作業性を向上し得ることに
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、上位のコントロール装置との間でデータ伝送を行
い、下位の制御対象に制御出力値を与えるアナログ出力
装置において、予めホールドモード又はリセットモード
を示すモード識別情報が設定されるモード記憶手段と、
前記データ伝送が所定時間を越えて停止したとき、前記
モード記憶手段を参照して前記モード識別情報がホール
ドモードを示すときには制御出力値を異常検出直前の値
で保持し、前記モード識別情報がリセットモードを示す
ときには制御出力値をゼロにする停止異常監視制御手段
とを備えたアナログ出力装置である。
【0020】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応するアナログ出力装置を用いた制御システムに
おいて、前記コントロール装置としては、前記アナログ
出力装置を制御するための制御プログラム及びアプリケ
ーションプログラムの作成を支援し、前記アナログ出力
装置の配置を示す装置構成情報を登録し、前記制御プロ
グラム、前記アプリケーションプログラム及び前記装置
構成情報を送受信するためのエンジニアリングツールを
搭載した端末が接続されており、前記エンジニアリング
ツールは、前記モード識別情報を前記モード記憶手段に
設定するためのモード設定手段を備えた制御システムで
ある。
【0021】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項2に対応する制御システムにおいて、前記エンジニア
リングツールとしては、前記装置構成情報及び前記モー
ド識別情報に基づいて、前記装置構成情報により指定さ
れるアナログ出力装置と当該アナログ出力装置に設定さ
れたモード識別情報とを対応付けて表示するための表示
処理手段を備えた制御システムである。
【0022】また、請求項4に対応する発明は、請求項
3に対応する制御システムにおいて、前記アナログ出力
装置としては、自己の出力状況を送出する状況送出手段
を有し、前記表示処理手段としては、前記状況送出手段
から得られる出力状況と前記装置構成情報により指定さ
れるアナログ出力装置とを対応付けて表示する制御シス
テムである。
【0023】さらに、請求項5に対応する発明は、請求
項4に対応する制御システムにおいて、前記エンジニア
リングツールとしては、リセット解除指令を対象となる
アナログ出力装置の位置情報と共に入力するための解除
入力手段を有し、前記アナログ出力装置としては、前記
解除入力手段により入力されたリセット解除指令及び位
置情報を受けると、当該位置情報が自己を示すとき、制
御出力値のゼロ値の制御を解除するモード解除手段を備
えた制御システムである。
【0024】また、請求項6に対応する発明は、請求項
5に対応する制御システムにおいて、前記エンジニアリ
ングツールとしては、リセット一括解除指令を入力する
ための一括解除入力手段を有し、前記アナログ出力装置
としては、前記一括解除入力手段により入力された一括
解除指令を受けると、自己が制御出力値をゼロに制御し
ているとき、当該ゼロへの制御を解除する一括解除手段
を備えた制御システムである。
【0025】さらに、請求項7に対応する発明は、請求
項1に対応するアナログ出力装置を用いた制御システム
において、前記アナログ出力装置としては、異常監視に
関する項目毎に、選択又は非選択を示す選択識別情報が
記憶される選択情報記憶手段と、前記異常監視に関する
項目毎に設けられ、前記選択情報記憶手段内の該当する
項目の選択識別情報が選択を示すとき、該当する異常監
視を実行して異常を検出すると、前記モード記憶手段を
参照して前記モード識別情報がホールドモードを示すと
きには制御出力値を異常検出直前の値で保持し、前記モ
ード識別情報がリセットモードを示すときには制御出力
値をゼロにする複数種類の異常監視制御手段とを有し、
前記エンジニアリングツールとしては、前記選択識別情
報を前記選択情報記憶手段に設定するための選択設定手
段とを備えた制御システムである。
【0026】また、請求項8に対応する発明は、請求項
7に対応する制御システムにおいて、前記アナログ出力
装置としては、前記異常監視制御手段により前記制御出
力値がゼロにされるときの当該制御出力値の降下特性が
記憶される降下特性記憶手段と、前記制御出力値をゼロ
にするとき、前記降下特性記憶手段内の降下特性に従っ
て前記制御出力値を降下させる降下制御手段とを有し、
前記エンジニアリングツールとしては、前記降下特性記
憶手段に降下特性を設定するための降下設定手段とを備
えた制御システムである。
【0027】(作用)従って、請求項1に対応する発明
は以上のような手段を講じたことにより、予めホールド
モード又はリセットモードを示すモード識別情報が設定
されるモード記憶手段を設け、停止異常監視制御手段
が、データ伝送が所定時間を越えて停止したとき、モー
ド記憶手段を参照してモード識別情報がホールドモード
を示すときには制御出力値を異常検出直前の値で保持
し、モード識別情報がリセットモードを示すときには制
御出力値をゼロにすることにより、各モードを行なうア
ナログ出力装置本体を共通化できるので、低コストで実
現でき、誤った実装による大きな支障の可能性を解消さ
せることができる。
【0028】請求項2に対応する発明は、コントロール
装置としては、アナログ出力装置を制御するための制御
プログラム及びアプリケーションプログラムの作成を支
援し、アナログ出力装置の配置を示す装置構成情報を登
録し、制御プログラム、アプリケーションプログラム及
び装置構成情報を送受信するためのエンジニアリングツ
ールを搭載した端末が接続されており、エンジニアリン
グツールとしては、モード設定手段により、モード識別
情報をモード記憶手段に設定するので、請求項1に対応
する作用に加え、システム運転中においても、異常時の
出力モードの仕様を変更でき、メンテナンス時の操作性
及び作業性を向上させることができる。
【0029】さらに、請求項3に対応する発明は、エン
ジニアリングツールとしては、表示処理手段により、装
置構成情報及びモード識別情報に基づいて、装置構成情
報により指定されるアナログ出力装置と当該アナログ出
力装置に設定されたモード識別情報とを対応付けて表示
するので、請求項2に対応する作用に加え、モード設定
内容を容易に確認することができる。
【0030】また、請求項4に対応する発明は、アナロ
グ出力装置としては、状況送出手段により、自己の出力
状況を送出し、エンジニアリングツールの表示処理手段
としては、状況送出手段から得られる出力状況と装置構
成情報により指定されるアナログ出力装置とを対応付け
て表示するので、請求項3に対応する作用に加え、現在
の出力状況を容易に確認することができる。
【0031】さらに、請求項5に対応する発明は、エン
ジニアリングツールとしては、解除入力手段により、リ
セット解除指令を対象となるアナログ出力装置の位置情
報と共に入力し、アナログ出力装置としては、モード解
除手段により、解除入力手段により入力されたリセット
解除指令及び位置情報を受けると、当該位置情報が自己
を示すとき、制御出力値のゼロ値の制御を解除するの
で、請求項4に対応する作用に加え、オンラインで所望
のアナログ出力装置のリセットモードを解除でき、現場
に出かける労力を省略することができる。
【0032】また、請求項6に対応する発明は、エンジ
ニアリングツールとしては、一括解除入力手段により、
リセット一括解除指令を入力し、アナログ出力装置とし
ては、一括解除手段により、一括解除入力手段により入
力された一括解除指令を受けると、自己が制御出力値を
ゼロに制御しているとき、当該ゼロへの制御を解除する
ので、請求項5に対応する作用に加え、全てのアナログ
出力装置のリセットモードを解除する際に、1回のキー
操作で直ちにリセット状態を解除できるため、通常制御
の再開までの時間を大幅に短縮できると共に、MTTR
(平均修理時間)の短縮化を図ることができる。
【0033】さらに、請求項7に対応する発明は、アナ
ログ出力装置としては、異常監視に関する項目毎に、選
択又は非選択を示す選択識別情報が記憶される選択情報
記憶手段と、異常監視に関する項目毎に設けられ、選択
情報記憶手段内の該当する項目の選択識別情報が選択を
示すとき、該当する異常監視を実行して異常を検出する
と、モード記憶手段を参照してモード識別情報がホール
ドモードを示すときには制御出力値を異常検出直前の値
で保持し、モード識別情報がリセットモードを示すとき
には制御出力値をゼロにする複数種類の異常監視制御手
段とを有し、エンジニアリングツールとしては、選択設
定手段により、選択識別情報を選択情報記憶手段に設定
するので、請求項1に対応する作用に加え、制御システ
ムの内容に応じて異常監視の内容を選択できるので、異
常発生時に、制御システムへの影響を最小限に抑えるこ
とができる。
【0034】また、請求項8に対応する発明は、アナロ
グ出力装置としては、異常監視制御手段により制御出力
値がゼロにされるときの当該制御出力値の降下特性が記
憶される降下特性記憶手段を設け、エンジニアリングツ
ールとしては、降下設定手段により、降下特性記憶手段
に降下特性を設定し、アナログ出力装置の降下制御手段
が、制御出力値をゼロにするとき、降下特性記憶手段内
の降下特性に従って制御出力値を降下させるので、請求
項7に対応する作用に加え、制御システムの内容に応じ
てリセット時の制御出力値の降下の仕方を選択できるの
で、異常発生時には、確実にフェールセーフとなる動作
を実現するように、制御システムを構築することができ
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
る制御システムに適用されたアナログ出力モジュールの
構成を示す模式図であり、前述した図と同一部分には同
一符号を付してその詳しい説明を省略し、ここでは異な
る部分について主に述べる。なお、以下の各実施形態も
同様にして重複した説明を省略する。
【0036】すなわち、本実施形態は、共通のアナログ
出力モジュール20にて異常時の出力モードを任意に選
択し得るものであり、具体的には、制御部21が、出力
モード記憶部22及び停止時間監視部23を有し、電圧
/電流変換機能を含めたD/A変換部24がリセット端
子24rを有し、且つ停止時間監視部23とリセット端
子24rとの間にOR論理素子25を介在させた構成と
なっている。
【0037】ここで、出力モード記憶部22は、予め異
常時の出力モードとしてホールドモード又はリセットモ
ードを示すモード識別情報が記憶されるものである。
【0038】停止時間監視部23は、I/Oバス伝送部
9を監視し、自己にアクセスが一定時間ないとき、出力
モード記憶部22の内容がリセットモードであると、リ
セット信号をOR論理素子25に出力する機能をもって
いる。
【0039】OR論理素子25は、一方の入力端子が停
止時間監視部23に接続され、他方の入力端子がカード
内部回路(図示せず)に接続され、出力端子がD/A変
換部24のリセット端子24rに接続されている。な
お、カード内部回路は、電源投入時に電源投入信号をO
R論理素子25に与える機能をもつものである。
【0040】次に、以上のように構成された制御システ
ムの動作を説明する。いま、システム立上げ時又は初期
化時とする。メインコントロール装置7は、モード識別
情報をI/Oバス6を介してアナログ出力モジュール2
0に送信する。アナログ出力モジュール20は、このモ
ード識別情報をI/Oバス伝送部9を介して制御部21
の出力モード記憶部22に書込む。
【0041】続いて、システム運転中とする。メインコ
ントロール装置7は、アナログ出力データをI/Oバス
6に送出する。I/Oバス伝送部9は、I/Oバス6か
ら受信したアナログ出力データの異常をチェックし、し
かる後、制御部20に送出する。
【0042】制御部20は、アナログ出力データに従っ
て出力値をD/A変換部24に設定する。
【0043】D/A変換部24は、この設定データに従
って計装統一信号(4−20mAdcの直流アナログ電
流信号)を操作弁8に出力する。
【0044】次に、ここで、メインコントロール装置7
が異常でダウンした場合について述べる。この場合、I
/Oバス6の伝送が不通となる。このため、アナログ出
力モジュール20内の制御部21では、メインコントロ
ール装置7の回復までの期間、プラントの制御はもとよ
り、出力データの更新も停止する。
【0045】このとき、制御部21は、停止時間監視部
23がI/Oバス伝送部9の停止時間を監視し、この停
止時間が所定時間を越えたとき、出力モード記憶部22
のモード識別情報がリセットモードを示すと、リセット
信号をOR論理素子25に出力する。
【0046】このOR論理素子25はリセット信号を通
過させてD/A変換部24のリセット端子24rに与え
る。D/A変換部24は、このリセット信号を受ける
と、リセットモードに移行し、計装統一信号をゼロmA
とする。よって、アナログ出力モジュール20もリセッ
トモードに移行し、リセット動作を実現する。
【0047】一方、出力モード記憶部22のモード識別
情報がホールドモードを示すとき、停止時間監視部23
は、リセット信号を出力せず、特に動作を行わない。
【0048】これにより、D/A変換部24は、制御部
21からデータが更新されないので、操作弁8への計装
統一信号がホールド状態となる。
【0049】上述したように本実施形態によれば、予め
ホールドモード又はリセットモードを示すモード識別情
報が設定される出力モード記憶部22を設け、停止時間
監視部23が、データ伝送が所定時間を越えて停止した
とき、出力モード記憶部22を参照してモード識別情報
がホールドモードを示すときには制御出力値を異常検出
直前の値で保持し、モード識別情報がリセットモードを
示すときには制御出力値をゼロにすることにより、各モ
ードを行なうアナログ出力モジュール20の構造を共通
化できるので、低コストで実現でき、誤った実装による
大きな支障の可能性を解消させることができる。
【0050】また、共通のアナログ出力モジュール20
で、故障時の出力モードをプログラマブルに設定できる
ので、制御システムのアナログ出力モジュール20を標
準化できる。これにより、異常時のための複数種類の予
備モジュールを保有する必要がなくなり、経済的にも有
利となる。
【0051】(第2の実施形態)図2は本発明の第2の
実施形態に係る制御システムの部分構成を示す模式図で
ある。この制御システムは、メインコントロール装置7
に接続され、エンジニアリングツール30の搭載された
パーソナルコンピュータ等の端末31を備えたものであ
る。
【0052】ここで、エンジニアリングツール30は、
制御プログラム及びアプリケーションプログラムの作成
を支援するための作成支援機能と、アプリケーションプ
ログラムに基づいて、システム構成情報(位置情報を含
む)、出力モード(モード識別情報)などを設定するた
めの設定機能と、作成内容、設定内容及び入力内容(リ
セット解除指令及びリセット一括解除指令等)などの送
信や現在の状態などの受信を行なうための送受信機能
と、作成内容、設定内容及び受信内容を表示するための
表示処理機能とを備えている。
【0053】アプリケーションプログラムは、例えば図
3〜図7に示す如き、モード設定画面32、ハードウェ
ア構成画面33、アラーム画面34、リセット解除画面
35などを端末やオペレータステーションに選択的に表
示させ、入力内容に応じ夫々動作させるためのものであ
る。
【0054】モード設定画面32は、図3に示すよう
に、システム構成情報に基づいて、制御システムの各モ
ジュール毎に出力モードを設定するためのものである。
ハードウェア構成画面33は、図4に示すように、シス
テム構成情報に基づいて、制御システムのハードウェア
構成を表示させるためのものである。
【0055】アラーム画面34は、図5に示すように、
システム構成情報と各モジュールの現在の状態とに基づ
いて、制御システムの各モジュール毎にリセット中など
のアラーム状況を表示させるためのものである。
【0056】リセット解除画面35は、図6又は図7に
示すように、システム構成情報に基づいて、制御システ
ムの各モジュールのリセット状況を表示させると共に、
リセット解除用のコマンドを入力可能なリセット解除ア
イコン36及び一括リセット解除アイコン37を表示さ
せるためのものである。
【0057】システム構成情報は、システム名、ステー
ション番号(例、PCS6000)、ユニット番号
(例、UNIT No.0〜15)、スロット番号(例、0〜1
1)、モジュール名(例、SPSXX、SAOP1、S
LTRX)及びモジュール情報(出力点数、出力モード
等)などの内容からなり、アプリケーションプログラム
により参照されて前述した画面の表示等に使用される。
なお、画面表示の際には、システム構成情報は、各モジ
ュールの現在の状態(アラームや出力値等)等と適宜組
合されて表示される。
【0058】次に、以上のように構成された制御システ
ムの動作について説明する。エンジニアリングツール3
0は、端末31の操作に応じて、図3に示すように、モ
ード設定画面32を端末31に表示させる。また、端末
31の操作に応じてモード設定画面32内で出力モード
を示すモード識別情報が設定され、設定内容が確定され
ると、システム構成情報に基づいて、そのモード識別情
報を該当するアナログ出力モジュール20の制御部21
宛に送出する。
【0059】これにより、オンラインで制御部21の出
力モード記憶部22内にモード識別情報が設定される。
一方、オペレータステーション1においては、操作者の
操作により、図4に示すように、ハードウェア構成画面
33が表示される。このハードウェア構成画面33で
は、アプリケーションプログラム30により、モード設
定画面32の設定内容に基づいて、各アナログ出力モジ
ュール20毎の出力モードを表示することができる。
【0060】続いて、制御システムの異常時について説
明する。前述した通り、メインコントロール装置7に異
常が発生すると、予めリセットモードに設定済のアナロ
グ出力モジュール20は、リセットモードに移行すると
共に、計装統一信号が0mAになり、また制御部21が
現在の状況(リセット中、出力0mA)をオペレータス
テーション1宛にI/Oバス伝送部9に送出する。
【0061】オペレータステーション1においては、操
作者の操作により、図5に示すように、アラーム画面3
4が表示される。このアラーム画面34では、アプリケ
ーションプログラム31により、制御部21の検出した
停止時間異常と、モード設定画面32の設定内容と、制
御部21から受けた現在の状況とに基づいて、アナログ
出力モジュール20のリセットモード又はホールドモー
ドに関するアラーム(図中例、リセット中RS)などが
表示される。
【0062】これにより、現在リセット中であり、当該
アナログ出力モジュール20による計装統一信号が現在
も0mAである旨を容易に確認することができる。しか
る後、メインコントロール装置7が動作回復してI/O
バス伝送が正常に再開しても、リセット状態は継続され
る。これは、自動的に操作弁8への計装統一信号の値を
再開した場合のプラントへの影響を阻止するためであ
る。
【0063】続いて、オペレータステーション1におい
ては、操作者の操作により、図6に示すように、リセッ
ト解除アイコン36を含むリセット解除画面35が表示
される。このリセット解除画面35では、操作者の操作
により、リセット解除アイコン36がクリックされる
と、解除対象となるアナログ出力モジュール20を特定
するための位置情報の入力ウインドウ画面が表示される
(図示せず)。この入力ウインドウ画面は、例えば会話
形式により、リセットを解除させるアナログ出力モジュ
ール20のユニット番号とスロット番号とを入力させる
ものである。
【0064】この入力ウインドウ画面において、ユニッ
ト番号とスロット番号とが入力されると、両番号にて特
定されたアナログ出力モジュール20に対し、リセット
解除指令及び位置情報の組が例えばメインコントロール
装置7から当該アナログ出力モジュール20に与えら
れ、リセットが解除される。
【0065】なお、全てのアナログ出力モジュール20
のリセット状態を同時に解除したい場合、図7に示す如
き、一括リセット解除アイコン37をクリックすること
により、一括してリセット状態を解除してもよい。
【0066】リセット解除の完了後、オペレータステー
ション1においては、操作者の操作により、各アナログ
出力モジュール20に対して出力データが設定され、通
常の制御に復帰する。
【0067】上述したように本実施形態によれば、メイ
ンコントロール装置7としては、アナログ出力モジュー
ル20を制御するための制御プログラム及びアプリケー
ションプログラムの作成を支援し、アナログ出力モジュ
ール20等のI/O装置の配置を示す装置構成情報を登
録し、制御プログラム、アプリケーションプログラム及
び装置構成情報を送受信するためのエンジニアリングツ
ール30を搭載した端末31が接続されており、エンジ
ニアリングツール30としては、設定機能により、モー
ド識別情報を出力モード記憶部22に設定するので、第
1実施形態の効果に加え、システム運転中においても、
オンラインで異常時の出力モードの仕様を変更でき、ま
た、仕様変更やモジュールの追加などが必要になった場
合においても、オンラインで出力モードの仕様を変更で
きるので、メンテナンス時の操作性及び作業性を格段に
向上させることができる。
【0068】エンジニアリングツール30としては、表
示処理機能により、装置構成情報及びモード識別情報に
基づいて、装置構成情報により指定されるアナログ出力
モジュール20と当該アナログ出力モジュール20に設
定されたモード識別情報とを対応付けてハードウェア構
成画面33を表示するので、モード設定内容を容易に確
認することができ、設定変更、追加した情報に誤りがな
いかなど、設定誤りの有無を目視確認することができ
る。
【0069】また、アナログ出力モジュール20として
は、状況送出機能により、自己の出力状況を送出し、エ
ンジニアリングツール30の表示処理機能としては、こ
のアナログ出力モジュール20から得た出力状況と装置
構成情報により指定されるアナログ出力モジュール20
とを対応付けてアラーム画面34を表示するので、現在
の出力状況を容易に確認することができる。
【0070】例えば、メインコントローラ装置7に異常
が発生し、回復した状態においても、リセットモードに
設定されたアナログ出力モジュール20が現在リセット
中であり、当該モジュール20の計装統一信号がゼロm
A状態であることを容易に確認することができる。従っ
て、保守員が現場に出向いての計装統一信号の確認作業
の必要がなくなり、作業効率を向上させることができ
る。
【0071】さらに、エンジニアリングツール30とし
ては、リセット解除アイコン37のクリック等により、
リセット解除指令を対象となるアナログ出力モジュール
20の位置情報と共に入力し、アナログ出力モジュール
20としては、入力されたリセット解除指令及び位置情
報を受けると、当該位置情報が自己を示すとき、制御出
力値のゼロ値の制御を解除するので、オンラインで所望
のアナログ出力モジュール20のリセットモードを解除
でき、現場に出かける労力を省略することができる。
【0072】また、オンライン操作により、システム制
御復帰後、温度、圧力、流量など各種のプラント状態の
情報を監視しながら、リセット状態を回復できると共
に、スムーズに計装統一信号を適切に設定、操作するこ
とができ、操作性及びメンテナンス性を向上させること
ができる。
【0073】また、エンジニアリングツール30として
は、一括リセット解除アイコン37のクリックにより、
リセットモードの一括解除指令を入力した場合、アナロ
グ出力モジュール20としては、この一括解除指令を受
けると、自己が制御出力値をゼロに制御しているとき、
当該ゼロへの制御を解除するので、全てのアナログ出力
モジュール20のリセットモードを解除する際に、1回
のキー操作で直ちにリセット状態を解除できるため、通
常制御の再開までの時間を大幅に短縮できると共に、M
TTRの短縮化を図ることができる。
【0074】(第3の実施形態)図8は本発明の第3の
実施形態に係るアナログ出力モジュールの構成を示す模
式図である。このアナログ出力モジュール20aは、第
1又は第2の実施形態の変形構成であり、I/Oバス伝
送の停止という異常時に加え、所望の他の内容の異常時
にも前述した出力モードに移行可能となっている。
【0075】具体的には、アナログ出力モジュール20
a内の制御部21aは、前述した停止時間監視部23の
他、制御部21a内のCPU41の暴走を監視するCP
U暴走監視部42、D/A変換部24の異常を監視する
D/A変換監視部43、I/Oバス伝送ハードエラーを
監視する伝送エラー監視部44、及び各監視部42〜4
4の選択(;動作する)/非選択(;動作しない)が記
憶される監視選択記憶部45を備えている。なお、エン
ジニアリングツール30は、前述した設定機能におい
て、操作者の操作により、監視選択記憶部45に対して
各監視部42〜44の選択/非選択が設定可能となって
いる。
【0076】ここで、CPU暴走監視部42は、CPU
41の一機能と、WDT(ウォッチドッグタイマ)監視
部46と、フリップフロップ47とから構成される。な
お、CPU41は、図面上CPU暴走監視部42内に全
体を描写したが、他に適宜、制御部21a、D/A変換
監視部43及び伝送エラー監視部44の処理を実行可能
となっている。
【0077】CPU41の一機能は、出力モード記憶部
22の内容がリセットモードのときにはフリップフロッ
プ47のD端子を“1(Hレベル)”にし、ホールドモ
ードのときには“0(Lレベル)”にする機能と、WD
T監視部46をタイムアップさせないように定期的にW
DTリセット信号をWDT監視部46に与える機能とを
備えている。
【0078】WDT監視部46は、常に時間をカウント
し、CPU41からWDTリセット信号を受けるとカウ
ントした時間をリセットし、またWDTリセット信号が
途絶え、時間のカウント結果が所定値を越えると、CP
Uリセット信号をCPU41とフリップフロップ47の
CK端子とに与える機能をもっている。
【0079】フリップフロップ47は、CPUリセット
信号をWDT監視部46からCK端子に受けたとき、D
端子が“0”であると何もせず、D端子が“1”である
とQ端子からリセット信号をOR論理素子25に出力す
る機能をもっている。
【0080】D/A変換監視部43は、D/A変換部2
4を監視して異常を検出したとき、出力モード記憶部2
2の内容がリセットモードであると、リセット信号をO
R論理素子25に出力する機能をもっている。
【0081】伝送エラー監視部44は、パリティエラー
又は受信サイズオーバー等のI/Oバスの伝送エラーを
監視して異常を検出したとき、出力モード記憶部22の
モード識別情報がリセットモードを示すと、リセット信
号をOR論理素子25に出力する機能をもっている。
【0082】監視選択記憶部45は、各監視部23,4
2〜44に関して予め端末31からエンジニアリングツ
ール30により選択(;動作する)/非選択(;動作し
ない)が設定されるものである。
【0083】次に、以上のように構成された制御システ
ムの動作を説明する。はじめに、エンジニアリングツー
ル30は、端末31の操作により、監視選択記憶部45
に各監視部23,42〜44の動作/非動作が設定され
る。具体的には例えば、停止時間監視部23及びCPU
暴走監視部42が“選択”と設定され、伝送エラー監視
部44及びD/A変換部43が“非選択”と設定された
場合を述べる。但し、停止時間監視部23は、前述した
通りに動作するのでその説明を省略し、ここでは、CP
U暴走監視部42の動作のみを説明する。
【0084】CPU暴走監視部42は、周知のWDT手
法により、WDT監視部46がCPU41を監視する。
すなわち、WDT監視部46は時刻をカウントアップ
し、CPU41はWDT監視部46をタイムアップさせ
ないように定期的にWDTリセット信号をWDT監視部
46に与える。通常時はこのカウントアップからWDT
リセットまでの処理が繰返して実行される。
【0085】ここで、CPU41に故障が発生するか又
は内部処理に異常が生じると、WDTリセット信号が出
力されず、WDT監視部46はタイムアップしてCPU
リセット信号をフリップフロップ47等に出力する。
【0086】フリップフロップ47は、CPUリセット
信号をWDT監視部46からCK端子に受けたとき、D
端子が“0”であると何もしないが(ホールドモード設
定)、ここではD端子が“1”であるので(リセットモ
ード設定)、Q端子からリセット信号をOR論理素子2
5に出力する。
【0087】以下、前述同様にOR論理素子25はリセ
ット信号を通過させてD/A変換部24のリセット端子
24rに与え、D/A変換部24から出力される計装統
一信号が0mAになる。これにより、予め設定した異常
に関し、リセットモードに移行することができる。な
お、伝送エラー監視部44及びD/A変換部25につい
ても同様に、エンジニアリングツール30により“選
択”が設定されると、CPU41が伝送エラー異常やD
/A変換異常を監視する。また、CPU41は、異常を
検出すると、出力モード記憶部22の内容がリセットモ
ードのときのみ、リセット信号をOR論理素子25に出
力する。これにより、アナログ出力モジュール20は、
前述同様にリセットモードに移行する。また、異常検出
時に、出力モード記憶部22の内容がホールドモードの
ときにはリセット信号が出力されず、ホールドモードに
移行する。
【0088】上述したように本実施形態によれば、アナ
ログ出力モジュール20としては、異常監視に関する項
目毎に、選択又は非選択を示す選択識別情報が記憶され
る監視選択記憶部45と、異常監視に関する項目毎に設
けられ、監視選択記憶部45内の該当する項目の選択識
別情報が選択を示すとき、該当する異常監視を実行して
異常を検出すると、出力モード記憶部22を参照してモ
ード識別情報がホールドモードを示すときには制御出力
値を異常検出直前の値で保持し、モード識別情報がリセ
ットモードを示すときには制御出力値をゼロにする複数
種類の各監視部23,42〜44とを有し、エンジニア
リングツール30としては、設定機能により、選択識別
情報を監視選択記憶部45に設定するので、適用させた
実施形態の効果に加え、制御システムの内容に応じて異
常監視の内容を選択できるので、異常発生時に、制御シ
ステムへの影響を最小限に抑えることができる。
【0089】(第4の実施形態)図9は本発明の第4の
実施形態に係るアナログ出力モジュールの構成を示す模
式図である。本実施形態は、第1乃至第3の実施形態の
いずれかの変形構成であり、ここでは第3の実施形態の
変形構成を例に挙げて述べるが、リセットモードに移行
するとき、任意の勾配(mA/sec)で計装統一信号
を降下させるものである。
【0090】具体的には、アナログ出力モジュール20
は、OR論理素子25が省略される一方、予めエンジニ
アリングツール30によりリセット時の計装統一信号の
降下特性が記憶される降下特性記憶部48と、各監視部
23,42〜44のリセット信号を受けると、降下特性
記憶部48の内容に基づいて出力データを降下させなが
らD/A変換部24に与える降下制御部49とを備えて
いる。なお、エンジニアリングツール30は、前述した
設定機能において、操作者の操作により、降下特性記憶
部48に対してリセット時の降下特性が設定可能となっ
ている。
【0091】ここで、降下特性記憶部48は、図10に
示す如き、計装統一信号の最終到達値i(4mA)と、
最終到達値までの降下時間t(sec)とからなる降下
特性がエンジニアリングツール30により設定されるも
のである。なお、降下特性は、計装統一信号の降下のさ
せ方を規定可能であればよく、例えば降下時間に代え
て、降下勾配(mA/sec)を用いてもよい。
【0092】以上のような構成によれば、アナログ出力
モジュール20としては、各監視部23,42〜44に
より制御出力値がゼロにされるときの当該制御出力値の
降下特性が記憶される降下特性記憶部48を設け、エン
ジニアリングツール30としては、降下特性記憶部48
により、降下特性記憶部48に降下特性を設定し、アナ
ログ出力モジュールの降下制御部49が、制御出力値を
ゼロにするとき、降下特性記憶部48内の降下特性に従
って制御出力値を降下させるので、第3実施形態の効果
に加え、制御システムの内容に応じてリセット時の制御
出力値の降下の仕方を選択できるので、異常発生時に
は、確実にフェールセーフとなる動作を実現するよう
に、制御システムを構築することができる。
【0093】前述したリセットモードへの移行の際に、
降下特性制御部49が降下特性記憶部48内の降下特性
に従って出力データをD/A変換部24に与えるので、
リセット時に直ちに0mAにしたくない特性をもつ操作
弁8や制御プラントであっても、適用することができ
る。
【0094】(他の実施形態)なお、上記第2の実施形
態では、システム構成情報にデータの経路を示すチャネ
ル番号を含まない場合を説明したが、これに限らず、シ
ステム構成情報にチャネル番号を含めた構成としても、
本発明を同様に実施して同様の効果を得ることができ
る。
【0095】また、上記第2の実施形態では、アラーム
画面34とリセット解除画面35とを別の画面として説
明したが、これに限らず、アラーム画面34とリセット
解除アイコン36(リセット一括解除アイコン37を含
んでもよい)を同時に表示させた構成としても、本発明
を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0096】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、低
コストで実現でき、誤った実装による大きな支障の可能
性を解消できるアナログ出力装置及びそれを用いた制御
システムを提供できる。また、システム運転中において
も、異常時の出力モードの仕様を変更でき、メンテナン
ス時の操作性及び作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態に係る制御シス
テムに適用されたアナログ出力モジュールの構成を示す
模式図
【図2】図2は本発明の第2の実施形態に係る制御シス
テムの部分構成を示す模式図
【図3】同実施形態におけるモード設定画面を示す模式
図
【図4】同実施形態におけるハードウェア構成画面を示
す模式図
【図5】同実施形態におけるアラーム画面を示す模式図
【図6】同実施形態におけるリセット解除画面を示す模
式図
【図7】同実施形態におけるリセット解除画面を示す模
式図
【図8】本発明の第3の実施形態に係るアナログ出力モ
ジュールの構成を示す模式図
【図9】本発明の第4の実施形態に係るアナログ出力モ
ジュールの構成を示す模式図
【図10】同実施形態における降下特性を説明するため
の模式図
【図11】従来のプラント制御システムの概略構成を示
す模式図
【図12】従来のアナログ出力モジュールの構成を示す
模式図
【符号の説明】
1…オペレータステーション 2…コントロールステーション 3…制御LAN 4,5…I/Oモジュール 6…I/Oバス 7…メインコントロール装置 8…操作弁 9…I/Oバス伝送部 20,20a…アナログ出力モジュール 21,21a…制御部 22…出力モード記憶部 23…停止時間監視部 24…D/A変換部 24r…リセット端子 25…OR論理素子 30…エンジニアリングツール 31…端末 32…モード設定画面 33…ハードウェア構成画面 34…アラーム画面 35…リセット解除画面 36…リセット解除アイコン 37…一括リセット解除アイコン 41…CPU 42…CPU暴走監視部 43…D/A変換監視部 44…伝送エラー監視部 45…監視選択記憶部 46…WDT監視部 47…フリップフロップ 48…降下特性記憶部 49…降下制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位のコントロール装置との間でデータ
    伝送を行い、下位の制御対象に制御出力値を与えるアナ
    ログ出力装置において、 予めホールドモード又はリセットモードを示すモード識
    別情報が設定されるモード記憶手段と、 前記データ伝送が所定時間を越えて停止したとき、前記
    モード記憶手段を参照して前記モード識別情報がホール
    ドモードを示すときには制御出力値を異常検出直前の値
    で保持し、前記モード識別情報がリセットモードを示す
    ときには制御出力値をゼロにする停止異常監視制御手段
    とを備えたことを特徴とするアナログ出力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアナログ出力装置を用
    いた制御システムにおいて、 前記コントロール装置は、前記アナログ出力装置を制御
    するための制御プログラム及びアプリケーションプログ
    ラムの作成を支援し、前記アナログ出力装置の配置を示
    す装置構成情報を登録し、前記制御プログラム、前記ア
    プリケーションプログラム及び前記装置構成情報を送受
    信するためのエンジニアリングツールを搭載した端末が
    接続されており、 前記エンジニアリングツールは、前記モード識別情報を
    前記モード記憶手段に設定するためのモード設定手段を
    備えたことを特徴とする制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の制御システムにおい
    て、 前記エンジニアリングツールは、前記装置構成情報及び
    前記モード識別情報に基づいて、前記装置構成情報によ
    り指定されるアナログ出力装置と当該アナログ出力装置
    に設定されたモード識別情報とを対応付けて表示するた
    めの表示処理手段を備えたことを特徴とする制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の制御システムにおい
    て、 前記アナログ出力装置は、自己の出力状況を送出する状
    況送出手段を有し、 前記表示処理手段は、前記状況送出手段から得られる出
    力状況と前記装置構成情報により指定されるアナログ出
    力装置とを対応付けて表示することを特徴とする制御シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の制御システムにおい
    て、 前記エンジニアリングツールは、リセット解除指令を対
    象となるアナログ出力装置の位置情報と共に入力するた
    めの解除入力手段を有し、 前記アナログ出力装置は、前記解除入力手段により入力
    されたリセット解除指令及び位置情報を受けると、当該
    位置情報が自己を示すとき、制御出力値のゼロ値の制御
    を解除するモード解除手段を備えたことを特徴とする制
    御システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の制御システムにおい
    て、 前記エンジニアリングツールは、リセット一括解除指令
    を入力するための一括解除入力手段を有し、 前記アナログ出力装置は、前記一括解除入力手段により
    入力された一括解除指令を受けると、自己が制御出力値
    をゼロに制御しているとき、当該ゼロへの制御を解除す
    る一括解除手段を備えたことを特徴とする制御システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のアナログ出力装置を用
    いた制御システムにおいて、 前記アナログ出力装置は、 異常監視に関する項目毎に、選択又は非選択を示す選択
    識別情報が記憶される選択情報記憶手段と、 前記異常監視に関する項目毎に設けられ、前記選択情報
    記憶手段内の該当する項目の選択識別情報が選択を示す
    とき、該当する異常監視を実行して異常を検出すると、
    前記モード記憶手段を参照して前記モード識別情報がホ
    ールドモードを示すときには制御出力値を異常検出直前
    の値で保持し、前記モード識別情報がリセットモードを
    示すときには制御出力値をゼロにする複数種類の異常監
    視制御手段とを有し、 前記エンジニアリングツールは、前記選択識別情報を前
    記選択情報記憶手段に設定するための選択設定手段とを
    備えたことを特徴とする制御システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の制御システムにおい
    て、 前記アナログ出力装置は、 前記異常監視制御手段により前記制御出力値がゼロにさ
    れるときの当該制御出力値の降下特性が記憶される降下
    特性記憶手段と、 前記制御出力値をゼロにするとき、前記降下特性記憶手
    段内の降下特性に従って前記制御出力値を降下させる降
    下制御手段とを有し、 前記エンジニアリングツールは、 前記降下特性記憶手段に降下特性を設定するための降下
    設定手段とを備えたことを特徴とする制御システム。
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