JP2000261959A - 地絡抑制システムおよび地絡抑制方法 - Google Patents
地絡抑制システムおよび地絡抑制方法Info
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Abstract
電流の復帰を防いで、地絡アークを消弧させやすくする
こと。 【解決手段】 健全回線5a〜5c,6a〜6cの零相
電流I02,I03のベクトル和に基づいて近似地絡電流I
g3を算出し、その算出された近似地絡電流Ig3とは逆位
相の逆位相電流Iv を母線3a〜3cに供給する。
Description
る瞬時地絡あるいは永続的地絡において、地絡に起因し
て発生する地絡電流を抑制することによって、地絡その
ものを抑制し、さらには、電気設備技術基準に規定され
ているB種接地工事による接地抵抗値の緩和を行う地絡
抑制システムおよび地絡抑制方法に関する。
発生した場合、配電線に地絡電流が流れる。この地絡に
対する対策として、通常の場合、零相変成器により地絡
故障を検出し、零相変流器により故障回線を検出した継
電器が動作し、配電線の遮断器(配電線CB)を開動作
させ当該配電線を無電圧状態にし、1分後、配電線CB
を閉動作させ、当該配電線に再送電するという再閉路動
作を行う。
が原因の瞬時地絡が発生した場合は、永久地絡とはなら
ず、地絡事故が除去される場合が多い。このような瞬時
地絡の場合に再閉路動作をさせると、停電を伴うので、
電力供給の信頼度を著しく低下させることになる。
が動作する以前に、強制接地装置により瞬時に地絡電流
を配電線から迂回させる方法や、消弧リアクトルを装備
して地絡電流の一部を相殺する方法により、地絡電流を
抑制して配電線CBを動作させない手法が考案されてい
る。
側の電源に迂回回路を設ける)では、地絡電流の電流値
が低減されるわけではなく、電気設備技術基準に定めら
れているB種接地工事により、地絡電流値に応じた接地
抵抗が必要となり、多大な工事費が必要となる。
の一部を相殺する方法(コンデンサCに対してコイルL
を挿入したLC共振回路を設ける)は、送電側に接地点
があることが必要であり、送電側の形態が限定される。
できるのは対地静電容量に基づく地絡電流の基本波成分
であり、抵抗分電流や高調波電流を含む地絡電流の全て
を相殺することは原理的に不可能であり、地絡電流の残
存分の処理が課題となる。
容量が変化する場合、リアクトル容量が一定であれば、
電流補償率が変化してしまうことになる。
依存性がなく、追加設備を安価に抑え、地絡電流を抑制
することが可能な地絡抑制システムおよび地絡抑制方法
として、地絡電流と逆位相の電流を注入して、地絡電流
を抑制する逆位相電流注入方式が考案された。
似的な地絡電流として地絡回線の零相変流路で検出され
る電流を逆位相波形発生装置への入力とした場合、逆位
相波形発生装置への入出力は同じ地絡回線で行われるこ
とになる。
結果的には地絡電流と逆位相電流との残差を与えること
になる。
し、復帰しては抑制されるという繰り返しが起こり、地
絡電流が復帰することにより、地絡アークが消弧しずら
いという問題が生じる。
を、図6および図7に基づいて説明する。
を示す。100は、等価電源である。101は、地絡回
線である。102および103は健全回線である。C
1,C2およびC3は、それぞれ地絡回線101,健全
回線102および103の対地静電容量である。104
は接地形計器用変圧器(GVT;Grounding Voltage Tr
ansformer )からなる零相変圧器の一次側接地中性線で
あり、抵抗RN は零相変圧器に設けてある制限抵抗を一
次側換算した等価抵抗である。105は地絡事故検出装
置である。106は地絡電流Ig を抑制する逆位相電流
IV を発生する逆位相波形発生装置である。107は地
絡回線101に設置した零相変流器に対応する等価零相
変流器であり、108および109は健全回線102お
よび103に設置した零相変流器である。なお、地絡回
線101の零相変流器は、その特性上、自回線分の電流
は検出することができない。
される電流は零相電流I02、健全回線103の零相変流
器109で検出される電流は零相電流I03である。ま
た、零相変圧器の一次側接地中性線104には抵抗分電
流IRNが流れる。一方、地絡回線101の本来の零相変
流器で検出される電流はI02,I03,IRNのベクトル和
となる。
で発生する零相電流をIg1(=I01)、地絡電流のうち
の健全回線102,103および零相変圧器の一次側接
地中性線104から発生する電流をIg2(=I02+I03
+IRN)、また、地絡電流のうちの健全回線102,1
03のみから発生する電流をIg3(=I02+I03)とす
ると、地絡電流Ig は、
る。
7では、地絡電流Ig のうちの健全回線および零相変圧
器の一次側接地中性線からの流入分Ig2と逆位相電流I
V との残差ΔIg2(=Ig2+IV )が検出される。
出装置105を通じて、逆位相波形発生装置106に入
力され、そこで残差ΔIg2に応じた逆位相電流IV を生
成、注入する。
Ig2は小さくなり、次の時点での逆位相電流IV の生成
・注入量は減少する。
IV が減少した分、再度、残差ΔIg2が大きくなる。
ベルで抑制率が落ち着く。
線の零相電流分および零相変圧器の一次側接地中性線か
らの流入分の合成電流Ig2(=I02+I03+IRN)が減
少する。よって、これに応じて地絡電流Ig (=Ig1+
Ig2)も減少する。
原理を示すベクトル図であって、図7(a)は逆位相波
形発生装置を適用しない場合の通常の地絡状態、図7
(b)は図7(a)の状態において逆位相波形発生装置
を適用した場合のある時点での状態、図7(c)は図7
(a)の状態において逆位相波形発生装置を適用した場
合の図7(b)とは異なる時点での状態を示すものであ
る。残差ΔIg2(=Ig2+Iv )は図6の零相変流器1
07で常にモニタされている。地絡当初は、残差ΔIg2
はIg2に等しく、それに応じた逆位相電流Iv (=−Δ
Ig2)を生成、注入する(図7(a),(b)参照)。
注入後、図7(b)に示すように、残差ΔIg2は小さく
なり、その分地絡電流Ig も抑制される。しかし、残差
ΔIg2を常にモニタしているため、次の瞬間では、逆位
相電流IV は図7(c)に示すような小さな電流となっ
てしまう。また、I02,I03,IRNの各電流は以前のま
ま流れようとするため、Ig2(=I02+I03+IRN)は
元の大きさに戻ろうとする。そのため、Ig2の抑制効果
が小さくなり、地絡電流Ig (=Ig1+Ig2)の抑制効
果も小さくなる。
り返すことにより、前述したように、地絡電流Ig が復
帰して、地絡アークが消弧しずらいという問題が残る。
逆位相電流を安定させ、地絡電流の復帰を防ぎ、地絡ア
ークが消弧しやすい地絡抑制システムおよび地絡抑制方
法を提供することにある。
に、本発明によれば、共通の母線に接続された複数回線
の配電線を備える電力配電線における地絡電流を抑制す
るものであって、前記電力配電線の零相電圧を検出する
零相電圧検出手段および前記配電線の各零相電流を検出
する零相電流検出手段を具えるとともに、前記零相電流
検出手段により検出された電流に基づいて健全回線を判
別する健全相判別手段と、前記判別された健全回線の零
相電流のベクトル和に基づいて近似地絡電流を算出する
近似地絡電流算出手段と、前記算出された近似地絡電流
とは逆位相の逆位相電流を作成する逆位相電流作成手段
と、前記作成された逆位相電流を前記電力配電線に供給
する逆位相電流供給手段とを具え、前記供給された逆位
相電流によって前記地絡電流を抑制するようにすること
によって、地絡抑制システムを構成する。
された複数回線の配電線を備える電力配電線における地
絡電流を抑制するものであって、前記電力配電線の零相
電圧を検出する零相電圧検出工程および前記配電線の各
零相電流を検出する零相電流検出手段を具えるととも
に、前記零相電圧および前記零相電流検出工程により検
出された電流に基づいて地絡事故を検出する地絡事故検
出工程と、前記零相電流検出工程により検出された電流
に基づいて健全回線を判別する健全相判別工程と、前記
判別された健全回線の零相電流のベクトル和に基づいて
近似地絡電流を算出する近似地絡電流算出工程と、前記
算出された近似地絡電流とは逆位相の逆位相電流を作成
する逆位相電流作成工程と、前記作成された逆位相電流
を前記電力配電線に供給する逆位相電流供給工程とを具
え、前記供給された逆位相電流によって前記地絡電流を
抑制するようにすることによって、地絡抑制方法を構成
する。
の零相電流のベクトル和の算出は、地絡事故発生直後の
過渡状態を経過した後の前記健全回線の零相電流に対し
て行うようにするとよい。
実施の形態を詳細に説明する。
絡抑制システムの構成例を示す。
(電源用変圧器)である。この電源2の出力側は、母線
3a〜3cを介して、配電線4a〜4c,5a〜5c、
6a〜6cと接続されている。
する接地形計器用変圧器(GVT)からなる零相変圧器
8が接続されている。配電線4a〜4c,5a〜5c,
6a〜6cには、零相変流器7a〜7cが接続されてい
る。
あるいは6a〜6cのうちの事故配電線に流れる近似地
絡電流Ig3(=I02+I03)を検出する地絡電流検出手
段としての地絡事故検出装置である。なお、図1は配電
線4a〜4cが事故配電線となった場合を示している。
この地絡事故検出装置10の入力側は、零相変流器7a
〜7c,零相変圧器8と、計器用変圧器9a〜9cとが
接続されている。また、地絡事故検出装置10の出力側
は、逆位相波形発生装置20と、系統並入用の開閉器4
1とが接続されている。
相電流Iv (=−Ig3)を発生する逆位相電流発生手段
としての逆位相波形発生装置である。この逆位相波形発
生装置20の入力側は、地絡事故検出装置10の出力側
と接続されている。また、逆位相波形発生装置20の出
力側は、注入用変圧器40と接続されている。
線4a〜4c,5a〜5c,6a〜6cには、各々負荷
30, 31,32が接続されている。C01は、配電線4
a〜4cの各相と大地との間の対地静電容量である。C
02は、配電線5a〜5cの各相と大地との間の対地静電
容量である。C03は、配電線6a〜6cの各相と大地と
の間の対地静電容量である。
を示す。この装置10には、各種信号が入力される入力
部11と、地絡事故を検出するための事故検出部12
と、地絡事故の発生した相と、地絡事故の発生していな
い健全な配電線とを検出する比較部13と、地絡相への
系統並入用の開閉器41の投入指令を発生させる開閉器
投入指令部14と、逆位相波形発生装置20への入力と
なる近似地絡電流Ig3を算出するための演算部15と、
系統並入用の開閉器41への投入指令と近似地絡電流I
g3とを出力する出力部16とから構成されている。
成を示す。この装置20は、逆位相電流発生指令が入力
される入力部21と、入力信号波形と同じ位相波形を生
成する波形生成部22と、生成した波形を反転させる波
形反転部23と、逆位相電流Iv を出力する出力部24
とから構成されている。
テムの動作について説明する。
電線4cに地絡故障が発生したとする。この場合、母線
3aには、配電線4a〜4cのうち、a相の配電線4a
から対地静電容量C01に基づく零相電流i01と、配電線
5a〜5cのうち、a相の配電線5aから対地静電容量
C02に基づく零相電流i02と、配電線6a〜6cのう
ち、a相の配電線6aから対地静電容量C03に基づく零
相電流i03と、零相変圧器8の接地中性線8aからの地
絡抵抗分電流のうち、a相に流れる分Iraとの合成電流
が破線矢印のごとく流れる。
b相の配電線4bから対地静電容量C01に基づく零相電
流i01と、配電線5a〜5cのうち、b相の配電線5b
から対地静電容量C02に基づく零相電流i02と、配電線
6a〜6cのうち、b相の配電線6bから対地静電容量
C03に基づく零相電流i03と、零相変圧器8の接地中性
線8aからの地絡抵抗分電流のうち、b相に流れる分I
rbとの合成電流が破線矢印のごとく流れる。
c相の配電線5cから対地静電容量C02に基づく零相電
流i02と、配電線6a〜6cのうち、c相の配電線6c
から対地静電容量C03に基づく零相電流i03と、零相変
圧器8の接地中性線8aからの地絡抵抗分電流のうち、
c相に流れる分Ircとの合成電流が破線矢印のごとく流
れる。
電流との合成電流は、最終的には、事故配電線4a〜4
cの事故相4cの地絡点Gに破線矢印のごとく流れ込
む。すなわち、母線3a,3bに流れる零相電流と抵抗
分電流の各合成電流は、破線矢印のごとく電源2を介し
て母線3cに流れ、再度、合成電流となり、事故回線4
a〜4cの事故相4cに流れ、地絡点Gに流れていく。
各相電圧が不平衡となり、零相変圧器8において零相電
圧Voが検出され、また、配電線5a〜5c,6a〜6
cの各零相変流器7b,7cにおいて各零相電流I02,
I03が検出される。配電線4a〜4cの零相変流器7a
では、零相変流器7b,7cで検出された零相電流
I02,I03と零相変圧器8の接地中性線8aからの地絡
抵抗分電流Ira,Irb,Ircとの合成電流Ig2が検出さ
れる。これら検出された零相電圧Vo、零相電流I02,
I03およびIg2から、地絡事故検出装置10において地
絡事故が発生したことを判別することができる。
a〜3cに接続された計器用変圧器9a〜9cで検出さ
れる各相の相電圧Va〜Vcを比較することによって、
地絡相を容易に判別することができる。
i02,i03と各健全回線の零相電流I02,I03、および
地絡回線の零相変流器で検出される電流Ig2との関係
は、次のようになっている。
詳細に説明する。
変流器で検出される電流I02,I03,Ig2と、各相の相
電圧Va〜Vcとが入力される。事故検出部12では、
零相電圧Voと各零相変流器で検出される電流I02,I
03,Ig2の両方の大きさを見て、両方とも変化が生じた
とき(AND条件)に地絡事故と判断する。この判断時
における零相変流器で検出される電流は、少なくとも1
つの大きさを見ればよい。
た場合、比較部13において各相の相電圧Va〜Vcの
大きさを比較して、最も小さい値の相を地絡相と判別す
る。
変流器で検出される電流I02,I03,Ig2の大きさおよ
び位相差により、地絡回線と健全回線とを区別すること
によって、近似地絡電流Ig2と、健全回線に流れる零相
電流I02,I03とを区別する。なお、この判別方法とし
ては、配電系統に一般的に使用されている方向継電器と
同じ原理を用いる。また、各零相変流器で検出される電
流はそのピーク値同士を比較して、ピーク値が最大の回
線を地絡回線と判別する。
ら出力された地絡相判別信号を受け、注入用変圧器40
を地絡相に連係する開閉器41への投入指令信号Itを
出力する。
て判別された健全回線5a〜5c,6a〜6cの零相電
流I02,I03に基づいてべクトル和を求めて近似地絡電
流Ig3を算出する。このベクトル和は、瞬時値を加算す
ることによって求められる。
出した後の健全回線5a〜5c,6a〜6cの零相電流
I02,I03に対して実施するとよく、また、過渡状態を
経過した後の健全回線5a〜5c,6a〜6cの零相電
流I02,I03に対して実施するようにしてもよい。
線の零相電流に対してベクトル和の演算を行う場合に、
地絡事故検出装置10内にタイマー機能を設けておい
て、地絡事故検出後から所定の時間、例えば100ms
程度経過した後の健全回線の零相電流の和に対して実施
するようにすることができる。
おいて検出される健全回線の零相電流は不規則な波形
で、かつ、高周波成分を有するものとなっているが、過
渡状態を経過した後で検出される健全回線の零相電流は
安定した波形であり、かつ過渡状態におけるほど高い高
周波成分を有するものではないため、その信号処理は容
易となる。従って、上記のような、過渡状態を経過した
後の健全回線の零相電流に対してベクトル和の演算を行
うという構成とすることにより、過渡期間をマスキング
することによって地絡事故検出後の例えば100ms程
度の多少の時間は無駄時間となるものの、健全回線の零
相電流に対する信号処理手段を簡素な構成とすることが
できるため、地絡抑制システムの低コスト化が可能とな
る。
は、出力部16を介して逆位相波形発生装置20へと出
力され、一方、投入指令信号Itは出力部16を介して
系統並入用の開閉器41へと出力される。
21には、近似地絡電流Ig3が入力される。波形生成部
22では、入力された近似地絡電流信号と同じ電流波形
を随時生成する。波形反転部23では、波形生成部22
で生成した電流波形に、地絡電流に対して逆位相となる
ように、反転処理を施す。このようにして生成した逆位
相電流Iv は、出力部24から注入用変圧器40に出力
される。
位相電流Iv は、実線矢印のごとく母線3cを経て、地
絡回線4a〜4cの地絡相4cに流れ、地絡点Gに流れ
込み、地絡電流Ig を抑制する。
いて、注入用変圧器40と並列に数Ωの抵抗を有する誤
動作時保護用抵抗回路42が設けられている。図1のシ
ステムにおいて万一地絡相の誤判別により注入用変圧器
40が健全相に接続された場合でも、上記の抵抗回路4
2の抵抗が配電系統側で注入用変圧器40の変圧比の2
乗に比例して作用することにより、異相地絡短絡による
短絡電流を小さくすることができる。
原理を、図4および図5に基づいて具体的に説明する。
を示す。なお,ここでは、前述した図6の等価回路と比
較して説明するため、同一部分には同一符号を用いる。
る。
102,103に流れる零相電流I02,I03の和と接地
形計器用変圧器(GVT)からなる零相変圧器の一次側
接地中性線104から流れる抵抗分電流IRNとの合成電
流Ig2(=I02+I03+IRN)と逆位相電流Iv との残
差(=Ig2+Iv =I02+I03+IRN+Iv )はモニタ
せず、各健全回線の零相電流の和Ig3(=I02+I03)
のみをモニタする。
I02+I03)に従って逆位相電流Ivを生成し、配電系
統に注入する。
+IRN)のうち、各健全回線の零相電流の和Ig3(=I
02+I03)の分を抑制することにより、地絡電流Ig を
抑制する。
原因が除去されない限り流れ続けるため、地絡電流Ig
と逆位相電流Iv との残差が小さくなっても、逆位相電
流Ivの生成・注入量は減少せず、安定的に地絡電流を
抑制する。
原理を示すベクトル図であって、図5(a)は逆位相波
形発生装置を適用しない場合の通常の地絡状態、図5
(b)は図5(a)の状態において逆位相波形発生装置
を適用した場合の状態を示すものである。図5(a)に
示される各健全回線の零相電流I02,I03が図4の等価
回路の零相変流器108,109によりそれぞれ検出さ
れ、その和Ig3(=I02+I03)が常にモニタされてい
る。このIg3に従って図5(b)に示されるように逆位
相電流IV (=−Ig3)が生成、注入されることによ
り、地絡電流Ig のうち、Ig3の分が抑制され、地絡電
流Ig も抑制される。
よび零相電圧器の一次側接地中性線で流れる抵抗分電流
との関係についてもう一度整理しておくと次の通りであ
る。
相変流器では検出できない電流である。
4で流れる抵抗分電流以上のように、本発明による地絡
抑制システムおよび地絡抑制方法では、従来のように地
絡回線に流れる地絡電流Ig のうちの、各健全回線に流
れる零相電流と零相変圧器の一次側接地中性線から流れ
る抵抗分電流IRNとの合成電流Ig2(=I02+I03+I
RN)と逆位相電流IV との残差(=Ig2+IV =I02+
I03+IRN+IV )をモニタするのではなく、各健全回
線の零相電流の和Ig3(=I02+I03)のみをモニタす
るようにしているため、地絡電流Ig を復帰させること
なく安定的に抑制することが可能となる。
電力配電線と注入用変圧器40との間に開閉器41を設
け、地絡事故検出装置10からの開閉器投入信号Itに
よる開閉器41の投入操作によって注入用変圧器20を
地絡相に連系する構成としているが、本発明による地絡
抑制システムの構成は上記に限定されるものではなく、
電力配電線の任意の相に注入用変圧器40を接続してお
く構成としてもよい。このような構成とすれば、注入用
変圧器40を連系させる相を選択するのにかかるステッ
プを省略できるので、地絡事故検出装置10の構成を簡
素化することができる。
健全回線の零相電流のベクトル和に基づいて近似地絡電
流を算出し、その算出された近似地絡電流とは逆位相の
逆位相電流を電力配電線に供給するようにしたので、地
絡電流を復帰させることなく常に安定的に抑制すること
ができ、地絡アークが消弧し易い地絡抑制システムおよ
び地絡抑制方法を提供することができる。
示す構成図である。
である。
図である。
ある。
図であって、(a)は逆位相波形発生装置を適用しない
場合の通常の地絡状態、(b)は図5(a)の状態にお
いて逆位相波形発生装置を適用した場合の状態を示す。
ある。
図であって、(a)は逆位相波形発生装置を適用しない
場合の通常の地絡状態、(b)は図7(a)の状態にお
いて逆位相波形発生装置を適用した場合のある時点での
状態、(c)は図7(a)の状態において逆位相波形発
生装置を適用した場合の図7(b)とは異なる時点での
状態を示す。
a〜6cの各零相変流器で検出される電流
Claims (4)
- 【請求項1】 共通の母線に接続された複数回線の配電
線を備える電力配電線における地絡電流を抑制するもの
であって、 前記電力配電線の零相電圧を検出する零相電圧検出手段
および前記配電線の各零相電流を検出する零相電流検出
手段を具えるとともに、 前記零相電圧および前記零相電流検出手段により検出さ
れた電流に基づいて地絡事故を検出する地絡事故検出手
段と、 前記零相電流検出手段により検出された電流に基づいて
健全回線を判別する健全相判別手段と、 前記判別された健全回線の零相電流のベクトル和に基づ
いて近似地絡電流を算出する近似地絡電流算出手段と、 前記算出された近似地絡電流とは逆位相の逆位相電流を
作成する逆位相電流作成手段と、 前記作成された逆位相電流を前記電力配電線に供給する
逆位相電流供給手段とを具え、前記供給された逆位相電
流によって前記地絡電流を抑制することを特徴とする地
絡抑制システム。 - 【請求項2】 前記健全回線の零相電流のベクトル和の
算出は、地絡事故発生直後の過渡状態を経過した後の前
記健全回線の零相電流に対して行うことを特徴とする請
求項1記載の地絡抑制システム。 - 【請求項3】 共通の母線に接続された複数回線の配電
線を備える電力配電線における地絡電流を抑制するもの
であって、 前記電力配電線の零相電圧を検出する零相電圧検出工程
および前記配電線の各零相電流を検出する零相電流検出
工程を具えるとともに、 前記零相電圧および前記零相電流検出工程により検出さ
れた電流に基づいて地絡事故を検出する地絡事故検出工
程と、 前記零相電流検出工程により検出された電流に基づいて
健全回線を判別する健全相判別工程と、 前記判別された健全回線の零相電流のベクトル和に基づ
いて近似地絡電流を算出する近似地絡電流算出工程と、 前記算出された近似地絡電流とは逆位相の逆位相電流を
作成する逆位相電流作成工程と、 前記作成された逆位相電流を前記電力配電線に供給する
逆位相電流供給工程とを具え、前記供給された逆位相電
流によって前記地絡電流を抑制することを特徴とする地
絡抑制方法。 - 【請求項4】 前記健全回線の零相電流のベクトル和の
算出は、地絡事故発生直後の過渡状態を経過した後の前
記健全回線の零相電流に対して行うことを特徴とする請
求項3記載の地絡抑制方法。
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|---|---|---|---|
| JP06219899A JP3841248B2 (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 地絡抑制システムおよび地絡抑制方法 |
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Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100473798B1 (ko) * | 2002-02-20 | 2005-03-08 | 명지대학교 | 전력 계통의 1선 지락 고장 지점 검출 방법 |
| KR100474192B1 (ko) * | 2002-11-13 | 2005-03-11 | 명지대학교 | 진행파를 이용한 송전 선로의 고장 지점 검출 방법 |
| KR100709616B1 (ko) | 2005-11-15 | 2007-04-19 | 최면송 | 분포정수 회로 해석을 이용한 지중 케이블 계통의 1선 지락고장점 표정 방법 |
| KR100934448B1 (ko) | 2007-10-17 | 2009-12-29 | 한국산업기술대학교산학협력단 | 병렬로 연결된 복수의 초전도 선재에 흐르는 전류의비접촉식 측정방법 |
| KR100947834B1 (ko) | 2008-01-24 | 2010-03-18 | 한전케이디엔주식회사 | 비접지 배전계통의 지락 고장검출 알고리즘 및 시스템 |
| CN119209434A (zh) * | 2024-11-22 | 2024-12-27 | 广东电网有限责任公司佛山供电局 | 配电系统的故障隔离方法、装置、存储介质和电子设备 |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP06219899A patent/JP3841248B2/ja not_active Expired - Fee Related
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