JP2000263407A - 外周球面部の研削加工方法および装置並びに研削砥石 - Google Patents
外周球面部の研削加工方法および装置並びに研削砥石Info
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- JP2000263407A JP2000263407A JP11074077A JP7407799A JP2000263407A JP 2000263407 A JP2000263407 A JP 2000263407A JP 11074077 A JP11074077 A JP 11074077A JP 7407799 A JP7407799 A JP 7407799A JP 2000263407 A JP2000263407 A JP 2000263407A
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- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】1個の砥石を用いて、曲率半径等が異なる種々
の外周球面部を研削加工することにある。 【解決手段】外周面に断面円弧状の球面部38a〜38
fが形成されたインナレース36をその軸線を回転中心
として所定の回転速度で回動させ、一方、前記球面部3
8a〜38fを研削する断面円弧状の研削部20が形成
された砥石12をその軸線を回転中心として所定の回転
速度で回動させ且つ前記インナレース36の軸芯を中心
点Oとする円弧Dに沿って砥石12を揺動変位させるこ
とにより、前記砥石12の研削部20によって前記球面
部38a〜38fが研削加工される。
の外周球面部を研削加工することにある。 【解決手段】外周面に断面円弧状の球面部38a〜38
fが形成されたインナレース36をその軸線を回転中心
として所定の回転速度で回動させ、一方、前記球面部3
8a〜38fを研削する断面円弧状の研削部20が形成
された砥石12をその軸線を回転中心として所定の回転
速度で回動させ且つ前記インナレース36の軸芯を中心
点Oとする円弧Dに沿って砥石12を揺動変位させるこ
とにより、前記砥石12の研削部20によって前記球面
部38a〜38fが研削加工される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、バーフィ
ールドタイプの等速ジョイントのインナレースの外周面
に設けられた球面部等を好適に研削(研磨)加工するこ
とが可能な外周球面部の研削加工方法および装置並びに
研削砥石に関する。
ールドタイプの等速ジョイントのインナレースの外周面
に設けられた球面部等を好適に研削(研磨)加工するこ
とが可能な外周球面部の研削加工方法および装置並びに
研削砥石に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車には、エンジンの回転
駆動力を車輪に伝達するための機構として、等速ジョイ
ントが用いられている。例えば、バーフィールドタイプ
の等速ジョイントでは、内壁面に複数のトラック溝が形
成されたアウタカップと、前記アウタカップ内に収納さ
れるインナ部材とから構成される。前記インナ部材は、
前記トラック溝に沿って転動する複数のボールと、前記
ボールが転動するための複数の転動溝が形成されたイン
ナレースと、前記ボールを転動自在に保持するリテーナ
とを含む。
駆動力を車輪に伝達するための機構として、等速ジョイ
ントが用いられている。例えば、バーフィールドタイプ
の等速ジョイントでは、内壁面に複数のトラック溝が形
成されたアウタカップと、前記アウタカップ内に収納さ
れるインナ部材とから構成される。前記インナ部材は、
前記トラック溝に沿って転動する複数のボールと、前記
ボールが転動するための複数の転動溝が形成されたイン
ナレースと、前記ボールを転動自在に保持するリテーナ
とを含む。
【0003】前記転動溝を除いた前記インナレースの外
周面、すなわち、隣接する転動溝の間には球面部(以
下、外周球面部という)が形成され、前記外周球面部
は、例えば、鍛造成形による塑性加工が行われた後、研
削砥石を用いて研削(研磨)加工を行うことにより仕上
げ加工が施される。
周面、すなわち、隣接する転動溝の間には球面部(以
下、外周球面部という)が形成され、前記外周球面部
は、例えば、鍛造成形による塑性加工が行われた後、研
削砥石を用いて研削(研磨)加工を行うことにより仕上
げ加工が施される。
【0004】前記外周球面部に対して研削加工を行う場
合、図6に示されるように、インナレース1の外周球面
部2に対応する球面状の凹部3が形成された砥石4を所
定方向に回動させて研削加工を行っている。
合、図6に示されるように、インナレース1の外周球面
部2に対応する球面状の凹部3が形成された砥石4を所
定方向に回動させて研削加工を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術に係る外周球面部の研削加工方法では、インナ
レースの外周球面部の曲率半径等が異なる場合、前記外
周球面部の形状に対応した曲率半径を有する球面状の凹
部が形成された砥石が複数個必要となる。従って、外周
球面部の曲率半径に対応して複数個の砥石を製造する必
要があり、砥石の製造コストが増大するという不都合が
ある。また、複数個の砥石を管理するためにその管理コ
ストが増大するという不都合がある。
従来技術に係る外周球面部の研削加工方法では、インナ
レースの外周球面部の曲率半径等が異なる場合、前記外
周球面部の形状に対応した曲率半径を有する球面状の凹
部が形成された砥石が複数個必要となる。従って、外周
球面部の曲率半径に対応して複数個の砥石を製造する必
要があり、砥石の製造コストが増大するという不都合が
ある。また、複数個の砥石を管理するためにその管理コ
ストが増大するという不都合がある。
【0006】さらに、インナレースの外周球面部の曲率
半径等が異なる場合、その都度、製造ラインを停止し、
外周球面部の形状に対応する曲率半径を有する他の砥石
に交換する作業が必要となる。このため、生産効率が低
下するという不都合がある。
半径等が異なる場合、その都度、製造ラインを停止し、
外周球面部の形状に対応する曲率半径を有する他の砥石
に交換する作業が必要となる。このため、生産効率が低
下するという不都合がある。
【0007】本発明は、前記の種々の不都合を克服する
ためになされたものであり、1個の砥石を用いて、曲率
半径等が異なる種々の外周球面部を研削することが可能
な外周球面部の研削加工方法および装置並びに研削砥石
を提供することを目的とする。
ためになされたものであり、1個の砥石を用いて、曲率
半径等が異なる種々の外周球面部を研削することが可能
な外周球面部の研削加工方法および装置並びに研削砥石
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、ワークの外周面に形成された断面円弧
状の球面部を研削加工する方法であって、外周面に断面
円弧状の球面部が形成されたワークをその軸線を回転中
心として所定の回転速度で回動させ、一方、前記球面部
を研削する断面円弧状の研削面が形成された砥石をその
軸線を回転中心として所定の回転速度で回動させ且つ前
記ワークの軸芯を中心として該ワークおよび砥石の半径
が合算された値を半径とする円弧に沿って砥石を揺動変
位させることにより、前記砥石の研削面によって前記球
面部が研削加工されることを特徴とする。
めに、本発明は、ワークの外周面に形成された断面円弧
状の球面部を研削加工する方法であって、外周面に断面
円弧状の球面部が形成されたワークをその軸線を回転中
心として所定の回転速度で回動させ、一方、前記球面部
を研削する断面円弧状の研削面が形成された砥石をその
軸線を回転中心として所定の回転速度で回動させ且つ前
記ワークの軸芯を中心として該ワークおよび砥石の半径
が合算された値を半径とする円弧に沿って砥石を揺動変
位させることにより、前記砥石の研削面によって前記球
面部が研削加工されることを特徴とする。
【0009】この場合、前記砥石の研削面の曲率半径
を、ワークの球面部の曲率半径と略同等あるいはそれ以
上に設定すると好適である。また、前記砥石の回転方向
とワークの回転方向とを反対方向に設定するとともに、
前記ワークの回転速度に対して砥石の回転速度を大きく
設定するとよい。
を、ワークの球面部の曲率半径と略同等あるいはそれ以
上に設定すると好適である。また、前記砥石の回転方向
とワークの回転方向とを反対方向に設定するとともに、
前記ワークの回転速度に対して砥石の回転速度を大きく
設定するとよい。
【0010】本発明によれば、ワークの球面部の曲率半
径が異なる場合であっても、前記曲率半径に対応する円
弧に沿って砥石を揺動変位させることにより、同一の砥
石によって前記球面部を研削加工することができるた
め、異なる曲率半径を有する球面部に対応して複数個の
砥石を製造する必要がなくなり、砥石の製造コストを削
減することができる。
径が異なる場合であっても、前記曲率半径に対応する円
弧に沿って砥石を揺動変位させることにより、同一の砥
石によって前記球面部を研削加工することができるた
め、異なる曲率半径を有する球面部に対応して複数個の
砥石を製造する必要がなくなり、砥石の製造コストを削
減することができる。
【0011】さらに、本発明は、ロボット等のNCマシ
ニングに連結され、第1回転駆動源の駆動作用下にスピ
ンドルを回転中心として所定方向に回動自在に設けられ
るとともに、上下方向の円弧状に沿って変位自在に設け
られる砥石と、ワークを固定するとともに、第2回転駆
動源の駆動作用下に、該ワークと一体的に軸線を回転中
心として所定方向に回動自在に設けられた治具と、を備
え、第2回転駆動源の駆動作用下に、外周面に断面円弧
状の球面部が形成されたワークをその軸線を回転中心と
して所定の回転速度で回動させ、一方、第1回転駆動源
の駆動作用下に、前記球面部を研削する断面円弧状の研
削面が形成された砥石をその軸線を回転中心として所定
の回転速度で回動させ且つ前記ワークの軸芯を中心とし
て該ワークおよび砥石の半径が合算された値を半径とす
る円弧に沿って砥石を揺動変位させることにより、前記
砥石の研削面によって前記球面部が研削加工されること
を特徴とする。
ニングに連結され、第1回転駆動源の駆動作用下にスピ
ンドルを回転中心として所定方向に回動自在に設けられ
るとともに、上下方向の円弧状に沿って変位自在に設け
られる砥石と、ワークを固定するとともに、第2回転駆
動源の駆動作用下に、該ワークと一体的に軸線を回転中
心として所定方向に回動自在に設けられた治具と、を備
え、第2回転駆動源の駆動作用下に、外周面に断面円弧
状の球面部が形成されたワークをその軸線を回転中心と
して所定の回転速度で回動させ、一方、第1回転駆動源
の駆動作用下に、前記球面部を研削する断面円弧状の研
削面が形成された砥石をその軸線を回転中心として所定
の回転速度で回動させ且つ前記ワークの軸芯を中心とし
て該ワークおよび砥石の半径が合算された値を半径とす
る円弧に沿って砥石を揺動変位させることにより、前記
砥石の研削面によって前記球面部が研削加工されること
を特徴とする。
【0012】この場合、前記砥石の研削部に、少なくと
も、CBNまたは工業ダイヤモンドのいずれかの材料か
らなる砥粒を電着すると好適である。また、前記ワーク
は、バーフィールドタイプの等速ジョイントを構成する
インナレースからなり、前記インナレースの隣接するボ
ール転動溝の間に形成された断面円弧状の球面部を研削
加工するとよい。
も、CBNまたは工業ダイヤモンドのいずれかの材料か
らなる砥粒を電着すると好適である。また、前記ワーク
は、バーフィールドタイプの等速ジョイントを構成する
インナレースからなり、前記インナレースの隣接するボ
ール転動溝の間に形成された断面円弧状の球面部を研削
加工するとよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る外周球面部の研削加
工方法について、これを実施する研削加工装置との関連
において好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。
工方法について、これを実施する研削加工装置との関連
において好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。
【0014】図1において、参照数字10は、本発明の
実施の形態に係る研削加工装置を示す。
実施の形態に係る研削加工装置を示す。
【0015】この研削加工装置10は、NCマシニン
グ、例えば、図示しないロボット等のアームの変位作用
下に円弧状に沿って所定角度だけ回動動作する砥石(研
削砥石)12と、ワークを固定する治具14とを有す
る。
グ、例えば、図示しないロボット等のアームの変位作用
下に円弧状に沿って所定角度だけ回動動作する砥石(研
削砥石)12と、ワークを固定する治具14とを有す
る。
【0016】砥石12は、厚肉の円盤状に形成され、略
中央部の凹部16にはスピンドル18が連結される。前
記砥石12の外周面には断面円弧状に形成された研削部
(研削面)20が形成され、前記研削部20には図示し
ない複数の砥粒が電着されている。この場合、前記砥粒
として、例えば、CBNまたは工業ダイヤモンド等を電
着メッキすることにより、長期にわたり安定して使用す
ることができるという利点がある。
中央部の凹部16にはスピンドル18が連結される。前
記砥石12の外周面には断面円弧状に形成された研削部
(研削面)20が形成され、前記研削部20には図示し
ない複数の砥粒が電着されている。この場合、前記砥粒
として、例えば、CBNまたは工業ダイヤモンド等を電
着メッキすることにより、長期にわたり安定して使用す
ることができるという利点がある。
【0017】なお、断面円弧状に形成された前記研削部
20の曲率半径R1は、研削面であるワークの外周球面
部(後述する)の曲率半径R2、R3と略同等あるいは
それ以上に設定される。この結果、外周球面部に対する
研削加工速度を増大させ、しかも研削面の面粗さを向上
させることができる。
20の曲率半径R1は、研削面であるワークの外周球面
部(後述する)の曲率半径R2、R3と略同等あるいは
それ以上に設定される。この結果、外周球面部に対する
研削加工速度を増大させ、しかも研削面の面粗さを向上
させることができる。
【0018】この場合、前記砥石12は、図示しないモ
ータの駆動作用下にスピンドル18の軸線を回転中心と
して所定の速度で矢印A方向に回転自在に設けられてい
るとともに、図示しないアームの変位作用下に上下方向
に沿った円弧状に所定角度だけ変位するように設けられ
ている。
ータの駆動作用下にスピンドル18の軸線を回転中心と
して所定の速度で矢印A方向に回転自在に設けられてい
るとともに、図示しないアームの変位作用下に上下方向
に沿った円弧状に所定角度だけ変位するように設けられ
ている。
【0019】治具14は、一端部にワークを保持するた
めの環状の段部22が形成され、上方に向かって徐々に
縮径するテーパ状の突出部24を有する治具台26と、
ねじ部材28を突出部24の一端面にねじ込むことによ
りワークが位置決めされた状態で係止される係止用金具
30とを備える。なお、前記治具台26は、回転駆動源
32の駆動作用下に、突出部24の軸線を回動中心とし
て矢印B方向に回動自在に設けられている。
めの環状の段部22が形成され、上方に向かって徐々に
縮径するテーパ状の突出部24を有する治具台26と、
ねじ部材28を突出部24の一端面にねじ込むことによ
りワークが位置決めされた状態で係止される係止用金具
30とを備える。なお、前記治具台26は、回転駆動源
32の駆動作用下に、突出部24の軸線を回動中心とし
て矢印B方向に回動自在に設けられている。
【0020】本発明の実施の形態に係る外周球面部の研
削加工方法が適用された研削加工装置10は基本的には
以上のように構成されるものであり、次にその動作並び
に作用効果について説明する。
削加工方法が適用された研削加工装置10は基本的には
以上のように構成されるものであり、次にその動作並び
に作用効果について説明する。
【0021】なお、ワークとしては、図4に示されるよ
うに、バーフィールドタイプの等速ジョイント34を構
成するインナレース36を用い、前記インナレース36
の球面部38a〜38fをそれぞれ研削(研磨)加工す
る場合を例にして以下説明する。
うに、バーフィールドタイプの等速ジョイント34を構
成するインナレース36を用い、前記インナレース36
の球面部38a〜38fをそれぞれ研削(研磨)加工す
る場合を例にして以下説明する。
【0022】バーフィールドタイプの等速ジョイント3
4は、カップ部40と軸部42とが一体的に形成された
アウタカップ44と、前記カップ部40の開口部内に収
納されるインナレース36およびリテーナ46とを含
む。前記インナレース36の外周面には、トラック溝4
8a〜48fに対向しボール49a〜49fが転動する
ボール転動溝50a〜50fが所定角度離間して複数形
成され、隣接するボール転動溝50a〜50fの間に
は、断面円弧状からなる球面部38a〜38f(以下、
外周球面部38a〜38fという)が形成される。
4は、カップ部40と軸部42とが一体的に形成された
アウタカップ44と、前記カップ部40の開口部内に収
納されるインナレース36およびリテーナ46とを含
む。前記インナレース36の外周面には、トラック溝4
8a〜48fに対向しボール49a〜49fが転動する
ボール転動溝50a〜50fが所定角度離間して複数形
成され、隣接するボール転動溝50a〜50fの間に
は、断面円弧状からなる球面部38a〜38f(以下、
外周球面部38a〜38fという)が形成される。
【0023】なお、ワークである前記インナレース36
は、係止用金具30を介して突出部24の環状段部22
に固定された状態にあるものとする。
は、係止用金具30を介して突出部24の環状段部22
に固定された状態にあるものとする。
【0024】先ず、図1に示されるように、インナレー
ス36の軸芯と砥石12の軸芯とが共に直線C上にある
状態を基準位置とする。このような基準位置から図示し
ないアームを介して砥石12を円弧状に変位させ、図2
に示されるように、インナレース36の外周球面部38
aと砥石12の研削部20の下端側とが接触する研削開
始位置に設定する。
ス36の軸芯と砥石12の軸芯とが共に直線C上にある
状態を基準位置とする。このような基準位置から図示し
ないアームを介して砥石12を円弧状に変位させ、図2
に示されるように、インナレース36の外周球面部38
aと砥石12の研削部20の下端側とが接触する研削開
始位置に設定する。
【0025】続いて、図示しないモータを付勢すること
により、回転駆動力はスピンドル18に伝達され、さら
にスピンドル18に連結された砥石12に伝達される。
この結果、砥石12は、スピンドル18の軸線を回動中
心として矢印A方向に回動する。なお、前記砥石12の
回転速度を、例えば、約8000rpmの高速に設定す
ると好適である。
により、回転駆動力はスピンドル18に伝達され、さら
にスピンドル18に連結された砥石12に伝達される。
この結果、砥石12は、スピンドル18の軸線を回動中
心として矢印A方向に回動する。なお、前記砥石12の
回転速度を、例えば、約8000rpmの高速に設定す
ると好適である。
【0026】前記砥石12の回転と略同時に回転駆動源
32を付勢し、治具台26を突出部24の軸線をその回
動中心として矢印B方向に回動させる。従って、インナ
レース36は、突出部24の軸線を回動中心として治具
台26と一体的に矢印B方向に回動する。この場合、治
具台26の回転速度を、例えば、約20rpmの低速に
設定すると好適である。
32を付勢し、治具台26を突出部24の軸線をその回
動中心として矢印B方向に回動させる。従って、インナ
レース36は、突出部24の軸線を回動中心として治具
台26と一体的に矢印B方向に回動する。この場合、治
具台26の回転速度を、例えば、約20rpmの低速に
設定すると好適である。
【0027】矢印A方向に回動する砥石12と矢印B方
向に回動するインナレース36とが共に所定の回転速度
で回動した状態を保持しながら、図示しないロボットを
制御してインナレース36の外周球面部38a〜38f
に沿って砥石12を円弧状に変位させることにより研削
加工が開始される(図3参照)。すなわち、図示しない
ロボットの制御作用下に、砥石12の軸芯が図2中の円
弧D上を移動するように該砥石12を変位させることに
より、砥石12の研削部20によって外周球面部38a
〜38fに対する研削加工が行われる。
向に回動するインナレース36とが共に所定の回転速度
で回動した状態を保持しながら、図示しないロボットを
制御してインナレース36の外周球面部38a〜38f
に沿って砥石12を円弧状に変位させることにより研削
加工が開始される(図3参照)。すなわち、図示しない
ロボットの制御作用下に、砥石12の軸芯が図2中の円
弧D上を移動するように該砥石12を変位させることに
より、砥石12の研削部20によって外周球面部38a
〜38fに対する研削加工が行われる。
【0028】この場合、前記円弧Dは、インナレース3
6の軸芯から上部側にΔXだけオフセットした点Oをそ
の中心とし、該円弧Dの半径は、インナレース36の外
周球面部38a〜38fの半径と砥石12の半径とが加
算された値として設定される。
6の軸芯から上部側にΔXだけオフセットした点Oをそ
の中心とし、該円弧Dの半径は、インナレース36の外
周球面部38a〜38fの半径と砥石12の半径とが加
算された値として設定される。
【0029】なお、砥石12の研削部20を外周球面部
38a〜38fの上部側から下部側に向かって円弧状に
変位させ、あるいは外周球面部38a〜38fの下部側
から上部側に向かって円弧状に変位させてもよい。
38a〜38fの上部側から下部側に向かって円弧状に
変位させ、あるいは外周球面部38a〜38fの下部側
から上部側に向かって円弧状に変位させてもよい。
【0030】砥石12の軸芯を前記円弧Dに沿って変位
させ、インナレース36の外周球面部38a〜38fが
前記砥石12の研削部20の上部側に到達した際(図2
中の二点鎖線参照)、隣接するボール転動溝50a〜5
0fの間にそれぞれ設けられた複数の外周球面部38a
〜38fに対する研削加工が終了する。
させ、インナレース36の外周球面部38a〜38fが
前記砥石12の研削部20の上部側に到達した際(図2
中の二点鎖線参照)、隣接するボール転動溝50a〜5
0fの間にそれぞれ設けられた複数の外周球面部38a
〜38fに対する研削加工が終了する。
【0031】次に、図1に示されるインナレース36の
曲率半径R2と異なり、前記曲率半径R2よりも小さい
曲率半径R3からなる外周球面部54a〜54fが形成
された他のインナレース52の外周球面部54a〜54
fを研削加工する場合を図5に示す。
曲率半径R2と異なり、前記曲率半径R2よりも小さい
曲率半径R3からなる外周球面部54a〜54fが形成
された他のインナレース52の外周球面部54a〜54
fを研削加工する場合を図5に示す。
【0032】この場合、図示しないロボットの制御作用
下に、砥石12の軸芯が図5中の円弧E上を移動するよ
うに該砥石12を変位させることにより、砥石12の研
削部20によって外周球面部54a〜54fに対する研
削加工が行われる。なお、前記円弧Eは、インナレース
52の軸芯から上部側にΔYだけオフセットした点Oを
その中心とし、該円弧Eの半径は、インナレース52の
外周球面部54a〜54fの半径と砥石12の半径とが
加算された値として設定される。
下に、砥石12の軸芯が図5中の円弧E上を移動するよ
うに該砥石12を変位させることにより、砥石12の研
削部20によって外周球面部54a〜54fに対する研
削加工が行われる。なお、前記円弧Eは、インナレース
52の軸芯から上部側にΔYだけオフセットした点Oを
その中心とし、該円弧Eの半径は、インナレース52の
外周球面部54a〜54fの半径と砥石12の半径とが
加算された値として設定される。
【0033】本実施の形態では、曲率半径が異なる外周
球面部38a〜38f、54a〜54fを有する種々の
インナレース36、52をワークとした場合であって
も、同一の砥石12によって前記外周球面部38a〜3
8f、54a〜54fを研削加工することができる。従
って、異なる曲率半径を有する外周球面部38a〜38
f、54a〜54fに対応して複数個の砥石を製造する
必要がなくなり、砥石12の製造コストを削減すること
ができる。
球面部38a〜38f、54a〜54fを有する種々の
インナレース36、52をワークとした場合であって
も、同一の砥石12によって前記外周球面部38a〜3
8f、54a〜54fを研削加工することができる。従
って、異なる曲率半径を有する外周球面部38a〜38
f、54a〜54fに対応して複数個の砥石を製造する
必要がなくなり、砥石12の製造コストを削減すること
ができる。
【0034】また、本実施の形態では、1個の砥石12
を管理すればよく、複数個の砥石を管理する必要がない
ため、砥石12の管理コストを抑制することができる。
を管理すればよく、複数個の砥石を管理する必要がない
ため、砥石12の管理コストを抑制することができる。
【0035】さらに、本実施の形態では、インナレース
36、52の外周球面部38a〜38f、54a〜54
fの曲率半径等が異なる場合であっても、製造ラインを
停止して砥石12を交換する必要がないため、生産効率
を向上させることができる。
36、52の外周球面部38a〜38f、54a〜54
fの曲率半径等が異なる場合であっても、製造ラインを
停止して砥石12を交換する必要がないため、生産効率
を向上させることができる。
【0036】さらにまた、本実施の形態では、断面円弧
状に形成された砥石12の研削部20の曲率半径R1
を、研削面であるワークの外周球面部38a〜38f、
54a〜54fの曲率半径R2、R3と略同等あるいは
それ以上に設定することにより、前記外周球面部38a
〜38f、54a〜54fに対する研削加工速度を増大
させ、しかも研削面の面粗さを向上させることができ
る。
状に形成された砥石12の研削部20の曲率半径R1
を、研削面であるワークの外周球面部38a〜38f、
54a〜54fの曲率半径R2、R3と略同等あるいは
それ以上に設定することにより、前記外周球面部38a
〜38f、54a〜54fに対する研削加工速度を増大
させ、しかも研削面の面粗さを向上させることができ
る。
【0037】またさらに、本実施の形態では、砥石12
とワークとの回転方向をそれぞれ反対方向(矢印A方向
と矢印B方向)とし、砥石12を高速で且つワークを低
速で回転させることにより、加工速度を増大させるとと
もに、面粗さを向上させ、しかも砥石12の耐久性を向
上させることができる。
とワークとの回転方向をそれぞれ反対方向(矢印A方向
と矢印B方向)とし、砥石12を高速で且つワークを低
速で回転させることにより、加工速度を増大させるとと
もに、面粗さを向上させ、しかも砥石12の耐久性を向
上させることができる。
【0038】なお、本実施の形態では、ワークとしてイ
ンナレース36、52を用いて説明しているがこれに限
定されるものではなく、外周球面部を有する他のワーク
に対しても適用することができることは勿論である。
ンナレース36、52を用いて説明しているがこれに限
定されるものではなく、外周球面部を有する他のワーク
に対しても適用することができることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
る。
【0040】すなわち、ワークの球面部の曲率半径が異
なる場合であっても、同一の砥石によって前記球面部を
研削加工することができるため、異なる曲率半径を有す
る球面部に対応して複数個の砥石を製造する必要がなく
なり、砥石の製造コストを削減することができる。
なる場合であっても、同一の砥石によって前記球面部を
研削加工することができるため、異なる曲率半径を有す
る球面部に対応して複数個の砥石を製造する必要がなく
なり、砥石の製造コストを削減することができる。
【0041】また、1個の砥石を管理すればよく、複数
個の砥石を管理する必要がないため、砥石の管理コスト
を抑制することができる。
個の砥石を管理する必要がないため、砥石の管理コスト
を抑制することができる。
【0042】さらに、ワークの球面部の曲率半径等が異
なる場合、製造ラインを停止して砥石を交換する必要が
ないため、砥石の交換作業に要する時間が短縮され生産
効率を向上させることができる。
なる場合、製造ラインを停止して砥石を交換する必要が
ないため、砥石の交換作業に要する時間が短縮され生産
効率を向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る研削加工装置の縦断
面構成図である。
面構成図である。
【図2】前記研削加工装置を構成する砥石の変位状態を
示す動作説明図である。
示す動作説明図である。
【図3】インナレースの外周球面部を砥石によって研削
する状態を示す斜視図である。
する状態を示す斜視図である。
【図4】バーフィールドタイプの等速ジョイントの分解
斜視図である。
斜視図である。
【図5】曲率半径が異なる他のインナレースを研削加工
する状態を示す動作説明図である。
する状態を示す動作説明図である。
【図6】従来技術に係るインナレースの外周球面部の研
削加工方法を示す縦断面図である。
削加工方法を示す縦断面図である。
10…研削加工装置 12…砥石 14…治具 18…スピンドル 20…研削部 24…突出部 26…治具台 30…係止用金具 32…回転駆動源 34…等速ジョイン
ト 36、52…インナレース 38a〜38f、54a〜54f…球面部
ト 36、52…インナレース 38a〜38f、54a〜54f…球面部
Claims (7)
- 【請求項1】ワークの外周面に形成された断面円弧状の
球面部を研削加工する方法であって、 外周面に断面円弧状の球面部が形成されたワークをその
軸線を回転中心として所定の回転速度で回動させ、一
方、前記球面部を研削する断面円弧状の研削面が形成さ
れた砥石をその軸線を回転中心として所定の回転速度で
回動させ且つ前記ワークの軸芯を中心として該ワークお
よび砥石の半径が合算された値を半径とする円弧に沿っ
て砥石を揺動変位させることにより、前記砥石の研削面
によって前記球面部が研削加工されることを特徴とする
外周球面部の研削加工方法。 - 【請求項2】請求項1記載の方法において、 前記砥石の研削面の曲率半径は、ワークの球面部の曲率
半径と略同等あるいはそれ以上に設定されることを特徴
とする外周球面部の研削加工方法。 - 【請求項3】請求項1または2記載の方法において、 前記砥石の回転方向とワークの回転方向とが反対方向に
設定されるとともに、前記ワークの回転速度に対して砥
石の回転速度が大きく設定されることを特徴とする外周
球面部の研削加工方法。 - 【請求項4】ロボット等のNCマシニングに連結され、
第1回転駆動源の駆動作用下にスピンドルを回転中心と
して所定方向に回動自在に設けられるとともに、上下方
向の円弧状に沿って変位自在に設けられる砥石と、 ワークを固定するとともに、第2回転駆動源の駆動作用
下に、該ワークと一体的に軸線を回転中心として所定方
向に回動自在に設けられた治具と、 を備え、 第2回転駆動源の駆動作用下に、外周面に断面円弧状の
球面部が形成されたワークをその軸線を回転中心として
所定の回転速度で回動させ、一方、第1回転駆動源の駆
動作用下に、前記球面部を研削する断面円弧状の研削面
が形成された砥石をその軸線を回転中心として所定の回
転速度で回動させ且つ前記ワークの軸芯を中心として該
ワークおよび砥石の半径が合算された値を半径とする円
弧に沿って砥石を揺動変位させることにより、前記砥石
の研削面によって前記球面部が研削加工されることを特
徴とする外周球面部の研削加工装置。 - 【請求項5】請求項4記載の装置において、 前記砥石の研削部には、少なくとも、CBNまたは工業
ダイヤモンドのいずれかの材料からなる砥粒が電着され
ていることを特徴とする外周球面部の研削加工装置。 - 【請求項6】請求項4または5記載の装置において、 前記ワークは、バーフィールドタイプの等速ジョイント
を構成するインナレースからなり、前記インナレースの
隣接するボール転動溝の間に形成された断面円弧状の球
面部が研削加工されることを特徴とする外周球面部の研
削加工装置。 - 【請求項7】ワークの外周面に形成された断面円弧状の
球面部を研削加工する砥石であって、 前記球面部を研削する断面円弧状の研削面が形成され、
前記研削面の曲率半径は、ワークの球面部の曲率半径と
略同等あるいはそれ以上に設定されていることを特徴と
する研削砥石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11074077A JP2000263407A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 外周球面部の研削加工方法および装置並びに研削砥石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11074077A JP2000263407A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 外周球面部の研削加工方法および装置並びに研削砥石 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000263407A true JP2000263407A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13536759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11074077A Pending JP2000263407A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 外周球面部の研削加工方法および装置並びに研削砥石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000263407A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008521631A (ja) * | 2004-12-03 | 2008-06-26 | ゲー カー エヌ ドライブライン インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ボールボスを加工するための方法および装置 |
| CN109175546A (zh) * | 2018-09-26 | 2019-01-11 | 嘉兴正野新材料有限公司 | 一种摩托齿轮打磨用固定装置 |
| CN112959229A (zh) * | 2021-03-02 | 2021-06-15 | 江苏韦尔博新材料科技有限公司 | 一种应用于铸管内壁打磨的金刚石磨轮 |
| WO2022214355A1 (de) * | 2021-04-07 | 2022-10-13 | Thyssenkrupp Presta Ag | Verfahren zur bearbeitung einer kugelnabe für ein kugelgleichlaufgelenk und vorrichtung zur bearbeitung einer kugelnabe |
-
1999
- 1999-03-18 JP JP11074077A patent/JP2000263407A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008521631A (ja) * | 2004-12-03 | 2008-06-26 | ゲー カー エヌ ドライブライン インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ボールボスを加工するための方法および装置 |
| JP4914369B2 (ja) * | 2004-12-03 | 2012-04-11 | ゲー カー エヌ ドライブライン インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ボールボスを加工するための方法および装置 |
| CN109175546A (zh) * | 2018-09-26 | 2019-01-11 | 嘉兴正野新材料有限公司 | 一种摩托齿轮打磨用固定装置 |
| CN112959229A (zh) * | 2021-03-02 | 2021-06-15 | 江苏韦尔博新材料科技有限公司 | 一种应用于铸管内壁打磨的金刚石磨轮 |
| CN112959229B (zh) * | 2021-03-02 | 2023-03-14 | 江苏韦尔博新材料科技有限公司 | 一种应用于铸管内壁打磨的金刚石磨轮 |
| WO2022214355A1 (de) * | 2021-04-07 | 2022-10-13 | Thyssenkrupp Presta Ag | Verfahren zur bearbeitung einer kugelnabe für ein kugelgleichlaufgelenk und vorrichtung zur bearbeitung einer kugelnabe |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080122 |