JP2000263529A - セメント混練物の脱泡装置及びセメント板材の製造装置 - Google Patents

セメント混練物の脱泡装置及びセメント板材の製造装置

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JP2000263529A JP11067544A JP6754499A JP2000263529A JP 2000263529 A JP2000263529 A JP 2000263529A JP 11067544 A JP11067544 A JP 11067544A JP 6754499 A JP6754499 A JP 6754499A JP 2000263529 A JP2000263529 A JP 2000263529A
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cement kneaded
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賢太 増田
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克己 松井
Norifumi Nagata
憲史 永田
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 速硬性を有するセメント混練物から気泡を連
続的に脱泡することを可能とし、表面平滑性、物理特性
(曲げ強度、圧縮強度等)に優れたセメント硬化物を提
供すること。 【解決手段】 セメント混練物中の気泡を減少させる脱
泡装置であって、円筒状の中空部を有するケーシング2
aの外周部にセメント混練物の供給口2bを設けるとと
もに、このケーシング2aの外周部にセメント混練物の
排出口2cを設け、ケーシング2a内にセメント混練物
をケーシング2aの外周部内面に叩き付ける回転羽根2
dを設けた脱泡装置2。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント混練物の
脱泡装置に関するものであり、さらに詳しくは、速硬性
を有するセメント混練物を短時間で脱泡することのでき
る脱泡装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、セメント製品は土木、建築用材料
といった分野に幅広く普及しており、その用途に応じて
様々なセメントが開発されている。その中でも早強ポル
トランドセメントやジェットセメント等で知られる超速
硬性セメント、あるいは廃棄物の有効利用及び再資源化
を目的として、都市ゴミ焼却灰や下水汚泥焼却灰等の廃
棄物を原料とする一部の環境調和型セメント(以下、エ
コセメントとする)は、その速硬性ゆえにセメント製品
を高い生産性で製造することができ、このことはセメン
ト製品の製造コストを大幅に低減できるものと考えられ
ている。
【0003】セメント製品の高生産性を実現するために
は、上記超速硬性あるいは速硬性セメントと連続プロセ
スを併用することによって可能となるが、これらの超速
硬性あるいは速硬性セメントは、短時間で均質に混合し
ミキサーから排出しなければならないため、高速で撹拌
することが不可欠となる。それゆえにミキサー内でスラ
リー表面が激しく波打ち、空気との接触面積が増え、多
量の気泡が容易にスラリー中に巻き込まれることとな
る。この結果、セメント製品の表面及び内部に直径数m
m程度以上の気泡や空洞が多数存在し、セメント製品の
外観不良や強度等の物理特性を低下させてしまうことが
多かった。
【0004】一方で、セメント混練物等の流動状態にあ
る硬化性組成物から気泡を脱泡する方法としては、上記
硬化性組成物に振動を与えて脱泡する方法(特開平8−
21094号公報)や、上記硬化性組成物を真空(減
圧)条件下において脱泡する方法(特開平8−1317
11号公報)や、遠心力によって上記硬化性組成物中の
気泡を分離する方法(特開昭58−153549号公
報、特開平8−187404号公報、特開平7−144
104号公報)や、上記硬化性組成物を圧延することに
より脱泡する方法(特開平7−100423号公報、特
開平9−267396号公報、特開昭62−12917
9号公報)等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記振動によ
る脱泡方法を超速硬性あるいは速硬性セメント混練物に
使用すると、振動が適切に伝達されない場合に脱泡むら
を生じる。また、振動をかけている間にセメント混練物
が硬化してしまうおそれがあり、短時間で脱泡するため
に振動条件を増強すると、セメント混練物表面の波打ち
現象を引き起こし、かえって空気を巻き込んでしまうお
それがある。
【0006】また、上記真空(減圧)条件下における脱
泡方法を上記セメント混練物に使用すると、上記セメン
ト混練物を連続供給することは可能だが、脱泡されたセ
メント混練物が真空容器内に滞留してしまい、そこで上
記セメント混練物が硬化してしまう。また、前述したよ
うな物理特性を低下させる有害な気泡だけでなく、軽量
化や耐凍結融解性の向上等、その他の目的で導入した気
泡まで脱泡してしまうおそれがある。
【0007】また、遠心力による脱泡方法は、上記真空
(減圧)条件下における脱泡方法と併用されるととも
に、遠心力による気泡の分離をするためには上記セメン
ト混練物を回転体の一部に一定時間留める必要がある。
従って、遠心力による脱泡方法を上記セメント混練物に
使用すると、真空条件下における脱泡方法の問題点に加
えて、一定時間留められた上記セメント混練物がそこで
硬化するおそれがある。
【0008】また、圧延による脱泡方法は、脱泡対象物
を薄膜状に延ばすことが脱泡効果を高める主要因とな
る。従って、圧面による脱泡方法を上記セメント混練物
に使用すると、一度薄膜状にした上記セメント混練物
を、所定の厚みとなるまで重ねなければならず、この結
果、セメント製品における蒸気養生後の爆裂や物理的強
度の低下等、様々な問題を生じるおそれがある。
【0009】本発明は上記事項に鑑みなされたもので、
その目的は、速硬性を有するセメント混練物から気泡を
連続的に脱泡することを可能とし、表面平滑性、物理特
性(曲げ強度、圧縮強度等)に優れたセメント硬化物を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる実状に鑑み、本発
明者らは鋭意研究を重ねた結果、速硬性のセメント混練
物を連続的に脱泡するには、上記セメント混練物中の気
泡を短時間で効率よく破泡あるいは脱泡することが不可
欠であり、このためには上記セメント混練物に回転運動
よる衝撃や圧力を与えることが最も有効な手段であるこ
とを見いだし、本発明のセメント混練物の脱泡装置を完
成するに至った。
【0011】すなわち、本発明のセメント混練物の脱泡
装置は、セメント混練物中の気泡を減少させる脱泡装置
であって、円形の中空部を有するケーシングの適所にセ
メント混練物の供給口を設けるとともに、このケーシン
グの外周部の適所にセメント混練物の排出口を設け、前
記ケーシング内にセメント混練物を前記ケーシングの外
周部内面に叩き付ける回転体を設けたことを特徴とす
る。
【0012】上記構成によれば、セメント混練物中の気
泡を破泡することによってセメント混練物を脱泡するこ
とから大きな気泡ほど脱泡されやすい。従って、比重の
調整等の目的で混入される直径0.5mm程度の気泡を
温存しつつ、硬化したセメント混練物の物理特性を悪化
させる直径2〜3mm以上の気泡をセメント混練物中か
ら取り除くことができる。
【0013】また、上記回転体は、回転方向に対向する
打撃面を有し、この打撃面によりセメント混練物をケー
シングの外周部内面に叩き付ける回転羽根であっても良
いし、側面に接触したセメント混練物を遠心力によりそ
の側面に沿ってケーシングの外周部内面に叩き付ける回
転円盤であっても良い。そして、セメント混練物には、
少なくともセメントと水とフィラーとを含有する速硬性
セメント混練物を使用することが、セメント板材の生産
性の向上を実現する上で好ましい。
【0014】そして、本発明のセメント板材の製造装置
は、セメント組成物を連続して混練する連続ミキサー
と、この連続ミキサーによって混練された未硬化セメン
ト混練物を板状に搬送する移動コンベアとを備えたセメ
ント板材の製造装置において、円形の中空部を有するケ
ーシングの適所にセメント混練物の供給口を設けるとと
もに、このケーシングの外周部の適所にセメント混練物
の排出口を設け、前記ケーシング内にセメント混練物を
前記ケーシングの外周部内面に叩き付ける回転体を設け
た前記セメント混練物の脱泡装置を備え、この脱泡装置
を経て前記移動コンベアに供給される前記未硬化セメン
ト混練物が、移動コンベア上の未硬化板状セメント混練
物の少なくとも一面を形成するように移動コンベアへ供
給されることを特徴とする。
【0015】上記構成によれば、移動コンベア上で板状
に形成される未硬化セメント混練物の上面・下面・側面
の少なくともいずれかを、気泡が除かれたセメント混練
物で構成することができるので、上面・下面・側面の少
なくともいずれか1つ以上の部位が脱泡され、他の部位
よりも物理特性等が向上したセメント板材を製造するこ
とができる。
【0016】より詳しくは、上記セメント板材の製造装
置は、連続ミキサー及び脱泡装置からなる第1のセメン
ト混練物供給装置と、脱泡装置を介さずに前記移動コン
ベアへセメント混練物を供給する第2の連続ミキサーと
を備え、第1のセメント混練物供給装置から移動コンベ
アへセメント混練物を供給し、次いで、第1のセメント
混練物供給装置から供給されたセメント混練物の上へ第
2の連続ミキサーからセメント混練物を供給する構成と
すると、脱泡されて物理特性等が向上した一表面を有す
るセメント板材を製造することができる。
【0017】そして、上記セメント板材の製造装置に、
連続ミキサー及び脱泡装置からなる第2のセメント混練
物供給装置をさらに備え、前記第2の連続ミキサーから
供給されたセメント混練物の上へ、第2のセメント混練
物供給装置からセメント混練物をさらに供給する構成と
すると、脱泡されて物理特性等が向上した両表面(上面
及び下面)を有するセメント板材を製造することができ
る。
【0018】また、本発明のセメント板材の製造装置
は、上記第1のセメント混練物供給装置、上記第2のセ
メント供給装置、及び上記第2の連続ミキサーとを備
え、第2の連続ミキサーから移動コンベアへセメント混
練物を供給するとともに、第1及び第2のセメント混練
物供給装置から移動コンベアの両側部へセメント混練物
を供給する構成とすると、脱泡されて物理特性等が向上
した両側部を有するセメント板材を製造することができ
る。
【0019】上記セメント板材の製造装置における脱泡
装置の回転体も、セメント混練物を打撃する回転羽根で
あっても良いし、遠心力によってセメント混練物をケー
シングの外周部内面に叩き付ける回転円盤であっても良
い。また、上記セメント板材の製造装置においても、セ
メント混練物として速硬性セメント混練物を使用するこ
とが、セメント板材の生産性の向上を実現する上で好ま
しい。以下、本発明のセメント混練物の脱泡装置、及び
セメント板材の製造装置についてより詳しく説明する。
【0020】上記脱泡装置は、セメント混練物中の気泡
を連続して取り除くため、脱泡装置内にセメント混練物
の滞留が生じないものであることが望ましい。また、脱
泡装置のケーシングは円形の中空部を有し、この中空部
には球形や円筒形を例示することができるが、円筒形で
あると回転体の回転運動半径が均等になるので、セメン
ト混練物が上記回転体によって均質にケーシングの外周
部内面に叩き付けられるので好ましい。
【0021】脱泡装置の供給口及び排出口は、セメント
混練物の連続供給及び連続排出に適した箇所に設けると
良く、回転羽根を有する脱泡装置では、供給口及び排出
口をケーシングの外周部に設けると良く、回転円盤を有
する脱泡装置では、円筒形のケーシングの上面中心部及
び下面周縁部に、供給口及び排出口をそれぞれ設けると
良い。また、上記脱泡装置は、排出口へ傾斜するよう設
置する等して、脱泡されたセメント混練物の連続排出に
有利となるように設置すると良い。
【0022】上記セメント板材の製造装置は、全体的に
気泡が除かれたセメント板材はもちろん、前述したよう
に、セメント板材の少なくとも一面を構成する部位のみ
が脱泡されたセメント板材を製造することができる。
【0023】前述したこれらのセメント板材を製造する
ために、本発明のセメント板材の製造装置には、上記第
1のセメント混練物供給装置、第2のセメント混練物供
給装置、及び第2の連続ミキサーの備える代わりに、連
続ミキサーの排出口から複数に分岐するセメント混練物
流路を設け、分岐した所定のセメント混練物流路に上記
脱泡装置を介在させた構成としても良い。
【0024】上記移動コンベアは、上記セメント混練物
の浸透や漏れ、あるいは付着のない形態であることが望
ましく、また、移動コンベアは、セメント混練物の硬化
を有利にする加熱等の硬化条件に対して耐えうるものが
望ましい。さらに、移動コンベアには、供給されたセメ
ント混練物を板状にして搬送するために、セメント混練
物の流れ幅を規定すべく移動コンベアの両側部に配置さ
れる一対のサイドプレートや、移動コンベアに載置され
る型枠等を備えていることが望ましい。
【0025】上記移動コンベアの材質としては、加硫ゴ
ム、ブタジエン系合成ゴム、テフロンやその他樹脂等の
ほか、上記加熱等の硬化条件によっては、ステンレス、
高張力鋼等のスチール、あるいはガラスクロス等を例示
することができる。
【0026】本発明におけるセメント板材の製造装置は
上述した構成の他に、セメント板材の製造に有利な他の
手段を併設しても良い。この手段としては、移動コンベ
ア上における上記セメント混練物の厚みを所望の厚みに
制御する厚み制御手段や、移動コンベア上の上記セメン
ト混練物の硬化を促進する硬化促進手段や、厚みを制御
されたセメント混練物の表面に所望の模様を付ける模様
付け手段等を例示することができる。
【0027】上記セメント混練物は、少なくともセメン
トと水とフィラーとを含有する混合物であり、これらの
他に適当な添加剤を配合しても良い。また、セメント混
練物は速硬性を有するものが好ましく、この速硬性セメ
ント混練物は、JISR5201に基づくビガー針試験
において100分以内であるものであれば良い。上記速
硬性セメント混練物は、速硬性セメントを含有するセメ
ント混練物であっても良いし、速硬性を有さないセメン
ト混練物に硬化促進剤等の添加剤を配合することによっ
て速硬性が付与されたセメント混練物であっても良い。
【0028】上記セメントとしては、普通セメント、早
強セメント、超早強セメント等のポルトランドセメン
ト、高炉セメント、シリカセメント、フライアッシュセ
メント等の混合セメント、あるいはアルミナセメント、
ジェットセメント、QTセメント、環境調和型セメント
(エコセメント)、アーウィン系セメント、アリナイ
ト、ベリナイト等の速硬性セメントを例示することがで
きる。
【0029】上記フィラーは、補強、加工性付与、軽量
化、増量等を目的に配合することができ、木片や木質繊
維のような木質フィラー、パルプ繊維、その他の無機・
有機質補強用繊維、無機・有機質軽量骨材、砕石、細・
粗骨材等を例示することができる。これら例示されたフ
ィラーの種類及び配合量は、目的とするセメント板材の
性能に応じて任意に設定すると良い。
【0030】また、成形後のセメント混練物の養生条件
によっては、ALC(Autoclaved Lightweight Concret
e)の如く、珪酸カルシウム系板材も製造できるので、
こうした場合には、最終的に望まれる製品形態に応じて
適宜原料を選択する。また、水の配合量は、得られる板
材の比重、所望の強度等を勘案して決定されるが、例え
ば水/セメント重量比として20〜300%である。
【0031】さらに、本発明におけるセメント混練物
は、硬化促進剤の他にも各種添加剤を含むことができ
る。各種添加剤には、スラリー流動化剤、スラリー粘性
調整剤、各種分散剤等を例示することができる。これら
は、製造ライン上でのセメント混練物の取り扱いや、所
望する製品の性能に応じてその種類や配合量を調整する
と良い。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明のセメント混練物の
脱泡装置及びセメント板材の製造装置を、その実施の形
態に基づき添付した図面を参照しつつ説明する。
【0033】<第1の実施の形態>まず、本実施の形態
におけるセメント混練物の脱泡装置及びセメント板材の
製造装置の構成について説明する。本実施の形態におけ
るセメント板材の製造装置は、図1及び図2に示される
ように、セメント組成物を連続的に混練する連続ミキサ
ー1と、連続ミキサー1で混練されたセメント混練物に
含まれる気泡を除く脱泡装置2と、脱泡装置2によって
脱泡された未硬化のセメント混練物を板状に搬送する無
端ベルト式の移動コンベア3とを備えている。
【0034】さらに、本実施の形態におけるセメント板
材の製造装置は、移動コンベア3上の未硬化セメント混
練物の流れ幅を規定するために移動コンベア3の両側部
に配置される一対のサイドプレート4、4と、上記未硬
化セメント混練物の厚みを制御する厚み制御プレート5
と、幅及び厚みを制御された板状未硬化セメント混練物
の硬化を促進する複数の加熱養生ボックス6、6・・・と
を備えている。
【0035】連続ミキサー1は、セメント組成物である
種々の材料が所定量、あるいは所定割合で供給され、こ
れらの材料を連続的に混練するミキサーである。連続ミ
キサー1には様々な形態が考えられるが、安定した混練
性の点から、ピンミキサーあるいはピンレスミキサーの
総称で知られる回転板式ミキサーが使用される。
【0036】脱泡装置2は、図3に示されるように、円
筒状の中空部を有するケーシング2aと、このケーシン
グ2aの外周部に設けられ連続ミキサー1で混練された
セメント混練物が供給される供給口2bと、同じくケー
シング2aの外周部に設けられ脱泡されたセメント混練
物を排出する排出口2cと、ケーシング2a内に配置さ
れセメント混練物をケーシング2aの外周部内面に叩き
付ける回転羽根2dとを備えている。回転羽根2dは矢
印X2で示される回転方向に対向する平面状の打撃面2
e、2eを備えている。
【0037】また、脱泡装置2は、例えば図4に示され
るように、円筒状の中空部を有するケーシング2aと、
このケーシング2aの上面中央寄りに開口する供給口1
2bと、ケーシング2aの下面周縁部に開口する排出口
12cと、ケーシング2a内に配置されるとともに矢印
X3で示される方向へ回転し、側面に接触したセメント
混練物を遠心力によってその側面に沿ってケーシング2
aの外周部内面に叩き付ける回転円盤12dとを備えて
なる脱泡装置12としても良い。この脱泡装置12は、
排出口12cへ向けて傾斜して設置される。
【0038】移動コンベア3は、脱泡装置2によって脱
泡されたセメント混練物が供給される合成ゴム製の無端
ベルトであるメインベルト3aと、このメインベルト3
aを2箇所で支持する回転プーリー3b、3bと、この
回転プーリー3b、3bの一方に接続されて回転プーリ
ー3bを回転駆動させることによりメインベルト3aを
移動させる駆動源であるメインベルト駆動用モータ3c
と、セメント混練物が供給されるメインベルト3aの面
(往路側)を裏面から支持するフレーム3dとから構成
されている。
【0039】サイドプレート4、4は、ステンレス製の
プレートであり、移動コンベア3の移動方向における中
心軸線から離間した所望の位置に、フレーム3dに配置
される複数のアーム4a、4a・・・によって支持され
る。
【0040】加熱養生ボックス6、6・・・は、メインベ
ルト3aの往路側を覆う筺体内に赤外線加熱装置等の加
熱装置を配置した加熱装置である。加熱養生ボックス
6、6・・・による加熱は、メインベルト3aの材質やセ
メント混練物の硬化条件、あるいは移動コンベア3の運
転条件等の条件によって適宜設定される。
【0041】次に、本実施の形態におけるセメント板材
の製造装置の作動状態について、速硬性セメントの一種
である環境調和型セメント(エコセメント)を配合した
セメント混練物からセメント板材を製造する場合を例に
説明する。
【0042】エコセメントは、都市ゴミ焼却灰や下水汚
泥等、塩素を含有する産業廃棄物を主成分として利用す
ることにより、速硬性の水硬性鉱物であるカルシウムク
ロロアルミネート(11CaO・7Al23・CaCl
2)を含有する速硬性のセメントである。エコセメント
を使用したコンクリートの強度は、一般のセメントを使
用したコンクリートと同等かそれ以上であり、凝結時間
が20〜40分という速硬性を有するため、コンクリー
ト板等のセメント板材を連続的に生産するのに適してい
る。
【0043】エコセメントは、水及びフィラー等の材料
とともに所定の割合で連続的に連続ミキサー1へ供給さ
れる。連続ミキサー1に供給された上記各材料は、連続
ミキサー1によって混練されてエコセメント混練物とな
る。混練されたエコセメント混練物は、連続ミキサー1
から脱泡装置2へと連続的に供給される。
【0044】脱泡装置2では、回転羽根2dが所定の回
転速度で回転している。回転羽根2dの回転速度は、気
泡の脱泡率と密接な関わりがあり、最終製品であるセメ
ント板材に望まれる曲げ強度や比重等の性状によって適
宜設定される。供給口2bから供給されたエコセメント
混練物は、回転羽根2dの打撃面2eによってケーシン
グ2aの外周部内面に叩き付けられる。
【0045】ケーシング2aの外周部内面に叩き付けら
れたエコセメント混練物に含まれる気泡は、その衝撃に
よって破泡する。従ってケーシング2aの外周部内面に
叩き付けられたエコセメント混練物から気泡が均質に除
かれる。気泡が除かれたエコセメント混練物は、回転羽
根2dによって排出口2cへと移され、排出口2cから
断続的に排出する。
【0046】エコセメント混練物において気泡を形成し
ていた空気は、回転羽根2dの回転に伴ってケーシング
2aの外周部内面に沿って移動し、断続的に排出される
エコセメント混練物の合間に脱泡装置2から排出され
る。
【0047】また、図4に示したような脱泡装置12を
用いた場合においても、同様にエコセメント混練物から
気泡が除かれる。脱泡装置12の場合は、所定の回転速
度で回転する回転円盤12dの側面にエコセメント混練
物が供給され、回転円盤12dの回転運動によって生じ
る遠心力によって供給されたエコセメント混練物がケー
シング2aの外周部内面に叩き付けられ、エコセメント
混練物に含まれていた気泡が破泡してエコセメント混練
物中から除かれる。
【0048】脱泡されたエコセメント混練物は、ケーシ
ング2aの外周部内面に沿って排出口12cへ移動し、
排出口12cから断続的に排出される。気泡を形成して
いた空気は、断続的に排出されるエコセメント混練物の
合間に脱泡装置12から排出される。
【0049】脱泡されたエコセメント混練物は、矢印X
1方向に運転する移動コンベア3上に供給され、サイド
プレート4、4及び厚み制御プレート5によって流れ幅
及び厚みが規定される。このように板状に規定された未
硬化エコセメント混練物は、移動コンベア3によって搬
送され、サイドプレート4、4の終端付近では、板状の
形状を維持可能な程度に硬化している。
【0050】適度に硬化したエコセメント混練物は、移
動コンベア3によって搬送され、加熱養生ボックス6、
6・・・を通過する。このときエコセメント混練物の硬化
が促進され、エコセメント混練物はさらに硬化する。
【0051】その後、エコセメント混練物は所望の形状
に切り分ける切断工程を経て、所望の形状に切り分けら
れたエコセメント混練物を本格的に硬化させるための養
生工程へと送られ、最終製品であるセメント板材とな
る。
【0052】続いて、本実施の形態におけるセメント板
材の製造装置によって製造されたセメント板材の表面で
観察される気泡の気泡数、及びセメント板材の曲げ強度
を測定することにより、本実施の形態における脱泡装置
2の有効性を評価する。
【0053】上記評価に使用するために、比重あるいは
脱泡条件の異なる10種類のセメント板材を作成した。
これらの内の4種類のセメント板材(以下、実施例1〜
4とする)は、エコセメント40重量部、フィラー材と
してのフライアッシュ55重量部、ガラス繊維0.5重
量部、メチルセルロース0.1重量部をそれぞれ予備混
合し、この混合物と水道水を連続ミキサー1で混練した
後、得られたエコセメント混練物を、回転羽根2dが4
200rpmで稼動している脱泡装置2によって脱泡し
て得たセメント板材である。
【0054】上記10種類のセメント板材の内の3種類
のセメント板材(以下、実施例5〜7とする)は、エコ
セメント30重量部、ケイ石55重量部、消石灰15重
量部を予備混合し、この混合物と、0.5重量部の減水
剤を加えた50重量部の水とを連続ミキサー1で混練し
た後、目的の比重となるように界面活性剤による泡沫を
添加してエコセメント混練物とし、このエコセメント混
練物を回転羽根2dが920rpmで稼動している脱泡
装置2によって脱泡して得たセメント板材である。
【0055】また、実施例1〜4のブランクとして、実
施例1〜4と同様の配合条件だが、脱泡装置2による脱
泡を行わなかったエコセメント混練物からセメント板材
を作成した(以下、比較例1、2とする)。さらに、実
施例5〜7のブランクとして、実施例5〜7と同様の配
合条件だが、脱泡装置2による脱泡を行わなかったエコ
セメント混練物からセメント板材を作成した(以下、比
較例3とする)。
【0056】これらのエコセメント混練物を、上記切断
工程において、縦5cm、横20cm、高さ1.5cm
に切断し、上記養生工程において硬化させてセメント板
材を得た。この養生は、オートクレーブによって行い、
そのときの養生条件は、実施例1〜4、及び比較例1、
2のセメント板材が、140℃、3時間 実施例5〜7、及び比較例3のセメント板材が、180
℃、6時間であった。
【0057】そして、上記セメント板材のそれぞれにつ
いて、比重、表面で観察される気泡数、及び曲げ強度を
測定した。気泡数の測定は、セメント板材の表面で観察
される気泡のうち、直径が2〜3mm、及び3mm以上
の気泡の数を数えた。また、曲げ強度の測定は、インス
トロン万能試験機を用いて3点曲げにて載荷し、支点間
距離18cm、載荷速度1mm/分、の条件で測定し
た。これらの結果を以下の表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】表1からわかるように、脱泡装置2を使用
して得られたセメント板材である実施例1〜7は、脱泡
装置2を使用せずに得られた比較例1〜3に比べ、表面
の気泡数の減少が確認された。特に、表面景観を悪くす
る直径3mm以上の気泡数は格段に減少することが確認
された。また、脱泡装置2を使用することにより、セメ
ント板材の表面や内部に含まれる気泡数を少なくするこ
とができたため、セメント板材における曲げ強度の向上
が確認された。
【0060】以上からわかるように、本実施の形態にお
けるセメント板材の製造装置の脱泡装置2は、混練時に
気泡が混入したエコセメント混練物をケーシング2aの
外周部内面に叩き付ける構成としたことから、上記気泡
が破泡することによりエコセメント混練物中から除か
れ、外観が損なわれず、かつ曲げ強度の優れたセメント
板材を製造することができる。
【0061】本実施の形態における脱泡装置2は、エコ
セメント混練物と気泡との比重の違いによって気泡を分
離するのではなく、破泡によって気泡を除去することか
ら、邪魔板等の部材を必要としない。従って、エコセメ
ント混練物がケーシング2a内に滞留することなく、連
続供給及び連続排出が可能な構成であることから、エコ
セメント混練物を連続的、かつ安定状態で脱泡すること
ができるので、エコセメント混練物のように速硬性を有
するセメント混練物から製造されるセメント板材の製造
において、高い生産性でセメント板材を製造するのに優
れている。
【0062】<第2の実施の形態>本実施の形態におけ
る要部概略模式図を図5に示す。本実施の形態における
セメント板材の製造装置は、図5に示されるように、連
続ミキサー1及び脱泡装置2からなる第1のセメント混
練物供給装置10と、第2の連続ミキサー13と、連続
ミキサー1及び脱泡装置2からなる第2のセメント混練
物供給装置11とを、移動コンベア3上方の所定の位置
に備えている。
【0063】そして、本実施の形態におけるセメント板
材の製造装置は、第1のセメント混練物供給装置10か
らエコセメント混練物を移動コンベア3へ供給し、次い
で、第1のセメント混練物供給装置10から供給された
エコセメント混練物の上へ第2の連続ミキサー13から
エコセメント混練物を供給し、次いで、第2の連続ミキ
サー13から供給されたエコセメント混練物の上へ第2
のセメント混練物供給装置11からエコセメント混練物
を供給することにより、移動コンベア3上に、上面及び
下面を構成する脱泡層と、これらの脱泡層に挟まれた未
脱泡層とからなる三層構造の板状未硬化エコセメント混
練物を形成する。
【0064】上記三層構造の板状未硬化エコセメント混
練物は、第1の実施の形態と同様の手順でセメント板材
となる。こうして得られた三層構造のセメント板材を第
1の実施の形態と同様に試験をし、脱泡装置2の有効性
を評価する。
【0065】本実施の形態におけるセメント板材の評価
には、7種類のセメント板材を作成した。7種類の内、
3種類のセメント板材(以下、実施例8〜10とする)
は、第1の実施の形態における実施例1〜4と同様の配
合条件により作成し、2種類のセメント板材(以下、実
施例11、12とする)は、第1の実施の形態における
実施例5〜7と同様の配合条件により作成した。
【0066】また、ブランクとして脱泡装置2による脱
泡を行わない単層のセメント板材として、1種類のセメ
ント板材(以下、比較例4とする)を実施例8と同様の
配合条件により作成し、最後の1種類のセメント板材
(以下、比較例5とする)を実施例11と同様の配合条
件により作成した。作成したセメント板材の大きさは、
実施例8〜10では縦30cm、横30cm、高さ1.
5cmであり、実施例11、12では縦30cm、横3
0cm、高さ3.5cmであった。また、養生条件及び
曲げ強度試験は、第1の実施の形態と同様とした。これ
らの実施例及び比較例における試験結果を、以下の表2
に示す。
【0067】
【表2】
【0068】表2の結果からわかるように、上面部及び
下面部を構成するエコセメント混練物を脱泡させて三層
構造としたセメント板材である実施例8〜12は、表面
及び裏面に気泡の脱泡が行われていることから、セメン
ト板材の上面及び下面における気泡が減少し、表面性状
が向上していることが確認された。また、これらのセメ
ント板材は、比較例4、5で示される単層構造のセメン
ト板材に比べ、上面及び下面の気泡による空隙が減少す
ることから、表層部の組織が緻密化されており、曲げ強
度も向上することが確認された。
【0069】このように、本実施の形態におけるセメン
ト板材の製造装置は、脱泡されたエコセメント混練物
と、脱泡されていないエコセメント混練物とを、移動コ
ンベア3上における所定の位置に供給する構成としたの
で、セメント板材の少なくとも一側面である上面及び下
面が脱泡されたエコセメント混練物からなる三層構造の
セメント板材を製造することができ、かつこのセメント
板材の上面及び下面における強度が増すことから、曲げ
強度の強い三層構造セメント板材を製造することができ
る。
【0070】また、セメント板材の上面及び下面を、脱
泡されたエコセメント混練物から形成したことから、上
面及び下面に観察される気泡を減少させることができ、
強度だけではなく外観も優れたセメント板材を製造する
ことができる。
【0071】
【発明の効果】本発明のセメント混練物の脱泡装置は、
円形の中空部を有するケーシングの適所にセメント混練
物の供給口を設けるとともに、このケーシングの外周部
の適所にセメント混練物の排出口を設け、前記ケーシン
グ内にセメント混練物を前記ケーシングの外周部内面に
叩き付ける回転体を設けたことから、セメント混練物中
の気泡が破泡してセメント混練物中から除かれるので、
表面平滑性及び曲げ強度、圧縮強度等の物理特性に優れ
たセメント硬化物を提供することができる。
【0072】また、本発明のセメント混練物の脱泡装置
は、上記回転体による打撃や遠心力によってセメント混
練物をケーシングの外周部内面に叩き付けることにより
脱泡する構成とするとともに、ケーシングの適所に排出
口を設けた構成としたことから、ケーシングの外周部内
面に叩き付けられるまでの間に、セメント混練物が滞留
するような構造がなく、また、外周部内面に叩き付けら
れて脱泡されたセメント混練物をそのまま排出すること
ができる。従って、上記脱泡装置は、速硬性を有するセ
メント混練物から気泡を連続的に脱泡することができ
る。
【0073】そして、本発明のセメント板材の製造装置
は、上記第1及び第2のセメント混練物供給装置と、上
記第2の連続ミキサーとを備えることにより、表面(上
面または下面)あるいは側面等、セメント板材の少なく
とも一面となる部位が、脱泡されたセメント混練物によ
って形成される構成としたことから、内部に異なる比重
を有する部位から構成される積層型あるいはその他のセ
メント板材を製造することができるとともに、これらの
セメント板材における側面あるいは表面の平滑性、及び
セメント板材における物理特性、の優れたセメント板材
を製造することができる。
【0074】さらに、本発明のセメント混練物の脱泡装
置及びセメント板材の製造装置は連続式の装置であるこ
とから、セメント混練物に、少なくともセメントと水と
フィラーとを含有する速硬性セメント混練物を使用する
と、上記特性を有する優れたセメント板材を高い生産性
で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるセメント板材の製造装置の第1
の実施の形態を示す概略側面図である。
【図2】本発明におけるセメント板材の製造装置の第1
の実施の形態を示す概略上面図である。
【図3】本発明におけるセメント混練物の脱泡装置の第
1の実施の形態の示す要部断面図である。
【図4】本発明におけるセメント混練物の脱泡装置の他
の実施の形態を示す要部断面図である。
【図5】本発明におけるセメント板材の製造装置の第2
の実施の形態を示す要部概略側面図である。
【符号の説明】
1 連続ミキサー 2、12 脱泡装置 2a ケーシング 2b、12b 供給口 2c、12c 排出口 2d 回転羽根 2e 打撃面 3 移動コンベア 3a メインベルト 3b 回転プーリー 3c メインベルト駆動用モータ 3d フレーム 4 サイドプレート 5 厚み制御プレート 6 加熱養生ボックス 10 第1のセメント混練物供給装置 11 第2のセメント混練物供給装置 12d 回転円盤 13 第2の連続ミキサー X1 移動コンベア3の運転方向を示す矢印 X2 回転羽根2dの回転方向を示す矢印 X3 回転円盤12dの回転方向を示す矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C04B 7/28 ZAB C04B 7/28 ZAB (72)発明者 永田 憲史 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 株式会 社建材テクノ研究所内 Fターム(参考) 4D011 AA04 AA20 4G054 AA01 AB01 AC04 CA01 4G055 CA05 CA17 4G056 AA08 AA21 CC05 CC39

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント混練物中の気泡を減少させる脱
    泡装置であって、円形の中空部を有するケーシングの適
    所にセメント混練物の供給口を設けるとともに、このケ
    ーシングの外周部の適所にセメント混練物の排出口を設
    け、前記ケーシング内にセメント混練物を前記ケーシン
    グの外周部内面に叩き付ける回転体を設けたことを特徴
    とするセメント混練物の脱泡装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体は、回転方向に対向する打撃
    面を有し、この打撃面によりセメント混練物を前記ケー
    シングの外周部内面に叩き付ける回転羽根であることを
    特徴とする請求項1記載のセメント混練物の脱泡装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体は、側面に接触したセメント
    混練物を遠心力によりその側面に沿って前記ケーシング
    の外周部内面に叩き付ける回転円盤であることを特徴と
    する請求項1記載のセメント混練物の脱泡装置。
  4. 【請求項4】 前記セメント混練物は、少なくともセメ
    ントと水とフィラーとを含有する速硬性セメント混練物
    であることを特徴とする請求項1記載のセメント混練物
    の脱泡装置。
  5. 【請求項5】 セメント組成物を連続して混練する連続
    ミキサーと、 この連続ミキサーによって混練された未硬化セメント混
    練物を板状に搬送する移動コンベアと、を備えたセメン
    ト板材の製造装置において、 円形の中空部を有するケーシングの適所にセメント混練
    物の供給口を設けるとともに、このケーシングの外周部
    の適所にセメント混練物の排出口を設け、前記ケーシン
    グ内にセメント混練物を前記ケーシングの外周部内面に
    叩き付ける回転体を設けた前記セメント混練物の脱泡装
    置を備え、 この脱泡装置を経て前記移動コンベアに供給される前記
    未硬化セメント混練物が、移動コンベア上の未硬化板状
    セメント混練物の少なくとも一面を形成するように移動
    コンベアへ供給されることを特徴とするセメント板材の
    製造装置。
  6. 【請求項6】 前記連続ミキサー及び前記脱泡装置から
    なる第1のセメント混練物供給装置と、前記脱泡装置を
    介さずに前記移動コンベアへセメント混練物を供給する
    第2の連続ミキサーとを備え、 前記第1のセメント混練物供給装置から前記移動コンベ
    アへセメント混練物を供給し、次いで、第1のセメント
    混練物供給装置から供給されたセメント混練物の上へ前
    記第2の連続ミキサーからセメント混練物を供給するこ
    とを特徴とする請求項5記載のセメント板材の製造装
    置。
  7. 【請求項7】 前記連続ミキサー及び前記脱泡装置から
    なる第2のセメント混練物供給装置をさらに備え、 前記第2の連続ミキサーから供給されたセメント混練物
    の上へ、前記第2のセメント混練物供給装置からセメン
    ト混練物をさらに供給することを特徴とする請求項6記
    載のセメント板材の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記連続ミキサー及び前記脱泡装置から
    なる第1のセメント混練物供給装置と、前記脱泡装置を
    介さずに前記移動コンベアへセメント混練物を供給する
    第2の連続ミキサーと、前記連続ミキサー及び前記脱泡
    装置からなる第2のセメント混練物供給装置とを備え、 前記第2の連続ミキサーから前記移動コンベアへセメン
    ト混練物を供給するとともに、前記第1及び第2のセメ
    ント混練物供給装置から移動コンベアの両側部へセメン
    ト混練物を供給することを特徴とする請求項5記載のセ
    メント板材の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記脱泡装置の回転体は、回転方向に対
    向する打撃面を有し、この打撃面によりセメント混練物
    を前記ケーシングの外周部内面に叩き付ける回転羽根で
    あることを特徴とする請求項5記載のセメント板材の製
    造装置。
  10. 【請求項10】 前記脱泡装置の回転体は、側面に接触
    したセメント混練物を遠心力によりその側面に沿って前
    記ケーシングの外周部内面に叩き付ける回転円盤である
    ことを特徴とする請求項5記載のセメント板材の製造装
    置。
  11. 【請求項11】 前記セメント混練物は、少なくともセ
    メントと水とフィラーとを含有する速硬性セメント混練
    物であることを特徴とする請求項5記載のセメント板材
    の製造装置。
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