JP2000263588A - 二色樹脂成形品およびその製造方法 - Google Patents

二色樹脂成形品およびその製造方法

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JP2000263588A JP11074126A JP7412699A JP2000263588A JP 2000263588 A JP2000263588 A JP 2000263588A JP 11074126 A JP11074126 A JP 11074126A JP 7412699 A JP7412699 A JP 7412699A JP 2000263588 A JP2000263588 A JP 2000263588A
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大一郎 川島
Yasunobu Teramoto
泰庸 寺本
Tomokazu Nishikawa
友和 西川
Hiroshi Mukai
浩 向井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第1の樹脂21aからなる本体部21と第2の
樹脂22aからなる付加部22を有する二色樹脂成形品
20を安価に、かつ容易に製造する。 【解決手段】本体部21と付加部22を、溶融した互い
に異なる第1の樹脂21aと第2の樹脂22aとを時間
差をもって同一の注入孔11aからキャビティー14
a,14bに注入して形成するもので、製造に要する成
形型10には異なる2つの注入部を開閉するランナーは
不要であって、成形型10の費用を低減することができ
るとともに、歩留まりおよび製造効率を向上させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに異なる第1
の樹脂と第2の樹脂とからなる樹脂成形品である二色樹
脂成形品、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】二色樹脂成形品の一種類として、溶融し
た第1の樹脂を冷却固化した本体部と、溶融した第2の
樹脂を冷却固化して該本体部の外周を被覆する付加部と
からなる二色樹脂成形品がある。当該二色樹脂成形品
は、通常、溶融した第1の樹脂をキャビティー内にて冷
却固化して本体部を形成し、次いで、溶融した第2の樹
脂を該キャビティー内にて該本体部の外周を被覆した状
態で冷却固化して付加部を形成する方法で製造されるも
ので、例えば、コアバックタイプとサンドイッチタイプ
とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】当該二色樹脂成形品に
おいて、例えばコアバックタイプの場合には、溶融した
各樹脂を成形型の異なる注入部から注入して形成される
もので、成形型には異なる2つの注入部を開閉するラン
ナーが必要であり、成形型の費用が高くなるとともに、
歩留まり、製造効率がよくないという問題がある。
【0004】また、当該二色樹脂成形品において、例え
ばサンドイッチタイプの場合には、付加部であるスキン
層の形成用樹脂が高価であっても本体部であるコア部の
全周を被覆することとなって、高価な樹脂を必要以上に
使用することになり、また、コア部に高い剛性を付与す
る場合には、コア部の形成用樹脂の充填率を高めて厚肉
に形成することとなって、樹脂を剛性の付与に必要とす
る量以上に使用することになり、いずれの場合にも材料
のコストアップは避けられない。
【0005】従って、本発明の目的は、当該二色樹脂成
形品において、これらの問題に対処することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は二色樹脂成形品
に関し、当該二色樹脂成形品は、溶融した第1の樹脂を
所定の注入部から注入してキャビティー内にて冷却固化
してなる本体部と、溶融した第2の樹脂を該第1の樹脂
と同一の注入部から注入して冷却固化して該本体部の少
なくとも一部表面を被覆してなる付加部とを有すること
を特徴とするものである。
【0007】また、本発明は当該二色樹脂成形品の製造
方法であり、溶融した第1の樹脂を所定の注入部からキ
ャビティー内に注入して本体部を形成した後、該キャビ
テイー内に所定の空間部を形成して、溶融した第2の樹
脂を該第1の樹脂と同一の注入部から該空間部に注入し
て該本体部の少なくとも一部表面を被覆する付加部を形
成することを特徴とするものである。
【0008】
【発明の作用・効果】本発明に係る二色樹脂成形品にお
いては、本体部と付加部とが、溶融した互いに異なる樹
脂を時間差をもって同一の注入部からキャビティーに注
入して形成されているものであるから、製造に要する成
形型には異なる2つの注入部を開閉するランナーは不要
であって、成形型の費用を低減することができるととも
に、歩留まりおよび製造効率を向上させることができ
る。
【0009】また、本発明に係る二色樹脂成形品におい
ては、付加部の形成用樹脂が高価な場合には、当該樹脂
の使用量を容易に調整し得るとともに、本体部の剛性を
高める場合にも、本体部の形成用樹脂の使用量を必要と
する剛性に応じた最小限に容易に調整することができ
て、コストダウンを図ることができる。このような二色
樹脂成形品は、溶融した第1の樹脂を所定の注入部から
キャビティー内に注入して本体部を形成した後、該キャ
ビテイー内に所定の空間部を形成して、溶融した第2の
樹脂を該第1の樹脂と同一の注入部から該空間部に注入
して該本体部の少なくとも一部表面を被覆する付加部を
形成する方法により容易に製造することができる。
【0010】当該製造方法において、本体部を形成した
後にキャビテイー内に所定の空間部を形成する手段とし
ては、成形型に可動部を設けてこの可動部を可動させて
キャビテイーを増大して所定の空間部を形成する手段、
成型型の一部または全部を変換して本体部に対応する部
位に所定の空間部を有するキャビティーを新たに形成す
る手段、本体部の形成用樹脂として収縮率の高い樹脂を
使用する場合には、本体部の形成時に生じる収縮(引
け)によりキャビティー内に形成される空間部を利用す
る手段等がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明すると、図1および図2には、本発明に係る二色樹脂
成形品の製造方法の一例が示されている。当該製造方法
は、コアバックタイプの成形例であって、溶融した第1
の樹脂を所定の注入部からキャビティー内に注入して本
体部を形成した後、キャビテイー内に所定の空間部を形
成して、溶融した第2の樹脂を第1の樹脂と同一の注入
部から空間部に注入して本体部の少なくとも一部表面を
被覆する付加部を形成するものである。
【0012】成形型10は、下型11、上型12、およ
びゲートスライド13を有するもので、下型11は溶融
樹脂の注入孔11aを備えている。上型12は、ゲート
スライド13とともに上下動可能であり、上型12の上
動により、両型11,12が形成するキャビティーを増
大させる。ゲートスライド13は、両型11,12が形
成するキャビティー内に臨んで注入孔11aの直上に位
置していて、上型12の移動により注入孔11aに対し
て進退可能である。
【0013】図において、符号20は二色樹脂成形品を
示しており、二色樹脂成形品20は、第1の樹脂21a
からなる本体部21と、第2の樹脂22aからなる付加
部22にて構成されていて、本発明に係る製造法により
製造される。製造に当たっては、先ず上型12を下死点
に位置させて、両型11,12間に上下の幅寸法がt1
のキャビティー14aを形成するとともに、ゲートスラ
イド13を注入孔11aに最接近させておく。この状態
で、溶融した第1の樹脂21aを注入孔11aからキャ
ビティー14aに注入し、注入された第1の樹脂21a
を冷却固化して本体部21を形成する。
【0014】次いで、上型12をゲートスライド13と
ともに上死点まで移動して、両型11,12間に上下の
幅寸法がt2のキャビティー14bを形成するととも
に、ゲートスライド13を注入孔11aから最大限後退
させる。この状態で、溶融した第2の樹脂22aを注入
孔11aからキャビティー14bに注入し、キャビティ
ー14b内の本体部21の上方に形成された空間部14
cを第2の樹脂22aで充填する。第2の樹脂22aを
注入する際には、注入孔11aの上方には第1の樹脂2
1aからなる薄いシート状物が形成されているが、第2
の樹脂22aはその注入圧によりこのシート状物を破
り、本体部21の谷部を通って上方の空間部14cに至
って空間部14cを満たす。これにより、本体部21の
表面に付加部22が形成され、付加部22が本体部21
の表面を被覆してなる二色樹脂成形品20が製造され
る。
【0015】このように、当該二色樹脂成形品20は本
体部21と付加部22とからなるもので、本体部21と
付加部22は、溶融した互いに異なる樹脂を時間差をも
って同一の注入孔11aからキャビティー14a,14
bに注入して形成されるものであるから、製造に要する
成形型10には異なる2つの注入部を開閉するランナー
は不要であって、成形型10の費用を低減することがで
きるとともに、歩留まりおよび製造効率を向上させるこ
とができる。
【0016】また、当該二色樹脂成形品20において
は、第2の樹脂22aが高価な場合にはその使用量を容
易に調整し得るとともに、本体部21の剛性を高める場
合にも、第1の樹脂21aの使用量を必要とする剛性に
応じた最小限に容易に調整することができて、コストダ
ウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二色樹脂成形品における本体部の
製造方法を説明するための成形型の一部を示す部分断面
図である。
【図2】本発明に係る二色樹脂成形品における付加部の
製造方法を説明するための成形型の一部を示す部分断面
図である。
【符号の説明】
10…成形型、11…下型、11a…注入孔、12…上
型、13…ゲートスライド、14a,14b…キャビテ
ィー、14c…空間部、20…二色樹脂成形品、21…
本体部、21a…第1の樹脂、22…付加部、22a…
第2の樹脂。
フロントページの続き (72)発明者 西川 友和 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 向井 浩 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 4F206 JA07 JB23 JB28 JL02 JM04 JN12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融した第1の樹脂を所定の注入部から注
    入してキャビティー内にて冷却固化してなる本体部と、
    溶融した第2の樹脂を該第1の樹脂と同一の注入部から
    注入して冷却固化して該本体部の少なくとも一部表面を
    被覆してなる付加部とを有することを特徴とする二色樹
    脂成形品。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の二色樹脂成形品の製造方
    法であり、溶融した第1の樹脂を所定の注入部からキャ
    ビティー内に注入して本体部を形成した後、該キャビテ
    イー内に所定の空間部を形成して、溶融した第2の樹脂
    を該第1の樹脂と同一の注入部から該空間部に注入して
    該本体部の少なくとも一部表面を被覆する付加部を形成
    することを特徴とする二色樹脂成形品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113021760A (zh) * 2021-04-30 2021-06-25 常州煜明电子股份有限公司 一种单次开模的二次注塑模具及操作工艺

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