JP2000266132A - サイレントチェーン用リンクプレート - Google Patents
サイレントチェーン用リンクプレートInfo
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サイレントチェーン用リンクプレートにおい
て疲労強度を一層向上させる。 【解決手段】 リンクプレート2において、ピン孔22
の縁部に切欠き22aを形成する。これにより、プリス
トレス運転後に切欠き形成個所およびその周辺の縁部の
領域に高い残留圧縮応力を発生させることができ、その
結果、リンクプレート2の疲労強度を一層向上できるこ
とになる。
て疲労強度を一層向上させる。 【解決手段】 リンクプレート2において、ピン孔22
の縁部に切欠き22aを形成する。これにより、プリス
トレス運転後に切欠き形成個所およびその周辺の縁部の
領域に高い残留圧縮応力を発生させることができ、その
結果、リンクプレート2の疲労強度を一層向上できるこ
とになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の歯部および
ピン孔を備えたサイレントチェーン用リンクプレートに
関する。
ピン孔を備えたサイレントチェーン用リンクプレートに
関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】一般に、サイレントチェ
ーンは、一対の歯部およびピン孔を有する多数のリンク
プレートを厚み方向および長手方向に積層するととも
に、ピン孔内に挿入した連結ピンにより各リンクプレー
トを枢支自在に連結することにより構成されている。
ーンは、一対の歯部およびピン孔を有する多数のリンク
プレートを厚み方向および長手方向に積層するととも
に、ピン孔内に挿入した連結ピンにより各リンクプレー
トを枢支自在に連結することにより構成されている。
【0003】図8は、従来の典型的なサイレントチェー
ン用リンクプレートの一例を示している。同図におい
て、リンクプレート50は、一対の歯部51およびピン
孔52を有しており、各歯部51はそれぞれ内側フラン
ク面53および外側フランク面54から構成され、各内
側フランク面53はクロッチ部55により接続されてい
る。
ン用リンクプレートの一例を示している。同図におい
て、リンクプレート50は、一対の歯部51およびピン
孔52を有しており、各歯部51はそれぞれ内側フラン
ク面53および外側フランク面54から構成され、各内
側フランク面53はクロッチ部55により接続されてい
る。
【0004】一方、サイレントチェーンでは、組立後に
チェーン全体にプリストレスをかけることが一般に行わ
れている。ここで、プリストレスとは、チェーンの破断
荷重の数十%に相当する過大な引張荷重のことであっ
て、このプリストレスをかけることによって、リンクプ
レートのピン孔の縁部、とくにリンクプレートの最弱部
分である領域W(図8)の個所に圧縮残留応力が形成さ
れる。これにより、サイレントチェーンの疲労強度を向
上させることができる。
チェーン全体にプリストレスをかけることが一般に行わ
れている。ここで、プリストレスとは、チェーンの破断
荷重の数十%に相当する過大な引張荷重のことであっ
て、このプリストレスをかけることによって、リンクプ
レートのピン孔の縁部、とくにリンクプレートの最弱部
分である領域W(図8)の個所に圧縮残留応力が形成さ
れる。これにより、サイレントチェーンの疲労強度を向
上させることができる。
【0005】その一方、最近のサイレントチェーンのア
プリケーションにおいては、高疲労強度を備えたものが
要求される傾向にある。しかしながら、従来のリンクプ
レートを用いたサイレントチェーンでは、疲労強度を向
上させるにも一定の限界がある。
プリケーションにおいては、高疲労強度を備えたものが
要求される傾向にある。しかしながら、従来のリンクプ
レートを用いたサイレントチェーンでは、疲労強度を向
上させるにも一定の限界がある。
【0006】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、その目的は、疲労強度を一層向上させ
ることができるサイレントチェーン用リンクプレートを
提供することにある。
なされたもので、その目的は、疲労強度を一層向上させ
ることができるサイレントチェーン用リンクプレートを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るサ
イレントチェーン用リンクプレートは、一対の歯部およ
びピン孔を備えたサイレントチェーン用リンクプレート
において、前記ピン孔の縁部に切欠きを形成したことを
特徴とするサイレントチェーン用リンクプレート。
イレントチェーン用リンクプレートは、一対の歯部およ
びピン孔を備えたサイレントチェーン用リンクプレート
において、前記ピン孔の縁部に切欠きを形成したことを
特徴とするサイレントチェーン用リンクプレート。
【0008】請求項2の発明に係るサイレントチェーン
用リンクプレートは、請求項1において、前記切欠き
が、前記歯部に接近した前記縁部の部分に形成されてい
ることを特徴としている。
用リンクプレートは、請求項1において、前記切欠き
が、前記歯部に接近した前記縁部の部分に形成されてい
ることを特徴としている。
【0009】請求項3の発明に係るサイレントチェーン
用リンクプレートは、請求項1において、前記切欠き
が、前記歯部と逆側のリンクプレート背面部に接近した
前記縁部の部分に形成されていることを特徴としてい
る。
用リンクプレートは、請求項1において、前記切欠き
が、前記歯部と逆側のリンクプレート背面部に接近した
前記縁部の部分に形成されていることを特徴としてい
る。
【0010】請求項4の発明に係るサイレントチェーン
用リンクプレートは、請求項1ないし3のいずれかにお
いて、前記切欠きが円弧状面により構成されていること
を特徴としている。
用リンクプレートは、請求項1ないし3のいずれかにお
いて、前記切欠きが円弧状面により構成されていること
を特徴としている。
【0011】請求項5の発明に係るサイレントチェーン
用リンクプレートは、請求項1ないし3のいずれかにお
いて、前記切欠きが略V字状の切込みにより構成されて
いることを特徴としている。
用リンクプレートは、請求項1ないし3のいずれかにお
いて、前記切欠きが略V字状の切込みにより構成されて
いることを特徴としている。
【0012】請求項6の発明に係るサイレントチェーン
用リンクプレートは、請求項1ないし5のいずれかにお
いて、前記ピン孔が、ロッカージョイント型の連結ピン
とともに用いられる形状を有していることを特徴として
いる。
用リンクプレートは、請求項1ないし5のいずれかにお
いて、前記ピン孔が、ロッカージョイント型の連結ピン
とともに用いられる形状を有していることを特徴として
いる。
【0013】請求項1の発明では、ピン孔の縁部に切欠
きが形成されている。このため、プリストレスをかけた
際にピン孔の縁部に応力集中が生じ、その結果、プリス
トレス除去後に、ピン孔の縁部に高い残留圧縮応力が発
生する。これにより、サイレントチェーンの運転時にサ
イレントチェーンに引張荷重が作用してピン孔の縁部に
引張力が作用した際に、該引張力により発生する引張応
力の一部を上記残留圧縮応力により相殺することがで
き、その結果、リンクプレートの疲労強度を一層向上す
ることができる。
きが形成されている。このため、プリストレスをかけた
際にピン孔の縁部に応力集中が生じ、その結果、プリス
トレス除去後に、ピン孔の縁部に高い残留圧縮応力が発
生する。これにより、サイレントチェーンの運転時にサ
イレントチェーンに引張荷重が作用してピン孔の縁部に
引張力が作用した際に、該引張力により発生する引張応
力の一部を上記残留圧縮応力により相殺することがで
き、その結果、リンクプレートの疲労強度を一層向上す
ることができる。
【0014】請求項2の発明では、歯部に接近した縁部
の部分に切欠きが形成されている。これにより、プリス
トレス運転後に、リンクプレートの最弱部分である、ピ
ン孔およびクロッチ部(股部)間の肉厚の最も薄い領域
に高い残留応力を発生させることができ、その結果、当
該領域の疲労強度を一層向上できる。
の部分に切欠きが形成されている。これにより、プリス
トレス運転後に、リンクプレートの最弱部分である、ピ
ン孔およびクロッチ部(股部)間の肉厚の最も薄い領域
に高い残留応力を発生させることができ、その結果、当
該領域の疲労強度を一層向上できる。
【0015】請求項3の発明では、歯部と逆側のリンク
プレート背面部に接近した縁部の部分に切欠きが形成さ
れている。これにより、プリストレス運転後に、リンク
プレートの最弱部分である、ピン孔およびクロッチ部間
の肉厚の最も薄い領域に高い残留応力を発生させること
ができ、その結果、当該領域の疲労強度を一層向上でき
る。
プレート背面部に接近した縁部の部分に切欠きが形成さ
れている。これにより、プリストレス運転後に、リンク
プレートの最弱部分である、ピン孔およびクロッチ部間
の肉厚の最も薄い領域に高い残留応力を発生させること
ができ、その結果、当該領域の疲労強度を一層向上でき
る。
【0016】切欠きは、請求項4の発明に記載されてい
るように、円弧状面により構成されていてもよく、ある
いは、請求項5の発明に記載されているように、略V字
状の切込みにより構成されていてもよい。
るように、円弧状面により構成されていてもよく、ある
いは、請求項5の発明に記載されているように、略V字
状の切込みにより構成されていてもよい。
【0017】請求項6の発明では、ピン孔がロッカージ
ョイント型の連結ピンとともに用いられる形状を有して
いる。連結ピンがロッカージョイント仕様のサイレント
チェーンの場合には、ロッカージョイントを構成する各
ピンがプリストレス運転時に互いに押付力を及ぼし合う
結果、ピン孔を押し広げる方向にピン孔内周面に大きな
圧力が作用する。したがって、この場合に、ピン孔縁部
の一部に切欠きが形成されていると、プリストレス運転
後にピン孔縁部により大きな残留圧縮応力を発生させる
ことができ、これにより、リンクプレートの疲労強度を
一層向上できることになる。
ョイント型の連結ピンとともに用いられる形状を有して
いる。連結ピンがロッカージョイント仕様のサイレント
チェーンの場合には、ロッカージョイントを構成する各
ピンがプリストレス運転時に互いに押付力を及ぼし合う
結果、ピン孔を押し広げる方向にピン孔内周面に大きな
圧力が作用する。したがって、この場合に、ピン孔縁部
の一部に切欠きが形成されていると、プリストレス運転
後にピン孔縁部により大きな残留圧縮応力を発生させる
ことができ、これにより、リンクプレートの疲労強度を
一層向上できることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を添付図
面に基づいて説明する。図1ないし図4は本発明の一実
施態様によるリンクプレートを説明するための図であっ
て、図1はリンクプレートを含むサイレントチェーンの
平面部分図、図2はその正面部分図、図3はリンクプレ
ートの拡大図、図4はリンクプレートの製作工程の一例
を説明するための図である。
面に基づいて説明する。図1ないし図4は本発明の一実
施態様によるリンクプレートを説明するための図であっ
て、図1はリンクプレートを含むサイレントチェーンの
平面部分図、図2はその正面部分図、図3はリンクプレ
ートの拡大図、図4はリンクプレートの製作工程の一例
を説明するための図である。
【0019】図1および図2において、サイレントチェ
ーン1は、多数のリンクプレート2をその厚み方向およ
び長手方向に積層し、これらを連結ピン3で枢支可能に
連結するとともに、最外側にガイドリンク4を配置する
ことにより構成されている。連結ピン3は、長短一対の
ジョイントピン31およびロッカーピン32から構成さ
れている。
ーン1は、多数のリンクプレート2をその厚み方向およ
び長手方向に積層し、これらを連結ピン3で枢支可能に
連結するとともに、最外側にガイドリンク4を配置する
ことにより構成されている。連結ピン3は、長短一対の
ジョイントピン31およびロッカーピン32から構成さ
れている。
【0020】リンクプレート2は、図3に示すように、
一対の歯部21およびピン孔22を有しており、各歯部
21は、それぞれ内側フランク面23および外側フラン
ク面24から構成されている。各内側フランク面23
は、円弧状のクロッチ部25により接続されている。
一対の歯部21およびピン孔22を有しており、各歯部
21は、それぞれ内側フランク面23および外側フラン
ク面24から構成されている。各内側フランク面23
は、円弧状のクロッチ部25により接続されている。
【0021】各ピン孔22の縁部には、概略円弧状の切
欠き22aがそれぞれ形成されている。切欠き22aが
形成されている個所は、ピン孔22の縁部において歯部
21の先端部に接近した部分である。
欠き22aがそれぞれ形成されている。切欠き22aが
形成されている個所は、ピン孔22の縁部において歯部
21の先端部に接近した部分である。
【0022】このように構成されるリンクプレート2の
製作工程の一例を図4に示す。同図に示すように、ブラ
ンク材Bを矢印方向に搬送して順次加工位置に移動させ
つつ、まず、第1の工程(a)において、図示しないポ
ンチにより、リンクプレートのピン孔縁部の切欠きを形
成することになる孔30を開ける。
製作工程の一例を図4に示す。同図に示すように、ブラ
ンク材Bを矢印方向に搬送して順次加工位置に移動させ
つつ、まず、第1の工程(a)において、図示しないポ
ンチにより、リンクプレートのピン孔縁部の切欠きを形
成することになる孔30を開ける。
【0023】次に、第2の工程(b)において、ピン孔
穿孔用のポンチを用いて、孔30と一部オーバラップす
るピン孔22を開ける。次に、第3の工程(c)におい
て、図示しないポンチにより、リンクプレート2の輪郭
を打ち抜く。このようにして、ブランク材Bからリンク
プレート2が取り出される。
穿孔用のポンチを用いて、孔30と一部オーバラップす
るピン孔22を開ける。次に、第3の工程(c)におい
て、図示しないポンチにより、リンクプレート2の輪郭
を打ち抜く。このようにして、ブランク材Bからリンク
プレート2が取り出される。
【0024】ブランク材Bから取り出されたリンクプレ
ート2には、孔30の一部が切欠き22aとして、ピン
孔22の縁部の一部に形成されている。
ート2には、孔30の一部が切欠き22aとして、ピン
孔22の縁部の一部に形成されている。
【0025】このようなリンクプレート2から組み立て
られるサイレントチェーン1にプリストレスをかける
と、ピン孔22の切欠き22aの個所に応力集中が生
じ、その結果、プリストレス除去後に、切欠き22aの
個所およびその周辺の縁部に高い残留圧縮応力が発生す
る。これにより、サイレントチェーン1の運転時にサイ
レントチェーン1に引張荷重が作用してピン孔22の縁
部に引張力が作用した際に、該引張力により発生する引
張応力の一部を上記残留圧縮応力により相殺することが
できる。その結果、リンクプレート2の疲労強度を一層
向上できることになる。
られるサイレントチェーン1にプリストレスをかける
と、ピン孔22の切欠き22aの個所に応力集中が生
じ、その結果、プリストレス除去後に、切欠き22aの
個所およびその周辺の縁部に高い残留圧縮応力が発生す
る。これにより、サイレントチェーン1の運転時にサイ
レントチェーン1に引張荷重が作用してピン孔22の縁
部に引張力が作用した際に、該引張力により発生する引
張応力の一部を上記残留圧縮応力により相殺することが
できる。その結果、リンクプレート2の疲労強度を一層
向上できることになる。
【0026】また、この場合には、切欠き22aが歯部
21の先端部に接近した縁部の部分に形成されている。
これにより、プリストレス運転後に、リンクプレート2
の最弱部分である、ピン孔22およびクロッチ部25間
の肉厚の最も薄い領域W(図3)に高い残留応力を発生
させることができ、その結果、当該領域Wの疲労強度を
一層向上できる。
21の先端部に接近した縁部の部分に形成されている。
これにより、プリストレス運転後に、リンクプレート2
の最弱部分である、ピン孔22およびクロッチ部25間
の肉厚の最も薄い領域W(図3)に高い残留応力を発生
させることができ、その結果、当該領域Wの疲労強度を
一層向上できる。
【0027】〔他の実施態様1〕前記実施態様では、切
欠きが円弧状面により構成された例を示したが、本発明
の適用はこれには限定されず、図5に示すように、略V
字状の切込み22bにより切欠きが構成されていてもよ
い。なお、図5において前記実施態様と同一符号は同一
または相当部分を示している。
欠きが円弧状面により構成された例を示したが、本発明
の適用はこれには限定されず、図5に示すように、略V
字状の切込み22bにより切欠きが構成されていてもよ
い。なお、図5において前記実施態様と同一符号は同一
または相当部分を示している。
【0028】〔他の実施態様2〕前記実施態様および前
記他の実施態様1では、切欠きが歯部21の先端部に接
近したピン孔22の縁部の部分に形成された例を示した
が、本発明の適用はこれには限定されない。図6に示す
ように、切欠き22a(図3)の形成個所と対向するピ
ン孔22の縁部の個所、すなわち、歯部21と逆側のリ
ンクプレート背面部26に接近したピン孔22の縁部の
部分に切欠き22′aを形成するようにしてもよい。ま
た、この切欠き22′aのかわりに、略V字状の切込み
を形成するようにしてもよい。
記他の実施態様1では、切欠きが歯部21の先端部に接
近したピン孔22の縁部の部分に形成された例を示した
が、本発明の適用はこれには限定されない。図6に示す
ように、切欠き22a(図3)の形成個所と対向するピ
ン孔22の縁部の個所、すなわち、歯部21と逆側のリ
ンクプレート背面部26に接近したピン孔22の縁部の
部分に切欠き22′aを形成するようにしてもよい。ま
た、この切欠き22′aのかわりに、略V字状の切込み
を形成するようにしてもよい。
【0029】この場合においても、プリストレス運転後
に、リンクプレート2′の最弱部分である、ピン孔22
およびクロッチ部25間の肉厚の最も薄い領域W(図
6)に高い残留応力を発生させることができ、その結
果、当該領域Wの疲労強度を一層向上できる。
に、リンクプレート2′の最弱部分である、ピン孔22
およびクロッチ部25間の肉厚の最も薄い領域W(図
6)に高い残留応力を発生させることができ、その結
果、当該領域Wの疲労強度を一層向上できる。
【0030】〔他の適用例〕前記実施態様および前記各
他の実施態様では、連結ピンがいわゆるロッカージョイ
ントから構成されるサイレントチェーンに本発明が適用
された例を示したが、本発明は、連結ピンが丸ピンから
構成されたサイレントチェーンにも同様に適用できる。
他の実施態様では、連結ピンがいわゆるロッカージョイ
ントから構成されるサイレントチェーンに本発明が適用
された例を示したが、本発明は、連結ピンが丸ピンから
構成されたサイレントチェーンにも同様に適用できる。
【0031】ただ、前記実施態様のように、連結ピンが
ロッカージョイント仕様のサイレントチェーンの場合に
は、図6に示すように、プリストレス運転時には、ロッ
カージョイント3を構成する各ピン31,32が互いに
押付力を及ぼし合う結果、ピン孔22を押し広げる方向
にピン孔内周面に大きな圧力が作用する。したがって、
この場合に、ピン孔縁部に切欠きが形成されていると、
プリストレス運転後にこの切欠き形成個所を含む縁部の
領域に大きな残留圧縮応力を発生させることができる。
これにより、丸ピン仕様のサイレントチェーンに比較し
て、リンクプレートの疲労強度をより一層向上できるこ
とになる。
ロッカージョイント仕様のサイレントチェーンの場合に
は、図6に示すように、プリストレス運転時には、ロッ
カージョイント3を構成する各ピン31,32が互いに
押付力を及ぼし合う結果、ピン孔22を押し広げる方向
にピン孔内周面に大きな圧力が作用する。したがって、
この場合に、ピン孔縁部に切欠きが形成されていると、
プリストレス運転後にこの切欠き形成個所を含む縁部の
領域に大きな残留圧縮応力を発生させることができる。
これにより、丸ピン仕様のサイレントチェーンに比較し
て、リンクプレートの疲労強度をより一層向上できるこ
とになる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明に係るサイレントチ
ェーン用リンクプレートによれば、ピン孔の縁部に切欠
きを形成するようにしたので、プリストレス運転後にピ
ン孔の縁部に高い残留圧縮応力を発生させることができ
る。これにより、サイレントチェーンの運転時に発生す
る引張応力の一部を上記残留圧縮応力で相殺することが
でき、その結果、リンクプレートの疲労強度を一層向上
させることができる効果がある。
ェーン用リンクプレートによれば、ピン孔の縁部に切欠
きを形成するようにしたので、プリストレス運転後にピ
ン孔の縁部に高い残留圧縮応力を発生させることができ
る。これにより、サイレントチェーンの運転時に発生す
る引張応力の一部を上記残留圧縮応力で相殺することが
でき、その結果、リンクプレートの疲労強度を一層向上
させることができる効果がある。
【図1】本発明の一実施態様によるリンクプレートを含
むサイレントチェーンの平面部分図。
むサイレントチェーンの平面部分図。
【図2】サイレントチェーン(図1)の正面部分図。
【図3】リンクプレートの正面拡大図。
【図4】リンクプレートの製作工程の一例を説明するた
めの図。
めの図。
【図5】本発明の他の実施態様によるリンクプレートの
正面拡大図。
正面拡大図。
【図6】本発明のさらに他の実施態様によるリンクプレ
ートの正面拡大図。
ートの正面拡大図。
【図7】リンクプレートのピン孔部分の拡大図。
【図8】従来のリンクプレートの拡大図。
1 サイレントチェーン 2,2′ リンクプレート 21 歯部 22 ピン孔 22a 切欠き 22′a 切欠き 22b 切込み 23 内側フランク面 24 外側フランク面 25 クロッチ部
Claims (6)
- 【請求項1】 一対の歯部およびピン孔を備えたサイレ
ントチェーン用リンクプレートにおいて、 前記ピン孔の縁部に切欠きを形成した、ことを特徴とす
るサイレントチェーン用リンクプレート。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記切欠きが、前記歯部に接近した前記縁部の部分に形
成されている、ことを特徴とするサイレントチェーン用
リンクプレート。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記切欠きが、前記歯部と逆側のリンクプレート背面部
に接近した前記縁部の部分に形成されている、ことを特
徴とするサイレントチェーン用リンクプレート。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、 前記切欠きが円弧状面により構成されている、ことを特
徴とするサイレントチェーン用リンクプレート。 - 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、 前記切欠きが略V字状の切込みにより構成されている、
ことを特徴とするサイレントチェーン用リンクプレー
ト。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、 前記ピン孔が、ロッカージョイント型の連結ピンととも
に用いられる形状を有している、ことを特徴とするサイ
レントチェーン用リンクプレート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11073360A JP2000266132A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | サイレントチェーン用リンクプレート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11073360A JP2000266132A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | サイレントチェーン用リンクプレート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000266132A true JP2000266132A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13515941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11073360A Pending JP2000266132A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | サイレントチェーン用リンクプレート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000266132A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006102784A (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Jtekt Corp | 動力伝達チェーンの製造方法および動力伝達チェーン |
| JP2007167931A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Jtekt Corp | 無段変速機用動力伝達チェーンの製造方法 |
| JP2008185066A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Jtekt Corp | 動力伝達チェーンの製造方法および動力伝達チェーンの製造に用いられる予張力負荷装置 |
| JP2015511534A (ja) * | 2012-03-12 | 2015-04-20 | シェフラー テクノロジーズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies GmbH & Co. KG | リンクプレートチェーンを製造する方法 |
-
1999
- 1999-03-18 JP JP11073360A patent/JP2000266132A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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