JP2000267149A - 像振れ補正装置 - Google Patents

像振れ補正装置

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JP2000267149A
JP2000267149A JP11066506A JP6650699A JP2000267149A JP 2000267149 A JP2000267149 A JP 2000267149A JP 11066506 A JP11066506 A JP 11066506A JP 6650699 A JP6650699 A JP 6650699A JP 2000267149 A JP2000267149 A JP 2000267149A
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JP
Japan
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optical system
defocus amount
lens
correction
camera
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JP11066506A
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English (en)
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Yukio Uenaka
行夫 上中
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファインダーを介して観察する被写体像の像
振れ補正を経済的に行なう。 【解決手段】 撮影者がマニュアル操作でフォーカシン
グを行なう場合、フォトインタラプタからの信号の発生
が確認されると(S200)、AFセンサの電圧出力に
基づいてフォーカシングレンズのデフォーカス量Dを算
出する(S202)。デフォーカス量Dの絶対値が閾値
mを超えているか否かを判断する(S204)。デフォ
ーカス量Dが閾値m以下の場合、角度センサからの出力
からぶれ量を検出すると共に、駆動量を演算し(S20
6)、補正レンズを駆動する(S208)。デフォーカ
ス量Dが閾値mより大きい場合、補正レンズの駆動を停
止し(S210)、像振れ補正は行なわない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手ぶれ等に起因し
て光学機器が被観察体に対して振動した場合に、ファイ
ンダー光学系の光軸を偏向し、光学機器の振動による被
観察体像のファインダー上での移動を相殺する像振れ補
正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の像振れ補正装置は、例えばカメラ
に搭載されており、ぶれ検出手段として設けられた角速
度センサからの出力信号を積分してぶれ量を計算し、こ
の計算結果に基づいて撮影光学系の光路中に設けられた
補正光学系を駆動することにより、カメラの受像面、例
えばフィルム面や光電変換素子の受光面の上での被観察
体像、すなわち被写体像の移動を補正する。
【0003】一般に、従来の像振れ補正機能を有するカ
メラは、電源を投入した時点から補正のためのぶれ検
出、ぶれ補正のための補正光学系の駆動量の演算等の処
理を継続しているが、実際に補正光学系を駆動して受像
面上での像のぶれを補正するのはシャッターがレリーズ
されて露光、撮影が実行されている期間のみである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の像振れ補正機能を有するカメラでは、撮影者が
ファインダーを介して被写体像を観察している時点で
は、像振れ補正機能が作動しておらず、手ぶれ等でカメ
ラが振動した場合には被写体像が振動してピント合わせ
や構図の決定の妨げとなる。
【0005】一方、電源投入後、像振れ補正機能を常時
作動させておくと、撮影者が実際にはファインダーを介
して被写体像を観察していない場合、すなわち補正が不
必要な場合にも像振れ補正機能が作動することとなり、
消費電力が増加し、バッテリーを無駄に消耗させるとい
う問題がある。
【0006】本発明は、以上の問題を解決するものであ
り、カメラ等の光学機器に搭載され、ファインダーを介
して物体像を観察する際のピント合わせや構図の決定を
容易にすると共に、電力の無駄な消費を抑えることがで
きる像振れ補正装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる像振れ補
正装置は、被観察体からの光束の少なくとも一部を使用
者による観察のために導くファインダー光学系と、光学
機器のぶれを検出するぶれ検出手段と、ファインダー光
学系の光軸を偏向する補正光学系と、光学機器のぶれに
よる被観察体像の移動を相殺するようぶれ検出手段から
の信号に基づいて補正光学系を駆動する駆動手段と、フ
ァインダー光学系を構成するレンズのデフォーカス量を
検出するデフォーカス量検出手段と、デフォーカス量を
閾値と比較するデフォーカス量判別手段と、デフォーカ
ス量判別手段がデフォーカス量を閾値以下と判別した際
に、駆動手段を作動させる駆動制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0008】好ましくは、ファインダー光学系はカメラ
に設けられ、かつ、被観察体像を撮像面上に被写体像と
して結像させるカメラの撮影光学系をその一部に含み、
補正光学系は、撮影光学系中に設けられている。
【0009】デフォーカス量検出手段は、例えば、撮影
光学系中のフォーカシングレンズ群のデフォーカス状態
を検出する。
【0010】デフォーカス量検出手段は、例えば、ファ
インダー光学系中のフォーカシングレンズ群のデフォー
カス状態を検出する。
【0011】好ましくは、デフォーカス量検出手段は、
フォーカシングレンズ群の移動状態を検出するレンズ移
動状態検出手段を備え、レンズ移動状態検出手段により
フォーカシングレンズ群の移動が検出されている間、デ
フォーカス量の検出を継続して行なう。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本実施形態にかかる像振
れ補正機能を有するカメラ1を示す。
【0013】カメラ1には、被写体像を受像面であるフ
ィルムF上に形成する撮影光学系2、撮影光学系2の一
部を介して入射し、クイックリターンミラー3で反射さ
れた被写体光を撮影者の眼に導くファインダー光学系
4、クイックリターンミラー3を透過する被写体光を反
射しAFセンサ7へ導くサブミラー8、シャッターボタ
ン20、カメラ全体を制御する制御手段30、そして像
振れ補正手段40が設けられている。
【0014】また、カメラ1には、被写体に対する撮影
光学系2のぶれを検出するぶれ検出手段として機能する
角速度センサ51、52、撮影光学系2中のレンズの光
軸方向の移動を検出するレンズ移動検知手段60が設け
られている。
【0015】シャッターボタン20は2段階のスイッチ
になっており、1段押し込まれると測光スイッチがON
し、2段押し込まれるとレリーズスイッチがONする。
これらのスイッチのON/OFF情報は、制御手段30
に入力される。
【0016】角速度センサ51は、図1の上下方向(垂
直方向)のカメラの回転運動の角速度を検出するもの
で、手ぶれなどによる該方向での角速度に応じた電圧を
制御手段30へ出力する。角速度センサ52は、図1の
紙面に直交する方向(水平方向)でのカメラの回転運動
の角速度を検出するセンサで、検出した角速度に応じた
電圧を制御手段30へ出力する。
【0017】像振れ補正手段40は、撮影光学系2の光
軸を偏向する補正光学系と、補正光学系を駆動する駆動
手段とから構成されている。駆動手段は、制御手段30
の指令に基づいて撮影光学系2により形成される被写体
像のフィルム面上での移動を相殺するように補正光学系
を駆動し、撮影光学系2の光軸を紙面に垂直な方向およ
び紙面に平行な方向に、互いに独立に偏向する。
【0018】制御手段30は、レンズ移動検知手段60
からレンズの移動が検知された際、および撮影の実行中
に、角速度センサ51、52からの入力信号に基づい
て、像振れ補正手段40を駆動することによりフィルム
面F上、およびファインダー視野内での像振れを補正す
る。
【0019】撮影光学系2は、図1では1枚のレンズと
して表わされているが、実際には複数枚のレンズまたは
レンズ群で構成され、フォーカシング、あるいはズーミ
ングのためにその一部、または全部が光軸方向に移動可
能である。本実施形態では、レンズ移動検知手段60
は、撮影光学系2を構成するレンズのうち、フォーカシ
ングに関与するレンズ群(以下、「フォーカシングレン
ズ」と呼ぶ)の移動を検知している。また、像振れ補正
手段40の補正光学系が撮影光学系2を構成する複数の
光学系のうちの1つを構成してもよい。
【0020】観察時、クイックリターンミラー3は図1
に示す位置に位置決めされている。従って、フォーカシ
ングレンズを含む撮影光学系2及び像振れ補正手段40
の補正光学系を介して入射する被写体の光束は、クイッ
クリターンミラー3で反射され焦点板Bへ導かれる。焦
点板B上の被写体像はペンタプリズム4により像反転が
なされ、観察者はアイピースレンズ9を介して焦点板B
上の像を正立像として観察することができる。すなわ
ち、本実施形態においては、ファインダ光学系は、フォ
ーカシングレンズを含む撮影光学系2、像振れ補正手段
40の補正光学系、クイックリターンミラー3、焦点板
B、ペンタプリズム4、アイピースレンズ9を備えてい
る。
【0021】クイックリターンミラー3及びサブミラー
8は、撮影時にはミラー駆動機構(図示せず)により焦
点板Bと対向する位置に待避される。その結果、撮影
時、被写体の光束はフォーカシングレンズを含む撮影光
学系2、像振れ補正手段40の補正光学系を介してフィ
ルム面Fへ導かれ、フィルム面F上にて被写体像が形成
される。このようにして、被写体像はフィルム面Fに感
光され被写体像の記録がなされる。
【0022】フォーカシングレンズは、鏡筒5を回転さ
せることにより図示せぬ公知のカム機構により光軸方向
に移動するよう構成されている。鏡筒5は、カメラ1の
ボディ若しくはレンズユニットに設けられたモータによ
り、あるいは撮影者自身のフォーカシング操作環55の
手動操作により、回転操作される。
【0023】AFセンサ7は、位相検出方式により撮影
光学系2のデフォーカス量を検出する従来公知のセンサ
である。AFセンサ7内の撮像素子(図示せず)は、焦
点板B及びフィルム面Fと光学的に等価な位置に配設さ
れている。従って、焦点板B上の焦点状態はフィルム面
F上の焦点状態と等価であり、撮影光学系2により形成
される焦点板B上の像が結像しているとき、換言すれば
撮影光学系2による焦点位置が焦点板Bと一致したとき
が合焦状態である。
【0024】AFセンサ7は、撮影光学系2により形成
されるフィルム面F(予定焦点面)上の像の焦点状態を
デフォーカス量として検出する。すなわち、AFセンサ
7は、現時点におけるフォーカシングレンズを含む撮影
光学系2により形成される像の焦点位置が、焦点板B若
しくはフィルム面Fから光軸上どの方向にどの程度ずれ
ているかを示すデフォーカス量を検出する。制御手段3
0は、AFセンサ7により検出されたデフォーカス量に
基づいて、フォーカシングレンズの駆動方向及び駆動量
を演算し、フォーカシングレンズは制御手段30の演算
結果に基づいて駆動され、自動焦点調整が行なわれる。
【0025】レンズ移動検知手段60は、鏡筒5の外周
に設けられたラック5aに噛合するピニオンギア61
と、このピニオンギアと同軸で設けられたスリット板6
2と、このスリット板62を挟んで設けられたフォトイ
ンタラプタ63とから構成される。スリット板62に
は、回転軸を中心として放射状に多数のスリットが設け
られている。フォトインタラプタ63は、スリット板を
挟んで対向する発光部63aおよび受光部63bから構
成されており、受光部63bからはスリット板62の回
転に伴って光の明暗に応じた周期的な信号が出力され
る。上述のように、鏡筒5は、オートフォーカスの場合
はカメラ1のボディ若しくはレンズユニットに設けられ
たモータにより回転され、マニュアルフォーカスの場合
は撮影者自身の手動により回転操作される。従って、フ
ォーカシングによる鏡筒5の回転に連動するスリット板
62の回転に応じて、受光部63bからパルス信号が出
力される。
【0026】なお、オートフォーカス機能を備える一眼
レフカメラにおいては、レンズ駆動モータの駆動量をモ
ニターするために、上記のようなスリット板およびフォ
トインタラプタから構成される検出手段が設けられてい
る。本実施形態では、この検出手段をレンズ移動検知手
段として兼用することにより部品の増加を抑え、かつ、
オートフォーカス、マニュアルフォーカスのいずれの場
合にもレンズの移動検知を可能としている。ただし、発
明を実現するためには、レンズが移動中であることが判
断できれば足りるため、例えば、オートフォーカス用の
モータの駆動電流を検出して信号として用いてもよい
し、フォーカシングにより移動する部位と移動しない部
位とに磁石とMR(Magnetic Resista
nce)センサ、あるいはホールセンサとを対向させて
設け、これらのセンサの出力信号を用いてもよい。
【0027】図2は、像振れ補正手段40の構成を示
す。補正光学系を構成する補正レンズ401は、レンズ
枠410にはめ込まれた状態で第1回動板420に固定
され、第1回動板420は回動軸421を介して第2回
動板430に回動可能に取り付けられる。さらに第2回
動板430は、撮影光学系の光軸Oを中心として回動軸
421とは90度離れて突設された回動軸431を介し
て基板440に回動可能に取り付けられる。基板440
は、カメラ1に固定されている。
【0028】上記の構成により、補正レンズ401は、
第1、第2回動板420、430の回動により、光軸O
に対して垂直な面内で図中の矢印H、Vで示した方向に
変位可能に保持される。
【0029】レンズ枠410は、大径部411と小径部
412とを有し、小径部412が第1回動板420の開
口部422に嵌合される。第1回動板420の回動軸4
21は、第2回動板430に形成された軸孔439に挿
入される。開口部422を挟んで回動軸421の反対側
には、ネジ孔423が形成されたアーム424が設けら
れている。
【0030】ネジ孔423には、フレキシブルジョイン
トを介してモータ425の回転軸に連結されたネジ部材
426が螺合している。モータ425は、第2回動板4
30上に固定されている。モータ425が駆動される
と、第1回動板420は、回動軸421を中心にネジ部
材426の回転方向に応じて矢印Vで示す方向に回動駆
動される。
【0031】駆動アーム424の先端には、永久磁石4
27が設けられており、第2回動板430上には、永久
磁石427の位置を検出するMRセンサ428が、永久
磁石427と対向して設けられている。制御手段30
は、MRセンサ428の出力信号によりレンズ401の
矢印V方向の変位を検知する。
【0032】第2回動板の回動軸431は、基板440
に形成された軸孔449に挿入される。第2回動板43
0には小径部412が挿通される開口部432が形成さ
れている。開口部432は、第1回動板420を第2回
動板430に組み付けた際に、第1回動板420の回動
による小径部412の移動を妨げない大きさになってい
る。
【0033】開口部432を挟んで回動軸431の反対
側には、ネジ孔433が形成された駆動アーム434が
設けられている。ネジ孔433には、フレキシブルジョ
イントを介してモータ435の回転軸に連結されたネジ
部材436が螺合している。モータ435が駆動される
と、第2回動板430は、回動軸431を中心に、ネジ
部材436の回転方向に応じて矢印Hで示す方向に回転
駆動される。
【0034】駆動アーム434の先端には、永久磁石4
37が設けられており、基板440上には、MRセンサ
438が配されている。制御手段30は、MRセンサ4
38の出力信号によりレンズ401の矢印H方向の変位
を検知する。
【0035】基板440には小径部412が挿通される
開口部442が設けられている。開口部442は、第
1、第2回動板の回動による小径部412の移動を妨げ
ない大きさとなっている。
【0036】図3は、上述のレンズ枠410、第1回動
板420、第2回動板430、および基板440が組み
合わされた状態で像振れ補正手段40を撮影光学系2側
から見た図である。図3は、補正レンズ401の光軸が
撮影光学系の光軸Oに一致する基準状態を示す。基準状
態では、第1回動板420の回動軸421の中心、光軸
O、永久磁石427、MRセンサ428が直線a上に並
ぶ。同様に、第2回動板430の回動軸431の中心、
光軸O、永久磁石437、MRセンサ438が直線b上
に並ぶ。
【0037】図4は、前述した制御手段30を構成する
CPU31の入出力信号を説明するブロック図である。
シャッターボタン20に連動する測光スイッチ21、レ
リーズスイッチ22のON/OFFの情報は、それぞれ
1ビットのデジタルパスとしてCPU31のポートPI
1、PI2に入力される。角速度センサ51、52の電
圧出力は、CPU31のA/D変換ポートAD1、AD
2に、MRセンサ428、438からの電圧出力は、A
/D変換ポートAD3、AD4に、フォトインタラプタ
63の出力信号は、パルス入力を検知するポートPI3
に、そしてAFセンサ7からの電圧出力は、ポートPI
4にそれぞれ入力される。
【0038】CPU31のD/A出力ポートDA1、D
A2には、第1回動板420を駆動するモータ425お
よび第2回動板430を駆動するモータ435が、それ
ぞれモータ駆動回路461、462を介して接続されて
いる。CPU31は、上述の入力信号に基づいて像振れ
を補正するために必要な補正レンズの移動量をモータ4
25、モータ435の駆動量に換算して演算し、ポート
DA1、DA2から駆動量に対応した電圧を出力する。
【0039】図5は、この実施形態のカメラの制御シー
ケンスから、像振れ補正の制御を説明するために必要と
なる部分のみを取り出して示すフローチャートである。
【0040】なお、角速度センサは実際には2個用いら
れているが、その出力値は互いに独立に処理され、それ
ぞれのセンサに対応したモータを駆動するために用いら
れる。
【0041】カメラ1の電源が投入されて制御が開始さ
れると、1msのタイマがタイムアップするのを待って
(S100)、補正レンズの第1駆動制御サブルーチン
が実行され(S102)、測光スイッチ21のON/O
FFが判断される(S104)。測光スイッチ21がO
FFと判断されるとS100に戻るため、測光スイッチ
21がOFFの間は、1msの間隔で補正レンズの駆動
制御が実行される。
【0042】ステップS102の補正レンズの第1駆動
制御サブルーチンでは、図6に示されるように、フォト
インタラプタ63からの信号が発生しているか否かを判
断する(S200)。上述のように、第1のサブルーチ
ンが実行されるのはカメラ1の電源が投入されてから測
光スイッチ21がONされるまでの間である。S200
においてフォトインタラプタ63からの信号が発生して
いる場合とは、測光スイッチ21がOFFの状態でレン
ズ鏡筒が駆動されている場合、すなわち撮影者がマニュ
アル操作により鏡筒5を駆動し、フォーカシングを行な
っている場合である。したがって、S200でフォトイ
ンタラプタ63からの信号の発生が確認されると、S2
02へ進み、AFセンサ7の電圧出力に基づいてフォー
カシングレンズのデフォーカス量Dが算出される。
【0043】次いで、デフォーカス量Dの絶対値が閾値
mを超えているか否かを判断する(S204)。デフォ
ーカス量Dが閾値m以下であり比較的小さい場合、撮影
者がファインダーを介して観察する被写体像の像振れは
顕著に認められる。したがって、角速度センサ51から
の出力からぶれ量を検出すると共に、駆動量を演算しS
206)、補正レンズを駆動する(S208)。
【0044】一方、デフォーカス量Dが閾値mより大き
い場合は、手ぶれ等により像振れが発生しても、ファイ
ンダー視野内の被写体像の視認性に与える影響は極めて
小さい。したがって、補正レンズの駆動を停止し(S2
10)、像振れ補正は行なわない。
【0045】ところで、オートフォーカス機能を備える
カメラでは、一般に測光スイッチをONすることにより
焦点検出が実行され、その結果に基づいてフォーカスレ
ンズがモータにより駆動される。したがって、オートフ
ォーカス機能を利用する場合には、S102でレンズの
移動が検知されることはないため、補正レンズが駆動さ
れることはない。ただし、使用者がフォーカシング操作
環55を手動操作してフォーカスを調整する場合(以
下、マニュアルフォーカス)には、シャッターボタンに
手をかけてからフォーカシングするとは限らないため、
測光スイッチがONされる前であってもぶれ補正を機能
させたいという要請がある。S102の処理は、マニュ
アルフォーカスの場合を想定し、フォーカシング操作環
55の手動操作でフォーカシングが実行された場合にお
いても像振れ補正機能を作用させることにより、ピント
合わせや構図の決定を容易にすることを目的としてい
る。
【0046】測光スイッチ21がONされると、1ms
のタイマがカウントアップするのを待ち(S106)、
測光が実行され、絞り値、露出時間等が演算により求め
られる(S108)。ここで補正レンズの第2駆動制御
サブルーチンが実行される(S110)。
【0047】補正レンズの第2駆動制御サブルーチンが
実行されるのは測光スイッチがONされた後であり、上
述のように焦点検出が実行され、その結果に基づいてフ
ォーカスレンズの駆動は開始されている。したがって、
第2駆動制御サブルーチンでは、図7に示されるよう
に、フォトインタラプタ63からの信号の発生の有無は
判断せずに、AFセンサ7の電圧出力に基づくフォーカ
シングレンズのデフォーカス量Dの算出が実行される
(S300)。以降の、ステップS302、S304、
S306及びS308の処理は、図6に示す補正レンズ
の第1駆動制御サブルーチンのステップS204、S2
06、S208及びS210と同様である。
【0048】測光スイッチ21がONされた状態では、
レリーズスイッチ22がONされるまでS108、S1
10の処理が1ms毎に繰り返し実行される。測光スイ
ッチ21がOFFされると、S100に戻って処理が繰
り返される。
【0049】レリーズスイッチ22がONされたと判断
されると(S112)、ミラー駆動等の露光前の振動に
反応して補正レンズが無用に駆動されないようぶれ補正
が停止され(S114)、絞りが所定の開口値に絞り込
まれ、クイックリターンミラーが上昇し、シャッターが
走行して露光が開始される(S116)。
【0050】露光中は、ぶれ量の検出と演算(S12
0)、補正レンズの駆動(S122)が1ms毎に(S
118)、露光時間が終了するまで繰り返し実行され
る。露光時間が経過したと判断されると(S124)、
シャッタが閉じられ、ミラーダウン、絞り開放等の露光
終了処理が行なわれ(S126)、補正レンズを中立位
置(撮影光学系の光軸と補正レンズの光軸とが一致する
位置)に復帰させ(S128)、シーケンスは終了す
る。カメラ1の電源がONとなっている場合には、この
あと再びシーケンスの初め(S100)に戻ることにな
る。
【0051】なお、本実施形態のカメラ1は、被写体か
らの光束を一部共通の光路を介してフィルム面Fと撮影
者の眼へと導く一眼レフカメラである。この場合、ファ
インダー光学系4は、撮影光学系2をその一部に含む系
として定義される。したがって、撮影光学系のフォーカ
シングレンズの移動を検知することは、ファインダー光
学系の一部のレンズの移動を検知するという概念に含ま
れる。
【0052】発明にかかるカメラは、少なくともファイ
ンダー光学系の像振れを、ファインダー光学系の一部を
構成するレンズの光軸方向の移動が検知された際に補正
することを特徴としており、必ずしも上記実施形態のよ
うに撮影光学系の像振れを補正する必要はない。すなわ
ち、ファインダー光学系と撮影光学系とが独立して設け
られたカメラにおいて、ファインダー光学系の像振れの
みを補正する構成とすることもできる。
【0053】ただし、一眼レフカメラの場合には、補正
光学系を撮影光学系中に設ければ、上記のようにファイ
ンダー像とフィルム面上の像とのぶれを同時に補正でき
る上、オートフォーカス機能を備えたカメラの場合に
は、オートフォーカス用のセンサ上の像のぶれをも補正
することができ、正確な焦点検出が可能となるという利
点がある。また、上述の実施形態では、測光スイッチ2
1がONされる前は撮影光学系のフォーカシングのため
の移動を検知した上でデフォーカス量を算出している
が、同様にしてズーミングのための移動を検知してデフ
ォーカス量の算出を行なってもよい。
【0054】また、本実施形態によれば、ファインダー
を介してピント調整する際に、ぶれを補正して被写体像
の視認性を向上させることができ、ピント合わせや構図
の決定が容易になる。また、デフォーカス量が閾値以下
の場合にのみ像振れ補正を機能させることにより、電源
スイッチの投入により直ちに像振れ補正を機能させる場
合や、フォーカシング操作開始と同時に像振れ補正を機
能させる場合と比較すると、不必要な電力の消費を抑え
ることができる。
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、光学機
器に搭載され、ファインダーを介して物体を観察する際
のピント合わせや構図の決定を容易にすると共に、電力
の無駄な消費を抑えることができる像振れ補正装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態にかかる像振れ補正機能を
有するカメラの構成の概略を示すブロック図である。
【図2】実施形態のカメラの補正レンズ駆動機能の分解
斜視図である。
【図3】図2の駆動機構を撮影レンズの側から見た正面
図である。
【図4】実施形態のカメラの制御系の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】実施形態のカメラの制御シーケンスを示すフロ
ーチャートである。
【図6】図5の補正レンズ駆動制御の第1のサブルーチ
ンの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図5の補正レンズ駆動制御の第2のサブルーチ
ンの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ 2 撮影光学系 4 ファインダー光学系 7 AFセンサ 20 シャッターボタン 21 測光スイッチ 22 レリーズスイッチ 30 制御手段 31 CPU 40 像振れ補正手段 51、52 角速度センサ 55 フォーカシング操作環 60 レンズ移動検知手段 401 補正レンズ 420 第1回動板 430 第2回動板 440 基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被観察体からの光束の少なくとも一部を
    使用者による観察のために導くファインダー光学系と、 光学機器のぶれを検出するぶれ検出手段と、 前記ファインダー光学系の光軸を偏向する補正光学系
    と、 前記光学機器のぶれによる被観察体像の移動を相殺する
    よう前記ぶれ検出手段からの信号に基づいて前記補正光
    学系を駆動する駆動手段と、 前記ファインダー光学系を構成するレンズのデフォーカ
    ス量を検出するデフォーカス量検出手段と、 前記デフォーカス量を閾値と比較するデフォーカス量判
    別手段と、 前記デフォーカス量判別手段が前記デフォーカス量を前
    記閾値以下と判別した際に、前記駆動手段を作動させる
    駆動制御手段とを備えたことを特徴とする像振れ補正装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ファインダー光学系はカメラに設け
    られ、かつ、前記被観察体像を撮像面上に被写体像とし
    て結像させる前記カメラの撮影光学系をその一部に含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正装置。
  3. 【請求項3】 前記補正光学系は、前記撮影光学系中に
    設けられていることを特徴とする請求項2に記載の像振
    れ補正装置。
  4. 【請求項4】 前記デフォーカス量検出手段は、前記撮
    影光学系中のフォーカシングレンズ群のデフォーカス状
    態を検出することを特徴とする請求項3に記載の像振れ
    補正装置。
  5. 【請求項5】 前記デフォーカス量検出手段は、前記フ
    ァインダー光学系中のフォーカシングレンズ群のデフォ
    ーカス状態を検出することを特徴とする請求項1に記載
    の像振れ補正装置。
  6. 【請求項6】 前記デフォーカス量検出手段は、前記フ
    ォーカシングレンズ群の移動状態を検出するレンズ移動
    状態検出手段を備え、前記レンズ移動状態検出手段によ
    り前記フォーカシングレンズ群の移動が検出されている
    間、前記デフォーカス量の検出を継続して行なうことを
    特徴とする請求項3に記載の像振れ補正装置。
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