JPH0731420B2 - カラ−トナ− - Google Patents

カラ−トナ−

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JPH0731420B2
JPH0731420B2 JP61123254A JP12325486A JPH0731420B2 JP H0731420 B2 JPH0731420 B2 JP H0731420B2 JP 61123254 A JP61123254 A JP 61123254A JP 12325486 A JP12325486 A JP 12325486A JP H0731420 B2 JPH0731420 B2 JP H0731420B2
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toner
polyester
pigment
parts
color
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将幸 丸田
保夫 山本
健嗣 小木
秀彦 曽山
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真法、静電記録法等、電気的潜像やそ
の他電気信号を可視画像化する為に用いられるカラート
ナーに関し、カラー印刷画像と、同等の画像を形成し、
かつ経時安定性に優れたカラートナーに関する。
従来の技術 カラー現像方法は、減色彩色方法等の3色合成方式を基
礎とし、米国特許第2962374号明細書中に記載される様
に、少なくとも3枚の静電潜像を形成後、異なる少なく
とも3色のトナーによって現像し、複写紙上で合成する
方法が、一般的である。
この場合、使用するトナーに要求される性能は、黒色画
像を得る場合に比べ厳しいものとなる。即ち、トナーと
しては、衝撃や湿度等の外的要因に対する機械的電気的
安定性に加え、適正な色彩の発現及び維持が必要であ
る。
着色剤として染料を用いるものとしては、例えば、特開
昭57−130043号公報、同57−130044号公報に記載のもの
もあげられ、また、顔料を用いるものとしては、特開昭
49−46951号公報及び特開昭52−17023号公報に記載のも
のもあげられる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の様なカラー画像用トナーに用いら
れる着色剤として、好ましい色相、透明性を示し、かつ
良好な帯電性及び連続使用に於ける耐久性を満足するも
のは得られていないのが現状である。
例えば、着色剤として、染料を用いたものは、得られる
画像は、透明性に優れ、鮮明である。しかし画像は、耐
久性に問題があり、また、染料を用いたトナー粒子を、
電子写真装置内で用いる場合、二成分現像法に於いて
は、キャリア粒子に、また、一成分現像法に於いても、
帯電部材に染料が付着することにより、望ましい帯電量
が得られなくなるとともに、各サブシステム部材や感光
体にフィルミングする傾向が顕著であり、画像形成の経
時安定性上問題が多い。
一方、着色剤として、顔料を用いたトナーにより得られ
る複写画像は、耐光性に優れているが、一方、顔料は、
染料に比べ、トナー結着樹脂中に分散し難く、顔料凝集
体を作り易い。この様な顔料凝集体は、電子写真により
得られる画像の透明性に悪影響を与えるだけではなく、
顔料凝集体と樹脂界面は、機械的強度が弱い為、顔料凝
集体は、製造時にトナー表面に出現し易い。従って、カ
ラートナー中に顔料凝集体が存在する場合、繰り返し、
使用するうちに、これら顔料凝集体が、キャリア粒子も
しくは、帯電部材に付着することにより、望ましい帯電
量が得られなくなる。
また、一般に着色剤として用いる染料、顔料は、トナー
の帯電性に、大きな影響を及ぼす。従って、カラートナ
ーに於けるトナー帯電性の制御は、黒トナー以上に困難
なものとなっている。
紙、フイルム等の上にトナーが定着された後、良好な画
質、色再現性を達成するには、トナー中の色材の種類、
濃度、分散状態等の外に、結着樹脂の影響が大きい。
すなわち、トナーは、定着時に印加される、熱、圧力、
溶剤等のエネルギーにより黒トナー以上に良好に流動
し、紙、フイルム等の被定着材と密着し、かつ、同色及
び異色トナーどうしが良好に接触定着されないと、良好
な色再現が期待しえない。この時過度にトナーが横方向
へ流動拡張すると、当然画像が太り、解像性等画質劣化
の要因となるので、この点の注意も重要である。
この様な要求のため、カラートナー用の結着樹脂として
は、比較的分子量の低い、及び/又はガラス転移温度
(Tg)の低い樹脂が使用される場合が多い。結着樹脂の
透明性が要求されるのは、勿論である。
当然のことながら、低分子量及び/又は低Tg樹脂を結着
樹脂として用いた場合、前述の染料、顔料等、色材のブ
リード、脱落などに起因する各種トラブルが、より一層
増幅されることとなる。即ち、初期的に良好な画質、色
再現性が得られたとしても、繰り返し使用時の経時安定
性が非常に大きな問題となる。又、この問題は、温度、
湿度などの環境変化によって、いっそう促進される。
この様に、従来、初期画質、安定性共に満足のいくカラ
ー現像剤は、得られていないのが現状である。
本発明の目的は、高品質印刷並の優れた色彩再現性を有
するカラートナーを提供することにある。したがって、
帯電、現像、転写性等の改善、ならびに、経時安定性、
環境安定性の改善、更には、色材分散性、発色性の改善
されたカラートナーを提供することにある。
問題点を解決するための手段 カラー現像剤において、直径100μm前後、比重8前後
の鉄粉やニッケル粉がキャリア粒子として用いられた場
合の機械的衝撃力を見積もると、キャリア粒子によって
トナー粒子に印加される衝撃力は、一般に100kg/cm2
ら、せいぜい200kg/cm2以下と考えられる。
一方、トナー粒子の力学的強度は、通常、圧縮降伏値が
200kg/cm2以上と実験的に確認されている。即ち、平均
的には、キャリア粒子によって、トナーが過粉砕された
り、トナー粒子がキャリア粒子に粘着、固着する可能性
はないわけである。しかしながら、現実には応力集中や
ホットスポット、或いは更に磁力、静電力の作用によっ
て、トナー粒子の弱い部分、欠陥部分が、粉砕された
り、キャリア粒子表面に固着し、現像剤が劣化すると考
えられる。
従って、カラー現像剤の繰り返し使用時の安定性を向上
するためには、トナー粒子の弱い部分、欠陥部分を減少
し、応力集中やホットスポットによる現像剤の劣化を防
止すればよいことになる。この点に関して、本発明者等
が鋭意なる研究を行った結果、顔料をポリエステル樹脂
で処理した後に、処理に用いたものよりも分子量の低い
ポリエステル樹脂を用い、希釈し製造したトナーを用い
ると、未処理の顔料を服務トナーを用いた場合に比べ、
現像剤の繰り返し使用時の安定性が向上し、しかも極め
て良好な色再現性が得られる事が判明した。
したがって、本発明の目的は、顔料を、ポリエステル樹
脂を用い表面処理した後、このポリエステル樹脂より分
子量のポリエステル樹脂で希釈してトナーを得ることに
より達成される。(以下、両者のポリエステル樹脂を区
別して表現する場合、前者を「ポリエステルA」、後者
を「ポリエステルB」という。) 又、本発明により得られたトナーを、電子顕微鏡により
観察し、顔料の分散状態を観察したところ、従来のトナ
ーに比べ、顔料の分散単位は小さく、0.05〜0.2μmの
一次粒子として均一に分散しているのが判った。
次に本発明のカラートナーの組成に就いて説明する。
本発明のカラートナーにおいては、着色剤成分として、
C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントブルー15:3
又は、C.I.ピグメントイエロー12に属する顔料を用い、
これらの顔料をポリエステルBで希釈後のトナー中に、
1〜20重量%含有させるのが好ましい。ここで用いられ
る上記の顔料は、他の有機あるいは無機顔料もしくは染
料に比べ、画像再現時の単一色としての発色性、及び他
色のカラートナーとの混色性に極めて優れると共に、耐
光性、安全性の点でも問題が生じることはないので有利
に用いられる。
前記の顔料のうち、C.I.ピグメントレッド57:1として
は、スイメイカーミン(山水色素)、ブリリアントカー
ミン6BD(山陽色素)、プリリアントカーミンT6B−R
(住化カラー)、スミカプリントカーミン6BC(住友化
学)、セイカファーストカーミン6B1476T−7(大日精
化)、No.800カーミン6B(東京色材)、リオノールレッ
ド6B4201(東洋インキ)、カーミン6B−100(日本ピグ
メント)、プリリアントカーミン6B(野間化学)、フジ
カーミン6B(富士色素)、レジノカーミン6B(レジノカ
ラー)があげられる。
また、C.I.ピグメントブルー15:3としては、リオノール
ブルーFG−7350(東洋インキ)、シアニンブルーSSK
(日本ピグメント)、レジノブルーKP−25(レジノカラ
ー)、シアニンブルーKRO(山陽色素)、スミカプリン
トシアニンブルーGN−O(住友化学)、シアニンブルー
4938(大日精化)、ファストゲンブルーTGR(大日本イ
ンキ)、ヘリオゲンブルー7080(BASE)、インガタイト
ブルーGLSM(CIBAGEIGY)、ホスタペルムブルーB2G(HO
CHST)、モナストラルブルーBG(ICI)があげられる。
さらに、C.I.ピグメントイエロー12としては、ジスアゾ
イエローL3G−G(住化カラー)、スミカプリントイエ
ローST−0(住友化学)、No.205Nジスアゾイエロー・G
R(大同化学)、セイカファストイエロー2300(大日精
化)、シムラファストイエローGFコンク(大日本インキ
化学)、リオノールイエローGR(東洋インキ)、ジスア
ゾイエローGR(日本ピグメント)、ベンジジンイエロー
1316(野間化学)、レジノイエローGGS(レジノカラ
ー)、イエロー152(有本化学)、スイメイイエローA
(山水色素)、ピグメントイエローGRT(山陽色素)が
あげられる。
トナー中の顔料濃度は、トナー結着樹脂、顔料等のトナ
ー構成材料の比重、トナー粒子の粒度分布等に依存し、
更には、現像トナー量、トナー粒子層厚の影響も受ける
ので、一概に決定しがたいが、現像トナー粒子の層厚が
ほぼ一層が二層程度に制御されたとして、例えば、平均
粒度d50が約10μmのトナーの場合、顔料の含有量は、
2重量%から8重量%程度が好ましい範囲となる。トナ
ーの平均粒度がより大きな場合は、当然、顔料濃度はよ
り低く、逆にトナーの平均粒度が小さい場合は、顔料濃
度は、より高く調整される。
なお、色調補正等の目的で、他の顔料や染料を併用する
場合、それらは、トナー中、5重量%以下の濃度で添加
するのが望ましい。
トナーの粒度は、d50=1μm程度の微粒トナーから、d
50>30μmの粗粒トナーまで基本的には、現像可能であ
るが、解像性、発色性等の画質上の観点及び、トナー粒
子の取扱い性、定着性等の画像形成システム適性の観点
から、トナーの平均粒度d50は、約5μmから、約20μ
m程度の粒子を採用するのが望ましい。又、粒度分布を
d90/d10で表示するなら、粒度分布は、d90/d10で5.0以
下、好ましくは3.0以下のトナーを使用するのが望まし
い。なおここで用いた粒度は、重量平均径に基づくもの
で、累積重量分布が50%になる粒径を平均粒度d50で表
わす。また粒度分布は、累積重量分布が90%、10%の粒
度の比d90/d10で表現したものである。これら粒度分布
の測定は、例えばマイクロトラック法で行うことが出来
る。
本発明に於いて顔料をポリエステル樹脂で処理するに
は、公知の方法がすべて使用可能である。例えば、通
常、顔料のマスターバッチの製造に用いられる二本ロー
ル、三本ロール、ニーダー、バンバリーミキサー、エク
ストルーダー、コンティニュアスミキサー、等を用いた
溶融混練法が使用可能である。また、顔料の表面処理に
よく用いられているフラッシング法及びメットフラッシ
ング法も適用出来る。
結着樹脂への顔料の分散を助ける目的で、各種溶剤を用
い、ボールミル、ニーダー、高速攪拌機等により、処理
した後、溶剤を除去する方法を用いてもよい。
また、樹脂と顔料をエマルジョン状態でミキシング処理
したり、顔料を共存させた状態で、結着樹脂の重合、縮
合を行うことにより、処理を行ってもよい。
本発明の目的を達成するためには、前記顔料の表面の少
なくとも一部が、ポリエステル樹脂により、おおわれて
いれば十分であるが、処理を強固にする目的で、顔料表
面の官能基と、ポリエステル樹脂とを水素結合、イオン
結合、或いは共有結合により化学的に結合させてもよ
い。
なお、顔料をポリエステル樹脂で処理する際の顔料とポ
リエステル樹脂の比率は、処理に用いる樹脂の物性によ
り、その最適範囲が異なるが、希釈後に望まれる顔料濃
度を考慮した上で、希釈により顔料濃度が少なくとも1/
2以下になる様に、その比率を決定するのが望ましい。
本発明に於いて、顔料表面の処理ならびに、希釈に用い
るポリエステル樹脂としては、公知のものがすべて使用
可能である。
例えば、ポリエステル樹脂を構成する酸成分としては、
テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジ
カルボン酸等の芳香族ジカルボン酸及びその誘導体、ア
ジピン酸、ピメリン酸、コハク酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、デカメチレンジカルボン酸、フマル酸等の脂肪
族ジカルボン酸及びその誘導体等があげらけれる。ま
た、アルコール成分としては、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族ジオール及
びその誘導体、ビスフェノールAのエチレンオキサイド
又はプロピレンオキサイド付加物流があげられる。ま
た、本発明においては、酸成分として、トリメリット
酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸
等のポリカルボン酸を用いるか、アルコール成分とし
て、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリストリオール等のポリオールを
用いるか、又は両者を同時の用い、モノマー成分を縮合
重合させることによって得られた部分架橋ポリエステル
樹脂を用いることができる。なお、不飽和ポリエステル
の場合は、スチレン等のビニル系単量体、重合体を用い
て架橋ポリエステル樹脂として用いてもよい。更に、酸
成分またはアルコール成分またはその両者に官能基を導
入する事によって得られる分岐ポリエステルを用いる事
ができる。就中、ビスフェノール誘導体をベースにした
芳香族ポリエステルが都合よく用いられる。
なお、結着樹脂について、その透明性の良好なことが、
強く要求されるのは、良好なカラー再現上、自明のこと
である。
これら、ポリエステル樹脂としては、トナーのブロッキ
ングあるいはフィルミングを防止するために、ガラス転
移温度約50℃以上のものを用いるのが望ましい。但し、
ガラス転移温度が高過ぎると、定着性、カラー発色性が
劣悪化するので、特にポリエステルBの場合は、ガラス
転移点50〜70℃程度に制御するのが望ましい。
又、分子量が低過ぎると、使用時にトナーが過粉砕され
たり、フィルミングしたりして、現像剤劣化の原因にな
る。一方、分子量が高過ぎると定着性、カラー発色、混
色性が低下する。
本発明におけるポリエステル樹脂は、ゲルパーミエーシ
ョン法(GPC)で測定したポリスチレン換算の分子量
が、次の場合に定着性、カラー発色性を損なうことな
く、現像剤の安定性を十分保証しうる。すなわち、ポリ
エステルAの場合、数平均分子量が約2000以上、好まし
くは、約3000以上、重量平均分子量が約10000以上、よ
り好ましくは、約30000以上であり、又、ポリエステル
Bの場合は、数平均分子量が約5000以下、より好ましく
は、約1000以上から約3500程度である。又、ポリエステ
ルBの重量平均分子量は、トナーの現像法、定着法等に
より異なるため、特に限定されるものではないが概ね10
万以下であり、特に4万以下の場合、低温で良好なカラ
ー再現定着画像を得られるので好ましい。
ポリエステルA及びB共に、必ずしも線状ポリエステル
である必要はなく、分岐もしくは架橋ポリエステルであ
ってもよい。非線状ポリエステルの場合、テトラヒドロ
フラン、クロロホルム等の溶剤可溶部分のGPC測定によ
る数平均分子量値が、見かけ上前記の規定範囲内のもの
を用いればよい。
前記の如く、本発明においては、ポリエステルAの分子
量をポリエステルBの分子量よりも、大きく設定するこ
とが必要であり、この様に設定してはじめて現像剤の帯
電性や、経時安定性、環境安定性等の改善効果が顕著と
なる。
又、ポリエステル樹脂は、通常、分子鎖末端等に−COOH
基及び−OH基を有する。そのため、比較的負帯電性が強
く、もっぱら負帯電トナー用に用いられる。前記、極性
官能基は、帯電性等のトナーの電気特性に大きな影響を
及ぼすだけでなく、顔料とバインダー樹脂の相互作用、
分散状態、或いはトナーの定着性等にも影響を及ぼす。
したがって、ポリエステルAの酸価は約5以上、ポリエ
ステルBの酸価は約5〜30程度に設定するのが望まし
い。またポリエステル樹脂を正帯電性トナーとして用い
る場合には、−COOH基をブロックしたり、置換したりし
て酸価を5以下にするのが望ましいが、少なくとも負帯
電性トナーとして用いる場合、適度の−COOHあるいは−
OH基は前述の各種トナー物性制御に対して、利点が多
い。しかしながら、極性基濃度が高くなり過ぎると、湿
度依存性が強くなったり、水素結合が強く働き過ぎ、む
しろ2次障害が起りやすく、また、帯電性もかえって低
下してしまう。そこで、特にポリエステルBは、酸価が
約5乃至30に設定することが望まれる。ポリエステルB
の成分として、2種以上のポリエステルを用いる場合
は、1種が酸価30を越えてもポリエステルB成分全体で
酸価が約5〜30であれば、とくに支障はない。
又、結着樹脂成分として、ポリエステルA及びポリエス
テルBのほかに、必要に応じて、スチレン系、アクリル
系等のビニル系単独及び共重合体、ポリアミド樹脂、エ
ポキシ樹脂、フェノール系樹脂、石油樹脂及び水添石油
樹脂、シリコーン系樹脂、ポリカーボネート、アルキッ
ド樹脂、ウレタン樹脂及びウレタン系化合物、フッ素系
樹脂、エチレン系樹脂及びワックス、プロピレン系樹脂
及びワックス類、パラフィンワックス、エステルワック
ス等を適宜添加して用いてもよい。但し、これらのもの
を用いる場合、ポリエステル樹脂は、結着樹脂成分全体
の約70%以上、好ましくは、約80%以上であることが望
ましい。
又、ポリエステルAとポリエステルBの比率について
は、全結着ポリエステル樹脂中、ポリエステルBが約30
%以上、好ましくは、約70%以上となる様調整するのが
望ましい。
トナーの帯電制御は、結着樹脂、顔料自体で行ってもよ
いが、必要に応じて色再現上問題の生じない帯電制御剤
を併用してもよい。負帯電性制御剤の場合は、含金染料
等の金属キレート類、酸性もしくは電子吸引性の有機物
質を用いることが出来る。
また、正帯電性制御剤の場合は、四級アンモニウム塩、
その他塩基性電子供与性の有機物質等を用いる事が出来
るが、その場合は、結着樹脂であるポリエステル樹脂の
末端カルボキシル基を処理してから用いる方が好まし
い。
これら帯電制御剤は、トナー結着樹脂中に混合添加して
用いても、トナー粒子表面に付着させた形で用いてもよ
い。また、顔料のトナー帯電性への影響を除去する目的
で、これらの帯電制御剤を顔料の処理時に添加して用い
ることもできる。
更に、上記帯電制御剤の他、固体電解質、高分子電解
質、電荷移動錯体、酸化スズ、シリカ、アルミナ、酸化
チタン等の金属酸化物等、或いは強誘電体、磁性体等を
添加し、トナーの電気的性質を制御することもできる。
このほか、トナー中には、体質顔料、繊維状物質の様な
補強充填剤、熱特性、力学特性調整剤、防腐剤、酸化防
止剤、消臭剤、発泡剤、離型剤、粘着剤、等を必要に応
じて添加することができる。
更に、トナー粒子表面に、トナーの粉体流動性あるいは
帯電性を改善したり、感光体やキャリア粒子表面へのト
ナーのフィルミングを防止したり、或いは更に、感光体
上の残留トナーのクリーニング性を向上させること等を
目的として、各種外添剤を付着又は固着させることがで
きる。
これら外添剤としては、ステアリン酸等の長鎖脂肪酸及
びそのエステル、アミド、金属塩、更には酸化スズ、フ
ッ化黒鉛、炭化ケイ素、窒化ホウ素、シリカ、酸化アル
ミニウム、二酸化チタン、酸化亜鉛等の微粉末、フッ素
系樹脂、アクリル系樹脂などの微粉末、多環芳香化合
物、ワックス状物質、架橋又は非架橋樹脂微粉末等を用
いることができる。臨界表面張力30dyn/cm以下の低表面
エネルギーを有するか、摩擦係数が0.1以下の平滑な表
面を有する固体微粒子或いは非粘着性、若干の研磨性を
有する微粒子は、流動性改善、フィルミング防止のため
には、特に望ましい。
本発明のカラートナーを用いて、電気的潜像、その他の
電気的信号を可視画像化する方法としては、公知の現像
法がすべて適用可能であり、通常の二成分現像法、マイ
クロトーニング法等に加え、キャリアを用いない一成分
現像法も適用できる。
本発明の作用の詳細な機構は必ずしも明確ではないが、
電子顕微鏡での観察結果から考察すると、顔料表面を樹
脂で処理する事により、顔料と結着樹脂の濡れが改善さ
れたために、顔料が均一に分散し、かつ、顔料と樹脂の
界面の機械的強度が増し、顔料が結着樹脂から脱落し難
くなったことにあると考えられる。また、顔料表面が希
釈に用いる樹脂よりも分子量の高い樹脂で被覆されてい
る事により、トナー製造過程中の粉砕時には、トナー中
の希釈に用いた分子量の低い樹脂の部分が粉砕界面とな
るために、顔料がトナー表面に露出し難くなるものと考
えられる。
実施例 以下、本発明を実施例によって説明するが、本発明は勿
論、これら実施例のみに限定されるものではない。な
お、実施例中、部と表示したものは、特にことわりのな
い限り、重量部を意味する。
実施例1 ポリエステル 75部 (Tg=63℃、数平均分子量=3,800、 重量平均分子量=85,000、酸価=25) 顔料(リオノールレッド6B4201) 25部 上記組成よりなる混合物を、混練機により、150℃で加
熱し、溶融させた後、冷却しながら、混合した。その
後、2本ロールを通し、ペレット状に成形した。
次いで、下記の組成、すなわち、 ポリエステル 80部 (Tg=55℃、数平均分子量=2,400、 重量平均分子量=7,200、酸価=18) 上記ペレット 20部 よりなる混合物を、混練機で、よく混合した後、カッタ
ーミルで粗粉砕し、更に、ジェット気流を用いた微粉砕
機を用いて粉砕した。
得られた粉砕物を風力分級機を用い分級し、平均粒径d5
0=12μmの微粉体を得た。更にシリカ微粉末(アエロ
ジルR−972)を微粉体に対して0.8重量%混合して、マ
ゼンタトナーを得た。
フエライトにメモルメタクリレート/スチレン/2−ビニ
ルピリジン3元共重合体及びシリコン/メチルメタクリ
レートグラフト共重合体を被覆したキャリア100部に対
し、上記トナー3部を混合し、現像剤を得た。
この現像剤中のトナーのブローオフ帯電量を測定したと
ころ、−20μc/gであった。また、電荷分布も狭く、高
温高湿から低温低湿までの条件下で、電荷分布の変動も
小さかった。この現像剤を用いFX−2300 複写機改造機
で画像形成したところ、透明性、発色性に優れた良質な
マゼンタ色の鮮明画像が得られた。更に10000枚の連続
複写でも、画質の変化はほとんど見られなかった。
実施例2 ポリエステル 75部 (Tg=68℃、部分架橋ポリエステル 溶剤可溶分の数平均分子量=5,400、 重量平均分子量=85,000、酸価=12) 顔料(スミカプリントカーミン6BC) 25部 上記組成物を、メルトフラッシング処理し、ペレットと
した。このペレットを用い、実施例1と同様にポリエス
テルで希釈してトナー化し、テストを実施した所、現
像剤中のトナーのブローオフ帯電量は、−18μc/gであ
り、電荷分布も狭く、良質なマゼンタ色の鮮明な画像が
得られた。又、10000枚の連続複写でも、画質の変化は
ほとんど見られなかった。また、更に、高温高湿下で
も、同様の結果が得られた。
実施例3 ポリエステル 90部 顔料(リオノールレッド6B−4201) 10部 また希釈の比率を ポリエステル 75部 ペレット 25部 とすることを除き、実施例1と同様な操作を実施したと
ころ、得られた現像剤中のトナーのブローオフ帯電量
は、−17μc/gであり、実施例1におけると同様に良質
な鮮明画像が得られた。また、10000枚の連続複写で
も、画質の変化は見られなかった。また、更に、高温高
湿下でも、同様の結果が得られた。
実施例4 実施例2のマゼンタトナーにパーフロロシラン処理シリ
カ微粉末を1.0重量部添加し、トナーを得た。このトナ
ーを用い、変性シリコン系樹脂を帯電ブレードとする一
成分現像機を装着したFX−2300 複写機改造機で画像形
成したところ、実施例2におけると同様に良質なマゼン
タ色画像が得られた。また、10000枚の連続複写でも、
画質の変化はほとんど見られなかった。更に、高温高湿
下でも、同様の結果が得られた。
実施例5 実施例2において、希釈に用いるポリエステルを、ポリ
エステル(Tg=67℃、数平均分子量=2,300、重量平
均分子量=6,600、酸価=17)に代えてマゼンタトナー
を製造し、テストを実施したところ、現像剤中のトナー
のブローオフ帯電量は、−19μc/gであり、良質な鮮明
画像が得られた。また、10000枚の連続複写でも、画質
の変化は見られなかった。また、更に、高温高湿下で
も、同様の結果が得られた。
実施例6 実施例3において、希釈に用いるポリエステルを、ポリ
エステル30部、ポリエステル70部からなる混合ポリ
エステルに変えてマゼンタトナーを製造し、テストを実
施したところ、現像剤中のトナーのブローオフ帯電量
は、−21μc/gであり、やはり、良質な鮮明画像が得ら
れた。また、10000枚の連続複写でも、画質の変化は見
られなかった。また、更に、高温高湿下でも、同様の結
果が得られた。
実施例7 実施例1において、希釈に用いるポリエステルを、ポリ
エステル(Tg=62℃、数平均分子量=4,200、重量平
均分子量=27,000、酸価=13)に代え、処理された顔料
を実施例1と同様に、ポリエステルで希釈し、トナー
を製造した。このトナーについて実施例1におけると同
様にテストを実施したところ、現像剤中のトナーのブロ
ーオフ帯電量は、−19μc/gであり、同様な鮮明画像が
得られた。また、10000枚の連続複写でも、画質の変化
は見られなかった。また、更に、高温高湿下でも、同様
の結果が得られた。
比較例1A〜1E 比較例1A ポリエステル 95部 顔料(リオノールレッド6B4201) 5部 比較例1B ポリエステル 95部 顔料(リオノールレッド6B4201) 5部 比較例1C ポリエステル 95部 顔料(リオノールレッド6B4201) 5部 比較例1D ポリエステル 95部 顔料(リオノールレッド6B4201) 5部 比較例1E ポリエステル 95部 顔料(リオノールレッド6B4201) 5部 上記組成の混合物を、混練機で同時に混合して、マゼン
タトナーを得た。
比較例2 ポリエステル 15部 ポリエステル 80部 顔料(リオノールレッド6B4201) 5部 上記組成の混合物を、混練機で同時に混合して、マゼン
タトナーを得た。
比較例3 実施例1において、ポリエステルの代わりにポリエス
テルを、又ポリエステルの代わりにポリエステル
を用いる事を除き、実施例1と同様に処理してトナーを
得た。
実施例1のトナーと、上記比較例1〜3のトナーとにつ
いて、テストを行った結果を、第1表に示す。
実施例8 ポリエステル 75部 顔料(シアニンブルー4938) 25部 上記組成よりなる混合物を、混練機により、150℃で加
熱し、溶融させた後、冷却しながら、混合した。その
後、2本のロールを通し、ペレット状に成形した。
次いで、下記の組成、すなわち、 ポリエステル 80部 上記ペレット 20部 よりなる混合物を、混練機で、よく混合した後、カッタ
ーミルで粗粉砕し、更に、ジェット気流を用いた微粉砕
機を用いて粉砕した。
得られた粉砕物を風力分級機を用い分級し、平均粒径d5
0=12μmの微粉体を得た。更にシリカ微粉末(アエロ
ジルR−972)を微粉体に対して0.8重量%混合して、シ
アントナーを得た。
実施例1におけると同様のキャリア100部に対し、上記
トナー3部を混合し、現像剤を得た。
この現像剤中のトナーのブローオフ帯電量を測定したと
ころ、−17μc/gであった。また、電荷分布も狭く、高
温高湿から低温低湿までの条件下で、電荷分布の変動も
小さかった。この現像剤を用いFX−2300 複写機改造機
で画像形成したところ、透明性、発色性に優れた良質な
シアン色の鮮明画像が得られた。更に、10000枚の連続
複写でも、画質の変化はほとんど見られなかった。
実施例9 ポリエステル 75部 顔料(スミカプリントシアニンブルーGN−0) 25部 上記組成物を、メルトフラッシング処理し、ペレットと
した。このペレットを用い、実施例8と同様にポリエス
テルで希釈してシアントナーを得、テストを実施した
所、現像剤中のトナーのブローオフ帯電量は、−16μc/
gであり、電荷分布も狭く、良質なシアン色の鮮明な画
像が得られた。又、10000枚の連続複写でも、画質の変
化はほとんど見られなかった。また、更に、高温高湿下
でも、同様の結果が得られた。
実施例10 ポリエステル 90部 顔料(シアニンブルー4938) 10部 また希釈の比率を ポリエステル 75部 ペレット 25部 とすることを除き、実施例1と同様な操作を実施したと
ころ、得られた現像剤中のトナーのブローオフ帯電量
は、−19μc/gであり、実施例1におけると同様に良質
な鮮明画像が得られた。また、10000枚の連続複写で
も、画質の変化は見られなかった。また、更に、高温高
湿下でも、同様の結果が得られた。
実施例11 実施例9のトナーに、パーフロロシラン処理シリカ微粉
末1.0重量部添加し、トナーとした。このトナーを用
い、変性シリコン系樹脂を帯電ブレードとする一成分現
像機を装着した。FX−2300 複写機改造機で画像形成し
たところ、実施例9におけると同様に良質なシアン色画
像が得られた。また、10000枚の連続複写でも、画質の
変化はほとんど見られなかった。更に、高温高湿下で
も、同様の結果が得られた。
実施例12 実施例9において、希釈に用いるポリエステルを、ポリ
エステルに代えてシアントナーを製造し、テストを実
施したところ、現像剤中のトナーのブローオフ帯電量
は、−18μc/gであり、良質な鮮明画像が得られた。ま
た、10000枚の連続複写でも、画質の変化は見られなか
った。また、更に、高温高湿下でも、同様の結果が得ら
れた。
実施例13 実施例3において、希釈に用いるポリエステルを、ポリ
エステル30部、ポリエステル70部からなる混合ポリ
エステルに代えてシアントナーを製造し、テストを実施
したところ、現像剤中のトナーのブローオフ帯電量は、
−17μc/gであり、やはり、良質な鮮明画像が得られ
た。また、10000枚の連続複写でも、画質の変化は見ら
れなかった。また、更に、高温高湿下でも、同様の結果
が得られた。
実施例14 実施例8において、希釈に用いるポリエステルを、ポリ
エステルに代え、処理された顔料を実施例8と同様
に、ポリエステルで希釈し、トナーを製造した。この
トナーについて実施例1におけると同様にテストを実施
したところ、現像剤中のトナーのブローオフ帯電量は、
−17μc/gであり、同様な鮮明画像が得られた。また、1
0000枚の連続複写でも、画質の変化は見られなかった。
また、更に、高温高湿下でも、同様の結果が得られた。
比較例4A〜4E 比較例4A ポリエステル 95部 顔料(シアニンブルー4938) 5部 比較例4B ポリエステル 95部 顔料(シアニンブルー4938) 5部 比較例4C ポリエステル 95部 顔料(シアニンブルー4938) 5部 比較例4D ポリエステル 95部 顔料(シアニンブルー4938) 5部 比較例4E ポリエステル 95部 顔料(シアニンブルー4938) 5部 上記組成の混合物を、混練機で同時に混合して、シアン
トナーを得た。
比較例5 ポリエステル 15部 ポリエステル 80部 顔料(シアニンブルー4938) 5部 上記組成の混合物を、混練機で同時に混合して、シアン
トナーを得た。
比較例6 実施例8において、ポリエステルの代わりにポリエス
テルを、又ポリエステルの代わりにポリエステル
を用いる事を除き、実施例8と同様に処理してトナーを
得た。
実施例8のトナーと、上記比較例4〜6のトナーとにつ
いて、テストを行った結果を、第2表に示す。
実施例15 ポリエステル 75部 顔料(ジスアゾイエローL3G−G) 25部 上記組成よりなる混合物を、混練機により、150℃で加
熱し、溶融させた後、冷却しながら、混合した。その
後、2本ロールを通し、ペレット状に成形した。
次いで、下記の組成、すなわち、 ポリエステル 80部 上記ペレット 20部 よりなる混合物を、混練機で、よく混合した後、カッタ
ーミルで粗粉砕し、更に、ジェット気流を用いた微粉砕
機を用いて粉砕した。得られた粉砕物を風力分級機を用
い分級し、平均粒径d50=12μmの微粉体を得た。更に
シリカ微粉末(アエロジルR−972)を微粉体に対して
0.8重量%混合して、イエロートナーを得た。
実施例1におけると同様のキャリア100部に対し、上記
トナー3部を混合し、現像剤を得た。
この現像剤中のトナーのブローオフ帯電量を測定したと
ころ、−20μc/gであった。また、電荷分布も狭く、高
温高湿から低温低湿までの条件下で、電荷分布の変動も
小さかった。この現像剤を用いFX−2300 複写機改造機
で画像形成したところ、透明性、発色性に優れた良質な
イエロー色の鮮明画像が得られた。更に10000枚の連続
複写でも、画質の変化はほとんど見られなかった。
実施例16 ポリエステル 75部 顔料(スミカプリントイエローST−0) 25部 上記組成物を、メルトフラッシング処理し、ペレットと
した。このペレットを用い、実施例15と同様にポリエス
テルで希釈しイエロートナーを得、テストを実施した
所、現像剤中のトナーのブローオフ帯電量は、−20μc/
gであり、電荷分布も狭く、良質なイエロー色の鮮明な
画像が得られた。又、10000枚の連続複写でも、画質の
変化はほとんど見られなかった。また、更に、高温高湿
下でも、同様の結果が得られた。
実施例17 ポリエステル 90部 顔料(ジスアゾイエローL3G−G) 10部 また希釈の比率を ポリエステル 75部 ペレット 25部 とすることを除き、実施例15と同様な操作を実施したと
ころ、得られた現像剤中のトナーのブローオフ帯電量
は、−23μc/gであり、実施例15におけると同様に良質
な鮮明画像が得られた。また、10000枚の連続複写で
も、画質の変化は見られなかった。また、更に、高温高
湿下でも、同様の結果が得られた。
実施例18 実施例16のトナーに、パーフロロシラン処理シリカ微粉
末を1.0重量部添加し、トナーとした。このトナーを用
い、変性シリコン系樹脂を帯電ブレードとする一成分現
像機を装着した。FX−2300 複写機改造機で画像形成し
たところ、実施例16におけると同様に良質なイエロー色
画像が得られた。また、10000枚の連続複写でも、画質
の変化はほとんど見られなかった。更に、高温高湿下で
も、同様の結果が得られた。
実施例12 実施例16において、希釈に用いるポリエステルを、ポリ
エステルに代えてイエロートナーを製造し、テストを
実施したところ、現像剤中のトナーのブローオフ帯電量
は、−18μc/gであり、良質な鮮明画像が得られた。
又、10000枚の連続複写でも、画質の変化は見られなか
った。また、更に、高温高湿下でも、同様の結果が得ら
れた。
実施例19 実施例16において、希釈に用いるポリエステルを、ポリ
エステルに代えてトナーを製造し、テストを実施した
ところ、現像剤中のトナーのブローオフ帯電量は、−22
μc/gであり、良質な鮮明画像が得られた。また、10000
枚の連続複写でも、画質の変化は見られなかった。ま
た、更に、高温高湿下でも、同様の結果が得られた。
実施例20 実施例17において、希釈に用いるポリエステルを、ポリ
エステル30部、ポリエステル70部からなる混合ポリ
エステルに代えてイエロートナーを製造し、テストを実
施したところ、現像剤中のトナーのブローオフ帯電量
は、−21μc/gであり、やはり、良質な鮮明画像が得ら
れた。また、10000枚の連続複写でも、画質の変化は見
られなかった。また、更に、高温高湿下でも、同様の結
果が得られた。
実施例21 実施例15において、希釈に用いるポリエステルを、ポリ
エステル(Tg=62℃、数平均分子量=4,200、重量平
均分子量=27,000、酸価=13)に代え、処理された顔料
を実施例1と同様に、ポリエステルで希釈し、トナー
を製造した。このトナーについて実施例1におけると同
様にテストを実施したところ、現像剤中のトナーのブロ
ーオフ帯電量は、−21μc/gであり、同様な鮮明画像が
得られた。また、10000枚の連続複写でも、画質の変化
は見られなかった。また、更に、高温高湿下でも、同様
の結果が得られた。
比較例7A〜7E 比較例7A ポリエステル 95部 顔料(ジスアゾイエローL3G−G) 5部 比較例7B ポリエステル 95部 顔料(ジスアゾイエローL3G−G) 5部 比較例7C ポリエステル 95部 顔料(ジスアゾイエローL3G−G) 5部 比較例7D ポリエステル 95部 顔料(ジスアゾイエローL3G−G) 5部 比較例7E ポリエステル 95部 顔料(ジスアゾイエローL3G−G) 5部 上記組成の混合物を、混練機で同時に混合して、イエロ
ートナーを得た。
比較例8 ポリエステル 15部 ポリエステル 80部 顔料(ジスアゾイエローL3G−G) 5部 上記組成の混合物を、混練機で同時に混合して、イエロ
ートナーを得た。
比較例9 実施例15において、ポリエステルの代わりにポリエス
テルを、又ポリエステルの代わりにポリエステル
を用いることを除き、実施例15と同様に処理してトナー
を得た。
実施例15のトナーと、上記比較例7〜9のトナーとにつ
いて、テストを行った結果を、第3表に示す。
発明の効果 本発明のカラートナーは、前記のように、顔料をより高
い分子量を有するポリエステル樹脂で被覆した後、より
低い分子量を有するポリエステル樹脂中に分散してなる
から、顔料が低い分子量のポリエステル樹脂中に移行い
にくく、顔料の分散性が良好である。また、顔料の製造
工程で混入する不純物、あるいは顔料特性を制御するた
めに添加されるロジン類、界面活性剤等の処理剤など
が、トナーの低分子量ポリエステル樹脂中にマイグレー
シヨンする確率が低下し、トナーの帯電性に障害を与え
ることが少なくなる。
さらに、顔料が高分子量ポリエステル樹脂で被覆されて
いるため、トナーの力学強度が向上し、カラートナーが
ローメルト、高発色性であるにもかかわらずトナーの劣
化が防止されるという利点もある。
さらにまた、顔料がトナー粒子表面に露出しにくいため
にトナーの帯電性に与える顔料の帯電性その他の性質に
基づく影響が低下し、トナーの電荷分布がシャープにな
る。しかも、また、顔料がトナー中から脱落しにくくな
るから長期間の繰り返し現像操作が可能になる。
また、顔料として、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピ
グメントブルー15:3、又は、C.I.ピグメントイエロー12
に属する顔料を用いた場合には、画像再現時の単一色と
しての発色性、及び他のカラートナーとの混色性にも優
れていると共に耐候性、安全性の点でも満足すべきもの
となる。
これらの顔料は、それを負帯電性トナーあるいは正帯電
性トナーに用いると、トナーの帯電制御が難しいという
問題もあったが、本発明によればこの様な欠点も改善さ
れるという効果も生じる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小木 健嗣 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内 (72)発明者 曽山 秀彦 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内 (56)参考文献 特開 昭61−65258(JP,A) 特開 昭61−80262(JP,A) 特開 昭57−116348(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステル樹脂中に、該ポリエステル樹
    脂よりも高い分子量を有するポリエステル樹脂で被覆し
    た顔料を分散してなることを特徴とするカラートナー。
  2. 【請求項2】顔料がプロセス顔料であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載のカラートナー。
  3. 【請求項3】顔料として、C.I.ピグメント イエロー
    12を用いる特許請求の範囲第1項に記載のイエロートナ
    ー。
  4. 【請求項4】顔料として、C.I.ピグメント ブルー 1
    5:3を用いる特許請求の範囲第1項に記載のシアントナ
    ー。
  5. 【請求項5】顔料として、C.I.ピグメント レッド 5
    7:1を用いる特許請求の範囲第1項に記載のマゼンタト
    ナー。
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