JP2000270201A - 描画処理装置、描画処理方法及び記録媒体 - Google Patents

描画処理装置、描画処理方法及び記録媒体

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JP2000270201A
JP2000270201A JP11072752A JP7275299A JP2000270201A JP 2000270201 A JP2000270201 A JP 2000270201A JP 11072752 A JP11072752 A JP 11072752A JP 7275299 A JP7275299 A JP 7275299A JP 2000270201 A JP2000270201 A JP 2000270201A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 描画処理の入力側から出力側への座標系の変
換前後において、直線分を示す描画ピクセルの位置座標
がずれないようにする描画処理装置、描画処理方法及び
記録媒体を提供する。 【解決手段】 この描画処理装置100は、CPU11
0、RAM120、ROM130、入力インターフェー
ス140、プリンタエンジンインターフェース150等
から構成され、これらはシステムバス160により互い
に接続されている。CPU110には、与えられた直線
分データの位置座標を座標変換マトリクスデータに従っ
て座標変換する座標変換部111や、その座標変換によ
る直線分の位置座標を補正する座標補正部112や、直
線分のラスタデータを作成する直線描画病処理部113
等を有する。RAMのワークメモリ121には。座標補
正部112が補正を行うための補正テーブルが格納され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDLを用いて作
成された直線分データの入力側と出力側との座標系をア
ファイン変換により変換する描画処理装置及び方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】PDL(Printing Discription Langueg
e)プリンタは、データ供給源であるホストコンピュー
タから、PDLで作成された描画データ等を与えられ、
その描画データに基づき印刷処理を行うものである。こ
こで、描画データの入力側であるホストコンピュータと
出力側であるプリンタとは、それぞれ固有のデバイス空
間を有しており、描画データが示す図形(ここでは、直
線分とする)を、それぞれのデバイス空間上で把握して
いる。そして、描画データが入力側から出力側へ与えら
れるときに、いわゆるアファイン変換により、入力側の
デバイス空間が出力側のデバイス空間に変換される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図10に上記入力側の
デバイス空間の座標系と出力側のデバイス空間の座標系
とを示す。同図に示すように、入力側の座標系の縦軸
(y軸)の正方向は下向きとなっているが、出力側の座
標系の縦軸(y軸)の正方向は上向きとなっている点
が、異なっている。ここで、1ピクセルの幅を有する直
線分を描画する場合を想定する。入力側のユーザインタ
ーフェース(例えばディスプレイ装置)や出力側の描画
出力媒体(例えば記録紙)に表示されるピクセルは、入
力される座標を(x、y)として、
【0004】
【数1】
【0005】で指定される点(x’、y’)の集合とし
て定義される。この式に従って、入力側のユーザインタ
ーフェース(例えばディスプレイ装置)や出力側の描画
出力媒体(例えば記録紙)に表示されるピクセルを図示
すると図10に示すようになる。同図のように、実際に
表示されるピクセルは、入力側と出力側とでは1ピクセ
ル分ずれている。これは、入力側と出力側とで縦軸の正
方向が反対向きであることに起因する。
【0006】さらに同様の現象が、入力側に表示される
図形を右90度回転して出力側に表する場合にも発生す
る。図11に、入力側に表示される直線分を右90度回
転して出力側に表示した場合を図示する。同図のよう
に、本来出力されるべき描画ピクセルと実際に描画され
る描画ピクセルとは、縦軸方向に1ピクセル分及び横軸
方向に1ピクセル分ずれる。
【0007】また、直線分が縦軸及び横軸のいずれにも
平行でない場合(以下、このような直線分を斜線と呼
ぶ)を、図12に図示する。同図に示すように、直線分
の始点部分の終点部分において、ピクセルが不正に描画
される。
【0008】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、座標系の座標変換前後において、表示され
る直線分の描画ピクセルがずれないようにする描画処理
装置、描画処理方法及び記録媒体を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1に記載の発明は、描画データ入力におけ
る座標系と、前記描画データ出力における座標系との、
座標系の変換処理を行う描画処理装置において、前記変
換処理の種類を判定する変換種類判定手段と、前記変換
処理の種類毎に、前記変換前後の直線分の位置座標のズ
レに基づいて定められる位置座標の補正量を記憶する補
正量記憶手段と、前記記憶手段によって記憶されている
前記補正量を用いて、前記直線分の位置座標を補正する
座標補正手段とを具備することを特徴とする描画処理装
置を提供するものである。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の描
画処理装置において、前記変換処理の種類を判定する変
換種類判定手段を具備し、前記補正量記憶手段は、前記
変換種類毎に定められる前記補正量を記憶することを特
徴とする描画処理装置を提供するものである。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の描
画処理装置において、前記変換種類判定手段は、前記入
力側から与えられる所定の条件に基づいて前記変換種類
を判定することを特徴とする描画処理装置を提供するも
のである。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の描
画処理装置において、前記変換種類判定手段は、前記入
力側から与えられる座標変換マトリクスに基づいて前記
変換種類を判定することを特徴とする描画処理装置を提
供するものである。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の描
画処理装置において、前記座標補正手段は、前記変換処
理の前に、前記直線分の位置座標の補正を行うことを特
徴とする描画処理装置を提供するものである。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1記載の描
画処理装置において、前記補正手段は、前記変換処理の
後に、前記直線分の位置座標の補正を行うことを特徴と
する描画処理装置を提供するものである。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1記載の描
画処理装置において、前記直線分が、描画データ入力に
おける座標系が有する複数の座標軸の何れかに平行であ
るか否かを判定する判定手段を具備し、前記補正手段
は、前記判定手段が前記直線分が前記複数の座標軸の何
れかに平行ではないと判定したときには、前記補正量に
一定数値を乗じて得られる補正量を用いて、前記補正を
行うことを特徴とする描画処理装置を提供するものであ
る。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項1記載の描
画処理装置において、前記直線分が、前記出力装置が出
力することが可能な最小出力単位の直線分より太い直線
分であるか否かを判定する直線分の太さ判定手段を具備
し、前記補正手段は、前記判定手段が前記直線分が前記
最小出力単位の直線分より太い直線分であると判定した
ときには、前記補正を行わないことを特徴とする描画処
理装置を提供するものである。
【0017】請求項9記載の発明は、描画データ入力装
置における座標系を前記描画データ出力装置における座
標系に変換する過程を有する描画処理方法において、描
画ピクセル位置座標の座標変換前後のズレに基づいて定
められる、描画データの位置座標の補正量を用いて、前
記描画データの位置座標を補正する座標補正過程を具備
することを特徴とする描画処理方法を提供するものであ
る。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
描画処理方法において、前記変換処理の種類を判定する
変換種類判定過程を具備し、前記座標補正過程は、前記
変換種類毎に定められる前記補正量を用いて前記描画デ
ータの位置座標を補正することを特徴とする描画処理方
法を提供するものである。
【0019】請求項11記載の発明は、請求項9記載の
描画処理方法において、前記変換種類判定過程は、前記
入力装置から与えられる座標変換マトリクスに基づいて
前記変換種類を判定することを特徴とする描画処理方法
を提供するものである。
【0020】請求項12記載の発明は、請求項9記載の
描画処理方法において、前記変換種類判定過程は、前記
入力側から与えられる記録紙のサイズに関するデータ、
及び、前記出力装置が描画出力する記録紙のサイズに関
する情報とを用いて前記変換種類を判定することを特徴
とする描画処理方法を提供するものである。
【0021】請求項13記載の発明は、請求項9記載の
描画処理方法において、前記座標補正過程は、前記座標
系変換過程の前に、前記描画データの位置座標の補正を
行うことを特徴とする描画処理方法を提供するものであ
る。
【0022】請求項14記載の発明は、請求項9記載の
描画処理方法において、前記座標補正過程は、前記座標
系変換過程の後に、前記描画データの位置座標の補正を
行うことを特徴とする描画処理方法を提供するものであ
る。
【0023】請求項15記載の発明は、請求項9記載の
描画処理方法において、前記描画データが直線分を示す
データであり、前記直線分が、前記入力装置における座
標系が有する複数の座標軸の何れかに平行であるか否か
を判定する判定過程を具備し、前記座標補正過程は、前
記平行であるか否かを判定する過程により前記直線分が
前記複数の座標軸の何れにも平行ではないと判定された
ときには、前記変換種類毎に定められている前記補正量
に一定数値を乗じて得られる値を補正量として用いて前
記補正を行うことを特徴とする描画処理方法を提供する
ものである。
【0024】請求項16記載の発明は、請求項9記載の
描画処理方法において、前記描画データが示す線が、前
記出力装置が出力することが可能な最小出力単位の線よ
り太い線であるか否かを判定する判定過程を具備し、前
記補正過程は、前記線の太さを判定する判定過程により
前記描画データが示す線が前記最小出力単位の線より太
い線であると判定されたときには、前記描画データの位
置座標の補正を行わないことを特徴とする描画処理方法
を提供するものである。
【0025】請求項17記載の発明は、請求項9〜16
のいずれかに記載の描画出力方法を実行させるためのプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体を提供するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】[構成]図1は、本発明の一実施
形態である描画処理装置100の構成を示すブロック図
である。この描画処理装置100は、CPU110、R
AM120、ROM130、入力インターフェース14
0、プリンタエンジンインターフェース150等から構
成されており、これらはシステムバス160により互い
に接続されている。
【0027】入力インタフェース140は、ネットワー
ク200を介して、データ供給源となるホストコンピュ
ータ(図示せず)に接続されており、このホストコンピ
ュータから各種データが与えられる。例えば、入力イン
ターフェース140は、ホストコンピュータから、PD
Lで作成された描画データを与えられる。この描画デー
タは、例えば、描画の対象となる直線分の始点と終点の
位置座標等からなるデータ(以下、このデータを直線分
データと呼ぶ)である。また、この入力インターフェー
ス140は、ホストコンピュータから、PDLで作成さ
れた座標変換マトリクスデータが与えられる。この座標
変換マトリクスデータとは、ホストコンピュータ側の座
標系を描画処理装置100側の座標系に変換するため
の、3×3のマトリクスを示すデータである。また、こ
の3×3のマトリクスを用いて、次式のようなアファイ
ン変換が定義される。
【0028】
【数2】
【0029】なお、ホストコンピュータによりPDLを
用いて作成され、入力インターフェース140に与えら
れるこれらのデータを総称して、以下、PDLデータと
呼ぶ。
【0030】CPU110は、ROM130に格納され
る制御プログラム131に従い、この描画処理装置10
0全体を制御する。このCPU110には、入力インタ
ーフェース140に与えられた直線分データの位置座標
を座標変換マトリクスデータに従って座標変換する座標
変換部111や、直線分データに補正を加える座標補正
部112や、直線分データをラスタライズする直線描画
処理部113等を有する。
【0031】RAM120は、CPU110が描画処理
の際に必要とするワークメモリ121や、CPU110
が作成したラスタデータを記憶するフレームバッファ1
22等を有する。このワークメモリ121には、座標補
正部112が直線分データの補正を行うために用いる補
正テーブル123等が格納されている。CPU110の
座標補正部112は、この補正テーブル123、及び、
ホストコンピュータから与えられる座標変換マトリクス
を参照して、与えられた直線分データについて補正が必
要か否かを判定し、必要であればその直線分データを補
正する。この補正テーブル123の構成は後述する。フ
レームバッファ122には、直線描画処理部113が作
成した、直線分のラスタデータが記憶される。
【0032】プリンタエンジンインターフェース150
は、CPU110の制御の下、フレームバッファ122
に記憶されているラスタデータを、プリンタエンジン3
00に出力する。
【0033】プリンタエンジン300は、例えば、ラス
タデータを記録紙に印刷する電子写真方式又はインクジ
ェット方式等の種々のプリンタ、或いは、CRT等の種
々のディスプレイ装置である。
【0034】[動作]図2は、描画処理装置100の直
線分描画処理の流れを示すフローチャート図である。
【0035】ステップSP11では、ホストコンピュー
タから、入力インターフェース140にPDLデータが
入力される。このPDLデータには、上述したように直
線分データ及び座標変換マトリクスデータ等が含まれて
おり、CPU110は、それらのPDLデータをワーク
メモリ121にいったん保存する。
【0036】ステップSP13では、CPU110の座
標変換部111は、入力された座標変換マトリクスデー
タに従い、直線分データの始点及び終点の位置座標を座
標変換する。
【0037】次に、ステップSP15では、CPU11
0の座標補正部112は、座標変換マトリクスデータを
用いて、その座標変換により、ホストコンピュータ側
(入力側)の座標系上の直線分が、描画処理装置側(出
力側)の座標系上へ、平行移動したのか、回転移動した
のかを判定する平行/回転移動判定処理を行う。
【0038】ここで、図3に、平行/回転移動判定処理
の具体的な処理流れを示すフロチャート図を示す。な
お、本実施例においては、入力側の座標系が出力側の座
標系へ変換される際の変換種類は、右90度回転、左9
0度回転、180度回転、y軸平行移動の4種類のみで
あり、その他の変換種類は想定していない。
【0039】まず、ステップSP31では、座標補正部
112は、座標変換により直線分が右90度回転又は左
90度回転するのか否かを判定する。このような回転移
動の場合というのは、座標変換マトリクスを構成する構
成要素(即ち、a、b、d、e、tx、ty)のうち、
bが正又は負の値をとり、かつ、dが負の値をとるとい
うケースである(なお、本来は、a、e等の値も考慮す
る必要があるが、上述したように変換種類を所定の4種
類に限定しているので、ここではこの条件のみ考慮すれ
ばよい)。従って、そのようなケースを条件Aとして、
条件Aに合致するのであれば、ステップSP32に進
み、条件Aに合致しなければ、ステップSP33の進
む。
【0040】ステップSP32では、座標補正部112
は、座標変換により直線分が右回転するのか左回転する
のかを判定する。右回転の場合には座標変換マトリクス
のbが負の値をとり、左回転の場合には座標変換マトリ
クスのbが正の値をとるので、bの値の正負により右回
転なのか左回転なのかを判定する。即ち、bの値が負の
値であれば(イエスの場合であれば)右90度回転と判
定し、bの値が正でなければ(ノーであれば)左90度
と判定する。
【0041】ステップSP33では、座標補正部112
は、座標変換により直線分がy軸方向に平行移動するの
か否かを判定する。y軸方向に平行移動する場合には、
座標変換マトリクスのtyがある定数以上の値をとるの
で、そのような条件を条件Cとして、条件Cに合致すれ
ばy軸方向に平行移動すると判定し、条件Cに合致しな
ければステップSP34に進む。
【0042】ステップSP34では、座標補正部112
は、座標変換により直線分が180度回転するのか否か
を判定する。180度回転の場合には座標変換マトリク
スのaが負の値をとり、かつ、eの値が正の値をとるの
で、そのような条件を条件Dとして条件Dに合致するか
否かにより、180度回転するのか否かを判定する。即
ち、条件Dの合致すれば180度回転と判定し、条件D
に合致しなければ181度回転ではないと判定する。
【0043】以上の平行/回転移動判定処理が終了する
と、図2のステップSP17に進む。ステップSP17
では、座標補正部112は、ワークメモリ121に格納
されている補正テーブル123、及び、回転/平行移動
判定処理の結果に基づき、補正が必要か否かを判定す
る。
【0044】図4に、ワークメモリ121に格納されて
いる補正テーブル123の構成を示す。同図(A)に示
すように、右回転の場合には、座標変換により位置座標
がx軸方向に「+1」及びy軸方向に「+1」ずれるの
で、そのズレをもとの位置に戻すため補正量をx軸方向
に「−1」及びy軸方向に「−1」とする。また、左回
転の場合には、座標変換により位置座標がずれることは
ないので補正の必要はない。また、y軸方向への平行移
動の場合には、座標変換により位置座標がy軸方向に
「+1」ずれるので、補正量をy軸方向に「+1」とす
る。また、180度回転の場合には、座標変換により位
置座標がずれることはないので補正の必要はない。さら
に、その他の移動の場合には、補正処理を行わないこと
とする。
【0045】座標補正部112は、この補正テーブル1
23を参照して、補正の要否を判定して、補正が不要で
あるならば、ステップSP19に進み、補正が必要であ
るならば、ステップSP21で補正テーブル123の補
正量に従って位置座標を補正してから、ステップSP1
9に進む。
【0046】ステップSP19では、直線描画処理部1
13は、座標変換後の位置座標(補正したときは補正後
の位置座標)に基づき、直線分のラスタデータを作成す
る。
【0047】そして、ステップSP23では、CPU1
10は作成したラスタデータをフレームバッファ122
に保存する。その後、フレームバッファに保存されたラ
スタデータが少なくとも1ページ分蓄積されると、その
ラスタデータがプリンタエンジンインターフェース15
0を介してプリンタエンジン300に送信される。そし
て、プリンタエンジン300は、そのラスタデータを所
定の方法で出力する。
【0048】以上の処理により、座標変換前後において
描画ピクセルのズレが解消されることになるが、以下に
その例を示す。図5は、y軸方向の平行移動に係る、入
力側の座標系における座標変換前の直線分及び描画ピク
セルを示す模式図と、出力側の座標系における、補正処
理を行わない直線分及び描画ピクセルと、補正処理を行
った直線分及び描画ピクセルを示す模式図である。ま
た、図6は、右90度回転に係る、入力側の座標系にお
ける座標変換前の直線分及び描画ピクセルを示す模式図
と、出力側の座標系における、補正処理を行わない直線
分及び描画ピクセルと、補正処理を行った直線分及び描
画ピクセルを示す模式図である。図5及び図6に示すよ
うに、上述の補正処理により、座標変換による描画ピク
セルのズレが解消されている。
【0049】[変形例] [第一変形例]上述の説明においては、座標変換処理を行
った後に補正処理の要否を判定して、必要な場合には補
正処理を行うものであるが、そうではなくて、座標変換
処理の前に、補正処理を行ってもよい。
【0050】図7は、第二実施例における描画処理の流
れを示すフローチャート図である。まず、ステップSP
41では、ホストコンピュータから、入力インターフェ
ース140にPDLデータが入力される。このPDLデ
ータには、直線分データ及び座標変換マトリクスデータ
が含まれており、CPU110は、それらのPDLデー
タをワークメモリ121に保存する。
【0051】ステップSP43では、座標補正部112
は、入力された座標マトリクスデータに基づき、その座
標変換により変換前の直線分が平行移動するのか、回転
移動するのかを判定する平行/回転移動判定処理を行
う。具体的な判定処理の流れは、上述の図3における処
理の流れと同様である。
【0052】次に、SP45では、座標補正部112
は、補正テーブル123、及び、平行/回転移動判定処
理の結果に基づき、補正が必要か否かを判定する。
【0053】この判定においては、図4(B)に示す補
正テーブル123を用いる。同図(B)に示すように、
右回転の場合には、座標変換により位置座標がx軸方向
に「+1」及びy軸方向に「+1」ずれるので、そのズ
レを考慮して座標変換前の位置座標に加える補正量をx
軸方向に「+1」及びy軸方向に「+1」とする。ま
た、左回転の場合には、座標変換により位置座標はずれ
ないので補正の必要はない。また、y軸方向への平行移
動の場合には、座標変換により位置座標がy軸方向に
「+1」ずれるので、そのズレを考慮して座標変換前の
位置座標に加える補正量をx軸方向に「+1」とする。
また、180度回転の場合には、座標変換により位置座
標がずれることはないので補正の必要はない。さらに、
その他の移動の場合には、補正処理を行わないこととす
る。
【0054】図3に戻り、座標補正部112は、この補
正テーブル123を参照して、補正の要否を判定して、
補正が不要であるならば、ステップSP47に進み、補
正が必要であるならば、ステップSP49で補正テーブ
ル123の補正量に従って座標変換前の位置座標を補正
してから、ステップSP47に進む。
【0055】ステップSP47では、座標変換部111
は、座標変換マトリクスデータに従い、直線分データの
始点及び終点の位置座標(補正が必要であった直線分デ
ータについては補正後の位置座標)を座標変換する。
【0056】ステップSP49では、直線描画処理部1
13は、座標変換後の位置座標に基づき、直線分を描画
するためのラスタデータを作成する。
【0057】ステップSP51では、CPU110は、
作成したラスタデータをフレームバッファ122に保存
する。その後、フレームバッファに保存されたラスタデ
ータが少なくとも1ページ分蓄積されると、そのラスタ
データがプリンタエンジンインターフェース150を介
してプリンタエンジン300に送信される。そして、プ
リンタエンジン300は、そのラスタデータを所定の方
法で出力する。
【0058】以上の処理により、座標変換による描画ピ
クセルのズレが解消されることになる。
【0059】[第二変形例]上述の説明においては、x軸
又はy軸に平行な直線分の座標変換に関する補正につい
て説明した。次に、斜線(つまり、x軸又はy軸の何れ
にも平行でない直線分)の座標変換に関する補正につい
て説明する。
【0060】図8(A)は、斜線を座標変換した場合、
上記第一実施例又は第二実施例で説明した補正処理を行
ったとき(即ち、図4(A)又は(B)の補正テーブル
123を用いて補正処理を行ったとき)の座標変換前後
の斜線の直線分データ及び描画ピクセルを示す模式図で
ある。同図(A)に示すように、図4(A)又は図4
(B)に示す補正テーブル123の補正量を用いて、斜
線の補正を行うと、直線分の一部の描画ピクセルの位置
がずれてしまう。そこで、x軸又はy軸に平行な直線分
の場合の補正量より少ない補正量を用いて補正を行う
と、図4(B)に示すような描画ピクセルとなる。この
x軸又はy軸に平行な直線分の場合の補正量より少ない
補正量というのは、図4(A)に示す座標変換後の補正
にあっては、「−1」より大きく「0」より小さい値で
あれば何でもよい。また、図4(B)に示す座標変換前
の補正にあっては「0」より大きく「1」より小さい値
であれば何でもよい。
【0061】従って、本実施例の処理においては、直線
分が斜線であるか否かを判定する過程を設け、その結果
に従って補正量を調節すればよい。図9に、斜線判定過
程を含む平行/回転移動判定処理の処理流れを示すフロ
チャート図を示す。ステップSP61では、直線分が斜
線であるか否かの判定を行う。具体的には、その直線分
の始点及び終点の位置座標のうち、x座標同士又はy座
標同士が等しいときには、直線分はy軸又はx軸に平行
な直線分であると判定し、それ以外の場合は、斜線であ
ると判定する。
【0062】そして、その判定の結果、斜線であると判
定された場合には、ステップSP62に進み、直線分デ
ータの所定の場所に斜線であることを示す斜線フラグを
立てる。
【0063】ステップSP63以下の処理は上述の説明
と同様である。そして、直線分データの補正処理時に
は、斜線フラグの有無により補正量が定められるのであ
る。
【0064】[その他]なお、上述の直線分データは、1
ピクセルの幅を有する直線分データであるものとして説
明した。しかし、数ピクセル以上の太い直線分(以下、
太線と呼ぶ)が描画される場合もある。このような場合
は、上記補正は必要ない。なぜなら、太線が描画処理さ
れる場合にあっては、描画処理装置100にはその直線
分の輪郭である矩形を示すデータが与えられ、その矩形
内部を塗りつぶす処理が行われるからである。従って、
描画処理装置100に太線を示すデータが与えられたと
きには、CPU110は、上述の補正処理を行わないよ
うにするような実施形態をとってもよい。
【0065】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、入力側
と出力側との座標変換前後で、描画ピクセルがずれるこ
とのない描画処理装置及び描画処理方法及び記録媒体を
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である描画処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】描画処理装置100の直線分描画処理を示すフ
ローチャート図である。
【図3】平行/回転移動判定処理を示すフローチャート
図である。
【図4】(A)は座標変換後に補正処理を行う場合にお
ける、ワークメモリ121に記憶される補正テーブルの
構成を示す図であり、(B)は座標変換前に補正処理を
行う場合における、ワークメモリ121に記憶される補
正テーブルの構成を示す図である。
【図5】y軸方向の平行移動に係る、座標変換前の直線
分及び描画ピクセルと、補正処理を行わない座標変換後
の直線分及び描画ピクセルと、補正処理を行った座標変
換後の直線分及び描画ピクセルとを示す模式図である。
【図6】右回転移動に係る、座標変換前の直線分及び描
画ピクセルと、補正処理を行わない座標変換後の直線分
及び描画ピクセルと、補正処理を行った座標変換後の直
線分及び描画ピクセルとを示す模式図である。
【図7】第二実施例における処理を示すフローチャート
図である。
【図8】(A)は、図4に示す補正テーブルを用いて補
正処理を行ったときの座標変換前後の斜線の直線分及び
描画ピクセルを示す模式図である。(B)は、図4に示
す補正量より少ない補正量を用いて補正を行ったときの
座標変換前後の斜線の直線分及び描画ピクセルを示す模
式図である。
【図9】斜線判定を含む平行/回転移動判定処理の処理
流れを示すフローチャート図である。
【図10】平行移動にかかる、座標変換前後の直線分及
び描画ピクセルを示す模式図である。
【図11】回転移動にかかる、座標変換前後の直線分及
び描画ピクセルを示す模式図である。
【図12】平行移動にかかる、座標変換前後の斜線の直
線分及び描画ピクセルを示す模式図である。
【符号の説明】 100・・・描画処理装置、110・・・CPU、11
1・・・座標変換部、112・・・座標補正部、113
・・・直線描画処理部、120・・・RAM121・・
・ワークメモリ、122・・・フレームバッファ、12
3・・・補正テーブル、130・・・ROM、131・
・・制御プログラム、140・・・入力インターフェー
ス、150・・・プリンタエンジンインタフェース、1
60・・システムバス、200・・・ネットワーク、3
00・・・プリンタエンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AB05 BC05 BD24 BD46 BD53 CA03 5B057 BA01 CA02 CA06 CA12 CA16 CB02 CB06 CB12 CB16 CC03 CD02 CD04 CE20 CH07 CH08 DA17 DB02 DB05 DC02 DC07 5C076 AA17 AA24 AA40 BA06

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 描画データ入力装置における座標系を前
    記描画データ出力装置における座標系に変換する処理を
    行う描画処理装置において、 描画ピクセル位置座標の座標変換前後のズレに基づいて
    定められる、描画データの位置座標の補正量を記憶する
    補正量記憶手段と、 前記補正量記憶手段によって記憶されている前記補正量
    を用いて、前記描画データの位置座標を補正する座標補
    正手段とを具備することを特徴とする描画処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の描画処理装置において、 前記変換処理の種類を判定する変換種類判定手段を具備
    し、 前記補正量記憶手段は、前記変換種類毎に定められる前
    記補正量を記憶することを特徴とする描画処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の描画処理装置において、 前記変換種類判定手段は、前記入力装置から与えられる
    座標変換マトリクスに基づいて前記変換種類を判定する
    ことを特徴とする描画処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の描画処理装置において、 前記変換種類判定手段は、前記入力側から与えられる記
    録紙のサイズに関するデータ、及び、前記出力装置が描
    画出力する記録紙のサイズに関する情報とを用いて前記
    変換種類を判定することを特徴とする描画処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の描画処理装置において、 前記座標補正手段は、前記座標系変換処理の前に、前記
    描画データの位置座標の補正を行うことを特徴とする描
    画処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の描画処理装置において、 前記座標補正手段は、前記座標系変換処理の後に、前記
    描画データの位置座標の補正を行うことを特徴とする描
    画処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の描画処理装置において、 前記描画データが直線分を示すデータであり、 前記直線分が、前記入力装置における座標系が有する複
    数の座標軸の何れかに平行であるか否かを判定する判定
    手段を具備し、 前記座標補正手段は、前記判定手段が前記直線分が前記
    複数の座標軸の何れにも平行ではないと判定したときに
    は、前記補正量記憶手段より記憶されている前記補正量
    に一定数値を乗じて得られる値を補正量として用いて前
    記補正を行うことを特徴とする描画処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の描画処理装置において、 前記描画データが示す線が、前記出力装置が出力するこ
    とが可能な最小出力単位の線より太い線であるか否かを
    判定する判定手段を具備し、 前記補正手段は、前記線の太さを判定する判定手段が前
    記描画データが示す線が前記最小出力単位の線より太い
    線であると判定したときには、前記描画データの位置座
    標の補正を行わないことを特徴とする描画処理装置。
  9. 【請求項9】 描画データ入力装置における座標系を前
    記描画データ出力装置における座標系に変換する過程を
    有する描画処理方法において、 描画ピクセル位置座標の座標変換前後のズレに基づいて
    定められる、描画データの位置座標の補正量を用いて、
    前記描画データの位置座標を補正する座標補正過程を具
    備することを特徴とする描画処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の描画処理方法におい
    て、 前記変換処理の種類を判定する変換種類判定過程を具備
    し、 前記座標補正過程は、前記変換種類毎に定められる前記
    補正量を用いて前記描画データの位置座標を補正するこ
    とを特徴とする描画処理方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の描画処理方法におい
    て、 前記変換種類判定過程は、前記入力装置から与えられる
    座標変換マトリクスに基づいて前記変換種類を判定する
    ことを特徴とする描画処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の描画処理方法におい
    て、 前記変換種類判定過程は、前記入力側から与えられる記
    録紙のサイズに関するデータ、及び、前記出力装置が描
    画出力する記録紙のサイズに関する情報とを用いて前記
    変換種類を判定することを特徴とする描画処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の描画処理方法におい
    て、 前記座標補正過程は、前記座標系変換過程の前に、前記
    描画データの位置座標の補正を行うことを特徴とする描
    画処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項9記載の描画処理方法におい
    て、 前記座標補正過程は、前記座標系変換過程の後に、前記
    描画データの位置座標の補正を行うことを特徴とする描
    画処理方法。
  15. 【請求項15】 請求項9記載の描画処理方法におい
    て、 前記描画データが直線分を示すデータであり、 前記直線分が、前記入力装置における座標系が有する複
    数の座標軸の何れかに平行であるか否かを判定する判定
    過程を具備し、 前記座標補正過程は、前記平行であるか否かを判定する
    過程により前記直線分が前記複数の座標軸の何れにも平
    行ではないと判定されたときには、前記変換種類毎に定
    められている前記補正量に一定数値を乗じて得られる値
    を補正量として用いて前記補正を行うことを特徴とする
    描画処理方法。
  16. 【請求項16】 請求項9記載の描画処理方法におい
    て、 前記描画データが示す線が、前記出力装置が出力するこ
    とが可能な最小出力単位の線より太い線であるか否かを
    判定する判定過程を具備し、 前記補正過程は、前記線の太さを判定する判定過程によ
    り前記描画データが示す線が前記最小出力単位の線より
    太い線であると判定されたときには、前記描画データの
    位置座標の補正を行わないことを特徴とする描画処理方
    法。
  17. 【請求項17】請求項9〜16のいずれかに記載の描画
    出力方法を実行させるためのプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
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