JP2000273128A - 光硬化性樹脂組成物 - Google Patents

光硬化性樹脂組成物

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JP2000273128A
JP2000273128A JP11078796A JP7879699A JP2000273128A JP 2000273128 A JP2000273128 A JP 2000273128A JP 11078796 A JP11078796 A JP 11078796A JP 7879699 A JP7879699 A JP 7879699A JP 2000273128 A JP2000273128 A JP 2000273128A
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JP
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meth
compound
acrylate
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photocurable resin
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JP11078796A
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English (en)
Inventor
Kenichi Oyasu
健一 往安
啓司 ▲濱▼田
Keiji Hamada
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化時の塗膜硬度が高く、耐汚染性が高く、
無機建材化粧板等の基材への密着性に優れ、廉価な光硬
化性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 1分子中にイソシアネート基を2個有す
るイソシアネート化合物(a)と下記一般式(I)で表
されるイソシアヌル酸誘導体(b)を反応させて得られ
る不飽和二重結合を有するウレタンアクリレート化合物
(A)、1分子中に(メタ)アクリル基を1個有する不
飽和化合物を共重合させて得られるアクリル共重合体化
合物(B)及び光重合開始剤(C)を含有してなる光硬
化性樹脂組成物。 【化1】 (但し、式中のR1は水素原子又はメチル基を示し、R2
は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を示し、nは
1〜20の整数である)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光硬化性樹脂組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】紫外線又は電子線の照射によって硬化可
能な樹脂組成物及びそれを用いた塗料は1液型でポット
ライフが長く、また硬化時間が短いため生産性の向上の
ためから、木工、プラスチック、紙及び金属素材などの
塗装に用いられている。しかしながら、これら光硬化性
樹脂組成物の多くは無機建材化粧板に付着しづらいた
め、生産性向上を目的に用いることが難しかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】請求項1〜5記載の発
明は、硬化時の塗膜硬度が高く、耐汚染性が高く、無機
建材化粧板等の基材への密着性に優れ、廉価な光硬化性
樹脂組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、1分子中にイ
ソシアネート基を2個有するイソシアネート化合物
(a)と一般式(I)
【化2】 (但し、式中のR1は水素原子又はメチル基を示し、R2
は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を示し、nは
1〜20の整数である)で表されるイソシアヌル酸誘導
体(b)を反応させて得られる不飽和二重結合を有する
ウレタンアクリレート化合物(A)、1分子中に(メ
タ)アクリル基を1個有する不飽和化合物を共重合させ
て得られるアクリル共重合体化合物(B)及び光重合開
始剤(C)を含有してなる光硬化性樹脂組成物に関す
る。
【0005】また、本発明は、不飽和二重結合を有する
ウレタンアクリレート化合物(A)の数平均分子量が5
00〜1,000である前記の光硬化性樹脂組成物に関
する。また、本発明は、1分子中に(メタ)アクリル基
を1個有する不飽和化合物を共重合させて得られるアク
リル共重合体化合物(B)が(メタ)アクリル酸メチル
エステル(c)60〜90重量%、(メタ)アクリル酸
ブチルエステル(d)5〜20重量%並びに(メタ)ア
クリル酸2−エチルヘキシルエステル(e)5〜20重
量%を共重合させて得られるものである前記の光硬化性
樹脂組成物に関する。
【0006】また、本発明は、1分子中に(メタ)アク
リル基を1個有する不飽和化合物を共重合させて得られ
るアクリル共重合体化合物(B)の数平均分子量が5,
000〜10,000である前記の光硬化性樹脂組成物
に関する。また、本発明は、1分子中に(メタ)アクリ
ル基を1個有する不飽和化合物を共重合させて得られる
アクリル共重合体化合物(B)のガラス転移温度が40
℃以上である前記の光硬化性樹脂組成物に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用される1分子中にイ
ソシアネート基を2個以上有するジイソシアネート化合
物(a)としては、キシリレンジイソシアネート、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、イソフ
ォロンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネー
ト、水素添加されたトリレンジイソシアネート、水素添
加されたキシリレンジイソシアネート、水素添加された
ジフェニルメタンジイソシアネートなどが挙げられる。
【0008】これらの中で、得られる不飽和二重結合を
有するウレタンアクリレート化合物(A)のハンドリン
グ性を考えるとイソフォロンジイソシアネート、トリメ
チルヘキサメチレンジイソシアネート、ノルボルナンジ
イソシアネートは、粘度およびチキソ性の点から好まし
い。これら化合物は単独で又は2種以上を組み合わせて
用いられる。
【0009】本発明における一般式(I)で表されるイ
ソシアヌル酸誘導体(b)は、これを用いることにより
ウレタンアクリレート化合物(A)一分子中に2個以上
の光官能基を持たせることが可能であり、塗膜硬度が高
い硬化塗膜を得ることができる。一般式(I)中のエチ
レンオキサイド繰り返し数nは、得られる樹脂組成物に
充分な塗膜硬度を与える点から1〜20であり、好まし
く1〜5、更に好ましくは1〜3である。20を超える
と充分な塗膜硬度が得られない。炭素数1〜5のアルキ
ル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、アミル基、ヘキシル基
等が挙げられる。一般式(I)で表される化合物で市販
品としては、アロニックスM−215(東亜合成(株)
製、一般式(I)ですべてのR1が水素原子、すべての
R2が水素原子、すべてのnが1の化合物)等が挙げら
れる。
【0010】本発明における(A)成分は、イソシアヌ
ル酸誘導体(b)を、前記(a)成分のイソシアネート
基1当量に対して(b)成分のヒドロキシル基が1〜
1.1当量となる割合で、好ましくは60〜80℃で5
〜12時間付加反応させることにより得られる。その
際、必要に応じジブチル錫ジラウレート等の反応触媒を
利用することができる。(a)成分のイソシアネート基
1当量に対して(b)成分のヒドロキシル基が1当量未
満であると、得られる光硬化性樹脂組成物の貯蔵性が劣
って樹脂組成物がゲル化しやすく、1.1当量を超える
と、得られる光硬化性樹脂組成物の硬化物が脆くなり物
性のバランスが劣りやすい。
【0011】得られる(A)成分の数平均分子量は、得
られる硬化物(フィルム)の硬化性及び、得られる塗料
の特性のバランスの点から500〜1,000であるこ
とが好ましい。数平均分子量が500未満であると、得
られる硬化物が脆くなる傾向があり、一方1,000を
超えると、硬化時の硬化性が低下する傾向がある。な
お、数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィ法により測定し標準ポリスチレン検量線を用いて
換算した値である。
【0012】本発明における1分子中に(メタ)アクリ
ル基を1個有する不飽和化合物を共重合させて得られる
アクリル共重合体化合物(B)は、不飽和化合物をラジ
カル重合開始剤の存在下で溶液重合法などの公知の方法
にて共重合させて得られる。前記不飽和化合物として
は、特に制限はないが密着性の点から、(メタ)アクリ
ル酸メチルエステル(c)(以下(メタ)アクリルとは
アクリル及びメタクリルを表す)、(メタ)アクリル酸
ブチルエステル(d)及び(メタ)アクリル酸2−エチ
ルヘキシルエステル(e)を使用することが好ましく、
これらの配合比としては、(c)成分は好ましくは60
〜90重量%、より好ましくは70〜90重量%、
(d)成分は好ましくは5〜20重量%、より好ましく
は5〜15重量%、(e)成分は好ましくは5〜20重
量%、より好ましくは5〜15重量%である(いずれも
(c)、(d)、(e)成分の総量に対して)。ここで
それぞれの成分が多くなり過ぎても、逆に少なくなり過
ぎても、光硬化後の無機建材化粧板への密着性が全般的
に低下する傾向がある。
【0013】アクリル共重合体化合物(B)の数平均分
子量は、5,000〜10,000が好ましく、5,0
00〜8,000がより好ましい。5,000未満であ
ると光硬化性樹脂組成物を塗料とした時に得られる塗膜
の基材への密着性が低下する傾向があり、10,000
を超えると光硬化性樹脂組成物を塗料とした時の粘度が
高く、塗装性や作業性が低下する傾向がある。
【0014】またこのアクリル共重合体化合物(B)の
ガラス転移点温度は40〜80℃が好ましく、40〜7
0℃がより好ましい。40℃未満であると光硬化性樹脂
組成物を塗料とした時に得られる塗膜の塗膜硬度が低下
する傾向があり、80℃を超えると光硬化性樹脂組成物
を塗料とした時に得られる塗膜の外観、硬化性及び塗装
性が低下する傾向がある。
【0015】これら(B)成分の使用量は、(A)成分
100重量部に対して50〜500重量部とすることが
好ましく、100〜400重量部とすることがより好ま
しい。この量が50重量部未満では、光硬化性の向上が
不充分となる傾向があり、500重量部を超えると得ら
れる塗膜の表面硬化性、密着性などの特性が全般的に低
下する傾向がある。
【0016】本発明における光重合開始剤(C)として
は、例えば、カルボニル系光重合開始剤、スルフィド系
光重合開始剤、キノン系光重合開始剤、アゾ系光重合開
始剤、スルホクロリド系重合開始剤、チオキサントン系
光重合開始剤、過酸化物系光重合開始剤、o−ジメチル
アミノ安息香酸イソアミル等が挙げられる。
【0017】カルボニル系光重合開始剤としては、例え
ば、ベンゾフェノン、ジアセチル、ベンジル、ベンゾイ
ン、ω−ブロモアセトフェノン、クロロアセトン、アセ
トフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,
2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、p−ジ
メチルアミノアセトフェノン、p−ジメチルアミノプロ
ピオフェノン、2−クロロベンゾフェノン、4,4′−
ジクロロベンゾフェノン、4,4′−ビスジエチルアミ
ノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾインメチル
エーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾイン
−n−ブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、1
−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ
ン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロパン−1−オン、メチルベンゾイル
ホルメート、2,2−ジエトキシアセトフェノン、4−
N,N′−ジメチルアセトフェノン等が挙げられる。
【0018】スルフィド系光重合開始剤としては、例え
ば、ジフェニルジスルフィド、ジベンジルジスルフィ
ド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラメチル
アンモニウムモノスルフィド等が挙げられる。キノン系
光重合開始剤としては、例えば、ベンゾキノン、アント
ラキノン等が挙げられる。アゾ系光重合開始剤として
は、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、2,2−ア
ゾビスプロパン、ヒドラジン等が挙げられる。チオキサ
ントン系光重合開始剤としては、例えば、チオキサント
ン、2−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサン
トン等が挙げられる。過酸化物系光重合開始剤として
は、例えば、過酸化ベンゾイル、ジ−tert−ブチルペル
オキシド等が挙げられる。これらの光重合開始剤は、単
独で又は2種類以上を組み合わせて使用される。
【0019】(C)成分の配合割合は、光硬化性及び得
られる硬化物の特性(塗膜硬度等)のバランスの点か
ら、(A)成分、(B)成分及び必要に応じて用いる
(C)成分の合計量に対して1〜10重量%とすること
が好ましく、3〜5重量%とすることがより好ましい。
この配合割合が1重量%未満であると、光硬化が不充分
となる傾向があり、10重量%を超えると、得られる硬
化物の特性(塗膜硬度等)が全般的に低下する傾向があ
る。
【0020】本発明の光硬化性樹脂組成物には必要に応
じ、光硬化可能な不飽和二重結合を1分子中に1個以上
有する光重合性単量体(D)を配合することができる。
光重合性単量体(D)としては、ビニル基、アクリロイ
ル基、メタクリロイル基等を有する、単官能性又は多官
能性の光重合性単量体を単独で又は2種類以上組み合わ
せて用いることができる。
【0021】これらのうち、アクリロイル基またはメタ
クリロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物が好
ましく、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレ
ート、n−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソデ
シル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アク
リレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ラウリル
(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレー
ト等のアルキル(メタ)アクリレート、エトキシエチル
(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリ
レート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2−メ
トキシエトキシエチル(メタ)アクリレート、2−エト
キシエチル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチ
レングリコール(メタ)アクリレート、エトキシジエチ
レングリコール(メタ)アクリレート、メトキシジプロ
ピレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシエ
チル(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート等のアルコキシ(ポ
リ)アルキレングリコール(メタ)アクリレート、オク
タフルオロペンチル(メタ)アクリレート等のフッ素化
アルキル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート等のジアルキルアミノア
ルキル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレ
ート、1,3−ブタンジオール(メタ)アクリレート、
1,4−ブタンジオール(メタ)アクリレート、1,6
−ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、3−メチル
ペンタンジオール(メタ)アクリレート等のグリコール
モノ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルモル
フォリンなどの単官能性の(メタ)アクリレート化合
物、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジ
オールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸
エステルネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、
1,3−ビス(ヒドロキシエチル)−5,5−ジメチル
ヒダントインジ(メタ)アクリレート、α,ω−ジ(メ
タ)アクリルビスジエチレングリコールフタレート、ト
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリトリットペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリトリットヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リトリットモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリロイルフォス
フェート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシ−1,3−ジ(メタ)アクリロキシプロパン、
2,2−ビス−[4−((メタ)アクリロキシ・(ポ
リ)エトキシ)フェニル]プロパン、1,4−ブタンジ
オールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、ジアクリロキシエチルフ
ォスフェート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパンEO変性トリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパンPO変性ト
リ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタントリ
(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ
(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)
イソシアヌレート、EO変性グリセリントリ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールペンタ及びヘキサ
(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテト
ラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート等の多官能性(メタ)アクリレー
トが挙げられる。
【0022】また、α,ω−テトラアリルビストリメチ
ロールプロパンテトラヒドロフタレート、N−ビニルピ
ロリドン、N−ビニルカプロラクタム等のビニル基等を
有するものを用いることもできる。これらのうち(メ
タ)アクリレート化合物が好ましい。なお、上記で、E
Oはエチレンオキシドを意味し、POはプロピレンオキ
シドを意味する。
【0023】本発明の光硬化性樹脂組成物には必要に応
じ、有機溶剤(E)を含有させてもよい。そのような有
機溶剤(E)としては、例えば、エステル系、ケトン
系、芳香族系等の有機溶媒が挙げられ、エステル系の有
機溶媒としては、例えば、酢酸ブチル等が挙げられ、ケ
トン系の有機溶媒としては、例えば、メチルエチルケト
ン等が挙げられ、芳香族系の有機溶媒としては、例え
ば、トルエン、キシレン等が挙げられる。これらの有機
溶媒を使用する場合、単独で又は2種類以上組み合わせ
て用いられる。この時の有機溶剤(D)の配合量は、ア
クリル共重合体化合物(B)に対して30〜80重量
%、より好ましくは50〜70重量%である。有機溶剤
(E)の配合量が30重量%未満であると、粘度が高く
塗装適性に劣る傾向があり、80重量%を超えても、粘
度が低く塗装適性に劣る傾向がある。
【0024】本発明の光硬化性樹脂組成物は塗料用の材
料として利用することができる。その場合、必要に応じ
て、本発明の光硬化性樹脂組成物に、天然又は合成高分
子物質、充填剤、体質顔料、顔料、重合禁止剤、レベリ
ング剤、改質剤、可塑剤、有機溶剤等を各々、(A)成
分、(B)成分及び必要に応じて用いる(C)成分の合
計100重量部に対して0.01〜100重量部程度添
加することができる。
【0025】天然高分子物質としては、例えば、油脂等
が挙げられ、油脂類としては、例えば、アマニ油、桐
油、大豆油、ひまし油、エポキシ化油等が挙げられ、合
成高分子物質としては、例えば、不飽和ポリエステル樹
脂、ビニルエステル樹脂、ビニルウレタン樹脂、ビニル
エステルウレタン樹脂、ポリイソシアネート、ポリエポ
キシド、エポキシ末端ポリオキサゾリドン、アクリル樹
脂類、アルキド樹脂類、尿素樹脂類、メラミン樹脂類、
ポリジエン系エラストマー、飽和ポリエステル類、飽和
ポリエーテル類、セルロース誘導体等が挙げられる。セ
ルロース誘導体としては、例えば、ニトロセルロース、
セルロースアセテートブチレート類等が挙げられる。充
填剤及び体質顔料としては、例えば、炭酸カルシウム、
タルク、マイカ、クレー、シリカパウダー、コロイダル
シリカ、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、ステアリ
ン酸亜鉛等が挙げられる。
【0026】顔料としては、例えば、亜鉛華、ベンガ
ラ、アゾ顔料等が挙げられる。重合禁止剤としては、例
えば、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエー
テル、ベンゾキノン、p−tert−ブチルカルビトール、
2,6−tert−ブチル−4−メチルフェノール等が挙げ
られる。レベリング剤としては、例えば、ポリエーテル
変性ジメチルポリシロキサン共重合物、ポリエステル変
性ジメチルポリシロキサン共重合物、ポリエーテル変性
メチルアルキルポリシロキサン共重合物、アラルキル変
性メチルアルキルポリシロキサン共重合物等が挙げられ
る。
【0027】可塑剤としては、例えば、2価アルコール
エステル系可塑剤、その他のエステル系可塑剤、エポキ
シ系可塑剤、ポリエステル系可塑剤等が挙げられ、2価
アルコールエステル系可塑剤としては、例えば、ジエチ
レングリコールジベンゾエート、トリエチレングリコー
ルジ−2−エチルブチラート等が挙げられ、その他のエ
ステル系可塑剤としては、例えば、リン酸トリブチル、
リン酸トリフェニル、リン酸トリ−2−エチルヘキシ
ル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシ
ル、アゼライン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸
ジブチル、セバシン酸ジオクチル、フタル酸ジエチル、
フタル酸ジブチル、フタル酸ジ−n−オクチル、オレイ
ン酸ブチル等が挙げられる。有機溶剤としては、例え
ば、前記(B)成分を得るために使用される有機溶媒と
して例示されたものが挙げられる。
【0028】塗料化する方法としては、例えば、ペイン
トシェーカー法、ロールミル法、サンドミル法、ディス
パーザー法、ニーダー法、高速インペラーミル法等の公
知の方法を使用することができる。
【0029】本発明の塗料は、通常の塗装方法に従って
塗装に供することができる。塗装に際しては、例えば、
エアスプレー法、エアレススプレー機、静電塗装機、浸
漬、ロール塗装機、ハケ等を用いることができる。
【0030】本発明の塗料は、優れた硬化性を有し、
鉄、アルミニウム等の金属素材、珪酸カルシウム板、パ
ルプセメント板、軽量コンクリート板、石綿セメント
板、モルタル等の無機建材、木材、紙、プラスチック基
材等の塗装に使用でき、塗装後、高圧水銀灯、メタルハ
ライドランプ等を光源として塗膜に紫外線を照射するこ
とにより塗膜を硬化させることができる。
【0031】
【実施例】次に、本発明を実施例により説明する。な
お、以下において、「部」及び「%」は、特に断りのな
い限り、すべて重量基準である。
【0032】製造例1(ウレタンアクリレート化合物) 撹拌機、温度計、冷却管及び空気ガス導入管を装備した
反応容器に空気ガスを導入させた後、イソシアヌル酸E
O変性ジアクリレート(東亜合成(株)製、M−215)
922.5部、酢酸ブチル127.3部、ハイドロキノ
ンモノメチルエーテル0.57部及びジブチル錫ジラウ
レート(東京ファインケミカル(株)製、L101)0.
57部を仕込み70℃に昇温後70〜75℃に保温し、
イソフォロンジイソシアネート(ヒュルスジャパン社
製、VESTANAT IPDI)222部を3時間で均一滴下し反
応を行った。滴下完了後約5時間反応させたところIR
測定の結果イソシアネートが消失したことを確認し反応
を終了し、固形分が90%、数平均分子量約700のウ
レタンアクリレート化合物を得た。
【0033】製造例2(アクリル共重合体化合物) 撹拌機、温度計、冷却管及び窒素ガス導入管を装備した
圧力反応容器に、トルエン100部を仕込み135℃に
昇温し、反応容器を窒素ガスで1.0kgf/cm2に加圧し
ながら、メタクリル酸エチル80部、メタクリル酸ブチ
ル10部、アクリル酸2−エチルヘキシル10部及びt
−ブチルパーオキシベンゾエート6部の混合液体を2時
間で均一滴下し反応を行った。滴下完了後約4時間反応
させたところで反応を終了し、固形分が50%のアクリ
ル共重合化合物を得た。製造例2で得られたアクリル共
重合体化合物の分子量及びガラス転移点温度を表1に示
す。
【0034】
【表1】
【0035】実施例1 製造例1で得られたウレタンアクリレート化合物46.
7部に、製造例2で得られたアクリル共重合体化合物1
16部を配合したものに、光重合開始剤としてベンジル
ジメチルケタール(第一工業製薬(株)製、BDK)を3
部配合して均一に混合することにより、光硬化性樹脂組
成物を調製した。
【0036】実施例2 製造例1で得られたウレタンアクリレート化合物11.
1部、製造例2で得られたアクリル共重合体化合物30
部、光硬化可能な不飽和二重結合を1分子中に1個以上
有する光重合性単量体として、トリス(アクリロキシエ
チル)イソシアヌレート(日立化成工業(株)製、ファン
クリル731A)10部、テトラメチロールメタンテト
ラアクリレート(新中村化学工業(株)製、NKエステル
A−TMMT)15部及びテトラメチロールメタントリ
アクリレート(新中村化学工業(株)製、NK−エステル
A−TMM−3L)5部を配合したものに、光重合開始
剤としてベンジルジメチルケタール(第一工業製薬(株)
製、BDK)を1.65部配合して均一に混合すること
により、光硬化性樹脂組成物を調製した。
【0037】比較例1 製造例1で得られたウレタンアクリレート化合物100
部に、光重合開始剤としてベンジルメチルケタール(第
一工業製薬(株)製、BDK)を2.70部配合して均一
に混合することにより、光硬化性樹脂組成物を調製し
た。
【0038】実施例1、2及び比較例1における配合比
を表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】応用例 上記実施例1、2及び比較例1から得られた光硬化性樹
脂組成物を市販のDAP化粧板(ダイソー(株)製)に膜
厚が10μmになるようにバーコーターを用いて塗布し
た後、60℃熱風乾燥機で5分間有機溶剤を揮発させて
から、紫外線照射装置(6kW、80W/cm高圧水銀灯2
灯、UV照射装置;日本電池(株)製)で、80W/cm高圧
水銀灯1灯、照射距離15cm、コンベア速度5m/分で
1回の照射(照射量約500mJ/cm2)で照射した。こう
して得られた塗膜について、以下のような性能試験を行
った。 (1)鉛筆硬さ:JIS K5400鉛筆硬さ試験に基
づく。 (2)マジック汚染性:赤及び黒の油性マジックを用い
て塗膜を汚染させ常温で6時間放置した後、n−ブタノ
ールで拭き取り塗膜の汚染の程度と状態とを総合的に目
視により判定した。 (3)付着性:JIS K5400碁盤目剥離試験に基
づく。 結果を表3に示す。
【0041】
【表3】
【0042】表3によると、実施例1、2で得られた光
硬化性樹脂組成物は、基材との付着性並びにマジック汚
染性に優れ、鉛筆硬さもH以上と良好な塗膜特性を持っ
ている。一方、比較例1で得られた光硬化性樹脂組成物
は、鉛筆硬さ並びにマジック汚染性では良好であるが、
基材との密着性が極めて劣っていた。
【0043】
【発明の効果】請求項1〜5記載の発明は、硬化時の塗
膜硬度が高く、耐汚染性が高く、無機建材化粧板等の基
材への密着性に優れ、廉価な光硬化性樹脂組成物を提供
するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J027 AC03 AC04 AC06 AG04 AG08 AG23 AG24 AG27 BA07 BA08 BA09 BA12 BA13 BA15 BA16 BA19 BA20 BA23 BA26 BA28 BA29 CB09 CB10 CC05 CD08 4J034 BA03 DC17 DC23 DC35 DC43 DF04 DG02 DG08 DG25 HA01 HA07 HC03 HC12 HC17 HC18 HC22 HC46 HC52 HC53 HC61 HC64 HC67 HC71 QA05 RA07 SA02 SB05 SC01 SD01 SD07 SE01 4J038 CG141 CG142 CH031 CH032 CH041 CH042 FA281 FA282 GA08 KA03 MA13 MA14 NA05 NA12 PA17 PC02 PC06 PC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1分子中にイソシアネート基を2個有す
    るイソシアネート化合物(a)と一般式(I) 【化1】 (但し、式中のR1は水素原子又はメチル基を示し、R2
    は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を示し、nは
    1〜20の整数である)で表されるイソシアヌル酸誘導
    体(b)を反応させて得られる不飽和二重結合を有する
    ウレタンアクリレート化合物(A)、1分子中に(メ
    タ)アクリル基を1個有する不飽和化合物を共重合させ
    て得られるアクリル共重合体化合物(B)及び光重合開
    始剤(C)を含有してなる光硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 不飽和二重結合を有するウレタンアクリ
    レート化合物(A)の数平均分子量が500〜1,00
    0である請求項1記載の光硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 1分子中に(メタ)アクリル基を1個有
    する不飽和化合物を共重合させて得られるアクリル共重
    合体化合物(B)が、(メタ)アクリル酸メチルエステ
    ル(c)60〜90重量%、(メタ)アクリル酸ブチル
    エステル(d)5〜20重量%及び(メタ)アクリル酸
    2−エチルヘキシルエステル(e)5〜20重量%を共
    重合させて得られるものである請求項1又は2記載の光
    硬化性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 1分子中に(メタ)アクリル基を1個有
    する不飽和化合物を共重合させて得られるアクリル共重
    合体化合物(B)の数平均分子量が5,000〜10,
    000である請求項1、2又は3記載の光硬化性樹脂組
    成物。
  5. 【請求項5】 1分子中に(メタ)アクリル基を1個有
    する不飽和化合物を共重合させて得られるアクリル共重
    合体化合物(B)のガラス転移温度が40℃以上である
    請求項1、2、3又は4記載の光硬化性樹脂組成物。
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