JP2000274518A - 歯車の潤滑構造 - Google Patents
歯車の潤滑構造Info
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- JP2000274518A JP2000274518A JP7903899A JP7903899A JP2000274518A JP 2000274518 A JP2000274518 A JP 2000274518A JP 7903899 A JP7903899 A JP 7903899A JP 7903899 A JP7903899 A JP 7903899A JP 2000274518 A JP2000274518 A JP 2000274518A
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- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
- F16H57/0423—Lubricant guiding means mounted or supported on the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes or pipes
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H57/043—Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
- F16H57/0431—Means for guiding lubricant directly onto a tooth surface or to foot areas of a gear, e.g. by holes or grooves in a tooth flank
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- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0493—Gearings with spur or bevel gears
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- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0493—Gearings with spur or bevel gears
- F16H57/0495—Gearings with spur or bevel gears with fixed gear ratio
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- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケース内に収納された歯車対の下側歯車によ
る掻き上げオイルで潤滑を行う歯車の潤滑構造に対し
て、歯車の強度を低下させたり、製造コストを増大させ
ることなく、噛合部に対する確実な潤滑を保証する。 【解決手段】 ケース6内に収納した歯車1,2のうち
の下側歯車2がケース下部に溜まったオイル5を掻き上
げることにより、歯車1,2の噛合部Gに対して潤滑を
行う歯車の潤滑構造において、オイル面5fよりも下方
位置で片持ち状態に固定部材4を介して固定され固定位
置から噛合部Gまで延在するガイドプレート3を歯車2
の外周2aに設け、噛合部Gの潤滑は、ガイドプレート
3と歯車外周2aとの間に生じるオイル流れで行う。
る掻き上げオイルで潤滑を行う歯車の潤滑構造に対し
て、歯車の強度を低下させたり、製造コストを増大させ
ることなく、噛合部に対する確実な潤滑を保証する。 【解決手段】 ケース6内に収納した歯車1,2のうち
の下側歯車2がケース下部に溜まったオイル5を掻き上
げることにより、歯車1,2の噛合部Gに対して潤滑を
行う歯車の潤滑構造において、オイル面5fよりも下方
位置で片持ち状態に固定部材4を介して固定され固定位
置から噛合部Gまで延在するガイドプレート3を歯車2
の外周2aに設け、噛合部Gの潤滑は、ガイドプレート
3と歯車外周2aとの間に生じるオイル流れで行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも一対の
歯車をケース内に収納し、該歯車対のうちで下方に位置
する歯車が前記歯車ケース内の下部に溜まったオイルを
掻き上げることにより、前記歯車対の噛み合い部に対し
て潤滑を行う歯車の潤滑構造に関するものである。
歯車をケース内に収納し、該歯車対のうちで下方に位置
する歯車が前記歯車ケース内の下部に溜まったオイルを
掻き上げることにより、前記歯車対の噛み合い部に対し
て潤滑を行う歯車の潤滑構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の歯車の潤滑構造としては、例え
ば、特願平9−133199号公報に記載のものがあ
る。上記の潤滑構造は、図7に示すように、歯車の歯2
1の内部に多孔質材Pを収容した油溜まり2tを設け、
この油溜まり2tを連絡穴2hを経て歯面21fに開口
させたものであり、多孔質材Pに保持された潤滑油を連
絡穴2hを介して歯面21fに供給する。
ば、特願平9−133199号公報に記載のものがあ
る。上記の潤滑構造は、図7に示すように、歯車の歯2
1の内部に多孔質材Pを収容した油溜まり2tを設け、
この油溜まり2tを連絡穴2hを経て歯面21fに開口
させたものであり、多孔質材Pに保持された潤滑油を連
絡穴2hを介して歯面21fに供給する。
【0003】また、ケース下部のオイルを掻き上げる潤
滑構造の他の実施例としては、図8に示すように、ケー
ス60の内壁60Rを下側歯車2の外径2aに沿った形
状とするものがある。この潤滑構造では、下側歯車2が
ケース60内の下部に溜まったオイル5を掻き上げて、
ケース60の内壁60Rと歯車2の外周2aとの間に形
成されたクリアランスCからオイル5を導入し、この導
入された潤滑油または油霧の流れを利用して潤滑を行
う。
滑構造の他の実施例としては、図8に示すように、ケー
ス60の内壁60Rを下側歯車2の外径2aに沿った形
状とするものがある。この潤滑構造では、下側歯車2が
ケース60内の下部に溜まったオイル5を掻き上げて、
ケース60の内壁60Rと歯車2の外周2aとの間に形
成されたクリアランスCからオイル5を導入し、この導
入された潤滑油または油霧の流れを利用して潤滑を行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来技術にあっては、連絡穴2hを経て歯面21fに開
口された油溜まり2tを歯21の内部に設けるため、歯
21の強度を低下させてしまうという問題が生じる。加
えて、上記の従来技術にあっては、成形された歯21に
穴加工を施すと同時に、油溜まり2tに多孔質材Pを収
容する必要があるため、製造コストが上昇するという問
題が生じる。
従来技術にあっては、連絡穴2hを経て歯面21fに開
口された油溜まり2tを歯21の内部に設けるため、歯
21の強度を低下させてしまうという問題が生じる。加
えて、上記の従来技術にあっては、成形された歯21に
穴加工を施すと同時に、油溜まり2tに多孔質材Pを収
容する必要があるため、製造コストが上昇するという問
題が生じる。
【0005】また、後者の従来技術にあっては、ケース
60の内壁60Rを下側歯車2の外径2aに沿った形状
とするため、ケース60の内壁60Rと歯車2の外周2
aとの間に形成されたクリアランスCを所定の範囲に設
定する必要があるが、例えば、自動車用トランスミッシ
ョンなどでは、ギア比の異なる数種類の仕様を同一の歯
車ケースに組み付けることがある。この場合、外径の異
なる歯車の組み合わせに対して同じ作用効果を生じさせ
るには、鋳造成形されるケース内壁の形状も上記仕様の
歯車外径に合わせて変更する必要があるため、製造コス
トが大幅に増加する。
60の内壁60Rを下側歯車2の外径2aに沿った形状
とするため、ケース60の内壁60Rと歯車2の外周2
aとの間に形成されたクリアランスCを所定の範囲に設
定する必要があるが、例えば、自動車用トランスミッシ
ョンなどでは、ギア比の異なる数種類の仕様を同一の歯
車ケースに組み付けることがある。この場合、外径の異
なる歯車の組み合わせに対して同じ作用効果を生じさせ
るには、鋳造成形されるケース内壁の形状も上記仕様の
歯車外径に合わせて変更する必要があるため、製造コス
トが大幅に増加する。
【0006】本発明の解決すべき課題は、上述の事実に
鑑みてなされたものであって、歯車に形成された歯部の
強度を低下させたり、歯車ケースの設計変更に伴って製
造コストを増大させることなく、上記噛合部に対する確
実な潤滑を保証することを目的とする。
鑑みてなされたものであって、歯車に形成された歯部の
強度を低下させたり、歯車ケースの設計変更に伴って製
造コストを増大させることなく、上記噛合部に対する確
実な潤滑を保証することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的のため、先ず第
1発明による歯車の潤滑構造は、少なくとも一対の歯車
をケース内に収納し、該歯車対のうちで下方に位置する
歯車が前記歯車ケース内の下部に溜まったオイルを掻き
上げることにより、前記歯車対の噛み合い部に対して潤
滑を行う歯車の潤滑構造において、前記歯車ケース内の
前記オイル面よりも下方位置で片持ち状態に固定され該
固定位置から前記噛合部まで延在する板状のガイドを、
前記下側歯車の外周に設けたことを特徴とするものであ
る。
1発明による歯車の潤滑構造は、少なくとも一対の歯車
をケース内に収納し、該歯車対のうちで下方に位置する
歯車が前記歯車ケース内の下部に溜まったオイルを掻き
上げることにより、前記歯車対の噛み合い部に対して潤
滑を行う歯車の潤滑構造において、前記歯車ケース内の
前記オイル面よりも下方位置で片持ち状態に固定され該
固定位置から前記噛合部まで延在する板状のガイドを、
前記下側歯車の外周に設けたことを特徴とするものであ
る。
【0008】第2発明による歯車の潤滑構造は、上記第
1発明において、前記噛合部付近の前記板状ガイドと前
記下側歯車の外周とのクリアランスを設定するための部
材を、前記板状ガイドと前記歯車ケースの内壁との間に
介在させたことを特徴とするものである。
1発明において、前記噛合部付近の前記板状ガイドと前
記下側歯車の外周とのクリアランスを設定するための部
材を、前記板状ガイドと前記歯車ケースの内壁との間に
介在させたことを特徴とするものである。
【0009】第3発明による歯車の潤滑構造は、上記第
1発明において、前記板状ガイドと前記歯車ケースの内
壁との間に、前記噛合部付近の前記板状ガイドと前記下
側歯車の外周とのクリアランスを調整可能なアジャスト
スクリューを介在させたことを特徴とするものである。
1発明において、前記板状ガイドと前記歯車ケースの内
壁との間に、前記噛合部付近の前記板状ガイドと前記下
側歯車の外周とのクリアランスを調整可能なアジャスト
スクリューを介在させたことを特徴とするものである。
【0010】第4発明による歯車の潤滑構造は、上記第
1乃至第3発明のいずれか一発明において、前記噛合部
付近の前記板状ガイドが、前記下側歯車の外周とのクリ
アランスが4(mm)以下になるように設定されることを特
徴とするものである。
1乃至第3発明のいずれか一発明において、前記噛合部
付近の前記板状ガイドが、前記下側歯車の外周とのクリ
アランスが4(mm)以下になるように設定されることを特
徴とするものである。
【0011】第5発明による歯車の潤滑構造は、上記第
2発明において、前記クリアランス設定部材に弾性体を
付加して設けたことを特徴とするものである。
2発明において、前記クリアランス設定部材に弾性体を
付加して設けたことを特徴とするものである。
【0012】第6発明による歯車の潤滑構造は、上記第
5発明において、前記噛合部付近の前記板状ガイドが、
前記下側歯車の外周とのクリアランスの初期値が4(mm)
以下になるように設定されることを特徴とするものであ
る。
5発明において、前記噛合部付近の前記板状ガイドが、
前記下側歯車の外周とのクリアランスの初期値が4(mm)
以下になるように設定されることを特徴とするものであ
る。
【0013】第7発明による歯車の潤滑構造は、上記第
1発明において、前記板状ガイドを、2つの膨張率の異
なる金属でなるバイメタルで構成したことを特徴とする
ものである。
1発明において、前記板状ガイドを、2つの膨張率の異
なる金属でなるバイメタルで構成したことを特徴とする
ものである。
【0014】第8発明による歯車の潤滑構造は、上記第
1発明において、前記板状ガイドを、形状記憶合金で構
成したことを特徴とするものである。
1発明において、前記板状ガイドを、形状記憶合金で構
成したことを特徴とするものである。
【0015】第9発明による歯車の潤滑構造は、上記第
7または第8発明において、前記噛合部付近の前記板状
ガイドは、前記歯車ケース内の温度が所定値以上である
場合、前記下側歯車の外周とのクリアランスが4(mm)以
下となるように設定されることを特徴とするものであ
る。
7または第8発明において、前記噛合部付近の前記板状
ガイドは、前記歯車ケース内の温度が所定値以上である
場合、前記下側歯車の外周とのクリアランスが4(mm)以
下となるように設定されることを特徴とするものであ
る。
【0016】
【発明の効果】このため、第1発明による歯車の潤滑構
造は、前記下側歯車で掻き上げられたオイルによって、
該下側歯車の外周と前記板状ガイドとの間にオイル流れ
を形成し、上記噛合部に潤滑油を確実に供給することが
できる。この場合、前記下側歯車の歯部に潤滑のために
穴加工する必要がないから、前記歯車に形成された歯部
の強度を低下させることなく、高い精度が要求される穴
加工に比べて製造コストを軽減することができる。ま
た、前記下側歯車で掻き上げられたオイルは、前記板状
ガイドに沿って供給されるため、歯車ケースの形状を変
更する必要がなく、製造コストの大幅な増加を抑えるこ
とができる。
造は、前記下側歯車で掻き上げられたオイルによって、
該下側歯車の外周と前記板状ガイドとの間にオイル流れ
を形成し、上記噛合部に潤滑油を確実に供給することが
できる。この場合、前記下側歯車の歯部に潤滑のために
穴加工する必要がないから、前記歯車に形成された歯部
の強度を低下させることなく、高い精度が要求される穴
加工に比べて製造コストを軽減することができる。ま
た、前記下側歯車で掻き上げられたオイルは、前記板状
ガイドに沿って供給されるため、歯車ケースの形状を変
更する必要がなく、製造コストの大幅な増加を抑えるこ
とができる。
【0017】さらに、上記ガイドが歯車ケースに肩持ち
支持された板形状であるから、外径が異なる歯車に対し
ても、前記板状ガイドの形状や厚みを変更したり、下側
の固定部において前記歯車ケースと前記板状ガイドとの
間にシムを挿入することにより、前記板状ガイドと前記
下側歯車の外径との間のクリアランスを調整することが
できる。
支持された板形状であるから、外径が異なる歯車に対し
ても、前記板状ガイドの形状や厚みを変更したり、下側
の固定部において前記歯車ケースと前記板状ガイドとの
間にシムを挿入することにより、前記板状ガイドと前記
下側歯車の外径との間のクリアランスを調整することが
できる。
【0018】従って、本発明の第1発明によれば、歯車
に形成された歯部の強度を低下させたり、歯車ケースの
設計変更に伴って製造コストを増大させることなく、上
記噛合部に対する確実な潤滑を保証できる。
に形成された歯部の強度を低下させたり、歯車ケースの
設計変更に伴って製造コストを増大させることなく、上
記噛合部に対する確実な潤滑を保証できる。
【0019】また、第2発明による歯車の潤滑構造は、
上記第1発明において、前記噛合部付近の前記板状ガイ
ドと前記下側歯車の外周とのクリアランスを設定するた
めの部材を、前記板状ガイドと前記歯車ケースの内壁と
の間に介在させたから、上記クリアランスを高い精度で
設定することができ、しかも、前記板状ガイドに予め精
度の高い曲率部分を設ける必要がないから製造コストの
低減に役立つ。さらに、上記クリアランス設定部材は、
歯車の外径が異なる場合に応じて変更できるため、前記
板状ガイドの形状を大幅に変更したり、該板状ガイドと
前記歯車の外周とのクリアランスをシムで細かく調整す
る必要がない。
上記第1発明において、前記噛合部付近の前記板状ガイ
ドと前記下側歯車の外周とのクリアランスを設定するた
めの部材を、前記板状ガイドと前記歯車ケースの内壁と
の間に介在させたから、上記クリアランスを高い精度で
設定することができ、しかも、前記板状ガイドに予め精
度の高い曲率部分を設ける必要がないから製造コストの
低減に役立つ。さらに、上記クリアランス設定部材は、
歯車の外径が異なる場合に応じて変更できるため、前記
板状ガイドの形状を大幅に変更したり、該板状ガイドと
前記歯車の外周とのクリアランスをシムで細かく調整す
る必要がない。
【0020】また、第3発明による歯車の潤滑構造は、
上記第1発明において、前記板状ガイドと前記歯車ケー
スの内壁との間にアジャストスクリューが介在するか
ら、前記噛合部付近の前記板状ガイドと前記下側歯車の
外周とのクリアランスの調整が容易である。
上記第1発明において、前記板状ガイドと前記歯車ケー
スの内壁との間にアジャストスクリューが介在するか
ら、前記噛合部付近の前記板状ガイドと前記下側歯車の
外周とのクリアランスの調整が容易である。
【0021】また、第4発明による歯車の潤滑構造のよ
うに、上記第1乃至第3発明のいずれか一発明におい
て、前記噛合部付近の前記板状ガイドで、前記下側歯車
の外周とのクリアランスが4(mm)以下になるように設定
すれば、最も効果的な潤滑を達成することができる。
うに、上記第1乃至第3発明のいずれか一発明におい
て、前記噛合部付近の前記板状ガイドで、前記下側歯車
の外周とのクリアランスが4(mm)以下になるように設定
すれば、最も効果的な潤滑を達成することができる。
【0022】ところで、掻き上げオイルによる潤滑で
は、歯車の回転速度が上昇するに伴って、歯車の外周と
板状ガイドとの間に生じるオイル流れの速度も上昇し、
供給される油量も増大する。しかしながら、上記クリア
ランスの設定は、最も負荷頻度の高い回転数において十
分な油量を供給するように設定されているので、その設
定よりも高回転で運転する場合には、前記噛合部に供給
される潤滑油が過多となり、噛み合い損失の原因とな
る。
は、歯車の回転速度が上昇するに伴って、歯車の外周と
板状ガイドとの間に生じるオイル流れの速度も上昇し、
供給される油量も増大する。しかしながら、上記クリア
ランスの設定は、最も負荷頻度の高い回転数において十
分な油量を供給するように設定されているので、その設
定よりも高回転で運転する場合には、前記噛合部に供給
される潤滑油が過多となり、噛み合い損失の原因とな
る。
【0023】そこで、第5発明による歯車の潤滑構造
は、上記第2発明において、前記クリアランス設定部材
に弾性体を付加して設けることにより、歯車が高回転で
ある場合、前記板状ガイドは、遠心力の作用する潤滑油
によって、前記クリアランスが広がる方向に変位するた
め、前記噛合部に供給される潤滑油量を少なくすること
ができる。
は、上記第2発明において、前記クリアランス設定部材
に弾性体を付加して設けることにより、歯車が高回転で
ある場合、前記板状ガイドは、遠心力の作用する潤滑油
によって、前記クリアランスが広がる方向に変位するた
め、前記噛合部に供給される潤滑油量を少なくすること
ができる。
【0024】従って、第5発明によれば、歯車の回転数
に対応した適正な潤滑油を供給できるから、特に、高回
転時に過度の潤滑油が供給されることによって生じる噛
み合い損失を抑制することができる。
に対応した適正な潤滑油を供給できるから、特に、高回
転時に過度の潤滑油が供給されることによって生じる噛
み合い損失を抑制することができる。
【0025】また、第6発明による歯車の潤滑構造のよ
うに、上記第5発明において、前記噛合部付近の前記板
状ガイドで、前記下側歯車の外周とのクリアランスの初
期値が4(mm)以下になるように設定すれば、第4発明と
同様に、最も効果的な潤滑を達成することができる。
うに、上記第5発明において、前記噛合部付近の前記板
状ガイドで、前記下側歯車の外周とのクリアランスの初
期値が4(mm)以下になるように設定すれば、第4発明と
同様に、最も効果的な潤滑を達成することができる。
【0026】また、第7発明による歯車の潤滑構造は、
上記第1発明において、前記板状ガイドを、2つの膨張
率の異なる金属でなるバイメタルで構成したことによ
り、前記噛合部付近の前記板状ガイドと前記下側歯車の
外周とのクリアランスを前記歯車ケース内の温度変化に
対応する適正な値に調整することができる。
上記第1発明において、前記板状ガイドを、2つの膨張
率の異なる金属でなるバイメタルで構成したことによ
り、前記噛合部付近の前記板状ガイドと前記下側歯車の
外周とのクリアランスを前記歯車ケース内の温度変化に
対応する適正な値に調整することができる。
【0027】また、第8発明による歯車の潤滑構造は、
上記第1発明において、前記板状ガイドを、形状記憶合
金で構成したことにより、上記第7発明と同様の作用効
果が得られる。
上記第1発明において、前記板状ガイドを、形状記憶合
金で構成したことにより、上記第7発明と同様の作用効
果が得られる。
【0028】また、第9発明による歯車の潤滑構造のよ
うに、上記第7または第8発明において、前記噛合部付
近の前記板状ガイドで、前記歯車ケース内の温度が所定
値以上である場合、前記下側歯車の外周とのクリアラン
スが4(mm)以下となるように設定すれば、第4発明と同
様に、最も効果的な潤滑を達成することができる。
うに、上記第7または第8発明において、前記噛合部付
近の前記板状ガイドで、前記歯車ケース内の温度が所定
値以上である場合、前記下側歯車の外周とのクリアラン
スが4(mm)以下となるように設定すれば、第4発明と同
様に、最も効果的な潤滑を達成することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は、本発明による歯車の
潤滑構造の第1の実施形態を示した断面図であって、径
の小さな歯車1が径の大きな歯車2の上方位置で噛み合
った状態で歯車ケース6内に収納され、これら歯車対の
うちで下方に位置する下側歯車2の一部が歯車ケース6
内の下部に溜まったオイル5に浸かっている。上側歯車
1と下側歯車2とは、噛合部Gを介して矢印Dの向きで
回転する。
に基づき詳細に説明する。図1は、本発明による歯車の
潤滑構造の第1の実施形態を示した断面図であって、径
の小さな歯車1が径の大きな歯車2の上方位置で噛み合
った状態で歯車ケース6内に収納され、これら歯車対の
うちで下方に位置する下側歯車2の一部が歯車ケース6
内の下部に溜まったオイル5に浸かっている。上側歯車
1と下側歯車2とは、噛合部Gを介して矢印Dの向きで
回転する。
【0030】本実施形態では、下側歯車2の外周2aに
板状のガイドプレート3が設けられている。ガイドプレ
ート3の一端は、固定部材4によって、オイル面5f よ
りも下方位置で歯車ケース6に対して片持ち状態に固定
される。また、ガイドプレート3の他端は、上側歯車1
と下側歯車2との噛合部Gまで延在し、この噛合部G付
近のガイドプレート(以下、ガイドプレート先端部3e
と定義する)3は、下側歯車2の外周2aとの間にクリ
アランスCを形成する。
板状のガイドプレート3が設けられている。ガイドプレ
ート3の一端は、固定部材4によって、オイル面5f よ
りも下方位置で歯車ケース6に対して片持ち状態に固定
される。また、ガイドプレート3の他端は、上側歯車1
と下側歯車2との噛合部Gまで延在し、この噛合部G付
近のガイドプレート(以下、ガイドプレート先端部3e
と定義する)3は、下側歯車2の外周2aとの間にクリ
アランスCを形成する。
【0031】次に本実施形態の作用を説明する。
【0032】本実施形態の潤滑構造によれば、下側歯車
2が歯車ケース6に溜まったオイル5を掻き上げ、この
掻き上げられたオイル5によって、下側歯車2の外周2
aとガイドプレート3との間にオイル流れを形成し、上
側歯車1と下側歯車2との噛合部Gに潤滑油を供給す
る。
2が歯車ケース6に溜まったオイル5を掻き上げ、この
掻き上げられたオイル5によって、下側歯車2の外周2
aとガイドプレート3との間にオイル流れを形成し、上
側歯車1と下側歯車2との噛合部Gに潤滑油を供給す
る。
【0033】この場合、噛合部Gに対する確実な潤滑を
保証するために、例えば、図7に示した従来技術の如
く、下側歯車の歯部21に潤滑のための穴加工(2t,
2h)をする必要がないから、下側歯車2に形成された
歯部の強度を低下させることなく、高い精度が要求され
る穴加工に比べて製造コストを軽減することができる。
また、下側歯車2で掻き上げられたオイル5は、ガイド
プレート3に沿って供給されるため、他の従来技術の如
く、歯車ケース6の形状を変更する必要がなく、製造コ
ストの大幅な増加を抑えることができる。
保証するために、例えば、図7に示した従来技術の如
く、下側歯車の歯部21に潤滑のための穴加工(2t,
2h)をする必要がないから、下側歯車2に形成された
歯部の強度を低下させることなく、高い精度が要求され
る穴加工に比べて製造コストを軽減することができる。
また、下側歯車2で掻き上げられたオイル5は、ガイド
プレート3に沿って供給されるため、他の従来技術の如
く、歯車ケース6の形状を変更する必要がなく、製造コ
ストの大幅な増加を抑えることができる。
【0034】さらに、ガイドプレート3が歯車ケース6
に片持ち支持された板形状であるから、外径が異なる歯
車に対しても、ガイドプレート3の形状や厚みを変更し
たり、下側の固定部材4において歯車ケース6とガイド
プレート3との間にシムを挿入することにより、ガイド
プレート3と下側歯車2の外径2aとの間のクリアラン
スCを調整することができる。
に片持ち支持された板形状であるから、外径が異なる歯
車に対しても、ガイドプレート3の形状や厚みを変更し
たり、下側の固定部材4において歯車ケース6とガイド
プレート3との間にシムを挿入することにより、ガイド
プレート3と下側歯車2の外径2aとの間のクリアラン
スCを調整することができる。
【0035】従って、本実施形態によれば、下側歯車2
に形成された歯部の強度を低下させたり、歯車ケース6
の設計変更に伴って製造コストを増大させることなく、
噛合部Gに対する確実な潤滑を保証できる。
に形成された歯部の強度を低下させたり、歯車ケース6
の設計変更に伴って製造コストを増大させることなく、
噛合部Gに対する確実な潤滑を保証できる。
【0036】ところで、ガイドプレート3と下側歯車2
の外径2aとの間のクリアランスCは、以下のように設
定することが好ましい。
の外径2aとの間のクリアランスCは、以下のように設
定することが好ましい。
【0037】図6は、横軸にクリアランスC(mm)を、ま
た、縦軸に歯面温度低減効果(℃)をとったデータ図で
ある。なお、歯面温度低減効果とは、同一形状の歯車ケ
ース6に対してケース内の環境を同一条件として潤滑を
行った場合、本願対策を実施する前の歯面温度Tb
(℃)と、本願対策を実施した後の歯面温度Ta (℃)
とを計測し、 T=Tb −Ta ・・・(1) 上式(1)から求めた差分T(℃)で表される。
た、縦軸に歯面温度低減効果(℃)をとったデータ図で
ある。なお、歯面温度低減効果とは、同一形状の歯車ケ
ース6に対してケース内の環境を同一条件として潤滑を
行った場合、本願対策を実施する前の歯面温度Tb
(℃)と、本願対策を実施した後の歯面温度Ta (℃)
とを計測し、 T=Tb −Ta ・・・(1) 上式(1)から求めた差分T(℃)で表される。
【0038】図6に示すように、好適な歯面温度低減効
果を確保することができるのは、クリアランスCを4(m
m)以下に設定した場合である。従って、クリアランスC
を4(mm)以下に設定すれば、最も効果的な潤滑を達成す
ることができる。
果を確保することができるのは、クリアランスCを4(m
m)以下に設定した場合である。従って、クリアランスC
を4(mm)以下に設定すれば、最も効果的な潤滑を達成す
ることができる。
【0039】図2は、本発明の第2実施形態を示した断
面図であって、ガイドプレート先端部3eと下側歯車2
の外周2aとのクリアランスCを設定するための部材1
0を、ガイドプレート3と歯車ケース6の内壁との間に
介在させたものである。なお、本実施形態において、図
1と同一の部分は同一の符号をもって説明を省略する。
面図であって、ガイドプレート先端部3eと下側歯車2
の外周2aとのクリアランスCを設定するための部材1
0を、ガイドプレート3と歯車ケース6の内壁との間に
介在させたものである。なお、本実施形態において、図
1と同一の部分は同一の符号をもって説明を省略する。
【0040】クリアランス設定部材10を設けた場合、
クリアランスCを高い精度で設定することができ、しか
も、ガイドプレート3に予め精度の高い曲率部分を設け
る必要がないから製造コストの低減に役立つ。さらに、
クリアランス設定部材10は、下側歯車2の外径2aが
異なる場合に応じて変更できるため、ガイドプレート3
の形状を大幅に変更したり、ガイドプレート3と下側歯
車2の外周2aとのクリアランスCをシムで細かく調整
する必要がない。
クリアランスCを高い精度で設定することができ、しか
も、ガイドプレート3に予め精度の高い曲率部分を設け
る必要がないから製造コストの低減に役立つ。さらに、
クリアランス設定部材10は、下側歯車2の外径2aが
異なる場合に応じて変更できるため、ガイドプレート3
の形状を大幅に変更したり、ガイドプレート3と下側歯
車2の外周2aとのクリアランスCをシムで細かく調整
する必要がない。
【0041】ところで、本実施形態も、クリアランスC
を4(mm)以下に設定することが好ましい。この場合、第
1実施形態と同様、最も効果的な潤滑を達成することが
できる。
を4(mm)以下に設定することが好ましい。この場合、第
1実施形態と同様、最も効果的な潤滑を達成することが
できる。
【0042】図3は、本発明の第3実施形態を示した断
面図であって、クリアランス設定部材10に弾性体(例
えば、コイルスプリング)11を付加して設けたもので
ある。なお、本実施形態において、図1と同一の部分は
同一の符号をもって説明を省略する。
面図であって、クリアランス設定部材10に弾性体(例
えば、コイルスプリング)11を付加して設けたもので
ある。なお、本実施形態において、図1と同一の部分は
同一の符号をもって説明を省略する。
【0043】掻き上げオイルによる潤滑では、下側歯車
2の回転速度が上昇するに伴って、下側歯車2の外周2
aとガイドプレート3との間に生じるオイル流れの速度
も上昇し、供給される油量も増大する。しかしながら、
クリアランスCの設定は、最も負荷頻度の高い回転数に
おいて十分な油量を供給するように設定されているの
で、その設定よりも高回転で運転する場合には、噛合部
Gに供給される潤滑油が過多となり、噛み合い損失の原
因となる。
2の回転速度が上昇するに伴って、下側歯車2の外周2
aとガイドプレート3との間に生じるオイル流れの速度
も上昇し、供給される油量も増大する。しかしながら、
クリアランスCの設定は、最も負荷頻度の高い回転数に
おいて十分な油量を供給するように設定されているの
で、その設定よりも高回転で運転する場合には、噛合部
Gに供給される潤滑油が過多となり、噛み合い損失の原
因となる。
【0044】そこで本実施形態では、下側歯車2が高回
転であると、ガイドプレート3は、遠心力の作用する潤
滑油によって、クリアランスCが広がる方向に変位する
ため、噛合部Gに供給される潤滑油量を少なくすること
ができる。
転であると、ガイドプレート3は、遠心力の作用する潤
滑油によって、クリアランスCが広がる方向に変位する
ため、噛合部Gに供給される潤滑油量を少なくすること
ができる。
【0045】従って、本実施形態によれば、下側歯車2
の回転数に対応した適性な潤滑油を供給できるから、特
に、高回転時に過度の潤滑油が供給されることによって
生じる噛み合い損失を抑制することができる。
の回転数に対応した適性な潤滑油を供給できるから、特
に、高回転時に過度の潤滑油が供給されることによって
生じる噛み合い損失を抑制することができる。
【0046】ところで、本実施形態では、ガイドプレー
ト3を組み付けるにあたって、クリアランスCの初期値
を4(mm)以下に設定することが好ましい。この場合、第
1実施形態と同様、最も効果的な潤滑を達成することが
できる。
ト3を組み付けるにあたって、クリアランスCの初期値
を4(mm)以下に設定することが好ましい。この場合、第
1実施形態と同様、最も効果的な潤滑を達成することが
できる。
【0047】図4は、本発明の第4実施形態を示した断
面図であって、ガイドプレート3と歯車ケース6の内壁
との間にアジャストスクリュー12を介在させたもので
ある。なお、本実施形態において、図1と同一の部分は
同一の符号をもって説明を省略する。
面図であって、ガイドプレート3と歯車ケース6の内壁
との間にアジャストスクリュー12を介在させたもので
ある。なお、本実施形態において、図1と同一の部分は
同一の符号をもって説明を省略する。
【0048】アジャストスクリュー12は、例えば、ね
じによる回転運動を直線運動に変換する従来技術による
ものである。従って、アジャストスクリュー12を設け
た場合、ガイドプレート先端部3eと下側歯車2の外周
2aとのクリアランスCの調整が容易である。
じによる回転運動を直線運動に変換する従来技術による
ものである。従って、アジャストスクリュー12を設け
た場合、ガイドプレート先端部3eと下側歯車2の外周
2aとのクリアランスCの調整が容易である。
【0049】ところで、本実施形態も、最も効果的な潤
滑を達成するため、アジャストスクリュー12によるク
リアランスCの設定は、4(mm)以下に調整することが好
ましい。
滑を達成するため、アジャストスクリュー12によるク
リアランスCの設定は、4(mm)以下に調整することが好
ましい。
【0050】ガイドプレート3は、2つの膨張率の異な
る金属でなるバイメタルで構成してもよい。バイメタル
によるガイドプレート3の具体例としては、歯車ケース
6内の温度が所定値、例えば、80(℃)以上である場
合、ガイドプレート先端部8eと下側歯車2の外周2a
とのクリアランスCが小さくなる方向に変位し、歯車ケ
ース6内の温度が80(℃)を下回る場合、クリアラン
スCが大きくなる方向に変位するものがある。
る金属でなるバイメタルで構成してもよい。バイメタル
によるガイドプレート3の具体例としては、歯車ケース
6内の温度が所定値、例えば、80(℃)以上である場
合、ガイドプレート先端部8eと下側歯車2の外周2a
とのクリアランスCが小さくなる方向に変位し、歯車ケ
ース6内の温度が80(℃)を下回る場合、クリアラン
スCが大きくなる方向に変位するものがある。
【0051】この場合、歯車ケース6内が低温で、噛合
部Gに対する潤滑が必要としない場合にはクリアランス
Cが大きくなって、噛合部Gに対する潤滑油の供給を減
らし、歯車ケース6内が高温で、噛合部Gに対する潤滑
が必要となる場合にはクリアランスCが小さくなって、
噛合部Gに対する潤滑油の供給を増やして、潤滑油を歯
車ケース6内の温度変化に対応する適正な値に調整し、
高回転時に過度の潤滑油が供給されることによって生じ
る噛み合い損失を抑制することができる。
部Gに対する潤滑が必要としない場合にはクリアランス
Cが大きくなって、噛合部Gに対する潤滑油の供給を減
らし、歯車ケース6内が高温で、噛合部Gに対する潤滑
が必要となる場合にはクリアランスCが小さくなって、
噛合部Gに対する潤滑油の供給を増やして、潤滑油を歯
車ケース6内の温度変化に対応する適正な値に調整し、
高回転時に過度の潤滑油が供給されることによって生じ
る噛み合い損失を抑制することができる。
【0052】また、ガイドプレート3は、形状記憶合金
で構成してもよい。形状記憶合金によるガイドプレート
3の具体例としては、歯車ケース6内の温度が所定値、
例えば、80(℃)以上である場合、ガイドプレート先
端部3eと下側歯車2の外周2aとのクリアランスCが
小さくなる方向に変位し、歯車ケース6内の温度が80
(℃)を下回る場合、クリアランスCが大きくなる方向
に変位するものがある。
で構成してもよい。形状記憶合金によるガイドプレート
3の具体例としては、歯車ケース6内の温度が所定値、
例えば、80(℃)以上である場合、ガイドプレート先
端部3eと下側歯車2の外周2aとのクリアランスCが
小さくなる方向に変位し、歯車ケース6内の温度が80
(℃)を下回る場合、クリアランスCが大きくなる方向
に変位するものがある。
【0053】この場合、歯車ケース6内が低温で、噛合
部Gに対する潤滑が必要としない場合にはクリアランス
Cが大きくなって、噛合部Gに対する潤滑油の供給を減
らし、歯車ケース6内が高温で、噛合部Gに対する潤滑
が必要となる場合にはクリアランスCが小さくなって、
噛合部Gに対する潤滑油の供給を増やして、潤滑油を歯
車ケース6内の温度変化に対応する適正な値に調整し、
高回転時に過度の潤滑油が供給されることによって生じ
る噛み合い損失を抑制することができる。
部Gに対する潤滑が必要としない場合にはクリアランス
Cが大きくなって、噛合部Gに対する潤滑油の供給を減
らし、歯車ケース6内が高温で、噛合部Gに対する潤滑
が必要となる場合にはクリアランスCが小さくなって、
噛合部Gに対する潤滑油の供給を増やして、潤滑油を歯
車ケース6内の温度変化に対応する適正な値に調整し、
高回転時に過度の潤滑油が供給されることによって生じ
る噛み合い損失を抑制することができる。
【0054】ところで、ガイドプレート3をバイメタル
または形状記憶合金で構成する実施形態では、歯車ケー
ス6内の温度が80(℃)以上である場合、ガイドプレ
ート先端部3eと下側歯車2の外周2aとのクリアラン
スCを4(mm)以下となるように設定することが好まし
い。この場合、第1実施形態と同様、最も効果的な潤滑
を達成することができる。
または形状記憶合金で構成する実施形態では、歯車ケー
ス6内の温度が80(℃)以上である場合、ガイドプレ
ート先端部3eと下側歯車2の外周2aとのクリアラン
スCを4(mm)以下となるように設定することが好まし
い。この場合、第1実施形態と同様、最も効果的な潤滑
を達成することができる。
【0055】なお、図5はさらに他の実施形態であっ
て、第1実施形態を参照し、同一部分については同一符
号をもって説明する。この実施形態は、図1の上側から
示した正面図であって、下側歯車2の側面を歯車ケース
6の内壁で包囲することにより、噛合部Gに対して供給
すべき潤滑油の油量の増大を図ったものである。
て、第1実施形態を参照し、同一部分については同一符
号をもって説明する。この実施形態は、図1の上側から
示した正面図であって、下側歯車2の側面を歯車ケース
6の内壁で包囲することにより、噛合部Gに対して供給
すべき潤滑油の油量の増大を図ったものである。
【図1】 本発明の第1の実施形態を側面から示した断
面図である。
面図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態を側面から示した断
面図である。
面図である。
【図3】 本発明の第3の実施形態を側面から示した断
面図である。
面図である。
【図4】 本発明の第4の実施形態を側面から示した断
面図である。
面図である。
【図5】 本発明の第5の実施形態を上方から示した正
面図である。
面図である。
【図6】 クリアランスCに対する歯面温度低減効果を
示した実験データである。
示した実験データである。
【図7】 歯車の潤滑構造の従来技術を示した斜視図で
ある。
ある。
【図8】 他の従来技術を側面から示した断面図であ
る。
る。
1 上側小歯車 1a 上側小歯車外周 2 下側大歯車 2a 下側大歯車外周 2t 油溜まり(従来技術) 2h 連絡穴(従来技術) 21 下側大歯車の歯部 21f 下側大歯車の歯部側面 3 ガイドプレート 3e ガイドプレート先端部 4 固定部材 5 オイル 5f オイル面 6 歯車ケース C クリアランス D 歯車回転方向 G 噛合部 10 クリアランス設定部材 11 コイルスプリング(弾性体) 12 アジャストスクリュー 60 歯車ケース(従来技術) 60R 歯車ケース内壁(従来技術) P 多孔質材(従来技術)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J063 AB02 AC01 BA06 BA10 BA11 BB12 BB23 BB48 CA01 CB13 CD41 CD61 CD65 XC01 XD03 XD17 XD33 XD62 XD72 XE15 XF02
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも一対の歯車をケース内に収納
し、該歯車対のうちで下方に位置する歯車が前記歯車ケ
ース内の下部に溜まったオイルを掻き上げることによ
り、前記歯車対の噛み合い部に対して潤滑を行う歯車の
潤滑構造において、前記歯車ケース内の前記オイル面よ
りも下方位置で片持ち状態に固定され該固定位置から前
記噛合部まで延在する板状のガイドを、前記下側歯車の
外周に設けたことを特徴とする歯車の潤滑構造。 - 【請求項2】 前記噛合部付近の前記板状ガイドと前記
下側歯車の外周とのクリアランスを設定するための部材
を、前記板状ガイドと前記歯車ケースの内壁との間に介
在させたことを特徴とする請求項1に記載の歯車の潤滑
構造。 - 【請求項3】 前記板状ガイドと前記歯車ケースの内壁
との間に、前記噛合部付近の前記板状ガイドと前記下側
歯車の外周とのクリアランスを調整可能なアジャストス
クリューを介在させたことを特徴とする請求項1に記載
の歯車の潤滑構造。 - 【請求項4】 前記噛合部付近の前記板状ガイドは、前
記下側歯車の外周とのクリアランスが4(mm)以下になる
ように設定されることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれか一項に記載の歯車の潤滑構造。 - 【請求項5】 前記クリアランス設定部材に弾性体を付
加して設けたことを特徴とする請求項2に記載の歯車の
潤滑構造。 - 【請求項6】 前記噛合部付近の前記板状ガイドは、前
記下側歯車の外周とのクリアランスの初期値が4(mm)以
下になるように設定されることを特徴とする請求項5に
記載の歯車の潤滑構造。 - 【請求項7】 前記板状ガイドを、2つの膨張率の異な
る金属でなるバイメタルで構成したことを特徴とする請
求項1に記載の歯車の潤滑構造。 - 【請求項8】 前記板状ガイドを、形状記憶合金で構成
したことを特徴とする請求項1に記載の歯車の潤滑構
造。 - 【請求項9】 前記噛合部付近の前記板状ガイドは、前
記歯車ケース内の温度が所定値以上である場合、前記下
側歯車の外周とのクリアランスが4(mm)以下となるよう
に設定されることを特徴とする請求項7または8に記載
の歯車の潤滑構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7903899A JP2000274518A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 歯車の潤滑構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7903899A JP2000274518A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 歯車の潤滑構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000274518A true JP2000274518A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13678760
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7903899A Withdrawn JP2000274518A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 歯車の潤滑構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000274518A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009506279A (ja) * | 2005-08-31 | 2009-02-12 | ロース,ウルリッチ | フリクションコーン型変速機又は無段変速機、及び無段変速機の運転方法又は調節方法 |
| JP2009138876A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Aichi Mach Ind Co Ltd | 変速機 |
| JP2010139002A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鉄道車両用歯車装置 |
| JP2011002061A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-01-06 | Toyota Motor Corp | 歯車の潤滑構造及びこれを備える車載変速機 |
| WO2011033833A1 (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-24 | アイシン・エーアイ株式会社 | 変速機 |
| WO2011096065A1 (ja) * | 2010-02-04 | 2011-08-11 | トヨタ自動車株式会社 | 潤滑油供給装置 |
| WO2012028231A1 (de) * | 2010-09-02 | 2012-03-08 | Voith Patent Gmbh | Zahnradgetriebe |
| JP2012220004A (ja) * | 2011-04-14 | 2012-11-12 | Nissan Motor Co Ltd | 動力伝達装置 |
| CN110966391A (zh) * | 2018-09-28 | 2020-04-07 | 通用电气阿维奥有限责任公司 | 用于飞行器齿轮组件处的紧急润滑剂流动的系统和方法 |
-
1999
- 1999-03-24 JP JP7903899A patent/JP2000274518A/ja not_active Withdrawn
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN102483145B (zh) * | 2009-09-15 | 2015-08-12 | 爱信Ai株式会社 | 变速器 |
| CN102483145A (zh) * | 2009-09-15 | 2012-05-30 | 爱信Ai株式会社 | 变速器 |
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| US8931596B2 (en) | 2010-02-04 | 2015-01-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Lubricant oil supplying apparatus |
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| CN110966391A (zh) * | 2018-09-28 | 2020-04-07 | 通用电气阿维奥有限责任公司 | 用于飞行器齿轮组件处的紧急润滑剂流动的系统和方法 |
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|---|---|---|---|
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