JP2000274855A - スターリング冷却装置およびその冷却水封入方法 - Google Patents

スターリング冷却装置およびその冷却水封入方法

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JP2000274855A
JP2000274855A JP11079721A JP7972199A JP2000274855A JP 2000274855 A JP2000274855 A JP 2000274855A JP 11079721 A JP11079721 A JP 11079721A JP 7972199 A JP7972199 A JP 7972199A JP 2000274855 A JP2000274855 A JP 2000274855A
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cooling water
cylinder block
compression
expansion
chamber
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JP11079721A
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Kazuya Sato
里  和哉
Eiichi Shimizu
栄一 清水
Hiroshi Nishikawa
弘 西川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮シリンダブロックと膨張シリンダブロッ
クとの間の熱伝導性を改善したスターリング冷却装置を
提供する。 【解決手段】 圧縮シリンダブロック34と、圧縮ピス
トン36と、膨張シリンダブロック40と、膨張ピスト
ン42と、ガス流路と、冷却ヘッドとを有したスターリ
ング冷却装置において、圧縮シリンダブロック34と膨
張シリンダブロック40との間に熱伝導率の低い部材で
形成された環状のパッキン101を介装したので、熱伝
導性を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮シリンダブロ
ックと膨張シリンダブロックとの間の熱伝導性を改善し
たスターリング冷凍装置、および冷却水封入時に冷却水
の循環系路にエアーを混入させないスターリング冷凍装
置の冷却水封入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧縮シリンダブロックと、この
圧縮シリンダブロック内を摺動し、圧縮室の作動ガスを
圧縮する圧縮ピストンと、前記圧縮シリンダブロックに
連結された膨張シリンダブロックと、この膨張シリンダ
ブロック内を、前記圧縮ピストンと位相が略90ずれて
往復運動して、膨張室の作動ガスを膨張させる膨張ピス
トンとを備えたスターリング冷却装置が知られている。
【0003】この種のスターリング冷却装置に用いられ
ているスターリング冷凍機は、作動ガスを圧縮膨張する
ことにより寒冷を発生させている。
【0004】このスターリング冷凍機は、前記のよう
に、圧縮ピストンを備えて圧縮室の作動ガスを圧縮する
圧縮部、膨張ピストンを備えて膨張室の作動ガスを膨張
させる膨張部等を有して、圧縮室と膨張室とはガス流路
で連通されている。ガス流路には、圧縮されて高温にな
った作動ガスを冷却する放熱用熱交換器が設けられて、
圧縮室から膨張室に流動する作動ガスの温度を低くする
ことによりスターリング冷凍機の冷凍効率を高めてい
る。
【0005】このとき、放熱用熱交換器での放熱効率を
高めるために、例えば冷却水を外気等と熱交換させる放
熱器が設けられている。そして、これら放熱用熱交換器
と放熱器とが冷却水配管により連結されて、冷却水が冷
却水用ポンプにより圧送されて循環するようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、第一に、約−80℃になる圧縮シリンダブロ
ックが鉄製(FC250)であり、約90〜100℃に
なる膨張シリンダブロックがステンレス製であるので、
圧縮室側から膨張室側への熱移動が大きく、冷凍効率を
低下させるという問題がある。
【0007】第二に、冷却水配管に冷却水を封入する過
程で冷却水配管内にエアーが混入する場合がある。エア
ーが混入すると、冷却水用ポンプがエアー噛して冷却水
を適正に循環させることができなくなる。このような場
合には、圧縮室から膨張室に送られる作動ガスの熱が十
分に放熱されなくなるのでスターリング冷凍機の冷凍効
率が低下してしまうという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、従来技術が有す
る課題を解消し、圧縮シリンダブロックと膨張シリンダ
ブロックとの間の熱伝導性を改善し、冷却水配管に冷却
水を封入する過程で冷却水配管内にエアーが混入するの
を抑制したスターリング冷却装置およびその冷却水封入
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
圧縮シリンダブロックと、この圧縮シリンダブロック内
を摺動し、圧縮室の作動ガスを圧縮する圧縮ピストン
と、前記圧縮シリンダブロックに連結された膨張シリン
ダブロックと、この膨張シリンダブロック内を、前記圧
縮ピストンと位相が略90ずれて往復運動して、膨張室
の作動ガスを膨張させる膨張ピストンと、前記圧縮室と
前記膨張室とを連結して、作動ガスがこれらの間を行き
来するように連結するガス流路と、このガス流路に連結
された放熱用熱交換器と、前記膨張室の周囲に設けら
れ、冷熱利用機器を接続可能にした冷却ヘッドと、を有
したスターリング冷却装置において、前記圧縮シリンダ
ブロックと前記膨張シリンダブロックとの間に熱伝導率
の低い部材で形成された環状のパッキンを介装したこと
を特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、圧縮シリンダブロックおよび/または前記
膨張シリンダブロックの接合面に環状の凹部を形成し、
この凹部に前記環状のパッキンを装着して、前記圧縮シ
リンダブロックと前記膨張シリンダブロックとを連結し
たことを特徴とするものである。
【0011】請求項3記載の発明は、圧縮室の作動ガス
を圧縮する圧縮ピストンと、この圧縮ピストンと位相が
略90ずれて往復運動して、膨張室の作動ガスを膨張さ
せる膨張ピストンと、前記圧縮室と前記膨張室とを連結
して、作動ガスがこれらの間を行き来するように連結す
るガス流路と、このガス流路中に設けられて、前記圧縮
室で圧縮されて温度上昇した作動ガスと冷却水とを熱交
換させる放熱用熱交換器と、この放熱用熱交換器に冷却
水を循環させる冷却水配管を含む循環系路と、この冷却
水配管に接続された冷却水用ポンプとを有したスターリ
ング冷却装置の冷却水封入方法において、前記冷却水用
ポンプの吸込側の冷却水配管を切り離し、この切り離し
た冷却水配管の各端部を同一槽の水中に水没させ、当該
水中にエアーが出なくなるまで前記冷却水用ポンプを運
転させて前記循環系路に水を封入し、当該同一槽の水中
で切り離した冷却水配管の各端部を連結することを特徴
とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は、本発明にかかるスターリング冷却
装置の概略構成を示す図で、スターリング冷却装置1
は、箱型のケース2にスターリング冷凍機3が内設され
ている。スターリング冷凍機3には冷却ヘッド4が設け
られ、この冷却ヘッド4に冷熱冷媒管路5が接続されて
冷熱冷媒が循環するようになっている。なお、冷熱冷媒
とは、スターリング冷凍機3で発生した冷熱を冷凍庫等
の冷熱利用機器8に搬送するための冷媒をいう。冷熱冷
媒管路5の両端は、ケース2に固着された入口栓6及び
出口栓7に接続され、これら入口栓6及び出口栓7に
は、冷熱利用機器8の冷熱冷媒配管の出口端9及び入口
端10がそれぞれ着脱自在に接続される。
【0013】冷熱冷媒管路5の途中には、冷熱冷媒用ポ
ンプP2が配設されて、冷熱冷媒が冷却ヘッド4と冷熱
利用機器8とを循環するようになっている。なお、冷熱
利用機器8としては、冷凍庫以外に冷蔵庫、投げ込み式
クーラー、低温液循環器、各種の温度特性試験用の低温
恒温器、恒温槽、ヒートショック試験装置、凍結乾燥機
及びコールドクーラ等が適用可能である。
【0014】スターリング冷凍機3におけるハウジング
の頂部には、シリンダ12が形成され、またハウジング
内は、区画壁13によってモータ室14とクランク室1
5とに区画されている。モータ室14には、正逆回転可
能なモータ16が配設され、クランク室15には、モー
タ16の回転動作を往復動に変換する回転往復変換機構
部17が配設されている。モータ室14の開口18及び
クランク室15の開口19は、夫々蓋20、21で閉止
され、ハウジング内が半密閉状態に保持される。ハウジ
ング内には、区画壁13を貫通し、ハウジング壁、区画
壁13及び蓋20、21の軸受部22に軸支されたクラ
ンクシャフト23が回転可能に配置されている。モータ
16は、ステータ24a、このステータ24aの内周側
の回転可能に配置されたロータ24bとから構成され、
このロータ24bの中央にクランクシャフト23が固定
されている。
【0015】回転往復変換機構部17は、クランク室1
5内に延びたクランクシャフト23のクランク部25、
このクランク部25に連結されたコンロッド26、2
7、このコンロッド26、27の先端に取り付けられた
クロスガイドヘッド28、29等により構成され、スタ
ーリング冷凍機3の駆動手段として機能している。クロ
スガイドヘッド28、29は、シリンダ12の内壁に設
けられたクロスガイドライナ30、31内を往復動可能
に配置されている。
【0016】クランク部25は、モータ16の正転時に
クランク25bがクランク25aより先行して移動する
ように、位相差を付けて形成されている。この位相差
は、一般的には90度の位相差が採用される。クランク
室15の上部には、圧縮シリンダ32及びこの圧縮シリ
ンダ32の若干上方に位置した膨張シリンダ33が配設
されている。圧縮シリンダ32と膨張シリンダ33を含
めハウジング内には、例えば、ヘリウム、水素、窒素等
の作動ガスが封入されている。
【0017】圧縮シリンダ32は、ハウジングにボルト
等によって固定される圧縮シリンダブロック34を有
し、圧縮シリンダブロック34の空間内をピストンリン
グ35の付設された圧縮ピストン36が往復摺動して、
この空間の上部(圧縮室)が高温室37であり、この中
の作動ガスは圧縮されて高温となる。
【0018】圧縮ピストンロッド38は、一端が圧縮ピ
ストン36に固定し、他端がオイルシール39を介して
伸び、ピンによってクロスガイドヘッド28に回動自在
に連結されている。往復動する圧縮ピストン36は上死
点及び下死点で摺動方向が反転するため、速度がゼロに
なり、上死点及び下死点付近では速度が遅く単位時間当
たりの容積の変化量も小さく、下死点から上死点及び上
死点から下死点に向かって移動するときの夫々の中間点
で最高速度になり、単位時間当たりのピストンの移動に
よる容積の変化量も最大となる。
【0019】一方、膨張シリンダ33は、圧縮シリンダ
32の上部にボルト等によって固定される膨張シリンダ
ブロック40を有し、この膨張シリンダブロック40の
空間内をピストンリング35’の付設された膨張ピスト
ン42が往復摺動して、この空間の上部(膨張室)が低
温室41であり、この中の作動ガスが膨張し低温とな
る。膨張ピストン42には、膨張ピストンロッド43の
一端が固定され、膨張ピストンロッド43の他端はオイ
ルシール44を介して伸び、クロスガイドヘッド29に
連結されている。膨張ピストン42は、圧縮ピストン3
6より90度の位相だけ先行して移動する。膨張シリン
ダブロック40には、図面下から、圧縮シリンダ32の
圧縮室に作動ガスが流入流出するマニホールド45が連
通するように設けられており、さらに放熱用熱交換器4
6、畜冷器47及び高温室37への通路48が互いに順
次連通して環状に配設されている。圧縮シリンダブロッ
ク34の上端部近くには、高温室37とマニホールド4
5を連通する連通孔49が形成されており、これによ
り、高温室37(圧縮室)と低温室41(膨張室)は、
連通孔49、マニホールド45、放熱用熱交換器46、
畜冷器47及び通路48を介して互いに順次連通するよ
うに構成されている。なお、上記通路48は、この部分
に熱交換器を配してクーラとすることも可能である。
【0020】図8は、膨張シリンダブロック40と圧縮
シリンダブロック34との連結状態を示している。一般
的には膨張シリンダブロック40と圧縮シリンダブロッ
ク34の材質は異なる。例えば、膨張シリンダブロック
40の材質がステンレス(SUS304)であるとする
と、圧縮シリンダブロック34の材質が鉄(FC250
等)である。この実施形態では、膨張シリンダブロック
40と圧縮シリンダブロック34の間にセラミックス等
の熱伝導率が極めて低いリング部材(パッキン)101
が介装される。これにより圧縮シリンダブロック34
(例えば90〜100℃)から膨張シリンダブロック4
0(例えば−80℃)への熱伝導を減少させることがで
きるので、冷凍能力を向上させることができる。なお、
リング部材101を介装する場合、図9に示すように、
圧縮シリンダブロック34に環状凹部を形成し、この環
状凹部にリング部材101を介装するようにしてもよ
い。環状凹部を膨張シリンダブロック40に設けること
は可能である。もちろん、環状凹部を圧縮シリンダブロ
ック34、膨張シリンダブロック40のそれぞれに設け
てもよい。
【0021】放熱用熱交換器46は、アニュラータイプ
の熱交換器、例えば、図2及び図3に示すようなシェル
アンドチューブ式熱交換器50(環状の熱交換室51内
に作動ガスを流す多数のチューブ52を軸方向に貫設し
て、冷却用の水を熱交換室51内に流して作動ガスを冷
却する熱交換器)であってもよい。なお、図3は図2に
おける矢視AA断面図である。あるいは図4に示すよう
に、環状の作動ガス流路の周囲に環状のジャケット53
を配設し、このジャケット53内に冷却水を流して作動
ガスの冷却を行なうようにしてもよい。
【0022】この放熱用熱交換器46は、冷却水配管5
4及び冷却水用ポンプP1を介して放熱器55と接続さ
れて冷却水が循環し、放熱用熱交換器46で熱交換して
加熱された冷却水は放熱器55の冷却ファンより冷却さ
れる。なお、冷却水用ポンプP1は、放熱器55の下端
部K1と放熱用熱交換器46の下端部K4とを連結する
冷却水配管54中に配設されている。これにより、スタ
ーリング冷凍機3の運転中に何らかの理由で冷却水配管
54にエアーが侵入しても、エアーは冷却水用ポンプP
1の入口K2より高い位置に位置するようになるので、
冷却水用ポンプP1のエアー噛を抑制することが可能に
なる。
【0023】このとき、冷却水用ポンプP1の入口K2
をK1より適宜低い位置に設けると共に冷却水用ポンプ
P1の出口K3をK4より適宜低い位置に設け、かつ、
K1がK4より低くなるように設けるならば、略確実に
冷却水用ポンプP1にはエアーが入り込まなくすること
ができるので、冷却水用ポンプP1のエアー噛抑制効果
を確実なものとすることができる。冷却水配管54は、
配管が分岐接続されていて、この配管には、リザーババ
ルブ56を介して、水用リザーバタンク57が接続され
ている。また放熱器55には、エアー抜き58が接続さ
れていると共に、ドレーンバルブ59が接続されてい
る。膨張シリンダブロック40の上部には、冷却ヘッド
4が形成されている。冷却ヘッド4は、例えば、図5及
び図6に示すように、膨張シリンダブロック40の頂部
に肉厚を大きくした頂壁62を設け、この頂壁62に冷
熱冷媒の熱交換流路63を形成した構成とする。あるい
は図4に示すように膨張シリンダブロック40の頂部
に、ジャケット壁64を設け、このジャケット壁64内
に冷熱冷媒を流す構造としてもよい。
【0024】すでに説明したように、冷却ヘッド4は冷
熱冷媒管路5及び冷熱冷媒用ポンプP2を介して冷熱利
用機器8と接続され冷熱冷媒を循環している。冷熱冷媒
管路5には、サクションタンク65が配設されている。
このサクションタンク65には、リザーババルブ66を
介して、冷熱冷媒リザーバタンク67が接続されてい
る。サクションタンク65には、ドレーンバルブ68が
接続されている。また冷熱冷媒管路5には、エアー抜き
69が接続されている。なお、冷熱冷媒としては、エチ
ルアルコール、HFE、PFC、窒素、ヘリウム等が使
用される。
【0025】次に、本発明の上記実施例のスターリング
冷却装置1の作用を説明する。
【0026】モータ16によってクランクシャフト23
が正方向に回転し、クランク室15内のクランク25
a、25bが90度位相がずれて回転する。このクラン
ク部25a、25bに回動自在に連結されたコンロッド
26、27を介して、このコンロッド26、27の先端
に取り付けられたクロスガイドヘッド28、29が、ク
ロスガイドライナ30、31内を往復摺動する。クロス
ガイドヘッド28、29の夫々に圧縮ピストンロッド3
8及び膨張ピストンロッド43を介して連結された圧縮
ピストン36及び膨張ピストン42が、互いに90度の
位相差をもって往復動する。膨張ピストン42が90度
先行して上死点付近でゆっくりと移動中、圧縮ピストン
36は中間付近を上死点に向かって急速に移動して作動
ガスの圧縮動作を行なう。圧縮された作動ガスは、連通
孔49及びマニホールド45を通り放熱用熱交換器46
に流入する。
【0027】放熱用熱交換器46内で冷却水に放熱した
作動ガスは、畜冷器47で冷却され、通路48を通って
低温室41(膨張室)内に流入する。圧縮ピストン36
が上死点近辺でゆっくりと移動している時に膨張ピスト
ン42は急激に下死点に向かって移動し低温室41(膨
張室)に流入した作動ガスは急激に膨張し冷熱が発生す
る。これにより膨張室を囲む冷却ヘッド4部の膨張シリ
ンダブロック40の頂部は冷却され低温となる。そし
て、冷却ヘッド4において、冷熱冷媒管路5を循環する
冷熱冷媒を冷却する。
【0028】膨張ピストン42が下死点から上死点に移
動するときには、圧縮ピストン36は中間位置から下死
点に向かっており、作動ガスは膨張室より通路を通り畜
冷器47に流入し作動ガスの有する冷熱を畜冷器47に
蓄熱する。畜冷器47に蓄熱された冷熱は、上記のよう
に高温室37から放熱用熱交換器46を通して送られて
くる作動ガスを再度冷却するために再利用される。そし
て、冷却ヘッド4において冷却された冷熱冷媒は、冷熱
冷媒管路5、出口栓7から、例えば、冷凍庫等の冷熱利
用機器8内の冷熱冷媒配管に送られ、冷熱利用機器8内
で冷凍あるいは冷却作用を行なう。冷熱利用機器8内
で、冷熱冷媒は熱を吸収し冷却作用をして、冷熱冷媒配
管から、入口栓6に送られ、冷熱冷媒管路5を通り、冷
却ヘッド4に戻され、そこで冷却される。このように、
冷熱冷媒がスターリング冷凍機3の冷却ヘッド4と冷熱
利用機器8との間で循環し、スターリング冷凍機3で冷
熱冷媒は冷却され、この冷熱冷媒が冷熱利用機器8にお
いて冷却作用をする。以下、同様のサイクルが繰り返さ
れる。
【0029】放熱用熱交換器46で熱交換された冷却水
は、冷却水配管54から放熱器55に流れ、そこで冷却
ファンにより冷却され、再度放熱用熱交換器46へと循
環する。このとき何らかの理由により冷却水配管54に
エアーが貯まっても、冷却水用ポンプP1が放熱器55
の下端部K1と放熱用熱交換器46の下端部K4との間
に設けられているので、冷却水用ポンプP1のエアー噛
みを抑制でき、安定して放熱用熱交換器46に冷却水を
循環させることが可能になっている。従って、スターリ
ング冷却装置の効率低下を防止することができる。
【0030】一方、スターリング冷却装置では運転中に
何らかの理由により冷却水配管54を含む冷却水の循環
系路内にエアーが混入することがある他に、メンテナン
ス時等、冷却水配管54に冷却水を封入する過程で、冷
却水配管54内にエアーが混入する場合がある。この実
施形態では、冷却水配管54を含む循環系路に冷却水を
封入する過程でエアーを混入させない方法が提案され
る。
【0031】図7は、本実施形態による冷却水封入方法
を示している。すなわち、本実施形態による手順として
は、図7aに示すように、まず冷却水用ポンプP1の吸
込側の冷却水配管54aを切り離し可能に形成し、この
切り離し可能にした冷却水配管54aの各端部にジョイ
ント用のコネクタA、Bを設けておく。冷却水配管54
aの各端部を切り離した状態で、各端部を、水を張った
容器100に水没させて、冷却水用ポンプP1を運転さ
せる。ただし冷却水用ポンプP1にはある程度の水を呼
び水として入れておく。冷却水用ポンプP1の運転によ
って冷却水配管54を含む冷却水の循環系路に容器10
0の冷却水が封入される。この冷却水を封入する過程で
エアーを混入させないため、冷却水用ポンプP1の運転
は当該水中にエアー(泡)が出なくなるまで継続させ
る。しかる後に、図7bに示すように、当該容器100
の水中で、切り離した冷却水配管54aの各端部をコネ
クタA、Bによって連結する。
【0032】この実施形態では、メンテナンス時等、冷
却水配管54に冷却水を封入する過程で、冷却水配管5
4内にエアーが混入することがないので、冷却水用ポン
プP1がエアー噛みを起こすことがなく、冷却水を適正
に循環させることができる。従って、圧縮室から膨張室
に送られる作動ガスの熱が十分に放熱されるのでスター
リング冷凍機の冷凍効率を向上させることができる。
【0033】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明はこれに限定されるものでないことは明
らかである。例えば、上記実施形態では2ピストン型の
スターリング冷凍機3を使用したが、ディスプレーサ型
等他の形式のスターリング冷凍機3に本発明を適用でき
ることはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および2
記載の発明では、圧縮シリンダブロックと膨張シリンダ
ブロックとの間に熱伝導率の低い部材で形成された環状
のパッキンを介装したので、例えば、圧縮シリンダブロ
ックが鉄製であって、膨張シリンダブロックがステンレ
ス製であったとしても、圧縮室側から膨張室側への熱移
動が抑制され、冷凍能力を向上させることができる。
【0035】請求項3記載の発明では、冷却水用ポンプ
の吸込側の冷却水配管を切り離し、この切り離した冷却
水配管の各端部を同一槽の水中に水没させ、当該水中に
エアーが出なくなるまで冷却水用ポンプを運転させて循
環系路に水を封入し、しかる後に、当該同一槽の水中で
切り離した冷却水配管の各端部を連結するので、メンテ
ナンス時等、冷却水配管に冷却水を封入する過程で冷却
水配管内にエアーが混入することがないので、冷却水用
ポンプがエアー噛みを起こすことがなく、冷却水を適正
に循環させることができる。従って、圧縮室から膨張室
に送られる作動ガスの熱が十分に放熱されるのでスター
リング冷凍機の冷凍効率を向上させることができる等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に適用されるスターリング冷
却装置の概略構成図である。
【図2】放熱用熱交換器の一例を説明する平面図であ
る。
【図3】図2のAA矢視断面図である。
【図4】冷却ヘッドの別の例を説明する側部断面を示す
図である。
【図5】冷却ヘッドの一例を説明する側部断面を示す図
である。
【図6】図5の冷却ヘッドを示す断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す図であり、aはコネ
クタを外して冷却水を封入している状態を示す図、bは
コネクタを連結した状態を示す図である。
【図8】膨張シリンダブロックと圧縮シリンダブロック
の連結状態を示す図である。
【図9】図8の別の例を示す図である。
【符号の説明】
1 スターリング冷却装置 3 スターリング冷凍機 34 圧縮シリンダブロック 36 圧縮ピストン 37 高温室(圧縮室) 40 膨張シリンダブロック 41 低温室(膨張室) 42 膨張ピストン 46 放熱用熱交換器 54、54a 冷却水配管 55 放熱器 100 容器 101 リング部材(パッキン) A、B コネクタ P1 冷却水用ポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮シリンダブロックと、この圧縮シリ
    ンダブロック内を摺動し、圧縮室の作動ガスを圧縮する
    圧縮ピストンと、前記圧縮シリンダブロックに連結され
    た膨張シリンダブロックと、この膨張シリンダブロック
    内を、前記圧縮ピストンと位相が略90度ずれて往復運
    動して、膨張室の作動ガスを膨張させる膨張ピストン
    と、前記圧縮室と前記膨張室とを連結して、作動ガスが
    これらの間を行き来するように連結するガス流路と、こ
    のガス流路に連結された放熱用熱交換器と、前記膨張室
    の周囲に設けられ、冷熱利用機器を接続可能にした冷却
    ヘッドと、を有したスターリング冷却装置において、前
    記圧縮シリンダブロックと前記膨張シリンダブロックと
    の間に熱伝導率の低い部材で形成された環状のパッキン
    を介装したことを特徴とするスターリング冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮シリンダブロックおよび/また
    は前記膨張シリンダブロックの接合面に環状の凹部を形
    成し、この凹部に前記環状のパッキンを装着して、前記
    圧縮シリンダブロックと前記膨張シリンダブロックとを
    連結したことを特徴とする請求項1記載のスターリング
    冷却装置。
  3. 【請求項3】 圧縮室の作動ガスを圧縮する圧縮ピスト
    ンと、この圧縮ピストンと位相が略90度ずれて往復運
    動して、膨張室の作動ガスを膨張させる膨張ピストン
    と、前記圧縮室と前記膨張室とを連結して、作動ガスが
    これらの間を行き来するように連結するガス流路と、こ
    のガス流路中に設けられて、前記圧縮室で圧縮されて温
    度上昇した作動ガスと冷却水とを熱交換させる放熱用熱
    交換器と、この放熱用熱交換器に冷却水を循環させる冷
    却水配管を含む循環系路と、この冷却水配管に接続され
    た冷却水用ポンプとを有したスターリング冷却装置の冷
    却水封入方法において、前記冷却水用ポンプの吸込側の
    冷却水配管を切り離し、この切り離した冷却水配管の各
    端部を同一槽の水中に水没させ、当該水中にエアーが出
    なくなるまで前記冷却水用ポンプを運転させて前記循環
    系路に水を封入し、当該同一槽の水中で切り離した冷却
    水配管の各端部を連結することを特徴とするスターリン
    グ冷却装置の冷却水封入方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106225350A (zh) * 2016-08-24 2016-12-14 常州市江浪铸造有限公司 保温型铁铸金属液储液器

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US7913498B2 (en) 2003-11-06 2011-03-29 Schlumberger Technology Corporation Electrical submersible pumping systems having stirling coolers
CN106225350A (zh) * 2016-08-24 2016-12-14 常州市江浪铸造有限公司 保温型铁铸金属液储液器

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