JP2000275624A - プラスチックフィルム積層体及び液晶装置の製造方法 - Google Patents

プラスチックフィルム積層体及び液晶装置の製造方法

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JP2000275624A
JP2000275624A JP11080323A JP8032399A JP2000275624A JP 2000275624 A JP2000275624 A JP 2000275624A JP 11080323 A JP11080323 A JP 11080323A JP 8032399 A JP8032399 A JP 8032399A JP 2000275624 A JP2000275624 A JP 2000275624A
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JP
Japan
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plastic film
liquid crystal
adhesive layer
adhesive
crystal device
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JP11080323A
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Hiroyuki Hosogaya
裕之 細萱
Shinji Fujisawa
信治 藤澤
Yoshiaki Otsuki
芳明 大月
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチックフィルムを粘着層によって硬質
支持部材上に粘着させて形成されるプラスチックフィル
ム積層体に関して、液晶装置を製造するための一連の工
程を支障なく実行できるようにする。 【解決手段】 粘着層3によってガラス支持部材2に粘
着されるプラスチックフィルム4を有するプラスチック
フィルム積層体1であって、レジスト塗布処理及びレジ
スト露光処理を含む電極形成処理を受けるものである。
粘着層3は、所定条件の紫外線照射によって粘着力が低
下し、しかしレジスト処理前洗浄のための紫外線照射及
びレジスト露光処理のための紫外線照射によっては粘着
力が低下しない粘着特性を有する。この粘着層3は、レ
ジスト処理時の紫外線照射では粘着力が低下しないが、
所定条件の紫外線照射では粘着力が低下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置を製造す
る際に用いられるプラスチックフィルム積層体に関す
る。また本発明は、そのプラスチックフィルム積層体を
用いて行われる液晶装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶装置は、一般に、一対の基板の間に
形成されるセルギャップ内に液晶を封入して成る構成を
有し、その液晶に印加する電圧を画素ごとに制御するこ
とにより、上記一対の基板の少なくとも一方を通して数
字、文字、絵柄等といった像を表示する。
【0003】この液晶装置において一対の基板は、多く
の場合、硬質部材であるガラスや可撓性部材であるプラ
スチックによって形成される。ここで、プラスチック
は、ガラスに比べて破損し難く、軽量である等といった
利点を有するものの、剛性が低くていわゆる腰が無いの
で、折り曲げられた際に各種成膜形成された電極、配向
膜、絶縁膜等に亀裂が生じて破損したり、また平坦に保
持すること及び強固に保持することが難しく、よって、
プラスチックフィルムを用いて液晶装置の基板を形成す
ることはガラスを用いる場合に比べて困難であった。
【0004】この製造上の困難性を緩和するため、特開
平7−325297号公報及び特開平9−105896
号公報によれば、液晶装置用の基板を形成するために必
要となる各種工程を、紫外線硬化型の粘着層によってガ
ラス支持部材上に粘着させた状態のプラスチックフィル
ムに対して実行し、それらの工程が終了した後に、その
粘着層に紫外線を照射してその粘着力を低下させた上で
ガラス支持部材をプラスチックフィルムから剥離すると
いう方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、プラスチックフィルムをガラス支持部材
上に粘着するための粘着層の特性に関しては詳しくは触
れられていない。実際のところ、粘着層の種類によって
は、ガラス支持部材上に支持されたプラスチックフィル
ムに対して液晶装置を製造するための各種の工程を実行
するときに、プラスチックの粘着状態が不安定になって
希望通りの処理を行えなくなるという問題が発生してい
た。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みて成された
ものであって、プラスチックフィルムを粘着層によって
支持部材上に粘着させることによって形成されるプラス
チックフィルム積層体に関して、液晶装置を製造するた
めの一連の工程を支障なく実行できるようにすることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1) 上記の目的を達
成するため、本発明に係るプラスチックフィルム積層体
は、硬質の支持部材と、その支持部材の表面に形成され
る粘着層と、その粘着層によって前記支持部材に粘着さ
れるプラスチックフィルムとを有していて、レジスト塗
布処理及びレジスト露光処理を含む電極形成処理を受け
るプラスチックフィルム積層体において、前記粘着層
は、所定条件の紫外線照射によって粘着力が低下し、し
かし前記レジスト塗布処理前の洗浄のための紫外線照射
及び前記レジスト露光処理のための紫外線照射によって
は粘着力が低下しない粘着特性を有することを特徴とす
る。
【0008】このプラスチックフィルム積層体によれ
ば、液晶装置を製造するための各種処理をプラスチック
フィルムに対して行う場合、それらの処理は硬質の支持
部材に支持された状態のプラスチックフィルムに対して
行われるので、それらの処理は高精度且つ迅速に支障無
く行うことができる。
【0009】また、プラスチックフィルムを支持部材に
よって支持する必要が無くなったときには、適宜のタイ
ミングで前記所定条件の紫外線照射を行うことによって
粘着層の粘着力を低下させることにより、不要となった
支持部材をプラスチックフィルムから簡単に、しかもそ
のプラスチックフィルムに損傷を与えることなく剥離で
きる。
【0010】また、本発明で用いる粘着層は、レジスト
塗布処理前洗浄のための紫外線照射及びレジスト露光処
理のための紫外線照射によっては粘着力が低下しない粘
着特性を有するので、支持部材に支持された状態でプラ
スチックフィルムがそれらの紫外線照射を受けるとき、
そのプラスチックフィルムを粘着している粘着層がそれ
らの紫外線照射によって悪影響を受けることが無くな
り、よって、液晶装置の製造のためにプラスチックフィ
ルムに対して行われる一連の工程を支障なく実行でき
る。
【0011】(2) 上記構成のプラスチックフィルム
積層体において、前記粘着層は、紫外線の露光量を選択
することに応じて前記粘着特性を生じるような物質によ
って形成できる。
【0012】(3) 上記(2)に記載のプラスチック
積層体に関しては、前記粘着層は、500mj/cm
以上の露光量の紫外線照射によって粘着力が低下するよ
うな物質によって形成できる。これは次のような理由に
よるものである。
【0013】すなわち、一般に、液晶装置の製造方法に
おけるレジスト処理前の紫外線洗浄工程において実行さ
れる紫外線照射の露光量は250mj/cm以上であ
り、また、レジスト露光工程において実行される紫外線
照射の露光量は110〜200mj/cmである。従
って、これらの露光量下での紫外線照射によって粘着層
の粘着力が低下するようであると、それらの工程におい
てプラスチックフィルムに位置ズレ、撓み、変形等が発
生して、液晶製造のための各種工程が正常に行えなくな
るおそれがある。これに対し、粘着層の粘着力が低下す
る露光量を500mj/cm以上に設定しておけば、
液晶装置の製造方法における上記の各種紫外線照射にお
いては粘着層に変化が発生せず、よって、液晶装置の製
造のための処理を支障無く行うことができる。
【0014】(4) 上記(1)に記載のプラスチック
フィルム積層体において、前記粘着層は、紫外線の波長
を選択することに応じて前記粘着特性を生じるような物
質によって形成できる。
【0015】(5) 上記(4)に記載のプラスチック
フィルム積層体に関しては、粘着層は、254nm〜3
65nmの波長域を外れる波長域の紫外線照射によって
粘着力が低下するような物質によって形成できる。これ
は次のような理由によるものである。
【0016】すなわち、一般に、液晶装置の製造方法に
おけるレジスト処理前の紫外線洗浄工程及びレジスト露
光工程において用いられる紫外線の波長は254nm〜
365nmであり、従って、この波長域の紫外線照射に
よって粘着層の粘着力が低下するようであると、それら
の工程においてプラスチックフィルムに位置ズレ、撓
み、変形等が発生して正常な処理が行えなくなるおそれ
がある。これに対し、粘着層の粘着力を低下させる紫外
線の波長をそれらの波長域を外れる領域に設定しておけ
ば、液晶装置の製造方法における上記の各種紫外線照射
においては粘着層に変化が発生せず、よって、液晶装置
を製造するための処理を支障無く行うことができる。
【0017】(6) 次に、本発明に係る液晶装置の製
造方法は、一対の基板間に液晶を封止して成り、少なく
とも一方の基板がプラスチックフィルム基板である液晶
装置を製造するための液晶装置の製造方法において、上
記(1)から(5)に記載のプラスチックフィルム積層
体に含まれる状態のプラスチックフィルムに対して、前
記プラスチックフィルム基板を形成するために必要とな
る必要工程を実行し、その必要工程の終了後に、前記粘
着層に所定条件の紫外線照射を行って該粘着層の粘着力
を低下させ、その粘着力低下状態において前記支持部材
を前記プラスチックフィルムから剥離することを特徴と
する。
【0018】上記構成において、「プラスチックフィル
ム基板」とは、液晶装置を構成する一対の基板のうちの
一方又は両方の基板のことであって、具体的にはプラス
チックフィルム上に電極、配向膜、その他必要な要素を
装着した状態の基板のことである。
【0019】上記構成の製造方法によれば、液晶装置を
製造するための各種処理をプラスチックフィルムに対し
て行う場合、それらの処理は硬質の支持部材に支持され
た状態のプラスチックフィルムに対して行われるので、
それらの処理は高精度且つ迅速に支障無く行うことがで
きる。
【0020】また、プラスチックフィルムを支持部材に
よって支持する必要が無くなったときには、適宜のタイ
ミングで前記所定条件の紫外線照射を行うことによって
粘着層の粘着力を低下させることにより、不要となった
支持部材をプラスチックフィルムから簡単に剥離でき
る。
【0021】また、本発明で用いる粘着層は、レジスト
処理前の洗浄のための紫外線照射及びレジスト露光処理
のための紫外線照射によっては粘着力が低下しない粘着
特性を有するので、支持部材に支持された状態でプラス
チックフィルムがそれらの紫外線照射を受けるとき、そ
のプラスチックフィルムを粘着している粘着層がそれら
の紫外線照射によって悪影響を受けることが無くなり、
よって、液晶装置を製造するためにプラスチックフィル
ムに対して行われる一連の工程を支障なく実行できる。
【0022】
【発明の実施の形態】(プラスチックフィルム積層体)
図1は、本発明に係るプラスチックフィルム積層体の一
実施形態の断面構造を示している。ここに示すプラスチ
ックフィルム積層体1は、硬質の支持部材2と、その上
に層状に形成された粘着層3と、その粘着層3によって
支持部材2の表面に粘着されたプラスチックフィルム4
と、そしてそのプラスチックフィルム4の表面に成膜さ
れたパターニングされていない厚さ一様な電極層、いわ
ゆるベタ電極6とを有する。電極6は、例えば、スパッ
タリング法その他の周知の成膜法を用いてITO(Indi
um Tin Oxide:インジウムスズ酸化物)等によって形成
される。
【0023】支持部材2は例えばガラスによって、適宜
の大きさ例えば330mm×220mm程度の大きさの
長方形状に形成される。プラスチックフィルム4は、例
えば図2に示すように、ベース層7の表裏両面に有機又
は無機のガスバリヤ層8を成膜し、さらにそれらの表面
に表面層9を成膜することによって形成される。
【0024】ベース層7は、例えばポリカーボネート
(PC)、ポリアクリレート(PAr)又はポリエーテ
ルサルホン(PES)等によって形成される。また、ガ
スバリヤ層8は、例えばエチレンビニルアルコール(E
VA)、ポリビニルアルコール(PVA)又はSiO
等によって形成される。また、表面層(オーバーコート
層)9は、表面硬度を高めたり、耐薬品性を高めたり、
電極の密着性を高めたりするために形成されるものであ
り、例えば、エポキシ樹脂等によって形成される。
【0025】粘着層3は単層に形成することもできる
し、あるいは、図3に示すように両面粘着テープ11の
表面粘着層3a及び3bの少なくとも一方として形成す
ることもできる。この粘着層3は、例えば、紫外線照射
によって粘着力が低下又は0(ゼロ)となる性質を有す
るアクリル系樹脂によって形成される。特に、本実施形
態では、所定条件の紫外線照射によって粘着力が低下
し、しかしレジスト塗布処理前の洗浄のための紫外線照
射及びレジスト露光処理のための紫外線照射によっては
粘着力が低下しない粘着特性を有する物質によって粘着
層3が形成される。
【0026】ここで、レジスト塗布処理前の洗浄処理及
びレジスト露光処理について説明すれば、次の通りであ
る。すなわち、図1に示すプラスチックフィルム積層体
1を構成するプラスチックフィルム4は、液晶装置にお
いて液晶を挟持するための一対の基板の一方又は両方と
して用いられるものであり、そのプラスチックフィルム
4に対しては電極形成工程、配向膜形成工程、配向膜焼
成工程、ラビング工程、シール材印刷等といった液晶装
置を製造するために必要となる各種の必要工程が実行さ
れる。
【0027】上記のレジスト塗布前洗浄処理及びレジス
ト露光処理は、上記の電極形成工程に含まれる処理であ
って、具体的には、プラスチックフィルム4の表面に形
成されたベタ電極6を所定模様にパターニングするため
のフォトリソグラフ処理において、ベタ電極6の表面に
レジストを一様に塗布するのに先立ってベタ電極6等を
洗浄するのがレジスト塗布前洗浄処理である。また、フ
ォトリソグラフ処理において、所定パターンを有するフ
ォトマスクを通して電極表面のレジストを露光するのが
レジスト露光処理である。
【0028】上記のレジスト塗布前洗浄処理は、一般
に、紫外線照射によって行われ、そのときに使用される
紫外線の波長は254nm〜365nmで、そのときの
紫外線露光量は250mj/cm以上であることが
多い。また、レジスト露光処理も一般に紫外線照射によ
って行われ、そのときに使用される紫外線の波長は25
4nm〜365nmで、そのときの紫外線露光量は11
0〜200mj/cmであることが多い。
【0029】以上の点を考慮すれば、本実施形態におけ
る粘着層3を「所定条件の紫外線照射によって粘着力が
低下し、しかしレジスト塗布処理前の洗浄のための紫外
線照射及びレジスト露光処理のための紫外線照射によっ
ては粘着力が低下しない粘着特性を有する」ように設定
するためには、露光量が500mj/cm以上の紫
外線照射によって粘着力が低下するような物質又は波長
が254nm〜365nmの波長域を外れる波長域の紫
外線照射によって粘着力が低下するような物質によって
粘着層3を形成することが望ましい。
【0030】本実施形態のプラスチックフィルム積層体
1は以上のように構成されているので、プラスチックフ
ィルム4それ自体は剛性が低くても、それをガラス製の
支持部材2によって支持することにより、プラスチック
フィルム4の位置ズレ、撓み、変形等を防止でき、よっ
て、プラスチックフィルム4に電極形成工程その他の必
要工程を実行することによってそれを液晶装置用のプラ
スチックフィルム基板へと形成する処理を高精度且つ迅
速に行うことができる。
【0031】そして、上記の必要工程が完了した後に
は、例えば図1の矢印Aのようにガラス支持部材2側か
ら紫外線照射を行う。このときの紫外線照射は粘着層3
の粘着力を低下させるのに十分なものであるので、この
紫外線照射により粘着層3の粘着力は低下し、このた
め、支持部材2はプラスチックフィルム4から極めて簡
単に剥離される。この方法により、剥離の際にプラスチ
ックフィルム4に異常な負荷がかかって、そのプラスチ
ックフィルム4が変形や破損することを確実に防止でき
る。
【0032】(液晶装置の製造方法)以下、図1のプラ
スチックフィルム積層体1を用いて行われる液晶装置の
製造方法について説明する。なお、今製造しようとして
いる液晶装置は、例えば、図4に示す液晶パネル12に
バックライト等といった照明装置や液晶駆動用IC等と
いった各種付帯機器を装着することによって形成される
ものである。この液晶パネル12は、一対の基板13a
及び13bの周辺をシール材14によって互いに接合
し、それらの基板の間に形成されるセルギャップ内に液
晶を封入することによって形成される。
【0033】各基板13a及び13bはそれぞれ次のよ
うに、すなわち、ベースとなる基板素材の表面に所定パ
ターンの電極16a及び16bを形成し、それらの電極
上に配向膜を形成し、さらにそれらの配向膜にラビング
処理を施こす等といった各種の必要工程を経て形成され
る。また、各基板13a及び13bの外側表面には偏光
板17a及び17bが貼着され、さらに場合によって
は、いずれかの基板の内側表面にカラーフィルタが形成
される。
【0034】なお、電極16a及び16bは実際には狭
い間隔で多数本がそれぞれの基板13a及び13bの表
面全域に形成されるが、図4では構造をわかり易く示す
ために実際の間隔よりも広い間隔でそれらの電極を図示
し、さらに一部分の電極の図示は省略してある。また、
電極16a及び16bは、直線状に形成されることに限
られず、適宜のパターン形状に形成されることもある。
【0035】図4の液晶パネル12を構成する一対の基
板13a及び13bは、それらの一方又は両方がプラス
チックフィルムを基板素材として形成される。以下、そ
れらの基板の製造方法について説明するが、本実施形態
では、一方の基板がプラスチックフィルムを用いて形成
され、他方の基板がガラスを用いて形成されるものとす
る。
【0036】まず、プラスチックフィルムを基板素材と
するプラスチックフィルム基板は、例えば図5のような
工程を経て製造される。すなわち、工程P1において、
図1のプラスチックフィルム積層体1の全体を洗浄す
る。このプラスチックフィルム積層体1は例えば330
mm×220mmの大きさを有し、このプラスチックフ
ィルム積層体1の中には複数個例えば30〜35個程度
の液晶パネル12に相当する電極パターン等が形成され
る。
【0037】次に工程P2においてレジスト塗布処理前
の紫外線洗浄を行う。具体的には、波長254nm〜3
65nmで露光量250mj/cm以上の紫外線をプ
ラスチックフィルム積層体1に照射して該積層体1の洗
浄を行う。このとき、本実施形態の積層体1で用いる粘
着層3は、上記の波長及び露光量の紫外線照射では粘着
力は低下しない。
【0038】次に、ベタ電極6の表面にレジスト18を
一様に塗布してさらに焼成し(工程P3)、さらにマス
クパターン19を通して紫外線を照射してレジスト18
に所定パターンの潜像を形成する(工程P4)。このと
きの紫外線の波長は254nm〜365nmで露光量は
110〜200mj/cm以上である。本実施形態の
積層体1で用いる粘着層3は、この工程P4で用いる波
長及び露光量の紫外線照射によっても粘着力が低下しな
い。
【0039】次に、レジスト18を現像し(工程P
5)、そしてそのレジスト18をマスクとして電極6を
エッチングし(工程P6)、さらにレジストを剥離する
(工程P7)。これにより、プラスチックフィルム積層
体1のプラスチックフィルム4上に希望パターンの電極
6が形成される。
【0040】その後、電極6が形成されたプラスチック
フィルム4の表面に、例えばポリイミドを一様に成膜し
て配向膜21を形成し、さらにそれを焼成し(工程P
8)、さらにその配向膜21にラビング処理を施す(工
程P9)。次に、スクリーン印刷によってシール材14
を形成し(工程P10)、さらに仮焼成することにより
(工程P11)、一対の基板13a及び13bのうちの
一方であるプラスチックフィルム基板が形成される。
【0041】プラスチックフィルム4に対する以上のよ
うな各種の工程は、プラスチックフィルム4を硬質のガ
ラス支持部材2によって支持した状態で行われるので、
プラスチックフィルム4それ自体は変形し易い物質であ
るとしても、それらの工程を通してプラスチックフィル
ム4の位置ズレ、変形等を防止でき、よって、プラスチ
ックフィルム4に対する各種工程は高精度に安定して実
行できる。
【0042】他方の基板、すなわちガラス基板は、例え
ば図6に示すように、図4の液晶パネル12の複数個分
の大きさを有するガラス基板素材を用意してそれを洗浄
し(工程P21)、そのガラス基板素材の上に所定パタ
ーンの電極を形成し(工程P22)、その上に配向膜を
形成し(工程P23)、その配向膜に対してラビング処
理を施し(工程P24)、そしてさらに、セルギャップ
を維持するためのスペーサを基板素材の表面に分散する
(工程P25)。これにより、ガラス基板が形成され
る。
【0043】その後、図7の工程P31において、以上
のようにして形成したプラスチックフィルム基板及びガ
ラス基板を互いに貼り合わせ、さらに120℃で加熱及
び加圧して両基板をシール材14によって接合する。さ
らに所定条件、例えば500mj/cm以上の露光
量及び254nm〜365nmの波長域を外れる波長域
の両方の条件又はそれらのうちのいずれか一方の条件を
満足する紫外線を、プラスチック基板側のガラス支持部
材2(図1参照)の外側から照射する(工程P32)。
【0044】この紫外線照射により、プラスチック基板
内のプラスチックフィルム積層体1(図1参照)に含ま
れる粘着層3はその粘着力が低下し、そしてその状態下
でプラスチックフィルム4からガラス支持部材2を剥離
する。粘着層3の粘着力が低くなっているので、ガラス
支持部材2の剥離の際、プラスチックフィルム4に破損
や変形等が発生することはない。
【0045】その後、互いに接合された一対の基板を1
次ブレイクして各液晶パネル部分における液晶注入用の
開口を外部へ露出し(工程P33)、その開口を通して
各液晶パネル部分の内部へ液晶を注入し、さらに使用済
みの液晶注入用開口を封止する(工程P34)。さら
に、2次ブレイクを行うことにより図4に示す個々の液
晶パネルを作製し(工程P35)、そしてそれらの液晶
パネルに液晶駆動用IC等といった各種付帯機器を実装
し(工程P36)、これにより液晶装置が完成する。
【0046】(その他の実施形態)以上、好ましい実施
形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形
態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明
の範囲内で種々に改変できる。
【0047】例えば、図4に示した液晶パネルは本発明
を適用することができる液晶パネルの単なる一例であ
り、本発明はその他の任意の構造の液晶パネルに対して
適用できる。また、図5から図7に示した一連の工程か
ら成る液晶装置の製造方法は、本発明のプラスチックフ
ィルム積層体を適用できる製造方法の単なる一例であ
り、紫外線を用いたレジスト塗布前洗浄処理及びレジス
ト露光処理を含む液晶装置の製造方法でありさえすれ
ば、本発明は他の任意の製造方法に対しても適用でき
る。
【0048】
【発明の効果】本発明に係るプラスチックフィルム積層
体及び液晶装置の製造方法によれば、液晶装置を製造す
るための各種処理をプラスチックフィルムに対して行う
場合、それらの処理は硬質の支持部材に支持された状態
のプラスチックフィルムに対して行われるので、それら
の処理は高精度且つ迅速に支障無く行うことができる。
【0049】また、プラスチックフィルムを支持部材に
よって支持する必要が無くなったときには、適宜のタイ
ミングで所定条件の紫外線照射を行うことによって粘着
層の粘着力を低下させることにより、不要となった支持
部材をプラスチックフィルムから簡単に、しかもそのプ
ラスチックフィルムに損傷を与えることなく剥離でき
る。
【0050】また、本発明で用いる粘着層は、レジスト
塗布処理前の洗浄のための紫外線照射及びレジスト露光
処理のための紫外線照射によっては粘着力が低下しない
粘着特性を有するので、支持部材に支持された状態でプ
ラスチックフィルムがそれらの紫外線照射を受けると
き、そのプラスチックフィルムを粘着している粘着層が
それらの紫外線照射によって悪影響を受けることが無く
なり、よって、液晶装置の製造のためにプラスチックフ
ィルムに対して行われる一連の工程は何等の支障なく実
行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラスチックフィルム積層体の一
実施形態の断面構造を示す断面図である。
【図2】図1の積層体に含まれるプラスチックフィルム
の一実施形態の断面構造を示す断面図である。
【図3】粘着層に関する他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図4】本発明に係る液晶装置の主要部である液晶パネ
ルの一実施形態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る液晶装置の製造方法の一実施形態
の主要部を示す工程図である。
【図6】本発明に係る液晶装置の製造方法の他の一部を
示す工程図である。
【図7】本発明に係る液晶装置の製造方法のさらに他の
一部を示す工程図である。
【符号の説明】
1 プラスチックフィルム積層体 2 支持部材 3 粘着層 4 プラスチックフィルム 6 電極 7 ベース層 8 ガスバリヤ層 9 表面層 11 両面粘着テープ 12 液晶パネル 13a,13b 基板 18 レジスト 19 マスクパターン 21 配向膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大月 芳明 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H088 EA02 FA01 FA17 FA19 FA21 FA25 FA29 FA30 HA01 MA20 2H090 JA06 JA07 JA16 JB03 JC01 JC07 JC08 JC11 JC19 JD11 JD13 LA16 4F100 AK01C AR00A AR00B BA03 BA07 BA10A BA10C EK00 GB90 JK12A JL13B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質の支持部材と、その支持部材の表面
    に形成される粘着層と、その粘着層によって前記支持部
    材に粘着されるプラスチックフィルムとを有し、レジス
    ト塗布処理及びレジスト露光処理を含む電極形成処理を
    受けるプラスチックフィルム積層体において、 前記粘着層は、所定条件の紫外線照射によって粘着力が
    低下し、しかし前記レジスト塗布処理前の洗浄のための
    紫外線照射及び前記レジスト露光処理のための紫外線照
    射によっては粘着力が低下しない粘着特性を有すること
    を特徴とするプラスチックフィルム積層体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記粘着層は、紫外
    線の露光量を選択することに応じて前記粘着特性を生じ
    ることを特徴とするプラスチックフィルム積層体。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記粘着層は、50
    0mj/cm以上の露光量の紫外線照射によって粘着
    力が低下することを特徴とするプラスチックフィルム積
    層体。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記粘着層は、紫外
    線の波長を選択することに応じて前記粘着特性を生じる
    ことを特徴とするプラスチックフィルム積層体。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記粘着層は、25
    4nm〜365nmの波長域を外れる波長域の紫外線照
    射によって粘着力が低下することを特徴とするプラスチ
    ックフィルム積層体。
  6. 【請求項6】 一対の基板間に液晶を封止して成り、少
    なくとも一方の基板がプラスチックフィルム基板である
    液晶装置を製造するための液晶装置の製造方法におい
    て、 請求項1から請求項5の少なくともいずれか1つに記載
    のプラスチックフィルム積層体に含まれる状態のプラス
    チックフィルムに対して、前記プラスチックフィルム基
    板を形成するために必要となる必要工程を実行し、 その必要工程の終了後に、前記粘着層に所定条件の紫外
    線照射を行って該粘着層の粘着力を低下させ、その粘着
    力低下状態において前記支持部材を前記プラスチックフ
    ィルムから剥離することを特徴とする液晶装置の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004273317A (ja) * 2003-03-10 2004-09-30 Tdk Corp 有機el表示装置、その製造方法、製造装置
CN112063329A (zh) * 2019-06-10 2020-12-11 琳得科株式会社 粘着片及层叠体

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