JP2000275821A - 感光性平版印刷版材料 - Google Patents
感光性平版印刷版材料Info
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- JP2000275821A JP2000275821A JP8065099A JP8065099A JP2000275821A JP 2000275821 A JP2000275821 A JP 2000275821A JP 8065099 A JP8065099 A JP 8065099A JP 8065099 A JP8065099 A JP 8065099A JP 2000275821 A JP2000275821 A JP 2000275821A
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- lithographic printing
- polymer
- plate material
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C1/00—Forme preparation
- B41C1/10—Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme
- B41C1/1008—Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme by removal or destruction of lithographic material on the lithographic support, e.g. by laser or spark ablation; by the use of materials rendered soluble or insoluble by heat exposure, e.g. by heat produced from a light to heat transforming system; by on-the-press exposure or on-the-press development, e.g. by the fountain of photolithographic materials
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高感度であり印刷性に優れた平版印刷版を与え
る。 【解決手段】化1で示される繰り返し単位を有する重合
体、アジド化合物および近赤外吸収色素から構成される
ことを特徴とする感光性組成物。 【化1】 化1中、R1は置換可能な任意の基または原子を表し、
pは1から3の整数を表す。
る。 【解決手段】化1で示される繰り返し単位を有する重合
体、アジド化合物および近赤外吸収色素から構成される
ことを特徴とする感光性組成物。 【化1】 化1中、R1は置換可能な任意の基または原子を表し、
pは1から3の整数を表す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は近赤外光の波長範囲
にある光に感度を有するネガ型の感光性平版印刷版に関
する。
にある光に感度を有するネガ型の感光性平版印刷版に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体レーザーは高出力化、長寿
命化、低価格化が進みつつあり、好ましい露光用光源と
して注目を集めているが、特に近赤外領域に発振波長を
有する近赤外半導体レーザーは1W以上の出力を有する
ものが市場に現れている。
命化、低価格化が進みつつあり、好ましい露光用光源と
して注目を集めているが、特に近赤外領域に発振波長を
有する近赤外半導体レーザーは1W以上の出力を有する
ものが市場に現れている。
【0003】上記のような半導体レーザーを利用し、デ
ジタルデータを直接印刷版上に出力するいわゆるCTP
用平版印刷版としての用途に関しては、特開平7−20
629号、同271029号、同9−244226号公
報等に記載される例が挙げられる。これらの内、平版印
刷版に関する公報については、フェノール樹脂、赤外線
吸収剤、酸発生剤を基本的に含む感光性層を有する平版
印刷版が開示されている。こうした平版印刷版は例えば
高出力半導体レーザー等により露光し、光酸発生剤から
発生する酸によりフェノール樹脂の現像液に対する溶解
性が架橋等により変化することを利用したものである。
ネガ型処理では、こうした方式を用いる場合に露光後に
版面を加熱処理することが上記明細書中に記載されてお
り、露光部に発生した強酸によるフェノール樹脂の架橋
を促進させる上で必要とされる工程であるが、加熱され
る温度により露光部/未露光部の溶解性の差が一定に保
たれず、例えば十分な加熱が行われなければ現像液によ
り露光部まで溶解する場合や、逆に加熱温度が高すぎる
場合には未露光部が部分的に不溶化し、現像が十分に行
われない等の問題点がある。更には、長期にわたる保存
性や特に高温条件下での保存により、感光層が自然硬化
する問題や、感度低下を来すといった保存性に問題があ
った。
ジタルデータを直接印刷版上に出力するいわゆるCTP
用平版印刷版としての用途に関しては、特開平7−20
629号、同271029号、同9−244226号公
報等に記載される例が挙げられる。これらの内、平版印
刷版に関する公報については、フェノール樹脂、赤外線
吸収剤、酸発生剤を基本的に含む感光性層を有する平版
印刷版が開示されている。こうした平版印刷版は例えば
高出力半導体レーザー等により露光し、光酸発生剤から
発生する酸によりフェノール樹脂の現像液に対する溶解
性が架橋等により変化することを利用したものである。
ネガ型処理では、こうした方式を用いる場合に露光後に
版面を加熱処理することが上記明細書中に記載されてお
り、露光部に発生した強酸によるフェノール樹脂の架橋
を促進させる上で必要とされる工程であるが、加熱され
る温度により露光部/未露光部の溶解性の差が一定に保
たれず、例えば十分な加熱が行われなければ現像液によ
り露光部まで溶解する場合や、逆に加熱温度が高すぎる
場合には未露光部が部分的に不溶化し、現像が十分に行
われない等の問題点がある。更には、長期にわたる保存
性や特に高温条件下での保存により、感光層が自然硬化
する問題や、感度低下を来すといった保存性に問題があ
った。
【0004】側鎖に重合性二重結合を有する重合体とア
ジド化合物および近赤外吸収染料を含んでなる感光性組
成物に関しては特開平10−115914号公報に示さ
れているが、感光性平版印刷版として見た場合には感度
および耐刷性について未だ十分なレベルのものでは無か
った。
ジド化合物および近赤外吸収染料を含んでなる感光性組
成物に関しては特開平10−115914号公報に示さ
れているが、感光性平版印刷版として見た場合には感度
および耐刷性について未だ十分なレベルのものでは無か
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、感光材料と
して高感度であり、かつ保存性が良好で、感光波長域が
広く選択できることから種々のレーザーを含めた光源が
利用できる感光性組成物を与えることを課題とする。さ
らに露光後の加熱処理を特に必要とせずに現像を行うこ
とが可能であり、画質、耐刷力に優れた保存性の良好な
平版印刷版を与えることを課題とする。
して高感度であり、かつ保存性が良好で、感光波長域が
広く選択できることから種々のレーザーを含めた光源が
利用できる感光性組成物を与えることを課題とする。さ
らに露光後の加熱処理を特に必要とせずに現像を行うこ
とが可能であり、画質、耐刷力に優れた保存性の良好な
平版印刷版を与えることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下に述べる
本発明により達成される。即ち、化2で示される繰り返
し単位を有する重合体、アジド化合物および近赤外吸収
色素から構成されることを特徴とする感光性組成物であ
ることが本発明の骨子である。
本発明により達成される。即ち、化2で示される繰り返
し単位を有する重合体、アジド化合物および近赤外吸収
色素から構成されることを特徴とする感光性組成物であ
ることが本発明の骨子である。
【0007】
【化2】
【0008】化2中、R1は置換可能な任意の基または
原子を表し、pは1から3の整数を表す。
原子を表し、pは1から3の整数を表す。
【0009】
【発明の実施の形態】化2で示される繰り返し単位を有
する重合体は、後述する合成例に示すように、部分鹸化
もしくは完全鹸化されたポリビニルアルコールをヒドロ
キシベンズアルデヒド類単独もしくは他のアルデヒド類
とともに酸触媒下でアセタール化反応を行うことで容易
に合成出来る。重合体の好ましい例としては化3に示さ
れるような種々の例を挙げることが出来る。式中におけ
る数値は重量部を表す。
する重合体は、後述する合成例に示すように、部分鹸化
もしくは完全鹸化されたポリビニルアルコールをヒドロ
キシベンズアルデヒド類単独もしくは他のアルデヒド類
とともに酸触媒下でアセタール化反応を行うことで容易
に合成出来る。重合体の好ましい例としては化3に示さ
れるような種々の例を挙げることが出来る。式中におけ
る数値は重量部を表す。
【0010】
【化3】
【0011】上記の種々の例に於いて、出発物質である
ポリビニルアルコールの分子量については特に制限は無
いが、重合度が100〜2000程度の範囲にあるもの
を使用した場合に、溶解性が良好であり、溶液の粘度が
適度な範囲にあるため好ましい。さらに、鹸化度に関し
ては、60〜100%の範囲である場合に好ましく使用
される。
ポリビニルアルコールの分子量については特に制限は無
いが、重合度が100〜2000程度の範囲にあるもの
を使用した場合に、溶解性が良好であり、溶液の粘度が
適度な範囲にあるため好ましい。さらに、鹸化度に関し
ては、60〜100%の範囲である場合に好ましく使用
される。
【0012】上記の全ての例に於いて、出発物質である
ポリビニルアルコールへのアセタール化度は10%以上
であることが好ましく、30%以上であることが更に好
ましい。
ポリビニルアルコールへのアセタール化度は10%以上
であることが好ましく、30%以上であることが更に好
ましい。
【0013】感光材料を構成する2番目の要素としてア
ジド化合物が挙げられる。これらの内特に好ましい例と
して化4で示す化合物が挙げられる。
ジド化合物が挙げられる。これらの内特に好ましい例と
して化4で示す化合物が挙げられる。
【0014】
【化4】
【0015】感光層を構成する第3の要素として近赤外
吸収色素が挙げられる。色素としては近赤外領域に吸収
を有する物であれば良いが、色素の選択により感光材料
としての感度が大きく左右される場合がある。本発明に
係わる感光材料特に平版印刷版材料を感光させる光源と
しては近赤外領域に発振波長を有する高出力半導体レー
ザーが特に好ましく、版材表面に露光される光エネルギ
ーとしては数mW/cm2以上の光量が好ましい。具体的
には830nm付近に発光する1Wクラスの高出力半導
体レーザー或いは1064nmに発光するYAGレーザ
ー等が本発明に係わる好ましいレーザー光源として挙げ
ることが出来る。こうした光源に対応した吸収および感
度を示す色素の例としては、シアニン、メロシアニン、
ポルフィリン系色素の他に、スクアリリウム色素、ピリ
リウム色素、ジチオベンジルニッケル錯体或いはカーボ
ンブラック、フタロシアニン類等が挙げられる。色素の
特に好ましい例としては化5〜化7のような例が挙げら
れる。
吸収色素が挙げられる。色素としては近赤外領域に吸収
を有する物であれば良いが、色素の選択により感光材料
としての感度が大きく左右される場合がある。本発明に
係わる感光材料特に平版印刷版材料を感光させる光源と
しては近赤外領域に発振波長を有する高出力半導体レー
ザーが特に好ましく、版材表面に露光される光エネルギ
ーとしては数mW/cm2以上の光量が好ましい。具体的
には830nm付近に発光する1Wクラスの高出力半導
体レーザー或いは1064nmに発光するYAGレーザ
ー等が本発明に係わる好ましいレーザー光源として挙げ
ることが出来る。こうした光源に対応した吸収および感
度を示す色素の例としては、シアニン、メロシアニン、
ポルフィリン系色素の他に、スクアリリウム色素、ピリ
リウム色素、ジチオベンジルニッケル錯体或いはカーボ
ンブラック、フタロシアニン類等が挙げられる。色素の
特に好ましい例としては化5〜化7のような例が挙げら
れる。
【0016】
【化5】
【0017】
【化6】
【0018】
【化7】
【0019】本発明による感光層を構成する各要素につ
いて説明を行ったが、それぞれの要素が感光層中に占め
る割合については好ましい範囲が存在する。該重合体1
00重量部に対し、アジド化合物の好ましい割合は1重
量部から50重量部の範囲であり、さらに好ましい範囲
は1重量部から20重量部の範囲である。近赤外吸収色
素の好ましい割合は0.1重量部から20重量部の範囲
であり、さらに好ましい範囲は1重量部から10重量部
の範囲である。
いて説明を行ったが、それぞれの要素が感光層中に占め
る割合については好ましい範囲が存在する。該重合体1
00重量部に対し、アジド化合物の好ましい割合は1重
量部から50重量部の範囲であり、さらに好ましい範囲
は1重量部から20重量部の範囲である。近赤外吸収色
素の好ましい割合は0.1重量部から20重量部の範囲
であり、さらに好ましい範囲は1重量部から10重量部
の範囲である。
【0020】感光層を構成する要素については上述の要
素以外にも種々の目的で他の要素を追加して含有するこ
とも出来る。画像の視認性を高める目的で種々の染料、
顔料を添加することや、感光層のブロッキングを防止す
る目的等で無機物微粒子あるいは有機物微粒子を添加す
ることも好ましく行われる。さらには感光層を保護する
目的等で感光層に隣接する形で別の層を設けても良い。
素以外にも種々の目的で他の要素を追加して含有するこ
とも出来る。画像の視認性を高める目的で種々の染料、
顔料を添加することや、感光層のブロッキングを防止す
る目的等で無機物微粒子あるいは有機物微粒子を添加す
ることも好ましく行われる。さらには感光層を保護する
目的等で感光層に隣接する形で別の層を設けても良い。
【0021】感光層自体の厚みに関しては、支持体上に
0.5ミクロンから10ミクロンの範囲の乾燥厚みで形
成することが好ましく、さらに1ミクロンから5ミクロ
ンの範囲であることが耐刷性を大幅に向上させるために
極めて好ましい。感光層は上述の3つの要素を混合した
溶液を作成し、公知の種々の塗布方式を用いて支持体上
に塗布、乾燥される。支持体については、例えばフィル
ムやポリエチレン被覆紙を使用しても良いが、より好ま
しい支持体は、研磨され、陽極酸化皮膜を有するアルミ
ニウム板である。
0.5ミクロンから10ミクロンの範囲の乾燥厚みで形
成することが好ましく、さらに1ミクロンから5ミクロ
ンの範囲であることが耐刷性を大幅に向上させるために
極めて好ましい。感光層は上述の3つの要素を混合した
溶液を作成し、公知の種々の塗布方式を用いて支持体上
に塗布、乾燥される。支持体については、例えばフィル
ムやポリエチレン被覆紙を使用しても良いが、より好ま
しい支持体は、研磨され、陽極酸化皮膜を有するアルミ
ニウム板である。
【0022】上記のようにして支持体上に形成された感
光層を有する材料を印刷版として使用するためには、こ
れに密着露光あるいはレーザー走査露光を行い、露光さ
れた部分が架橋することでアルカリ性現像液に対する溶
解性が低下することから、後述するアルカリ性現像液に
より未露光部を溶出することでパターン形成が行われ
る。
光層を有する材料を印刷版として使用するためには、こ
れに密着露光あるいはレーザー走査露光を行い、露光さ
れた部分が架橋することでアルカリ性現像液に対する溶
解性が低下することから、後述するアルカリ性現像液に
より未露光部を溶出することでパターン形成が行われ
る。
【0023】露光後に、架橋反応を完結させ、アルカリ
現像液に対する耐性をより強固にする等の目的で加熱処
理を施すことも従来技術では行われるが、本発明の構成
に於いては必要な工程ではない。従来技術で開示されて
いる種々の系において、平版印刷版の作成工程に於いて
現像前に露光後の加熱処理を必要とする場合に於いて
は、加熱処理条件を厳密に制御することが必要であり、
特に大判の印刷版においては加熱条件が版面全体に均一
に行うことは極めて困難でありかつ問題であった。本発
明のように、露光後に加熱処理を必要とせず、直ちに現
像を行えると言うことは、印刷版作成上極めて有利な点
でもある。
現像液に対する耐性をより強固にする等の目的で加熱処
理を施すことも従来技術では行われるが、本発明の構成
に於いては必要な工程ではない。従来技術で開示されて
いる種々の系において、平版印刷版の作成工程に於いて
現像前に露光後の加熱処理を必要とする場合に於いて
は、加熱処理条件を厳密に制御することが必要であり、
特に大判の印刷版においては加熱条件が版面全体に均一
に行うことは極めて困難でありかつ問題であった。本発
明のように、露光後に加熱処理を必要とせず、直ちに現
像を行えると言うことは、印刷版作成上極めて有利な点
でもある。
【0024】アルカリ性現像液としては、本発明に係わ
る重合体を溶解する液で有れば特に制限は無いが、好ま
しくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、珪酸ナト
リウム、メタ珪酸ナトリウムのようなアルカリ性化合物
を溶解した水性現像液が良好に未露光部を選択的に溶解
し、下方の支持体表面を露出出来るため極めて好まし
い。こうしたアルカリ現像液を用いて現像処理を行った
後に、アラビアゴム等を使用して通常のガム引きが好ま
しく行われる。
る重合体を溶解する液で有れば特に制限は無いが、好ま
しくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、珪酸ナト
リウム、メタ珪酸ナトリウムのようなアルカリ性化合物
を溶解した水性現像液が良好に未露光部を選択的に溶解
し、下方の支持体表面を露出出来るため極めて好まし
い。こうしたアルカリ現像液を用いて現像処理を行った
後に、アラビアゴム等を使用して通常のガム引きが好ま
しく行われる。
【0025】アルカリ性現像液中には本発明に係わる重
合体をより速やかに溶解するために種々のアルコール、
アミノアルコール等の有機化合物を添加することも行わ
れるが、一般に臭気を伴う場合には、こうした有機化合
物の添加は必ずしも好ましいものではない。重合体の溶
解性を促進する目的で、感光性組成物中にアルカリ性現
像液に可溶性を有する重合体を添加することが好ましく
行われる。この場合のアルカリ可溶性重合体の好ましい
例としては、側鎖にカルボキシ基、酸無水物等の置換基
を有する重合体が挙げられ、例えば、スチレン・無水マ
レイン酸重合体およびこれのハーフエステル化物、アル
キルビニルエーテル・無水マレイン酸重合体およびこれ
らのハーフエステル化物、あるいはアクリル酸、メタク
リル酸を共重合体成分として含む各種アクリル系樹脂、
酢酸ビニル・クロトン酸共重合体、カルボキシ変性ポリ
ビニルアルコール、カルボキシ変性セルロース等の例を
挙げることが出来る。
合体をより速やかに溶解するために種々のアルコール、
アミノアルコール等の有機化合物を添加することも行わ
れるが、一般に臭気を伴う場合には、こうした有機化合
物の添加は必ずしも好ましいものではない。重合体の溶
解性を促進する目的で、感光性組成物中にアルカリ性現
像液に可溶性を有する重合体を添加することが好ましく
行われる。この場合のアルカリ可溶性重合体の好ましい
例としては、側鎖にカルボキシ基、酸無水物等の置換基
を有する重合体が挙げられ、例えば、スチレン・無水マ
レイン酸重合体およびこれのハーフエステル化物、アル
キルビニルエーテル・無水マレイン酸重合体およびこれ
らのハーフエステル化物、あるいはアクリル酸、メタク
リル酸を共重合体成分として含む各種アクリル系樹脂、
酢酸ビニル・クロトン酸共重合体、カルボキシ変性ポリ
ビニルアルコール、カルボキシ変性セルロース等の例を
挙げることが出来る。
【0026】これら種々のアルカリ可溶性樹脂を感光性
組成物中に導入する場合には、化2で示される重合体に
対して1重量%から200重量%の範囲で添加すること
が好ましい。
組成物中に導入する場合には、化2で示される重合体に
対して1重量%から200重量%の範囲で添加すること
が好ましい。
【0027】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳しく説明
するが、効果はもとより本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。実施例中の部は重量部を示す。
するが、効果はもとより本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。実施例中の部は重量部を示す。
【0028】合成例(化3,P−1の合成例) ポリビニルアルコール(クラレPVA−203、鹸化度
84モル%)120グラムをジメチルホルムアミド(D
MF)500グラムおよびベンゼン100グラムに懸濁
し、p−トルエンスルホン酸4グラムを添加した。内温
50℃にてm−ヒドロキシベンズアルデヒド122グラ
ムを分割して加え、還流温度でベンゼンを還流しながら
共沸する水を除去しつつ6時間撹拌を行った後、室温ま
で冷却した。全体を大量のイオン交換水中に投入し、析
出した沈殿物を流水にて十分に洗浄を行い、減圧下加熱
乾燥した。得られたポリマーを少量採取し、重水素化D
MSOに溶解してプロトンNMRにより構造解析した結
果、元のPVAの水酸基の約80%がアセタール化され
ていることが確認された。これ以外の重合体も全く同様
にして合成された。
84モル%)120グラムをジメチルホルムアミド(D
MF)500グラムおよびベンゼン100グラムに懸濁
し、p−トルエンスルホン酸4グラムを添加した。内温
50℃にてm−ヒドロキシベンズアルデヒド122グラ
ムを分割して加え、還流温度でベンゼンを還流しながら
共沸する水を除去しつつ6時間撹拌を行った後、室温ま
で冷却した。全体を大量のイオン交換水中に投入し、析
出した沈殿物を流水にて十分に洗浄を行い、減圧下加熱
乾燥した。得られたポリマーを少量採取し、重水素化D
MSOに溶解してプロトンNMRにより構造解析した結
果、元のPVAの水酸基の約80%がアセタール化され
ていることが確認された。これ以外の重合体も全く同様
にして合成された。
【0029】実施例1 先の合成例で得た重合体をDMF/ジオキサン(1/
3)の混合溶媒に加熱溶解し10重量%溶液を100グ
ラム作成した。これにアジド化合物として、化4中A−
7で示す化合物を10グラム添加し、近赤外吸収色素と
して化5中S−1で示す化合物を3グラム添加して溶解
した。得られた溶液を、砂目立て処理を行った陽極酸化
アルミニウム板上に、ワイアバーを使用して、塗布量が
乾燥状態で平米当り2グラムになるよう塗布し、乾燥機
にて70℃で10分間乾燥を行い印刷版材料を作成し
た。
3)の混合溶媒に加熱溶解し10重量%溶液を100グ
ラム作成した。これにアジド化合物として、化4中A−
7で示す化合物を10グラム添加し、近赤外吸収色素と
して化5中S−1で示す化合物を3グラム添加して溶解
した。得られた溶液を、砂目立て処理を行った陽極酸化
アルミニウム板上に、ワイアバーを使用して、塗布量が
乾燥状態で平米当り2グラムになるよう塗布し、乾燥機
にて70℃で10分間乾燥を行い印刷版材料を作成し
た。
【0030】上記のようにして得られた印刷版材料を露
光するため、830nmの発光波長を有する1W出力の
半導体レーザーを使用し、印刷版材料をドラムに巻き付
けてパルス露光を行い、解像力テストパターンを印字し
た。版面上の露光エネルギーは500mJ/cm2であっ
た。露光された印刷版材料は、6%メタ珪酸ナトリウム
水溶液中に10秒間浸漬し現像を行ない、未露光部分を
溶出した。水洗、乾燥後に形成された画像を光学顕微鏡
により観察したところ、細線で10ミクロン、ドットで
15ミクロンのパターンが明瞭に再現されており、かつ
20ミクロン間隔で形成された細線間の非画像部も良好
に溶出除去されていることが確認された。
光するため、830nmの発光波長を有する1W出力の
半導体レーザーを使用し、印刷版材料をドラムに巻き付
けてパルス露光を行い、解像力テストパターンを印字し
た。版面上の露光エネルギーは500mJ/cm2であっ
た。露光された印刷版材料は、6%メタ珪酸ナトリウム
水溶液中に10秒間浸漬し現像を行ない、未露光部分を
溶出した。水洗、乾燥後に形成された画像を光学顕微鏡
により観察したところ、細線で10ミクロン、ドットで
15ミクロンのパターンが明瞭に再現されており、かつ
20ミクロン間隔で形成された細線間の非画像部も良好
に溶出除去されていることが確認された。
【0031】上記のようにして画像形成されたプレート
をアラビアゴム水溶液で表面をコートし、印刷版として
印刷試験に供した。印刷機はリョービ3200(モルト
ン方式印刷機)を使用し、インクはニューチャンピオン
墨H(大日本インク)を使用し、湿し水は1%東邦エッ
チ液を使用して通常のオフセット印刷を行った。インク
着肉性は刷りはじめより良好で、かつ非画像部において
は地汚れの発生も印刷を通して認められなかった。耐刷
性は20万部を印刷した時点でも何ら問題は生じなかっ
た。
をアラビアゴム水溶液で表面をコートし、印刷版として
印刷試験に供した。印刷機はリョービ3200(モルト
ン方式印刷機)を使用し、インクはニューチャンピオン
墨H(大日本インク)を使用し、湿し水は1%東邦エッ
チ液を使用して通常のオフセット印刷を行った。インク
着肉性は刷りはじめより良好で、かつ非画像部において
は地汚れの発生も印刷を通して認められなかった。耐刷
性は20万部を印刷した時点でも何ら問題は生じなかっ
た。
【0032】実施例2 実施例1と同様に、本発明に係わる重合体として化3中
P−3で示される重合体を使用し、アジド化合物として
は化4中A−6を使用し、近赤外吸収色素としては化5
中S−3で示される色素を用いた以外には全く同様にし
て印刷版材料を作成した。レーザー露光は実施例1と全
く同様にして行った。さらに実施例1と同一条件で印刷
試験を行った結果、実施例1と同様な良好な結果を得
た。
P−3で示される重合体を使用し、アジド化合物として
は化4中A−6を使用し、近赤外吸収色素としては化5
中S−3で示される色素を用いた以外には全く同様にし
て印刷版材料を作成した。レーザー露光は実施例1と全
く同様にして行った。さらに実施例1と同一条件で印刷
試験を行った結果、実施例1と同様な良好な結果を得
た。
【0033】実施例3 感光性平版印刷版の保存安定性を評価するため以下のよ
うな実験を行った。即ち、実施例1および2で作成した
平版印刷版材料を50℃に加熱した乾燥器内で1ヶ月間
保存した後に、実施例と同様なレーザー露光および印刷
試験を実施したが、レーザー露光後の現像画質および印
刷性には加熱保存前後で差異が認められず、製版感度、
現像性および印刷性に関して全く変化が認められなかっ
た。
うな実験を行った。即ち、実施例1および2で作成した
平版印刷版材料を50℃に加熱した乾燥器内で1ヶ月間
保存した後に、実施例と同様なレーザー露光および印刷
試験を実施したが、レーザー露光後の現像画質および印
刷性には加熱保存前後で差異が認められず、製版感度、
現像性および印刷性に関して全く変化が認められなかっ
た。
【0034】
【発明の効果】感光材料として高感度であり、感光波長
域が広く選択できることから種々のレーザーを含めた光
源が利用でき、さらに、画質、耐刷力に優れた保存性の
良好な平版印刷版を与える。
域が広く選択できることから種々のレーザーを含めた光
源が利用でき、さらに、画質、耐刷力に優れた保存性の
良好な平版印刷版を与える。
Claims (1)
- 【請求項1】 化1で示される繰り返し単位を有する重
合体、アジド化合物および近赤外吸収色素から構成され
ることを特徴とする感光性平版印刷版材料。 【化1】 化1中、R1は置換可能な任意の基または原子を表し、
pは1から3の整数を表す。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8065099A JP2000275821A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 感光性平版印刷版材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8065099A JP2000275821A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 感光性平版印刷版材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000275821A true JP2000275821A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13724252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8065099A Pending JP2000275821A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 感光性平版印刷版材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000275821A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006023713A (ja) * | 2004-06-09 | 2006-01-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版原版 |
| EP2366545A1 (en) | 2010-03-19 | 2011-09-21 | Agfa Graphics N.V. | A lithographic printing plate precursor |
| WO2014106554A1 (en) | 2013-01-01 | 2014-07-10 | Agfa Graphics Nv | (ethylene, vinyl acetal) copolymers and their use in lithographic printing plate precursors |
| EP2933278A1 (en) | 2014-04-17 | 2015-10-21 | Agfa Graphics Nv | (Ethylene, vinyl acetal) copolymers and their use in lithographic printing plate precursors |
| EP2944657A1 (en) | 2014-05-15 | 2015-11-18 | Agfa Graphics Nv | (Ethylene, Vinyl Acetal) Copolymers and Their Use In Lithographic Printing Plate Precursors |
| EP2955198A1 (en) | 2014-06-13 | 2015-12-16 | Agfa Graphics Nv | (Ethylene, vinyl acetal) copolymers and their use in lithographic printing plate precursors |
| EP2963496A1 (en) | 2014-06-30 | 2016-01-06 | Agfa Graphics Nv | A lithographic printing plate precursor including ( ethylene, vinyl acetal ) copolymers |
| WO2018150687A1 (ja) | 2017-02-17 | 2018-08-23 | 富士フイルム株式会社 | ポジ型平版印刷版原版、及び、平版印刷版の作製方法 |
-
1999
- 1999-03-25 JP JP8065099A patent/JP2000275821A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006023713A (ja) * | 2004-06-09 | 2006-01-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版原版 |
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| WO2011113693A1 (en) | 2010-03-19 | 2011-09-22 | Agfa Graphics Nv | A lithographic printing plate precursor |
| WO2014106554A1 (en) | 2013-01-01 | 2014-07-10 | Agfa Graphics Nv | (ethylene, vinyl acetal) copolymers and their use in lithographic printing plate precursors |
| EP2933278A1 (en) | 2014-04-17 | 2015-10-21 | Agfa Graphics Nv | (Ethylene, vinyl acetal) copolymers and their use in lithographic printing plate precursors |
| EP2944657A1 (en) | 2014-05-15 | 2015-11-18 | Agfa Graphics Nv | (Ethylene, Vinyl Acetal) Copolymers and Their Use In Lithographic Printing Plate Precursors |
| EP2955198A1 (en) | 2014-06-13 | 2015-12-16 | Agfa Graphics Nv | (Ethylene, vinyl acetal) copolymers and their use in lithographic printing plate precursors |
| WO2015189092A1 (en) | 2014-06-13 | 2015-12-17 | Agfa Graphics Nv | (ethylene, vinyl acetal) copolymers and their use in lithographic printing plate precursors |
| EP2963496A1 (en) | 2014-06-30 | 2016-01-06 | Agfa Graphics Nv | A lithographic printing plate precursor including ( ethylene, vinyl acetal ) copolymers |
| WO2016001023A1 (en) | 2014-06-30 | 2016-01-07 | Agfa Graphics Nv | A lithographic printing plate precursor including (ethylene, vinyl acetal) copolymers |
| WO2018150687A1 (ja) | 2017-02-17 | 2018-08-23 | 富士フイルム株式会社 | ポジ型平版印刷版原版、及び、平版印刷版の作製方法 |
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