JP2000275934A - 荷電装置及び画像形成装置 - Google Patents

荷電装置及び画像形成装置

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JP2000275934A
JP2000275934A JP11080368A JP8036899A JP2000275934A JP 2000275934 A JP2000275934 A JP 2000275934A JP 11080368 A JP11080368 A JP 11080368A JP 8036899 A JP8036899 A JP 8036899A JP 2000275934 A JP2000275934 A JP 2000275934A
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JP11080368A
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Masami Matsuura
正巳 松浦
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 荷電部材への汚れの付着、該荷電部材による
汚れのせき止めを抑制して、それだけ被荷電体を均一に
荷電することができる荷電装置を提供する。 【解決手段】 感光体PC(被荷電体)に接触させる荷
電部材11と、荷電部材11を感光体PCに接触させつ
つ揺動させることができる揺動装置13とを備えてお
り、荷電部材11は画像形成時に(所定の第1のタイミ
ングで)感光体PCに接触させられるべき第1の面11
1と非画像形成時に(所定の第2のタイミングで)感光
体PCに接触させられるべき第2の面112とを有して
おり、第2の面112は第1の面111より表面粗さが
大きく、揺動装置13は画像形成時、荷電部材11を揺
動させることなく、又は第1の面111の範囲内で揺動
させつつ該第1の面で感光体PCに接触させることがで
き、非画像形成時、荷電部材11を揺動させて少なくと
も第2の面112で感光体PCに接触させることができ
る荷電装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ機、これら2以上を組み合わせた複合
機等の画像形成装置等に用いる荷電装置に関する。ま
た、本発明はかかる荷電装置を備えた画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等の画像形成装置を例
にとると、これらの画像形成装置では1又は2以上の箇
所で荷電装置が用いられている。例えば電子写真方式の
画像形成装置における感光体のような静電潜像担持体の
表面を画像露光等による静電潜像の形成に先立って一様
に帯電させるために荷電装置が用いられている。また、
かかる静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像装
置で現像して得られるトナー像を記録媒体や、所謂中間
転写体等に転写するための転写電圧印加装置としても用
いられている。或いはそのような記録媒体や中間転写体
へのトナー像転写後に静電潜像担持体上に残留する電荷
を次の画像形成プロセスに備えて除電するために除電装
置として用いられることもある。
【0003】このような荷電装置の代表的なものとして
コロトロンチャージャ、スコロトロンチャージャ等のチ
ャージャを挙げることができ、これらは古くから採用さ
れている。しかし感光体の劣化等の不都合をもたらすオ
ゾンの発生が多いことから、荷電部材を荷電体に接触さ
せて荷電する方式の荷電装置も提案されている。例えば
被荷電体に接触するシート状荷電部材(荷電用フィル
ム、荷電用ブレード等)を含む荷電装置である。このよ
うな荷電装置はオゾン発生量が少ない。
【0004】しかしながら、荷電部材を被荷電体に接触
配置する方式の荷電装置では、荷電部材の被荷電体表面
に接触する部分に汚れが発生しやすく、例えば被荷電体
が静電潜像担持体であるようなときにはトナーや紙粉等
による汚れが発生しやすく、このように汚れが発生した
部分で放電させると、均一な荷電を達成しがたい。この
ような荷電装置を例えば画像形成装置の静電潜像担持体
表面の帯電に用いた場合には、放電の不均一性に起因し
て最終的に得られる画像にドット状、刷毛筋状等の画像
ノイズや濃度むらが発生しやすい。
【0005】被荷電体表面に接触する荷電部材に汚れが
発生する原因となる粒子等については、通常、荷電部材
に到来する前に清掃装置により清掃されるのであるが、
全てが完全に清掃除去されるわけはなく、中には清掃装
置をすり抜けて荷電部材に到来するものもあり、これが
荷電部材の汚れをもたらす。例えば画像形成装置におけ
る感光体等の被荷電体表面の残留トナー等の汚れは清掃
装置により清掃回収されるのであるが、清掃装置で清掃
回収しきれないものもあり、清掃除去できなかった残留
トナー等の汚れが荷電部材に到来すると、静電気力や分
子間力等により該荷電部材の被荷電体との接触部分にせ
き止められるものがでてくる。さらに、被荷電体表面の
荷電部材に対する相対的移動方向を横切る方向において
せき止められたものが次第に帯状に堆積してやがて該被
荷電体との接触部で汚れの堰を形成する。このような汚
れの堰は被荷電体表面の荷電部材に対する相対的移動方
向において荷電部材の上流側部分は勿論のこと、下流側
部分にも上流側部分より少ないが発生する。その結果、
既述のとおり被荷電体が均一に荷電されなくなるのであ
る。
【0006】図5はその様子を誇張して示している。図
5において91は荷電部材であり、92は被荷電体であ
り、93、94は汚れの堰を示している。例えば荷電部
材の被荷電体表面との接触部分の表面粗さが1μm程度
であると、図5に示すような帯状の汚れの堰が発生す
る。該接触部分の表面粗さが4μm程度であると、かか
る帯状の汚れの堰に加え、突起のある部分にも汚れが堆
積する。
【0007】そこで、かかる荷電部材による接触式荷電
装置の場合、荷電部材の放電面のトナー等による汚染を
抑制してより均一な荷電を安定的に行えるようにするた
め、荷電部材を被荷電体表面に対し摺動させることで汚
れを清掃する方法、画像形成に支障のない所定の非画像
形成時に荷電部材の汚れを電界クリーニングをする方法
等が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、荷電部
材を被荷電体に接触させて摺動させることで汚れを清掃
する方法を採用する場合、荷電部材上で汚れのせき止め
を移動させることはできるが、除去するには至らない。
また、該荷電部材の被荷電体に接触する部分に深い溝が
ある場合、該溝が汚れで埋まるとその汚れを除去するこ
とも難しくなる。
【0009】また、画像形成に支障のない所定の非画像
形成時に電界クリーニングをする方法では、付着汚れを
減らすことはできるものの、なお不十分であるこのよう
に、いずれの方法を用いても十分に満足できる程度に荷
電部材の汚れを抑制して均一な荷電を達成することは困
難である。そこで本発明は、被荷電体表面に接触配置さ
れる荷電部材を備えた荷電装置であって、該荷電部材へ
の汚れの付着、該荷電部材による汚れのせき止めを抑制
して、それだけ被荷電体を均一に荷電することができる
荷電装置を提供することを課題とする。
【0010】また、本発明は画像ノイズや画像濃度ムラ
が抑制され、それだけ良好な画像を提供することができ
る画像形成装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、被荷電体に接触させる荷電部材と、前記荷電
部材を前記被荷電体に接触させつつ揺動させることがで
きる揺動装置とを備えており、前記荷電部材は所定の第
1のタイミングで前記被荷電体に接触させられるべき第
1の面と前記第1のタイミング以外の所定の第2のタイ
ミングで前記被荷電体に接触させられるべき第2の面と
を有しており、前記第2の面は前記第1の面より表面粗
さが大きく、前記揺動装置は前記第1のタイミングでは
前記荷電部材を揺動させることなく、又は前記第1の面
の範囲内で揺動させつつ該第1の面で前記被荷電体に接
触させることができ、前記第2のタイミングでは前記荷
電部材を揺動させて少なくとも前記第2の面で前記被荷
電体に接触させることができることを特徴とする荷電装
置を提供する。
【0012】ここで被荷電体とは例えば画像形成装置に
おける感光体等の静電潜像担持体、現像されたトナー像
を記録媒体へ転写する前に一旦転写する中間転写体、記
録媒体にトナー像を転写するために該記録媒体を支持し
て搬送する転写搬送体等のいずれであってもよい。ま
た、荷電部材はシート状荷電部材(荷電フィルム、荷電
ブレード等)など被荷電体表面に接触配置されて荷電で
きるものであればよい。
【0013】前記所定の第1のタイミングとしては代表
例として被荷電体への荷電のタイミング(荷電時)を挙
げることができ、前記所定の第2のタイミングとしては
代表例として被荷電タイミング(非荷電時)を挙げるこ
とができるが、荷電装置の用途等によっては荷電時、非
荷電時に限定される必要はない。本発明の荷電装置を画
像形成装置に採用する場合を例にとると、前記第1のタ
イミングとして、画像形成のために被荷電体(例えば感
光体)に荷電する画像形成時を例示できる。前記所定の
第2のタイミングとして、画像形成前の前処理のための
被荷電体駆動中、画像形成後の後処理のための被荷電体
駆動中、複数の画像を順次連続形成する場合における画
像と画像の間などの非画像形成時或いはそれら非画像形
成時の複数の組み合わせを例示できる。
【0014】本発明に係る荷電装置の荷電部材は前記被
荷電体に接触する面が前記第1の面と第2の面を備えて
いる。該第2の面は第1の面に比べ表面粗さが大きく形
成されている。なお、ここでいう表面粗さとは、JIS
B 0601でいう負荷長さ率に対応するものであ
る。表面粗さRmax 4μmの荷電部材では、例えば
図6(A)に示すような粗さ曲線を描く。Rmaxが概
ね被荷電体との接触高さに対応する場合には、切断レベ
ル(深さ)8μmでは負荷長さ率は100%である。効
果のあるものでは、例えば図6(B)に示すように、こ
の値が50%以下である。ここでの効果は、トナー等が
想定される10μm程度のサイズの汚れの接触部分通過
性と関連すると考えられる。
【0015】そして前記の揺動装置は第1のタイミング
では該第1面を、第2のタイミングでは少なくとも該第
2の面を、被荷電体に接触させる。従って第2のタイミ
ングで、第1面に付着した、又はせき止められた、残留
トナー等の汚れを第2の面に移動させその表面粗さの粗
い部分に集めておくことができる。このことより、少な
くとも前記第1のタイミングでは第1の面を、被荷電体
に均一な荷電を行うための放電が可能な状態に保つこと
ができる。
【0016】よって、前記荷電部材に電圧を印加する電
圧印加装置を設け、前記第1のタイミングでは、前記被
荷電体へ所定の荷電をするための電圧を前記荷電部材に
印加し、前記第2のタイミングでは前記荷電部材に前記
第1のタイミングで形成される電界とは逆方向の電界を
形成するための電圧を印加するようにすれば、第1のタ
イミングで被荷電体表面を均一に荷電でき、第2のタイ
ミングで第2面から汚れを電界クリーニングできる。
【0017】なお、ここで「第1のタイミングで形成さ
れる電界とは逆方向の電界を形成するための電圧」と
は、換言すれば、荷電部材上の汚れを非荷電体側へ移行
させる電界を形成するための電圧である。この電界クリ
ーニングについてさらに説明すると、残留トナー等の汚
れは、通常、トナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電
しており、従って前記第2のタイミングで形成される逆
方向電界によって、荷電部材から被荷電体の方に汚れを
移動させて、電界クリーニングできる。
【0018】また、この電界による荷電部材の清掃は荷
電部材の表面の粗さが大きいほうが清掃能力は高くなる
傾向にあり、本発明ではこのことを利用する。前記第2
の面は、前記被荷電体表面の前記荷電部材に対する相対
的移動方向において、前記第1の面より上流側に形成す
ることができる。前記荷電部材は前記被荷電体表面の相
対的移動方向において上流側の部分に下流側に比べて汚
れが付着しやすく、また大きい汚れの堰が生じやすい。
第2の面を第1の面より上流側に配置することで、それ
だけ確実に第1の面を被荷電体に均一な荷電を行うため
の放電が可能な状態に保つことができる。
【0019】前記荷電部材の第2の面は切り欠き状の凹
所又は凸所を形成することで第1の面より表面粗さが大
きくされてもよい。或いは、前記第2の面は、表面粗さ
Rmaxが前記第1の面の表面粗さRmaxより大きい
部分を備えていてもよい。前記第2面における切り欠き
状の凹所又は凸所及び前記表面粗さRmaxが大きい部
分は、前記第2のタイミングにおける荷電部材の揺動に
よって残留トナー等の汚れを該凹所又は凸所或いはRm
axが大きい部分に集めておけるので、前記第1面から
被荷電体に対して十分に満足できる均一性で荷電するこ
とができる。
【0020】また、前記第2のタイミングで第1のタイ
ミングと逆の電界を形成する電圧を印加すれば、荷電部
材の揺動によって第2面の前記凹所又は凸所やRmax
が大きい部分に集めた残留トナー等の汚れを、電界作用
により容易、円滑に被荷電体の方へ移動させることもで
きる。前記切り欠き状凹所の深さ又は凸所の高さは5μ
m〜50μmが好ましく、前記第2の面における前記第
1の面より表面粗さRmaxが大きい部分の表面粗さR
maxとしては5μm〜50μm程度が好ましい。
【0021】以上説明した本発明に係る何れの荷電装置
も、 a) 画像形成装置における感光体のような静電潜像担
持体の表面を静電潜像の形成に先立って一様に帯電させ
る帯電装置として、 b)かかる静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現
像装置で現像して得られるトナー像を記録媒体や、所謂
中間転写体等に転写するための転写電圧印加装置とし
て、 c)かかるトナー像転写後に静電潜像担持体上に残留す
る電荷を次の画像形成プロセスに備えて除電するための
除電装置としてなど、 荷電処理が要求される様々の分野で利用できる。
【0022】感光体のような静電潜像担持体の表面を画
像露光による静電潜像の形成に先立って一様に帯電させ
る帯電装置として利用するときには、該静電潜像担持体
表面が均一に安定的に帯電し、それによりドット状、刷
毛筋状の画像ノイズや画像濃度むらの発生が抑制され
る。よって本発明はまた、以上説明した荷電装置のいず
れかを搭載した画像形成装置も提供する。かかる画像形
成装置としては、電子写真方式或いは静電潜像を形成し
ないで直接トナー画像を形成する直接記録方式等による
複写機、プリンタ、ファクシミリ機、これらの2以上を
組み合わせた複合機等の画像形成装置を挙げることがで
きる。
【0023】この場合、荷電装置は感光体等、静電潜像
担持体の帯電装置であっても転写電圧印加装置であって
も、除電装置であっても、さらに他の目的のものでもよ
い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1に本発明に係る荷電装
置の一例を備えた複写機の概略構成を示す。図示の複写
機は、被荷電体としての感光体PCを備えている。感光
体PCの上方には原稿画像を光学的に読み取る画像読み
取り装置IRが配置されている。感光体PCの周囲に
は、画像形成に先立って感光体PC表面を一様に帯電さ
せる帯電装置1と、画像読み取り装置IRからの該帯電
域への画像露光により形成される静電潜像を現像する現
像装置2と、記録紙Sに画像を転写する転写装置3と、
転写後の記録紙Sを感光体PCから分離する分離装置4
と、転写残トナーを感光体PC表面から除去する清掃装
置5と、感光体PC表面の電荷を消去する除電装置6と
がこの順序で配置されている。図中、転写装置3の下方
及び左側には給紙カセット71、これに収容されている
記録紙Sを送りだす給紙ローラ72、記録紙Sを転写領
域へ送るタイミングローラ対73が配置されており、分
離装置4の右側には、記録紙Sに転写したトナーを定着
させる定着装置74、排紙ローラ75及び排紙トレイ7
6が配置されている。
【0025】また、この画像形成装置は、感光体PC等
を回転駆動する図示を省略したモータ、帯電装置1、画
像読み取り装置IR等、画像形成装置全体を制御する制
御部CONTを備えている。帯電装置1は本発明に係る
荷電装置を帯電装置として利用したものである。この帯
電装置1は図2に示すようにシート状の帯電部材(荷電
部材)11を備えており、この帯電部材11が感光体P
Cの表面に接触配置されている。
【0026】図2(A)は帯電装置1の概略構成を感光
体PCの一部とともに示す図であり、図2(B)は帯電
部材11の感光体PCと接触すべき第1面及び第2面の
一部の拡大側面図である。図示の帯電装置1は感光体P
Cに接触配置される前記シート状帯電部材11、この帯
電部材を支持する支持部材12、帯電部材11を揺動さ
せることができる揺動装置13、帯電部材に電圧を印加
するための電源PWを含んでいる。
【0027】シート状帯電部材11は、それには限定さ
れないが、ここではポリイミド系樹脂に導電性カーボン
を分散させた材料から形成さており、表面抵抗が107
Ω・cm程度であり、厚さ100μmのものである。な
お、本発明にかかる荷電装置における荷電部材はブレー
ド状等のものでもよく、材質も前記ポリイミド系樹脂に
代えてポリアミド系樹脂、フッソ樹脂等を採用できる。
【0028】シート状帯電部材11はその一端部11a
にて支持部材12の一端部12aに保持されており、自
由端部11b側の部分が、自身の弾性により感光体PC
表面に接触している。図示の例では感光体PCの表面は
反時計方向CCWに回転駆動され、従って帯電部材11
の自由端部11b側の部分は一端部11aより、感光体
表面移動方向において下流側に配置されている。
【0029】図2(B)に示すように、帯電部材11は
感光体PCに接触するための第1の面111とこれに連
続する第2の面112とを備えている。第2の面112
は感光体表面移動方向において第1の面111より上流
側に位置している。第2の面112は第1の面111よ
り表面粗さが大きい。ここでは、第2の面112に感光
体表面移動方向を横切る方向、換言すれば、感光体PC
の回転軸線と平行な方向に切り欠き状の凹所112a
(図2(B)参照)が形成されることで表面粗さを大き
くされている。
【0030】ここの例では、第1面111の表面粗さは
Rmax 1μmであり、第2面112は表面粗さRm
ax1μmの面をベースにして前記凹所112aを形成
したもので、該凹所112aは後述するように、帯電時
(画像形成時)に感光体PCと接触する第1面111の
部分から(より正確にはその上流側端)から上流側へL
=4mm離れた位置に始まり、そこから感光体表面移動
方向において上流側へ幅w=1mmにわたって設けられ
ている。深さは10μmである。
【0031】支持部材12は他端部12bが軸121に
て支持され、これにより支持部材12とこれに接続され
た帯電部材11が共に揺動できるようになっている。こ
の構成は同時に帯電部材11の揺動装置13の一部とな
っている。揺動装置13は、支持部材12の上面に当接
して回転できる偏心カム131、該カムの回転軸132
を正逆回転させ得るモータ133、支持部材12の一端
部12aを常時カム131側へ引き上げるバネ134を
含んでいる。
【0032】モータ133で偏心カム131を回転させ
ることで、支持部材12、従ってシート状帯電部材11
を感光体PCに接触しつつ揺動させ、それにより帯電部
材の第1面111と第2面112とを交互に感光体PC
表面に接触摺動させることができる。前記の電源PWは
帯電部材11に感光体PCを所定表面電位(ここでは−
800V)に帯電させることができる帯電用電圧又は帯
電時とは逆方向電界を形成するための電圧を印加するこ
とができる。
【0033】ここで「帯電時とは逆方向電界を形成する
ための電圧」とは、換言すれば、帯電部材11上の汚れ
を感光体PC側へ移行させる電界を形成するための電圧
である。揺動装置13のモータ133及び電源PWは制
御部CONTからの指示に基づいて回転し、電圧印加す
るようになっている。
【0034】制御部CONTは、ここでは、感光体PC
表面を所定の表面電位に帯電させるべきとき、すなわち
画像形成時に対応する感光体表面部分に対しては、帯電
部材11の第1面111が感光体PCに接触するように
カム131の位置を定めるべくモータ133の動作を制
御し、且つ、帯電部材11に帯電用電圧を印加するよう
に電源PWを制御する。
【0035】また、非画像形成時に対応する感光体表面
部分に対しては、帯電部材11を揺動させ、感光体PC
への接触面が第1面111から第2面112へ移るよう
にカム131を回転させるべくモータ133の動作を制
御し、且つ、帯電部材11に所定のタイミングで、帯電
時(画像形成時)とは逆方向電界を形成するための電圧
を印加するように電源PWを制御する。
【0036】以上説明した画像形成装置によると、画像
形成時には、前記制御部CONTからの指示に基づき、
帯電装置1においてシート状帯電部材11はその第1面
111で感光体PC表面に接触するように配置され、且
つ、その位置に停止される。すなわち、図2(A)中実
線で示す位置に配置、停止される。そして電源PWから
帯電用電圧が印加される。これにより移動する感光体P
C表面が所定の表面電位(−800V)に一様に帯電
し、引き続きその帯電域に画像読み取り装置IRから原
稿画像に応じた画像露光が施され、静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、現像装置2において正帯電性トナ
ーを用いて、電源PW1から現像バイアス電圧(−20
0V)を印加された現像ローラ21にて現像され(非画
像露光部にトナー付着)、可視トナー像となる。この可
視トナー像は感光体の回転に伴って転写領域へ移動す
る。
【0037】一方、給紙カセット71から給紙ローラ7
2にて記録紙Sが供給され、タイミングローラ対73ま
で送られる。記録紙Sはタイミングローラ対73で感光
体PC上のトナー像と同期をとって転写領域へ送り込ま
れ、ここで電源PW2から転写電圧を印加された転写装
置3にてトナー像が記録紙Sに転写される。トナー像を
転写された記録紙Sは、電源PW3から分離用電圧を印
加された分離装置4によって感光体PCから分離され、
定着装置74でトナー像を定着され、排紙ローラ75に
て排紙トレイ76に排出される。
【0038】転写後感光体PC上に残留するトナー等は
清掃装置5でクリーニングされ、残留電荷は除電装置6
で消去される。また、かかる画像形成動作においてシー
ト状帯電部材11の感光体PCとの接触部分には清掃装
置5で清掃除去し切れなかった、そして通常、正規のト
ナー帯電極性とは逆極性に帯電しているトナーや紙粉等
の汚れが付着したり、かかる汚れがせき止めるられる。
しかし、所定の非画像形成時には、図2(A)に破線で
示すように、制御部CONTの指示のもとに揺動装置1
3のモータが動作して帯電部材11を揺動させ、下流側
へ押し出すように移動させる。それには限定されないが
ここでは6mm程度移動させる。それにより該帯電部材
11の感光体PCとの接触面を第1面111から、それ
より上流側の第2面112へ移す。このとき、帯電部材
11に付着したり、せき止められていた汚れは、第2面
112側へ移動し、そこに形成された大きい切り欠き状
凹所112aに入り込む。その後制御部CONTは電源
PWに指示して帯電部材に逆方向電界形成のための電圧
(+700V)を印加させる。それにより該凹所112
aに入り込んだ汚れがその電界の作用で容易、円滑に感
光体PC側へ移行する。このようにして帯電部材面が清
掃されたあとは、再び次の画像形成のために第1面11
1が感光体PCに接触配置される。
【0039】かくして帯電部材11の汚れが抑制され、
それだけ画像形成にあたり、感光体PC表面を均一に帯
電させることができ、画像ノイズ及び画像濃度むらの抑
制された良好な画像を得ることができる。図3(A)は
本発明に係る荷電装置の他の例であって感光体PCの帯
電装置として用いることができるものを該感光体の一部
と共に示す図である。図3(B)は該帯電部材の感光体
と接触すべき第1面及び第2面の一部の拡大側面図であ
る。
【0040】図3に示す帯電装置1’は、図1及び図2
に示す帯電装置1において、シート状帯電部材11をシ
ート状帯電部材11’に代えたものであり、その他の点
は帯電装置1と同様である。帯電装置1の部分や部品と
同じものについては帯電装置1の場合と同じ参照符号を
付してある。シート状帯電部材11’は帯電部材1と同
じく、ポリイミド系樹脂に導電性カーボンを分散させた
材料から形成されており、表面抵抗が107 Ω・cm程
度であり、厚さ100μmのものである。
【0041】しかし帯電部材11’では、帯電時に感光
体表面に接触すべき第1面111’の表面粗さはRma
x4μmであり、第2面112’は、表面粗さRmax
4μmの面をベースにしてRmax8μmの部分112
a’を有している。Rmax8μmの部分は、帯電時
(画像形成時)に感光体PCと接触する第1面111’
の部分から(より正確にはその上流側端)から上流側へ
L=7mm離れた位置に始まり、そこから感光体表面移
動方向において上流側へ幅w=1mmにわたって設けら
れている。
【0042】この帯電装置1’を採用する場合も、画像
形成動作においてシート状帯電部材11’の感光体PC
との接触部分には清掃装置6で清掃除去し切れなかっ
た、そして通常、正規のトナー帯電極性とは逆極性に帯
電しているトナーや紙粉等の汚れが付着したり、かかる
汚れがせき止められる。しかし、この帯電装置1’で
は、帯電装置1’用に一部変更された制御部CONTか
らの指示により、画像形成時、揺動装置13におけるモ
ータ133が所定の角度範囲で繰り返し正逆回転し、そ
れにより帯電部材11’は第1面111’の範囲内で感
光体PC表面に接触しつつ2mm程度の距離を繰り返し
往復揺動し、それにより汚れの付着が抑制される。ま
た、所定の非画像形成時には、制御部CONTの指示の
もとに揺動装置13のモータが動作して帯電部材11’
を揺動させ、下流側へ押し出すように移動させる。それ
には限定されないがここでは8mm程度移動させる。そ
れにより該帯電部材11’の感光体PCとの接触面を第
1面111’から、それより上流側の第2面112’へ
移す。このとき、帯電部材11’に付着したり、せき止
められていた汚れは、第2面112’側へ移動し、そこ
に形成されたRmax8μmの部分112a’に入り込
む。その後制御部CONTは電源PWに指示して帯電部
材に逆方向電界形成のための電圧を印加させる。それに
よりRmax8μmの部分に入り込んだ汚れがその電界
の作用で容易、円滑に感光体PC側へ移行する。このよ
うにして帯電部材面が清掃されたあとは、再び次の画像
形成のために第1面111’が感光体PCに接触配置さ
れる。
【0043】かくして帯電部材11’の汚れが抑制さ
れ、それだけ画像形成にあたり、感光体PC表面を均一
に帯電させることができ、画像ノイズ及び画像濃度むら
の抑制された良好な画像を得ることができる。次に前記
の制御部CONTによる帯電装置1、1’の制御につい
て、図4に示すように連続的に2枚の画像を形成する場
合を例にとって説明する。
【0044】図4のA、B部は、帯電装置1の制御、す
なわち帯電部材11を画像形成時には揺動させず、非画
像形成時には揺動させ、電界クリーニングを施す場合を
示している。この場合、制御部CONTは、帯電部材1
1を揺動させ、電界クリーニングを行う所定のタイミン
グとして、画像形成前の前処理のための感光体駆動中、
画像形成後の後処理のための感光体駆動中を設定してい
る。さらに、複数の画像が順次連続して形成される場合
には隣り合う画像形成の間の像間にも帯電部材11を揺
動させ、電界クリーニングを行うようにしている。
【0045】図4のC、D部は、帯電装置1’の制御、
すなわち画像形成時には帯電部材11’を小さく往復揺
動させ、非画像形成時には、帯電部材11’を大きく揺
動させて電界クリーニングを施す場合を示している。こ
の場合、制御部CONTは、帯電部材11’を揺動さ
せ、電界クリーニングを行う所定のタイミングとして、
画像形成前の前処理のための感光体駆動中、画像形成後
の後処理のための感光体駆動中を設定している。さら
に、複数の画像が順次連続して形成される場合には隣り
合う画像形成の間の像間にも帯電部材11’を揺動さ
せ、電界クリーニングを行うようにしている。いずれの
場合も、電界クリーニングは、汚れが第2面112’の
Rmax8μmの部分112a’に入り込んだ後のタイ
ミングで行うようにしている。
【0046】本発明に係る荷電装置は感光体の帯電装置
としてだけでなく、転写装置、分離装置、除電装置等に
も利用できる。また、中間転写体が設けられている画像
形成装置では該中間転写体の荷電にも採用できる。ま
た、正規現像の画像形成装置だけでなく、反転現像の画
像形成装置にも適用できる。
【0047】
【発明の効果】本発明によると、被荷電体表面に接触配
置される荷電部材を備えた荷電装置であって、該荷電部
材への汚れの付着、該荷電部材による汚れのせき止めを
抑制して、それだけ被荷電体を均一に荷電することがで
きる荷電装置を提供することができる。
【0048】また、本発明によると、かかる荷電装置を
採用することで画像ノイズや画像濃度ムラが抑制され、
それだけ良好な画像を得ることができる画像形成装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る荷電装置を備えた画像形成装置の
概略構成を示す図である。
【図2】図2(A)は帯電装置の概略構成を感光体の一
部とともに示す図であり、図2(B)は帯電部材の感光
体と接触すべき第1面及び第2面の一部の拡大側面図で
ある。
【図3】図3(A)は本発明に係る荷電装置の他の例で
あって感光体の帯電装置として用いることができるもの
を感光体の一部と共に示す図である。図3(B)は帯電
部材の感光体と接触すべき第1面及び第2面の一部の拡
大側面図である。
【図4】帯電装置の動作のタイミングを示すタイミング
チャートである。
【図5】従来例を示す図である。
【図6】表面粗さを示す図である。
【符号の説明】
PC 感光体 IR 画像読み取り装置 1、1’ 帯電装置(荷電装置) 11、11’ 帯電部材(荷電部材) 111、111’ 第1面 112、112’ 第2面 112a 切り欠き状の凹所 112a’Rmax 8μmの部分 12 支持部材 121 軸 13 揺動装置 131 偏心カム 132 回転軸 133 モータ 134 バネ 2 現像装置 3 転写装置 4 分離装置 5 清掃装置 6 除電装置 S 記録紙 71 給紙カセット 72 給紙ローラ 73 タイミングローラ対 74 定着装置 75 排紙ローラ 76 排紙トレイ PW、PW1、PW2、PW3 電源 CONT 制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被荷電体に接触させる荷電部材と、 前記荷電部材を前記被荷電体に接触させつつ揺動させる
    ことができる揺動装置とを備えており、 前記荷電部材は所定の第1のタイミングで前記被荷電体
    に接触させられるべき第1の面と前記第1のタイミング
    以外の所定の第2のタイミングで前記被荷電体に接触さ
    せられるべき第2の面とを有しており、前記第2の面は
    前記第1の面より表面粗さが大きく、 前記揺動装置は前記第1のタイミングでは前記荷電部材
    を揺動させることなく、又は前記第1の面の範囲内で揺
    動させつつ該第1の面で前記被荷電体に接触させること
    ができ、前記第2のタイミングでは前記荷電部材を揺動
    させて少なくとも前記第2の面で前記被荷電体に接触さ
    せることができることを特徴とする荷電装置。
  2. 【請求項2】前記荷電部材に電圧を印加する電圧印加装
    置を含んでおり、該電圧印加装置は、前記第1のタイミ
    ングでは、前記被荷電体へ所定の荷電をするための電圧
    を前記荷電部材に印加でき、前記第2のタイミングでは
    前記荷電部材に前記第1のタイミングで形成される電界
    とは逆方向の電界を形成するための電圧を印加できる請
    求項1記載の荷電装置。
  3. 【請求項3】前記荷電部材の前記第2の面は、前記被荷
    電体表面の前記荷電部材に対する相対的移動方向におい
    て、前記第1の面より上流側に形成されている請求項1
    又は2記載の荷電装置。
  4. 【請求項4】前記荷電部材の前記第2の面は切り欠き状
    の凹所又は凸所を形成して前記第1の面より表面粗さを
    大きくしてある請求項1、2、又は3記載の荷電装置。
  5. 【請求項5】前記切り欠き状凹所の深さ又は凸所の高さ
    が5μm〜50μmである請求項4記載の荷電装置。
  6. 【請求項6】前記荷電部材の第2の面は、表面粗さRm
    axが前記第1の面の表面粗さRmaxより大きい部分
    を含んでいる請求項1、2、又は3記載の荷電装置。
  7. 【請求項7】前記第2の面における前記第1の面より表
    面粗さRmaxが大きい部分の表面粗さRmaxが5μ
    m〜50μmである請求項6記載の荷電装置。
  8. 【請求項8】請求項1から7のいずれかに記載の荷電装
    置を備えた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112684682A (zh) * 2019-10-18 2021-04-20 佳能株式会社 处理盒和使用其的电子照相设备

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CN112684682B (zh) * 2019-10-18 2023-07-18 佳能株式会社 处理盒和使用其的电子照相设备

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