JP2000276300A - 光走査型タッチパネル - Google Patents
光走査型タッチパネルInfo
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Abstract
ことを防止し、光学部材の特性の劣化を防いで、指示物
の正確な位置検出を行える光走査型タッチパネルを提供
する。 【解決手段】 長方形の表示画面10の一つの短辺の両
隅の外側には、発光素子,受光素子,ポリゴンミラーを
含む光学系を内部に有する光学ユニット1a,1bをそ
れぞれ設け、各光学ユニット1a,1bから光を角度走
査し、その走査光の再帰性反射シート7による反射光を
受光し、指示物Sで形成される走査光の遮断位置を走査
角度に対応した反射光のレベルに基づいて検出する。各
光学ユニット1a,1bには、外部からの塵埃の侵入を
防止する防塵構造が設けられている。
Description
示物の位置を光学的に検出する光走査型タッチパネルに
関する。
ンピュータシステムの普及に伴って、コンピュータシス
テムにより情報が表示される表示装置の表示画面上を人
の指または特定の指示物により指示することにより、新
たな情報を入力したり、コンピュータシステムに対して
種々の指示を与えたりする装置が利用されている。
示画面に表示された情報に対してタッチ方式にて入力操
作を行う場合には、その表示画面上での接触位置(指示
位置)を高精度に検出する必要がある。このような座標
面となる表示画面上の指示位置を検出する方法の一例と
して、光学的な位置検出方法が、特開昭62−5428
号公報等に提案されている。この方法は、表示画面の両
側枠に光再帰性反射体を配置し、角度走査したレーザ光
線のこの光再帰性反射体からの戻り光を検知し、指また
はペンによって光線が遮断されるタイミングから指また
はペンの存在角度を求め、求めた角度から三角測量の原
理にて位置座標を検出する。この方法では、部品点数が
少なくて検出精度を維持でき、指,任意のペン等の位置
も検出できる。
走査型タッチパネルは、一般的に表示画面の外側に設け
られた再帰性反射体と、レーザ光等の光を出射する発光
素子、出射された光を角度走査するポリゴンミラー等の
光走査部、及び、その走査光の再帰性反射体による反射
光を受光する受光素子を含む複数の光学ユニットとを備
えており、各光学ユニットにおいて、発光素子からの光
を光走査部にて走査させ、その走査光の再帰性反射体で
の反射光を再び光走査部で反射させ、その反射光を受光
素子に受光させる構成を有している。その走査光の経路
に指,任意のペン等の指示物が存在する場合には、再帰
性反射体での反射光が受光素子に受光されない。そこ
で、各光学ユニットにおける光走査部の走査角度及び受
光素子での受光結果に基づいて、それらの指示物の位置
を検出することができる。
ッチパネルにあっては、例えば塵埃がポリゴンミラー等
の光走査部に付着した場合、その反射率が劣化してS/
N比が低下し、指示物の正確な位置を検出できなくな
る。また、ポリゴンミラーに限らず、光学ユニット内の
他の光学部材についても、その特性が劣化しないよう
に、外部の塵埃を付着させないようにする必要がある。
しかしながら、従来の光走査型タッチパネルでは、この
塵埃付着を防止することが考慮されていない。
であり、防塵構造を光学ユニットに備えることにより、
塵埃が光学ユニット内の光学部材に付着することを防止
でき、光学部材の特性の劣化を抑えて、指示物の正確な
位置検出を行える光走査型タッチパネルを提供すること
を目的とする。
タッチパネルは、所定領域の外側に設けた光再帰性反射
体と、前記所定領域と実質的に平行である面内で光を角
度走査する光走査部及び該光走査部による走査光の前記
光再帰性反射体での反射光を受光する受光部を有する複
数の光学ユニットとを備え、前記所定領域に指示物で形
成される走査光の遮断位置を走査角度に対応した前記受
光部の受光出力に基づいて検出する光走査型タッチパネ
ルにおいて、前記光学ユニットは、その走査光の領域に
光学的開口面を有する防塵構造を備えることを特徴とす
る。
学ユニットに防塵構造が設けられており、外部の塵埃が
光学ユニット内に入って内部の光学部材に付着すること
がない。よって、塵埃付着に伴う光学部材の特性劣化が
抑えられ、指示物の位置検出の安定した動作が行われ、
指示物の正確な位置を検出できる。
請求項1において、前記光学的開口面の法線方向が、前
記反射光の光量が最小となる走査光の方向に実質的に等
しいことを特徴とする。
量が最小となる再帰性反射体からの反射光が、光学的開
口面に略垂直に入射される。よって、光量が最小となる
反射光を効率良く受光でき、検出精度の向上を図れる。
請求項1において、前記光学的開口面の法線が、走査光
の光軸に対して傾斜していることを特徴とする。
学的開口面の法線が、走査光の光軸に対して傾斜してお
り、光学ユニットから出射された走査光が光学的開口面
で正反射されて光学ユニットに入射されることを防止す
る。
請求項3において、走査光の光軸に対する前記法線の傾
斜角が、前記受光部の視野角の半分より大きいことを特
徴とする。
査光の光軸に対する光学的開口面の法線の傾斜角が受光
部の視野角の半分より大きくなっており、受光部に視野
角制限を行った場合にも、その視野角制限に支障を及ぼ
さない。
示す図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明
の光走査型タッチパネルの基本構成を示す模式図であ
る。
コンピュータ等の電子機器におけるCRTまたはフラッ
トディスプレイパネル(PDP,LCD,EL等),投
射型映像表示装置等の矩形状の表示画面であり、本実施
の形態ではPDP(プラズマディスプレイ)の表示画面
として構成されている。
ッチするための目標区域として規定された平面の範囲で
あるこの長方形の表示画面10の一つの短辺(本実施の
形態では右側の辺)の両隅の外側には、発光素子,受光
素子,ポリゴンミラー,各種のレンズ等を含む光学系を
内部に有する光学ユニット1a,1bがそれぞれ設けら
れている。各光学ユニット1a,1bには、外部からの
塵埃の侵入を防いで内部の光学系への塵埃付着を防止す
る防塵構造が設けられている。この防塵構造について
は、後に詳述する。また、表示画面10の右側の辺を除
く3辺、つまり、上下両側の辺及び左側の辺の外側には
再帰性反射体としての再帰性反射シート7が設けられて
いる。
光学系の構成及び光路を示す斜視図である。両光学ユニ
ット1a,1bは同じ光学系を有している。光学ユニッ
ト1a,1bは、赤外線レーザ光を出射するレーザダイ
オード(LD)からなる発光素子11と、発光素子11
からのレーザ光を平行光にするためのコリメーションレ
ンズ12と、再帰性反射シート7からの反射光を受光す
るフォトダイオード(PD)からなる受光素子13と、
受光素子13への入射光を制限するためのスリット14
aを有するスリット板14と、発光素子11からのレー
ザ光を角度走査するための例えば4角柱状のポリゴンミ
ラー15と、アパーチャ16aによりコリメーションレ
ンズ12からポリゴンミラー15への投射光を制限する
と共に、ポリゴンミラー15を介した再帰性反射シート
7からの反射光を受光素子13側へ反射するアパーチャ
ミラー16と、アパーチャミラー16での反射光を集束
させるための集光レンズ17と、ポリゴンミラー15を
回転させるモータ18と、これらの各光学部材を取付け
固定するための光学ユニット本体19とを備える。
における防塵構造を示す断面図、側面図である。光学ユ
ニット1a,1b内に、上述した光学系を覆うように防
塵カバー20が設けられている。この防塵カバー20
は、光学系を覆う内面に無反射処理を施したスチール製
である。防塵カバー20の内面での反射光がノイズ光と
なることを防止するために、この無反射処理は施されて
いる。
域には、この防塵カバー20が設けられておらず、その
出射領域は光学的開口面21となっている。この光学的
開口面21は、光を透過させる材質であれば良く、例え
ば透明ガラスで構成されている。
ような防塵構造により完全に密閉構造となっており、外
部からの塵埃の侵入を防止している。よって、この防塵
構造にて、光学ユニット1a,1b内の光学部材への塵
埃の付着を防いでおり、例えば、ポリゴンミラー15,
アパーチャミラー16の塵埃の付着に伴う反射率の劣化
が起こらず、S/N比の低下を防止できる。
取付けについて、図5,図6を参照して説明する。光学
ユニット本体19には、ガイド用溝22が形成されてお
り(図5(a),図6)、このガイド用溝22に防塵カ
バー20が挿入されるようになっている(図5(b),
図6)。防塵カバー20の先端部20aには引っ掛けツ
メ構造が設けられており、ガイド用溝22に対する防塵
カバー20の着脱処理を容易にしている。ネジが不要で
あり、光軸調整等のメンテナンス性に優れている。
バー20と光学ユニット本体19とが位置決め機構(ガ
イド用溝22)でガイドされ、しかも、防塵カバー20
及び光学ユニット本体19が嵌合されている。よって、
外部からの塵埃の侵入を強固に防止している。また、こ
の防塵構造は光学ユニット1a,1bに完全に内蔵され
ており、防塵構造を導入しても光学ユニット1a,1b
の大型化を引き起こさない。
コリメーションレンズ12にて平行光にされ、アパーチ
ャミラー16のアパーチャ16aを通過した後、ポリゴ
ンミラー15の回転によって光学的開口面21を介して
表示画面10と実質的に平行である面内を角度走査され
て再帰性反射シート7に投射される。そして、再帰性反
射シート7からの反射光が、ポリゴンミラー15及びア
パーチャミラー16にて反射された後、集光レンズ17
で集束されてスリット板14のスリット14aを通っ
て、受光素子13に入射される。但し、走査光の経路に
指示物Sが存在する場合には投射光が遮断されるため、
反射光が受光素子13に入射されることはない。
子11を駆動する発光素子駆動回路2a,2bと、各受
光素子13の受光量を電気信号に変換する受光信号検出
回路3a,3bと、各ポリゴンミラー15の動作を制御
して各光学ユニット1a,1bにおける光走査開始を同
期させる走査同期制御回路4とが接続されている。ま
た、参照符号5は指示物Sの位置,大きさを算出すると
共に、装置全体の動作を制御するMPUであり、6はM
PU5での算出結果等を表示する表示装置である。
に駆動制御信号を送り、その駆動制御信号に応じて発光
素子駆動回路2a,2bが駆動されて、各発光素子11
の発光動作が制御される。受光信号検出回路3a,3b
は、各受光素子13での受光信号をMPU5へ送る。M
PU5は、各受光素子13からの受光信号に基づいて、
指示物Sの位置,大きさを算出し、その算出結果を表示
装置6に表示する。なお、表示装置6は表示画面10を
兼用することも可能である。
においては、図1に示されているように、例えば光学ユ
ニット1bに関して説明すると、光学ユニット1bから
の投射光は、受光素子13に入射する位置から図1上で
反時計方向回りに走査され、再帰性反射シート7の先端
部分で反射される位置(Ps)に至って実質的な走査開
始位置になる。そして、指示物Sの一端に至る位置(P
1)までは再帰性反射シート7により反射されるが、指
示物Sの他端に至る位置(P2)までの間は指示物Sに
よって遮断され、その後の走査終了位置(Pe)に至る
までは再帰性反射シート7により反射される。
説明する。図7は、走査光と入射角との関係を示す模式
図である。図7で実線で示すように、光学ユニット1a
の設置位置と対角関係になる位置(再帰性反射シート7
への入射角が最大の60度となる位置)を走査する場合
に、再帰性反射シート7からの反射光が最も小さくな
る。この反射光が最も小さくなる走査光の方向に、その
法線方向が一致または略一致するように、光学的開口面
21を設けている。よって、反射光が最も小さくなる場
合に、光学的開口面21の透過率が最も良くなり、S/
N比の低下を防ぐことができる。
的開口面21として可視光カットフィルタを用いた場合
について説明する。図8は、可視光カットフィルタにお
ける入射角と透過率との関係を示すグラフである。図8
から、入射角0度近傍で透過率が最大になることが分か
る。よって、この可視光カットフィルタからなる光学的
開口面21に反射光が入射角略0度で入射した場合に透
過率が最大になるので、この方向に反射光が最小となる
位置(再帰性反射シート7への入射角が最大となる位
置)を一致させると、S/N比が良くなる。この場合に
は、光学的開口面21の法線方向を走査角60度とす
る。また、図8より±45度の入射角の範囲で所定以上
の透過率が得られるので、光学的開口面21の法線方向
を45度または略45度に設定することにより、全走査
範囲内(走査角度0〜90度)で所定値以上の透過率を
確保することができる。
21の透過率の観点から考えると、光学的開口面21の
法線方向をポリゴンミラー15からの走査光の光軸方向
に一致させることが最適であるが、このように設定する
と、ポリゴンミラー15からの走査光の一部がこの光学
的開口面21で正反射してポリゴンミラー15に戻って
きてノイズとなる可能性がある。例えば、光電変換効率
0.5A/W,電流電圧変換定数1×106 (V/A)
倍の電気回路を使用した場合、受光素子13での受光可
能最低信号レベルを0.2Vとしたとき、それは0.4
μW(=0.2÷(1×106 ×0.5))の光量に相
当する。発光素子11での発光パワーを100μWとし
た場合、これは0.4%の反射光量に相当する。よっ
て、光学的開口面21における正反射の反射率が0.4
%であっても、受光信号に大きな影響を及ぼすことが分
かる。
て、光学的開口面21での正反射成分の影響をなくすよ
うにする。光学的開口面21の法線が、走査光の光軸に
対して上方向または下方向に倒れるようにして、光学的
開口面21での正反射光を受光素子13で受光しないよ
うにしている。図9に示す例では、走査光の光軸(実線
A)から、光学的開口面21の法線方向(破線B)が上
方向に角度ε/2だけ倒れるように光学的開口面21を
設定している。このようにしておくと、ポリゴンミラー
15からの走査光の光学的開口面21による正反射光
は、入射光軸(実線A)から上方向に角度εだけ離れた
方向(実線C)に進み、ポリゴンミラー15を介して受
光素子13に受光されない。なお、この角度ε/2を開
口面倒れ角という。
察する。光学的開口面21からの正反射光が受光素子1
3に入射されないためには、図10に示すように、アパ
ーチャミラー16から受光レンズ17までの距離をD、
アパーチャミラー16からポリゴンミラー15までの距
離をL、ポリゴンミラー15から光学的開口面21まで
の距離をdL、受光レンズ17の半径をBとした場合、
以下の条件(1)を満たすようにすれば良い。このよう
な条件(1)を満たすように開口面倒れ角を設定するこ
とにより、上述したような正反射の影響をなくすことが
可能である。 tan-1(B/(D+L+dL))<ε …(1)
説明する。図11に示すように、再帰性反射シート7の
幅を15mmとした場合、そこから1500mm離れた
受光レンズ17が設けられている位置での視野角±θは
以下のようになる。 ±θ=±tan-1(7.5/1500) =±0.286(度)
(ε/2)を0.3度に設定すると、その値は、前記視
野角±θの1/2(=±0.143)よりも大きくな
り、正反射の影響を防止できる。また、光学的開口面2
1におけるこの程度の大きさの倒れでは、ε/2が0に
近いので、その透過率はほとんど減衰せず、透過率につ
いて問題とならない。
明する。700nm以上の波長域の光を選択的に透過す
る特性を持つ樹脂製の可視光カットフィルタにて、防塵
カバー20を構成する。このようにした場合には、防塵
機能に加えて、蛍光灯,白熱灯等からの外乱光を遮断す
る機能も果たせる。
線反射膜を塗布して作製され、発光素子11からのレー
ザ光と同じ波長域の光のみを選択的に透過する樹脂製の
バンドパスフィルタにて、防塵カバー20を構成する。
このようにした場合には、防塵機能に加えて、蛍光灯,
白熱灯等からの外乱光を遮断する機能も果たせる。
このようにした場合には、光学的開口面21での反射が
抑制され、正反射の影響をなくすことができる。
図であり、防塵構造(防塵カバー20)は、ポリゴンミ
ラー15を覆う部分が曲面部となっており、その曲面部
の形状は、ポリゴンミラー15の外接円(図12に破線
で示す)と同心円状になっている。よって、ポリゴンミ
ラー15の回転によって生じる気流を滑らかにできる。
この結果、気流音の発生を低減できるので、騒音対策と
なる。
カバー20の内面で反射してノイズ光となり、そのノイ
ズ光がポリゴンミラー15まで到達して、正確な検出処
理を行えない可能性がある。よって、以下のような構成
にして、ノイズ光の影響をなくす。
た光学ユニットの一例の構成図である。アパーチャミラ
ー16からポリゴンミラー15へ向かう光路に平行に沿
わせた態様で、防塵カバー20の内面に無反射シート2
3が設けられている。よって、ノイズ光となるアパーチ
ャミラー16からの拡散光は、この無反射シート23で
吸収または散乱されて、ポリゴンミラー15まで到達し
ない。この結果、検出精度の向上を図れる。
た光学ユニットの他の例の構成図である。ポリゴンミラ
ー15の外接円の近傍まで防塵カバー20が突出してお
り、その突出部20bの表面(アパーチャミラー16側
の面)及び裏面(ポリゴンミラー15側の面)に無反射
シート23が設けられている。よって、ノイズ光となる
アパーチャミラー16からの拡散光は、この表面側の無
反射シート23で吸収または散乱されて、ポリゴンミラ
ー15まで到達しない。また、この無反射シート23の
縁を通ってポリゴンミラー15に到達するノイズ光が存
在した場合でも、その反射光は、この裏面側の無反射シ
ート23で吸収または散乱されて、受光素子13まで到
達しない。この結果、検出精度の向上を図れる。
よる指示物Sの位置,大きさの算出動作について説明す
る。図15は、光走査型タッチパネルの実施状態を示す
模式図である。但し、図15では光学ユニット1a,1
b、再帰性反射シート7,表示画面10以外の構成部材
は図示を省略している。また、指示物Sとして指を用い
た場合を示している。
ことにより、光学ユニット1a,1b内の各ポリゴンミ
ラー15を回転させて、各発光素子11からのレーザ光
を角度走査する。この結果、再帰性反射シート7からの
反射光が各受光素子13に入射する。このようにして各
受光素子13に入射した光の受光量は受光信号検出回路
3a,3bの出力である受光信号として得られる。
基準線から各受光素子までの角度を、θ0,φ0は走査
基準線から再帰性反射シート7の端部までの角度を、θ
1,φ1は走査基準線から指示物Sの基準線側端部まで
の角度を、θ2,φ2は走査基準線から指示物Sの基準
線と逆側端部までの角度をそれぞれ示している。
が存在する場合には、光学ユニット1a,1bから投射
された光の指示物Sからの反射光は各受光素子13に入
射されない。従って、図15に示されているような状態
では,走査角度が0°からθ0までの間では光学ユニッ
ト1a内の受光素子13には反射光は入射されず、走査
角度がθ0からθ1までの間ではその受光素子13に反
射光が入射され、走査角度がθ1からθ2までの間では
その受光素子13に反射光が入射されない。同様に、走
査角度が0°からφ0までの間では光学ユニット1b内
の受光素子13には反射光は入射されず、走査角度がφ
0からφ1までの間ではその受光素子13に反射光が入
射され、走査角度がφ1からφ2までの間ではその受光
素子13に反射光が入射されない。
ら、指示物S(本例では指)の中心位置(指示位置)の
座標を求める処理について説明する。まず、三角測量に
基づく角度から直交座標への変換を説明する。図16に
示すように、光学ユニット1aの位置を原点O、表示画
面10の右辺,上辺をX軸,Y軸に設定し、基準線の長
さ(光学ユニット1a,1b間の距離)をLとする。ま
た、光学ユニット1bの位置をBとする。表示画面10
上の指示物Sが指示した中心点P(Px,Py)が、光
学ユニット1a,1bからX軸に対してθ,φの角度で
それぞれ位置している場合、点PのX座標Px,Y座標
Pyの値は、三角測量の原理により、それぞれ以下の
(2),(3)式のように求めることができる。 Px(θ,φ)=(tanφ)÷(tanθ+tanφ)×L …(2) Py(θ,φ)=(tanθ・tanφ)÷(tanθ+tanφ)×L …(3)
るので、検出した受光信号の立ち上がり/立ち下がりの
タイミングでの検出角度を採用した場合、図17に示す
ように、指示物S(指)のエッジ部の4点(図17のP
1〜P4)を検出することになる。これらの4点は何れ
も指示した中心点(図17のPc)とは異なっている。
そこで、以下のようにして 中心点Pcの座標(Pc
x,Pcy)を求める。Pcx,Pcyは、それぞれ以
下の(4),(5)式のように表せる。 Pcx(θ,φ)=Pcx(θ1+dθ/2,φ1+dφ/2)…(4) Pcy(θ,φ)=Pcy(θ1+dθ/2,φ1+dφ/2)…(5)
+dθ/2,φ1+dφ/2を上記(2),(3)式の
θ,φとして代入することにより、指示された中心点P
cの座標を求めることができる。
値を求め、その角度の平均値を三角測量の変換式
(2),(3)に代入して、指示位置である中心点Pc
の座標を求めるようにしたが、最初に三角測量の変換式
(2),(3)に従って走査角度から4点P1〜P4の
直交座標を求め、求めた4点の座標値の平均を算出し
て、中心点Pcの座標を求めるようにすることも可能で
ある。また、視差、及び、指示位置の見易さを考慮し
て、指示位置である中心点Pcの座標を決定することも
可能である。
速度が一定である場合には、時間を計時することにより
走査角度の情報を得ることができる。図18は、受光信
号検出回路3aからの受光信号と、光学ユニット1a内
のポリゴンミラー15の走査角度θ及び走査時間Tとの
関係を示すタイミングチャートである。ポリゴンミラー
15の走査角速度が一定である場合、その走査角速度を
ωとすると、走査角度θ及び走査時間Tには、下記
(6)式に示すような比例関係が成り立つ。 θ=ω×T …(6)
り時の角度θ1,θ2は、それぞれの走査時間t1,t
2と下記(7),(8)式の関係が成り立つ。 θ1=ω×t1 …(7) θ2=ω×t2 …(8)
が一定である場合には、時間情報を用いて、指示物S
(指)の遮断範囲及び座標位置を計測することが可能で
ある。
は、計測した遮断範囲から指示物S(指)の大きさ(断
面長)を求めることも可能である。図19は、この断面
長計測の原理を示す模式図である。図19において、D
1,D2はそれぞれ光学ユニット1a,1bから見た指
示物Sの断面長である。まず、光学ユニット1a,1b
の位置O(0,0),B(L,0)から指示物Sの中心
点Pc(Pcx,Pcy)までの距離OPc(r1),
BPc(r2)が、下記(9),(10)式の如く求め
られる。 OPc=r1=(Pcx2 +Pcy2 )1/2 …(9) BPc=r2={(L−Pcx)2 +Pcy2 }1/2 …(10)
近似できるので、各断面長D1,D2は、下記(1
1),(12)式に従って計測可能である。 D1=r1・2sindθ/2 =(Pcx2 +Pcy2 )1/2 ・2sindθ/2 …(11) D2=r2・2sindφ/2 ={(L−Pcx)2 +Pcy2 }1/2 ・2sindφ/2 …(12)
dθ≒dθ≒tandθ,sindφ≒dφ≒tand
φと近似できるので、(11),(12)式においてs
indθ,sindφの代わりに、dθまたはtand
θ,dφまたはtandφとしても良い。
トに防塵構造が設けられているので、外部の塵埃が光学
ユニット内に入って内部の光学部材に付着することがな
く、塵埃付着に伴う光学部材の特性の劣化を防止でき、
指示物の位置を正確に検出できる。
の反射光が、光学的開口面に略垂直に入射されるように
したので、光量が最小となる反射光を効率良く受光で
き、検出精度の向上を図れる。
軸に対して傾斜させたので、光学ユニットから出射され
た走査光が光学的開口面で正反射されて光学ユニットに
入射されることを防止でき、検出精度の向上を図れる。
の法線の傾斜角を受光部の視野角の半分より大きくなる
ようにしたので、受光部に視野角制限を行った場合に
も、その視野角制限に支障を及ぼさない。
す模式図である。
示す斜視図である。
ある。
ある。
す模式図である。
との関係を示すグラフである。
示す図である。
す断面図である。
構成図である。
の構成図である。
図である。
図である。
すタイミングチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 所定領域の外側に設けた光再帰性反射体
と、前記所定領域と実質的に平行である面内で光を角度
走査する光走査部及び該光走査部による走査光の前記光
再帰性反射体での反射光を受光する受光部を有する複数
の光学ユニットとを備え、前記所定領域に指示物で形成
される走査光の遮断位置を走査角度に対応した前記受光
部の受光出力に基づいて検出する光走査型タッチパネル
において、前記光学ユニットは、その走査光の領域に光
学的開口面を有する防塵構造を備えることを特徴とする
光走査型タッチパネル。 - 【請求項2】 前記光学的開口面の法線方向が、前記反
射光の光量が最小となる走査光の方向に実質的に等しい
請求項1記載の光走査型タッチパネル。 - 【請求項3】 前記光学的開口面の法線が、走査光の光
軸に対して傾斜している請求項1記載の光走査型タッチ
パネル。 - 【請求項4】 走査光の光軸に対する前記法線の傾斜角
が、前記受光部の視野角の半分より大きい請求項3記載
の光走査型タッチパネル。
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