JP2000276558A - 複合記録担体の変造防止方法 - Google Patents

複合記録担体の変造防止方法

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JP2000276558A
JP2000276558A JP11083275A JP8327599A JP2000276558A JP 2000276558 A JP2000276558 A JP 2000276558A JP 11083275 A JP11083275 A JP 11083275A JP 8327599 A JP8327599 A JP 8327599A JP 2000276558 A JP2000276558 A JP 2000276558A
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Hirokazu Tanaka
宏和 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偽造、変造に対応するために、光記録部とI
C部が正しい対でなければ正常なアクセスを不能にし
た、複合記録担体の変造防止方法を提供する。 【解決手段】 第1から第nの複数の記録領城を同一担
体上に配置した複合記録担体において、第1の記録領域
の特定位置に各記録担体固有のIDを記録しておき、第
1の記録領域以外の記録領域に情報の記録または再生を
行う場合は、まず第1の記録領域の特定位置からIDを
再生し、再生したIDに基づいて、情報の記録再生を行
う物理的または論理的位置を変更する複合記録担体の変
造防止方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合記録担体の変
造を防止する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体には様々な種類のものがあ
り、ディスク状、カード状、テープ状等の形態が知られ
ている。このうち、カード状に形成された光学的情報記
録媒体(以下、光カードと称する)は、小型、軽量で、
携帯性に優れており、比較的大容量であることから、個
人情報の履歴等を記録するための情報記録媒体として注
目されている。
【0003】このような光カードにデータの記録や再生
を行う場合は、データを管理するための管理情報(以下
ディレクトリと称する)をデータと共に光カードに記録
して、データをファイルごとに管理している。
【0004】ディレクトリは図11に示すように、ファ
イル名50、ファイル長51、先頭データのセクタアド
レス52、ファイルが記録された日付、時刻53等のフ
ァイル管理に必要な情報からなっており、これらの情報
を光カードの一部に記録してファイル管理を行ってい
る。光カードの記録領域は、図10に示すように、記録
領域2の内部にトラッキングトラック3で区切られた複
数のトラック4が平行に配置されており、各トラックの
両端には、トラックの物理的な位置を示すトラック番号
5が、プリフォーマットされている。図中一番下のトラ
ックがトラック番号0のトラックであり、その一つ上の
トラックがトラック番号1となる。n本のトラックがあ
る光カードでは、一番上のトラックのトラック番号はn
−1である。記録領域2には、データを記録するための
領域であるデータ部6と、データ部6のディレクトリを
記録するための領域であるディレクトリ部7が設けられ
ている。図10では、データ部6は、1トラックあたり
1セクタを有し、ディレクトリ部7は1トラックあたり
8セクタを有するが、1トラックあたりのセクタ数は、
記録するデータやディレクトリの大きさによって変える
こともできる。
【0005】光カード1は追記型の記録媒体であり、デ
ータもディレクトリも、未記録の領域にセクタ単位でシ
ーケンシャルに記録する。光カード1にデータを記録す
る場合は、光カード1の上部から下部に向かって、デー
タ部6にシーケンシャルに記録する。一方、ディレクト
リを記録する場合は、トラックの左から右ヘセクタ単位
で記録し、1トラック分記録したら下部から上部に向か
って、ディレクトリ部7にシーケンシャルに記録する。
【0006】このような記録を行う追記型の光カードで
は、データの物理的な書き換えはできないが、後から記
録したデータを有効なデータとすることにより、データ
やディレクトリの論理的な書き換えは可能である。
【0007】一方、光カードと同様に小型、軽量で、携
帯性に優れているICカードがセキュリティーの高い記
録媒体として注目されている。ICカードは、プラスチ
ック製のカードに外部端子の付いたICチップを埋め込
んだもので、不揮発性メモリとCPUが内蔵されてお
り、外部端子を通してデータの送受信を行う。
【0008】ICカードもデータをファイルごとに管理
しており、各ファイルにはファイルIDやセキュリティ
ー属性が設定されている。セキュリティー属性の設定次
第では、所定の認証を行わないと所望のファイルに一切
アクセスできないようにすることもできる。このような
セキュリティーの機能を内蔵のCPUにより制御してい
るので、セキュリティーを解除するためのパスワードを
知らない者が不揮発性メモリ内のデータにアクセスする
ことは極めて困難といえる。
【0009】ところが、ICカードはセキュリティーの
高さという点では優れているが、記録できる情報は数キ
ロバイト程度しかなく、多くのデータを記録するような
用途には使用できないという問題点があった。
【0010】そこで、大容量というメリットがある光カ
ードと、セキュリティーが高いICカードを組み合わせ
て、光・ICハイブリッドカード(以下ハイブリッドカ
ードと称する)が開発されている。ハイブリッドカード
は、図9に示すように、光記録部2とIC部11から構
成される。IC部11は光記録部2の裏側に配置されて
いる。光記録部2は光カードと同様の構成であり、IC
部11はICカードのICチップと同様のものである。
【0011】ハイブリッドカードにおいては、光記録部
とIC部のお互いのデメリットを補完し、高度なセキュ
リティーと大容量の特徴を生かすために、様々な情報の
管理方式が検討されている。そのうちのひとつに、特開
平6−162288号公報で開示される方式がある。こ
の方式は、従来光記録部に記録していたディレクトリ
(ファイル管理情報)をIC部に記録する方式で、光記
録部2にはデータ部のみしか存在しない。ディレクトリ
部の全ての情報は、書き換えが可能なIC部11に記録
されている。
【0012】この方式のメリットは、ディレクトリを書
き換える際は、従来の光カードは、ディレクトリ部7に
新たなディレクトリを追記しなければならなかったが、
この方式の場合はIC部に記録されているディレクトリ
を書き換えればよいので、光記録部の記録領域を節約で
きるという点である。また、ディレクトリをIC部に記
録することで、セキュリティー上の効果を期待すること
もできる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例においては、以下のような問題点があった。例え
ば、定期的に行われる健康診断のデータを記録するため
に、上記従来例のハイブリッドカードを使う場合、通常
は複数のハイブリッドカードを同じようにフォーマット
し、健康診断のデータファイルを光記録部に記録し、個
人のパスワードとデータファイルのディレクトリをIC
部に記録して配布することになる。そして、健康診断が
行われるたびに、新たなファイルが記録されることにな
る。
【0014】ところが、健康診断のデータは、固定長で
ある場合が多いので、記録エラーによる代替処理が行わ
れなければ、光記録部に記録されたデータファイルの位
置とセクタ数はどのカードも同じになる。すなわち、記
録したファイルのディレクトリのファイル長51、先頭
データのセクタアドレス52がどのカードも同じにな
り、IC部に記録される情報は個人のパスワードを除い
て、どのカードも同じになってしまう可能性が大きいの
である。
【0015】また、ハイブリッドカードは、光カードに
ICチップを埋め込んだものであるが、ICチップは接
着剤で光カードに接着されているため、注意深く行えば
ICチップを破損することなく剥がすことができる。I
Cチップを剥がすのが困難な場合でも、カードの基板が
プラスチック製であるため、鋭利な刃物等でIC部を切
り抜くことは比較的容易である。
【0016】従って、他人のハイブリッドカードを入手
して、他人のハイブリッドカードのICチップを剥がし
て、自分のハイブリッドカードのICチップを接着した
り、ICチップを切り抜いて交換したりすれば、自分の
パスワードを入力することにより他人のデータを見るこ
とができてしまうという問題があった。また、先頭デー
タのセクタアドレス52が同じ値である場合は、記録エ
ラーが発生しても、記録エラーが発生するまでの正常に
記録されたセクタは読み出されてしまうという問題があ
った。
【0017】上記健康診断の例に限らず、光記録部に固
定長のデータファイルを記録し、IC部にディレクトリ
を記録する場合は、上記従来例のハイブリッドカードの
偽造、変造は容易である。
【0018】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、この
ような偽造、変造に対応するために、光記録部とIC部
が正しい対でなければ正常なアクセスを不能にした、複
合記録担体の変造防止方法を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、第1か
ら第nの複数の記録領城を同一担体上に配置した複合記
録担体において、第1の記録領域の特定位置に各記録担
体固有のIDを記録しておき、第1の記録領域以外の記
録領域に情報の記録または再生を行う場合は、まず第1
の記録領域の特定位置からIDを再生し、再生したID
に基づいて、情報の記録再生を行う物理的または論理的
位置を変更することを特徴とする複合記録担体の変造防
止方法である。
【0020】また、本発明は、第1から第nの複数の記
録領城を同一担体上に配置した複合記録担体において、
第1の記録領域の特定位置に各記録担体固有のIDを記
録しておき、第1の記録領域以外の記録領域に情報の記
録または再生を行う場合は、まず第1の記録領域の特定
位置からIDを再生し、再生したIDに基づいて、情報
の記録再生を行う物理的または論理的位置を変更するこ
とを特徴とする複合記録担体の変造防止方法であって、
前記複合記録担体は、第1の記録領域が不揮発性メモリ
とCPUを有するIC部、第2の記録領域が追記型の光
記録部であり、光記録部には少なくともデータを記録
し、IC部には前記ID以外に少なくとも前記データの
管理情報を記録するハイブリッドカードであり、光記録
部に情報の記録または再生を行う場合は、前記IDに基
づいて記録再生を行うセクタの物理的位置を変更するこ
とを特徴とする複合記録担体の変造防止方法である。
【0021】さらに、本発明は、第1から第nの複数の
記録領城を同一担体上に配置した複合記録担体におい
て、第1の記録領域の特定位置に各記録担体固有のID
を記録しておき、第1の記録領域以外の記録領域に情報
の記録または再生を行う場合は、まず第1の記録領域の
特定位置からIDを再生し、再生したIDに基づいて、
情報の記録再生を行う物理的または論理的位置を変更す
ることを特徴とする複合記録担体の変造防止方法であっ
て、前記複合記録担体は、第1の記録領域が追記型の光
記録部、第2の記録領域が不揮発性メモリとCPUを有
するIC部であり、光記録部には前記ID以外に少なく
ともデータを記録し、IC部には少なくとも前記データ
の管理情報を記録するハイブリッドカードであり、IC
部に情報の記録または再生を行う場合は、前記IDに基
づいて記録再生を行うファイルのファイルIDを変更す
ることを特徴とする複合記録担体の変造防止方法であ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明によれば、前記の目的は、
第1から第nの複数の記録領域を同一担体上に配置した
複合記録担体において、第1の記録領域の特定位置に各
記録担体固有のIDを記録しておき、第1の記録領域以
外の記録領域に情報の記録または再生を行う場合は、ま
ず第1の記録領域の特定位置からIDを再生し、再生し
たIDに基づいて、情報の記録再生を行う物理的または
論理的位置を変更することを特徴とする複合記録担体の
変造防止方法によって達成される。
【0023】また、本発明によれば、前記の目的は、第
1から第nの複数の記録領城を同一担体上に配置した複
合記録担体において、第1の記録領域の特定位置に各記
録担体固有のIDを記録しておき、第1の記録領域以外
の記録領域に情報の記録または再生を行う場合は、まず
第1の記録領域の特定位置からIDを再生し、再生した
IDに基づいて、情報の記録再生を行う物理的または論
理的位置を変更することを特徴とする複合記録担体の変
造防止方法であって、前記複合記録担体は、第1の記録
領域が不揮発性メモリとCPUを有するIC部、第2の
記録領域が追記型の光記録部であり、光記録部には少な
くともデータを記録し、IC部には前記ID以外に少な
くとも前記データの管理情報を記録するハイブリッドカ
ードであり、光記録部に情報の記録または再生を行う場
合は、前記IDに基づいて記録再生を行うセクタの物理
的位置を変更することを特徴とする複合記録担体の変造
防止方法によって達成される。
【0024】さらに、本発明によれば、前記の目的は、
第1から第nの複数の記録領城を同一担体上に配置した
複合記録担体において、第1の記録領域の特定位置に各
記録担体固有のIDを記録しておき、第1の記録領域以
外の記録領域に情報の記録または再生を行う場合は、ま
ず第1の記録領域の特定位置からIDを再生し、再生し
たIDに基づいて、情報の記録再生を行う物理的または
論理的位置を変更することを特徴とする複合記録担体の
変造防止方法であって、前記複合記録担体は、第1の記
録領域が追記型の光記録部、第2の記録領域が不揮発性
メモリとCPUを有するIC部であり、光記録部には前
記ID以外に少なくともデータを記録し、IC部には少
なくとも前記データの管理情報を記録するハイブリッド
カードであり、IC部に情報の記録または再生を行う場
合は、前記IDに基づいて記録再生を行うファイルのフ
ァイルIDを変更することを特徴とする複合記録担体の
変造防止方法によって達成される。
【0025】本発明は、第1から第nの複数の記録領域
を同一担体上に配置した複合記録担体の第1の記録領域
の特定位置に記録した各記録担体固有のIDに基づい
て、第1の記録領域以外の記録領域に記録する情報の物
理的位置または論理的位置を変更するため、各記録担体
ごとに情報の記録位置が異なり、その情報を再生するに
は正しい対の第一の記録領域から再生したIDが必要に
なるため、複合記録担体において記録領域を交換するよ
うな不正な偽造、変造を防ぐことができるという作用が
ある。
【0026】また、本発明はセキュリティーの高いIC
部にIDを記録しており、IDが不正に読み出される可
能性が低いので、あるハイブリッドカードのIDと同じ
IDが記録されたICチップを偽造することも困難であ
り、不正な偽造を防ぐことができるという作用がある。
【0027】さらに、本発明は、ハイブリッドカードの
IC部に記録する情報が、カードによって異なるファイ
ルIDのファイルに記録されるので、ICチップを他の
ハイブリッドカードのものと不正に交換すると、IC部
の管理情報は全く読めなくなり、光部のデータが再生で
きなくなるため、データの漏洩を防ぐことができるとい
う作用がある。
【0028】
【実施例】次に、本発明の実施例を図を参照して詳細に
説明する。
【0029】実施例1 本実施例で使用するハイブリッドカードを図2に示す。
図2のハイブリッドカードは従来例で説明した図9のも
のと同じである。同図2において、IC部11はISO
/IEC7816に準拠しており、その内部は、図4に
示す構造になっている。マスターファイル(MF)60
の内部に、2つのエレメンタリファイル(EF)があら
かじめ作成されている。エレメンタリファイル(EF)
61は、光記録部2に記録したファイルの管理情報であ
るディレクトリを記録するためのファイルであり、エレ
メンタリファイル62は、カード固有のIDを記録する
ファイルである。これら2つのエレメンタリファイルの
ファイルIDはあらかじめ決められており、どのカード
も同じである。また、カード発行時にEF62にはカー
ド固有のIDが記録されている。カード固有のIDは各
カードに固有の値であればどのような値でもかまわな
い。
【0030】このようなハイブリッドカード10に対し
て、データとディレクトリの記録再生を行うハイブリッ
ドカード情報記録再生装置のブロック図を図3に示す。
ハイブリッドカード情報記録再生装置31は、ホストコ
ンピュータ32に外部記憶装置として接続されており、
ホストコンピュータ32の制御に基づいて記録、再生を
行う。
【0031】37は不図示の搬送機構を駆動して、ハイ
ブリッドカード10をドライブ31内の所定位置に導入
し、また、所定位置にてハイブリッドカード10をR方
向に往復移動させ、さらにハイブリッドカード10を機
外に排出するためのカード送りモータである。38は光
源の半導体レーザを含む光ビーム照射光学系であり、情
報の記録、再生時には光源の光ビームを微小光スポット
に絞ってハイブリッドカード10上に照射する。記録を
行う場合は強い光ビームが照射され、再生を行う時は記
録されない程度の弱い光ビームが照射される。
【0032】39はハイブリッドカード10から反射さ
れた各光ビームを検出する光検出器、40は光ビーム照
射光学系38の一部を駆動してハイブリッドカード10
の記録媒体面上の光スポットのピント位置をZ方向、即
ち記録媒体面と垂直方向に移動させてオートフォーカス
制御を行うためのAFアクチュエータ、41は光ビーム
照射光学系38の一部を駆動して記録媒体面上の光スポ
ットをY方向、即ちトラック4に直交する方向に移動さ
せてオートトラッキング制御を行うためのATアクチュ
エータである。
【0033】これらの光ビーム照射光学系38、光検出
器39、AFアクチュエータ40、ATアクチュエータ
41を含んで光ヘッド30が構成されている。36は光
ヘッド30をY方向に移動させて光ビームを所望のトラ
ックにシークするためのヘッド送りモータである。
【0034】MPU33は、ハイブリッドカード情報記
録再生装置31内の各部を制御するためのプロセッサで
あって、ROM、RAMを内蔵している。MPU33で
は、ヘッド送りモータ36、カード送りモータ37など
各部を制御し、また、ホストコンピュータ32とデータ
の送受信を行う。AT/AF制御回路34は光検出器3
9からの出力信号をもとにAFアクチュエータ41を駆
動し、光ビーム照射光学系38からの光スポットが記録
媒体面に焦点を結ぶように、オートフォーカス制御を行
い、また、光スポットがトラック4に追従して走査する
ようにオートトラッキング制御を行う。
【0035】変復調回路35はMPU33の制御に基づ
いて記録するデータを変調し、また、再生した信号を復
調するための回路である。データの記録時にはホストコ
ンピュータ32からMPU33にデータが転送され、M
PU33のRAMに順次格納される。RAMに格納され
たデータは変復調回路35で所定の変調方式で変調され
る。さらに変調された信号に応じて光ビーム照射光学系
38内の光源を駆動し、データに応じて強度変調された
光スポットをトラック4上を走査させて、光学的に検出
可能な情報ピット列を記録する。
【0036】一方、データの再生時には、光ビーム照射
光学系38から再生するトラック上に記録されない程度
の再生用光ビームを走査し、光検出器39でハイブリッ
ドカード10からの反射光を検出する。変復調回路35
は光検出器39の出力信号をもとに所定の復調処理を行
い、データを再生する。再生されたデータはRAMに順
次格納され、その後ホストコンピュータ32に転送され
る。
【0037】また、42はIC部にアクセスするための
端子で、MPU33はISO/IEC7816で規定さ
れる電気的特性、プロトコルに基づいて、IC部と通信
できるように構成されている。ハイブリッドカード情報
記録再生装置31は、以上のように動作する。
【0038】次に、本発明の複合記録担体の変造防止方
法におけるデータの記録再生手順を図1に示すフローチ
ャートで説明する。
【0039】本発明におけるデータの記録再生手順は、
まず、ハイブリッドカードが挿入されるのを監視し(ス
テップ201)、ハイブリッドカードが挿入されると、
IC部の活性化を行う(ステップ202)。次に、IC
部11の特定のファイルEF62からカード固有のID
を再生し、その値を記憶する(ステップ203)。
【0040】さらに、ステップ204において、IC部
のファイルEF61から、記録されている全てのディレ
クトリを読み出して記憶する。ディレクトリを読み出す
と、光記録部2の全てのファイルのファイル名や記録さ
れているセクタアドレス、ファイル長が分かるので、次
のデータの記録開始セクタアドレス(未記録領域の最初
のセクタアドレス)が分かり、記録再生の準備ができ
る。
【0041】ステップ205では、ホストコンピュータ
32からのコマンドを待つ。コマンドがファイルの記録
であった場合は、まずステップ209において記録位置
を決定する。
【0042】記録位置は、ステップ204で求めた次の
データの記録開始セクタアドレスと、ステップ203で
記憶しておいたカード固有のIDから次の演算により決
定する。次のデータの記録開始セクタアドレスの値をA
ddl、カード固有のIDをId、光記録領域2の総セ
クタ数をnとすると、記録位置は 記録位置=(Addl+(Id mod n))mod n となる。ここで、“A mod B”とはAをBで割っ
た余りを意味する。
【0043】記録位置は、Id mod nの値をmと
すると、mを便宜的にセクタアドレス0とみなした場合
のAddlの位置となる。1トラック当たり1セクタの
場合は、図5に示すように、m+1はアドレス1、m+
2はアドレス2、m−1はアドレスn−1、m−2はア
ドレスn−2になる。Idは各カードごとに異なる値で
あるので、Addlの値が同じでも記録位置はカードご
とに異なる位置になる。
【0044】ステップ210において、このように決め
た記録位置からデータを記録し、ステップ211におい
て、光記録部2に記録したデータのディレクトリをIC
部11のEF61に追加記録する。追加記録するディレ
クトリの先頭データのセクタアドレス52の値は、計算
した記録位置の値ではなく、Addlの値とする。ま
た、追加記録したディレクトリと同じ情報を、ステップ
204で再生したディレクトリと同様に記憶して、ステ
ップ205に戻る。
【0045】ステップ205でコマンドがファイルの再
生であった場合は、まずステップ207において、再生
位置を決定する。
【0046】再生位置は、まずホストコンピュータから
指定されたファイル名のディレクトリを探し、そのディ
レクトリの先頭データのセクタアドレス52と、ステッ
プ203で記憶しておいたカード固有のIDから次の演
算により決定する。ディレクトリの先頭データのセクタ
アドレス52の値をAdd2、カード固有のIDをI
d、光記録領域2の総セクタ数をnとすると、再生位置
は 再生位置=(Add2+(Id mod n))mod n となる。
【0047】再生位置は、Id mod nの値をmと
すると、mを便宜的にセクタアドレス0とみなした場合
のAdd2の位置となる。Idは各カードごとに異なる
値であるので、Add2の値が同じでも再生位置はカー
ドごとに異なる位置になる。
【0048】従って、もしICチップを不正に交換して
データを再生しようとすると、記録時に使用したIdの
値と再生時に使用するIdの値が異なるので、正しいデ
ータが再生できず、不正な変造によるデータの漏洩を防
ぐことができるのである。再生位置が決定したら、ステ
ップ208においてデータを再生し、ホストコンピュー
タに再生したデータを送信し、ステップ205に戻る。
【0049】ステップ205でコマンドがカード排出で
あった場合は、ステップ206でIC部11を非活性化
し、ハイブリッドカードを情報記録再生装置31から排
出して処理を終了する。本発明の複合記録担体の変造防
止方法は以上のような手順で記録再生を実行する。
【0050】上記実施例では光記録部とIC部の2つの
記録領域の場合を説明したが、記録領域は2つに限ら
ず、3つ以上でもよい。その場合、各記録担体固有のI
Dが記録されていない全ての記録領域において、データ
を記録する位置を固有のIDによって変更するようにす
れば、同様の効果を得ることができる。
【0051】また、上記実施例では光記録部とIC部か
ら構成されるハイブリッドカードを使用したが、他の記
録担体、例えばマグネットストライプ、非接触IC、光
磁気記録領域等どのような記録担体でも同様の効果を得
ることができる。さらに、上記実施例ではカード状の記
録担体を使用したが、複合記録担体の形状はカードに限
ることはなく、どのような形状でも同様の効果が得られ
る。
【0052】実施例2 次に、本発明の他の実施例を図を参照して詳細に説明す
る。本実施例で使用するハイブリッドカードを図7に示
す。図7のハイプリッドカードは従来例で説明した図9
のものと同じであるが、光記録部2の特定位置(ここで
はトラック番号0とする)にカード固有のID64があ
らかじめ記録されている。光記録部2は追記型の媒体で
あるので、この特定位置に記録されているIDを書き換
えたりすることはできない。ID64は各カードに固有
であれば、どのような値でもかまわない。
【0053】IC部11はISO/IEC7816に準
拠しており、その内部は、図8に示す構造になつてい
る。マスタファイル(MF)60の内部に、光記録部2
に記録したファイルの管理情報であるディレクトリを記
録するためのエレメンタリファイル(EF)63があら
かじめ作成されている。このEF63のファイルIDは
カード固有のID64の値によって決められる。ここで
は、次の演算によつてファイルIDを決めることにする
が、16ビットのファイルIDが決められれば、どのよ
うな演算でもよい。
【0054】EF63のファイルID=(カード固有の
ID mod 0xBFFF)+0x4000 ここで、”A mod B”とはAをBで割った余りを
意味する。また、”0x”は16進数を意味する。この
演算によってEF63のファイルIDは、0x4000
から0xFFFEまでのいずれかの値になる。ファイル
IDは各カードによって異なる値になるので、IC部1
1に記録されるディレクトリはカードによって論理的に
異なる位置に記録されることになる。
【0055】このようなハイブリッドカード10に対し
て、データとディレクトリの記録再生を行うハイブリッ
ドカード情報記録再生装置のブロック図を図3に示す。
図3に示すハイブリッドカード情報記録再生装置は、実
施例1で示したハイブリッドカード情報記録再生装置3
1と同様であり、また該情報記録再生装置の動作は実施
例1と同様に動作する。
【0056】次に、本発明の複合記録担体の変造防止方
法におけるデータの記録再生手順を図6に示すフローチ
ャートで説明する。本発明におけるデータの記録再生手
順は、まず、ハイブリッドカードが挿入されるのを監視
し(ステップ101)、ハイブリッドカードが挿入され
ると、IC部の活性化を行う(ステップ102)。次
に、光記録部2の特定位置(ここではトラック番号0)
からカード固有のID64を再生し、その値を記憶する
(ステップ103)。
【0057】ステップ104において、ステップ103
で記憶したカード固有のIDから次の演算により、ディ
レクトリが記録されているエレメンタリファイル63の
ファイルIDを計算する。
【0058】EF63のファイルID=(カード固有の
ID mod 0xBFFF)+0x4000 この演算により、0x4000から0xFFFEの間の
値が得られる。この値をEF63のファイルIDとして
記憶する。
【0059】さらに、ステップ105において、このフ
ァイルIDのEFから記録されている全てのディレクト
リを読み出して記憶する。ここで、正常なハイブリッド
カードであれば、計算したファイルIDとEF63のフ
ァイルIDが一致するので、ディレクトリを読み出すこ
とができるが、仮にこのハイプリッドカードがICチッ
プが他のものと交換された変造カードである場合、カー
ド固有のIDから計算したファイルIDとEF63のフ
ァイルIDが異なるため、ディレクトリを読み出すこと
ができず、以後、光記録部2にアクセスすることができ
ない。すなわち、光記録部2とIC部11が正しい対で
なければアクセスできないのである。
【0060】また、ステップl05で正常にディレクト
リが読み出せれば、光記録部2の全てのファイルのファ
イル名や記録されているセクタアドレス、次のデータの
記録開始セクタアドレスが分かる。
【0061】ステップ106では、ホストコンピュータ
32からのコマンドを待つ。コマンドがあるファイルの
再生であった場合は、ステップ108で記憶しているデ
ィレクトリ情報を参照して所望のファイルを再生し、ホ
ストコンピュータに送信し、ステップ106に戻る。
【0062】ステップ106でコマンドが記録であった
場合は、ステップ109でホストコンピュータから送ら
れてきたデータを記録開始セクタアドレスから順に記録
し、ステップ1l0においてステップ104で計算した
ファイルIDのEF63にディレクトリを追加記録す
る。
【0063】ステップ106でコマンドがカード排出で
あった場合は、ステップ107でIC部11を非活性化
し、ハイブリッドカードを情報記録再生装置31から排
出して処理を終了する。本発明の複合記録担体の変造防
止方法は以上のような手順で記録再生を実行する。
【0064】上記実施例では光記録部とIC部の2つの
記録領城の場合を説明したが、記録領域は2つに限ら
ず、3つ以上でもよい。その場合、各記録担体固有のI
Dが記録されていない全ての記録領域において、データ
を記録する位置を固有のIDによって変更するようにす
れば、同様の効果を得ることができる。
【0065】また、上記実施例では光記録部とIC部か
ら構成されるハイブリッドカードを使用したが、他の記
録担体、例えばマグネットストライプ、非接触IC、光
磁気記録領域等どのような記録担体でも同様の効果を得
ることができる。
【0066】さらに、上記実施例では各カード固有のI
Dを記録する特定位置をトラック番号0としたが、位置
が特定できればどこに記録してもよいし、複合記録担体
の形状はカードに限ることはなく、どのような形状でも
同様の効果が得られる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明は、第1か
ら第nの複数の記録領域を同一担体上に配置した複合記
録担体の第1の記録領域の特定位置に記録した各記録担
体固有のIDに基づいて、第1の記録領域以外の記録領
域に記録する情報の物理的または論理的位置を変更する
ため、各記録担体ごとに情報の記録位置が異なり、その
情報を再生するには正しい対の第一の記録領域から再生
したIDが必要になるため、複合記録担体において記録
領域を交換するような不正な偽造、変造を防ぐことがで
きるという効果がある。
【0068】また、本発明はセキュリティーの高いIC
部にIDを記録しており、IDが不正に読み出される可
能性が低いので、あるハイブリッドカードのIDと同じ
IDが記録されたICチップを偽造することも困難であ
り、不正な偽造を防ぐことができるという効果がある。
【0069】また、本発明は、ハイブリッドカードのI
C部に記録する情報が、カードによって異なるファイル
IDのファイルに記録されるので、ICチップを他のハ
イブリッドカードのものと不正に交換すると、IC部の
管理情報は全く読めなくなり、光部のデータが再生でき
なくなるため、データの漏洩を防ぐことができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合記録担体の変造防止方法の手順の
一例を示すフローチャートである。
【図2】ハイブリッドカードの一例を示す概略図であ
る。
【図3】ハイブリッドカード情報記録再生装置を示すブ
ロック図である。
【図4】IC部のファイル構造を示す図である。
【図5】記録位置を変更する仕組みを示す説明図であ
る。
【図6】本発明の複合記録担体の変造防止方法の手順の
他の例を示すフローチャートである。
【図7】ハイブリッドカードの他の例を示す概略図であ
る。
【図8】カード固有のIDを示す概略図である。
【図9】IC部のファイル構造を示す図である。
【図10】従来の光カードの情報記録方式を示す説明図
である。
【図11】ディレクトリの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光カード 2 光記録領域 3 トラッキングトラック 4 トラック 5 トラック番号 6 データ領域 7 ディレクトリ領域 10 ハイブリッドカード 1l IC部 30 光学ヘッド 31 情報記録再生装置 32 ホストコンピュータ 33 MPU 34 AT/AF制御回路 35 変復調回路 36 ヘッド送りモータ 37 カード送りモータ 38 光ビーム照射光学系 39 光検出器 40 AFアクチュエータ 4l ATアクチュエータ 42 IC部アクセス用端子 50 ファイル名 51 ファイル長 52 先頭データのセクタアドレス 53 日付、時刻 60 IC部の内部のマスターファイル 6l IC部のディレクトリを記録するエレメンタリフ
ァイル 62 カード固有のIDを記録する特定のエレメンタリ
ファイル 63 IC部のディレクトリを記録するエレメンタリフ
ァイル 64 特定位置に記録されたカード固有のID
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 19/04 521 G11B 19/04 521

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1から第nの複数の記録領城を同一担
    体上に配置した複合記録担体において、第1の記録領域
    の特定位置に各記録担体固有のIDを記録しておき、第
    1の記録領域以外の記録領域に情報の記録または再生を
    行う場合は、まず第1の記録領域の特定位置からIDを
    再生し、再生したIDに基づいて、情報の記録再生を行
    う物理的または論理的位置を変更することを特徴とする
    複合記録担体の変造防止方法。
  2. 【請求項2】 第1から第nの複数の記録領城を同一担
    体上に配置した複合記録担体において、第1の記録領域
    の特定位置に各記録担体固有のIDを記録しておき、第
    1の記録領域以外の記録領域に情報の記録または再生を
    行う場合は、まず第1の記録領域の特定位置からIDを
    再生し、再生したIDに基づいて、情報の記録再生を行
    う物理的または論理的位置を変更することを特徴とする
    複合記録担体の変造防止方法であって、前記複合記録担
    体は、第1の記録領域が不揮発性メモリとCPUを有す
    るIC部、第2の記録領域が追記型の光記録部であり、
    光記録部には少なくともデータを記録し、IC部には前
    記ID以外に少なくとも前記データの管理情報を記録す
    るハイブリッドカードであり、光記録部に情報の記録ま
    たは再生を行う場合は、前記IDに基づいて記録再生を
    行うセクタの物理的位置を変更することを特徴とする複
    合記録担体の変造防止方法。
  3. 【請求項3】 第1から第nの複数の記録領城を同一担
    体上に配置した複合記録担体において、第1の記録領域
    の特定位置に各記録担体固有のIDを記録しておき、第
    1の記録領域以外の記録領域に情報の記録または再生を
    行う場合は、まず第1の記録領域の特定位置からIDを
    再生し、再生したIDに基づいて、情報の記録再生を行
    う物理的または論理的位置を変更することを特徴とする
    複合記録担体の変造防止方法であって、前記複合記録担
    体は、第1の記録領域が追記型の光記録部、第2の記録
    領域が不揮発性メモリとCPUを有するIC部であり、
    光記録部には前記ID以外に少なくともデータを記録
    し、IC部には少なくとも前記データの管理情報を記録
    するハイブリッドカードであり、IC部に情報の記録ま
    たは再生を行う場合は、前記IDに基づいて記録再生を
    行うファイルのファイルIDを変更することを特徴とす
    る複合記録担体の変造防止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004107331A1 (ja) * 2003-05-30 2004-12-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光ディスク

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