JP2000276596A - 自動追尾装置 - Google Patents

自動追尾装置

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JP2000276596A
JP2000276596A JP11081287A JP8128799A JP2000276596A JP 2000276596 A JP2000276596 A JP 2000276596A JP 11081287 A JP11081287 A JP 11081287A JP 8128799 A JP8128799 A JP 8128799A JP 2000276596 A JP2000276596 A JP 2000276596A
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signal
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image
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JP11081287A
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Kenji Oda
賢治 小田
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追尾対象物の形を限定することなく精度のよ
い追尾を行うことができる自動追尾装置を提供する。 【解決手段】 テンプレート更新判断回路19は、追尾
座標信号17および前フレームのテンプレート座標信号
23を入力し、フレーム間の位置関係の変化にもとづい
てテンプレートの更新判断を行う。テンプレートの更新
判断結果として、テンプレートを別のものに切り替え
る、テンプレートサイズを変更する、テンプレートを更
新する、そのまま更新しない、というようなものがあ
る。テンプレート更新回路22は、テンプレート更新判
断回路19からの更新判断結果信号20に応じてテンプ
レートの更新を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対的に移動する
対象物を追尾するために使用され、例えば飛行体等に搭
載され飛行体が地表面等に着地する際に用いられる自動
追尾装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無人探査機が小惑星等の未知天体表面に
着陸するには、天体表面と探査機との相対速度を検知
し、それを打ち消すように着陸動作を制御する必要があ
る。天体表面と探査機との相対速度を知るには、クレー
タ等の地表の特徴となる領域を自動的に見つけ出し、そ
れを精度良く追尾する自動追尾装置が必要となる。
【0003】従来の追尾装置として、例えば特開平7−
334682号公報に、追尾対象物に対するテンプレー
ト画像の位置補正を行うことによって、累積する追尾誤
差をなくす装置が記載されている。図19は、そのよう
な自動追尾装置の一例を示すブロック図である。
【0004】図19に示す自動追尾装置において、追尾
対象物が撮像装置68で撮像され、画像(アナログビデ
オ信号)69がA−D変換器70に送られる。そして、
ディジタルビデオ信号71が1画面毎にフレームメモリ
72に記憶される。テンプレート設定回路74は、フレ
ームメモリ72から出力されたディジタル画像信号73
からテンプレート画像の設定を行う。相関演算回路76
は、テンプレート画像信号75と次フレームのディジタ
ル画像データとの間で相関演算を行い、得られた相関画
像信号77を最小値探索回路78に出力する。
【0005】最小値探索回路78は、相関画像信号77
における信号値の最小値を探索する。そして、最小値を
示す座標位置を追尾座標信号79として出力する。直線
検出回路82は、追尾座標信号79をもとに追尾対象物
の輪郭を検出し、輪郭を表す四辺直線群パラメータ信号
83を出力する。頂点検出回路84は、輪郭を表す四辺
直線群パラメータ信号83から追尾対象物の頂点座標を
検出し頂点座標信号85をテンプレート更新回路80に
送る。テンプレート更新回路80は頂点座標をもとにテ
ンプレートの位置補正を行う。
【0006】以上の処理が定期的に実行されることによ
って、設定されたテンプレート画像の位置が追尾対象物
からずれてしまったとしてもテンプレート画像の位置補
正が行われるので、追尾対象物に対する自動追尾を行う
ことが可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の自動追尾装置は、直線検出回路82および頂点検出回
路84によってテンプレートの中心を多角形の頂点に移
動させることで、テンプレートの位置補正を行ってい
る。すると、追尾対象物が多角形に限定され、円や他の
複雑な形のものには適応できない。そのため、無人探査
機が未知天体に着陸する場合に、天体表面に多角形の地
表特徴点がないときには動作不能となる。
【0008】また、テンプレート設定回路74には、多
角形の頂点を自動で検出する機能が備えられていないの
で、第1フレームにおけるテンプレートを自動で設定で
きない。従って、無人探査機の場合には、遠隔手動操作
でテンプレートを設定する必要がある。すると、通信時
間の遅れによって、追尾対象物が画面外に消えている可
能性もある。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであって、追尾対象物の形を限定する
ことなく精度のよい追尾を行うことができる自動追尾装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮像画像を利
用して対象物を追尾する自動追尾装置に関するものであ
り、特に形状が未知な対象物も追尾することができるよ
うに、追尾対象物の幾何学的特徴を利用することなく複
数の追尾対象物を自動に設定して追尾し、さらに、複数
ある追尾対象物の位置関係のフレーム間変化量をもとに
画像の動きを判断したテンプレート更新をすることによ
り、精度よく対象物を追尾するものである。
【0011】請求項1記載の発明による自動追尾装置
は、撮像画像に複数のテンプレートを設定するテンプレ
ート生成手段と、各テンプレート中に設定された追尾座
標のフレーム間の位置関係の変化にもとづいてテンプレ
ートを更新するか否か判断するテンプレート更新判断手
段と、テンプレート更新判断手段の判断結果に応じて各
テンプレート画像を出力するテンプレート更新手段と、
各テンプレート画像と次フレームの撮像画像との間の相
関を演算する相関演算手段と、各テンプレートにおける
最大相関値を呈する座標を追尾座標信号として出力する
最大値検索手段とを備えた構成である。
【0012】テンプレート生成手段は、撮像画像中の濃
淡変化が所定値を越えている部分を含む領域をテンプレ
ート候補として出力する特徴抽出回路と、特徴抽出回路
が出力した各領域のうち所定サイズ以下のものをテンプ
レートとする新規テンプレート生成回路とを含むように
構成されていてもよい。
【0013】テンプレート更新判断手段は、テンプレー
ト更新手段から各テンプレートの座標を示すテンプレー
ト座標信号を入力するとともに、最大値検索手段から最
大相関値および追尾座標信号を入力し、テンプレート座
標信号、最大相関値および追尾座標信号を用いてテンプ
レートを更新するか、変形するか、または維持するか判
断するように構成されていてもよい。
【0014】テンプレート更新判断手段は、追尾座標信
号から得られる各追尾対象の位置関係を算出するととも
にテンプレート座標信号から得られる各追尾対象の位置
関係を算出し、各算出結果にもとづいて現フレームと前
フレームとの間の各追尾対象の位置関係の変化量を演算
し、位置関係の変化量からテンプレートを更新するか、
拡大もしくは縮小するか、または維持するか判断するよ
うに構成されていてもよい。
【0015】テンプレート更新手段は、テンプレート生
成手段から各テンプレートの座標を示す新規テンプレー
ト座標信号を入力するとともに、テンプレート更新判断
手段から追尾対象を含む領域を示す追尾領域座標信号、
更新判断結果信号およびテンプレートの拡大縮小率を示
す拡大率信号を入力し、更新判断結果信号が更新を示し
ていた場合には新規テンプレート座標信号に応じて新た
なテンプレート画像を生成し、更新判断結果信号が拡大
または縮小を示していた場合には拡大率に応じてテンプ
レート画像を拡大または縮小し、更新判断結果信号が更
新しないことを示していた場合には追尾領域座標信号に
応じたテンプレート画像を出力するように構成されてい
てもよい。
【0016】自動追尾装置は、相関演算手段が正規化相
関処理を行うように構成されていてもよい。
【0017】また、自動追尾装置は、撮像手段が出力す
る画像のコントラスト強調処理を行う前処理手段を備え
ていてもよい。
【0018】自動追尾装置は、最大値検索手段からの追
尾座標信号を結果出力する結果出力回路を備えた構成で
あってもよいし、テンプレート更新手段から出力される
テンプレート座標信号とテンプレート更新判断手段から
出力される更新判断結果信号とを結果出力する結果出力
回路を備えた構成であってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明による自動追尾装
置の第1の実施の形態を示すブロック図である。図1に
おいて、追尾対象物が撮像装置1で撮像され、画像がA
−D変換器3に送られる。そして、ディジタルビデオ信
号4が1画面毎にフレームメモリ5に記憶される。
【0020】前処理回路7は、フレームメモリ5からデ
ィジタル画像信号6を読み出して画像の状態を整える。
特徴抽出回路9は、前処理回路7から前処理画像信号を
入力し、追尾対象物を自動に設定するために、また、追
尾が外れた場合のテンプレート補充のために、画像中の
濃淡変化の激しい部分を追尾対象となる特徴点の候補と
し、画面上での候補の座標をラベルデータ信号10とし
て、新規テンプレート生成回路11へ出力する。
【0021】新規テンプレート生成回路11は、ラベル
データ信号10を入力し、条件にあったサイズの特徴点
を大きい順に出力する。相関演算回路13は、追尾を行
うために、テンプレート更新回路22から出力されるテ
ンプレート画像信号24と前処理画像信号8との間で相
関演算を行い、相関画像信号14を最大値検索回路15
に送る。最大値検索回路15は、相関値の最大値を検索
し、最大相関値信号16を結果出力回路25に送る。
【0022】さらに、追尾精度を上げるために、テンプ
レート更新判断回路19は、追尾座標信号17および前
フレームのテンプレート座標信号23を入力し、フレー
ム間の位置関係の変化にもとづいてテンプレートの更新
判断を行う。テンプレートの更新判断結果として、テン
プレートを別のものに切り替える、テンプレートサイズ
を変更する、テンプレートを更新する、そのまま更新し
ない、というようなものがある。テンプレート更新回路
22は、テンプレート更新判断回路19からの更新判断
結果信号20に応じてテンプレートの更新を実行する。
【0023】より詳しく説明すると、撮像装置1が、追
尾対象物を含む外界画像を撮像し、画像(アナログビデ
オ信号)2をA−D変換器3に出力する。A−D変換器
3は、アナログビデオ信号2をディジタルビデオ信号4
に変換しフレームメモリ5に出力する。フレームメモリ
5は、ディジタルビデオ信号4を1画面単位で記憶し、
ディジタル画像信号6として1画面単位で前処理回路7
に出力する。前処理回路7は、ディジタル画像信号6を
入力し、画像の状態を整えるために、コントラスト強調
やノイズ除去の処理を行う。そして、処理結果である前
処理画像信号8を、特徴抽出回路9、相関演算回路13
およびテンプレート更新回路22に出力する。
【0024】特徴抽出回路9は、前処理画像信号8を入
力し、画像中で濃淡変化の激しい部分すなわちエッジ部
分を自動的に複数個探し、画面上での座標をラベルデー
タ信号10として新規テンプレート生成回路11に出力
する。新規テンプレート生成回路11は、ラベルデータ
信号10を入力し、適当な大きさのものだけを選択す
る。さらに、サイズ順に並べ替えて、それらの座標を新
規テンプレート座標信号12としてテンプレート更新回
路22に出力する。
【0025】相関演算回路13は、前処理回路7からの
前処理画像信号8と、テンプレート更新回路22からの
テンプレート画像信号24との相関演算を行い、得られ
た相関画像信号14を最大値検索回路15に出力する。
最大値検索回路15は、相関画像信号14における最大
値を求め、最大値を最大相関値信号16としてテンプレ
ート更新判断回路19に出力する。また、最大となった
ときの中心座標を追尾座標信号17としてテンプレート
更新判断回路19および結果出力回路25に出力し、最
大となったときの外接座標を追尾領域座標信号18とし
てテンプレート更新回路22に出力する。
【0026】テンプレート更新判断回路19は、最大値
検索回路15からの最大相関値信号16および追尾座標
信号17と、テンプレート更新回路22からのテンプレ
ート座標信号23とを入力し、テンプレートをどのよう
に更新するかの判断を行う。そして、更新判断結果信号
20をテンプレート更新回路22に出力する。
【0027】テンプレート更新判断回路19の機能は、
第1に、入力した最大相関値が小さい場合には、追尾の
信頼性が低いと判断して追尾対象を別の部分に切り替え
る決定すなわちテンプレートを切り替える決定をするこ
とである。第2に、追尾座標から得られる各追尾対象の
位置関係を算出するとともに、テンプレート座標から得
られる各追尾対象の位置関係を算出し、さらに、現フレ
ームと前フレームとの位置関係の変化量を演算し、位置
関係の変化量から、画像の拡大、回転、平行移動等を判
断し、テンプレートを拡大するか、拡大する場合はどの
程度の倍率で拡大するか、テンプレートを更新するかし
ないかを決定することである。これらの決定の結果を更
新判断結果信号20として出力する。
【0028】テンプレート更新回路22は、前処理回路
7からの前処理画像信号8、新規テンプレート生成回路
11からの新規テンプレート座標信号12、最大値検索
回路15からの追尾領域座標信号18、テンプレート更
新判断回路19からの更新判断結果信号20、および拡
大率信号21を入力する。そして、更新判断結果に従っ
たテンプレート更新処理を行い、テンプレート座標信号
23およびテンプレート画像信号24を出力する。
【0029】テンプレート更新回路22は、更新判断結
果がテンプレート切り替えの場合には、新規テンプレー
ト生成回路11からの新規テンプレート座標をテンプレ
ート座標とし、その部分を前処理画像から切り出した画
像をテンプレート画像とする。また、更新判断結果がテ
ンプレート拡大の場合には、追尾座標を拡大したものを
テンプレート座標とし、その部分を前処理画像から切り
出した画像をテンプレート画像とする。更新判断結果が
テンプレート更新の場合には、追尾座標がテンプレート
座標となり、その部分を前処理画像から切り出した画像
をテンプレート画像とする。更新判断結果が未更新の場
合には、追尾座標がテンプレート座標となり、テンプレ
ート画像は前の画像を保持する。
【0030】結果出力回路25は、最大値検索回路15
からの追尾座標信号17を入力し、追尾結果を表示した
り、自動航法誘導制御装置に出力する。
【0031】次に、前処理回路7の構成について説明す
る。図2は、この実施の形態における前処理回路7の構
成例を示すブロック図である。図2において、前処理回
路7は、ヒストグラム生成回路26、コントラスト強調
回路28および平滑化回路30から構成される。
【0032】ヒストグラム生成回路26は、フレームメ
モリ5から供給されるディジタル画像信号6のヒストグ
ラムを作成し、ヒストグラムデータ信号27をコントラ
スト強調回路28に出力する。コントラスト強調回路2
8は、フレームメモリ5から供給されるディジタル画像
信号6と、ヒストグラム生成回路26からのヒストグラ
ムデータ信号27とを入力し、ヒストグラムの最小画素
値を0に、最大画素値を画像の最大階調に変換するよう
な画像のコントラスト変換処理を行い、変換後の画像を
強調画像信号29として平滑化回路30に出力する。平
滑化回路30は、強調画像信号29を入力し、ノイズ除
去のために周囲の画素の平均をとる平滑化を行って前処
理画像信号8を出力する。
【0033】次に、特徴抽出回路9の詳細な構成につい
て説明する。図3は、この実施の形態における特徴抽出
回路9の構成例を示すブロック図である。図3におい
て、特徴抽出回路9は、エッジ成分抽出回路31、ヒス
トグラム生成回路33、しきい値設定回路35、2値化
回路37、ラベリング回路39および計測回路41から
構成される。
【0034】エッジ成分抽出回路31は、前処理回路7
から供給される前処理画像信号8を入力し、画像のエッ
ジ成分抽出処理を行い、エッジ画像信号32を出力す
る。ヒストグラム生成回路33は、エッジ成分抽出回路
31からのエッジ画像信号32のヒストグラムを生成
し、ヒストグラムデータ信号34をしきい値設定回路3
5に出力する。しきい値設定回路35は、ヒストグラム
生成回路33からのヒストグラムデータ信号34を入力
し、ヒストグラムの平均値を演算し、その結果を用いて
2値化のためのしきい値を設定する。そして、2値化し
きい値信号36を2値化回路37に出力する。
【0035】2値化回路37は、エッジ成分抽出回路3
1からのエッジ画像信号32と、しきい値設定回路35
からの2値化しきい値信号36とを入力し、多値データ
であるエッジ画像を2値化しきい値により「0」,
「1」に分けた2値画像信号38にしてラベリング回路
39に出力する。ラベリング回路39は、2値化回路3
7からの2値画像信号38を入力してラベリング処理を
行い、ラベル画像信号40を計測回路41に出力する。
計測回路41は、ラベリング回路39からのラベル画像
信号40を入力し、各ラベルの外接座標を演算し、ラベ
ル番号およびその外接座標をラベルデータ信号10とし
て出力する。
【0036】次に、新規テンプレート生成回路11の詳
細な構成について説明する。図4は、この実施の形態に
おける新規テンプレート生成回路11の構成例を示すブ
ロック図である。図4において、新規テンプレート生成
回路11は、面積演算回路42、セレクタ44およびソ
ート回路46から構成される。
【0037】面積演算回路42は、特徴抽出回路9から
供給されるラベルデータ信号10を入力して各ラベルの
外接面積を演算し、ラベル番号およびその外接面積を面
積信号43としてセレクタ44に出力する。セレクタ4
4は、演算負荷軽減のために外接面積に上限値を設定
し、面積演算回路42から入力される面積信号43のう
ち、上限値より小さいもののみを選択面積信号45とし
てソート回路46に出力する。
【0038】ソート回路46は、特徴抽出回路9から供
給されるラベルデータ信号10と、セレクタ44からの
選択面積信号45とを入力し、選択面積信号45を面積
の大きい順に並べ替え、ラベルデータ信号10を参照し
て並べ替えた後のラベル番号およびその外接座標を新規
テンプレート座標信号12として出力する。
【0039】次に、テンプレート更新判断回路19の詳
細な構成について説明する。図5は、この実施の形態に
おけるテンプレート更新判断回路19の構成例を示すブ
ロック図である。図5において、テンプレート更新判断
回路19は、相関値コンパレータ47、第1の相対ベク
トル演算回路49、第2の相対ベクトル演算回路52、
ベクトル長比率演算回路55、ベクトル角差分演算回路
56、拡大率コンパレータ58、回転角コンパレータ6
0および更新判断結果生成回路62から構成される。
【0040】相関値コンパレータ47は、最大値検索回
路15から供給される最大相関値信号16を入力し、最
大相関値が小さければ追尾不良信号48を出力する。第
1の相対ベクトル演算回路49は、最大値検索回路15
から供給される追尾座標信号17と、相関値コンパレー
タ47からの追尾不良信号48とを入力し、追尾不良で
ない追尾座標から2点を取り出し、その2点を(始点,
終点)とするベクトルを作成し、その長さと傾きを演算
する。この演算を、追尾不良でない追尾座標から2点を
取り出す組合せ全てに対して行う。
【0041】そして、第1の相対ベクトル演算回路49
は、ベクトルの長さの結果を現フレームの相対ベクトル
長信号50として、ベクトルの傾きの結果を現フレーム
の相対ベクトル角信号51として出力する。第2の相対
ベクトル演算回路52は、テンプレート更新回路22か
ら供給されるテンプレート座標信号23と、相関値コン
パレータ47からの追尾不良信号48とを入力し、テン
プレート座標に関して、第1の相対ベクトル演算回路4
9と同様のベクトルを作成し、その長さを前フレームの
相対ベクトル長信号53、その傾きを前フレームの相対
ベクトル角信号54として出力する。
【0042】ベクトル長比率演算回路55は、第1の相
対ベクトル演算回路49からの現フレームの相対ベクト
ル長信号50と、第2の相対ベクトル演算回路52から
の前フレームの相対ベクトル長信号53とを入力し、同
一組合せにある関係の現フレームと前フレームのベクト
ル長の比率を組合せ毎に計算し、その平均値を拡大率信
号21として出力する。
【0043】ベクトル角差分演算回路56は、第1の相
対ベクトル演算回路49からの現フレームの相対ベクト
ル角信号51と、第2の相対ベクトル演算回路52から
の前フレームの相対ベクトル角信号54とを入力し、同
一組合せにある関係の現フレームと前フレームのベクト
ル角の差を組合せ毎に計算し、その平均値を回転角信号
57として回転角コンパレータ60に出力する。
【0044】拡大率コンパレータ58は、ベクトル長比
率演算回路55からの拡大率信号21を入力し、拡大率
がある程度大きい場合または小さい場合に、テンプレー
トを拡大または縮小させるために、拡大要求信号59を
更新判断結果生成回路62に出力する。回転角コンパレ
ータ60は、ベクトル角差分演算回路56からの回転角
信号57を入力し、回転角がある程度大きい場合に、回
転信号61を更新判断結果生成回路62に出力する。
【0045】更新判断結果生成回路62は、相関値コン
パレータ47からの追尾不良信号48、拡大率コンパレ
ータ58からの拡大要求信号59および回転角コンパレ
ータ60からの回転信号61を入力し、追尾状況、ある
いは画像の拡大、縮小、回転状況を判断し、更新判断結
果信号20を出力する。
【0046】更新判断結果を以下のように定義する。相
関値コンパレータ47から追尾不良信号48が入力され
た場合には、テンプレートを別の追尾対象物に切り替え
る必要があると判断し、更新判断結果をモード1とす
る。
【0047】相関値コンパレータ47から追尾不良信号
48が入力されず、かつ、拡大率コンパレータ58から
拡大要求信号59が入力された場合には、画像は拡大ま
たは縮小していて、テンプレートを拡大または縮小する
必要があると判断し、更新判断結果をモード2とする。
【0048】相関値コンパレータ47から追尾不良信号
48が入力されず、かつ、拡大率コンパレータ58から
拡大要求信号59が入力されず、かつ、回転角コンパレ
ータ60から回転信号61が入力された場合には、画像
は拡大および縮小していないが、回転していて、テンプ
レートを等倍で更新する必要があると判断し、更新判断
結果をモード3とする。
【0049】相関値コンパレータ47から追尾不良信号
48が入力されず、かつ、拡大率コンパレータ58から
拡大要求信号59が入力されず、かつ、回転コンパレー
タ60から回転信号61が入力されない場合には、画像
は拡大および縮小も回転もせず、テンプレートを更新す
る必要がないと判断し、更新判断結果をモード4とす
る。更新判断結果生成回路62は、以上のように定義し
た更新判断結果を更新判断結果信号20として出力す
る。
【0050】次に、テンプレート更新回路22の詳細な
構成について説明する。図6は、この実施の形態におけ
るテンプレート更新回路22の構成例を示すブロック図
である。図6において、テンプレート更新回路22は、
サイズ変換回路63、マルチプレクサ65およびテンプ
レート画像生成回路66から構成される。
【0051】サイズ変換回路63は、最大値検索回路1
5から供給される追尾領域座標信号18と、テンプレー
ト更新判断回路19から供給される拡大率21とを入力
し、追尾領域を拡大率と同じ比率で拡大し、拡大後の座
標をサイズ変換座標信号64としてマルチプレクサ65
に出力する。マルチプレクサ65は、新規テンプレート
生成回路11から供給される新規テンプレート座標信号
12、最大値検索回路15から供給される追尾領域座標
信号18、テンプレート更新判断回路19から供給され
る更新判断結果信号20、およびサイズ変換回路63か
らのサイズ変換座標信号64を入力し、更新判断結果信
号20の内容に応じて、新規テンプレート座標信号1
2、追尾領域座標信号18およびサイズ変換座標信号6
4のうちのどれかを選択し、テンプレート座標信号23
として出力する。
【0052】更新判断結果信号20の内容がモード1の
場合には、テンプレートを別の追尾対象物に切り替える
必要があるので、テンプレート座標信号23として新規
テンプレート座標信号12を選択する。更新判断結果が
モード2の場合には、画像は拡大または縮小していて、
テンプレートを拡大または縮小する必要があるので、テ
ンプレート座標信号23としてサイズ変換座標64を選
択する。モード3およびモード4の場合には、テンプレ
ート座標信号23として追尾領域座標信号18を選択す
る。
【0053】テンプレート画像生成回路66は、前処理
回路7から供給される前処理画像信号8、テンプレート
更新判断回路19から供給される更新判断結果信号2
0、およびマルチプレクサ65からのテンプレート座標
信号23を入力し、更新判断結果にあわせてテンプレー
ト画像を生成または保持し、テンプレート画像信号24
を出力する。更新判断結果がモード1〜3の場合には、
前処理画像からテンプレート座標の領域の画像を切り出
してテンプレート画像信号24として出力する。更新判
断結果がモード4の場合には、前フレームのテンプレー
ト画像をそのまま保持する。
【0054】次に、動作について説明する。撮像装置1
が追尾対象物であるクレータ等の地表特徴領域を含んだ
小惑星地表のシーンを撮像すると、撮像装置1は、その
画像データをアナログビデオ信号2としてA−D変換器
3に出力する。アナログビデオ信号2はA−D変換器3
においてディジタルビデオ信号4に変換され、1画面単
位でフレームメモリ5に記憶される。フレームメモリ5
から読み出されるディジタル画像信号6は前処理回路7
に送られる。図7にディジタル画像の一例を示す。
【0055】図2に示された前処理回路7において、ヒ
ストグラム生成回路26は、ディジタル画像のヒストグ
ラムを作成する。次に、コントラスト強調回路28は画
像の濃淡値変換を行う。図8は、濃淡値変換を行うため
のヒストグラム変換の処理例を示す。すなわち、入力さ
れたヒストグラムの最小濃淡値Aを0にし、入力された
ヒストグラムの最大濃淡値Bを画像の最大濃淡値C(例
えば、8ビット階調の場合は255)にする。そして、
入力ヒストグラムの最小値と最大値の間のデータを線形
に拡大させる。
【0056】コントラスト強調回路28は、このように
変換したヒストグラムにもとづいて画像の濃淡値変換を
行う。変換前の濃淡値すなわち入力するディジタル画像
の濃淡値をx、変換後の濃淡値すなわち出力する強調画
像の濃淡値をyとすると、次式の変換を行う。
【0057】
【数1】
【0058】図7に示されたディジタル画像をコントラ
スト強調回路28に入力したときに出力される強調画像
例を図9に示す。
【0059】そして、平滑化回路30は強調画像の平滑
化を行う。平滑化回路30に入力する強調画像データを
f(x,y)とする。xは画像の水平方向座標、yは画
像の垂直方向座標、f(x,y)はその座標における強
調画像の濃淡値とする。平滑化回路30が出力する前処
理画像データをg(x,y)とすると、平滑化回路30
は、次式の演算を行う。
【0060】
【数2】
【0061】図9に示された強調画像を平滑化回路30
に入力したときに出力される前処理画像例を図10に示
す。
【0062】図3に示された特徴抽出回路9において、
エッジ成分抽出回路31は、前処理画像のエッジ成分を
抽出する。例えば、図11(a)〜(d)に示す4つの
マスクをそれぞれ別々に前処理画像上をラスタースキャ
ンに同期して走査し、各マスクと前処理画像との積和演
算を行い、その絶対値が最大のものをマスク中心画素の
出力値とする。そして、上記の処理を前処理画像全画素
に対して行った出力画像をエッジ画像とする。
【0063】図11(a)〜(d)において左からk番
目のマスクの(i,j)座標におけるマスクデータをm
(k,i,j)とする。ただし、(i,j)は中心座標
を原点とし、−2≦i≦2、−2≦j≦2とする。入力
する前処理画像データをg(x,y)、出力するエッジ
画像データをe(x,y)とすると、エッジ成分抽出回
路31は、次式の演算を行う。
【0064】
【数3】
【0065】図10に示された前処理画像をエッジ成分
抽出回路31に入力したときに出力されるエッジ画像例
を図12に示す。次に、ヒストグラム生成回路33はエ
ッジ画像のヒストグラムを作成する。さらに、しきい値
設定回路35は、エッジ画像を2値化するためのしきい
値を設定する。例えば、ヒストグラムデータからエッジ
画像の濃淡値の平均値を計算し、平均値の2倍をしきい
値とする。そして、2値化回路37は、入力されるエッ
ジ画像を2値化しきい値で2値化する。
【0066】図12に示されたエッジ画像を2値化回路
37に入力したときに出力される2値化画像例を図13
に示す。
【0067】次に、ラベリング回路39は2値画像に対
してラベリングを行う。すなわち、2値画像の「1」の
領域を抽出し、抽出した領域のうち連続した同一領域に
属する画素に同一のラベル番号を付す。上記の処理を2
値画像全画素に対して行った結果をラベル画像とする。
すなわち、ラベル画像は、2値画像の白領域のデータ
「1」をラベル番号に換えたものである。
【0068】最後に、計測回路41は、各ラベルの外接
座標、すなわち、x座標の最小値,最大値およびy座標
の最小値,最大値を計測する。
【0069】図4に示された新規テンプレート生成回路
11において、面積演算回路42は、各ラベルの外接面
積を計算する。i番目のラベルのx座標最小値をXmi
n(i)、x座標最大値をXmax(i)、y座標最小
値をYmin(i)、y座標最大値をYmax(i)と
したときの外接面積をS(i)とすると、面積演算回路
42は次式の演算を行う。
【0070】
【数4】
【0071】セレクタ44は、外接面積が設定する上限
値より小さいもののみを選択する。設定する上限値は、
例えば3000などである。ソート回路46は、選択さ
れたラベルを外接面積の大きい順に並べ替え、外接座標
とともに出力する。
【0072】相関値演算回路13は、テンプレート更新
回路22からのテンプレート画像信号24と、次フレー
ムにおける前処理画像信号8との間で相関値を計算す
る。n個目のテンプレート画像において、横Xn画素、
縦Yn画素とし、座標(i,j)における濃淡値をgn
(i,j)とする。
【0073】ただし、座標(i,j)は、テンプレート
画像の中心を原点とする。相関値をとるべき次フレーム
の前処理画像の座標(x,y)における濃淡値をf
(x,y)とする。座標(x,y)におけるn個目のテ
ンプレート画像との相関値をrn(x,y)とすると、
相関値演算回路13は次式の演算演算を行う。ここで、
相関値rn(x,y)は、テンプレート画像における濃
淡値の標準偏差と、前処理画像のうち、(x,y)を中
心に上下左右Xn/2画素の範囲にあたる部分画像にお
ける濃淡値の標準偏差との積で除算することにより、画
像の明るさによる変動を正規化している。
【0074】
【数5】
【0075】ただし、
【数6】 とする。相関値演算回路13は 相関値演算回路13
は、相関値rn(x,y)を画像全面について演算し
て、テンプレート数分の枚数の相関画像信号14を最大
値検索回路15に出力する。
【0076】最大値検索回路15は、各テンプレートの
相関画像信号14において、最大値および最大となる座
標を検索する。n個目のテンプレートに対する相関画像
をrn(x,y)とし、最大値をRnとすると、最大値
検索回路15は次式の演算を行う。
【0077】
【数7】
【0078】そして、最大値検索回路15は、Rnを最
大相関値信号16として出力する。また、Rnとなると
きの(x,y)を追尾座標信号17として出力する。さ
らに、n個目のテンプレートにおける追尾座標を(x
n,yn)、テンプレートサイズをXn画素×Yn画素
とし、追尾領域のx座標最大値をXmax(n),最小
値をXmin(n)、y座標最大値をYmax(n),
最小値をYmin(n)とすると、最大値検索回路15
は次式の演算を行い、算出した座標を追尾領域座標信号
18として出力する。
【0079】
【数8】
【0080】図5に示されたテンプレート更新判断回路
19において、相関値コンパレータ47は、入力された
最大相関値信号16の大小を判断する。最大相関値が設
定するしきい値より小さければ追尾不良信号48を出力
する。設定する相関値しきい値は、例えば0.9などで
ある。
【0081】次に、第1の相対ベクトル演算回路49
は、追尾座標どうしの相対的な位置関係をベクトルとし
て計算する。以降、そのようなベクトルを相対ベクトル
という。例えば、入力される追尾座標が4個の場合、相
対ベクトルの(始点,終点)の組合せは(1,2)
(1,3)(1,4)(2,3)(2,4)(3,4)
の6個である。このとき、相関値コンパレータ47で追
尾不良信号48が出力された追尾座標は、組合せから除
外される。
【0082】第1の相対ベクトル演算回路49は、以上
のように組み合わせた相対ベクトルに関して長さおよび
角度を演算する。相対ベクトルの始点座標を(X0,Y
0)、終点座標を(X1,Y1)とし、相対ベクトルの
長さをl、角度をθとすると、第1の相対ベクトル演算
回路49は次式の演算を行う。
【0083】
【数9】
【0084】第1の相対ベクトル演算回路49は、全相
対ベクトルのlを現フレームの相対ベクトル長信号50
として出力し、全相対ベクトルのθを現フレームの相対
ベクトル角信号51として出力する。
【0085】同様に、第2の相対ベクトル演算回路52
は、テンプレート座標からテンプレートの中心座標を求
め、テンプレート同士の相対的な位置関係すなわち前フ
レームの追尾座標同士の相対的な位置関係をベクトルと
して計算する。相対ベクトルの(始点,終点)の組合
せ、および演算方法は、第1の相対ベクトル演算回路5
0に関するそれらと同じにする。
【0086】図14は、探査機が地表に対して相対的に
平行移動したときの追尾座標の位置変化および相対ベク
トルの変化を示す模式図である。探査機が平行移動した
だけであれば、追尾座標は上下左右に平行移動するだけ
なので、図14に示すように、相対ベクトルの長さおよ
び角度はともに変化しない。
【0087】図15は、探査機が地表に対して相対的に
接近したときの追尾座標の位置変化および相対ベクトル
の変化を示す模式図である。探査機が接近すれば、追尾
座標同士の相対距離は拡大するので、図15に示すよう
に、相対ベクトルは長さが変化する。
【0088】図16は、探査機が地表に対して相対的に
回転したときの追尾座標の位置変化および相対ベクトル
の変化を示す模式図である。探査機が回転すれば、図1
6に示すように、相対ベクトルの角度が変化する。
【0089】図14に例示された状況の場合には、ベク
トル長比率演算回路55において拡大率は1となり、ベ
クトル角差分演算回路56において回転角は0となるの
で、拡大率コンパレータ58からの拡大要求信号59
も、回転角コンパレータ60からの回転信号61もとも
に出力されない。よって、更新判断結果生成回路62に
おいて、更新判断結果はモード4となり、テンプレート
更新の必要なしと判断される。
【0090】図15に例示された状況の場合には、ベク
トル長比率演算回路55において拡大率は1より大きな
数値となり、ベクトル角差分演算回路56において回転
角は0となる。従って、拡大率コンパレータ58から拡
大要求信号59が出力されるが、回転角コンパレータ6
0から回転信号61は出力されない。よって、更新判断
結果生成回路62において更新判断結果はモード2とな
り、テンプレートを拡大して更新する必要があると判断
される。
【0091】図16に例示された状況の場合には、ベク
トル長比率演算回路55において拡大率は1となり、ベ
クトル角差分演算回路56において回転角は0より大き
な数値となる。従って、拡大率コンパレータ58から拡
大要求信号59は出力されず、回転角コンパレータ60
から回転信号61が出力される。よって、更新判断結果
生成回路62において更新判断結果はモード3となり、
テンプレートの等倍更新の必要ありと判断される。
【0092】図6に示されたテンプレート更新回路22
において、サイズ変換回路63は、追尾領域を拡大率と
同じ比率で拡大する。ここで、中心点が変わらないよう
に拡大する。テンプレート更新判断回路19から入力さ
れる拡大率信号21をa、最大値検索回路15から出力
される追尾領域座標信号18におけるx座標最小値をx
0,最大値をx1、y座標最小値をy0,最大値をy1
とし、拡大後出力するサイズ変換座標信号64でのx座
標最小値をX0,最大値をX1、y座標最小値をY0,
最大値をY1すると、サイズ変換回路63は次式の演算
を行う。
【0093】
【数10】
【0094】図14に例示された状況の場合には更新判
断結果信号20はモード4である。その場合には、マル
チプレクサ65は、テンプレート座標信号23として追
尾領域座標信号18を選択する。よって、テンプレート
画像生成回路66は、テンプレート画像信号24とし
て、前フレームのテンプレート画像をそのまま保持し出
力する。
【0095】図15に例示された状況の場合には更新判
断結果信号20はモード2である。その場合には、マル
チプレクサ65は、テンプレート座標信号23としてサ
イズ変換座標信号64を選択する。よって、テンプレー
ト画像生成回路66は、テンプレート画像信号24とし
て、前処理画像信号8からテンプレート座標信号23の
部分を切り出して出力する。
【0096】図16に例示された状況の場合には更新判
断結果信号20はモード3である。その場合には、マル
チプレクサ65は、テンプレート座標信号23として追
尾領域座標信号18を選択する。よって、テンプレート
画像生成回路66は、テンプレート画像信号24とし
て、前処理画像信号8からテンプレート座標信号23の
部分を切り出して出力する。
【0097】以上のように、この実施の形態では、特徴
抽出回路9が、形による認識で対象物を抽出するのでは
なく、画像の濃淡変化の激しい部分を追尾対象として抽
出するので、対象物の形を限定することなく追尾を行う
ことが可能になる。また、特徴抽出回路9は、空間微分
による対象物の検出を行い、画像中で強い濃淡変化の部
分をテンプレートとして設定しているので、従来の場合
とは異なり、最初のフレームでテンプレートを自動的に
設定することが可能である。
【0098】さらに、テンプレート更新判断回路19
が、画像の動きを判断し、テンプレートを更新するかし
ないかの判断と更新処理をどのように行うかの判断を行
うので、図19に示された従来装置における定期的な更
新処理に比べて、テンプレート更新の処理効率がよい。
【0099】そして、この実施の形態では、相関演算回
路13において正規化相関が使用されるので、入力され
る画像全体の明るさが変動した場合でも、精度のよいト
ラッキングが可能である。また、前処理回路7によって
画像のコントラストを一定の状態に保つことができるの
で、入力画像のコントラスト変化にも対応可能である。
【0100】次に、本発明の他の実施の形態を図面を参
照して詳細に説明する。図17に示す第2の実施の形態
では、A−D変換器3から出力されるディジタルビデオ
信号4は前処理回路7に入力される。そして、前処理回
路7は前処理ビデオ信号67をフレームメモリ5へ出力
する。フレームメモリ5は、前処理画像信号8を特徴抽
出回路9、相関演算回路13およびテンプレート更新回
路22に前処理画像信号8を出力する。すなわち、A−
D変換器3から出力されたディジタルビデオ信号4は、
前処理回路7による前処理が施された後に、フレームメ
モリ5に記憶される構成となる。
【0101】この実施の形態では、特徴抽出回路9、相
関演算回路13およびテンプレート更新回路22は、前
処理画像信号8を入力する際に、前処理を繰り返すこと
なく直接フレームメモリ5にアクセスすればよいことに
なるので、処理効率を向上できるという新たな効果を奏
する。
【0102】図18に示す第3の実施の形態では、最大
値検索回路15は追尾座標信号17をテンプレート更新
判断回路19のみに出力し、結果出力回路25には出力
しない。代わりに、テンプレート更新回路22が、テン
プレート座標23を結果出力回路25に出力する。ま
た、テンプレート更新判断回路19は、更新判断結果信
号20を結果出力回路25に出力する。
【0103】この実施の形態によれば、追尾が外れた場
合、どの追尾目標が外れたか、どこに新しくテンプレー
トを設定したかを出力できる。
【0104】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、自動追
尾装置を、各テンプレート中に設定された追尾座標のフ
レーム間の位置関係の変化にもとづいてテンプレートを
更新するか否か判断するテンプレート更新判断手段を備
えた構成としたので、追尾対象物の形を限定することな
く精度のよい追尾を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示すブロック図であ
る。
【図2】 前処理回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】 特徴抽出回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】 新規テンプレート生成回路の構成例示すブロ
ック図である。
【図5】 テンプレート更新判断回路の構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】 テンプレート更新回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図7】 ディジタル画像の一例を示す説明図である。
【図8】 コントラスト強調回路におけるヒストグラム
変換処理の一例を示す説明図である。
【図9】 コントラスト強調回路28から出力される強
調画像の一例を示す説明図である。
【図10】 平滑化回路から出力される前処理画像の一
例を示す説明図である。
【図11】 エッジ成分抽出回路がエッジ成分を抽出す
る際に使用するマスクの例を示す説明図である。
【図12】 エッジ成分抽出回路から出力されるエッジ
画像の一例を示す説明図である。
【図13】 2値化回路から出力される2値化画像の一
例を示す説明図である。
【図14】 探査機が地表に対して相対的に平行移動し
たときの追尾座標の位置変化および相対ベクトルの変化
を示す模式図である。
【図15】 探査機が地表に対して相対的に接近したと
きの追尾座標の位置変化および相対ベクトルの変化を示
す模式図である。
【図16】 探査機が地表に対して相対的に回転したと
きの追尾座標の位置変化および相対ベクトルの変化を示
す模式図である。
【図17】 本発明の他の実施の形態を示すブロック図
である。
【図18】 本発明のさらに他の実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図19】 従来の自動追尾装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 撮像装置 3 A−D変換器 5 フレームメモリ 7 前処理回路 9 特徴抽出回路 11 新規テンプレート生成回路 13 相関演算回路 15 最大値検索回路 19 テンプレート更新判断回路 22 テンプレート更新回路 25 結果出力回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 AA01 CA04 CC03 EA01 EA05 EB05 ED12 EJ04 FC03 FC13 FC14 FC16 HA26 HA31 5L096 AA06 BA05 DA02 EA02 EA06 EA43 FA06 FA34 FA35 FA59 FA67 GA34 GA51 HA04 HA05 JA09 KA04 KA11 9A001 BZ03 EE05 HZ28 KK18 KK32

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 追尾対象物を含む撮像画像を1フレーム
    ずつ出力する撮像手段を備え、撮像画像に設定されたテ
    ンプレートにもとづいて対象物を追尾する自動追尾装置
    において、 撮像画像に複数のテンプレートを設定するテンプレート
    生成手段と、 各テンプレート中に設定された追尾座標のフレーム間の
    位置関係の変化にもとづいてテンプレートを更新するか
    否か判断するテンプレート更新判断手段と、 前記テンプレート更新判断手段の判断結果に応じて各テ
    ンプレート画像を出力するテンプレート更新手段と、 各テンプレート画像と次フレームの撮像画像との間の相
    関を演算する相関演算手段と、 各テンプレートにおける最大相関値を呈する座標を追尾
    座標信号として出力する最大値検索手段とを備えたこと
    を特徴とする自動追尾装置。
  2. 【請求項2】 テンプレート生成手段は、撮像画像中の
    濃淡変化が所定値を越えている部分を含む領域をテンプ
    レート候補として出力する特徴抽出回路と、特徴抽出回
    路が出力した各領域のうち所定サイズ以下のものをテン
    プレートとする新規テンプレート生成回路とを含む請求
    項1記載の自動追尾装置。
  3. 【請求項3】 テンプレート更新判断手段は、テンプレ
    ート更新手段から各テンプレートの座標を示すテンプレ
    ート座標信号を入力するとともに、最大値検索手段から
    最大相関値および追尾座標信号を入力し、前記テンプレ
    ート座標信号、最大相関値および追尾座標信号を用いて
    テンプレートを更新するか、変形するか、または維持す
    るか判断する請求項1または請求項2記載の自動追尾装
    置。
  4. 【請求項4】 テンプレート更新判断手段は、追尾座標
    信号から得られる各追尾対象の位置関係を算出するとと
    もにテンプレート座標信号から得られる各追尾対象の位
    置関係を算出し、各算出結果にもとづいて現フレームと
    前フレームとの間の各追尾対象の位置関係の変化量を演
    算し、位置関係の変化量からテンプレートを更新する
    か、拡大もしくは縮小するか、または維持するか判断す
    る請求項3記載の自動追尾装置。
  5. 【請求項5】 テンプレート更新手段は、テンプレート
    生成手段から各テンプレートの座標を示す新規テンプレ
    ート座標信号を入力するとともに、テンプレート更新判
    断手段から追尾対象を含む領域を示す追尾領域座標信
    号、更新判断結果信号およびテンプレートの拡大縮小率
    を示す拡大率信号を入力し、前記更新判断結果信号が更
    新を示していた場合には前記新規テンプレート座標信号
    に応じて新たなテンプレート画像を生成し、前記更新判
    断結果信号が拡大または縮小を示していた場合には前記
    拡大率信号に応じてテンプレート画像を拡大または縮小
    し、前記更新判断結果信号が更新しないことを示してい
    た場合には前記追尾領域座標信号に応じたテンプレート
    画像を出力する請求項4記載の自動追尾装置。
  6. 【請求項6】 相関演算手段は、正規化相関処理を行う
    請求項1ないし請求項5記載の自動追尾装置。
  7. 【請求項7】 撮像手段が出力する画像のコントラスト
    強調処理を行う前処理手段を備えた請求項1ないし請求
    項6記載の自動追尾装置。
  8. 【請求項8】 最大値検索手段からの追尾座標信号を結
    果出力する結果出力回路を備えた請求項1ないし請求項
    7記載の自動追尾装置。
  9. 【請求項9】 テンプレート更新手段から出力されるテ
    ンプレート座標信号とテンプレート更新判断手段から出
    力される更新判断結果信号とを結果出力する結果出力回
    路を備えた請求項5ないし請求項7記載の自動追尾装
    置。
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