JP2000279023A - コンバイン用脱穀装置の穀稈搬送装置 - Google Patents

コンバイン用脱穀装置の穀稈搬送装置

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JP2000279023A
JP2000279023A JP11086438A JP8643899A JP2000279023A JP 2000279023 A JP2000279023 A JP 2000279023A JP 11086438 A JP11086438 A JP 11086438A JP 8643899 A JP8643899 A JP 8643899A JP 2000279023 A JP2000279023 A JP 2000279023A
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culm
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threshing
auxiliary
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English (en)
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Atsushi Mizushima
淳 水島
Kenichiro Takeuchi
賢一朗 竹内
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィ−ドチェン6及び補助フィ−ドチェン9へ
の穀稈の引き継ぎを円滑化し、また、扱室への穀稈の供
給姿勢を適正化して、脱穀効率を向上させる。 【解決手段】第1に、刈取前処理装置3側から刈取穀稈
を引き継いで脱穀装置1へ供給するフィ−ドチェン6
と、フィ−ドチェン6の始端部内側に並設する補助フィ
−ドチェン9と、補助フィ−ドチェン9の搬送軌跡を上
下に位置変更させる補助フィ−ドチェン位置変更手段F
とを設ける。第2に、刈取前処理装置3側から脱穀装置
1への刈取穀稈供給深さを調節する供給調節装置4と、
供給調節装置4側から刈取穀稈を引き継いで脱穀装置1
へ供給するフィ−ドチェン6と、フィ−ドチェン6の始
端部内側に並設する補助フィ−ドチェン9と、補助フィ
−ドチェン9の搬送軌跡を上下に位置変更させる補助フ
ィ−ドチェン位置変更手段Fと、供給調節装置4の作動
に関連して補助フィ−ドチェン位置変更手段Fを作動さ
せる連繋手段Sを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバイン用脱
穀装置の穀稈搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンバインには、穀稈の稈長
にかかわらず適正扱ぎ深さを維持するために、扱深さを
自動調節する装置が備えられている。また、畦際(枕
地)における刈取脱穀作業を行うときには、刈取装置を
通常の刈高さより高い位置に上昇させて穀稈を刈り取る
ため、この刈り取られた穀稈が極短いものとなり、刈取
前処理装置側からフィ−ドチェンに引き継いで挾持搬送
しにくくなる。このため、フィ−ドチェンの始端部内側
に、扱室入口まで穀稈を搬送する補助フィ−ドチェンを
併設した構成のものが試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、コンバインにお
ける穀稈搬送は、刈取前処理装置側から脱穀装置へ穀稈
が供給される時点で、株元側より穂先側が若干先行した
姿勢で扱室に供給されるのが脱穀効率を高めるために適
すると云われている。しかしながら、上述の従来技術の
ように、フィ−ドチェンの始端部内側に、扱室入口まで
穀稈を搬送する補助フィ−ドチェンを併設した構成のも
のにおいて、穀稈が刈取前処理装置側から両フィ−ドチ
ェンに引き継がれる際、この穀稈が極短いものである
と、株元側がフィ−ドチェンに十分に挾持されないた
め、この短稈の引き継ぎ搬送は、補助フィ−ドチェンに
よる穂先側の搬送作用に頼ることになる。
【0004】しかして、このような背景に加え、従来の
技術においては、フィ−ドチェンと補助フィ−ドチェン
との相対位置は固定されていた。このため、両フィ−ド
チェンの搬送軌跡が標準的な稈長の穀稈を引き継ぎ搬送
するのに適した相対位置に固定されていると、極短い穀
稈が搬送されてきた場合に、株元側がフィ−ドチェンに
よって十分に挾持搬送されない上に補助フィ−ドチェン
による穂先側の搬送作用が不足し、刈取前処理装置側か
ら両フィ−ドチェンへの引き継ぎが円滑に行われずに稈
こぼれを生じたり、穀稈の穂先側が遅れて株元側が先行
した姿勢となって扱室に供給され、脱穀効率が低下する
といった問題が生じていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の如き
課題を解決するために、次の様な技術的手段を講ずる。
すなわち、請求項1記載の、刈取前処理装置3側から刈
取穀稈を引き継いで脱穀装置1へ供給するフィ−ドチェ
ン6と、該フィ−ドチェン6の始端部内側に並設する補
助フィ−ドチェン9と、該補助フィ−ドチェン9の搬送
軌跡を上下に位置変更させる補助フィ−ドチェン位置変
更手段Fとを設けたことを特徴とするコンバイン用脱穀
装置の穀稈搬送装置の構成、及び、請求項2記載の、刈
取前処理装置3側から脱穀装置1への刈取穀稈供給深さ
を調節する供給調節装置4と、該供給調節装置4側から
刈取穀稈を引き継いで脱穀装置1へ供給するフィ−ドチ
ェン6と、該フィ−ドチェン6の始端部内側に並設する
補助フィ−ドチェン9と、該補助フィ−ドチェン9の搬
送軌跡を上下に位置変更させる補助フィ−ドチェン位置
変更手段Fと、前記供給調節装置4の作動に関連して補
助フィ−ドチェン位置変更手段Fを作動させる連繋手段
Sを設けたことを特徴とするコンバイン用脱穀装置の穀
稈搬送装置の構成としたものである。
【0006】コンバイン作業においては、圃場に植立す
る穀稈を刈取前処理装置3によって刈り取り、この刈取
穀稈を該刈取前処理装置3側からフィ−ドチェン6及び
補助フィ−ドチェン9へ引き継いで脱穀装置1へ供給
し、該脱穀装置1に内装される扱胴の作用により脱穀処
理する。しかして、請求項1記載の発明においては、例
えば刈取穀稈が短稈である場合に、補助フィ−ドチェン
位置変更手段Fを作動させると、該補助フィ−ドチェン
9の搬送軌跡が上動する。これによって、刈取前処理装
置3側から短稈を引き継ぐ際に、この短稈に作用する搬
送作用が強くなり、刈取前処理装置3側から両フィ−ド
チェン6,9への引き継ぎが円滑に行われて稈こぼれを
生じることが少なくなり、また、穀稈の穂先側が遅れて
株元側が先行した姿勢となって扱室に供給されることが
少なくなり、脱穀効率の低下が少なくなる。
【0007】また、請求項2記載の発明においては、例
えば刈取穀稈が短稈である場合に、供給調節装置4の作
動によって該供給調節装置4側から脱穀装置1への刈取
穀稈供給深さが深扱ぎ側へ調節されると、連繋手段Sに
より供給調節装置4の作動に関連して補助フィ−ドチェ
ン位置変更手段Fが作動し、補助フィ−ドチェン9の搬
送軌跡が上動する。これによって、まず供給調節装置4
によって扱ぎ深さが適正化方向に調節されると共に、供
給調節装置4側から短稈を引き継ぐ際に、この短稈に作
用する補助フィ−ドチェン9の搬送作用が強くなり、供
給調節装置4側から両フィ−ドチェン6,9への引き継
ぎが円滑に行われて稈こぼれを生じることが少なくな
り、また、穀稈の穂先側が遅れて株元側が先行した姿勢
となって扱室に供給されることが少なくなり、脱穀効率
の低下が少なくなる。
【0008】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明にお
いては、刈取前処理装置3側から両フィ−ドチェン6,
9への引き継ぎが円滑に行われて稈こぼれを生じること
が少なくなり、また、扱室への穀稈の供給姿勢を適正化
して、脱穀効率を向上させることができる。
【0009】また、請求項2記載の発明においては、供
給調節装置4による扱ぎ深さの適正化に加え、供給調節
装置4側から両フィ−ドチェン6,9への引き継ぎが円
滑に行われて稈こぼれを生じることが少なくなり、ま
た、扱室への穀稈の供給姿勢を適正化して、脱穀効率を
向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態について説
明する。走行車体2は、クロ−ラ10を駆動スプロケッ
ト11と複数の遊動転輪12とに巻回して構成する。脱
穀装置1は、扱口に沿ってフィ−ドチェン6を有し扱胴
13を軸架する扱室7と、該扱室7の下側に配置する選
別室とによって構成して走行車体2上に搭載する。
【0011】そして、補助フィ−ドチェン9は、前記フ
ィ−ドチェン6の始端部内側に沿わせて設け、始端部を
フィ−ドチェン6から伝動される伝動スプロケット14
に巻回し終端部を扱室7の供給口8の近くまで延長して
設け、後述する供給調節装置4から受け継いだ穀稈をフ
ィ−ドチェン6と共同して、又は、単独で扱室7へ供給
する構成としている。そして、フィ−ドチェン9は、図
1及び図2に示すように、その始端部9Pを、フィ−ド
チェン6の始端部6Pより穀稈搬送方向において後方に
位置させた構成としてもよい。
【0012】しかして、前記補助フィ−ドチェン9の構
成を詳述するに、フィ−ドチェンレ−ル40側に支持さ
れる前記伝動スプロケット14と、これより所定距離後
方に軸支する遊動ロ−ラ41とに亘って補助フィ−ドチ
ェン9を券回する。また、前記伝動スプロケット14と
同軸上に扇形の上下動案内レ−ル42を上下回動可能に
軸支し、該上下動案内レ−ル42の円弧周部に形成した
歯部43に対して、補助フィ−ドチェン位置変更モ−タ
F(補助フィ−ドチェン位置変更手段F)の歯車44を
噛み合わせる。これにより、補助フィ−ドチェン位置変
更モ−タFを作動させ、上下動案内レ−ル42を上方回
動させると、該上下動案内レ−ル42に摺動案内される
補助フィ−ドチェン9の券回上側部分(搬送軌跡)が上
方に膨出して搬送軌跡が上動する。
【0013】また、前記補助フィ−ドチェン9の別構成
として、伝動スプロケット14と遊動ロ−ラ41とを支
持フレ−ム45の前後端部に支持して一体化し、該支持
フレ−ム45を伝動スプロケット14軸芯を中心として
上下回動自在に構成してもよい。そして、補助フィ−ド
チェン位置変更モ−タF(補助フィ−ドチェン位置変更
手段F)の作動により、ロッド46を介して前記支持フ
レ−ム45が上下回動するように構成する。これによ
り、支持フレ−ム45を上方回動させると、該支持フレ
−ム45に支持された補助フィ−ドチェン9全体が、そ
の後部が上動すべく回動して搬送軌跡が上動する。
【0014】このように補助フィ−ドチェン9の搬送軌
跡を上動させることにより、刈取前処理装置3側から短
稈を引き継ぐ際に、この短稈に作用する搬送作用が強く
なり、刈取前処理装置3側から両フィ−ドチェン6,9
への引き継ぎが円滑に行われて稈こぼれを生じることが
少なくなり、また、穀稈の穂先側が遅れて株元側が先行
した姿勢となって扱室7に供給されることが少なくな
り、扱室7への穀稈の供給姿勢を適正化して、脱穀効率
を向上させることができる。
【0015】尚、前記補助フィ−ドチェン位置変更モ−
タFは手動スイッチ47によって任意に作動可能に構成
してもよい。つぎに、刈取前処理装置3は、図3に示す
ように、走行車体2前部の支持台15に、刈取フレ−ム
16の後部を上下回動動自在に枢着し、該刈取フレ−ム
16に刈取装置17や後述の各穀稈搬送装置を装着す
る。すなわち、刈取前処理装置3は、分草杆18、引起
しラグ19aを備える穀稈引起し装置19、刈取装置1
7、掻込搬送装置20、前部搬送装置21、扱深さ調節
装置22、供給調節装置4を順次穀稈の受継搬送ができ
るように配置して刈取フレ−ム16に取り付けて構成す
る。掻込搬送装置20は、下部の掻込輪体20aと上部
の掻込無端帯20bとから構成する。前部搬送装置21
は、株元搬送チェン21aと穂先搬送ラグ21bとから
なり、その始端部を前記掻込搬送装置20の始端部に受
継可能に臨ませ、多条の刈取穀稈を後方上方へ搬送して
終端部分で合流させる構成とする。穂先搬送ラグ21b
は、進行方向に向かって前端部右側からフィ−ドチェン
6の始端部側へ傾斜する。
【0016】また、扱深さ調節装置22は、図3及び図
4に示すように、搬送チェンと挾持杆とからなり、始端
部を前部搬送装置21の終端部に臨ませて設け、後方上
方に延長して終端部を供給調節装置4の始端部に臨ませ
て設ける。そして、扱深さ調節装置22は、その始端部
を刈取フレ−ム16に枢着し、その終端側が搬送穀稈の
稈身方向に沿って上下揺動する構成とする。扱深さ制御
モ−タ−M2は、扱深さ調節装置22の近傍に装備し、
連杆23を介して扱深さ調節装置22に連動連結し、後
述するコントロ−ラ5からの操作信号に基づいて駆動
し、扱深さ制御を行う構成とする。
【0017】つぎに、供給調節装置4は、図2に示すよ
うに、供給チェン24と挾持杆25とによって穀稈を挾
持して搬送するように設け、扱深さ調節装置22の終端
部から受け継いだ穀稈を補助フィ−ドチェン9(フィ−
ドチェン6)の始端部に受け渡して供給調節を行う構成
としている。具体的に説明すると、供給調節装置4は、
図2に示すように、刈取フレ−ム16の基部から補助フ
ィ−ドチェン9(及びフィ−ドチェン6)側へ延出する
伝動ボックス26の上側に軸装した駆動スプロケット2
7と、供給チェン24の搬送側を内面から案内する可動
チェンレ−ル28に軸架した転輪29と、これらより前
側に位置するテンションロ−ラ30とに供給チェン24
を巻回して構成する。
【0018】前記可動チェンレ−ル28は、伝動ボック
ス26から斜め前方に突出する支持ア−ム31の前部に
回動自由に支持し、先端部の転輪29側が、補助フィ−
ドチェン9の始端部に対して遠近移動できる構成とす
る。更に、テンションロ−ラ30は、支持ア−ム31の
中間部に固着した固定機枠32に軸装したテンションア
−ム33に軸着して設け、テンションスプリング34に
よって外側(チェン24を張る方向)に張圧する。
【0019】そして、供給制御モ−タ−M1(アクチェ
エ−タM1)は、供給チェン24の下方において、一方
側を刈取フレ−ム16側に固着し、他方側を前記固定機
枠32に取り付け、ロッド35を介して可動チェンレ−
ル28に連結し、コントロ−ラ5からの操作信号に基づ
いて駆動され、供給調節制御を行う構成とする。また、
挾持杆25は、図2に示すように、供給調節が行われる
供給チェン24の穀稈搬送面との間に搬送穀稈を挾持で
きるように、前後2つの張圧ばね36a,36bによっ
て張圧して設ける。
【0020】以上のように構成した刈取前処理装置3
は、刈取昇降シリンダ−37によって昇降調節自在であ
り、図7及び図8に示すように、低部の通常の作業位置
と高部の高刈り位置とに調節可能である。つぎに各検出
手段と、コントロ−ラ5とについて、主として図5及び
図10に基づいて説明する。
【0021】まず、位置検出センサS2は、ポテンショ
メ−タ−であり、刈取フレ−ム16の回動角度を検出し
て刈取前処理装置3の高さ位置を計測できるように刈取
フレ−ム16の基部に設ける。前部穀稈センサS3
と後部穀稈センサS3−は、穀稈引起し装置19の裏
側の低位置と、穂先搬送ラグ21bのカバ−下側位置と
にそれぞれ設け、搬送経路の始端部と終端部とにおい
て、搬送穀稈の有無を検出する構成としている。
【0022】そして、稈長検出センサS1(稈長検出手
段)は、穀稈引起し装置19の裏側の比較的高い位置に
設け、搬送穀稈の稈長を検出できる構成とする。そし
て、穂先センサS4と株元センサS5は、穂先搬送ラグ2
1bのカバ−上方に位置する連結機枠39から穀稈の搬
送通路に垂下して設け、搬送中の穀稈丈を検出する構成
とする。
【0023】つぎに、コントロ−ラ5(連繋手段Sを兼
ねる。)は、入力側に各センサ類を接続して検出情報を
入力し、予め設定記憶させている情報と各センサからの
入力情報に基づいて、出力側に接続している各モ−タ−
1、M2、及びFの作動を制御しながら、扱深さ制御、
高刈り制御と併せて、補助フィ−ドチェン9の位置調節
を行う構成とする。
【0024】すなわち、コントロ−ラ5は、入力側に稈
長検出センサS1、位置検出センサS2、前部穀稈センサ
3−と後部穀稈センサS3−、穂先センサS4と株
元センサS5、図示はしていないが刈取クラッチセンサ
6、脱穀クラッチセンサS7、車速センサS8をそれぞ
れ接続している。そして、コントロ−ラ5は、出力側に
供給調節モ−タ−M1、扱深さ制御モ−タ−M2、補助フ
ィ−ドチェン位置変更モ−タFを接続する。
【0025】そして、扱深さ制御モ−タ−M2は、稈長
検出センサS1、穂先センサS4と株元センサS5の検出
情報に基づいて制御され、基本的には穀稈穂部の先端が
穂先センサS4と株元センサS5との間を通過する位置を
ニュ−トラルゾ−ンとして最適の扱深さ位置と判定する
構成とする。そして、補助フィ−ドチェン位置変更モ−
タFは、供給調節モ−タM1が作動した場合に、コント
ロ−ラ5(連繋手段S)を介して、連動して駆動され
る。
【0026】つぎにその作用について説明する。まず、
エンジンを始動して、刈取クラッチや脱穀クラッチを入
り操作して機体の回転各部を伝動しながら、走行車体2
を前進走行に操作すると、コントロ−ラ5は、刈取クラ
ッチセンサS6、脱穀クラッチセンサS7、車速センサS
8からそれぞれ作業開始の信号が入力されて立ち上が
り、制御作動を開始する。
【0027】このようにしてコンバインが刈取脱穀作業
を開始すると、圃場の穀稈は、分草杆18によって分草
作用を受け、穀稈引起し装置19によって引き起こさ
れ、株元が刈取装置17によって切断され、掻込輪体2
0aと掻込無端帯20bとの作用を受けて掻込まれ、前
部搬送装置21に受け継がれて後部上方に搬送される。
そして、多条の穀稈は、左右の前部搬送装置21によっ
て搬送されて後部で合流し、扱深さ調節装置22から供
給調節装置4に順次連続状態で受け継がれ、フィ−ドチ
ェン6及び補助フィ−ドチェン9の始端部に達して脱穀
装置1に供給される。
【0028】脱穀装置1に供給された搬送穀稈は、株元
がフィ−ドチェン6に挾持搬送され穂先側が補助フィ−
ドチェン9によって搬送されながら、穂先部分が扱室7
内に挿入されて通過する過程で、回転する扱胴13によ
って脱穀される。そして、脱穀処理物は、下方の選別室
に達して選別風と揺動選別装置の作用を受けて選別処理
され、収穫された穀粒はグレンタンクに一時貯留され
る。
【0029】さて、上述のように、連続的に刈取脱穀作
業が行われているとき、刈取前処理装置3は、下部の通
常作業位置の高さに保持されており、その位置が位置検
出センサS2からコントロ−ラ5の入力されている。そ
して、前部穀稈センサS3−及び後部穀稈センサS3
からそれぞれ搬送穀稈が検出されて入力されている。
また、稈長検出センサS1は、穀稈丈を検出して入力し
ている。
【0030】そして、扱深さ調節装置22は、穂先セン
サS4と株元センサS5からの検出情報がコントロ−ラ5
に入力され、それに基づいてコントロ−ラ5から出力さ
れる操作信号によって扱深さ制御モ−タ−M2が制御作
動され、連件23を介して自動的に扱深さが調節されて
いる。この場合、コントロ−ラ5は、搬送穀稈の穂先位
置が穂先センサS4と株元センサS5との間を通過する位
置が最も適する扱深さの位置と判断し、その位置に扱深
さ調節装置22の調節位置を合わせるように調節制御し
ている。
【0031】つぎに、走行車体2は、圃場の畦際に達し
て枕地の刈取に移ると、分草杆18の先端を、圃場の端
に隆起している畦に衝突させないために、刈取昇降シリ
ンダ−37を伸長して刈取前処理装置3を、図8に示す
ように、上昇させて穀稈の高刈作業に移る。以下、高刈
り制御について、図11のフロ−チャ−トを参照しなが
ら説明する。
【0032】まず、刈取クラッチセンサS6、脱穀クラ
ッチセンサS7及び車速センサS8がそれぞれONの状態
(作業中)で、刈取前処理装置3を上昇して高刈り位置
にして枕地の刈取に移る。このようにして高刈り作業を
開始すると、コントロ−ラ5は、各センサから検出情報
が入力されているが、稈長検出センサS1が送り込まれ
てきた穀稈を検出して検出情報を入力すると、基準値
(60cm)より長い穀稈丈と判断して扱深さ調節装置
22のみの制御となり、非検出情報を入力すると、基準
値(60cm)より短い穀稈丈と判断して扱深さ調節装
置22と供給調節装置4との両装置による制御を同時に
行う。
【0033】まず、コントロ−ラ5は、稈長検出センサ
1から検出情報が入力されると、出力1.5sec扱
深さ制御モ−タ−M2を深扱ぎ側へ制御して扱深さ調節
装置22を約15cm深扱ぎ側に調節して作業を行う。
以上の制御作動によって高い刈取作業を行い、後部穀稈
センサS3−が穀稈がなくなったことを検出して終了
する。その後、扱深さ調節装置22は、オフディレ−が
働き所定時間遅れで約12cm浅扱ぎ側へ戻してリタ−
ンとなる。
【0034】一方、穀稈丈が極端に短く、上部が稈長検
出センサS1に届かない状態で非検出情報をコントロ−
ラ5に入力すると、コントロ−ラ5は、扱深さ調節装置
22と供給調節装置4とを最も深扱ぎ位置に調節する信
号と補助フィ−ドチェン9の搬送軌跡を上動させる信号
とをそれぞれ扱深さ制御モ−タ−M2と供給制御モ−タ
−M1と補助フィ−ドチェン位置変更モ−タFに出力す
る。したがって、扱深さ調節装置22と供給調節装置4
とは、最も深扱ぎの位置に制御された極端に短い穀稈を
脱穀装置1に供給することとなる。
【0035】以上のように調節制御された供給調節装置
4は、扱深さ調節装置22の終端部から受け継いだ極く
短い穀稈を補助フィ−ドチェン9およびフィ−ドチェン
6に供給するが、このとき、株元がフィ−ドチェン6の
挾持位置に届かない短い穀稈は、搬送軌跡が上動した補
助フィ−ドチェン9によって搬送され、そのまま供給側
から全稈が扱室に投入されることになる。また、この場
合、株元がフィ−ドチェン6の挾持位置までわずかに届
いた穀稈はその穂先側を補助フィ−ドチェン9によって
搬送され、根元側をフィ−ドチェン6に挾持されて搬送
されるが、途中、穂先側が回転している扱胴13に達す
ると、その回転力によって扱室7内に引き込まれ全稈投
入の状態になるものが多い。そして、穀稈は、極く短稈
の場合は少量ではあるが、フィ−ドチェン6によって確
実に挾持されていものだけが挾持状態のままで脱穀処理
作用を受け、排藁部に達する。
【0036】このように、供給調節装置4は、コントロ
−ラ5の操作信号に基づいて適確に制御されるから極端
に短い穀稈に対しても対応することができ、枕地の刈取
もコンバインによって行うことができる。以上のように
して刈取脱穀作業の一工程が終了すると、コントロ−ラ
5は、後部穀稈センサS3−が穀稈がなくなったこと
を検出することにより終了と判断し、一定の時間遅れの
もとに、扱深さ調節装置22と供給調節装置4とを浅扱
ぎ位置に復帰させる。この場合、扱深さ調節装置22
は、調節前の扱ぎ位置に復帰するのを原則とするが、再
スタ−トは一般的には若干深扱ぎ位置から開始するから
深い側に戻しておく。また、供給調節装置4は、正規の
待機位置に復帰させ、これに伴い、補助フィ−ドチェン
9も下動して元位置に復帰させておく。
【0037】なお、扱深さ調節装置22と供給調節装置
4は、制御作動後、元に戻す場合の復帰タイミングや復
帰位置は、予め設定し基準情報としてコントロ−ラ5に
入力しておくものとする。尚、補助フィ−ドチェン位置
変更モ−タFの作動を、供給調節装置4の作動に替え、
扱深さ調節装置22の作動に連動させてもよい。
【0038】また、別の制御構成として、脱穀クラッチ
を入りとして脱穀クラッチセンサS 7がONし、刈取ク
ラッチを切りとして刈取クラッチセンサS6がOFFし
た状態で、刈取前処理装置3を低位置として位置検出セ
ンサS2が設定値以下を検出し、走行車体2の走行を微
速状態ないし停止状態として車速センサS8が微速ない
し停止を検出している場合に、供給調節装置4を深扱ぎ
位置に調節作動させるように構成してもよい。このよう
に構成することにより、手扱ぎ作業時に、供給チェン2
4が機体奥側へ退避して供給口8前側のスペ−スが広く
なり、穀稈を適正姿勢で供給することが容易となる。
【0039】尚、上述の説明中に記載した数値は、一実
施例を示すものであって、権利範囲を限定するものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における平面図である。
【図2】本発明の実施の形態における平面図である。
【図3】本発明の実施の形態における側面図である。
【図4】本発明の実施の形態における平面図である。
【図5】本発明の実施の形態における側面図である。
【図6】本発明の実施の形態における側面図である。
【図7】本発明の実施の形態における作用説明用側面図
である。
【図8】本発明の実施の形態における作用説明用側面図
である。
【図9】本発明の実施の形態における側面図である。
【図10】本発明の実施の形態におけるブロック回路図
である。
【図11】本発明の実施の形態におけるフロ−チャ−ト
である。
【図12】本発明の実施の形態における補助フィ−ドチ
ェン部の側面図である。
【図13】本発明の実施の形態における補助フィ−ドチ
ェン部の側面図である。
【図14】本発明の実施の形態における一部の平面図で
ある。
【図15】本発明の実施の形態における一部のフロ−チ
ャ−トである。
【符号の説明】
1 脱穀装置 3 刈取前処理装置 4 供給調節装置 6 フィ−ドチェン 9 補助フィ−ドチェン F 補助フィ−ドチェン位置変更手段(補助フィ−ド
チェン位置変更モ−タ) S 連繋手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取前処理装置3側から刈取穀稈を引き
    継いで脱穀装置1へ供給するフィ−ドチェン6と、該フ
    ィ−ドチェン6の始端部内側に並設する補助フィ−ドチ
    ェン9と、該補助フィ−ドチェン9の搬送軌跡を上下に
    位置変更させる補助フィ−ドチェン位置変更手段Fとを
    設けたことを特徴とするコンバイン用脱穀装置の穀稈搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 刈取前処理装置3側から脱穀装置1への
    刈取穀稈供給深さを調節する供給調節装置4と、該供給
    調節装置4側から刈取穀稈を引き継いで脱穀装置1へ供
    給するフィ−ドチェン6と、該フィ−ドチェン6の始端
    部内側に並設する補助フィ−ドチェン9と、該補助フィ
    −ドチェン9の搬送軌跡を上下に位置変更させる補助フ
    ィ−ドチェン位置変更手段Fと、前記供給調節装置4の
    作動に関連して補助フィ−ドチェン位置変更手段Fを作
    動させる連繋手段Sを設けたことを特徴とするコンバイ
    ン用脱穀装置の穀稈搬送装置。
JP11086438A 1999-03-29 1999-03-29 コンバイン用脱穀装置の穀稈搬送装置 Pending JP2000279023A (ja)

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