JP2000280588A - 媒体印字装置 - Google Patents

媒体印字装置

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JP2000280588A
JP2000280588A JP11090342A JP9034299A JP2000280588A JP 2000280588 A JP2000280588 A JP 2000280588A JP 11090342 A JP11090342 A JP 11090342A JP 9034299 A JP9034299 A JP 9034299A JP 2000280588 A JP2000280588 A JP 2000280588A
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治男 堀口
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信行 須藤
Kazuya Igata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字色の切り換えを簡単な構造でかつ印字ヘ
ッド部の移動により行えるようにする。 【解決手段】 印字ヘッド部1に取り付けたリボン切換
アッセンブリ4は、印字ヘッド部1の移動方向に沿って
移動するスライドバー17を設け、印字ヘッド部1の移
動により、このスライドバー17の突出している部分を
右アッパーフレーム8aか左アッパーフレーム8bに突
き当てて押し込むことで、インクリボンを幅方向に移動
させて、印字色を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッド部の移
動方向に沿ってインクリボンを送りながら印字を行う媒
体印字装置で、インクリボンとして、その幅方向に、2
色のインク部分を並べて配置したインクリボンを用い、
印字ヘッド部のヘッドピンの位置に対して、インクリボ
ンを幅方向に移動させ、印字色を切り換える機構を備え
た媒体印字装置の印字色切換方法および媒体印字装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】金融機関に設置され、オペレータ等の操
作者がセットした通帳や伝票等の媒体を取り込み、磁気
ストライプの読み書き処理や、所定の印字処理を行う通
帳伝票プリンタでは、黒色で印字を行う以外に、業務に
応じて赤色で印字を行う必要がある。
【0003】そこで、インクリボンとして、その幅方向
に、2色のインク部分を並べて配置したインクリボンを
用い、印字ヘッド部のヘッドピンの位置に対して、イン
クリボンを幅方向に移動させ、印字色を切り換える切換
機構を備えた媒体印字装置が実装されている。従来の媒
体印字装置では、この切換機構を作動させるための駆動
源を印字ヘッド部に備えて、印字色を切り換える必要が
あるときは、この駆動源を制御して、印字ヘッド部のヘ
ッドピンの前にあるインクリボンを幅方向に移動させ、
印字色の切り換えを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の媒体印字装置で
は、印字色切り換えのための切換機構を作動させるため
の駆動源を印字ヘッド部に備えていたので、印字ヘッド
部の構造が複雑で、コスト上昇の原因となっていた。ま
た、印字ヘッド部の重量が重いので、印字ヘッド部の駆
動系に負担がかかり、印字ヘッド部の移動速度の向上を
図るのが困難であった。
【0005】さらに、印字途中に印字色が切り換わらな
いように、印字色切り換えのための切換機構を作動させ
る駆動源の誤作動を防止するの困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、印字ヘッド部を移動させながら印字を
行う媒体印字装置において、印字ヘッド部を、その移動
方向の端部まで移動させると、この印字ヘッド部の移動
により押されてインクリボンの位置を切り換える切換機
構を設けて、印字ヘッド部を、その移動方向の端部まで
移動させて印字色を切り換えることとしたものである。
【0007】前記切換機構は、印字ヘッド部の移動方向
に沿った方向に移動可能に設けたスライド部材と、印字
ヘッド部のヘッドピンの前のインクリボンを幅方向に移
動させるリボンガイド部材と、前記スライド部材の移動
をリボンガイド部材の移動に変換するリンク部材を印字
ヘッド部に備え、印字ヘッド部の移動方向端部まで該印
字ヘッド部を移動させると、前記スライド部材に接触し
て印字ヘッド部の移動によりスライド部材を移動させる
突き当て部材を印字ヘッド部の移動方向両端に備えたも
のである。
【0008】そして、印字ヘッド部の移動量を管理し
て、印字色を切り換えるときは、スライド部材が突き当
て部材に接触して移動する位置まで印字ヘッド部を移動
させ、印字色を切り換えないときは、スライド部材が突
き当て部材に接触しない範囲で印字ヘッド部を移動させ
る制御手段を備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の媒体印字装置の
実施の形態の一例を示す要部正面図である。この図1
は、通帳伝票プリンタの印字ユニットに組み込まれた媒
体印字装置であり、以下、本実施の形態では、通帳伝票
プリンタを例に説明して行く。図2は図1のA−A線矢
視図である。
【0010】1は印字ヘッド部である。この印字ヘッド
部1は、ワイヤドット方式の印字ヘッド2、この印字ヘ
ッド2を支持するキャリッジ3、リボン切り換え動作を
行うリボン切換アッセンブリ4、印字ヘッド2の保護や
媒体をガイドするガイドアッセンブリ5等で構成され
る。6は印字ヘッド部1の移動方向に延びるメインシャ
フトで、キャリッジ3は、このメインシャフト6に対し
てスライド移動可能で、かつ、メインシャフト6を支点
に回転可能な状態で該メインシャフト6に支持される。
【0011】7はサブシャフトで、このサブシャフト7
はメインシャフト6と平行に設けられる。メインシャフ
ト6とサブシャフト7は、アッパーフレームユニット8
を構成する右アッパーフレーム8aと左アッパーフレー
ム8bにより、それぞれその両端を支持されている。9
はスライドマウントで、このスライドマウント9は、サ
ブシャフト7に対してスライド移動可能に設けられる。
9aはスライドマウント9に設けた足部、10は足部9
aとキャリッジ3の間に入れたスライドマウントスプリ
ングで、キャリッジ3とスライドマウント9は、このス
ライドマウントスプリング10を介して接続される。
【0012】11はキャリッジ3に設けられたベアリン
グ、12はスライドマウント9の上部の一部に設けた窓
部で、スライドマウントスプリング10により、キャリ
ッジ3をメインシャフト6を支点に押し下げる方向の力
が加わることで、ベアリング11がスライドマウント9
の窓部12よりサブシャフト7に接触する。これによ
り、キャリッジ3は、スペーシング用のパルスモータの
駆動力をベルト等を介して受けて、メインシャフト6と
サブシャフト7にガイドされて移動可能となっている。
【0013】13は右アッパーフレーム8aと左アッパ
フレーム8bの間に実装されるインクリボンカセット
で、インクリボンカセット13は左右両側に逆L字状の
リボンガイド14を備え、インクリボンのこのリボンガ
イド14の間に出ている部分がリボン切換アッセンブリ
4とガイドアッセンブリ5の間を通るようになってい
る。
【0014】15は印字ヘッド部1に対向配置されるプ
ラテンで、プラテン駆動用のパルスモータの駆動力を受
けて上下動し、印字ヘッド部1に近づく方向に移動した
り、印字ヘッド部1から離れる方向に移動する。16は
ロアフレームユニットで、このロアフレームユニット1
6に、前記プラテン15、このプラテン15を上下動可
能に支持する機構、プラテン駆動用のパルスモータ、媒
体搬送路を構成するガイドやローラ等が実装されてい
る。また、アッパーフレームユニット8は、メインシャ
フト6の取り付け部を支点にして、ロアフレームユニッ
ト16に対して開閉可能となっている。
【0015】17はリボン切換アッセンブリ4に設けた
スライドバーで、印字ヘッド部1を移動させることで、
このスライドバー17を右アッパーフレーム8aか左ア
ッパーフレーム8bに突き当てて、インクリボンをその
幅方向に移動させ、印字色の切り換えを行う。このリボ
ン切換アッセンブリ4の詳細は後述する。18はガイド
アッセンブリ5に設けた閉じ忘れ防止ガイド、19はロ
アフレームユニット16の左右両側に設けた押し上げ部
材で、後述するように、開閉可能に設けられているガイ
ドアッセンブリ5を閉じ忘れたり、きちんと閉じられて
いなかった場合に、イニシャル動作時のプラテン15の
動作と印字ヘッド部1の動作により、左右の閉じ忘れ防
止ガイド18をそれぞれ押し上げ部材19に突き当て、
ガイドアッセンブリ5が確実に閉じるようにしてある。
このガイドアッセンブリ5の詳細は後述する。
【0016】20はキャリッジ3に設けた接触端子で、
この接触端子20とプラテン15の電位の変化を監視し
て、プラテンギャップを調整する。このプラテンギャッ
プの調整機構の詳細は後述する。図3は通帳伝票プリン
タの制御ブロック図である。21は印字ヘッド部1をメ
インシャフト6に沿った方向に移動させるための第1の
パルスモータ、22は第1のパルスモータ21による印
字ヘッド部1の移動時に回転するスリットディスクのス
リットを検知するスリットセンサである。23はプラテ
ン15を上下動させるための第2のパルスモータであ
る。
【0017】25はプラテン15の電位の変化を検知す
る第1の電位検知手段、26は接触端子20の電位の変
化を検知する第2の電位検知手段、27は印字ヘッド部
1やプラテン15の位置管理情報等を記憶する記憶部で
ある。28は主制御部で、第1のパルスモータ21、ス
リットセンサ22、第2のパルスモータ23、第1の電
位検知手段25、第2の電位検知手段26、記憶部27
が接続してある。なお、主制御部28には、印字ユニッ
トのその他の構成、印字ユニット以外の構成も接続され
ているが、ここでは図示しない。
【0018】主制御部28は、第1のパルスモータ21
を制御して印字ヘッド部1を移動させる。また、該第1
のパルスモータ21への出力から、印字ヘッド部1の位
置を管理する。さらに、第1のパルスモータ21を制御
して印字ヘッド部1を移動させている場合に、スリット
センサ22の出力から、印字ヘッド部1が移動できなく
なる位置まできたことを認識する。そして、印字ヘッド
部1を移動できなくなる位置まで移動させた後、そこか
らどれだけ移動させると、待機位置に移動できるか等の
位置管理情報を記憶部27から読み出し、この位置管理
情報に従い、第1のパルスモータ21を制御する。
【0019】また、主制御部28は、第2のパルスモー
タ23を制御してプラテン15を移動させる。また、該
第2のパルスモータ23への出力から、プラテン15の
位置を管理する。なお、第1のパルスモータ21と同様
に位置管理用のスリットディスクを設けてもよい。さら
に、第1の電位検知手段25と第2の電位検知手段26
の出力から電位の変化を検知したときのプラテン15の
移動量を第2のパルスモータ23の出力から求めてこれ
を記憶部27に記憶し、この記憶した移動量に基づい
て、プラテンギャップを形成する制御を行う。主制御部
28によるこれら制御の詳細は後述する。
【0020】次に、通帳伝票プリンタの全体の構成の概
略を説明する。図4は通帳伝票プリンタの外観斜視図、
図5は通帳伝票プリンタの概略構成図である。通帳伝票
プリンタは、その正面側に、種類の異なる媒体を受け入
れるため、2段のステージが設けてある。ここでは、上
の段が媒体の中の伝票等を受け入れるための伝票ステー
ジ29aで、下の段が媒体の中の通帳等を受け入れるた
めの通帳ステージ29bである。30はオペレータが操
作をするボタン等が設けられた操作部である。
【0021】31aは通帳伝票プリンタ内の正面側に実
装されるインサータユニットである。このインサータユ
ニット31aは、オペレータによる通帳や伝票等の媒体
のセットを受け、セットされた媒体を取り込んだり、処
理の終了した媒体を排出する機能等を備える。31bは
前記インサータユニット31aに続いて該インサータユ
ニット31aの後ろ側に実装される印字ユニットであ
る。この印字ユニット31bは、媒体への印字、および
印字のための印字済行の検出等の機能を備える。
【0022】31cは前記印字ユニット31bに続いて
該印字ユニット31bの後ろ側に実装されるオートター
ンページ(ATP)ユニットである、このATPユニッ
ト31cは、取り扱う媒体のうち、通帳のページめくり
を行う機能を有する。次に、インサータユニット31a
の説明を行う。32aは伝票ステージ29aおよび通帳
ステージ29bにおいて媒体を搬送する搬送フィードロ
ーラ、32bは前記搬送フィードローラ32aに媒体を
押し付ける搬送プレッシャローラである。
【0023】33aは媒体を基準面に突き当てるための
搬送を行う幅寄せフィードローラ、33bは前記幅寄せ
フィードローラ33aに媒体を押し付ける幅寄せプレッ
シャローラである。34は前記伝票ステージ29aによ
る搬送経路と通帳ステージ29bによる搬送経路の合流
点に設けられたブレードで、媒体の搬送方向を切り換え
る。
【0024】なお、図示しないが、通帳ステージ29b
には、磁気ヘッドが設けてある。次に、印字ユニットの
説明を行う。35は印字ユニット31bに設けられた媒
体の搬送路で、媒体を搬送する複数の搬送フィードロー
ラ35aと、これら搬送フィードローラ35aに媒体を
押しつける搬送プレッシャローラ35bと、媒体をガイ
ドする上下のガイド部35c等から構成される。この搬
送路35の構成は、図1および図2で説明したロアフレ
ームユニット16に組み込まれている。この搬送路35
の装置正面側は、前記インサータユニット31aのブレ
ード34の部分と繋がり、印字ユニット31bで処理の
終了した媒体を排出する場合、その媒体の種類に応じて
ブレード34が作動し、搬送路35を搬送される媒体が
伝票ステージ29aか通帳ステージ29bに送り込まれ
る。また、ブレード34を作動させて通帳ステージ29
bと搬送路35を接続しておき、通帳ステージ29bに
セットされた媒体(通帳)を搬送路35に送り込むか、
ブレード34を作動させて伝票ステージ29aと搬送路
35を接続しておき、伝票ステージ29bにセットされ
た媒体(伝票)を搬送路35に送り込むことができるよ
うになっている。
【0025】36は前記搬送路35に取り込んだ通帳の
ページマークや印字済行等を読み取る読み取り部であ
る。1は図1および図2で説明した印字ヘッド部、15
はプラテンである。次にATPユニットの説明を行う。
37はATPユニット31cに設けられた媒体の搬送路
で、媒体を搬送する搬送フィードローラ37aと、搬送
フィードローラ37aに媒体を押しつける搬送プレッシ
ャローラ37bと、媒体をガイドする上下のガイド部3
7c等から構成される。この搬送路37の装置正面側
は、前記印字ユニット31bの搬送路35の装置後ろ側
と繋がり、ページめくりが必要と判断された通帳が搬送
路35から送り込まれ、ページめくりの終わった通帳を
搬送路35に送り込む。
【0026】37dは通帳のページめくりを行うはね上
げローラ、37eはこのはね上げローラ37dに対向配
置されたプレッシャローラである。次に、印字ヘッド部
1の各部の構成の詳細について説明する図6は印字ヘッ
ドの構造を示す説明図で、本実施の形態の印字ヘッドの
構造を示す。図6(a)は印字ヘッドの正面図、図6
(b)は側面図、図6(c)は底面図である。
【0027】38は印字ヘッド2の底部の先端に突出形
成したノーズで、このノーズ38の先端から、ヘッドピ
ン39が突出するようになっている。40は印字ヘッド
2の底部の先端に突出形成したヘッドマウントで、この
ヘッドマウント40は、前記ノーズ38の左右に設けら
れている。41はヘッドマウント40の先端に形成され
た基準面、42はこの基準面41の間に形成されたリボ
ンガイドで、ヘッドマウント40の先端は、このリボン
ガイド42の部分が窪んだ形状となっており、このリボ
ンガイド42のところをインクリボンが通る。ここで、
ノーズ38とヘッドマウント40は印字ヘッド2と一体
のものであり、印字ヘッド2の製造時にノーズ38とヘ
ッドマウント40を作り込み、印字ヘッド2の製造時に
基準面41の精度を出すので高い寸法精度を出すことが
でき、製品毎のばらつきを抑えることができる。そし
て、ノーズ38のヘッドピン39が突出する面に対し
て、ヘッドマウント40の基準面41を平行な面として
おくことで、ノーズ38のヘッドピン39が突出する面
に対するヘッドマウント40の基準面41までの寸法精
度が出しやすい。
【0028】なお、印字ヘッド2の外装は金属製であ
り、ヘッドマウント40も金属製である。図7はリボン
切換アッセンブリの説明図で、図7(a)は底面図、図
7(b)は側面図である。ここで、図7においては、ガ
イドアッセンブリ5を外した状態である。
【0029】リボン切換アッセンブリ4は、印字ヘッド
2の底部に取り付けられる。そして、リボン切換アッセ
ンブリ4は、印字ヘッド2のノーズ38、左右のヘッド
マウント40のそれぞれが露出する形状となっている。
43はリボン切換アッセンブリ4に設けられたリボンス
ライダで、左右のヘッドマウント40のそれぞれ外側に
位置するように設けられる。このリボンスライダ43
は、凹部によりインクリボン44をガイドする。
【0030】リボンスライダ43は、スライドバー17
の動作により前後に移動する。そして、リボンスライダ
43が前後に移動することで、インクリボン44が幅方
向に移動し、ヘッドピン39に対する位置が変わること
で、色の切り換えが行えるようになっている。図8はリ
ボン切換アッセンブリの取り付け構造を示す断面図で、
図7のB−B線矢視図である。
【0031】46はリボン切換アッセンブリ4に設けた
固定爪、47はリボン切換アッセンブリ4に設けた位置
決め爪である。ここでリボン切換アッセンブリ4は、軽
量化とコスト低減のためプラスチック等の樹脂の成形品
を組み合わせて構成するもので、リボン切換アッセンブ
リ4のケースも樹脂製であり、前記固定爪46と位置決
め爪47は、ケースに一体に成形されている。48は印
字ヘッド2の底部に設けた取付穴、49は印字ヘッド2
の底部に設けた位置決め穴である。
【0032】前記固定爪46は、その断面形状が逆L字
状となっており、これに対応して、取付穴48も、その
断面形状が逆L字状となっている。このような構造とし
たことにより、リボン切換アッセンブリ4を印字ヘッド
2に取り付けるには、固定爪46の位置を取付穴48に
合わせて嵌めていくと、固定爪46が弾性変形しながら
取付穴48に引っ掛かることで、リボン切換アッセンブ
リ4が印字ヘッド2に取り付けられ、取付穴48に固定
爪46が引っ掛かると、位置決め穴49に位置決め爪4
7が嵌り、リボン切換アッセンブリ4は印字ヘッド2に
対して位置決めがなされた状態で固定される。また、リ
ボン切換アッセンブリ4を印字ヘッド2から取り外す場
合は、リボン切換アッセンブリ4を印字ヘッド2から持
ち上げるようにすることで、固定爪46が弾性変形しな
がら取付穴48から抜け、リボン切換アッセンブリ4を
印字ヘッド2から取り外すことができる。
【0033】このように爪同士のはめ込みでリボン切換
アッセンブリ4を印字ヘッド2に固定する構造としたこ
とで、工具を用いることなく、リボン切換アッセンブリ
4を印字ヘッド2に対して着脱できるようになってい
る。図9はリボン切換アッセンブリの内部構造を示す説
明図で、以下に、スライドバー17からリボンスライダ
43への駆動力伝達機構を説明する。なお、図9はリボ
ン切換アッセンブリ4のケースからカバーを外した状態
として、リボン切換アッセンブリの内部構造を示してい
る。
【0034】50はリボン切換アッセンブリ4に設けら
れたガイド部で、このガイド部50により、スライドバ
ー17はキャリッジ3の移動方向と同じ方向に移動可能
に支持される。51はリボン切換アッセンブリ4に設け
られたガイド部で、このガイド部51により、リボンス
ライダ43はスライドバー17の移動方向と直交する方
向に移動可能に支持される。
【0035】52はスライドリンクで、このスライドリ
ンク52より、スライドバー17とリボンスライダ43
が接続され、スライドバー17の動作を、このスライド
バー17の移動方向と直交する方向に移動するリボンス
ライダ43の動作に変換する。53はリボンスライダ4
3とスライドリンク52を接続するピンで、このピン5
3を支点にして、リボンスライダ43に対してスライド
リンク52は回転自在に接続してある。
【0036】54aはスライドバー17に設けたバネ
部、54bはこのバネ部54aの先端に設けた長穴で、
この長穴54bはリボンスライダ43の移動方向に沿っ
て延びる長穴である。55はスライドリンク52に設け
たピンで、前記長穴54bに入る。これにより、スライ
ドバー17に対してスライドリンク52は回転自在に接
続される。
【0037】54cはスライドバー17に設けた押圧部
で、バネ部54aのそれぞれ両側に設けられる。56は
スライドバー17に設けた突起、57a,57bはガイ
ド部50に設けた2か所の凹部であり、突起56が凹部
57aか凹部57bに嵌まることで、スライドバー17
の位置決めがなされる。
【0038】スライドバー17が図9(a)の位置にあ
る場合は、リボンスライダ43はスライドリンク52に
よりスライドバー45方向に引き寄せられた状態となっ
ている。そして、突起56が凹部57aに嵌まっている
ことで、スライドバー17の位置が決められている。こ
の状態から、スライドバー17のリボン切換アッセンブ
リ4から突出している部分を押すと、該スライドバー1
7が移動することで、突起56が凹部57aから外れる
とともに、バネ部54aがたわみながら押圧部54cに
押されることでスライドリンク52が回転し、リボンス
ライダ43をスライドバー45から離れる方向に移動さ
せる。そして、突起56が凹部57bに嵌ると、スライ
ドバー45の移動は停止して、図9(b)に示す状態と
なる。
【0039】この図9(b)に示す状態からスライドバ
ー17の突出部分を押すと、該スライドバー17が移動
することで、突起56が凹部57bから外れるととも
に、バネ部54aがたわみながら押圧部54cに押され
ることでスライドリンク52が回転し、リボンスライダ
43をスライドバー17に引き寄せる方向に移動させ
る。そして、突起56が凹部57aに嵌ると、バネ部5
4aのたわみが解消されて、リボンスライダ43がスラ
イドバー17方向に引き寄せられ、かつ、該スライドバ
ー17の移動は停止して、図9(a)に示す状態とな
る。なお、スライドバー17を移動させる力は、該スラ
イドバー17の移動方向端部から、この移動方向に沿っ
た方向の力を加わえるので、スライドバー17の変形を
防ぎ、確実にリボンスライダ43を作動させることがで
きる。
【0040】図10はリボン切換アッセンブリ4による
リボン切換動作の説明図、図11は印字ヘッド部の動作
を示す説明図であり、印字ヘッド部1の移動によるリボ
ン切り換え動作を説明する。主制御部28が、第1のパ
ルスモータ21を制御して、印字ヘッド部1を移動させ
ると、そのときの移動方向によって、印字ヘッド部1は
右アッパーフレーム8aか左アッパーフレーム8bに突
き当たり、それ以上の移動はできなくなる。主制御部2
8は、スリットセンサ22の出力から、印字ヘッド部1
が移動できなくなったことを検知すると、第1のパルス
モータ21を制御して、印字ヘッド部1の移動を停止す
る。
【0041】スライドバー17の突出している方向に印
字ヘッド部1を移動させて、上述したように、印字ヘッ
ド部1を、移動できなくなる位置まで移動させると、ス
ライドバー17の突出している部分が右アッパーフレー
ム8aもしくは左アッパーフレーム8bに突き当たり、
さらに押し込まれた状態となる。この印字ヘッド部1が
移動できなくなる位置を、印字ヘッド部1が移動し得る
位置の中のリボン切換位置とする。このリボン切換位置
は、印字ヘッド部1の移動方向である左右両側に存在す
る。主制御部28は、印字ヘッド部1がリボン切換位置
にきたことを、上述したように、スリットセンサ22の
出力から検知することができる。
【0042】図10において、インクリボン44は、斜
線の部分が赤、白抜きの部分が黒であるとする。図10
(a)においては、ヘッドピン39の前に、インクリボ
ン44の黒の部分が来ているので、印字をすると黒い文
字が印字される。この図10(a)に示す状態を、図1
に示す状態とする。この状態から、印字ヘッド部1をス
ライドバー17の突出している方向、図1における矢印
C方向に移動させて、図11(a)に示す右リボン切換
位置まで移動させる。すると、スライドバー17の突出
している部分は右アッパーフレーム8aに突き当たり、
さらに押し込まれる。これにより、図9で説明した構成
から、リボンスライダ43が移動し、インクリボン44
はリボンスライダ43の凹部でガイドされているので、
リボンスライダ43の移動に伴ってインクリボン44も
移動する。そして、図10(a)に示す状態からスライ
ドバー17の突出している部分を完全に押し込むと、図
10(b)に示すように、ヘッドピン39の前に、イン
クリボン44の赤の部分が来て、印字をすると赤い文字
を印字できるようになる。また、スライドバー17は、
ヘッドピン39の前にインクリボン44の黒の部分が来
ていたときと反対側に突出する。
【0043】この図10(b)に示す状態から、印字ヘ
ッド部1を図1の矢印D方向に移動させて、図11
(b)に示す左リボン切換位置まで移動させる。する
と、スライドバー17の突出している部分は左アッパー
フレーム8bに突き当たり、さらに押し込まれる。これ
により、図9で説明した構成から、リボンスライダ43
が移動し、インクリボン44はリボンスライダ43の凹
部でガイドされているので、リボンスライダ43の移動
に伴ってインクリボン44も移動する。そして、図10
(b)に示す状態からスライドバー17の突出している
部分を完全に押し込むと、図10(a)に示すように、
ヘッドピン39の前に、インクリボン44の黒の部分が
来て、印字をすると黒い文字を印字できるようになる。
このように、印字ヘッド部1をリボン切換位置まで移動
させて、スライドバー17の突出している部分を右アッ
パーフレーム8aもしくは左アッパーフレーム8bに突
き当て、押し込むことで、印字色の切り換えが行える。
【0044】なお、主制御部28は、第1のパルスモー
タ21を制御する際、印字ヘッド部1の移動方向を認識
しており、図1の矢印C方向に印字ヘッド部1を移動さ
せるように、第1のパルスモータ21を制御していると
き、スリットセンサ22の出力から、印字ヘッド部1が
停止したことを検知すると、主制御部28は、印字ヘッ
ド部1が右リボン切換位置まできて印字色がここでは赤
に切り換わったと判断し、この情報を記憶部27に記憶
しておいて、現在の印字色を認識可能にしておく。同様
に、図1の矢印D方向に印字ヘッド部1を移動させるよ
うに、第1のパルスモータ21を制御しているとき、ス
リットセンサ22の出力から、印字ヘッド部1が停止し
たことを検知すると、主制御部28は、印字ヘッド部1
が左リボン切換位置まできて印字色がここでは印字色が
黒に切り換わったと判断し、この情報を記憶部27に記
憶しておいて、現在の印字色を認識可能にしておく。
【0045】また、主制御部28は、印字ヘッド部1を
リボン切換位置まで移動させた後、色の切り換えが必要
ない場合は、印字ヘッド部1をリボン切換位置まで移動
させない所定の範囲で左右に移動させるよう、第1のパ
ルスモータ21を制御する。なお、この所定の範囲は、
突出しているスライドバー17が右アッパーフレーム8
aか左アッパーフレーム8bに突き当たらない範囲の中
で決められる。
【0046】このため、記憶部27には、例えばリボン
切換位置を基準にここからリボン切換位置に入らない印
字ヘッド部1の移動量の情報を位置管理情報として記憶
しておくことで、主制御部28は印字ヘッド部1をリボ
ン切換位置まで移動させた後、これを基準位置として、
色の切り換えが必要ない場合は、記憶部27の位置管理
情報を参照して、印字ヘッド部1をリボン切換位置まで
移動させない所定の範囲で左右に移動させる制御を行
う。
【0047】そして、色の切り換えが必要のない印字時
に、印字ヘッド部1に何らかの負荷がかかる等の原因
で、第1のパルスモータ21に過電流が流れ、印字ヘッ
ド部1がリボン切換位置に入ってしまったことを該第1
のパルスモータ21の出力から検知すると、主制御部2
8は、第1のパルスモータ21を制御して、印字ヘッド
部1をリボン切換位置まで移動させて、それまでの印字
色がヘッドピン39の前にくるようにし、印字を再開す
る。
【0048】このように、リボン切換アッセンブリ4に
は印字色の切り換えのための駆動源を持つ必要がなく、
リボン切換アッセンブリ4はプラスチック等の樹脂の成
形品の組み合わせで構成するので、構造が簡単で、軽量
かつ低コストのリボンリボン切換アッセンブリ4を提供
することができる。また、印字ヘッド部1の移動量を管
理することで印字色の切り換えが行えるので、印字色切
換のための制御プログラムを開発する必要がなく、コス
ト低減につなげることができる。さらに、印字ヘッド部
1がリボン切換位置にこない限り、スライドバー17は
右アッパーフレーム8aあるいは左アッパーフレーム8
aに接触しないので、印字色の切り換えが必要ない印字
時に、その印字の途中で印字色が変わることを確実に防
止できる。
【0049】なお、図10におけるインクリボンの構成
が、赤黒反対の場合は、印字ヘッド部1の移動方向とリ
ボンの色の切り換わる関係も、反対となる。図12はガ
イドアッセンブリの構造を示す説明図で、図12(a)
は正面から見た斜視図、図12(b)は正面から見た断
面図である。なお、ガイドアッセンブリ5は、インクリ
ボン44の交換のため、後述するように開閉できる機構
を備えており、図12(a)はガイドアッセンブリ5を
開いた状態を示している。
【0050】58はハードプロテクタで、このハードプ
ロテクタ58は金属で構成する。59はこのハードプロ
テクタ58を支持するガイド部で、このガイド部59は
プラスチック等の樹脂の成形品で構成することで、ガイ
ドアッセンブリ5の軽量化とコスト低減を図る。ハード
プロテクタ58は、板ばねあるいはコイルばね等のバネ
部材60を介して、ガイド部59に取り付けられてい
る。61はガイド部59に設けられたローラ、62はハ
ードプロテクタ58に設けられたローラで、これらロー
ラにより、インクリボン44をガイドする。
【0051】ガイドアッセンブリ5を閉じた状態にあっ
ては、図12(b)に示すように、ハードプロタクタ5
8は印字ヘッド2のヘッドマウント40の基準面41に
接触する。ヘッドマウント40の高さとハードプロタク
タ58の関係は、ガイドアッセンブリ5を閉じたとき、
ハードプロタクタ58がヘッドマウント40の基準面4
1に接触し、かつバネ部材60を押し込めるようにして
あり、これにより、ハードプロタクタ58は、バネ部材
60の弾性力で、ヘッドマウント40の基準面41に確
実に押し付けられるようになっている。また、このと
き、ハードプロテクタ58は、ガイド部59から若干突
出した状態となるようにしてある。
【0052】ハードプロテクタ58は、後述するプラテ
ンギャップ調整のときにプラテン15に押圧されるが、
ハードプロテクタ58はヘッドマウント40の基準面4
1に押し付けられており、このヘッドマウント40は印
字ヘッド2に一体に形成したもので、基準面41は、ノ
ーズ38のヘッドピン39が突出する面に対して平行な
面で、ハードプロテクタ58のプラテン15側の面もノ
ーズ38のヘッドピン39が突出する面に対して平行な
面であるので、ハードプロテクタ58のプラテン15側
の面からノーズ38のヘッドピン39が突出する面まで
の寸法精度が出しやすく、製品毎のばらつきを抑えるこ
とができ、かつ、プラテン15に押圧されてもハードプ
ロテクタ58のプラテン15側の面からノーズ38のヘ
ッドピン39が突出する面までの距離が変化せず、正確
なプラテンギャップの調整が行える。
【0053】インクリボン44は、ヘッドマウント40
のリボンガイド42とローラ62にガイドされて、ノー
ズ38のヘッドピン39の前を通る。ハードプロテクタ
58には、ヘッドピン39により押されたインクリボン
44を媒体に押しつけるための窓部63が設けられてい
る。図13はガイドアッセンブリの取り付け構造を示す
説明図で、次に、ガイドアッセンブリ5の取り付け構造
を説明する。なお、図13はアッパーフレームユニット
8を開けた状態を示している。
【0054】64はキャリッジ3に設けた軸で、該キャ
リッジ3の移動方向に沿った方向に突出させてある。6
5はガイドアッセンブリ5のガイド部59に形成した爪
部で、この爪部を軸64に引っ掛けることで、ガイドア
ッセンブリ5はキャリッジ3に対して軸64を支点に回
転自在に支持される。なお、ガイドアッセンブリ5はこ
の軸64を支点に開閉可能となっているが、この軸64
をアッパーフレームユニット8の開閉の際の支点となる
メインシャフト6側に設けて、アッパーフレームユニッ
ト8の開く側と、アッパーフレームユニット8を開いた
ときのガイドアッセンブリ5の開く側を同じとして、イ
ンクリボンの交換を行いやすくしてある。
【0055】66はガイドアッセンブリ5のガイド部5
9に設けた2本の腕部、67は前記腕部66の途中に形
成した凹部である。68は前記凹部67に対応してリボ
ン切換アッセンブリ4に設けた突起である。図12
(a)および図13に示す開いている状態のガイドアッ
センブリ5を、軸64を支点に回転させながら閉じて行
くと、ガイドアッセンブリ5の凹部67がリボン切換ア
ッセンブリ4の突起68に嵌まり、これにより、ガイド
アッセンブリ5は閉じた状態を保持する。インクリボン
44の交換等でガイドアッセンブリ5を開ける場合は、
腕部66をたわませることで凹部67を突起68から外
し、軸64を支点に回転させながら図12(a)および
図13に示すような開いている状態にする。このよう
に、ガイドアッセンブリ5は、工具を用いることなく、
印字ヘッド部1に着脱できる。そして、リボン切換アッ
センブリ4も工具を用いることなく印字ヘッド2に着脱
できるので、製造工程では、着脱の手間を省きコストの
低減を図れる。また、運用時のインクリボン交換の時
に、工具を用いることなくガイドアッセンブリ5を開閉
できるので、保守作業が容易に行える。さらに、ガイド
アッセンブリ5を閉じると、ハードプロテクタ58がバ
ネ部材60によりヘッドマウント40の基準面41に押
し付けられるので、ガイドアッセンブリ5を開閉しても
印字ヘッド2のヘッドピン39の突出する面からハード
プロテクタ58のプラテン15側の面までの寸法精度は
保たれ、インクリボンの交換時等、ガイドアッセンブリ
5を開閉するとき、その都度印字ヘッド3のヘッドピン
39の突出する面からハードプロテクタ58のプラテン
側の面までの距離を調整する必要はない。
【0056】69はハードプロテクタ58に設けたリボ
ンガイドである。このリボンガイド69は、ガイドアッ
センブリ5を閉じた状態でインクリボン44の軸64に
近い方の端部側に位置する3角形状の突起である。イン
クリボン44をセットするとき、リボンスライダ43お
よびヘッドマウント40のリボンガイド42を通るよう
にインクリボン44をセットした後、ガイドアッセンブ
リ5を閉じるが、アッパーフレームユニット8を開いた
状態では、図13に示すように、インクリボン44がセ
ットされる部分は、斜めになっており、下方にずれやす
い。インクリボン44にこのようなずれがあっても、ガ
イドアッセンブリ5の閉じる動作に従いリボンガイド6
9によりインクリボン44は押し上げられ、リボンスラ
イダ43およびヘッドマウント40のリボンガイド42
を通るように案内される。これにより、インクリボン4
4の位置がずれたままガイドアッセンブリ5を閉じてし
まい、インクリボン44を挟み込んでしまうような障害
を発生を防ぐ。
【0057】閉じ忘れ防止ガイド18は、腕部66の先
端に、下端が斜めに切り落とされた斜面を形成したもの
で、印字ヘッド部1の移動方向左側に位置する腕部66
には、左側の下端を斜めに切り落とした形状の閉じ忘れ
防止ガイド18が形成され、印字ヘッド部1の移動方向
右側に位置する腕部66には、右側の下端を斜めに切り
落とした形状の閉じ忘れ防止ガイド18が形成してあ
る。
【0058】押し上げ部材19は、印字ヘッド部1を上
述したリボン切換位置まで移動させたとき、閉じ忘れ防
止ガイド18の斜面に接触する位置に設けてある。閉じ
忘れ防止ガイド18の斜面は、印字ヘッド部1の移動方
向の下端を斜めに切り落として形成してあるので、押し
上げ部材19に閉じ忘れ防止ガイド18の斜面が接触す
ると、腕部66を押し上げる力が生じる。
【0059】ガイドアッセンブリ5を閉じ忘れた状態で
アッパーフレームユニット8を閉めても、アッパーフレ
ームユニット8とガイドアッセンブリ5は開く方向が同
じなので、ある程度アッセンブリ5は閉じた状態とな
る。また、ガイドアッセンブリ5をきちんと閉じていな
い状態で、アッパーフレームユニット8を閉じてしまう
ことも考えられる。アッパーフレームユニット8を閉じ
た後、所定の操作を行ってイニシャル動作を開始させる
と、主制御部28は、まず、第2のパルスモータ23を
制御して、プラテン15の動作確認のため、該プラテン
15を上昇させる。イニシャル動作の詳細は後述する
が、プラテン15が上昇すると該プラテン15によりガ
イドアッセンブリ5のハードプロテクタ58を押圧す
る。ガイドアッセンブリ5がきちんと閉じられていない
場合、この動作で、印字ヘッド部1の移動の妨げになら
ない程度までガイドアッセンブリ5は閉じる。
【0060】プラテン15の動作確認が終わると、主制
御部28はプラテン15をホームポジション等の所定の
位置まで下げた後、第1のパルスモータ21を制御し
て、印字ヘッド部1を左右両側ともリボン切換位置まで
移動させ、初期状態として、例えば黒が印字できるよう
にインクリボン44の位置を切り換えておく。さらに、
後述するプラテンギャップ調整を行い、イニシャル動作
を終了する。
【0061】この、印字ヘッド部1を左右のリボン切換
位置まで移動させる動作で、図11に示すように、左右
の押し上げ部材19に閉じ忘れ防止ガイド18の斜面が
接触する。これにより、腕部66が押し上げられ、腕部
66に凹部67を設けてあるので、ガイドアッセンブリ
5の凹部67がリボン切換アッセンブリ4の突起68に
嵌まり、閉め忘れやきちんと閉められていなかったガイ
ドアッセンブリ5を閉じることができる。これにより、
ガイドアッセンブリ5の閉じ忘れに起因する障害の発生
を防ぐことができる。
【0062】図14はプラテンギャップ調整機構を示す
説明図である。76は接触端子20をキャリッジ3に対
して絶縁した状態で支持するための端子ホルダである。
77は接触端子20に+5Vを供給するための端子、7
8はこの端子77とキャリッジ3の間を絶縁するワッシ
ャ、79は端子77を接触端子20に固定するためのナ
ットである。80は端子ホルダ76を介して接触端子2
0をサブシャフト7方向に押し上げる力を加えているホ
ルダスプリングである。
【0063】81はスライドマウント9をサブシャフト
7に支持するブッシュ、82はスライドマウント9のブ
ッシュ81のそれぞれ内側にあって、サブシャフト7に
接触するフェルトであり、このフェルト82には油が染
み込ませてある。通常、キャリッジ3はスライドマウン
トスプリング10により押し下げられ、ベアリング11
がサブシャフト7に接している。この状態では、接触端
子20はサブシャフト7に接していない。プラテン15
を上昇させて行くと、該プラテン15がハードプロテク
タ58に直接接触するか、媒体を介して接触し、さらに
プラテン15を上昇させると、キャリッジ3はメインシ
ャフト6を支点に回転し、スラインドマウントスプリン
グ10に抗して押し上げられる。すると、ベアリング1
1はサブシャフト7から離れるとともに、接触端子20
がサブシャフト7に接触する。ホルダスプリング80を
設けておくことで、この接触時に、サブシャフト7に負
荷がかからないようにしてある。
【0064】ここで、キャリッジ3、印字ヘッド2は金
属製であり、ヘッドマウント40も金属製で、ヘッドマ
ウント40に接触させてあるハードプロテクタ58も金
属製である。これにより、ハードプロテクタ58とキャ
リッジ3は電気的に導通している。そして、キャリッジ
3を0Vを接地しておくことで、ハードプロタクタ58
を0Vとしておく。また、サブシャフト7も0Vに接地
しておく。
【0065】これに対し、プラテン15と接触端子20
は、+5Vの電圧を加えておく。図15および図16は
プラテンギャップ調整動作を示す説明図で、次に、プラ
テンギャップの調整動作を説明する。主制御部28は、
イニシャル動作で、まず、プラテン15の動作確認のた
め、第2のパルスモータ23を制御して、媒体が無い状
態でプラテン15を上昇させて行く。媒体が無い状態で
プラテン15を上昇させて行くと、図14に示す状態か
ら、図15に示すように、プラテン15はハードプロテ
クタ58に接触する。ハードプロテクタ58は0Vに接
地してあるので、この時点でプラテン15の電位は+5
Vから0Vになる。なお、ガイドアッセンブリ5がきち
んと閉じられていない場合でも、ハードプロテクタ58
はバネ部材60によりヘッドマウント40の基準面41
に押し付けられているので、プラテン15がハードプロ
テクタ58に接触すると、プラテン15の電位は+5V
から0Vになる。
【0066】主制御部28は、第1の電位検知手段25
の出力から、プラテン15の電位が0Vとなったことを
検知すると、第2のパルスモータ23を制御してプラテ
ン15の上昇を停止させ、該プラテン15をホームポジ
ションに戻す。このプラテン15の動作確認で、上述し
たように、ガイドアッセンブリ5がきちんと閉じられて
いなかった場合でも、印字ヘッド部1の移動の妨げにな
らない程度までガイドアッセンブリ5は閉じる。なお、
プラテン15の動作確認のためでなく、閉じ忘れやきち
んと閉じていないガイドアッセンブリ5を閉じるために
プラテン15を上昇させる動作をイニシャル動作に組み
入れてもよい。
【0067】次に、主制御部28は、上述したように、
第1のパルスモータ21を制御して、印字ヘッド部1を
左右のリボン切換位置に移動させ、インクリボン44の
色を初期状態として設定されている色に切り換えた後、
印字ヘッド部1をホームポジションに移動させる。この
印字ヘッド部1を左右のリボン切換位置まで移動させる
動作で、上述したように、左右の押し上げ部材19に閉
じ忘れ防止ガイド18の斜面が接触し、腕部66を押し
上げるので、ガイドアッセンブリ5がきちんと閉じられ
ておらず、該ガイドアッセンブリ5の凹部67がリボン
切換アッセンブリ4の突起68に嵌まっていなくとも、
この動作で凹部67が突起68に嵌まり、閉じ忘れやき
ちんと閉められていなかったガイドアッセンブリ5を閉
じることができる。
【0068】次に、主制御部28は、プラテンギャップ
調整のため、第2のパルスモータ23を制御して、媒体
が無い状態でプラテン15を上昇させて行く。媒体が無
い状態でプラテン15を上昇させて行くと、図14に示
す状態から、図15に示すように、プラテン15はハー
ドプロテクタ58に接触する。ハードプロテクタ58は
0Vに接地してあるので、この時点でプラテン15の電
位は+5Vから0Vになる。なお、プラテンギャップ調
整時は、ガイドアッセンブリ5はきちんと閉じているの
で、プラテン15がハードプロテクタ58に接触したこ
とを、電位の変化から確実に検知できる。
【0069】主制御部28は、第1の電位検知手段25
の出力から、プラテン15の電位が0Vとなったことを
検知すると、第2のパルスモータ23を制御してプラテ
ン15をさらに上昇させながら、該第2のパルスモータ
23の出力から、プラテン15の電位が0Vとなったと
きからのプラテン15の移動量を計測する。プラテン1
5がハードプロテクタ58に接触した後、さらにプラテ
ン15を上昇させて行くと、キャリッジ3はメインシャ
フト6を支点に回転し、スラインドマウントスプリング
10に抗して押し上げられる。すると、図16に示すよ
うに、ベアリング11はサブシャフト7から離れるとと
もに、接触端子20がサブシャフト7に接触する。サブ
シャフト7は0Vに接地してあるので、この時点で接触
端子20の電位は+5Vから0Vになる。
【0070】主制御部28は、第2の電位検知手段26
の出力から、接触端子20の電位が0Vとなったことを
検知すると、第2のパルスモータ23を制御してプラテ
ン15の上昇を停止させるとともに、該第2のパルスモ
ータ23の出力から、プラテン15の電位が0Vとなっ
たときから接触端子20の電位が0Vとなるまでのプラ
テン15の移動量を求め、記憶部27に記憶しておく。
この移動量は、接触端子20の上端からサブシャフト7
までの距離Eとなる。
【0071】そして、主制御部28は第2の電位検知手
段の出力から接触端子20の電位が+5Vから0Vに変
化したことを検知するとすると、第2のパルスモータ2
3を制御して、プラテン15の上昇を停止し、ホームポ
ジションに戻して、イニシャル動作を終了する。媒体へ
の印字時は、主制御部28は、図5で説明した搬送フィ
ードローラ35aを駆動するモータ等を制御して、媒体
を所定のプラテンギャップ調整位置まで搬送する。この
搬送動作により、プラテン15上に、媒体のプラテンギ
ャップ調整位置がくる。
【0072】次に、主制御部28は第2のパルスモータ
23を制御して、プラテン15を上昇させて行く。媒体
が有る状態で、プラテン15を上昇させて行くと、媒体
がハードプロテクタ58に接触する。媒体は絶縁部材な
ので、プラテン15の電位は+5Vのままで変化はな
い。媒体がハードプロテクタ58に接触した後、さらに
プラテン15を上昇させて行くと、キャリッジ3はメイ
ンシャフト6を支点に回転し、スラインドマウントスプ
リング10に抗して押し上げられる。すると、ベアリン
グ11はサブシャフト7から離れるとともに、接触端子
20がサブシャフト7に接触する。サブシャフト7は0
Vに接地してあるので、この時点で接触端子20の電位
は+5Vから0Vになる。
【0073】主制御部28は、第2の電位検知手段26
の出力から、接触端子20の電位が0Vとなったことを
検知すると、第2のパルスモータ23を制御してプラテ
ン15の上昇を停止させるとともに、イニシャル動作時
に記憶部27に記憶しておいた、プラテン15の電位が
0Vとなったときから接触端子20の電位が0Vとなる
までのプラテン15の移動量分、プラテン15を下降さ
せる。これにより、プラテン15は接触端子20の上端
からサブシャフト7までの距離分下降し、ちょうど媒体
がハードプロテクタ58に接触する高さとなる。そし
て、この位置からさらにあらかじめ決められている所定
のギャップ分、プラテン15を下降させれば、媒体とハ
ードプロテクタ58の間に、所定のプラテンギャップが
形成される。以後、主制御部28は、第1のパルスモー
タ21を制御して、印字ヘッド部1を移動させながら、
印字を行って行く。そして、印字色の切り換えが必要な
場合は、印字ヘッド部1を切り換える色に応じて左右い
ずれかのリボン切換位置まで搬送して、色を切り換えた
後、印字を行う。
【0074】なお、サブシャフト7に接触端子20を接
触させることとしたのは、スライドマウント9にフェル
ト82を設けることで、印字等の通常の動作で印字ヘッ
ド部1を移動させると、フェルト82がサブシャフト7
の表面を清掃して、汚れやゴミ等の付着物を除去するこ
とができ、常時サブシャフト7をきれいにしておくこと
ができるためであり、このため、接触端子20がサブシ
ャフト7に接触したとき、電気的導通が悪く、接触を検
知できないということがない。
【0075】従来、上述したプラテンギャップの形成
は、プラテンを上下動させるパルスモータにスリットデ
ィスクを設け、媒体が有る状態でプラテンを上昇させた
とき、スリットディスクのスリットを検知するスリット
センサの出力から、プラテンが上昇できなくなったこと
を検知すると、媒体が印字ヘッド部のガイド部材に接触
したものとして、そこから所定量プラテンを下降させ、
プラテンギャップを形成していた。しかしながら、この
方式であると、媒体が印字ヘッド部のガイド部材に接触
してから、プラテンの上昇を停止させるまでのタイムラ
グがあり、キャリッジを支持するシャフトにたわみが発
生して、正確なプラテンギャップを得ることが難しかっ
た。
【0076】そこで、接触端子20を用いて電気的接続
の有無を検知する方式としたことで、単価の安い部品の
組み合わせで構成することができ、コストを低減できる
とともに、電気的接続の有無を検知すればよいので応答
性がよく、正確な検知が行えることから、プラテンギャ
ップの精度を高めることが可能となる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、印字ヘ
ッド部のヘッドピンの位置に対して、インクリボンを幅
方向に移動させ、印字色を切り換える切換機構として、
印字ヘッド部の移動方向に沿った方向に移動可能に設け
たスライド部材と、印字ヘッド部のヘッドピンの前のイ
ンクリボンを幅方向に移動させるリボンガイド部材と、
前記スライド部材の移動をリボンガイド部材の移動に変
換するリンク部材を印字ヘッド部に備え、印字ヘッド部
の移動方向端部まで該印字ヘッド部を移動させると、前
記スライド部材に接触して印字ヘッド部の移動によりス
ライド部材を移動させる突き当て部材を印字ヘッド部の
移動方向両端に備え、印字ヘッド部の移動量を管理し
て、印字色を切り換えるときは、スライド部材が突き当
て部材に接触して移動する位置まで印字ヘッド部を移動
させ、印字色を切り換えないときは、スライド部材が突
き当て部材に接触しない範囲で印字ヘッド部を移動させ
ることとしたので、印字ヘッド部の移動で印字色の切り
換えが行える。
【0078】したがって、印字色切り換えのための駆動
源が印字ヘッド部に不要となり、印字ヘッド部の構造を
簡素化して、コストを低減することができる。また、印
字ヘッド部の軽量化が図れるので、印字ヘッド部の移動
速度を上げることができ、処理の高速化が図れる。さら
に、スライド部材が突き当て部材に接触して移動する位
置まで印字ヘッド部を移動させないと、印字色は切り換
わらないので、印字途中で印字色が変わることを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の媒体印字装置の実施の形態の一例を示
す要部正面図
【図2】図1のA−A線矢視図
【図3】通帳伝票プリンタの制御ブロック図
【図4】通帳伝票プリンタの外観斜視図
【図5】通帳伝票プリンタの概略構成図
【図6】印字ヘッドの構造を示す説明図
【図7】リボン切換アッセンブリの説明図
【図8】リボン切換アッセンブリの取り付け構造を示す
断面図
【図9】リボン切換アッセンブリの内部構造を示す説明
【図10】リボン切換動作の説明図
【図11】印字ヘッド部の動作を示す説明図
【図12】ガイドアッセンブリの構造を示す説明図
【図13】ガイドアッセンブリの取付構造を示す説明図
【図14】プラテンギャップ調整機構を示す説明図
【図15】プラテンギャップ調整動作を示す説明図
【図16】プラテンギャップ調整動作を示す説明図
【符号の説明】
1 印字ヘッド部 4 リボン切換アッセンブリ 8a 右アッパーフレーム 8b 左アッパーフレーム 17 スライドバー
フロントページの続き (72)発明者 須藤 信行 群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖 情報システムズ内 (72)発明者 井形 和也 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 2C068 AA01 AA04 AA17 AA23 BD22 KK02 3E040 AA06 AA07 DA06 FK04 FK05 FK06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッド部を移動させながら印字を行
    う媒体印字装置において、 印字ヘッド部を、その移動方向の端部まで移動させる
    と、この印字ヘッド部の移動により押されてインクリボ
    ンの位置を切り換える切換機構を設けて、印字ヘッド部
    を、その移動方向の端部まで移動させて印字色を切り換
    えることを特徴とする媒体印字装置。
  2. 【請求項2】 印字ヘッド部の移動方向に沿ってインク
    リボンを送りながら印字を行う媒体印字装置で、インク
    リボンとして、その幅方向に、2色のインク部分を並べ
    て配置したインクリボンを用い、 印字ヘッド部のヘッドピンの位置に対して、インクリボ
    ンを幅方向に移動させ、印字色を切り換える切換機構を
    備えた媒体印字装置において、 前記切換機構は、印字ヘッド部の移動方向に沿った方向
    に移動可能に設けたスライド部材と、 印字ヘッド部のヘッドピンの前のインクリボンを幅方向
    に移動させるリボンガイド部材と、 前記スライド部材の移動をリボンガイド部材の移動に変
    換するリンク部材を印字ヘッド部に備え、 印字ヘッド部の移動方向端部まで該印字ヘッド部を移動
    させると、前記スライド部材に接触して印字ヘッド部の
    移動によりスライド部材を移動させる突き当て部材を印
    字ヘッド部の移動方向両端に備えたことを特徴とする媒
    体印字装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 印字ヘッド部の移動量を管理して、印字色を切り換える
    ときは、スライド部材が突き当て部材に接触して移動す
    る位置まで印字ヘッド部を移動させ、印字色を切り換え
    ないときは、スライド部材が突き当て部材に接触しない
    範囲で印字ヘッド部を移動させる制御手段を備えたこと
    を特徴とする媒体印字装置。
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