JP2000280768A - 走行車両の操向駆動装置 - Google Patents
走行車両の操向駆動装置Info
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- Motor Power Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 二つのハイドロスタティックトランスミッシ
ョン(以下HST)を連結して、一方は走行用、他方は
ステアリング用として、左右一対の車軸を駆動しかつ操
向できるようにした構成の走行車両の操向駆動装置にお
いて、装置のコンパクト化を図る。 【解決手段】 可変容積型の油圧ポンプ52と定容積型
又は可変容積型の油圧モータ53とからなる走行駆動H
ST21と、可変容積型の油圧ポンプ71と定容積型又
は可変容積型の油圧モータ72とからなるステアリング
HST22と、走行用及びステアリング用の差動装置5
を有し、それぞれの油圧ポンプ52・71の入力軸25
・26は独立にエンジンの出力軸に連動連結された構成
であって、一つのハウジング23内に上記両HST21
・22を収納した構成とした。
ョン(以下HST)を連結して、一方は走行用、他方は
ステアリング用として、左右一対の車軸を駆動しかつ操
向できるようにした構成の走行車両の操向駆動装置にお
いて、装置のコンパクト化を図る。 【解決手段】 可変容積型の油圧ポンプ52と定容積型
又は可変容積型の油圧モータ53とからなる走行駆動H
ST21と、可変容積型の油圧ポンプ71と定容積型又
は可変容積型の油圧モータ72とからなるステアリング
HST22と、走行用及びステアリング用の差動装置5
を有し、それぞれの油圧ポンプ52・71の入力軸25
・26は独立にエンジンの出力軸に連動連結された構成
であって、一つのハウジング23内に上記両HST21
・22を収納した構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二つのハイドロス
タティックトランスミッション(以下「HST」と略
す。)を配置して、一方は走行用、他方はステアリング
(操向)用として、左右一対の車軸を駆動しかつ操向で
きるようにした構成の走行車両の操向駆動装置におい
て、装置のコンパクト化を図るための技術に関する。
タティックトランスミッション(以下「HST」と略
す。)を配置して、一方は走行用、他方はステアリング
(操向)用として、左右一対の車軸を駆動しかつ操向で
きるようにした構成の走行車両の操向駆動装置におい
て、装置のコンパクト化を図るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、二つのHSTを左右に配置し
て、それぞれのHST式変速装置から車軸を両側方に突
出して、両車軸の端部に車輪を固定し、前記HST式変
速装置の斜板の角度を変更して、左右の車輪を駆動する
ようにした技術が公知となっている。例えば、米国特許
第4782650の技術である。該技術において、直進
走行する場合には左右のHSTの走行速度を同じとし、
旋回する場合は左右の車輪の走行速度が異なるようにし
ていた。
て、それぞれのHST式変速装置から車軸を両側方に突
出して、両車軸の端部に車輪を固定し、前記HST式変
速装置の斜板の角度を変更して、左右の車輪を駆動する
ようにした技術が公知となっている。例えば、米国特許
第4782650の技術である。該技術において、直進
走行する場合には左右のHSTの走行速度を同じとし、
旋回する場合は左右の車輪の走行速度が異なるようにし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の操向駆動装置を具備した走行車両は、左右のHS
T式変速装置の出力回転をまったく一致させないと、正
確に直進することができず、従って出荷時の調整に手間
がかかっていた。また、油圧ポンプや油圧モータの容積
効率に差があると、左右いずれに旋回するかで旋回フィ
ーリングが異なることとなって、大変操縦しにくいもの
となっていたのである。また、旋回しながら作業する場
合は、上記のような従来の走行車両は旋回半径が大き
く、例えば、この技術をモアトラクタに適用した場合に
おいて、木立の周りの芝刈り等を行うときは、同じ位置
を何度も走行して作業する必要があって、作業効率が悪
くなっていたのである。
従来の操向駆動装置を具備した走行車両は、左右のHS
T式変速装置の出力回転をまったく一致させないと、正
確に直進することができず、従って出荷時の調整に手間
がかかっていた。また、油圧ポンプや油圧モータの容積
効率に差があると、左右いずれに旋回するかで旋回フィ
ーリングが異なることとなって、大変操縦しにくいもの
となっていたのである。また、旋回しながら作業する場
合は、上記のような従来の走行車両は旋回半径が大き
く、例えば、この技術をモアトラクタに適用した場合に
おいて、木立の周りの芝刈り等を行うときは、同じ位置
を何度も走行して作業する必要があって、作業効率が悪
くなっていたのである。
【0004】また、同時に、よりコンパクト性が高い操
向駆動装置の技術も要望されていたのである。
向駆動装置の技術も要望されていたのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。請求項1においては、可変容積型
の油圧ポンプと定容積型又は可変容積型の油圧モータと
からなる走行駆動HSTと、可変容積型の油圧ポンプと
定容積型又は可変容積型の油圧モータとからなるステア
リングHSTと、走行用及びステアリング用の差動装置
とを有し、それぞれの油圧ポンプの入力軸は独立にエン
ジンの出力軸に連動連結された構成であって、一つのハ
ウジング内に上記両HSTを収納したものである。
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。請求項1においては、可変容積型
の油圧ポンプと定容積型又は可変容積型の油圧モータと
からなる走行駆動HSTと、可変容積型の油圧ポンプと
定容積型又は可変容積型の油圧モータとからなるステア
リングHSTと、走行用及びステアリング用の差動装置
とを有し、それぞれの油圧ポンプの入力軸は独立にエン
ジンの出力軸に連動連結された構成であって、一つのハ
ウジング内に上記両HSTを収納したものである。
【0006】請求項2においては、請求項1記載の走行
車両の操向駆動装置において、上記差動装置を遊星歯車
装置としたものである。
車両の操向駆動装置において、上記差動装置を遊星歯車
装置としたものである。
【0007】請求項3においては、可変容積型の油圧ポ
ンプと定容積型又は可変容積型の油圧モータとからなる
走行駆動HSTと、可変容積型の油圧ポンプと定容積型
又は可変容積型の油圧モータとからなるステアリングH
STと、走行用及びステアリング用の差動装置とを有
し、それぞれの油圧ポンプの入力軸は独立にエンジンの
出力軸に連動連結された構成であって、一つのハウジン
グ内に上記両HSTを収納し、上記走行駆動HSTの平
面視左右いずれか一側に上記差動装置を配置したもので
ある。
ンプと定容積型又は可変容積型の油圧モータとからなる
走行駆動HSTと、可変容積型の油圧ポンプと定容積型
又は可変容積型の油圧モータとからなるステアリングH
STと、走行用及びステアリング用の差動装置とを有
し、それぞれの油圧ポンプの入力軸は独立にエンジンの
出力軸に連動連結された構成であって、一つのハウジン
グ内に上記両HSTを収納し、上記走行駆動HSTの平
面視左右いずれか一側に上記差動装置を配置したもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の操向駆動装置を具備するモアトラク
タの全体的な構成を示した側面図、図2はモアトラクタ
の第一変形例を示した側面図、図3はモアトラクタの第
二変形例を示した側面図である。
る。図1は本発明の操向駆動装置を具備するモアトラク
タの全体的な構成を示した側面図、図2はモアトラクタ
の第一変形例を示した側面図、図3はモアトラクタの第
二変形例を示した側面図である。
【0009】最初に、本発明をモアトラクタに適用した
実施例の全体構成について説明する。即ち、このモアト
ラクタ1は、車両シャーシ12の前部上にフロントコラ
ム13が立設され、該フロントコラム13上にステアリ
ング操作手段たるステアリングハンドル14が突設され
る。該フロントコラム13の側部には変速操作手段とし
ての変速ペダル15と図略のブレーキペダルが配置され
る。
実施例の全体構成について説明する。即ち、このモアト
ラクタ1は、車両シャーシ12の前部上にフロントコラ
ム13が立設され、該フロントコラム13上にステアリ
ング操作手段たるステアリングハンドル14が突設され
る。該フロントコラム13の側部には変速操作手段とし
ての変速ペダル15と図略のブレーキペダルが配置され
る。
【0010】上記変速ペダル15は、中途部を枢支され
たシーソー式とし、前後二つの踏面部を有し、前側を踏
むと前進し、後側を踏むと後進するようにし、また、そ
の踏み込み量に応じて増速できるようにしている。そし
て該変速ペダル15には、該ペダル15を中立(停止)
位置に付勢するための図略の戻しバネが介装される。
たシーソー式とし、前後二つの踏面部を有し、前側を踏
むと前進し、後側を踏むと後進するようにし、また、そ
の踏み込み量に応じて増速できるようにしている。そし
て該変速ペダル15には、該ペダル15を中立(停止)
位置に付勢するための図略の戻しバネが介装される。
【0011】該シャーシ12の前下部の左右両側には、
従動前輪としてキャスター輪16を一つずつ配設してい
る。本実施例ではこのキャスター輪16は左右に一つず
つ配設する構成としているが、前部中央に一つのみ配置
する構成としてもよいし、三つ以上配設してもよい。
従動前輪としてキャスター輪16を一つずつ配設してい
る。本実施例ではこのキャスター輪16は左右に一つず
つ配設する構成としているが、前部中央に一つのみ配置
する構成としてもよいし、三つ以上配設してもよい。
【0012】該シャーシ12前部上にはエンジン11が
配置されて、該エンジン11はボンネットで覆われる。
該シャーシ12の後部上方には座席17が配置され、該
シャーシ12の中途部下方にはモア9が配置される。該
モア9は機体1の前後略中央に位置させていわゆるミッ
ドマウント式としており、少なくとも一の回転刃を内蔵
したケース19を具備し、図略の伝動軸やプーリー・ベ
ルト等を介して、上記エンジン11の動力にて駆動され
る。また、該モア9は、リンク機構を介して昇降可能と
している。
配置されて、該エンジン11はボンネットで覆われる。
該シャーシ12の後部上方には座席17が配置され、該
シャーシ12の中途部下方にはモア9が配置される。該
モア9は機体1の前後略中央に位置させていわゆるミッ
ドマウント式としており、少なくとも一の回転刃を内蔵
したケース19を具備し、図略の伝動軸やプーリー・ベ
ルト等を介して、上記エンジン11の動力にて駆動され
る。また、該モア9は、リンク機構を介して昇降可能と
している。
【0013】エンジン11は出力軸11aが鉛直下方に
突出するバーチカル型としており、図略のプーリー・ベ
ルト等を介して、シャーシ後部に配置される操向駆動装
置2に動力を伝達している。該操向駆動装置2は機体1
左右に配置される走行駆動輪43・43を左右一対の車
軸40・40を介して駆動する。走行駆動輪43・43
はシャーシ後部に支持する構成として、いわゆるリア駆
動方式としている。
突出するバーチカル型としており、図略のプーリー・ベ
ルト等を介して、シャーシ後部に配置される操向駆動装
置2に動力を伝達している。該操向駆動装置2は機体1
左右に配置される走行駆動輪43・43を左右一対の車
軸40・40を介して駆動する。走行駆動輪43・43
はシャーシ後部に支持する構成として、いわゆるリア駆
動方式としている。
【0014】但し、以上の走行車両の構成は一例であっ
て、これに限定するものではない。例えば、図2に示す
第一変形例のモアトラクタのように構成することもでき
る。この第一変形例に係るモアトラクタ1aについて説
明する。即ち、このモアトラクタ1aは、車両シャーシ
12' の前部上にステップ12sを前方に突出するよう
に設け、該ステップ12sの前部上にはフロントコラム
13が立設され、該フロントコラム13上にステアリン
グハンドル14が突設される。該フロントコラム13の
側部には変速ペダル15とブレーキペダルが配置され
る。上記ステアリングハンドル14・変速ペダル15の
構成は、図1に示すモアトラクタ1のそれと同様であ
る。該シャーシ12' の後下部には、従動後輪としてキ
ャスター輪16を左右一ずつ配設している。
て、これに限定するものではない。例えば、図2に示す
第一変形例のモアトラクタのように構成することもでき
る。この第一変形例に係るモアトラクタ1aについて説
明する。即ち、このモアトラクタ1aは、車両シャーシ
12' の前部上にステップ12sを前方に突出するよう
に設け、該ステップ12sの前部上にはフロントコラム
13が立設され、該フロントコラム13上にステアリン
グハンドル14が突設される。該フロントコラム13の
側部には変速ペダル15とブレーキペダルが配置され
る。上記ステアリングハンドル14・変速ペダル15の
構成は、図1に示すモアトラクタ1のそれと同様であ
る。該シャーシ12' の後下部には、従動後輪としてキ
ャスター輪16を左右一ずつ配設している。
【0015】該シャーシ12' 後部上にはエンジン11
が配置されて、該エンジン11はボンネットで覆われ
る。該シャーシ12' の中途部下方にはモア9が配置さ
れ、該モア9はシャーシ12' 前後略中央(走行駆動輪
43・43より後方)に位置させていわゆるミッドマウ
ント式としている。該モア9の構成は、上述の図1に示
すモアトラクタ1のそれと同様である。エンジン11は
出力軸11aが鉛直下方に突出するバーチカル型として
おり、図略のプーリー・ベルト等を介して、シャーシ1
2' 前部に配置される操向駆動装置2に動力を伝達して
いる。該操向駆動装置2は機体1a左右に配置される走
行駆動輪43・43を車軸40・40を介して駆動す
る。走行駆動輪43・43はシャーシ前部に支持する構
成として、いわゆるフロント駆動方式としている。
が配置されて、該エンジン11はボンネットで覆われ
る。該シャーシ12' の中途部下方にはモア9が配置さ
れ、該モア9はシャーシ12' 前後略中央(走行駆動輪
43・43より後方)に位置させていわゆるミッドマウ
ント式としている。該モア9の構成は、上述の図1に示
すモアトラクタ1のそれと同様である。エンジン11は
出力軸11aが鉛直下方に突出するバーチカル型として
おり、図略のプーリー・ベルト等を介して、シャーシ1
2' 前部に配置される操向駆動装置2に動力を伝達して
いる。該操向駆動装置2は機体1a左右に配置される走
行駆動輪43・43を車軸40・40を介して駆動す
る。走行駆動輪43・43はシャーシ前部に支持する構
成として、いわゆるフロント駆動方式としている。
【0016】また、以下に示すような第二変形例のモア
トラクタとすることもできる。即ち、図3に示すこのモ
アトラクタ1bは、モア9の配置のみが前述の第一変形
例に係るモアトラクタ1aと異なるものであって、モア
9はシャーシ12' の前方(走行駆動輪43・43より
前方)に配置する、いわゆるフロントマウント方式とし
ているのである。
トラクタとすることもできる。即ち、図3に示すこのモ
アトラクタ1bは、モア9の配置のみが前述の第一変形
例に係るモアトラクタ1aと異なるものであって、モア
9はシャーシ12' の前方(走行駆動輪43・43より
前方)に配置する、いわゆるフロントマウント方式とし
ているのである。
【0017】次に、以上のモアトラクタに具備される操
向駆動装置2の構成について、説明する。図4は本発明
の操向駆動装置(インディペンデント型)において、上
側ハウジングを取り外した様子を示した平面図一部断面
図、図5は操向駆動装置(インディペンデント型)のハ
ウジング内部の様子を示す底面図である。図6は図4に
おけるA−A断面矢視図、図7は図4におけるB−B断
面矢視図、図8は図4におけるC−C断面矢視図であ
る。図9は操向駆動装置(インディペンデント型)のハ
ウジング内部の様子を上方から見た斜視図、図10は操
向駆動装置(インディペンデント型)のハウジング内部
の様子を底面側から見た斜視図である。図11は本発明
の操向駆動装置(インディペンデント型)のスケルトン
図である。
向駆動装置2の構成について、説明する。図4は本発明
の操向駆動装置(インディペンデント型)において、上
側ハウジングを取り外した様子を示した平面図一部断面
図、図5は操向駆動装置(インディペンデント型)のハ
ウジング内部の様子を示す底面図である。図6は図4に
おけるA−A断面矢視図、図7は図4におけるB−B断
面矢視図、図8は図4におけるC−C断面矢視図であ
る。図9は操向駆動装置(インディペンデント型)のハ
ウジング内部の様子を上方から見た斜視図、図10は操
向駆動装置(インディペンデント型)のハウジング内部
の様子を底面側から見た斜視図である。図11は本発明
の操向駆動装置(インディペンデント型)のスケルトン
図である。
【0018】即ちこの操向駆動装置2は、一つのハウジ
ング23内に機体を前後進させるための走行駆動HST
21と機体を旋回させるためのステアリングHST22
と、遊星歯車装置により構成される差動装置5と、左右
一対の車軸40L・40R、及びこれらを相互に連結す
るドライブトレーンとが配置される構成としている。
ング23内に機体を前後進させるための走行駆動HST
21と機体を旋回させるためのステアリングHST22
と、遊星歯車装置により構成される差動装置5と、左右
一対の車軸40L・40R、及びこれらを相互に連結す
るドライブトレーンとが配置される構成としている。
【0019】図5・図9に示すように、該ハウジング2
3内には一つのセンタセクション51が、ハウジング2
3の一側側壁に沿うように平面視右側に配置され、更に
もう一つのセンタセクション75が、該ハウジング23
の後部壁に沿うよう、前記一のセンタセクション51に
垂直に配置される(ただし、図5・図9においてはハウ
ジングは図略)。両センタセクション51・75は、と
もにフラット(平板)型のセンタセクションとしてい
る。
3内には一つのセンタセクション51が、ハウジング2
3の一側側壁に沿うように平面視右側に配置され、更に
もう一つのセンタセクション75が、該ハウジング23
の後部壁に沿うよう、前記一のセンタセクション51に
垂直に配置される(ただし、図5・図9においてはハウ
ジングは図略)。両センタセクション51・75は、と
もにフラット(平板)型のセンタセクションとしてい
る。
【0020】該センタセクション51・75はともに水
平に配置され、一のセンタセクション51上に走行駆動
HST21の油圧ポンプ52及び油圧モータ53が、該
センタセクション51に垂直、即ち鉛直な回転軸線をも
つように配置され、他のセンタセクション75上にステ
アリングHST22の油圧ポンプ71及び油圧モータ7
2が、該センタセクション75に垂直な回転軸線をもつ
ように配置される。尚、走行駆動HST21はハウジン
グ23の一側側壁に沿うように前記一のセンタセクショ
ン51上に配置され、ステアリングHST22はハウジ
ング23の後部壁に沿うように、前記他のセンタセクシ
ョン75上に配置される。
平に配置され、一のセンタセクション51上に走行駆動
HST21の油圧ポンプ52及び油圧モータ53が、該
センタセクション51に垂直、即ち鉛直な回転軸線をも
つように配置され、他のセンタセクション75上にステ
アリングHST22の油圧ポンプ71及び油圧モータ7
2が、該センタセクション75に垂直な回転軸線をもつ
ように配置される。尚、走行駆動HST21はハウジン
グ23の一側側壁に沿うように前記一のセンタセクショ
ン51上に配置され、ステアリングHST22はハウジ
ング23の後部壁に沿うように、前記他のセンタセクシ
ョン75上に配置される。
【0021】また、両HST21・22を構成する二対
の油圧ポンプと油圧モータ(52・53、71・72)
は該二つのセンタセクション51・75上面にそれぞれ
付設される構成とする一方、該二つセンタセクション5
1・75の下方には、両HST21・22の油圧モータ
53・72のモータ軸54・77を差動装置5に連動連
結するための歯車列等からなるドライブトレーンが配置
される。
の油圧ポンプと油圧モータ(52・53、71・72)
は該二つのセンタセクション51・75上面にそれぞれ
付設される構成とする一方、該二つセンタセクション5
1・75の下方には、両HST21・22の油圧モータ
53・72のモータ軸54・77を差動装置5に連動連
結するための歯車列等からなるドライブトレーンが配置
される。
【0022】走行駆動HST21の油圧ポンプ52のポ
ンプ軸25はハウジング23上方に突出され入力軸を兼
ねることとし、該入力軸25の突出部分には入力プーリ
ー27が配置され(図6)、該入力プーリー27には図
略のベルトが巻回され、エンジン11の出力軸11aに
固定される図略の出力プーリーと図11の如く連動連結
される。また、該入力軸25のハウジング23上方突出
部分には冷却のためのファン42が固設される(図
6)。
ンプ軸25はハウジング23上方に突出され入力軸を兼
ねることとし、該入力軸25の突出部分には入力プーリ
ー27が配置され(図6)、該入力プーリー27には図
略のベルトが巻回され、エンジン11の出力軸11aに
固定される図略の出力プーリーと図11の如く連動連結
される。また、該入力軸25のハウジング23上方突出
部分には冷却のためのファン42が固設される(図
6)。
【0023】また、この入力軸25はセンタセクション
51を貫通して下方に突出され、センタセクション51
下面に付設されたチャージポンプ300に動力を伝達し
ており、該チャージポンプ300を入力軸25を介して
駆動することにより、油溜まり兼用のハウジング23内
の作動油をストレーナ306を介して吸入し、図略のチ
ェックバルブを介してセンタセクション51内の油路5
1aに圧送する構成としている。更に、チャージポンプ
300の吐出ポートから吐出された作動油は、ハウジン
グ23外部の経路を経由して、図略のチェックバルブか
らセンタセクション75内の油路75に圧送される構成
としている。以上により、両HST21・22内部の作
動油の漏れを補償できる構成としているのである。ただ
し、これは一例であって、例えばチャージポンプをエン
ジン11の出力軸に設ける構成としても差し支えない。
51を貫通して下方に突出され、センタセクション51
下面に付設されたチャージポンプ300に動力を伝達し
ており、該チャージポンプ300を入力軸25を介して
駆動することにより、油溜まり兼用のハウジング23内
の作動油をストレーナ306を介して吸入し、図略のチ
ェックバルブを介してセンタセクション51内の油路5
1aに圧送する構成としている。更に、チャージポンプ
300の吐出ポートから吐出された作動油は、ハウジン
グ23外部の経路を経由して、図略のチェックバルブか
らセンタセクション75内の油路75に圧送される構成
としている。以上により、両HST21・22内部の作
動油の漏れを補償できる構成としているのである。ただ
し、これは一例であって、例えばチャージポンプをエン
ジン11の出力軸に設ける構成としても差し支えない。
【0024】前記ハウジング23は、上下の半部23t
・23bを水平面で平坦な周囲の接合面で互いに接合す
ることにより構成され、該接合面において後述の軸10
5と走行伝動軸93が軸受されている(図6乃至図
8)。一方、車軸40L・40Rは、該接合面より上方
に偏位させて回転自在に支持している(図6・図7)。
・23bを水平面で平坦な周囲の接合面で互いに接合す
ることにより構成され、該接合面において後述の軸10
5と走行伝動軸93が軸受されている(図6乃至図
8)。一方、車軸40L・40Rは、該接合面より上方
に偏位させて回転自在に支持している(図6・図7)。
【0025】そして、図4及び図5に示すように、前記
車軸40L・40Rの各々は上記の差動装置5によって
差動的に結合され、その両端がハウジング23の左右外
側方へ突出されている。該差動装置5は、平面視におい
て前記一のセンタセクション51と反対側の側部であっ
て、また、前記他のセンタセクション75の前方側に配
置されることとしている。
車軸40L・40Rの各々は上記の差動装置5によって
差動的に結合され、その両端がハウジング23の左右外
側方へ突出されている。該差動装置5は、平面視におい
て前記一のセンタセクション51と反対側の側部であっ
て、また、前記他のセンタセクション75の前方側に配
置されることとしている。
【0026】次に、機体を前後進駆動させるための走行
駆動HST21について詳述する。この走行駆動HST
21は一対の油圧ポンプ52と油圧モータ53を有して
いる。油圧ポンプ52は前記一のセンタセクション51
上面にポンプ付設面が形成され、その中央に前記ポンプ
軸となる入力軸25が垂直方向に支持されて、図6に示
すように該入力軸25にシリンダブロック44を嵌合し
てポンプ付設面上に回転摺動自在に配置している。該シ
リンダブロック44内には図略の付勢バネを介して複数
のピストン45・45・・・を往復動自在に嵌合し、該
ピストン45・45・・・の頭部には可動斜板57が当
接されている。この可動斜板57を傾動操作すること
で、油圧ポンプ52からの油の吐出量及び吐出方向を変
更できるようにしている。
駆動HST21について詳述する。この走行駆動HST
21は一対の油圧ポンプ52と油圧モータ53を有して
いる。油圧ポンプ52は前記一のセンタセクション51
上面にポンプ付設面が形成され、その中央に前記ポンプ
軸となる入力軸25が垂直方向に支持されて、図6に示
すように該入力軸25にシリンダブロック44を嵌合し
てポンプ付設面上に回転摺動自在に配置している。該シ
リンダブロック44内には図略の付勢バネを介して複数
のピストン45・45・・・を往復動自在に嵌合し、該
ピストン45・45・・・の頭部には可動斜板57が当
接されている。この可動斜板57を傾動操作すること
で、油圧ポンプ52からの油の吐出量及び吐出方向を変
更できるようにしている。
【0027】この可動斜板57を傾動操作するために、
ハウジング23の側壁には車軸40と平行にコントロー
ル軸59が支持され、該コントロール軸59のハウジン
グ23内の部分には図略の中立戻しバネが外嵌されて可
動斜板57を中立位置となるように付勢し、中立位置の
調整もできるようにしている。ハウジング23外のコン
トロール軸59上にはコントロールアーム60を固設し
(図4・図9・図10)、該コントロールアーム60は
リンク機構等を介してレバーやペダル等の変速操作手
段、本実施例では前記変速ペダル15と連結している。
ハウジング23の側壁には車軸40と平行にコントロー
ル軸59が支持され、該コントロール軸59のハウジン
グ23内の部分には図略の中立戻しバネが外嵌されて可
動斜板57を中立位置となるように付勢し、中立位置の
調整もできるようにしている。ハウジング23外のコン
トロール軸59上にはコントロールアーム60を固設し
(図4・図9・図10)、該コントロールアーム60は
リンク機構等を介してレバーやペダル等の変速操作手
段、本実施例では前記変速ペダル15と連結している。
【0028】以上のように構成することにより、変速ペ
ダル15を回動することによってコントロールアーム6
0が回動されて、コントロール軸59の回動によって可
動斜板57が傾動操作されて、油圧ポンプ52からの作
動油の吐出方向及び吐出量を変更することができる。
ダル15を回動することによってコントロールアーム6
0が回動されて、コントロール軸59の回動によって可
動斜板57が傾動操作されて、油圧ポンプ52からの作
動油の吐出方向及び吐出量を変更することができる。
【0029】前記油圧ポンプ52からの圧油は、センタ
セクション51内の第一油路51a(図8)を介して、
油圧モータ53に送油される。該油圧モータ53の構成
は、センタセクション51のポンプ付設面より平面視で
車軸40Rを挟んで後方(図4における下方、図5にお
ける上方、図6における右方、図9における下方)の位
置にモータ付設面が構成され、該モータ付設面にシリン
ダブロック63が回転自在に支持されている(図6・図
8)。該シリンダブロック63の複数のシリンダ孔内に
は図略の付勢バネを介して複数のピストン64・64が
往復動自在に嵌合され、該ピストン64の頭部は固定斜
板65に接当されている。そして、シリンダブロック6
3の回転軸心上にはモータ軸54が一体的に垂直に配置
されて相対回転不能に係止されて、固定斜板型(定容積
型)の油圧モータ53を構成している。
セクション51内の第一油路51a(図8)を介して、
油圧モータ53に送油される。該油圧モータ53の構成
は、センタセクション51のポンプ付設面より平面視で
車軸40Rを挟んで後方(図4における下方、図5にお
ける上方、図6における右方、図9における下方)の位
置にモータ付設面が構成され、該モータ付設面にシリン
ダブロック63が回転自在に支持されている(図6・図
8)。該シリンダブロック63の複数のシリンダ孔内に
は図略の付勢バネを介して複数のピストン64・64が
往復動自在に嵌合され、該ピストン64の頭部は固定斜
板65に接当されている。そして、シリンダブロック6
3の回転軸心上にはモータ軸54が一体的に垂直に配置
されて相対回転不能に係止されて、固定斜板型(定容積
型)の油圧モータ53を構成している。
【0030】前記モータ軸54はセンタセクション51
を貫通して下方に突出され(図6・図8)、該モータ軸
54の該突出部分にはベベルギア61が固設される(図
5・図6・図8)。そして図5・図8に示す如く、該ベ
ベルギア61は、ハウジング23内に車軸40と平行に
軸支された走行伝動軸93に固設されたベベルギア62
と噛合して、該走行伝動軸93を駆動する。該走行伝動
軸93には駆動ギア69が形設されており、該駆動ギア
69により後述する差動装置5のサンギア95がセンタ
ーギア94を介して駆動される。該走行伝動軸93には
ブレーキ装置110が設けられて、該装置を操作するた
めのブレーキアーム、リンク等を介して、上述のブレー
キペダルに連結される。
を貫通して下方に突出され(図6・図8)、該モータ軸
54の該突出部分にはベベルギア61が固設される(図
5・図6・図8)。そして図5・図8に示す如く、該ベ
ベルギア61は、ハウジング23内に車軸40と平行に
軸支された走行伝動軸93に固設されたベベルギア62
と噛合して、該走行伝動軸93を駆動する。該走行伝動
軸93には駆動ギア69が形設されており、該駆動ギア
69により後述する差動装置5のサンギア95がセンタ
ーギア94を介して駆動される。該走行伝動軸93には
ブレーキ装置110が設けられて、該装置を操作するた
めのブレーキアーム、リンク等を介して、上述のブレー
キペダルに連結される。
【0031】次に、機体を旋回させるためのステアリン
グHST22について説明する。即ち、このステアリン
グHST22は図4に示すように一対の油圧ポンプ71
と油圧モータ72よりなり、図6に示す如く油圧ポンプ
71はセンタセクション75上面にポンプ付設面が形成
され、その中央に第二入力軸26が垂直方向に回転自在
に支持される。該第二入力軸26は該ハウジング23上
方に突出され、該突出部分には第二入力プーリー28が
固定される。該第二入力プーリー28、及びエンジン1
1の出力軸11aに設けられる出力プーリーには、図略
のベルトが巻回されて、エンジン11からの駆動力を得
て駆動されるようにしている。また、第二入力軸26は
上方に延長され、該延長部分にはファン42を設けて、
空冷効果を増大させている。
グHST22について説明する。即ち、このステアリン
グHST22は図4に示すように一対の油圧ポンプ71
と油圧モータ72よりなり、図6に示す如く油圧ポンプ
71はセンタセクション75上面にポンプ付設面が形成
され、その中央に第二入力軸26が垂直方向に回転自在
に支持される。該第二入力軸26は該ハウジング23上
方に突出され、該突出部分には第二入力プーリー28が
固定される。該第二入力プーリー28、及びエンジン1
1の出力軸11aに設けられる出力プーリーには、図略
のベルトが巻回されて、エンジン11からの駆動力を得
て駆動されるようにしている。また、第二入力軸26は
上方に延長され、該延長部分にはファン42を設けて、
空冷効果を増大させている。
【0032】該第二入力軸26にはシリンダブロック4
6が嵌合されてポンプ付設面上に回転摺動自在に配置し
(図6)、該シリンダブロック46内に付勢バネを介し
て複数のピストン47・47・・・を往復動自在に嵌合
し、該ピストン47・47・・・の頭部には可動斜板7
6が当接されている。可動斜板76を傾動操作すること
で、油圧ポンプ71からの油の吐出量及び吐出方向を変
更できるようにしている。
6が嵌合されてポンプ付設面上に回転摺動自在に配置し
(図6)、該シリンダブロック46内に付勢バネを介し
て複数のピストン47・47・・・を往復動自在に嵌合
し、該ピストン47・47・・・の頭部には可動斜板7
6が当接されている。可動斜板76を傾動操作すること
で、油圧ポンプ71からの油の吐出量及び吐出方向を変
更できるようにしている。
【0033】この可動斜板76を傾動操作するために、
ハウジング23の天井面にはコントロール軸73が垂直
支持され(図6・図9)、該コントロール軸73のハウ
ジング23内の部分には図略の中立戻しバネが外嵌され
て可動斜板76を中立位置となるよう付勢し、中立位置
の調整もできるようにしている。ハウジング23外のコ
ントロール軸73上には図略のコントロールアームを固
設し、後述の正逆切替装置400を介してステアリング
操作手段、本実施例では前記ステアリングハンドル14
と連結している。
ハウジング23の天井面にはコントロール軸73が垂直
支持され(図6・図9)、該コントロール軸73のハウ
ジング23内の部分には図略の中立戻しバネが外嵌され
て可動斜板76を中立位置となるよう付勢し、中立位置
の調整もできるようにしている。ハウジング23外のコ
ントロール軸73上には図略のコントロールアームを固
設し、後述の正逆切替装置400を介してステアリング
操作手段、本実施例では前記ステアリングハンドル14
と連結している。
【0034】以上のように構成することにより、ステア
リングハンドル14を回動することによってコントロー
ルアームが回動されて、コントロール軸73の回動によ
って可動斜板76が傾動操作されて、油圧ポンプ71か
らの作動油の吐出方向及び吐出量を変更することができ
る。
リングハンドル14を回動することによってコントロー
ルアームが回動されて、コントロール軸73の回動によ
って可動斜板76が傾動操作されて、油圧ポンプ71か
らの作動油の吐出方向及び吐出量を変更することができ
る。
【0035】前記油圧ポンプ71からの圧油はセンタセ
クション75内の第二油路75a(図6・図7)を介し
て油圧モータ72に送油される。該油圧モータ72の構
成は、図4に示すようにセンタセクション75上面の上
記ポンプ付設面より平面視左方位置にモータ付設面が構
成され、図7・図9に示すように該モータ付設面上にシ
リンダブロック80が回転摺動自在に支持されている。
該シリンダブロック80の複数のシリンダ孔内には付勢
バネを介して複数のピストン82・82・・・が往復動
自在に嵌合されている。該ピストン82・82・・・の
頭部は固定斜板85に接当している。そして、シリンダ
ブロック80の回転軸心上にモータ軸77を一体的に垂
直に配置して相対回転不能に係止して、図示例では固定
斜板型(定容積型)の油圧モータ72を構成している。
クション75内の第二油路75a(図6・図7)を介し
て油圧モータ72に送油される。該油圧モータ72の構
成は、図4に示すようにセンタセクション75上面の上
記ポンプ付設面より平面視左方位置にモータ付設面が構
成され、図7・図9に示すように該モータ付設面上にシ
リンダブロック80が回転摺動自在に支持されている。
該シリンダブロック80の複数のシリンダ孔内には付勢
バネを介して複数のピストン82・82・・・が往復動
自在に嵌合されている。該ピストン82・82・・・の
頭部は固定斜板85に接当している。そして、シリンダ
ブロック80の回転軸心上にモータ軸77を一体的に垂
直に配置して相対回転不能に係止して、図示例では固定
斜板型(定容積型)の油圧モータ72を構成している。
【0036】前記モータ軸77はセンタセクション75
を貫通して下方に突出され(図7)、該下端にはベベル
ギア104が固設される。該ベベルギア104の下方に
は軸105が前記車軸40と平行に配置されて、該軸1
05上にはパイプ状の遊転部材111・111が遊転可
能に配置され、該遊転部材111・111上にベベルギ
ア106・106がそれぞれ固定される。両ベベルギア
106・106は上記モータ軸77に関して左右対称に
配置されて、両者ともに該モータ軸77上のベベルギア
104と噛合している。従って、油圧モータ72からの
出力回転は該ベベルギア104から上記ベベルギア10
6・106に分岐されて伝達され、左右のベベルギア1
06・106は互いに逆方向に回転される。そして二つ
の遊転部材111・111上には伝動ギア107・10
7がそれぞれ相対回転不能に取り付けられ(図4・図
5)、該伝動ギア107・107は後述の減速大径ギア
108a・108aと噛合される。
を貫通して下方に突出され(図7)、該下端にはベベル
ギア104が固設される。該ベベルギア104の下方に
は軸105が前記車軸40と平行に配置されて、該軸1
05上にはパイプ状の遊転部材111・111が遊転可
能に配置され、該遊転部材111・111上にベベルギ
ア106・106がそれぞれ固定される。両ベベルギア
106・106は上記モータ軸77に関して左右対称に
配置されて、両者ともに該モータ軸77上のベベルギア
104と噛合している。従って、油圧モータ72からの
出力回転は該ベベルギア104から上記ベベルギア10
6・106に分岐されて伝達され、左右のベベルギア1
06・106は互いに逆方向に回転される。そして二つ
の遊転部材111・111上には伝動ギア107・10
7がそれぞれ相対回転不能に取り付けられ(図4・図
5)、該伝動ギア107・107は後述の減速大径ギア
108a・108aと噛合される。
【0037】上記走行伝動軸93には減速小径ギア10
8b・108bが駆動ギア69を挟んで左右に配置され
て遊転可能としている。一方、減速大径ギア108aは
該減速小径ギア108bに噛合する中心孔を有してお
り、該中心孔に減速小径ギア108bを嵌合係止して、
両者108a・108bを相対回転不能として、減速ギ
ア108を構成している。そして、上述の如く減速大径
ギア108a・108aは上記伝動ギア107・107
と噛合される一方、減速小径ギア108b・108bは
後述する差動装置5のインターナルギア98・98の外
周面に刻設されるギア99・99に噛合されている。
8b・108bが駆動ギア69を挟んで左右に配置され
て遊転可能としている。一方、減速大径ギア108aは
該減速小径ギア108bに噛合する中心孔を有してお
り、該中心孔に減速小径ギア108bを嵌合係止して、
両者108a・108bを相対回転不能として、減速ギ
ア108を構成している。そして、上述の如く減速大径
ギア108a・108aは上記伝動ギア107・107
と噛合される一方、減速小径ギア108b・108bは
後述する差動装置5のインターナルギア98・98の外
周面に刻設されるギア99・99に噛合されている。
【0038】次に、左右の車軸40L・40Rを差動的
に結合する差動装置5の構成について、主に図4・図5
・図7・図11を用いて説明する。即ち、前記走行駆動
HST21の油圧モータ53の出力回転を減速して動力
を伝達する駆動ギア69には、車軸40L・40Rと同
一軸心上に相対回転自在に配置したセンターギア94が
噛合され、該センターギア94の回転中心にはサンギア
95が相対回転不能にスプライン嵌合される。
に結合する差動装置5の構成について、主に図4・図5
・図7・図11を用いて説明する。即ち、前記走行駆動
HST21の油圧モータ53の出力回転を減速して動力
を伝達する駆動ギア69には、車軸40L・40Rと同
一軸心上に相対回転自在に配置したセンターギア94が
噛合され、該センターギア94の回転中心にはサンギア
95が相対回転不能にスプライン嵌合される。
【0039】該サンギア95には、センターギア94を
挟んで左右にそれぞれ複数個配置されたプラネタリギア
96・96・・・が噛合され、該プラネタリギア96・
96・・・は左右のキャリア97・97に支持されて、
該キャリア97・97はそれぞれ左右の車軸40L・4
0Rに相対回転不能に取り付けられる。プラネタリギア
96・96・・・は更に外側において左右のインターナ
ルギア98・98に噛合されており、該インターナルギ
ア98・98の外周面にはそれぞれギア99・99が刻
設され、上記減速ギアの小径ギア108b・108bと
それぞれ噛合されている。
挟んで左右にそれぞれ複数個配置されたプラネタリギア
96・96・・・が噛合され、該プラネタリギア96・
96・・・は左右のキャリア97・97に支持されて、
該キャリア97・97はそれぞれ左右の車軸40L・4
0Rに相対回転不能に取り付けられる。プラネタリギア
96・96・・・は更に外側において左右のインターナ
ルギア98・98に噛合されており、該インターナルギ
ア98・98の外周面にはそれぞれギア99・99が刻
設され、上記減速ギアの小径ギア108b・108bと
それぞれ噛合されている。
【0040】このような構成において、走行駆動HST
21の油圧モータ53からの駆動力はベベルギア61・
62→走行伝動軸93→駆動ギア69→センターギア9
4と伝達されて、サンギア95を駆動する。一方、ステ
アリングHST22の油圧モータ72からの駆動力はベ
ベルギア104から二つのベベルギア106・106へ
と分岐され、一方は正回転、他方は逆回転となって、左
右の減速ギア108・108を介して左右のインターナ
ルギア98・98を互いに逆方向に駆動する。
21の油圧モータ53からの駆動力はベベルギア61・
62→走行伝動軸93→駆動ギア69→センターギア9
4と伝達されて、サンギア95を駆動する。一方、ステ
アリングHST22の油圧モータ72からの駆動力はベ
ベルギア104から二つのベベルギア106・106へ
と分岐され、一方は正回転、他方は逆回転となって、左
右の減速ギア108・108を介して左右のインターナ
ルギア98・98を互いに逆方向に駆動する。
【0041】従って、左右いずれか一方のプラネタリギ
ア96・96には、サンギア95の回転に該プラネタリ
ギア96・96と同じ側のインターナルギア98の回転
が加算されて伝達される一方、他方のプラネタリギア9
6・96には、サンギア95の回転に該プラネタリギア
96・96と同じ側のインターナルギア98の回転が減
算されて伝達される。従って、左右のプラネタリギア9
6・96・・・をそれぞれ支持する左右のキャリア97
・97の回転数に差が生じて、車軸40L・40Rの回
転数の差となって機体が旋回されるのである。
ア96・96には、サンギア95の回転に該プラネタリ
ギア96・96と同じ側のインターナルギア98の回転
が加算されて伝達される一方、他方のプラネタリギア9
6・96には、サンギア95の回転に該プラネタリギア
96・96と同じ側のインターナルギア98の回転が減
算されて伝達される。従って、左右のプラネタリギア9
6・96・・・をそれぞれ支持する左右のキャリア97
・97の回転数に差が生じて、車軸40L・40Rの回
転数の差となって機体が旋回されるのである。
【0042】尚、上述のように、それぞれのHST21
・22の油圧ポンプ52・71の入力軸25・26は独
立にエンジン11の出力軸11aに連動連結された構成
とした場合は、以下の問題が生じる。即ち、前進時にお
いてステアリングハンドル14の左右旋回方向と機体の
旋回方向とが一致するよう、走行駆動HST21とステ
アリングHST22の油圧モータ53・72の各出力回
転方向を調整した場合においては、後進時にステアリン
グハンドル14を同様に回動すると、反対方向に旋回し
てしまうのである。例えば、後進時にステアリングハン
ドル14を左に回動すると、機体が右方向に旋回してし
まうのである。これは、通例の自動車の操作間隔とは正
反対のものであって、該感覚に慣れたオペレータにとっ
ては、強い違和感を覚えるものとなる。
・22の油圧ポンプ52・71の入力軸25・26は独
立にエンジン11の出力軸11aに連動連結された構成
とした場合は、以下の問題が生じる。即ち、前進時にお
いてステアリングハンドル14の左右旋回方向と機体の
旋回方向とが一致するよう、走行駆動HST21とステ
アリングHST22の油圧モータ53・72の各出力回
転方向を調整した場合においては、後進時にステアリン
グハンドル14を同様に回動すると、反対方向に旋回し
てしまうのである。例えば、後進時にステアリングハン
ドル14を左に回動すると、機体が右方向に旋回してし
まうのである。これは、通例の自動車の操作間隔とは正
反対のものであって、該感覚に慣れたオペレータにとっ
ては、強い違和感を覚えるものとなる。
【0043】上記の問題を解決するために、本実施例で
は、走行車両1の適宜位置にリンク機構等からなる正逆
切替装置400を配置し、図11に示すようにステアリ
ングハンドル14とステアリングHST22の油圧ポン
プ71の可動斜板76とを、この正逆切替装置400を
介して連動連結するようにしている。この正逆切替装置
400には変速ペダル15の状態が入力され、変速ペダ
ル15が後進側に踏み込まれるときのみ該正逆切替装置
400が作動するようにしており、ステアリングハンド
ル14を同方向に回動した場合でも、後進の場合にはス
テアリングHSTの油圧ポンプ71の可動斜板76が逆
方向に傾斜するように制御して、上述の後進時の逆旋回
の問題を解決することとしている。
は、走行車両1の適宜位置にリンク機構等からなる正逆
切替装置400を配置し、図11に示すようにステアリ
ングハンドル14とステアリングHST22の油圧ポン
プ71の可動斜板76とを、この正逆切替装置400を
介して連動連結するようにしている。この正逆切替装置
400には変速ペダル15の状態が入力され、変速ペダ
ル15が後進側に踏み込まれるときのみ該正逆切替装置
400が作動するようにしており、ステアリングハンド
ル14を同方向に回動した場合でも、後進の場合にはス
テアリングHSTの油圧ポンプ71の可動斜板76が逆
方向に傾斜するように制御して、上述の後進時の逆旋回
の問題を解決することとしている。
【0044】尚、上述のように、以上に示した操向駆動
装置2は、ステアリングHST22の油圧ポンプ71の
ポンプ軸(第二入力軸)26は、走行駆動HST21の
油圧ポンプ52のポンプ軸(入力軸)25とは独立にエ
ンジン11により駆動される、いわゆるインディペンデ
ント(独立)型の駆動構成とされる。一方、ステアリン
グHST22の油圧ポンプ71のポンプ軸(第二入力
軸)26が走行駆動HST21の油圧モータ53のモー
タ軸54に連動連結されて、該油圧モータ53の駆動力
が伝達されてステアリングHST22を駆動する、いわ
ゆるディペンデント(従属)型の構成とすることも可能
である。この構成について以下に説明する。図12は操
向駆動装置(ディペンデント型)において、上側ハウジ
ングを取り外した様子を示した平面図一部断面図、図1
3は操向駆動装置(ディペンデント型)のハウジング内
部の様子を示す底面図である。また、図14は図12に
おけるD−D断面矢視図、図15は図12におけるE−
E断面矢視図、図16は図12におけるF−F断面矢視
図である。図17は操向駆動装置(ディペンデント型)
のスケルトン図である。
装置2は、ステアリングHST22の油圧ポンプ71の
ポンプ軸(第二入力軸)26は、走行駆動HST21の
油圧ポンプ52のポンプ軸(入力軸)25とは独立にエ
ンジン11により駆動される、いわゆるインディペンデ
ント(独立)型の駆動構成とされる。一方、ステアリン
グHST22の油圧ポンプ71のポンプ軸(第二入力
軸)26が走行駆動HST21の油圧モータ53のモー
タ軸54に連動連結されて、該油圧モータ53の駆動力
が伝達されてステアリングHST22を駆動する、いわ
ゆるディペンデント(従属)型の構成とすることも可能
である。この構成について以下に説明する。図12は操
向駆動装置(ディペンデント型)において、上側ハウジ
ングを取り外した様子を示した平面図一部断面図、図1
3は操向駆動装置(ディペンデント型)のハウジング内
部の様子を示す底面図である。また、図14は図12に
おけるD−D断面矢視図、図15は図12におけるE−
E断面矢視図、図16は図12におけるF−F断面矢視
図である。図17は操向駆動装置(ディペンデント型)
のスケルトン図である。
【0045】即ち、このディペンデント型の操向駆動装
置2' は、前述のインディペンデント型の操向駆動装置
2と、以下の点で異なるものである。即ち、例えば図1
4と図6との比較により明らかであるように、上記走行
駆動HST21の油圧モータ53のモータ軸54にはス
テアリング駆動ギア160が固定される。そして、上記
ステアリングHST22の油圧ポンプ71のポンプ軸
(第二入力軸)26がセンタセクション75下方に突出
され、該突出部分には入力ギア161が固設され、該入
力ギア161はステアリング駆動ギア160と噛合され
る。このようにして、走行駆動HST21の油圧モータ
53のモータ軸54の駆動力がステアリングHST22
の油圧ポンプ71のポンプ軸(第二入力軸)26に伝達
されて、ステアリングHST22が駆動されるのであ
る。
置2' は、前述のインディペンデント型の操向駆動装置
2と、以下の点で異なるものである。即ち、例えば図1
4と図6との比較により明らかであるように、上記走行
駆動HST21の油圧モータ53のモータ軸54にはス
テアリング駆動ギア160が固定される。そして、上記
ステアリングHST22の油圧ポンプ71のポンプ軸
(第二入力軸)26がセンタセクション75下方に突出
され、該突出部分には入力ギア161が固設され、該入
力ギア161はステアリング駆動ギア160と噛合され
る。このようにして、走行駆動HST21の油圧モータ
53のモータ軸54の駆動力がステアリングHST22
の油圧ポンプ71のポンプ軸(第二入力軸)26に伝達
されて、ステアリングHST22が駆動されるのであ
る。
【0046】従って、図14に示す如く、ステアリング
HST22の油圧ポンプ71のポンプ軸(第二入力軸)
26の入力プーリー28は不要であるため取り外され
て、該ポンプ軸26はハウジング23上方に突出しない
構成とされる。
HST22の油圧ポンプ71のポンプ軸(第二入力軸)
26の入力プーリー28は不要であるため取り外され
て、該ポンプ軸26はハウジング23上方に突出しない
構成とされる。
【0047】このディペンデント型の駆動構成のスケル
トン図が図17に示されるが、この構成では、インディ
ペンデント型のスケルトン図(図11の符号400)に
示すような正逆転切替装置を設けていない。これは、ス
テアリングHST22の油圧ポンプ71の入力軸(第二
入力軸)26が走行駆動HST21の油圧モータ53の
モータ軸54と連動されていることから、変速ペダル1
4を後進側に踏み込んだ場合は前進側に踏み込んだ場合
と逆の回転がステアリングHST22の油圧ポンプ71
の入力軸(第二入力軸)26に伝達されることとなるの
で、上記のような後進時の逆旋回の問題が生じず、正逆
転切替装置を設ける必要がないからである。従って、こ
のインディペンデント型の駆動構成については、変速ペ
ダル15を走行駆動HST21の油圧ポンプ52の可動
斜板57と連動し、ステアリングハンドル14をステア
リングHST22の油圧ポンプ71の可動斜板76と連
動するのみの、簡素な連動構成とすることができる。
トン図が図17に示されるが、この構成では、インディ
ペンデント型のスケルトン図(図11の符号400)に
示すような正逆転切替装置を設けていない。これは、ス
テアリングHST22の油圧ポンプ71の入力軸(第二
入力軸)26が走行駆動HST21の油圧モータ53の
モータ軸54と連動されていることから、変速ペダル1
4を後進側に踏み込んだ場合は前進側に踏み込んだ場合
と逆の回転がステアリングHST22の油圧ポンプ71
の入力軸(第二入力軸)26に伝達されることとなるの
で、上記のような後進時の逆旋回の問題が生じず、正逆
転切替装置を設ける必要がないからである。従って、こ
のインディペンデント型の駆動構成については、変速ペ
ダル15を走行駆動HST21の油圧ポンプ52の可動
斜板57と連動し、ステアリングハンドル14をステア
リングHST22の油圧ポンプ71の可動斜板76と連
動するのみの、簡素な連動構成とすることができる。
【0048】ただし、以下のように構成して、同じディ
ペンデント型の駆動構成であっても操作性がより良好な
操向駆動装置(2a' 又は2b' )とすることも可能で
ある。以下、このディペンデント型の第一変形例に係る
操向駆動装置2a' について述べる。図18は操向駆動
装置(ディペンデント型の第一変形例)において、上側
ハウジングを取り外した様子を示した平面図一部断面
図、図19は図18におけるH−H断面矢視図である。
尚、図18におけるG−G矢視断面図、I−I矢視断面
図は、それぞれ図14、図16とまったく同様に現れ
る。また、ハウジング内部の様子を示す底面図は図13
とまったく同様に現れる。図20は操向駆動装置(ディ
ペンデント型の第一変形例)のスケルトン図である。
尚、図21は操向駆動装置(ディペンデント型の第二変
形例)のスケルトン図である。
ペンデント型の駆動構成であっても操作性がより良好な
操向駆動装置(2a' 又は2b' )とすることも可能で
ある。以下、このディペンデント型の第一変形例に係る
操向駆動装置2a' について述べる。図18は操向駆動
装置(ディペンデント型の第一変形例)において、上側
ハウジングを取り外した様子を示した平面図一部断面
図、図19は図18におけるH−H断面矢視図である。
尚、図18におけるG−G矢視断面図、I−I矢視断面
図は、それぞれ図14、図16とまったく同様に現れ
る。また、ハウジング内部の様子を示す底面図は図13
とまったく同様に現れる。図20は操向駆動装置(ディ
ペンデント型の第一変形例)のスケルトン図である。
尚、図21は操向駆動装置(ディペンデント型の第二変
形例)のスケルトン図である。
【0049】即ち、この第一変形例に係るディペンデン
ト型の操向駆動装置2a' は、前述の操向駆動装置2'
と、以下の点で異なるものである。即ち、図19と図1
5との比較により明らかであるように、ステアリングH
ST22' の油圧モータ72' のピストン82頭部が接
当する斜板は、固定斜板ではなく可動斜板85' とさ
れ、油圧モータ72' は可変容積型とされる。
ト型の操向駆動装置2a' は、前述の操向駆動装置2'
と、以下の点で異なるものである。即ち、図19と図1
5との比較により明らかであるように、ステアリングH
ST22' の油圧モータ72' のピストン82頭部が接
当する斜板は、固定斜板ではなく可動斜板85' とさ
れ、油圧モータ72' は可変容積型とされる。
【0050】この可動斜板85' を傾動操作するため
に、ハウジング23の側壁には車軸40と垂直にコント
ロール軸86が支持され、該コントロール軸86のハウ
ジング23内の部分には図略の中立戻しバネが外嵌され
て可動斜板85' を中立位置となるように付勢し、中立
位置の調整もできるようにしている。ハウジング23外
のコントロール軸86上にはコントロールアーム87を
固設し(図18・図19)、該コントロールアーム87
はリンク機構等を介してレバーやペダル等の変速操作手
段、本実施例では前記変速ペダル15と連結している。
に、ハウジング23の側壁には車軸40と垂直にコント
ロール軸86が支持され、該コントロール軸86のハウ
ジング23内の部分には図略の中立戻しバネが外嵌され
て可動斜板85' を中立位置となるように付勢し、中立
位置の調整もできるようにしている。ハウジング23外
のコントロール軸86上にはコントロールアーム87を
固設し(図18・図19)、該コントロールアーム87
はリンク機構等を介してレバーやペダル等の変速操作手
段、本実施例では前記変速ペダル15と連結している。
【0051】そしてスケルトン図である図20に示す如
く、該可動斜板85' は、リンク装置401を介して、
走行駆動HST21の油圧ポンプ52の可動斜板57と
連動される。このリンク装置401は、走行駆動HST
21の油圧ポンプ52の可動斜板57が前進側に傾斜す
るときは、その傾斜角度に応じてステアリングHST2
2'の油圧モータ72' の可動斜板85' を傾斜させ
て、高速走行時にはステアリングハンドル14の回動に
対する応答を鈍くして、高速走行時の急旋回を防止し
て、オペレータに不安が生じないようにしている。一
方、走行駆動HST21の油圧ポンプ52の可動斜板5
7が後進側に傾斜するときは、一般に車両を後進側に高
速で走行することは稀であるから、ステアリングHST
22' の油圧モータ72' の可動斜板85' は、前進側
の一定傾斜角に保持されるようにしている。
く、該可動斜板85' は、リンク装置401を介して、
走行駆動HST21の油圧ポンプ52の可動斜板57と
連動される。このリンク装置401は、走行駆動HST
21の油圧ポンプ52の可動斜板57が前進側に傾斜す
るときは、その傾斜角度に応じてステアリングHST2
2'の油圧モータ72' の可動斜板85' を傾斜させ
て、高速走行時にはステアリングハンドル14の回動に
対する応答を鈍くして、高速走行時の急旋回を防止し
て、オペレータに不安が生じないようにしている。一
方、走行駆動HST21の油圧ポンプ52の可動斜板5
7が後進側に傾斜するときは、一般に車両を後進側に高
速で走行することは稀であるから、ステアリングHST
22' の油圧モータ72' の可動斜板85' は、前進側
の一定傾斜角に保持されるようにしている。
【0052】ただし、ディペンデント型の第二変形例に
係る操向駆動装置2b' のスケルトン図である図21に
示す如く、ステアリングHST22' の油圧モータ7
2' の可動斜板85' は、リンク装置402を介して、
走行駆動HST21の油圧ポンプ52の可動斜板57と
連動される構成とすることもできる。このリンク装置4
02は、変速ペダル15が前進側に踏動されるときは、
その踏み込み量に応じてステアリングHST22' の油
圧モータ72' の可動斜板85' を傾斜させて、高速走
行時にはステアリングハンドル14の回動に対する応答
を鈍くして、高速走行時の急旋回を防止して、オペレー
タの不安が生じないようにしている。一方、上記変速ペ
ダル15が後進側に踏み込まれるときは、一般に車両を
後進側に高速で走行することは稀であるから、ステアリ
ングHST22' の油圧モータ72' の可動斜板85'
は、前進側の一定傾斜角に保持されるようにしているの
である。
係る操向駆動装置2b' のスケルトン図である図21に
示す如く、ステアリングHST22' の油圧モータ7
2' の可動斜板85' は、リンク装置402を介して、
走行駆動HST21の油圧ポンプ52の可動斜板57と
連動される構成とすることもできる。このリンク装置4
02は、変速ペダル15が前進側に踏動されるときは、
その踏み込み量に応じてステアリングHST22' の油
圧モータ72' の可動斜板85' を傾斜させて、高速走
行時にはステアリングハンドル14の回動に対する応答
を鈍くして、高速走行時の急旋回を防止して、オペレー
タの不安が生じないようにしている。一方、上記変速ペ
ダル15が後進側に踏み込まれるときは、一般に車両を
後進側に高速で走行することは稀であるから、ステアリ
ングHST22' の油圧モータ72' の可動斜板85'
は、前進側の一定傾斜角に保持されるようにしているの
である。
【0053】以上に本発明の実施例を述べたが、本発明
の技術的範囲はこの実施例に限定されるものではなく、
本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発
明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶも
のである。
の技術的範囲はこの実施例に限定されるものではなく、
本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発
明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶも
のである。
【0054】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏するのである。即ち、請求項
1に示す如く、可変容積型の油圧ポンプと定容積型又は
可変容積型の油圧モータとからなる走行駆動HSTと、
可変容積型の油圧ポンプと定容積型又は可変容積型の油
圧モータとからなるステアリングHSTと、走行用及び
ステアリング用の差動装置とを有し、それぞれの油圧ポ
ンプの入力軸は独立にエンジンの出力軸に連動連結され
た構成であって、一つのハウジング内に上記両HSTを
収納したので、両HSTごとにハウジングを構成する必
要がなくなり、製造コストの削減が図れる。また、両H
STを一つのハウジング内に収納したことから、操向駆
動装置のコンパクト化を図ることができ、ひいては作業
車両自体のコンパクト化を図ることができる。
以下に示すような効果を奏するのである。即ち、請求項
1に示す如く、可変容積型の油圧ポンプと定容積型又は
可変容積型の油圧モータとからなる走行駆動HSTと、
可変容積型の油圧ポンプと定容積型又は可変容積型の油
圧モータとからなるステアリングHSTと、走行用及び
ステアリング用の差動装置とを有し、それぞれの油圧ポ
ンプの入力軸は独立にエンジンの出力軸に連動連結され
た構成であって、一つのハウジング内に上記両HSTを
収納したので、両HSTごとにハウジングを構成する必
要がなくなり、製造コストの削減が図れる。また、両H
STを一つのハウジング内に収納したことから、操向駆
動装置のコンパクト化を図ることができ、ひいては作業
車両自体のコンパクト化を図ることができる。
【0055】請求項2に示す如く、請求項1記載の走行
車両の操向駆動装置において、上記差動装置を遊星歯車
装置としたので、例えばベベルギアを用いた差動歯車装
置と比しても、差動装置がコンパクトとなるので、操向
駆動装置のコンパクト化を図ることができる。
車両の操向駆動装置において、上記差動装置を遊星歯車
装置としたので、例えばベベルギアを用いた差動歯車装
置と比しても、差動装置がコンパクトとなるので、操向
駆動装置のコンパクト化を図ることができる。
【0056】請求項3に示す如く、可変容積型の油圧ポ
ンプと定容積型又は可変容積型の油圧モータとからなる
走行駆動HSTと、可変容積型の油圧ポンプと定容積型
又は可変容積型の油圧モータとからなるステアリングH
STと、走行用及びステアリング用の差動装置とを有
し、それぞれの油圧ポンプの入力軸は独立にエンジンの
出力軸に連動連結された構成であって、一つのハウジン
グ内に上記両HSTを収納し、上記走行駆動HSTの平
面視左右いずれか一側に上記差動装置を配置したので、
走行駆動HSTと差動装置が左右に並設される構成とな
っているので、ハウジング内に納まり良く配置すること
ができ、特に操向駆動装置の前後方向のコンパクト化が
図れる。
ンプと定容積型又は可変容積型の油圧モータとからなる
走行駆動HSTと、可変容積型の油圧ポンプと定容積型
又は可変容積型の油圧モータとからなるステアリングH
STと、走行用及びステアリング用の差動装置とを有
し、それぞれの油圧ポンプの入力軸は独立にエンジンの
出力軸に連動連結された構成であって、一つのハウジン
グ内に上記両HSTを収納し、上記走行駆動HSTの平
面視左右いずれか一側に上記差動装置を配置したので、
走行駆動HSTと差動装置が左右に並設される構成とな
っているので、ハウジング内に納まり良く配置すること
ができ、特に操向駆動装置の前後方向のコンパクト化が
図れる。
【図1】本発明の操向駆動装置を具備するモアトラクタ
の全体的な構成を示した側面図。
の全体的な構成を示した側面図。
【図2】モアトラクタの第一変形例を示した側面図。
【図3】モアトラクタの第二変形例を示した側面図。
【図4】本発明の操向駆動装置(インディペンデント
型)において、上側ハウジングを取り外した様子を示し
た平面図一部断面図。
型)において、上側ハウジングを取り外した様子を示し
た平面図一部断面図。
【図5】操向駆動装置(インディペンデント型)のハウ
ジング内部の様子を示す底面図。
ジング内部の様子を示す底面図。
【図6】図4におけるA−A断面矢視図。
【図7】図4におけるB−B断面矢視図。
【図8】図4におけるC−C断面矢視図。
【図9】操向駆動装置(インディペンデント型)のハウ
ジング内部の様子を上方から見た斜視図。
ジング内部の様子を上方から見た斜視図。
【図10】操向駆動装置(インディペンデント型)のハ
ウジング内部の様子を底面側から見た斜視図。
ウジング内部の様子を底面側から見た斜視図。
【図11】本発明の操向駆動装置(インディペンデント
型)のスケルトン図。
型)のスケルトン図。
【図12】操向駆動装置(ディペンデント型)におい
て、上側ハウジングを取り外した様子を示した平面図一
部断面図。
て、上側ハウジングを取り外した様子を示した平面図一
部断面図。
【図13】操向駆動装置(ディペンデント型)のハウジ
ング内部の様子を示す底面図。
ング内部の様子を示す底面図。
【図14】図12におけるD−D断面矢視図。
【図15】図12におけるE−E断面矢視図。
【図16】図12におけるF−F断面矢視図。
【図17】操向駆動装置(ディペンデント型)のスケル
トン図。
トン図。
【図18】操向駆動装置(ディペンデント型の第一変形
例)において、上側ハウジングを取り外した様子を示し
た平面図一部断面図。
例)において、上側ハウジングを取り外した様子を示し
た平面図一部断面図。
【図19】図18におけるH−H断面矢視図。
【図20】操向駆動装置(ディペンデント型の第一変形
例)のスケルトン図。
例)のスケルトン図。
【図21】操向駆動装置(ディペンデント型の第二変形
例)のスケルトン図。
例)のスケルトン図。
1 モアトラクタ(走行車両) 2 操向駆動装置 5 差動装置 11 エンジン 11a エンジンの出力軸 21 走行駆動HST 22 ステアリングHST 23 ハウジング 25 入力軸(走行駆動HSTの油圧ポンプのポンプ
軸) 26 第二入力軸(ステアリングHSTの油圧ポンプの
ポンプ軸) 40L・40R 車軸 51 センタセクション 52 (走行駆動HSTの)油圧ポンプ 53 (走行駆動HSTの)油圧モータ 54 (走行駆動HSTの油圧モータの)モータ軸 71 (ステアリングHSTの)油圧ポンプ 72 (ステアリングHSTの)油圧モータ 77 (ステアリングHSTの油圧モータの)モータ軸
軸) 26 第二入力軸(ステアリングHSTの油圧ポンプの
ポンプ軸) 40L・40R 車軸 51 センタセクション 52 (走行駆動HSTの)油圧ポンプ 53 (走行駆動HSTの)油圧モータ 54 (走行駆動HSTの油圧モータの)モータ軸 71 (ステアリングHSTの)油圧ポンプ 72 (ステアリングHSTの)油圧モータ 77 (ステアリングHSTの油圧モータの)モータ軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 宣広 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号 株式 会社神崎高級工機製作所内 (72)発明者 大橋 良太 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号 株式 会社神崎高級工機製作所内 (72)発明者 高田 憲一 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号 株式 会社神崎高級工機製作所内 (72)発明者 川田 浩彦 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号 株式 会社神崎高級工機製作所内 (72)発明者 ロバート・アベンド アメリカ合衆国 テネシー州37814−1051 モーリスタウン コマースブルバード 5943番 タフトルク コーポレイション内 (72)発明者 キース・アンドリュース アメリカ合衆国 テネシー州37814−1051 モーリスタウン コマースブルバード 5943番 タフトルク コーポレイション内 (72)発明者 清水 浩明 アメリカ合衆国 テネシー州37814−1051 モーリスタウン コマースブルバード 5943番 タフトルク コーポレイション内 Fターム(参考) 3D042 AA06 AB12 BA02 BA07 BA08 BA10 BA12 BA13 BA18 BA19 BB02 BB03 BC02 BC03 BC07 BC08 BC09 BC13 BC16 BD02 BD04 BD08 BD09
Claims (3)
- 【請求項1】 可変容積型の油圧ポンプと定容積型又は
可変容積型の油圧モータとからなる走行駆動HSTと、
可変容積型の油圧ポンプと定容積型又は可変容積型の油
圧モータとからなるステアリングHSTと、走行用及び
ステアリング用の差動装置とを有し、それぞれの油圧ポ
ンプの入力軸は独立にエンジンの出力軸に連動連結され
た構成であって、一つのハウジング内に上記両HSTを
収納したことを特徴とする走行車両の操向駆動装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の走行車両の操向駆動装置
において、上記差動装置を遊星歯車装置としたことを特
徴とする走行車両の操向駆動装置。 - 【請求項3】 可変容積型の油圧ポンプと定容積型又は
可変容積型の油圧モータとからなる走行駆動HSTと、
可変容積型の油圧ポンプと定容積型又は可変容積型の油
圧モータとからなるステアリングHSTと、走行用及び
ステアリング用の差動装置とを有し、それぞれの油圧ポ
ンプの入力軸は独立にエンジンの出力軸に連動連結され
た構成であって、一つのハウジング内に上記両HSTを
収納し、上記走行駆動HSTの平面視左右いずれか一側
に上記差動装置を配置したことを特徴とする走行車両の
操向駆動装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11091405A JP2000280768A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 走行車両の操向駆動装置 |
| US09/489,678 US6312354B1 (en) | 1999-01-22 | 2000-01-24 | Integral hydrostatic transaxle apparatus for driving and steering |
| US09/821,043 US6547685B2 (en) | 1999-01-22 | 2001-03-30 | Transaxle apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11091405A JP2000280768A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 走行車両の操向駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000280768A true JP2000280768A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14025484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11091405A Pending JP2000280768A (ja) | 1999-01-22 | 1999-03-31 | 走行車両の操向駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000280768A (ja) |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11091405A patent/JP2000280768A/ja active Pending
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