JP2000281188A - 液体充填ノズルおよび液体充填方法 - Google Patents

液体充填ノズルおよび液体充填方法

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JP2000281188A JP11086359A JP8635999A JP2000281188A JP 2000281188 A JP2000281188 A JP 2000281188A JP 11086359 A JP11086359 A JP 11086359A JP 8635999 A JP8635999 A JP 8635999A JP 2000281188 A JP2000281188 A JP 2000281188A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高粘度液体の粘着による不都合を回避する。 【解決手段】 液体充填用の開口部90を構成する小径
筒部41aを先端部に有し、かつ、充填液を導入するた
めの液入口を有する中空状のノズル弁本体41と、ノズ
ル弁本体41内に軸方向に移動可能にかつ液密に内挿さ
れ、小径筒部41a内に進入可能な先端部形状を有する
とともに、先端において開口する気体通路46bを内部
に有したプラグロッド46と、プラグロッド46の先端
部が小径筒部41a内に進入した際にノズル弁本体41
の開口部90を閉塞する閉塞手段49と、プラグロッド
46を軸方向に駆動する駆動手段53と、プラグロッド
46の気体通路46bをプラグロッド46の先端におい
て開閉する開閉弁145と、開閉弁145を開閉駆動す
る弁開閉駆動手段54,77bと、プラグロッドの気体
通路46b内における圧力状態を正圧状態と負圧状態に
切換える正負圧切換手段91とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体充填ノズルお
よび液体充填方法に関し、特に、充填液を不定形の容器
に充填する場合に用いて好適な液体充填ノズルおよび液
体充填方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】容器に一定量の液体を充填する充填ノズ
ルとして、従来から各種のタイプのものが提案、開発さ
れている。例えば、特開平11−35003号公報に
は、負圧、正圧によって切り換えられるチャッキ弁を使
用し、負圧により容器内から空気を抜いてから液体を充
填する技術が開示されている。以下、図4を参照してこ
のような充填ノズルの概略を説明する。
【0003】図4において、計量ピストン・シリンダ3
4は、充填液の入ったタンク31から切換バルブ33を
介して充填液を吸引するとともに、この充填液を計量し
て吐出する。充填ノズル40は、容器1に充填液を導い
て充填するものであり、空気通路46bを備えたプラグ
ロッド46をその中心部に昇降可能に設し、このプラグ
ロッド46の先端に負圧、正圧によって切り換えられる
チャッキ弁45を付設した構成を有する。この充填ノズ
ル40は、上記切換バルブ33を介して計量ピストン・
シリンダ34に接続されている。
【0004】この充填ノズル40を用いて容器1に充填
液を充填するときには、容器1の口部をセンタリングベ
ル43に当接して、該容器1の口部の外周縁部において
プラグロッド46の芯出しを行う。その後、プラグロッ
ド46の先端部がノズル弁本体の小径筒部41a内に侵
入されるまで該プラグロッド46を下降させて、この小
径筒部41aの開口部を閉塞し、ついで、プラグロッド
46に設けた空気通路46bを負圧にして容器1内の空
気を排出する。
【0005】容器1内の空気の排出が完了すると、空気
通路46bを正圧状態に切り換えてプラグロッド46の
先端に設けられたチャッキ弁45を閉状態にする。そし
て、プラグロッド46を上方に移動させて上記小径筒部
41aの開口部を開き、容器1に液体を充填する。液体
の充填後、プラグロッド46を下動させて再び小径筒部
41aの開口部を閉塞し、ついで、容器1を充填ノズル
40から離す。そして、空気通路46bを負圧にして、
小径筒部41aの開口部およびプラグロッド46の先端
に残った充填液滴を吸い取る。このような構成を有した
充填ノズル40は、充填液を不定形の容器に充填する用
途に用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の充填ノズル
40では、負圧によって容器1内から空気を抜いてから
液体を充填するので、充填液内の発泡が抑制され、その
結果、充填の精度が向上する。また、充填中に容器1か
ら空気通路46bへ液が逆流することがなく、しかも、
充填を終了した容器が離れてからプラグロッド46の空
気通路46bを負圧にすることにより、該プラグロッド
46の先端や小径筒部41a等に残留した充填液滴を吸
い取って、後垂れによる容器1の汚れを防止することが
できる。
【0007】しかし、この充填ノズル40は、高粘度の
液体や固形物が混ざった液体の充填に適用した場合に、
この液体がプラグロッド46内に吸い込まれるため、時
間経過に伴ってチャッキ弁45が粘着して動き難くなる
という問題がある。本発明の課題は、このような状況に
鑑み、高粘度の液体の充填に適用した場合でも、この高
粘度液体の粘着による不都合を回避することができる液
体充填ノズルおよび液体充填方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、液体充填
用の開口部を構成する小径筒部を先端部に有し、かつ、
充填液を導入するための液入口を有する中空状のノズル
弁本体と、前記ノズル弁本体内に該ノズル弁本体の軸方
向に移動可能にかつ液密に内挿され、前記小径筒部内に
進入可能な先端部形状を有するとともに、先端において
開口する気体通路を内部に有したプラグロッドと、前記
プラグロッドの先端部が前記小径筒部内に進入した際に
前記ノズル弁本体の開口部を閉塞する閉塞手段と、前記
プラグロッドを軸方向に駆動する駆動手段と、前記プラ
グロッドの気体通路を該プラグロッドの先端において開
閉する開閉弁と、前記開閉弁を開閉駆動する弁開閉駆動
手段と、前記プラグロッドの気体通路内における圧力状
態を正圧状態と負圧状態に切換える正負圧切換手段とを
備えている。第2の発明は、第1の発明において、前記
正圧状態の気体圧を低圧と高圧に切換える圧力切換手段
を付加している。第3の発明は、第1または第2の発明
において、前記プラグロッドの気体通路に洗浄用の液体
を供給する液体供給手段を付加している。第4の発明
は、第1ないし第3の発明のいずれかにおいて、前記弁
開閉駆動手段が、前記気体通路に介在させた駆動力伝達
要素を介して前記開閉弁を駆動するように構成されてい
る。第5の発明は、液体充填用の開口部を構成する小径
筒部を先端部に有し、かつ、内部に充填液を導入するた
めの液入口を有する中空状のノズル弁本体と、前記ノズ
ル弁本体内に該ノズル弁本体の軸方向に移動可能にかつ
液密に内挿され、前記小径筒部内に進入可能な先端部形
状を有するとともに、先端において開口する気体通路を
内部に有したプラグロッドと、前記プラグロッドの先端
部が前記小径筒部内に進入した際に前記ノズル弁本体の
開口部を閉塞する閉塞手段と、前記プラグロッドを軸方
向に駆動する駆動手段と、前記プラグロッドの気体通路
を該プラグロッドの先端において開閉する開閉弁とを備
えた充填ノズルを使用する液体の充填方法であって、前
記ノズル本体の開口部を閉塞した状態で容器の口部を該
開口部の先端に密接させるステップと、前記気体通路を
負圧にした後に前記開閉弁を開いて前記容器内の空気を
排出するステップと、前記容器内の空気が排出された後
に、前記開閉弁を閉じて前記気体通路を正圧にするステ
ップと、前記開口部を開いて液体の充填を開始し、その
充填の終了後に該開口部を閉塞するステップと、前記容
器の口部を前記開口部の先端から離した後、前記開閉弁
を開いて前記気体通路内の気体を前記プラグロッドの先
端から噴出させ、この噴出した気体によって、前記プラ
グロッドの先端および開口部に残留した充填液滴を吹き
払うステップとを含んでいる。第6の発明では、第5の
発明において、前記充填液滴を吹き払うステップにおい
て、前記気体通路の正圧の気体の圧力を低圧から高圧に
切換えるようにしている。第7の発明は、第5または第
6の発明において、前記開閉弁が閉じられているときに
前記気体通路に洗浄液を供給し、前記充填液滴を吹き払
うステップにおいて、この洗浄液を前記気体と共に前記
プラグロッドの先端から噴出させるようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、口栓の付いた袋状の不定形
容器に一定量の充填液を充填する充填装置に適用した本
発明の充填ノズルを図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明に係る充填ノズル1
40の断面を含む充填装置の構成を示した模式図であ
る。この図1では、液充填工程中における充填ノズル1
40のプラグロッド46および空気弁145の位置が示
されている。図2は、空気吸引工程中における空気弁1
45の位置を示す断面図である。図3は、図2のA−A
線による拡大断面図であり、空気弁145の断面形状を
示している。なお、各図中においては、図4に示した従
来例の構成要素と同形状、同機能の要素に同一の符号を
付してある。
【0010】図1に示した充填装置は、本発明に係る充
填ノズル140を複数個(図では1個のみ示されてい
る)備えている。この充填装置において、充填タンク3
1に満たされた充填液は、マニホ−ルド32に流下した
後、充填ノズル140と同数の分岐管32aによって分
岐され、これらの分岐管32に接続された各別な切換弁
33に導入される。
【0011】切換弁33は、ピストン形スプール33b
をシリンダ形状の弁本体33c内に摺動可能に配設した
構成を有し、アクチュエータ33aによって上記スプー
ル33bを軸方向に駆動することによって切換え作動す
る。この切換弁33は、まず、上記分岐管32aが液通
路34aに接続されるように切換え作動する。すなわ
ち、そのスプール33bを2点鎖線で示す位置まで移動
させる。これにより、分岐管32aに導入された充填液
がピストン型計量ポンプ34に送られるので、計量ポン
プ34はその充填液を吸引して、予め決定された液量を
計量、貯溜する。
【0012】次いで、切換弁33は、液通路34aが可
撓充填管36に接続されるように切換え作動する。すな
わち、スプール33bを実線で示す位置まで移動させ
る。そこで、計量ポンプ34は、吐出行程に転じて、上
記計量した充填液を上記可撓充填管36を通じて充填ノ
ズル140に送出する。なお、この実施形態では、計量
ポンプ34の駆動源としてエアシリンダ35を使用して
いるが、クランク回転機構、回転カム機構等の機械的な
駆動源によって該ポンプ34を駆動することも可能であ
る。
【0013】次に、充填ノズル140について説明す
る。この充填ノズル140は、ノズル弁本体41、プラ
グロッド46、空気弁145、外筒42、センタリング
ベル43、圧縮ばね44と、上部外筒51と、エアシリ
ンダ53と、シリンダ54等によって構成されている。
【0014】ノズル弁本体41は、半割接手59を介し
て可撓充填管36と接続する接続管41cを備えてい
る。このノズル弁本体41は、その内部が中空に形成さ
れており、接続管41cの下流に位置した下端部には径
が絞られた小径筒部41aが形成されている。このノズ
ル弁本体41の内部には、プラグロッド46が上下移動
可能にかつ液密に内挿されている。このプラグロッド4
6は、その中心軸線に沿って空気通路46bを形成し、
また、その下部先端に後述の空気弁145を設けるとと
もに、その上端にシリンダ54を取付けてある。
【0015】シリンダ54には、作動空気によって上下
動するピストン77bが嵌合されている。このピストン
77bのロッド77は、プラグロッド46の空気通路4
6bを貫通し、その先端に弁体48を固着してある。弁
体48は、プラグロッド46の先端に螺着された中空の
弁筒47内に同軸状かつ上下動可能に配設されている。
そして、図2に示すように、この弁体48の下端にはテ
ーパ面48aが形成され、また、弁筒47の下端には吸
引孔47aが形成されている。
【0016】ピストン77bの昇降によって弁体48が
上動および下動すると、該弁体48のテーパ面48aが
上記吸引孔47の内テーパ面に対して当接および離反す
る。つまり、弁体48が吸引孔47aを開閉させる。こ
のように、弁体48と弁筒47は、吸引孔47aを開閉
する空気弁145を構成している。弁筒47に摺接する
弁体48の上部周面には、図3に示すように、空気通路
を形成する複数の溝48bが軸方向に沿って設けられて
いる。弁筒47のテーパ状外周面には、Oリング49が
嵌合している。このOリング49は、プラグロッド46
が押し下げられたときにノズル弁本体41の下部内側に
形成されたテーパ面に当接するので、充填ノズル140
が液バルブとして作動する場合の閉塞用パッキンとな
る。なお、プラグロッド46が押し下げられた際には、
空気弁145がノズル弁本体41の下端部に形成された
小径筒部41aに内挿される。
【0017】ノズル弁本体41の下部外周には、この外
周の径よりも大径の外筒42が半割接手57によって固
設されるとともに、センタリングベル43が上下動可能
に嵌合されている。センタリングベル43は、ノズル弁
本体41と外筒42との間に設けた圧縮バネ44によっ
て常時下方に付勢され、かつ、内フランジ状に形成され
た外筒42の下端によって下方への抜け出しが防止され
ている。
【0018】容器1が充填ノズル140の真下にセット
された状態で、該充填ノズル140が下降すると、容器
1の口部がセンタリングベル43に当接する。そして、
その後、センタリングベル43は、圧縮ばね44の付勢
力に抗して相対的に押し上げることになるが、その際、
容器1の口の外周肩部によって芯出しされる。芯出しさ
れたセンタリングベル43は、そのまま押し上げられ、
その結果、容器1の口がノズル弁本体41の先端に精度
良く密着する。
【0019】ノズル弁本体41の上部には、半割接手5
8によって上部外筒51が同軸状に接続され、また、該
上部外筒51の上部には、プラグロッド46を昇降駆動
するエアシリンダ53が取付けられている。このエアシ
リンダ53の作動ロッド53aは、プラグロッド46に
固着された前記シリンダ54に結合されている。エアシ
リンダ53を作動させる4方向切換弁62は、作動空気
配管64とエアシリンダ53への配管63,63aとの
間に介在され、また、シリンダ54を作動する3方向切
換弁82は、上記作動空気配管64とシリンダ54への
配管83との間に介在されている。なお、シリンダ54
を作動する切換弁82に3方向形式のものを用いている
のは、シリンダ54のピストン77bの上方向作動力と
して圧縮ばね78の付勢力を利用しているからである。
【0020】プラグロッド46の空気通路46bは、該
プラグロッド46に螺合された空気配管接手55、空気
配管56および3方向切換弁61を介して真空配管74
aと圧縮空気配管92に接続されている。真空配管74
aは、エジェクタ74に接続されている。なお、エジェ
クタ74の作動用空気には、低圧エア配管93から送給
される空気を使用する。圧縮空気配管92は、4方向切
換弁91を介して清浄空気供給用の高圧エア配管94と
上記低圧エア配管933に接続されている。
【0021】充填ノズル140の1充填サイクルに1度
だけ、洗浄処理が実行される。すなわち、上記空気弁1
45が閉止されている状態下で、清浄な水(例えば無菌
水、温水、熱水等)が逆止弁88を経て定量ポンプ85
に送られる。その結果、この定量ポンプ85から少量の
清浄水が吐出され、この清浄水は、を逆止弁86、水配
管87、プラグロッド46に取り付けてある水供給接手
84、および、前記空気通路46bを介して空気弁14
5の上部空間に供給される。この水は、空気弁145が
開くと同時に清浄な空気と共に該空気弁145から吹き
出して、この空気弁145と充填ノズル140の開口部
90を洗浄する。なお、配管63,63a,83,56
および87は、いずれも可撓管である。
【0022】ノズル弁本体41は、その上部周面に一体
形成されたフランジ部41dを介して支持台66に支持
され、かつ、押え板67により該支持台66に固着され
ている。支持台66は、図示省略の昇降手段に取付けら
れている。したがって、充填ノズル140は、その昇降
手段により所定位置において所定距離上下に移動するこ
とができる。以下、上記充填ノズル140を用いて容器
1に液を充填する手順について説明する。なお、以下の
説明では、上述した清浄水による洗浄工程を省いてい
る。
【0023】(1) 充填ノズル140を下降させて、
ノズル弁本体41の下部先端によって容器口1を密着シ
ールする工程:図2に示すように、プラグロッド46を
下降端まで下降させて、該プラグロッド46の先端に設
けられた空気弁145の周面によって充填ノズル140
の液弁を塞ぐ。この状態で、容器1を充填ノズル140
の真下の位置に導入して容器グリッパ2で把持し、つい
で、充填ノズル140を下降させる。これにより、セン
タリングベル43のガイド部43aが容器1の口の外周
縁部に当接して、充填ノズル140の芯出しが行われる
とともに、容器1の口がノズル弁本体41の下端に密接
してシールされる。
【0024】(2) 容器1内の空気の真空引き(時間
は、例えば0.3sec):3方向切換弁61を切換えて、プ
ラグロッド46の空気通路46bをエジェクタ74の真
空配管74aにつなぐ。これにより、真空配管74a内
の空気が真空引きされる。同時に、切換弁82を切換え
て、シリンダ54の作動エアを抜く。この操作により、
ばね78の反発力によってロッド77が引き上げられる
ので、プラグロッド46の下端に設けてある空気弁45
が開かれ、その結果、袋状の不定形容器1内の空気が吸
い出されて、該容器1が平板状に縮小する。
【0025】(3) 空気弁145の閉止:3方向切換
弁82を作動エア供給側に切換えて、空気弁145を閉
止する。同時に、3方向切換弁61を切換えて、プラグ
ロッド46の空気通路46b内の圧力を低圧側の圧縮エ
アの圧力とする。
【0026】(4) 充填:切換弁62を切換えて、エ
アシリンダ53を縮退作動する。これにより、プラグロ
ッド46が上昇するので、図1に示すように、弁筒47
とノズル弁本体41の下部とによって構成された液弁が
開かれる。一方、同時に計量ポンプ34を作動して、該
ポンプ34内の計量済み充填液を充填ノズル140に送
給する。これにより、充填ノズル140の開口部90か
ら規定量の充填液が容器1内に充填される。
【0027】(5) 液弁の閉止:切り換え弁62を切
換えて、エアシリンダ53を伸張作動する。これによ
り、プラグロッド46が下降するので、図2に示すよう
に、充填ノズル140の開口部90に空気弁145の先
端が挿入された状態になる。つまり、液弁が閉止され
る。
【0028】(6) 充填ノズルの上昇:図示省略のノ
ズル昇降手段で充填ノズル140を上昇させて、該充填
ノズル140の下端を容器1から離す。
【0029】(7) 残留充填液の除去:容器1が充填
ノズル140の下端から十分に離れた後、3方向切換弁
82をエア排出側に作動して空気弁145を開く。これ
により、低圧エアが空気通路46bを介してプラグロッ
ド46の先端を流通するので、該先端に残留する充填液
滴が吹き除かれる。続いて、4方向切換弁91を作動し
て、配管92に送るエアを高圧エアに切り換える。この
高圧エアは、空気通路46bを通って空気弁145から
噴出するので、プラグロッド46の先端および充填ノズ
ル140の下部に残留する充填液滴を更に強く吹き飛ば
して清掃する。このエアによる清掃は短時間でよい。清
掃を終了する際には、まず、4方向切換弁を切換えて、
空気通路46bに送るエアを低圧エアに切換え、続いて
3方向切換弁82をエア供給側に切換えて、空気弁14
5を閉じる。
【0030】(8) 容器交換、充填液計量:充填が終
了した実入り容器を送り出した後、空容器1を充填ノズ
ル140の下に導入する。一方、この容器交換の間に切
換弁33を切換えて、充填液タンク31側の液通路32
aと計量ポンプ34側の液通路34aとを連通させると
ともに、計量ポンプ34を吸込み側に作動して、該計量
ポンプ334内に規定量の充填液を満たす。以後、以上
の工程サイクルを繰り返す。
【0031】
【第2の実施の形態】この第2の実施形態では、前記第
1の実施形態における工程(3)の終了後から工程
(7)までの間に、つまり、空気弁145が閉じられた
状態にある間に水ポンプ85を1回作動するという工程
が設けられる。上記水ポンプ85を作動すると、水配管
87および水供給継手84を介して少量の清浄水がプラ
グロッド46の空気通路46bの上部から流入し、空気
弁145内に貯留される。したがって、前記工程(7)
で空気弁145が開かれると、空気通路46bの上方か
ら供給される清浄空気と共に上記清浄水がプラグロッド
46の先端を流通する。上記清浄水を空気と併用すれ
ば、空気弁145の清掃がをより確実になる。すなわ
ち、充填工程において、糖度が高く、粘性の大きい飲料
水等の充填が実施された場合においても、糖分を清浄水
で洗って除去することができる。それ故、この第2の実
施形態によれば、こびりついた糖分のために空気弁14
5が動き難くなる等の不都合が回避される。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、負圧によって容器内か
ら空気を抜いた後に液体を充填するので、充填液内の発
泡を抑えて充填の精度を向上することができ、かつ、充
填中に容器から空気排出管へ液が逆流することがない。
また、充填終了後、容器が離れてからプラグロッド内の
気体通路に加圧気体を送り、これをプラグロッドの先端
に設けた開閉弁から吹き出すようにしているので、プラ
グロッドの先端やノズル本体の液体充填用開口部に残留
した充填液の滴を吹き飛ばして除去することができ、そ
の結果、後垂れによる容器の汚れが回避される。更に、
高粘度の液体や固形物が混ざった液体を充填するときで
も、この液体がプラグロッド内に吸い込まれることがな
いので、該液体が開閉弁に粘着してその動きに支障を与
えるという虞れがない。しかも、開閉弁に多少の粘性体
がこびりついても、この開閉弁がエアシリンダ等の駆動
手段で強制作動されるので、この開閉弁の機能が損なわ
れることがない。さらにまた、プラグロッド内の気体通
路に洗浄水を送り込むようにした場合には、糖度が高
く、粘性の大きい飲料水等の充填に適用しても、糖分を
水で洗って確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る充填ノズルの断面を含む充填装置
の模式図。
【図2】容器内の空気を吸引しているときの充填ノズル
の動作態様を示した断面図。
【図3】図2のA−A拡大断面図。
【図4】従来の充填ノズルの構成を示す模式図。
【符号の説明】
1 容器 2 容器グリッパ 31 充填液タンク 33 切換弁 34 計量ポンプ 36 可撓充填管、 41 ノズル弁本体 41a 小径筒部 42 外筒 43 センタリングベル 44 圧縮ばね 46 プラグロッド 46a 空気通路 51 上部外筒 53 エアシリンダ 54 シリンダ 61 3方向切換弁 62 4方向切換弁 77 ロッド 77b ピストン 82 3方向切換弁 85 ポンプ 91 4方向切換弁 140 充填ノズル 145 空気弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 利和 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 Fターム(参考) 3E079 AA07 AB06 BB01 BB02 CC01 DD02 DD31 DD44 DE01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体充填用の開口部を構成する小径筒部
    を先端部に有し、かつ、充填液を導入するための液入口
    を有する中空状のノズル弁本体と、 前記ノズル弁本体内に該ノズル弁本体の軸方向に移動可
    能にかつ液密に内挿され、前記小径筒部内に進入可能な
    先端部形状を有するとともに、先端において開口する気
    体通路を内部に有したプラグロッドと、 前記プラグロッドの先端部が前記小径筒部内に進入した
    際に前記ノズル弁本体の開口部を閉塞する閉塞手段と、 前記プラグロッドを軸方向に駆動する駆動手段と、 前記プラグロッドの気体通路を該プラグロッドの先端に
    おいて開閉する開閉弁と、 前記開閉弁を開閉駆動する弁開閉駆動手段と、 前記プラグロッドの気体通路内における圧力状態を正圧
    状態と負圧状態に切換える正負圧切換手段とを備えるこ
    とを特徴とする液体充填ノズル。
  2. 【請求項2】 前記正圧状態の気体圧を低圧と高圧に切
    換える圧力切換手段を付加したことを特徴とする請求項
    1記載の液体充填ノズル。
  3. 【請求項3】 前記プラグロッドの気体通路に洗浄用の
    液体を供給する液体供給手段を付加したことを特徴とす
    る請求項1または2記載の液体充填ノズル。
  4. 【請求項4】 前記弁開閉駆動手段が、前記気体通路に
    介在させた駆動力伝達要素を介して前記開閉弁を駆動す
    るように構成されていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の液体充填ノズル。
  5. 【請求項5】 液体充填用の開口部を構成する小径筒部
    を先端部に有し、かつ、内部に充填液を導入するための
    液入口を有する中空状のノズル弁本体と、前記ノズル弁
    本体内に該ノズル弁本体の軸方向に移動可能にかつ液密
    に内挿され、前記小径筒部内に進入可能な先端部形状を
    有するとともに、先端において開口する気体通路を内部
    に有したプラグロッドと、前記プラグロッドの先端部が
    前記小径筒部内に進入した際に前記ノズル弁本体の開口
    部を閉塞する閉塞手段と、前記プラグロッドを軸方向に
    駆動する駆動手段と、前記プラグロッドの気体通路を該
    プラグロッドの先端において開閉する開閉弁とを備えた
    充填ノズルを使用する液体の充填方法であって、 前記ノズル本体の開口部を閉塞した状態で容器の口部を
    該開口部の先端に密接させるステップと、 前記気体通路を負圧にした後に前記開閉弁を開いて前記
    容器内の空気を排出するステップと、 前記容器内の空気が排出された後に、前記開閉弁を閉じ
    て前記気体通路を正圧にするステップと、 前記開口部を開いて液体の充填を開始し、その充填の終
    了後に該開口部を閉塞するステップと、 前記容器の口部を前記開口部の先端から離した後、前記
    開閉弁を開いて前記気体通路内の気体を前記プラグロッ
    ドの先端から噴出させ、この噴出した気体によって、前
    記プラグロッドの先端および開口部に残留した充填液滴
    を吹き払うステップとを含むことを特徴とする液体充填
    方法。
  6. 【請求項6】 前記充填液滴を吹き払うステップにおい
    て、前記気体通路の正圧の気体の圧力を低圧から高圧に
    切換えるようにしたことを特徴とする請求項5記載の液
    体充填方法。
  7. 【請求項7】 前記開閉弁が閉じられているときに前記
    気体通路に洗浄液を供給し、前記充填液滴を吹き払うス
    テップにおいて、この洗浄液を前記気体と共に前記プラ
    グロッドの先端から噴出させるようにしたことを特徴と
    する請求項5または6に記載の液体充填方法。
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