JP2000282831A - 船外機の潤滑構造 - Google Patents

船外機の潤滑構造

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JP2000282831A
JP2000282831A JP11090219A JP9021999A JP2000282831A JP 2000282831 A JP2000282831 A JP 2000282831A JP 11090219 A JP11090219 A JP 11090219A JP 9021999 A JP9021999 A JP 9021999A JP 2000282831 A JP2000282831 A JP 2000282831A
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camshaft
oil
cylinder head
outboard motor
closed space
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Naoki Kawasaki
直樹 川崎
Mitsuhiko Ota
光彦 太田
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M9/00Lubrication means having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M7/00
    • F01M9/10Lubrication of valve gear or auxiliaries
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
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    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バルブエンド部に充分な潤滑オイルの供給を可
能にした船外機の潤滑構造を提供するにある。 【解決手段】エンジンのシリンダヘッド8内にカムシャ
フト21等の動弁装置20を備え、カムシャフト21の
下端にこのカムシャフト21の駆動機構32を備えた船
外機において、カムシャフト21の上端を支持する軸受
ボス31aの上方に閉空間50をシリンダヘッド8と一
体に形成し、この閉空間50内に潤滑オイルを導くオイ
ル通路42a,52をシリンダヘッド8内に設けたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機の潤滑構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】4サイクルエンジンはシリンダヘッド内
に動弁装置を備えている。動弁装置の各摺接部は例えば
オイル通路などによって導かれる潤滑オイルによって絶
えず潤滑が行われている。
【0003】ところで、動弁装置のうち、吸・排気バル
ブの頭頂部と、これらのバルブを開閉操作するロッカア
ーム端部との接点、いわゆるバルブエンド部には直接潤
滑オイルを供給する手段がなく、バルブエンド部の潤滑
はシリンダヘッド内を飛散する潤滑オイルの飛沫に頼っ
ているのが現状である。
【0004】一方、船外機のエンジンのようにクランク
シャフトを縦に配置したエンジンはそのカムシャフトも
縦に配置されている。このカムシャフトの軸方向にかか
るスラストは、カムシャフトが内装されるシリンダヘッ
ドの最下部にスラスト受け構造を配置し、このスラスト
受け構造でカムシャフトの下端部を支持している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリン
ダヘッド内を飛散する潤滑オイルの飛沫だけではバルブ
エンド部の潤滑を充分に行えない。特に船外機に搭載さ
れるエンジンのように縦形エンジンの場合、上方に配置
された気筒用のバルブエンド部には充分に潤滑オイルが
供給されない。その結果、このバルブエンド部の硬度を
通常より高く設定しなければならず、コストの上昇を招
くと共に、部品の共用化が妨げられる。
【0006】一方、シリンダヘッドの最下部にスラスト
受け構造を配置した場合、カムシャフトの組付けや取外
しが困難であるため、組付性、整備性が悪い。
【0007】また、スラスト受け構造をシリンダヘッド
の上方に配置した場合、上述した理由からスラスト受け
構造とカムシャフトとの摺接面に十分な潤滑オイルが行
き渡らず、これらの摺接面に摩耗が発生する可能性があ
って好ましくない。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、バルブエンド部に充分な潤滑オイルの供給を可
能にした船外機の潤滑構造を提供することを目的とす
る。
【0009】本発明の他の目的は、スラスト受け構造の
レイアウトの自由度を向上させた船外機の潤滑構造を提
供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機の潤
滑構造は、上述した課題を解決するために、請求項1に
記載したように、エンジンのシリンダヘッド内にカムシ
ャフト等の動弁装置を備え、上記カムシャフトの下端に
このカムシャフトの駆動機構を備えた船外機において、
上記カムシャフトの上端を支持する軸受ボスの上方に閉
空間を上記シリンダヘッドと一体に形成し、この閉空間
内に潤滑オイルを導くオイル通路を上記シリンダヘッド
内に設けたものである。
【0011】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、エンジンのシリンダヘッド内
にカムシャフト等の動弁装置を備え、上記カムシャフト
の下端にこのカムシャフトの駆動機構を備えた船外機に
おいて、上記カムシャフトの上端を支持する軸受ボスの
上方にカバー部材を設けてその内部に閉空間を上記シリ
ンダヘッドと別体に形成し、この閉空間内に潤滑オイル
を導くオイル通路を上記シリンダヘッド内に設けたもの
である。
【0012】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、エンジンのシリンダヘッド
内にカムシャフト等の動弁装置を備え、上記カムシャフ
トの上端にこのカムシャフトの駆動機構を備えた船外機
において、上記シリンダヘッドの上部に上記カムシャフ
トの上端を支持するシールハウジングを設けてその内部
に閉空間を上記シリンダヘッドと別体に形成し、この閉
空間内に潤滑オイルを導くオイル通路を上記シリンダヘ
ッド内に設けたものである。
【0013】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記動弁装置直上の上
記閉空間下面にオイル落し通路を形成し、このオイル落
し通路を介して上記閉空間内の潤滑オイルを上記動弁装
置に向かって落下させたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0015】図1は、この発明を適用した船外機の左側
面図である。図1に示すように、この船外機1はエンジ
ンホルダ2を備え、このエンジンホルダ2の上方にエン
ジン3が設置される。また、エンジンホルダ2の下方に
はオイルパン4が配置されると共に、例えばエンジンホ
ルダ2にはブラケット5が取付けられ、このブラケット
5を介して船外機1が図示しない船体のトランサムに装
着される。また、エンジン3の周囲は船外機カバー6に
より覆われる。
【0016】図2は、エンジン3部分の拡大側面図であ
り、船外機カバー6のみを断面で示す。図1および図2
に示すように、この船外機1に搭載されるエンジン3
は、例えばシリンダヘッドカバー7、シリンダヘッド
8、シリンダブロック9およびクランクケース10等を
組み合わせて構成された水冷4サイクル三気筒エンジン
であり、各気筒(図示せず)が上下方向に併設されたも
のである。なお、便宜上本実施形態においては最上部に
配置された気筒を一番気筒と称し、以下、下方に向かっ
て二番、三番気筒と続く。
【0017】エンジン3の最前部、図1および図2にお
いては左側に配置されるクランクケース10の後方(右
側)にはシリンダブロック9が配置される。また、シリ
ンダブロック9の後方にはシリンダヘッド8が配置され
る。さらに、シリンダヘッド8の後部開口はシリンダヘ
ッドカバー7によって覆われる。そして、このエンジン
3はクランクケース10とシリンダブロック9との接合
部内にクランクシャフト11が略垂直に配置されたバー
ティカル型のエンジンである(図1参照)。
【0018】図1に示すように、オイルパン4の下部に
はシャフトハウジング12が設置される。エンジンホル
ダ2、オイルパン4およびシャフトハウジング12内に
はドライブシャフト13が略垂直に配置され、その上端
部がクランクシャフト11の下端部に連結される。ドラ
イブシャフト13はシャフトハウジング12内を下方に
向かって延び、シャフトハウジング12の下部に設けら
れたギヤケース14内のベベルギヤ15およびプロペラ
シャフト16を介してプロペラ17を駆動するように構
成される。
【0019】図3は図2に示すエンジン3のIII矢視
図であって、シリンダヘッドカバー7を外した状態のシ
リンダヘッド8の後面図であり、本発明の第一実施形態
を示す。また、図4は図3のIV−IV線に沿う断面
図、そして図5は図3のV−V線に沿う断面図である。
【0020】図3〜図5に示すように、このエンジン3
のシリンダヘッド8内には動弁装置20が設けられる。
動弁装置20は、クランクシャフト11と平行に配置さ
れたカムシャフト21と、吸気バルブ22および排気バ
ルブ23と、カムシャフト21上に設けられた動弁用の
吸・排気カム24,25と、これらの吸・排気カム2
4,25の回転を両バルブ22,23に伝達する吸気用
および排気用ロッカアーム26,27と、これらのロッ
カアーム26,27を回動自在に支持する吸気用および
排気用ロッカシャフト28,29等を主な構成部材とし
て備える。
【0021】本実施形態に示すエンジン3の動弁装置2
0は各気筒毎に二本の吸気バルブ22,22および一本
の排気バルブ23を備え、カムシャフト21上にはこれ
らのバルブ22,22,23に対応して各気筒毎に吸気
カム24および排気カム25からなるカム列を備える。
また、本実施形態においては、一本の吸気用ロッカアー
ム26によって二本の吸気バルブ22,22を開閉操作
する。
【0022】カムシャフト21には軸受ジャーナル30
a〜30dがカムシャフト21の両端部と、一番および
二番気筒のカム列間と、二番および三番気筒のカム列間
に形成される。これらの軸受ジャーナル30a〜30d
は、シリンダヘッド8に一体に形成された筒状の軸受ボ
ス31a〜31dによって回転自在に支持される。ま
た、軸受ボス31a〜31dは各軸受ジャーナル30a
〜30dに対応した位置、すなわち各気筒間およびシリ
ンダヘッド8の上下端に配置される。なお、カムシャフ
ト21の下端部にはカムシャフト21の駆動機構である
カムドリブンギヤ32が設けられ、詳細には図示しない
が、タイミングチェーン33を介してクランクシャフト
11の回転が伝達される。
【0023】各ロッカシャフト28,29は軸受ボス3
1a〜31d上に設置され、ブラケット34を介してボ
ルト35等で各軸受ボス31a〜31d上に固定され
る。この時、各ロッカシャフト28,29は中空のノッ
クピン36を用いることにより例えば一番および二番気
筒の間と、三番気筒下方の軸受ボス31b,31d上に
位置決めされる。各ロッカシャフト28,29には各ロ
ッカアーム26,27の支持部26a,27aが回動自
在に軸支されると共に、ロッカシャフト28,29を固
定するブラケット34とロッカアーム26,27の支持
部26a,27aとの間にはスぺーサスプリング37が
配置されてロッカアーム26,27をロッカシャフト2
8,29上に位置決めする。
【0024】各ロッカアーム26,27の一端は各バル
ブ22,23の頭頂部に当接する。そして、カムシャフ
ト21の回転によりロッカアーム26,27の他端部に
形成されたカムフロア面26b,27bが吸・排気カム
24,25に押し上げられて各バルブ22,23を開閉
させる。なお、各バルブ22,23はバルブスプリング
38により常時閉状態で保持される。
【0025】各ロッカシャフト28,29内にはその軸
方向に延びるオイルギャラリ39が形成される。また、
カムシャフト21下端に設けられた軸受ジャーナル30
dの外周面にはオイル溝40が周方向に形成されると共
に、この軸受ジャーナル30dを支持する軸受ボス31
dの内周面にはオイル溝40に向かって開口する(図示
せず)オイル導入路41が設けられ、図示しないオイル
ポンプによって圧送された潤滑オイルがオイル溝40に
導かれる。
【0026】三番気筒下方の軸受ボス31dに形成され
たノックピン36用の穴はオイル溝40に対向する軸受
ボス31dの内周面に向かって開口し、中空のノックピ
ン36がオイル通路42dとなってオイル溝40に導か
れた潤滑オイルをロッカシャフト28,29内に形成さ
れたオイルギャラリ39内に導く。そして、このオイル
ギャラリ39から残りの軸受ボス31a〜31c内周面
に向かってオイル通路42a〜42cが形成され、軸受
ボス31a〜31dと軸受ジャーナル30a〜30dと
の摺接面を潤滑する。
【0027】なお、一番および二番気筒の間の軸受ボス
31bに形成されるオイル通路42bは三番気筒下方の
軸受ボス31dのオイル通路42d同様、ノックピン3
6用の穴を兼ねる。さらに、オイルギャラリ39からは
各ロッカアーム26,27の支持部26a,27aとの
摺接面に向かってもオイル通路43a〜43cが形成さ
れる。
【0028】図3および図5に示すように、軸受ボス3
1a〜31dのうち、カムシャフト21の上端を支持す
る軸受ボス31aの上方には閉空間であるオイル室50
がシリンダヘッド8と一体に形成され、このオイル室5
0はその開口部51がシリンダヘッドカバー7によって
塞がれる。そして、ロッカシャフト28,29のオイル
ギャラリ39から軸受ボス31a〜31d内周面に向か
って形成されるオイル通路42a〜42dのうち、上記
オイル室50に最も近接したオイル通路、本実施形態に
おいてはカムシャフト21上端の軸受ジャーナル30a
に向かって延びるオイル通路42aの途中からはオイル
室50に向かって他のオイル通路であるオイル分岐路5
2が形成される。
【0029】さらに、図3に示すように、吸・排気バル
ブ22,23の頭頂部と、これらのバルブ22,23を
開閉操作するロッカアーム26,27端部との接点、い
わゆるバルブエンド部53直上のオイル室50下面には
オイル落し通路54が形成される。
【0030】図6はシリンダヘッドカバー7を外した状
態のシリンダヘッド8の後面図であり、本発明の第二実
施形態を示す。また、図7は図6のVII−VII線に
沿う断面図である。なお、第一実施形態と同一の構成部
材には同一の符号を付す。
【0031】図6および図7に示すように、軸受ボス3
1a〜31dのうち、カムシャフト21の上端を支持す
る軸受ボス31aの上方にはカバー部材であるアッパー
カバー60が設けられ、その内部に閉空間であるオイル
室61が形成される。そして、ロッカシャフト28,2
9のオイルギャラリ39から軸受ボス31a〜31d内
周面に向かって形成されるオイル通路42a〜42dの
うち、第一実施形態同様カムシャフト21上端の軸受ジ
ャーナル30aに向かって延びるオイル通路42aの途
中からオイル室61に向かって他のオイル通路であるオ
イル分岐路62が形成される。
【0032】さらに、図6に示すように、第一実施形態
同様にバルブエンド部63直上のオイル室61下面には
オイル落し通路64が形成される。
【0033】図8は、シリンダヘッド8の縦断面図であ
り、本発明の第三実施形態を示す。このシリンダヘッド
を備えるエンジン(図示せず)はカムシャフト21の上
端部にカムシャフト21の駆動機構であるカムドリブン
プーリ70が設けられ、詳細には図示しないが、タイミ
ングベルト(図示せず)を介してクランクシャフト11
の回転が伝達される構造を有する。
【0034】また、カムシャフト21の上端がシリンダ
ヘッド8外に突出するため、カムシャフト21の突出部
の周囲にオイルシール71が設けられる。さらに、この
オイルシール71はシールハウジング72によって保持
される。
【0035】このシールハウジング72は、上述した第
二実施形態に示すアッパーカバー60同様のカバー形状
を有し、その内部に閉空間であるオイル室73が形成さ
れる。そして、ロッカシャフト28,29のオイルギャ
ラリ39から軸受ボス31a〜31d内周面に向かって
形成されるオイル通路42a〜42dのうち、第一およ
び第二実施形態同様カムシャフト21上端の軸受ジャー
ナル30aに向かって延びるオイル通路42aの途中か
らオイル室73に向かって他のオイル通路であるオイル
分岐路74が形成される。
【0036】さらに、詳細には図示しないが、第一およ
び第二実施形態同様にバルブエンド部直上のオイル室7
3下面にはオイル落し通路(図示せず)が形成される。
【0037】ところで、本発明の各実施形態に適用した
エンジン3のカムシャフト21はクランクシャフト11
同様縦に配置されるため、このカムシャフト21の軸方
向にかかるスラストは、カムシャフト21が内装される
シリンダヘッド8にスラスト受け構造80を設けて受け
ている。図7および図8に示すように、カムシャフト2
1の一部、第二および第三実施形態においてはカムシャ
フト21の上端、にはスラスト受け構造80を構成する
周溝81が形成されると共に、シリンダヘッド8の上面
で、上記オイル室61,73の内部には他のスラスト受
け構造80を構成する例えば板状のスラストプレート8
2が固定され、このスラストプレート82がカムシャフ
ト21の周溝81に勘合してカムシャフト21の軸方向
にかかるスラストを受ける。
【0038】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0039】カムシャフト21の上端を支持する軸受ボ
ス31aの上方に閉空間であるオイル室50をシリンダ
ヘッド8と一体に(第一実施形態)、またはアッパーカ
バー60やシールハウジング72を用いてオイル室6
1,73を別体に(第二および第三実施形態)形成し、
ロッカシャフト28,29のオイルギャラリ39内に導
かれた潤滑オイルをオイル通路42aおよび他のオイル
通路であるオイル分岐路52,62,74を介してオイ
ル室50,61,73内に導くと共に、バルブエンド部
53,63直上のオイル室50,61,73下面にオイ
ル落し通路54,64を形成したことにより、オイル室
50,61,73内の潤滑オイルがオイル落し通路5
4,64からバルブエンド部53,63に向かって落下
し、バルブエンド部53,63を充分に潤滑することが
できる。特に、上方に配置された気筒用のバルブエンド
部には潤滑オイルが直接かかるので、バルブエンド部の
硬度を通常より高く設定する必要もなくなってコストを
低減させることができる。
【0040】また、シリンダヘッド8の上部に閉空間で
あるオイル室61,73が設けられるので、このオイル
室内にスラスト受け構造80を配置することが可能にな
る。その結果、スラスト受け構造80のレイアウトの自
由度が向上すると共に、スラスト受け構造80が簡単に
着脱可能になるので、カムシャフト21の組付けや取外
しが容易になって、組付性、整備性が向上する。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機の潤滑構造によれば、エンジンのシリンダヘッド内に
カムシャフト等の動弁装置を備え、上記カムシャフトの
下端にこのカムシャフトの駆動機構を備えた船外機にお
いて、上記カムシャフトの上端を支持する軸受ボスの上
方に閉空間を上記シリンダヘッドと一体に形成し、この
閉空間内に潤滑オイルを導くオイル通路を上記シリンダ
ヘッド内に設けると共に、上記動弁装置直上の上記閉空
間下面にオイル落し通路を形成し、このオイル落し通路
を介して上記閉空間内の潤滑オイルを上記動弁装置に向
かって落下させたため、動弁装置の、特にバルブエンド
部を充分に潤滑することができて性能の向上およびコス
トの低減を図ることができると共に、上記閉空間内にス
ラスト受け構造の配置が可能になり、スラスト受け構造
のレイアウトの自由度やカムシャフトの組付性、整備性
が向上する。
【0042】また、エンジンのシリンダヘッド内にカム
シャフト等の動弁装置を備え、上記カムシャフトの下端
にこのカムシャフトの駆動機構を備えた船外機におい
て、上記カムシャフトの上端を支持する軸受ボスの上方
にカバー部材を設けてその内部に閉空間を上記シリンダ
ヘッドと別体に形成し、この閉空間内に潤滑オイルを導
くオイル通路を上記シリンダヘッド内に設けると共に、
上記動弁装置直上の上記閉空間下面にオイル落し通路を
形成し、このオイル落し通路を介して上記閉空間内の潤
滑オイルを上記動弁装置に向かって落下させたため、動
弁装置の、特にバルブエンド部を充分に潤滑することが
できて性能の向上およびコストの低減を図ることができ
ると共に、上記閉空間内にスラスト受け構造の配置が可
能になり、スラスト受け構造のレイアウトの自由度やカ
ムシャフトの組付性、整備性が向上する。
【0043】さらに、エンジンのシリンダヘッド内にカ
ムシャフト等の動弁装置を備え、上記カムシャフトの上
端にこのカムシャフトの駆動機構を備えた船外機におい
て、上記シリンダヘッドの上部に上記カムシャフトの上
端を支持するシールハウジングを設けてその内部に閉空
間を上記シリンダヘッドと別体に形成し、この閉空間内
に潤滑オイルを導くオイル通路を上記シリンダヘッド内
に設けると共に、上記動弁装置直上の上記閉空間下面に
オイル落し通路を形成し、このオイル落し通路を介して
上記閉空間内の潤滑オイルを上記動弁装置に向かって落
下させたため、動弁装置の、特にバルブエンド部を充分
に潤滑することができて性能の向上およびコストの低減
を図ることができると共に、上記閉空間内にスラスト受
け構造の配置が可能になり、スラスト受け構造のレイア
ウトの自由度やカムシャフトの組付性、整備性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機の潤滑構造の一実施形態を
示す船外機の左側面図。
【図2】エンジン部分の拡大側面図。
【図3】図2に示すエンジンのIII矢視図であって、
シリンダヘッドカバーを外した状態のシリンダヘッドの
後面図(第一実施形態)。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図。
【図6】シリンダヘッドカバーを外した状態のシリンダ
ヘッドの後面図(第二実施形態)。
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図。
【図8】シリンダヘッドの縦断面図(第三実施形態)。
【符号の説明】 1 船外機 3 エンジン 8 シリンダヘッド 20 動弁装置 21 カムシャフト 28,29 ロッカシャフト 31a〜31d 軸受ボス 32 カムドリブンギヤ(カムシャフトの駆動機構) 39 オイルギャラリ 42a〜42d オイル通路 43a〜43c オイル通路 50,61,73 オイル室(閉空間) 52,62,74 オイル分岐路(オイル通路) 54,64 オイル落し通路 60 アッパーカバー(カバー部材) 70 カムドリブンプーリ(カムシャフトの駆動機構) 72 シールハウジング 82 スラストプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01M 1/06 F01M 1/06 Z 9/08 9/08 F02F 1/24 R F02F 1/24 B63H 21/26 K Fターム(参考) 3G013 AA06 AA07 AB01 BA01 BA02 BA03 BB14 BC15 BC20 BC21 BD11 BD12 BD14 BD35 BD38 BD39 3G016 AA02 AA07 AA12 AA19 BA03 BA05 BA22 BA23 BA27 BA32 BA45 BA50 BB12 BB26 CA13 CA17 CA21 CA22 CA31 CA36 CA57 CA59 GA00 3G024 AA18 AA19 BA23 CA01 DA03 DA05 DA09 DA18 DA23 EA11 FA07 FA14 GA40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダヘッド内にカムシャ
    フト等の動弁装置を備え、上記カムシャフトの下端にこ
    のカムシャフトの駆動機構を備えた船外機において、上
    記カムシャフト21の上端を支持する軸受ボス31aの
    上方に閉空間50を上記シリンダヘッド8と一体に形成
    し、この閉空間50内に潤滑オイルを導くオイル通路4
    2a,52を上記シリンダヘッド8内に設けたことを特
    徴とする船外機の潤滑構造。
  2. 【請求項2】 エンジンのシリンダヘッド内にカムシャ
    フト等の動弁装置を備え、上記カムシャフトの下端にこ
    のカムシャフトの駆動機構を備えた船外機において、上
    記カムシャフト21の上端を支持する軸受ボス31aの
    上方にカバー部材60を設けてその内部に閉空間61を
    上記シリンダヘッド8と別体に形成し、この閉空間61
    内に潤滑オイルを導くオイル通路42a,62を上記シ
    リンダヘッド8内に設けたことを特徴とする船外機の潤
    滑構造。
  3. 【請求項3】 エンジンのシリンダヘッド内にカムシャ
    フト等の動弁装置を備え、上記カムシャフトの上端にこ
    のカムシャフトの駆動機構を備えた船外機において、上
    記シリンダヘッド8の上部に上記カムシャフト21の上
    端を支持するシールハウジング72を設けてその内部に
    閉空間73を上記シリンダヘッド8と別体に形成し、こ
    の閉空間73内に潤滑オイルを導くオイル通路42a,
    74を上記シリンダヘッド8内に設けたことを特徴とす
    る船外機の潤滑構造。
  4. 【請求項4】 上記動弁装置20直上の上記閉空間5
    0,61,73下面にオイル落し通路54,64を形成
    し、このオイル落し通路54,64を介して上記閉空間
    50,61,73内の潤滑オイルを上記動弁装置20に
    向かって落下させた請求項1、2または3記載の船外機
    の潤滑構造。
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