JP2000289355A - 印刷用テープおよびこれのテープカートリッジ - Google Patents

印刷用テープおよびこれのテープカートリッジ

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JP2000289355A
JP2000289355A JP11105609A JP10560999A JP2000289355A JP 2000289355 A JP2000289355 A JP 2000289355A JP 11105609 A JP11105609 A JP 11105609A JP 10560999 A JP10560999 A JP 10560999A JP 2000289355 A JP2000289355 A JP 2000289355A
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thermal
tape
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JP11105609A
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English (en)
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Hideki Sakano
秀樹 坂野
Yoshikiyo Furuya
吉清 古屋
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1回の印刷により複数枚の印刷済みテープの
作製や各印刷面に変化を持たせて応用範囲を広げるため
に、複数層の印刷面を備える。 【解決手段】 表面に熱転写方式で印刷が可能な受像層
100および当該受像層100を裏面側から保持する基
材層101を備えた熱転写印刷テープ102と、表面に
感熱方式で印刷が可能な感熱層103および当該感熱層
103を裏面側から保持する基材層104を備えた感熱
印刷テープ105とを、相互に剥離可能に積層したもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ印刷装置に
用いられる印刷用テープおよびこの印刷用テープを収容
したテープカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープ印刷装置は、印刷用テープを収容
したテープカートリッジを装置内に装着し、このテープ
カートリッジから繰り出された印刷用テープに、キー操
作で入力した所望の文字や図形などを印刷するととも
に、印刷用テープの印刷済み部分を所定の長さに切断し
てラベルを作製できるようになっている。従来の印刷用
テープは印刷面が単層からなり、この印刷面にその都度
入力した文字や図形が印刷される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の印刷用テ
ープにあっては、印刷面が単層であるため1回の印刷に
よって1枚の印刷済みテープのみが得られることにな
る。ところが、同様の内容を複数枚印刷する場合には、
印刷操作を所要回数繰り返す必要があり、時間かかると
共に作業が繁雑になる不具合があった。
【0004】本発明は、1回の印刷により複数枚の印刷
済みテープを同時に作製することができる印刷用テープ
およびこれのテープカートリッジを提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷用テープ
は、表面に熱転写方式で印刷が可能な受像層および受像
層を裏面側から保持する基材層を備えた熱転写印刷テー
プと、表面に感熱方式で印刷が可能な感熱層および感熱
層を裏面側から保持する基材層を備えた1以上の感熱印
刷テープとを、相互に剥離可能に積層して成ることを特
徴とする。
【0006】この構成によれば、熱転写印刷テープは基
材層に保持された受像層を備え、この受像層には熱転写
方式により印刷が可能となり、また、感熱印刷テープは
基材層に保持された感熱層を備え、この感熱層には感熱
方式により印刷が可能となる。そして、このようにそれ
ぞれ印刷が可能となった熱転写印刷テープと1以上の感
熱印刷テープとが隔離可能に積層されることにより、こ
れら熱転写印刷テープおよび感熱印刷テープには1つの
発熱体によって同時に印刷することができ、かつ、それ
ぞれを剥離することにより、1回の印刷により複数枚の
印刷済みテープを作製することができる。
【0007】また、1以上の感熱印刷テープは、感熱層
および基材層を相互に剥離可能に複数積層してなること
が望ましい。
【0008】この構成によれば、感熱印刷テープが相互
に剥離可能に複数層設けられることにより、1回の印刷
により各層の感熱層が同時に印刷されるため、1回の印
刷により作製される印刷済みテープの枚数を自由に設定
することができる。
【0009】更に、積層された感熱印刷テープの各感熱
層は、相互に感熱温度を異ならせることが望ましい。
【0010】この構成によれば、発熱体の温度を制御す
ることにより複数設けた感熱層のいずれかを選択して印
刷することができ、延いては、それぞれの感熱層に異な
る内容のキャラクタを印刷することができる。
【0011】更にまた、熱転写印刷テープと熱転写印刷
テープに隣接する感熱印刷テープとの間、および隣接す
る感熱印刷テープ同士の間には、熱転写印刷テープの基
材層の裏面または感熱印刷テープの基材層の裏面に粘着
層が設けられるとともに、これらに隣接して積層される
感熱印刷テープの表面に容易に剥離可能な剥離層が設け
られることが望ましい。
【0012】この構成によれば、熱転写印刷テープと感
熱印刷テープ、および感熱印刷テープ同士は粘着層によ
り互いに積層状態で接着される一方、この粘着層は剥離
層に接着されるため、印刷済みテープを作製してこれを
使用する際には、互いに積層された熱転写印刷テープと
感熱印刷テープおよび感熱印刷テープ同士の剥離を容易
にして、これらから成る印刷用テープを簡単に複数枚に
分離できる。
【0013】また、前記熱転写印刷テープと感熱印刷テ
ープ、または複数積層された各感熱印刷テープは、相互
に地色が異なることが望ましい。
【0014】この構成によれば、熱転写印刷テープおよ
び感熱印刷テープが積層された印刷用テープを各層で分
離した際に、分離された複数枚の印刷済みテープをカラ
フルにして色彩性に富んだ印刷用テープを提供すること
ができるとともに、貼り付けようとする被着体の地色に
応じて印刷済みテープの色を選択でき、かつ、目的に合
わせて色別に張り付けることにより分類性を向上するこ
とができる。
【0015】更に、前記各感熱印刷テープには、予め異
なるキャラクタが印刷されていることが望ましい。
【0016】この構成によれば、積層された印刷用テー
プを各層で分離した際に、分離された複数枚の印刷済み
テープのキャラクタがそれぞれ異なるため、趣向性のあ
る印刷用テープを提供することができるとともに、目的
に合わせてキャラクタ別に張り付けることにより分類性
を向上することができる。
【0017】更にまた、各感熱層は、異なる色彩で発色
することが望ましい。
【0018】この構成によれば、積層された印刷用テー
プを各層で分離した際に、分離された複数枚の印刷済み
テープの印刷色がそれぞれ異なるため、貼り付けようと
する被着体の地色に応じて印刷色を選択することができ
るとともに、目的に合わせて印刷色別に張り付けること
により分類性を向上することができる。
【0019】また、熱転写印刷テープとは逆側に位置す
る最外層の感熱印刷テープの裏面側に積層した粘着層
と、粘着層の裏面側に積層した剥離紙層とが、更に積層
されていることが望ましい。
【0020】この構成によれば、最外層の感熱層の裏面
側の粘着層により、互いに積層された熱転写印刷テープ
および感熱印刷テープを全体的に貼り付けることがで
き、また、最外層の感熱印刷テープを剥離して、この剥
離した感熱印刷テープのみを貼り付けることができる。
また、粘着層は剥離紙層によって保護されるため、印刷
済みテープを保管したり携帯することができるととも
に、剥離紙を剥離することによりいつでも被着体に貼り
付けることができる。
【0021】本発明の他の印刷用テープは、表面に感熱
方式で印刷が可能な感熱層および感熱層を裏面から保持
する基材層を備えた複数の感熱印刷テープを、相互に剥
離可能に積層して成ることを特徴とする。
【0022】この構成によれば、複数の感熱印刷テープ
を積層して印刷用テープを構成したので、互いに積層さ
れた感熱印刷テープの複数の感熱層は感熱方式により印
刷が可能となり、1つの発熱体によって同時に印刷する
ことができる。また、それぞれの感熱印刷テープを剥離
することにより、1回の印刷により複数枚の印刷済みテ
ープを作製することができる。
【0023】また、各感熱層は、相互に感熱温度を異な
らせることが望ましい。
【0024】この構成によれば、発熱体の温度を制御す
ることにより複数の感熱層のいずれかを選択して印刷す
ることができ、且つそれぞれの感熱層に異なる内容のキ
ャラクタを印刷することができる。
【0025】また、隣接する感熱印刷テープ同士の間に
は、一方の基材層の裏面に粘着層が設けられ、他方の感
熱印刷テープの表面に容易に剥離可能な剥離層が設けら
れていることが望ましい。
【0026】この構成によれば、感熱印刷テープ同士は
粘着層により互いに積層状態で接着される一方、この粘
着層は剥離層に接着されるため、印刷済みテープを作製
してこれを使用する際には、互いに積層された感熱印刷
テープ同士の剥離を容易にして、印刷用テープを簡単に
複数枚に分離できる。
【0027】更に、各感熱印刷テープは、相互に地色が
異なることが望ましい。
【0028】この構成によれば、感熱印刷テープが積層
された印刷済みテープを各層で分離した際に、分離され
た複数枚の印刷用テープをカラフルにして色彩性に富ん
だ印刷用テープを提供することができるとともに、貼り
付けようとする被着体の地色に応じて印刷用テープの色
を選択でき、かつ、目的に合わせて色別に張り付けるこ
とにより分類性を向上することができる。
【0029】更にまた、各感熱印刷テープには、予め異
なるキャラクタが印刷されていることが望ましい。
【0030】この構成によれば、感熱印刷テープが積層
された印刷済みテープを各層で分離した際に、分離され
た複数枚の印刷用テープのキャラクタがそれぞれ異なる
ため、趣向性のある印刷用テープを提供することができ
るとともに、目的に合わせてキャラクタ別に張り付ける
ことにより分類性を向上することができる。
【0031】また、各感熱印刷テープは、異なる色彩で
発色することが望ましい。
【0032】この構成によれば、感熱印刷テープが積層
された印刷済みテープを各層で分離した際に、分離され
た複数枚の印刷用テープの印刷色がそれぞれ異なるた
め、貼り付けようとする被着体の地色に応じて印刷色を
選択することができるとともに、目的に合わせて印刷色
別に張り付けることにより分類性を向上することができ
る。
【0033】更に、最外層の感熱印刷テープの裏面側に
積層した粘着層と、粘着層の裏面側に積層した剥離紙層
とが、更に積層されていることが望ましい。
【0034】この構成によれば、最外層の感熱印刷テー
プの裏面側の粘着層により、互いに積層された感熱印刷
テープを全体的に貼り付けることができ、また、最外層
の感熱印刷テープを剥離して、この剥離した感熱印刷テ
ープのみを貼り付けることができる。また、前記粘着層
は剥離紙によって保護されるため、印刷済みテープを保
管したり携帯することができるとともに、剥離紙を剥離
することによりいつでも被着体に貼り付けることができ
る。
【0035】本発明のテープカートリッジは、請求項1
ないし15のいずれかに記載の印刷用テープを、カート
リッジケース内に繰出し可能に収容することを特徴とす
る。
【0036】この構成になるテープカートリッジを用い
てテープ印刷装置に装着することにより、請求項1ない
し15のいずれかに示した特徴を備えた複数枚の印刷済
みテープを簡単にテープ印刷装置にセットして、汎用性
の高い印刷用テープを供給することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施形態にかかる印刷用テープおよびこれのテープ
カートリッジを詳細に説明する。この印刷用テープおよ
びこれのテープカートリッジはテープ印刷装置に用いら
れ、テープカートリッジを介して装置内に装着した印刷
用テープに、所望の門司や図形などの印刷(印字)する
とともに、印刷用テープの印刷済み部分を所定の長さに
切断してラベルを作製するものである。
【0038】図1は開蓋状態のテープ印刷装置の外観斜
視図であり、同図に示すようにテープ印刷装置1は、上
下2分割の装置ケース2により外殻が形成され、装置ケ
ース2の前部上面には各種入力キー3aを備えたキーボ
ード3が配置されるとともに、後部上面には開閉蓋4が
配設されている。開閉蓋4の内側にはディスプレイ5と
テープカートリッジ6を装着するためのカートリッジ装
着部7が窪入形成されており、テープカートリッジ6は
開閉蓋4を開放した状態でカートリッジ装着部7に着脱
される。また、開閉蓋4にはこれを閉止した状態でディ
スプレイ5を視認するための覗き窓4aが形成される。
【0039】装置ケース2の左側部には、カートリッジ
装着部7と装置外部とを連通するテープ排出口8が形成
され、このテープ排出口8には、送り出した印刷用テー
プ10を切断するための図外のテープカッターが臨んで
いる。そして、テープ排出口8から印刷済みの印刷用テ
ープ10が送り出されることにより、この印刷用テープ
10がテープカッターにより切断される。
【0040】一方、カートリッジ装着部7には、ヘッド
カバー11に覆われた発熱素子を有する印刷ヘッド12
と、印刷ヘッド12に対峙するプラテン駆動軸13と、
後述のインクリボン18の巻取り駆動軸14と、後述の
テープリール17の位置決め突起15とを備えている。
また、カートリッジ装着部7の下側には、図示省略した
がプラテン駆動軸13および巻取りリール駆動軸14を
回転させるテープ送り機構が内蔵される。
【0041】テープカートリッジ6はその断面を図2に
示すと、カートリッジケース16内部の上部中央部に印
刷用テープ10を巻回したテープリール17と、右下部
にインクリボン18を巻回したリボンリール19とを収
容して構成されており、その左下部には前記ヘッドカバ
ー11に差し込むための貫通孔20が形成されている。
また、印刷用テープ10とインクリボン18とが重なる
部分に対応して、前記プラテン駆動軸13に嵌合されて
回転駆動するプラテンローラ21が配置される。一方、
前記リボンリール19に近接してリボン巻取りリール2
2が配置され、リボンリール19から繰り出されたイン
クリボン18は、ヘッドカバー11を周回するように配
置されてリボン巻取りリール22に巻き取られるように
なっている。リボン巻取りリール22は、前記巻取りリ
ール駆動軸14に嵌合されて回転駆動される。
【0042】テープカートリッジ6がカートリッジ装着
部7に装着されると、ヘッドカバー11に貫通孔20
が、位置決め突起15にテープリール17の中心孔が、
プラテン駆動軸13にプラテンローラ21の中心孔が、
巻取り駆動軸14にリボン巻取りリール22の中心孔が
それぞれ差し込まれ、印刷用テープ10およびインクリ
ボン18の送りが可能になる。また、この状態で開閉蓋
4を閉止すると、テープ10およびインクリボン18を
挟み込んで印刷ヘッド12がプラテンローラ21に当接
して印刷が可能になる。
【0043】印刷用テープ10はテープリール17から
繰り出され、インクリボン18はリボンリール19から
繰り出され、印刷用テープ10と重なって併走した後、
リボン巻取りリール22に巻き取られる。すなわち、プ
ラテンローラ21とリボン巻取りリール22とが同期し
て回転することにより、印刷用テープ10とインクリボ
ン18とが同時に送られ、かつ、これらに同期して印刷
ヘッド12が駆動することで、いわゆる熱転写方式によ
り印刷が行われる。
【0044】そして、かかるテープ印刷装置1の使用時
には、まずカートリッジ装着部7にテープカートリッジ
6を装着した後、キーボード3のキー3aを用いて所望
の文字などの印刷情報を入力し、同時にディスプレイ5
により入力結果を確認しつつ編集を行う。次に、キーボ
ード3によって印刷を指示すると、テープ送り機構が駆
動してテープカートリッジ6から印刷用テープ10を繰
り出すと同時に、印刷ヘッド12が駆動して印刷用テー
プ10に所望の印刷を行う。そして、印刷用テープ10
の印刷済み部分は、印刷動作に並行してテープ排出口8
から随時外部に送り出されてゆく。このようにして、所
望の印刷が完了すると、テープ送り機構はその送り動作
を停止する。そして、図外のカッターボタンの操作によ
りテープカッターが作動して印刷用テープ10が所望の
長さに切断される。
【0045】ここで、本発明の印刷用テープ10の第1
実施形態は、図3に示すように表面に熱転写方式で印刷
が可能な受像層100および受像層100を裏面側から
保持する基材層101を備えた熱転写印刷テープ102
と、表面に感熱方式で印刷が可能な感熱層103および
感熱層103を裏面側から保持する基材層104を備え
た感熱印刷テープ105とを、相互に剥離可能に積層し
ている。
【0046】即ち、印刷用テープ10は熱転写方式で印
刷される熱転写印刷テープ102を第一層とし、これに
感熱方式で印刷される感熱印刷テープ105を第二層と
して積層したものであり、熱転写印刷テープ102は基
材層101の裏面(図中下面となり以下同様とする)に
粘着層106が積層されるとともに、感熱印刷テープ1
05の感熱層103の表面(図中上面となり以下同様と
する)に剥離層107が積層され、これら粘着層106
と剥離層107とが接着されて一体化されている。
【0047】また、感熱印刷テープ105の基材層10
4の裏面に、粘着層108および更にその裏面に剥離紙
層109が積層された状態で前記印刷用テープ10が構
成され、この状態でテープカートリッジ6内に巻回され
る。
【0048】ここで、熱転写印刷テープ102および感
熱印刷テープ105に用いられる基材層101,104
としては、ポリエステル(PET)や上質紙または合成
繊維布等が用いられる。また、粘着層106,108と
してはアクリル系粘着剤が用いられ、かつ剥離紙層10
9としては上質紙(PEラミネートタイプ)が用いられ
る。更に、剥離層107はシリコーン等の濡れ性の低い
つるつるした材質で構成されている。
【0049】同図中、印刷用テープ10と印刷ヘッド1
2との間にはインクリボン18が配置された状態を示
す。このインクリボン18は、印刷ヘッド12側から順
にバックコート層110、基材層111、インク層11
2が積層されて構成され、印刷ヘッド12の発熱素子に
よってインクリボン18を加熱することにより、この加
熱部分のインク層112が一旦溶融されて分離し、この
分離片112aが熱転写印刷テープ102の受像層10
0表面に付着することにより印刷されが行われる。
【0050】一方、感熱印刷テープ105の感熱層10
3には感熱剤が混入されており、印刷ヘッド12の発生
熱が熱転写印刷テープ102を通して伝達されると、感
熱剤が発色して印刷される。このとき、熱転写印刷テー
プ102と感熱印刷テープ105に印刷される文字また
は図形は同一となる。また、感熱層103は感熱方式に
より印刷されるが、これに限ることなく熱破壊方式によ
り印刷されるものであっても良い。
【0051】かかる構成になる本実施形態の印刷用テー
プ10は、熱転写方式により印刷される熱転写印刷テー
プ102と、感熱方式により印刷される感熱印刷テープ
105とを積層して構成したので、印刷用テープ10に
対し印刷ヘッド12を駆動させることにより、両方の印
刷テープ102,105に同時に印刷することができ
る。そして、印刷終了された印刷用テープ10は、テー
プ印刷装置1のテープ排出口8から所定長さに切断され
て送り出され、この印刷用テープ10は粘着層106と
剥離層107との間で剥離することにより、ラベルとし
ての熱転写印刷テープ102と感熱印刷テープ105と
に分離される。
【0052】このように分離された熱転写印刷テープ1
02は粘着層106によって被着体に貼り付けることが
できるとともに、感熱印刷テープ105は最下層の剥離
紙層109を剥がすことにより、粘着層108によって
被着体に貼り付けることができる。従って、本実施形態
の印刷用テープ10では、1回の印刷により2枚の印刷
済みテープを作製することができ、複数枚の印刷済みテ
ープを必要とする場合は、その作製手間および時間を短
縮することができる。
【0053】また、本実施形態では熱転写印刷テープ1
02と感熱印刷テープ105とを接着するにあたって、
熱転写印刷テープ102の裏面に設けた粘着層106
に、感熱印刷テープ105の表面に設けた剥離層107
を接着するようにしたので、印刷済みテープを作製して
これを使用する際には、互いに積層された熱転写印刷テ
ープ102と感熱印刷テープ104との剥離を容易にし
て、印刷用テープを簡単に複数枚に分離できる。
【0054】ところで、上記実施形態にあっては第二層
となる感熱印刷テープ105を単層として、これを第一
層の熱転写印刷テープ102に積層したが、この感熱印
刷テープ105を複数層設けることも可能である。この
ように感熱印刷テープ105を複数層設ける場合、感熱
印刷テープ105同士の間に、上層となる感熱印刷テー
プ105の基材層104の裏面に粘着層108が設けら
れるとともに、これに隣接して積層される感熱印刷テー
プ105の表面に容易に剥離可能な剥離層107が設け
られることになる。そして、これら粘着層108と剥離
層107とが接着されることにより、複数層の感熱印刷
テープ105が構成される。また、最下層の感熱印刷テ
ープ105は、粘着層108に剥離紙層109が積層さ
れる。勿論、感熱印刷テープ105の積層数は、印刷ヘ
ッド12の発生熱が、印刷するに十分な温度を感熱層1
03に到達させることができる範囲内に限定される。
【0055】従って、このように感熱印刷テープ105
を複数層設けることにより、一回の印刷により最上層の
熱転写印刷テープ102と合わせて印刷済みテープの数
を増量することができる。また、このように感熱印刷テ
ープ105を複数層積層した場合にも、各感熱印刷テー
プ105間は粘着層106と剥離層107を介して接着
されるため、感熱印刷テープ105同士の剥離を容易に
できる。
【0056】更に、本実施形態の印刷用テープ10は、
熱転写印刷テープ102とは逆側に位置する最外層の感
熱印刷テープ105の裏面側に、粘着層108および更
にその裏面に剥離紙層109が積層されるので、粘着層
108により互いに積層された熱転写印刷テープ102
と感熱印刷テープ105とを全体的に貼り付けることが
でき、また、最外層となる感熱印刷テープ105を剥離
して、この剥離した感熱印刷テープ105のみを貼り付
けることができる。また、粘着層108は剥離紙109
によって保護されるため、印刷済みテープを保管したり
携帯することができるとともに、剥離紙109を剥離す
ることによりいつでも被着体に貼り付けることができ
る。
【0057】更にまた、積層された感熱印刷テープ10
5の各感熱層103は、相互に感熱温度を異ならせるこ
とが望ましい。即ち、この構成では各感熱印刷テープ1
05に積層される感熱層103の感熱剤の発色感度を変
化させることにより、いずれの層に印字を行うかを選択
することができる。
【0058】即ち、図4は感熱印刷テープ105を2層
設けた場合を示し、上層の感熱印刷テープ105の感熱
剤発色温度をA゜Cとし、下層の感熱印刷テープ105
の感熱剤発色温度をB゜Cとし、かつ、A>Bとした場
合に、同図に示すように印刷ヘッド12の加熱温度をA
゜Cとすれば、上,下層の感熱印刷テープ105共に印
刷することができる。一方、加熱温度をB゜Cとすれ
ば、上層の感熱印刷テープ105は発色せず、下層の感
熱印刷テープ105のみに印刷されることになる。
【0059】従って、このように感熱温度を異ならせる
ことにより、印刷ヘッド12の発熱温度を制御すること
により、複数設けた感熱層103のいずれかを選択して
印刷することができ、延いては、それぞれの感熱層10
3に異なる内容を印刷することができる。図5にその一
例を示すが、この場合上層の感熱印刷テープ105aに
はQ(問題)として「猫は英語で?」と印刷するととも
に、A(答え)は印刷しないようになっており、下層の
感熱印刷テープ105bにはQに「猫は英語で?」とA
に「cat」と印刷しておくことにより、上層の感熱印
刷テープ105aを剥がすことにより下層の感熱印刷テ
ープ105bにその答えが現れるようになっている。
【0060】また、加熱温度により発色する色調を各層
で変化させることができる。即ち、積層された上層のイ
ンク色調をA、下層のインク色調をBとすれば、A,B
2色の印刷内容が目視でき、結果的に多色印刷と同様の
表現が可能となる。このとき、熱転写印刷テープ102
の色調はインクリボン18で決定され、また感熱印刷テ
ープ105の色調は感熱層103の発色で決定される。
【0061】更に、熱転写印刷テープ102と感熱印刷
テープ105、または複数層設けられる各感熱印刷テー
プ105は、相互に地色が異なることが望ましい。即
ち、この場合は基材層101,104の地色を異ならせ
ておくことにより、受像層100および感熱層103を
通して目視される色が相互に異なる。
【0062】従って、この構成によれば、熱転写印刷テ
ープ102および感熱印刷テープ105が積層された印
刷用テープ10を各層で分離した際に、分離された複数
枚の印刷済みテープをカラフルにして色彩性に富んだ印
刷用テープ10を提供することができるとともに、貼り
付けようとする被着体の地色に応じて印刷済みテープの
色を選択でき、かつ、目的に合わせて色別に張り付ける
ことにより分類性を向上することができる。また、地色
は単色でなく、透明あるいは文字や柄等でも良い。
【0063】例えば、上層の基材を透明な材質にするこ
とで擬似的なラミネートテープ、また、擬似的な多色印
刷ができる。即ち、上層の基材を透明として印刷無し、
または感熱層無しとすることにより、下層の印刷を目視
するようにして上層をラミネートラベルとすることがで
きる。
【0064】また、図6に示すように上層となる熱転写
印刷テープ102または感熱印刷テープ105と、下層
となる感熱印刷テープ105との基材層101,104
に予め印刷を施すことで、表現の異なるラベルが同時に
完成する。即ち、上層には印刷ヘッド12により「検
査」および「シリアルNo.」が印刷されるが、下層に
は予め「済」を印刷しておくことにより、この「済」が
「検査」および「シリアルNo.」に加えて印刷された
状態となる。従って、検査終了後に上層のラベルを剥が
しておくことにより、下層の「済」マークが現れること
になる。
【0065】更にまた、前記各感熱印刷テープ105
は、異なる色彩で発色させることが望ましい。即ち、こ
の場合は基材層104に、発色開始温度の異なる材料を
塗布する場合と、発色温度域の異なる材料を塗布する場
合があり、印刷ヘッド12の発生熱を制御することによ
り達成される。前者の発色開始温度の異なる場合は、発
色開始温度の異なる材料を重ね塗りしておくことによ
り、低温から順次発色する材料の重なりによる混合色と
して色調を変化させることができる。また、後者の発色
温度域の異なる場合は、個々の材料の発色温度域が決定
されており、その温度域以外の温度では他の材料が発色
しないため、単色による色調変化となる。
【0066】この構成によれば、積層された印刷用テー
プ10を各層で分離した際に、分離された複数枚の印刷
済みテープの印刷色がそれぞれ異なるため、貼り付けよ
うとする被着体の地色に応じて印刷色を選択することが
できるとともに、目的に合わせて印刷色別に張り付ける
ことにより分類性を向上することができる。
【0067】図7は本発明の印刷用テープ10aの第2
実施形態を示し、印刷ヘッド12側に配置される第一層
およびこれの裏面に積層される第二層共に感熱印刷テー
プ120,121によって構成している。即ち、各感熱
印刷テープ120,121は、表面に感熱方式で印刷が
可能な感熱層122,123および感熱層122,12
3を裏面から保持する基材層124,125を備えて構
成される。また、実施形態と同様に第一層となる感熱印
刷テープ120の基材層124の裏面に粘着層126が
積層されるとともに、第二層となる感熱印刷テープ12
1の感熱層123の表面に剥離層127が積層され、こ
れら粘着層126と剥離層127とが接着されて一体化
される。更に、第二層の感熱印刷テープ121の基材層
125の裏面には、粘着層128および剥離紙層129
が積層される。
【0068】従って、この実施形態の印刷用テープ10
aは、感熱印刷テープ120,121のみによって複層
に積層され、実施形態と同様に1回の印刷によって複数
枚の印刷済みテープを作製することができる。
【0069】ところで、この実施形態の感熱印刷テープ
120,121のみを複層設けた印刷用テープ10aに
あっても、第1実施形態の熱転写印刷テープ102と感
熱印刷テープ105とを併用した印刷用テープ10と同
様に、相互に感熱温度を異ならせ、相互に地色を異なら
せ、予め異なるキャラクタを印刷し、更には異なる色彩
で発色させることによっても同様の機能を発揮させるこ
とができる。
【0070】また、各実施形態において、熱転写印刷テ
ープ102および感熱印刷テープ105を互いに接着す
る粘着層106,108,126,128は、一旦剥離
すれば再貼付ができない粘着剤とすることができる。例
えば、この再貼付不可の粘着剤として極弱粘着力の感圧
性粘着剤を用い、これを塗布したシートを被着体に重ね
合わせた後、非常に高い圧力(数百Kg/cm2)を掛けるこ
とにより貼り合わせることにより達成される。
【0071】そして、本実施形態のテープカートリッジ
6は印刷用テープ10,10aを収容して、これをテー
プ印刷装置1に着脱可能にセットして用いることにな
る。このように印刷用テープ10,10aを収容したテ
ープカートリッジ6を用いてテープ印刷装置1に装着す
ることにより、各実施形態に示した機能を備えて汎用性
の高い複数枚の印刷済みテープを作製できる。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明の印刷用テープによ
れば、熱転写方式で印刷される熱転写印刷テープと感熱
方式で印刷される1以上の感熱印刷テープとを積層し、
また、感熱印刷テープのみを複層に積層して印刷面を複
数層設けたので、1回の印刷により複数枚の印刷済みテ
ープを作製することができ、これによって印刷時間を短
縮し、かつ印刷手間を省略することができる。
【0073】また、前記印刷用テープを繰り出し可能に
収容したテープカートリッジでは、前記特徴を備えた複
数枚の印刷済みテープを簡単にテープ印刷装置にセット
して、汎用性の高い印刷用テープを供給することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷用テープを用いるテープ印刷装置
の斜視図である。
【図2】本発明の印刷用テープを収容したテープカート
リッジの断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態の印刷用テープをサーマ
ルヘッドおよびインクリボンとともに示す要部拡大断面
図である。
【図4】本発明の第1実施形態の印刷用テープで各層の
感熱剤の発色感度を異ならせた場合の要部拡大断面図で
ある。
【図5】本発明の第1実施形態の印刷用テープで各層の
感熱剤の発色感度を異ならせた場合の使用例を示す説明
図である。
【図6】本発明の第1実施形態の印刷用テープで各層の
基材色を異ならせた場合の使用例を示す説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態の印刷用テープをサーマ
ルヘッドとともに示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 6 テープカートリッジ 10,10a 印刷用テープ 12 印刷ヘッド 18 インクリボン 100 受像層 101 基材層 102 熱転写印刷テープ 103 感熱層 104 基材層 105,105a,105b 感熱印刷テープ 106 粘着層 107 剥離層 108 粘着層 109 剥離紙層 120,121 感熱印刷テープ 122,123 感熱層 124,125 基材層 126 粘着層 127 剥離層 128 粘着層 129 剥離紙層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 3/02 G09F 3/10 J 3/10 B41M 5/18 J D 5/26 H Fターム(参考) 2C055 CC01 CC05 2C068 AA01 AA06 EE27 2H026 AA07 FF03 FF07 2H111 AA33 AA53 CA01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に熱転写方式で印刷が可能な受像層
    および当該受像層を裏面側から保持する基材層を備えた
    熱転写印刷テープと、 表面に感熱方式で印刷が可能な感熱層および当該感熱層
    を裏面側から保持する基材層を備えた1以上の感熱印刷
    テープとを、相互に剥離可能に積層して成ることを特徴
    とする印刷用テープ。
  2. 【請求項2】 前記1以上の感熱印刷テープは、前記感
    熱層および前記基材層を相互に剥離可能に複数積層して
    なることを特徴とする請求項1に記載の印刷用テープ。
  3. 【請求項3】 前記積層された感熱印刷テープの各感熱
    層は、相互に感熱温度が異なることを特徴とする請求項
    2に記載の印刷用テープ。
  4. 【請求項4】 前記熱転写印刷テープと当該熱転写印刷
    テープに隣接する感熱印刷テープとの間、および隣接す
    る前記感熱印刷テープ同士の間には、熱転写印刷テープ
    の基材層の裏面または感熱印刷テープの基材層の裏面に
    粘着層が設けられるとともに、これらに隣接して積層さ
    れる感熱印刷テープの表面に容易に剥離可能な剥離層が
    設けられていることを特徴とする請求項2または3に記
    載の印刷用テープ。
  5. 【請求項5】 前記熱転写印刷テープと感熱印刷テー
    プ、または複数積層された各感熱印刷テープは、相互に
    地色が異なることを特徴とする請求項2、3または4に
    記載の印刷用テープ。
  6. 【請求項6】 前記各感熱印刷テープには、予め異なる
    キャラクタが印刷されていることを特徴とする請求項
    2、3または4に記載の印刷用テープ。
  7. 【請求項7】 前記各感熱印刷テープは、異なる色彩で
    発色することを特徴とする請求項2ないし6のいずれか
    に記載の印刷用テープ。
  8. 【請求項8】 前記熱転写印刷テープとは逆側に位置す
    る最外層の前記感熱印刷テープの裏面側に積層した粘着
    層と、 前記粘着層の裏面側に積層した剥離紙層とが、更に積層
    されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
    かに記載の印刷用テープ。
  9. 【請求項9】 表面に感熱方式で印刷が可能な感熱層お
    よび当該感熱層を裏面から保持する基材層を備えた複数
    の感熱印刷テープを、相互に剥離可能に積層して成るこ
    とを特徴とする印刷用テープ。
  10. 【請求項10】 前記各感熱層は、相互に感熱温度が異
    なることを特徴とする請求項9に記載の印刷用テープ。
  11. 【請求項11】 隣接する前記感熱印刷テープ同士の間
    には、一方の前記基材層の裏面に粘着層が設けられ、他
    方の感熱印刷テープの表面に容易に剥離可能な剥離層が
    設けられていることを特徴とする請求項9または10に
    記載の印刷用テープ。
  12. 【請求項12】 前記各感熱印刷テープは、相互に地色
    が異なることを特徴とする請求項9、10または11に
    記載の印刷用テープ。
  13. 【請求項13】 前記各感熱印刷テープには、予め異な
    るキャラクタが印刷されていることを特徴とする請求項
    9、10または11に記載の印刷用テープ。
  14. 【請求項14】 前記各感熱印刷テープは、異なる色彩
    で発色することを特徴とする請求項9ないし13のいず
    れかに記載の印刷用テープ。
  15. 【請求項15】 最外層の前記感熱印刷テープの裏面側
    に積層した粘着層と、 前記粘着層の裏面側に積層した剥離紙層とが、更に積層
    されていることを特徴とする請求項9ないし14のいず
    れかに記載の印刷用テープ。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかに記載
    の印刷用テープを、カートリッジケース内に繰出し可能
    に収容したことを特徴とするテープカートリッジ。
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