JP2000290031A - チャンネル状ガラスの切断方法及び切断装置 - Google Patents

チャンネル状ガラスの切断方法及び切断装置

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JP2000290031A
JP2000290031A JP11096690A JP9669099A JP2000290031A JP 2000290031 A JP2000290031 A JP 2000290031A JP 11096690 A JP11096690 A JP 11096690A JP 9669099 A JP9669099 A JP 9669099A JP 2000290031 A JP2000290031 A JP 2000290031A
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Takanobu Enomoto
貴伸 榎本
Masayuki Takeda
正行 武田
Seiji Okubo
誠司 大久保
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Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03B33/09Severing cooled glass by thermal shock
    • C03B33/095Tubes, rods or hollow products
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンネル状ガラスの凹型内面にカッターで
カッターマークを付け、ハンマーで打撃して該ガラスを
切断(分割)しているが、切断面に垂直方向に割れた
り、切断面に凹凸ができる。 【解決手段】 断面が凹型で、長さを有するチャンネル
状ガラス1の切断方法であって、チャンネル状ガラス1
の凹型断面の両側の起立片3,3の内面3a、該起立片
3,3内面3a間の底片2の内面2aの夫々を直線状に
結ぶ切断線4に沿って線状10の熱源を配置し、熱源1
0により、切断線4に沿ってガラスの凹型の内面を急激
に加熱し、チャンネル状ガラスを切断線4に沿って切断
するようにしたチャンネル状ガラスの切断方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス材をそのま
まガラス建材として用いる、所謂プロフィリットガラス
(ピルキントン社の登録商標)と称される、肉厚が大き
く、断面が凹型のチャンネル状ガラスの切断方法、及び
切断に用いられる切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来、一般的に行われている
チャンネル状ガラスの切断手法を示す。チャンネル状ガ
ラス50は、(a)に示すように、底片51、これの両
端部から直角に折曲し、起立する左右の起立片52,5
2を備え、断面と直角の方向に所定の長さを有する。ガ
ラスの肉厚は、例えば6mm以上ある。かかるチャンネ
ル状ガラス50をその断面に沿って切断するには、
(a)に示すように、ガラスの底片51の内面、左右の
起立片52,52の内面に沿って直線状にガラス切断用
カッター53でカッターマーク54を入れる。(b)の
ように、チャンネル状ガラス50のカッターマーク54
の外面からハンマー等で軽く打撃を与え、カッターマー
ク54に沿って亀裂を進展させ、チャンネル状ガラス5
0をカッターマーク54に沿って割り、切断する手法を
採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来のチャンネ
ル状ガラスの切断手法は、熟練を必要とし、ハンマー5
5による打撃の位置の微妙な位置調整、打撃力の加減
で、(c)に示すように「切り割れ」と称されるカッタ
ーマーク54(切断すべき方向)に対して垂直の方向、
即ち、チャンネル状ガラスの長さ方向に向かう亀裂56
が発生し、切断歩留りが悪くなる。その理由は、ガラス
そのものが、それ自身肉厚で、ガラス建材としてブロッ
ク状に接合等して用いられること、断面が凹型なので、
(c)に示すように底片51の矢印で示す方向に残留応
力が残っているため、長さ方向(縦方向)の亀裂が走り
易い。又(d)のように、切断面57が不揃いで、切断
面57に凸部58等が発生し、これを図のように底部と
して床面59等に起立設置した際、凸部等で自重を支持
する状態となり、この部分に応力集中が生じ、破損の原
因ともなる虞がある。
【0004】ところで、ガラスの切断手法として特開
平5−221673号公報、特開平6−219761
号公報所載の技術が開示されている。の技術は、平板
のガラス板の外周部分に部分的に切断溝を形成し、該切
断溝に沿って加熱体を移動させ、切断溝に沿って加熱体
で加熱し、ガラス板を切断溝に沿って所望形状に切断す
るものである。の技術は、ガラス管を回転させ、切断
予定部を加熱器で加熱し、自然冷却後切断予定部を切断
工具で切断するものである。
【0005】本発明者等は、上記したチャンネル状ガラ
スの切断手法における従来の上記した課題を解決すべく
種々の手法を試みた。この過程で、上記した従来開示の
公報所載に技術があること、この技術では、一方が平板
ガラスで、事前に平板状ガラスに切断形状に倣った切断
溝を設け、加熱すること、他方が管状ガラスの外周を加
熱し、冷却後切断工具で切断することに着目した。しか
しながら、プロフィリットガラス(ピルキントン社の登
録商標)と称される凹型断面のチャンネル状ガラスは、
ガラス自身の肉厚が厚いこと、それ自身でブロック状に
接合してガラス建材として用いられることから、上記加
熱手法で切断し得るか否か等を種々試み、加熱すること
で、肉厚のこの種ガラスを凹型断面に沿って切断を容易
に、正確に行い得るという知見を得て本発明をなしたも
のである。
【0006】本発明の目的とする処は、熟練を必要とす
ることなく、正確、容易に、切断線に沿ってチャンネル
状ガラスを切断可能としたブロック状ガラス建材として
用いられるチャンネル状ガラスの切断方法を提供する。
又本発明の目的とする処は、切断に際し、切断工具とし
て取り扱い性、作業性に優れ、且つ切断を容易に、正確
に行い得るチャンネル状ガラスの切断装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、断面が凹型で、長さを有するチャンネル
状ガラスの切断方法であって、前記チャンネル状ガラス
の凹型断面の両側の起立片の内面、該起立片内面間の底
片の内面の夫々を直線状に結ぶ切断線に沿って線状の熱
源を配置し、前記熱源により、前記切断線に沿って前記
ガラスの凹型の内面を急激に加熱し、前記チャンネル状
ガラスを前記切断線に沿って切断するようにしたことを
特徴とする。
【0008】請求項1では、チャンネル状ガラスの凹型
断面の内面の切断線に沿って、線状の熱源で急激に加熱
することで、局部的に熱膨張、歪が発生し、直線状に加
熱することから、直線状に亀裂が発生し、凹型断面に沿
って直線状にチャンネル状ガラスを切断(分割)するこ
とができる。チャンネル状ガラスは、凹型断面の内面を
一直線上に急激に加熱することから、熱膨張、歪は一直
線上に略々均一に分布し、この結果、亀裂が発生し、亀
裂は加熱している線に沿って一直線に進展し、チャンネ
ル状ガラスを凹型断面に沿って切断(分割)することが
できる。
【0009】請求項2は、断面が凹型で、長さを有する
チャンネル状ガラスの切断方法であって、前記チャンネ
ル状ガラスの凹型断面の両側の起立片の内面、該起立片
内面間の底片の内面の夫々を直線状に結ぶ切断線に沿っ
て線状の熱源を配置し、前記チャンネル状ガラスの凹型
断面の外面で、前記切断線の外面と一致する部分の一部
に、該切断線に沿って事前にカッターで傷を付け、前記
熱源により、前記切断線に沿って前記ガラスの凹型の内
面を急激に加熱し、前記チャンネル状ガラスを前記切断
線に沿って切断するようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項2では、線状に急激に加熱する切断
線の外面の対応する部分の一部に事前に傷を付けること
で、傷が局部的な熱膨張、歪による亀裂の起点となり、
傷を起点として亀裂が発生しやすく、亀裂の迅速、確
実、容易な生成を促進することができる。
【0011】請求項3は、請求項1、又は請求項2にお
いて、前記切断線に沿って前記ガラスの凹型の内面を加
熱するとともに、該チャンネル状ガラスの凹型断面の外
面で、前記熱源で加熱する切断線の外面と一致する部分
を、該切断線に沿って冷却するようにしたことを特徴と
する。
【0012】請求項3では、チャンネル状ガラスの凹型
断面の外面を冷却するので、凹型ガラス内外面の温度差
が大きくなり、局部的な熱膨張、歪が大きくなり、亀裂
の発生が迅速、確実になされ、従って、切断が迅速、円
滑、正確になされる。
【0013】請求項4は、断面が凹型で、長さを有する
チャンネル状ガラスの切断装置であって、前記チャンネ
ル状ガラスの凹型断面の両側の起立片の内面、該起立片
内面間の底片の内面の夫々を直線状に結ぶ切断線に沿っ
て配置され、且つ該内面と僅少の隙間をもって配置され
た線状の熱源を備えるチャンネル状ガラスの切断装置で
ある。
【0014】請求項4では、チャンネル状ガラスの凹型
内面を、切断線に沿って、一直線状に確実に、容易に加
熱し、チャンネル状ガラスの凹型断面に沿って、直線状
に切断することができる。
【0015】請求項5では、請求項4において、前記線
状の熱源を外周部内に内装し、前記チャンネル状ガラス
の凹型断面の内面と適合する外周部形状の断熱性のホル
ダーと、前記ホルダーを前記チャンネル状ガラスに着脱
する把手と、線状の熱源と外部電源とを繋ぐ電源コード
とを備える
【0016】請求項5では、ホルダーの外周部に内装し
た線状の熱源により、チャンネル状ガラスの凹型断面の
内面の切断線に沿った直線状の加熱が確実に行え、又把
手で携行、運搬が容易に行え、チャンネル状ガラスへの
着脱が容易に行え、切断線に沿った線状熱源の位置決め
が正確に、容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1はチャンネル状ガラス1の切断方法を
示す模式的斜視図で、チャンネル状ガラス1は底片2、
該底片2の両端部から直角に起立した左右の起立片3,
3を備え、断面凹型をなし、断面形状を保持したまま所
定に長さを有する。チャンネル状ガラス1は、図1で示
す幅Wが、例えば262mmであり、高さHが、例えば
60mmであり、板厚が7mmである。
【0018】以上のチャンネル状ガラス1の底片1の内
面1a、左右の起立片2,2の内面2a,2aの切断す
べき箇所に、予め切断すべき線4(以下に切断線と記
す)をマーキングしておく。切断線4は、底片1の内面
1a、左右の起立片2,2の内面2a,2aの凹型断面
に沿って一直線に直線状に連続し、チャンネル状ガラス
の長さ方向に対して直角方向に付ける。切断線4は、チ
ャンネル状ガラス1の切断箇所の基準であって、従来の
ようにカッターで傷を付けるものではなく、単なる切断
の目印となるマーキング線である。
【0019】以上のチャンネル状ガラス1の凹型断面の
内面に表示した切断線4の内面側に、該切断線4で示さ
れる切断箇所に対して所定の隙間を保持するようにして
線状の熱源である熱線10を配置する。図1は模式的な
斜視図なので、熱線10を裸で示した。図2は、熱線1
0とチャンネル状ガラス1の関係を示す凹型断面に沿っ
た縦断面図であり、図3は図2の3−3線断面図であ
る。
【0020】熱線10は、チャンネル状ガラス1の凹型
断面の内面(底片2の内面2a、左右の起立片3,3の
内面3a,3aの内面)に対して僅少の隙間Sを保持し
て該内面に沿って凹型に配置されている。熱線10と底
片2の内面2a、左右の起立片3,3の内面3a,3a
の内面との間隔は、どの部分においても均一とする。
【0021】熱線10は、例えば図2に示す切断装置1
1に保持される。切断装置11は、チャンネル状ガラス
1の凹型内面の底面(底片2の内面2a)、両側内面
(左右の起立片3,3の内面3a,3a)に着脱自在に
嵌合するホルダー12を備える。熱線10は、ホルダー
12の凸状の外周部12aの底部、両側部に沿って凸型
に配置され、両端部の端子部は電源15に接続され、ス
イッチ16のオンで通電され、通電で急激に発熱し、急
激な加熱を行うように設定されている。
【0022】図3に示すように、ホルダー12の外周部
12aの内部に設けた収納凹部13内に保持され、収納
凹部13には、外周部12a方向に向かって開放する僅
少幅のスリット14を備え、外周12aがチャンネル状
ガラス1の凹型内面、即ち、底片2の内面2a、左右の
起立片3,3の内面3a,3aに当接して保持される。
熱線10と外周部12aとを繋ぐスリット14の開放端
と、外周部12aとの間で所定高さの僅少な隙間Sを保
持した。
【0023】以上において、熱線10をスイッチ16の
オンで電源15から給電し、熱線10を急激に発熱さ
せ、急激に加熱する。この結果、熱線10により、チャ
ンネル状ガラスの凹型内面は、切断線4に沿って線状に
一直線に急激に加熱されることとなり、内面が急激に加
熱されることから、熱線10に沿ってチャンネル状ガラ
ス1の内面の一部が、凹型断面に沿って、一直線に局部
的に熱膨張、歪が発生することとなる。上記したよう
に、凹型断面に沿って凹型の内面を一直線に配置した熱
線10で一直線に加熱することから、一直線に亀裂が発
生し、凹型断面に沿って直線状にチャンネル状ガラスを
切断(分割)することができる。又チャンネル状ガラス
は、凹型断面の内面を一直線上に急激に加熱することか
ら、熱膨張、歪は一直線上に略々均一に分布し、この結
果、亀裂が発生するが、亀裂は一直線に沿って急激に加
熱した線に沿って一直線に進展し、チャンネル状ガラス
を凹型断面に沿って切断(分割)することができる。
【0024】このように、チャンネル状ガラス1の凹型
内面に沿って一直線に熱線10で急激に加熱すること
で、熱線10を配置した切断線4に沿ってチャンネル状
ガラス1を切断することができる。凹型断面の内面に、
この内面に沿って一直線に配置した熱線10による急激
な加熱、これにより生じる熱膨張、歪により切断(分
割)されるので、切断面は凹凸の少ない、又切断面にた
とい凹凸が生じても、建て付けや接合に際し、無視し得
る程度の凹凸である。以上が請求項1に係る発明の切断
方法である。
【0025】図4は、本発明の請求項2に係る発明を示
す模式的斜視図である。本発明においても、切断方法は
図1〜図3に示した方法と同様である。チャンネル状ガ
ラス1を上記した方法で切断するに際し、チャンネル状
ガラス1の外面2b,3b,3bの一部、例えば、底片
2の外面2bの切断線4に沿ったコーナー部に近い一部
に、事前にカッター等でに直線状の傷5を付けておく。
傷5は、上記した熱線10による加熱に際し、亀裂発生
の起点となれば良く、従って、図4に示したように一部
で良い。
【0026】上記と同様に熱線10により、チャンネル
状ガラス1の凹型内面に沿って、一直線に急激に加熱す
ることで、上記したように局部的な熱膨張、歪の発生
で、凹型断面を横断するように一直線に亀裂が発生する
が、上記した傷5により、該傷5が局部的な熱膨張、歪
による亀裂の起点となり、傷を起点として亀裂が発生し
やすく、亀裂の迅速、確実、容易な生成を促進すること
ができる。従って、チャンネル状ガラス1の切断(分
割)を、迅速に、円滑に、確実に、容易に行うことがで
きる。
【0027】図5、図6は請求項3に係る発明を示す。
請求項3では、上記請求項1、請求項2の発明に冷却方
法を追加したもので、冷却方法以外の構成は、前記と同
様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は
省略する。図5は図2と同様の縦断面図である。図6は
図5の6−6線断面図である。上記した熱線10を凹型
内面に配置したチャンネルガラス1の外面、即ち、底片
2の外面2b、左右の起立片3,3の外面3b,3bの
前記切断線4、従って、熱線10を配置した部位と一致
する外面に沿って図5に示すように冷却装置20を配置
する。
【0028】冷却装置20は、凹型断面の前記した外面
と僅少の隙間をもって配置された中空筒状の凹型部20
a(図6参照)を備え、底片2の外面2b、左右の起立
片3,3の外面3b,3bと対向する部分に複数の冷却
風の吹出し口21…を備える。凹型部20aは、冷却風
供給管路22に接続されており、冷却風供給管路22に
は、その下流部にファン23、これの上流部に冷媒、例
えばドライアイス等の収納部24、この下流部に切り替
え弁25を備える。
【0029】上記した同様に、図5で示すように切断装
置11をチャンネル状ガラス1の凹型断面の内面に沿っ
て嵌合し、切断線に沿って熱線10を内面と僅少の隙間
をもって配置する。一方、冷却装置20の切り替え弁2
5を開き、ファン23を駆動して冷却風を冷却装置20
の凹型部20aに送る。凹型部20aには、前記したよ
うに吹出し口21…を備えるので、該吹出し口21…か
ら、冷却風をチャンネル状ガラス1の熱線10で急激に
加熱される内面と一致する部位、及びその周辺部の外面
に、図5の矢印、図6の矢印に示すように吹き付け、外
面を冷却する。
【0030】これとともに、前述に従って、チャンネル
状ガラス1の凹型内面に沿い、冷却部位の内面に沿って
熱線10で急激に反対側の内面を加熱する。内面が急激
に加熱され、外面が常温以下に冷却されていることか
ら、チャンネル状ガラスの凹型断面の内外面の温度差が
極めて大きくなり、熱線10による局部的な急激な加熱
の際におけるこの部分の熱膨張、歪が極めて大きくな
る。この結果、切断線に沿う亀裂の発生が迅速、円滑、
確実になされることとなる。従って、熱線10による切
断線に沿うチャンネル状ガラスの凹型断面に沿った切断
が、迅速、円滑、正確になされることとなる。
【0031】図7は、切断装置の斜視図で、チャンネル
状ガラス1への装着前の状態を示す図である。チャンネ
ル状ガラス1は、前記と同構造なので、同一部分には同
一符号を付し、詳細な説明は省略する。チャンネル状ガ
ラス1は、図7のように枕部材6…間に底片2の外面2
bを載せて浮せて保持する
【0032】切断装置30は、チャンネル状ガラス1の
凹型内面、即ち、底片2の内面2a、左右の起立片3,
3の内面3a,3aの内面と嵌合する耐熱材で形成した
正面視矩形のホルダー31と、ホルダー31の三辺の外
周部31aの内側に埋設され、三辺の外周部31aに開
放するように設けたスリット32の奥に設けられた加熱
用の熱線33と、ホルダー31の前後に配置された保持
板34,34と、これ等の上面、及び前後に設けられた
外枠35と、外枠35の上面35aに設けられた逆凹型
の把手36とを備え、内装した熱線33はコード37を
介して図示しない外部電源に接続され、コード37の途
中には、図示しないスイッチを備える。
【0033】実施例では、上部に左右両側に突出部30
a,30aを備え、全体の前後視の形状が略T字形をな
し、突出部30a,30aの両側に、前後に長さを有す
るスペーサ38,38を前後方向に設け、左右のスペー
サ38,38の前後に、不使用時に床等に置いた際、ホ
ルダー31の外周部31が床面等に接触しないように切
断装置30を保持する脚部39…を備える。以上の切断
装置30は、把手36を作業者が把持し、チャンネル状
ガラス1の切断すべき箇所の内面には、前記した切断線
4を目印として事前にマーキングしておく。
【0034】図8は切断装置30をチャンネル状ガラス
1の切断部位の内面にセットした状態の側面図、図9は
同正面図を示す。把手36を介して切断装置30をチャ
ンネル状ガラス1の凹型内面上からホルダー31の外周
部31a、外枠35の前後の部分を該凹型内面内に嵌合
する。ホルダー31の外周部31aは凹型内面内に当接
し、この状態で、図9の10−10線断面図である図1
0で示した。図10のように、チャンネル状ガラス1の
凹型内面にホルダー31の外周部31aは当接し、外周
部31aから外向きに開放したスリット32の奥に熱線
33は埋装されており、前記と同様にチャンネル状ガラ
ス1の凹型内面との間に、所定の僅少の隙間Sが保持さ
れる。
【0035】四隅の脚39…は、図9に示すように、チ
ャンネル状ガラス1の凹型内面にホルダー31をセット
した状態で、チャンネル状ガラス1の左右の起立片3,
3の外側に縦に配置され、起立片3,3との間に間隙が
ある。図8〜図10のようにチャンネル状ガラス1の凹
型内面内にセットした後、コード37に設けた図示しな
いスイッチをオンさせ、熱線10に通電し、これを急激
に発熱させ、チャンネル状ガラス1の凹型内面を前記と
同様に急激に加熱し、前記と同様に該チャンネル状ガラ
ス1を切断線4から切断する。切断後、把手36を介し
て切断装置30持上げ、外す。
【0036】以上、実施例では切断線を図1に示すよう
に横断面の内面に一直線状とし、横断面に対し、これを
横断するように一直線に切断したが、切断線を斜直線状
に設定し、熱線を斜直線状の切断線に沿って配置し、急
激な加熱を行なうことで、斜直線状に切断することも可
能であり、実施した際、直線状の斜切断が容易に可能で
あることが確認された。従って、直線状の切断は、直線
状の斜切断を含むものである。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、断面が凹型で、長さを有するチャン
ネル状ガラスの切断方法であって、チャンネル状ガラス
の凹型断面の両側の起立片の内面、該起立片内面間の底
片の内面の夫々を直線状に結ぶ切断線に沿って線状の熱
源を配置し、熱源により、切断線に沿ってガラスの凹型
の内面を急激に加熱し、チャンネル状ガラスを切断線に
沿って切断するようにした。
【0038】請求項1では、線状の熱源により、チャン
ネル状ガラスの凹型内面は、切断線に沿って線状に一直
線に急激に加熱されることとなり、凹型断面の内面が急
激に加熱されることから、熱源に沿ってチャンネル状ガ
ラスの内面の一部が、凹型断面に沿って、一直線に局部
的に熱膨張、歪が発生し、切断線に沿って一直線に亀裂
が発生し、凹型断面に沿って直線状にチャンネル状ガラ
スを切断(分割)することができる。この際、上記した
チャンネル状ガラスは、凹型断面の内面を一直線上に急
激に加熱するので、熱膨張、歪は一直線上に略々均一に
分布し、この熱膨張、歪で亀裂は一直線に沿って急激に
加熱した線に沿って一直線に進展し、チャンネル状ガラ
スを凹型断面に沿って切断(分割)することができる。
【0039】このように、チャンネル状ガラスの凹型内
面に沿って一直線に熱線で急激に加熱することで、局部
的な熱膨張、歪によって、熱線を配置した切断線に沿っ
てチャンネル状ガラスを切断することができるので、従
来のように格別の熟練を必要とすることなく、未熟練者
であっても、容易に、切断線に沿って正確に、確実にチ
ャンネル状ガラスを凹型断面に沿って切断することがで
き、チャンネル状ガラスの切断作業の容易化を図ること
ができる。又凹型断面の内面に、この内面に沿って一直
線に配置した熱線による急激な加熱、これにより生じる
熱膨張、歪により切断(分割)されるので、切断面は凹
凸の極めて少ない、又切断面に、たとい凹凸が生じたと
しても微小であり、建て付けや接合に際し、無視し得る
程度の凹凸となり、切断面の爾後の修正を必要とせず、
この点においても作業上有利であり、且つ切断面に直角
の方向に割れ目等が生じないことから、切断歩留りも向
上する。又切断面が上述したように凹凸の極めて少な
い、又切断面に、たとい凹凸が生じたとしても無視し得
る程度の微小な凹凸なので、外観性が良好であり、又切
断面が平滑なものが得られるので、切断面の強度が向上
し、建築材料として建て付けた際の耐風圧強度が向上
し、成功可能部位が広がる、という効果も発揮する。
【0040】請求項2は、断面が凹型で、長さを有する
チャンネル状ガラスの切断方法であって、チャンネル状
ガラスの凹型断面の両側の起立片の内面、該起立片内面
間の底片の内面の夫々を直線状に結ぶ切断線に沿って線
状の熱源を配置し、チャンネル状ガラスの凹型断面の外
面で、前記切断線の外面と一致する部分の一部に、該切
断線に沿って事前にカッターで傷を付け、熱源により、
切断線に沿ってガラスの凹型の内面を急激に加熱し、チ
ャンネル状ガラスを切断線に沿って切断するようにし
た。
【0041】請求項2では、線状の熱源で急激に加熱す
る内面の切断線の外面の一部に該切断線の一部と一致す
るように傷を付けたので、線状の熱源で急激な加熱を行
った際、傷が局部的な熱膨張、歪による亀裂の起点とな
り、傷を起点として亀裂が発生しやすく、亀裂の迅速、
確実、容易な生成を促進することができる。従って、上
記した請求項1の効果に加えるに、チャンネル状ガラス
の切断(分割)を、迅速に、円滑に、確実に、容易に行
うことができる。
【0042】請求項3は、請求項1、又は請求項2にお
いて、前記切断線に沿ってガラスの凹型の内面を加熱す
るとともに、該チャンネル状ガラスの凹型断面の外面
で、熱源で加熱する切断線の外面と一致する部分を、該
切断線に沿って冷却するようにした。
【0043】請求項3では、内面が急激に線状の熱源で
加熱され、外面が常温以下に冷却されることとなること
から、チャンネル状ガラスの凹型断面の内外面の温度差
が極めて大きくなり、線状の熱源による局部的な急激な
加熱の際におけるこの部分の熱膨張、歪が極めて大きく
なり、この結果、切断線に沿う亀裂の発生が迅速、円
滑、確実になされることとなる。従って、上記請求項1
の効果、又は請求項2の効果に加えるに、熱源による切
断線に沿うチャンネル状ガラスの凹型断面に沿った切断
が、極めて迅速に、円滑に、正確になされることとな
る。
【0044】請求項4は、断面が凹型で、長さを有する
チャンネル状ガラスの切断装置であって、チャンネル状
ガラスの凹型断面の両側の起立片の内面、該起立片内面
間の底片の内面の夫々を直線状に結ぶ切断線に沿って配
置され、且つ該内面と僅少の隙間をもって配置された線
状の熱源を備える。
【0045】請求項4では、チャンネル状ガラスの凹型
断面の両側の起立片の内面、該起立片内面間の底片の内
面の夫々を直線状に結ぶ切断線に沿い、内面と僅少の隙
間をもって配置された線状の熱源を備えるので、切断装
置をチャンネル状ガラスの内面に嵌合、セットして、チ
ャンネル状ガラスを切断線に沿って、内面と隙間を確保
して一直線状に加熱することができ、凹型内面を正確に
加熱することができ、請求項1のチャンネル状ガラスの
切断を容易に、確実に実行することができる。又構造的
には、熱線、熱線をチャンネル状ガラスの凹型内面と僅
少の隙間を保持するように設け、熱線の通電手段を備え
れば良いので、構造が簡素で、又チャンネル状ガラスの
凹型内面に嵌合すする外形なので、コンパクトで、セッ
ト、携行、運搬が容易である。
【0046】請求項5は、請求項4において、線状の熱
源を外周部内に内装し、チャンネル状ガラスの凹型断面
の内面と適合する外周部形状の断熱性のホルダーと、ホ
ルダーをチャンネル状ガラスに着脱する把手と、線状の
熱源と外部電源とを繋ぐ電源コードとを備える。
【0047】請求項5では、断熱性のホルダーの外周部
に内装した線状の熱源により、チャンネル状ガラスへの
嵌合、セットが容易、確実に行え、又チャンネル状ガラ
スのの凹型断面の内面の切断線に沿った直線状の加熱が
確実に行える。又把手でチャンネル状ガラスへの嵌合、
セットが容易に、正確に行え、又携行、運搬が容易であ
り、チャンネル状ガラスへの着脱が容易であり、切断線
に沿った線状熱源の位置決めが正確に、容易に行うこと
ができる。又電源コードを現場等の電源に繋ぐことで、
現場等においてチャンネル状ガラスの切断を簡単に実行
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チャンネル状ガラスの切断方法を示す模式的斜
視図
【図2】熱線とチャンネル状ガラスの関係を示す凹型断
面に沿った縦断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】請求項2に係る発明を示す模式的斜視図
【図5】請求項3に係る発明を示す図2と同様の縦断面
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】切断装置の斜視図で、チャンネル状ガラス1へ
の装着前の状態を示す図
【図8】切断装置をチャンネル状ガラスの切断部位の内
面にセットした状態の側面図
【図9】切断装置をチャンネル状ガラスの切断部位の内
面にセットした状態の正面図
【図10】図9の10−10線断面図
【図11】従来のチャンネル状ガラスの切断手法を示す
説明図で、(a)はカッターによるカッターマークを付
ける状態を示す図、(b)はハンマーにより打撃の図、
(c)は割れ発生の図、(d)は切断したチャンネル状
ガラス端部を床面に据え付けた状態の図
【符号の説明】
1…チャンネル状ガラス、 2…底片、 2a…内面、
2b…外面、 3…起立片、 3a…内面、 3b…
外面、 4…切断線、 5…傷、 10…線状の熱源、
S…隙間、 11切断装置、 20…外面を冷却する
冷却装置、 30…切断装置、 31…断熱性ホルダ
ー、 33…線状の熱源、 36…把手、37…外部電
源コード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 誠司 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 3C060 AA08 CF04 4G015 FA06 FB00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が凹型で、長さを有するチャンネル
    状ガラスの切断方法であって、 前記チャンネル状ガラスの凹型断面の両側の起立片の内
    面、該起立片内面間の底片の内面の夫々を直線状に結ぶ
    切断線に沿って線状の熱源を配置し、 前記熱源により、前記切断線に沿って前記ガラスの凹型
    の内面を急激に加熱し、 前記チャンネル状ガラスを前記切断線に沿って切断する
    ようにした、 ことを特徴とするチャンネル状ガラスの切断方法。
  2. 【請求項2】 断面が凹型で、長さを有するチャンネル
    状ガラスの切断方法であって、 前記チャンネル状ガラスの凹型断面の両側の起立片の内
    面、該起立片内面間の底片の内面の夫々を直線状に結ぶ
    切断線に沿って線状の熱源を配置し、 前記チャンネル状ガラスの凹型断面の外面で、前記切断
    線の外面と一致する部分の一部に、該切断線に沿って事
    前にカッターで傷を付け、 前記熱源により、前記切断線に沿って前記ガラスの凹型
    の内面を急激に加熱し、 前記チャンネル状ガラスを前記切断線に沿って切断する
    ようにした、 ことを特徴とするチャンネル状ガラスの切断方法。
  3. 【請求項3】 前記切断線に沿って前記ガラスの凹型の
    内面を加熱するとともに、該チャンネル状ガラスの凹型
    断面の外面で、前記熱源で加熱する切断線の外面と一致
    する部分を、該切断線に沿って冷却するようにしたこと
    を特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のチャンネ
    ル状ガラスの切断方法。
  4. 【請求項4】 断面が凹型で、長さを有するチャンネル
    状ガラスの切断装置であって、 前記チャンネル状ガラスの凹型断面の両側の起立片の内
    面、該起立片内面間の底片の内面の夫々を直線状に結ぶ
    切断線に沿って配置され、且つ該内面と僅少の隙間をも
    って配置された線状の熱源を備える、 ことを特徴とするチャンネル状ガラスの切断方法装置。
  5. 【請求項5】 前記線状の熱源を外周部内に内装し、前
    記チャンネル状ガラスの凹型断面の内面と適合する外周
    部形状の断熱性のホルダーと、前記ホルダーを前記チャ
    ンネル状ガラスに着脱する把手と、線状の熱源と外部電
    源とを繋ぐ電源コードとを備えることを特徴とする請求
    項4に記載のチャンネル状ガラスの切断方法装置。
JP11096690A 1999-04-02 1999-04-02 チャンネル状ガラスの切断方法及び切断装置 Withdrawn JP2000290031A (ja)

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