JP2000290183A - リボフラビン顆粒またはリボフラビン微小顆粒の製造方法、該顆粒または微小顆粒、それらの使用およびそれらを含有する錠剤 - Google Patents

リボフラビン顆粒またはリボフラビン微小顆粒の製造方法、該顆粒または微小顆粒、それらの使用およびそれらを含有する錠剤

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 継続加工に好適であり、かつ錠剤からのリボ
フラビン放出速度が良好な、リボフラビン顆粒を製造す
る方法。 【解決手段】 リボフラビンの含量90〜99.5質量
%および粒度範囲50〜450μmを有するリボフラビ
ン顆粒またはリボフラビン微小顆粒を製造するに当た
り、造粒の際アルカリ金属およびアルカリ土類金属のハ
ロゲン化物、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭
酸塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭酸水素
塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の燐酸塩、架
橋セルロースおよびセルロース誘導体および架橋ポリビ
ニルピロリドンから成る群から選択された少なくとも1
種の助剤を、0.5〜10質量%(すべての質量%の数
値はそれぞれ乾燥生成物を基準とする)の量で加えるこ
とよって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リボフラビン含有
顆粒の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リボフラビン(ビタミンB2)は、食品
工業および薬剤工業において、必須添加物としてまたは
食品および薬剤の着色のためだけに使用する添加物とし
て、多様な目的で使用されている。リボフラビンは、そ
の合成的製造または生物工学的製造において、部分的に
長い黄色針状結晶から構成されている極めて微細な粉末
の形で得られる。この形ではリボフラビンは極めて不良
な取扱適性および流動性を有している。
【0003】微細な粉末は、なかんずく著しくダストを
生じ、極めて小さい嵩密度(大部分0.2g/ml未
満)を有し、容易に帯電し、不良な流動性を示し、従っ
て大きな困難を伴ってのみ加工を続けざるを得ない。微
細粉末の他の重要な欠点は、同粉末が、実際には、25
質量%を越えるリボフラビンを含有する錠剤を製造する
のに不適な点である(参照:Buehler “Vad
emecum forVitamin Formula
tions”,Wissenschaftliche
Verlagsgesellschaft,Stutt
gart,98〜99頁)。
【0004】前記難点を解決することを目的にして、過
去には許容できる流動性および圧縮性を有する生成物を
得るためにリボフラビンを造粒助剤と一緒にまたは同助
剤なしに造粒する方法が開発された。
【0005】すなわちヨーロッパ特許出願公開第021
9276号明細書には、該ビタミン90〜99質量%お
よびさらに結合剤を含有するリボフラビン顆粒が記載さ
れている。
【0006】ヨーロッパ特許出願公開第0457075
号明細書には、流動性があり、ダストを生じない結合剤
不含のリボフラビン噴霧顆粒を製造する方法が記載され
ている。
【0007】これらの顆粒は、継続加工−それは直接の
錠剤成形のため、リボフラビンを含有する他の薬学的製
剤を製造するためまたはビタミンB2を含有する食品ま
たは家畜飼料の製造のためである−のために、操作技術
的には適しているけれども、特にこれらの顆粒で製造さ
れた錠剤におおけるリボフラビンの放出速度はしばしば
常に満足すべきものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、その方法を用いると、一方では継続加工、例えば
直接の錠剤成形のために好適であり、他方ではそれら顆
粒で製造された錠剤においてリボフラビンの良好な放出
速度を保証するリボフラビン顆粒を工業的に容易に製造
できる方法を開発することであった。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題は、リボフラビ
ンの含量90〜99.5質量%および粒度範囲50〜4
50μmを有するリボフラビン顆粒またはリボフラビン
微小顆粒を製造するに当たり、造粒の際アルカリ金属お
よびアルカリ土類金属のハロゲン化物、アルカリ金属お
よびアルカリ土類金属の炭酸塩、アルカリ金属およびア
ルカリ土類金属の炭酸水素塩、アルカリ金属およびアル
カリ土類金属の燐酸塩、架橋セルロースおよびセルロー
ス誘導体および架橋ポリビニルピロリドンから成る群か
ら選択された少なくとも1種の助剤を、0.5〜10質
量%(すべての質量%の数値はそれぞれ乾燥生成物を基
準とする)の量で加えることを特徴とする、前記リボフ
ラビン顆粒またはリボフラビン微小顆粒の製造方法によ
って解決された。
【0010】本発明の範囲の造粒法としては、原則とし
て顆粒を製造するための当業者に周知の全ての方法が適
当であり、特に湿式造粒を挙げることができる。これに
はなかんずく、ヨーロッパ特許出願公開第045707
5号、同第0497177号および同第0219276
号明細書に記載された、流動層噴霧乾燥および噴霧乾燥
を基礎とする造粒法が属する。
【0011】本発明方法は、リボフラビンの水性懸濁液
または水を含有する懸濁液、好ましくは純粋に水性の懸
濁液を、アルカリ金属およびアルカリ土類金属のハロゲ
ン化物、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭酸
塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭酸水素
塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の燐酸塩、架
橋セルロースおよびセルロース誘導体および架橋ポリビ
ニルピロリドンから成る群から選択された少なくとも1
種の助剤と一緒に、噴霧乾燥または流動層噴霧乾燥、特
に凝集噴霧乾燥する場合に、有利に行われる。
【0012】水を含有するリボフラビンの懸濁液とは、
例えば沸点の過度に高くない溶剤(同溶剤はさらに水も
含有する)中のリボフラビンの懸濁液を意味する。この
場合懸濁液中の水分は少なくとも10質量%であるべき
である。溶剤としては特に水と混合できる溶剤、例えば
C1〜C4−アルコールが適当である。
【0013】本発明により使用される助剤は、次ぎの物
質類である:アルカリ金属およびアルカリ土類金属のハ
ロゲン化物、例えばNaCl、KCl、MgCl2、C
aCl2、NaF、KF、NaI、KI;アルカリ金属
およびアルカリ土類金属の炭酸塩ならびにアルカリ金属
およびアルカリ土類金属の炭酸水素塩、例えばNa2C
03、K2CO3、CaCO3、MgCO3、NaHC
O3、KHCO3;アルカリ金属およびアルカリ土類金
属の燐酸塩、例えばNa3PO4、Ca3(PO4)
2、CaHPO4;架橋セルロースおよびセルロース誘
導体、例えば架橋ナトリウムカルボキシメチルセルロー
ス(USA在FMC Corpより入手);架橋ポリビ
ニルピロリドン、例えばコリドン(R)CL(Kolli
don(R)CL)、コリドン(R)CL−Mおよびクロスポ
ビドン(R)M(Crospovidon (R)M)(BAS
F Ag)。
【0014】本発明により製造される顆粒用の好ましい
助剤は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、架橋ナトリウ
ムカルボキシメチルセルロースおよび架橋ポリビニルピ
ロリドンから成る群から選択される化合物である。
【0015】噴霧乾燥により造粒を実施するためには、
一般に、リボフラビンおよびアルカリ金属およびアルカ
リ土類金属のハロゲン化物、アルカリ金属およびアルカ
リ土類金属の炭酸塩、アルカリ金属およびアルカリ土類
金属の炭酸水素塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金
属の燐酸塩、架橋セルロースおよびセルロース誘導体お
よび架橋ポリビニルピロリドンから成る群から選択され
た少なくとも1種の助剤から成る混合物の水性懸濁液ま
たは水を含有する懸濁液を、乾燥速度に従って噴霧乾燥
機中に連続的に噴霧するように行う。
【0016】この場合リボフラビン懸濁液にまず少なく
とも1種の前記助剤を−固体としてまたは水性懸濁液の
形で−加え、適当な撹拌機または分散機を用いて混合す
る。
【0017】リボフラビンの含量5〜40質量%、好ま
しくは15〜30質量%および少なくとも1種の助剤の
含量0.05〜4.5質量%、好ましくは0.15〜
3.5質量%を有する懸濁液を適当なポンプで噴霧塔の
噴霧器に供給する。
【0018】この場合噴霧塔における噴霧は、圧力ノズ
ル、二成分ノズルまたは遠心噴霧器を用いて行ってもよ
い。粘性媒体の場合には圧力ノズル噴霧が好ましい。
【0019】噴霧されたリボフラビン液滴を乾燥するた
めに乾燥機中に流入する熱ガス(空気または不活性ガ
ス)は流入温度120〜250℃、好ましくは150〜
200℃を有する。
【0020】生成物およびガスを乾燥機中に並流、向流
または混合流で導入することができるが、並流塔が好ま
しい。
【0021】次ぎに乾燥された顆粒を乾燥機の底部から
排出するかまたはガス流と一緒に運び、サイクロン(登
録商標)またはフィルターで分離することができる。
【0022】特に好ましくは、組込み流動層(inte
grierter Fliessbett)を有する噴
霧乾燥機(例えばChem.Ing.Tech.59
(1987)No.2,112〜117頁に記載されて
いる)を用いて作業する。この方法はまた凝集噴霧乾燥
とも称される。
【0023】この乾燥変法のでは、なかんずく取扱適性
の改良された生成物を製造することができる。この種類
の乾燥機の場合には流動層は乾燥機にフランジ固定され
ていて、顆粒の微細部分は塔中に復帰され、そこでダス
ト粒子は凝集核として役立つ。この乾燥機はしばしばF
SD(Fluid Spay Dryer)、SBD
(Spray Bed Dryer)またはMSD(M
ulti StageDryer)と称される。
【0024】有利に連続的に行われる凝集噴霧乾燥を実
施するためには、一般に次ぎのように行う:a)リボフ
ラビン5〜40質量%、好ましくは15〜30質量%お
よびアルカリ金属およびアルカリ土類金属のハロゲン化
物、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭酸塩、ア
ルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭酸水素塩、アル
カリ金属およびアルカリ土類金属の燐酸塩、架橋セルロ
ースおよびセルロース誘導体および架橋ポリビニルピロ
リドンから成る群から選択された1種の助剤0.05〜
4.5質量%、好ましくは0.15〜3.5質量%から
成る混合物の水性懸濁液を乾燥速度に従って乾燥機中に
連続的に噴霧し、 b)形成された乾燥粉末を、乾燥機に取付けられかつ2
0〜120℃、好ましくは40〜80℃に保たれた流動
層で顆粒として収集し、 c)リボフラビン90〜99.5質量%の含量および
a)で記載した少なくとも1種の助剤0.5〜10質量
%の含量(それぞれ乾燥生成物を基準とする)を有する
顆粒を、適当な滞留時間後に流動層から連続的に取出
し、 d)取出された顆粒を場合により適当な装置によって粒
子画分に分画し、 e)微細な顆粒および/または比較的大きい顆粒の粉砕
によって得られた微細粒子を凝集核として噴霧乾燥機中
に復帰させる。
【0025】さらに排出空気によって運ばれかつサイク
ロンまたはダストフィルターで分離された微細顆粒を凝
集核として噴霧乾燥機中に復帰させることができる。
【0026】流動層噴霧乾燥によるリボフラビン顆粒の
製造は不連続的にも連続的にも行なうことができる。好
ましくは凝集噴霧乾燥により連続的に作業する。
【0027】連続的流動層噴霧乾燥を実施するために
は、一般に次ぎのように行なう: a)リボフラビンを、リボフラビン乾燥粉末または噴霧
顆粒または微小顆粒の形で単独にまたはアルカリ金属お
よびアルカリ土類金属のハロゲン化物、アルカリ金属お
よびアルカリ土類金属の炭酸塩、アルカリ金属およびア
ルカリ土類金属の炭酸水素塩、アルカリ金属およびアル
カリ土類金属の燐酸塩、架橋セルロースおよびセルロー
ス誘導体および架橋ポリビニルピロリドンから成る群か
ら選択された1種の助剤と一緒に、20〜120℃、好
ましくは40〜80℃に保たれた流動層中に導入して方
法を開始し、 b)さらにリボフラビン5〜40質量%、好ましくは1
5〜30質量%およびアルカリ金属およびアルカリ土類
金属のハロゲン化物、アルカリ金属およびアルカリ土類
金属の炭酸塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の
炭酸水素塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の燐
酸塩、架橋セルロースおよびセルロース誘導体および架
橋ポリビニルピロリドンから成る群から選択された少な
くとも1種の助剤0.05〜4.5質量%、好ましくは
0.15〜3.5質量%から成る混合物の水性懸濁液
を、乾燥速度に従って流動層中に連続的に噴霧し、 c)リボフラビンの含量90〜99.5質量%および
a)で挙げた助剤の少なくとも1種の含量0.5〜10
質量%(それぞれ乾燥生成物を基準とする)を有する顆
粒を、適当な滞留時間後に流動層から連続的に取出し、 d)取出した顆粒を場合により適当な装置によって粒子
画分に分画し、 e)微細な顆粒および/または比較的大きい顆粒の粉砕
によって得られた微細粒子を造粒工程に復帰させる。
【0028】流動層を形成するために使用される流動ガ
スは、一般に流入温度60〜250℃、好ましくは14
0〜185℃および流出温度40〜140℃、好ましく
は60〜85℃を有しており、これによって流動層中に
は約20〜120℃、好ましくは40〜80℃、特に好
ましくは60〜80℃の温度が生じる。
【0029】この方法が平衡状態であれば、加工中に排
出される要求生成物の質量流は、噴霧ノズルに供給され
るリボフラビン/助剤の質量流に等しい(乾燥物を基礎
とする)。
【0030】本発明による造粒法を実施する場合、一般
には−粒度調節により−次ぎの粒度画分が生じる: 1.100μmまでの粒度範囲は約5〜95%、好まし
くは30〜70%、 2.100〜300μmの粒度範囲は約25〜85%、
好ましくは30〜70%、 3.300μmより大きい粒度範囲は約1〜30%であ
り、この際3つの粒度画分の合計は100%となる。
【0031】最終生成物の特性は、乾燥法のみならず、
リボフラビン結晶の形状および大きさによって影響され
る。
【0032】凝集法の場合には、平均の結晶大きさ0.
1〜10μm、好ましくは0.3〜5μm、特に好まし
くは0.5〜3μmが有利である。適当な結晶大きさは
例えば撹拌機コーンミルによるリボフラビン懸濁液の粉
砕、好ましくは湿式粉砕によって得られる。この場合、
懸濁液はミル中を循環するか、ミル中を通過して移動す
る。この場合ミル中の回転する撹拌機は被粉砕物と粉砕
要素との間の剪断応力を形成する。粉砕要素の摩耗を避
けるためには、特に硬質の粉砕要素(例えばイットリウ
ム安定化セラミック粉砕要素)を使用するのが重要であ
る。
【0033】また本発明の対象は、リボフラビン90〜
99.5質量%、好ましくは93〜99質量%およびア
ルカリ金属およびアルカリ土類金属のハロゲン化物、ア
ルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭酸塩、アルカリ
金属およびアルカリ土類金属の炭酸水素塩、アルカリ金
属およびアルカリ土類金属の燐酸塩、架橋セルロースお
よびセルロース誘導体および架橋ポリビニルピロリドン
から成る群から選択された少なくとも1種の助剤0.5
〜10質量%、好ましくは1〜7質量%(質量%の数値
はそれぞれ乾燥生成物を基準とする)を含有するリボフ
ラビン顆粒またはリボフラビン微小顆粒である。
【0034】好ましいリボフラビン顆粒またはリボフラ
ビン微小顆粒は塩化ナトリウム、塩化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、架橋ナ
トリウムカルボキシメチルセルロースおよび架橋ポリビ
ニルピロリドンから成る群から選択された少なくとも1
種の助剤を含有しかつ微細リボフラビンの粒度範囲50
〜450μm、好ましくは100〜300μmを示す。
【0035】本発明によるリボフラビン顆粒またはリボ
フラビン微小顆粒は、有利には固体の製薬的投与形の製
造、好ましくは錠剤、特に直接錠剤成形法によって製造
されるような錠剤の製造のために好適である。
【0036】したがってまた本発明の対象は、前記の本
発明によるリボフラビン顆粒を含有する固体の投与形で
ある。これには錠剤、微小錠剤、糖衣丸、香錠、カプセ
ルまたはペレットが含まれ、好ましくは錠剤または微小
錠剤、特に好ましくは直接錠剤成形されたリボフラビン
である。
【0037】錠剤中のリボフラビンの含量は、1〜10
0mg、好ましくは5〜75mg、特に好ましくは5〜
50mgの範囲である。
【0038】固体投与形を製造する場合には、もちろん
他の錠剤も加えることができる。
【0039】これらはなかんずく次ぎのものであってよ
い:充填剤および結合剤、例えばラクトース、リン酸カ
ルシウム、セルロースおよびセルロース誘導体、デンプ
ンおよびデンプン誘導体、部分加水分解ポリ酢酸ビニ
ル、糖アルコール、糖、脂肪、ワックス;砕解剤、例え
ばコリドン(R)CL(Kollidon(R)CL)(BA
SF社)、Na−カルボキシメチルデンプン、Na−カ
ルボキシメチルセルロース;滑剤および潤滑剤、例えば
ステアリン酸マグネシウム、ベヘン酸カルシウム、ステ
アリン酸、PEG;流れ調製剤、例えば高分散性シリ
カ;皮膜形成剤、例えばポリアクリレートおよびポリメ
タクリレート(ユードラジット(Eudragit)
型)、アクリレート誘導体を基剤とするコポリマー、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、酢酸セルロース、酢酸フタル酸セルロー
スおよび他の胃酸抵抗性被覆材料;保湿剤、例えばグリ
セリン、プロピレングリコール、ソルビトール、マンニ
トール、ポリエチレングリコールおよび可塑剤、着色
剤、界面活性剤、塩、分散助剤。
【0040】本発明によるリボフラビン含有顆粒を使用
して製造される固体の製薬的投与形は、特に、試験管内
リボフラビン放出速度が高い点で優れている。すなわ
ち、USP XXII パドル法(Paddle−Mo
dell)により測定した放出速度は、60分後に、リ
ボフラビンの少なくとも75質量%、好ましくは80質
量%よりも多く、特に好ましくは83〜95質量%であ
る。
【0041】次ぎの実施例により本発明のリボフラビン
顆粒の製造および使用を詳述する。
【0042】
【実施例】リボフラビン含有顆粒の製造 例1 20質量%の水性リボフラビン懸濁液を、ボールミルで
粉砕して平均粒度1μmにし、NaHCO35質量%
(全固体分を基準とする)を加え、均質化する。次ぎに
同懸濁液をFSD−乾燥機(Niro、12.5型)へ
130バール下で噴霧する。噴霧塔中への乾燥ガスの流
入温度は190℃であり、塔流出温度は60℃であっ
た。内部流動層の空気流入温度は同様に60℃であっ
た。微細物質の分離は40m2 −チューブラフィルタ
ー(Schlauchfilter)で行ない、この
際、微細物質を噴霧塔に戻した。このようにして製造し
た微小顆粒は1.5質量%未満の水分および約120μ
mの平均粒度を有していた。
【0043】例2〜4 例1と同様にして、リボフラビン95質量%の他に次ぎ
の助剤5質量%(質量%の数値は乾燥生成物を基準とす
る)を含有するリボフラビン顆粒を製造した: 例2:NaCl 5質量%、 平均粒度:110μm; 例3:コリドン(R)CL−M(BASF Ag)5質量
% 平均粒度:120μm; 例4:AcDiSol(R)(FMC Corp.)5質
量% 平均粒度:115μm。
【0044】例5 17質量%の水性リボフラビン懸濁液を、ボールミルで
粉砕して平均粒度2μmにし、架橋Na−カルボキシメ
チルセルロース5質量%(全固体分を基準とする)を加
え、均質化する。次ぎに同懸濁液を2成分ノズルを有す
る実験室噴霧乾燥機(Niro社、Minor型)へ噴
霧した。塔流入温度は190℃であり、塔流出温度は6
2℃であった。リボフラビン粉末をサイクロンで乾燥空
気から分離した。このようにして製造した粉末は0.5
質量%の水分および70μmの粒度を有していた。
【0045】リボフラビン含有錠剤の製造 例6〜9 ラクトース(タベレトース(R)(Tablettose
(R))、Meggle社))266.7g、微結晶性セ
ルロース(アビセル(R)(Avicel(R))PH10
2、FMC社)134.3g、高分散性SiO2 (ア
エロジル(R)(Aerosil(R))、Degussa
社)10gならびに架橋Na−カルボキシメチルセルロ
ース(アクジソール(R)AcDiSol(R)、FMC社)
2.5gを10分間均質化し、メッシュ幅0.8mmの
篩に通した。次ぎにステアリン酸マグネシウム3.3g
およびリボフラビン顆粒(例1〜4のいずれか1例によ
り製造した)83.3gを加え、混合物を再び均質化し
た。完成錠剤混合物を回転錠剤成形機(Rundlau
efer Tablettenpresse)Kors
ch PH 106で錠剤成形速度20rpmおよび圧
縮力10kNで成形して8mmの錠剤にした。
【0046】錠剤の組成: 第1表による助剤と一緒にしたビタミンB2 50mg タベレトース(R) 160mg アビセル(R) PH102 80.5mg アクジソール(R) 1.5mg アエロジル(R) 6.0mg ステアリン酸マグネシウム2.0mg 例10 タベレトース(R)266.7g、アビセル(R) PH 1
02 134.3g、アエロジル(R)10gならびにア
クジソール(R)2.5gを10分間均質化し、メッシュ
幅0.8mmの篩に通した。次ぎにステアリン酸マグネ
シウム3.3gおよびリボフラビン顆粒(例5により製
造した)83.3gを加え、混合物を再び均質化した。
完成錠剤混合物を回転錠剤成形機Korsch PH
106で錠剤成形速度20rpmおよび圧縮力10kN
で成形して8mmの錠剤にした。
【0047】錠剤の組成: 第1表による助剤と一緒にしたビタミンB2 50mg タベレトース(R) 160mg アビセル(R) PH102 80.5mg アクジソール(R) 1.5mg アエロジル(R) 6.0mg ステアリン酸マグネシウム2.0mg 例11(比較例) タベレトース(R)(Meggle社)266.7g、ア
ビセル(R)PH 102(FMC社)134.3g、ア
エロジル(R)(Degussa社)10gならびに架橋
セルロース(アクジソール(R)、FSM社)2.5gを
10分間均質化し、メッシュ幅0.8mmの篩によって
篩分けした。次ぎにステアリン酸マグネシウム3.3g
およびリボフラビン顆粒(例1により製造、ただし助剤
を加えず)83.3gを加え、混合物を再び均質化し
た。完成錠剤混合物を回転錠剤成形機Korsch P
H 106で錠剤成形速度20rpmおよび圧縮力10
kNで成形して8mmの錠剤にした。
【0048】錠剤の組成: 助剤なしにビタミンB2 50mg タベレトース(R) 160mg アビセル(R) PH102 80.5mg アクジソール(R) 1.5mg アエロジル(R) 6.0mg ステアリン酸マグネシウム2.0mg 例6〜11により製造した錠剤からのリボフラビンの放
出速度を、75rpmおよび37℃で267nmでの紫
外線検出による、0.1N HCl 900ml中の溶
解試験(USP XXII)により測定した。
【0049】第1表に示した放出の値は、測定結果をよ
り良く区別するために、30分後のリボフラビンの放出
を示す。
【0050】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/38 A61K 47/38 A61P 3/02 106 A61P 3/02 106 (72)発明者 ロニ シュヴァイケルト ドイツ連邦共和国 アルトリップ アーホ ルンヴェーク 31 (72)発明者 ダグラス ノーベルト シュミット アメリカ合衆国 ミシガン グロッセ イ ル ジョンソン ストリート 27780

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リボフラビンの含量90〜99.5質量
    %および粒度範囲50〜450μmを有するリボフラビ
    ン顆粒またはリボフラビン微小顆粒を製造するに当た
    り、造粒の際アルカリ金属およびアルカリ土類金属のハ
    ロゲン化物、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭
    酸塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭酸水素
    塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の燐酸塩、架
    橋セルロースおよびセルロース誘導体および架橋ポリビ
    ニルピロリドンから成る群から選択された少なくとも1
    種の助剤を、0.5〜10質量%(すべての質量%の数
    値はそれぞれ乾燥生成物を基準とする)の量で加えるこ
    とを特徴とする、前記リボフラビン顆粒またはリボフラ
    ビン微小顆粒の製造方法。
  2. 【請求項2】 塩化ナトリウム、塩化カリウム、炭酸ナ
    トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、架橋ナ
    トリウムカルボキシメチルセルロースおよび架橋ポリビ
    ニルピロリドンから成る群から選択された少なくとも1
    種の助剤0.5〜10質量%を使用する、請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 リボフラビン5〜40質量%および請求
    項1または2により定義された少なくとも1種の助剤
    0.05〜4.5質量%を含有する水性懸濁液を噴霧乾
    燥または流動層噴霧乾燥する、請求項1または2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 噴霧乾燥または流動層噴霧乾燥は連続的
    工程である、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 噴霧乾燥が連続的凝集噴霧乾燥であり、
    その実施の際 a)リボフラビンおよびアルカリ金属およびアルカリ土
    類金属のハロゲン化物、アルカリ金属およびアルカリ土
    類金属の炭酸塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属
    の炭酸水素塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の
    燐酸塩、架橋セルロースおよびセルロース誘導体および
    架橋ポリビニルピロリドンから成る群から選択された少
    なくとも1種の助剤から成る混合物の水性懸濁液を、乾
    燥速度に従って乾燥機中に連続的に噴霧し、 b)顆粒として形成された乾燥粉末を乾燥機に取付けら
    れかつ20〜120℃に保たれた流動層で収集し、 c)リボフラビンの含量90〜99.5質量%および
    a)で挙げた助剤の少なくとも1種の含量0.5〜10
    質量%(それぞれ乾燥生成物を基準とする)を有する顆
    粒を、適当な滞留時間後に流動層から連続的に取出し、 d)取出した顆粒を場合により適当な装置によって粒子
    画分に分画し e)微細な顆粒および/または比較的大きい顆粒の粉砕
    によって得られた微細粒子を凝集核として噴霧乾燥機に
    復帰させる、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 連続的流動層噴霧乾燥を行うために、 a)リボフラビンを、リボフラビン乾燥粉末または噴霧
    顆粒または微小顆粒の形で単独にまたはアルカリ金属お
    よびアルカリ土類金属のハロゲン化物、アルカリ金属お
    よびアルカリ土類金属の炭酸塩、アルカリ金属およびア
    ルカリ土類金属の炭酸水素塩、アルカリ金属およびアル
    カリ土類金属の燐酸塩、架橋セルロースおよびセルロー
    ス誘導体および架橋ポリビニルピロリドンから成る群か
    ら選択された1種の助剤と一緒に、20〜120℃に保
    たれた流動層中に導入して方法を開始し、 b)さらにリボフラビンおよびアルカリ金属およびアル
    カリ土類金属のハロゲン化物、アルカリ金属およびアル
    カリ土類金属の炭酸塩、アルカリ金属およびアルカリ土
    類金属の炭酸水素塩、アルカリ金属およびアルカリ土類
    金属の燐酸塩、架橋セルロースおよびセルロース誘導体
    および架橋ポリビニルピロリドンから成る群から選択さ
    れた少なくとも1種の助剤から成る混合物の水性懸濁液
    を、乾燥速度に従って流動層中に連続的に噴霧し、 c)リボフラビンの含量90〜99.5質量%および
    a)で挙げた助剤の少なくとも1種の含量0.5〜10
    質量%(それぞれ乾燥生成物を基準とする)を有する顆
    粒を、適当な滞留時間後に流動層から連続的に取出し、 d)取出した顆粒を場合により適当な装置によって粒子
    画分に分画し、 e)微細な顆粒および/または比較的大きい顆粒の粉砕
    によって得られた微細粒子を造粒工程に復帰させる、請
    求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 リボフラビン粒子を造粒前に0.1〜1
    0μmの粒度にまで粉砕する、請求項1から6までのい
    ずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 リボフラビン90〜99.5質量%およ
    びアルカリ金属およびアルカリ土類金属のハロゲン化
    物、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭酸塩、ア
    ルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭酸水素塩、アル
    カリ金属およびアルカリ土類金属の燐酸塩、架橋セルロ
    ースおよびセルロース誘導体および架橋ポリビニルピロ
    リドンから成る群から選択された少なくとも1種の助剤
    0.5〜10質量%(質量%の数値はそれぞれ乾燥生成
    物を基準とする)を含有するリボフラビン顆粒またはリ
    ボフラビン微小顆粒。
  9. 【請求項9】 塩化ナトリウム、塩化カリウム、炭酸ナ
    トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、架橋ナ
    トリウムカルボキシメチルセルロースおよび架橋ポリビ
    ニルピロリドンから成る群から選択された少なくとも1
    種の助剤を含有する、請求項8記載のリボフラビン顆粒
    またはリボフラビン微小顆粒。
  10. 【請求項10】 微細リボフラビンが50〜450μm
    の粒度範囲を有する、請求項8または9記載のリボフラ
    ビン顆粒またはリボフラビン微小顆粒。
  11. 【請求項11】 請求項1から7までのいずれか1項に
    より定義された方法により製造された、請求項8から1
    0までのいずれか1項記載のリボフラビン顆粒またはリ
    ボフラビン微小顆粒。
  12. 【請求項12】 請求項8により定義されたリボフラビ
    ン顆粒またはリボフラビン微小顆粒の固体製薬的投与形
    の製造のための使用。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のリボフラビン顆粒ま
    たはリボフラビン微小顆粒の錠剤の製造のための使用。
  14. 【請求項14】 請求項8から11までのいずれか1項
    により定義されたリボフラビン顆粒またはリボフラビン
    微小顆粒を含有する錠剤。
  15. 【請求項15】 リボフラビン含量1〜100mgを有
    する、請求項14記載の錠剤。
  16. 【請求項16】 試験管内放出速度(USP XXII
    測定法による)が、60分後に、リボフラビンの少なく
    とも75質量%である、請求項14または15記載の錠
    剤。
JP2000080369A 1999-03-24 2000-03-22 リボフラビン顆粒またはリボフラビン微小顆粒の製造方法、該顆粒または微小顆粒、それらの使用およびそれらを含有する錠剤 Withdrawn JP2000290183A (ja)

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