JP2000291053A - 固化搬送システム - Google Patents

固化搬送システム

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JP2000291053A
JP2000291053A JP11104996A JP10499699A JP2000291053A JP 2000291053 A JP2000291053 A JP 2000291053A JP 11104996 A JP11104996 A JP 11104996A JP 10499699 A JP10499699 A JP 10499699A JP 2000291053 A JP2000291053 A JP 2000291053A
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Japan
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sand
conveyor
solidification
excavated earth
ribbon screw
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English (en)
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Masatake Yasumoto
匡剛 安本
Konosuke Nakamura
幸之助 中村
Yoshio Iwai
義雄 岩井
Toshihiro Okumura
利博 奥村
Yasuhiko Asai
康彦 浅井
Isao Saito
功郎 斎藤
Satoshi Tabata
覚士 田畑
Akio Uraya
昭夫 浦矢
Masaru Yasukochi
勝 安河内
Toshio Kobayashi
年男 小林
Shiyuuji Ishii
秀而 石井
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Noritake Co Ltd
Toda Corp
Sanee Industrial Co Ltd
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Noritake Co Ltd
Toda Corp
Sanee Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被搬送物、特に、掘削土砂を掘進システムの
稼動形態に応じた適切な固化時間で固化することのでき
る固化搬送システムを提供すること。 【解決手段】 固化剤が添加された掘削土砂を水平方向
に搬送するプレミックスコンベア4と、プレミックスコ
ンベア4から搬送される掘削土砂を搬入し、掘削土砂と
固化剤とを撹拌混合しつつ掘削土砂を搬送するシャフト
レス型のリボンスクリューを有し、内周面が正八角形に
構成されたリフトミックスコンベア2と、攪拌混合され
て固化した掘削土砂をダンプトラック120に積み込む
アフターミックスコンベア3とを含んで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被搬送物、特に、
掘削土砂を固化しつつ搬送する技術に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】通常、
掘削土砂やスラリー等は、配管等を用いて地上の固化施
設まで運搬されているが、例えば、地上に土砂ピットを
設け、そこで固化剤を混入して固化させてバックホー等
を用いてダンプトラックに積み出す手法では地上に土砂
ピットや固化設備等が必要となり、立坑用地の必要面積
が大きくなってしまう。また、配管輸送するには被搬送
物にある程度の流動性を付与する必要があり、それによ
って、固化剤の増量、固化時間の増加等の問題が生じて
いた。
【0003】このような問題が生じているのは、主に、
掘削土砂の固化に時間がかかり、掘進速度の変化や、ダ
ンプトラックによる搬出ができない夜間等の掘進システ
ムの稼動形態の変化に応じた適切な固化がなされていな
いからである。
【0004】したがって、掘削から固化、坑外搬出まで
の工程を1つの搬送路で構成し、掘進システムの稼動形
態の変化に応じて、搬送を完了する前、すなわち、掘削
土砂が搬送路の搬出口に至るまでに固化できれば適切な
掘削が行えることとなる。
【0005】短時間で固化させるためには、適切な固化
剤の掘削土砂への混入に加えて、固化剤の添加された掘
削土砂を適切に撹拌混合して均一化する必要がある。
【0006】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、被搬送物、特に、掘削土砂を掘
進システムの稼動形態に応じた適切な固化時間で固化す
ることのできる固化搬送システムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る固化搬送システムは、固化剤の添加さ
れた被搬送物を、上方の搬出位置へ向け搬送するコンベ
ア装置を有する固化搬送システムにおいて、前記コンベ
ア装置は、回転軸が上方へ向けて配置され、駆動装置に
よる回転駆動により掘削土砂を上方へ搬送するリボンス
クリューと、前記掘削土砂の搬送空間を有し、前記リボ
ンスクリューを回転可能に支持するケーシングと、を含
み、前記ケーシングの内周面は、前記被搬送物が、前記
リボンスクリュー上を搬送される際に接する高抵抗領域
を含んで構成されていることを特徴とする。
【0008】また、ここで、前記高抵抗領域は、隅角部
として形成されていることが好ましい。
【0009】なお、ここで、固化とは、固化強度の増加
および含水状態の改善を意味する。すなわち、被搬送物
に固化剤が添加されることにより、団粒(フロック)化
が進行し、含水状態が改善され、固化強度が増加する。
【0010】本発明によれば、コンベア装置は垂直成分
を含む方向に被搬送物を搬送するため、固化が不十分な
液体状のものはコンベア装置に残り、所定の固化強度を
もった被搬送物だけを搬出することができる。
【0011】さらに、コンベア装置のケーシングの内周
面が隅角部を有することにより、内周面が曲面のみで構
成されている場合と比べて、掘削土砂が内周面と接触す
る際の抵抗が大きく、それだけ撹拌力が加えられる。こ
れにより、掘削土砂を短時間に固化させることができ
る。これにより、被搬送物の搬送速度を上げた場合で
も、それに応じて適切に固化することが可能となる。
【0012】なお、ここで、被搬送物としては、掘削土
砂のように固体のものに限られず、泥水やスラリーのよ
うに液体のものも適用できる。
【0013】また、前記リボンスクリューと前記ケーシ
ングとにより、前記被搬送物を下方に落下させるための
落下空間が形成されていることが好ましく、前記リボン
スクリューは、シャフトレス型のリボンスクリューであ
って、前記落下空間は、前記リボンスクリューの中心側
に形成されていることが好ましい。
【0014】これによれば、搬送時に被搬送物が固化し
ても軸がないためケーシング内部が閉塞しにくく、良好
な搬送が行える。また、例えば中心部に軸がある場合と
比べて、シャフトレスの場合は中心部が空洞となり、未
固化の被搬送物はこの空洞からコンベア装置の下方に落
下することになり、リボンの回転速度を上げた場合でも
良好な固化が行える。
【0015】また、前記隅角部は、その角度が90度〜
180度の範囲に形成されていることが好ましい。
【0016】これによれば、被搬送物が内周面と接触す
る際の抵抗力が適切で、それだけ撹拌力が加えられる。
これにより、被搬送物を短時間に固化させることのでき
る固化搬送システムを実現でき、搬送速度を上げた場合
でも適切な固化が行える。
【0017】前記ケーシング内周面の断面は、多角形の
形状に形成され、前記リボンスクリューの外周部は、前
記ケーシング内周面と近接するように形成されているこ
とが好ましい。
【0018】これによれば、被搬送物がリボンスクリュ
ーの1周を経過する間に複数の隅角部と接触することと
なる。接触による抵抗が加えられることにより、被搬送
物を短時間に固化させることのできる固化搬送システム
を実現できる。
【0019】特に、前記多角形は正八角形であることが
好ましい。これによれば、被搬送物がリボンスクリュー
の1周を経過する間に8つの隅角部と適切な角度で接触
することとなり、より固化時間を短縮でき、搬送速度を
上げた場合でも適切な固化が行える。
【0020】また、前記コンベア装置は、ユニット化さ
れ、相互に接続された複数のコンベア装置として形成さ
れ、前記搬出位置付近で固化が完了するように、前記回
転駆動の速度が調整されることが好ましい。
【0021】これによれば、回転駆動速度を調整するこ
とにより、被搬送物や掘削速度に応じた適切な固化を行
える。
【0022】前記被搬送物は、シールド掘進機によって
掘削された土砂であって、前記固化剤は石膏を含んで構
成されていることが好ましい。
【0023】これによれば、石膏を用いることにより、
泥土圧シールド掘進機で掘削された土砂を短時間に固化
でき、被搬送物の水素イオン濃度指数(pH)の上昇を
抑えることもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明による固化搬送シス
テムを活用した好適な実施の形態について、被搬送物と
して掘削土砂を搬送する泥土圧式シールド工法を例にと
り、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0025】(固化搬送システム全体の説明)図1は、
本実施の形態に係る固化搬送システムの全体図である。
【0026】泥土圧式シールド工法は、シールド機34
により切羽46を掘削し、排泥設備8により掘削した土
砂を地上へ向け搬送しながらトンネル36を構築する工
法である。
【0027】具体的には、シールド機34は、切羽46
を掘削するカッターディスク40と、掘削した土砂のト
ンネル36内への浸入を防ぐ隔壁45と、カッターディ
スク40と隔壁45との間にあるチャンバー44と、チ
ャンバー44内に取り込まれた土砂を攪拌する攪拌装置
41と、チャンバー44内の掘削土砂を排泥設備8に供
給するスクリューコンベア42とを含んで構成される。
【0028】排泥設備8は、スクリューコンベア42か
ら供給された掘削土砂の経路である排泥管102と、排
泥管102に設けられ、掘削土砂を加圧し、地上へ向け
供給するピストンポンプ108と、ピストンポンプ10
8により間欠的に供給される掘削土砂の圧力を平滑化す
るダンパー装置100と、ダンパー装置100を経過し
た掘削土砂の密度を測定するγ線密度計106とを含ん
で構成される。
【0029】また、密度を測定された掘削土砂は、複数
のコンベアを含むコンベア群により、固化剤が添加さ
れ、地上まで搬送される。
【0030】ここで、コンベア群は、3種類のコンベア
装置を含む。第1のコンベア装置は、掘削土砂の搬送路
において立坑32の下方に水平方向に設けられ、切羽4
6から搬送される掘削土砂を搬入し、搬送時の掘削土砂
に固化剤添加装置150から固化剤が添加され、掘削土
砂を搬送するプレミックスコンベア4である。
【0031】第2のコンベア装置は、前記搬送路におい
て立坑32の下方から上方にかけて設けられ、プレミッ
クスコンベア4から搬送される掘削土砂を搬入し、掘削
土砂と固化剤とを撹拌混合しつつ掘削土砂を搬送するリ
フトミックスコンベア2である。
【0032】また、第3のコンベア装置は、前記搬送路
において立坑32の上部付近に設けられ、リフトミック
スコンベア2から搬送される掘削土砂を搬入し、搬出口
が掘削土砂搬出部、例えば、ダンプトラックに改質され
た掘削土砂を積み込みできる位置、として形成されたア
フターミックスコンベア3である。
【0033】ここで、上記3種類のコンベア装置は、そ
れ自体およびそれらの接合部が気密に形成されており、
シールド機34から掘削土砂搬出部までの搬送路全体が
気密状態で連続した搬送路として形成されている。
【0034】したがって、シールド機34によって地山
の切羽46から掘削された掘削土砂は、立坑32の上方
所定位置に設けられた掘削土砂搬出部まで、トンネル3
6内および立坑32内では大気に接触することなく密閉
された状態で搬送される。
【0035】次に、上記の各装置の動作について説明す
る。
【0036】図2は、本実施の形態に係る固化搬送シス
テムの機能ブロック図である。
【0037】まず、チャンバー44から搬送された掘削
土砂は、ピストンポンプ108により排泥管102を介
して圧送される。
【0038】ピストンポンプ108により間欠的に搬送
される掘削土砂は、脈動しており、ダンパー装置100
により圧送圧力が平滑化される。圧送圧力が平滑化され
るとともに、圧送速度もほぼ一定となる。
【0039】平滑化された後、掘削土砂は、γ線密度計
106により密度を測定される。この測定結果は制御装
置110に送られる。
【0040】掘削土砂の密度を測定することにより、適
切な固化剤添加量が分かり、固化剤添加量を制御するこ
とにより、掘削土砂の性状が変化した場合であっても、
適切な固化が行える。
【0041】密度測定後の掘削土砂は、プレミックスコ
ンベア4に搬送され、固化剤が添加される。この固化剤
添加は、固化剤貯留槽150から固化剤フィーダ152
を介してプレミックスコンベア4に固化剤が供給される
ことにより行われる。
【0042】ここで、固化剤は、石膏を含んで構成され
ている。これによれば、石膏を用いることにより、固化
時間を短縮できる上、掘削土砂の水素イオン濃度指数
(pH)の上昇を抑え、環境への影響を必要最小限に抑
えることができる。さらに、固化剤は、掘削土砂に含ま
れる自由水を取り込むため、見かけ上、低含水状態に改
善される。
【0043】しかし、石膏を含む固化剤は粉体であるた
め、通常は掘削土砂に粉体状の固化剤を混入することは
難しい。
【0044】本実施の形態では、固化剤フィーダ152
は、スクリュー状の添加手段として形成されているた
め、粉体状の固化剤を混入する場合であっても、良好に
混入することができる。
【0045】また、固化剤混入前にダンパー装置100
によって掘削土砂の圧力を平滑化することにより、プレ
ミックスコンベア4を用いて掘削土砂と固化剤を均等に
混合できる。
【0046】また、固化剤フィーダ152とプレミック
スコンベア4の間の固化剤搬送路に設けられた添加検出
装置154により固化剤添加状態が検出され、検出結果
が制御装置110に送られるように構成されている。こ
れにより、固化剤の添加状態を確認でき、固化剤の添加
量をフィードバック制御することも可能になる。
【0047】プレミックスコンベア4で固化剤の添加さ
れた掘削土砂は、リフトミックスコンベア2に搬送され
る。
【0048】リフトミックスコンベア2は、立坑32の
底部から上部にかけて設けられ、掘削土砂が垂直方向に
搬送される。
【0049】この搬送において固化剤と掘削土砂が十分
に撹拌混合され、含水状態が改善されて団粒化が進行
し、掘削土砂は固化を開始する。撹拌混合の進んだ掘削
土砂は、立坑32の上部まで搬送され、アフターミック
スコンベア3で固化を完了し、アフターミックスコンベ
ア3の搬出口からダンプトラック120に搬出される。
【0050】以上のように、掘削土砂の搬送路は気密状
態で連続した搬送路として形成され、アフターミックス
コンベア3の搬出口は、前記搬送路の出口として形成さ
れている。
【0051】これによれば、気密状態で連続した搬送路
として形成されることにより、搬送中に土砂がこぼれる
こと等を防止できる上、ホッパー等の貯留設備が不要と
なるため、掘削坑内の必要面積を低減することができ
る。
【0052】また、人手を介さないことにより搬送を省
力化し、作業効率および作業環境を改善することができ
る。
【0053】さらに、気密状態で連続した搬送路として
形成されることにより、掘削土砂を、掘削土砂搬出部ま
で大気に接触することなく搬送路内で密閉した状態で搬
送することができる。
【0054】次に、上述したリフトミックスコンベア2
について詳述する。
【0055】(リフトミックスコンベアの説明)図3
は、本実施の形態に係るリフトミックスコンベア2の概
略断面図であり、(A)は平面断面、(B)は側面断面
を示す図である。
【0056】図3(A)に示すように、ケーシング21
0の内周面は、掘削土砂が、リボンスクリュー212上
を搬送される際に接する高抵抗領域として、少なくとも
1つの隅角部を含んで構成されている。本実施例では、
ケーシング210は、正八角形の形状に形成されている
ため、8つの隅角部を有する。
【0057】ここで、隅角部とは、図3(A)に示すよ
うに、ある断面で見た場合に2本の直線が接することに
よって、いわゆる角を形成するものであり、リボンスク
リュー212とケーシング210との間には所定の空隙
部が形成されることになる。
【0058】これによれば、リフトミックスコンベア2
のケーシング210の内周面が隅角部を有することによ
り、内周面が曲面のみで構成されている場合と比べて、
掘削土砂が内周面と接触する際の抵抗が大きく、それだ
け撹拌力が加えられる。これにより、掘削土砂を短時間
に固化させることができ、掘進速度を上げた場合でもそ
れに応じて掘削土砂を適切に固化させることができる。
【0059】また、図3(B)に示すように、リフトミ
ックスコンベア2は、回転軸が上方に向けられたシャフ
トレス型のリボンスクリュー212と、リボンスクリュ
ー212を内包するケーシング210と、リボンスクリ
ュー212を回転駆動する駆動装置214とを含んで構
成されている。
【0060】リボンスクリュー212は、水平面に対し
てある傾きを有するように形成されているため、リボン
スクリュー212上の被搬送物は水平方向と垂直方向に
分力として外力が作用する。
【0061】したがって、被搬送物は、リボンスクリュ
ー212が駆動されることにより、ケーシング210内
面に接触しつつ上方へ搬送される。この過程で被搬送物
は、その一部が一瞬だけ隅角部で接触するため摩擦抵抗
等により団粒化が促進され、所要の固化強度が得られる
とリフトミックスコンベア2の上方へ搬送される。
【0062】一方、被搬送物のうち未固化状態の掘削土
砂は、リボンスクリュー212の内面に対して十分な付
着力、摩擦抵抗が得られないため、前記水平分力の作用
により、リボンスクリュー212の中央部である落下空
間を介して落下する。
【0063】そして、未固化状態の掘削土砂は、リフト
ミックスコンベア2の下方から再び上方に向けて搬送さ
れ、所定の固化強度を得た時にリフトミックスコンベア
2の上方に到達する。したがって、所定の固化強度をも
った掘削土砂だけを搬出することができる。
【0064】また、ケーシング210の内周面が正八角
形の形状に形成されていることにより、掘削土砂がリボ
ンスクリュー212の1周を経過する間に8つの隅角部
と接することとなり、接触によって抵抗による撹拌力が
加えられることにより、掘削土砂を短時間に固化させる
ことができ、掘進速度を上げた場合でもそれに応じて掘
削土砂を適切に固化させることができる。。
【0065】また、ここで、前記隅角部は、その角度θ
が90度〜180度の範囲に形成されていることが好ま
しい。隅角部の角度が小さい、すなわち、鋭角に形成す
ると、隅角部とリボンスクリュー212の間隙が大きく
なり、リボンスクリュー212から落下する掘削土砂が
多くなり、搬送効率を低下させてしまったり、逆に、固
化が進んだ掘削土砂が付着して搬送路が閉塞する恐れが
あるからである。
【0066】なお、ケーシング210の内周面は、少な
くとも1つの隅角部を有していればよいが、複数の隅角
部を有する多角形状が好ましく、形状は正八角形に限ら
れるものではない。
【0067】図4は、本実施の形態に係るリフトミック
スコンベア2で搬送される掘削土砂を説明するための概
略断面図である。また、図5は、本実施の形態に係るリ
フトミックスコンベア2での掘削土砂の流れを示すフロ
ーチャートである。
【0068】以下、掘削土砂がチャンバー44から地上
まで搬送される流れについて説明する。
【0069】チャンバー44から排出された掘削土砂
は、ピストンポンプ108により搬送路である排泥管1
02を介して地上へ向け圧送される(ステップ2)。
【0070】排泥管102を圧送される掘削土砂は、排
泥管102に設けられたダンパー装置100により圧力
が平滑化される(ステップ4)。圧力が平滑化されると
ともに、圧送速度もほぼ均一になる。
【0071】圧力が平滑化された掘削土砂は、γ線密度
計106により密度が測定される(ステップ6)。
【0072】密度を測定された掘削土砂は、プレミック
スコンベア4まで圧送される。プレミックスコンベア4
において、固化剤貯留槽150から固化剤フィーダ15
2により供給される固化剤が掘削土砂に添加される(ス
テップ8)。
【0073】固化剤の添加された掘削土砂は、プレミッ
クスコンベア4により水平方向に搬送され、リフトミッ
クスコンベア2に積み込まれる。
【0074】図6は、本実施の形態に係るプレミックス
コンベア4とリフトミックスコンベア2の接合部分の概
略断面図である。
【0075】図6に示すように、上述した撹拌混合を行
うプレミックスコンベア4は、リフトミックスコンベア
2と同様に、一端を支持されたリボンスクリュー412
と、前記支持を行うとともに、リボンスクリュー412
を内包するケーシング410とを含んで構成されてい
る。
【0076】プレミックスコンベア4のリボンスクリュ
ー412は、リフトミックスコンベア2のリボンスクリ
ュー21の直近にその先端が位置している。これによ
り、掘削土砂を良好に積み込むことができる。
【0077】また、リフトミックスコンベア2が垂直方
向に配置されるのに対して、プレミックスコンベア4は
水平方向に配置される。上述したようにリボンスクリュ
ー412は回転駆動されることにより、垂直方向と水平
方向の分力を発生させるが、プレミックスコンベア4の
ケーシング410には隅角部が形成されていないので、
固化剤が混入されたリフトミックスコンベア2内の掘削
土砂は撹拌混合されながら、未固化状態で水平方向に搬
送され、リフトミックスコンベア2に積み込まれる。
【0078】リフトミックスコンベア2に積み込まれた
掘削土砂は、駆動手段であるモーター214によってリ
ボンスクリュー212が回転することにより撹拌混合さ
れる(ステップ10)。モーター214は、制御装置1
10により制御されることにより、リボンスクリュー2
12の回転速度が調整される。
【0079】これによれば、回転駆動速度を調整するこ
とにより、被搬送物に応じた適切な固化を行える。すな
わち、固化が短時間で完了する被搬送物に対しては回転
駆動速度を上げればよく、固化完了まで長時間かかる被
搬送物に対しては回転駆動速度を下げればよい。また、
搬送量が多い場合は回転駆動速度を上げればよく、搬送
量が少ない場合は回転駆動速度を下げればよい。
【0080】このように、回転駆動速度を調整すること
により、掘削の状況に応じて適切に固化処理を行うこと
が可能となる。
【0081】また、リボンスクリュー212が回転する
ことにより掘削土砂はモーター214のある端部とは反
対の端部の搬出口へ向け搬送される。
【0082】図1に示すように、リフトミックスコンベ
ア2のモーター214側の端部は、立坑下方に向け位置
している。したがって、モーター214が回転すれば、
掘削土砂は立坑上方へ向け搬送されることになる(ステ
ップ12)。
【0083】十分な固化強度を有する掘削土砂は、リボ
ンスクリュー212上を搬送され、立坑32上部のアフ
ターミックスコンベア3に積み込まれる。
【0084】アフターミックスコンベア3に積み込まれ
た掘削土砂は、さらに固化強度を高めた後、アフターミ
ックスコンベア3の搬出口からダンプトラック120に
積み込まれる(ステップ16)。
【0085】なお、リフトミックスコンベア2は、ユニ
ット化され、図1に示すように3台のリフトミックスコ
ンベア2−1〜3で構成されている。立坑32の大きさ
や深さに応じて、ユニット内のリフトミックスコンベア
の個数を調整することにより、適切な固化搬送を行える
構成をとることが可能となる。
【0086】また、各リフトミックスコンベア2は、あ
るリフトミックスコンベア2の上方の搬出口と他のリフ
トミックスコンベア2の下方の搬入口とが接続されるこ
とにより、気密状態で相互に掘削土砂の受け渡しが可能
なように構成されている。
【0087】一方、固化強度が不十分で未固化の掘削土
砂は、リボンスクリュー212上から落下して再度下部
のリボンスクリュー212から上部へ向け搬送される。
【0088】ここで、図4を用いて、リボンスクリュー
212上の掘削土砂の動きについて詳述する。
【0089】図4に示すように、リボンスクリュー21
2は、軸部を含まないシャフトレス型のリボンスクリュ
ー212である。
【0090】接触による摩擦抵抗を受け、団粒化が進み
十分な固化強度をもった掘削土砂500は、リボンスク
リュー212に載ったまま上部の搬出口まで搬送され
る。
【0091】一方、未固化の掘削土砂502は、リボン
スクリュー212の回転によって水平方向の分力が作用
したときに、付着力や摩擦力が小さいため、リボンスク
リュー212の内周面の隙間(落下空間)から下方に落
下する。
【0092】このようにリボンスクリュー212をシャ
フトレスにすることにより、搬送時に被搬送物が固化し
ても軸がないためケーシング210内部が閉塞しにく
く、良好な搬送が行える。
【0093】また、シャフトレスの場合は中心部が空洞
となり、固化不十分な掘削土砂はこの空洞からコンベア
装置の下方に落下することになり、リボンスクリュー2
12の回転速度を上げた場合でも固化した掘削土砂だけ
を搬出することができる。
【0094】また、不十分な固化強度の掘削土砂504
は、上述した隅角部と接触した際にリボンスクリュー2
12の外周面とケーシング210との隙間から下方に落
下する。
【0095】すなわち、固化強度の不十分な掘削土砂
は、上方への搬送と隅角部または隅角部でない内周面と
の接触、落下を繰り返しながら固化強度を増し、十分な
固化強度になった時点で次のコンベアに積み込まれる。
【0096】以上のように、本実施の形態によれば、短
時間に掘削土砂を固化させることが可能になる。これに
より、掘進速度や、稼動形態の変化した場合でも、それ
に応じて適切に固化処理を行うことができる固化搬送シ
ステムを実現できる。特に、リフトミックスコンベア2
を、正八角形状に形成することにより、固化時間をさら
に短縮することができる。
【0097】また、このように、短時間で固化させるこ
とができることにより、単位時間当たりの掘削土量が増
加した場合のように掘進機の稼働状況が変化した場合
や、夜間のように掘削土砂の工事敷地内からの搬出が不
可能な場合であっても、与えられた条件に応じて掘削土
砂を適切に固化し、坑外へ搬出することができる。
【0098】なお、本実施の形態に係る固化搬送システ
ムは、上述の実施例に限定されず、各種の変形例に対し
て適用可能である。
【0099】例えば、上述した被搬送物としては、水分
を含む掘削土砂に限られず、スラリー、固化可能な液体
等を適用でき、これらの被搬送物を短時間に固化でき
る。
【0100】また、リボンスクリュー212としては、
シャフトレスのものだけでなく、シャフトのあるものも
適用可能である。
【0101】また、上述した実施例では、高抵抗領域と
して隅角部を適用したが、抵抗や摩擦により攪拌力を付
加するものであれば種々の適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る固化搬送システムの全体図
である。
【図2】本実施の形態に係る固化搬送システムの機能ブ
ロック図である。
【図3】本実施の形態に係るリフトミックスコンベアの
概略断面図であり、(A)は平面断面、(B)は側面断
面を示す図である。
【図4】本実施の形態に係るリフトミックスコンベアで
搬送される掘削土砂を説明するための概略断面図であ
る。
【図5】本実施の形態に係るリフトミックスコンベアで
の掘削土砂の流れを示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態に係るプレミックスコンベアとリ
フトミックスコンベアの接合部分の概略断面図である。
【符号の説明】
2 リフトミックスコンベア 3 アフターミックスコンベア 4 プレミックスコンベア 100 ダンパー装置 102 排泥管 106 γ線密度計 108 ピストンポンプ 110 制御装置 150 固化剤貯留槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安本 匡剛 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 中村 幸之助 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 岩井 義雄 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 奥村 利博 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 浅井 康彦 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 斎藤 功郎 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 田畑 覚士 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 浦矢 昭夫 東京都練馬区羽沢3丁目39番1号 サンエ ー工業株式会社内 (72)発明者 安河内 勝 東京都練馬区羽沢3丁目39番1号 サンエ ー工業株式会社内 (72)発明者 小林 年男 愛知県名古屋市西区則武新町3丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 石井 秀而 愛知県名古屋市西区則武新町3丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 Fターム(参考) 2D054 AC04 DA05 DA15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固化剤の添加された被搬送物を、上方の
    搬出位置へ向け搬送するコンベア装置を有する固化搬送
    システムにおいて、 前記コンベア装置は、 回転軸が上方へ向けて配置され、駆動装置による回転駆
    動により掘削土砂を上方へ搬送するリボンスクリュー
    と、 前記掘削土砂の搬送空間を有し、前記リボンスクリュー
    を回転可能に支持するケーシングと、 を含み、 前記ケーシングの内周面は、前記被搬送物が、前記リボ
    ンスクリュー上を搬送される際に接する高抵抗領域を含
    んで構成されていることを特徴とする固化搬送システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記高抵抗領域は、隅角部として形成されていることを
    特徴とする固化搬送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかにおいて、 前記リボンスクリューと前記ケーシングとにより、前記
    被搬送物を下方に落下させるための落下空間が形成され
    ていることを特徴とする固化搬送システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記リボンスクリューは、シャフトレス型のリボンスク
    リューであって、 前記落下空間は、前記リボンスクリューの中心側に形成
    されていることを特徴とする固化搬送システム。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかにおいて、 前記隅角部は、その角度が90度〜180度の範囲に形
    成されていることを特徴とする固化搬送システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記ケーシング内周面の断面は、多角形の形状に形成さ
    れ、 前記リボンスクリューの外周部は、前記ケーシング内周
    面と近接するように形成されていることを特徴とする固
    化搬送システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記コンベア装置は、ユニット化され、 相互に接続された複数のコンベア装置として形成され、 前記搬出位置付近で固化が完了するように、前記回転駆
    動の速度が調整されることを特徴とする固化搬送システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記被搬送物は、シールド掘進機によって掘削された土
    砂であって、 前記固化剤は、石膏を含んで構成されていることを特徴
    とする固化搬送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021031952A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 鹿島建設株式会社 掘削圧送方法及び掘削圧送システム

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JP2021031952A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 鹿島建設株式会社 掘削圧送方法及び掘削圧送システム

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