JP2000292030A - 受液器 - Google Patents

受液器

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JP2000292030A
JP2000292030A JP11097413A JP9741399A JP2000292030A JP 2000292030 A JP2000292030 A JP 2000292030A JP 11097413 A JP11097413 A JP 11097413A JP 9741399 A JP9741399 A JP 9741399A JP 2000292030 A JP2000292030 A JP 2000292030A
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/16Receivers
    • F25B2400/162Receivers characterised by the plug or stop

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量及び材料費の低減を図ることにある。 【解決手段】 筒状に形成された受液器本体11と、こ
の受液器本体11の下側開口部(一方の開口部)111
から挿入され、同開口部111を閉塞する栓体20と、
この栓体20と受液器本体11との間に介在されたOリ
ング(シール手段)41とを備えた受液器において、栓
体20は、受液器本体11の内方に位置する先端側の部
分を円柱部20bで構成し、この円柱部20bより基端
側の部分を円筒部20aで構成することによって、重量
及び材料費の低減を図っている。そして、円柱部20b
の外周にOリング溝(環状溝)23を設けることによっ
て、このOリング溝23の形成を可能にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車や
家屋等に設置する空調設備に組み込まれたものであっ
て、凝縮器で液化した熱媒体の気液分離等を行う受液器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車や家屋等の冷暖房機に使
用される空調システムは、図20に示すように、圧縮機
a、凝縮器b、受液器c、膨張弁d及び蒸発器eを、配
管fを介して接続してなるものが知られている。このよ
うに構成される空調システムACにおいて、圧縮機aか
ら吐出された高温高圧のガス状熱媒体は、凝縮器bを通
過する間に、被熱交換流体例えば空気との間で熱交換を
行って潜熱を放出することにより、凝縮して液化し始め
る。このようにして気液混合した高温の熱媒体は、一旦
受液器cに貯留されながら気液分離されて、液体のみが
膨張弁dに送られ、膨張弁dにて図示しない小孔から噴
射させることにより、断熱膨張されて低温低圧の霧状と
なって蒸発器eに送られる。
【0003】この蒸発器e内で、熱媒体は被熱交換流体
例えば空気と熱交換を行って潜熱を吸収することによ
り、蒸発して気化する。このようにして気化した低温低
圧の熱媒体は、上記圧縮機aに送られて断熱圧縮され、
高温高圧のガス状熱媒体となって再び凝縮器bへ送られ
る。このような一連のサイクルを繰り返すことによっ
て、空調システムACを冷房・暖房に供することができ
る。
【0004】上記空調システムACにおいて、受液器c
は、凝縮器bから送られる液体と気体とが混合した状態
の熱媒体を気液分離して、内部に液体を一旦貯留する。
更に、1サイクルを経る過程で熱媒体に含まれた夾雑物
等を除去する役割を果たすようになっている。
【0005】即ち、受液器cは、図21に示すように、
円筒状に形成された受液器本体gの上下の開口部を閉塞
したもので構成されている。ただし、図面上は、受液器
cの全体を示すことなく、この受液器cにおける下側の
開口部を栓体hで閉塞する要部のみを示している。そし
て、受液器本体gには、周壁部g1の上側の位置に熱媒
体の流入口(図示せず)が設けられており、下側の位置
に熱媒体の流出口g2が設けられている。
【0006】一方、栓体hは、円柱状に形成されたもの
であって、その外周面に形成されたOリング溝h1にO
リング(シール手段)iが設けられている。Oリングi
は、受液器本体gの内面に密着して、熱媒体が栓体hと
受液器本体gとの間から外に漏れるのを防止するように
なっている。また、栓体hの先端面h2には、フィルタ
jがねじj3によって着脱自在に取り付けられている。
フィルタjは、有底の筒状に形成されたものであり、周
面に設けられた濾過膜j1によって、熱媒体中の夾雑物
を取り除くようになっている。即ち、濾過膜j1の側方
に、上述した流出口g2が配置されており、フィルタj
内にその先端側から流入した熱媒体が濾過膜j1を通っ
て流出口g2に流れるようになっている。
【0007】なお、フィルタjの外周面と受液器本体g
の内周面との間には、所定の隙間があり、フィルタjの
先端外周には、受液器本体gの内周面に密接する鍔部j
2が設けられている。
【0008】また、栓体hには、その先端側の外周に雄
ねじh3が形成されており、受液器本体gには、栓体h
の雄ねじh3と螺合する雌ねじg3が形成されている。
更に、栓体hには、その基端面に六角形状のレンチ穴h
4が形成されている。即ち、栓体hは、レンチ穴h4に
六角レンチ(図示せず)を差し込んで回すことにより、
受液器本体gに対して着脱自在になっている。
【0009】そして更に、栓体hには、その基端外周に
鍔部h5が形成されている。この鍔部h5は、栓体hを
受液器本体gにねじ込んで締め付けた際に、受液器本体
gの下端面g4に当たって、栓体h及びフィルタjの挿
入位置を決定するストッパの役目を果たすようになって
いる。更に、この鍔部h5は、栓体hを受液器本体gか
ら取り出す際のつかみ代としての機能も有している。
【0010】上述した栓体hで受液器本体gの下側の開
口部を閉塞する際には、栓体hの先端面h2にフィルタ
jをねじj3によって取り付けた後、このフィルタj及
び栓体hを受液器本体g内に挿入し、六角レンチで栓体
hをねじを締め付ける方向に回す。そうすると、栓体h
の雄ねじh3が受液器本体gの雌ねじg3に噛み込んで
ゆき、栓体hが受液器本体g内に次第に挿入されてゆ
く。そして、栓体hの鍔部h5が受液器本体gの下端面
g4に当接した時点で、さらに所定のトルクで締め付け
ることにより、栓体hが受液器本体gに所定の力で固定
された状態になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
受液器cにおいては、栓体hが円柱状の中実材で形成さ
れているので、重量が嵩むと共に、材料費も高くつくと
いう問題があった。
【0012】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であり、重量及び材料費の低減を図ることのできる受液
器を提供すことを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、筒状に形成された受液器本
体と、この受液器本体の少なくとも一方の開口部から挿
入され、同開口部を閉塞する栓体と、この栓体と上記受
液器本体との間に介在されたシール手段とを備えた受液
器において、 上記栓体は、受液器本体の内方に位置す
る先端側の部分を円柱部で構成し、この円柱部より基端
側の部分を円筒部で構成してなり、 上記円柱部の外周
には、上記シール手段を保持する環状溝を設けたことを
特徴とする。
【0014】このように構成することにより、栓体にお
ける基端側の部分が円筒部として中空状に形成されてい
るので、重量及び材料費の低減を図ることができる。し
かも、栓体における先端側の部分は、円柱部によって中
実状に形成されているので、シール手段を保持するため
の環状溝を形成しても何ら問題になることがない。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、栓体には、円筒部内にあって円柱部から基
端側に突出する把持部を設けたことを特徴とする。
【0016】このように構成することにより、把持部を
例えばペンチでつかむことによって、栓体を受液器本体
から容易に取り出すことができる。そして、把持部は円
柱部から突出する細くかつ小さな突状のもですむので、
従来例で示したような鍔部を把持部として使用する場合
に比べて、重量及び材料費の低減を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る受液器の実
施形態を図面に基づき詳細に説明する。なお、従来例で
示した構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、
その説明を簡略化する。
【0018】◎第1実施形態 まず、この発明の第1実施形態を図1〜図10を参照し
て説明する。この第1実施形態で示す受液器10は、図
1〜図5に示すように、円筒状に形成された受液器本体
11と、この受液器本体11の下側開口部(一方の開口
部)111から挿入され、この下側開口部111を閉塞
する栓体20と、この栓体20と上記受液器本体11と
の間に介在されたOリング(シール手段)41と、上記
栓体20の受液器本体11内方に位置する先端面26に
取り付けられ、受液器本体11内に供給される熱媒体中
の不純物を捕捉するフィルタ30とを具備してなる。こ
の場合、栓体20は、受液器本体11の内方に位置する
先端側の部分を円柱部20bで構成し、この円柱部20
bより基端側の部分を円筒部20aで構成してなり、円
柱部20bの外周には、Oリング41を保持するOリン
グ溝(環状溝)23を設け、受液器本体11の平行内周
面(内周面)113aには、栓体20の基端面27に対
応する位置に、環状の周方向溝114を設け、この周方
向溝114には、栓体20を抜け止めするための止め輪
42を設けたものとなっている。更に、栓体20には、
円筒部20a内における円柱部20bから基端側に突出
する突起(把持部)20cを設けたものとなっている。
【0019】以下、上記構成について更に詳細に説明す
る。即ち、上記受液器10は、図8〜図10に示すよう
に、凝縮器bに取り付けられた状態になっている。
【0020】凝縮器bは、図8に示すように、一対のヘ
ッダーパイプ2a,2bと、これらのへッダーパイプ2
a,2b間に架設される複数の熱交換管3と、各熱交換
管3の間に介設されると共に、一体に接合される熱交換
用フィン例えばコルゲートフィン4とで主に構成されて
いる。
【0021】ヘッダーパイプ2a,2bは、例えばアル
ミニウム製の押出形材にて略円筒状に形成されており、
その上下端部にはキヤップ部材5が被着固定されてい
る。また、一方のヘッダーパイプ2a(図8において左
側)の例えば外方側上端付近には熱媒体の流入ロ7が設
けられており、他方のヘッダーパイプ2b(図8におい
て右側)の外方側下端付近には、熱媒体の流出口8が設
けられている。更に、ヘッダーパイプ2aの側面には、
図1及び図9に示すように、上記受液器10と連通する
ために、熱媒体の流出孔9a及び流入孔9bが穿設され
ており、これらの流出孔9a及び流入孔9bと連通する
ようにして、受液器10がヘッダーパイプ2aに一体的
にろう付されている。なお、ヘッダーパイプ2aには、
流出孔9a側と、流入孔9b側とを区切る仕切板9cが
設けられている。
【0022】また、熱交換管3は、図8及び図10に示
すように、例えばアルミニウム製の押出形材にて例えば
偏平な板状に形成されており、その内部には長手方向に
向かって貫通する複数に区画された熱媒体の流路(図示
せず)が形成されている。このように形成される熱交換
管3の両端部は、両ヘッダーパイプ2a,2b側面の対
向する側に、適宜間隔をおいて互いに平行に配列される
複数のスリット(図示せず)に挿入固着されている。
【0023】熱交換用フィン即ちコルゲートフィン4
は、図8に示すように、例えばアルミニウム製の板材を
屈曲することにより連続波形状に形成されており、各熱
交換管3の間に介設されてろう付されている。この場
合、最上段及び最下段に配設された熱交換管3の外方側
にもコルゲートフィン4がろう付接合されており、これ
らの両コルゲートフィン4を保護するために、両コルゲ
ートフィン4の更に外方側にはサイドプレート6がろう
付接合されている。
【0024】上記受液器10の一構成要素である受液器
本体11は、図1、図10に示すように、例えばアルミ
ニウム製の押出形材にて円筒状に形成されており、その
外周部における上下の各位置に、ヘッダーパイプ2aに
ろう付けするための接合部16,17が一体に形成され
ている。そして、下側の接合部17には、図1に示すよ
うに、ヘッダーパイプ2aの流出孔9aに一致する位置
に、流入口12が形成されていると共に、流入孔9bに
一致する位置に、流出口13が形成されている。
【0025】流出孔9aと流入口12は、ヘッダーパイ
プ2a内における仕切板9cの上側と、受液器本体11
内におけるフィルタ30の入口側とを連通するようにな
っている。一方、流入孔9bと流出口13は、ヘッダー
パイプ2a内における仕切板9cの下側と、受液器本体
11内におけるフィルタ30の出口側とを連通するよう
になっている。
【0026】また、受液器本体11の上側開口部111
aは、キャップ部材15によって閉塞されている。この
キャップ部材15は、アルミニウムによって形成された
ものであり、例えばろう付けによって受液器本体11に
固定されている。そして、受液器本体11の内周面は、
断面が円形状の基準内周面112及び拡径内周面113
によって形成されている。基準内周面112は、乾燥剤
44を収容する部分に対応する第1基準内周面112a
と、フィルタ30を収容する部分に対応し、第1基準内
周面112aよりわずかに拡径された第2基準内周面1
12bとによって形成されている。そして、図1及び図
5に示すように、第1基準内周面112aと第2基準内
周面112bとの境の部分が段部112cになってい
る。
【0027】拡径内周面113は、図1に示すように、
もともと第2基準内周面112bであった部分をスピニ
ング加工などの塑性加工により拡径したものであり、平
行内周面113aとテーパ内周面113bとによって形
成されている。第2基準内周面112bとテーパ内周面
113b、及びテーパ内周面113bと平行内周面11
3aは、滑らかな曲面を介して連続的に形成されてい
る。
【0028】栓体20は、図1及び図4に示すように、
アルミニウム等の金属によって断面円形状に形成された
ものであって、第2基準内周面112bに嵌合する先端
部が基準径部21になっており、この基準径部21の基
端側の部分が拡径部22になっている。基準径部21に
は、Oリング41を取り付けるためのOリング溝23が
形成されている。拡径部22は、平行内周面113aに
嵌合するように形成されていると共に、軸方向の長さが
平行内周面113aよりやや短く形成されている。
【0029】Oリング41は、図4(b)に示すよう
に、Oリング溝23に取り付けられた状態において、基
準径部21の外周面から円弧状に膨出している。ただ
し、上記平行内周面113aの径は、Oリング41の外
径と同等か、若しくはそれ以上に形成されている。この
ため、栓体20を受液器本体11に挿入する際に、Oリ
ング41が平行内周面113aから圧縮変形を受けるこ
とがない。ただし、Oリング41は、図1に示すよう
に、第2基準内周面112bに挿入された状態におい
て、ほぼ基準径部21の外周径まで圧縮変形されて第2
基準内周面112bに密着するようになっている。
【0030】また、受液器本体11における平行内周面
113aには、図1及び図2に示すように、止め輪42
を嵌合して保持する周方向溝114が形成されている。
周方向溝114の位置は、後述するフィルタ30のシー
ル部314が段部112cに当接した状態において、周
方向溝114に嵌められた止め輪42が栓体20の基端
面27に丁度当接する位置になっている。
【0031】止め輪42は、図2において45度方向に
交差する斜線で示すように、C字状に形成されたもので
あり、その周方向の各端部であって互いに対向する位置
には係止孔42aが形成されている。そして、各係止孔
42aを互いに近づける方向に治具で変形させることに
よって弾性的に縮径するようになっており、この縮径し
た状態で平行内周面113a内に挿入することによっ
て、周方向溝114に容易に嵌合することが可能になっ
ている。
【0032】更に、栓体20は、図1、図2、図4に示
すように、基端面27から先端側の所定位置までの部分
が円筒部20aになっており、この円筒部20aより先
端側の部分が円柱部20bになっている。上述したOリ
ング溝23は円柱部20bに形成されている。なお、円
柱部20bは、少なくともOリング溝23を形成する部
分にあればよく、他の部分は円筒部20aによって形成
することが好ましい。また、円筒部20a内には、円柱
部20bの軸心位置から基端側に突出する突起20cが
設けられている。この突起20cは、断面が円形状に形
成されていると共に、基端面27から突出しないような
高さに形成されている。
【0033】また、栓体20には、その先端面26の軸
心位置に、軸方向に延びる所定の深さの凹部26aが形
成されている。この凹部26aは、断面が円形状に形成
されている。また、この凹部26aについても、円柱部
20bに形成されている。そして、栓体20は、上述し
たアルミニウム等の金属を用い、かつ鋳造、塑性加工、
機械加工等の加工方法を用いて一体に形成されている。
【0034】フィルタ30は、図1及び図3に示すよう
に、円筒状に形成された周壁部311及びこの周壁部3
11の一方の開口端を閉塞する底壁部312を有し、こ
の底壁部312の底面33を栓体20の先端面26に当
接するようにして取り付けられるようになっており、底
壁部312の底面33には上記凹部26aに嵌合する凸
部33aが設けられている。
【0035】即ち、フィルタ30は、合成樹脂としての
例えばナイロンによって一体に形成されたフィルタ本体
31と、同じくナイロンで網目状に形成された濾過膜3
2とを備えたものである。フィルタ本体31は、円筒状
に形成された周壁部311を有し、この周壁部311の
下側に底壁部312が形成されている。周壁部311の
上側は、そのまま開口されており、同上側の開口端外周
には、鍔部313を介して円筒状のシール部314が形
成されている。
【0036】周壁部311には、図3に示すように、周
方向に4等分する位置に窓311aが形成されている。
各窓311aは、側面視で四角形状に形成されており、
各窓311aの間が周壁部311における支柱311b
になっている。
【0037】底壁部312には、その底面33の軸心位
置に凸部33aが形成されている。この凸部33aは、
断面が円形状に形成されており、上記凹部26aに嵌合
するようになっている。凸部33aと凹部26aの嵌合
精度は、容易に嵌合可能なすきまばめ程度の嵌合公差と
なっている。
【0038】鍔部313は、薄く形成されており、シー
ル部314における軸方向のほぼ中央の位置に接続され
ている。シール部314は、その外径が第2基準内周面
112bに対してしまりばめを構成する程度に、同第2
基準内周面112bの径よりわずかに大きく形成されて
いる。即ち、シール部314は、第2基準内周面112
bからの圧縮力を受けて、鍔部313と共に弾性的にわ
ずかに変形し、第2基準内周面112bに密着するよう
になっている。また、シール部314の先端縁部は、栓
体20を止め輪42によって受液器本体11に固定した
状態において、上記段部112cに所定の加圧状態で当
接するようになっている。これにより、フィルタ30
は、栓体20から離れないようになっている。
【0039】濾過膜32は、例えばナイロンの糸で網状
に形成されており、フィルタ本体31の成形時にフィル
タ本体31に一体的に固定されるようになっている。た
だし、この濾過膜32は、フィルタ本体31に複数の孔
を網目状に成形することによって、同フィルタ本体31
と完全に一体のもので構成してもよい。
【0040】また、第1基準内周面112aに位置する
乾燥剤44は、図6に示すように、ポリエステルの繊維
で四角形状の布44aを形成した後、この布44aから
袋44bを構成し、この袋44bの中にシリカゲル等の
吸湿手段(図示せず)を詰めて、楕円柱状の棒状に形成
したものである。袋44bは、図6(a)に示す布44
aの周縁部に所定の幅の接続代44cを設け、この接続
代44cを、中心線L1で折り曲げた状態で接続するこ
とにより形成されている。ただし、袋44bは、その長
手方向の一方の端部を開口したままにしておき、この開
口部から吸湿手段を充填した後、同開口部の接続代44
cを接続することにより、吸湿手段を閉じ込めるように
なっている。接続代44cは、熱溶着により接続される
ようになっている。なお、接続代44cの内側ラインL
2に沿って、ミシンや手縫い等で縫い合わせることによ
り、接続代44cを接続するようにしてもよい。
【0041】また、接続代44cには、図6(c)に示
すように、各角部44dに円弧状の切欠44eが形成さ
れている。この切欠44eは、接続代44cを接続した
後に形成したものである。ただし、図6の(a)に示す
布44aの時点で、角部44dに対応する部分を円弧状
に切り欠いておいてもよい。
【0042】なおこの場合、接続代44cの幅は、約5
mmであり、切欠44eの半径は、中心線L1側が約3
mm、中心線L1から離れた側が約5mmである。ま
た、吸湿手段の入っている楕円柱状の部分の寸法は、長
さが約200mm、長径が約30mm、短径が約15m
mである。
【0043】このように、接続代44cの角部44dに
切欠44eを設けることにより、例えばフィルタ30を
受液器本体11内に挿入する際に、接続代44cがフィ
ルタ30と第2基準内周面112bとの間に挟まるのを
防止することが可能になる。即ち、角部44dが直角に
尖っていると、図7に示すように、その尖った部分の先
端がフィルタ30を受液器本体11内に挿入する際に、
フィルタ30と第2基準内周面112bとの間に入りや
すくなり、フィルタ30をバイパスする流路を構成する
危険がある。しかし、角部44dに切欠44eを設ける
ことにより、尖った部分がなくなるので、接続代44c
がフィルタ30と第2基準内周面112bとの間に挟ま
るのを防止することが可能になる。
【0044】上記のように構成された受液器10を組み
立てるには、まず受液器本体11内に乾燥剤44を挿入
した後、フィルタ30を有する栓体20を、そのフィル
タ30側から受液器本体11に挿入する。この際、平行
内周面113aの径が第2基準内周面112bの径に比
べて大きく形成されているので、フィルタ30のシール
部314が下側開口部111や周方向溝114に引っか
かることなく、平行内周面113a内にスムーズに入
る。更に、シール部314は、テーパ内周面113bに
案内されるようにしてスムーズに圧縮変形しながら第2
基準内周面112bに入り、同基準内周面112bに所
定の圧力で密着した状態になる。
【0045】一方、Oリング41は、基準径部21から
の膨出量が大きいものの、平行内周面113aの径がO
リング41を圧縮変形しない程度の大きさの径に形成さ
れているので、下側開口部111や周方向溝114に引
っかかることなく、平行内周面113a内にスムーズに
入る。更に、Oリング41は、テーパ内周面113bに
案内されるようにしてスムーズに圧縮変形しながら第2
基準内周面112bに入り、同基準内周面112bに所
定の圧力で密着した状態になる。
【0046】そして、フィルタ30のシール部314が
段部112cに当接し、鍔部313等が所定量弾性変形
する。この変形により、フィルタ30から段部112c
に所定量の圧力がかると共に、この時点で栓体20の基
端面27と、周方向溝114における内方の側面とがほ
ぼ一致した状態になる。そこで、弾性的に縮径した止め
輪42を下側開口部111から平行内周面113aに挿
入し、周方向溝114の位置で止め輪42の縮径変形を
解除する。そうすると、止め輪42が弾性的に拡径して
周方向溝114に嵌まり、栓体20の基端面27が止め
輪42に当接した状態になる。これにより、栓体20の
位置が確定し、フィルタ30のシール部314は所定の
圧力で段部112cに押し付けられた状態を維持し続け
ることになる。
【0047】一方、乾燥剤44やフィルタ30の交換
は、上記止め輪42を縮径して周方向溝114及び平行
内周面113aから取り出した後に、栓体20を受液器
本体11から引き抜くことによって、容易に行うことが
できる。栓体20は、突起20cをペンチ等の把持手段
でつかんで引き抜くことにより、受液器本体11から取
り外すことができる。また、フィルタ30は、その凸部
33aを栓体20の凹部26aに挿入したり、引き抜い
たりすることにより、栓体20に対して容易に着脱する
ことができる。
【0048】また、上記のようにして組み立てられた受
液器10には、凝縮器bにおけるヘッダーパイプ2aの
流出孔9aから流入口12を通って熱媒体が流入し、こ
の熱媒体が乾燥剤44とフィルタ30を浸透・通過す
る。これにより、熱媒体中に含まれる夾雑物及び水分を
除去することができる。このようにして浄化された熱媒
体のうち、液化部分のものは流出口13からへッダーパ
イプ2aの流入孔9bを通過してへッダーパイプ2a内
に流入し、凝縮器bで再び冷却されることになり、気体
部分のものは受液器本体11内の上部に残ることにな
る。
【0049】上記のように構成された受液器10によれ
ば、栓体における基端側の部分を円筒部として中空状に
形成しているので、重量の低減を図ることができる。ま
た、栓体20を鋳造や塑性加工で成形した場合には、重
量の低減に伴い、材料費の低減を図ることができる。ま
た、栓体20を機械加工で形成した場合でも、例えばア
ルミニウムの金属を使用した場合には、切削屑を完全に
再利用することができるので、栓体20の重量の低減に
伴い、材料費の低減を図ることができる。しかも、栓体
20における先端側の部分は、中実状の円柱部20bに
なっているので、Oリング溝23を形成しても何ら問題
になることがない。
【0050】そして、栓体20を下側開口部111から
受液器本体11に挿入した後、周方向溝114に止め輪
42を嵌めることにより、ワンタッチで簡単に栓体20
を受液器本体11に固定することができる。よって、組
立工数の低減を図ることができる。しかも、従来例で示
したような雄ねじや雌ねじ等を加工する必要がないの
で、加工費用の低減を図ることができる。従って、製造
コストの低減を図ることができる。
【0051】一方、フィルタ30や乾燥剤44を交換す
るようなメンテナンス時には、突起20cを例えばペン
チでつかむことによって、栓体20を受液器本体11か
ら容易に取り出すことができる。そして、突起20cは
細くかつ小さなものですむので、従来例で示したように
鍔部を把持部として使用する場合に比べて、重量及び材
料費の低減を図ることができる。
【0052】また、Oリング41を、下側開口部111
や周方向溝114等に引っかけることなく、第2基準内
周面112bまで挿入することができる。更に、フィル
タ30のシール部314も下側開口部111や周方向溝
114等に引っかけることなく、第2基準内周面112
bに挿入することができる。従って、Oリング41やフ
ィルタ30を傷つけることなく、栓体20を受液器本体
11内に容易に挿入することができると共に、Oリング
41を十分圧縮変形させて、受液器本体11と栓体20
との間から熱媒体が外に漏れるのを確実に防止すること
ができる。しかも、拡径内周面113と第2基準内周面
112bとが滑らかに連続的につながっているので、O
リング41が受液器本体11内で圧縮変形を受ける際に
傷つくことも全くない。
【0053】更に、フィルタ30は、そのシール部31
4が第2基準内周面112bに所定の圧力で密着する状
態になり、その密着する範囲が軸方向に長くなっている
ので、熱媒体がシール部314の外側をバイパスしてし
まうのを確実に防止することができる。従って、フィル
タ30の濾過性能の向上を図ることができる。
【0054】また、凸部33aと凹部26aとを嵌合さ
せるだけで、フィルタ30を栓体20に簡単に取り付け
ることができるので、従来のようにねじでフィルタを栓
体に固定する場合に比べて、フィルタ30の取り付け、
取り外しがきわめて簡単になる。従って、フィルタ30
を栓体20に取り付ける工数の低減を図ることができ
る。しかも、ねじが不要になるので、部品点数を低減す
ることができると共に、ねじ孔をあけるなどの加工工数
の低減も図ることができる。この結果、大量生産を行う
場合には、特に大幅なコストダウンを図ることができ
る。
【0055】更に、凸部33aと凹部26aとの嵌合に
よって、栓体20の軸心とフィルタ30の軸心とを容易
に一致させることができるので、結局、フィルタ30の
軸心を受液器本体11の軸心に容易に一致させることが
できる。即ち、ねじでフィルタを栓体に固定する従来の
場合には、フィルタの軸心を栓体の軸心に一致させるの
が困難であったが、本実施形態ではこの軸心の一致がき
わめて簡単になる。従って、この点からも、組立工数の
低減を図ることができる。
【0056】そして更に、栓体20を受液器本体11に
止め輪42で固定した状態において、フィルタ30のシ
ール部314の先端が段部112cに所定の圧力で係止
するようになっているので、フィルタ30が栓体20か
ら離れるのを確実に防止することができる。しかも、シ
ール部314の先端と段部112cとの接触によって、
このシール部314がシールする面積が大きくなるの
で、熱媒体がフィルタ30の外側をバイパスしてしまう
のをより確実に防止することができる。
【0057】また更に、乾燥剤44における接続代44
cの角部44dに切欠44eを形成しているので、接続
代44cがフィルタ30と第2基準内周面112bとの
間に挟まるのを防止することができる。従って、接続代
44cが挟まることによって、フィルタ30をバイパス
する流路が構成されるのを確実に防止することができ
る。
【0058】◎第2実施形態 次に、この発明の第2実施形態を図11及び図12を参
照して説明する。ただし、上記第1実施形態に示す構成
要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を
簡略化する。この第2実施形態が第1実施形態と異なる
主な点は、止め輪42に補強凸部42bを設けている点
である。
【0059】即ち、止め輪42には、図11及び図12
に示すように、外周縁から外側に突出する補強凸部42
bが3つ設けられている。補強凸部42bのうち一つ
は、係止孔42a,42aの間の中央位置に対して18
0度離れた位置に設けられており、他の2つの補強凸部
42bは、同中央位置に対して、それぞれ左右に90度
離れた位置に設けられている。
【0060】一方、受液器本体11には、周方向溝11
4に嵌められた止め輪42の各補強凸部42bに対応す
る位置に、これらの各補強凸部42bに嵌合する形状の
保持孔115が設けられている。各保持孔115は、受
液器本体11の壁部を貫通するように形成されている。
【0061】上記のように構成された受液器10によれ
ば、各補強凸部42bが各保持孔115に嵌まることに
よって、止め輪42がより強力に受液器本体11に固定
されることになる。従って、栓体20を受液器本体11
により強固に固定することができる。しかも、補強凸部
42bが保持孔115に嵌まることによって、止め輪4
2が回り止めされた状態になるので、止め輪が回ること
によって生じるような摺動による摩耗を防止することが
できる。
【0062】◎第3実施形態 次に、この発明の第3実施形態を図13を参照して説明
する。ただし、上記第1及び第2実施形態の構成要素と
共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化
する。この第3実施形態が第2実施形態と異なる点は、
保持孔115に代えて保持溝116を設けている点であ
る。
【0063】即ち、保持溝116は、図13に示すよう
に、受液器本体11における下側開口部111から周方
向溝114の位置まで延び、この周方向溝114に嵌め
る止め輪42の補強凸部42bに対応する位置にあっ
て、同補強凸部42bと嵌合する周方向の幅を有するも
ので形成されている。
【0064】上記のように構成された受液器10によれ
ば、補強凸部42bが保持溝116に嵌まり、これによ
って止め輪42が回り止めされた状態になるので、第2
実施形態と同様に、止め輪42の摺動による摩耗を防止
することができる。しかも、保持溝116が下側開口部
111から周方向溝114に達するように形成されてい
るので、受液器本体11の外からでも、周方向溝114
及び補強凸部42bの位置が容易にわかる。従って、止
め輪42を周方向溝114により簡単に嵌めることがで
きる。
【0065】なお、上記第1〜第3の各実施形態におい
ては、止め輪42を栓体20に対して一つ設けるように
構成したが、図14に示すように、止め輪42を2つ設
けるように構成したり、あるいは図示を省略するが3つ
以上設けるように構成してもよい。この場合には、栓体
20を直接保持する止め輪42が外れても、二つ目以降
の止め輪42で栓体20を保持することができるので、
安全性の向上を図ることができる。また、二つ目の止め
輪42については、通常状態において栓体20から荷重
を受けないので、疲労等による強度低下がない。従っ
て、一つ目の止め輪42が周方向溝114から外れた場
合には、二つ目の止め輪42で栓体20を確実に保持す
ることができる。即ち、信頼性の極めて高い受液器10
を提供することができる。
【0066】また、上記第2及び第3実施形態において
は、補強凸部42bを3つ設けるように構成したが、そ
の数に限定されるものでないことはいうまでもない。た
だし、第2及び第3実施形態で示したように、周方向に
等分する位置に設けることが好ましい。例えば、補強凸
部42bを2つ設ける場合には、係止孔42a,42a
の間の中央位置に対して左右に90度離れた位置に設け
ることが好ましい。また、補強凸部42bを4つ設ける
場合には、上記中央位置に対して左右に45度離れた位
置、及びこれらの各位置から更に左右に90度離れた位
置に設けることが好ましい。
【0067】◎第4実施形態 次に、この発明の第4実施形態を図15及び図16を参
照して説明する。ただし、上記第1実施形態の構成要素
と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略
化する。この第4実施形態が第1実施形態と異なる点
は、栓体20をボルト45で保持するように構成してい
る点である。
【0068】即ち、受液器本体11における平行内周面
113aの部分には、図15に示すように、その軸心に
直交するように貫通する孔117が形成されている。一
方、栓体20の拡径部22には、図16に示すように、
孔117に対応する位置に、基端面27からU字状に形
成された溝25が形成されている。溝25は、その底部
25aが上記孔117とほぼ同径の半円によって形成さ
れている。そして、半円形状の底部25aの中心位置
は、フィルタ30のシール部314が段部112cに当
接した状態において、孔117の中心位置と等しくなっ
ている。なお、溝25に代えて、孔117に対応する位
置に、この孔117とほぼ同径の孔を設けるように構成
してもよい。
【0069】上記孔117及び溝25には、栓体20を
受液器本体11に固定するためのボルト45が挿入され
ており、このボルト45には、抜け止め用のナット46
が螺合されている。また、突起20cは、溝25の底部
25aに達する前の位置まで突出している。即ち、突起
20cは、溝25に挿入されたボルト45に接触しない
高さに形成されている。
【0070】上記のように構成された受液器10におい
ては、フィルタ30のシール部314が段部112cに
当接して、鍔部313等が所定量弾性変形し、これによ
り、フィルタ30から段部112cに所定量の圧力が作
用した時点で、溝25の底部25aの中心と、受液器本
体11の孔117の中心とが一致した状態になる。そこ
で、孔117及び溝25にボルト45を挿通して、同ボ
ルト45をナット46で受液器本体11に固定する。な
お、フィルタ30は、弾性変形による圧力や熱媒体の圧
力により、栓体20を基端側に移動し、溝25の底部2
5aをボルト42に当接させることになるが、シール部
314が所定の圧力で段部112cを押し付ける状態を
維持することになる。
【0071】そして、上記受液器10によれば、安価に
かつ容易に入手可能なボルト45とナット46によって
栓体20を受液器本体11に固定しているので、コスト
の上昇を防止することができると共に、例えばボルト4
5が緊急に必要になった場合でも容易に入手することが
できるという利点もある。
【0072】なお、上記第4実施形態では、ボルト45
とナット46とをもって栓体20を受液器本体11に固
定する場合について説明したが、ボルト45とナット4
6に代えて受液器本体11と栓体20を貫通する固定ピ
ンと、この固定ピンの突出部に係合する止め具例えばE
リング等を用いてもよい。
【0073】なお、上記第1〜第4の各実施形態におい
ては、突起20cの断面を円形状に形成したが、この突
起20cの断面は、四角形状や扁平状、その他の形状で
あってもよいことはいうまでもない。
【0074】更に、上記各実施形態においては、凸部3
3aと凹部26aとによって、フィルタ30を栓体20
に取り付けるように構成したが、図21の従来例で示し
たようなねじj3によって、フィルタ30を栓体20に
取り付けるように構成してもよい。そして、この場合に
は、基準内周面112は、第2基準内周面112bの径
で構成するだけでもよくなる。即ち、段部112cを設
けなくても、フィルタ30の移動を防止することが可能
になる。また、この場合、周方向溝114は、栓体20
の拡径部22の先端部がテーパ内周面113bの所定の
位置に当たった時点で、栓体20の基端面27に対応す
る位置となるように、受液器本体11の平行内周面11
3aに設けることが好ましい。即ち、栓体20を、テー
パ内周面113bと、周方向溝114の止め輪42とで
保持するように構成することが好ましい。
【0075】また、凸部33aと凹部26aとをすきま
ばめで嵌合するように構成したが、これらの凸部33a
と凹部26aとはしまりばめで嵌合するように構成して
もよい。このしまりばめを採用した場合には、凸部33
aと凹部26aとの摩擦力によって、フィルタ30を栓
体20に固定することができる。ただし、しまりばめを
採用する場合には、凸部33aの先端部及び凹部26a
の入口部のいずれか一方又は双方に、テーパー状あるい
は曲面状の面取りを設けて、凸部33aが凹部26aに
入りやすくすることが好ましい。
【0076】そして、フィルタ30に凸部33aを形成
し、栓体20に凹部26aを形成するように構成した
が、フィルタ30に凹部を形成し、栓体20に凸部を形
成するように構成してもよい。また、凸部33aや凹部
26aについては、円形とは異なる異形断面形状に形成
してもよい。即ち、凸部33aや凹部26aとしては、
例えば円の周囲から1つ以上の突起が突出するような断
面形状のもので形成したり、三角形状、四角形状、六角
形状等の多角形状の断面形状のもので形成したり、楕円
等の他の異形断面形状のもので形成したりしてもよい。
【0077】このように、凸部33a及び凹部26aを
異形断面形状のもので構成した場合には、フィルタ30
が栓体20に対して回転するのを防止することができ
る。即ち、熱媒体の通過等によって、フィルタ30が栓
体20に対して回転したり、振動したりするのを防止す
ることができる。従って、フィルタ30が栓体20に対
して摺動することによって生じるような摩耗や異音等を
防止することができる。
【0078】また、乾燥剤44については、図17に示
すように、角部44dに対応する部分の内側ラインL2
を円弧状に形成することにより、切欠44eの半径を大
きくできるように構成してもよい。この図17に示す乾
燥剤44も接続代44cを接続後に、切欠44eを形成
するようになっている。図18に示す乾燥剤44は、布
44aの段階で切欠44eに相当するものを形成してお
き、接続代44cを接続するだけで切欠44eを有する
ものが得られるようになっている。また、図19に示す
乾燥剤44は、円弧状の切欠44eに代えて、45度方
向の直線状の切欠44fを形成したものである。この図
に示す乾燥剤44も、布44aの段階で切欠44fに相
当するものを形成するようになっている。
【0079】一方、上記各実施形態においては、拡径内
周面113の形成のために円筒状の壁部全体を半径方向
外側に膨出させるように構成したが、壁部の内面のみを
拡径することによって拡径内周面113を形成するよう
にしてもよい。
【0080】また、受液器10から出た熱媒体を再び凝
縮器bに流入させるようにしたが、この熱媒体は受液器
10からそのまま膨張弁dに流出させるようにしてもよ
い。ただし、熱媒体に対する冷却効果を高める上で、液
状の熱媒体を受液器10から再び凝縮器bに流入するこ
とが好ましい。
【0081】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
【0082】(1)請求項1記載の発明によれば、栓体
における基端側の部分が円筒部として中空状に形成され
ているので、重量及び材料費の低減を図ることができ
る。しかも、栓体における先端側の部分は、円柱部によ
って中実状に形成されているので、シール手段を保持す
るための環状溝を形成しても何ら問題になることがな
い。
【0083】(2)請求項2記載の発明によれば、把持
部を例えばペンチでつかむことによって、栓体を受液器
本体から容易に取り出すことができる。そして、把持部
は円柱部から突出する細くかつ小さな突状のもですむの
で、従来例で示したような鍔部を把持部として使用する
場合に比べて、重量及び材料費の低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態として示した受液器の
縦断面図である。
【図2】同受液器を示す底面図である。
【図3】同受液器におけるフィルタを示す図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は底面図であ
る。
【図4】同受液器における栓体を示す図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は底面図であ
る。
【図5】同受液器におけるフィルタと段部との当接状態
を示す要部断面図である。
【図6】同受液器における乾燥剤を示す図であって、
(a)は布を示す展開図、(b)は袋で吸湿手段を閉じ
込めた状態を示す正面図、(c)は角部に切欠を形成し
た状態を示す正面図、(d)は(c)の側面図である。
【図7】同受液器における乾燥剤を示す図であって、角
部に切欠がない場合に生じる問題点を示す要部断面図で
ある。
【図8】同受液器を装着した凝縮器を示す正面図であ
る。
【図9】同受液器を装着した凝縮器を示す側面図であ
る。
【図10】同受液器を装着した凝縮器を示す図であっ
て、図8のX−X線に沿う断面図である。
【図11】この発明の第2実施形態として示した受液器
を示す図であって、(a)は要部側面図、(b)は底面
図である。
【図12】同受液器における止め輪を示す正面図であ
る。
【図13】この発明の第3実施形態として示した受液器
を示す図であって、(a)は要部側面図、(b)は底面
図である。
【図14】第1〜第3実施形態で示した周方向溝及び止
め輪の他の例を示す要部断面図である。
【図15】この発明の第4実施形態として示した受液器
の要部断面図である。
【図16】同受液器における栓体を示す図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は底面図であ
る。
【図17】第1〜第4実施形態で示した乾燥剤の第1の
他の例を示す図であって、(a)は布を示す展開図、
(b)は袋で吸湿手段を閉じ込めた状態を示す正面図、
(c)は角部に切欠を形成した状態を示す正面図であ
る。
【図18】同実施形態で示した乾燥剤の第2の他の例を
示す図であって、(a)は布を示す展開図、(b)は袋
で吸湿手段を閉じ込めた状態を示す正面図である。
【図19】同実施形態で示した乾燥剤の第3の他の例を
示す図であって、(a)は布を示す展開図、(b)は袋
で吸湿手段を閉じ込めた状態を示す正面図である。
【図20】従来の空調機の構成を示すブロック図であ
る。
【図21】同空調機における受液器を示す図であって、
(a)は要部分解断面図、(b)は栓体の底面図であ
る。
【符号の説明】
10 受液器 11 受液器本体 111 下側開口部(一方の開口部) 20 栓体 20a 円筒部 20b 円柱部 20c 突起(把持部) 23 Oリング溝(環状溝) 41 Oリング(シール手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成された受液器本体と、この受
    液器本体の少なくとも一方の開口部から挿入され、同開
    口部を閉塞する栓体と、この栓体と上記受液器本体との
    間に介在されたシール手段とを備えた受液器において、 上記栓体は、受液器本体の内方に位置する先端側の部分
    を円柱部で構成し、この円柱部より基端側の部分を円筒
    部で構成してなり、 上記円柱部の外周には、上記シール手段を保持する環状
    溝を設けたことを特徴とする受液器。
  2. 【請求項2】 栓体には、円筒部内にあって円柱部から
    基端側に突出する把持部を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の受液器。
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