JP2000293057A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2000293057A
JP2000293057A JP11099424A JP9942499A JP2000293057A JP 2000293057 A JP2000293057 A JP 2000293057A JP 11099424 A JP11099424 A JP 11099424A JP 9942499 A JP9942499 A JP 9942499A JP 2000293057 A JP2000293057 A JP 2000293057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer material
fixing
transfer
fixing device
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11099424A
Other languages
English (en)
Inventor
Aisuke Hara
愛典 原
Koichi Okuda
幸一 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP11099424A priority Critical patent/JP2000293057A/ja
Publication of JP2000293057A publication Critical patent/JP2000293057A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着時の定着尾引きと定着オフセットの発生
を防止できるようにする。 【解決手段】 定着ニップ部Nの転写材Sの搬送方向下
流側に設けた帯電針20に、転写ローラ5への転写バイ
アスと同極性の帯電バイアスを電源21から印加して、
表面に未定着トナー像が転写された転写材Sが定着ニッ
プ部Nを通過中に、転写材Sの裏面に対して転写バイア
スと同極性の電荷を付与することにより、転写材Sの表
面に形成担持されている未定着トナー像の保持力を強く
することにより、吸湿した転写材Sに画像形成する場合
でも、定着尾引きと定着オフセットの発生を防止するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写材に転写され
たトナー像を加熱して定着させる定着装置、及び該定着
装置を備え電子写真方式を利用して画像形成を行う複写
機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の画像形成装置の一例を
示す概略構成図である。
【0003】この画像形成装置は、矢印a方向に回転す
る像担持体としての感光ドラム1を備え、その周囲に帯
電ローラ2、露光装置3、現像装置4、転写ローラ5、
クリーニング装置6が配設されている。感光ドラム1、
帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、転写ローラ
5、クリーニング装置6とで画像形成部が構成されてい
る。
【0004】また、転写ローラ5の転写材Pの搬送方向
下流側には、除電針11、搬送ガイド12、定着装置1
3が配設されている。感光ドラム1、帯電ローラ2、現
像装置4、クリーニング装置6はプロセスカートリッジ
7内に配置されている。
【0005】感光ドラム1は、本実施の形態ではアルミ
ニウム等からなる導電性のドラム基体1aの外周面上に
OPC感光体層1bが形成されて構成されており、不図
示の駆動装置によって矢印a方向に所定のプロセススピ
ード(周速度)で回転駆動される。
【0006】帯電ローラ2は、感光ドラム1表面に所定
の押圧力で接触し、帯電バイアス電源9から印加される
帯電バイアス(本実施の形態では、直流電圧に交流電圧
を重畳した帯電バイアス)によって、感光ドラム1を所
定の極性、電位に帯電する。
【0007】露光装置3は、入力される画像情報の時系
列電気デジタルが画素信号に応じてCPU(不図示)で
変調されたレーザ光の走査露光Lにより、帯電ローラ2
で帯電された感光ドラム1上に画像情報に応じた静電潜
像を形成する。
【0008】現像装置4は、回転自在な現像スリーブ4
aを備えており、現像スリーブ4a上にトナー(不図
示)を担持して、現像位置にて感光ドラム1表面に形成
された静電潜像にトナー(不図示)を付着させてトナー
像として現像(可視像化)する。現像スリーブ4aに
は、現像バイアス電源10から現像バイアス(本実施の
形態では、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイア
ス)が印加される。
【0009】転写ローラ5は、転写時に感光ドラム1表
面に所定の押圧力で接触し、転写バイアス電源11から
印加される前記トナーとは逆極性の転写バイアスによ
り、感光ドラム1と転写ローラ5との間の転写ニップ部
で感光ドラム1表面のトナー像を転写材Sに転写する。
【0010】定着装置13は、ヒータステー17に固定
支持された加熱体(サーマルヒータ、以下、ヒータとい
う)16と、ヒータ16に対向圧接しつつ搬送される耐
熱性フィルム14と、この耐熱性フィルム14を介して
転写材Sをヒータ16に密着させる回転自在な加圧ロー
ラ15を有し、ヒータ16の熱を耐熱性フィルム14を
介して定着ニップNにて転写材Sへ付与することで、前
記定着ニップNによって挟持搬送される転写材S上の未
定着トナー像を加熱定着する。
【0011】次に、上記した画像形成装置の画像形成動
作について説明する。
【0012】画像形成時には、感光ドラム1は駆動装置
(不図示)により矢印a方向に回転駆動され、帯電ロー
ラ2によって負極性の電位に帯電される。そして、露光
装置3から画像信号に対応したレーザ光の走査露光Lが
感光ドラム1上に付与され、感光ドラム1上の電位は走
査露光Lされた部分の電位が低下して、静電潜像が形成
される。そして、現像装置4の現像スリーブ4aによっ
て感光ドラム1上の静電潜像にトナーを付着させてトナ
ー像として現像(可視像化)する。
【0013】そして、所定のタイミングで転写材Sがレ
ジストローラ対(不図示)によって感光ドラム1と転写
ローラ5との間の転写ニップ部に搬送される。この際、
転写ローラ5に転写バイアス電源11から負極性に帯電
しているトナーと逆極性(正極性)の転写バイアスが印
加され、感光ドラム1から転写材S上にトナー像が転写
される。
【0014】トナー像が転写された転写材Sは、除電針
11により除電されて転写材Sの自重により感光ドラム
1から分離される。感光ドラム8から分離され転写材S
は、搬送ガイド12を通して定着装置13へ搬送され
る。定着装置13へ搬送された転写材Sは定着ニップN
にて挟持搬送され、ヒータ16の熱による加熱と加圧ロ
ーラ15による加圧により、未定着トナー像が転写材S
上に定着されて外部に排出される。
【0015】一方、トナー像転写後の感光ドラム1表面
は、その表面がクリーニング装置6のクリーニングブレ
ード6aによって転写残トナーやその他の付着物が除去
されてクリーニングされ、次の画像形成に供される。
【0016】
【発明が決しようとする課題】ところで、高湿環境下に
放置された転写材Sは、吸湿により水分量が多くなる。
このため、このような水分量を多く吸湿した転写材Sを
用いて、上記した従来の画像形成装置で画像形成を行う
場合、上記したように転写材S上に形成担持された未定
着のトナー像を定着装置13で加熱定着させる際に、転
写材Sから水蒸気が発生する。
【0017】このため、この発生したこの水蒸気によっ
て転写材S上のトナー像が、転写材搬送方向と逆方向に
飛び散る現象(以下、この現象を「定着尾引き」とい
う)が発生する場合がある。
【0018】また、上記した定着尾引きを防止するため
に、従来、例えば図11に示すように、転写ローラ5と
定着装置13との間(図では定着装置13の直前)に帯
電針8を設け、帯電針電源18から帯電針8に転写ロー
ラ5への転写バイアスと同極性(正極性)の電荷を供給
するようにした画像形成装置が提案されている。
【0019】この画像形成装置では、帯電針8によって
転写材Sの裏面の非画像形成面に電荷を与え、転写材S
の表面に形成担持されている未定着のトナー像の保持力
を強くして、定着尾引きを抑えるようにしている。
【0020】しかしながら、この画像形成装置では、帯
電針8により転写材Sに過剰な電荷が供給された場合、
転写材Sの先端が定着装置13の定着ニップ部Nに突入
する際の放電メモリによって、転写材Sに所定量以上の
トナーが乗る、いわゆる定着オフセットによって定着不
良が発生する。
【0021】そこで本発明は、定着尾引きと定着オフセ
ットの発生を防止し、トナーで転写材を汚すことなく高
品位な画像を得ることができる定着装置及び画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、回転自在な定着部材に回転自在な加圧部
材を当接させて定着ニップ部を構成し、表面に未定着ト
ナー像が担持された転写材を前記定着ニップ部にて挟持
搬送しながら、加熱部材による加熱によって前記未定着
トナー像を前記転写材上に熱定着させる定着装置におい
て、前記定着ニップ部の前記転写材の搬送方向下流側に
設けた帯電部材と、該帯電部材に帯電バイアスを印加す
る電源と、を有し、前記電源から前記帯電部材に所定極
性の帯電バイアスを印加して、前記転写材が前記定着ニ
ップ部を通過中に、前記定着ニップ部の前記転写材の搬
送方向下流側に送られた前記転写材の裏面に対して所定
極性の電荷を付与することを特徴としている。
【0023】また、前記定着装置の前記転写材の搬送方
向上流側に、像担持体上に形成されたトナー像を前記転
写材に転写させる転写手段を有し、前記電源から前記帯
電部材に対して、前記転写手段に印加される転写バイア
スと同極性の帯電バイアスを印加して、前記転写材の裏
面に前記転写バイアスと同極性の電荷を付与することを
特徴としている。
【0024】また、前記定着装置の前記転写材の搬送方
向上流側に、像担持体上に形成されたトナー像を前記転
写材に転写させる転写手段を有し、前記電源から前記帯
電部材に対して、前記転写手段に印加される転写バイア
スと逆極性の帯電バイアスを印加して、前記転写材の裏
面に前記転写バイアスと逆極性の電荷を付与することを
特徴としている。
【0025】また、前記転写材の搬送方向後端側が前記
定着ニップ部を通過する際に、前記電源から前記帯電部
材への帯電バイアスの印加を停止することを特徴として
いる。
【0026】また、前記転写材の搬送方向後端側が前記
定着ニップ部を通過する際に、前記転写材の搬送方向後
端側が前記定着ニップ部を通過する前に印加された帯電
バイアスよりも小さい値の帯電バイアスを前記電源から
前記帯電部材へ印加することを特徴としている。
【0027】また、前記転写材の搬送方向後端側が前記
定着ニップ部を通過する際に、前記電源から前記帯電部
材に対して、前記転写手段に印加される転写バイアスと
逆極性の帯電バイアスを印加して、前記転写材の裏面に
前記転写バイアスと逆極性の電荷を付与することを特徴
としている。
【0028】また、前記定着部材が無端状の耐熱性フィ
ルムであり、該耐熱性フィルムを前記加圧部材により前
記耐熱性フィルムの内側に設けた前記加熱部材に押し付
けて、前記耐熱性フィルムと前記加圧部材との間に前記
定着ニップ部を構成することを特徴としている。
【0029】また、前記耐熱性フィルムは、少なくとも
導電層と、その上に形成された前記転写材と接する離形
層とを有し、該離形層の表面抵抗が1012Ω以上である
ことを特徴としている。
【0030】また、前記耐熱性フィルムは、少なくとも
導電層と、その上に形成された前記転写材と接する離形
層とを有し、該離形層の表面抵抗が1013Ω以下である
ことを特徴としている。
【0031】また、前記定着部材が円筒状の加熱ローラ
であり、該加熱ローラと圧接する前記加圧部材との間に
前記定着ニップ部を構成することを特徴としている。
【0032】また、前記加熱ローラは、少なくとも導電
層と、その上に形成された前記転写材と接する離形層と
を有し、該離形層の表面抵抗が1012Ω以上であること
を特徴としている。
【0033】また、前記加熱ローラは、少なくとも導電
層と、その上に形成された前記転写材と接する離形層と
を有し、該離形層の表面抵抗が1013Ω以下であること
を特徴としている。
【0034】また、本発明に係る画像形成装置は、転写
材上にトナー像を形成する画像形成部と、該画像形成部
にて前記転写材上に形成された未定着トナー像を前記転
写材上に熱定着させる定着装置とを備え、前記定着装置
が、請求項1乃至12のいずれか1項記載の定着装置で
あることを特徴としている。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。
【0036】〈実施の形態1〉図1は、本実施の形態に
係る定着装置を備えた画像形成装置(本実施の形態で
は、レーザプリンタ)を示す概略構成図である。なお、
画像形成装置の定着装置以外の構成及び画像形成動作
は、上述した従来例の画像形成装置と同様であり、従来
例と同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略
する。本発明の実施の形態では、定着装置の構成及び動
作についてのみ説明する。
【0037】本実施の形態の定着装置13は、断面がほ
ぼ半円弧状樋形のヒータステー17の外側に余裕をもっ
てルーズに外嵌された無端状の耐熱性フィルム14と、
ヒータステー17の内側にステー長手方向に沿って設け
た面状のヒータ16と、耐熱性フィルム14に当接する
回転自在な加圧ローラ15を備えている。加圧ローラ1
5は、所定の押圧力をもって耐熱性フィルム14を挟ん
でヒータ16に当接して、所定幅の定着ニップ部Nを形
成している。
【0038】そして、回転駆動される加圧ローラ15の
矢印方向の回転により定着ニップ部Nにて定着フィルム
14に回転力が作用し、耐熱性フィルム14内面がヒー
タ16に密着して摺動しながらヒータステー17の外側
を矢印方向に回転する。
【0039】また、定着装置13の定着ニップ部Nの転
写材搬送方向下流側には、帯電針20が配置されてお
り、帯電針20には帯電針電源21が接続されている。
帯電針電源21は、転写ローラ5に印加される転写バイ
アスと同極性(本実施の形態では正極性)の帯電針バイ
アスを帯電針20に印加する。
【0040】帯電針20は、搬送ガイド22a、22b
間に位置しており、帯電針20の針先は搬送ガイド22
a、22bの上面より少し下方に位置している。また、
帯電針20は、図2に示すように本実施の形態では、針
のピッチ1mm、針の高さ2mm、厚さ0.1mmのS
US板で形成されている。なお、本実施の形態では、帯
電手段として帯電針20を用いているが、導電性の材料
からなるブラシやローラ状の帯電部材を用いることもで
きる。また、本実施の形態では、帯電針電源21から帯
電針20に転写ローラ5に印加される転写バイアスと同
極性の直流バイアスを印加する構成であるが、直流電圧
に交流電圧を重畳した振動電圧を帯電針21に印加する
ようにしてもよい。
【0041】次に、本実施の形態における定着装置13
の動作について説明する。
【0042】上述した従来例で述べたように、転写ロー
ラ5によって表面にトナー像が転写された転写材Sは、
搬送ガイド12を通して耐熱性フィルム14と加圧ロー
ラ15との間に進入して定着ニップNにて挟持搬送さ
れ、その通過過程でヒータ16の熱を耐熱性フィルム1
4を介して受けて転写材Sの表面にトナー像が加熱定着
される。
【0043】そして、トナー像が定着された転写材Sの
先端側が定着ニップNを通過して、搬送ガイド22a、
22b上に搬送される。転写材Sの先端側が帯電針20
の上方に位置している時には、転写材Sの後部側は定着
ニップNに位置している。この際、CPU(不図示)に
よる制御により、帯電針電源21から帯電針20に転写
ローラ5に印加される転写バイアスと同極性(本実施の
形態では正極性)の帯電針バイアスが印加される。
【0044】このように本実施の形態では、転写材Sが
定着装置13の定着ニップ部Nを通過している時には、
常に帯電針20より転写材Sに電荷が付与されるため、
転写材Sの表面に形成担持されている未定着のトナー像
の保持力を強くすることにより、吸湿した転写材Sに画
像形成する場合でも定着尾引きの発生を防止して、高品
位な画像を得ることができる。
【0045】また、帯電針20を定着装置13の定着ニ
ップ部Nの転写材搬送方向下流側に設置したことによ
り、帯電針20から転写材Sに電荷が付与される際に
は、転写材Sの先端はすでに定着ニップ部Nを通過して
いるために過剰な電荷が供給された場合においても、転
写材Sの定着ニップ部N進入時の放電メモリにより起こ
る定着オフセットの発生を防止することができる。
【0046】更に、帯電針20から転写材Sに電荷を付
与することにより、吸湿した転写材Sにおいて転写ロー
ラ5より付与された電荷が漏れて、転写材S上のトナー
像の保持力がなくなって、転写材S上のトナー像が静電
的に耐熱性フィルム14に転移してしまう静電オフセッ
トの発生も防止することができる。
【0047】〈実施の形態2〉図3は、本実施の形態に
係る画像形成装置の定着装置を示す概略構成図である。
なお、画像形成装置の定着装置以外の構成及び画像形成
動作は、上述した従来例、実施の形態1の画像形成装置
と同様であり、実施の形態1と同一部材には同一符号を
付し、重複する説明は省略する。本発明の実施の形態で
は、定着装置の構成及び動作についてのみ説明する。
【0048】上記実施の形態1において、転写材Sの後
端が定着ニップ部Nを抜ける際に、帯電針20より転写
材Sに過剰な電荷が供給された場合、転写材Sの後端が
耐熱性フィルム14から分離する時に剥離放電を起こ
し、それにより耐熱性フィルム14が局部的に帯電され
ることで剥離帯電オフセットが発生する場合がある。
【0049】前記剥離帯電オフセットは、耐熱性フィル
ム14の表面抵抗に起因する画像不良であり、耐熱性フ
ィルム14の表面抵抗が低い場合には、帯電針20より
転写材Sに過剰な電荷が供給された場合においても前記
剥離帯電オフセットは発生しないが、逆に耐熱性フィル
ム14の表面抵抗が高い場合には、帯電針20よりの電
荷の供給がなくても前記剥離帯電オフセットは発生す
る。
【0050】そこで、本実施の形態では、定着尾引き及
び定着オフセットの発生を防止すると共に、前記剥離帯
電オフセットの発生を防止できるようにした。
【0051】図3において、Nは定着ニップ部、Lは定
着ニップ部Nの中心から帯電針20までの距離であり、
他の構成は実施の形態1と同様である。
【0052】また、本実施の形態の耐熱性フィルム14
は、図4に示すように、べースフィルム層14aと、プ
ライマー層14bと、離形層14cの3層で構成されて
いる。
【0053】べースフィルム層14aは、ポリイミド、
ポリエーテルケトン、ポリエーテルスルフォン、ポリエ
ーテルイミド、ポリパラバン酸等の耐熱性・絶縁性を有
するものをベースとして、これに熱伝導率の高いフィラ
ーを混合・分散させ、厚さ50μm程度の円筒形状のフ
ィルムに成形したものである。
【0054】プライマー層14bは、べースフィルム層
14aと表層である離形層14cとを接着する厚さ5μ
m程度の層である。
【0055】離形層14cは、PFA、PTFE等のフ
ッ素樹脂やシリコーン樹脂からなる厚さ10μm程度の
層である。また、離形層14c中に、カーボン、金属微
粉、金属酸化物微粉等の導電材(導電性フィラー)をわ
ずかに分散させて、これら導電材の配合量を調整するこ
とにより、耐熱性フィルム14の表面抵抗を変えること
ができる。
【0056】そして、本実施の形態における定着装置1
3の耐熱性フィルム14の表面抵抗を変化させた時に、
上述したように定着動作時にCPU(不図示)による制
御により、帯電針電源21から帯電針20に印加する帯
電針バイアスのON/OFFによる定着尾引き及び剥離
帯電オフセットの発生の有無を評価した。図5に、この
評価結果を示す。
【0057】この評価結果から明らかなように、帯電針
バイアスのOFF時には耐熱性フィルム14の表面抵抗
を比較的高くしても定着尾引きの発生が防止され、帯電
針バイアスのON時には耐熱性フィルム14の表面抵抗
によらず尾引きの発生は防止できた。
【0058】一方、剥離帯電オフセットについては、帯
電針バイアスのOFF時には定着フィルム14の表面抵
抗が比較的高くなると悪くなる傾向にあり、帯電針バイ
アスのON時には更に悪くなる結果となった。
【0059】この評価結果に基づいて本実施の形態で
は、転写材Sの後端が定着ニップ部Nの中心に来た時
に、図6(a)に示すように、CPU(不図示)の制御
により帯電針電源21から帯電針20へ印加する帯電針
バイアスをONからOFFに切り換える。
【0060】これによって、転写材Sの後端が定着ニッ
プ部Nを抜ける際に、転写材Sに帯電針20からの電荷
の供給をOFFすることにより剥離帯電オフセットを防
止することが可能となる。
【0061】また、本実施の形態における定着装置13
の耐熱性フィルム14の表面抵抗を変化させた場合にお
ける、転写材Sの後端が定着ニップ部Nの中心に来た時
に帯電針バイアスをONからOFFに切り換え時(後端
OFF時)の剥離帯電オフセットの発生の有無を評価し
た。図7に、この評価結果を示す。
【0062】この評価結果から明らかなように、転写材
Sの後端が定着ニップ部Nの中心に来た時に帯電針バイ
アスをONからOFFに切り換え時には耐熱性フィルム
14の表面抵抗を比較的高くしても剥離帯電オフセット
の発生を防止できた。
【0063】なお、本実施の形態では、上述したように
転写材Sの後端が定着ニップ部Nの中心に来た時に、帯
電針20への帯電針バイアスをOFFすることで剥離帯
電オフセットを防止するようにしているが、耐熱性フィ
ルム14の表面抵抗によっては、図6(b)に示すよう
に、この帯電針バイアスのOFFを剥離帯電オフセット
が発生しない程度までバイアス値を抑えた弱バイアス
を、図6(a)と同様のタイミングで印加してもよい。
【0064】このように本実施の形態では、定着尾引き
及び定着オフセットの発生を防止すると共に、剥離帯電
オフセットの発生も防止することができる。
【0065】〈実施の形態3〉上記実施の形態2におい
て、耐熱性フィルム14の離形層14cが、例えば絶縁
性のフッ素樹脂で形成されて表面抵抗の高い場合には、
前記剥離帯電オフセットが発生してしまう場合がある。
【0066】そこで、本実施の形態では、定着尾引き及
び定着オフセットの発生を防止すると共に、耐熱性フィ
ルム14の表面抵抗が高い場合においても前記剥離帯電
オフセットの発生を防止できるようにした。なお、本実
施の形態においても、以下に述べる帯電針20に印加す
る帯電針バイアスの制御以外の他の構成及び画像形成動
作は、実施の形態1、2の定着装置を備えた画像形成装
置と同様であり、重複する説明は省略する。
【0067】上記実施の形態2では、転写材Sの後端が
定着ニップ部Nの中心に来た時に、帯電針20へ印加す
る帯電針バイアスをONからOFFに切り換えて剥離帯
電オフセットの発生を防止するようにしたが、本実施の
形態では、図8に示すように、転写材Sの後端が定着ニ
ップ部Nの中心に来た時に、CPU(不図示)による制
御により、転写ローラ5に印加する転写バイアスと逆極
性(本実施の形態では負極性)の帯電針バイアスを帯電
針電源21から帯電針20に印加するようにした。
【0068】これにより、転写材Sの後端が耐熱性フィ
ルム14から分離するときの剥離放電が抑えられるた
め、耐熱性フィルム14の離形層14cを絶縁性のフッ
素樹脂で形成しても、剥離帯電オフセットの発生を防止
することができる。
【0069】〈実施の形態4〉上述した各実施の形態で
は、フィルム加熱方式の定着装置の例であったが、これ
以外にも、例えば図9に示すような熱ローラ方式の定着
装置においても同様の効果が得られる事はいうまでもな
い。
【0070】この定着装置では、所定の温度に加熱温調
される回転自在な加熱ローラ30と、加熱ローラ30に
圧接する弾性を有する回転自在な加圧ローラ32を有
し、加熱ローラ30と加圧ローラ32間の定着ニップ部
Nにて転写材を挟持搬送して、加熱ローラ30により転
写材上の未定着のトナー像を加熱定着させるものであ
る。
【0071】加熱ローラ30は、アルミニウム製等のシ
リンダ状のローラ基体30bと、その外周面に形成した
離形層30aとで構成されており、ローラ基体30b内
には発熱部材(熱源)としてのハロゲンヒータ31が配
置されている。離形層30aの構成は、上述した実施の
形態2の耐熱性フィルムと同様である。なお、加熱ロー
ラ30の加熱を誘導加熱方式にすることもできる。
【0072】このような熱ローラ方式の定着装置におい
ても、上述した各実施の形態のように定着ニップ部Nの
転写材搬送方向下流側に帯電針を設置して、同様の帯電
針バイアス制御を行うことにより、上述した各実施の形
態の場合と同様の効果を得ることができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、転
写材が定着装置の定着ニップ部を通過している時には、
帯電部材より転写材に電荷が付与されるため、転写材の
表面に形成担持されている未定着のトナー像の保持力を
強くすることにより、吸湿した転写材に画像形成する場
合でも定着尾引きの発生を防止して、高品位な画像を得
ることができる。
【0074】また、帯電部材を定着装置の定着ニップ部
の転写材搬送方向下流側に設置したことにより、帯電部
材から転写材に電荷が付与される際には、転写材の先端
はすでに定着ニップ部を通過しているために過剰な電荷
が供給された場合においても、転写材の定着ニップ部進
入時の放電メモリにより起こる定着オフセットの発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る定着装置を備えた
画像形成装置を示す概略構成図。
【図2】実施の形態1における定着装置の帯電針を示す
図。
【図3】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の定
着装置を示す概略構成図。
【図4】実施の形態2における定着装置の耐熱性フィル
ムと加圧ローラを示す図。
【図5】実施の形態2における評価結果を示す図。
【図6】(a)、(b)は、実施の形態2における帯電
針への帯電針バイアス印加のON/OFFのタイミング
チャート。
【図7】実施の形態2における評価結果を示す図。
【図8】実施の形態3における帯電針への帯電針バイア
ス印加のON/OFFのタイミングチャート。
【図9】実施の形態4における定着装置の加熱ローラと
加圧ローラを示す図。
【図10】従来例における定着装置を備えた画像形成装
置の一例を示す概略構成図。
【図11】従来例における定着装置を備えた画像形成装
置の一例を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電ローラ 3 露光装置 4 現像装置 5 転写ローラ(転写手段) 6 クリーニング装置 13 定着装置 14 耐熱性フィルム(定着部材) 15 加圧ローラ(加圧部材) 16 ヒータ(加熱部材) 20 帯電針(帯電部材) 21 帯電針電源(電源)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在な定着部材に回転自在な加圧部
    材を当接させて定着ニップ部を構成し、表面に未定着ト
    ナー像が担持された転写材を前記定着ニップ部にて挟持
    搬送しながら、加熱部材による加熱によって前記未定着
    トナー像を前記転写材上に熱定着させる定着装置におい
    て、 前記定着ニップ部の前記転写材の搬送方向下流側に設け
    た帯電部材と、 該帯電部材に帯電バイアスを印加する電源と、を有し、 前記電源から前記帯電部材に所定極性の帯電バイアスを
    印加して、前記転写材が前記定着ニップ部を通過中に、
    前記定着ニップ部の前記転写材の搬送方向下流側に送ら
    れた前記転写材の裏面に対して所定極性の電荷を付与す
    る、 ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記定着装置の前記転写材の搬送方向上
    流側に、像担持体上に形成されたトナー像を前記転写材
    に転写させる転写手段を有し、 前記電源から前記帯電部材に対して、前記転写手段に印
    加される転写バイアスと同極性の帯電バイアスを印加し
    て、前記転写材の裏面に前記転写バイアスと同極性の電
    荷を付与する、 請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記定着装置の前記転写材の搬送方向上
    流側に、像担持体上に形成されたトナー像を前記転写材
    に転写させる転写手段を有し、 前記電源から前記帯電部材に対して、前記転写手段に印
    加される転写バイアスと逆極性の帯電バイアスを印加し
    て、前記転写材の裏面に前記転写バイアスと逆極性の電
    荷を付与する、 請求項1記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記転写材の搬送方向後端側が前記定着
    ニップ部を通過する際に、前記電源から前記帯電部材へ
    の帯電バイアスの印加を停止する、 請求項1又は2記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記転写材の搬送方向後端側が前記定着
    ニップ部を通過する際に、前記転写材の搬送方向後端側
    が前記定着ニップ部を通過する前に印加されていた帯電
    バイアスよりも小さい値の帯電バイアスを前記電源から
    前記帯電部材へ印加する、 請求項1又は2記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記転写材の搬送方向後端側が前記定着
    ニップ部を通過する際に、前記電源から前記帯電部材に
    対して、前記転写手段に印加される転写バイアスと逆極
    性の帯電バイアスを印加して、前記転写材の裏面に前記
    転写バイアスと逆極性の電荷を付与する、 請求項1又は2記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 前記定着部材が無端状の耐熱性フィルム
    であり、該耐熱性フィルムを前記加圧部材により前記耐
    熱性フィルムの内側に設けた前記加熱部材に押し付け
    て、前記耐熱性フィルムと前記加圧部材との間に前記定
    着ニップ部を構成する、 請求項1、2、3、4、5又は6記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 前記耐熱性フィルムは、少なくとも導電
    層と、その上に形成された前記転写材と接する離形層と
    を有し、該離形層の表面抵抗が1012Ω以上である、 請求項7記載の定着装置。
  9. 【請求項9】 前記耐熱性フィルムは、少なくとも導電
    層と、その上に形成された前記転写材と接する離形層と
    を有し、該離形層の表面抵抗が1013Ω以下である、 請求項7記載の定着装置。
  10. 【請求項10】 前記定着部材が円筒状の加熱ローラで
    あり、該加熱ローラと圧接する前記加圧部材との間に前
    記定着ニップ部を構成する、 請求項1、2、3、4、5又は6記載の定着装置。
  11. 【請求項11】 前記加熱ローラは、少なくとも導電層
    と、その上に形成された前記転写材と接する離形層とを
    有し、該離形層の表面抵抗が1012Ω以上である、 請求項10記載の定着装置。
  12. 【請求項12】 前記加熱ローラは、少なくとも導電層
    と、その上に形成された前記転写材と接する離形層とを
    有し、該離形層の表面抵抗が1013Ω以下である、 請求項10記載の定着装置。
  13. 【請求項13】 転写材上にトナー像を形成する画像形
    成部と、該画像形成部にて前記転写材上に形成された未
    定着トナー像を前記転写材上に熱定着させる定着装置と
    を備えた画像形成装置において、 前記定着装置が、請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11又は12記載の定着装置である、 ことを特徴とする画像形成装置。
JP11099424A 1999-04-06 1999-04-06 定着装置及び画像形成装置 Pending JP2000293057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11099424A JP2000293057A (ja) 1999-04-06 1999-04-06 定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11099424A JP2000293057A (ja) 1999-04-06 1999-04-06 定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000293057A true JP2000293057A (ja) 2000-10-20

Family

ID=14247092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11099424A Pending JP2000293057A (ja) 1999-04-06 1999-04-06 定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000293057A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009229550A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Canon Inc 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009229550A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Canon Inc 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4054599B2 (ja) 像加熱装置
JPH09127809A (ja) 加熱体、定着フィルム、加熱定着装置及び画像形成装置
JP4047193B2 (ja) 画像形成装置
JPH02162382A (ja) 定着装置
JPH02157880A (ja) 画像加熱定着装置
JP2000293057A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP3959899B2 (ja) 画像形成装置
JP2000081805A (ja) 画像形成装置
JP4109966B2 (ja) 加熱定着装置
JPH02143274A (ja) 画像形成装置
JP2000194207A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JPH11119578A (ja) 像定着装置及び画像形成装置
JP2003122184A (ja) 画像形成装置
JPH09325643A (ja) 画像形成装置
JP2000029335A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2000221819A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2003084586A (ja) 画像形成装置
JP3984901B2 (ja) 画像形成装置
JP4557455B2 (ja) 画像形成装置
JP2002258649A (ja) 定着装置
JPH0736292A (ja) 画像形成装置
JP2006003692A (ja) 画像形成装置
JPH0429177A (ja) 画像形成装置
JP2001083751A (ja) 画像形成装置
JP2005242085A (ja) 画像形成装置