JP2000293882A - 光ヘッド及び光情報記録再生装置 - Google Patents

光ヘッド及び光情報記録再生装置

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JP2000293882A
JP2000293882A JP11096327A JP9632799A JP2000293882A JP 2000293882 A JP2000293882 A JP 2000293882A JP 11096327 A JP11096327 A JP 11096327A JP 9632799 A JP9632799 A JP 9632799A JP 2000293882 A JP2000293882 A JP 2000293882A
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light
optical
light receiving
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JP11096327A
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English (en)
Inventor
Sadao Mizuno
定夫 水野
Seiji Nishino
清治 西野
Tatsuo Ito
達男 伊藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの記録・再生においてCD、CD
−R、DVDといった異なる種類の光ディスクを扱うた
めに2波長の光源が必要である。複数の光源を用いなが
ら、且つ小型で信頼性の高い光ヘッド装置、光情報処理
装置を実現するための光ヘッドを提供することを目的と
する。 【解決手段】 2波長光源をもつ受発光ユニットから出
射した発散光を、光軸がほぼ垂直に入射する面をもつプ
リズム7に入射させ、このプリズムに接合した光透過平
板9の第1面でCD光を反射し、第1面を透過し第2面
でDVD光を反射して各々の光の光軸をほぼ一致させ
る。さらにプリズム7からは光軸が垂直になるように出
射させることで2波長を合成し、2波長ヘッドを構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクあるい
は光カードなど、光媒体もしくは光磁気媒体上に情報を
記録・再生あるいは消去を行う光情報記録再生装置に関
するものであって、特に、基材厚の異なる光ディスクに
情報を記録・再生あるいは消去を行うことができる光ヘ
ッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高密度・大容量の記憶媒体として、ピッ
ト状パターンを有する光ディスクを用いる光メモリ技術
は、ディジタルオーディオディスク、ビデオディスク、
文書ファイルディスク、さらにはデータファイルなどそ
の応用が拡大しつつある。この光メモリ技術では、情報
は微小に絞られた光ビームを介して光ディスクへ高い精
度と信頼性をもって記録再生される。この記録再生動作
は、ひとえにその光学系に依存している。その光学系の
主要部である光ヘッドの基本的な機能は、回折限界の微
小スポットを形成する収束系と、前記光学系のフォーカ
ス制御とトラッキング制御及びピット信号の検出系に大
別される。これらの機能は、その目的と用途に応じて各
種の光学系と光電変換検出方式の組み合わせによって実
現されている。
【0003】一方、近年、DVDと称する高密度・大容
量の光ディスクが実用化され、動画のような大量の情報
を扱える情報媒体として脚光を浴びている。このDVD
光ディスクは従来の光ディスクであるコンパクトディス
ク(以下CDと略記する)と比較して記録密度を大きく
するために、情報記録面でのピットサイズを小さくして
いる。従ってDVD光ディスクを記録再生する光ヘッド
においては、スポット径を決定する光源の波長や、対物
レンズの開口数(Numerical Apertur
e:以下NAと略記する)がCDの場合と異なってい
る。ちなみに、CDでは、光源の波長は略780nm、
NAは略0.45であるのに対し、DVDでは光源の波
長は略650nm、NAは略0.6である。従って、C
DとDVDの光ディスクを一つの光情報記録再生装置で
記録再生しようとすると、2つの光学系を有する光ヘッ
ドが必要になる。特に近年、多用されるようになったC
D−Rはディスク上の情報記録膜がCD用の波長に対し
て最適化されているため、DVD用の波長では再生が困
難である。ことからDVD、CDに加えてCD−Rの記
録再生を行う情報記録再生装置では波長780nmと6
50nmの2光源を備える必要がある。一方、光ヘッド
の小型化、薄型化、低コスト化の要求からは、CDとD
VDの光学系はできる限り共用化する方向にあり、たと
えば、対物レンズだけを切り替えて、DVDとCDを記
録再生したり、NAだけをDVD記録再生時に大きく
し、CD記録再生時には小さくするように機械的または
光学的に変えるなどの方式がとられている。また、最近
はDVD/CD互換対物レンズによりNAさえも切り替
えることなくDVDとCDを記録再生する方式が開発さ
れている。以下、上述した光ヘッドの内、DVD/CD
互換対物レンズの方式について図面を参照しながら説明
する。
【0004】図8は従来の光ヘッドの構成を示す図であ
る。図において51はDVD用受発光ユニット、61は
CD用受発光ユニットであり、それぞれ半導体レーザと
受光素子が一つのパッケージ内に設けられたものであ
る。図8(a)は基材厚0.6mmのDVD用光ディス
ク58を記録再生する場合、図8(b)は基材厚1.2
mmのCD用光ディスク63を記録再生する場合を示し
ている。図8(a)において、DVD用受発光ユニット
51の半導体レーザ51aから出射した波長650nm
のDVD用の光ビーム52はS偏光で複合プリズム53
に入射する。複合プリズム53の接合面には図9に示す
ような特性をもつ光学膜54が形成されている。光ビー
ム52は広がり角±7゜程度の範囲を使用するため、複
合プリズム53の硝材中では光ビーム52は光学膜54
に対しては少なくとも45±4.6゜の範囲のS偏光は
透過するよう構成されている。従って、発散光で入射す
る光ビーム52はここを透過し、コリメートレンズ55
で集光されて略平行な光ビームになる。集光された光ビ
ーム52はミラー56で反射し、対物レンズ57により
絞り込まれて基材厚0.6mmのDVD用光ディスク5
8の記録面上に光スポット59を形成する。対物レンズ
57は図10(a)に示すように内周部57aと外周部
57bは特性が異なり、NA0.45相当の内周部57
aは0.9mmの透明基材を通して光を収束したときに
収差が小さくなるように構成され、NA0.45〜0.
6の外周部57bは0.6mmの透明基材を通して光を
収束したときに収差が小さくなるように構成されてい
る。さらに対物レンズ57の出射側の面には内周部57
aと外周部57bの段差が設けられ、この内周部と外周
部を通って合成される光は3次の球面収差と5次の球面
収差が少なくなるように構成されている。このため、波
長650nmの光ビーム52はNA0.6に相当する範
囲で記録・再生に十分な絞り性能を得ることができる。
光ディスク58で反射した光ビーム60は、再び対物レ
ンズ57を通ってミラー56で反射し、コリメートレン
ズ55で絞られ複合プリズム53を透過して、DVD用
受発光ユニット51に入射する。ここに入射した光ビー
ム60は、回折素子51cで回折して光検出器51b上
に入射し、光電変換換され電気信号として検出され、フ
ォーカス制御信号、トラッキング制御信号および再生信
号を検出するように構成されている。
【0005】次に、図8(b)においCD用受発光ユニ
ット61から出射した波長780nmの光ビーム62は
S偏光で複合プリズム53に入射し、図9に示す特性を
もつ光学膜54に入射する。硝材中で45±4.6゜の
広がり角をもつ波長780nmのS偏光は全て反射する
よう構成されているため光ビーム62はここで反射し
て、コリメートレンズ55に集光されほぼ平行な光ビー
ムになる。ミラー56で反射した光ビーム62は、対物
レンズ57に入射し、NA0.45に相当する内周部が
絞られ、基材厚1.2mmのCD用光ディスク63の情
報記録面上に光スポット64を形成す。図10(b)に
示すようにNA0.45〜0.6の外周部57bを通っ
た光は基材厚1.2mmに対してな大きな球面収差をも
つため情報記録面上では拡散して記録・再生には寄与し
ない。このため、CDのような基材厚1.2mmの光デ
ィスク64に対応できるようになっている。光ディスク
64で反射した光ビーム65は、再び対物レンズ57、
ミラー56を通って、コリメートレンズ55で絞られ複
合プリズム53で反射してCD用受発光ユニット61に
入射する。ここに入射した光ビーム65は、回折素子6
1cで回折して光検出器61bに入射し、フォーカス制
御信号と、トラッキング制御信号および再生信号を検出
するように構成されている。
【0006】以上のような光学系を用いることにより、
波長650nmのDVD光ディスク58を記録再生する
場合は、半導体レーザ51aを点灯させ、光ディスク5
8に焦点を結び、その反射光を光検出器51bで受光す
ることにより、再生信号および制御信号を得ることがで
き、波長780nm対応のCD光ディスク63を記録再
生する場合は、半導体レーザ61aを点灯させ、光ディ
スク63に焦点を結び、その反射光を光検出器61bで
受光することにより、再生信号および制御信号を得るこ
とができ、厚みと対応波長の異なる2種類の光ディスク
を記録再生している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、DVD用受発光ユニット51とCD用受
発光ユニット61が分離しているため光ヘッド、ひいて
は光情報処理装置の小型化の点で1つの受発光ユニット
を用いた光ヘッドより不利である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に波長の異なる第1および第2の光源と受光素子をもつ
受発光ユニットと、平行な2つの面をもち第1の面で第
2の波長の光を反射し、第1の面を透過した第1の波長
の光を第2の面で反射して各々の光の光軸をほぼ一致さ
せる光透過平板と、この光透過平板を出射した光を情報
記録媒体上に収束させる対物レンズと、この情報記録媒
体からの反射光を前記受発光ユニットに設けられた受光
素子に導く回折素子とからなるよう構成したものであ
る。
【0009】また、波長の異なる第1および第2の光源
とこれらの光源に対応して設けられた第1および第2の
受光素子をもつ受発光ユニットと、平行な2つの面をも
ち第1の面で第2の波長の光を反射し、第1の面を透過
した第1の波長の光を第2の面で反射して各々の光の光
軸をほぼ一致させる光透過平板と、この光透過平板と同
一の屈折率をもち前記光透過平板に接合された面と第1
および第2の波長の光の光軸がほぼ垂直に入射する面と
各々の光軸がほぼ垂直に出射する面を有するプリズム
と、このプリズムから出射した光を基材厚の異なる第1
または第2の情報記録媒体上に収束させる対物レンズ
と、第1の情報記録媒体からの反射した第1の波長の光
を前記受発光ユニットに設けられた第1の受光素子に導
く第1の回折素子と、第2の情報記録媒体からの反射し
た第2の波長の光を前記受発光ユニットに設けられた第
2の受光素子に導く第2の回折素子とからなるなるよう
構成したものである。
【0010】また、情報記録媒体と、情報記録媒体の駆
動機構と、本発明の光ヘッド、前記光ヘッドより得られ
るフォーカス制御信号とトラッキング制御信号のそれぞ
れを用いたフォーカスサーボ機構とトラッキングサーボ
機構と、前記サーボ機構を実現するための電気回路とを
備えた物である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、説明する。
【0012】(実施の形態1)図1は第1の実施の形態
の光ヘッドの構成を示す図である。図1(a)は基材厚
0.6mmのDVD用光ディスク13を記録再生する場
合、図1(b)は基材厚1.2mmのCD用光ディスク
17を記録再生する場合を示している。図において1は
受発光ユニットであり、図2に示すような構造になって
いる。図2(a)は受発光ユニット1の側面図、図2
(b)はA−A’矢視図、図2(c)はB−B’断面図
である。図2において2aは第1の波長の光を出射する
半導体レーザであって、その波長はDVDの記録・再生
に適した650nmである。2bは第2の波長の光を出
射する半導体レーザで、波長はCD、CD−Rの記録・
再生に適した780nmである。3はシリコン基板、3
a、3bはエッチドミラーであり、シリコン基板3を異
方性エッチングして形成したものである。このエッチド
ミラ3a、3bは図2(c)に示すように、各々半導体
レーザ2a、2bから出射した光を垂直に立ち上げる反
射ミラーの役割をしている。4a、4bは光検出素子あ
り、たとえば、シリコン基板3上に形成されたフォトダ
イオードからなる。5は回折素子で、DVDの検出光を
形成するホログラム5aとCDの検出光を形成するホロ
グラム5bから成る。図1(a)において、受発光ユニ
ット1の半導体レーザ2aから出射した波長650nm
のDVD用の光ビーム6はP偏光でプリズム7の面7a
に光軸が垂直になるように入射する。プリズム7には屈
折率の等しい光透過平板9が接合され、その接合面には
光学膜8が形成されている。光ビーム6は光透過平板9
に入射角26°で入射する。光ビーム6は広がり角±7
゜程度の範囲を使用するため、プリズム7の屈折率を
1.51とすると硝材中の広がり角は4.6°となり光
ビーム6は光学膜8に対しては少なくとも26±4.6
゜の範囲が透過するよう構成する必要がある。光学膜8
は図3に示すような特性をもっており入射角26±4.
6°の範囲の波長650nmのP偏光は透過し、波長7
80nmのP偏光は反射する。従って、発散光で入射す
る光ビーム6はここを透過し、反射膜10で反射して再
び光学膜8を透過しプリズム7の面7bから出射する。
プリズム7から出射した光ビーム6はコリメートレンズ
11で集光されて略平行な光ビームになり、対物レンズ
12により絞り込まれて基材厚0.6mmのDVD用光
ディスク13の記録面上に光スポット14を形成する。
対物レンズ13は従来例同様に内周部と外周部が異なる
特性をもち、NA0.45相当の内周部は0.9mmの
透明基材を通して光を収束したときに収差が小さくなる
ように構成され、NA0.45〜0.6の外周部は0.
6mmの透明基材を通して光を収束したときに収差が小
さくなるように構成されている。また、対物レンズ12
の出射側の面には内周部と外周部の段差が設けられ、内
周部と外周部を通って合成される光の3次の球面収差と
5次の球面収差が少なくなるように構成されている。こ
のため、波長650nmの光ビーム6はNA0.6に相
当する範囲で基材厚0.6mmの光ディスク13に対し
て記録・再生に十分な絞り性能を得ることができる。光
ディスク13で反射した光ビーム15は、再び対物レン
ズ12を通り、コリメートレンズ11で絞られてプリズ
ム7の面7cに入射する、プリズムに入射した光ビーム
15は光透過平板9を通り、反射膜10で反射してプリ
ズム7の面7aから出射する。さらに、光ビーム15は
回折素子5に形成されたホログラム5aで回折して受発
光ユニット1の光検出素子4aに入射する。ここに入射
した光ビーム15は、光電変換され電気信号として検出
され、フォーカス制御信号、トラッキング制御信号およ
び再生信号が得られる。
【0013】次に、図1(b)におい受発光ユニット1
の半導体レーザ2bから出射した波長780nmの光ビ
ーム16はプリズム7の面7aに光軸が垂直になるよう
に入射する。プリズム7に入射した光ビーム16は、光
学膜8に入射角26±4.6°のP偏光で入射する。光
学膜8は図3に示すようにこの角度範囲の波長780n
mの光を反射する。従って、発散光で入射する光ビーム
16はここで反射し、上記光ビーム6とほぼ同一の光軸
に沿ってプリズム7の面7bから出射する。ここを出射
した光ビーム16は、コリメートレンズ11で集光され
てほぼ平行な光ビームになり、対物レンズ12でNA
0.45に相当する内周部が絞られ、基材厚1.2mm
のCD用光ディスク17の情報記録面上に光スポット1
8を形成する。対物レンズのNA0.45〜0.6に相
当する外周部を通った光は基材厚1.2mmに対しては
大きな球面収差をもつため情報記録面上では拡散した光
となり記録・再生には寄与しない。光ディスク17で反
射した光ビーム19は、再び対物レンズ12を通り、コ
リメートレンズ11で絞られプリズム7に入射し光学膜
8で反射してプリズム7から出射する。さらに、光ビー
ム19は回折素子5のホログラム5bで回折して受発光
ユニット1の光検出素子4bに入射する。ここに入射し
た光ビーム19は、光電変換され電気信号として検出さ
れ、フォーカス制御信号、トラッキング制御信号および
再生信号が得られる。
【0014】以上のような光学系を用いることにより、
波長650nmのDVD光ディスク8を記録再生する場
合は、半導体レーザ2aを点灯させ、光ディスク13の
情報記録面上に焦点を結び、その反射光を光検出素子4
aで受光することにより、再生信号および制御信号を得
ることができ、波長780nm対応のCD光ディスク1
7を記録再生する場合は、半導体レーザ2bを点灯さ
せ、光ディスク17の情報記録面上に焦点を結び、その
反射光を光検出素子4bで受光することにより、再生信
号および制御信号を得ることができ、厚みと対応波長の
異なる光ディスク13と17を再生する事ができる。
【0015】また、本実施例では光学膜8への入射角を
26°としたが、この入射角は35°以下であれば65
0nmと780nmの光は発散光であってもP偏光、S
偏光とも分離することができる。従来例のように入射角
が45°の場合はS偏光を分離することはできるがP偏
光の拡散光は図8に示すように十分分離できない。図1
ではコリメートレンズ11と対物レンズ12を同一光線
上に示したが、実際の光ヘッドにおいてはこの間にミラ
ーを設け図面の真上に立ち上げることで光ヘッドを薄く
構成することができる。この場合受発光ユニットから出
射する光ビームはDVD・CD共にP偏光になり上記の
ように入射角を35°以下にするに必要がある。これは
トラック方向の絞り性能を良くするため半導体レーザか
ら出射する光の強度分布が広がっている方向をトラック
方向にするためである。
【0016】さらに、CDの発光点はDVDの発光点よ
り若干コリメートレンズに近づけることにより、フォー
カス制御信号のオフセットを低減することができる。こ
れは、CD用の光ビーム16を光学膜8で反射させ、D
VD用の光ビーム6を反射膜10で反射させることで、
半導体レーザ2bとコリメートレンズ11の距離を、半
導体レーザ2aとコリメートレンズ11の距離より短く
することで実現している。この光路差はフォーカス制御
信号の性能上からも必要なものである。
【0017】(実施の形態2)図4は第2の実施の形態
の光ヘッドの構成を示す図である。図4(a)は基材厚
0.6mmのDVD用光ディスクを記録再生する場合、
図1(b)は基材厚1.2mmのCD用光ディスクを記
録再生する場合を示している。図において21は受発光
ユニットであり、図5に示すような構造になっている。
図5(a)は受発光ユニット21の側面図、図5(b)
はC−C’矢視図、図5(c)はD−D’断面図であ
る。図5において22aは第1の波長の光を出射する半
導体レーザであって、その波長はDVDの記録・再生に
適した650nmである。22bは第2の波長の光を出
射する半導体レーザで、波長はCD、CD−Rの記録・
再生に適した780nmである。23はシリコン基板、
23a、23bはエッチドミラーである。このエッチド
ミラ23a、23bは図5(c)に示すように、各々半
導体レーザ22a、22bから出射した光を垂直に立ち
上げる反射ミラーの役割をしている。24a、24bは
光検出素子であり、25は回折素子で、CDの検出光を
形成するホログラム25bが設けられている。図4
(a)において、受発光ユニット21の半導体レーザ2
2aから出射した波長650nmのDVD用の光ビーム
26はP偏光でプリズム27の面27aに光軸が垂直に
なるように入射する。プリズム27には屈折率の等しい
光透過平板29が接合され、その接合面には光学膜28
が形成されている。光ビーム26は光透過平板29に入
射角26°で入射する。光ビーム26は上記実施例同様
に硝材中の広がり角は4.6°となり光学膜28に対し
ては少なくとも26±4.6゜の範囲が透過するよう構
成されている。光学膜28は上記同様図3に示すような
特性をもっており入射角26±4.6°の範囲の波長6
50nmのP偏光は透過し、波長780nmのP偏光は
反射する。従って、発散光で入射する光ビーム26はこ
こを透過し、反射膜30で反射して再び光学膜29を透
過しプリズム27の面27bから出射する。プリズム2
7から出射した光ビーム26はコリメートレンズ31で
集光されて略平行な光ビームになり、偏光性ホログラム
32に入射する。偏光性ホログラム32は例えば図6に
示すように複屈折材料のLiNb基板にプロトン交換でホ
ログラムを形成して作られるもので、異常光を透過し、
常光を回折するように構成されている。光ビーム26は
偏光性ホログラム32に対して異常光となるよう配置す
ることで、回折作用を受けずに透過する。波長板33は
波長650nmの光は直線偏光から略円偏光に変換し、
波長780nmの光は偏光方向を変えないよう構成され
ており、光ビーム26は円偏光に変換される。円偏光に
なった光ビーム26は対物レンズ34により絞り込まれ
て基材厚0.6mmのDVD用光ディスク35の情報記
録面上に光スポット36を形成する。対物レンズ34は
上記同様NA0.6に相当する範囲で基材厚0.6mm
の光ディスク35に対して記録・再生に十分な絞り性能
を得ることができる。光ディスク35で反射した光ビー
ム37は、再び対物レンズ34を通り、波長板33で円
偏光から光ビ−ム26の偏光方向と直交する偏光方向の
直線偏光に変換されて、偏光性ホログラム32に入射す
る。光ビーム37は偏光性ホログラム32に対して常光
で入射するため、ここで回折する。回折により光ビーム
37は光ビーム37aとなり、コリメートレンズ31に
より絞られてプリズム27の面27bに入射する。プリ
ズム27に入射した光ビーム37aは光透過平板29を
通り、反射膜30で反射してプリズム27の面27aか
ら出射し、受発光ユニット21の光検出素子24aに入
射する。ここに入射した光ビーム37aは、光電変換さ
れ電気信号として検出され、フォーカス制御信号、トラ
ッキング制御信号と再生信号が得られる。
【0018】次に、図4(b)におい受発光ユニット2
1の半導体レーザ22bから出射した波長780nmの
光ビーム38はプリズム27の面27aに光軸が垂直に
なるように入射する。プリズム27に入射した光ビーム
38は、光学膜28に入射角26±4.6°のP偏光で
入射する。光学膜28は図3に示すようにこの角度範囲
の波長780nmの光を反射する。従って、発散光で入
射する光ビーム38はここで反射し、光ビーム26とほ
ぼ同一の光軸に沿ってプリズム27の面27bから出射
する。ここを出射した光ビーム38は、コリメートレン
ズ31で集光されてほぼ平行な光ビームになり、偏光性
ホログラム32と波長板33を通り、対物レンズ34に
入射する。光ビーム38を偏光性ホログラム32に対し
て異常光となすよう構成することで、回折作用を受けず
に透過する。上記のように波長板33は波長780nm
の光に対しては偏光方向を変えないから、光ビーム38
の偏光面はそのまま維持される。対物レンズ34でNA
0.45に相当する内周部が絞られ、基材厚1.2mm
のCD用光ディスク39の情報記録面上に光スポット4
0を形成する。従来例同様に対物レンズのNA0.45
〜0.6に相当する外周部は大きな球面収差をもってい
るため情報記録面上では拡散した光になり記録・再生に
は寄与しない。光ディスク39で反射した光ビーム41
は、再び対物レンズ34を通り、波長板33と偏光性ホ
ログラム32を透過する。波長板33は波長780nm
の光に対しては偏光方向を変化させないから光ビーム4
1は直線偏光でそのまま波長板33を透過する。従っ
て、光ビーム41は偏光性ホログラム32に異常光で入
射するため、回折作用は受けない。ここを透過した光ビ
ーム41はコリメートレンズ31で絞られプリズム27
に入射し光学膜28で反射してプリズム27から出射す
る。さらに、光ビーム41は回折素子25のホログラム
25bで回折して受発光ユニット21の光検出素子24
bに入射する。ここに入射した光ビーム41は、光電変
換され電気信号として検出され、再生信号、フォーカス
制御信号、トラッキング制御信号が得られる。
【0019】以上のような光学系を用いることにより、
波長650nmのDVD光ディスク35を記録再生する
場合は、半導体レーザ22aを点灯させ、光ディスク3
5の情報記録面上に焦点を結び、その反射光を光検出素
子24aで受光することにより、再生信号および制御信
号を得ることができ、波長780nm対応のCD光ディ
スク39を記録再生する場合は、半導体レーザ22bを
点灯させ、光ディスク37の情報記録面上に焦点を結
び、その反射光を光検出素子24bで受光することによ
り、再生信号および制御信号を得ることができ、厚みと
対応波長の異なる光ディスクを再生する事ができる。
【0020】また、本実施形態では光学膜8への入射角
を26°としたが、実施形態1と同様この入射角は35
°以下であれば650nmと780nmの光は発散光で
あってもP偏光、S偏光とも分離することができ、コリ
メートレンズ31と対物レンズ34の間にミラーを設け
図面の真上に立ち上げることで光ヘッドを薄く構成する
ことができる。
【0021】(実施の形態3)本発明の第3の実施の形
態の情報記録再生装置について図7を用いて説明する。
図7において42は発明の実施の形態1及び2で説明し
た光ヘッドであり、43は光ディスク、44はモータで
あり、光ディスク43を支持・回転させる。45は回路
基板であり、46は電源である。光ディスク43は、モ
ータ44によって回転される。光ヘッド42は、光ディ
スク43との位置関係に対応する信号を回路基板45へ
送る。回路基板45はこの信号を演算して、光ヘッド4
3もしくは光ヘッド43内の対物レンズを駆動させるた
めの信号を出力する。光ヘッド43もしくは光ヘッド4
3内の対物レンズは図示しない駆動機構によって、光デ
ィスク43に対してフォーカス制御と、トラッキング制
御を行い、光ディスク43に対して、情報の読み出し、
または書き込みもしくは消去を行う。46は電源または
外部電源との接続部であり、ここから回路基板45、光
ヘッドの駆動機構、モータ44及び対物レンズ駆動装置
へ電気を供給する。なお、電源もしくは外部電源との接
続端子は各駆動回路にそれぞれ設けられていても何ら問
題ない。
【0022】本発明の光ヘッド装置を用いて構成された
情報記録再生装置は、CDとDVDの光源及び受光素子
が一体化されているため、小型で信頼性の高い構成とす
ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の光ヘッドによれ
ば、波長の異なる2つの光源と受光部を一体にしたユニ
ットを用い、このユニットから出射する光ビームをほぼ
同一の光軸に沿って合成することができるため、光学系
を簡素化しやすくなると共に、受発光部が一体化されて
いるため、信頼性や、小型化・コストの点で有利にな
る。また、受発光ユニットと光軸を合成する光透明平板
が分離され、広がった光ビームで光軸を合成できるた
め、高度の組立精度を必要とせず組立調整が容易であ
る。
【0024】また、本発明の光ヘッドによれば、受発光
部が一体化されており、共通光路系を取ることにより、
安定で小型のCD・DVD両用の光ヘッドを実現するこ
とができる。また、本発明によれば、小型で信頼性が高
く、種々の光ディスクメディアに対応可能な情報記録再
生装置を実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態による光ヘッドの構成
を示す図
【図2】本発明の第1の実施の形態に用いる受発光ユニ
ットの構成を示す図
【図3】本発明の第1の実施の形態に用いる光学膜の特
性を示す図
【図4】本発明の第2の実施の形態による光ヘッドの構
成を示す図
【図5】本発明の第2の実施の形態に用いる受発光ユニ
ットの構成を示す図
【図6】本発明の第2の実施の形態に用いる偏光性ホロ
グラムの構成を示す図
【図7】本発明の第3の実施の形態による情報記録再生
装置の構成を示す図
【図8】従来の光ヘッドの構成を示す図
【図9】従来の光ヘッドに用いる光学膜の特性を示す図
【図10】従来の光ヘッドおよび本発明の光ヘッドに用
いる対物レンズの構成を示す図
【符号の説明】
1 受発光ユニット 2a,2b 半導体レーザ 3 シリコン基板 3a,3b エッチドミラー 4a,4b 受光素子 5 回折素子 7 プリズム 8 光学膜 9 光透過平板 10 反射膜 11 コリメータレンズ 12 対物レンズ 13,17 光ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 達男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D119 AA01 AA05 AA11 AA38 BA01 BA02 BB03 CA10 DA01 DA05 EA02 EA03 FA05 FA08 JA07 JA25 JA57 KA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長の異なる第1および第2の光源と受
    光素子をもつ受発光ユニットと、平行な2つの面をもち
    第1の面で第2の波長の光を反射し、第1の面を透過し
    た第1の波長の光を第2の面で反射して各々の光の光軸
    をほぼ一致させる光透過平板と、この光透過平板を出射
    した光を情報記録媒体上に収束させる対物レンズと、こ
    の情報記録媒体からの反射光を前記受発光ユニットに設
    けられた受光素子に導く回折素子とからなる光ヘッド。
  2. 【請求項2】 波長の異なる第1および第2の光源と受
    光素子をもつ受発光ユニットと、平行な2つの面をもち
    第1の面で第2の波長の光を反射し、第1の面を透過し
    た第1の波長の光を第2の面で反射して各々の光の光軸
    をほぼ一致させる光透過平板と、この光透過平板と同一
    の屈折率をもち前記光透過平板に接合された面と第1お
    よび第2の波長の光の光軸がほぼ垂直に入射する面と各
    々の光軸がほぼ垂直に出射する面を有するプリズムと、
    このプリズムから出射した光を基材厚の異なる第1また
    は第2の情報記録媒体上に収束させる対物レンズと、第
    1の情報記録媒体または第2の情報記録媒体から反射し
    た光を前記受発光ユニットに導く回折素子とからなる光
    ヘッド。
  3. 【請求項3】 波長の異なる第1および第2の光源とこ
    れらの光源に対応して設けられた第1および第2の受光
    素子をもつ受発光ユニットと、平行な2つの面をもち第
    1の面で第2の波長の光を反射し、第1の面を透過した
    第1の波長の光を第2の面で反射して各々の光の光軸を
    ほぼ一致させる光透過平板と、この光透過平板と同一の
    屈折率をもち前記光透過平板に接合された面と第1およ
    び第2の波長の光の光軸がほぼ垂直に入射する面と各々
    の光軸がほぼ垂直に出射する面を有するプリズムと、こ
    のプリズムから出射した光を基材厚の異なる第1または
    第2の情報記録媒体上に収束させる対物レンズと、第1
    の情報記録媒体から反射した第1の波長の光を前記受発
    光ユニットに設けられた第1の受光素子に導く第1の回
    折素子と、第2の情報記録媒体からの反射した第2の波
    長の光を前記受発光ユニットに設けられた第2の受光素
    子に導く第2の回折素子とからなる光ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記第1の回折素子と第2の回折素子を
    前記受発光ユニットと一体化したことを特徴とする請求
    項3記載の光ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記第2の回折素子を前記受発光ユニッ
    トと一体化し、第1の回折素子を偏光性ホログラムで構
    成したことを特徴とする請求項3記載の光ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記光透過平板の第1の面に入射または
    反射する第1および第2の波長の光の光軸の入射角を3
    5°以内にしたことを特徴とする請求項2〜5記載の光
    ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記受光素子はシリコン基板上に形成さ
    れたフォトダイオードであり、前記2つの光源は半導体
    レーザであって、前記受発光ユニットを前記シリコン基
    板に集積化したとを特徴とする請求項1〜6記載の光ヘ
    ッド。
  8. 【請求項8】 前記受光素子は前記2つの光源に対して
    共用されることを特徴とする請求項1および2記載の光
    ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記第1の情報記録媒体の基材厚を略
    0.6mmとし、前記第2の情報記録媒体の基材厚を略
    1.2mmとしたことを特徴とする請求項1〜8記載の
    光ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記第1の波長を630nm〜680
    nmとし、前記第2の波長を760nm〜830nmと
    したことを特徴とする請求項1〜9記載の光ヘッド。
  11. 【請求項11】 情報記録媒体と、情報記録媒体の駆動
    機構と、請求項1〜10記載の光ヘッドと、前記光ヘッ
    ドより得られるフォーカス制御信号とトラッキング制御
    信号のそれぞれを用いたフォーカスサーボ機構とトラッ
    キングサーボ機構と、前記サーボ機構を実現するための
    電気回路とを有する光情報記録再生装置。
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