JP2000296449A - 研磨工具 - Google Patents
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- JP2000296449A JP2000296449A JP11103513A JP10351399A JP2000296449A JP 2000296449 A JP2000296449 A JP 2000296449A JP 11103513 A JP11103513 A JP 11103513A JP 10351399 A JP10351399 A JP 10351399A JP 2000296449 A JP2000296449 A JP 2000296449A
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- polishing
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- polishing tool
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 曲率変化が大きい非球面の研磨に際し、研磨
圧力を一定にして、曲率変化に追従しかつリップルを平
滑化することが可能な研磨工具を提供する。 【解決手段】 複数の小さな工具板10をそれぞれ隣り
合う部分を相互に曲げ変形できるようにヒンジ部12に
より連結するとともに各工具板10にシート状の研磨材
11をそれぞれ貼り付けて小研磨工具を形成し、各小研
磨工具は工具板10の上面に固定されたゴム部材7を介
して第2のシャフト5にそれぞれ着脱自在に支持され
る。研磨装置に取り付けられる第1のシャフト2と複数
の第2のシャフト5を垂直方向に移動可能な平行板ばね
4を介して連結する。これにより、研磨工具は、被加工
物の曲率変化に追従するとともにリップルに対しては追
従することなく選択的にその山を除去することができ、
平行板ばねにより凹凸形状に影響されることなく一定の
研磨圧力が得られ、高精度な加工が可能となる。
圧力を一定にして、曲率変化に追従しかつリップルを平
滑化することが可能な研磨工具を提供する。 【解決手段】 複数の小さな工具板10をそれぞれ隣り
合う部分を相互に曲げ変形できるようにヒンジ部12に
より連結するとともに各工具板10にシート状の研磨材
11をそれぞれ貼り付けて小研磨工具を形成し、各小研
磨工具は工具板10の上面に固定されたゴム部材7を介
して第2のシャフト5にそれぞれ着脱自在に支持され
る。研磨装置に取り付けられる第1のシャフト2と複数
の第2のシャフト5を垂直方向に移動可能な平行板ばね
4を介して連結する。これにより、研磨工具は、被加工
物の曲率変化に追従するとともにリップルに対しては追
従することなく選択的にその山を除去することができ、
平行板ばねにより凹凸形状に影響されることなく一定の
研磨圧力が得られ、高精度な加工が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズやミラー等
の光学素子の滑らかな曲面形状を精密に仕上げる研磨工
具、特に、被加工物に対して小さな工具を用いて光学素
子の非球面を加工する研磨工具に関するものである。
の光学素子の滑らかな曲面形状を精密に仕上げる研磨工
具、特に、被加工物に対して小さな工具を用いて光学素
子の非球面を加工する研磨工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レンズやミラー等の光学素子の生産にお
いて、機械加工の工程は、主として切削、研削、研磨の
3種類がある。研磨はその中でも加工時間はかかるけれ
ども、最も滑らかな面が得られるため、仕上げの工程に
従来から多用されている。この研磨加工は、微細な粒子
からなる砥粒を混濁させた研磨液の存在下で、研磨工具
を被加工物に対して押し当てながら相対的に運動させる
ことにより行なわれている。砥粒は粒径サブミクロンか
ら数10ミクロンの大きさをもち、材質は被加工物の種
類に応じて適宜選定されるが、例えば、酸化セリウムや
ダイヤモンド、酸化アルミニウム等が用いられる。これ
を水や油に混濁させて研磨液としている。また、研磨工
具の材質は、ポリウレタンや石油生成物のピッチなどで
ある。
いて、機械加工の工程は、主として切削、研削、研磨の
3種類がある。研磨はその中でも加工時間はかかるけれ
ども、最も滑らかな面が得られるため、仕上げの工程に
従来から多用されている。この研磨加工は、微細な粒子
からなる砥粒を混濁させた研磨液の存在下で、研磨工具
を被加工物に対して押し当てながら相対的に運動させる
ことにより行なわれている。砥粒は粒径サブミクロンか
ら数10ミクロンの大きさをもち、材質は被加工物の種
類に応じて適宜選定されるが、例えば、酸化セリウムや
ダイヤモンド、酸化アルミニウム等が用いられる。これ
を水や油に混濁させて研磨液としている。また、研磨工
具の材質は、ポリウレタンや石油生成物のピッチなどで
ある。
【0003】球面や平面を研磨する場合には、被加工物
の曲率が場所によって変化することがないので、硬くて
大きい工具が用いられる。例えば、鋳鉄などの金属にポ
リウレタンやピッチを貼り付けたもので、通常は被加工
物と同等かそれ以上の大きさをもつ。一方、非球面(球
面や平面以外の形状)を研磨する場合には、被加工物の
表面は場所に応じて曲率が変化するため、工具はこの曲
率変化に追従していかなければならない。そのため、前
記の硬くて大きい工具を用いると、場所によって工具の
一部が被加工物に強く押し付けられたり、浮き上がった
りしてしまう。ところで、除去量は、工具を被加工物に
押し付ける力に強く依存するため、均一な力で被加工物
に押し当てることが非常に重要である。そこで、非球面
の研磨加工において、被加工物に対して小さな工具を用
い、さらに柔らかい工具を用いた加工が試みられてい
る。
の曲率が場所によって変化することがないので、硬くて
大きい工具が用いられる。例えば、鋳鉄などの金属にポ
リウレタンやピッチを貼り付けたもので、通常は被加工
物と同等かそれ以上の大きさをもつ。一方、非球面(球
面や平面以外の形状)を研磨する場合には、被加工物の
表面は場所に応じて曲率が変化するため、工具はこの曲
率変化に追従していかなければならない。そのため、前
記の硬くて大きい工具を用いると、場所によって工具の
一部が被加工物に強く押し付けられたり、浮き上がった
りしてしまう。ところで、除去量は、工具を被加工物に
押し付ける力に強く依存するため、均一な力で被加工物
に押し当てることが非常に重要である。そこで、非球面
の研磨加工において、被加工物に対して小さな工具を用
い、さらに柔らかい工具を用いた加工が試みられてい
る。
【0004】この種の従来の研磨工具としては、図12
に図示する非球面研磨用の工具構造が知られている(Op
tical Engineering,Vol.17 No.6(November−Decemb
er,1978)p.613参照)。図12において、研磨装
置(不図示)に接続されるバッキングプレート101に
は、フレキシブルなメンブレン102がクランプ部材1
03を介して固定され、メンブレン102の内部には液
体または気体等の流体104が封入されている。バッキ
ングプレート101は、研磨装置から、被加工物に押し
当てる力を受けるとともに被加工物に対する相対運動の
作用を受ける。
に図示する非球面研磨用の工具構造が知られている(Op
tical Engineering,Vol.17 No.6(November−Decemb
er,1978)p.613参照)。図12において、研磨装
置(不図示)に接続されるバッキングプレート101に
は、フレキシブルなメンブレン102がクランプ部材1
03を介して固定され、メンブレン102の内部には液
体または気体等の流体104が封入されている。バッキ
ングプレート101は、研磨装置から、被加工物に押し
当てる力を受けるとともに被加工物に対する相対運動の
作用を受ける。
【0005】図13の(a)ないし(c)にはこの研磨
工具を被加工物に押し当てて研磨する態様を図示し、同
(a)および(b)は、それぞれ、被加工物の凹面およ
び凸面に当接している態様を示し、同(c)は被加工物
の凹凸形状の面に当接している態様を示す。このよう
に、メンブレン102は、場所によって曲率が変化する
被加工物105に対して、曲率の変化に追従するように
変化する。そして、除去量は工具を被加工物に押し付け
る力に強く依存するため、均一な力で被加工物に押し当
てることが重要であるが、この研磨工具においては、メ
ンブレン102が被加工物105に対して押し付ける力
の分布(以下、工具が被加工物を押し付ける力の分布を
単に研磨圧力という。)は、内部に封入した液体または
気体の圧力に依存しているので、研磨工具と被加工物が
接触する全域において均一な研磨圧力が得られる。この
ような、メンブレン102は被加工物105の凹面およ
び凸面に追従し均一な研磨圧力をもって当接する。
工具を被加工物に押し当てて研磨する態様を図示し、同
(a)および(b)は、それぞれ、被加工物の凹面およ
び凸面に当接している態様を示し、同(c)は被加工物
の凹凸形状の面に当接している態様を示す。このよう
に、メンブレン102は、場所によって曲率が変化する
被加工物105に対して、曲率の変化に追従するように
変化する。そして、除去量は工具を被加工物に押し付け
る力に強く依存するため、均一な力で被加工物に押し当
てることが重要であるが、この研磨工具においては、メ
ンブレン102が被加工物105に対して押し付ける力
の分布(以下、工具が被加工物を押し付ける力の分布を
単に研磨圧力という。)は、内部に封入した液体または
気体の圧力に依存しているので、研磨工具と被加工物が
接触する全域において均一な研磨圧力が得られる。この
ような、メンブレン102は被加工物105の凹面およ
び凸面に追従し均一な研磨圧力をもって当接する。
【0006】また、被加工物に対して小さな研磨工具を
用いる場合、場所によって除去量を変化させることによ
って形状修正研磨が可能となる。除去量を変化させる方
法としては、研磨圧力を変化させたり、研磨工具が滞留
する時間を変化させる方法等がある。
用いる場合、場所によって除去量を変化させることによ
って形状修正研磨が可能となる。除去量を変化させる方
法としては、研磨圧力を変化させたり、研磨工具が滞留
する時間を変化させる方法等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来技術においては、次のような問題点があり、高精度な
加工ができない場合がある。
来技術においては、次のような問題点があり、高精度な
加工ができない場合がある。
【0008】1)メンブレン内部に封入した流体の圧力
だけがメンブレンを被加工物に押し当てる力を発生する
のであれば、前述したように工具内で均一な面圧分布が
得られるけれども、工具周辺部ではメンブレンの張力が
被加工物表面に垂直な方向(法線方向)にも成分をもつ
ため、これが研磨圧力の誤差となる。したがって、メン
ブレンの張力の影響により、工具内の位置によって除去
量が異なり、研磨圧力が精密に均一とはならず、高精度
な加工ができない。さらに、被加工物の形状によってメ
ンブレンの形状が変化するので張力の方向も変化し、除
去量がばらつく原因となる。この除去量のばらつきは精
密な加工を阻害するものであり、また、この張力は封入
した流体の圧力に拮抗するため必ず生じる。
だけがメンブレンを被加工物に押し当てる力を発生する
のであれば、前述したように工具内で均一な面圧分布が
得られるけれども、工具周辺部ではメンブレンの張力が
被加工物表面に垂直な方向(法線方向)にも成分をもつ
ため、これが研磨圧力の誤差となる。したがって、メン
ブレンの張力の影響により、工具内の位置によって除去
量が異なり、研磨圧力が精密に均一とはならず、高精度
な加工ができない。さらに、被加工物の形状によってメ
ンブレンの形状が変化するので張力の方向も変化し、除
去量がばらつく原因となる。この除去量のばらつきは精
密な加工を阻害するものであり、また、この張力は封入
した流体の圧力に拮抗するため必ず生じる。
【0009】2)研磨工具は加工の際に被加工物との摩
擦力により横方向の力を受け変形する。特に、メンブレ
ンが柔らかいとその変形量が大きく、除去位置が摩擦力
の方向に移動してずれてしまい、高精度な加工ができな
い。特に、形状修正研磨を行なう場合、研磨除去位置が
所定の位置からずれることになるので、適切な形状修正
研磨ができなくなる。このような問題点を解消すべくメ
ンブレンを硬くしてしまっては、メンブレン本来の意味
がなくなってしまう。
擦力により横方向の力を受け変形する。特に、メンブレ
ンが柔らかいとその変形量が大きく、除去位置が摩擦力
の方向に移動してずれてしまい、高精度な加工ができな
い。特に、形状修正研磨を行なう場合、研磨除去位置が
所定の位置からずれることになるので、適切な形状修正
研磨ができなくなる。このような問題点を解消すべくメ
ンブレンを硬くしてしまっては、メンブレン本来の意味
がなくなってしまう。
【0010】3)メンブレンは、図13の(a)ないし
(c)に図示するように、被加工物の凹面や凸面に追従
する。ところで、非球面は場所によって曲率が変化する
ので、図13の(a)や(b)に図示するように大きな
曲率変化に追従する必要がある。特に、非球面加工を行
なう場合、工具は、曲率変化に影響されることなく被加
工物の形状に追従し、均一な力で被加工物と接触しなけ
ればならない。これは、除去形状が被加工物に接触する
接触力の分布すなわち研磨圧力に比例するので、均一な
除去形状を得るためには、均一な研磨圧力が必要となる
からである。
(c)に図示するように、被加工物の凹面や凸面に追従
する。ところで、非球面は場所によって曲率が変化する
ので、図13の(a)や(b)に図示するように大きな
曲率変化に追従する必要がある。特に、非球面加工を行
なう場合、工具は、曲率変化に影響されることなく被加
工物の形状に追従し、均一な力で被加工物と接触しなけ
ればならない。これは、除去形状が被加工物に接触する
接触力の分布すなわち研磨圧力に比例するので、均一な
除去形状を得るためには、均一な研磨圧力が必要となる
からである。
【0011】一方、図13の(c)に図示するような被
加工物の凹凸形状はリップルと呼ばれ、光学素子の性能
を著しく低下させることが知られている。そこで、光学
素子の仕上げ工程である研磨加工では、このようなリッ
プルを平滑化する必要がある。しかし、従来の研磨工具
では、図13の(c)に図示するように、メンブレンが
このような凹凸形状にも追従し、ならってしまう。先に
説明したように、除去量は研磨圧力に比例するため、従
来の工具では均一の研磨圧力が実現できることから、リ
ップルの有無に拘らず、均一な除去が行なわれる。すな
わち、従来の工具による加工ではリップルは依然として
除去されず、平滑化の効果が低い。
加工物の凹凸形状はリップルと呼ばれ、光学素子の性能
を著しく低下させることが知られている。そこで、光学
素子の仕上げ工程である研磨加工では、このようなリッ
プルを平滑化する必要がある。しかし、従来の研磨工具
では、図13の(c)に図示するように、メンブレンが
このような凹凸形状にも追従し、ならってしまう。先に
説明したように、除去量は研磨圧力に比例するため、従
来の工具では均一の研磨圧力が実現できることから、リ
ップルの有無に拘らず、均一な除去が行なわれる。すな
わち、従来の工具による加工ではリップルは依然として
除去されず、平滑化の効果が低い。
【0012】そこで、本発明は、上記のような従来技術
の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであって、
曲率変化が大きい非球面形状の研磨加工に際し、研磨圧
力を一定にすることができ、曲率変化に追従しかつリッ
プルを平滑化することが可能な研磨工具を提供すること
を目的とするものである。
の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであって、
曲率変化が大きい非球面形状の研磨加工に際し、研磨圧
力を一定にすることができ、曲率変化に追従しかつリッ
プルを平滑化することが可能な研磨工具を提供すること
を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の研磨工具は、被加工物に対して押し付けな
がら相対運動させることにより除去加工する研磨工具に
おいて、複数の小研磨工具を有し、それぞれ隣り合う小
研磨工具は加工面に対して面外方向すなわち曲げ方向に
回転自在に連結されていることを特徴とする。
め、本発明の研磨工具は、被加工物に対して押し付けな
がら相対運動させることにより除去加工する研磨工具に
おいて、複数の小研磨工具を有し、それぞれ隣り合う小
研磨工具は加工面に対して面外方向すなわち曲げ方向に
回転自在に連結されていることを特徴とする。
【0014】本発明の研磨工具においては、小研磨工具
はシート状の研磨材を貼り付けた小さな板部材で構成さ
れ、それぞれ隣り合う板部材が相互に曲げ変形できるよ
うにヒンジ部により連結されていることが好ましく、ま
た、小研磨工具はシート状の研磨材を貼り付けた小さな
板部材で構成され、それぞれ隣り合う板部材が相互に曲
げ変形できるようにピンジョイントにより連結されてい
ることが好ましい。
はシート状の研磨材を貼り付けた小さな板部材で構成さ
れ、それぞれ隣り合う板部材が相互に曲げ変形できるよ
うにヒンジ部により連結されていることが好ましく、ま
た、小研磨工具はシート状の研磨材を貼り付けた小さな
板部材で構成され、それぞれ隣り合う板部材が相互に曲
げ変形できるようにピンジョイントにより連結されてい
ることが好ましい。
【0015】本発明の研磨工具においては、シート状の
研磨材はポリウレタンまたはピッチであることが好まし
い。
研磨材はポリウレタンまたはピッチであることが好まし
い。
【0016】本発明の研磨工具においては、シート状の
研磨材を貼り付けた小さな板部材には該板部材を補強す
る補強板が接着固定されていることが好ましい。
研磨材を貼り付けた小さな板部材には該板部材を補強す
る補強板が接着固定されていることが好ましい。
【0017】また、本発明の研磨工具は、第1のシャフ
トと、複数の第2のシャフトと、前記第1および第2の
シャフトに固定され、前記第1および第2のシャフトを
垂直方向に移動可能に連結する平行板ばねと、前記複数
の第2のシャフトの先端部にそれぞれ揺動可能に装着さ
れる複数の小研磨工具とを有し、それぞれ隣り合う前記
小研磨工具は加工面に対して面外方向すなわち曲げ方向
に回転自在に連結されていることを特徴とする。
トと、複数の第2のシャフトと、前記第1および第2の
シャフトに固定され、前記第1および第2のシャフトを
垂直方向に移動可能に連結する平行板ばねと、前記複数
の第2のシャフトの先端部にそれぞれ揺動可能に装着さ
れる複数の小研磨工具とを有し、それぞれ隣り合う前記
小研磨工具は加工面に対して面外方向すなわち曲げ方向
に回転自在に連結されていることを特徴とする。
【0018】本発明の研磨工具においては、前記複数の
第2のシャフトの先端部が、前記複数の小研磨工具にそ
れぞれ接着固定されたゴム部材にそれぞれ着脱自在に挿
入されていることが好ましい。
第2のシャフトの先端部が、前記複数の小研磨工具にそ
れぞれ接着固定されたゴム部材にそれぞれ着脱自在に挿
入されていることが好ましい。
【0019】本発明の研磨工具においては、小研磨工具
はシート状の研磨材を貼り付けた小さな板部材で構成さ
れ、それぞれ隣り合う板部材が相互に曲げ変形できるよ
うにヒンジ部またはピンジョイントにより連結されてい
ることが好ましい。
はシート状の研磨材を貼り付けた小さな板部材で構成さ
れ、それぞれ隣り合う板部材が相互に曲げ変形できるよ
うにヒンジ部またはピンジョイントにより連結されてい
ることが好ましい。
【0020】本発明の研磨工具においては、シート状の
研磨材を貼り付けた小さな板部材には該板部材を補強す
る補強板が接着固定されていることが好ましく、さら
に、前記補強板にはゴム部材を嵌合するための穴が形成
されていることが好ましい。
研磨材を貼り付けた小さな板部材には該板部材を補強す
る補強板が接着固定されていることが好ましく、さら
に、前記補強板にはゴム部材を嵌合するための穴が形成
されていることが好ましい。
【0021】さらに、本発明の研磨工具は、第1のシャ
フトと、複数の第2のシャフトと、前記第1および第2
のシャフトに固定され、前記第1および第2のシャフト
を垂直方向に移動可能に連結する平行板ばねと、前記複
数の第2のシャフトの先端部にそれぞれ揺動可能に装着
される複数の小研磨工具とを有し、前記複数の小研磨工
具は、それぞれ、小さな板部材と該板部材の一面に貼り
付けられたシート状の研磨材と該板部材の他面に接着さ
れた補強板とを有するとともに前記板部材はそれぞれ隣
り合う部分が相互に曲げ変形できるように連結されて構
成され、前記第2のシャフトの先端部に鋭利な突起部分
を設け、該突起部分が前記補強板に設けた凹部に係合す
ることを特徴とする。
フトと、複数の第2のシャフトと、前記第1および第2
のシャフトに固定され、前記第1および第2のシャフト
を垂直方向に移動可能に連結する平行板ばねと、前記複
数の第2のシャフトの先端部にそれぞれ揺動可能に装着
される複数の小研磨工具とを有し、前記複数の小研磨工
具は、それぞれ、小さな板部材と該板部材の一面に貼り
付けられたシート状の研磨材と該板部材の他面に接着さ
れた補強板とを有するとともに前記板部材はそれぞれ隣
り合う部分が相互に曲げ変形できるように連結されて構
成され、前記第2のシャフトの先端部に鋭利な突起部分
を設け、該突起部分が前記補強板に設けた凹部に係合す
ることを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明の研磨工具によれば、複数の小研磨工具
の集合体とし、この複数の小研磨工具を面外方向に回転
自在に連結することにより、被加工物の大きな曲率変化
に追従することができ、そして、リップルに対しては追
従することなく選択的にその山を除去することができ、
リップル修正能力の高い工具を実現でき、高精度の加工
が可能となる。
の集合体とし、この複数の小研磨工具を面外方向に回転
自在に連結することにより、被加工物の大きな曲率変化
に追従することができ、そして、リップルに対しては追
従することなく選択的にその山を除去することができ、
リップル修正能力の高い工具を実現でき、高精度の加工
が可能となる。
【0023】また、複数の小研磨工具を回転可能なヒン
ジ部やピンジョイント等により連結することにより研磨
工具を構成することができ、簡単な構造でかつ小型化が
可能となり、また、隣接する小研磨工具間の剛性を下げ
ることができ、大きな曲率変化をもつ被加工物に対応で
きる。さらに、複数の小研磨工具に対して補強板を接着
することによって各小研磨工具の剛性を高めることがで
き、容易にリップル修正能力の高めることができる。
ジ部やピンジョイント等により連結することにより研磨
工具を構成することができ、簡単な構造でかつ小型化が
可能となり、また、隣接する小研磨工具間の剛性を下げ
ることができ、大きな曲率変化をもつ被加工物に対応で
きる。さらに、複数の小研磨工具に対して補強板を接着
することによって各小研磨工具の剛性を高めることがで
き、容易にリップル修正能力の高めることができる。
【0024】さらに、本発明の研磨工具によれば、縦方
向には弱い剛性をもち横方向には強い剛性をもつ平行板
ばねを加圧機構に用いることにより、縦方向の弱い剛性
特性によって、被加工物の凹凸形状に影響されることな
く研磨圧力を一定にすることができ、そして、横方向の
強い剛性によって、摩擦力など横方向の力がかかって
も、これに拮抗して研磨位置がずれることがなく、高精
度な研磨加工が可能となる。
向には弱い剛性をもち横方向には強い剛性をもつ平行板
ばねを加圧機構に用いることにより、縦方向の弱い剛性
特性によって、被加工物の凹凸形状に影響されることな
く研磨圧力を一定にすることができ、そして、横方向の
強い剛性によって、摩擦力など横方向の力がかかって
も、これに拮抗して研磨位置がずれることがなく、高精
度な研磨加工が可能となる。
【0025】また、本発明によれば、研磨工具の構造を
簡単にすることができ、工具部分を容易に着脱可能な構
造とすることによって、工具部分の交換が容易となり、
その他の加圧機構等は再利用することができ、コスト的
にも有利である。
簡単にすることができ、工具部分を容易に着脱可能な構
造とすることによって、工具部分の交換が容易となり、
その他の加圧機構等は再利用することができ、コスト的
にも有利である。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0027】図1は、本発明における第1の実施例の研
磨工具を示す模式断面図であり、図2の(a)は、本発
明における第1の実施例の研磨工具の上面図であり、図
2の(b)は、同じく第1の実施例の研磨工具における
工具板の上面図である。
磨工具を示す模式断面図であり、図2の(a)は、本発
明における第1の実施例の研磨工具の上面図であり、図
2の(b)は、同じく第1の実施例の研磨工具における
工具板の上面図である。
【0028】図1および図2において、1は、本発明に
基づく研磨工具であり、第1のシャフト2を介して図示
しない研磨装置に取り付けられる。研磨装置は、第1の
シャフト2を介して、研磨工具1を矢印Aの方向に押し
付け、被加工物に対して研磨工具1を押し当てるととも
に研磨工具1を矢印Bの方向に移動させ、被加工物に対
して相対的に運動させる。4は、第1のシャフト2の下
方部分に離間して接着材3によりそれぞれ固定された平
行な2枚の板ばねからなる平行板ばねであり、5は、第
1のシャフト2の両側に対称的に配置され、平行板ばね
4に接着材6を用いて接続された第2のシャフトであ
る。10は、下面に研磨材11が貼着される小面積の工
具板であり、その上面には第2のシャフト5を着脱自在
に嵌着するゴム部材7が固定されている。したがって、
小面積の各工具板10は、ゴム部材7を介して第2のシ
ャフト5にそれぞれ装着されており、ゴム部材7の変形
により、それぞれの第2のシャフト5に揺動自在に支持
される。そして、両工具板10,10は、その隣接する
部分が、弾性変形することによって曲げ方向に回転しう
る一対のヒンジ部12,12(図2の(b)も参照のこ
と)で連結されている。研磨材11は、各工具板10の
下面に貼着され、被加工物15に接触してその表面を研
磨するためのものであり、例えばポリウレタンやピッチ
等が用いられ、また、平行板ばね4に各シャフト2,6
を接着するための接着材3,6としては、例えばエポキ
シ接着剤やろう付け、半田付けなどを用いることができ
る。
基づく研磨工具であり、第1のシャフト2を介して図示
しない研磨装置に取り付けられる。研磨装置は、第1の
シャフト2を介して、研磨工具1を矢印Aの方向に押し
付け、被加工物に対して研磨工具1を押し当てるととも
に研磨工具1を矢印Bの方向に移動させ、被加工物に対
して相対的に運動させる。4は、第1のシャフト2の下
方部分に離間して接着材3によりそれぞれ固定された平
行な2枚の板ばねからなる平行板ばねであり、5は、第
1のシャフト2の両側に対称的に配置され、平行板ばね
4に接着材6を用いて接続された第2のシャフトであ
る。10は、下面に研磨材11が貼着される小面積の工
具板であり、その上面には第2のシャフト5を着脱自在
に嵌着するゴム部材7が固定されている。したがって、
小面積の各工具板10は、ゴム部材7を介して第2のシ
ャフト5にそれぞれ装着されており、ゴム部材7の変形
により、それぞれの第2のシャフト5に揺動自在に支持
される。そして、両工具板10,10は、その隣接する
部分が、弾性変形することによって曲げ方向に回転しう
る一対のヒンジ部12,12(図2の(b)も参照のこ
と)で連結されている。研磨材11は、各工具板10の
下面に貼着され、被加工物15に接触してその表面を研
磨するためのものであり、例えばポリウレタンやピッチ
等が用いられ、また、平行板ばね4に各シャフト2,6
を接着するための接着材3,6としては、例えばエポキ
シ接着剤やろう付け、半田付けなどを用いることができ
る。
【0029】以上のように構成された研磨工具1におい
て、第1のシャフト2は、図示しない研磨装置により、
矢印Aの方向に押し付けられ、そして、矢印Bの方向に
揺動する運動が付与される。第2のシャフト5、5は平
行板ばね4を介して第1のシャフト2に連結されてお
り、第2のシャフト5、5も同様に矢印Aの方向に押し
付けられるとともに矢印Bの方向に揺動する運動が付与
される。
て、第1のシャフト2は、図示しない研磨装置により、
矢印Aの方向に押し付けられ、そして、矢印Bの方向に
揺動する運動が付与される。第2のシャフト5、5は平
行板ばね4を介して第1のシャフト2に連結されてお
り、第2のシャフト5、5も同様に矢印Aの方向に押し
付けられるとともに矢印Bの方向に揺動する運動が付与
される。
【0030】ここで、平行板ばねを用いたことによる特
性について図3を参照して説明すると、図3に図示する
ような2つの部材J,Kを平行な2枚の板ばねS1,S
2からなる平行板ばねSで接続した構造体について考え
ると、板ばねS1,S2は、軸方向には弱いばね定数を
もち、横方向には強いばね定数をもつ特徴があり、2枚
の板ばねS1,S2で接続された部材J,K間の剛性に
は強い方向性がある。すなわち、Z方向は板ばねの曲げ
方向であるので、弱い力で変形し、X方向には強いばね
定数をもち強い剛性をもつ。このように、平行板ばねS
を用いることにより、横方向には強い剛性をもつけれど
も、縦方向に弱い剛性をもつ構造体となる。
性について図3を参照して説明すると、図3に図示する
ような2つの部材J,Kを平行な2枚の板ばねS1,S
2からなる平行板ばねSで接続した構造体について考え
ると、板ばねS1,S2は、軸方向には弱いばね定数を
もち、横方向には強いばね定数をもつ特徴があり、2枚
の板ばねS1,S2で接続された部材J,K間の剛性に
は強い方向性がある。すなわち、Z方向は板ばねの曲げ
方向であるので、弱い力で変形し、X方向には強いばね
定数をもち強い剛性をもつ。このように、平行板ばねS
を用いることにより、横方向には強い剛性をもつけれど
も、縦方向に弱い剛性をもつ構造体となる。
【0031】このような構造体を研磨装置の加圧機構に
採用することにより、すなわち、図1に図示するよう
に、平行板ばね4を用いて、第1のシャフト2と工具板
10等を支持する第2のシャフト5とを連結することに
より、研磨工具1の研磨圧力は、平行板ばね4を縦方向
(矢印A方向)に変位させることによって発生する。こ
の平行板ばね4は、矢印B方向には強く矢印A方向には
弱い剛性をもっているために、工具板10および研磨材
11が被加工物15の凹凸に応じて上下に変動しても、
矢印A方向には弱い剛性すなわちばね定数が小さいの
で、その上下の動きを吸収して、工具板10および研磨
材11を押し付ける力は大きく変化することはなく、均
一な押し付け力が実現でき、均一な研磨圧力が得られ
る。そして、工具板10および研磨材11がうける摩擦
力などの水平方向の力に対しては横方向(矢印B方向)
の剛性が強いのでこれに耐え、研磨する位置がずれたり
することはなく、高精度な加工が可能となる。
採用することにより、すなわち、図1に図示するよう
に、平行板ばね4を用いて、第1のシャフト2と工具板
10等を支持する第2のシャフト5とを連結することに
より、研磨工具1の研磨圧力は、平行板ばね4を縦方向
(矢印A方向)に変位させることによって発生する。こ
の平行板ばね4は、矢印B方向には強く矢印A方向には
弱い剛性をもっているために、工具板10および研磨材
11が被加工物15の凹凸に応じて上下に変動しても、
矢印A方向には弱い剛性すなわちばね定数が小さいの
で、その上下の動きを吸収して、工具板10および研磨
材11を押し付ける力は大きく変化することはなく、均
一な押し付け力が実現でき、均一な研磨圧力が得られ
る。そして、工具板10および研磨材11がうける摩擦
力などの水平方向の力に対しては横方向(矢印B方向)
の剛性が強いのでこれに耐え、研磨する位置がずれたり
することはなく、高精度な加工が可能となる。
【0032】また、両工具板10,10は、図2の
(a)および(b)に図示するように、一対のヒンジ部
12,12で連結された小さな板状の部材であり、この
一対のヒンジ部12,12の弾性変形によりこのヒンジ
部を中心にして互いに折れ曲がり回転することができる
ように構成されている。
(a)および(b)に図示するように、一対のヒンジ部
12,12で連結された小さな板状の部材であり、この
一対のヒンジ部12,12の弾性変形によりこのヒンジ
部を中心にして互いに折れ曲がり回転することができる
ように構成されている。
【0033】このように2つの工具板10,10を回転
可能なヒンジ部12で連結することにより、両工具板1
0,10は、図1に示すように、被加工物15における
曲率が大きな凹面や凸面の形状に対しては、ヒンジ部1
2を中心として回転することによりその形状にならうこ
とができる。したがって、場所ごとに曲率が大きく変化
する非球面の加工においても安定した接触が可能とな
り、均一な研磨除去が実現できる。また、図4に示すよ
うに被加工物15のリップルに対しては、工具板10,
10が硬いので、リップルには追従しない工具面が得ら
れ、リップルの山の部分により強く接触することとな
り、リップルの山を選択的に研磨除去することができ、
高精度な形状修正加工が可能となる。
可能なヒンジ部12で連結することにより、両工具板1
0,10は、図1に示すように、被加工物15における
曲率が大きな凹面や凸面の形状に対しては、ヒンジ部1
2を中心として回転することによりその形状にならうこ
とができる。したがって、場所ごとに曲率が大きく変化
する非球面の加工においても安定した接触が可能とな
り、均一な研磨除去が実現できる。また、図4に示すよ
うに被加工物15のリップルに対しては、工具板10,
10が硬いので、リップルには追従しない工具面が得ら
れ、リップルの山の部分により強く接触することとな
り、リップルの山を選択的に研磨除去することができ、
高精度な形状修正加工が可能となる。
【0034】すなわち、図1は大きななだらかな凹面を
有する被加工物15を加工する場合を想定して描いた図
であり、図4は、リップル形状がある被加工物15を加
工する場合の図である。図4に図示するように、工具板
10および研磨材11は、リップルの山の部分で選択的
に被加工物15に接触するため、リップルの山部分を選
択的に除去加工することができる。すなわち、リップル
形状を修正することが可能である。
有する被加工物15を加工する場合を想定して描いた図
であり、図4は、リップル形状がある被加工物15を加
工する場合の図である。図4に図示するように、工具板
10および研磨材11は、リップルの山の部分で選択的
に被加工物15に接触するため、リップルの山部分を選
択的に除去加工することができる。すなわち、リップル
形状を修正することが可能である。
【0035】また、両工具板10を連結するヒンジ部1
2の形状としては、図5の(a)に示すように、ヒンジ
部の幅は極く狭く形成してあるが、その厚さは工具板7
と同じ構造のもの、あるいは、同(b)に示すように、
ヒンジ部の幅を極く狭く形成するとともにその厚さも工
具板7の厚さよりも薄くした構造のもの等を用いること
ができる。同(a)に示すヒンジ部構造のものでは構造
が簡単であってその製作が容易であるという長所があ
る。また、同(b)に示すヒンジ部構造のものはばね定
数が低く、容易に曲げ変形することができる点で長所が
ある。さらに、図5の(c)および(d)に示すよう
に、ヒンジ部12を工具板10の上面を切除して肉薄に
して形成して、その薄肉部分を中心として回動しうるよ
うにすることもでき、この場合には、工具板10の下面
は平坦でしかも不連続な部分がないために、その下面に
接着する研磨材11も不連続部分がなく、除去形状も連
続した滑らかな形状とすることができる。さらに、研磨
材11は工具板10との接触面積が広くなるのでその接
着が容易になるという利点がある。
2の形状としては、図5の(a)に示すように、ヒンジ
部の幅は極く狭く形成してあるが、その厚さは工具板7
と同じ構造のもの、あるいは、同(b)に示すように、
ヒンジ部の幅を極く狭く形成するとともにその厚さも工
具板7の厚さよりも薄くした構造のもの等を用いること
ができる。同(a)に示すヒンジ部構造のものでは構造
が簡単であってその製作が容易であるという長所があ
る。また、同(b)に示すヒンジ部構造のものはばね定
数が低く、容易に曲げ変形することができる点で長所が
ある。さらに、図5の(c)および(d)に示すよう
に、ヒンジ部12を工具板10の上面を切除して肉薄に
して形成して、その薄肉部分を中心として回動しうるよ
うにすることもでき、この場合には、工具板10の下面
は平坦でしかも不連続な部分がないために、その下面に
接着する研磨材11も不連続部分がなく、除去形状も連
続した滑らかな形状とすることができる。さらに、研磨
材11は工具板10との接触面積が広くなるのでその接
着が容易になるという利点がある。
【0036】また、工具板10の上面に固定したゴム部
材7には第2のシャフト5が着脱自在に挿入嵌着されて
おり、工具板10は、このゴム部材7が変形するため
に、第2のシャフト5に対して揺動可能であって、被加
工物15の傾斜にならうことができ、また、第2のシャ
フト5とゴム部材7は着脱できるので、工具が劣化した
ときに、工具板10から下を第2のシャフト5から取り
外して交換することができる。つまり、第1および第2
のシャフト2,5や平行板ばね4等の加圧機構部は再利
用することができるので、工具のコストを下げることが
できる。
材7には第2のシャフト5が着脱自在に挿入嵌着されて
おり、工具板10は、このゴム部材7が変形するため
に、第2のシャフト5に対して揺動可能であって、被加
工物15の傾斜にならうことができ、また、第2のシャ
フト5とゴム部材7は着脱できるので、工具が劣化した
ときに、工具板10から下を第2のシャフト5から取り
外して交換することができる。つまり、第1および第2
のシャフト2,5や平行板ばね4等の加圧機構部は再利
用することができるので、工具のコストを下げることが
できる。
【0037】以上説明するように、本発明の第1の実施
例における研磨工具によれば、横方向に剛性が高いた
め、除去位置ずれがなく、さらに、縦方向には剛性が低
いため、被加工物の凹凸に追従して均一な研磨圧力が得
られるため、高精度の研磨加工が可能となる。また、分
割した硬い小工具板の作用で、リップルの山を選択的に
除去して平滑化することができるため、この点において
も高精度の研磨加工が可能となる。さらに、本実施例に
よれば、工具板にヒンジ部を設ける構成であるので、構
造が簡単で、工具は小型化され、さらに、工具の製作コ
ストを下げることができる。また、工具寿命がきたら、
ゴム部材の部分で工具を取り外しこの部分だけを新しい
工具に交換すれば良く、残りの部分は再利用することが
できるので、工具のコストを下げることもできる。
例における研磨工具によれば、横方向に剛性が高いた
め、除去位置ずれがなく、さらに、縦方向には剛性が低
いため、被加工物の凹凸に追従して均一な研磨圧力が得
られるため、高精度の研磨加工が可能となる。また、分
割した硬い小工具板の作用で、リップルの山を選択的に
除去して平滑化することができるため、この点において
も高精度の研磨加工が可能となる。さらに、本実施例に
よれば、工具板にヒンジ部を設ける構成であるので、構
造が簡単で、工具は小型化され、さらに、工具の製作コ
ストを下げることができる。また、工具寿命がきたら、
ゴム部材の部分で工具を取り外しこの部分だけを新しい
工具に交換すれば良く、残りの部分は再利用することが
できるので、工具のコストを下げることもできる。
【0038】次に、本発明の第2の実施例について図6
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0039】前述した第1の実施例においては、両工具
板10間のヒンジ部12が弾性変形することによって分
割した工具板10,10の間の曲げあるいは回転を可能
にしている。この構造は機構が簡単であり、工具コスト
を下げることができるという効果を有するものであるけ
れども、ヒンジ部12の変形が弾性変形であるために、
必ず復元力が伴ない、そして、大きな変形をさせてしま
うとヒンジ部12が塑性変形してしまうために、その回
転角には限界がある。そのため、被加工物の表面形状が
非常に大きな曲率変化をもっている場合、ヒンジ部12
の回転角の限界が問題となる。そこで、本発明の第2の
実施例では、このような被加工物であっても良好な研磨
加工を行なうことができるようにするためのものであ
る。
板10間のヒンジ部12が弾性変形することによって分
割した工具板10,10の間の曲げあるいは回転を可能
にしている。この構造は機構が簡単であり、工具コスト
を下げることができるという効果を有するものであるけ
れども、ヒンジ部12の変形が弾性変形であるために、
必ず復元力が伴ない、そして、大きな変形をさせてしま
うとヒンジ部12が塑性変形してしまうために、その回
転角には限界がある。そのため、被加工物の表面形状が
非常に大きな曲率変化をもっている場合、ヒンジ部12
の回転角の限界が問題となる。そこで、本発明の第2の
実施例では、このような被加工物であっても良好な研磨
加工を行なうことができるようにするためのものであ
る。
【0040】図6は、本実施例における工具板の斜視図
であり、この他の構成は第1の実施例と同様であり、そ
れらの詳細な説明は省略する。本実施例の工具板10
a,10bは、隣り合う側端面がそれぞれ凸形状と凹形
状に形成され、これらの凹凸形状を噛み合わせるように
突き合わせた状態でピン13で連結するピンジョイント
12aの構成により連結されている。このようなピンジ
ョイント12aを用いることにより、第1の実施例にお
けるヒンジ部12の弾性変形を用いて回転させる方法と
比較して、回転角を大きく取ることができ、しかも復元
力のない回転運動が実現できる。工具板10a,10b
を矢印B方向に運動させることにより、リップルを選択
的に除去できることは、第1の実施例と同じであり、な
おかつ、非常に大きな曲率変化や非常に大きな非球面量
をもつ被加工物を加工する場合でも、リップルの選択的
除去が可能であり、高精度の加工が可能となる。
であり、この他の構成は第1の実施例と同様であり、そ
れらの詳細な説明は省略する。本実施例の工具板10
a,10bは、隣り合う側端面がそれぞれ凸形状と凹形
状に形成され、これらの凹凸形状を噛み合わせるように
突き合わせた状態でピン13で連結するピンジョイント
12aの構成により連結されている。このようなピンジ
ョイント12aを用いることにより、第1の実施例にお
けるヒンジ部12の弾性変形を用いて回転させる方法と
比較して、回転角を大きく取ることができ、しかも復元
力のない回転運動が実現できる。工具板10a,10b
を矢印B方向に運動させることにより、リップルを選択
的に除去できることは、第1の実施例と同じであり、な
おかつ、非常に大きな曲率変化や非常に大きな非球面量
をもつ被加工物を加工する場合でも、リップルの選択的
除去が可能であり、高精度の加工が可能となる。
【0041】次に、本発明の第3の実施例について図7
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0042】前述した第1および第2の実施例では、工
具を一方向に並べて連結した構成であり、その並列方向
に工具を運動させることによって、その並列方向のリッ
プル形状を選択的に除去することを可能にするものであ
るが、本実施例では2次元的なリップル形状であっても
これを選択的に除去することができるようにするもので
ある。
具を一方向に並べて連結した構成であり、その並列方向
に工具を運動させることによって、その並列方向のリッ
プル形状を選択的に除去することを可能にするものであ
るが、本実施例では2次元的なリップル形状であっても
これを選択的に除去することができるようにするもので
ある。
【0043】図7は、第3の実施例の研磨工具の上面図
であって、第1の実施例における図2の(a)に対応す
る図面である。4個の小さな分割工具板20a〜20d
を図示するように配列し、互いに隣接する分割工具板を
一対のヒンジ部22でそれぞれ連結する構造となってお
り、各分割工具板20a〜20dの上面中央部に固定さ
れたゴム部材(不図示)を介して着脱自在に取り付けら
れる第2のシャフト25a〜25dと研磨装置(不図
示)に取り付けられた第1のシャフト23は、中央の第
1のシャフト23の部分から4方向に延びる2枚の板ば
ねからなる平行板ばね24を介して接続されている。ま
た、各分割工具板20a〜20dの下面には、第1の実
施例と同様に、研磨材(不図示)が貼着されている。
であって、第1の実施例における図2の(a)に対応す
る図面である。4個の小さな分割工具板20a〜20d
を図示するように配列し、互いに隣接する分割工具板を
一対のヒンジ部22でそれぞれ連結する構造となってお
り、各分割工具板20a〜20dの上面中央部に固定さ
れたゴム部材(不図示)を介して着脱自在に取り付けら
れる第2のシャフト25a〜25dと研磨装置(不図
示)に取り付けられた第1のシャフト23は、中央の第
1のシャフト23の部分から4方向に延びる2枚の板ば
ねからなる平行板ばね24を介して接続されている。ま
た、各分割工具板20a〜20dの下面には、第1の実
施例と同様に、研磨材(不図示)が貼着されている。
【0044】以上のように構成された研磨工具におい
て、第1のシャフト23は、図示しない研磨装置によ
り、被加工物の方に押し付けられ、そして、図中C方向
およびD方向の2次元的な運動が付与される。ここで、
2次元的な運動とは、C方向あるいはD方向、またはC
方向とD方向を組み合わせた運動のことで、例えば、円
運動等であってもよい。そして、第2のシャフト25a
〜25dは平行板ばね24で第1のシャフト23に連結
されていることから、第2のシャフト25a〜25dも
被加工物の方へ押し付けられるとともにCD方向の2次
元的に運動される。
て、第1のシャフト23は、図示しない研磨装置によ
り、被加工物の方に押し付けられ、そして、図中C方向
およびD方向の2次元的な運動が付与される。ここで、
2次元的な運動とは、C方向あるいはD方向、またはC
方向とD方向を組み合わせた運動のことで、例えば、円
運動等であってもよい。そして、第2のシャフト25a
〜25dは平行板ばね24で第1のシャフト23に連結
されていることから、第2のシャフト25a〜25dも
被加工物の方へ押し付けられるとともにCD方向の2次
元的に運動される。
【0045】そして、各工具板20a〜20dは、それ
ぞれのヒンジ部22の弾性変形によりヒンジ部22を中
心に折れ曲がり回転することができ、さらに、平行板ば
ね24により第1のシャフト23に連結されているため
に、前述した第1の実施例において説明したと同様の作
用効果を奏することができるとともに、本実施例におい
ては、さらに、図7におけるC方向とD方向の2方向の
リップルに対して選択的な除去が可能となる。
ぞれのヒンジ部22の弾性変形によりヒンジ部22を中
心に折れ曲がり回転することができ、さらに、平行板ば
ね24により第1のシャフト23に連結されているため
に、前述した第1の実施例において説明したと同様の作
用効果を奏することができるとともに、本実施例におい
ては、さらに、図7におけるC方向とD方向の2方向の
リップルに対して選択的な除去が可能となる。
【0046】次に、本発明の第4の実施例について図8
の(a)および(b)を参照して説明する。
の(a)および(b)を参照して説明する。
【0047】図8の(a)は本発明の第4の実施例にお
ける工具板の上面図であり、図8の(b)は本発明の第
4の実施例における研磨工具の上面図である。
ける工具板の上面図であり、図8の(b)は本発明の第
4の実施例における研磨工具の上面図である。
【0048】本実施例における工具板は、略円板状の板
部材を6等分するように放射状に延びる6個のスリット
31を設けて、幅の狭いヒンジ部32を形成し、6個の
扇形形状の分割工具板30(30a,30b……)を形
成するものである。2枚の板ばねからなる平行板ばね3
4は、その中心部分に第1のシャフト33が接着材等に
より固定され、中心部分から6方向に延びる端部部分に
は、各分割工具板30(30a,30b……)の中央部
に固定したゴム部材(不図示)を介して取り付けられる
第2のシャフト35(35a,35b……)が固定され
ている。なお、その他の構成は第1の実施例と同様の構
成である。
部材を6等分するように放射状に延びる6個のスリット
31を設けて、幅の狭いヒンジ部32を形成し、6個の
扇形形状の分割工具板30(30a,30b……)を形
成するものである。2枚の板ばねからなる平行板ばね3
4は、その中心部分に第1のシャフト33が接着材等に
より固定され、中心部分から6方向に延びる端部部分に
は、各分割工具板30(30a,30b……)の中央部
に固定したゴム部材(不図示)を介して取り付けられる
第2のシャフト35(35a,35b……)が固定され
ている。なお、その他の構成は第1の実施例と同様の構
成である。
【0049】以上のように構成された研磨工具において
は、第1のシャフト33は、図示しない研磨装置によ
り、被加工物の方に押し付けられ、そして、図中E,F
およびG方向に運動が付与されると、第1のシャフト3
3に平行板ばね34を介して連結されている第2のシャ
フト35(35a,35b……)も、被加工物の方に押
し付けられるとともにE,FおよびG方向に運動する。
そして、各工具板30(30a,30b……)は、それ
ぞれのヒンジ部32の弾性変形によりヒンジ部32を中
心に折れ曲がることができ、さらに、平行板ばね34に
より第1のシャフト33に連結されているために、前述
した第1の実施例において説明したと同様の作用効果を
奏することができるとともに、本実施例においては、さ
らに、図中E,FおよびG方向の3方向のリップルに対
して選択的な除去が可能となる。
は、第1のシャフト33は、図示しない研磨装置によ
り、被加工物の方に押し付けられ、そして、図中E,F
およびG方向に運動が付与されると、第1のシャフト3
3に平行板ばね34を介して連結されている第2のシャ
フト35(35a,35b……)も、被加工物の方に押
し付けられるとともにE,FおよびG方向に運動する。
そして、各工具板30(30a,30b……)は、それ
ぞれのヒンジ部32の弾性変形によりヒンジ部32を中
心に折れ曲がることができ、さらに、平行板ばね34に
より第1のシャフト33に連結されているために、前述
した第1の実施例において説明したと同様の作用効果を
奏することができるとともに、本実施例においては、さ
らに、図中E,FおよびG方向の3方向のリップルに対
して選択的な除去が可能となる。
【0050】次に、本発明の第5の実施例について図9
の(a)および(b)を参照して説明する。
の(a)および(b)を参照して説明する。
【0051】図9の(a)は本発明の第5の実施例にお
ける工具板の上面図であり、図9の(b)は本発明の第
5の実施例における研磨工具の上面図である。
ける工具板の上面図であり、図9の(b)は本発明の第
5の実施例における研磨工具の上面図である。
【0052】本実施例では、分割した小工具板40を縦
横に多数並列させた構造を有するものであり、分割工具
板40の隣り合う部分は一対のヒンジ部42により連結
されている。加圧機構を構成する平行板ばね44は、隣
接する4個の分割工具板40(例えば、40a〜40
d)を一組として、第1のシャフト43と第2のシャフ
ト45(45a〜45d)を接続するように構成する。
図示する実施例では16個の分割工具板40に対して4
個の平行板ばね44をそれぞれ組み込んでいる。このよ
うに構成される本実施例においては、第1および第2の
シャフト43,45および平行板ばね44の構成によ
り、前述した各実施例で説明したものと同様の作用効果
を奏するものであり、さらに、ヒンジ部42の機能も前
述した各実施例で説明したものと同じであり、リップル
に対して選択的な除去が可能である。さらに、本実施例
では、工具板40を多数並列してあるので、一度に大面
積の加工が可能であり、加工時間を短縮することができ
る。このことから加工コストを下げることができる。
横に多数並列させた構造を有するものであり、分割工具
板40の隣り合う部分は一対のヒンジ部42により連結
されている。加圧機構を構成する平行板ばね44は、隣
接する4個の分割工具板40(例えば、40a〜40
d)を一組として、第1のシャフト43と第2のシャフ
ト45(45a〜45d)を接続するように構成する。
図示する実施例では16個の分割工具板40に対して4
個の平行板ばね44をそれぞれ組み込んでいる。このよ
うに構成される本実施例においては、第1および第2の
シャフト43,45および平行板ばね44の構成によ
り、前述した各実施例で説明したものと同様の作用効果
を奏するものであり、さらに、ヒンジ部42の機能も前
述した各実施例で説明したものと同じであり、リップル
に対して選択的な除去が可能である。さらに、本実施例
では、工具板40を多数並列してあるので、一度に大面
積の加工が可能であり、加工時間を短縮することができ
る。このことから加工コストを下げることができる。
【0053】次に、本発明の第6の実施例について図1
0を参照して説明する。
0を参照して説明する。
【0054】本実施例においては、工具板10の上面
に、ゴム部材7に対応する部位に穴51を開けた補強板
50を接着したものであり、その他の構造は、前述した
第1の実施例と同じであって、同一部材には同じ符号を
付して、その詳細な説明は省略する。すなわち、本実施
例は、前述した第1の実施例の作用効果に加えて、補強
板50を設けたことにより、次のようなメリットがあ
る。
に、ゴム部材7に対応する部位に穴51を開けた補強板
50を接着したものであり、その他の構造は、前述した
第1の実施例と同じであって、同一部材には同じ符号を
付して、その詳細な説明は省略する。すなわち、本実施
例は、前述した第1の実施例の作用効果に加えて、補強
板50を設けたことにより、次のようなメリットがあ
る。
【0055】補強板50を工具板10に接着したことか
ら、分割した工具板10の剛性を高くすることができ、
リップル修正能力が高くなり、さらに、工具板10の厚
さに関係なく分割した工具板10の剛性を高くすること
ができるので、工具板10は可能な限り薄くすることが
できる。したがって、工具板10の曲げ変形による反力
を格段に小さくすることができ、より大きな曲率変化に
も対応することができる。また、補強板50に設けられ
た穴51にゴム部材7を挿入する構成であるために、ゴ
ム部材7と工具板10との接着強度が低くても工具の耐
久性が落ちることがなく、ゴム部材7と工具板10との
接着強度を低くしてもよい。
ら、分割した工具板10の剛性を高くすることができ、
リップル修正能力が高くなり、さらに、工具板10の厚
さに関係なく分割した工具板10の剛性を高くすること
ができるので、工具板10は可能な限り薄くすることが
できる。したがって、工具板10の曲げ変形による反力
を格段に小さくすることができ、より大きな曲率変化に
も対応することができる。また、補強板50に設けられ
た穴51にゴム部材7を挿入する構成であるために、ゴ
ム部材7と工具板10との接着強度が低くても工具の耐
久性が落ちることがなく、ゴム部材7と工具板10との
接着強度を低くしてもよい。
【0056】さらに、本発明の第7の実施例について図
11を参照して説明する。
11を参照して説明する。
【0057】本実施例においては、第2のシャフト5の
先端部62を鋭利な形状にするとともに、工具板10の
上面に接着した補強板60に凹部61を設け、第2のシ
ャフト5の鋭利な先端部62を補強板60の凹部61に
差し込んで、いわゆるカンザシと呼ばれる構造とするも
のである。なお、その他の構造は、前述した第1の実施
例と同じであって、同一部材には同じ符号を付して、そ
の詳細な説明は省略する。すなわち、本実施例は、前述
した第1の実施例の作用効果に加えて、工具板10をカ
ンザシと呼ばれる構造により保持することにより、工具
板10は、ゴム部材を介して第2のシャフトに取り付け
る場合に比べて、第2のシャフト5に対する揺動が容易
となり、被加工物15の表面形状に容易に追従しならう
ことができ、大きな曲率変化に対応することができるよ
うになり、さらに、環境の影響で物性の変化しやすいゴ
ム部材を使用しないことで安定した性能が確保できる。
先端部62を鋭利な形状にするとともに、工具板10の
上面に接着した補強板60に凹部61を設け、第2のシ
ャフト5の鋭利な先端部62を補強板60の凹部61に
差し込んで、いわゆるカンザシと呼ばれる構造とするも
のである。なお、その他の構造は、前述した第1の実施
例と同じであって、同一部材には同じ符号を付して、そ
の詳細な説明は省略する。すなわち、本実施例は、前述
した第1の実施例の作用効果に加えて、工具板10をカ
ンザシと呼ばれる構造により保持することにより、工具
板10は、ゴム部材を介して第2のシャフトに取り付け
る場合に比べて、第2のシャフト5に対する揺動が容易
となり、被加工物15の表面形状に容易に追従しならう
ことができ、大きな曲率変化に対応することができるよ
うになり、さらに、環境の影響で物性の変化しやすいゴ
ム部材を使用しないことで安定した性能が確保できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の小研磨工具を面外方向に回転自在に連結すること
により、被加工物の大きな曲率変化に追従することがで
き、そして、リップルに対しては追従することなく選択
的にその山を除去することができ、リップル修正能力の
高い工具を実現でき、高精度の加工が可能となる。
複数の小研磨工具を面外方向に回転自在に連結すること
により、被加工物の大きな曲率変化に追従することがで
き、そして、リップルに対しては追従することなく選択
的にその山を除去することができ、リップル修正能力の
高い工具を実現でき、高精度の加工が可能となる。
【0059】また、複数の小研磨工具をヒンジ部やピン
ジョイント等により連結することにより研磨工具を構成
することができ、簡単な構造でかつ小型化が可能であ
り、また、隣接する小研磨工具間の剛性を下げることが
でき、大きな曲率変化をもつ被加工物に対応できる。さ
らに、複数の小研磨工具に対して補強板を接着すること
によって各小研磨工具の剛性を高めることができ、容易
にリップル修正能力の高めることができる。
ジョイント等により連結することにより研磨工具を構成
することができ、簡単な構造でかつ小型化が可能であ
り、また、隣接する小研磨工具間の剛性を下げることが
でき、大きな曲率変化をもつ被加工物に対応できる。さ
らに、複数の小研磨工具に対して補強板を接着すること
によって各小研磨工具の剛性を高めることができ、容易
にリップル修正能力の高めることができる。
【0060】さらに、本発明によれば、平行板ばねを加
圧機構に用いることにより、被加工物の凹凸形状に影響
されることなく研磨圧力を一定にすることができ、そし
て、摩擦力など横方向の力がかかっても、これに拮抗し
て研磨位置がずれることがなく、高精度な研磨加工が可
能となる。
圧機構に用いることにより、被加工物の凹凸形状に影響
されることなく研磨圧力を一定にすることができ、そし
て、摩擦力など横方向の力がかかっても、これに拮抗し
て研磨位置がずれることがなく、高精度な研磨加工が可
能となる。
【0061】また、本発明によれば、研磨工具の構造を
簡単にすることができ、工具部分を容易に着脱可能な構
造とすることができ、工具部分の交換が容易となり、そ
の他の加圧機構等は再利用することができ、コスト的に
も有利である。
簡単にすることができ、工具部分を容易に着脱可能な構
造とすることができ、工具部分の交換が容易となり、そ
の他の加圧機構等は再利用することができ、コスト的に
も有利である。
【図1】本発明における第1の実施例の研磨工具を示す
模式断面図である。
模式断面図である。
【図2】(a)は、本発明における第1の実施例の研磨
工具の上面図であり、図2の(b)は、同じく第1の実
施例の研磨工具における工具板の上面図である。
工具の上面図であり、図2の(b)は、同じく第1の実
施例の研磨工具における工具板の上面図である。
【図3】本発明の研磨工具に用いる平行板ばねの特性を
説明するための概略図である。
説明するための概略図である。
【図4】本発明における第1の実施例の研磨工具により
リップル形状を有する被加工物を加工する態様を示す模
式断面図である。
リップル形状を有する被加工物を加工する態様を示す模
式断面図である。
【図5】(a)および(b)は本発明の研磨工具におけ
るヒンジ部の構造を示す部分的な斜視図であり、(c)
および(d)はさらに他のヒンジ部の構造を示す部分的
な斜視図と断面図である。
るヒンジ部の構造を示す部分的な斜視図であり、(c)
および(d)はさらに他のヒンジ部の構造を示す部分的
な斜視図と断面図である。
【図6】本発明における第2の実施例の研磨工具の工具
板の連結部を説明するための斜視図である。
板の連結部を説明するための斜視図である。
【図7】本発明における第3の実施例の研磨工具の上面
図である。
図である。
【図8】(a)は本発明における第4の実施例の工具板
の上面図であり、(b)は本発明における第4の実施例
の研磨工具の上面図である。
の上面図であり、(b)は本発明における第4の実施例
の研磨工具の上面図である。
【図9】(a)は本発明における第5の実施例の工具板
の上面図であり、(b)は本発明における第5の実施例
の研磨工具の上面図である。
の上面図であり、(b)は本発明における第5の実施例
の研磨工具の上面図である。
【図10】本発明における第6の実施例の研磨工具を示
す模式断面図である。
す模式断面図である。
【図11】本発明における第7の実施例の研磨工具を示
す模式断面図である。
す模式断面図である。
【図12】従来の非球面用の研磨工具の構造を示す概略
図である。
図である。
【図13】(a)ないし(c)は従来の研磨工具の研磨
態様を説明するための概略図である。
態様を説明するための概略図である。
1 研磨工具 2 第1のシャフト 3 接着材 4 平行板ばね 5 第2のシャフト 6 接着材 7 ゴム部材 10 工具板 11 研磨材 12 ヒンジ部 10a,10b 工具板 12a ピンジョイント 13 ピン 15 被加工物 20a〜20d 工具板 22 ヒンジ部 23 第1のシャフト 24 平行板ばね 25a〜25d 第2のシャフト 30a〜30f 工具板 31 スリット 32 ヒンジ部 33 第1のシャフト 34 平行板ばね 35a〜35f 第2のシャフト 40a〜40d 工具板 42 ヒンジ部 43 第1のシャフト 44 平行板ばね 45a〜45d 第2のシャフト 50 補強板 51 穴 60 補強板 61 凹部 62 鋭利な先端部
Claims (13)
- 【請求項1】 被加工物に対して押し付けながら相対運
動させることにより除去加工する研磨工具において、複
数の小研磨工具を有し、それぞれ隣り合う小研磨工具は
加工面に対して面外方向すなわち曲げ方向に回転自在に
連結されていることを特徴とする研磨工具。 - 【請求項2】 小研磨工具はシート状の研磨材を貼り付
けた小さな板部材で構成され、それぞれ隣り合う板部材
が相互に曲げ変形できるようにヒンジ部により連結され
ていることを特徴とする請求項1記載の研磨工具。 - 【請求項3】 小研磨工具はシート状の研磨材を貼り付
けた小さな板部材で構成され、それぞれ隣り合う板部材
が相互に曲げ変形できるようにピンジョイントにより連
結されていることを特徴とする請求項1記載の研磨工
具。 - 【請求項4】 シート状の研磨材はポリウレタンまたは
ピッチであることを特徴とする請求項2または3記載の
研磨工具。 - 【請求項5】 シート状の研磨材を貼り付けた小さな板
部材には該板部材を補強する補強板が接着固定されてい
ることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に
記載の研磨工具。 - 【請求項6】 第1のシャフトと、複数の第2のシャフ
トと、前記第1および第2のシャフトに固定され、前記
第1および第2のシャフトを垂直方向に移動可能に連結
する平行板ばねと、前記複数の第2のシャフトの先端部
にそれぞれ揺動可能に装着される複数の小研磨工具とを
有し、それぞれ隣り合う前記小研磨工具は加工面に対し
て面外方向すなわち曲げ方向に回転自在に連結されてい
ることを特徴とする研磨工具。 - 【請求項7】 前記第2のシャフトの先端部が、前記複
数の小研磨工具にそれぞれ固定されたゴム部材にそれぞ
れ着脱自在に挿入されていることを特徴とする請求項6
記載の研磨工具。 - 【請求項8】 小研磨工具はシート状の研磨材を貼り付
けた小さな板部材で構成され、それぞれ隣り合う板部材
が相互に曲げ変形できるようにヒンジ部により連結され
ていることを特徴とする請求項6または7記載の研磨工
具。 - 【請求項9】 小研磨工具はシート状の研磨材を貼り付
けた小さな板部材で構成され、それぞれ隣り合う板部材
が相互に曲げ変形できるようにピンジョイントにより連
結されていることを特徴とする請求項6または7記載の
研磨工具。 - 【請求項10】 シート状の研磨材はポリウレタンまた
はピッチであることを特徴とする請求項6ないし9のい
ずれか1項に記載の研磨工具。 - 【請求項11】 シート状の研磨材を貼り付けた小さな
板部材には該板部材を補強する補強板が接着固定されて
いることを特徴とする請求項6ないし10のいずれか1
項に記載の研磨工具。 - 【請求項12】 小研磨工具はシート状の研磨材を貼り
付けた小さな板部材と該板部材を補強するように接着さ
れた補強板とで構成され、それぞれ隣り合う板部材が相
互に曲げ変形できるようにヒンジ部またはピンジョイン
トにより連結され、前記補強板にはゴム部材を嵌合する
ための穴が形成されていることを特徴とする請求項7記
載の研磨工具。 - 【請求項13】 第1のシャフトと、複数の第2のシャ
フトと、前記第1および第2のシャフトに固定され、前
記第1および第2のシャフトを垂直方向に移動可能に連
結する平行板ばねと、前記複数の第2のシャフトの先端
部にそれぞれ揺動可能に装着される複数の小研磨工具と
を有し、前記複数の小研磨工具は、それぞれ、小さな板
部材と該板部材の一面に貼り付けられたシート状の研磨
材と該板部材の他面に接着された補強板とを有するとと
もに前記板部材はそれぞれ隣り合う部分が相互に曲げ変
形できるように連結されて構成され、前記第2のシャフ
トの先端部に鋭利な突起部分を設け、該突起部分が前記
補強板に設けた凹部に係合することを特徴とする研磨工
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11103513A JP2000296449A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 研磨工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11103513A JP2000296449A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 研磨工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000296449A true JP2000296449A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14356049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11103513A Pending JP2000296449A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 研磨工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000296449A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003081659A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-19 | Olympus Optical Co Ltd | 光学素子の製造方法 |
| DE102004049951A1 (de) * | 2004-10-13 | 2006-04-20 | Schneider Gmbh + Co. Kg | Hochdynamische Linsenbearbeitungsmaschine |
| JP2007296594A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Topcon Corp | 光学円筒面の研磨方法、この研磨方法に用いる研磨装置及びこの研磨装置に用いる研磨工具研磨装置 |
| WO2014132782A1 (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-04 | 株式会社神戸製鋼所 | 研磨工具 |
| CN106239312A (zh) * | 2016-08-02 | 2016-12-21 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | 一种基于平行四边形机构的磨头连接装置 |
-
1999
- 1999-04-12 JP JP11103513A patent/JP2000296449A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003081659A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-19 | Olympus Optical Co Ltd | 光学素子の製造方法 |
| DE102004049951A1 (de) * | 2004-10-13 | 2006-04-20 | Schneider Gmbh + Co. Kg | Hochdynamische Linsenbearbeitungsmaschine |
| US7357054B2 (en) | 2004-10-13 | 2008-04-15 | Schneider Gmbh & Co. Kg | Highly dynamic processing machine for lenses |
| JP2007296594A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Topcon Corp | 光学円筒面の研磨方法、この研磨方法に用いる研磨装置及びこの研磨装置に用いる研磨工具研磨装置 |
| WO2014132782A1 (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-04 | 株式会社神戸製鋼所 | 研磨工具 |
| JP2014161967A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Kobe Steel Ltd | 研磨工具 |
| CN105073342A (zh) * | 2013-02-26 | 2015-11-18 | 株式会社神户制钢所 | 研磨工具 |
| US9505100B2 (en) | 2013-02-26 | 2016-11-29 | Kobe Steel, Ltd. | Grinding tool |
| CN106239312A (zh) * | 2016-08-02 | 2016-12-21 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | 一种基于平行四边形机构的磨头连接装置 |
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