JP2000296950A - ウェブ継ぎ装置及び継ぎウェブ生成方法 - Google Patents

ウェブ継ぎ装置及び継ぎウェブ生成方法

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JP2000296950A
JP2000296950A JP11103266A JP10326699A JP2000296950A JP 2000296950 A JP2000296950 A JP 2000296950A JP 11103266 A JP11103266 A JP 11103266A JP 10326699 A JP10326699 A JP 10326699A JP 2000296950 A JP2000296950 A JP 2000296950A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ウェブ継ぎ装置及び継ぎウェブ生
成方法に関し、バットスプライス法によるウェブ継ぎを
完全自動化して、効率的なウェブ継ぎを実現できるよう
にする。 【解決手段】 小径ロールのウェブ3′の巻出しを停止
した状態でウェブ3′を保持する第1の保持手段19
と、新たな大径ロールのウェブ3″を巻出して小径ロー
ルのウェブ3′と重なり合うように通紙する通紙手段1
2と、通紙された新たな大径ロールのウェブ3″を保持
する第2の保持手段18と、重なり合う両ウェブ3′,
3″を巾方向に同時に切断する切断手段31と、小径ロ
ールのウェブ3′の下流側切断辺と新たな大径ロールの
ウェブ3″の上流側切断辺とに跨がって接合部材を貼付
する貼付手段27,27′とをそなえるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大径の巻出しロー
ルから小径の製品巻取りロールを製造する際に自動でウ
ェブ継ぎを行なう装置及び方法に関し、特に、抄紙機用
ワインダ及び特殊コータ等に用いて好適の、ウェブ継ぎ
装置及び継ぎウェブ生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、製紙工場では大径広幅の巻取紙
(以下、巻出しロール又は巻戻しロールという)を製造
し、その後ワインダと呼ばれる装置を用いてこの巻取紙
からユーザが求める寸法の小径の巻取紙(製品巻取りロ
ール)を製造する。このような製品巻取りロールの巻取
り時に、巻出しロールの残量が少なくなると、この巻出
しロールの次に待機している巻出しロールの先端との間
でウェブ継ぎ(紙継ぎ)を行ない、このウェブ継ぎ後、
製品巻取りロールへの巻取りを再開する。
【0003】このようなウェブ継ぎに関しては、従来よ
り種々の装置や方法が提案されており、例えば、特開昭
52−137012号公報には、図19に示すような装
置が開示されている。ここで、図19は、大径の巻出し
ロール(巻戻しロール)2からウェブ(紙)3を巾方向
でスリッティングしながら小形の製品巻取りロール1を
製造する抄紙機用ワインダWに付設されたウェブ継ぎ装
置の一例を示す図であって、大径の巻出しロール(以
下、大径ロールと略す)2から巻き戻されるウェブ3は
ガイドロール4,5を通ってスリッタ(紙切りナイフ)
7に供給され、この紙切りナイフ7で所定巾に切断され
る。そして、その後ガイドロール6を通り、巻取りドラ
ム8とライダロール9とで巻き取られて製品巻取りロー
ル1として巻き取られていく。
【0004】ところで、この公報では、残量が少なくな
ったときの巻出しロール(以下、旧ロール又は小径巻出
しロールという)2′と、待機している次の大径ロール
(新ロールともいう)2との間でのウェブ継ぎ(紙継
ぎ)は徐動で行なわれると説明しているが、このような
方式のウェブ継ぎ装置は、いまだ準静的に行なわれてい
るのが実情である。
【0005】すなわち、このような紙継ぎ時には、一旦
ワインダWを停止させ、ウェブ3に所定の張力を与えな
がら小径巻出しロール2′をつかみ装置14で上方に持
ち上げて、待機していた大径ロール2をトランスファレ
ール50に沿って所定の巻出し位置(図中、左側の大径
ロール2の位置)に搬入する。この大径ロール2のウェ
ブ先端部には、両面テープaが略全巾に亘って予め貼付
されており、大径ロール2が巻出し位置に搬入される
と、この大径ロール2の両面テープaの位置が、図19
に示す貼り付けロール(又は、押し付けロールともい
う)16の押し付け位置の直前となるように大径ロール
2の回転位相を調整する。そして、押し付けロール16
で小径巻出しロール2′のウェブ3を大径ロール2の両
面テープaに押し付ける。その後、全巾の紙切りナイフ
17を作動させ、小径巻出しロール2′の余分なウェブ
を切断し、再度、この状態で徐動に入り、巻取りを再開
するのである。
【0006】なお、ウェブ3の接着強度は、押し付けロ
ール16と大径ロール2とにより形成されるニップ(押
し付け部)を両面テープaが通過する際に与えられる。
また、大径ロール2への両面接着テープaの貼り付け
は、特公平2−038497号公報に開示されている装
置等により行なわれる。この場合、大径ロール2のロー
ル軸心に対して平行に全巾に亘って直線的にテープが貼
り付けられる。このような両面接着テープ貼り付け装置
は、現に商業オフセット印刷機等では実用化されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、主に装置の物理的な制約により、
図20に示すように、両面テープaと小径巻出しロール
2′の切断テール端との距離(これをテール長ともい
う)Lが数十cm〜1m程度と大きくなるという課題が
あった。
【0008】このため、従来は両面テープaが製品巻取
りロール1の表層部に到達すると、再度ワインダWを停
止させて、エンドユーザの印刷機や塗工機の障害となら
ないように、テール部分を人手により除去する必要があ
った。なお、このときに要求されるテール長Lの寸法
は、全巾に亘って0〜2mmである。また、従来の技術
では、ウェブ3を一方の縁部から他方の縁部に向かって
切断しようとすると、未切断部分にウェブ3の張力が集
中してしまい、切断終了側の縁部でウェブ3が破断して
しまう場合があった。このため、一方の縁部から他方の
縁部に向かってウェブ3を直線状に切断するのが困難で
あった。
【0009】また、このようなウェブ継ぎは、大径ロー
ル2の巻出し1回毎に必ず必要となるため、トータルと
して相当な稼働ロスとなる。例えば、1回のウェブ継ぎ
のロス時間を2分,1時間当たりの大径ロール2の巻出
しを2回,工場が1日24時間稼働で年間350日稼働
と仮定すると、 2(分/回)×2(回/h)×24(h/日)×350
(日/年)=33600分/年=560h/年 と、非常に大きな稼働ロスとなる。したがって、このよ
うな稼働ロスを極力抑制したいという要望がある。
【0010】ところで、ウェブ継ぎの手法としては、図
20に示すようなウェブ継ぎの手法(これをオーバラッ
プ法という)以外にも、2枚のウェブを重ね合わせ、こ
の重ね合わた部位で2枚のウェブを切断し、2枚のウェ
ブの切断端部を突き合わせてこの端部にテープを貼り付
ける、いわゆるバットスプライス法という手法も知られ
ている。なお、このバットスプライス法としては、ウェ
ブの片面側のみ接合する片面バットスプライス法や、ウ
ェブの両面側を接合する両面バットスプライス法があ
る。
【0011】このようなバットスプライス法によるウェ
ブ継ぎでは、2つのウェブの重合部がなく、テール長も
生じないため理想的なウェブ継ぎを行なうことができ
る。しかしながら、従来の技術では、バットスプライス
法によるウェブ継ぎは手間がかかり、上述したオーバラ
ップ法よりもさらに大きな稼働ロスが生じるという課題
がある。
【0012】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、バットスプライス法によるウェブ継ぎを完全
自動化して、効率的なウェブ継ぎを実現できるようにし
た、ウェブ継ぎ装置及び継ぎウェブ生成方法を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の巻出し部自動ウェブ継ぎ装置は、大径ロール
からウェブを巻出し製品ロールを製造する際に、該大径
ロールが所定の外径よりも小径になると該小径ロールの
ウェブと新たな大径ロールのウェブとを接合するウェブ
継ぎ装置において、該小径ロールのウェブの巻出しを停
止した状態で該ウェブを保持する第1の保持手段と、該
新たな大径ロールのウェブを巻出して該小径ロールのウ
ェブと重なり合うように通紙する通紙手段と、該通紙さ
れた新たな大径ロールのウェブを保持する第2の保持手
段と、該重なり合う両ウェブを巾方向に同時に切断する
切断手段と、該小径ロールのウェブの下流側切断辺と該
新たな大径ロールのウェブの上流側切断辺とに跨がって
接合部材を貼付する貼付手段とをそなえていることを特
徴としている。
【0014】また、請求項2記載の本発明の巻出し部自
動ウェブ継ぎ装置は、上記請求項1記載の構成におい
て、該両ウェブに所定の張力が付与されていることを特
徴としている。また、請求項3記載の本発明の巻出し部
自動ウェブ継ぎ装置は、上記請求項1又は2記載の構成
において、該第1及び該第2の保持手段が、該通紙方向
にオフセットされた位置で該両ウェブを互いに反対側か
ら保持するよう配設され、該切断手段が該オフセット領
域内に位置するよう該第1及び該第2の保持手段のいず
れか一方の側に設けられ、該貼付手段が該オフセット領
域内に位置するよう該第1及び該第2の保持手段のいず
れか一方又は両方に設けられていることを特徴としてい
る。
【0015】また、請求項4記載の本発明の巻出し部自
動ウェブ継ぎ装置は、上記請求項3記載の構成におい
て、該第1及び該第2の保持手段が、該両ウェブから離
隔する待機位置へ移動可能に構成されていることを特徴
としている。また、請求項5記載の本発明の巻出し部自
動ウェブ継ぎ装置は、上記請求項3又は4記載の構成に
おいて、該第1及び該第2の保持手段が、負圧による吸
引力により該両ウェブを保持するサクションボックスと
してそれぞれ構成されていることを特徴としている。
【0016】また、請求項6記載の本発明の巻出し部自
動ウェブ継ぎ装置は、上記請求項1又は3記載の構成に
おいて、該貼付手段が、該第1及び該第2の保持手段に
よる該ウェブの保持前にウェブ巾方向に所定長さの一本
の該接合部材を予め保持可能に構成されていることを特
徴としている。また、請求項7記載の本発明の巻出し部
自動ウェブ継ぎ装置は、上記請求項1又は3記載の構成
において、該貼付手段が、該ウェブ巾方向に移動しつつ
テープ状の該接合部材をウェブに貼付可能に構成されて
いることを特徴としている。
【0017】また、請求項8記載の本発明の巻出し部自
動ウェブ継ぎ装置は、上記請求項1又は3記載の構成に
おいて、該切断手段が、該ウェブ巾方向に移動しつつ該
ウェブを切断する回転刃であることを特徴としている。
なお、切断ウエブの前後の抑えが十分な場合は固定刃を
用いてもよい。また、請求項9記載の本発明の巻出し部
自動ウェブ継ぎ装置は、上記請求項1,3,6,7のい
ずれか1項に記載のウェブ継ぎ装置の構成において、該
貼付手段が、該接合部材を該ウェブに押圧する部材を有
することを特徴としている。
【0018】また、請求項10記載の本発明の巻出し部
自動ウェブ継ぎ装置は、上記請求項1又は3記載の構成
において、該保持手段と該切断手段と該貼付手段とが1
つのユニットとして構成されていることを特徴としてい
る。また、請求項11記載の本発明の巻出し部自動ウェ
ブ継ぎ装置は、上記請求項1又は3記載の構成におい
て、該保持手段よりも下流側に、該両ウェブの接合部分
を押圧するピンチロールが配設されていることを特徴と
している。
【0019】また、請求項12記載の本発明の巻出し部
自動ウェブ継ぎ装置は、上記請求項1又は3記載の構成
において、該通紙手段が、ウェブ巾方向の両側に各々回
動自在に配設され、回動軌跡の一部に該通紙方向を含む
一対の無端部材と、該一対の無端部材間に掛け渡され該
新たな大径ロールのウェブの先端を把持しつつ回動する
把持部材とにより構成されていることを特徴としてい
る。
【0020】また、請求項13記載の本発明の巻出し部
自動ウェブ継ぎ装置は、上記請求項12記載の構成にお
いて、該通紙方向が、略鉛直方向であることを特徴とし
ている。また、請求項14記載の本発明の巻出し部自動
ウェブ継ぎ装置は、上記請求項1又は3記載の構成にお
いて、該通紙手段が、複数の吸引孔を有する中空部材よ
りなり、該新たな大径ロールのウェブの先端を吸引力に
より該中空部材で把持しつつ所定位置へ移動し、かつ該
所定位置で該大径ロールのウェブを吸引しつつ回転する
ことにより該大径ロールのウェブを鉛直方向に通紙する
よう構成されていることを特徴としている。
【0021】請求項15記載の本発明の継ぎウェブ生成
方法は、大径ロールからウェブを巻出し製品ロールを製
造する際に、該大径ロールが所定の外径よりも小径にな
ると該小径ロールのウェブと新たな大径ロールのウェブ
とを接合し継ぎウェブを生成する方法において、該小径
ロールのウェブの巻出しを停止し該ウェブを保持するス
テップと、該新たな大径ロールのウェブを巻出し該小径
ロールのウェブと重なり合うように通紙するステップ
と、該通紙された新たな大径ロールのウェブを保持する
ステップと、該重なり合う両ウェブを巾方向に同時に切
断するステップと、該小径ロールのウェブの下流側切断
辺と該新たな大径ロールのウェブの上流側切断辺とに跨
がって接合部材を貼付して該両ウェブを接合するステッ
プとをそなえていることを特徴としている。
【0022】また、請求項16記載の本発明の継ぎウェ
ブ生成方法は、請求項15記載の構成において、該両ウ
ェブの接合後、該両ウェブの接合部分を押圧するステッ
プをそなえていることを特徴としている。また、請求項
17記載の本発明の継ぎウェブ生成方法は、請求項15
又は16記載の構成において、上記各ステップを該両ウ
ェブ双方に所定の張力を付与した状態で行なうことを特
徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。 (a)第1実施形態の説明 まず、本発明の第1実施形態にかかるウェブ継ぎ装置に
ついて説明すると、本装置は、2つのウェブの端部を突
き合わせて接着テープ(接合部材)によりウェブを接合
する(バットスプライス法)ものである。
【0024】さて、図1はその全体構成を示す模式図で
あって、図中1は製品巻取りロール、2は大径巻出しロ
ール(又は大径巻戻しロール)、4〜6及び10はいず
れもガイドロール、7は紙切りナイフ(スリッタ)、8
は巻取りドラム、Wはワインダである。ワインダWは大
径ロール2から小径の製品巻取りロール1を製造するも
のであり、上述したガイドロール4〜6,紙切りナイフ
7及びガイドロール10に大径巻出しロール2のウェブ
3を通して、巻取りドラム8にてウェブ3を巻き取るよ
うになっている。また、図1では、いわゆる上巻出しタ
イプのワインダWを示している。
【0025】また、大径巻出しロール(以下、大径ロー
ルという)2はトランスファレール50上に載置されて
おり、このトランスファレール50上には別の大径ロー
ル2も待機している。そして、作業中の大径ロール2の
残紙量が減少して所定の径に達すると、待機している次
の大径ロール2との間でウェブ継ぎ(紙継ぎ)が行なわ
れるようになっている。なお、小径となった状態の巻出
しロールを、待機している大径ロール2と区別するた
め、以下では、小径ロール2′又は旧ロール2′とい
う。また、新たな大径ロール2を必要に応じて新ロール
という。さらに、ウェブについては、新ロール2のウェ
ブを符号3″で示すとともに、旧ロール2′のウェブを
符号3′で示し、これらを特に区別しない場合には、ウ
ェブを単に符号3で示す。
【0026】次に、本装置の要部について説明すると、
図2は本装置の要部構成を示す模式図である。なお、こ
の図2は、巻出しロール2′が小径となってワインダW
が減速後停止し旧ロール2′のウェブ3′と新ロール2
のウェブ3″との間でウェブ継ぎ(紙継ぎ)を行なう状
態を示している。さて、図2に示すように、ガイドロー
ル4とガイドロール5との間には、通紙装置(通紙手
段)12と、ウェブ重ね切り兼片面接着テープ貼付装置
20と、片面接着テープ貼付装置23とが設けられてい
る。また、ウェブ重ね切り兼片面接着テープ貼付装置2
0と、片面接着テープ貼付装置23とは、それぞれウェ
ブ3を挟んで反対側に設けられている。
【0027】各装置20,23は、支点11,11′を
中心にそれぞれ回動可能に構成されており、モータ又は
エアシリンダ等により図中仮想線で示す待機位置と実線
で示す作動位置との間で回動可能に構成されている。ま
た、各装置20,23は、図示するようにそれぞれ第1
及び第2の保持手段としての吸引箱(サクションボック
ス)19,18を備えている。これらの吸引箱18,1
9は、いずれも負圧により新旧のウェブ3″,3′を吸
引,保持するものであって、本実施形態では、各装置2
0,23が実線で示す作動位置になったときに、ウェブ
3′,3″と吸引箱19,18のウェブ当接面とが一致
するように設定されている。
【0028】また、2つの吸引箱18,19は、作動位
置では、ウェブ送り方向に沿って高さ位置が異なるよう
にオフセットしており、これら2つ吸引箱18,吸引箱
19の間には高さ方向にすき間(オフセット領域)が設
定されている。また、2つの吸引箱18,19の間(オ
フセット領域)には、後述する片面接着テープ34を貼
付するために十分な寸法が確保されている。
【0029】また、片面接着テープ貼付装置23に設け
られた吸引箱18の方がウェブ重ね切り兼片面接着テー
プ貼付装置20に設けられた吸引箱19よりもウェブ送
り方向の上流側(図中上側)に配設されている。このた
め、以下では、吸引箱18,19をそれぞれ上部吸引箱
18,下部吸引箱19という。また、本装置には、片面
接着テープ供給装置27,27′が設けられている。こ
のうち、一方の片面接着テープ供給装置27は、片面接
着テープ貼付装置23側に設けられており、他方の片面
接着テープ供給装置27′はウェブ重ね切り兼片面接着
テープ貼付装置20側に設けられている。
【0030】まず、片面接着テープ供給装置27につい
て説明すると、この片面接着テープ供給装置27の近傍
には、横ビーム29,移動台25′及びテープ受け33
が設けられており、これらの部材により貼付手段が構成
されている。横ビーム29上には、図示しないスライド
レールが敷設されており、このスライドレール上を移動
台25′及び片面接着テープ供給装置27がウェブの巾
方向に沿って移動しうるように構成されている。また、
片面接着テープ供給装置27内には、接合部材としての
片面接着テープ34が設けられている(図3の片面接着
テープ34′参照)。なお、移動台25′の駆動源につ
いては特に限定しないが、ここでは、エンドレスチェン
とACモータ(いずれも図示せず)とが用いられてい
る。
【0031】一方、テープ受け33は、片面接着テープ
34をウェブ3に押圧する部材として機能するものであ
り、ウェブ3の巾寸法と略同等の巾寸法を有している。
また、このテープ受け33は、上部吸引箱18と一体に
回動するように構成されており、テープ受け33が待機
位置のときには、テープ受け33と片面接着テープ34
とが対向するように、これらの移動台25′やテープ受
け33の位置関係が設定されている。さらに、図2に示
すように、テープ受け33が作動位置となると、テープ
受け33と、後述する回転刃(切断手段)31とが略同
じ高さとなるように設定されている。
【0032】また、図2に示すように、テープ受け33
は上部吸引箱18に対してヒンジ36を介して取り付け
られており、テープ受け33と上部吸引箱18との間に
は、バネ28やチューブ32も介装されている。そし
て、このチューブ32にエアを供給することにより、バ
ネ28の付勢力に抗してテープ受け33をヒンジ36部
分で回動させて、図中、実線位置からウェブ3の面に沿
う仮想線(二点鎖線)位置まで移動させることができる
ようになっている。
【0033】また、このテープ受け33内には負圧が作
用するように構成されており、テープ受け33の表面に
は、多数のサクション吸引孔が穿設されている。したが
って、負圧を作用させた状態で移動台25′を移動させ
ると、片面接着テープ供給装置27により片面接着テー
プ34がテープ受け33に供給されるとともに、テープ
受け33の負圧により片面接着テープ34が順次保持さ
れるようになっている。また、このときには、片面接着
テープ34の接着面が外側に向くように設定されてお
り、非接着面側がテープ受け33により保持されるよう
になっている。
【0034】なお、ここでは、テープ供給方式としては
誘導被覆リボン式もしくは誘導リボンなしの直接片面接
着テープ方式であって、これらの技術は、いずれも実公
平7−14282号公報や実開昭60−96348号公
報等に開示された技術を適用することが可能である。ま
た、ウェブ3を挟んで逆側に設けられたもう一方の片面
接着テープ供給装置27′も上記片面接着テープ供給装
置27と略同様に構成されている。ただし、この片面接
着テープ供給装置27′では、図2及び図3に示すよう
に、下部吸引箱19の上に、片面接着テープ34′を供
給するための移動台25″と、回転刃31を移動させる
移動台25とが設けられている。また、これらの移動台
25,25″は、ウェブの巾寸法よりも十分大きな寸法
に設定されたスライドレールに沿って移動するように構
成されている。なお、各移動台25,25″は、いずれ
もウェブ3の巾方向の外側で待機しうるように構成され
ている。
【0035】また、図2に示すように、ウェブ重ね切り
兼片面接着テープ貼付装置20にはシリンダ30が設け
られており、ウェブ重ね切り兼片面接着テープ貼付装置
20が実線で示す作動位置のときにシリンダ30が作動
すると、テープ受け33′が移動して、2つのテープ受
け33,33′でウェブ3を挟み込んでウェブ3を押圧
するようになっている。なお、テープ受け33′自体
は、上記テープ受け33と同様に構成されており、詳し
い説明は省略する。
【0036】次に、通紙装置12について説明すると、
この通紙装置12は大径の巻出しロール2のウェブ3″
を吸引箱18,19の前方まで送り込むためのものであ
り、本実施形態ではつかみポール(把持部材)21とチ
ェーン(無端部材)22,22′とをそなえて構成され
ている。このうち、つかみポール21は、ウェブ3の全
巾よりも巾広に形成され、新ロール2の中心軸と平行に
配設されている。また、このつかみポール21は中空パ
イプ状に形成されている。そして、このつかみポール2
1には、全長に亘ってサクション孔(図示せず)が設け
られ、つかみポール21内に負圧を作用させることによ
りウェブ3″を保持することができるようになってい
る。
【0037】また、チェーン22,22′は、つかみポ
ール21の両端側にそれぞれ設けられ、クロスシャフト
(図示省略)等の機械的な手段や電気的な手段によりチ
ェーン22,22′が同調するように構成されている。
また、この実施形態では、チェーン22,22′の回動
軌跡の一部に通紙方向が含まれるように構成されてい
る。なお、通紙方向は、図示するように略鉛直方向であ
る。
【0038】そして、駆動源(モータ)35が回転する
と、この駆動源35の回転駆動力がチェーン22,2
2′を介してつかみポール21に伝達されて、つかみポ
ール21が新ロール2の中心軸に対して略平行状態を保
持したまま回動するようになっている。なお、図1及び
図2において、ガイドロール4の下方近傍においてチェ
ーン22,22′が緩やかに湾曲しているが、これは、
この部分に図示しないテンショナ等が設けられているた
めである。
【0039】このような構成により、新ロール2のウェ
ブ3″の先端(リード端)が図2に仮想線で示すような
位置で新ロール2が停止すると、つかみポール21に負
圧が作用して、チェーン22,22′が図中時計回り方
向に作動するとともに、つかみポール21の吸引力によ
り新ロール2ウェブ3″が保持されるようになってい
る。
【0040】そして、つかみポール21がガイドロール
4の外周側を通ってピンチロール15の手前まで達する
と、駆動源35が停止するとともに、つかみポール21
の負圧が解除されるようになっている。なお、このよう
なウェブ3″の通紙時には、新ロール2の巻出しモータ
が駆動源35と同期して作動し、新ロール2のウェブ
3″に所定の張力が作用した状態でウェブ3″が送り込
まれるようになっている。
【0041】また、旧ロール2′のウェブ3′は下部吸
引箱19により吸引,保持されるが、このような通紙装
置12の作動時には、旧ロール2′は、巻出し芯端に付
設されたブレーキ(図示せず)を緩めながら排紙位置
(図1の符号2″参照)に移動して、旧ロール2′のウ
ェブ3′とガイドロール4との間に、つかみポール21
が通るだけの余裕が生じるようになっている。
【0042】ところで、ピンチロール15は、シリンダ
24の作動に応じて図2中左右方向に移動可能に構成さ
れており、ガイドロール5に当接してウェブ3を押圧す
る押圧状態と、ガイドロール5から離隔する開放状態
(図2の仮想線の状態)との2つの状態に切り換えられ
るようになっている。また、ピンチロール15は、軸心
部に、ブラシ,フェルト,スポンジ,比較的軟らかな溝
付きゴム及びベルト類等を全巾に亘って又は部分的に設
けたものである。
【0043】そして、上述のように、新ロール2のウェ
ブ3″がピンチロール15の直前まで送り込まれると、
ピンチロール15がガイドロール5に押し付けられるよ
うになっており、この状態で、図示しないモータ等によ
りピンチロール15が図中時計回りに駆動されると、新
ロール2のウェブ3″の先端部がピンチロール15とガ
イドロール5とによりニップされるようになっている。
【0044】また、このときには、上部吸引箱18に負
圧が作用して、新ロール2のウェブ3″に張力が作用し
た状態でウェブ3″が保持されるようになっている。し
たがって、この新ロール2のウェブ3″には運転張力が
作用して、上部吸引箱18とピンチロール15との間で
皺等が生じることがないようになっている。本発明の第
1実施形態としてのウェブ継ぎ装置は、上述のように構
成されているので、例えば以下のような手順にしたがっ
てウェブ継ぎが行なわれる。
【0045】まず、旧ロール2′が所定の径よりも小さ
くなると、ワインダWが減速して運転張力を保持した状
態で停止する。その際、ウェブ重ね切り兼片面接着テー
プ貼付装置20,片面接着テープ貼付装置23,片面接
着テープ供給装置27,27′及びピンチロール15は
いずれも図2中仮想線で示す待機位置にある。そして、
横ビーム29又は下部吸引箱19の上部に設けられたス
ライドレールに沿って移動台25′,25″がウェブ3
の巾方向に移動しながら負圧の作用するテープ受け3
3,33′へ片面接着テープ34,34′を順次供給し
ていく。これにより、接着面を外にしながらテープ受け
33,33′に片面接着テープ34,34′が保持され
る。
【0046】また、図3において回転刃31はウェブ外
の待機位置にあり、移動台25′が共通のスライドレー
ルに沿って巾方向に移動すると、この移動台25′は、
回転刃31と反対位置で待機する。片面接着テープ3
4,34′のテープ受け33,33′への供給が終了す
ると、ウェブ重ね切り兼片面接着テープ貼り装置20
は、支点11を中心に図2に実線で示す作動位置(ウェ
ブ3と平行位置)に回転する。その後、下部吸引箱19
に負圧が作用し、ウェブ3′が保持される。
【0047】その後、旧ロール2′は、巻出し芯端に付
設されたブレーキ(図示せず)を緩めながらの上方の排
紙位置に移行する(このときの旧ロールを図1中符号
2″で示す)。同時につかみポール21もチェン(無端
部材)22,22′を介して駆動源35により図2に示
す仮想線(符号21′)の位置からもとの位置へ戻る。
小径ロール2′の上昇後、新ロール2がトランスファレ
ール50上を転動して、所定の位置に装着され、ウェブ
先端(リード端)が巻出しモータ(図示省略)により繰
り出される。そして、このリード端が、床上近くに設け
られた光電管により検出されると、巻出しモータが停止
して、繰り出しが停止する。
【0048】その後、駆動源35からの駆動力によりチ
ェン21,21′が駆動されて、つかみポール21がウ
ェブ3″のリード端に向かって移動する。つかみポール
21がウェブ3″に当接すると、つかみポール21の負
圧によりウェブ3″が保持され、つかみポール21がガ
イドロール4の外周を通ってピンチロール15の手前ま
で達すると、駆動源35が停止するとともに、つかみポ
ール21の負圧が解除される。
【0049】また、ピンチロール15は通紙の際、図2
の仮想線に示す位置にあり、ウェブ3″のリード端がピ
ンチロール15の直前位置となると、ピンチロール15
がシリンダ24の作動によりガイドロール5に押し付け
られて、新ウェブ3″はピンチロール15とガイドロー
ル5とによりニップされる。そして、ピンチロール15
により、新ウェブ3″の緩みや弛みが除去される。ま
た、これと略同時に、今まで通紙のために緩められてい
た旧ウェブ3′にも張りが与えられる。
【0050】次に、図2に実線で示すように、片面粘着
テープ貼り装置23が支点11′を中心に作動位置に回
動し、その後、上部吸引箱18に負圧が作用して新ウェ
ブ3″が保持される。なお、このときには、まだ、テー
プ受け33は、バネ28の付勢力により実線で示す逃げ
位置にある。そして、この状態では、上部吸引箱18と
下部吸引箱19との間で新旧のウェブ3′,3″は皺等
のない張りのある状態で重合しており、この状態から、
回転刃31が、エンドレスチェンとACモータの作用等
により回転しながら、下部吸引箱19上のレールに沿っ
て図3に示す待機位置(図3中左側端部)から反対側の
端部(図3中右側端部)に移動する。
【0051】ここで、回転刃31は、新旧のウェブ
3′,3″には接するが、片面接着テープ34を保持す
るテープ受け33には接しない位置関係に設定されてい
るため、回転刃31が図3中の右側端部に移動すると、
新旧ウェブ3′,3″の2枚切りのみが完了する。つま
り、2枚のウェブ3′,3″が重合した状態で同時に切
断される。
【0052】そして、このようなウェブ3′,3″の切
断後、小径ロール2′の残紙はこの小径ロール2′に巻
き取られ、同時に、新ウェブ3″の切れ端はピンチロー
ル15の回転により下方に排出される。この状態では、
上部吸引箱18と下部吸引箱19との間でウェブ3′,
3″が負圧により保持され、巻出しから巻取りまで張力
が作用している。また、各ウェブ3′,3″の切断端部
は少しも重なることなく、突き合わせた状態となる。
【0053】次に、チューブ32にエアを供給し、これ
によりヒンジ36を中心にテープ受け33を回動させて
ウェブ3″に沿う位置にするとともに、シリンダ30を
伸張させてもう一方のテープ受け33′をウェブ3′に
押圧する。したがって、2つのテープ受け33,33′
によりウェブ3が押圧されて、図4(a)に示すよう
に、ウェブ3′,3″同士が切断縁部で隙間なく片面接
着テープ34,34′により接着される(両面バットス
プライス法)。
【0054】そして、各テープ受け33,33′の負圧
を解除して、テープ受け33,33′を元の位置に待機
させ、上部吸引箱18及び下部吸引箱19の負圧をいず
れも解除する。なお、テープ受け33,33′による押
圧だけでは接着テープ34,34′の接着力は十分では
ないが、ワインダWが徐動を開始して、接合部分がピン
チロール15とガイドロール5とのニップを通過するこ
とにより、接着テープ34,34′の接着力が高められ
る。
【0055】また、接着テープ34,34′がピンチロ
ール15を通過してから所定時間経過したことがタイマ
により検出されると、ピンチロール15は待機位置に戻
りながら回転を停止する。以上、ウェブ継ぎ時における
本装置の動作について説明したが、このようなウェブ継
ぎ装置によれば、バットスプライスを行なう装置の完全
自動化が可能であり、ウェブ継ぎ時の装置の稼働ロスを
大幅に低減することができる。また、通紙装置として従
来より使用されているような装置が適用可能であり、こ
れにより装置全体をシンプルな構造とすることができる
という利点がある。
【0056】また、ウェブ継ぎ時に常に運転張力が作用
しているのでウェブ継ぎ時の皺の発生や蛇行等を確実に
防止できる。つまり、ワインダWの運転が減速して停止
すると略同時に下部吸引箱19により巻取り側で運転時
の旧ウェブ3′の張力を維持するとともに、新ウェブ
3″の通紙完了後にピンチロール15で新ウェブ3″に
張力を付与し、巻出し側の張力を維持しながら上部吸引
箱18で吸引するため、ウェブ切断及びテープ貼り付け
時にもウェブ3′,3″のすっぽ抜け等がなく紙の突き
合わせ部分の隙間もほとんどない。
【0057】また、回転刃31を用いてウェブを切断し
ているので、ウェブを全巾に亘り最初から最後まで直線
的に且つクリーンに切断することができる。但し、回転
刃31の代わりに、経済性の面で有利な狭巾固定刃や、
切断時間短縮の面で有利な全巾式の固定刃を用いてもよ
い(図示省略)。即ち、回転刃31は切断性能は高い
が、固定刃(特に、巾狭固定刃)を走行させてウェブの
切断を行なうほうがコストが低く経済性を考慮した場合
には、固定刃の方が有利である。また、切断時間の短縮
という面では、着脱可能な全巾固定刃を用いるのが有利
である。
【0058】さらに、ピンチロール15とガイドロール
5とのニップにより、片面接着テープ34,34′の接
着強度が十分に高められるため、運転中の張力及び次工
程の張力に十分耐えることができる。また、ピンチロー
ル15の周速をウェブ3′の送り速度よりも高速とする
ことで、ウェブの接合部分にめくれ等のない強力な接着
面を形成することができる。
【0059】なお、テープ受け33,33′同士の押し
付け力を強くしても片面接着テープ34,34′の接着
強度を高めることはできるが、通常面同士での押し合い
は非常に大きな合力となるため、ここではピンチロール
15のニップにて巻出し側と巻取り側の張力をカットし
て、ピンチロール15のニップの線圧により接着強度を
高める手法が有効である。
【0060】次に、本発明の第1実施形態にかかるウェ
ブ継ぎ装置の第1の変形例について図5を用いて説明す
ると、この第1の変形例は、いわゆる下巻出しタイプの
ワインダWに適用したものであって、これ以外は上述の
第1実施形態と同様に構成されている。さて、このよう
な下巻出しタイプのワインダWに本装置を適用する場合
には、巻出しロール2,2′の巻出し方向が上述した実
施形態と異なるため、この下巻出しタイプに適合した構
成が必要である。そこで、この第1の変形例では、図5
に示すように、通紙装置12に工夫がなされている。
【0061】すなわち、巾方向に小さな複数個の吸引孔
を有するつかみポール21が新ロール2のウェブ3″の
リード端を確実に保持できるように、このつかみポール
21の待機位置が水平方向に延長されて構成されてい
る。また、新ロール2と床面との間にはつかみポール2
1が通過できるような所定の隙間が設けられている。し
たがって、この第1の変形例では、ウェブ継ぎ時に新ロ
ール2のウェブ3″のリード端がつかみポール21の負
圧により把持されると、このウェブ3″は新ロール2の
下方を通ってからピンチロール15の直前まで送り込ま
れる。そして、これ以外は、上述の実施形態と同様にし
てウェブ継ぎが実行される。
【0062】このように、この第1の変形例では、通紙
装置12の構成を僅かに変更するだけで、本装置を下巻
出しタイプのワインダにも適用することができるという
利点がある。次に、第2の変形例について説明すると、
この第2の変形例は、本装置を用いて図4(b),
(c)に示すように、ウェブ3′,3″の片面側でウェ
ブ継ぎを行なうようにしたものである(以下、このよう
なウェブ継ぎ方法を片面バットスプライス法という)。
【0063】このような片面バットスプライス法により
ウェブ継ぎを行なうには、上述した第1実施形態の装置
を用い、2つの片面接着テープ34,34′のうちいず
れか一方を供給しないように構成したり、片面接着テー
プ供給装置27,27′の一方を設けずに構成すること
が考えられる。なお、片面接着テープ供給装置27を設
けない場合、移動台25′及び横ビーム29を不要とす
ることができる。テープ受け33′の押し付け力を受け
るためにテープ受け33は必要であるが、テープ受け3
3の吸引機構は不要となる。また、片面接着テープ供給
装置27′を設けない場合、移動台25″やテープ受け
33′の吸引機構を不要とすることができる。
【0064】そして、この第2の変形例によれば、本装
置を用いて簡単に片面バットスプライス法でウェブ継ぎ
を行なうことができる利点がある。なお、図4(a)に
示す両面バットスプライス法及び図4(b),(c)に
示す片面バットスプライス法のどちらでウェブ継ぎを行
なうかはユーザのニーズによるが、張力の弱い薄紙には
片面バットスプライス方式を適用するのが望ましい。ま
た、両面バットスプライス方式は、印画紙や塗工紙を含
む厚紙に適用するのが望ましく、小径のガイドロール等
を通るときにもはがれが起きにくい。 (b)第2実施形態の説明 次に、本発明の第2実施形態としてのウェブ継ぎ装置に
ついて説明する。この第2実施形態にかかる装置は、上
述の第1実施形態の装置と同様に、2つのウェブの端部
を突き合わせて接着テープによりウェブを接合する(バ
ットスプライス法)ものであって、第1実施形態のウェ
ブ継ぎ装置の要部をユニット化して構成したものであ
る。
【0065】図6はその全体構成を示す模式図であっ
て、図中1は製品巻取りロール、2は大径巻出しロール
(又は大径巻戻しロール)、3はウェブ、4〜6及び1
0はいずれもガイドロール、7は紙切りナイフ(スリッ
タ)、8は巻取りドラム、Wはワインダである。なお、
ウェブについては、ウェブ継ぎ時の状態に応じて符号3
a〜3fを付して示し、また、特に区別せずに総称する
場合には符号3を付して用いる。また、ワインダWにつ
いては、図6ではいわゆる上巻出しタイプのワインダを
示している。
【0066】また、図7はウェブ継ぎ時のウェブの状態
の変化を示す図である。図7に示すように、本第2実施
形態のウェブ継ぎ装置では、通紙装置12及びウェブ重
ね切り兼片面接着テープ貼付装置120をそなえて構成
されている。また、このウェブ重ね切り兼片面接着テー
プ貼付装置120は、第1のユニット100と第2のユ
ニット200とから構成されている。
【0067】まず、ウェブ重ね切り兼片面接着テープ貼
付装置120について、図9を用いて説明すると、第1
のユニット100は、下支点129,129′を中心に
回動可能に構成されており、エアシリンダ130,13
0′の作動に応じて、図中仮想線で示す待機位置と実線
で示す作動位置との間で回動可能に構成されている。ま
た、第2のユニット200も、エアシリンダ131,1
31′の作動に応じて上支点128,128′を中心
に、図中仮想線で示す待機位置と実線で示す作動位置と
の間で回動可能に構成されている。
【0068】また、これらのエアシリンダ130,13
0′,131,131′は、図10及び図11に示すよ
うに、ウェブ3の巾方向よりも外側に設けられた固定ベ
ース142,142′に取り付けられている。なお、図
10及び図11は、それぞれ図9におけるA矢視図及び
B矢視図である。また、第1及び第2のユニット10
0,200は、第1及び第2の保持手段としての下部吸
引箱19及び上部吸引箱18をそれぞれそなえている。
これらの吸引箱18,19は負圧によりウェブ3を吸
引,保持するものであって、本実施形態では、各吸引箱
18,19が実線で示す作動位置になったときに、ウェ
ブ3と吸引箱18,19のウェブ当接面とが一致するよ
うに設定されている。なお、図示するように、2つの吸
引箱18,19は、第1実施形態と同様に、作動位置で
は、ウェブ送り方向に沿って高さ位置が異なるようにオ
フセットするように設定されており、この2つの吸引箱
18,19の間には、後述する片面接着テープ34を貼
付するために十分な寸法が確保されている。
【0069】そして、ウェブ継ぎ時には、旧ロール2′
のウェブ3bは下部吸引箱19により保持されるととも
に、後述する通紙装置12により送り込まれた新ロール
2のウェブ3fは、上部吸引箱18により保持されるよ
うになっている。また、図9及び図10に示すように、
下部吸引箱19の上面側には摺動レール136が敷設さ
れている。また、摺動レール136上には切断手段とし
ての回転カッタ31及び貼付手段としての片面テープア
プリケータ137が設けられており、スライドモータ1
40,140′により回転カッタ31及び片面テープア
プリケータ137が摺動レール136上をウェブ巾方向
に沿って移動可能に構成されている。
【0070】また、この片面テープアプリケータ137
は、ウェブ3に直接片面接着テープ34を貼り付けてい
くように構成されている。また、図10に示すように、
このテープアプリケータ137には、バネ力により片面
テープ34を押し付ける押し付けローラ147を有して
おり、片面テープ34がウェブ3に押し付けられた直
後、順次後述の片面テープ吸引箱(片面テープ吸引ボッ
クス)134に向かってウェブ3を押し付けるようにな
っている。
【0071】また、図9及び図11に示すように、上部
吸引箱18の下方にも摺動レール136′が敷設されて
いる。この摺動レール136′上には、片面テープアプ
リケータ138が設けられており、スライドモータ14
0′により片面テープアプリケータ138がウェブ巾方
向に沿って移動可能に構成されている。ここで、上部吸
引箱18の下方には片面テープ吸引箱134も設けられ
ている。この片面テープ吸引箱134は、第1実施形態
のテープ受け33と同様に、内部に負圧が作用するよう
に構成されており、負圧を作用させた状態で片面テープ
アプリケータ138を作動させると、片面接着テープ3
4の接着面が外側に向いた状態で、片面テープ吸引箱1
34に片面テープ34が保持されるようになっている。
なお、この片面テープ吸引箱134は、片面テープアプ
リケータ138とともに貼付手段を構成している。
【0072】また、第1のユニット100内にはエアシ
リンダ133も設けられている。このエアシリンダ13
3の先端は片面テープ吸引箱134に接続されており、
エアシリンダ133の作動に応じてウェブ3に対して直
交方向に片面テープ吸引箱134が進退するようになっ
ている。次に、通紙装置12について説明すると、この
通紙装置12は、図7及び図8(a),(b)に示すよ
うに、サクションロール115(中空部材)及びすくい
ポール121,121′をそなえている。サクションロ
ール115は、第1実施形態のつかみポールと同様に、
負圧により新ロール2のウェブ先端を保持するものであ
り、図8(b)に示すように、多数のサクション孔(吸
引孔)122が設けられている。また、このサクション
ロール115は、ウェブ3の全巾よりも巾広に形成さ
れ、新ロール2の中心軸と平行に配設されている。
【0073】すくいポール121,121′は、ウェブ
3の巾方向外側で互いに向き合って設けられており、図
8(b)に示すように、ウェブ巾方向の中心側に向かっ
て伸張可能な伸縮式の3重の円筒123,123′とし
て構成されている。また、このすくいポール121,1
21′内部には、引き戻し用バネ124,124′が設
けられており、すくいポール121,121′内に高圧
エアを供給すると、引き戻し用バネ124,124′の
付勢力に抗してすくいポール121,121′が伸張す
るようになっている。また、すくいポール121,12
1′内のエアを排出すると引き戻し用バネ124,12
4′の付勢力によりすくいポール121,121′が縮
退するようになっている。
【0074】また、サクションロール115及びすくい
ポール121,121′は、それぞれ図8(a)に示す
ような駆動軸118,118′に接続されており、駆動
モータ145,145′により駆動軸118,118′
が回転すると、サクションロール115及びすくいポー
ル121,121′が、所定の間隔を保持したまま、こ
の駆動軸118,118′に沿って移動するようになっ
ている。なお、駆動軸118,118′はいずれもウェ
ブ巾方向に離隔して設けられたフレーム111に支持さ
れている。
【0075】また、サクションロール115と駆動軸1
18,118′との間には摺動軸受け119及び駆動源
135が設けられており、この駆動源135が作動する
と、サクションロール115は、負圧が作用した状態を
保持したまま回転するようになっている。本発明の第2
実施形態としてのウェブ継ぎ装置は、上述のように構成
されているので、例えば以下のような手順にしたがって
ウェブ継ぎが行なわれる。
【0076】まず、旧ロール2′が所定の径よりも小さ
くなると、ワインダWが減速して運転張力を保持した状
態で停止する。その際、図7及び図8(a),(b)に
示すように、通紙装置12のサクションロール115及
びウェブ重ね切り兼片面接着テープ貼付装置120は、
全て待機位置にある。そして、ワインダWの停止後、エ
アシリンダ131,131′が作動して、第2のユニッ
ト200が上支点128,128′を中心に回転し、図
9中仮想線で待機位置から実線で示す作動位置まで移動
する。なお、この作動位置では、旧ロール(小径巻戻し
ロール)2′のウェブ3と下部吸引箱19のサクション
面とが同一となる。
【0077】そして、下部吸引箱19に負圧を作用させ
て旧ロール2′のウェブ3を吸引し、下部吸引箱19と
巻取りドラム8との間の張力を維持する。次に、旧ロー
ル2′の軸端に付設されたブレーキ装置(図示省略)
に、ウェブが巻きほぐれないだけの最小のブレーキ力を
作用させて、この旧ロール2′を上方の排紙位置まで搬
送する(このときの旧ロールを図1中符号2″で示
す)。なお、具体的には、このときの旧ロール2′のウ
ェブ3は、図7中符号3bで示す状態となる。
【0078】そして、新ロール2をトランスファレール
50に沿って搬送し所定位置に装着後、新ロール2の巻
出しモータ(図示省略)を時計回りに回転させて、図6
及び図7に示すように、リード端3dを床面まで繰り出
す。また、このリード端3dが、床上近くに設けられた
光電管により検出されると、巻出しモータが停止して、
リード端3dの繰り出しが停止する。
【0079】その後、通紙装置12のサクションロール
115に負圧を作用させるとともに、駆動モータ14
5,145′により駆動軸118,118′を回転さ
せ、サクションロール115及びすくいポール121,
121′を図8(a)中実線で示す位置から上方に移動
させる。そして、この過程でサクションロール115を
リード端3dに当接させて、リード端3dを吸引,保持
する。
【0080】また、リミットスイッチ(図示省略)によ
り、すくいポール121,121′と旧ロール2′のウ
ェブ3b(図6,図7参照)との距離が所定距離となっ
たことが検出されると、すくいポール121,121′
に圧縮エアが挿入される。これにより、すくいポール1
21,121′の三重の収縮円筒123,123′が引
き戻し用のバネ124,124′の付勢力に抗して、ウ
ェブ3外側の位置よりウェブ中央に向かって伸張する。
このとき、図8(b)に仮想線(二点鎖線)で示すよう
に、すくいポール121,121′の長さは約3倍とな
る。
【0081】そして、この状態ですくいポール121,
121′がさらに上方に移動すると、すくいポール12
1,121′が、旧ロール2′のウェブ3bに当接し
て、このウェブ3bがガイドロール4から離隔する。こ
れにより、旧ロール2′のウェブは、図7の符号3bで
示す状態から符号3cで示す状態となり、ガイドロール
4の外周上に、通紙のための空間が形成される。また、
このときには、新ロール2のウェブ3は符号3eで示す
状態となる。
【0082】そして、この状態においてサクションロー
ル115に付設された駆動源135と、新ロール2の巻
出しモータとを駆動して新ロール2のリード端を送り込
み、符号3e′の状態に誘導する。その後、図9に示す
エアシリンダ130,130′を作動させて、第1のユ
ニット100を仮想線(二点鎖線)で示す待機位置から
実線で示す作動位置へ下支点129,129′を中心に
回動させる。そして、すくいポール121,121′の
エアを排出して、すくいポール121,121′を縮退
させた後、サクションロール115を元の位置に待機さ
せる。これにより、すくいポール121,121′が新
ロール2のウェブ3と干渉することなくサクションロー
ル115及びすくいポール121,121′が待機位置
に戻り、新ロール2のウェブは符号3f,3e′で示す
状態となるとともに、旧ロール2′のウェブは符号3b
で示す状態となって、新ロール2のウェブの紙通しが完
了する。
【0083】そして、上部吸引箱18に負圧を作用させ
てウェブ3e′を吸引,保持するとともに、新ロール2
を僅かに逆転させて張力(ストールテンション)を付与
し新ロール2と上部吸引箱18との間の張力を均一にす
る。次に、ウェブ3の切断方法(重ね切り方法)につい
て説明する。図9に示す状態において、新旧のウェブ3
b,3f(3e′)は重合した状態でそれぞれ上部吸引
箱18及び下部吸引箱19により保持されている。
【0084】このとき、上下の各吸引箱18,19間に
は片面接着テープ34の巾よりも僅かに大きな巾のスペ
ースが設けられており、この巾方向の中央部が回転カッ
タ31により切断される。つまり、スライドモータ14
0により回転カッタ31が図10に示すウェブ端外の待
機位置よりウェブ巾方向に沿って摺動レール136上を
移動する。
【0085】この回転カッタ31の刃はウェブ3b,3
fよりも数ミリ食い込むようになっており、回転カッタ
31の剪断力により2枚のウェブ3が切断される。ただ
し腰の弱い薄紙に対して新ロール2側のウェブのリード
端3e′は本第2実施形態では張力が作用しておらず
(フリーシート)、切断の際、ウェブが逃げる恐れがあ
る。
【0086】これを避けるため、回転カッタ31が取付
けられた移動台には、図13(a),(b)に示すよう
なシート受け金146が設けられている。このシート受
け金146は、回転カッタ31による切り込み口(切れ
目)を利用して、フリーシートとなっている新ロール2
のウェブ3e′のバックアップ(抑え)となるように作
用し、これにより常に鋭利な切断が可能となる。
【0087】そして、回転カッタ31による切断が終了
すると、旧ロール2′の残紙は旧ロール2′のスプール
側に巻き取られ、ウェブ3e′の排紙は図示しないピッ
ト穴より落下して処分される。これにより、新ロール2
のウェブ3e′の先端部と旧ロール2′のウェブ3bの
後端部とが一致した状態で、2つのウェブ3の切断端部
が突き合う状態となる。なお、回転カッタ31の元の位
置への復帰は、次に述べる片面テープ34の貼付後、運
転中の待機位置で実施される。
【0088】そして、このように、2つのウェブ3
e′,3bの切断端部を突き合わせた状態で、これらの
切断端部に跨がるように接着テープ34をウェブ3f,
3bの裏表の両面に貼り付けることにより、ウェブ同士
が切断縁部で隙間なく接合される(両面バットスプライ
ス法)。次に、片面接着テープ34の貼付方法について
具体的に説明する。まず、片面テープ吸引箱134に負
圧を作用させて、図11に示すテープアプリケータ13
8,スライドモータ140′,反転チェン141及び摺
動レール136′等によりウェブ3の全巾に亘って片面
接着テープ34の反粘着面側を片面テープ吸引箱134
に吸引,保持させ、予め片面テープ34の貼り付けの準
備を行なう。
【0089】なお、第1実施形態と同様に、テープ供給
方式としては誘導被覆リボン式もしくは誘導リボンなし
の直接片面接着テープ方式が適用可能であって、また、
これらの技術は、いずれも実公平7−14282号公報
や実開昭60−96348号公報等に開示された技術を
適用することが可能である。そして、エアシリンダ13
3にエアを供給してエアシリンダ133を伸張させ、片
面テープ34を保持した片面テープ吸引箱134をウェ
ブ3の位置まで突出させる。
【0090】次に、図10に示す片面テープアプリケー
タ137をウェブ3外の待機位置より摺動レール136
に沿ってスライドモータ140′により移動させる。こ
のとき、片面粘着テープ34の粘着面がウェブ3に押し
付けられながら、片面テープアプリケータ137がウェ
ブの巾方向に沿って移動する。なお、この場合も、前述
の公知例を用いて説明したように、片面接着テープ34
としては誘導リボンの有りのもの及び無しのものをいず
れも適用することができる。
【0091】また、このテープアプリケータ137に
は、押し付けローラ147がそなえられているため、片
面接着テープ34がウェブ3に押し付けられた直後、順
次片面テープ吸引箱134に向かって片面接着テープ3
4が押し付けられるため、2つのウェブ3は、ウェブ3
の両側よりサンドイッチ状に片面接着テープ34で挟み
込まれて、図12(a)に示すように、ウェブ3b,3
f同士が切断縁部で隙間なく片面接着テープ34,3
4′により接着される(両面バットスプライス法)。
【0092】そして、この状態で片面テープ吸引箱13
4の負圧が解除され、上下の吸引箱18,19は待機位
置に戻り、ワインダWが徐動に入る。また、この徐動の
状態で紙切りナイフ7によりウェブ巾方向のトリミング
が最終的な仕上げとして実行され、ウェブ3と片面テー
プ34とが巾方向に一致した仕上げのものが巻取り側が
送り込まれる。なお、通常、ウェブ継ぎに用いられるテ
ープは水溶性テープであるため、トリミング時に切断さ
れたウェブとともにテープがパルパに入っても特に問題
はない。
【0093】以上、詳述したように、本発明の第2実施
形態にかかるウェブ継ぎ装置によれば、ウェブ切断部の
機構とテープ貼付部の機構とがユニット化(一体型構造
又はインテグラル構造)されているため、装置全体をコ
ンパクト化することができ、搬送,組立に有利なだけで
なく、省スペースであるという利点がある。つまり、保
持手段としての上部吸引箱18と貼付手段としての片面
テープアプリケータ138とが1つのユニット100と
して構成されるとともに、保持手段としての下部吸引箱
19と、切断手段としての回転カッタ31と、貼付手段
としての片面テープアプリケータ137とが1つのユニ
ット200として構成され、且つそれぞれのユニット1
00,200が独立して構成されているので、このよう
なユニット化により装置の小型化を図ることができるの
である。
【0094】また、第1実施形態と同様に、バットスプ
ライスを行なう装置の完全自動化が可能であり、ウェブ
継ぎ時の装置の稼働ロスを大幅に低減することができ
る。また、通紙装置として従来より使用されているよう
な装置が適用可能であり、これにより装置全体をシンプ
ルな構造とすることができるという利点がある。また、
ワインダWの運転が減速して停止すると、直ちに下部吸
引箱19を作用させ、巻取り側で運転時の張力を維持す
るとともに、新ロール2のウェブの通紙が完了してから
も上部吸引箱18を作用させ巻出し側のシートを引上げ
(ストールテンションを一時的にかける)て巻取り側の
張力を維持しているので、新旧ウェブ端との合わせ中及
びスプライス作業中にも常に運転張力を保持でき、紙継
ぎ前後のスプライスずれや皺の発生や、ウェブの蛇行等
を防止することができる利点がある。
【0095】また、上記上部吸引箱18と下部吸引箱1
9との隙間を最小、即ち、片面接着テープを供給できる
最小のスペースとすることで、ウェブの切断性能が向上
し、ウェブ全巾に亘り最初から最後までクリーンにウェ
ブを切断することができる。また、排紙する側のウェブ
(本実施形態では、新ロール2のリード端3e′)が部
分的に緩んでいても、回転カッタ31のウェブへの食い
込みを十分とるとともに、ウェブ逃げを防ぐシート受け
金146を設けているので、やはり切断性能を向上させ
ることができる。したがって、回転刃以外に固定刃を適
用することもできる。
【0096】また、押し付けローラ147にて一方の片
面接着テープ34の貼り付け後すぐに押し付けるため、
接着テープ34の接着強度が十分に高められ、運転中の
張力及び次工程の張力に十分耐えることができる。ま
た、ウェブの接合部分にめくれ等のない強力な接着面を
形成することができる。また、本装置によれば、すくい
ポール121,121′により旧ロール2′のウェブ3
aを押し上げて、このすくいポール121,121′が
戻るときに新ロール2のウェブ3fと干渉しないように
構成されているため、テープ34の補充等の保守管理以
外は、通紙を含めて完全な無人運転が可能になる。
【0097】次に、本発明の第2実施形態のウェブ継ぎ
装置の第1の変形例について説明すると、この第1の変
形例は、図12(b),(c)に示すように、2つのウ
ェブ3,3′の片面側でウェブ継ぎを行なうように構成
されたものである(以下、このようなウェブ継ぎ方法を
片面バットスプライス法という)。以下、本装置を片面
バットスプライス法に適用する場合の本装置の構成につ
いて説明する。図14に示すように、この第1の変形例
の装置では、実線で示すような作動状態において、上部
吸引箱18のウェブ吸引面と下部吸引箱19のウェブ吸
引面とが一部重合するように設定されている。また、こ
の第1の変形例では、上部吸引箱18側の重合部分に弾
性抑え板143が設けられている。さらに、上部吸引箱
18には、下部吸引箱19の回転カッタ31と対向する
位置にあり溝144が形成されている。
【0098】また、上述した第2実施形態において上部
吸引箱18の下面に設けられていたエアシリンダ13
3,片面テープ吸引箱134,摺動レール136′及び
テープアプリケータ138は省略されている。そして、
これ以外については第2実施形態と同様に構成されてい
る。したがって、この第1の変形例では、以下のように
してウェブ継ぎが行なわれる。まず、通紙装置12によ
りウェブ3fの紙通しが行なわれる。そして、新ロール
2のウェブ3fの通紙完了後、エアシリンダ130,1
30′,131,131′を作動させて、上部吸引箱1
8及び下部吸引箱19を下支点129,129′及び上
支点128,128′を中心に、仮想線で示す待機位置
から実線で示す作動位置まで回動させる。
【0099】そして、上部吸引箱18の吸着面とウェブ
3fとが一致すると、上部吸引箱18に負圧を作用させ
るとともに、下部吸引箱19の吸着面とウェブ3bとが
一致すると、下部吸引箱19に負圧を作用させる。これ
により、ウェブ3f,3bが、上部吸引箱18,下部吸
引箱19にそれぞれ吸引,保持される。また、各吸引箱
18,19が実線で示す作動位置となると、2つのウェ
ブ3b,3fは、弾性抑え板143により把持される。
そして、この状態でウェブ3fの巻出し側にストールテ
ンションが瞬間的に作用して緩みが除去され、その後、
回転カッタ31があり溝144に沿って移動して2枚の
ウェブ3b,3fが同時に切断される。
【0100】このとき、2つのウェブ3b,3fは、弾
性抑え体143により切断面近くで押圧されているた
め、ウェブの切断性能が向上し、ウェブ全巾に亘り最初
から最後までさらにクリーンに切断することができる。
また、この構成の場合、弾性抑え体143が設けられて
いるため、経済性の面より狭巾固定刃を回転刃の変わり
に取り付け同移動台で走行させる方法や、切断時間の短
縮より全巾の固定刃を着脱させる事も可能である(図示
省略)。
【0101】また、ウェブ3b,3fの切断後、旧ロー
ル2′側の排紙は、旧ロール2′に巻き取られ、2つの
ウェブ3b,3fの切断端部が隙間なく一致した状態で
突き合わされた状態となる。そして、片面テープアプリ
ケータ137をウェブ巾方向に沿って移動させ、片面接
着テープ34を貼り付けていくとともに、押し付けロー
ラ147により片面接着テープ34がウェブ3b,3f
に押し付けられて接着力が高められて、ウェブ継ぎが終
了する。その後、上下の吸引箱18,19の負圧を解除
して、ウェブの巻き取りを開始する。
【0102】このように、本発明の第2実施形態にかか
るウェブ継ぎ装置の第1の変形例では、第2実施形態の
装置の一部を僅かに変更するだけで、片面バットスプラ
イス法にも適用することができるという利点がある。ま
た、ウェブの切断,テープの供給及び押し付けの各作業
を共通の摺動台を用いて実行することができ、構造を簡
素なものとすることができるという利点がある。なお、
上述した片面バットスプライス法は、比較的薄いウェブ
に好適である。
【0103】また、図14に示す構成において、片面テ
ープアプリケータ137,回転カッタ31及び摺動レー
ル136を上部吸引箱18の下方に設け、弾性抑え板1
43を下部吸引箱19の上方に設けて構成してもよい。
この場合にも上述と同様の作用,効果を得ることができ
る。次に、本発明の第2実施形態にかかるウェブ継ぎ装
置の第2の変形例について図15を用いて説明すると、
この第2の変形例は、第2実施形態のウェブ継ぎ装置の
第1のユニット100及び第2のユニット200を部分
的に左右逆勝手に構成したものである。すなわち、図1
5に示すように、この第2の変形例では、図9に示す第
2実施形態の構成のうち、上部吸引箱18及び下部吸引
箱19を除く各部品が左右逆勝手に配設されている。
【0104】したがって、この第2の変形例では、ウェ
ブ3f,3bを重合させて切断する(重ね切り)際、回
転カッタ31が新ロール2のウェブ3f側に存在するた
め、ウェブ3f側から回転カッタ31が接するので、旧
ロール2′のウェブ3c側が、フリーシートとなってい
る新ロール2のウェブのリード端(図6の符号3e′)
の受け(抑え)として作用して、図14に示すシート受
け金146を用いなくても良好な切断状態を得ることが
できる。また、シート受け金146を不要とすること
で、装置の構成も簡素化することができるという利点が
ある。
【0105】次に、本発明の第2実施形態にかかるウェ
ブ継ぎ装置の第3の変形例について図16を用いて説明
する。この変形例は、第1実施形態での第1の変形例に
相当するものであって、この第2実施形態のウェブ継ぎ
装置をいわゆる下巻出しタイプのワインダWに適用した
ものである。したがって、これ以外は、上述の第2実施
形態と同様に構成されている。
【0106】図16に示すように、この第3の変形例で
は、新ロール2の下方に、エアシュート板148,14
8′が追加されている。これらのエアシュート板14
8,148′はいずれもウェブ3よりも巾広に形成さ
れ、高圧エアによりウェブのリード端3a′を前方(図
中右方向)に送るように構成されたものである。このよ
うな構成により、紙通し時には、まず、新ロール2を反
時計回りに回転して、ウェブのリード端3aを床面に繰
り出す。そして、床面に設けられた光電管によりウェブ
のリード端3aの接近が検出されると、エアシュート板
148,148′が作用して、各エアシュート板14
8,148′のスリットからエアが吹き出し、リード端
3aが図中右方向に送られる。
【0107】そして、これ以降は、通紙装置12によ
り、上述の第2実施形態と同様にして紙通しが実行され
る。なお、図16中の符号3a′,3b′,3c′,3
d′,3e″,3e″′,3f′はそれぞれ紙通し時の
ウェブの状態を示すものであって、図6及び図7に示す
符号3a,3b,3c,3d,3e′,3e″,3fに
対応するものである。
【0108】このように、この第3の変形例では、上述
のように通紙装置12にエアシュート板148,14
8′を追加するという簡素な構成で、本装置を下巻出し
タイプのワインダにも適用することができるという利点
がある。 (c)その他 なお、本発明は上述の実施形態及びその変形例に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形可能である。例えば、第1のユニット100及び第2
のユニット200を、図17に示すような共通の上部支
点129aを中心に回動させるようにしてもよく、ま
た、図18に示すように、ウェブ3に対して平行に移動
するように構成したものでもよい。また、上述の各実施
形態では、第1のユニット100及び第2のユニット2
00をいずれもエアシリンダ130,130′,13
1,131′を用いて駆動するように構成されている
が、このようなエアシリンダ以外にも油圧シリンダやモ
ータ等の種々の機構を適用することができる。また、通
紙装置の構造についても他の種々の機構が適用可能であ
る。さらに、回転カッタ31の代わりに、全巾方向にい
わゆる鋸刃を設け、この鋸刃を押し付けてウェブを押し
切るように構成してもよい。また、ワインダWの形式等
についても限定されるものではなく、種々のワインダが
適用可能である。
【0109】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明のウェブ継ぎ装置によれば、小径ロールのウェブの
巻出しを停止した状態で該ウェブを保持する第1の保持
手段と、該新たな大径ロールのウェブを巻出して該小径
ロールのウェブと重なり合うように通紙する通紙手段
と、該通紙された新たな大径ロールのウェブを保持する
第2の保持手段と、該重なり合う両ウェブを巾方向に同
時に切断する切断手段と、該小径ロールのウェブの下流
側切断辺と該新たな大径ロールのウェブの上流側切断辺
とに跨がって接合部材を貼付する貼付手段とをそなえる
という構成により、バットスプライスを行なうウェブ継
ぎ装置の完全自動化が可能であり、ウェブ継ぎ時の稼働
ロスを大幅に低減することができる。
【0110】また、請求項2記載の本発明のウェブ継ぎ
装置によれば、両ウェブに所定の張力が付与された状態
でウェブが保持,切断されるので、ウェブ継ぎ時の皺の
発生や蛇行等を確実に防止することができる。また、請
求項3記載の本発明のウェブ継ぎ装置によれば、第1及
び第2の保持手段が通紙方向にオフセットした位置で両
ウェブを互いに反対側から保持するので、重合した2枚
のウェブを確実に保持することができる利点がある。
【0111】また、請求項4記載の本発明のウェブ継ぎ
装置によれば、第1及び第2の保持手段が、両ウェブか
ら離隔する待機位置へ移動可能に構成されているため、
ウェブ継ぎ時以外の通常の作業時にも何ら支障をきたす
おそれがない。また、該第1及び該第2の保持手段がウ
ェブ送り方向にオフセットしているため、作業時には確
実に接合部材の貼付を行なうことができる。
【0112】また、請求項5記載の本発明のウェブ継ぎ
装置によれば、該第1及び該第2の保持手段が、負圧に
よる吸引力により該両ウェブを保持するサクションボッ
クスとしてそれぞれ構成されているので、ウェブを容易
に且つ確実に保持することができる。また、請求項6記
載の本発明のウェブ継ぎ装置によれば、該貼付手段が、
該第1及び第2の保持手段によるウェブの保持前にウェ
ブ巾方向の所定長さの一本の該接合部材を予め保持して
待機しているため、効率良く接合部材の貼付を行なうこ
とができる。
【0113】また、請求項7記載の本発明のウェブ継ぎ
装置によれば、該貼付手段が、ウェブ巾方向に移動しつ
つテープ状の該接合部材をウェブに貼付していくので、
やはり効率良く接合部材の貼付を行なうことができる。
また、請求項8記載の本発明のウェブ継ぎ装置によれ
ば、該切断手段が、ウェブ巾方向に移動しつつウェブを
切断する回転刃又は切断ウエブの前後の抑えが十分な場
合は固定刃が用いられるため、ウェブをクリーンに切断
することができる。
【0114】また、請求項9記載の本発明のウェブ継ぎ
装置によれば、該貼付手段が、該接合部材をウェブに押
圧する部材を有しているので、接合部材の接合力が高め
られ、運転中の張力及び次工程の張力に十分耐えるよう
なウェブ継ぎを行なうことができる。また、請求項10
記載の本発明のウェブ継ぎ装置によれば、該保持手段と
該切断手段と該貼付手段とがユニット化されているので
装置全体をコンパクトに構成することができる。
【0115】また、請求項11記載の本発明のウェブ継
ぎ装置によれば、該保持手段よりも下流側に配設された
ピンチロールにより両ウェブの接合部分が押圧されるの
で、接合部分の接着強度をさらに高めることができる利
点がある。また、請求項12記載の本発明のウェブ継ぎ
装置によれば、ウェブ巾方向の両側に各々回動自在に配
設された一対の無端部材回動にともない、一対の無端部
材間に掛け渡された把持部材が移動して新たな大径ロー
ルのウェブの先端がこの把持部材で把持される。そし
て、無端部材の回動軌跡の一部が通紙方向を含んでいる
ため、把持部材が通紙方向に導かれウェブの先端が通紙
される。これにより、簡単に大径ロールのウェブを通紙
することができる。また、通紙手段を上述したような簡
素な構成とすることで装置全体の信頼性を高めることが
できるという利点がある。
【0116】また、請求項13記載の本発明のウェブ継
ぎ装置によれば、通紙方向が、略鉛直方向であるので、
大径ロールのウェブの通紙がさらに容易なものとなる。
また、請求項14記載の本発明のウェブ継ぎ装置によれ
ば、中空部材が新たな大径ロールのウェブの先端を吸引
力により把持しつつ所定位置へ移動し、かつ該所定位置
で大径ロールのウェブを吸引しつつ回転することにより
該大径ロールのウェブを鉛直方向に通紙するので、簡単
に大径ロールのウェブを通紙することができる。
【0117】請求項15記載の本発明の継ぎウェブ生成
方法によれば、小径ロールのウェブの巻出しを停止する
とともにウェブを保持し、新たな大径ロールのウェブを
巻出して小径ロールのウェブと重なり合うように通紙し
た後、通紙された新たな大径ロールのウェブを保持し、
重なり合う両ウェブを巾方向に同時に切断して、小径ロ
ールのウェブの下流側切断辺と新たな大径ロールのウェ
ブの上流側切断辺とに跨がって接合部材を貼付するの
で、効率良くウェブ継ぎを行なうことができ、ウェブ継
ぎ時の稼働ロスを大幅に低減することができる。
【0118】また、請求項16記載の本発明の継ぎウェ
ブ生成方法によれば、上記請求項14記載の構成におい
て、両ウェブの接合後、両ウェブの接合部分を押圧する
ので、接合部材の接着力が高められて、運転中の張力及
び次工程の張力に十分耐えるようなウェブ継ぎを行なう
ことができる。また、請求項17記載の本発明の継ぎウ
ェブ生成方法によれば、上記各ステップを該両ウェブ双
方に所定の張力を付与した状態で行なうので、ウェブ継
ぎ時の皺の発生や蛇行等を確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるウェブ継ぎ装置
の全体構成を示す模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかるウェブ継ぎ装置
の要部構成を示す模式図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかるウェブ継ぎ装置
の要部構成を示す模式図である。
【図4】(a)〜(c)は本発明の第1実施形態にかか
るウェブ継ぎ装置を用いたウェブ継ぎの手法を説明する
ための図である。
【図5】本発明の第1実施形態にかかるウェブ継ぎ装置
における第1の変形例を説明する図である。
【図6】本発明の第2実施形態にかかるウェブ継ぎ装置
の全体構成を示す模式図である。
【図7】本発明の第2実施形態にかかるウェブ継ぎ装置
を用いたウェブ継ぎ時のウェブの状態の変化を説明する
ための図である。
【図8】(a),(b)はともに本発明の第2実施形態
にかかるウェブ継ぎ装置の通紙装置を説明するための図
である。
【図9】本発明の第2実施形態にかかるウェブ継ぎ装置
の要部構成を示す模式図である。
【図10】本発明の第2実施形態にかかるウェブ継ぎ装
置における要部構成を示す模式図であって、図9におけ
るA矢視図である。
【図11】本発明の第2実施形態にかかるウェブ継ぎ装
置における要部構成を示す模式図であって、図9におけ
るB矢視図である。
【図12】(a)〜(c)は本発明の第2実施形態にか
かるウェブ継ぎ装置を用いたウェブ継ぎの手法を説明す
るための図である。
【図13】(a),(b)は本発明の第2実施形態にか
かるウェブ継ぎ装置のウェブ切断状態を説明するための
図である。
【図14】本発明の第2実施形態にかかるウェブ継ぎ装
置における第1の変形例を説明する図である。
【図15】本発明の第2実施形態にかかるウェブ継ぎ装
置における第2の変形例を説明する図である。
【図16】本発明の第2実施形態にかかるウェブ継ぎ装
置における第3の変形例を説明する図である。
【図17】本発明の第2実施形態にかかるウェブ継ぎ装
置における他の変形例を説明する図である。
【図18】本発明の第2実施形態にかかるウェブ継ぎ装
置における他の変形例を説明する図である。
【図19】従来のウェブ継ぎ装置の一例を示す図であ
る。
【図20】従来のウェブ継ぎ装置によるウェブ継ぎ部を
示す図である。
【符号の説明】
1 製品巻取りロール 2 大径ロール(新ロール) 2′ 小径ロール(旧ロール) 3,3′,3″,3a〜3f ウェブ 4〜6及び10 ガイドロール 7 紙切りナイフ(スリッタ) 8 巻取りドラム 12 通紙手段としての通紙装置 15 ピンチロール 18 第2の保持手段としての上部吸引箱(サクション
ボックス) 19 第1の保持手段としての下部吸引箱(サクション
ボックス) 20 ウェブ重ね切り兼片面接着テープ貼付装置 21 把持部材としてのつかみポール 22,22′ 無端部材としてのチェーン 23 片面接着テープ貼付装置 25,25′,25″ 移動台 27,27′ 貼付手段を構成する片面接着テープ供給
装置 28 バネ 29 横ビーム 31 切断手段としての回転刃又は回転カッタ 32 チューブ 33,33′ 貼付手段を構成するテープ受け 34,34′ 接合部材としての片面接着テープ 35 駆動源(モータ) 36 ヒンジ 100 第1のユニット 200 第2のユニット 115 中空部材としてのサクションロール 118,118′ 駆動力伝達部材としての駆動軸 119 摺動軸受け 120 ウェブ重ね切り兼片面接着テープ貼付装置 121,121′ すくいポール 122 サクション孔(吸引孔) 123,123′ 3重の円筒 124,124′ 引き戻し用バネ 128,128′ 上支点 129,129′ 下支点 134 貼付手段を構成する片面テープ吸引箱(片面テ
ープ吸引ボックス) 135 駆動源 136,136′ 摺動レール 137,138 貼付手段を構成する片面テープアプリ
ケータ 140,140′ スライドモータ 142,142′ 固定ベース 145,145′ 駆動モータ 146 ウェブ抑え手段としてのシート受け金 147 押し付けローラ W ワインダ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径ロールからウェブを巻出し製品ロー
    ルを製造する際に、該大径ロールが所定の外径よりも小
    径になると該小径ロールのウェブと新たな大径ロールの
    ウェブとを接合するウェブ継ぎ装置において、 該小径ロールのウェブの巻出しを停止した状態で該ウェ
    ブを保持する第1の保持手段と、 該新たな大径ロールのウェブを巻出して該小径ロールの
    ウェブと重なり合うように通紙する通紙手段と、 該通紙された新たな大径ロールのウェブを保持する第2
    の保持手段と、 該重なり合う両ウェブを巾方向に同時に切断する切断手
    段と、 該小径ロールのウェブの下流側切断辺と該新たな大径ロ
    ールのウェブの上流側切断辺とに跨がって接合部材を貼
    付する貼付手段とをそなえていることを特徴とする、ウ
    ェブ継ぎ装置。
  2. 【請求項2】 該両ウェブに所定の張力が付与されてい
    ることを特徴とする、請求項1記載のウェブ継ぎ装置。
  3. 【請求項3】 該第1及び該第2の保持手段が、該通紙
    方向にオフセットされた位置で該両ウェブを互いに反対
    側から保持するよう配設され、該切断手段が、該オフセ
    ット領域内に位置するよう該第1及び該第2の保持手段
    のいずれか一方の側に設けられ、該貼付手段が該オフセ
    ット領域内に位置するよう該第1及び該第2の保持手段
    のいずれか一方又は両方に設けられていることを特徴と
    する、請求項1又は2記載のウェブ継ぎ装置。
  4. 【請求項4】 該第1及び該第2の保持手段が、該両ウ
    ェブから離隔する待機位置へ移動可能に構成されている
    ことを特徴とする、請求項3記載のウェブ継ぎ装置。
  5. 【請求項5】 該第1及び該第2の保持手段が、負圧に
    よる吸引力により該両ウェブを保持するサクションボッ
    クスとしてそれぞれ構成されていることを特徴とする、
    請求項3又は4記載のウェブ継ぎ装置。
  6. 【請求項6】 該貼付手段が、該第1及び該第2の保持
    手段による該ウェブの保持前にウェブ巾方向に所定長さ
    の一本の該接合部材を予め保持可能に構成されているこ
    とを特徴とする、請求項1又は3記載のウェブ継ぎ装
    置。
  7. 【請求項7】 該貼付手段が、該ウェブ巾方向に移動し
    つつテープ状の該接合部材を該ウェブに貼付可能に構成
    されていることを特徴とする、請求項1又は3記載のウ
    ェブ継ぎ装置。
  8. 【請求項8】 該切断手段が、該ウェブ巾方向に移動し
    つつ該ウェブを切断する回転刃として構成されているこ
    とを特徴とする、請求項1又は3記載のウェブ継ぎ装
    置。
  9. 【請求項9】 該貼付手段が、該接合部材を該ウェブに
    押圧する部材を有することを特徴とする、請求項1,
    3,6,7のいずれか1項に記載のウェブ継ぎ装置。
  10. 【請求項10】 該保持手段と該切断手段と該貼付手段
    とが1つのユニットとして構成されていることを特徴と
    する、請求項1又は3記載のウェブ継ぎ装置。
  11. 【請求項11】 該保持手段よりも下流側に、該両ウェ
    ブの接合部分を押圧するピンチロールが配設されている
    ことを特徴とする、請求項1又は3記載のウェブ継ぎ装
    置。
  12. 【請求項12】 該通紙手段が、ウェブ巾方向の両側に
    各々回動自在に配設され回動軌跡の一部に該通紙方向を
    含む一対の無端部材と、該一対の無端部材間に掛け渡さ
    れ該新たな大径ロールのウェブの先端を把持しつつ回動
    する把持部材とにより構成されていることを特徴とす
    る、請求項1又は3記載のウェブ継ぎ装置。
  13. 【請求項13】 該通紙方向が、略鉛直方向であること
    を特徴とする、請求項12記載のウェブ継ぎ装置。
  14. 【請求項14】 該通紙手段が、複数の吸引孔を有する
    中空部材をそなえ、該中空部材が、該新たな大径ロール
    のウェブの先端を吸引力により把持しつつ所定位置へ移
    動し、かつ該所定位置で該大径ロールのウェブを吸引し
    つつ回転することにより該大径ロールのウェブを鉛直方
    向に通紙するよう構成されていることを特徴とする、請
    求項13記載のウェブ継ぎ装置。
  15. 【請求項15】 大径ロールからウェブを巻出し製品ロ
    ールを製造する際に、該大径ロールが所定の外径よりも
    小径になると該小径ロールのウェブと新たな大径ロール
    のウェブとを接合し継ぎウェブを生成する方法におい
    て、 該小径ロールのウェブの巻出しを停止し該ウェブを保持
    するステップと、該新たな大径ロールのウェブを巻出し
    該小径ロールのウェブと重なり合うように通紙するステ
    ップと、 該通紙された新たな大径ロールのウェブを保持するステ
    ップと、 該重なり合う両ウェブを巾方向に同時に切断するステッ
    プと、 該小径ロールのウェブの下流側切断辺と該新たな大径ロ
    ールのウェブの上流側切断辺とに跨がって接合部材を貼
    付して該両ウェブを接合するステップとをそなえている
    ことを特徴とする、継ぎウェブ生成方法。
  16. 【請求項16】 該両ウェブの接合後、該両ウェブの接
    合部分を押圧するステップをそなえていることを特徴と
    する、請求項15記載の継ぎウェブ生成方法。
  17. 【請求項17】 上記各ステップを該両ウェブ双方に所
    定の張力を付与した状態で行なうことを特徴とする、請
    求項15又は16記載の継ぎウェブ生成方法。
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JP2021123364A (ja) * 2020-02-03 2021-08-30 三光機械株式会社 包装フィルムの接合装置及び包装フィルム自動交換装置

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