JP2000297089A - アルキルシリルアセタール類の製造方法 - Google Patents

アルキルシリルアセタール類の製造方法

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JP2000297089A
JP2000297089A JP11058118A JP5811899A JP2000297089A JP 2000297089 A JP2000297089 A JP 2000297089A JP 11058118 A JP11058118 A JP 11058118A JP 5811899 A JP5811899 A JP 5811899A JP 2000297089 A JP2000297089 A JP 2000297089A
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triethylsilane
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Takamasa Fuchigami
高正 渕上
Isao Igarashi
庸 五十嵐
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Sagami Chemical Research Institute
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Sagami Chemical Research Institute
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルデヒド等価体であり、かつ有機合成中間
体として有用な化合物であるアルキルシリルアセタール
類の製造方法を提供する。 【解決手段】 一般式R−(C=O)−OR’で示され
るエステル類と一般式H−SiR123で示されるヒ
ドロシラン類とをルテニウム触媒存在下反応させること
からなる、一般式RH(C−OR’)OSiR123
で示されるアルキルシリルアセタール類の製造方法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機合成中間体と
して有用な化合物であるアルキルシリルアセタール類及
びアルデヒド類の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルキルシリルアセタール類は、アルデ
ヒド等価体と見なすことができ、またγ−アミノ酸類、
ホモアリルアルコール類、1,3−ジオール類等に変換
可能であり、有機合成中間体として有用な化合物であ
る。(例えばD. Sames, Y. Liu,L. DeYoung, R. Plot,
J. Org. Chem., 60, 2153(1995))
【0003】アルキルシリルアセタール類の合成法とし
ては従来、(1)エステル類とジイソブチルアルミニウム
ヒドリドとを反応させて生成するアルキルアルミニウム
アセタール中間体をトリメチルシリルイミダゾールやト
リメチルシリルトリフルオロメタンスルフォナート等で
シリル化する方法(例えばS. Kiyooka, M. Shirouchi,
Y. Kaneko, Tetrahedron Lett., 34, 1491(1993))、
(2)エステル類とトリアルキルシリルジハロメチルリチ
ウムとを反応させる方法(例えばH. Shinokubo,K. Oshi
ma, K. Utimoto, Chem. Lett., 461(1995))、(3)ケト
ン類と1,2−ジエトキシ−1,2−ビス(トリメチル
シロキシ)エチレンとを塩化亜鉛存在下反応させる方法
(M. T. Reetz, H. Heimbach, K. Schwellnus, Tetrahe
dron Lett., 25, 1984(1984))、(4)アルデヒド類とケ
テンシリルアセタール類とをホウ素化合物存在下反応さ
せる方法(例えばS. Kiyooka, Y. Kaneko, M. Komura,
H. Matsuo, M. Nakano, J. Org. Chem., 56, 2276(199
1))、(5)メタクリル酸エステルとヒドロシランとをロ
ジウム触媒存在下反応させる方法(I. Ojima, M. Kumag
ai, Y. Nagai, J. Organometal. Chem., 111, 43(197
6))が知られている。
【0004】しかしながら、(1)の方法では、ジイソブ
チルアルミニウムヒドリドが禁水性であり、不活性ガス
雰囲気下無水条件で取り扱わなくてはならない等、安全
面ならびに経済面で欠点を有している。
【0005】(2)方法では、生成物であるアセタールの
α位にハロゲン原子が2つ導入されてしまうという制限
を有し、また反応試剤であるトリアルキルシリルジハロ
メチルリチウムが禁水性であり、不活性ガス雰囲気下無
水条件で取り扱わなくてはならない等、安全面ならびに
経済面で欠点を有している。
【0006】(3)の方法では、反応条件を不活性ガス雰
囲気下無水条件で行わなくてはならない等、経済面で欠
点を有しているとともに、生成物であるアセタールのア
セタール炭素にエトキシカルボニル基が導入されてしま
うという制限を有している。また反応試剤である1,2
−ジエトキシ−1,2−ビス(トリメチルシロキシ)エ
チレンの製造においても、発火性のあるナトリウムやカ
リウムを用いなければならず、不活性ガス雰囲気下無水
条件で取り扱わなくてはならない等、安全面ならびに経
済面で欠点を有している。
【0007】(4)の方法では、使用できるシリル基がt
−ブチルジメチルシリル基に限られているため、汎用性
が低く、また使用するホウ素化合物を製造する際に禁水
性のボラン−テトラヒドロフラン錯体を用いなければな
らず、不活性ガス雰囲気下無水条件で取り扱わなくては
ならない等、安全面ならびに経済面で欠点を有してい
る。
【0008】(5)の方法では、主生成物はケテンシリル
アセタールであり、目的のアルキルシリルアセタールは
副生成物にすぎず、選択性および収率の点で問題があ
る。
【0009】また、エステル類からアルデヒド類への還
元反応は従来、エステル類とジイソブチルアルミニウム
ヒドリドとを反応させて生成するアルキルアルミニウム
アセタール中間体を加水分解する方法(例えばL. I. Za
kharkin, I. M. Khorlina, Tetrahedron Lett., 3, 619
(1962))が一般に用いられている。しかしながら、この
方法は、ジイソブチルアルミニウムヒドリドが禁水性で
あり、不活性ガス雰囲気下無水条件で取り扱わなくては
ならないことや、反応を低温で行わなくてはならない
等、安全面ならびに経済面で欠点を有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の技術が抱えていた上記のような多くの欠点を克服し、
簡便かつ汎用性の高いアルキルシリルアセタール類及び
アルデヒド類及びアルデヒド類の製造方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記のよ
うな従来法の種々の欠点を解決すべく鋭意検討を行った
結果、ルテニウム触媒の存在下、エステル類とヒドロシ
ラン類とを反応させることによる、簡便かつ汎用性の高
いアルキルシリルアセタール類の製造方法を見いだし、
本発明を完成した。
【0012】すなわち本発明は、下記一般式(I) R−(C=O)−OR’ (I) (式中、Rは、アルキル基、芳香族基、または水素原子
を表す。またR’は、アルキル基、または芳香族基を表
す。また、RとR’が一体となって結合している炭素原
子及び酸素原子とともに環を形成していてもよい。)で
示されるエステル類と、下記一般式(II) H−SiR123 (II) (式中、R1、R2、およびR3はそれぞれ独立にアルキ
ル基、または芳香族基を表す。)で示されるヒドロシラ
ン類とを、ルテニウム触媒の存在下に反応させることを
特徴とする、下記一般式(III) R−(CH−OSiR123)−OR’ (III) (式中、R、R’、R1、R2、およびR3は上記と同様
である。)で示されるアルキルシリルアセタール類の製
造方法、また下記一般式(I) R−(C=O)−OR’ (I) (式中、Rは、アルキル基、芳香族基、または水素原子
を表す。またR’は、アルキル基、または芳香族基を表
す。また、RとR’が一体となって結合している炭素原
子及び酸素原子とともに環を形成していてもよい。)で
示されるエステル類と、下記一般式(II) H−SiR123 (II) (式中、R1、R2、およびR3はそれぞれ独立にアルキ
ル基、または芳香族基を表す。)で示されるヒドロシラ
ン類とを、ルテニウム触媒の存在下に反応させて、下記
一般式(III) R−(CH−OSiR123)−OR’ (III) (式中、R、R’、R1、R2、およびR3は上記と同様
である。)で示されるアルキルシリルアセタール類を
得、次いでこれを加水分解することからなる、下記一般
式(V) R−CHO (V) (式中、Rは上記と同様である。)で示されるアルデヒ
ド類の製造方法に関するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明におけるアルキル基とは、
反応に関与しない置換基を有してもよい炭素数1〜20
個の直鎖、分岐鎖、または環状のアルキル基を意味す
る。芳香族基は芳香族炭化水素基および複素環式芳香族
基を示すものであり、反応に関与しない置換基を有して
いてもよいフェニル基、ナフチル基、アンスリル基、ピ
リジル基、フリル基、チエニル基等が例示できる。上記
における反応に関与しない置換基としては、枝分かれが
あってもよい炭素数1〜10個のアルキル基、芳香族
基、アルコキシ基、カルボキシル基、シアノ基、ハロゲ
ン原子等が例示できる。
【0014】本発明の前記一般式(I)、(II)で表
されるエステル類、ヒドロシラン類はいずれも工業的に
容易に入手可能な化合物である。
【0015】本発明の前記一般式(I)で表されるエス
テル類は、前記一般式(II)で表されるヒドロシラン
類に対して通常0.5〜2当量程度の範囲で用いるのが
好ましいが、用いるエステル類がきわめて安価であり溶
媒を兼ねることができる場合には大過剰用いても差し支
えない。
【0016】本発明において、ルテニウム触媒として
は、二酸化ルテニウム、四酸化ルテニウム等のルテニウ
ム酸化物、塩化ルテニウム、臭化ルテニウム、ヨウ化ル
テニウム等のルテニウム塩、ジカルボニルシクロペンタ
ジエニルルテニウム(II)二量化物、トリルテニウムド
デカカルボニル、ジクロロトリカルボニルルテニウム
(II)二量化物、ジクロロジカルボニルビス(トリフェ
ニルホスフィン)ルテニウム(II)、カルボニルジヒド
リドトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(I
I)、ジクロロトリス(トリフェニルホスフィン)ルテ
ニウム(II)、クロロシクロペンタジエニルビス(トリ
フェニルホスフィン)ルテニウム(II)、クロロインデ
ニルビス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(I
I)、ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)
ベンジリデンルテニウム(IV)、ジクロロビス(トリシ
クロペンチルホスフィン)ベンジリデンルテニウム(I
V)等のルテニウム錯体等を挙げることができる。好適
に用いることができる触媒としては、ルテニウムカルボ
ニル錯体を挙げることができ、特に、トリルテニウムド
デカカルボニル、ジクロロトリカルボニルルテニウム
(II)二量化物等が収率の点で好ましい。これらルテニ
ウム触媒の使用量は、所謂触媒量でよく、前記一般式
(I)で表されるエステル類に対して0.001〜0.
1当量程度の範囲が選ばれるが、通常は0.005〜
0.05当量程度用いればよい。
【0017】本発明を実施する際、助触媒としてアミン
類、またはアミド類を添加することが収率の点で好まし
いことが多い。アミン類としては特に限定はなく、アン
モニア;エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミ
ン、t−ブチルアミン、アニリン、ベンジルアミン等の
一級アミン;ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロ
ピルアミン、ジブチルアミン、ピペリジン、モルホリ
ン、N−メチルアニリン等の二級アミン;トリエチルア
ミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、
ジメチルベンジルアミン等の三級アミン;ピリジン、ピ
ロール、ウラシル等の複素芳香族アミン等を例示するこ
とができる。またアミド類としても特に限定はなく、
N,N,2−トリメチルプロピオンアミド、N,N−ジ
エチル−2−メチルプロピオンアミド、N−t−ブチル
−2−メチルプロピオンアミド、N,N−ジエチルアセ
トアミド、N−t−ブチルアセトアミド、N−フェニル
−N−メチルアセトアミド、N,N−ジエチルシクロヘ
キサンカルボンアミド、N,N−ジエチルプロピオンア
ミド、N,N−ジエチル−2,2−ジメチルプロピオン
アミド、N,N−ジエチルフェニルアセトアミド、N,
N−ジエチルベンズアミド等を例示することができる。
アミン類またはアミド類の使用量は、所謂触媒量でよ
く、前記一般式(I)で表されるエステル類に対して
0.001〜0.1当量程度の範囲が選ばれるが、通常
は0.01〜0.05当量程度用いればよい。
【0018】アミン類、またはアミド類を助触媒として
用いて本発明を実施する際、さらに前記一般式(IV)
で表されるハロゲン化合物を添加すると、収率が向上す
ることが多い。前記一般式(IV)で表されるハロゲン
化合物としては、特に限定はなく、ヨウ化水素;ヨウ化
エチル、臭化ベンジル、塩化ベンジル等のアルキルハロ
ゲン化合物;ヨードベンゼン等の芳香族ハロゲン化合
物;ヨウ素、臭素等が挙げられる。これら、ハロゲン化
合物の使用量は、所謂触媒量でよく、前記一般式(I)
で表されるエステル類に対して0.001〜0.1当量
程度の範囲が選ばれるが、通常は0.01〜0.05当
量程度用いればよい。
【0019】本発明を実施する際、他の助触媒としてア
ンモニウム塩類を添加することが収率の点で好ましいこ
とが多い。アンモニウム塩類としては、特に限定はな
く、トリエチルアンモニウムヨージド、ジエチルフェニ
ルアンモニウムヨージド、ベンジルジエチルアンモニウ
ムヨージド、t−ブチルエチルアンモニウムヨージド、
エチルメチルフェニルアンモニウムヨージド、テトラエ
チルアンモニウムヨージド、1−エチルピリジニウムヨ
ージド、ジエチルフェニルアンモニウムブロミド、ジエ
チルフェニルアンモニウムクロリド、フッ化アンモニウ
ム、塩化アンモニウム、臭化アンモニウム等のハロゲン
化アンモニウム類;炭酸アンモニウム、硫酸アンモニウ
ム、硝酸アンモニウム、しゅう酸アンモニウム等が挙げ
られる。これら、アンモニウム塩類の使用量は、所謂触
媒量でよく、前記一般式(I)で表されるエステル類に
対して0.001〜0.1当量程度の範囲が選ばれる
が、通常は0.01〜0.05当量程度用いればよい。
また、これらアンモニウム塩類がハロゲン化アンモニウ
ム類の場合には、対応するアミンとハロゲン化合物から
系中で調整しても何ら差し支えない。
【0020】本発明を実施するにあたっては、反応に関
与しない溶媒中で行うことが好ましく、ベンゼン、トル
エン、キシレン、メシチレン、テトラヒドロフラン、ジ
メトキシエタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン等が例
示できる。
【0021】反応温度は、0℃ないし200℃の温度範
囲から適宜選択できるが、50℃ないし150℃の範囲
が好ましい。
【0022】本発明のアルデヒド類の製造方法におい
て、加水分解は酸性条件下に常法により行うことがで
き、酸としてはブレンステッド酸を用いることが好まし
く、塩酸、硫酸、硝酸等が例示できる。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例によって何ら限定され
るものではない。
【0024】実施例 1
【0025】
【化1】
【0026】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、トリルテニウムドデカカルボニル(0.002
g)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アル
ゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応混
合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC分
析を行ったところ、イソ酪酸エチル、トリエチルシラン
の転化率がそれぞれ 90.1 %、79.9 % であり、78.0 %
の転化収率で、目的の1−エトキシ−2−メチルプロポ
キシトリエチルシランが生成していることが明らかとな
った。この反応混合物から溶媒を減圧下留去して、粗生
成物を得た。これから分取GLCによって、目的物を単
離した。 1−エトキシ−2−メチルプロポキシトリエチルシラン1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 0.65 (6H, q, J=8.0 Hz),
0.90 (3H, d, J=6.8 Hz),0.91 (3H, d, J=6.7 Hz), 0.9
8 (9H, t, J=8.0 Hz), 1.18 (3H, t, J=7.0 Hz),1.64 -
1.85 (1H, m), 3.41 (1H, dq, J=9.2, 7.0 Hz), 3.68
(1H, dq, J=9.2,7.0 Hz), 4.48 (1H, d, J=5.0 Hz) pp
m.
【0027】実施例 2
【0028】
【化2】
【0029】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g, 0.05 m
mol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、ア
ルゴン雰囲気下、80℃で16時間反応させた。反応混
合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC分
析を行ったところ、イソ酪酸エチル、トリエチルシラン
の転化率がそれぞれ 100 %、85.5 % であり、87.9 % の
収率で、目的の1−エトキシ−2−メチルプロポキシト
リエチルシランが生成していることが明らかとなった。
【0030】実施例 3
【0031】
【化3】
【0032】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、t−ブチルアミン(0.004 g, 0.05
mmol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、
アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反
応混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GL
C分析を行ったところ、イソ酪酸エチル、トリエチルシ
ランの転化率がそれぞれ 75.0 %、80.4 % であり、83.9
% の転化収率で、目的の1−エトキシ−2−メチルプ
ロポキシトリエチルシランが生成していることが明らか
となった。
【0033】実施例 4
【0034】
【化4】
【0035】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、トリエチルアミン(0.005 g, 0.05
mmol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、
アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反
応混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GL
C分析を行ったところ、イソ酪酸エチル、トリエチルシ
ランの転化率がそれぞれ 51.6 %、56.9 % であり、87.2
% の転化収率で、目的の1−エトキシ−2−メチルプ
ロポキシトリエチルシランが生成していることが明らか
となった。
【0036】実施例 5
【0037】
【化5】
【0038】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g, 0.05 m
mol)、ヨウ化エチル(0.008g, 0.05 mmol)、および溶
媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
100℃で16時間反応させた。反応混合物に内部標準
物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行ったとこ
ろ、イソ酪酸エチル、トリエチルシランの転化率がそれ
ぞれ 100 %、94.0 % であり、85.9 % の収率で、目的の
1−エトキシ−2−メチルプロポキシトリエチルシラン
が生成していることが明らかとなった。
【0039】実施例 6
【0040】
【化6】
【0041】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、トリエチルアミン(0.005 g, 0.05
mmol)、ヨウ化エチル(0.008 g, 0.05 mmol)、およ
び溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気
下、100℃で16時間反応させた。反応混合物に内部
標準物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行った
ところ、イソ酪酸エチル、トリエチルシランの転化率が
それぞれ 43.5 %、44.6 % であり、94.7 % の転化収率
で、目的の1−エトキシ−2−メチルプロポキシトリエ
チルシランが生成していることが明らかとなった。
【0042】実施例 7
【0043】
【化7】
【0044】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、ピリジン(0.004 g, 0.05 mmo
l)、ヨウ化エチル(0.008 g, 0.05 mmol)、および溶
媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
100℃で16時間反応させた。反応混合物に内部標準
物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行ったとこ
ろ、イソ酪酸エチル、トリエチルシランの転化率がそれ
ぞれ 100 %、91.3 % であり、91.6 % の収率で、目的の
1−エトキシ−2−メチルプロポキシトリエチルシラン
が生成していることが明らかとなった。
【0045】実施例 8
【0046】
【化8】
【0047】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g, 0.05 m
mol)、ヨードベンゼン(0.010 g, 0.05 mmol)、およ
び溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気
下、100℃で16時間反応させた。反応混合物に内部
標準物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行った
ところ、イソ酪酸エチル、トリエチルシランの転化率が
それぞれ 100 %、100 % であり、81.4 % の収率で、目
的の1−エトキシ−2−メチルプロポキシトリエチルシ
ランが生成していることが明らかとなった。
【0048】実施例 9
【0049】
【化9】
【0050】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g, 0.05 m
mol)、ヨウ素(0.013 g, 0.05 mmol)、および溶媒と
してトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、10
0℃で16時間反応させた。反応混合物に内部標準物質
としてn−デカンを加え、GLC分析を行ったところ、
イソ酪酸エチル、トリエチルシランの転化率がそれぞれ
100 %、100 % であり、75.3 % の収率で、目的の1−
エトキシ−2−メチルプロポキシトリエチルシランが生
成していることが明らかとなった。
【0051】実施例 10
【0052】
【化10】
【0053】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g, 0.05 m
mol)、臭化ベンジル(0.009g, 0.05 mmol)、および溶
媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
100℃で16時間反応させた。反応混合物に内部標準
物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行ったとこ
ろ、イソ酪酸エチル、トリエチルシランの転化率がそれ
ぞれ 71.0 %、73.1 % であり、83.8 % の転化収率で、
目的の1−エトキシ−2−メチルプロポキシトリエチル
シランが生成していることが明らかとなった。
【0054】実施例 11
【0055】
【化11】
【0056】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g, 0.05 m
mol)、塩化ベンジル(0.006g, 0.05 mmol)、および溶
媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
100℃で16時間反応させた。反応混合物に内部標準
物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行ったとこ
ろ、イソ酪酸エチル、トリエチルシランの転化率がそれ
ぞれ 48.3 %、57.8 % であり、97.1 % の転化収率で、
目的の1−エトキシ−2−メチルプロポキシトリエチル
シランが生成していることが明らかとなった。
【0057】実施例 12
【0058】
【化12】
【0059】キャップ付き試験管に酢酸フェニル(0.13
6 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.50
mmol)、トリルテニウムドデカカルボニル(0.002
g)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アル
ゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応混
合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC分
析を行ったところ、酢酸フェニル、トリエチルシランの
転化率がそれぞれ 89.0 %、84.0 % であり、94.5 % の
転化収率で、目的の1−フェノキシエトキシトリエチル
シランが生成していることが明らかとなった。この反応
混合物から溶媒を減圧下留去して、粗生成物を得た。こ
れから分取GLCによって、目的物を単離した。 1−フェノキシエトキシトリエチルシラン1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 0.58 (6H, q, J=7.6 Hz),
0.91 (9H, t, J=7.6 Hz),1.53 (3H, d, J=5.0 Hz), 5.6
7 (1H, q, J=5.0 Hz), 6.94 - 7.00 (3H, m), 7.23 -
7.31 (2H, m) ppm.
【0060】実施例 13
【0061】
【化13】
【0062】キャップ付き試験管に酢酸フェニル(0.13
6 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.50
mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二量
化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g, 0.05 mmo
l)、ヨウ化エチル(0.008 g, 0.05 mmol)、および溶
媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
100℃で16時間反応させた。反応混合物に内部標準
物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行ったとこ
ろ、酢酸フェニル、トリエチルシランの転化率がそれぞ
れ 78.8 %、100 % であり、99.5 % の転化収率で、目的
の1−フェノキシエトキシトリエチルシランが生成して
いることが明らかとなった。
【0063】実施例 14
【0064】
【化14】
【0065】キャップ付き試験管に酢酸フェニル(0.13
6 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.50
mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二量
化物(0.003 g)、t−ブチルアミン(0.004 g, 0.05 m
mol)ヨウ化エチル(0.008 g, 0.05 mmol)、および溶
媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
100℃で16時間反応させた。反応混合物に内部標準
物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行ったとこ
ろ、酢酸フェニル、トリエチルシランの転化率がそれぞ
れ 100 %、100 % であり、94.0 % の収率で、目的の1
−フェノキシエトキシトリエチルシランが生成している
ことが明らかとなった。
【0066】実施例 15
【0067】
【化15】
【0068】キャップ付き試験管に酢酸フェニル(0.13
6 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.50
mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二量
化物(0.003 g)、N−メチルアニリン(0.005 g, 0.05
mmol)、ヨウ化エチル(0.008 g, 0.05 mmol)、およ
び溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気
下、100℃で16時間反応させた。反応混合物に内部
標準物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行った
ところ、酢酸フェニル、トリエチルシランの転化率がそ
れぞれ 91.3 %、100 % であり、49.8 % の転化収率で、
目的の1−フェノキシエトキシトリエチルシランが生成
していることが明らかとなった。
【0069】実施例 16
【0070】
【化16】
【0071】キャップ付き試験管に酢酸フェニル(0.13
6 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.50
mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二量
化物(0.003 g)、ピリジン(0.004 g, 0.05 mmol)、
ヨウ化エチル(0.008 g, 0.05mmol)、および溶媒とし
てトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、100
℃で16時間反応させた。反応混合物に内部標準物質と
してn−デカンを加え、GLC分析を行ったところ、酢
酸フェニル、トリエチルシランの転化率がそれぞれ 91.
1 %、99.0 % であり、88.4 % の転化収率で、目的の1
−フェノキシエトキシトリエチルシランが生成している
ことが明らかとなった。
【0072】実施例 17
【0073】
【化17】
【0074】キャップ付き試験管に酢酸フェニル(0.13
6 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.50
mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二量
化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g, 0.05 mmo
l)、ヨードベンゼン(0.010g, 0.05 mmol)、および溶
媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
100℃で16時間反応させた。反応混合物に内部標準
物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行ったとこ
ろ、酢酸フェニル、トリエチルシランの転化率がそれぞ
れ 95.1 %、100 % であり、91.2 % の転化収率で、目的
の1−フェノキシエトキシトリエチルシランが生成して
いることが明らかとなった。
【0075】実施例 18
【0076】
【化18】
【0077】キャップ付き試験管に酢酸フェニル(0.13
6 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.50
mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二量
化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g, 0.05 mmo
l)、ヨウ素(0.013 g, 0.05mmol)、および溶媒として
トルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、100℃
で16時間反応させた。反応混合物に内部標準物質とし
てn−デカンを加え、GLC分析を行ったところ、酢酸
フェニル、トリエチルシランの転化率がそれぞれ 97.5
%、100 % であり、90.3 % の転化収率で、目的の1−フ
ェノキシエトキシトリエチルシランが生成していること
が明らかとなった。
【0078】実施例 19
【0079】
【化19】
【0080】キャップ付き試験管にシクロヘキサンカル
ボン酸メチル(0.142 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラ
ン(0.175 g, 1.50 mmol)、トリルテニウムドデカカル
ボニル(0.002 g)、および溶媒としてトルエン(1 m
l)を入れ、アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反
応させた。反応混合物に内部標準物質としてn−デカン
を加え、GLC分析を行ったところ、シクロヘキサンカ
ルボン酸メチル、トリエチルシランの転化率がそれぞれ
68.5 %、95.0 % であり、85.3 % の転化収率で、目的
のメトキシシクロヘキシルメトキシトリエチルシランが
生成していることが明らかとなった。この反応混合物か
ら溶媒を減圧下留去して、粗生成物を得た。これから分
取GLCによって、目的物を単離した。 メトキシシクロヘキシルメトキシトリエチルシラン1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 0.65 (6H, q, J=7.9 Hz),
0.98 (9H, t, J=7.9 Hz),1.02 - 1.50 (7H, m), 1.50 -
1.74 (4H, m), 3.30 (3H, s), 4.41 (1H, d, J=5.4 H
z) ppm.
【0081】実施例 20
【0082】
【化20】
【0083】キャップ付き試験管にシクロヘキサンカル
ボン酸メチル(0.142 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラ
ン(0.175 g, 1.50 mmol)、ジクロロトリカルボニルル
テニウム(II)二量化物(0.003 g)、ジエチルアミン
(0.004 g, 0.05 mmol)、ヨウ化エチル(0.008 g, 0.0
5 mmol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、
アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反
応混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GL
C分析を行ったところ、シクロヘキサンカルボン酸メチ
ル、トリエチルシランの転化率がそれぞれ 95.2 %、87.
9 % であり、97.1 % の転化収率で、目的のメトキシシ
クロヘキシルメトキシトリエチルシランが生成している
ことが明らかとなった。
【0084】実施例 21
【0085】
【化21】
【0086】キャップ付き試験管にγ−ブチロラクトン
(0.086 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g,
1.50 mmol)、トリルテニウムドデカカルボニル(0.00
2 g)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、ア
ルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応
混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC
分析を行ったところ、γ−ブチロラクトン、トリエチル
シランの転化率がそれぞれ 92.5 %、100 % であり、36.
3 % の転化収率で、目的の2−トリエチルシロキシテト
ラヒドロフランが生成していることが明らかとなった。
この反応混合物から溶媒を減圧下留去して、粗生成物を
得た。これから分取GLCによって、目的物を単離し
た。 2−トリエチルシロキシテトラヒドロフラン1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 0.61 (6H, q, J=7.5 Hz),
0.93 (9H, t, J=7.5 Hz),1.77 - 2.06 (4H, m), 3.62 -
3.90 (1H, m), 3.80 - 4.07 (1H, m), 5.45 - 5.56 (1
H, m) ppm.
【0087】実施例 22
【0088】
【化22】
【0089】キャップ付き試験管にγ−ブチロラクトン
(0.086 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g,
1.50 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(I
I)二量化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g,
0.05 mmol)、ヨウ化エチル(0.008 g, 0.05 mmol)、
および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰
囲気下、100℃で16時間反応させた。反応混合物に
内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行
ったところ、γ−ブチロラクトン、トリエチルシランの
転化率がそれぞれ 45.8 %、84.1 % であり、44.3 % の
転化収率で、目的の2−トリエチルシロキシテトラヒド
ロフランが生成していることが明らかとなった。
【0090】実施例 23
【0091】
【化23】
【0092】キャップ付き試験管にプロピオン酸メチル
(0.088 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g,
1.50 mmol)、トリルテニウムドデカカルボニル(0.00
2 g)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、ア
ルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応
混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC
分析を行ったところ、プロピオン酸メチル、トリエチル
シランの転化率がそれぞれ 100 %、76.7 % であり、57.
2 % の収率で、目的の1−メトキシプロポキシトリエチ
ルシランが生成していることが明らかとなった。この反
応混合物から溶媒を減圧下留去して、粗生成物を得た。
これから分取GLCによって、目的物を単離した。 1−メトキシプロポキシトリエチルシラン1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 0.65 (6H, q, J=8.0 Hz),
0.95 (3H, t, J=7.5 Hz),0.95 (9H, t, J=8.0 Hz), 1.5
6 - 1.63 (2H, m), 3.33 (3H, s), 4.60 - 4.65(1H, m)
ppm.
【0093】実施例 24
【0094】
【化24】
【0095】キャップ付き試験管にプロピオン酸メチル
(0.088 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g,
1.50 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(I
I)二量化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g,
0.05 mmol)、ヨウ化エチル(0.008 g, 0.05 mmol)、
および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰
囲気下、100℃で16時間反応させた。反応混合物に
内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行
ったところ、プロピオン酸メチル、トリエチルシランの
転化率がそれぞれ 100 %、100 % であり、56.9 % の収
率で、目的の1−メトキシプロポキシトリエチルシラン
が生成していることが明らかとなった。
【0096】実施例 25
【0097】
【化25】
【0098】キャップ付き試験管にピバル酸メチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g, 0.05 m
mol)、ヨウ化エチル(0.008g, 0.05 mmol)、および溶
媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
100℃で16時間反応させた。反応混合物に内部標準
物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行ったとこ
ろ、ピバル酸メチル、トリエチルシランの転化率がそれ
ぞれ 42.4 %、53.4 % であり、76.9 % の転化収率で、
目的の1−メトキシ−2,2−ジメチルプロポキシトリ
エチルシランが生成していることが明らかとなった。こ
の反応混合物から溶媒を減圧下留去して、粗生成物を得
た。これから分取GLCによって、目的物を単離した。 1−メトキシ−2,2−ジメチルプロポキシトリエチル
シラン1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 0.67 (6H, q, J=7.9 Hz),
0.87 (9H, s), 0.99 (9H,t, J=7.9 Hz), 3.38 (3H, s),
4.21 (1H, s) ppm.
【0099】実施例 26
【0100】
【化26】
【0101】キャップ付き試験管にフェニル酢酸メチル
(0.150 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g,
1.50 mmol)、トリルテニウムドデカカルボニル(0.00
2 g)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、ア
ルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応
混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC
分析を行ったところ、フェニル酢酸メチル、トリエチル
シランの転化率がそれぞれ 81.4 %、87.1 % であり、8
4.4 % の転化収率で、目的の1−メトキシ−2−フェニ
ルエトキシトリエチルシランが生成していることが明ら
かとなった。この反応混合物から溶媒を減圧下留去し
て、粗生成物を得た。これから分取GLCによって、目
的物を単離した。 1−メトキシ−2−フェニルエトキシトリエチルシラン1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 0.58 (6H, q, J=7.5 Hz),
0.93 (9H, t, J=7.5 Hz),2.82 (1H, dd, J=13.7, 4.8 H
z), 2.95 (1H, dd, J=13.7, 5.9 Hz), 3.33 (3H,s), 4.
84 (1H, dd, J=5.9, 4.8 Hz), 7.28-7.40 (5H, m) ppm.
【0102】実施例 27
【0103】
【化27】
【0104】キャップ付き試験管にフェニル酢酸メチル
(0.150 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g,
1.50 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(I
I)二量化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g,
0.05 mmol)、ヨウ化エチル(0.008 g, 0.05 mmol)、
および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰
囲気下、100℃で16時間反応させた。反応混合物に
内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行
ったところ、フェニル酢酸メチル、トリエチルシランの
転化率がそれぞれ 88.6 %、100 % であり、80.2 % の転
化収率で、目的の1−メトキシ−2−フェニルエトキシ
トリエチルシランが生成していることが明らかとなっ
た。
【0105】実施例 28
【0106】
【化28】
【0107】キャップ付き試験管に酢酸イソプロピル
(0.102 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g,
1.50 mmol)、トリルテニウムドデカカルボニル(0.00
2 g)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、ア
ルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応
混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC
分析を行ったところ、酢酸イソプロピル、トリエチルシ
ランの転化率がそれぞれ100 %、83.1 % であり、73.5 %
の収率で、目的の1−(1−メチルエトキシ)エトキ
シトリエチルシランが生成していることが明らかとなっ
た。この反応混合物から溶媒を減圧下留去して、粗生成
物を得た。これから分取GLCによって、目的物を単離
した。 1−(1−メチルエトキシ)エトキシトリエチルシラン1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 0.64 (6H, q, J=8.0 Hz),
0.99 (9H, t, J=8.0 Hz),1.12 (3H, d, J=6.1 Hz), 1.2
0 (3H, d, J=6.0 Hz), 1.31 (3H, d, J=5.0 Hz),3.87
(1H, sep, J=6.1 Hz), 5.03 (1H, q, J=5.0 Hz) ppm.
【0108】実施例 29
【0109】
【化29】
【0110】キャップ付き試験管に酢酸イソプロピル
(0.102 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g,
1.50 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(I
I)二量化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g,
0.05 mmol)、ヨウ化エチル(0.008 g, 0.05 mmol)、
および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰
囲気下、100℃で16時間反応させた。反応混合物に
内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行
ったところ、酢酸イソプロピル、トリエチルシランの転
化率がそれぞれ 100 %、81.2 % であり、81.8 % の収率
で、目的の1−(1−メチルエトキシ)エトキシトリエ
チルシランが生成していることが明らかとなった。
【0111】実施例 30
【0112】
【化30】
【0113】キャップ付き試験管に酢酸t−ブチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、トリルテニウムドデカカルボニル(0.002
g)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アル
ゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応混
合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC分
析を行ったところ、酢酸t−ブチル、トリエチルシラン
の転化率がそれぞれ 100%、87.3% であり、45.1 % の収
率で、目的の1−(1,1−ジメチルエトキシ)エトキ
シトリエチルシランが生成していることが明らかとなっ
た。この反応混合物から溶媒を減圧下留去して、粗生成
物を得た。これから分取GLCによって、目的物を単離
した。 1−(1,1−ジメチルエトキシ)エトキシトリエチル
シラン1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 0.63 (6H, q, J=7.8 Hz),
0.97 (9H, t, J=7.8 Hz),1.23 (9H, s), 1.29 (3H, d,
J=5.1 Hz), 5.21 (1H, q, J=5.1 Hz) ppm.
【0114】実施例 31
【0115】
【化31】
【0116】キャップ付き試験管にギ酸イソプロピル
(0.088 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g,
1.50 mmol)、トリルテニウムドデカカルボニル(0.00
2 g)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、ア
ルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応
混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC
分析を行ったところ、ギ酸イソプロピル、トリエチルシ
ランの転化率がそれぞれ100 %、73.7% であり、54.3 %
の収率で、目的の(1−メチルエトキシ)メトキシトリ
エチルシランが生成していることが明らかとなった。こ
の反応混合物から溶媒を減圧下留去して、粗生成物を得
た。これから分取GLCによって、目的物を単離した。 (1−メチルエトキシ)メトキシトリエチルシラン1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 0.64 (6H, q, J=8.0 Hz),
0.97 (9H, t, J=8.0 Hz),1.17 (6H, d, J=6.2 Hz), 3.9
3 (1H, sep, J=6.2 Hz), 4.88 (2H, s) ppm.
【0117】実施例 32
【0118】
【化32】
【0119】キャップ付き試験管に安息香酸エチル(0.
150 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、ジエチルアミン(0.004 g, 0.05 m
mol)、ヨウ化エチル(0.008g, 0.05 mmol)、および溶
媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
100℃で16時間反応させた。反応混合物に内部標準
物質としてn−デカンを加え、GLC分析を行ったとこ
ろ、安息香酸エチル、トリエチルシランの転化率がそれ
ぞれ 81.1 %、100 % であり、52.9 % の転化収率で、目
的のα−エトキシベンジルオキシトリエチルシランが生
成していることが明らかとなった。この反応混合物から
溶媒を減圧下留去し、その残渣をクーゲルロール蒸留し
て、粗生成物を得た。これを分取薄層クロマトグラフィ
ーに付して、目的物を単離した。 α−エトキシベンジルオキシトリエチルシラン1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 0.63 (6H, q, J=7.9 Hz),
0.92 (9H, t, J=7.9 Hz),1.20 (3H, t, J=7.1 Hz), 3.5
0 (1H, dq, J=9.2, 7.1 Hz), 3.57 (1H, dq, J=9.2, 7.
1 Hz), 5.78 (1H, s), 7.28 - 7.36 (3H, m), 7.36 -
7.51 (2H, m) ppm.
【0120】実施例 33
【0121】
【化33】
【0122】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、t−ブチルジメチルシラン(0.17
5 g, 1.50 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム
(II)二量化物(0.013 g)、ジエチルアミン(0.004
g, 0.05 mmol)、ヨウ化エチル(0.008 g, 0.05 mmo
l)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アル
ゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応混
合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC分
析を行ったところ、イソ酪酸エチル、t−ブチルジメチ
ルシランの転化率がそれぞれ 94.1 %、96.0 % であり、
86.5 % の転化収率で、目的の1−エトキシ−2−メチ
ルプロポキシ−t−ブチルジメチルシランが生成してい
ることが明らかとなった。この反応混合物から溶媒を減
圧下留去して、粗生成物を得た。これから分取GLCに
よって、目的物を単離した。 1−エトキシ−2−メチルプロポキシ−t−ブチルジメ
チルシラン1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 0.08 (3H, s), 0.11 (3H,
s), 0.88 (3H, d, J=6.7Hz), 0.90 (3H, d, J=6.7 Hz),
0.91 (9H, s), 1.18 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.69- 1.81
(1H, m), 3.40 (1H, dq, J=9.0, 7.1 Hz), 3.65 (1H, d
q, J=9.0, 7.1 Hz), 4.47 (1H, d, J=5.0) ppm.
【0123】実施例 34
【0124】
【化34】
【0125】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、フェニルジメチルシラン(0.204
g, 1.50 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム
(II)二量化物(0.013 g)、ジエチルアミン(0.004
g, 0.05 mmol)、ヨウ化エチル(0.008 g, 0.05 mmo
l)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、アル
ゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応混
合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC分
析を行ったところ、イソ酪酸エチル、フェニルジメチル
シランの転化率がそれぞれ 80.9 %、100 % であり、72.
3 % の転化収率で、目的の1−エトキシ−2−メチルプ
ロポキシフェニルジメチルシランが生成していることが
明らかとなった。この反応混合物から溶媒を減圧下留去
して、粗生成物を得た。これからクーゲルロール蒸留に
よって、目的物を副生成物である1,3−ジフェニル−
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンとの混合物
として得た。 1−エトキシ−2−メチルプロポキシフェニルジメチル
シラン1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 0.42 (3H, s), 0.44 (3H,
s), 0.87 (3H, d, J=6.8Hz), 0.88 (3H, d, J=6.8 Hz),
1.10 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.55 - 1.82 (1H, m), 3.27
(1H, dq, J=9.7, 7.0 Hz), 3.57 (1H, dq, J=9.7, 7.0
Hz), 4.44 (1H,d, J=5.2 Hz), 7.29 - 7.41 (3H, m),
7.45 - 7.65 (2H, m) ppm.
【0126】実施例 35
【0127】
【化35】
【0128】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、 N,N,2−トリメチルプロピオ
ンアミド(0.006 g, 0.05 mmol)、ヨウ化エチル(0.00
8 g, 0.05 mmol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)
を入れ、アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応さ
せた。反応混合物に内部標準物質としてn−デカンを加
え、GLC分析を行ったところ、イソ酪酸エチル、トリ
エチルシランの転化率がそれぞれ 72.9 %、76.8 % であ
り、90.1 % の転化収率で、目的の1−エトキシ−2−
メチルプロポキシトリエチルシランが生成していること
が明らかとなった。
【0129】実施例 36
【0130】
【化36】
【0131】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、塩化アンモニウム(0.003 g, 0.05
mmol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、
アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反
応混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GL
C分析を行ったところ、イソ酪酸エチル、トリエチルシ
ランの転化率がそれぞれ 100 %、100 % であり、63.8 %
の収率で、目的の1−エトキシ−2−メチルプロポキ
シトリエチルシランが生成していることが明らかとなっ
た。
【0132】実施例 37
【0133】
【化37】
【0134】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、臭化アンモニウム(0.005 g, 0.05
mmol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、
アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反
応混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GL
C分析を行ったところ、イソ酪酸エチル、トリエチルシ
ランの転化率がそれぞれ 100 %、100 % であり、65.1 %
の収率で、目的の1−エトキシ−2−メチルプロポキ
シトリエチルシランが生成していることが明らかとなっ
た。
【0135】実施例 38
【0136】
【化38】
【0137】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、炭酸アンモニウム(0.002 g, 0.02
5 mmol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、
アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反
応混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GL
C分析を行ったところ、イソ酪酸エチル、トリエチルシ
ランの転化率がそれぞれ 95.6 %、100 % であり、59.6
% の転化収率で、目的の1−エトキシ−2−メチルプロ
ポキシトリエチルシランが生成していることが明らかと
なった。
【0138】実施例 39
【0139】
【化39】
【0140】キャップ付き試験管にイソ酪酸エチル(0.
116 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.5
0 mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二
量化物(0.003 g)、硝酸アンモニウム(0.004 g, 0.05
mmol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、
アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反
応混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GL
C分析を行ったところ、イソ酪酸エチル、トリエチルシ
ランの転化率がそれぞれ 100 %、100 % であり、62.1 %
の収率で、目的の1−エトキシ−2−メチルプロポキ
シトリエチルシランが生成していることが明らかとなっ
た。
【0141】実施例 40
【0142】
【化40】
【0143】キャップ付き試験管に酢酸フェニル(0.13
6 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.50
mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二量
化物(0.003 g)、フッ化アンモニウム(0.002 g, 0.05
mmol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、
アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反
応混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GL
C分析を行ったところ、酢酸フェニル、トリエチルシラ
ンの転化率がそれぞれ 74.7 %、100 % であり、73.0 %
の転化収率で、目的の1−フェノキシエトキシトリエチ
ルシランが生成していることが明らかとなった。
【0144】実施例 41
【0145】
【化41】
【0146】キャップ付き試験管に酢酸フェニル(0.13
6 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.50
mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二量
化物(0.003 g)、塩化アンモニウム(0.003 g, 0.05 m
mol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、ア
ルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応
混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC
分析を行ったところ、酢酸フェニル、トリエチルシラン
の転化率がそれぞれ 92.1 %、100 % であり、81.9 % の
転化収率で、目的の1−フェノキシエトキシトリエチル
シランが生成していることが明らかとなった。
【0147】実施例 42
【0148】
【化42】
【0149】キャップ付き試験管に酢酸フェニル(0.13
6 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.50
mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二量
化物(0.003 g)、臭化アンモニウム(0.005 g, 0.05 m
mol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、ア
ルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応
混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC
分析を行ったところ、酢酸フェニル、トリエチルシラン
の転化率がそれぞれ 93.7 %、100 % であり、76.6 % の
転化収率で、目的の1−フェノキシエトキシトリエチル
シランが生成していることが明らかとなった。
【0150】実施例 43
【0151】
【化43】
【0152】キャップ付き試験管に酢酸フェニル(0.13
6 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.50
mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二量
化物(0.003 g)、硫酸アンモニウム(0.003 g, 0.025
mmol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、ア
ルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応
混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC
分析を行ったところ、酢酸フェニル、トリエチルシラン
の転化率がそれぞれ 95.5 %、100 % であり、77.2 % の
転化収率で、目的の1−フェノキシエトキシトリエチル
シランが生成していることが明らかとなった。
【0153】実施例 44
【0154】
【化44】
【0155】キャップ付き試験管に酢酸フェニル(0.13
6 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.50
mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二量
化物(0.003 g)、硝酸アンモニウム(0.004 g, 0.05 m
mol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、ア
ルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反応
混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GLC
分析を行ったところ、酢酸フェニル、トリエチルシラン
の転化率がそれぞれ 81.3 %、100 % であり、88.8 % の
転化収率で、目的の1−フェノキシエトキシトリエチル
シランが生成していることが明らかとなった。
【0156】実施例 45
【0157】
【化45】
【0158】キャップ付き試験管に酢酸フェニル(0.13
6 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラン(0.175 g, 1.50
mmol)、ジクロロトリカルボニルルテニウム(II)二量
化物(0.003 g)、しゅう酸アンモニウム(0.004 g, 0.
025 mmol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入
れ、アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させ
た。反応混合物に内部標準物質としてn−デカンを加
え、GLC分析を行ったところ、酢酸フェニル、トリエ
チルシランの転化率がそれぞれ 78.4 %、100 % であ
り、69.5 % の転化収率で、目的の1−フェノキシエト
キシトリエチルシランが生成していることが明らかとな
った。
【0159】実施例 46
【0160】
【化46】
【0161】キャップ付き試験管にシクロヘキサンカル
ボン酸メチル(0.142 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラ
ン(0.175 g, 1.50 mmol)、ジクロロトリカルボニルル
テニウム(II)二量化物(0.003 g)、ジエチルアミン
(0.004 g, 0.05 mmol)、ヨウ化エチル(0.008 g, 0.0
5 mmol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、
アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反
応混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GL
C分析を行ったところ、シクロヘキサンカルボン酸メチ
ル、トリエチルシランの転化率がそれぞれ 93.6 %、89.
0 % であり、91.3 % の転化収率で、目的のメトキシシ
クロヘキシルメトキシトリエチルシランが生成している
ことが明らかとなった。その後、1規定塩酸(0.5 ml)
を加え、室温で2時間反応させた。反応後、有機層をG
LC分析したところ、85.1 % の転化収率で目的のシク
ロヘキサンカルボキサアルデヒドが生成していることが
明らかとなった。 シクロヘキサンカルボキサアルデヒド1 H-NMR (CDCl3, TMS): δ= 1.12 - 1.54 (5H, m), 1.53
- 2.02 (5H, m), 2.08- 2.39 (1H, m), 9.62 (1H, d,
J=1.3 Hz).
【0162】実施例 47
【0163】
【化47】
【0164】キャップ付き試験管にシクロヘキサンカル
ボン酸メチル(0.142 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラ
ン(0.175 g, 1.50 mmol)、ジクロロトリカルボニルル
テニウム(II)二量化物(0.003 g)、ジエチルアミン
(0.004 g, 0.05 mmol)、ヨウ化エチル(0.008 g, 0.0
5 mmol)、および溶媒としてトルエン(1 ml)を入れ、
アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反応させた。反
応混合物に内部標準物質としてn−デカンを加え、GL
C分析を行ったところ、シクロヘキサンカルボン酸メチ
ル、トリエチルシランの転化率がそれぞれ 95.2 %、87.
9 % であり、97.1 % の転化収率で、目的のメトキシシ
クロヘキシルメトキシトリエチルシランが生成している
ことが明らかとなった。この反応混合物から溶媒を減圧
下留去して、粗生成物を得た。その後、1規定塩酸(0.
5 ml)、およびテトラヒドロフラン(1 ml)を加え、室
温で2時間反応させた。反応後、有機層をGLC分析し
たところ、95.6 % の転化収率で目的のシクロヘキサン
カルボキサアルデヒドが生成していることが明らかとな
った。
【0165】実施例 48
【0166】
【化48】
【0167】キャップ付き試験管にシクロヘキサンカル
ボン酸メチル(0.142 g, 1.00 mmol)、トリエチルシラ
ン(0.175 g, 1.50 mmol)、トリルテニウムドデカカル
ボニル(0.002 g)、および溶媒としてトルエン(1 m
l)を入れ、アルゴン雰囲気下、100℃で16時間反
応させた。反応混合物に内部標準物質としてn−デカン
を加え、GLC分析を行ったところ、シクロヘキサンカ
ルボン酸メチル、トリエチルシランの転化率がそれぞれ
74.3 %、81.2 % であり、70.5 % の転化収率で、目的
のメトキシシクロヘキシルメトキシトリエチルシランが
生成していることが明らかとなった。この反応混合物か
ら溶媒を減圧下留去して、粗生成物を得た。その後、1
規定塩酸(0.5 ml)、およびテトラヒドロフラン(1 m
l)を加え、室温で4時間反応させた。反応後、有機層
をGLC分析したところ、70.0 % の転化収率で目的の
シクロヘキサンカルボキサアルデヒドが生成しているこ
とが明らかとなった。
【0168】
【発明の効果】本発明は、エステル類を原料とする、有
機合成中間体として有用な化合物であるアルキルシリル
アセタール類及びアルデヒド類の、簡便で汎用性の高い
製造方法を提供する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) R−(C=O)−OR’ (I) (式中、Rは、アルキル基、芳香族基、または水素原子
    を表す。またR’は、アルキル基、または芳香族基を表
    す。また、RとR’が一体となって結合している炭素原
    子及び酸素原子とともに環を形成していてもよい。)で
    示されるエステル類と、下記一般式(II) H−SiR123 (II) (式中、R1、R2、およびR3はそれぞれ独立にアルキ
    ル基、または芳香族基を表す。)で示されるヒドロシラ
    ン類とを、ルテニウム触媒の存在下に反応させることを
    特徴とする、下記一般式(III) R−(CH−OSiR123)−OR’ (III) (式中、R、R’、R1、R2、およびR3は上記と同様
    である。)で示されるアルキルシリルアセタール類の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 アミン類、またはアミド類の共存下に行
    うことからなる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 下記一般式(IV) R4X (IV) (式中、Xは、ハロゲン原子を示す。またR4は、水素
    原子、アルキル基、芳香族基、またはハロゲン原子を示
    す。)で示されるハロゲン化合物の共存下に行うことか
    らなる、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 アンモニウム塩類の共存下に行うことか
    らなる、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 下記一般式(I) R−(C=O)−OR’ (I) (式中、Rは、アルキル基、芳香族基、または水素原子
    を表す。またR’は、アルキル基、または芳香族基を表
    す。また、RとR’が一体となって結合している炭素原
    子及び酸素原子とともに環を形成していてもよい。)で
    示されるエステル類と、下記一般式(II) H−SiR123 (II) (式中、R1、R2、およびR3はそれぞれ独立にアルキ
    ル基、または芳香族基を表す。)で示されるヒドロシラ
    ン類とを、ルテニウム触媒の存在下に反応させて、下記
    一般式(III) R−(CH−OSiR123)−OR’ (III) (式中、R、R’、R1、R2、およびR3は上記と同様
    である。)で示されるアルキルシリルアセタール類を
    得、次いでこれを加水分解することからなる、下記一般
    式(V) R−CHO (V) (式中、Rは上記と同様である。)で示されるアルデヒ
    ド類の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120735A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Shin Etsu Chem Co Ltd 有機ケイ素化合物
JP2008120927A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Shin Etsu Chem Co Ltd 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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