JP2000297821A - 旋回軸受のシール取付構造 - Google Patents
旋回軸受のシール取付構造Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
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- F16C33/7816—Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material
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- F16C19/16—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls
- F16C19/163—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls with angular contact
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シールの取り付け作業を容易にかつ確実に行
えかつ、シールからの線材の脱落を抑えられる旋回軸受
のシール取付構造を提供すること。 【解決手段】 下シール9は、両端面を接着剤により接
合した状態で環状のシール溝11にはめ込まれており、
シールリップ9aは外輪2の下端面の内周側に接触され
ており、下シール9の環状のシール溝11にはめ込まれ
た部分9bに中空長穴12が環状に貫いて形成されてお
り、この中空長穴12には鋼線(線材)13が挿入され
ているから、下シール9の取り付け作業を容易にかつ確
実に行うことができ、旋回軸受1の周囲にある物体によ
り下シール9からの鋼線13の脱落を抑えることができ
る。
えかつ、シールからの線材の脱落を抑えられる旋回軸受
のシール取付構造を提供すること。 【解決手段】 下シール9は、両端面を接着剤により接
合した状態で環状のシール溝11にはめ込まれており、
シールリップ9aは外輪2の下端面の内周側に接触され
ており、下シール9の環状のシール溝11にはめ込まれ
た部分9bに中空長穴12が環状に貫いて形成されてお
り、この中空長穴12には鋼線(線材)13が挿入され
ているから、下シール9の取り付け作業を容易にかつ確
実に行うことができ、旋回軸受1の周囲にある物体によ
り下シール9からの鋼線13の脱落を抑えることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行体に対して旋
回軸受を介して旋回可能に載置された旋回体を備えたク
レーン、油圧ショベルなどの建設機械に係り、特に旋回
軸受に設けられるシールの取付構造に関する。
回軸受を介して旋回可能に載置された旋回体を備えたク
レーン、油圧ショベルなどの建設機械に係り、特に旋回
軸受に設けられるシールの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建設機械におけるシール取付構造
は、特開平9−328777号公報に記載のように構成
されている。次にこの構成について、図5及び図6を用
いて説明する。図5は油圧ショベルを示している外観図
及び図6は旋回軸受のシール取付構造を示している断面
図である。
は、特開平9−328777号公報に記載のように構成
されている。次にこの構成について、図5及び図6を用
いて説明する。図5は油圧ショベルを示している外観図
及び図6は旋回軸受のシール取付構造を示している断面
図である。
【0003】32は履帯31を有する走行体であって、
該走行体の旋回輪には旋回軸受33を介して旋回体34
が旋回可能に載置されている。旋回軸受33は、その内
輪40が走行体32に図示していないボルトなどにより
固定されており、また外輪41が旋回体34に図示して
いないボルトなどにより固定されている。内輪40と外
輪41との摺動面部42には、相互の摺動を可能にする
ためのボール43が等間隔に介装されており、そしてボ
ール43の周囲には潤滑用のグリースが注入されてい
る。内輪40の外周面に設けられた環状のシール溝44
には環状のシール45が装着されており、そのシールリ
ップ46は外輪41の底面に接触している。外輪41の
内周面に設けられた環状のシール溝47には環状のシー
ル48が装着されており、そのシールリップ49は内輪
40の上面に接触している。
該走行体の旋回輪には旋回軸受33を介して旋回体34
が旋回可能に載置されている。旋回軸受33は、その内
輪40が走行体32に図示していないボルトなどにより
固定されており、また外輪41が旋回体34に図示して
いないボルトなどにより固定されている。内輪40と外
輪41との摺動面部42には、相互の摺動を可能にする
ためのボール43が等間隔に介装されており、そしてボ
ール43の周囲には潤滑用のグリースが注入されてい
る。内輪40の外周面に設けられた環状のシール溝44
には環状のシール45が装着されており、そのシールリ
ップ46は外輪41の底面に接触している。外輪41の
内周面に設けられた環状のシール溝47には環状のシー
ル48が装着されており、そのシールリップ49は内輪
40の上面に接触している。
【0004】シール45,48は紐状の弾性シール材を
環状に形成し、その両端部を接合するとともに環状のシ
ール溝44,47の全周に亘って接着剤によって接着す
ることによって内輪40及び外輪41に取り付けられて
いる。このシール45,48によって、旋回軸受33内
に外部から異物が侵入することを防止していると共に、
内部のグリースを密封している。
環状に形成し、その両端部を接合するとともに環状のシ
ール溝44,47の全周に亘って接着剤によって接着す
ることによって内輪40及び外輪41に取り付けられて
いる。このシール45,48によって、旋回軸受33内
に外部から異物が侵入することを防止していると共に、
内部のグリースを密封している。
【0005】上記従来のシール取付構造では、接着によ
るシール45,48の取付において、シール45,48
及びシール溝44,47の相互間の接着面を脱脂処理を
行って接着力の強化を図る必要がある。また、脱脂処理
を完全に施したとしても、接着剤の経年劣化により接着
部が剥離してシール45,48がシール溝44,47か
ら外れてしまうことがある。
るシール45,48の取付において、シール45,48
及びシール溝44,47の相互間の接着面を脱脂処理を
行って接着力の強化を図る必要がある。また、脱脂処理
を完全に施したとしても、接着剤の経年劣化により接着
部が剥離してシール45,48がシール溝44,47か
ら外れてしまうことがある。
【0006】そのため従来において、実公平1−229
74号に記載されているように、接着剤を用いないでシ
ールを固定する構造が提案されている。この構造につい
て、図7ないし図9を用いて説明する。図7は内輪側に
装着されたシールの取付構造を示している拡大断面図、
図8は図7に示したシール取付構造の斜視図、図9は図
7に示したシール取付用の線材の固定状態を示している
一部断面説明図である。
74号に記載されているように、接着剤を用いないでシ
ールを固定する構造が提案されている。この構造につい
て、図7ないし図9を用いて説明する。図7は内輪側に
装着されたシールの取付構造を示している拡大断面図、
図8は図7に示したシール取付構造の斜視図、図9は図
7に示したシール取付用の線材の固定状態を示している
一部断面説明図である。
【0007】62は内輪60の外周に形成された環状の
シール溝61に装着された弾性体のシールで、該シール
は外輪63の底面に接触するシールリップ64と、外周
面側におけるシールリップ64の下方に形成された環状
溝部65と、外周面側における環状溝部65の下方に形
成された円筒部66と、円筒部66の外周面に形成され
た嵌合溝67とから構成されている。
シール溝61に装着された弾性体のシールで、該シール
は外輪63の底面に接触するシールリップ64と、外周
面側におけるシールリップ64の下方に形成された環状
溝部65と、外周面側における環状溝部65の下方に形
成された円筒部66と、円筒部66の外周面に形成され
た嵌合溝67とから構成されている。
【0008】シール62の嵌合溝67には、旋回軸受を
構成する内輪60の径が大きいことから、複数の線材6
8が複数のターンバックル69によって接続されて環状
に配置されている。前記線材68の一方の端部には、外
周面に右ネジ70が形成されており、他方の端部の外周
面には左ネジ71が形成されている。
構成する内輪60の径が大きいことから、複数の線材6
8が複数のターンバックル69によって接続されて環状
に配置されている。前記線材68の一方の端部には、外
周面に右ネジ70が形成されており、他方の端部の外周
面には左ネジ71が形成されている。
【0009】前記ターンバックル69の両端には、ネジ
穴72が設けられており、このネジ穴72に隣り合う線
材68の右ネジ70と左ネジ71とがそれぞれ係合され
ている。従って、各ターンバックル69の回動により、
複数の線材68をシール62の外周面側へ締め付けるこ
とで、シール62の円筒部66を内輪60の外周面に圧
接することができる。
穴72が設けられており、このネジ穴72に隣り合う線
材68の右ネジ70と左ネジ71とがそれぞれ係合され
ている。従って、各ターンバックル69の回動により、
複数の線材68をシール62の外周面側へ締め付けるこ
とで、シール62の円筒部66を内輪60の外周面に圧
接することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成により、接
着剥がれによるシールの脱落は解決するものの、複数の
線材68がシール62の外周から露出しているので、建
設機械による作業中に旋回体が旋回した場合に、旋回軸
受の周囲にある土砂、木の枝などの物体に引掛けて、線
材68が外れてしまう危険性がある。
着剥がれによるシールの脱落は解決するものの、複数の
線材68がシール62の外周から露出しているので、建
設機械による作業中に旋回体が旋回した場合に、旋回軸
受の周囲にある土砂、木の枝などの物体に引掛けて、線
材68が外れてしまう危険性がある。
【0011】また、シール62の形状に関しても、特に
外周側の形状が複雑になってしまう。
外周側の形状が複雑になってしまう。
【0012】また、旋回軸受の内輪60が大きな径であ
るのに対して、複数の細い線材を配置しなければならな
いため、取付作業を一人で行うことが困難である。
るのに対して、複数の細い線材を配置しなければならな
いため、取付作業を一人で行うことが困難である。
【0013】また、円筒部66の外周面の制約により比
較的小さなターンバックル69によって線材68を締め
付けながら長さ調整を行うため、手間のかかる取付作業
となる。
較的小さなターンバックル69によって線材68を締め
付けながら長さ調整を行うため、手間のかかる取付作業
となる。
【0014】本発明の目的は、上記課題を解決できるも
のであって、線材によるシールの旋回軸受への取り付け
作業を容易にかつ確実に行うことができると共に、シー
ルからの線材の脱落を抑えることができる旋回軸受のシ
ール取付構造を提供することにある。
のであって、線材によるシールの旋回軸受への取り付け
作業を容易にかつ確実に行うことができると共に、シー
ルからの線材の脱落を抑えることができる旋回軸受のシ
ール取付構造を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、請求項1では、建設機械の走行体と旋回
体との接続部分に設けた旋回軸受であって、その旋回軸
受の内輪の外周面側及び外輪の内周面側に環状のシール
溝を形成し、そのシール溝に紐状のシール部材をはめ込
むことで環状の上・下シールを形作り、前記外輪の下端
面及び前記内輪の上端面に前記上・下シールのシールリ
ップを接触させた旋回軸受のシール取付構造に適用され
る。
めに本発明は、請求項1では、建設機械の走行体と旋回
体との接続部分に設けた旋回軸受であって、その旋回軸
受の内輪の外周面側及び外輪の内周面側に環状のシール
溝を形成し、そのシール溝に紐状のシール部材をはめ込
むことで環状の上・下シールを形作り、前記外輪の下端
面及び前記内輪の上端面に前記上・下シールのシールリ
ップを接触させた旋回軸受のシール取付構造に適用され
る。
【0016】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記下シールのシール溝にはめ込まれた部分に
環状の中空長穴を形成し、その中空長穴に線材を挿入さ
せ、線材の両端部を止め具によって接続したことにあ
る。
特徴は、前記下シールのシール溝にはめ込まれた部分に
環状の中空長穴を形成し、その中空長穴に線材を挿入さ
せ、線材の両端部を止め具によって接続したことにあ
る。
【0017】上記の構成によれば、線材による下シール
の旋回軸受への取り付け作業を容易にかつ確実に行うこ
とができ、さらに線材が下シール内へ挿入される構造で
あることから線材と旋回装置周囲の物体との干渉が避け
られる。
の旋回軸受への取り付け作業を容易にかつ確実に行うこ
とができ、さらに線材が下シール内へ挿入される構造で
あることから線材と旋回装置周囲の物体との干渉が避け
られる。
【0018】また請求項2の発明では、上記線材を鋼線
によって形成し、鋼線の両端部を止め具によって接続し
たことにある。
によって形成し、鋼線の両端部を止め具によって接続し
たことにある。
【0019】上記の構成によれば、鋼線による下シール
の旋回軸受への取り付け作業を容易にかつ確実に行うこ
とができ、さらに鋼線が下シール内へ挿入される構造で
あることから鋼線と旋回装置周囲の物体との干渉が避け
られる。
の旋回軸受への取り付け作業を容易にかつ確実に行うこ
とができ、さらに鋼線が下シール内へ挿入される構造で
あることから鋼線と旋回装置周囲の物体との干渉が避け
られる。
【0020】また請求項3の発明では、上記鋼線の重な
り合う両端部を止め具のカシメによって接続したことに
ある。
り合う両端部を止め具のカシメによって接続したことに
ある。
【0021】上記の構成によれば、鋼線による下シール
の旋回軸受への取り付け作業を容易にかつ確実に行うこ
とができ、さらに両端部を止め具のカシメにより固定し
た状態の鋼線が下シール内へ挿入される構造であること
から鋼線と旋回装置周囲の物体との干渉が避けられる。
の旋回軸受への取り付け作業を容易にかつ確実に行うこ
とができ、さらに両端部を止め具のカシメにより固定し
た状態の鋼線が下シール内へ挿入される構造であること
から鋼線と旋回装置周囲の物体との干渉が避けられる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一つの実施の形態
を図1ないし図4を用いて説明する。図1は旋回軸受へ
の上・下シールの取付状態を示している旋回軸受の一部
断面拡大図であり、図2は図1の内輪側に取り付けられ
た下シールの取付状態を示している一部断面拡大図であ
り、図3は図2に示した下シールに内蔵された線材の接
続部を示している一部断面拡大図であり、図4は図3に
示した線材(鋼線)の取付部を上面視した場合を示して
いる一部拡大説明図である。
を図1ないし図4を用いて説明する。図1は旋回軸受へ
の上・下シールの取付状態を示している旋回軸受の一部
断面拡大図であり、図2は図1の内輪側に取り付けられ
た下シールの取付状態を示している一部断面拡大図であ
り、図3は図2に示した下シールに内蔵された線材の接
続部を示している一部断面拡大図であり、図4は図3に
示した線材(鋼線)の取付部を上面視した場合を示して
いる一部拡大説明図である。
【0023】図において、1は走行体と旋回体との間に
配置された旋回軸受であって、その旋回軸受は旋回体に
固定された外輪2と、走行体に固定され、かつ内周面に
内歯が形成された内輪3とを備え、そして外輪2の内周
面側に設けられた円弧状の環状溝4及び内輪3の外周面
側に設けられた円弧状の環状溝5を合わせることによっ
て形成される断面円形の溝6と、その溝6に回転可能に
挿入された複数のボール7とを備えている。
配置された旋回軸受であって、その旋回軸受は旋回体に
固定された外輪2と、走行体に固定され、かつ内周面に
内歯が形成された内輪3とを備え、そして外輪2の内周
面側に設けられた円弧状の環状溝4及び内輪3の外周面
側に設けられた円弧状の環状溝5を合わせることによっ
て形成される断面円形の溝6と、その溝6に回転可能に
挿入された複数のボール7とを備えている。
【0024】溝6内には、作動を滑らかにするための潤
滑油であるグリスが注入されており、この溝6及び外輪
2と内輪3との摺動面間の隙間はゴム等の弾性体で形成
された上シール8及び下シール9によって密閉されてい
る。
滑油であるグリスが注入されており、この溝6及び外輪
2と内輪3との摺動面間の隙間はゴム等の弾性体で形成
された上シール8及び下シール9によって密閉されてい
る。
【0025】上シール8は、従来の取付構造と同様であ
り、長い紐状に形成されたシール部材を外輪2の内周面
側に形成された環状のシール溝10の内周長さに合わせ
て切断し、両端面を接着剤により接合し、その接合面を
含む嵌合部分を環状のシール溝10に接着剤で固着した
状態ではめ込んでおり、シールリップ8aは内輪3の上
端面の外周面に接触している。
り、長い紐状に形成されたシール部材を外輪2の内周面
側に形成された環状のシール溝10の内周長さに合わせ
て切断し、両端面を接着剤により接合し、その接合面を
含む嵌合部分を環状のシール溝10に接着剤で固着した
状態ではめ込んでおり、シールリップ8aは内輪3の上
端面の外周面に接触している。
【0026】下シール9は、長い紐状に形成されたシー
ル部材を内輪3の外周面側に形成された環状のシール溝
11の内周長さに合わせて切断し、両端面を接着剤によ
り接合した状態で環状のシール溝11にはめ込まれてお
り、シールリップ9aは外輪2の下端面の内周側に接触
されている。下シール9の環状のシール溝11にはめ込
まれた部分9bには、中空長穴12が環状に貫いて形成
されており、この中空長穴12には鋼線(線材の一例)
13が挿入されている。
ル部材を内輪3の外周面側に形成された環状のシール溝
11の内周長さに合わせて切断し、両端面を接着剤によ
り接合した状態で環状のシール溝11にはめ込まれてお
り、シールリップ9aは外輪2の下端面の内周側に接触
されている。下シール9の環状のシール溝11にはめ込
まれた部分9bには、中空長穴12が環状に貫いて形成
されており、この中空長穴12には鋼線(線材の一例)
13が挿入されている。
【0027】鋼線13の長さは、下シール9の長さより
も少し長くなっており、かつ中空長穴12の短幅よりも
わずかに小さい長さになっている。鋼線13の両端部
は、図3及び図4に示すように下シール9の両端面を合
わせた位置で重なり合わされた状態で金属製の止め具1
4によりカシメ圧着されることによって結合されてい
る。この鋼線13によって、下シール9は環状のシール
溝11に固定された状態となり、下シール9のシール溝
11からの抜け出しが抑えられる。
も少し長くなっており、かつ中空長穴12の短幅よりも
わずかに小さい長さになっている。鋼線13の両端部
は、図3及び図4に示すように下シール9の両端面を合
わせた位置で重なり合わされた状態で金属製の止め具1
4によりカシメ圧着されることによって結合されてい
る。この鋼線13によって、下シール9は環状のシール
溝11に固定された状態となり、下シール9のシール溝
11からの抜け出しが抑えられる。
【0028】なお、前記鋼線13は、下シール9を環状
のシール溝11にはめ込む前に中空長穴12に挿入され
ており、この状態で紐状の下シール9を一端部側から順
にシール溝11にはめ込んで行き、内輪3の外周を一周
したところでは両端部が重なり合っている。この重なり
合った両端部を丁度紐を縛るように引っ張ることで下シ
ール9がシール溝11の内方へ押し付けられる状態とな
る。
のシール溝11にはめ込む前に中空長穴12に挿入され
ており、この状態で紐状の下シール9を一端部側から順
にシール溝11にはめ込んで行き、内輪3の外周を一周
したところでは両端部が重なり合っている。この重なり
合った両端部を丁度紐を縛るように引っ張ることで下シ
ール9がシール溝11の内方へ押し付けられる状態とな
る。
【0029】この時、鋼線13の下シール9の中空長穴
12における位置は、図2に示すように、鋼線13の重
なり合う両端部から離れた所ではC位置にあり、重なり
合う両端部に近づくにつれてB位置からA位置に変化し
ている。この状態で鋼線13の重なり合う両端部を止め
具14に通し、止め具14を鋼線13に対してカシメ圧
着することで、鋼線13は図3及び図4に示すように環
状に形成される。この環状に形成された鋼線13の径
は、内輪3の外形より小さくなっている。
12における位置は、図2に示すように、鋼線13の重
なり合う両端部から離れた所ではC位置にあり、重なり
合う両端部に近づくにつれてB位置からA位置に変化し
ている。この状態で鋼線13の重なり合う両端部を止め
具14に通し、止め具14を鋼線13に対してカシメ圧
着することで、鋼線13は図3及び図4に示すように環
状に形成される。この環状に形成された鋼線13の径
は、内輪3の外形より小さくなっている。
【0030】鋼線13の重なり合う両端部を止め具14
と一緒に下シール9の中空長穴12へ押し込んだ後、下
シール9の両端面を接着剤で接合することで、鋼線13
は中空長穴12内に完全に挿入された状態となる。
と一緒に下シール9の中空長穴12へ押し込んだ後、下
シール9の両端面を接着剤で接合することで、鋼線13
は中空長穴12内に完全に挿入された状態となる。
【0031】上記の構成により、建設機械の旋回体に取
り付けられた作業リンク機構の作動により旋回軸受1に
モーメントが作用し、外輪2と内輪3とが相対的に上下
動すると、環状の上・下シール8,9のシールリップ8
a,9aが追従し、上・下シール8,9のシール溝1
0,11内へはめ込まれた部分にモーメントが作用する
ことは、前記従来技術と同様である。
り付けられた作業リンク機構の作動により旋回軸受1に
モーメントが作用し、外輪2と内輪3とが相対的に上下
動すると、環状の上・下シール8,9のシールリップ8
a,9aが追従し、上・下シール8,9のシール溝1
0,11内へはめ込まれた部分にモーメントが作用する
ことは、前記従来技術と同様である。
【0032】モーメントによる力で、特に下シール9が
シール溝11から外れようとするが、下シール9がシー
ル溝11から抜け出したときに、鋼線13が中空長穴1
2内で移動し、モーメントが大きくかかる位置の下シー
ル9部分では鋼線13が図2のC位置で下シール9の抜
け出しを制止しており、その反対の下シール9部分では
鋼線13が図2のA位置で下シール9の抜け出しを制止
している。従って、上記のモーメントが旋回軸受1に作
用した場合にあっても下シール9の抜け出しが鋼線13
によって抑制されるので、シール機能を維持継続するこ
とができる。
シール溝11から外れようとするが、下シール9がシー
ル溝11から抜け出したときに、鋼線13が中空長穴1
2内で移動し、モーメントが大きくかかる位置の下シー
ル9部分では鋼線13が図2のC位置で下シール9の抜
け出しを制止しており、その反対の下シール9部分では
鋼線13が図2のA位置で下シール9の抜け出しを制止
している。従って、上記のモーメントが旋回軸受1に作
用した場合にあっても下シール9の抜け出しが鋼線13
によって抑制されるので、シール機能を維持継続するこ
とができる。
【0033】上記実施例による効果は、建設機械による
作業中に旋回体が旋回した場合に、鋼線13が下シール
9から露出していないので、旋回軸受の周囲にある土
砂、木の枝などの物体に鋼線13が引っかかることがな
い。
作業中に旋回体が旋回した場合に、鋼線13が下シール
9から露出していないので、旋回軸受の周囲にある土
砂、木の枝などの物体に鋼線13が引っかかることがな
い。
【0034】また、下シール9の形状に関しても、外側
の形状が一般的な形状とほぼ同様であるため、形状が複
雑になってしまうことがない。
の形状が一般的な形状とほぼ同様であるため、形状が複
雑になってしまうことがない。
【0035】また、旋回軸受1の内輪3への下シール9
の取付作業についても、下シール9をシール溝11へは
め込む前に鋼線13を中空長穴12へ挿入しておけるこ
と、基本的にはシール溝11への接着作業が不要である
こと、下シール9及び鋼線13の両端部の接続が1カ所
であること、それにより部品数が少ないことなどによっ
て作業を容易に行うことができる。
の取付作業についても、下シール9をシール溝11へは
め込む前に鋼線13を中空長穴12へ挿入しておけるこ
と、基本的にはシール溝11への接着作業が不要である
こと、下シール9及び鋼線13の両端部の接続が1カ所
であること、それにより部品数が少ないことなどによっ
て作業を容易に行うことができる。
【0036】上記実施の形態における中空長穴12の形
状については、図2に示す形状に規定されるものではな
く、楕円、円、長方形、菱形などの色々な形状を選択で
きるものである。
状については、図2に示す形状に規定されるものではな
く、楕円、円、長方形、菱形などの色々な形状を選択で
きるものである。
【0037】上記実施の形態における止め具14につい
ては、線材である鋼線13の両端部の重なる部分をカシ
メによって固定する構成となっていたが、カシメに限ら
ず他の固定方法によって両端部を固定することでも良
い。
ては、線材である鋼線13の両端部の重なる部分をカシ
メによって固定する構成となっていたが、カシメに限ら
ず他の固定方法によって両端部を固定することでも良
い。
【0038】上記実施の形態では、線材を鋼線13によ
って形成したが、柔軟性を持ちかつ上記モーメントに耐
えられる他の金属材や、例えば紐状の樹脂、硬質ゴムな
どの高分子材で構成しても良い。
って形成したが、柔軟性を持ちかつ上記モーメントに耐
えられる他の金属材や、例えば紐状の樹脂、硬質ゴムな
どの高分子材で構成しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明した本発明の旋回軸受のシール
取付構造によれば、線材によるシールの旋回軸受への取
り付け作業を容易にかつ確実に行うことができ、さらに
線材がシール内へ挿入される構造であることから線材と
旋回装置周囲の物体との干渉が避けられるので、シール
からの線材の脱落をほぼ防止することができる効果があ
る。
取付構造によれば、線材によるシールの旋回軸受への取
り付け作業を容易にかつ確実に行うことができ、さらに
線材がシール内へ挿入される構造であることから線材と
旋回装置周囲の物体との干渉が避けられるので、シール
からの線材の脱落をほぼ防止することができる効果があ
る。
【図1】本発明の一つの実施の形態を示しており、旋回
軸受への上・下シールの取付状態を示している旋回軸受
の一部断面拡大図である。
軸受への上・下シールの取付状態を示している旋回軸受
の一部断面拡大図である。
【図2】図1における内輪側に取り付けられた下シール
の取付状態を示している一部断面拡大図である。
の取付状態を示している一部断面拡大図である。
【図3】図3は図2における下シールに内蔵された線材
の接続部を示している一部断面拡大図である。
の接続部を示している一部断面拡大図である。
【図4】図4は図3における線材(鋼線)の取付部を上
面視した場合を示している一部拡大説明図である。
面視した場合を示している一部拡大説明図である。
【図5】図5は一般的な油圧ショベルを示している外観
図である。
図である。
【図6】図6は図5に示した従来の旋回軸受のシール取
付構造を示している断面図である。
付構造を示している断面図である。
【図7】図7は従来の他の例を示しており、内輪側に装
着されたシールの取付構造を示している拡大断面図であ
る。
着されたシールの取付構造を示している拡大断面図であ
る。
【図8】図8は図7に示したシール取付構造の斜視図で
ある。
ある。
【図9】図9は図7に示したシール取付用の線材の固定
状態を示している一部断面説明図である。
状態を示している一部断面説明図である。
1 旋回軸受 2 外輪 3 内輪 8 上シール 8a シールリップ 9 下シール 9a シールリップ 10,11 シール溝 12 中空長穴 13 鋼線(線材) 14 止め具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関戸 慎一 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D015 DA02 3J016 AA01 AA06 BB03 CA03
Claims (3)
- 【請求項1】 建設機械の走行体と旋回体との接続部分
に設けた旋回軸受であって、その旋回軸受の内輪の外周
面側及び外輪の内周面側に環状のシール溝を形成し、そ
のシール溝に紐状のシール部材をはめ込むことで環状の
上・下シールを形作り、前記外輪の下端面及び前記内輪
の上端面に前記上・下シールのシールリップを接触させ
た旋回軸受のシール取付構造において、前記下シールの
シール溝にはめ込まれた部分に環状の中空長穴を形成
し、その中空長穴に線材を挿入させ、線材の両端部を止
め具によって接続したことを特徴とする旋回軸受のシー
ル取付構造。 - 【請求項2】 上記線材を鋼線によって成形し、鋼線の
両端部を止め具によって接続したことを特徴とする請求
項1記載の旋回軸受のシール取付構造。 - 【請求項3】 上記鋼線の重なり合う両端部を止め具の
カシメによって接続したことを特徴とする請求項2記載
の旋回軸受のシール取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11106892A JP2000297821A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 旋回軸受のシール取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11106892A JP2000297821A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 旋回軸受のシール取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000297821A true JP2000297821A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14445136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11106892A Pending JP2000297821A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 旋回軸受のシール取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000297821A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103527635A (zh) * | 2013-10-25 | 2014-01-22 | 吴银辉 | 一种回转支承的密封装置 |
-
1999
- 1999-04-14 JP JP11106892A patent/JP2000297821A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103527635A (zh) * | 2013-10-25 | 2014-01-22 | 吴银辉 | 一种回转支承的密封装置 |
| CN103527635B (zh) * | 2013-10-25 | 2015-11-04 | 吴银辉 | 一种回转支承的密封装置 |
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