JP2000298057A - シート荷重計測装置の診断方法 - Google Patents
シート荷重計測装置の診断方法Info
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Abstract
荷重計測装置の診断方法を提供する。 【解決手段】 荷重センサー1、1Lの出力は、マルチ
プレクサー3を介して差動増幅器4に入力され、A/D
変換器5でディジタル値に変換されてMPU6に入力さ
れる。オフセット調整量は、MPU6からD/A変換器
10を介して、差動増幅器3の入力に加えられるように
なっている。まず、シートに荷重がかかっていない状態
で作動増幅器4の出力を測定し、その測定値をX1とす
る。次に、シートに所定の荷重をかけて、その状態で作
動増幅器3の出力を測定し、その測定値をY1とする。
そして、Y1とX1の差が所定のA1とB1の間にある
かどうかを判断する。そして、Y1とX1の差が所定の
A1とB1の間になければ、異常であることを示す警報
出力を発する。
Description
シートに座っている乗員の重量等、シートにかかる荷重
を計測するシート荷重計測装置の状態を診断し、その異
常を検出する方法に関するものである。
装置として、シートベルトやエアバッグが設置されてい
る。最近では、これらの性能をより向上させるため、乗
員の重量(体重)に合わせて、これら安全装置の動作を
制御しようとする試みがなされている。たとえば、乗員
の体重に合わせて、エアバッグの展開ガス量や展開速度
を調整したり、シートベルトのプリテンションを調整し
たりするものである。
着座している乗員の重量を計測する必要がある。乗員の
重量を計測する方法の一例として、シート底部の四隅に
荷重センサー(歪みゲージ)を配置して、各隅にかかる
荷重を求め、これらを合計することにより、乗員の重量
を含むシート重量を求め、乗員が搭乗していないときの
シート重量と搭乗しているときのシート重量の差から、
乗員の重量を計測する装置が提案されている。
おいて、21はシート底部の四隅に設置された歪みゲー
ジであり、各々の歪みゲージ21には電源装置22より
一定の電圧が印加されている。歪みゲージ21に荷重が
加わることにより、ブリッジを構成する抵抗素子の抵抗
値が変化すると、ブリッジのバランスが変化し、歪みゲ
ージ21から微少な電圧が発生する。この電圧を差動増
幅器23で増幅して出力する。
チプレクサー24に入力され、逐次選択されてA/D変
換器25でディジタル値に変換され、マイクロプロセッ
サーユニット(MPU)26に入力される。MPU26
は、各増幅器23の出力を逐次読込み、これに換算係数
(感度係数)を掛けて荷重値に変換し、これらを足し合
わせて全体のシート荷重とする。そして、このシート荷
重を利用して、前述のようなシートベルトやエアバッグ
の制御を、MPU26の内部で行ったり、必要に応じて
外部出力回路29に出力を出して実施する。
セット電圧を有している。オフセット電圧とは、荷重が
ゼロのときに発生する電圧のことであり、その値は各歪
みゲージ21によって異なるため、正確な荷重を測定す
るためには、このオフセット電圧を補償してやる必要が
ある。さらに、歪みゲージ21が測定するのは、乗員の
重量とシートの自重の和であるので、乗員の重量を求め
るにはシートの自重を差引かなければならない。MPU
26は、これらの調整(風袋調整)を行う機能を有して
いる。
状態で、外部入力信号回路28から指令信号が与えられ
ると、MPU26は、そのときに各歪みゲージ21が検
出した重量値を、空席荷重としてメモリー27中に記憶
する。図においては、4個の歪みゲージ21が用いられ
ているので、メモリー27中にそれぞれに対応する4個
の空席荷重メモリーが用意され、空席荷重がその中に記
憶される。そして、その後は、各々の差動増幅器23の
出力から計算される重量からこの空席荷重を差引いたも
のを、各歪みゲージ21が検出した荷重とする。そし
て、これらを加えあわせたものをシートに加えられる荷
重(たとえば乗員の重量)として、MPU26自身が他
の制御に使用すると共に、必要に応じて外部に出力す
る。
歪みゲージ21の出力電圧にも、歪みゲージ21毎にば
らつきがあるので、感度の補正が必要である。また、歪
みゲージの取り付け方法によって、歪みゲージの感度が
異なることがあるので、この点からも感度の補正が必要
となることがある。この場合には、たとえばシートが無
荷重のときと、シートに所定の荷重をかけたときの差動
増幅器23の出力差より、歪みゲージの感度係数を算出
し、荷重測定に際しては、差動増幅器23の出力にこの
感度係数を掛けて荷重を算出することにより、感度補正
を行うことができる。この感度係数は、メモリー27中
に格納しておくのが適当である。
歪みセンサーとして市販の金属歪みゲージを使用する限
りにおいては、図7に示すような回路構成で、シートに
かかる荷重を精度良く検出することができる。しかしな
がら、市販の金属歪みゲージをシート部に張付けるのは
手間と熟練を要し、作業効率上問題がある。この対策と
して、シートの荷重を受ける部材の上に、印刷技術を使
用してセラミックからなる歪みゲージを配線回路と一体
に形成することが考えられている。
トクッション31a、シートバック31b、シートレー
ル31c、シート脚31dからなるシート31は、変位
部材32に支えられており、変位部材32は、ブラケッ
ト33によりシート支持部材に支えられている。変位部
材32は鋼製であるが、その表面には、プリント技術に
より荷重センサー35、36とプリント配線37が一体
に形成されている。シート31の荷重がシート脚31d
を介して変位部材32に伝わると、変位部材32は、ブ
ラケット33を支点、シート脚31dを力点としてベン
ディングし、その変位が荷重センサー35、36により
検出される。変位部材32は、シート31の左右に各1
個設けられており、それぞれ、荷重センサー35、36
によりシートの前後にかかる荷重を別々に検出できるよ
うになっている。
リント配線37がプリント技術により一体に形成される
ため、作業工程が簡単になるという特長を有する。しか
しながら、この方法により製造される荷重センサーの特
性は、リソグラフィー等の微細加工技術を利用して製造
された市販の金属歪みゲージと異なり、オフセット電圧
の絶対値とばらつきが大きく、かつ感度にもばらつきが
あるという弱点を有する。
ーを図7に示されるような回路構成の装置で使用しよう
とした場合、極端な場合には、荷重センサーのオフセッ
ト電圧のために差動増幅器23の出力が飽和してしまう
という問題点が発生する。差動増幅器23の出力が飽和
してしまった場合には、もはや、MPU26の有する風
袋調整機能では、ゼロ点の補正を行うことが不可能にな
る。また、差動増幅器23の出力が飽和しないまでも、
片側(特に荷重のプラス側)に大きくずれた場合には、
それだけ測定できる荷重の範囲が狭まることになり、差
動増幅器23の飽和により、ある大きさ以上の重量が測
定不能になるという問題点を有する。また、図7の回路
は、感度調整機構を有しないので、荷重センサー毎の感
度のばらつきを補償できないという問題点を有してい
た。
た荷重センサーは、それ自身の製造過程においては優れ
た特長を有するものの、測定精度が十分ではないため、
実際には使用が困難であるという問題点を有していた。
は、図1に示すような検出回路構成を有するシート荷重
計測装置を発明し、平成10年特許願第294112号
として特許出願した。図1において、1Rは右側の変位
部材32に取り付けられている荷重センサー、1Lは左
側の変位部材32に取り付けられている荷重センサー
で、a、bが前側の荷重、c、dが後側の荷重を検出す
るようになっている。aとcとの接続点には、電源2よ
り規定の電圧が印加され、bとdとの接続点は接地され
ている。よってaとbとの接続点の電圧を検出すればシ
ートの前側にかかる荷重が、cとdとの接続点の電圧を
検出すればシートの後側にかかる荷重が検出できる。
圧は、それぞれマルチプレクサー3に入力され、マイク
ロプロセッサユニット(MPU)6の制御により、選択
された一つが差動増幅器4に入力される。差動増幅器4
の出力は、A/D変換器5でディジタル値に変換されて
MPU6に入力される。マルチプレクサー3の入力を切
り替えて、そのときの差動増幅器4の出力をA/D変換
して読み取ることにより、シートの前後左右にかかる荷
重を別々に読み取ることができ、これらの総和をとれ
ば、シート全体にかかる荷重が分かる。また、これらの
差をとることにより、荷重のアンバランスを知ることが
できる。
重センサーに対して、それぞれ、オフセット調節量、オ
フセット残差、感度係数を記憶するエリアが割り当てら
れている。(図には、No.1の入力に対応するもののみを
示してある。)そして、オフセット調整量は、MPU6
からD/A変換器10に出力されてアナログ値に変換さ
れ、差動増幅器4の入力に加えられるようになってい
る。
と、MPU7は、No.1〜No.4の入力それぞれに対し
て、差動増幅器4の出力が所定の範囲になるようなオフ
セット調整量を計算し、メモリー7に格納すると共に、
D/A変換器10に出力する。この値はアナログ値に変
換されて差動増幅器4に入力されるので、差動増幅器4
の出力は、所定の値に近い値となる。しかし、D/A変
換器の4分解能には限度があるので、完全に所定の値と
することはできず、補償しきれなかった値が、差動増幅
器4の出力として残る。補償しきれなかった差動増幅器
4の出力は、オフセット残差としてメモリー7に記憶さ
れる。図1に示されるシート荷重計測装置には、前述し
た荷重センサーの感度調整を行う機能も設けられてい
る。
切り替えて、目的の荷重センサーの出力を差動増幅器4
に取り込む。同時に、その荷重センサーに対応するオフ
セット調整量をメモリー7から読み出し、D/A変換器
10を介して差動増幅器4に与え、この量を差し引く。
そして、その差に対応する差動増幅器の4出力をA/D
変換器5でディジタル値に変換してMPU6に読みこ
み、この値からメモリー7中のオフセット残差を差し引
き、その差にメモリー7中の感度係数を掛けて荷重値と
する。
荷重状態における荷重センサーにオフセット電圧がある
場合でも、差動増幅器4の出力が飽和することを避ける
ことができる。しかしながら、場合によっては、シート
の重量とシートに加わる荷重の和が、荷重センサー1
R、1Lの測定可能レンジを超えてしまうことがある。
この場合でも、風袋調整が行われているので、シート荷
重計測装置の出力としては、見かけ上、測定範囲内にあ
る。よって、測定可能レンジを超えていることが分から
ないという問題点が残る。
使用中に故障することがある。たとえば、荷重センサー
1R、1Lが断線したり、差動増幅器4が故障したり出
力変動(ドリフト等)を起こしたりする。また、荷重セ
ンサー1R、1Lやシートの取り付け方が悪かったりす
ると、シートにかかる荷重が正しく荷重センサー1R、
1Lに伝わらないという、組立不良に起因する問題もあ
る。これらの場合には、正しいシート荷重の測定ができ
なくなり、それを知らずに放置すると、エアバッグやシ
ートベルトの安全性を目的とした制御が不良になる可能
性がある。
もので、先願発明のような構成のシート荷重計測装置を
含めたシート荷重計測装置の異常を発見するシート荷重
計測装置の診断方法を提供することを課題とする。
の第1の手段は、シートにかかる荷重を計測するシート
荷重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体
の重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの
信号を増幅する増幅器とを有してなるものが正常である
か否かを診断する方法であって、荷重センサー上にシー
トを載せない状態でのシート荷重計測装置からの情報
と、荷重センサー上にシートを載せた状態でのシート荷
重計測装置からの情報とを比較することにより、シート
荷重計測装置が正常であるか否かを診断することを特徴
とするシート荷重計測装置の診断方法(請求項1)であ
る。
(図8における32に相当する部材)を、シート支持部
材に組み込んだ状態で、部品メーカーからシートメーカ
ーへの出荷が行われる。この出荷前に、荷重センサーに
荷重をかけない状態で、荷重センサーをシート荷重計測
装置の計測回路(図1に示すようなもの)に接続し、そ
の状態でのシート荷重計測装置からの情報を記憶してお
く。シートメーカーにおいて変位部材上にシートが搭載
されると、シートの重さに対応する荷重が荷重センサー
に加わるので、シート荷重計測装置からの情報が変化す
る。
て予め定まっているので、その規定値から許容誤差を見
込んだ量以上の変化がある場合には、シート荷重計測装
置が異常であると判定することができる。シート荷重計
測装置が異常であるとは、計測装置自体が異常である場
合の外、シートの取り付け方が悪く、正確な荷重が荷重
センサーに伝わらないような場合をも含むものである。
また、シート荷重計測装置からの情報とは、荷重測定
値、風袋調整量(オフセット調整値)、増幅器の出力
等、荷重センサーの出力に関係する各種の状態量の少な
くとも一つのことである。
の荷重センサーが用いられている場合は、個々の荷重セ
ンサーについて異常の診断を行ってもよいし、これらを
いくつかまとめた(たとえば全ての荷重センサーの和の
出力)について、異常の診断を行ってもよい。このこと
は、本明細書における全ての請求項に係る発明について
同様である。
シートにかかる荷重を計測するシート荷重計測装置であ
り、シートの自重及びシート上の物体の重量を検出する
荷重センサーと、荷重センサーからの信号を増幅する増
幅器とを、1つのシートに対して複数有してなるものが
正常であるか否かを診断する方法であって、荷重センサ
ーをシート部に組み込んだときの各々の荷重センサーに
対応するシート荷重計測部からの情報を比較することに
より、シート荷重計測装置が正常であるか否かを診断す
ることを特徴とするシート荷重計測装置の診断方法(請
求項2)である。
に組み込んだときの各々の荷重センサーに対応するシー
ト荷重計測部からの情報を比較する。そして、その差
が、規定値以上であった場合、あるいは規定値以下であ
った場合、荷重センサーがシート部に正常に組み込まれ
ていないか、荷重センサーそのものが異常となったと判
断する。よって、荷重センサーの異常を検出することが
できる。なお、図1に示すように、各々の荷重センサー
に対応するシート計測部が共通の場合には、共通の部分
が、センサー毎に別々に設けられているものとみなして
判定を行う。たとえば、各、荷重センサーに対応してA
/D変換器から得られる値同士を比較する。ここに、シ
ート部とは、シートを載せる部分のことで、図8におけ
るブラケット33やシート支持部材がこれに当たる。
シートにかかる荷重を計測するシート荷重計測装置であ
り、シートの自重及びシート上の物体の重量を検出する
荷重センサーと、荷重センサーからの信号を増幅する増
幅器とを有してなるものが正常であるか否かを診断する
方法であって、荷重センサー上にシートを載せ、車体に
組み込む前のシート荷重計測装置からの情報と、車体に
組み込んだ状態でのシート荷重計測装置からの情報とを
比較することにより、シート荷重計測装置が正常である
か否かを診断することを特徴とするシート荷重計測装置
の診断方法(請求項3)である。
ニットを、車体に組み込む前と後では、シート荷重計測
装置からの情報は、大きく変化しないはずである。よっ
て、この情報が許容値以上に変化した場合には、荷重セ
ンサーが正常に組み込まれていないか、荷重センサーそ
のものが異常となったと判断する。よって、荷重センサ
ーの異常を検出することができる。
シートにかかる荷重を計測するシート荷重計測装置であ
り、シートの自重及びシート上の物体の重量を検出する
荷重センサーと、荷重センサーからの信号を増幅する増
幅器とを、1つのシートに対して複数有してなるものが
正常であるか否かを診断する方法であって、荷重センサ
ーを組み込んだシート部を車体に組み込んだときの各々
の荷重センサーに対応するシート荷重計測部からの情報
を比較することにより、シート荷重計測装置が正常であ
るか否かを診断することを特徴とするシート荷重計測装
置の診断方法(請求項4)である。
んだときの各々の荷重センサーに対応するシート荷重計
測部からの情報を比較する。そして、その差が、規定値
以上であった場合、あるいは規定値以下であった場合、
シート部が正常に組み込まれていなか、荷重センサーそ
のものが異常となったと判断する。よって、荷重センサ
ーの異常を検出することができる。なお、図1に示すよ
うに、各々の荷重センサーに対応するシート計測部が共
通の場合には、共通の部分が、センサー毎に別々に設け
られているものとみなして判定を行う。たとえば、各、
荷重センサーに対応してA/D変換器から得られる値同
士を比較する。
シートにかかる荷重を計測するシート荷重計測装置であ
り、シートの自重及びシート上の物体の重量を検出する
荷重センサーと、荷重センサーからの信号を増幅する増
幅器とを有してなるものが正常であるか否かを診断する
方法であって、荷重センサーに荷重が加わらない状態で
のシート荷重計測装置からの情報と、荷重センサーに所
定荷重をかけたときのシート荷重計測装置からの情報と
を比較することにより、シート荷重計測装置が正常であ
るか否かを診断することを特徴とするシート荷重計測装
置の診断方法(請求項5)である。
手段の説明で述べた部品メーカーからシートメーカーへ
の出荷の前に、荷重センサーを組み込んだ左右の変位部
材(を、シート支持部材に組み込んだ状態で、荷重セン
サーに荷重が加わらない状態でのシート荷重計測装置か
らの情報と、荷重センサーに所定荷重をかけたときのシ
ート荷重計測装置からの情報とを比較する。これは、シ
ート荷重計測装置の感度をテストしていることに相当す
る。この感度が基準値の範囲内に入っていなければ、シ
ート荷重計測装置が異常であると判断することができ
る。
シートにかかる荷重を計測するシート荷重計測装置であ
り、シートの自重及びシート上の物体の重量を検出する
荷重センサーと、荷重センサーからの信号を増幅する増
幅器とを有してなるものが正常であるか否かを診断する
方法であって、シートに荷重が加わらない状態でのシー
ト荷重計測装置からの情報と、シートに所定荷重をかけ
たときのシート荷重計測装置からの情報とを比較するこ
とにより、シート荷重計測装置が正常であるか否かを診
断することを特徴とするシート荷重計測装置の診断方法
(請求項6)である。
ない状態でのシート荷重計測装置からの情報と、シート
に所定荷重をかけたときのシート荷重計測装置からの情
報とを比較する。そして、これらの情報の差が所定範囲
外となれば、シート荷重計測装置は異常であると判断す
る。なお、この検査は、シートを車体に組み込む前に行
ってもよいし、車体に組み込んだ後に行ってもよい。
シートにかかる荷重を計測するシート荷重計測装置であ
り、シートの自重及びシート上の物体の重量を検出する
荷重センサーと、荷重センサーからの信号を増幅する増
幅器とを有してなるものが正常であるか否かを診断する
方法であって、荷重センサーにシートを載せる前のシー
ト荷重計測装置の感度と、荷重センサーにシートを載せ
た後のシート荷重計測装置の感度とを比較することによ
り、シート荷重計測装置が正常であるか否かを診断する
ことを特徴とするシート荷重計測装置の診断方法(請求
項7)である。
おけるシート荷重計測装置の感度を比較している。シー
ト荷重計測装置が正常であれば、これらの差は所定値以
内に入るはずであるので、所定値から外れた場合には、
シート荷重計測装置が異常であると判断できる。なお、
この検査は、シートを車体に組み込む前に行ってもよい
し、車体に組み込んだ後に行ってもよい。
前記第1の手段から第7の手段のいずれかであって、前
記シート荷重計測装置からの情報として、少なくとも前
記増幅器の出力を使用することを特徴とするもの(請求
項8)である。
であるので、この値同士を比較することにより、簡単か
つ正確にシート荷重計測装置の異常を検出することがで
きる。たとえば、シートに一定荷重をかけたときとかけ
ないときの増幅器の出力の差、または荷重センサー上に
シートを載せたときと載せないときの増幅器の出力の差
が、所定範囲に入らないときは、シート荷重計測装置に
何らかの異常があると判断できる。なお、増幅器の出力
には、増幅器の出力そのものばかりでなく、これらをA
/D変換した値をも含むことは言うまでもない。
前記第1の手段から第8の手段のいずれかであって、シ
ート荷重計測装置が、風袋調整部を持つものであり、前
記シート荷重計測装置からの情報として、少なくとも、
前記それぞれの状態において風袋調整部を作動させたと
きの、風袋調整部の出力を使用することを特徴とするも
の(請求項9)である。
出力を所定の値に制御したり、ある状態での前記増幅器
の出力を記憶して、その後の出力から差し引く機能を有
するものであるので、その出力値(たとえば前記オフセ
ット調整量、オフセット残差)は、前記第9の手段にお
ける増幅器の出力と等価である。よって、本手段におい
ても、この値同士を比較することにより、簡単かつ正確
にシート荷重計測装置の異常を検出することができる。
は、シートにかかる荷重を計測するシート荷重計測装置
であり、シートの自重及びシート上の物体の重量を検出
する荷重センサーと、荷重センサーからの信号を増幅す
る増幅器と、風袋調整部とを有してなるものの測定値が
正常であるか否かを診断するシート荷重計測装置の診断
方法であって、荷重センサーにシートを載せた状態で初
期風袋調整を行って、その調整量を初期調整量として記
憶し、以後、風袋調整が行われる度に、そのときの調整
量を初期調整量と比較することにより、シート荷重計測
装置が正常であるか否かを診断することを特徴とするシ
ート荷重計測装置の診断方法(請求項10)である。
っても、使用中に種々の原因により故障したり、性能が
変化する場合がある。これら、使用中の変化を検出する
ために、最初に行った風袋調整における調整量(前記オ
フセット調整量、オフセット残差等)を初期調整量とし
て記憶しておく。そして、その後、風袋調整が行われる
毎に、調整量を初期調整量と比較し、たとえば両者の差
が所定以上となったとき、故障や異常が発生したと判断
することができる。荷重センサーにシートを載せた状態
で行う風袋調整は、シートを車体に装着する前に行って
も、車体に装着した状態で行ってもよい。なお、後に行
われる風袋調整は、シートを載せた状態の場合も、シー
トを載せない状態の場合もある。
は、シートにかかる荷重を計測するシート荷重計測装置
であり、シートの自重及びシート上の物体の重量を検出
する荷重センサーと、荷重センサーからの信号を増幅す
る増幅器と、風袋調整部とを有してなるものの測定値が
正常であるか否かを診断するシート荷重計測装置の診断
方法であって、荷重センサーにシートを載せない状態で
初期風袋調整を行って、その調整量を初期調整量として
記憶し、以後、風袋調整が行われる度に、そのときの調
整量を初期調整量と比較することにより、シート荷重計
測装置が正常であるか否かを診断することを特徴とする
シート荷重計測装置の診断方法(請求項11)である。
なり、初期調整量として荷重センサーにシートを載せな
い状態で初期風袋調整を行った調整量を用いている。よ
って、第10の手段と同様の作用効果を生じる。なお、
後に行われる風袋調整は、シートを載せた状態の場合
も、シートを載せない状態の場合もある。
は、シートにかかる荷重を計測するシート荷重計測装置
であり、シートの自重及びシート上の物体の重量を検出
する荷重センサーと、荷重センサーからの信号を増幅す
る増幅器と、風袋調整部とを有してなるものの測定値が
正常であるか否かを診断するシート荷重計測装置の診断
方法であって、荷重センサーにシートを載せた状態で風
袋調整を行って、そのときのシート荷重計測装置の出力
を初期値として記憶し、以後、シート上に物体が搭載さ
れていない状態でシート荷重計測装置の出力を測定し、
その測定値を記憶された初期値と比較することにより、
シート荷重計測装置が正常であるか否かを診断すること
を特徴とするシート荷重計測装置の診断方法(請求項1
2)である。
の、シート荷重計測装置の出力を初期値として記憶し、
以後、シート上に物体が搭載されていない状態でシート
荷重計測装置の出力を測定し、その測定値を記憶された
初期値と比較する。シート荷重測定システムが正常であ
れば、増幅器の出力の変化は所定の範囲に収まるはずで
ある。よって、これが所定の範囲を外れたとき、異常が
発生したと判断する。本手段によれば、シート荷重計測
装置の経時変化を検出することができる。
は、シートにかかる荷重を計測するシート荷重計測装置
であり、シートの自重及びシート上の物体の重量を検出
する荷重センサーと、荷重センサーからの信号を増幅す
る増幅器と、風袋調整部とを有してなるものの測定値が
正常であるか否かを診断するシート荷重計測装置の診断
方法であって、荷重センサーにシートを載せない状態で
風袋調整を行って、その調整量を第1の調整量Aとして
記憶すると共に、荷重センサーにシートを載せた状態で
再度風袋調整を行って、その調整量を第2の調整量Bと
して記憶し、それ以後、シートに加わった荷重の計測
を、これら2つの調整量を用いてそれぞれ行い、荷重計
測装置の出力としては、調整量Bを用いて行った値を出
力し、調整量Aを用いて行った計測値が所定値を超えた
場合、警報出力を行うこと、及び補正演算を行うことの
少なくとも一方を行うことを特徴とするシート荷重計測
装置の診断方法(請求項13)である。
ートを載せた状態で風袋調整を行った後、この風袋量を
差し引いた荷重として出力される。しかしながら、シー
トの重量が重すぎたり、取り付け方法に何らかの異常が
あったりして、荷重計測中に荷重センサーにかかる荷重
が、荷重センサーの測定可能レンジを超えてしまう可能
性がある。本手段においては、第1の調整量Aを用いて
行った計測値が所定値を超えた場合、荷重が荷重センサ
ーの測定可能レンジを超えていると判断して、警報出力
を行うか、予め測定して決定してある補正値を用いて補
正演算を行うかの、少なくとも一方を実施する。よっ
て、測定可能レンジを超えた測定値を使用して判断を行
うことによる誤判断の可能性が無くなる。
は、シートにかかる荷重を計測するシート荷重計測装置
であり、シートの自重及びシート上の物体の重量を検出
する荷重センサーと、荷重センサーからの信号を増幅す
る増幅器と、風袋調整部とを有してなるものの測定値が
正常であるか否かを診断するシート荷重計測装置の診断
方法であって、荷重センサーにシートを載せない状態で
荷重センサーに所定荷重をかけて風袋調整を行って、そ
の調整量を第1の調整量Cとして記憶し、その後、荷重
センサーにシートを載せた状態で風袋調整を行って、そ
の調整量を第2の調整量Dとして記憶し、それ以後、シ
ートに加わった荷重の計測を、これら2つの調整量を用
いてそれぞれ行い、荷重計測装置の出力としては、調整
量Dを用いて行った値を出力し、調整量Cを用いて行っ
た計測値が所定値を超えた場合、警報出力を行うこと、
及び補正演算を行うことの少なくとも一方を行うことを
特徴とするシート荷重計測装置の診断方法(請求項1
4)である。
重センサーの測定レンジより増幅器の測定レンジを小さ
くして、増幅器の分解能を大きくする場合がある。たと
えば、荷重センサーの測定レンジが200kgfであり、増幅
器の測定レンジが50kgfであるような場合がありうる。
このような場合、荷重センサーにかかる総荷重が200kgf
を超えているかどうかが、増幅器の出力だけをみては分
からない場合が発生する。そこで、本手段においては、
通常の風袋調整量Dの他に、シートを載せる前に、たと
えば180kgfの荷重を荷重センサーにかけた状態で風袋調
整を実施し、その風袋調整量Cを記憶しておく(必要に
応じてそのときの増幅器の出力を記憶する)。
用いて測定を行い、そのときの計測値を測定する。たと
えば、180kgfの荷重を荷重センサーにかけた状態で風袋
調整を行ったときの計測値が0であったとし、その後の
測定で30kgfが測定されれば、荷重センサーの出力は210
kgfであり、測定レンジを超えているので、警報出力を
行ったり、補正演算を行ったりする。以上のように、本
手段によれば、荷重センサーの測定レンジに比して増幅
器のレンジが狭い場合にも、荷重センサーのレンジオー
バーを検出することができる。
は、シートにかかる荷重を計測するシート荷重計測装置
であり、シートの自重及びシート上の物体の重量を検出
する荷重センサーと、荷重センサーからの信号を増幅す
る増幅器と、荷重センサーの感度調整部を持つものの測
定値が正常であるか否かを診断するシート荷重計測装置
の診断方法であって、初期に行った感度調整値を記憶し
ておき、その後、感度調整を行った際の感度調整値と比
較することにより、シート荷重計測装置が正常であるか
否かを診断することを特徴とするシート荷重計測装置の
診断方法(請求項15)である。
値を記憶しておき、その後、感度調整を行った際の感度
調整値と比較することにより、シート荷重計測装置の感
度の経時変化を検出することができる。初期の感度調整
値としては、部品メーカーからの出荷の前に行った感度
調整値、すなわち、シートを搭載する前に行った感度調
整値を使用することが好ましい。
うな工程を経て、車体に組み付けられる。まず、荷重セ
ンサーを組み込んだ左右の変位部材(図8における32
に相当する部材)を、シート支持部材に組み込んだ状態
で、部品メーカーからシートメーカーへの出荷が行われ
る。このとき、左右の変位部材を、シート支持部材に組
み込んだ状態で、荷重センサーを図1に示すような測定
回路に接続し、風袋調整を行う。そして、その結果得ら
れた前後左右4ヶ所の荷重に対応するオフセット調整量
とオフセット残差を、工場出荷時初期データとしてMP
U中のメモリー中に記憶する。
変位部材に個々に印加する。そして、そのときの図1に
おける入力No.1〜No.4に対応するA/D変換器の値を
読み込み、この値から前後左右4個の荷重センサーの感
度係数を求め、工場出荷時の初期データとしてMPU中
のメモリーに記憶すると同時に、この感度係数を使用し
て荷重を求めるようにする。
重が加わったときに破損しないように、機械的なストッ
パー(図示せず)が設けられていることが多い。この場
合には、変位部材32がストッパーに当接する荷重を、
個々の荷重センサー毎に求めて、MPUに記憶する。こ
の荷重は、測定可能な最大荷重として使用される。変位
部材がストッパーに当接する前に差動増幅器4が飽和し
てしまう場合には、風袋調整に使用したオフセット調整
量を動かして差動増幅器4のゼロ点をずらし、差動増幅
器4の飽和を解除した状態でさらに荷重を加え、変位部
材32がストッパーに当接する荷重を測定するようにす
る。この場合は、測定された荷重と、差動増幅器4のゼ
ロ点をずらした量に対応する荷重の和が、変位部材32
がストッパーに当接する荷重となるので、この値、又は
測定された荷重と差動増幅器4のゼロ点のずれ量をMP
Uに記憶する。
風袋調整と感度調整がなされた状態、計測レンジ等の情
報が記録された状態でシートメーカーに出荷される。
上にシートを組み込む。シートの組み込みが完了した時
点で、シート荷重計測装置の出力を見て、シートの組み
付けが正しく行われているか、シート荷重計測装置に破
損がないかを調査する。まず、シート荷重測定装置の出
力(総重量)を調べ、これがシートの重量によって決ま
る所定値と概略一致しているかどうかを調べる。これら
の差が許容値以上であれば、組み付けが異常であるか、
シート荷重計測装置が異常となっているかどちらかであ
る。
している荷重を調べ、これらの差が所定の範囲に入って
いるかどうかチェックする。シート荷重計測装置をシー
トに組み込むと、シートの重量は4ヶ所の荷重センサに
分散さる。しかしシートが変形していたり、シートヘの
組み込みが正しく行われないとシート荷重は4ヶ所の荷
重センサーに正しく分散されず、総重量が正常でも個々
の荷重が大きく変動し荷重バランスが崩れる。各荷重セ
ンサーの出力をメモリーに記録されている初期データと
比較し、これらの差が所定範囲内に入っているかをチェ
ックする。
て、これらの差が所定内に入っているかをチェツクして
もよい。また4ヶ所の荷重センサーの出力のそれぞれ2
ヶ所ずつの合計値を求め、その差が所定内に入っている
かをチェックしてもよい。さらに、4ヶ所の荷重センサ
の出カからシートの重心位置を計算し、その位置が所定
範囲内に入っているかをチェックしてもよい。所定の範
囲に入っていない場合は、組み付けが異常であるか、シ
ート荷重計測装置が異常となっているかどちらかであ
る。
ンサーが検出した重量と総重量を、MPU中に記憶す
る。必要に応じて、シートを組み込んだ後に、シート上
に所定の荷重を加え、加えた荷重に相当する重量だけ、
シート荷重計測装置が検出した荷重が増加することを確
かめることにより、荷重計の感度のテストを実施する。
込んだ後に、シートメーカーで行ったテストと同じテス
トを行う。すなわち、シートの総重量のチェックと、各
重量センサーの検出荷重のバランスのチェックである。
そして、これらのテストが正常であるとき、各荷重セン
サーが検出した重量と総重量を、カーメーカー出荷初期
データとしてMPU中に記憶する。
シート上に所定の荷重を加え、加えた荷重に相当する重
量だけ、シート荷重計測装置が検出した荷重が増加する
ことを確かめることにより、荷重計の感度のテストを実
施する。
シート荷重計測装置の正常が確認された後、シートを載
せた状態での風袋調整を実施し、この場合の、オフセッ
ト調整量とオフセット残差をメーカー出荷時初期データ
としてMPUに記憶する。以後のシート荷重の測定は、
再び風袋調整が行われない限り、メーカー出荷時初期デ
ータに基づいて実施される。
うに、異常の診断は個々の荷重センサーについて行って
もよいし、いくつかをまとめたもの(たとえば全ての荷
重センサーの和の出力)について行ってもよい。従っ
て、MPUの記憶メモリを削減するため、風袋調整は個
々の荷重センサーで行わず、全ての荷重センサーの和の
出力に対して行ない、初期データとして記録してもよ
い。また、計測可能な最大荷重(計測レンジ)を、荷重セ
ンサのいくつかをまとめた和の出力として記録してもよ
く、その記録データを基に異常診断を行なうようにして
もよい。
にシート荷重の零点チェックが行われる。これは、シー
ト上に積載物が無いことが明らかなとき、たとえば、シ
ートベルトが開放されており、エンジンキーが抜かれて
いるとき等に、シート荷重計測装置の出力(総重量)が
零点から大きくずれていないかどうか、各荷重センサー
の出力のバランスが崩れていないかどうかを調べるもの
で、以上のあった場合は警報を発するようにする。零点
チェックは、押しボタンスイッチ等により、人間が行う
ようにしてもよい。
い場合でも、シート荷重の測定結果(総重量)が零点に近
い場合には、工場出荷時の初期データか、メーカー出荷
時の初期データの少なくとも一方を基に、計測した各荷
重値が所定値を越えていないか、または各荷重のバラン
スが崩れていないかを調べるようにすることもでき、異
常があった場合には警報を発するようにすることもでき
る。またシート荷重の測定結果(総重量)が安定してマイ
ナス荷重(重力と逆)であると計測された場合にも警報を
発するようにすることもできる。シート荷重の測定結果
(総重量)がどのような値でも、各荷重センサーに加わ
る荷重が計測可能な量大荷重を越えていないかをチェツ
クし、越えていると判断した場合には荷重計測の中断、
前荷重値のホールド、補正演算の実行等、計算処理の手
順を変えることにより誤判断の可能性をなくすこともで
きる。
時間継続するか、頻発する場合には異常と診断し警報を
出すようにすることもできる。計測レンジのオーバーは
シート及びシート荷重計測装置の異常によっても生じる
が、シート上に着座する乗員の重量が重い場合にも起こ
りうる。そのため、シート荷重の測定結果(総重量)に応
じて警報の判定値を変えるようにしてもよい。
手動により行うようにしてもよい。これは、シート上に
積載物が無いことが明らかなとき、たとえば、シートベ
ルトが開放されており、エンジンキーが抜かれていると
き等、又は押しボタンスイッチが押されたときに、風袋
調整をやり直すものである。このときの風袋調整量(オ
フセット調整量、オフセット残差等)は、MPUに記憶
しておき、履歴管理に使用したり、メーカー出荷時初期
データと比較することにより、異常診断に使用したりさ
れる。
明の実施の形態の例を、フローチャートを用いて説明す
る。以下の判断処理は、シートに組み込まれているセン
サーの個数を特定するものではなく、センサーの数はた
とえば4個であっても2個であってもかまわない。また
複数のセンサー出カの和を処理に使用してもかまわな
い。診断方法の対象とするシート荷重計測装置は、図1
に示したものとする。
ある診断方法を示すフローチャートである。このフロー
は、外部入力回路8からの指令により起動される。ま
ず、ステップS11において、シートに荷重がかかって
いない状態(シート無荷重状態)で差動増幅器4の出力
(A/D変換器5の値)を測定し、その測定値をX1と
する。次に、ステップS12で、シートに所定の荷重を
かけて、その状態で作動増幅器4の出力を測定し、その
測定値をY1とする。そして、ステップS13で、Y1
とX1の差が所定のA1とB1の間にあるかどうか、す
なわちA1≦Y1−X1≦B1であるかどうかを判断す
る。そして、Y1とX1の差が所定のA1とB1の間に
なければ、ステップS14で、異常であることを示す警
報出力を発する。フローチャートでは省略してあるが、
この動作を全ての荷重センサー出力No.1〜No.4につい
て行う。
態での各荷重センサーの感度が正常な値に入っているか
どうか、シート全体としての荷重感度が正常な値である
か、シートの取り付け状態が正常かどうかをチェックす
ることができる。
サー1にシートを積載しない状態(シート無積載状態)
での差動増幅器4の測定値をX1とし、S12の動作の
代わりに、荷重センサー1にシートを積載した状態の差
動増幅器4の測定値をY1とするようにしてもよい。こ
の場合は、シートの荷重が所定荷重に対応する。
ある診断方法を示すフローチャートである。このフロー
は、外部入力回路8からの指令により起動される。ま
ず、ステップS21で、荷重センサー1上にシートを積
載しない状態で風袋調整を行い、その風袋調整量をX2
とする。風袋調整量とは、たとえば、差動増幅器3の出
力を所定の値とするために差動増幅器に加えられる量で
あり、図1におけるオフセット調整量、オフセット残差
のようなものである。
載した状態で再度風袋調整を行い、その風袋調整量をY
2とする。そして、ステップS23で、Y1とX1の差
が所定のA2とB2の間にあるかどうか、すなわちA2
≦Y2−X2≦B2であるかどうかを判断する。そし
て、Y2とX2の差が所定のA2とB2の間になけれ
ば、ステップS24で、異常であることを示す警報出力
を発する。フローチャートでは省略してあるが、この動
作を全ての荷重センサーについて行う。
感度が正常な値に入っているかどうか、シートの取り付
け状態が正常かどうかをチェックすることができる。
後、ステップS21の動作の代わりに、シートに荷重を
かけない状態で風袋調整を行い、ステップS22の動作
の代わりに、シートに所定荷重をかけた状態で風袋調整
を行うようにしてもよい。
ある診断方法を示すフローチャートである。このフロー
は、外部入力回路8からの指令により起動される。ま
ず、ステップステップS31で、シート無積載状態で感
度調整を実施し、求まった感度係数をX3とする。感度
調整は、荷重をかけない状態での差動増幅器3の出力
と、所定荷重Wをかけたときの差動増幅器3の出力の差
ΔVを求め、たとえばk=W/ΔVとして求めるもので
ある。次にステップS32で、シート積載状態で感度調
整を実施し、求まった感度係数をY3とする。そして、
ステップS33で、Y3とX3の差が所定値A3以内に
あるかどうか、すなわち、|Y3−X3|≦A3である
かどうかを判断する。そして、Y3とX3の差が所定値
A3以内にない場合、ステップS34で異常であること
を示す警報出力を発する。フローチャートでは省略して
あるが、この動作を全ての荷重センサーについて行う。
この方法により、特に、シートの取り付け状態が正常か
どうかをチェックすることができる。
ある診断方法を示すフローチャートである。(A)は自
動車が販売される前において実施される作業を示し、
(B)は自動車が販売された後に行われる作業を示す。
自動車の組立時においては、外部入力信号回路8からの
指令により、ステップS41で、シート無荷重状態にお
いて初期の風袋調整を実施し、その風袋調整量X4を記
憶しておく。
袋調整指令により、ステップS42において、シート無
荷重状態で風袋調整を実施し、風袋調整量Y4を求め
る。そして、ステップS43で、X4とY4の差が所定
値A4以内であるかどうか、すなわち、|Y4−X4|
≦A4であるかどうかを判断する。そして、Y4とX4
の差が所定値A4以内にない場合、ステップS44で異
常であることを示す警報出力を発する。フローチャート
では省略してあるが、この動作を全ての荷重センサーに
ついて行う。この方法により、特に、シート荷重計測装
置の故障、経時的な特性変化、シート交換時における取
り付け不良等を検出することができる。
ある診断方法を示すフローチャートである。(A)は自
動車が販売される前において実施される作業であり、
(B)は自動車が販売された後に行われる作業を示す。
自動車の組立時においては、外部入力信号回路8からの
指令により、ステップS51で、シート無積載状態にお
いて初期の風袋調整を実施し、その風袋調整量Aを記憶
しておく。次に、ステップS52で、シート積載状態に
おいて初期の風袋調整を実施し、その風袋調整量Bを記
憶しておく。
場合は、まず、ステップS53において、風袋調整量A
を使用して荷重測定を実施し、そのときの荷重測定値を
X5とする。続いてステップS54において、風袋調整
量Bを使用して荷重測定を実施し、測定値をY5とす
る。そして、ステップS55で、X5が所定値A5を超
えているかどうかを判定する。もし超えていれば、荷重
センサー1の測定レンジを超えているものとして、ステ
ップS57で警報を発して、測定値が信頼できないこと
を人間に知らせる。そして、ステップS58で、予め測
定により決定してある補正値を用いて、測定値Y5を補
正した上でそれを荷重測定値として利用する。X5が所
定値A5を超えていない場合は、正常なものとして通常
ルーチンであるステップS56に移行し、Y5を荷重測
定値として用い、種々の制御を行う。
第2の実施の形態、第3の実施の形態、第4の実施の形
態は、自動シーケンスで行うものとして説明したが、そ
の全部または一部を手動によって行ってもよい。そのと
き、異常の判定を人間が行う場合、人間自身が以上を判
断できるときには、警報出力は必要でない。また、第5
の実施の形態において、(A)のシーケンスは手動で行
ってもよい。
ーの感度の調整を、各荷重センサー毎に設けられた電源
電圧により行う場合においては、請求項1、請求項2に
係る発明におけるシート荷重計測装置からの情報とし
て、この電源電圧を使用することができる。以上の説明
においては、異常を判断する情報を、一つづつ説明した
が、これらの情報を2つ以上組合せて、異常の判断を行
ってもよい。
項1に係る発明においては、荷重センサー上にシートを
載せない状態でのシート荷重計測装置からの情報と、荷
重センサー上にシートを載せた状態でのシート荷重計測
装置からの情報とを比較しているので、シート荷重計測
装置の異常を検出することができる。
サーをシート部に組み込んだときの各々の荷重センサー
に対応するシート荷重計測部からの情報を比較している
ので、シート荷重計測装置の異常を検出することができ
る。
サー上にシートを載せ、車体に組み込む前のシート荷重
計測装置からの情報と、車体に組み込んだ状態でのシー
ト荷重計測装置からの情報とを比較しているので、シー
ト荷重計測装置の異常を検出することができる。
サーを組み込んだシート部を車体に組み込んだときの各
々の荷重センサーに対応するシート荷重計測部からの情
報を比較しているので、シート荷重計測装置の異常を検
出することができる。
ンサーに荷重が加わらない状態でのシート荷重計測装置
からの情報と、荷重センサーに所定荷重をかけたときの
シート荷重計測装置からの情報とを比較しているので、
シート荷重計測装置の異常を検出することができる。
荷重が加わらない状態でのシート荷重計測装置からの情
報と、シートに所定荷重をかけたときのシート荷重計測
装置からの情報とを比較しているので、シート荷重計測
装置の異常を検出することができる。
サーにシートを載せる前のシート荷重計測装置の感度
と、荷重センサーにシートを載せた後のシート荷重計測
装置の感度とを比較しているので、シート荷重計測装置
の異常を検出することができる。
重計測装置からの情報として、少なくとも増幅器の出力
を使用しているので、異常の診断を正確に行うことがで
きる。
装置からの情報として、少なくとも、風袋調整部を作動
させたときの、風袋調整部の出力を使用しているので、
異常の診断を正確に行うことができる。
ンサーにシートを載せた状態で初期風袋調整を行って、
その調整量を初期調整量として記憶し、以後、風袋調整
が行われる度に、そのときの調整量を初期調整量と比較
しているので、シート荷重計測装置の経時変化を検出す
ることができる。
ンサーにシートを載せない状態で初期風袋調整を行っ
て、その調整量を初期調整量として記憶し、以後、風袋
調整が行われる度に、そのときの調整量を初期調整量と
比較しているので、請求項10に係る発明と同様、シー
ト荷重計測装置の経時変化を検出することができる。
ンサーにシートを載せた状態で風袋調整を行って、その
ときのシート荷重計測装置の出力を初期値として記憶
し、以後、シート上に物体が搭載されていない状態でシ
ート荷重計測装置の出力を測定し、その測定値を記憶さ
れた初期値と比較しているので、請求項10、請求項1
1に係る発明と同様、シート荷重計測装置の経時変化を
検出することができる。
ンサーにシートを載せないで行った風袋調整値を使用し
て測定した荷重を、荷重センサー出力の監視に使用して
いるので、荷重センサーのレンジオーバーを検出するこ
とができる。
に所定荷重をかけて風袋調整を行った場合の風体調整量
を使用して測定した荷重を、荷重センサー出力の監視に
使用しているので、荷重センサーのレンジオーバーを検
出することができる。
行った感度調整値を記憶しておき、その後、感度調整を
行った際の感度調整値と比較しているので、シート荷重
計測装置の感度の経時変化を検出することができる。
施の形態を示す概略構成図である。
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
図である。
図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 シートにかかる荷重を計測するシート荷
重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体の
重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの信
号を増幅する増幅器とを有してなるものが正常であるか
否かを診断する方法であって、荷重センサー上にシート
を載せない状態でのシート荷重計測装置からの情報と、
荷重センサー上にシートを載せた状態でのシート荷重計
測装置からの情報とを比較することにより、シート荷重
計測装置が正常であるか否かを診断することを特徴とす
るシート荷重計測装置の診断方法。 - 【請求項2】 シートにかかる荷重を計測するシート荷
重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体の
重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの信
号を増幅する増幅器とを、1つのシートに対して複数有
してなるものが正常であるか否かを診断する方法であっ
て、荷重センサーをシート部に組み込んだときの各々の
荷重センサーに対応するシート荷重計測部からの情報を
比較することにより、シート荷重計測装置が正常である
か否かを診断することを特徴とするシート荷重計測装置
の診断方法。 - 【請求項3】 シートにかかる荷重を計測するシート荷
重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体の
重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの信
号を増幅する増幅器とを有してなるものが正常であるか
否かを診断する方法であって、荷重センサー上にシート
を載せ、車体に組み込む前のシート荷重計測装置からの
情報と、車体に組み込んだ状態でのシート荷重計測装置
からの情報とを比較することにより、シート荷重計測装
置が正常であるか否かを診断することを特徴とするシー
ト荷重計測装置の診断方法。 - 【請求項4】 シートにかかる荷重を計測するシート荷
重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体の
重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの信
号を増幅する増幅器とを、1つのシートに対して複数有
してなるものが正常であるか否かを診断する方法であっ
て、荷重センサーを組み込んだシート部を車体に組み込
んだときの各々の荷重センサーに対応するシート荷重計
測部からの情報を比較することにより、シート荷重計測
装置が正常であるか否かを診断することを特徴とするシ
ート荷重計測装置の診断方法。 - 【請求項5】 シートにかかる荷重を計測するシート荷
重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体の
重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの信
号を増幅する増幅器とを有してなるものが正常であるか
否かを診断する方法であって、荷重センサーに荷重が加
わらない状態でのシート荷重計測装置からの情報と、荷
重センサーに所定荷重をかけたときのシート荷重計測装
置からの情報とを比較することにより、シート荷重計測
装置が正常であるか否かを診断することを特徴とするシ
ート荷重計測装置の診断方法。 - 【請求項6】 シートにかかる荷重を計測するシート荷
重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体の
重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの信
号を増幅する増幅器とを有してなるものが正常であるか
否かを診断する方法であって、シートに荷重が加わらな
い状態でのシート荷重計測装置からの情報と、シートに
所定荷重をかけたときのシート荷重計測装置からの情報
とを比較することにより、シート荷重計測装置が正常で
あるか否かを診断することを特徴とするシート荷重計測
装置の診断方法。 - 【請求項7】 シートにかかる荷重を計測するシート荷
重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体の
重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの信
号を増幅する増幅器とを有してなるものが正常であるか
否かを診断する方法であって、荷重センサーにシートを
載せる前のシート荷重計測装置の感度と、荷重センサー
にシートを載せた後のシート荷重計測装置の感度とを比
較することにより、シート荷重計測装置が正常であるか
否かを診断することを特徴とするシート荷重計測装置の
診断方法。 - 【請求項8】 請求項1から請求項7のうちいずれか1
項に記載のシート荷重計測装置の診断方法であって、前
記シート荷重計測装置からの情報として、少なくとも前
記増幅器の出力を使用することを特徴とする荷重計測装
置の診断方法。 - 【請求項9】 請求項1から請求項8のうちいずれか1
項に記載のシート荷重計測装置の診断方法であって、シ
ート荷重計測装置が、風袋調整部を持つものであり、前
記シート荷重計測装置からの情報として、少なくとも、
前記それぞれの状態において風袋調整部を作動させたと
きの、風袋調整部の出力を使用することを特徴とする荷
重計測装置の診断方法。 - 【請求項10】 シートにかかる荷重を計測するシート
荷重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体
の重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの
信号を増幅する増幅器と、風袋調整部とを有してなるも
のの測定値が正常であるか否かを診断するシート荷重計
測装置の診断方法であって、荷重センサーにシートを載
せた状態で初期風袋調整を行って、その調整量を初期調
整量として記憶し、以後、風袋調整が行われる度に、そ
のときの調整量を初期調整量と比較することにより、シ
ート荷重計測装置が正常であるか否かを診断することを
特徴とするシート荷重計測装置の診断方法。 - 【請求項11】 シートにかかる荷重を計測するシート
荷重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体
の重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの
信号を増幅する増幅器と、風袋調整部とを有してなるも
のの測定値が正常であるか否かを診断するシート荷重計
測装置の診断方法であって、荷重センサーにシートを載
せない状態で初期風袋調整を行って、その調整量を初期
調整量として記憶し、以後、風袋調整が行われる度に、
そのときの調整量を初期調整量と比較することにより、
シート荷重計測装置が正常であるか否かを診断すること
を特徴とするシート荷重計測装置の診断方法。 - 【請求項12】 シートにかかる荷重を計測するシート
荷重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体
の重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの
信号を増幅する増幅器と、風袋調整部とを有してなるも
のの測定値が正常であるか否かを診断するシート荷重計
測装置の診断方法であって、荷重センサーにシートを載
せた状態で風袋調整を行って、そのときのシート荷重計
測装置の出力を初期値として記憶し、以後、シート上に
物体が搭載されていない状態でシート荷重計測装置の出
力を測定し、その測定値を記憶された初期値と比較する
ことにより、シート荷重計測装置が正常であるか否かを
診断することを特徴とするシート荷重計測装置の診断方
法。 - 【請求項13】 シートにかかる荷重を計測するシート
荷重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体
の重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの
信号を増幅する増幅器と、風袋調整部とを有してなるも
のの測定値が正常であるか否かを診断するシート荷重計
測装置の診断方法であって、荷重センサーにシートを載
せない状態で風袋調整を行って、その調整量を第1の調
整量Aとして記憶すると共に、荷重センサーにシートを
載せた状態で再度風袋調整を行って、その調整量を第2
の調整量Bとして記憶し、それ以後、シートに加わった
荷重の計測を、これら2つの調整量を用いてそれぞれ行
い、荷重計測装置の出力としては、調整量Bを用いて行
った値を出力し、調整量Aを用いて行った計測値が所定
値を超えた場合、警報出力を行うこと、及び補正演算を
行うことの少なくとも一方を行うことを特徴とするシー
ト荷重計測装置の診断方法。 - 【請求項14】 シートにかかる荷重を計測するシート
荷重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体
の重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの
信号を増幅する増幅器と、風袋調整部とを有してなるも
のの測定値が正常であるか否かを診断するシート荷重計
測装置の診断方法であって、荷重センサーにシートを載
せない状態で荷重センサーに所定荷重をかけて風袋調整
を行って、その調整量を第1の調整量Cとして記憶し、
その後、荷重センサーにシートを載せた状態で風袋調整
を行って、その調整量を第2の調整量Dとして記憶し、
それ以後、シートに加わった荷重の計測を、これら2つ
の調整量を用いてそれぞれ行い、荷重計測装置の出力と
しては、調整量D用いて行った値を出力し、調整量Cを
用いて行った計測値が所定値を超えた場合、警報出力を
行うこと、及び補正演算を行うことの少なくとも一方を
行うことを特徴とするシート荷重計測装置の診断方法。 - 【請求項15】 シートにかかる荷重を計測するシート
荷重計測装置であり、シートの自重及びシート上の物体
の重量を検出する荷重センサーと、荷重センサーからの
信号を増幅する増幅器と、荷重センサーの感度調整部を
持つものの測定値が正常であるか否かを診断するシート
荷重計測装置の診断方法であって、初期に行った感度調
整値を記憶しておき、その後、感度調整を行った際の感
度調整値と比較することにより、シート荷重計測装置が
正常であるか否かを診断することを特徴とするシート荷
重計測装置の診断方法。
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