JP2000298373A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000298373A
JP2000298373A JP10654699A JP10654699A JP2000298373A JP 2000298373 A JP2000298373 A JP 2000298373A JP 10654699 A JP10654699 A JP 10654699A JP 10654699 A JP10654699 A JP 10654699A JP 2000298373 A JP2000298373 A JP 2000298373A
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silica
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image forming
toner
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JP10654699A
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English (en)
Inventor
Kazuchika Saeki
和親 佐伯
Yuji Sawai
雄次 澤井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、中抜け、転写ブレ及び画像長さば
らつきが発生するという課題を解決しようとするもので
ある。 【解決手段】 この発明は、トナー像を担持する像担持
体10と、転写材22の裏面に接触して電荷を付与する
ことで像担持体10上のトナー像を転写材22に転移さ
せる転写手段14とを有し、前記トナーは、少なくとも
結着樹脂、帯電制御剤からなり、かつ、少なくとも2種
類の異なった平均粒径の無機微粉体を含有し、この少な
くとも2種類の無機微粉体の内、少なくとも1種類の無
機微粉体はシリコーンオイルによって表面処理を施した
ものとしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置では、感光体上のト
ナー像を転写材に転写し、その後転写材上のトナー像を
定着器によって加熱及び加圧を行って転写材に定着させ
ている。フルカラー画像を形成するカラー画像形成装置
としては、転写材を転写ドラムなどの転写材保持体に保
持させた状態で、潜像担持体上の現像されたイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を転写材
に順次に重ねて転写し、その後転写材担持体から転写材
を剥離させて該転写材上のトナー像を定着器によって転
写材に定着している。
【0003】一方、潜像担持体上の各色のトナー像を、
転写材保持体上の転写材に転写するのではなく一旦中間
転写体上に重ね合わせて転写し、この4色重ねのトナー
像を転写材に一括して転写した後、転写材上の4色重ね
のトナー像を定着器によって転写材に定着させるカラー
画像形成装置もある。このカラー画像形成装置では、転
写材を転写材保持体に保持させる必要が無いので、転写
材搬送性が高いという利点がある。このため、小サイズ
の紙(例えば官製はがき)や、原稿(例えば200g/
cm2紙)、封筒などの転写材にもカラー画像を形成す
ることが可能である。なお、中間転写体としては、中間
転写ドラムのほかに無端ベルト状の中間転写ベルトが知
られている。
【0004】また、従来の画像形成装置では、像担持体
上のトナー像を転写材に転写する転写手段として非接触
式のコロナ帯電器が使用されてきた。しかし、このコロ
ナ帯電器は、コロナ放電を生じる為に高電圧を印加しな
ければならず、またオゾンを発生するという問題を有し
ていた。このため、近年では、転写材の裏面に直接バイ
アス電圧を印加する接触転写方式の転写手段を用いるケ
ースが多くなってきている。接触転写方式の転写手段で
は、コロナ帯電器に比べて低い電圧で転写が可能であ
り、またオゾンの発生も非常に少ないという利点を有す
る。接触転写方式の転写手段としては、転写ローラ、転
写ベルト、転写ブラシ、転写ブレード等が知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した接触転写方式
の転写手段は、転写材の裏面側から像担持体方向に所定
の圧力で押圧して転写手段及び像担持体を圧接させる必
要がある。この時、転写手段の像担持体への圧接力が低
いと、転写手段と転写材との接触が部分的に不安定にな
り、転写ムラや転写材保持力低下による転写ブレを引き
起こす原因となる。このため、転写手段の像担持体への
圧接力は上述した転写ムラや転写ブレの発生しない圧力
に余裕度を加えた値が転写手段の像担持体への圧接力の
下限値として設定される。
【0006】しかしながら、近年、転写材の種類は多様
化しており、転写材の薄いものから厚いものまで安定し
た転写を行うことが必要になってきている。したがっ
て、上述した転写手段の像担持体への圧接力の設定値は
厚みの薄い転写材に合わせて設定する必要があるが、そ
のような設定にすると、厚紙やOHPシート等の厚みの
有る転写材にトナー像を転写するときに転写部位での転
写手段、転写材及び像担持体の圧接力が高くなってトナ
ーを凝集させるため、所謂文字の中抜けという現象を引
き起こす。
【0007】このような中抜けという現象に対して、従
来技術として、トナーの凝集を抑制するために転写手段
の像担持体への圧接力を中抜けの発生しない値に下げる
という方法が知られている。しかし、転写手段の像担持
体への圧接力を下げることは、上述したような理由によ
って転写ムラと転写ブレとの両立が困難であった。ま
た、転写手段に転写ローラを用いた場合においては、そ
の硬度を下げることでトナーの凝集を抑制するという方
法も従来より知られているが、これによっても十分な効
果が得られず、また、転写ローラの低硬度化によって転
写材保持力低下による転写ブレが引き起こされる。
【0008】これを解決する手段として、特開平6−1
18812号公報記載のものが提案されている。これ
は、転写部位における転写材搬送速度を像担持体速度よ
りも1%以上速くすることで、トナー像にせん断力を与
えて像担持体からトナー像を引き剥がして中抜けを防止
するようにしたものである。しかし、このようなもので
は、転写材搬送速度と像担持体速度との差をかなりつけ
ないと効果が得られず、また転写材の材質や厚み、さら
に転写を行うトナー像面積によって、転写材搬送速度に
ばらつきが発生するため、転写材送り方向の画像長さが
ばらつくという画像長さばらつきの問題が起こることが
わかった。
【0009】また、特開平10−161434号公報記
載のものは、転写ローラの像担持体への圧接力を出力画
像によって制御するようにしているが、転写ローラの像
担持体への圧接力を出力画像によって制御する加圧力制
御手段として追加すべき部品が多く、装置が大型化し、
また転写ローラの像担持体への圧接力の制御に高精度が
要求されるため各部品のコストアップを招来させるなど
実用的ではない。
【0010】本発明は、以上の問題点に鑑みなされたも
ので、接触転写方式の転写手段を用いる画像形成装置で
転写材厚みの大小や転写材材質にかかわらず中抜けがな
く、転写ブレ及び画像長さばらつきの発生しない良好な
画像を得ることができる画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、静電潜像を顕像化したトナ
ー像を担持する像担持体と、転写材の裏面に接触して電
荷を付与することで前記像担持体上のトナー像を前記転
写材に転移させる転写手段とを有し、前記トナーは、少
なくとも結着樹脂、帯電制御剤からなり、かつ、少なく
とも2種類の異なった平均粒径の無機微粉体を含有し、
この少なくとも2種類の無機微粉体の内、少なくとも1
種類の無機微粉体はシリコーンオイルによって表面処理
を施したものとしたものである。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記無機微粉体は2種類の異なっ
た平均粒径のシリカであり、この2種類のシリカの内、
シリコーンオイルによって表面処理が施されていないシ
リカはシランカップリング処理されているものとしたも
のである。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載の画像形成装置において、前記2種類のシリカからな
る無機微粉体の内、小粒径のものをシリカA、大粒径の
ものをシリカBとしたとき、前記トナーの平均粒径Dt
に対するシリカAの平均粒径SaおよびシリカBの平均
粒径Dbがそれぞれ Da≦Dt/1000 Dt/100≦Db≦Dt/10の関係を満足するもの
である。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1、2又は
3記載の画像形成装置において、前記2種類のシリカか
らなる無機微粉体の内の小粒径のシリカAの添加量がト
ナー粒子に対する重量比で0.2〜1.5重量%であ
り、前記2種類のシリカからなる無機微粉体の内の小粒
径のシリカBの添加量がトナー粒子に対する重量比で
0.5〜3.0重量%であるものである。
【0015】請求項5に係る発明は、請求項1、2、3
又は4記載の画像形成装置において、前記トナーの平均
粒径Dtが5≦Dt≦10μmの範囲に有るものであ
る。
【0016】請求項6に係る発明は、請求項2、3、4
又は5記載の画像形成装置において、前記2種類のシリ
カからなる無機微粉体の内の小粒径のシリカBはシリコ
ーンオイルによって表面処理されたシリカであるもので
ある。
【0017】請求項7に係る発明は、請求項1、2、
3、4、5又は6記載の画像形成装置において、前記転
写手段はローラ硬度が70度以下の転写ローラであり、
この転写ローラの前記像担持体に対する当接圧が500
0Pa以上25000Pa以下の範囲であるものであ
る。
【0018】請求項8に係る発明は、請求項1、2、
3、4、5、6又は7記載の画像形成装置において、前
記転写手段としての転写ローラの周速Vtが前記像担持
体の周速に対して−0.5%≦Vt≦+0.5%の範囲
にあるものである。
【0019】請求項9に係る発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7又は8記載の画像形成装置におい
て、前記像担持体が複数色のトナーを担持する中間転写
体であるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例(以下実
施例1という)を示す。この実施例1は、カラー画像形
成装置の一実施例である。図1において、1は図示しな
い駆動部により回転駆動されて矢印の方向に回転する像
担持体としての感光体である。この感光体1の回りに
は、感光体1のクリーニングを行う感光体クリーニング
ユニット2、感光体1を一様に帯電させる帯電器4、感
光体1を露光して静電潜像を形成することで画像の書き
込みを行う露光手段5、感光体1上の静電潜像を現像す
る複数の現像手段としてのイエロー現像器6,マゼンタ
現像器7,シアン現像器8,ブラック現像器9、中間転
写体(像担持体)としての無端状の中間転写ベルト10
などが配置されている。
【0021】感光体クリーニングユニット2はブレード
3を有する。中間転写ベルト10は、駆動ローラ13、
転写手段としてのベルト転写バイアスローラ11、従動
ローラ12a,12b、ベルトクリーニング装置対向ロ
ーラ12cに張架されており、図示しない駆動モータに
よって駆動されるようになっている。中間転写ベルト1
0は、PVDF(フッ化ビニリデン)、ETFE(エチ
レン−四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミ
ド)、PC(ポリカーボネート)等にカーボンブラック
等の導電性材料を分散させ、その体積抵抗率を108
1013Ωcmの範囲に調整して構成したものである。
【0022】中間転写ベルト10に接離可能で中間転写
ベルト10のクリーニングを行うクリーニング手段とし
てのベルトクリーニングユニット19は、クリーニング
ブレード18、該クリーニングブレード18を中間転写
ベルト10に対して接離させる接離機構26などで構成
されており、1色目のイエロー画像を感光体1から中間
転写ベルト10に転写した後の、2,3,4色目の画像
を感光体1から中間転写ベルト10に転写している間は
クリーニングブレード18が接離機構26によって中間
転写ベルト10から離間させられる。中間転写ベルト1
0の端部にはベルト位置検出マーク23が設けられてお
り、この中間転写ベルト10上のベルト位置検出マーク
23がマークセンサ24によって検出されたタイミング
で各色の画像形成プロセスを開始することにより、各色
画像の正確な色重ねが可能となる。
【0023】中間転写ベルト10から転写材へ画像を転
写させる転写手段としての二次転写ユニット15は、二
次転写バイアスローラ14、該二次転写バイアスローラ
14を中間転写ベルト10に対して接離させる接離機構
16などで構成されている。二次転写バイアスローラ1
4はSUS等の金属製芯金上に、導電性材料によって1
6〜1010Ωcm程度の抵抗値に調整されたウレタン
ゴム等の弾性体を被覆することで構成されている。二次
転写バイアスローラ14は駆動ギヤによって駆動力が与
えられており、その周速は中間転写ベルト10の周速に
対して略同一となるように調整されている。
【0024】二次転写バイアスローラ14は、通常、中
間転写ベルト10の表面から離間しているが、中間転写
ベルト10の表面に形成された4色重ね画像を転写材2
2に一括して転写するときにタイミングをとって接離機
構16で押圧され、高圧電源100によって所定の転写
バイアス電圧が印加されることにより、中間転写ベルト
10から転写材22への画像転写を行う。
【0025】転写材22は、給紙ローラ25、レジスト
ローラ21によって、中間転写ベルト10上の4色重ね
画像の先端部が中間転写ベルト10と二次転写バイアス
ローラ14との間の二次転写位置に到達するタイミング
に合わせて給紙装置から給紙され、二次転写バイアスロ
ーラ14が転写材22の裏面に接触して電荷を付与する
ことで中間転写ベルト10上の4色重ね画像が転写材2
2に転移される。転写材22は中間転写ベルト10から
転移された画像が定着手段17で定着された後に排紙さ
れる。
【0026】フルカラー画像形成時には、まず、感光体
1は帯電器4により一様に帯電された後に露光手段5に
より露光されて静電潜像が形成されることで画像の書き
込みが行われ、この感光体1上の静電潜像がイエロー現
像器6によりイエロートナーからなる一成分現像剤で顕
像化されてイエロー画像(イエロートナー像)となる。
ベルト転写バイアスローラ11は図示しない高圧電源か
ら転写バイアスが印加されて中間転写ベルト10の裏面
に接触して電荷を付与することで感光体1上のイエロー
画像を中間転写ベルト10に転移させる。感光体1はイ
エロー画像の転写後に感光体クリーニングユニット2に
よりクリーニングされる。
【0027】次に、感光体1は帯電器4により一様に帯
電された後に露光手段5により露光されて静電潜像が形
成されることで画像の書き込みが行われ、この感光体1
上の静電潜像がマゼンタ現像器7によりマゼンタトナー
からなる一成分現像剤で顕像化されてマゼンタ画像(マ
ゼンタトナー像)となる。この感光体1上のマゼンタ画
像はベルト転写バイアスローラ11により中間転写ベル
ト10にイエロー画像と重ね合わせて転写され、感光体
1はマゼンタ画像の転写後に感光体クリーニングユニッ
ト2によりクリーニングされる。
【0028】次に、感光体1は帯電器4により一様に帯
電された後に露光手段5により露光されて静電潜像が形
成されることで画像の書き込みが行われ、この感光体1
上の静電潜像がシアン現像器8によりシアントナーから
なる一成分現像剤で顕像化されてシアン画像(シアント
ナー像)となる。この感光体1上のシアン画像はベルト
転写バイアスローラ11により中間転写ベルト10にイ
エロー画像、マゼンタ画像と重ね合わせて転写され、感
光体1はシアン画像の転写後に感光体クリーニングユニ
ット2によりクリーニングされる。
【0029】さらに、感光体1は帯電器4により一様に
帯電された後に露光手段5により露光されて静電潜像が
形成されることで画像の書き込みが行われ、この感光体
1上の静電潜像がブラック現像器9によりブラックトナ
ーからなる一成分現像剤で顕像化されてブラック画像
(ブラックトナー像)となる。この感光体1上のブラッ
ク画像はベルト転写バイアスローラ11により中間転写
ベルト10にイエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像
と重ね合わせて転写されることでフルカラー画像が形成
され、感光体1はブラック画像の転写後に感光体クリー
ニングユニット2によりクリーニングされる。
【0030】中間転写ベルト10上のフルカラー画像
(4色重ね画像)は給紙装置から給紙ローラ25、レジ
ストローラ21によって給紙されてきた転写材22へ二
次転写バイアスローラ14により転写され、転写材22
は中間転写ベルト10から転移された画像が定着手段1
7で定着された後に排紙される。
【0031】また、この実施例1は、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックのいずれか一色の画像を形成する
単色モード、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
いずれか二色の画像を重ねて形成する二色モード、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれか三色の画
像を重ねて形成する三色モード、上述のような四色重ね
画像を形成するフルカラーモードを有し、これらのモー
ドが操作部で指定される。
【0032】単色モード、二色モード、三色モードのい
ずれかが指定された時には、上述のようなフルカラーモ
ードにおいて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の各色の画像を感光体1上に形成して中間転写ベルト1
0に転写する動作の代りに、単色モードに応じた単色の
画像を感光体1上に形成して中間転写ベルト10に転写
する動作、または二色モードに応じた二色の画像を感光
体1上に順次に形成して中間転写ベルト10に重ねて転
写する動作、または三色モードに応じた三色の画像を感
光体1上に順次に形成して中間転写ベルト10に重ねて
転写する動作が行われ、中間転写ベルト10上の単色画
像または二色重ね画像または三色重ね画像が二次転写バ
イアスローラ14により転写材22に転写されて定着手
段17で定着された後に転写材22が排紙される。
【0033】ここに、複数色の重ね画像を転写材22上
に形成する画像形成動作を操作部による設定枚数分だけ
連続して行う時には、転写材22の後端が二次転写バイ
アスローラ14を十分に通過するタイミングで高圧電源
100から二次転写バイアスローラ14への転写バイア
ス電圧がオフされ、その後中間転写ベルト10上の次ペ
ージのトナー像を二次転写バイアスローラ14へ付着さ
せないために、接離機構16によって二次転写バイアス
ローラ14を中間転写ベルト10から離間させる。
【0034】また、一枚の転写材のみに画像を形成する
画像形成動作時、又は複数枚の転写材に連続して画像を
形成する連続画像形成動作における最終ページの画像形
成動作の終了時には、二次転写バイアスローラ14を中
間転写ベルト10から離間させず、高圧電源100から
二次転写バイアスローラ14に転写バイアス電圧と逆極
性のクリーニングバイアス(この実施例1では−1k
V)を一定時間(この実施例1では二次転写バイアスロ
ーラ14の4回転分に相当する時間)印加し、さらに続
けて高圧電源100から二次転写バイアスローラ14に
転写バイアス電圧と同極性のバイアス(この実施例1で
は1kV)を一定時間(この実施例1では二次転写バイ
アスローラ14の2回転分に相当する時間)印加するこ
とで、二次転写バイアスローラ14の表面に付着したト
ナーを中間転写ベルト10に転写させて二次転写バイア
スローラ14のクリーニングを行い、その後接離機構1
6によって二次転写バイアスローラ14を中間転写ベル
ト10から離間させる。
【0035】ここで、二次転写バイアスローラ14に転
写バイアス電圧と同極性のバイアスを印加する理由は、
帯電電荷量の少ないトナーや、逆極性に帯電したトナー
を二次転写バイアスローラ14から除去するためであ
る。なお、二次転写バイアスローラ14から中間転写ベ
ルト10に転移したトナーは、ベルトクリーニングユニ
ット19により中間転写ベルト10の表面から回収され
る。
【0036】以上述べたような一連の画像形成動作が終
了した後、モータが停止して画像形成待機状態となる。
なお、現像器6〜9で用いられる現像剤は非磁性一成分
トナーである。各現像器6〜9においては、トナーが図
2に示すように現像ローラ30の表面にブレード33に
よって押し付けられることによって現像ローラ30の表
面にトナー薄層が形成されると同時に、トナーに摩擦帯
電によって電荷が付与される。感光体1上の静電潜像は
現像ローラ30上のトナーが付着することにより顕像化
される。
【0037】トナー供給スポンジローラ31は、現像ロ
ーラ30上の現像残りトナーを掻き落とし、このトナー
掻き落とし後の現像ローラ30の表面にトナーを供給す
る。トナー供給部材32はトナー供給スポンジローラ3
1にトナーを供給し、押付け部材34は現像ローラ30
にブレード33を押し付ける。この押付け部材34は、
本実施例1では厚み0.8mmのSUS板を用いた。
【0038】また、二次転写バイアスローラ14は、本
実施例1ではウレタン発泡体を用い、その硬度をASK
ER−C硬度で60°になるように調整した。このよう
に二次転写バイアスローラ14の硬度を設定した理由
は、二次転写バイアスローラ14表面の気泡を小さく且
つ高密度にでき、転写材との接触面積を大きくするた
め、転写材保持力を十分に高めることが可能となるから
である。なお、二次転写バイアスローラ14の硬度が7
0°を越えると、転写ニップを確保できず、二次転写バ
イアスローラ14の転写材に対する接触不良による転写
不良が発生してしまう。したがって、二次転写バイアス
ローラ14の硬度は70°以下に設定することが好まし
い。
【0039】また、二次転写バイアスローラ14の中間
転写ベルト10に対する当接圧は2000Pa以上であ
ることが好ましく、より好ましくは35000Pa以
下、さらに好ましくは5000Pa以上25000Pa
以下の範囲に設定することである。これは、二次転写バ
イアスローラ14の中間転写ベルト10に対する当接圧
が2000Paよりも低いと、二次転写バイアスローラ
14の中間転写ベルト10に対する当接圧が不十分とな
って転写不良が発生するからである。
【0040】また、二次転写バイアスローラ14の中間
転写ベルト10に対する当接圧が35000Paよりも
高いと、二次転写バイアスローラ14の中間転写ベルト
10への押し付け過剰により、二次転写バイアスローラ
14及び中間転写ベルト10の駆動に必要なトルクが増
大したり、二次転写バイアスローラ14及び中間転写ベ
ルト10の駆動に用いる各回転軸の軸受の摩耗をもたら
すからである。
【0041】以下、本発明に用いるトナー等について詳
細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。なお、以下に述べる部は全て重量基準である。実施
例1に用いるトナーは、少なくとも結着樹脂、帯電制御
剤からなり、2種類の平均粒径の異なるシリカを有し、
この2種類のシリカの内、平均粒径の大きいシリカをシ
リコーンオイルによって表面処理したものを用いる。
【0042】このトナーの粒径は体積平均粒径が5〜1
0μmの範囲であることが望ましい。この範囲よりも小
粒径のトナーの場合には、現像時に地汚れの原因となっ
たり、トナーの流動性が悪化し、さらにトナーが凝集し
やすくなるので、中抜けが発生しやすくなる。逆に上記
範囲よりも大粒径のトナーの場合には、トナー飛び散り
や、解像度悪化により高精度な画像を得ることができな
い。本発明に用いる結着樹脂としては、定着性、帯電性
等から選択される各種材質のものを使用できるが、本実
施例1のようなカラートナーに用いる結着樹脂は、カラ
ートナーに必要な透明性、光沢性、定着性、帯電性等か
ら特にポリエステル樹脂やポリオール樹脂が好ましい。
【0043】また、トナーは、帯電を付与する目的で帯
電制御剤を用い、安定した帯電量を得ることが好まし
い。この場合の帯電制御剤としては、カラートナーの色
調を損なうことのない透明色か白色の物質を添加し、負
極性もしくは正極性にトナーを安定付することが好まし
い。具体的には、帯電制御剤は、正極性のものとして、
4級アンモニウム塩類、イミダゾール金属錯体や塩類等
が用いられ、負極性のものとして、サリチル酸金属錯体
や塩類、有機ホウ素類、カリックスアレン系化合物等が
用いられる。
【0044】次に、本発明に用いるトナーの着色剤とし
ては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の
トナーを得ることが可能な染顔料が使用できる。例え
ば、着色剤は、カーボンブラック、ランプブラック、群
青、アニリンブルー、フタロシアニンブルー、フタロシ
アングリーン、ハンザイエローG、ターダミン6G、レ
ーキ、カルコオイルブルー、クロムイエロー、キナクリ
ドン、ベンジジンイエロー、ローズベンガル、トリアリ
ルメタン系染料等の染顔料等、従来公知のいかなる染顔
料をも単独或いは混合して使用し得る。これらの着色剤
の使用量は結着樹脂に対して通常1〜30重量%、好ま
しくは1.5〜20重量%である。
【0045】さらに、本発明に用いるトナーは、外添剤
として本発明に用いるシリカと合わせてトナーの流動性
を向上させる目的で、酸化チタン、更にアルミナ等を添
加することが可能である。なお、本発明に用いるトナー
には、必要に応じて脂肪酸金属塩(ステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸アルミニウム等)や、ポリフッ化ビニリデ
ン等を添加してもよい。
【0046】各シリカの粒径については、小粒径のもの
をシリカA、大粒径のものをシリカBとしたとき、トナ
ーの平均粒径Dtに対するシリカAの平均粒径Daおよ
びシリカBの平均粒径Dbがそれぞれ Da≦Dt≦/1000 Dt/100≦Db≦Dt/10 の関係にあることが好ましい。
【0047】実施例1では、トナーの平均粒径Dtとし
て8μmのものを用いたので、シリカA及びシリカBの
平均粒径Da、Dbはそれぞれ Da≦0.008μm 0.08μm≦Db≦0.8μm の関係にあることが好ましい。
【0048】シリカAの粒径Daがこの関係の値よりも
小さくなると、そのトナーは、流動性が悪化すると同時
に、母体トナー表面にシリカが埋まりやすくなるため、
ランニングによってさらに流動性が悪化してしまう。ま
た、シリカBの粒径Dbが上記関係の値より小さくなる
とトナーの流動性が悪化し、シリカBの粒径Dbが上記
関係の値より大きくなるとシリカBがトナーに付着しづ
らくなり、本発明の効果が十分でなくなる。
【0049】実施例1では、シリカBをシリコーンオイ
ルによって表面処理を施して用いた。更に、シリカBの
シリコーンオイル処理量は、シリカB微粉末100重量
部に対して0.5〜90重量部が適当である。この範囲
よりもシリカBのシリコーンオイル処理量が少ないと、
本発明の効果が十分でなく、中抜けが発生する。また、
シリカB表面の被覆が少な過ぎるためにシリカBの疎水
度が上がらず、高湿環境下ではシリカBの吸湿によって
トナー帯電量不足が生じるので、地汚れ等が発生する。
逆にシリカBのシリコーンオイル処理量が上記範囲より
も多いと、トナーの流動性が悪化する原因となる。
【0050】ここで、シリコーンオイルによって表面処
理が施されたシリカとは、以下の内容のものを指す。ま
ず、本発明に用いるシリカは、一般に湿式法もしくは乾
式法で生成されたものであるが、特に乾式法(ケイ素化
ハロゲン化合物の蒸気相酸化)により生成された、所謂
ヒュームドシリカと称されるものがトナー流動性の面か
ら好ましい。これは従来公知の技術によって製造される
ものである。例えば四塩化ケイ素ガスの酸水素焔中にお
ける熱分解酸化反応を利用するもので、基準となる反応
式は次のようなものである。
【0051】SiCl4+2H2+O2→SiO○+4H
Cl また、この製造工程において例えば塩化アルミニウム又
は塩化チタン等の金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン
化合物と共に用いることによってシリカと他の金属酸化
物の複合微粉体を得ることも可能であり、本発明に用い
られるシリカはそれらを包含する。
【0052】本発明に好ましく用いられるケイ素ハロゲ
ン化合物の蒸気相酸化により生成された市販のシリカ微
粉体としては、例えば以下のような商品名で市販されて
いるものがある。 AEROSIL(日本エアロジル社) 130 AEROSIL(日本エアロジル社) 200 AEROSIL(日本エアロジル社) 300 AEROSIL(日本エアロジル社) 380 AEROSIL(日本エアロジル社) TT 600 AEROSIL(日本エアロジル社) MOX 80 AEROSIL(日本エアロジル社) MOX170 AEROSIL(日本エアロジル社) COK 84 Ca−O−SiL(CABOT Co.) M−5 Ca−O−SiL(CABOT Co.) MS−7 Ca−O−SiL(CABOT Co.) MS−75 Ca−O−SiL(CABOT Co.) HS−5 Ca−O−SiL(CABOT Co.) EH−5 Wacker HDK N20 (WACKER−CHFMIEGMBH社) V1S Wacker HDK N20 (WACKER−CHFMIEGMBH社) N20E Wacker HDK N20 (WACKER−CHFMIEGMBH社) T30 Wacker HDK N20 (WACKER−CHFMIEGMBH社) T40 また、本発明に用いられるシリコーンオイルは、特に制
約はないが、以下の一般式(1)で表されるジメチルポ
リシロキサンタイプ、以下の一般式(2)で表されるメ
チルハイドロジエンポリシロキサンタイプ、以下の一般
式(3)で表されるメチルフェニルポリシロキサンタイ
プ等が使用できる。
【0053】
【化1】
【0054】また、本発明に用いるシリコーンオイル
は、必要に応じて、アルキル変性、アミノ変性、エポキ
シ変性、エポキシ・ポリエーテル変性、カルボキシル変
性、メルカプト変性、アルコール変性、フッ素変性等を
行ってもよい。また、シリカ微粉末をシリコーンオイル
で疎水化処理する方法としては、シリコーンオイルを溶
剤に溶かし、その中にシリカ微粉末を分散させた後、風
乾若しくは濾過乾燥を行う方法、シリカ微粉末をシリコ
ーンオイル蒸気に接触させ、シリカ微粉末にシリコーン
オイル蒸気を吸着させる方法、シリカ微粉末とシリコー
ンオイルを直接混合する方法等が挙げられる。
【0055】さらに、本実施例1では、シリカAをシラ
ンカップリング剤によって表面処理を施すことが好まし
い。シランカップリング剤としては、一般式 RmSiYn [式中Rはアルコオキシ基又は塩素原子を示し、mは1
〜3の整数を示し、Yはアルキル基、ビニル基、グリシ
ドキシ基又はメタクリル基を含む炭化水素を示し、nは
3〜1の整数を示す。]で示される。
【0056】例えばシランカップリング剤の代表的なも
のには、ジメチルジクロルシラン、トリメチルクロルシ
ラン、アリルジメチルクロルシラン、ヘキサメチルジシ
ラン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチ
ルクロルシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタ
クリルオキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリ
アセトキシシラン、ジビニルクロルシラン、ジメチルビ
ニルクロルシラン等を挙げることができる。
【0057】シリカAのシランカップリング剤による表
面処理は、シリカ微粉体を撹拌等によりクラウド状とし
たものに気化したシランカップリング剤を反応させる乾
式処理又は、シリカ微粉体を溶媒に分散させてシランカ
ップリング剤を反応させる湿式法等一般に知られた方法
で行うことができる。
【0058】上述した表面処理を施したシリカA及びシ
リカBの添加量はそれぞれ、シリカAの添加量がトナー
粒子に対する重量比で0.2〜1.5重量%、シリカB
の添加量がトナー粒子に対する重量比で0.5〜3.0
重量%の範囲にすることが好ましい。シリカAの添加量
が上記範囲より少ないとトナーの流動性が悪化し、シリ
カAの添加量が上記範囲より多いと本発明の効果が十分
で無くなる。また、シリカBの添加量が上記範囲より少
ないと本発明の効果が十分でなくなり、シリカBの添加
量が上記範囲より多いとトナーの流動性が悪化する。
【0059】以下、本実施例1に用いるトナーは上記条
件に基づき以下のように作成する。 ・結着樹脂 ポリエステル樹脂(軟化点92℃) 75部 ポリエステル樹脂(軟化点70℃) 25部 ・帯電制御剤 サリチル酸誘導体金属塩 4部 ・着色剤 イエロートナー用顔料 5部 (ジスアソ系イエロー顔料:C.I.Pigment Yellow17) マゼンタトナー用顔料 5部 (ジキナクリドン系マゼンタ顔料:C.I.Pigment Red122) シアントナー用顔料 2.5部 (銅フタロシアニン系シアン顔料:C.I.Pigment Red15) ブラックトナー用顔料 7部 (カーボンブラック) 上記材料を各色毎にヘンシェルミキサーにて混合を行
い、100〜110℃に加熱した2本ロールにより溶融
混練した。この混練物を自然放冷した後、カッターミル
で粗粉砕し、ジェット気流を用いた微粉砕機で粉砕し、
風力分級装置を用いて各色の母体着色粒子を得た。な
お、各色の母体着色粒子の体積平均粒径は以下のとおり
であった。(体積平均粒径は、コールターエレクトロニ
クス社製のコールアカウンタ−モデルTA−11により
計測した。) イエロートナー:8.0μm マゼンタトナー:8.2μm シアントナー :7.9μm ブラックトナー:8.3μm さらに、これらの各色母体着色粒子100重量部に以下
の外添剤をヘンシェルミキサーにて添加し、トナー1を
得た。 シリカA−1 (乾式法で合成されたシリカ微粉末100部をヘキサメ
チルジシラザンによって処理したもの) シリカB−1 (乾式法で合成されたシリカ微粉末100部をジメチル
シリコーンオイル(KF−96、100cs(信越化学
社製))25部と溶剤にて希釈したものをヘキサメチル
ジシラザンにて処理し、乾燥しち後に26℃で加熱処理
したもの) なお、シリカA−1の平均粒径は0.005μm、シリ
カB−1の平均粒径は0.2μmであった。実施例1の
カラー画像形成装置にてこのトナー1を用いて画像形成
を行い、その評価を行った。なお、中間転写ベルト10
は、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)
に導電性材料としてカーボンブラックを分散させ、その
体積抵抗率を1011Ωcmの範囲に調整したものを用い
た。ここで、体積低効率の測定は高抵抗抵抗率計(三菱
化学社製:ハイレスタIP)にHRSプローブ(内側電
極直径5.9mm、リング電極内径11mm)を接触
し、中間転写ベルト10の表裏に100Vの電圧を印加
して10秒後の値で示した。
【0060】また、二次転写バイアスローラ14はSU
S301の金属製芯金に、導電製材料によって約108
Ωの抵抗値に調整された発泡ウレタンを被覆したものを
用いた。なお、二次転写バイアスローラ14の硬度は約
60°(ASKER−C)に調整した。ここで、二次転
写バイアスローラ14の抵抗値は、導電性の金属製板に
二次転写バイアスローラ14を設置し、その芯金両端部
に片側4.9N(両側で合計9.8N)の荷重を掛けた
状態にて芯金と上記金属製板との間に100Vの電圧を
印加した時に流れる電流値から算出した。
【0061】また、二次転写バイアスローラ14は中間
転写ベルト10への当接圧を18000PAとなるよう
に調整し、二次転写バイアスローラ14の周速は中間転
写ベルト10の周速に対して+0.05%となるように
調整した。本実施例1と後述する本発明の他の実施例2
〜7及び比較例1〜5の形成画像に対する評価は以下の
ように行い、図3はその評価結果を示す。 (1)転写中抜け OHPシート及び厚紙を用いて文字及び縦横線(いずれ
も単色、2色重ね、3色重ねの混在パターン)の画像形
成結果から転写中抜けを評価した。この場合、転写中抜
けはその最悪値を以下の基準にて評価した。 二重丸:転写中抜けは発生しない。 ○:転写中抜けは僅かに発生すが、肉眼では判別できな
い。 △:転写中抜けは発生するが、気にならない。 ×:転写中抜けはひどく発生する。 (2)転写ブレ 転写材として厚紙を用いて、全面ハーフトーン及び全面
べた画像に対する画像形成結果から転写ブレを評価し
た。この場合、転写ブレはその最悪値を以下の基準にて
評価した。 二重丸:転写ブレは発生しない。 ○:転写ブレは僅かに発生すが、ほとんど気にならな
い。 △:転写ブレは発生するが、実用可能である。 ×:転写ブレはひどく発生し、実用不可である。 (3)送り方向の画像長さばらつき 転写材として薄紙及び厚紙を用いてその各辺から内側に
5mm入った位置に線画像を描いたパターン及び全面べ
た画像に対する画像形成結果から送り方向の画像長さば
らつきを評価した。この場合、送り方向の画像長さばら
つきは、各紙種における画像長さを比較してその最悪値
を以下の基準にて評価した。二重丸:画像長さの差が
0.5mm未満である。 ○:画像長さの差が1mm未満である。 △:画像長さの差が2mm未満である。 ×:画像長さの差が2mm以上である。 (4)現像ローラ上薄層不良(白スジ) 現像ローラ上の薄層形成状態の目視観察を行い、その評
価を以下の基準にて行った。 二重丸:白スジ発生無し。 ○:白スジはわずかに発生するが、画像には関係がな
い。 △:白スジは発生するが、実用可能である。 ×:実用不可である。
【0062】次に、本発明の他の実施例2〜7及び比較
例1〜5について説明する。実施例2は、実施例1にお
いて、二次転写バイアスローラ14の中間転写ベルト1
0への当接圧を5000Paに変更したものであり、そ
れ以外は実施例1と同様である。実施例3は、実施例1
において、二次転写バイアスローラ14の中間転写ベル
ト10への当接圧を23000Paに変更したものであ
り、それ以外は実施例1と同様である。
【0063】実施例4は、実施例1において、シリカA
として0.3重量部のシリカA−2を用い、シリカBと
して2.8重量部のシリカB−2を用い、二次転写バイ
アスローラ14の硬度を45°とし、二次転写バイアス
ローラ14の中間転写ベルト10に対する周速比を+
0.5%に変更したものであり、それ以外は実施例1と
同様である。
【0064】実施例5は、実施例1において、シリカA
として1.3重量部のシリカA−1を用い、シリカBと
して0.7重量部のシリカB−1を用い、二次転写バイ
アスローラ14の硬度を70°に変更したものであり、
それ以外は実施例1と同様である。実施例6は、実施例
1において、シリカBとして2.8重量部のシリカB−
2を用い、二次転写バイアスローラ14の中間転写ベル
ト10への当接圧を5000Paに変更したものであ
り、それ以外は実施例1と同様である。
【0065】実施例7は、実施例1において、シリカA
として1.3重量部のシリカA−2を用い、シリカBと
して0.7重量部のシリカB−1を用い、二次転写バイ
アスローラ14の中間転写ベルト10への当接圧を25
000Paに変更したものであり、それ以外は実施例1
と同様である。比較例1は、実施例1において、シリカ
B−1を0.2重量部に変更したものであり、それ以外
は実施例1と同様である。
【0066】比較例2は、実施例1において、シリカA
として0.5重量部のシリカA−3を用い、二次転写バ
イアスローラ14の硬度を45°に変更したものであ
り、それ以外は実施例1と同様である。比較例3は、実
施例1において、シリカBとして1.4重量部のシリカ
B−4を用いるようにしたものであり、それ以外は実施
例1と同様である。
【0067】比較例4は、実施例1において、二次転写
バイアスローラ14の硬度を25°に変更し、二次転写
バイアスローラ14の中間転写ベルト10への当接圧を
3000Paに変更したものであり、それ以外は実施例
1と同様である。比較例5は、実施例1において、シリ
カAとして0.3重量部のシリカA−3を用い、シリカ
Bとして1.4重量部のシリカB−4を用い、二次転写
バイアスローラ14の硬度を80°に変更したものであ
り、それ以外は実施例1と同様である。
【0068】図3は上述した各シリカA−1〜A−3、
B−1〜B−4の処理オイル、オイル処理量、平均粒
径、カップリング処理を示す。上述した実施例1〜7及
び比較例1〜4に対する上記評価の結果は図4に示すよ
うになり、実施例1、2、4、6、7では転写中抜け、
転写ブレ、送り方向の画像長さばらつき、白スジの評価
結果が二重丸又は○となり、実施例3、5では転写ブ
レ、送り方向の画像長さばらつき、白スジの評価結果が
二重丸又は○となった。
【0069】しかし、比較例1、2では、転写中抜けが
発生し、現像ローラ上の薄層形成に問題があり、実用的
ではなかった。比較例3では、転写中抜けが発生した。
比較例4では、転写ブレと送り方向の画像長さばらつき
との両立ができなかった。比較例5では転写中抜けが発
生した。
【0070】以上により、上記実施例では、静電潜像を
顕像化したトナー像を担持する像担持体としての中間転
写ベルト10と、転写材22の裏面に接触して電荷を付
与することで前記像担持体10上のトナー像を前記転写
材22に転移させる転写手段としての二次転写バイアス
ローラ14とを有し、前記トナーは、少なくとも結着樹
脂、帯電制御剤からなり、かつ、少なくとも2種類の異
なった平均粒径の無機微粉体を含有し、この少なくとも
2種類の無機微粉体の内、少なくとも1種類の無機微粉
体はシリコーンオイルによって表面処理を施したものと
したので、接触転写方式の転写手段を用いる画像形成装
置で転写材厚みの大小や転写材材質にかかわらず中抜け
がなく、中抜けと転写ブレ及び画像長さばらつきの防止
を両立させることができ、良好な画像を得ることができ
る。
【0071】また、前記無機微粉体は2種類の異なった
平均粒径のシリカであり、この2種類のシリカの内、シ
リコーンオイルによって表面処理が施されていないシリ
カはシランカップリング処理されているものとしたこと
で、中抜けと転写ブレ及び画像長さばらつきの防止を両
立させることができ、良好な画像を得ることができる。
【0072】また、前記2種類のシリカからなる無機微
粉体の内、小粒径のものをシリカA、大粒径のものをシ
リカBとしたとき、前記トナーの平均粒径Dtに対する
シリカAの平均粒径SaおよびシリカBの平均粒径Db
がそれぞれ Da≦Dt/1000 Dt/100≦Db≦Dt/10の関係を満足すること
で、中抜けを防止でき、流動性の良いトナーを得ること
ができる。
【0073】また、前記2種類のシリカからなる無機微
粉体の内の小粒径のシリカAの添加量がトナー粒子に対
する重量比で0.2〜1.5重量%であり、前記2種類
のシリカからなる無機微粉体の内の小粒径のシリカBの
添加量がトナー粒子に対する重量比で0.5〜3.0重
量%であることにより、中抜けを防止でき、流動性の良
いトナーを得ることができる。
【0074】また、前記トナーの平均粒径Dtが5≦D
t≦10μmの範囲に有ることで、中抜け、トナー飛び
散りを防止でき、高精細な画像を得ることができる。ま
た、前記2種類のシリカからなる無機微粉体の内の小粒
径のシリカBはシリコーンオイルによって表面処理され
たシリカであることにより、中抜けを防止することがで
きる。
【0075】また、前記転写手段14はローラ硬度が7
0度以下の転写ローラであり、この転写ローラ14の前
記像担持体10に対する当接圧が5000Pa以上25
000Pa以下の範囲であることにより、中抜け防止と
転写ブレ及び画像長さばらつきの防止を両立させること
ができる。また、前記転写手段としての転写ローラ14
の周速Vtが前記像担持体10の周速に対して−0.5
%≦Vt≦+0.5%の範囲にあることにより、転写ブ
レ及び画像長さばらつきを防止することができる。ま
た、前記像担持体10が複数色のトナーを担持する中間
転写体であることにより、中抜けの無い良好なフルカラ
ー画像を得ることが可能となる。
【0076】なお、上記実施例は、本発明の理解を容易
にするためのものであって、本発明を限定するものでは
ない。例えば上記実施例は像担持体に中間転写ベルトを
用いたカラー画像形成装置であるが、本発明はこれに限
定されるものではなく、感光体ドラム、感光体ベルト、
中間転写ドラム等の全ての像担持体を用いた画像形成装
置に適用することができる。
【0077】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、上記構成により、接触転写方式の転写手段を用いる
画像形成装置で転写材厚みの大小や転写材材質にかかわ
らず中抜けがなく、中抜けと転写ブレ及び画像長さばら
つきの防止を両立させることができ、良好な画像を得る
ことができる。請求項2に係る発明によれば、上記構成
により、中抜けと転写ブレ及び画像長さばらつきの防止
を両立させることができ、良好な画像を得ることができ
る。
【0078】請求項3に係る発明によれば、上記構成に
より、中抜けを防止でき、流動性の良いトナーを得るこ
とができる。請求項4に係る発明によれば、上記構成に
より、中抜けを防止でき、流動性の良いトナーを得るこ
とができる。請求項5に係る発明によれば、上記構成に
より、中抜け、トナー飛び散りを防止でき、高精細な画
像を得ることができる。
【0079】請求項6に係る発明によれば、上記構成に
より、中抜けを防止することができる。請求項7に係る
発明によれば、上記構成により、中抜け防止と転写ブレ
及び画像長さばらつきの防止を両立させることができ
る。請求項8に係る発明によれば、上記構成により、転
写ブレ及び画像長さばらつきを防止することができる。
請求項9に係る発明によれば、上記構成により、中抜け
の無い良好なフルカラー画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略図である。
【図2】同実施例の現像ローラ付近を拡大して示す図で
ある。
【図3】本発明の各実施例及び比較例の評価結果を示す
図である。
【図4】本発明の各実施例で用いたシリカの処理オイ
ル、オイル処理量、平均粒径、カップリング処理を示す
図である。
【符号の説明】
1 感光体 4 帯電器 5 露光手段 6 イエロー現像器 7 マゼンタ現像器 8 シアン現像器 9 ブラック現像器 10 中間転写ベルト 11 ベルト転写バイアスローラ 14 二次転写バイアスローラ 15 二次転写ユニット 16 接離機構 22 転写材。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像を顕像化したトナー像を担持する
    像担持体と、転写材の裏面に接触して電荷を付与するこ
    とで前記像担持体上のトナー像を前記転写材に転移させ
    る転写手段とを有し、前記トナーは、少なくとも結着樹
    脂、帯電制御剤からなり、かつ、少なくとも2種類の異
    なった平均粒径の無機微粉体を含有し、この少なくとも
    2種類の無機微粉体の内、少なくとも1種類の無機微粉
    体はシリコーンオイルによって表面処理を施したものと
    したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記無機微粉体は2種類の異なった平均粒径のシリカであ
    り、この2種類のシリカの内、シリコーンオイルによっ
    て表面処理が施されていないシリカはシランカップリン
    グ処理されているものとしたことを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の画像形成装置におい
    て、前記2種類のシリカからなる無機微粉体の内、小粒
    径のものをシリカA、大粒径のものをシリカBとしたと
    き、前記トナーの平均粒径Dtに対するシリカAの平均
    粒径SaおよびシリカBの平均粒径Dbがそれぞれ Da≦Dt/1000 Dt/100≦Db≦Dt/10の関係を満足すること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の画像形成装置に
    おいて、前記2種類のシリカからなる無機微粉体の内の
    小粒径のシリカAの添加量がトナー粒子に対する重量比
    で0.2〜1.5重量%であり、前記2種類のシリカか
    らなる無機微粉体の内の小粒径のシリカBの添加量がト
    ナー粒子に対する重量比で0.5〜3.0重量%である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4記載の画像形成装
    置において、前記トナーの平均粒径Dtが5≦Dt≦1
    0μmの範囲に有ることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項2、3、4又は5記載の画像形成装
    置において、前記2種類のシリカからなる無機微粉体の
    内の小粒径のシリカBはシリコーンオイルによって表面
    処理されたシリカであることを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6記載の画
    像形成装置において、前記転写手段はローラ硬度が70
    度以下の転写ローラであり、この転写ローラの前記像担
    持体に対する当接圧が5000Pa以上25000Pa
    以下の範囲であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6又は7記載
    の画像形成装置において、前記転写手段としての転写ロ
    ーラの周速Vtが前記像担持体の周速に対して−0.5
    %≦Vt≦+0.5%の範囲にあることを特徴とする画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
    記載の画像形成装置において、前記像担持体が複数色の
    トナーを担持する中間転写体であることを特徴とする画
    像形成装置。
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