JP2000298404A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 転写材と転写材担持体との間に分離爪を挿入
し、分離除電手段に印加したAC電圧とDC電圧を重畳
した分離バイアスにより、転写材担持体および転写材の
除電下に転写材を分離するに際し、画像の分離爪跡を防
止して転写材を分離することである。 【解決手段】 分離時の転写材電位に対して画像に爪跡
を発生しない分離DC出力の関係を調べると、最適な分
離DC出力値があるので、画像形成条件に応じて、適切
な分離DC出力値を選択、決定する分離DC出力の変更
制御をする。プリンターコントローラPCのメモリM0
に、分離時の転写材電位と分離DC出力の対応データを
テーブルにして格納しておき、画像リーダ部Rによる原
稿判別等の画像情報をもとに、コントローラPCが画像
形成に適切な分離DC出力をメモリM0を参照して選
択、決定し、分離高圧電源SVHを駆動して、選択され
たDC電圧を分離帯電器5hに供給する。
し、分離除電手段に印加したAC電圧とDC電圧を重畳
した分離バイアスにより、転写材担持体および転写材の
除電下に転写材を分離するに際し、画像の分離爪跡を防
止して転写材を分離することである。 【解決手段】 分離時の転写材電位に対して画像に爪跡
を発生しない分離DC出力の関係を調べると、最適な分
離DC出力値があるので、画像形成条件に応じて、適切
な分離DC出力値を選択、決定する分離DC出力の変更
制御をする。プリンターコントローラPCのメモリM0
に、分離時の転写材電位と分離DC出力の対応データを
テーブルにして格納しておき、画像リーダ部Rによる原
稿判別等の画像情報をもとに、コントローラPCが画像
形成に適切な分離DC出力をメモリM0を参照して選
択、決定し、分離高圧電源SVHを駆動して、選択され
たDC電圧を分離帯電器5hに供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式ある
いは静電記録方式により画像を形成する、複写機、プリ
ンター、ファクシミリ等に利用される画像形成装置に関
し、特に転写材担持体に担持した転写材に画像を転写し
た後の、転写材の転写材担持体からの分離技術の改良に
関するものである。
いは静電記録方式により画像を形成する、複写機、プリ
ンター、ファクシミリ等に利用される画像形成装置に関
し、特に転写材担持体に担持した転写材に画像を転写し
た後の、転写材の転写材担持体からの分離技術の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置として、図
1に示すように、転写材担持体である転写ドラム5aを
備えたものが知られており、像担持体としてのドラム状
の電子写真感光体である感光ドラム1にトナー像を形成
し、このトナー像を転写ドラム5aに担持された紙など
の転写材に転写することを行っている。
1に示すように、転写材担持体である転写ドラム5aを
備えたものが知られており、像担持体としてのドラム状
の電子写真感光体である感光ドラム1にトナー像を形成
し、このトナー像を転写ドラム5aに担持された紙など
の転写材に転写することを行っている。
【0003】カラー画像の場合には、感光ドラム1上に
たとえばマゼンタ、シアン、イエロー、ブラック色のト
ナー画像を順次形成し、各色のトナー像が得られるたび
に、そのトナー像を転写ドラム5a上に担持された転写
材に重畳して転写する。
たとえばマゼンタ、シアン、イエロー、ブラック色のト
ナー画像を順次形成し、各色のトナー像が得られるたび
に、そのトナー像を転写ドラム5a上に担持された転写
材に重畳して転写する。
【0004】転写が終了した転写材は、転写ドラム5a
から分離して、定着器9で加熱および加圧することによ
り、トナー像を溶融して転写材に定着し、かくして転写
材に単色画像(通常は白黒画像)またはカラー画像が得
られる。
から分離して、定着器9で加熱および加圧することによ
り、トナー像を溶融して転写材に定着し、かくして転写
材に単色画像(通常は白黒画像)またはカラー画像が得
られる。
【0005】転写ドラム5aは、図2に示すように、1
対のリングを連結部材5jで連結した枠体に、転写材担
持部材である転写シート5fを円筒状に卷装してなって
おり、転写シート5fの先後端は連結部材5jに貼着さ
れている。転写シート5fは、転写材を静電的に吸着、
担持して、矢印C方向に搬送するためのもので、厚さ1
50μm、体積抵抗率1015Ωcm以上のポリカーボネ
ート樹脂(PC)等の誘電体フィルムが用いられる。転
写シート5fは、画像形成に先立って、内側を転写帯電
極性とは逆の極性のマイナスとなるように、内除帯電器
5dからのマイナスのDCコロナにより帯電され、外除
帯電器5eからのプラスのDCコロナにより帯電され
る。
対のリングを連結部材5jで連結した枠体に、転写材担
持部材である転写シート5fを円筒状に卷装してなって
おり、転写シート5fの先後端は連結部材5jに貼着さ
れている。転写シート5fは、転写材を静電的に吸着、
担持して、矢印C方向に搬送するためのもので、厚さ1
50μm、体積抵抗率1015Ωcm以上のポリカーボネ
ート樹脂(PC)等の誘電体フィルムが用いられる。転
写シート5fは、画像形成に先立って、内側を転写帯電
極性とは逆の極性のマイナスとなるように、内除帯電器
5dからのマイナスのDCコロナにより帯電され、外除
帯電器5eからのプラスのDCコロナにより帯電され
る。
【0006】このように転写シート5fが帯電された転
写ドラム5aに対して、矢印B方向から図示しない供給
手段により転写材が供給される。転写ドラム5aの転写
材の供給先近辺には、外側に吸着ローラ5gが離接自在
に設置され、内側に吸着帯電ブラシ5cが接触して設置
されている。転写材の供給に合わせて、図示しない駆動
源により吸着ローラ5gが転写シート5fに密着し、図
示しない正の高圧電源により吸着帯電ブラシ5cに吸着
高圧を印加することにより、転写シート5fに接触した
吸着帯電ブラシ5cから吸着電流(電荷)が転写シート
5fに注入される。吸着ローラ5gは電気的に接地して
いるため、吸着帯電ブラシ5cから注入された電流(電
荷)とは逆向き(逆極性)の電流(電荷)が誘導(誘
起)され、その結果、転写材が転写シート5fの表面に
静電的に吸着される。
写ドラム5aに対して、矢印B方向から図示しない供給
手段により転写材が供給される。転写ドラム5aの転写
材の供給先近辺には、外側に吸着ローラ5gが離接自在
に設置され、内側に吸着帯電ブラシ5cが接触して設置
されている。転写材の供給に合わせて、図示しない駆動
源により吸着ローラ5gが転写シート5fに密着し、図
示しない正の高圧電源により吸着帯電ブラシ5cに吸着
高圧を印加することにより、転写シート5fに接触した
吸着帯電ブラシ5cから吸着電流(電荷)が転写シート
5fに注入される。吸着ローラ5gは電気的に接地して
いるため、吸着帯電ブラシ5cから注入された電流(電
荷)とは逆向き(逆極性)の電流(電荷)が誘導(誘
起)され、その結果、転写材が転写シート5fの表面に
静電的に吸着される。
【0007】転写シート5f上に吸着された転写材は、
転写ドラム5aの矢印C方向の回転にともない、転写ド
ラム5aと感光ドラム1とが当接した転写部に搬送され
る。転写部の転写ドラム5aの内側には、転写シート5
fに接触する転写帯電ブラシ5bが設置されている。同
様に図示しない正の高圧電源により転写帯電ブラシ5b
に転写高圧を印加することにより、転写帯電ブラシ5b
から転写電流(電荷)が注入され、感光ドラム1上に形
成されたトナー像(負帯電)が転写材の表面に転写され
る。カラー画像の場合には、転写ドラム5aの回転によ
り転写材を転写部に所望回数搬送し、この転写動作を所
望回数繰り返して多重転写する。
転写ドラム5aの矢印C方向の回転にともない、転写ド
ラム5aと感光ドラム1とが当接した転写部に搬送され
る。転写部の転写ドラム5aの内側には、転写シート5
fに接触する転写帯電ブラシ5bが設置されている。同
様に図示しない正の高圧電源により転写帯電ブラシ5b
に転写高圧を印加することにより、転写帯電ブラシ5b
から転写電流(電荷)が注入され、感光ドラム1上に形
成されたトナー像(負帯電)が転写材の表面に転写され
る。カラー画像の場合には、転写ドラム5aの回転によ
り転写材を転写部に所望回数搬送し、この転写動作を所
望回数繰り返して多重転写する。
【0008】図3に示すように、所定の回数の転写が終
了して転写材Pが押し上げコロ8bに接近してきたと
き、図示しない駆動手段により押し上げコロ8bを駆動
して、転写シート5fを剥離部材である分離爪8a側に
押し上げる。この押し上げとほぼ同期して分離爪8aを
図示しない駆動手段により駆動して、分離爪8aを転写
シート5f方向へ押し下げる。分離爪8aの先端にはコ
ロ8cが設けられており、このコロ8cが転写シート5
fに接触することにより、分離爪8aの先端が転写シー
ト5fに接触して損傷するのを防ぐ。
了して転写材Pが押し上げコロ8bに接近してきたと
き、図示しない駆動手段により押し上げコロ8bを駆動
して、転写シート5fを剥離部材である分離爪8a側に
押し上げる。この押し上げとほぼ同期して分離爪8aを
図示しない駆動手段により駆動して、分離爪8aを転写
シート5f方向へ押し下げる。分離爪8aの先端にはコ
ロ8cが設けられており、このコロ8cが転写シート5
fに接触することにより、分離爪8aの先端が転写シー
ト5fに接触して損傷するのを防ぐ。
【0009】転写シート5fのコロ8bによる押し上
げ、分離爪8aによる押し下げによって、転写シート5
fが部分的に変形させられ、これにより分離爪8aの先
端が転写材Pと転写シート5fの間に挿入されて、転写
材Pの先端が転写シート5fから分離される。先端が分
離された転写材Pは、転写ドラム5aの回転につれて分
離爪8a上に乗り上げて進行し、これにともない転写材
Pの後に続く部分が順に転写シート5fから分離されて
いく。分離爪8aは比較的抵抗が高い導電性樹脂で形成
されており、その体積抵抗率率は1012Ωcmである。
げ、分離爪8aによる押し下げによって、転写シート5
fが部分的に変形させられ、これにより分離爪8aの先
端が転写材Pと転写シート5fの間に挿入されて、転写
材Pの先端が転写シート5fから分離される。先端が分
離された転写材Pは、転写ドラム5aの回転につれて分
離爪8a上に乗り上げて進行し、これにともない転写材
Pの後に続く部分が順に転写シート5fから分離されて
いく。分離爪8aは比較的抵抗が高い導電性樹脂で形成
されており、その体積抵抗率率は1012Ωcmである。
【0010】上記の転写材分離部の近くには、図3に示
すように、転写ドラム5aの外側に分離除電器5hが設
置されている。この分離除電器5hに、転写材Pの分離
動作の間、分離バイアスとしてAC電圧にプラスのDC
電圧を重畳した高圧を印加してコロナ放電を行わせ、転
写シート5fおよび転写材Pを除電して、押し上げコロ
8b等による転写材Pの分離を補助させるとともに、転
写材Pと転写シート5fとの分離にともなう剥離放電で
発生するイオンを中和し、放電ムラ等による画像乱れな
どを防止している。
すように、転写ドラム5aの外側に分離除電器5hが設
置されている。この分離除電器5hに、転写材Pの分離
動作の間、分離バイアスとしてAC電圧にプラスのDC
電圧を重畳した高圧を印加してコロナ放電を行わせ、転
写シート5fおよび転写材Pを除電して、押し上げコロ
8b等による転写材Pの分離を補助させるとともに、転
写材Pと転写シート5fとの分離にともなう剥離放電で
発生するイオンを中和し、放電ムラ等による画像乱れな
どを防止している。
【0011】転写ドラム5aは、上記の一連の転写、分
離動作が終了すると、図2に示す転写シートクリーナー
16が図示しない駆動モータにより回転され、図示しな
い駆動手段により転写シート5fに当接され、転写シー
ト5fを介してクリーナー16に対向するバックアップ
ブラシ17との作用により、転写シート5f上の転写残
りのトナーを清掃する。内外の除帯電器5d、5eは、
上記の吸着、転写、分離の一連の動作の前後に動作し
て、転写シート5fを電気的に初期化する。
離動作が終了すると、図2に示す転写シートクリーナー
16が図示しない駆動モータにより回転され、図示しな
い駆動手段により転写シート5fに当接され、転写シー
ト5fを介してクリーナー16に対向するバックアップ
ブラシ17との作用により、転写シート5f上の転写残
りのトナーを清掃する。内外の除帯電器5d、5eは、
上記の吸着、転写、分離の一連の動作の前後に動作し
て、転写シート5fを電気的に初期化する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、転写
材Pの転写シート5fからの分離時、分離除電器5h
は、これにAC電圧+DC電圧を印加してコロナ放電を
行わせることにより、転写材の分離を補助するととも
に、剥離放電等による画像乱れを防止するのであるが、
上記従来の画像形成装置では以下のような問題があっ
た。
材Pの転写シート5fからの分離時、分離除電器5h
は、これにAC電圧+DC電圧を印加してコロナ放電を
行わせることにより、転写材の分離を補助するととも
に、剥離放電等による画像乱れを防止するのであるが、
上記従来の画像形成装置では以下のような問題があっ
た。
【0013】転写シート5fおよびその上の転写材は、
フルカラーの画像形成の場合、たとえばマゼンタ、シア
ン、イエロー、ブラックのトナー像の4回の転写帯電を
受け、他方、単色の画像形成の場合には、トナー像の1
回の転写帯電を受ける。したがって、画像形成の種類に
よって、分離の際の転写シート5fおよび転写材の電位
は、その極性および大きさが非常に異なってくる。
フルカラーの画像形成の場合、たとえばマゼンタ、シア
ン、イエロー、ブラックのトナー像の4回の転写帯電を
受け、他方、単色の画像形成の場合には、トナー像の1
回の転写帯電を受ける。したがって、画像形成の種類に
よって、分離の際の転写シート5fおよび転写材の電位
は、その極性および大きさが非常に異なってくる。
【0014】このため分離時、電気的に接地状態にある
分離爪8aと転写材との間の電位差は種々な値を取り得
ることとなり、この電位差が上記の分離帯電器5hによ
る放電で大きくなると、分離爪8aと転写材間で電荷の
移動が生じて、それに対応する部分の画像が飛び散って
しまう爪痕現象が発生することがある。
分離爪8aと転写材との間の電位差は種々な値を取り得
ることとなり、この電位差が上記の分離帯電器5hによ
る放電で大きくなると、分離爪8aと転写材間で電荷の
移動が生じて、それに対応する部分の画像が飛び散って
しまう爪痕現象が発生することがある。
【0015】上記を図10、図11の転写シートの電位
の観点から説明する。転写シート5f上に静電吸着され
た転写材(転写紙)は、転写シート5fと一体に転写帯
電を受けるので、転写が終了した分離前の転写材の電位
は転写シート5fの電位とほぼ同等であり、図10〜1
1において、転写シート電位を転写材電位と読み替える
ことができる。
の観点から説明する。転写シート5f上に静電吸着され
た転写材(転写紙)は、転写シート5fと一体に転写帯
電を受けるので、転写が終了した分離前の転写材の電位
は転写シート5fの電位とほぼ同等であり、図10〜1
1において、転写シート電位を転写材電位と読み替える
ことができる。
【0016】まず、図10のフルカラーの画像形成の場
合であるが、画像画像形成に先立って、外除電帯電器5
eにDC=+6kVが、内除帯電器dにDC=−6kV
が印加されて、転写シート5fの表面電位が+4kVに
初期化される。
合であるが、画像画像形成に先立って、外除電帯電器5
eにDC=+6kVが、内除帯電器dにDC=−6kV
が印加されて、転写シート5fの表面電位が+4kVに
初期化される。
【0017】つぎに、供給された転写材(転写紙)を転
写シート5fに静電吸着するために、転写シート5fの
裏面に吸着帯電ブラシ5cからDC=+15μAの吸着
電流が注入され、その反対側の転写シート5fの表面に
吸着電流に対応したマイナスの電流が誘導されて、紙の
電位が1段階低下したレベルになる。
写シート5fに静電吸着するために、転写シート5fの
裏面に吸着帯電ブラシ5cからDC=+15μAの吸着
電流が注入され、その反対側の転写シート5fの表面に
吸着電流に対応したマイナスの電流が誘導されて、紙の
電位が1段階低下したレベルになる。
【0018】つぎに、静電吸着された転写材に対し、感
光ドラム1上のマイナスに帯電しているマゼンタトナー
像(M)を転写するために、転写シート5fの裏面に対
して転写帯電ブラシ5bからDC=+10μAの転写電
流が供給され、この転写電流の供給によって、転写材の
電位がさらに1段階低下したレベル(図中Mで示す)へ
と変化する。
光ドラム1上のマイナスに帯電しているマゼンタトナー
像(M)を転写するために、転写シート5fの裏面に対
して転写帯電ブラシ5bからDC=+10μAの転写電
流が供給され、この転写電流の供給によって、転写材の
電位がさらに1段階低下したレベル(図中Mで示す)へ
と変化する。
【0019】同様にして、シアントナー像(C)、イエ
ロートナー像(Y)が繰り返し転写されるたびに、供給
される転写電流によって転写材の電位が、図10のよう
に段階的に低下し、最終色のブラックトナー像(K)の
転写が終了した時点では、転写材電位は約−4kVにま
で降下したレベルになる。
ロートナー像(Y)が繰り返し転写されるたびに、供給
される転写電流によって転写材の電位が、図10のよう
に段階的に低下し、最終色のブラックトナー像(K)の
転写が終了した時点では、転写材電位は約−4kVにま
で降下したレベルになる。
【0020】最終色のブラックトナー像の転写が終了す
ると、転写シート5fとこれに静電吸着された転写材
は、転写ドラム5aの回転にしたがって分離部に到達
し、上述したように、転写シート5fのコロ8bによる
押し上げと分離爪8aによる押し下げとで、分離爪8a
の先端が転写シート5fと転写紙との間に挿入されはじ
め、これと同時の分離帯電器5hからAC電圧とプラス
のDC電圧が重畳された分離バイアス(具体的にはAC
10kVpp、50HzとDC+2kV)によるコロナ
放電下に、剥離放電を防止しながら転写シート5fと転
写材が分離される。ついで、内外の除帯電器5d、5e
の作用により、転写シート5fの電位が+4kVに初期
化される。
ると、転写シート5fとこれに静電吸着された転写材
は、転写ドラム5aの回転にしたがって分離部に到達
し、上述したように、転写シート5fのコロ8bによる
押し上げと分離爪8aによる押し下げとで、分離爪8a
の先端が転写シート5fと転写紙との間に挿入されはじ
め、これと同時の分離帯電器5hからAC電圧とプラス
のDC電圧が重畳された分離バイアス(具体的にはAC
10kVpp、50HzとDC+2kV)によるコロナ
放電下に、剥離放電を防止しながら転写シート5fと転
写材が分離される。ついで、内外の除帯電器5d、5e
の作用により、転写シート5fの電位が+4kVに初期
化される。
【0021】上記のように、フルカラーの画像形成で
は、分離前の転写材の電位は約−4kVにまで変化する
が、その後の分離帯電器5hからのプラスDCに偏移し
たACバイアスによって、転写材の電位が0V近傍に収
束させられて分離爪8aとの電位差がなくなるので、分
離された転写材上の画像に爪跡が発生せず、爪跡の出な
い画像が出力される。
は、分離前の転写材の電位は約−4kVにまで変化する
が、その後の分離帯電器5hからのプラスDCに偏移し
たACバイアスによって、転写材の電位が0V近傍に収
束させられて分離爪8aとの電位差がなくなるので、分
離された転写材上の画像に爪跡が発生せず、爪跡の出な
い画像が出力される。
【0022】他方、黒単色の画像形成では、図11に示
すように、ブラックトナー像(K)の転写が終了した転
写材の電位は+1kVであり、その後の分離帯電器5h
からのプラスDCに偏移したACバイアスによって、さ
らにプラス方向に帯電するので、分離爪8aとの電位差
が大きくなり、その結果、分離された転写材上の画像に
分離爪の跡が発生する。
すように、ブラックトナー像(K)の転写が終了した転
写材の電位は+1kVであり、その後の分離帯電器5h
からのプラスDCに偏移したACバイアスによって、さ
らにプラス方向に帯電するので、分離爪8aとの電位差
が大きくなり、その結果、分離された転写材上の画像に
分離爪の跡が発生する。
【0023】本発明の目的は、画像が転写された転写材
と転写材担持体との間に分離爪を挿入し、分離除電手段
にAC電圧とDC電圧を重畳した分離バイアス印加し
て、転写材担持体および転写材の除電下に転写材を分離
するに際し、画像の分離爪跡を防止して転写材を分離
し、爪跡などのない良好な画像を得ることを可能とした
画像形成装置を提供することである。
と転写材担持体との間に分離爪を挿入し、分離除電手段
にAC電圧とDC電圧を重畳した分離バイアス印加し
て、転写材担持体および転写材の除電下に転写材を分離
するに際し、画像の分離爪跡を防止して転写材を分離
し、爪跡などのない良好な画像を得ることを可能とした
画像形成装置を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
転写材担持体上に担持して搬送される転写材に、転写電
界付与手段により転写電界を作用させて、像担持体上に
形成された画像を1回または複数回転写し、その後、転
写材担持体と転写材との間に分離爪を挿入し、前記分離
爪の近くに設置された分離除電手段にAC電圧とDC電
圧とを重畳した分離バイアスを印加して、前記転写材お
よび転写材担持体の除電下に、前記転写材を分離する画
像形成装置において、前記画像の画像形成条件に応じ
て、前記分離除電手段へ印加する分離バイアスのDC電
圧を変更することを特徴とする画像形成装置である。
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
転写材担持体上に担持して搬送される転写材に、転写電
界付与手段により転写電界を作用させて、像担持体上に
形成された画像を1回または複数回転写し、その後、転
写材担持体と転写材との間に分離爪を挿入し、前記分離
爪の近くに設置された分離除電手段にAC電圧とDC電
圧とを重畳した分離バイアスを印加して、前記転写材お
よび転写材担持体の除電下に、前記転写材を分離する画
像形成装置において、前記画像の画像形成条件に応じ
て、前記分離除電手段へ印加する分離バイアスのDC電
圧を変更することを特徴とする画像形成装置である。
【0025】本発明によれば、前記画像形成条件が、前
記転写材への画像の転写回数である。もしくは前記画像
形成条件が、前記転写材への最終画像の転写時の転写電
圧である。好ましくは、前記分離爪の抵抗が1cmあた
り102〜108Ωである。また、前記分離除電手段へ印
加する分離バイアスのDC電圧の変更は、その大きさに
ついてである。もしくは前記分離除電手段へ印加する分
離バイアスのDC電圧の変更は、その極性および大きさ
についてである。
記転写材への画像の転写回数である。もしくは前記画像
形成条件が、前記転写材への最終画像の転写時の転写電
圧である。好ましくは、前記分離爪の抵抗が1cmあた
り102〜108Ωである。また、前記分離除電手段へ印
加する分離バイアスのDC電圧の変更は、その大きさに
ついてである。もしくは前記分離除電手段へ印加する分
離バイアスのDC電圧の変更は、その極性および大きさ
についてである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
に則して更に詳しく説明する。
に則して更に詳しく説明する。
【0027】実施例1 図1は、本発明を具現化するのに好適な画像形成装置を
示す断面図である。本画像形成装置はフルカラー複写機
を示し、上部にデジタルカラー画像リーダ部、下部にデ
ジタルカラープリンタ部を有する。このリーダ部とプリ
ンタ部は分離可能であり、またネットワーク等で接続し
て単体で、あるいは複合して使用することも可能であ
る。
示す断面図である。本画像形成装置はフルカラー複写機
を示し、上部にデジタルカラー画像リーダ部、下部にデ
ジタルカラープリンタ部を有する。このリーダ部とプリ
ンタ部は分離可能であり、またネットワーク等で接続し
て単体で、あるいは複合して使用することも可能であ
る。
【0028】リーダ部において、原稿30を原稿台ガラ
ス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査するこ
とによって得られる原稿30からの反射光を、レンズ3
3によりフルカラーセンサ34に集光し、カラー色分解
画像信号を得る。このカラー色分解画像信号は、図示し
ない増幅回路で増幅された後、図示しないビデオ処理ユ
ニットによって処理を施され、上記のプリンタ部に送出
される。
ス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査するこ
とによって得られる原稿30からの反射光を、レンズ3
3によりフルカラーセンサ34に集光し、カラー色分解
画像信号を得る。このカラー色分解画像信号は、図示し
ない増幅回路で増幅された後、図示しないビデオ処理ユ
ニットによって処理を施され、上記のプリンタ部に送出
される。
【0029】プリンタ部には、像担持体である感光ドラ
ム1が設置されている。この感光ドラム1は、アルミニ
ウムシリンダー等の導電性基体上に有機感光層等の光半
導体層を設けてなっており、外径100mmを有し、図
の矢印方向に150mm/秒の周速度で回転駆動され
る。
ム1が設置されている。この感光ドラム1は、アルミニ
ウムシリンダー等の導電性基体上に有機感光層等の光半
導体層を設けてなっており、外径100mmを有し、図
の矢印方向に150mm/秒の周速度で回転駆動され
る。
【0030】この感光ドラム1の周囲には、感光ドラム
1の表面を電気的に初期化する前露光ランプ11、感光
ドラム1の表面をマイナスに一様帯電する帯電器2(本
例ではコロナ帯電器であるが、帯電ローラや帯電ブラシ
も使用可能である)、感光ドラム1上に静電潜像を形成
するレーザ露光光学系3(LED等も使用可能であ
る)、感光ドラム1の表面電位を検出する電位センサ1
2、感光ドラム1上に形成された静電潜像を現像する色
の異なる現像剤(トナー)を収納した4個の現像器4
Y、4M、4C、4Kを有する現像装置、感光ドラム1
上のトナー量を検知する光量検知手段13、記録材担持
体としての転写ドラム5aを含む転写装置5、感光ドラ
ム1上の残留したトナーを除去するクリーナ6等が、そ
れぞれ配設されている。
1の表面を電気的に初期化する前露光ランプ11、感光
ドラム1の表面をマイナスに一様帯電する帯電器2(本
例ではコロナ帯電器であるが、帯電ローラや帯電ブラシ
も使用可能である)、感光ドラム1上に静電潜像を形成
するレーザ露光光学系3(LED等も使用可能であ
る)、感光ドラム1の表面電位を検出する電位センサ1
2、感光ドラム1上に形成された静電潜像を現像する色
の異なる現像剤(トナー)を収納した4個の現像器4
Y、4M、4C、4Kを有する現像装置、感光ドラム1
上のトナー量を検知する光量検知手段13、記録材担持
体としての転写ドラム5aを含む転写装置5、感光ドラ
ム1上の残留したトナーを除去するクリーナ6等が、そ
れぞれ配設されている。
【0031】レーザ露光光学系3は、本実施例では、ポ
リゴンミラー3a、レンズ3b、ミラー3c等からな
り、上記のリーダ部からの色分解された各色ごとのカラ
ー画像信号によって変調されたレーザ出力部からのレー
ザ光(画像情報に応じた光像)Eを、ポリゴンミラー3
aで反射し、レンズ3bおよびミラー3cを通じて感光
ドラム1の表面に照射し、各色のカラー画像信号に対応
した静電潜像を形成する。
リゴンミラー3a、レンズ3b、ミラー3c等からな
り、上記のリーダ部からの色分解された各色ごとのカラ
ー画像信号によって変調されたレーザ出力部からのレー
ザ光(画像情報に応じた光像)Eを、ポリゴンミラー3
aで反射し、レンズ3bおよびミラー3cを通じて感光
ドラム1の表面に照射し、各色のカラー画像信号に対応
した静電潜像を形成する。
【0032】プリンタ部で画像形成するには、まず、感
光ドラム1を回転し、この感光ドラム1の表面を前露光
ランプ11で除電して初期化し、帯電器2で一様帯電
し、レーザ露光光学系3で光像Eを順次照射して、感光
ドラム1の表面に所定の色順、たとえばマゼンタ
(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック
(K)の順に静電潜像を形成する。
光ドラム1を回転し、この感光ドラム1の表面を前露光
ランプ11で除電して初期化し、帯電器2で一様帯電
し、レーザ露光光学系3で光像Eを順次照射して、感光
ドラム1の表面に所定の色順、たとえばマゼンタ
(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック
(K)の順に静電潜像を形成する。
【0033】つぎに、これに対応して、現像器4M、4
C、4Y、4Kを順に作動させて潜像を現像し、感光ド
ラム1上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック色の
トナー像を順次形成する。現像器4Y、4M、4C、4
Kは、偏心カム24Y、24M、24C、24Kの動作
により、感光ドラム1上に形成された潜像に対応した色
の現像器が択一的に感光ドラム1に近接し、潜像の現像
動作を行うように構成されている。
C、4Y、4Kを順に作動させて潜像を現像し、感光ド
ラム1上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック色の
トナー像を順次形成する。現像器4Y、4M、4C、4
Kは、偏心カム24Y、24M、24C、24Kの動作
により、感光ドラム1上に形成された潜像に対応した色
の現像器が択一的に感光ドラム1に近接し、潜像の現像
動作を行うように構成されている。
【0034】現像器4Y〜4Kで使用する現像剤は、ト
ナーだけの1成分現像剤としてもよいが、トナーの帯電
をより安定させるために、キャリアと混合して2成分現
像剤として使用している。
ナーだけの1成分現像剤としてもよいが、トナーの帯電
をより安定させるために、キャリアと混合して2成分現
像剤として使用している。
【0035】トナーは、ポリエステルやスチレンアクリ
ルなどの樹脂を基体として、これに各々の色を発色する
色素を含有させた粒子からなっており、流動性や帯電性
を補助する外部添加剤としてシリカ、アルミナ、酸化チ
タン等を、トナーの重量に対し0.1%〜数%程度添加
して、製品トナーとされる。トナーの製造法としては粉
砕法や重合法が使用され、トナーの粒子径は、体積平均
粒径で約6〜10μmの大きさに揃えられる。
ルなどの樹脂を基体として、これに各々の色を発色する
色素を含有させた粒子からなっており、流動性や帯電性
を補助する外部添加剤としてシリカ、アルミナ、酸化チ
タン等を、トナーの重量に対し0.1%〜数%程度添加
して、製品トナーとされる。トナーの製造法としては粉
砕法や重合法が使用され、トナーの粒子径は、体積平均
粒径で約6〜10μmの大きさに揃えられる。
【0036】キャリアは、フェライト等の磁性体を基体
として、その表面にトナーの帯電を安定化するコーティ
ングを施してなっており、体積平均粒径が約30〜60
μm程度のものが使用される。2成分現像剤は、キャリ
アとトナーの重量比を97:3〜85:15程度に配合
して形成される。
として、その表面にトナーの帯電を安定化するコーティ
ングを施してなっており、体積平均粒径が約30〜60
μm程度のものが使用される。2成分現像剤は、キャリ
アとトナーの重量比を97:3〜85:15程度に配合
して形成される。
【0037】転写装置5は、誘電体シートからなる転写
シート(転写材担持シート)5fを張設した外径200
mmの転写ドラム5aを備え、図2に示すように、転写
ドラム5aの周囲にはその回転方向に、吸着帯電手段の
吸着帯電ブラシ5c(コロナ帯電器や吸着帯電ブレード
でも可能)および吸着ローラ5g、転写帯電手段の転写
帯電ブラシ5b(コロナ帯電器や転写帯電ブレード等で
も可能)、分離除電器5h、分離爪8a、分離押し上げ
コロ8b、内側除電器5d、外側除電器5e、クリーナ
16およびバックアップブラシ17が設置されている。
シート(転写材担持シート)5fを張設した外径200
mmの転写ドラム5aを備え、図2に示すように、転写
ドラム5aの周囲にはその回転方向に、吸着帯電手段の
吸着帯電ブラシ5c(コロナ帯電器や吸着帯電ブレード
でも可能)および吸着ローラ5g、転写帯電手段の転写
帯電ブラシ5b(コロナ帯電器や転写帯電ブレード等で
も可能)、分離除電器5h、分離爪8a、分離押し上げ
コロ8b、内側除電器5d、外側除電器5e、クリーナ
16およびバックアップブラシ17が設置されている。
【0038】転写帯電ブラシ5bおよび吸着帯電ブラシ
5cは、弾性を有する導電性の細繊維を用いた導電性ブ
ラシからなっている。本実施例では、アクリル細繊維を
硫化銅で染色して、導電化処理した導電性繊維を用い
た。導電性繊維の体積抵抗率は、1010Ωcm以下が使
用可能であるが、好ましくは108Ωcm以下がよい。
5cは、弾性を有する導電性の細繊維を用いた導電性ブ
ラシからなっている。本実施例では、アクリル細繊維を
硫化銅で染色して、導電化処理した導電性繊維を用い
た。導電性繊維の体積抵抗率は、1010Ωcm以下が使
用可能であるが、好ましくは108Ωcm以下がよい。
【0039】導電性繊維としては他に、直径8〜15μ
m程度のステンレススチール繊維、あるいはアクリル、
ナイロン、ポリエステル、レーヨン等の樹脂繊維に金属
めっきを施した繊維、樹脂中にカーボン、金属粉等の導
電性微粒子を混練したり、複合化して繊維にしたもの、
さらには樹脂繊維等を炭化して導電性を付与した炭素繊
維等が使用できる。
m程度のステンレススチール繊維、あるいはアクリル、
ナイロン、ポリエステル、レーヨン等の樹脂繊維に金属
めっきを施した繊維、樹脂中にカーボン、金属粉等の導
電性微粒子を混練したり、複合化して繊維にしたもの、
さらには樹脂繊維等を炭化して導電性を付与した炭素繊
維等が使用できる。
【0040】前記の感光ドラム1へのトナー像の形成と
平行して、図1の転写材カセット7a、7bまたは7c
から(手差しによる場合もある)、ピックアップロー
ラ、給紙ガイド、給紙ローラ等からなる搬送系を経て、
転写材が転写ドラム5aに搬送され、吸着帯電ブラシ5
cおよび吸着ローラ5gにより、転写ドラム5a表面の
転写シート5fに吸着、担持される。転写ドラム5a上
に担持された転写材は、転写ドラム5aの回転にともな
い感光ドラム1と対向した転写部に搬送され、そこで転
写帯電ブラシ5bの作用により、感光ドラム1上のトナ
ー像が転写材の表面に転写される。
平行して、図1の転写材カセット7a、7bまたは7c
から(手差しによる場合もある)、ピックアップロー
ラ、給紙ガイド、給紙ローラ等からなる搬送系を経て、
転写材が転写ドラム5aに搬送され、吸着帯電ブラシ5
cおよび吸着ローラ5gにより、転写ドラム5a表面の
転写シート5fに吸着、担持される。転写ドラム5a上
に担持された転写材は、転写ドラム5aの回転にともな
い感光ドラム1と対向した転写部に搬送され、そこで転
写帯電ブラシ5bの作用により、感光ドラム1上のトナ
ー像が転写材の表面に転写される。
【0041】転写ドラム5aは回転を続けることによっ
て、転写材を転写部に繰り返し搬送し、各色のトナー像
を転写させる。このようにして、転写材の表面にマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの4色分のトナー像を
重ね合わせたカラー画像を得られる。
て、転写材を転写部に繰り返し搬送し、各色のトナー像
を転写させる。このようにして、転写材の表面にマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの4色分のトナー像を
重ね合わせたカラー画像を得られる。
【0042】ついで、4色のトナー像が転写された転写
材は、分離爪8a、分離押し上げコロ8bおよび分離除
電器5hの作用により、転写シート5fから分離された
後、搬送手段により熱定着器9に送られる。そして転写
材は、そこでトナー像の溶融定着を行って、フルカラー
の永久像とされ後、プリンタ外部のトレイ10上に排出
される。他方、トナー像の転写が終了した感光ドラム1
は、表面の残留トナーがクリーニング器6で清掃除去さ
れた後、再度画像形成に供せられる。
材は、分離爪8a、分離押し上げコロ8bおよび分離除
電器5hの作用により、転写シート5fから分離された
後、搬送手段により熱定着器9に送られる。そして転写
材は、そこでトナー像の溶融定着を行って、フルカラー
の永久像とされ後、プリンタ外部のトレイ10上に排出
される。他方、トナー像の転写が終了した感光ドラム1
は、表面の残留トナーがクリーニング器6で清掃除去さ
れた後、再度画像形成に供せられる。
【0043】図2により転写ドラム5aについてさらに
説明すると、転写ドラム5aの外周面には、前記したよ
うに転写シート5fが張設されており、転写シート5f
上に転写材を静電的に吸着して、転写材を図中矢印C方
向に搬送する。この転写シート5fの先後端部は、転写
ドラム5aの2つのリングを連結した連結部材5jに貼
着されている。
説明すると、転写ドラム5aの外周面には、前記したよ
うに転写シート5fが張設されており、転写シート5f
上に転写材を静電的に吸着して、転写材を図中矢印C方
向に搬送する。この転写シート5fの先後端部は、転写
ドラム5aの2つのリングを連結した連結部材5jに貼
着されている。
【0044】本実施例では、転写シート5fは、厚さ1
50μm、体積抵抗率1015Ωcm以上のポリカーボネ
ート(PC)のフィルムを用いた。一般的には、引っ張
り弾性係数(ヤング率)が2MPa以上、より好ましく
は5MPa以上を有し、かつ誘電率が3.0〜13.
0、体積抵抗率1010〜1016Ωcm、厚さ70〜20
0μmの条件を満足する誘電体フィルム、たとえばポリ
フッ化ビニリデン樹脂(PVdF)、ポリエチレンテレ
フタレート樹脂(PET)、ポリエチレンなフタレート
樹脂(PEN)、ポリウレタン樹脂、ポリエーテルサル
フォン樹脂(PES)、ポリイミド樹脂(PI)、ポリ
エーテルイミド樹脂(PEI)、ポリサルフォン樹脂
(PSF)、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEE
K)、ポリフェニルサルファイド樹脂(PPS)等があ
る。
50μm、体積抵抗率1015Ωcm以上のポリカーボネ
ート(PC)のフィルムを用いた。一般的には、引っ張
り弾性係数(ヤング率)が2MPa以上、より好ましく
は5MPa以上を有し、かつ誘電率が3.0〜13.
0、体積抵抗率1010〜1016Ωcm、厚さ70〜20
0μmの条件を満足する誘電体フィルム、たとえばポリ
フッ化ビニリデン樹脂(PVdF)、ポリエチレンテレ
フタレート樹脂(PET)、ポリエチレンなフタレート
樹脂(PEN)、ポリウレタン樹脂、ポリエーテルサル
フォン樹脂(PES)、ポリイミド樹脂(PI)、ポリ
エーテルイミド樹脂(PEI)、ポリサルフォン樹脂
(PSF)、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEE
K)、ポリフェニルサルファイド樹脂(PPS)等があ
る。
【0045】転写シート5fは、画像形成に先立って、
外側除電器5eにDC=+6kV、内側除電器5dにD
C=−6kVを印加することにより、まず、表面電位を
+4kVに初期化する。
外側除電器5eにDC=+6kV、内側除電器5dにD
C=−6kVを印加することにより、まず、表面電位を
+4kVに初期化する。
【0046】搬送系により転写ドラム5aに搬送された
転写材は、転写ドラム5aに矢印B方向に給紙される。
これと同時に、吸着ローラ5gが図示しない駆動源によ
り転写シート5fの表面へ密着し、回転駆動されるとと
もに、吸着帯電ブラシ5cより+15μAの吸着電流が
転写シート5fの裏面から注入される。
転写材は、転写ドラム5aに矢印B方向に給紙される。
これと同時に、吸着ローラ5gが図示しない駆動源によ
り転写シート5fの表面へ密着し、回転駆動されるとと
もに、吸着帯電ブラシ5cより+15μAの吸着電流が
転写シート5fの裏面から注入される。
【0047】吸着ローラ5gは、SUS等の金属などの
導電性材料で、外径12mmに作られており、電気的に
接地されている。このため誘電体である転写シート5f
と転写材を挟んで対向している吸着帯電ブラシ5cから
吸着電流が注入されると、吸着帯電ブラシ5cを流れる
電流とは逆向き(逆極性)の電流が吸着ローラ5gに誘
導され、その結果、転写材が転写シート5f上に静電的
に吸着される。
導電性材料で、外径12mmに作られており、電気的に
接地されている。このため誘電体である転写シート5f
と転写材を挟んで対向している吸着帯電ブラシ5cから
吸着電流が注入されると、吸着帯電ブラシ5cを流れる
電流とは逆向き(逆極性)の電流が吸着ローラ5gに誘
導され、その結果、転写材が転写シート5f上に静電的
に吸着される。
【0048】つぎに、転写シート5f上に吸着、担持さ
れた転写材が転写部に搬送され、感光ドラム1と転写シ
ート5fで挟まれる転写ニップに到達したとき、転写帯
電ブラシ5bに図示しない高圧電源から+15μAの転
写電流が注入され、前述したように、感光ドラム1上に
形成された負帯電のトナー像が転写材に転写される。多
重転写を行う際には、この転写動作を所望回数繰り返
す。
れた転写材が転写部に搬送され、感光ドラム1と転写シ
ート5fで挟まれる転写ニップに到達したとき、転写帯
電ブラシ5bに図示しない高圧電源から+15μAの転
写電流が注入され、前述したように、感光ドラム1上に
形成された負帯電のトナー像が転写材に転写される。多
重転写を行う際には、この転写動作を所望回数繰り返
す。
【0049】所望回数の転写が終了した転写材が、分離
押し上げコロ8bに回動接近してきたとき、図3に示す
ように、分離押し上げコロ8bが図示しない駆動手段に
より駆動され、転写シート5fを剥離部材である分離爪
8a側に押し上げる。このタイミングにほぼ同期して、
分離爪8aが図示しない駆動手段により動作し、転写シ
ート5f方向へ下降する。その際、分離爪8aの先端部
裏面に取り付けられた分離爪コロ8cが転写シート5f
方向に接触することにより、分離爪8aの先端が転写シ
ート5fを損傷するのを防止する。
押し上げコロ8bに回動接近してきたとき、図3に示す
ように、分離押し上げコロ8bが図示しない駆動手段に
より駆動され、転写シート5fを剥離部材である分離爪
8a側に押し上げる。このタイミングにほぼ同期して、
分離爪8aが図示しない駆動手段により動作し、転写シ
ート5f方向へ下降する。その際、分離爪8aの先端部
裏面に取り付けられた分離爪コロ8cが転写シート5f
方向に接触することにより、分離爪8aの先端が転写シ
ート5fを損傷するのを防止する。
【0050】分離押し上げコロ8bは、ポリアセタール
樹脂(POM)やエチレンプロピレンジメチルゴム(E
PDM)などの、樹脂や高硬度のゴム等で形成されてい
る。分離爪8aは、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポ
リブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリアセタ
ール樹脂(POM)、ポリアミドイミド樹脂(PAI)
等の樹脂に、ファイバーやカーボン等を添加して、強度
や抵抗値を調整した樹脂で形成されており、1cmあた
りの抵抗が102〜108Ωに調整されているものが好ま
しい。
樹脂(POM)やエチレンプロピレンジメチルゴム(E
PDM)などの、樹脂や高硬度のゴム等で形成されてい
る。分離爪8aは、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポ
リブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリアセタ
ール樹脂(POM)、ポリアミドイミド樹脂(PAI)
等の樹脂に、ファイバーやカーボン等を添加して、強度
や抵抗値を調整した樹脂で形成されており、1cmあた
りの抵抗が102〜108Ωに調整されているものが好ま
しい。
【0051】転写材の分離動作の間、分離除電器5hは
放電を行って分離動作を補助するとともに、転写シート
5fとの剥離放電により発生するイオンを中和し、放電
ムラ等の発生を阻止する。
放電を行って分離動作を補助するとともに、転写シート
5fとの剥離放電により発生するイオンを中和し、放電
ムラ等の発生を阻止する。
【0052】一連の転写分離動作が終了すると、転写シ
ート5fに対して設置されたクリーナ16を駆動モータ
(図示せず)により回転するとともに、離接手段(図示
せず)によりクリーナ16を転写シート5fの表面に当
接し、クリーナ16およびこれと転写シート5fを介し
て対向したバックアップブラシ17の作用により、転写
シート5上の残留トナーを清掃除去する。
ート5fに対して設置されたクリーナ16を駆動モータ
(図示せず)により回転するとともに、離接手段(図示
せず)によりクリーナ16を転写シート5fの表面に当
接し、クリーナ16およびこれと転写シート5fを介し
て対向したバックアップブラシ17の作用により、転写
シート5上の残留トナーを清掃除去する。
【0053】内外除帯電器5d、5eは、上記した一連
の吸着、転写、分離動作の前後に動作し、転写シート5
fを電気的に初期化する。
の吸着、転写、分離動作の前後に動作し、転写シート5
fを電気的に初期化する。
【0054】本発明の大きな特徴は、分離バイアスの印
加に工夫を加えたことである。図4〜図6を用いて説明
する。
加に工夫を加えたことである。図4〜図6を用いて説明
する。
【0055】前述したように、フルカラー画像形成をす
るには、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4回
のトナー像の転写を、転写シート5f上の転写紙に対し
て行わなければならず、他方、たとえば黒単色では、転
写は1回ですむ。
るには、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4回
のトナー像の転写を、転写シート5f上の転写紙に対し
て行わなければならず、他方、たとえば黒単色では、転
写は1回ですむ。
【0056】図4は、画像形成に要する転写回数と転写
後の転写シート電位との関係を示したものである。前述
したように、転写材の電位は転写シートの電位とほぼ同
じであり、この転写シート電位を転写材電位として扱う
ことができる。図1に示されるように、画像形成に要す
る転写回数によって分離時の転写材電位の極性および帯
電電位が大きく異なることがわかる。
後の転写シート電位との関係を示したものである。前述
したように、転写材の電位は転写シートの電位とほぼ同
じであり、この転写シート電位を転写材電位として扱う
ことができる。図1に示されるように、画像形成に要す
る転写回数によって分離時の転写材電位の極性および帯
電電位が大きく異なることがわかる。
【0057】図5は、分離時の転写材電位と爪跡を発生
しない分離DC出力の関係を調べた結果である。図5に
示されるように、分離バイアスのDC電圧、すなわち分
離DC出力には、分離時の転写材(転写紙)の各電位に
対して最適な値があることがわかる。そこで、本発明で
は、画像形成条件に応じて適切な分離DC出力値を選択
して、分離帯電器5hに供給するようにした。
しない分離DC出力の関係を調べた結果である。図5に
示されるように、分離バイアスのDC電圧、すなわち分
離DC出力には、分離時の転写材(転写紙)の各電位に
対して最適な値があることがわかる。そこで、本発明で
は、画像形成条件に応じて適切な分離DC出力値を選択
して、分離帯電器5hに供給するようにした。
【0058】なお、本実施例で用いられた分離爪8a
は、体積抵抗率(Ωcm)、すなわち1cmあたりの抵
抗を108Ωとしたが、一般に1cmあたり102〜10
8Ω程度の抵抗が好ましい。分離爪の抵抗が102Ωより
低い場合、高湿環境下において放置された転写紙を用い
ると、分離爪を介して転写紙の電荷がリークし、画像抜
けが発生する。逆に108Ωよりも抵抗が高すぎると、
分離コロナで与えられた電荷が分離爪に蓄積し、電荷量
が増加し続けて分離爪跡の発生が促進されるので、本発
明の分離DC出力制御を行っても画像の爪跡発生防止が
困難になる。
は、体積抵抗率(Ωcm)、すなわち1cmあたりの抵
抗を108Ωとしたが、一般に1cmあたり102〜10
8Ω程度の抵抗が好ましい。分離爪の抵抗が102Ωより
低い場合、高湿環境下において放置された転写紙を用い
ると、分離爪を介して転写紙の電荷がリークし、画像抜
けが発生する。逆に108Ωよりも抵抗が高すぎると、
分離コロナで与えられた電荷が分離爪に蓄積し、電荷量
が増加し続けて分離爪跡の発生が促進されるので、本発
明の分離DC出力制御を行っても画像の爪跡発生防止が
困難になる。
【0059】図6は、本実施例における分離DC出力の
変更制御を示すブロック図である。図6のプリンターコ
ントローラPCのメモリM0に、図5の分離時転写材電
位と分離DC出力の対応データをテーブルにして格納し
ておき、画像リーダ部Rによる原稿判別や操作部Sでの
オペレータによる入力切り替え等の画像情報をもとに、
コントローラPCが画像形成に適切な分離DC出力をメ
モリM0を参照して選択、決定する。そして分離高圧電
源SVHを駆動して、選択されたDC電圧を分離帯電器
5hに供給するようにする。
変更制御を示すブロック図である。図6のプリンターコ
ントローラPCのメモリM0に、図5の分離時転写材電
位と分離DC出力の対応データをテーブルにして格納し
ておき、画像リーダ部Rによる原稿判別や操作部Sでの
オペレータによる入力切り替え等の画像情報をもとに、
コントローラPCが画像形成に適切な分離DC出力をメ
モリM0を参照して選択、決定する。そして分離高圧電
源SVHを駆動して、選択されたDC電圧を分離帯電器
5hに供給するようにする。
【0060】本実施例では、分離高圧電源SHVにプラ
スとマイナスの両極性のDC電圧を発生できる高圧電源
を搭載したが、内外除帯電器5d、5eの高圧電源を分
離DC用高圧電源として兼用してもよい。
スとマイナスの両極性のDC電圧を発生できる高圧電源
を搭載したが、内外除帯電器5d、5eの高圧電源を分
離DC用高圧電源として兼用してもよい。
【0061】本実施例において、以上のようにして、4
回の転写を受けるフルカラー画像形成時には、転写材の
分離の際、分離帯電器5hにDCバイアスとして+2k
Vを供給し、1回の転写を受ける単色画像形成時には、
転写材の分離の際、−0.5kVを供給する条件で、フ
ルカラー画像および単色画像を出力したところ、いずれ
の画像にも爪跡が発生するのが防止でき、欠陥のない良
好な画像が得られた。
回の転写を受けるフルカラー画像形成時には、転写材の
分離の際、分離帯電器5hにDCバイアスとして+2k
Vを供給し、1回の転写を受ける単色画像形成時には、
転写材の分離の際、−0.5kVを供給する条件で、フ
ルカラー画像および単色画像を出力したところ、いずれ
の画像にも爪跡が発生するのが防止でき、欠陥のない良
好な画像が得られた。
【0062】実施例2 本実施例では、転写材分離前の最終画像の転写時の転写
電圧をモニターして、その転写電圧値に応じて分離DC
出力を変更するようにしたことが特徴である。これは、
図7に示すように、最終転写電圧と分離時の転写シート
電位との間に非常に強い相関があることを利用したもの
で、この最終転写電圧から分離DC出力を定め、分離D
C出力を変更制御するのである。
電圧をモニターして、その転写電圧値に応じて分離DC
出力を変更するようにしたことが特徴である。これは、
図7に示すように、最終転写電圧と分離時の転写シート
電位との間に非常に強い相関があることを利用したもの
で、この最終転写電圧から分離DC出力を定め、分離D
C出力を変更制御するのである。
【0063】本実施例における分離DC出力の変更制御
を示すブロック図を図8に示す。画像の転写時には、図
8に示す転写高圧電源THVから転写帯電ブラシ5b
に、定電流制御で10μAの転写電流を供給している。
プリンターコントローラPCは、この定電流制御の特性
を利用して転写高圧電源THVの出力を検知する。メモ
リM0には、図7および図5の関係から予め最終転写電
圧と分離DC出力の対応データをテーブルにして格納し
ておく。
を示すブロック図を図8に示す。画像の転写時には、図
8に示す転写高圧電源THVから転写帯電ブラシ5b
に、定電流制御で10μAの転写電流を供給している。
プリンターコントローラPCは、この定電流制御の特性
を利用して転写高圧電源THVの出力を検知する。メモ
リM0には、図7および図5の関係から予め最終転写電
圧と分離DC出力の対応データをテーブルにして格納し
ておく。
【0064】そしてコントローラPCが、画像形成にお
ける最終画像の転写時の電圧を検知すると、画像形成に
適切な分離DC出力をメモリM0を参照して選択、決定
し、分離高圧電源SHVを駆動して、選択されたDC電
圧を分離帯電器5hに供給する。
ける最終画像の転写時の電圧を検知すると、画像形成に
適切な分離DC出力をメモリM0を参照して選択、決定
し、分離高圧電源SHVを駆動して、選択されたDC電
圧を分離帯電器5hに供給する。
【0065】本実施例においても、分離爪8aの抵抗は
一般に1cmあたり102〜108Ω程度が好ましく、実
施例1と同様、1cmあたり108Ωとした。分離高圧
電源SHVは、プラスとマイナスの両極性の電圧を発生
できる高圧電源を搭載している。同様に、内外除帯電器
5d、5eの高圧電源を分離DC用高圧電源として兼用
してもよい。
一般に1cmあたり102〜108Ω程度が好ましく、実
施例1と同様、1cmあたり108Ωとした。分離高圧
電源SHVは、プラスとマイナスの両極性の電圧を発生
できる高圧電源を搭載している。同様に、内外除帯電器
5d、5eの高圧電源を分離DC用高圧電源として兼用
してもよい。
【0066】本実施例において、以上のようにして、4
回の転写を受けるフルカラー画像形成時、たとえば最終
転写電圧が+4.5kVのときに、分離帯電器5hにD
Cバイアスとして+2kVを供給し、1回の転写を受け
る単色画像形成時、転写電圧が+1.0kVのときに、
−0.5kVを供給する条件で、フルカラー画像および
単色画像を出力したところ、いずれの画像にも爪跡が発
生するのが防止でき、欠陥のない良好な画像が得られ
た。
回の転写を受けるフルカラー画像形成時、たとえば最終
転写電圧が+4.5kVのときに、分離帯電器5hにD
Cバイアスとして+2kVを供給し、1回の転写を受け
る単色画像形成時、転写電圧が+1.0kVのときに、
−0.5kVを供給する条件で、フルカラー画像および
単色画像を出力したところ、いずれの画像にも爪跡が発
生するのが防止でき、欠陥のない良好な画像が得られ
た。
【0067】実施例3 本実施例が実施例1、2と異なるところは、画像形成に
先立って、内外除帯電器5d、5eに共にACバイアス
を印加して、転写シート5fの電位を略0Vにして出発
することである。本実施例においても、分離爪8aの抵
抗は1cmあたり108Ωとした。
先立って、内外除帯電器5d、5eに共にACバイアス
を印加して、転写シート5fの電位を略0Vにして出発
することである。本実施例においても、分離爪8aの抵
抗は1cmあたり108Ωとした。
【0068】この場合、転写シート5f上の転写材の電
位はマイナス極性のみとなり、分離時における転写電位
は極性が反転することなく、ただその電位の大きさが異
なることである。
位はマイナス極性のみとなり、分離時における転写電位
は極性が反転することなく、ただその電位の大きさが異
なることである。
【0069】すなわち、図9に示すように、内外除帯電
器5d、5eへの画像形成に先立つACバイアスの印加
により、転写シート5fの電位が略0Vに除電された
後、転写シート5fには裏面から吸着、転写によりプラ
ス電流が付与され、転写シート5fの表面側の電位、し
たがって転写材の電位がマイナス側に大きくなってい
く。
器5d、5eへの画像形成に先立つACバイアスの印加
により、転写シート5fの電位が略0Vに除電された
後、転写シート5fには裏面から吸着、転写によりプラ
ス電流が付与され、転写シート5fの表面側の電位、し
たがって転写材の電位がマイナス側に大きくなってい
く。
【0070】図9からわかるように、最終画像転写後の
転写材電位は、フルカラーの画像形成のときと単色の画
像形成のときで異なり、それぞれ−4kV、−1.5k
Vとなっている。フルカラー画像の場合は、前述の図5
から、爪跡の発生しない分離DC電圧は+2.0kVで
よいことがわかり、他方、単色の場合は+1.0kVの
DCが最適である。
転写材電位は、フルカラーの画像形成のときと単色の画
像形成のときで異なり、それぞれ−4kV、−1.5k
Vとなっている。フルカラー画像の場合は、前述の図5
から、爪跡の発生しない分離DC電圧は+2.0kVで
よいことがわかり、他方、単色の場合は+1.0kVの
DCが最適である。
【0071】これらの分離DC電圧は、実施例1と同
様、図5と同じようなデータテーブルにして、プリンタ
ーコントローラPCのメモリM0へ格納しておき、画像
リーダ部Rによる原稿判別や操作部Sでのオペレータに
よる入力切り替え等の画像情報をもとに、コントローラ
PCが画像形成に適切な分離DC出力をメモリM0から
選択し、分離高圧電源SVHを駆動して、分離DC電圧
を分離帯電器5hに供給するように動作させればよい。
本実施例によっても、爪跡の出現のない画像を得ること
ができた。
様、図5と同じようなデータテーブルにして、プリンタ
ーコントローラPCのメモリM0へ格納しておき、画像
リーダ部Rによる原稿判別や操作部Sでのオペレータに
よる入力切り替え等の画像情報をもとに、コントローラ
PCが画像形成に適切な分離DC出力をメモリM0から
選択し、分離高圧電源SVHを駆動して、分離DC電圧
を分離帯電器5hに供給するように動作させればよい。
本実施例によっても、爪跡の出現のない画像を得ること
ができた。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像を転写した転写材とこれを担持した転写材担持体と
の間に分離爪を挿入し、分離除電手段にACとDCを重
畳した分離バイアスを印加して、転写材および転写材担
持体の除電下に転写材を分離するに際し、転写材への画
像の転写回数などの画像形成条件に応じて、分離バイア
スのDC電圧を選択することにより最適化するようにし
たので、画像の分離爪跡を防止して転写材を分離でき、
欠陥のない良好な画像を得ることが可能となった。
画像を転写した転写材とこれを担持した転写材担持体と
の間に分離爪を挿入し、分離除電手段にACとDCを重
畳した分離バイアスを印加して、転写材および転写材担
持体の除電下に転写材を分離するに際し、転写材への画
像の転写回数などの画像形成条件に応じて、分離バイア
スのDC電圧を選択することにより最適化するようにし
たので、画像の分離爪跡を防止して転写材を分離でき、
欠陥のない良好な画像を得ることが可能となった。
【図1】本発明が具現化されるのに好適な画像形成装置
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に設置された転写ドラムお
よびその周りの機器配列を示す断面図である。
よびその周りの機器配列を示す断面図である。
【図3】図2の転写ドラムからの転写材の分離爪等によ
る分離動作を示す説明図である。
る分離動作を示す説明図である。
【図4】画像形成に要する画像の転写回数と転写ドラム
の転写シートの電位の関係を示すグラフである。
の転写シートの電位の関係を示すグラフである。
【図5】転写シート電位と画像に分離爪跡が発生しない
分離DC出力との関係を示すグラフである。
分離DC出力との関係を示すグラフである。
【図6】本発明の一実施例における分離DC出力の変更
制御を示すブロック図である。
制御を示すブロック図である。
【図7】最終画像の転写電圧と転写シート電位との関係
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図8】本発明の他の実施例における分離DC出力の変
更制御を示すブロック図である。
更制御を示すブロック図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例における画像形成時
の除電から最終画像の転写までの各段階における転写シ
ートの電位を示す説明図である。
の除電から最終画像の転写までの各段階における転写シ
ートの電位を示す説明図である。
【図10】従来のフルカラー画像形成時の除電から最終
画像の転写までの各段階における転写シートの電位を示
す説明図である。
画像の転写までの各段階における転写シートの電位を示
す説明図である。
【図11】従来の単色画像形成時の除電から画像の転写
までの各段階における転写シートの電位を示す説明図で
ある。
までの各段階における転写シートの電位を示す説明図で
ある。
5a 転写ドラム 5b 転写帯電ブラシ 5f 転写シート 5h 分離除電器 8a 分離爪 M0 メモリ PC プリンターコントローラ R 画像リーダ部 SHV 分離高圧電源 THV 転写高圧電源
Claims (6)
- 【請求項1】 転写材担持体上に担持して搬送される転
写材に、転写電界付与手段により転写電界を作用させ
て、像担持体上に形成された画像を1回または複数回転
写し、その後、転写材担持体と転写材との間に分離爪を
挿入し、前記分離爪の近くに設置された分離除電手段に
AC電圧とDC電圧とを重畳した分離バイアスを印加し
て、前記転写材および転写材担持体の除電下に、前記転
写材を分離する画像形成装置において、 前記画像の画像形成条件に応じて、前記分離除電手段へ
印加する分離バイアスのDC電圧を変更することを特徴
とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記画像形成条件が、前記転写材への画
像の転写回数である請求項1の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記画像形成条件が、前記転写材への最
終画像の転写時の転写電圧である請求項1の画像形成装
置。 - 【請求項4】 前記分離爪の抵抗が1cmあたり102
〜108Ωである請求項1〜3のいずれかの項に記載の
画像形成装置。 - 【請求項5】 前記分離除電手段へ印加する分離バイア
スのDC電圧の変更は、その大きさについてである請求
項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記分離除電手段へ印加する分離バイア
スのDC電圧の変更は、その極性および大きさについて
である請求項項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11105746A JP2000298404A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11105746A JP2000298404A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000298404A true JP2000298404A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14415831
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11105746A Pending JP2000298404A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000298404A (ja) |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP11105746A patent/JP2000298404A/ja active Pending
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